JP2000257908A - 病室用空調システムおよびその方法、病室用間仕切り、ならびに空調システム用温度調節装置およびその方法 - Google Patents
病室用空調システムおよびその方法、病室用間仕切り、ならびに空調システム用温度調節装置およびその方法Info
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- JP2000257908A JP2000257908A JP11054559A JP5455999A JP2000257908A JP 2000257908 A JP2000257908 A JP 2000257908A JP 11054559 A JP11054559 A JP 11054559A JP 5455999 A JP5455999 A JP 5455999A JP 2000257908 A JP2000257908 A JP 2000257908A
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Abstract
ースが形成されている病室における空気感染の可能性を
低減する。 【解決手段】共用通路スペース1A内にのみクリーンエ
アを供給する供給口を設けるとともに、各居住スペース
内1B,…にそこのエアを個別に取出し排気する排気口
3a,…をそれぞれ設け、供給口3a,…から共用通路
スペース1Aおよび各居住スペース1B,…をこの順に
それぞれ介して排気口4a,…に至るエア流れを形成す
るように構成する。
Description
スペースおよび共用通路スペースが形成されている病室
(いわゆる大部屋または多床病室)の空調システムおよ
びその方法、それらの空調に用いる間仕切り、および病
室用空調システムに好適に用いることができる温度調節
装置およびその方法に関する。
従来、図10および図11に示すようないわゆるファン
コイルユニット方式のシステム100が採用されてい
た。
調機101により冷却・減湿あるいは加熱・加湿した外
気を、図示しないフィルターを通してクリーンエアとし
た後に、病室100Rの天井裏スペース110を通る給
気ダクト102および天井部分の給気口103を介して
病室100R内へ送風する一方、熱源装置104で作ら
れた冷水、温水又は蒸気を、病室100Rの天井に設け
られたファンコイルユニット105(以下、FCUとい
う)ユニットに送り、これにより病室100R内の空気
を適宜冷やし又は暖め、他方で、病室100Rの出入り
口のドア100Dに設けられたドアグリル100Gを介
して廊下109に室内空気を流出させ、廊下109の天
井に形成した排気口106および天井裏スペース110
を通る排気ダクト107を介して排気ファン108によ
り排気していた。
空気はFCU105を循環器として図10中に矢印で示
すように循環しており、その流れ外から流れ内に対して
給気口103からクリーンエアが送り込まれ、このクリ
ーンエアがFCU105によって循環エア流れに乗りつ
つ室内空気と混合されるとともに、循環エアの一部がド
アグリル100Gおよび廊下108を介して排気される
ようになっていた。なお、図10中100RAは共用通
路スペースを示し、100RBは居住スペースを示して
いる。
従来の空調システムは、次に列挙する(イ)〜(ハ)の
欠点を有していた。 (イ)近時、隔離病棟を除く一般病棟でも、入院患者が
インフルエンザ等の空気感染タイプの感染症に集団で罹
患することがあり、問題視されている。他方、従来は、
設備コストが低い等の理由に、一般病棟ではFCU方式
の空調システムが採用されてきた。
処理空調機によりクリーンなエアを病室内に供給したと
しても、そのクリーンエアを室内の汚れた空気と混合し
てしまい、しかもこの混合空気が病室内を循環させてし
まうものであるため、例えば病室内にインフルエンザ患
者がいると、その感染源患者から放出されたウィルスを
室内全体に広げ、病室内感染ひいては集団感染を助長す
る可能性があることが想定された。
器として室内全体の空気が循環するので、複数ある居住
スペース毎に異なる空調を提供できない欠点を有してい
た。
他、熱媒体の循環用配管やダクト等は各室の天井裏スペ
ースに設けられるものの、これらのメンテナンスを行い
にくいという欠点を有していた。すなわち、通常の場
合、室内から天井裏スペースに作業員が入る等して配管
等のメンテナンスを行ったり、室内からFCUのフィル
タ交換等を行うが、その際、天井裏スペースに堆積する
もしくはフィルタ等に付着する塵埃が室内に落下する。
他の建物ならば多少塵埃が舞っても良いかもしれない
が、病院では、天井裏スペース等の塵埃が病室内に舞い
込むのは、院内感染対策上好ましくない。またメンテナ
ンスのために病室内の病人を移動できれば良いが、不可
能な場合が多い。しかしメンテナンスを行わないと、天
井裏スペースやFCU内に塵埃が溜まり、これも院内感
染対策上好ましくない。
の他、ホテルの客室や大型ビル等の多数室タイプの建物
に好適な空調設備として知られている。すなわち、これ
らの多数部屋タイプの建物では、室内の熱負荷が部屋毎
に異なりそれも経時的に変動する。よって、必要最小限
の熱負荷に対応する温度調節を、室外に設置された外気
処理空調機に負担させるとともに、部屋毎に異なる室内
発生負荷を、各部屋に設けたFCUに負担させていた。
け、また各FCUに対する熱媒体の循環管路を配管する
必要があり、設備コストおよび設備のランニングコスト
が高くなるという欠点があった。
おける空気感染の可能性を低減する病室用空調システム
および空調方法、それらの空調に用いる間仕切り、およ
び病院を含む多室構造建物の空調システムに好適に用い
ることができる温度調節装置およびその方法を提供する
ことにある。
明のうち、請求項1記載の発明は、室内に複数の居住ス
ペースおよび共用通路スペースが形成されている病室の
ための空調システムであって、前記共用通路スペース内
にクリーンエアを供給する給気手段と、前記居住スペー
ス内のエアを室外へ排気する排気手段とを備え、前記供
給手段から前記共用通路スペースおよび前記居住スペー
スをこの順に介して前記排気手段に至るエア流れを形成
するように構成したことを特徴とする病室用空調システ
ムである。
ペースの間および各前記居住スペースと前記共用通路ス
ペースとの間に配され、前記共用通路スペースに臨む部
分に通風孔が形成され、この通風孔以外の部位における
空気流通を実質的に遮る間仕切りを含むことを特徴とす
る請求項1記載の病室用空調システムである。
って病室内から取り出された排出エアと前記給気手段に
よって室内へ送出される前の未送出供給エアとの熱交換
を行う熱交換器と、この熱交換器にて熱交換を行う、前
記未送出供給エアおよび前記排出エアの少なくとも一方
の量を調節する風量調節手段とを備え、この風量調節手
段によって、熱交換を行う前記未送出供給エアおよび前
記排出エアの少なくとも一方の量を調節することで、前
記病室内へ送出されるエアの温度を調節するように構成
した請求項1または2記載の病室用空調システムであ
る。
って病室内から取り出された排出エアと前記給気手段に
よって室内へ送出される前の未送出供給エアとの熱交換
を行う熱交換器を備え、前記排気手段は、熱交換器の一
方の流路を介して前記居住スペース内に対して連通する
排気路を含み、前記給気手段は、前記熱交換器の他方の
流路を介して前記共用通路スペース内に対して連通する
給気路を含み、前記排気路における前記熱交換器への入
側部分から分岐し、前記熱交換器を避けて、前記排気路
における前記熱交換器からの出側部分へ通じるバイパス
路を設けるとともに、前記バイパス路および前記入側部
分における前記分岐部から前記熱交換器までの部分の両
方に、風量調節ダンパをそれぞれ介在させ、これら風量
調節ダンパの開度調節により、熱交換を行う前記排出エ
アの風量調節を行うことによって、前記病室内に供給す
る供給エアの温度調節を行うように構成した請求項1ま
たは2記載の病室用空調システムである。
って病室内から取り出された排出エアと前記給気手段に
よって室内へ送出される前の未送出供給エアとの熱交換
を行う熱交換器を備え、前記排気手段は、熱交換器の一
方の流路を介して前記居住スペース内に対して連通する
排気路を含み、かつ一定風量の排気を行うものであり、
一方前記給気手段は、前記熱交換器の他方の流路を介し
て前記共用通路スペース内に対して連通する給気路を含
み、かつ一定風量の給気を行うものであり、前記排気路
における前記熱交換器への入側部分から分岐し、前記熱
交換器を避けて、前記排気路における前記熱交換器から
の出側部分へ通じるバイパス路を設けるとともに、前記
バイパス路および前記入側部分における前記分岐部から
前記熱交換器までの部分の両方に、風量調節ダンパをそ
れぞれ介在させ、これらのうち一方のダンパの通過風量
が他方のダンパの通過風量に対して反比例するように、
両ダンパが連動して開度調節動作を行うように構成し、
これら風量調節ダンパの連動開度調節により、熱交換を
行う前記排出エアの風量調節を行うことによって、前記
病室内に供給する供給エアの温度調節を行うように構成
した請求項1または2記載の病室用空調システムであ
る。
スペースおよび共用通路スペースが形成されている病室
のための空調方法であって、前記共用通路スペース内に
クリーンエアを供給するとともに、前記居住スペース内
のエアを室外へ排気し、前記供給手段から前記共用通路
スペースおよび前記居住スペースをこの順に介して前記
排気手段に至るエア流れを形成させることを特徴とする
病室の空調方法である。
スペースおよび共用通路スペースが形成されている病室
に使用され、前記複数の居住スペースの間および各前記
居住スペースと共用通路スペースとの間をそれぞれ仕切
る間仕切りであって、前記共用通路スペースに臨む部分
に通風孔が形成されていることを特徴とする病室用間仕
切りである。
に調節された供給エアを、経時的に一定の給気量でもっ
て室内に供給するとともに、室内エアを経時的に一定の
排気量でもって排気路を介して排気する、空調システム
に用いる温度調節装置であって、熱交換器と、この熱交
換器の一方の流路の入側および出側にそれぞれ連通す
る、排出エア流入路および排出エア流出路と、熱交換器
の他方の流路の入側および出側にそれぞれ連通する、給
気エア流入路および給気エア流出路とを備え、前記排出
エア流入路および給気エア流出路は前記室内に対して連
通させるものであり、前記熱交換器への排出エア流入路
から分岐し、前記熱交換器を避けて、前記熱交換器から
の排出エア流出路へ通じるバイパス路を設けるととも
に、前記バイパス路および前記排出エア流入路における
前記分岐部から前記熱交換器までの部分の両方に、風量
調節ダンパをそれぞれ介在させ、これらのうち一方のダ
ンパの通過風量が他方のダンパの通過風量に対して反比
例するように、両ダンパが連動して開度調節動作を行う
ように構成し、これら風量調節ダンパの連動開度調節に
より、熱交換を行う前記排出エアの風量調節を行うこと
によって、前記室内に供給する供給エアの温度調節を行
うように構成したことを特徴とする空調システム用温度
調節装置である。
て添付図面を参照しつつ詳述する。前述のとおり、本発
明の病室用空調システムは、室内に患者が居住する複数
の居住スペースと共用通路スペースとが形成されてい
る、いわゆる大部屋タイプのしかも隔離病棟を除く一般
病棟の病室に好適な空調システムである。その代表的な
病室の概略縦断面を図1に示し、横断面を図2に示し
た。図2からも判るように、本例の病室1では、入出口
を介し廊下2に通じる共用通路スペース1Aが中央を横
切って設けられ、共用通路スペース1Aを挟んで両側に
それぞれ3つの居住スペース1B,…が並設されてい
る。また、図示の病室1はいわゆる天井裏スペース3を
有するものである。
く、天井裏スペース3をクリーンエアの流通路となし、
且つ天井面における共用通路スペース1A上側の面材の
一部(または全部でも良い)としてパンチングメタル等
の多孔板3A,…を配し、室内1への吹出し口3a,…
を形成している。また、天井裏スペース3はクリーンエ
アの流通路となるからメンテナンスが必要な空調機器は
据え付けていない。天井裏スペース3には後述する室外
空調機7(これも給気手段を構成する)からの給気管路
5を連通させている。
のエアを個別に取出し排気する排気手段を設けるべく、
各居住スペース1B,…内に排気口ユニット4,…をそ
れぞれ配している。図示例の排気口ユニット4,…は、
各居住スペース1B,…がわから開閉自在若しくは開度
調節自在なようにするべく、排気口4a,…の開口サイ
ズを調節するスライド式の開閉蓋4b,…を備えてい
る。排気口ユニット4,…の排気口には室外への排気管
路6を連通させており、この排気管路6,…には後述す
る排気ファン6F(これも排出手段を構成する)が介在
している。
らのクリーンエアを吹出し口3a,…から共用通路スペ
ース1A内にのみクリーンエアが供給され、また排気フ
ァン6Fにより各居住スペース1B,…にそれぞれ設け
た排気口ユニット4,…および排気管路6,…を介して
各居住スペース1B,…内のエアが病室1外へそれぞれ
排出されることになる。また、FCU等の室内機による
室内二次処理は行われない。
吹出し口3a,…から共用通路スペース1Aおよび各居
住スペース1B,…をこの順にそれぞれ介してそれぞれ
の排気口4a,…に至る流れとなり、各エア流れは実質
的に一方向となる。特に各居住スペース1B,…内に排
気口ユニット4,…を設け、そこから個別的に積極的な
排気を行うので、各居住スペース1Bからこれに隣接す
る他の居住スペース1Bへの空気流や、居住スペース1
B,…から共用通路スペース1Aへの逆流は殆どない。
一方、病室1内の塵埃やウィルス等はこの空気流に乗っ
て排気されることになるから、病室1内の空気のクリー
ン度は、空気流とは逆方向に吹出し口3a,…に近くな
るほど高くなる傾向を示す。すなわち、各居住スペース
1B,…よりも共用通路スペース1Aの空気のほうがク
リーンとなり、また、居住スペース1B,…間では空気
汚染源がない居住スペース1Bほどクリーンとなる。換
言すれば、公的なスペースほどクリーンな状態となるの
である。空調中は、病室1内を看護婦や患者が移動する
ことにより多少の変動はあるもの、基本的にかかる状態
が維持されるようになる。
者がいたとしても、そこから放出されるウィルス等は、
前述の整流効果によって共用通路スペース1Aや他の居
住スペース1B,…には移動しにくく、共用通路スペー
ス1Aからその感染源患者の居住スペース1Bを通って
そこの排気口4aに向かう空気流に乗って、排気口4a
に吸い込まれ病室1外へ排出されるようになる。
舞い客等の健常者は、いずれかの居住スペース1Bに入
ることはあっても、そこに至る共用通路スペース1Aで
はよりクリーンな空気を吸っていられるので、従来のF
CU方式のように病室1内全体に汚染空気が広がり易い
場合と比べれば感染の可能性を低減できる。また、前述
したように居住スペース1B,…間における汚染空気の
移動も少ないので、患者から患者への感染の可能性も低
減できる。少なくとも、かかる感染等に対する患者の不
安を少なくすることはできる。
ーンエアが流通するため、病室1内よりもクリーンなス
ペースとなる。よって、天井裏スペース3の衛生管理が
実質的に不要となる利点を有する。特に天井裏には空調
機器が全くないので病室1側からの天井裏スペース3に
おける機器メンテナンスも実質的に必要ない。
a,…と排気口4a,…との位置関係のみにより特殊な
室内整流を行うものであるが、次のようにすることで、
その室内整流効果を高めることができる。
間および各居住スペース,…と共用通路スペース1Aと
の間に、空調システムの一構成として、共用通路スペー
ス1Aに臨む部分に通風孔30H,…が形成され、この
通風孔30H,…以外の部位における空気流通を実質的
に遮る間仕切り30,…を配するのが好ましい。これら
間仕切り30,…は、居住スペースの共用通路スペース
との境界、および横に隣接する他の居住スペース(他の
居住スペースに挟まれている場合にはそのうち一方側に
隣接する他の居住スペース)との境界を遮る引き伸ばし
幅を有するようにする。また高さは、天井に取付けたカ
ーテンレールから床面までとする。
2に基づいて説明すると、この間仕切り30,…に類似
するものとして、居住スペース1B,…間および各居住
スペース1B,…と共用通路スペース1Aとの間にカー
テン(図示せず)を吊るしていることが多い。しかし、
かかる従来のカーテンはベッドB,…が隠れる程度まで
しか下方に延在しておらず、カーテン下側に大きな隙間
があるとともに、カーテンレールが天井吊下げタイプと
され、カーテン上側にも大きな隙間があることが多く、
複数の居住スペース1B,…の間および各居住スペース
1B,…と共用通路スペース1Aとの間の空気流通を遮
るものではない。また、これらの隙間により通風がなさ
れるため、従来のものには本発明の間仕切りの特徴たる
通風孔30H,…が形成されていない。
および図4に示した。図示例の間仕切りは、いわゆるア
コーディオンカーテンタイプのものであり(もちろん、
他のタイプ、例えば布等の可撓性材料で形成されたスク
リーンタイプのもでも良い)、特徴的には、図4にも示
すように、共用通路スペース1Aに臨む面に通風孔(透
孔)30H,…が行列状に多数形成されている。また請
求項4記載の発明に従ってこの通風孔30H,…を開閉
自在とするべく、図3に示すように、通風口30Hの開
閉を行う開閉シート31を取り付けている。開閉シート
31は、その一端縁が通風孔30Hの周縁部に固定され
ており、その自由端部がこれに対応する通風孔30Hの
周縁部に対してファスニングテープ32(開閉シート3
1の裏面にも張付けるが図示していない)を用いて着脱
自在とされている。したがって、開閉シート31により
塞ぐ通風孔30H,…の数やその位置を適宜設定するこ
とによって、当該居住スペース1Bに対する空調の効き
加減を調節することができる。例えば空調が効き過ぎる
と感じた患者は自分のスペース1Bの間仕切り30に取
付ける開閉シート31数を増加させたり、通風孔30
H,…からの風が直接当たらないように、上下端部の通
風孔30H,…には開閉シート31を取り付けず、中央
部分の通風孔30H,…のみ開閉シート31を取り付け
たりすることができる。なお、通風孔全体を塞がないよ
うに開閉シート31をずらして取付ければ、通風孔30
H,…の開度を調節できる。なお、図4は開閉シートを
取付けていない状態を示している。
のように室内における空調処理を行わないものであり、
そのため、室内への熱供給媒体として空気のみを用いる
いわゆる全空気方式に分類される。したがって、本発明
の範囲において、例えば全空気方式として知られている
公知の給気排気形態、例えばいわゆる単一ダクト・一定
風量方式や、単一ダクト・レヒート方式、単一ダクト・
可変風量方式、マルチゾーンユニット方式、二重ダクト
方式、各階ユニット方式を採用することができる。
次に示す利点があることで知られている。 単熱源であり、中央機械室に機器類がまとまっている
ので、運転管理・メンテナンスが容易である。 空調機器類が空調対象の室外にあるので、消音対策を
し易い。 高度な空気処理機能を備えることができる。 これらの利点は同方式が病院への適用に向いていること
を示している。
熱源であるため基本的には各室の個別温度調節を行えな
い。個別温度制御を行う場合には、周知のようにゾーニ
ングを行うほかないが、空調機数を増やすのは前述お
よびの利点を有しないことになるので好ましくない。
また、一般病棟への適用を考慮すると、全空気方式は基
本的に設備コストおよび運転コストが高いという欠点が
ある。
・一定風量方式を踏襲するものの、請求項3〜5記載の
発明に従う温度調節形態を採用するのが好ましい。図5
には、請求項5記載の発明に従った場合の温度調節装置
10を含む病室用空調システム例のフローを示した。病
室1部分の詳細については前述の通りであるので説明は
略す。
に対して連通する排気管路6に、熱交換器11の一方の
流路を介在させ、共用通路スペース1A内に対して連通
する給気管路5に、熱交換器11の他方の流路を介在さ
せており、病室1内から取り出された排出エアと、空調
機7において温度調節等された後の、室内へ送出される
前の未送出供給エアとの熱交換を行うように構成してい
る。
未送出供給エアの量を調節する風量調節手段を設けるべ
く、排気路6における熱交換器11への入側部分6IN
から分岐し、熱交換器11を避けて、熱交換器11の出
側部分6OUTへ通じるバイパス路12を設けるととも
に、分岐部から熱交換器11までの排気路部分6Xおよ
びバイパス路12の両方に、熱交換風量調節ダンパ13
Aおよびバイパス風量調節ダンパ13Bをそれぞれ介在
させている。また、熱交換器11における熱交換前の排
出エアの温度を検出する温度センサ14を設け、この温
度センサ14による検出温度に応じて、両ダンパ13
A,13Bの開度調節を行うように構成している。これ
ら風量調節ダンパ13A,13Bに関し、好適には、一
方のダンパ13A(13B)の通過風量が他方のダンパ
13B(13A)の通過風量に対して反比例するよう
に、両ダンパ13A,13Bが連動して開度調節動作を
行うように構成する。
示した。本例10では、仕切板SWにより上層部20U
および下層部20Lの二層に分けられるとともに、上層
部内に一方の流路が連通し且つ下層部内に他方流路が連
通する熱交換器11がほぼ水平方向中央部に配されたボ
ックス型ケーシング20が用いられる。熱交換器11と
しては、熱交換率上は全熱交換器が好ましいことはいう
までもない。上層部20Uに関し、一方側面には排出エ
ア入口24が設けられ、反対側面には排出エア出口22
が設けられている。また遮断壁W,…を縦横に配するこ
とによって、排出エア入口24に連通する排出エア入口
室24Rが設けられるとともに、この排出エア入口室2
4Rと排出エア出口22とが熱交換器11の一方の流路
を介して連通され、排出エア入口室24Rと排出エア出
口22とがバイパス路12Rによって熱交換器11の一
方の流路を介さず連通されている。また、排出エア入口
室24Rには温度センサ14が配されている。
に未送出供給エア出口23が設けられ、反対側面に未送
出供給エア入口21が設けられるとともに、遮断壁W,
…によってそれら未送出供給エア入口21と未送出供給
エア出口23とが熱交換器11の他方の流路を介して連
通されている。
路12Rとの連通部および排出エア入口室24Rと熱交
換器11の排出エア入側室11Rとの連通部に、回動開
閉動作を行う、バイパス風量調節ダンパ13Bおよび熱
交換風量調節ダンパ13Aをそれぞれ設け、これら一対
の回動ダンパ13A,13Bは、一方のダンパ面と他方
のそれとが直交するように同一回動軸13Sに取付けら
れ、この回動軸13Sはケーシング20外部に取付けら
れた回転駆動源Mによって回動するように構成してあ
る。したがって、1個の駆動源Mにより、一方のダンパ
13A(13B)の通過風量が他方のダンパ13B(1
3A)の通過風量に対して反比例するように、両ダンパ
13A,13Bが連動して開度調節動作を行う。なお、
かかる反比例調節は、給気量および排気量をともに一定
とするとの前提を必要とする。
ット型の温度調節装置10とすることができる。このユ
ニット型温度調節装置10は、病室1に隣接する廊下2
の天井裏スペース3に設置するとメンテナンス上好まし
い。
ば中央機器室に外気処理空調機7が設置されており、フ
ァン7Aによって、取り入れた外気をフィルタ7Bで清
浄化し、冷凍機8またはボイラ9で作られ送られてくる
冷水又は温水を利用して熱交換器7Cで冷やしまたは暖
めた後、この処理空気を前述の温度調節装置10に送給
するようになっている。
エアは、一定温度・一定風量で温度調節装置10に至
り、当該温度調節装置10においてバイパス風量調節ダ
ンパ13Bおよび熱交換風量調節ダンパ13Aの各開度
に応じて調節された量の、熱交換器11を通る排出エア
との間で熱交換がなされ、所定の温度となり、病室1内
に供給される。排出エアも一定風量とされる。排出エア
は、バイパス風量調節ダンパ13Bおよび熱交換風量調
節ダンパ13Aの各開度に応じて、熱交換器11を通り
未送出供給エアとの間で熱交換を行うものと、バイパス
路12を通り熱交換を行わないものとに分けられ、これ
らが再び集合し混合され、排気される。そのため、熱交
換器11において熱交換を行った排出エアと、バイパス
路12を迂回した排出エアとの温度差および量の差に応
じて、室内供給エアの温度が定まる。したがって、バイ
パス風量調節ダンパ13Bおよび熱交換風量調節ダンパ
13Aの各開度を調節することで、熱交換を行う供給エ
アの量を調節すれば、室内に送出されるエアの温度を調
節することができる。
ためには、FCU方式と異なり、外気処理空調機7は常
に略最大限の熱負荷量を負担する動作を行う必要があ
り、設備コストは高くなる。しかし、上述のように空調
機から送出される温度調節済みエアを、室内からの排出
エアが蓄えている排熱を利用して温度調節すれば、温度
調節用のランニングコストを低くすることができ、一般
病棟へ適用しやすくなる。
は、病室1内の熱負荷や排出エアの熱交換前の温度、外
気処理空調装置7の送出エア温度(一定)に応じて、バ
イパス風量調節ダンパ13Bおよび熱交換風量調節ダン
パ13Aの各開度を調節し、室内温度調節を行う。な
お、室内の熱負荷と熱交換風量との関係は下記(1)式
のようになる。この関係を図示すると図9のようにな
る。 熱負荷=(吹出風量−熱交換風量×η)×吹出温度差×0.29 η:熱交換器の熱交換効率 ・・・(1) 吹出温度差=室内設定温度−吹出温度
風量調節ダンパ13Bは開方向に回動する一方、これに
連動して熱交換風量調節ダンパ13Aが閉方向に回動す
る。よって、バイパス路を11介してバイパスされる排
出エア量が増し、熱交換する排出エア量が少なくなるた
め、未送出供給エアの熱交換熱量も少なくなる。つま
り、外気処理空調機7により直接病室1内の空調を行う
直結状態に近くなる。
量調節ダンパ13Bは閉方向に回動する一方、これに連
動して熱交換風量調節ダンパ13Aは開方向に回動す
る。よって、熱交換する排出エアの量が多くなり、バイ
パス路12を介してバイパスされる量が減るため、未送
出供給エアの熱交換熱量が多くなる。つまり、外気処理
空調機7による一次処理空気を、熱交換器11で最大限
の熱交換(二次処理。室内ではない)を行った後に、病
室1内へ送給する状態に近くなる。かくして、温度調節
されたクリーンエアが共用通路スペース1Aに対して供
給される。
クト・一定風量方式の利点を最大限有しながらも、ゾー
ニングを行わずに各室の温度調節ができる。しかも、排
熱利用となるので、熱交換器における2次処理のランニ
ングコストを低くすることができる。また、本温度調節
装置を、前述の本発明の間仕切り30と併用すれば、各
室毎にかつ各居住スペース毎に快適な空調を提供できる
ようになる。
居住スペースに排気口をそれぞれ設けたが、これと異な
り、一部の居住スペースについてのみ排気口を設けるこ
ともできる。この場合にも、少なくとも共用通路スペー
スは上記例と同様にクリーンに保たれる。
路スペースを有するものであるが、その数には限定され
ない。よって、通常多く見られる、共用通路スペースが
1本形成されている病室はもちろんのこと、2本もしく
はそれ以上の共用通路スペースが形成されている病室も
本発明空調システムの適用対象となる。なお、複数本の
共用通路スペースが形成されている場合には、それらの
一部または全部に対して給気するように構成することが
できる。
供給エアおよび排出エアの両方に対して風量調節ダンパ
およびパイパス路をそれぞれ個別に設け、熱交換を行う
両エアをそれぞれ風量調節しても良い。また、上記温度
調節装置例とは反対に、熱交換を行う排出エアについて
は風量調節をおこなわず、熱交換を行う未送出供給のみ
風量調節しても良い。
温度調節装置は、病院以外の空調システムについても好
適に用いることができる。
0Hを開閉する開閉シート31の取付け構造に関し、フ
ァスニングテープを用いて開閉シートの自由端部を間仕
切りに対して着脱自在としているが、他の形態のファス
ナーやボタン等を含む他の止着手段を採用しても良い。
前述のとおり、実質的に最大限の熱負荷量を負担する必
要があるので、冷凍機8としてはより低温(5℃以下)
の冷水を安定供給できるものが好ましく、具体的には、
本出願人が先の特願平4−41133号において提案し
た流下液膜式氷蓄熱装置(3℃の低温水を供給できる)
を推奨する。ボイラ9についても同様であり、より高温
な水(50℃以上)を安定供給できるものが好ましい。
における空気感染の可能性を低減することができる。ま
た各室の個別温度調節が簡易な装置で可能となり、しか
もその温度調節も低ランニングコストで行うことができ
る。
室の概略縦断面図である。
図である。
風量、バイパス風量の関係を示すグラフである。
病室の縦断面図である。
ー図である。
ス、3a…クリーンエア供給口、4a…排気口。
Claims (8)
- 【請求項1】室内に複数の居住スペースおよび共用通路
スペースが形成されている病室のための空調システムで
あって、 前記共用通路スペース内にクリーンエアを供給する給気
手段と、前記居住スペース内のエアを室外へ排気する排
気手段とを備え、 前記供給手段から前記共用通路スペースおよび前記居住
スペースをこの順に介して前記排気手段に至るエア流れ
を形成するように構成したことを特徴とする病室用空調
システム。 - 【請求項2】前記複数の居住スペースの間および各前記
居住スペースと前記共用通路スペースとの間に配され、
前記共用通路スペースに臨む部分に通風孔が形成され、
この通風孔以外の部位における空気流通を実質的に遮る
間仕切りを含むことを特徴とする請求項1記載の病室用
空調システム。 - 【請求項3】前記排気手段によって病室内から取り出さ
れた排出エアと前記給気手段によって室内へ送出される
前の未送出供給エアとの熱交換を行う熱交換器と、 この熱交換器にて熱交換を行う、前記未送出供給エアお
よび前記排出エアの少なくとも一方の量を調節する風量
調節手段とを備え、 この風量調節手段によって、熱交換を行う前記未送出供
給エアおよび前記排出エアの少なくとも一方の量を調節
することで、前記病室内へ送出されるエアの温度を調節
するように構成した請求項1または2記載の病室用空調
システム。 - 【請求項4】前記排気手段によって病室内から取り出さ
れた排出エアと前記給気手段によって室内へ送出される
前の未送出供給エアとの熱交換を行う熱交換器を備え、 前記排気手段は、熱交換器の一方の流路を介して前記居
住スペース内に対して連通する排気路を含み、前記給気
手段は、前記熱交換器の他方の流路を介して前記共用通
路スペース内に対して連通する給気路を含み、 前記排気路における前記熱交換器への入側部分から分岐
し、前記熱交換器を避けて、前記排気路における前記熱
交換器からの出側部分へ通じるバイパス路を設けるとと
もに、前記バイパス路および前記入側部分における前記
分岐部から前記熱交換器までの部分の両方に、風量調節
ダンパをそれぞれ介在させ、 これら風量調節ダンパの開度調節により、熱交換を行う
前記排出エアの風量調節を行うことによって、前記病室
内に供給する供給エアの温度調節を行うように構成した
請求項1または2記載の病室用空調システム。 - 【請求項5】前記排気手段によって病室内から取り出さ
れた排出エアと前記給気手段によって室内へ送出される
前の未送出供給エアとの熱交換を行う熱交換器を備え、 前記排気手段は、熱交換器の一方の流路を介して前記居
住スペース内に対して連通する排気路を含み、かつ一定
風量の排気を行うものであり、一方前記給気手段は、前
記熱交換器の他方の流路を介して前記共用通路スペース
内に対して連通する給気路を含み、かつ一定風量の給気
を行うものであり、 前記排気路における前記熱交換器への入側部分から分岐
し、前記熱交換器を避けて、前記排気路における前記熱
交換器からの出側部分へ通じるバイパス路を設けるとと
もに、前記バイパス路および前記入側部分における前記
分岐部から前記熱交換器までの部分の両方に、風量調節
ダンパをそれぞれ介在させ、これらのうち一方のダンパ
の通過風量が他方のダンパの通過風量に対して反比例す
るように、両ダンパが連動して開度調節動作を行うよう
に構成し、 これら風量調節ダンパの連動開度調節により、熱交換を
行う前記排出エアの風量調節を行うことによって、前記
病室内に供給する供給エアの温度調節を行うように構成
した請求項1または2記載の病室用空調システム。 - 【請求項6】室内に複数の居住スペースおよび共用通路
スペースが形成されている病室のための空調方法であっ
て、 前記共用通路スペース内にクリーンエアを供給するとと
もに、前記居住スペース内のエアを室外へ排気し、 前記供給手段から前記共用通路スペースおよび前記居住
スペースをこの順に介して前記排気手段に至るエア流れ
を形成させることを特徴とする病室の空調方法。 - 【請求項7】室内に複数の居住スペースおよび共用通路
スペースが形成されている病室に使用され、前記複数の
居住スペースの間および各前記居住スペースと共用通路
スペースとの間をそれぞれ仕切る間仕切りであって、 前記共用通路スペースに臨む部分に通風孔が形成されて
いることを特徴とする病室用間仕切り。 - 【請求項8】空調機で所定温度に調節された供給エア
を、経時的に一定の給気量でもって室内に供給するとと
もに、室内エアを経時的に一定の排気量でもって排気路
を介して排気する、空調システムに用いる温度調節装置
であって、 熱交換器と、この熱交換器の一方の流路の入側および出
側にそれぞれ連通する、排出エア流入路および排出エア
流出路と、熱交換器の他方の流路の入側および出側にそ
れぞれ連通する、給気エア流入路および給気エア流出路
とを備え、 前記排出エア流入路および給気エア流出路は前記室内に
対して連通させるものであり、 前記熱交換器への排出エア流入路から分岐し、前記熱交
換器を避けて、前記熱交換器からの排出エア流出路へ通
じるバイパス路を設けるとともに、前記バイパス路およ
び前記排出エア流入路における前記分岐部から前記熱交
換器までの部分の両方に、風量調節ダンパをそれぞれ介
在させ、これらのうち一方のダンパの通過風量が他方の
ダンパの通過風量に対して反比例するように、両ダンパ
が連動して開度調節動作を行うように構成し、 これら風量調節ダンパの連動開度調節により、熱交換を
行う前記排出エアの風量調節を行うことによって、前記
室内に供給する供給エアの温度調節を行うように構成し
たことを特徴とする空調システム用温度調節装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054559A JP2000257908A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 病室用空調システムおよびその方法、病室用間仕切り、ならびに空調システム用温度調節装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054559A JP2000257908A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 病室用空調システムおよびその方法、病室用間仕切り、ならびに空調システム用温度調節装置およびその方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000257908A true JP2000257908A (ja) | 2000-09-22 |
| JP2000257908A5 JP2000257908A5 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=12974056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11054559A Pending JP2000257908A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 病室用空調システムおよびその方法、病室用間仕切り、ならびに空調システム用温度調節装置およびその方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000257908A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN116123659A (zh) * | 2023-03-30 | 2023-05-16 | 南通八建集团有限公司 | 装配式空气隔离病房 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP11054559A patent/JP2000257908A/ja active Pending
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