JP2000266060A - 玉軸受及びこれを備えた記録ディスク駆動用モータ - Google Patents

玉軸受及びこれを備えた記録ディスク駆動用モータ

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JP2000266060A
JP2000266060A JP11072761A JP7276199A JP2000266060A JP 2000266060 A JP2000266060 A JP 2000266060A JP 11072761 A JP11072761 A JP 11072761A JP 7276199 A JP7276199 A JP 7276199A JP 2000266060 A JP2000266060 A JP 2000266060A
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ball bearing
ball
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JP11072761A
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Hideki Nishimura
秀樹 西村
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Nidec Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

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  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】剛性の低下、騒音の発生、或いはフリクション
トルクの増加等の不具合を招くことなく、潤滑性能の向
上によって長寿命化を達成することのできる玉軸受及び
これを備えた記録ディスク駆動用モータを提供するこ
と。 【解決手段】円筒状であって互いに同心状に配置された
内輪2と外輪3との間に、転動体7を収容する収容部1
0が周方向に複数配列された環状の転動体保持器4が介
在され、この収容部10に潤滑剤とともに回動自在に保
持された複数個の転動体7が、前記内輪2及び外輪3に
それぞれ転接するよう配置されてなる玉軸受1におい
て、前記収容部10における前記転動体7が接触する接
触部が、前記転動体7の自転軸Sに直交し且つ前記転動
体7が前記内輪2及び外輪3に転接する両転送部17,
18を含む平面が前記収容部10の内面に交わることで
形成される円弧であって、この円弧に沿って潤滑剤保持
溝19が形成されている。また、これを備える記録ディ
スク駆動用モータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器、家電機
器等に使用される玉軸受、及びそのような玉軸受を有す
る記録ディスク駆動用モータに関し、特に潤滑性能の向
上により長寿命化を図った玉軸受及び記録ディスク駆動
用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】公知の玉軸受は、円筒状であって互いに
同心状に配置された内輪と外輪との間に、環状の転動体
保持器が介在され、この転動体保持器に周方向に複数配
列された収容部にそれぞれ球状の転動体(ボール)が回
動自在に保持され、内輪と外輪とも互いに回転自在とな
っている。収容部は、凹凸のない球状に凹んだ表面であ
り、潤滑剤が充填されて転動体の転動の円滑化を図って
いる。このような玉軸受は、主としてOA機器から家電
機器等の幅広い機器におけるモータに適用されている。
【0003】近年、玉軸受には、各種機器の小型化及び
低消費電力化の促進が図られるのに伴って、小型化の他
に、消費電力低減のために回転トルクの低減が求められ
るようになってきた。これらの要求に応えるためには、
例えば、玉軸受内部のボールの径を縮小したり、玉軸受
に付与される予圧を低減するといった手段が考えられ
る。なお、予圧とは、玉軸受の剛性を上げることを目的
として内輪または外輪に軸方向へ付与される圧力のこと
である。
【0004】ところが、このような手段では、回転トル
クだけでなく玉軸受自体の剛性も低下するためがたつき
が発生し使用する機器に要求される性能に合致させるの
が困難となる。
【0005】玉軸受の剛性を低下させることなく回転ト
ルクの低減を図る別の手段としては、玉軸受に潤滑剤と
して封入されるグリースに着目してこの量を減らすか、
或いはグリースに含まれて潤滑作用をなす基油の粘度を
低下させるといったことが考えられる。しかし、このよ
うな手段であっても、グリースの量を低減させた場合に
は、早期にボールの接触部(ボールが転動体保持器の収
容部に接触する部位)にグリースが不足しグリースの枯
渇が生じ寿命を短縮させる恐れがある。一方、グリース
の基油の粘度を低下させた場合には油膜厚さが小さくな
り、潤滑作用が不十分になる。しかも、転動体保持器の
ボールを保持する収容部の内面は、ボールの径よりも若
干大きい球状の曲面に形成されており、ボールは、内輪
または外輪に軸方向の荷重つまり予圧が付与されている
ことによって内輪及び外輪の各々の転走部に対し転動す
るので、ボールの両側の各転走部の潤滑剤は、転動体保
持器における接触部によって逆に掻き取られることもあ
る。何れの場合にも潤滑剤の保持が不十分であることに
より玉軸受のフリクショントルクが大きくなり焼き付け
や騒音の発生、更には潤滑剤の漏れにより寿命が短くな
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、潤滑剤の保
持力の向上を図った玉軸受として、例えば特開平8−1
84318号公報に内輪と外輪との間に介在される転動
体保持器におけるボールを保持するための円形孔などの
収容部の内面を平行な細溝が密に並ぶ凹凸面に形成した
ものが提案されている。同公報によると、この玉軸受の
転動体保持器は、合成樹脂製であって発熱による変形を
防止する必要があることから、凹凸面にすることによっ
て転動体保持器とボールとの接触面積の低減を図って転
動体保持器とボールとの摺接による発熱の抑制を主目的
としたものであるが、その細溝を設けることで潤滑剤の
保持力が高くなり潤滑性能寿命が向上するとも記載され
ている。
【0007】同公報の細溝は、ボールとの接触面積の低
減のために、或いは潤滑剤の保持力を高めるための溝で
あって、その溝形状は、その作用からしてできるだけ広
範囲に設けるようにして、潤滑剤を保持する容積を拡大
させ潤滑剤の保持力を高めると共に、ボールが接触する
収容部の内面の接触面積の低減が図れるというものであ
る。
【0008】しかしながら、このような構成は、ボール
と転動体保持器の収容部との接触面積の低減や潤滑剤の
保持力を高めることはできるかもしれないが、その収容
部の内面におけるボールの接触部とは無関係に潤滑剤が
分布するといったことがあった。潤滑剤は潤滑性能を維
持するために収容部の接触部に集中させることが望まし
いが、同公報の構成では、潤滑剤は不足してないのにも
かかわらず、接触部に潤滑剤がいきわたらず、結局潤滑
剤が必要以上に充填する必要があり、このことが回転ト
ルクを大きくしたり、或いは潤滑剤の漏れといった問題
があった。
【0009】勿論、このよう玉軸受を機器に適用する
と、玉軸受はその機器の基幹部品を構成するため消費電
力の増大や潤滑剤の漏れといった不具合により機器の不
調や修繕・交換といったことが発生する。例えば、高精
度を要求されるハードディスク等の記録ディスク駆動用
モータでは、騒音や潤滑剤の漏れの発生はハードディス
ク装置において重大な不具合となるため、そのような玉
軸受の適用は信頼性に欠けるもので何らかの改善が迫ら
れる。
【0010】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、剛性の低
下、騒音の発生、或いはフリクショントルクの増加等の
不具合を招くことなく、潤滑性能の向上によって長寿命
化を達成することのできる玉軸受及びこれを備えた記録
ディスク駆動用モータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の玉軸受は、円筒状であって互いに同心
状に配置された内輪と外輪との間に、転動体を収容する
収容部が周方向に複数配列された環状の転動体保持器が
介在され、この収容部に潤滑剤とともに回動自在に保持
された複数個の転動体が、前記内輪及び外輪にそれぞれ
転接するよう配置されてなる玉軸受において、前記収容
部における前記転動体が接触する接触部が、前記転動体
の自転軸に直交し且つ前記転動体が前記内輪及び外輪に
転接する両転送部を含む平面が前記収容部の内面に交わ
ることで形成される円弧であって、この円弧に沿って潤
滑剤保持溝が形成されている。
【0012】この玉軸受は、転動体保持器の収容部にお
ける転動体との接触部が円弧、即ち回動軌跡に沿って潤
滑剤保持溝が配設されているので、潤滑剤をその溝内に
単に確保しておく程度の作用に止まらず、潤滑剤をその
接触部に集中させて少量で最大限に使用できるようにし
たので、潤滑剤を増量させることなくフリクショントル
クが格段に低減するとともに、長期間にわたり潤滑不良
による焼き付きや騒音の発生を確実に防止して長寿命化
を図ることができる。また、その潤滑剤保持溝は、必要
最低限の部位しか形成されていないので異音の発生もな
いし、成形も容易にできる。潤滑剤保持溝は、回動軌跡
である円弧上に配置してもよいし、円弧上からはずれて
配置してもよい。
【0013】上記発明の玉軸受において、前記潤滑剤保
持溝は、前記転動体の前記両転走部に転接しながら回動
する部位が通過する線上に複数のV字形状溝が位置し、
このV字形状溝の折曲部の先端が、前記転動体の自転方
向に向いて形成されてなることが好ましい。
【0014】これにより、潤滑剤保持溝では、V字形状
溝内の潤滑剤が転動体の自転に伴い中央寄り(折曲部付
近)に向けて流動され、転動体表面とV字形状溝との間
に集められた潤滑剤の圧力が上昇して動圧が発生する。
従って、潤滑剤は、転動体における内輪と外輪との転走
部の回動軌跡の部位に効率的に集中させることができる
ため、フリクショントルクが低減して潤滑性能が一層飛
躍的に向上し転動体の転動が格段に安定する。また、潤
滑剤保持溝は、転動体の自転方向に沿って規則的に形成
されているので異音の発生もない。更に、潤滑剤が少量
で済むため漏れの心配もない。
【0015】本発明の記録ディスク駆動用モータは、静
止部材と、この静止部材に対して相対的に回転自在であ
る回転部材と、この回転部材と前記静止部材との間に介
在されて前記回転部材を前記静止部材に回転自在に保持
させる玉軸受とを備え、前記玉軸受として本発明の玉軸
受を用いた構成になっている。
【0016】この記録ディスク駆動用モータは、玉軸受
の転動体保持器において転動体における内輪と外輪との
両転走部に転接する回動軌跡の部位が通過する転動体保
持面に潤滑剤を効率的に集中させることで、フリクショ
ントルクが格段に低減するので、消費電力を低減でき、
転動体の自転が安定化して騒音を低減できると共に、玉
軸受の潤滑性能の格段の向上によって長期間にわたり潤
滑不良による焼き付きの発生を確実に防止でき、長寿命
化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。
【0018】図1及び図2は本発明の一実施形態に係る
玉軸受1を示す縦断面図で、図1は上下に2個一対取り
付ける場合の上側に配置する状態、図2は下側に配置す
る状態をそれぞれ示しており、下側に取り付ける場合に
は上側に取り付け状態から上下反転させた配置で取り付
けられる。
【0019】これらの図において、この玉軸受1は、円
筒状であって同心状に配置された内輪2と外輪3との間
に、ボール保持器(転動体保持器)4に転動体として周
方向等間隔の配置で回動自在に保持された複数個の鋼球
からなるボール7が介在されている。ボール保持器4
は、図3の斜視図に示すように、環状に形成された保持
器本体8の一方の端面上に、2個一対として対面した保
持片9,9が複数対突設されているとともに、各一対の
保持片9,9の対向面間に、ボール7の径よりも僅かに
大きな径の球状に凹んだ形状を有する収容部10が形成
されている。複数個のボール7は、各収容部10に個々
に回動自在に保持されて、図1及び図2に示すように、
収容部10から両側方にはみ出た部分が内輪2及び外輪
3の球状に凹んだ転走面11,12に転接するよう接し
ている。なお、玉軸受1におけるボール保持器4の収容
部10の開口側であって内輪2と外輪3との間は、シー
ル材15によって封止されている。
【0020】上記上下の各玉軸受1,1を取り付けるに
際しては、一般に、上側及び下側の玉軸受1,1におけ
る各外輪3を回転体14の内面に接着剤による接着手段
などにより固定したのちに、上側の玉軸受1の内輪2
を、図1に矢印で示すように、固定主軸13の軸心に沿
って下方向(軸方向)に付勢力を付与した状態で接着剤
で固定し、下側の玉軸受1の内輪2を、図2に矢印で示
すように、固定主軸13の軸心に沿って上方向(軸方
向)に付勢力を付与した状態で接着剤で固定すること
で、それぞれの玉軸受1,1には軸方向に荷重(予圧)
が付与された状態となる。
【0021】これにより、上側の玉軸受1のボール7
は、内輪1の転走面11に対し上方で転接する転走部1
7と外輪3の転走面12に対し下方で転接する転走部1
8とで挟持される。一方、下側の玉軸受1のボール7
は、内輪1の転走面11に対し下方で転接する転走部1
7と外輪3の転走面12に対し上方で転接する転走部1
8とで挟持される。転走部17,18は、図1,2で示
されるように曲率が異なる転走面11,12とボール7
の球面との接点が内輪2及び外輪3に描く軌跡であり、
円となる。このように、ボール7に所定の予圧を作用さ
せることにより、両玉軸受1,1は剛性が向上してがた
つきの発生が防止され、回転体14の円滑な回転を確保
している。
【0022】ボール7は、外輪3が回転体14と一体に
回転するのに伴って、図1,2に示す内輪2及び外輪3
の転走部17,18を結んだ直線Qに直交してボール7
の中心を通る軸線Sの周りを自転しながら固定主軸13
の軸線Lの周りを公転することになる。一方、図4のボ
ール保持器4の一部の拡大図に示すように、ボール保持
器4の収容部10には、それら転走部17,18に転接
しながら回動する部位(回動軌跡)が通過する線T(円
弧)上にV字形状溝19aが複数個形成されて潤滑剤保
持溝19を構成している。収容部10において回動軌跡
が位置する部位が、ボール7が接触する接触部となる。
線Tは軸線Sに直交する直線Qが収容部10の球状面を
切ることで形成され、一対の保持片9,9に円弧とな
る。これらV字形状溝19aの折曲部の先端はボール7
の自転方向に向いている。故に、潤滑剤保持溝19は、
直線Qを含む面に沿って並列した配置で、且つボール7
との間に動圧を発生させる向きに形成されている。
【0023】例えば、図4は、外輪3がR矢印方向に回
転して、ボール7の自転方向がP矢印方向である場合を
例示してある。従って、図3に示すように、ボール保持
面10における互いに対向する二つの面には、ボール7
が転接しながら移動していく向きが互いに逆であるか
ら、V字形状を互いに逆向きとした配置で複数の潤滑剤
保持溝19が形成されている。
【0024】上記玉軸受1の潤滑剤保持溝19は、ボー
ル7における内輪2と外輪3との両転走部17,18に
転接する回動軌跡に沿ってボール保持器4の収容部10
にそれぞれ配設されているので、前述の特開平8−18
4318号公報のように潤滑剤をボール保持面10に単
に保持しておく程度の作用を有するものとは全く異な
り、潤滑剤を転走部17,18、即ち転動するボール7
が接触する部位に集中させることでき、潤滑性能が格段
に向上する。
【0025】それに加えて、潤滑剤保持溝19は、複数
個のV字形状溝19aとして、その折曲部をボール7に
おける内輪2と外輪3との転走部17,18に転接する
回動軌跡の通過する線T上に合致させ、且つこのV字形
状溝19aの折曲部の先端はボール7の自転方向に向い
て形成されている。従って、潤滑剤保持溝19では、各
V字形状溝19a内の潤滑剤がボール7の回動に伴いそ
の折曲部側に向けて流動され、ボール7とV字形状溝1
9aとの間に集められた潤滑剤の圧力が上昇して動圧が
発生する。それ故に、潤滑剤は、ボール7における内輪
2と外輪3との転走部17,18の回動軌跡に効果的、
且つ効率的に集中させることができるから、潤滑性能が
飛躍的に向上してボール7の転動が格段に安定する。な
お、V字形状溝19aは、折曲部の先端がボール7の自
転方向に向いていれば、その角度を限定するものではな
い。
【0026】そのため、この玉軸受1は、ボール保持器
4の収容部10における潤滑剤を最も必要とするボール
7の両転走部17,18に転接しながら回動する部位が
通過する箇所に潤滑剤を集中して保持させることができ
るため、少量の潤滑剤にて潤滑性能が一層向上する。ま
た、この玉軸受1は、剛性を損なうことなく予圧をかけ
てもフリクショントルクが低減するとともに、潤滑不良
による焼き付きの発生を長期間にわたって確実に防止で
き長寿命化を図ることができる。
【0027】このように、この玉軸受1は、内部の潤滑
剤を最大限に活用できるようにしたことにより、剛性を
低下させることなく回転トルクの低減を可能にしている
ので、グリースの量の低減や基油の粘度の低下などの潤
滑剤の仕様変更を伴うことなく、所望の目的を達成でき
る。しかも、潤滑剤保持溝19は、ボール保持器4を金
型で製作するときに同時に形成することができ、その後
の組立工程は既存の玉軸受と同様であって工程が増えな
いので、製造コストが大幅に上昇するものではない。
【0028】図5は上述の玉軸受1を用いて構成した記
録ディスク駆動用モータを示す縦断面図である。この記
録ディスクは、ハードディスクである。同図において、
モータのベース体となるモータブラケット20の中央部
に設けられた厚肉の基台部22には、強磁性材料からな
る固定シャフト21が圧入手段により立設状態に固定さ
れ、この固定シャフト21の外周面には、図1及び図2
に示した上下一対の玉軸受1,1を介して円筒状のロー
タハブ23の内方筒壁部24が回転自在に支持されてい
る。各玉軸受1,1は、環状のスペーサ部材27を介在
して軸方向の相互間隔を保持された状態で、各々の外輪
3が支持筒壁部24の内周面に接着され、且つ各々の内
輪2が図1及び図2に示した方向に予圧を付与した状態
で固定シャフト21の外周面に接着されている。
【0029】モータブラケット20の外周面縁部には、
段部28を有する環状の支持突壁29が上方に向け一体
形成されている。ステータコア31にコイル32が捲回
されてなるステータ30は、支持突壁29の段部28に
外嵌して固定され、固定シャフト21に対し同心状に配
置されている。ロータハブ23の外方筒壁部33の内周
面には、円筒状のロータマグネット34が内嵌固定され
てステータコア31に対し径方向に間隙を介して相対向
している。また、外方筒壁部33の外周部には、この外
方筒壁部33に外嵌固定される記録ディスク(図示せ
ず)を支持するための鍔部37が設けられている。な
お、ロータハブ23における玉軸受挿入孔38には磁性
流体シール装置39が嵌入され、この磁性流体シール装
置39は、ロータハブ23と固定シャフト21との間を
シールして玉軸受1,1などからの潤滑剤の飛散や不浄
の空気がディスク室内に飛散するのを防止する。
【0030】このモータは、ステータ30のコイル32
に通電することにより、ステータ30とロータマグネッ
ト34間で磁気作用が生じて、ロータハブ23が固定シ
ャフト21を回転支軸として上述の一対の玉軸受1,1
を介して回転する。この記録ディスク駆動用モータで
は、特に、低消費電力化、低騒音化及び長寿命化を要求
されるが、上述のようにフリクショントルクが格段に低
減した玉軸受1,1を用いているので消費電力が低減
し、ボール7における内輪2と外輪3との両転走部1
7,18に転接する回動軌跡が通過する収容部10に潤
滑剤を効率的に集中させているので、ボール7の転動が
安定化して騒音を低減でき、玉軸受1の潤滑性能の格段
の向上によって潤滑不良による焼き付きの発生を長期間
にわたり確実に防止でき、長寿命化を図ることができ
る。また、潤滑剤が少量で済むため潤滑剤が漏れること
がない。それ故に、このモータは、上述の玉軸受を適用
したことにより、高性能な記録ディスク駆動用モータと
なる。
【0031】以上、本発明にかかる一実施形態について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
即ち、例えば、潤滑剤保持溝は、上記では回動軌跡であ
る線T上に配置されているが、この線上に限るものでは
なくこの線を基準に沿って配置されてもよい。また、前
述の玉軸受の潤滑剤保持溝は、何れも動圧が発生するよ
うに複数個のV字形状溝から構成されているが、V字形
状以外の溝形状にしてもよい。更に、例えば、環状溝に
して積極的に動圧を発生させない溝でもよい。何れもボ
ールの両転走部17,18に転接する回動軌跡の通過線
上に溝が位置するようにすればよい。また、転動体に球
体を使用したものを示したが、これ以外のものでも適用
可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の玉軸受によれば、
ボール保持器の収容部に、ボールにおける内輪と外輪と
の両転走部に転接する回動軌跡に沿って並ぶ複数の潤滑
剤保持溝を配設した構成としたので、従来のように潤滑
剤を収容部に単に確保しておく程度の作用に止まらず、
内部の潤滑剤を転走部に効果的に集中させて最大限に活
用すくことができるから、剛性を十分に確保できる程度
に予圧をかけても、フリクショントルクが格段に低減す
るとともに、騒音の発生や潤滑不良による焼き付きの発
生を長期間にわたり確実に防止して長寿命化を図ること
ができる。また、潤滑剤が少量で済むため潤滑剤の漏れ
を防止できる。
【0033】また、本発明の記録ディスク駆動用モータ
によれば、フリクショントルクが格段に低減した本発明
の玉軸受を用いて構成しているので、消費電力を低減で
き、ボールにおける内輪と外輪との両転走部に転接する
回動軌跡の部位が通過するボール保持面に潤滑剤を効率
的に集中させているので、ボールの転動が安定化して騒
音を低減でき、玉軸受の潤滑性能の格段の向上によって
長期間にわたり潤滑不良による焼き付きの発生を確実に
防止でき、長寿命化を図ることができるから、記録ディ
スク駆動用としての高性能な要件を満たしたものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る玉軸受を示す縦断面
図である。
【図2】同上の玉軸受を2個一対として設ける場合の下
部に設置する形態を示す玉軸受の縦断面図である。
【図3】同上の玉軸受におけるボール保持器を示す斜視
図である。
【図4】同上のボール保持器の一部の拡大斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態に係る記録ディスク駆動用
モータを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 玉軸受 2 内輪 3 外輪 4 ボール保持器 7 ボール 10 収容部 13 固定主軸(静止部材) 14 回転体(回転部材) 17 ボールと内輪との転走部 18 ボールと外輪との転走部 19 潤滑剤保持溝 19a V字形状溝 21 固定シャフト(静止部材) 23 ロータハブ(回転部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状であって互いに同心状に配置され
    た内輪と外輪との間に、転動体を収容する収容部が周方
    向に複数配列された環状の転動体保持器が介在され、こ
    の収容部に潤滑剤とともに回動自在に保持された複数個
    の転動体が、前記内輪及び外輪にそれぞれ転接するよう
    配置されてなる玉軸受において、 前記収容部における前記転動体が接触する接触部が、前
    記転動体の自転軸に直交し且つ前記転動体が前記内輪及
    び外輪に転接する両転送部を含む平面が前記収容部の内
    面に交わることで形成される円弧であって、この円弧に
    沿って潤滑剤保持溝が形成されていることを特徴とする
    玉軸受。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記潤滑剤保持溝
    は、複数のV字形状溝が位置し、このV字形状溝の折曲
    部の先端が、前記転動体の自転方向に向いて形成されて
    なる玉軸受。
  3. 【請求項3】 静止部材と、この静止部材に相対的に回
    転自在である回転部材と、この回転部材と前記静止部材
    との間に介在されて前記回転部材を前記静止部材に回転
    自在に保持させる玉軸受とを備え、 前記玉軸受は請求項1または2の何れかに記載の記録デ
    ィスク駆動用モータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064086A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 Ntn株式会社 玉軸受用冠型保持器および玉軸受
JP2018025279A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 Ntn株式会社 アンギュラ玉軸受用保持器およびアンギュラ玉軸受用保持器の製造方法
JP2022148193A (ja) * 2021-03-24 2022-10-06 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 電動送風機及びこれを有する電気掃除機

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