JP2000267158A - Ttlストロボ調光装置 - Google Patents

Ttlストロボ調光装置

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JP2000267158A
JP2000267158A JP11070100A JP7010099A JP2000267158A JP 2000267158 A JP2000267158 A JP 2000267158A JP 11070100 A JP11070100 A JP 11070100A JP 7010099 A JP7010099 A JP 7010099A JP 2000267158 A JP2000267158 A JP 2000267158A
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JP
Japan
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circuit
strobe
strobe light
light
control device
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JP11070100A
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English (en)
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Masataka Ide
昌孝 井出
Seisuke Matsuda
成介 松田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単且つ低コストな構成でストロボ調光機能を
実現するストロボ調光装置を提供することにある。 【解決手段】本発明のTTLストロボ調光装置では、制
御部6が、共通の半導体基板上に形成された相補型MO
S集積回路の製造プロセスに起因する寄生バイポーラト
ランジスタ7を含む対数圧縮部4と、サブスレッショル
ド領域で作動するMOSトランジスタ8を含む指数伸長
部5の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に利用す
ることが可能なTTLストロボ調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリコンフォトダイオード
(SPD;Silicon photo Diode)等の受光素子により、
ストロボ発光による被写体からの反射光を受光し、その
入射光量に応じた出力電流が所定量に達すると、ストロ
ボ発光を停止させることを特徴とするストロボ調光装置
に関する種々の技術が開示されている。
【0003】このようなストロボ調光装置として、例え
ば、特開平4−420号公報、特開平6−301086
号公報には、Bi ・CMOSプロセスにより構成された
ストロボ調光回路を使用したストロボ調光装置が開示さ
れている。
【0004】また、汎用CMOSプロセスにより、CP
Uおよび周辺回路からなるマイクロコンピュータと同一
半導体チップ上に構成された測光装置等のアナログ回路
が特開平6−268524号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−420号公報、特開平6−301086号公報
に開示されているストロボ調光装置においては、Bi ・
CMOSプロセスを使用したストロボ調光回路が採用さ
れているが、Bi ・CMOSプロセスはプロセスが複雑
で製造工程が多くコスト的には非常に高いという問題が
ある。
【0006】一方、CMOSプロセスはBi ・CMOS
プロセスに比べて、工程が少なく最も汎用的にマイクロ
コンピュータやデジタル回路に採用されているので非常
に低コストである。しかしながら、特開平6−2685
24号公報に開示のCMOSプロセスによるアナログ回
路では、定常光を測定する測光回路は開示されているも
ののストロボ調光回路に関しては記述されていない。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、簡単且つ低コストな構成
でストロボ調光機能を実現するストロボ調光装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、ストロボ発光時にフィル
ムからの反射光を受光する受光手段と、上記フィルムの
フィルム感度に応じた情報を出力する手段と、上記受光
手段の出力を積分した値と所定の判定値とを、上記フィ
ルム感度に応じた情報を加味して比較し、受光出力が判
定値に達した時に上記ストロボ発光を停止させる制御手
段とを備えたTTLストロボ調光装置であって、上記制
御手段は、共通の半導体基板上に形成された相補型MO
S集積回路の製造プロセスに起因する寄生バイポーラト
ランジスタ、対数圧縮手段、またはサブスレッショルド
領域で作動するMOSトランジスタを含む指数伸長手段
との少なくともいずれか一つを含むことを特徴とするT
TLストロボ調光装置が提供される。
【0009】第2の態様では、上記第1の態様におい
て、上記制御手段は、上記共通の半導体基板の絶対温度
に関する情報を検出する測温手段を更に備え、当該測温
手段による測温結果に応じて上記積分処理過程の温度補
正を行うことを特徴とするTTLストロボ調光装置が提
供される。
【0010】第3の態様では、上記第1又は第2の態様
において、上記制御手段は、相補型MOS集積回路の製
造プロセスにより構成されたマイクロコンピュータ装置
と共通の半導体基板上に形成されていることを特徴とす
るTTLストロボ調光装置が提供される。
【0011】上記第1乃至第3の態様によれば以下の作
用が奏される。
【0012】即ち、本発明の第1の態様では、共通の半
導体基板上に形成された相補型MOS集積回路の製造プ
ロセスに起因する寄生バイポーラトランジスタを含む対
数圧縮手段と、サブスレッショルド領域で作動するMO
Sトランジスタを含む指数伸長手段との少なくともいず
れか一方が制御手段に含まれる。
【0013】第2の態様では、上記第1の態様におい
て、上記制御手段の測温手段による測温結果に応じて上
記積分処理過程の温度補正が行われる。
【0014】第3の態様では、上記第1又は第2の態様
において、相補型MOS集積回路の製造プロセスにより
構成されたマイクロコンピュータ装置と共通の半導体基
板上に制御手段が形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0016】図1は本発明のTTLストロボ調光装置の
概念図である。
【0017】この図1に示されるように、TTLストロ
ボ調光装置は、ストロボ発光部、受光部3、寄生バイポ
ーラトランジスタ7を含む対数圧縮部4、MOSトラン
ジスタ8を含む対数伸張部5、全体の制御を司る制御部
6からなる。
【0018】上記構成では、特に上記対数圧縮部4、対
数伸張部5が、CMOSプロセスにおける寄生バイポー
ラトランジスタ7、サブスレッショルド領域で動作する
MOSトランジスタ8を含み、これを利用する点に特徴
を有している。
【0019】このような構成において、ストロボ発光部
1より被写体2に向けて光が照射されると、当該被写体
2での反射光が受光部3により受光され、被写体の輝度
に応じた信号電流が発生される。この信号電流は後段の
対数圧縮部4に導かれ、当該信号電流を対数圧縮した対
数圧縮電圧が発生される。そして、この対数圧縮電圧は
後段の対数伸張部5に導かれ、対数伸張され電流が発生
される。後段の制御部6は、この電流を積分し、所定電
位に達すると上記ストロボ発光部1のストロボ発光を停
止する。このようにして、ストロボ発光部1の発光調整
をなす。
【0020】以下、上記概念をふまえて、本発明の第1
の実施の形態について説明する。
【0021】先ず、図2は本発明の第1の実施の形態に
係るTTLストロボ調光装置を採用したカメラの光学系
の構成を示す図である。
【0022】同図に示されるように、カメラボディ9内
の所定位置には撮影レンズ11が設けられている。この
撮影レンズ11の光軸上には、メインミラー12が設け
られており、該メインミラー12で反射された光の光路
上には、少なくともペンタプリズムを有するファインダ
13が設けられている。更に、上記メインミラー12の
後方には、先幕17及び後幕19からなるフォーカルプ
レーンシャッタ16とフィルム15が配置されている。
【0023】一方、上記メインミラー12の一部には、
サブミラー14が設けられており、このサブミラー14
で反射された光の光路上には焦点検出部28、AFセン
サ29が設けられている。また、フィルム15の反射光
の光路上には、集光レンズ18及び調光素子PD0が設
けられている。この他、カメラボディ9の上部所定位置
にはストロボ装置10が配置されている。
【0024】このような構成において、撮影開始前の状
態では、カメラボディ9に装着された撮影レンズ11を
通過した被写体光は、メインミラー12で一部反射され
ファインダ13に導かれる。このとき、光束の一部は、
メインミラー12を透過して、サブミラー14で反射さ
れた後、焦点検出部28に導かれる。
【0025】尚、フィルム15の前方には、前述したよ
うにフォーカルプレーンシャッタ16が配置されてお
り、撮影時以外はその先幕17で遮光することで、フィ
ルム15に露光しないような工夫がなされている。
【0026】一方、撮影時には、メインミラー12、サ
ブミラー14は図中の点線で示す位置に退避すると共
に、フォーカルプレーンシャッタ16の先幕17が退避
状態となる。そして、撮影レンズ11を通過した被写体
光は、フィルム15の表面に結像し、そのうちの一部は
反射して集光レンズ18を介して調光素子PD0に達す
る。かかる動作の後に、フォーカルプレーンシャッタ1
6の後幕19を開放し、こうしてフィルム15の露光を
終了する。
【0027】図3は第1の実施の形態に係るカメラの制
御系の構成を示す図である。
【0028】同図に於いて、全体の制御を司るコントロ
ーラ20は、本カメラの制御装置である。そして、その
内部に、中央演算処理装置(以下、CPUと記す)2
1、リードオンリメモリ(以下、ROMと記す)22、
ランダムアクセスメモリ(以下、RAMと記す)23、
アナログ/デジタル(A/D)コンバータ(以下、AD
Cと記す)24、不揮発性メモリ(以下、EEPROM
と記す)26を有する。かかるCPU21は、上記RO
M22に格納されたシーケンスプログラムに従ってカメ
ラの一例の動作を制御することとなる。尚、上記EEP
ROM26には、カメラの調整値や補正データが記憶さ
れている。
【0029】フィルム感度読取部25は、測光露出演算
に必要なフィルム感度情報を読み取る回路である。液晶
表示部(LCD;Liquid Crystal Display)27は、カ
メラ本体上に設けられ、各種の表示を行うものである。
【0030】焦点検出部28は、この例では位相差検出
方式を採用しており、AFセンサ29と位相差AF光学
系30とから構成されている。コントローラ20は、上
記AFセンサ29の出力に基づいてデフォーカス量を演
算し、撮影レンズ11内の焦点調節レンズ群の駆動量を
演算する。
【0031】レンズ駆動部31は、コントローラ20か
らの制御信号により、アクチュエータであるモータ32
を駆動して焦点調節レンズ群を移動させる。エンコーダ
33は、焦点調節レンズの移動量をモニタし、コントロ
ーラ20に移動量を示すパルスを出力する。コントロー
ラ20は、上記エンコーダ33の出力パルスを検出し
て、焦点調節レンズ群の位置調節を行う。
【0032】測光部34は、撮影領域に対応したシリコ
ンファトダイオード(SPD;SiliconPhoto Diode)50
を有しており、被写体の輝度に応じた出力を発生する。
コントローラ20は、上記測光部34の出力をADC2
4によりA/D変換して、測光値を内部のRAM23に
格納する。
【0033】ミラー駆動部35は、コントローラ20か
らの制御信号によりメインミラー12、サブミラー14
のアップダウン駆動を行い、フィルム露光時には撮影光
路から退避させる。シャッタ駆動部36は、先幕マグネ
ットMg1と後幕マグネットMg2とを有し、露出演算
結果に基づくコントローラ20からの制御信号により、
シャッタの先幕17、後幕19を駆動してフィルム15
に露光を行う。絞り駆動部37は、露出演算結果に基づ
くコントローラ20からの制御信号により動作して、絞
りを駆動して所定の絞り値に設定する。
【0034】フィルム駆動部38は、コントローラ20
からの制御信号によりフィルム15の給送を行い、フィ
ルム15をセットする時のオートロード、撮影後の1駒
巻き上げ及び巻き戻し動作を行う。ファーストレリーズ
スイッチ1RSW、セカンドレリーズスイッチ2RSW
は、レリーズボタンに連動したスイッチで、レリーズボ
タンの第1段階の押し下げにより1RSWがオンし、引
き続いて第2段階の押し下げで2RSWがオンする。そ
して、コントローラ20は、1RSWがオンされると測
光部34による測光、焦点検出部28によるAFを行
い、2RSWがオンされると露出動作とフィルム巻き上
げ動作を行う。
【0035】ストロボ回路39は、昇圧を行うためのト
ランス39b、一次側回路39a、二次側回路39c、
メインコンデンサ39d、発光管(Xe管)39e、こ
の発光管39eに対して発光トリガをかけるトリガ回路
39g、発光制御回路39fから構成されている。コン
トローラ20は、上記メインコンデンサ39dの充電を
行い、当該メインコンデンサ39dの両端電位が所定の
電圧に達すると、充電を停止する。また、コントローラ
20は、発光信号をストロボ回路39に出力して発光管
39eを発光させる。
【0036】詳細は後述する調光回路40は、フィルム
面からの反射光を受光する調光素子たるフォトダイオー
ドPD0の出力電流を受けて積分処理を行い、発光停止
信号をストロボ回路39に出力して発光を停止させる。
環境温度を測定する測温回路51は、調光回路40と同
一ICチップ上に形成されている。
【0037】以下、図4のフローチャートを参照して、
本発明の第1の実施の形態に係るTTLストロボ調光装
置を適用したカメラの動作について詳細に説明する。
【0038】カメラのメインスイッチがオンされると、
ROM22に記憶されたシーケンスプログラムに従って
CPU21が動作を開始する。
【0039】先ず、CPU21はポート、RAM23等
の初期化を行うと共にEEPROM26に記憶されてい
る測光、AF等の各種補正データを読み出してRAM2
3の所定領域に展開する(ステップS101)。続い
て、フィルム感度読取り部25よりフィルムISO感度
を読み取り、RAM23に格納する(ステップS10
2)。さらに、ストロボ発光のためのエネルギーをスト
ロボ回路39内のメインコンデンサ39dに充電するス
トロボ充電を行う(ステップS103)。メインコンデ
ンサ39dの電圧が所定の電位に達すると充電を停止さ
せる。既に充電が完了している場合は、充電せずにステ
ップS104に進む。
【0040】次いで、1RSWがオンしているか否かを
判断し、オンでなければオンされるのを待機する(ステ
ップS104)。そして、1RSWがオンされると、C
PU21は、測温回路51を動作させ、測温動作を行い
環境温度を測定する(ステップS105)。そして、露
出量を決定するために測光部34を動作させて被写体輝
度を測定する測光動作を行う(ステップS106)。既
にRAM23に格納されているフィルムISO感度等の
情報を含めて露出演算を行う。
【0041】続いて、焦点検出動作等のAF演算を行う
(ステップS107)。そして、合焦か否か判定し、合
焦の場合はステップS110に進む(ステップS10
8)。これに対して、非合焦の場合は、続くステップS
109にて算出したレンズ駆動量と駆動方向に基づいて
焦点調節レンズを駆動する。次いで、CPU21は、2
RSWがオンされているか否かを判定する(ステップS
110)。ここで、2RSWがオンされている場合はス
テップS111に移行する。一方、2RSWがオフであ
る場合はステップS103に戻り、上記動作を繰り返
す。
【0042】次いで、ミラー駆動部35を動作させミラ
ーアップを行うと共に、露出演算値に基づき絞りを駆動
して所定の絞り値に設定する(ステップS111)。そ
して、シャッタの先幕マグネットMg1をオフして先幕
17をスタートさせ、開放状態にする(ステップS11
2)。次いで、ストロボ発光させるか否か判別し(ステ
ップS113)、発光させる場合はストロボ回路39に
発光信号を出力してストロボ発光させる(ステップS1
14)。また、同時に調光回路40に対して積分開始信
号を出力する。尚、発光の停止は、後述するように調光
回路40からの発光停止信号により行われる。
【0043】一方、上記ステップS113にて発光させ
ない場合は、シャッタ開口から所定時間が経過したか否
か判別し、経過したらステップS116に移行する(ス
テップS115)。そして、シャッタの後幕マグネット
Mg2をオフして後幕19を走行させてシャッタを閉じ
る(ステップS116)。続いて、ミラー駆動部37に
よりメインミラー12をダウンさせ、絞り駆動部36に
より絞りを開放させ(ステップS117)、フィルム駆
動部38を駆動させて撮影した駒を巻き上げて、次の駒
の位置にフィルムを給送し、一連の撮影動作を終了して
上記ステップS103に戻ることになる(ステップS1
18)。
【0044】次に図5は上記調光回路40の詳細な構成
を示す図である。
【0045】同図に示されるように、この調光回路40
は、対数圧縮電流電圧変換回路41とISO電圧発生回
路42、対数伸張可変増幅回路43、判定回路44に大
別される。
【0046】上記対数圧縮電流電圧変換回路41は、オ
ペアンプA1と、PMOSトランジスタP1と、CMO
Sプロセスにおける寄生PNPトランジスタP2とによ
り構成されており、調光素子であるフォトダイオードP
D0の光電流IPを入力としている。上記寄生PNPト
ランジスタP2は、図9に示されるように、P型シリコ
ン基板61上にCMOS構造のトランジスタを形成した
CMOSプロセスの場合に、P+ 拡散層62をエミッ
タ、Nウェル領域63をベース、P型シリコン基板61
をコレクタとする縦型寄生バイポーラPNPトランジス
タである。
【0047】上記ISO電圧発生回路42は、オペアン
プA2と、帰還抵抗Riと、電流DAコンバータDAI
とで構成されている。そして、コントローラ20からの
シリアル通信データ(SCLK、SDATAによる)が
レジスタRSに設定されて、信号ISO0〜7によりフ
ィルム感度ISOに応じた電流IDAC を発生し、抵抗R
iに流してフィルム感度ISOの応じた電圧を出力す
る。
【0048】上記対数伸張可変増幅回路43は、NMO
SトランジスタN1により構成されている。このNMO
SトランジスタN1のソースには定電圧Vrが印加され
ている。さらに、このNMOSトランジスタN1はサブ
スレッショルド領域で動作するようにバイアスされてい
る。比較的微小電流でバイアスされるサブスレッショル
ド領域での特性は、図10に示されるようにバイポーラ
トランジスタと同様な対数圧縮特性を示す。尚、同図に
おいて、横軸はゲート−ソース間電圧VGS[V]を示
し、縦軸はドレイン電流ID[A]を示している。
【0049】上記NMOSトランジスタN1のドレイン
と、低電圧Vd との間には積分コンデンサCINT 及び積
分スイッチSWINT が接続されている。また、上記NM
OSトランジスタN1のドレインは、コンパレータCM
Pに入力されている。以上が判定回路44を構成する。
コンパレータCMPの出力は、ストロボ回路39に接続
されている。
【0050】上記積分スイッチSWINT は、コントロー
ラ20からの信号INTにより制御され、ストロボ発光
直前にオンからオフにされて、積分コンデンサCINT に
積分動作を開始する。上記コンパレータCMPは、Vc
を比較電圧としており、積分コンデンサCINT のc点の
電位がVc よりも下がると端子STOPよりストロボ発
光停止信号を出力する。
【0051】上述したような構成の調光回路40におい
て、オペアンプA1の出力電位(a点電位)は、次式で
示される。
【0052】 Va=VTln(IP/Is1) (1) 上記(1)式において、Is1は寄生PNPトランジスタ
の逆方向飽和電流であり、VT (kT/q)(k:ボル
ツマン定数、q:電子の電荷)は熱電圧である。かかる
熱電圧は温度Tに比例するものである。
【0053】次に、ISO電圧発生回路の出力b点の電
位Vb は、次式で示される。
【0054】 Vb=Va+VISO =Va+IDAC・Ri (2) また、b点の電位Vb は、積分電流IINT により以下の
ようにも表わすことができる。
【0055】 Vb=Vr+VTln(IINT/Is2) (3) 上記(3)式において、Is2はサブスレッショルド領域
で動作するNMOSトランジスタのサイズとプロセス条
件で決定される定数である。
【0056】そして、上記(1),(2),(3)式よ
り、 Vr +VTln(IINT /Is2)=Vr −VTln(IP
/Is1)+IDAC ・Ri が成立する。ここで、寄生PNPトランジスタの逆方向
飽和電流Is1とNMOSトランジスタの上記定数Is2
は、両トランジスタの面積やプロセス条件等のパラメー
タを設定することで操作することができ、この第1の実
施の形態では、両者を等しく設定してあるものとする。
【0057】以上より積分電流IINT は、次のように表
わすことができる。
【0058】 IINT=IP・exp((IDAC・Ri−Vr)/VT)(4) これより、電流DAコンバータDAIの出力電流IDAC
に応じた増幅率を有する電流を発生することとなる。
【0059】一方、ストロボ発光停止に必要な電荷Qは
以下のように示される。
【0060】 Q=CINT・(Vd−Vc)=∫IINT dt (5) 例えば、フィルム感度がISO100の時とISO20
0の時の電流DAコンバータDAIの出力電流IDAC を
それぞれI100 ,I200 、また積分電流IINTをそれぞ
れIINT100,IINT200とすると、ISO100とISO
200に対するストロボ調光量は2:1とする必要があ
るので、 IINT100=2・IINT200 とする。
【0061】また、積分量は上記(5)式で示されるよ
うに一定であるから、IDAC (I100 ,I200 )は、以
下のように設定すればよい。
【0062】I100 =2・I200 −Vr /Ri このように、フィルム感度ISOに応じて電流DAコン
バータDAIを設定することで、フィルム感度ISOに
対して適切なストロボ調光量が得られる。積分電流IIN
T は、上記(4)式で示されるような温度特性を有して
いるので、環境温度に応じて補正する必要があり、後述
する測温回路51の出力を参照して補正する。
【0063】以下、図6のタイムチャートを参照して、
ストロボ調光を行う場合の露出シーケンスについて詳細
に説明する。
【0064】シャッターボタンの全押しによりセカンド
レリーズスイッチ2RSWがオンすると(図6(a)参
照)、メインミラー12の跳ね上げを開始する(図6
(b)参照)。このとき、先幕マグネットMg1、後幕
マグネットMg2に通電(オン)されて(図6(d),
(e)参照)、先幕17及び後幕19が保持される。
【0065】尚、上記メインミラー12の跳ね上げに並
行して行われる絞り駆動については、特徴的ではないの
で、ここでは説明を省略する。
【0066】こうしてメインミラー12の跳ね上げが完
了すると、ミラーアップスイッチMUSWがオンする
(図6(c)参照)。コントローラ20は、このミラー
アップスイッチMUSWのオンを検出すると、フィルム
感度ISO及び環境温度に応じて電流DAコンバータD
AIを設定する(図6(l)参照)。次いで、先幕マグ
ネットMg1をオフして、先幕17を開放する(図6
(d)参照)。
【0067】この先幕17が走行完了してシャッタが全
開すると(図6(f)参照)、シンクロスイッチXSW
がオンする(図6(g)参照)。
【0068】コントローラ20は、シンクロスイッチX
SWのオンを検出すると(図6(g)参照)、調光回路
40に対して積分開始信号INTを出力するとともに、
ストロボ回路39に発光開始信号STRGを出力してX
e管の発光を開始させる(図6(i)参照)。ストロボ
装置39より発せられる光は、被写体を照明し、その反
射光は撮影レンズ11を通過してフィルム15の面で反
射されて、フォトダイオードPD0に入射して光電流を
発生する。
【0069】この光電流は、調光回路40内で対数圧縮
され、ISO感度が加味された後、積分電流である対数
伸張電流IINT を発生し、積分コンデンサCINT を充電
する。積分コンデンサCINT の電位cが所定電圧Vc に
達すると(図6(j)参照)、コンパレータCMPの出
力であるストロボ発光停止信号STOPが調光回路40
からストロボ回路39に出力されて(図6(k)参
照)、Xe管の発光を停止する(図6(i)参照)。
【0070】こうしてストロボ装置10の発光が停止す
ると、フォトダイオードPD0の光電流が発生しなくな
るので、積分コンデンサCINT の電位は変化しなくな
る。その後、所定のタイミング(露出秒時)で後幕マグ
ネットMg2がオフされて後幕が開放され(図6(e)
参照)、シャッタが閉じる(図6(f)参照。そして発
光開始信号STRG、積分開始信号INTをオフした
後、メインミラー12のダウンを行い、露出シーケンス
が終了する(図6(h)参照)。
【0071】次に図7は測温回路51の詳細な構成を示
す図である。
【0072】第1の実施の形態では、同図に示すような
構成の測温回路51により、調光回路40を含むICチ
ップ自体の温度を測定する。
【0073】前述した特開平6−268524号公報に
より開示された測温回路は、モータ駆動回路、昇圧回
路、プランジャ駆動回路等の大消費電力部を同一チップ
上に有しており、上記回路を動作させるとICチップの
温度が非常に高温になってしまう。そのため、環境温度
に低下するまでに数分間待たなければならない。
【0074】よってICチップ自体の温度で、カメラ動
作の温度補正を行おうとすると、不正確な補正がなされ
てしまうという問題がある。そして、大消費電力部を動
作させてから、数分レベルの所定時間を待って温度測定
を行うようにするためには、コントローラ20の複雑な
プログラムを必要とするという問題もある。
【0075】これに対して、第1の実施の形態が採用す
る調光回路40、測温回路51等は、消費電力が小さ
く、数mA程度なので、ICチップ自体の温度が環境温
度と同一であるとみなすことができる。従って、測温回
路51の出力により環境温度を正しく測定することがで
きる。
【0076】即ち、詳細には、図7に示されるように、
この測温回路51は、MOSトランジスタQ1〜Q10
とCMOSプロセス内に存在する寄生PNPトランジス
タQ7,Q8と抵抗R1,R2と定電流源I1とからな
る温度比例型基準電流回路と、CMOSプロセス内に存
在する寄生PNPトランジスタQ11と抵抗R3とから
なる温度安定型基準電圧回路と、CMOSオペアンプO
P1と抵抗R4,R5とからなる増幅回路とで構成され
ている。
【0077】かかる構成の下、上記温度比例型基準電流
回路において寄生PNPトランジスタQ7とQ8の面積
比は1:8に設定されており、この関係によってIref1
は次式で示される電流値となる。
【0078】 Iref1=(VTln8)/R2 (7) 上記Iref1を寄生PNPトランジスタQ11と抵抗R3
に流すことにより、温度に対して非常に安定なバンドギ
ャップ電圧VBGを発生する。よって、オペアンプに発生
する電圧VTEMPは次式で示されるように温度に比例する
電圧を増幅した電圧となる(図8参照)。
【0079】 VTEMP=VBG・(1+R5/R4)−R5・(VTln8)/R2 (8) 上記VTEMPは、コントローラ20内のADコンバータA
DC24でA/D変換される。得られるA/D変換後の
デジタル値と実際の温度との関係は、予めEEPROM
26に記録されているA/D変換値と理論値と実際の値
との差に対応する補正値を読み出して補正して求める。
そして、このようにして求められた環境温度は、上記調
光回路の電流DAコンバータDAIの出力電流IDAC の
補正や、測光部の測光出力の温度補正、焦点検出部の位
相差検出光学系の温度特性による検出デフォーカス量の
補正等に用いられる。
【0080】以上説明したように、CMOSプロセスで
調光回路を構成できるので、低コストな調光装置を有す
るカメラを提供することが可能となる。
【0081】尚、第1の実施の形態では、対数圧縮回路
に寄生PNPトランジスタ、対数伸張回路にサブスレッ
ショルド領域で動作のNMOSトランジスタをそれぞれ
採用しているが、これに限定されることはなく、逆に対
応させたり、一方のみを採用してもよい。また、P型シ
リコン基板上にCMOS構造トランジスタを形成した場
合ではなく、N型シリコン基板上にCMOS構造のトラ
ンジスタを形成した場合に適用することも可能である。
【0082】更に、以下のように第1の実施の形態を改
良することもできる。
【0083】即ち、先に図9で説明したような縦型寄生
バイポーラPNPトランジスタに換えて、例えば、図1
1に示されるような、N拡散層72をエミッタ、P
ウェル領域73をベース、N型シリコン基板71をコレ
クタとする縦型寄生バイポーラNPNトランジスタを採
用することもできる。
【0084】この場合、調光回路40の構成は、先に図
5で説明した構成に換えて、図12に示されるような構
成の調光回路40aとなる。即ち、この調光回路40a
では、対数圧縮電流電圧変換回路において、オペアンプ
A10の出力は、NMOSトランジスタN20のゲート
に入力され、寄生バイポーラトランジスタN10のエミ
ッタと上記NMOSトランジスタN20のコレクタとの
接続端の電位がISO電圧発生回路内のオペアンプA2
0の入力端の一方に入力される。さらに、対数伸張可変
増幅回路がPMOSトランジスタP20で構成される。
【0085】また、図13に示されるように、調光素子
PD20の光電流を対数圧縮せずに積分した電圧と、フ
ィルムISO感度に対応する電流DAコンバータの出力
を対数伸張した電圧とを比較し、一致した時点でストロ
ボ発光を停止させる方式において、CMOSプロセスに
おける寄生バイポーラトランジスタ又はサブスレッショ
ルド領域で動作するMOSトランジスタを対数伸張回路
に使用しても同様の効果が得られる事は勿論である。
【0086】さらに、図14に示されるように、調光素
子フォトダイオードPD0を同一チップ上に形成するこ
とで、実装面積の更なる縮小化が可能となり、低コスト
化が実現できる。即ち、図14(a)はチップ断面図、
図14(b)は対数圧縮回路の変更部分のみ示した回路
図である。これらの図に示されるように、この改良例で
は、調光素子フォトダイオードPD0のアノード−カソ
ード間がイマジナリショートから逆バイアスに変更され
ている。そして、調光回路チップ上に、測温回路を形成
したので、温度測定のタイミングの制約がなく、簡単な
プログラムで正確な環境温度の測定を行うことができる
こととなる。
【0087】次に本発明の第2実施例について説明す
る。
【0088】以下、前述した第1の実施の形態との相違
点を中心に説明する。
【0089】先ず、第1の実施の形態の光学的配置(図
2参照)との相違点を述べる。
【0090】前述した第1の実施の形態では、撮影時に
はメインミラー12、サブミラー14は図中の点線の位
置に退避した後、シャッタ16の先幕が退避する前の状
態においても撮影レンズ11を通過した被写体光はシャ
ッタ16の先幕の表面に略結像し、そのうちの一部は反
射して集光レンズ18を介して調光素子PDに達する光
学的配置となっていたが、第2の実施の形態では、この
時の反射光も使用する点に特徴を有している。
【0091】ここで、図15は調光素子PDと集光レン
ズ18の構造を示す図である。
【0092】同図に示されるように、調光素子PDには
3個の受光領域PDa,PDb,PDcが形成されてい
る。そして、集光レンズ18は、上記受光領域の3個の
ブロックに対応する3個のレンズ部分18a,18b,
18cを有する。
【0093】調光素子PDの3個の受光領域PDa,P
Db,PDcは、集光レンズ18の3個のレンズ部分1
8a,18b,18cを通過して、フィルム面のそれぞ
れ中央、左、右領域を対応しており、且つそれらを略結
像させている。従って、この調光素子は、フィルム面の
3個の領域の明るさを、それぞれ分割して、測光して、
調光に利用するような構成となっている。
【0094】図16は第2実施の形態に係るTTLスト
ロボ調光装置を採用したカメラの制御系を中心とした構
成を示すブロック図である。
【0095】同図に示されるように、第2の実施の形態
では、第1の実施の形態における調光回路40をサブコ
ントローラ100に内蔵させている。
【0096】このサブコントローラ100は、マイクロ
コンピュータ(以下、マイコンと記す)101とCMO
Sアナログ回路とをCMOSプロセスにより同一半導体
基板上にワンチップ化して構成している。
【0097】上記マイコン101は、CPU102と、
周辺回路であるROM103、RAM104、ADコン
バータADC105、EEPROM106等から構成さ
れている。一方、CMOSアナログ回路は、調光回路1
40、測温回路141等の回路ブロックから構成されて
いる。
【0098】上記サブコントローラ100は、調光回路
140、測温回路141等の同一チップ上の回路を制御
すると共に、焦点検出部128の制御を行う。即ち、A
Fセンサ129の積分制御、センサデータ読み出し、焦
点検出演算を行う。また、サブコントローラ100は、
レンズ駆動部131、エンコーダ133により撮影レン
ズ111内の焦点調節レンズ群の制御を行う。
【0099】上記調光回路140には調光用受光素子P
D11,PD12,PD13が接続されており、これら
調光用受光素子PD11,PD12,PD13の出力す
る光電流を計測することで、ストロボの調光制御を行
う。
【0100】図17は、上記サブコントローラ100の
構成要素のうち、調光動作に関わるレジスタRS及び調
光回路140の詳細な構成を示す図である。
【0101】同図に示されるように、調光素子PD1
1,PD12,PD13として、シリコンフォトダイオ
ードが用いられている。調光回路140は、第1実施の
形態と基本構成が略同一となっている。
【0102】以下、フォトダイオードPD11に対応す
る回路部について説明する。
【0103】先ず、図17に於いて、対数圧縮回路は、
オペアンプA11と、PMOSトランジスタP11と、
CMPOSプロセスにおける寄生PNPトランジスタP
21とにより構成されており、調光素子であるフォトダ
イオードPD11の光電流IP11を入力としている。
レベルシフト回路は、オペアンプA21と、帰還抵抗R
11と、定電流源I11とで構成されており、対数圧縮
回路の出力を所定電圧分(R11・I11)だけレベル
シフトする。
【0104】対数伸張可変増幅回路は、NMOSトラン
ジスタN11,N21で構成されており、ゲートにはレ
ベルシフト回路の出力電圧が入力される。また、ゲイン
設定用入力電圧VG1をソースの電位として、このゲート
−ソース間の電位差で決まるゲインで対数伸張されたド
レイン電流ID21 を発生する。DAコンバータDA11
は、マイコン101よりレジスタRS150を介して制
御され、必要なゲインを設定するためのものである。
【0105】コンデンサC11は、NMOSトランジス
タN21のドレイン電流によって充電される。このコン
デンサC11に充電された電圧は、バッファアンプA3
1を介して出力電圧V01としてマルチプレクサ回路MP
X160に入力される。さらに、このマルチプレクサ回
路MPX160の出力は、マイコン101内のADコン
バータADC104に入力される。
【0106】積分スイッチSW11は、マイコン101
からレジスタRSを介して出力される積分制御信号IN
Tの信号を受けて、積分コンデンサC11に充電されて
いる電荷を放電する。以上の動作は、V02,V03が出力
となっている他の2個の調光回路についても同様であ
る。
【0107】一方、NMOSトランジスタN11〜N1
3の各ドレイン電流は加算されて、IINT としてコンデ
ンサCINT を充電する。このコンデンサCINT に充電さ
れた電圧は、コンパレータCMP1によって比較電圧V
c と比較され、その関係が反転すると、出力はHからL
に変化してストロボ発光停止信号STOPをストロボ回
路139に出力する。また、ゲイン入力電圧VG2,VG3
は、VG1と同様に、マイコン101によりレジスタRS
150を介して制御されるDAコンバータDA12,D
A13の出力信号が入力される。
【0108】以下、図18のフローチャートを参照し
て、上記サブコントローラ100の動作を詳細に説明す
る。尚、前述した第1の実施の形態のコントローラ20
をメインのコントローラとし、サブコントローラ100
は、該メインコントローラ20との通信により、その指
令に基づいて動作するものとする。
【0109】ファーストレリーズスイッチ1RSWのオ
ンを待ち、該1RSWがオンされると(ステップS20
1)、AFセンサ129の積分動作を制御し(ステップ
S202)、AFセンサ129からセンサデータを読み
出し(ステップS203)、上記センサデータに基づい
て焦点検出演算を行う(ステップS204)。
【0110】続いて、合焦しているか否か判定し(ステ
ップS205)、合焦している場合にはステップS20
7に移行し、非合焦の場合は、上記焦点検出演算結果に
基いてレンズ駆動を行う(ステップS206)。
【0111】続いて、ファーストレリーズスイッチ1R
SWのオンをチェックし(ステップS207)、オンさ
れるとステップS208に進み、一方、オフの場合はス
テップS201に戻り、上記動作を繰り返す。
【0112】次いで、セカンドレリーズスイッチ2RS
Wがオンされるまで待機し(ステップS208)、セカ
ンドレリーズスイッチ2RSWがオンされると、ミラー
アップスイッチMUSWのオンを待ち(ステップS20
9)、オンを検出すると今回の露出動作においてストロ
ボ発光ありか否か判別する(ステップS210)。そし
て、発光なしの場合はリターンする。
【0113】一方、上記ステップS210にて、ストロ
ボ発光ありの場合は、調光回路140内のDAコンバー
タDA11〜DA13に同一の電圧をセットする(ステ
ップS211)。そして、ストロボ回路139のプリ発
光、調光回路140のプリ積分を開始し(ステップS2
12)、プリ発光が終了するまで待つ(ステップS21
3)。そして、プリ発光が停止すると、調光回路140
内の積分電圧V01〜V03をAD変換して(ステップS2
14)、メインコントローラ20に送信する(ステップ
S215)。メインコントローラ20では、この積分電
圧データに基づいて本発光時のゲイン設定を計算する。
【0114】次いで、メインコントローラ20からの通
信データを用いて、調光回路140内のDAコンバータ
DA11〜DA13のVG1〜VG3を設定する(ステップ
S216)。そして、ストロボ装置139の本発光と調
光回路140の本積分を開始し(ステップS217)、
本発光が終了するとリターンする(ステップS21
8)。
【0115】次に、図19のタイムチャートを参照し
て、ストロボ調光を行う場合の露出シーケンスについて
詳細に説明する。
【0116】シャッタボタンが全押しされてセカンドレ
リーズスイッチ2RSWがオンすると(図19(a)参
照)、ミラーアップを開始する(図19(b)参照)。
このとき、先幕マグネットMg1、後幕マグネットMg
2がオンされて先幕17、後幕19が保持される(図1
9(d),(e)参照)。
【0117】上記ミラーアップが完了すると、ミラーア
ップスイッチMUSWがオンする(図19(c)参
照)。そして、マイコン101は、ミラーアップスイッ
チMUSWのオンを検出すると、調光回路140のゲイ
ン設定をすべく、DAコンバータDA11,DA12,
DA13を動作させ、同一の所定電圧をVG1,VG2,V
G3に入力する(図19(m),(n),(o)参照)。
【0118】そして、調光回路140に対して積分開始
信号INTを出力し、これと同時にストロボ装置139
に発光信号STRGを出力する(図19(h)参照)。
これにより、ストロボ装置39はプリ発光を開始する
(図19(i)参照)。かかる発光波形は、図19
(i)に示すように発光量が立ち上がるものである。フ
ォトダイオードPD11,PD12,PD13は、この
プリ発光による被写体からの反射光を受光して、その光
量に比例した光電流を発生する。プリ発光は予め決めら
れた所定時間だけ行われる。すなわち所定発光量だけ行
われる。
【0119】以下、その後の回路動作をフォトダイオー
ドPD11を中心に説明する。
【0120】上記フォトダイオードPD11で発生した
光電流は、対数圧縮回路により対数圧縮された電圧に変
換され、レベルシフト回路によりレベルシフトされる。
そして、この出力をゲートに入力され、ゲイン設定端子
からの入力電圧VG1をソースの電位とする対数伸張可変
増幅回路により対数伸張された電流出力に変換される
(図19(m)参照)。このように、NMOSトランジ
スタN21のドレイン電流ID21は、光電流と比例関
係を保ったままVG1の電位によって決まるゲインで増幅
され、発光波形と相似形の出力電流波形を示す。
【0121】NMOSトランジスタN21のドレイン電
流ID21は、積分開始信号INTのLからHの変化に
より(図19(h)参照)、短絡状態から開放された積
分コンデンサC11を充電する。積分コンデンサC11
の充電電圧は、バッファA11によって低インピーダン
スの電圧出力に変換されてV01からマルチプレクサ回路
MPX160を介してADC104に入力される(図1
9(j)参照)。他の2個の場合も、被写体からの反射
光量が異なるだけで回路動作そのものは同様である(図
19(k),(l)参照)。
【0122】上記VG1,VG2,VG3としては、予め同一
の電位が与えられているので、同一のゲインで光電流を
増幅した電流を出力する。
【0123】分割された被写体領域に対応するプリ発光
による積分電圧出力V01〜V03を、マルチプレクサ回路
MPX160を制御してマイコン101内のADコンバ
ータAD104に順に出力する。ADコンバータADC
104は、これをAD変換してメインコントローラ20
に送信する(図19(g)参照)。そして、この結果を
所定のアルゴリズムにより処理して、撮影のための本発
光時の分割領域に対する重み付けの度合いを決定する。
【0124】その後、積分開始信号INTと発光信号S
TRGをHに戻し(図19(h)参照)、調光回路14
0の積分コンデンサCINT を放電する(図19(p)参
照)。そして、各分割領域に対する重み付けの度合い、
及びフィルムISO感度を加味して各領域に対するゲイ
ンの調節を行うべく、ゲイン設定電圧VG1〜VG3を設定
するため、DAコンバータDA11〜DA13にデータ
をセットする(図19(m),(n),(o)参照)。
これにより、より重み付けの高い分割領域に関して増幅
率を高くした電流を積分するように設定される。
【0125】次に先幕マグネットMg1の通電を解除し
て先幕の走行を開始させ(図19(d)参照)、シャッ
タが全開した後のシンクロスイッチXSWがオンするの
を待ち、オンしたら(図19(g)参照)、積分開始信
号INT、ストロボ発光信号STRGをLからHにして
(図19(h)参照)、調光回路140の積分を開始さ
せるとともにストロボ装置を本発光させる(図19
(i)参照)。
【0126】上記ストロボ装置139より発せられる光
は、被写体を照明し、その反射光は撮影レンズを通過し
てフィルム面で反射されて、フォトダイオードPD1
1,PD12,PD13に入射して光電流を発生する。
その光電流は、調光回路140内で対数圧縮され、重み
付けが加味された積分電流である対数伸張電流の総和I
INT により積分コンデンサCINT を充電する(図19
(p)参照)。
【0127】積分コンデンサCINT の電位が比較電圧V
c に達すると、コンパレータCMP1の出力であるスト
ロボ発光停止信号STOPが調光回路140からストロ
ボ装置139に出力されて、発光を停止する(図19
(p),(i)参照)。
【0128】マイコン101は、先幕マグネットMg1
の通電を解除してからの時間を計測し、設定されたシャ
ッタ秒時が経過した時点で後幕マグネットMg2の通電
を解除する(図19(e)参照)。こうして、発光が停
止すると、フォトダイオードPD11,PD12,PD
13の光電流が発生しなくなるので、積分コンデンサC
INT の電位は変化しなくなる。その後ミラーダウンを行
い(図19(b)参照)、露出シーケンスを終了する。
【0129】このように第2の実施の形態では、サブコ
ントローラ100は、1RSWオン時にはAF動作に関
連した制御を行い、2RSWオン時には露出動作に関連
する調光制御を行うので、非常に効率よくカメラ動作の
制御を行うことができる。また、調光回路とマイコンと
を同一半導体チップ上に形成したので、調光装置をより
低コスト化することができる。さらに、カメラボディ内
において、ミラーボックス底部付近の配置的に近いAF
センサ、位相差AF光学系からなる焦点検出部と調光素
子とを、調光回路を有するコントローラと電気的に接続
して制御させることにより、実装スペースを縮小させる
ことができる。
【0130】以上説明したように、本発明のストロボ調
光装置によれば、低コストなCMOSプロセスによりス
トロボ調光回路を実現できる。
【0131】尚、本発明の上記実施の形態には、以下の
発明も含まれる。
【0132】(1)被写体を照明するストロボ手段と、
ストロボ手段を発光させた際にフィルムからの反射光を
受光して、上記対象物の輝度に応じた信号電流を発生す
る受光手段と、前記信号電流を対数圧縮した対数圧縮電
圧を発生する対数圧縮手段と、前記対数圧縮された電圧
をフィルム感度に応じてレベルシフトする手段と、前記
対数圧縮電圧を指数伸張した電流を発生する指数伸張手
段と、前記指数伸張された電流を積分し、この積分電圧
が所定電位に達するとストロボ手段の発光を停止させる
制御手段と、を具備するTTLストロボ調光装置であっ
て、前記対数圧縮手段、又は前記指数伸長手段は、相補
型MOS集積回路製造プロセスに起因する寄生バイポー
ラトランジスタ又はサブスレッショルド領域で作動する
MOSトランジスタとを含んでなることを特徴とするT
TLストロボ調光装置。
【0133】(2)前記対数圧縮手段、および前記指数
伸長手段は、CMOSマイクロコンピュータ装置と同一
の半導体基板上に形成されていることを特徴とする
(1)に記載のTTLストロボ調光装置。
【0134】(3)前記ストロボ調光装置は、半導体基
板の温度を測定する測温手段をさらに具備し、この測温
手段が前記対数圧縮手段、および指数伸長手段と共通の
半導体基板上に形成されていることを特徴とする(1)
に記載のTTLストロボ調光装置。
【0135】(4)被写体を照明するストロボ手段と、
ストロボ手段を発光させた際にフィルムからの反射光を
受光して、上記対象物の輝度に応じた信号電流を発生す
る受光手段と、フィルム感度に応じた信号を指数伸長し
た比較電圧を発生する比較電圧発生手段と、前記受光手
段から出力される信号電流を積分し、前記比較電圧に達
するとストロボ手段の発光を停止させる制御手段と、を
具備するストロボ調光装置であって、前記比較電圧発生
手段は、相補型MOS集積回路製造プロセスに起因する
寄生バイポーラトランジスタ又はサブスレッショルド領
域で作動するMOSトランジスタとを含んでなることを
特徴とするTTLストロボ調光装置。
【0136】(5)前記比較電圧発生手段は、CMOS
マイクロコンピュータ装置と同一の半導体基板上に形成
されていることを特徴とする(4)に記載のTTLスト
ロボ調光装置。
【0137】(6)前記ストロボ調光装置は、半導体基
板の温度を測定する測温手段をさらに具備し、この測温
手段が前記比較電圧発生手段と共通の半導体基板上に形
成されていることを特徴とする(4)に記載のTTLス
トロボ調光装置。
【0138】
【発明の効果】本発明によれば、簡単且つ低コストな構
成でストロボ調光機能を実現するストロボ調光装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTTLストロボ調光装置の概念図であ
る。
【図2】第1の実施の形態に係るTTLストロボ調光装
置を採用したカメラの光学系の構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係るカメラの制御系の構成
を示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係るTTLストロボ調光装
置を適用したカメラの動作について詳細に説明するフロ
ーチャートである。
【図5】第1の実施の形態が採用する調光回路40の詳
細な構成を示す図である。
【図6】第1の実施の形態において、ストロボ調光を行
う場合の露出シーケンスについて詳細に説明するタイム
チャートである。
【図7】第1の実施の形態が採用する測温回路51の詳
細な構成を示す図である。
【図8】第1の実施の形態に関し、環境温度と測温出力
との関係、並びに理論値と実際値との間の補正値を示す
特性図である。
【図9】第1の実施の形態が採用する縦型寄生バイポー
ラPNPトランジスタの構造を示す図である。
【図10】第1の実施の形態に係る比較的微小電流でバ
イアスされるサブスレッショルド領域での対数圧縮特性
を示す図である。
【図11】第1の実施の形態が採用する縦型寄生バイポ
ーラNPNトランジスタの構造を示す図である。
【図12】第1の実施の形態が採用する他の調光回路4
0の詳細な構成を示す図である。
【図13】調光素子PD20の光電流を対数圧縮せずに
積分した電圧と、フィルムISO感度に対応する電流D
Aコンバータの出力を対数伸張した電圧とを比較し、一
致した時点でストロボ発光を停止させる方式を説明する
図である。
【図14】(a)はチップ断面図であり、(b)は対数
圧縮回路の変更部分のみ示した回路図である。
【図15】第2の実施の形態に係るTTLストロボ調光
装置における調光素子PDと集光レンズ18の構造を示
す図である。
【図16】第2実施の形態に係るTTLストロボ調光装
置を採用したカメラの制御系を中心とした構成を示すブ
ロック図である。
【図17】第2の実施の形態に係る、サブコントローラ
100の構成要素のうち、調光動作に関わるレジスタR
S及び調光回路140の詳細な構成を示す図である。
【図18】第2の実施の形態におけるサブコントローラ
100の動作を詳細に説明するフローチャートである。
【図19】第2の実施の形態において、ストロボ調光を
行う場合の露出シーケンスについて詳細に説明するタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 ストロボ発光部 2 被写体 3 受光部 4 対数圧縮部 5 対数伸張部 6 制御部 7 寄生バイポーラトランジスタ 8 MOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 CD07 CD11 CD13 DB01 DB11 DB14 DB31 EB03 FB86 HA21 HA26 ZA01 ZA03 2H053 AA00 AA01 AD21 AD23 BA00 BA51 3K098 BB09 BB13 BB14 BB15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ発光時にフィルムからの反射光
    を受光する受光手段と、上記フィルムのフィルム感度に
    応じた情報を出力する手段と、上記受光手段の出力を積
    分した値と所定の判定値とを、上記フィルム感度に応じ
    た情報を加味して比較し、受光出力が判定値に達した時
    に上記ストロボ発光を停止させる制御手段とを備えたT
    TLストロボ調光装置であって、 上記制御手段は、共通の半導体基板上に形成された相補
    型MOS集積回路の製造プロセスに起因する寄生バイポ
    ーラトランジスタ、対数圧縮手段、またはサブスレッシ
    ョルド領域で作動するMOSトランジスタを含む指数伸
    長手段の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とす
    るTTLストロボ調光装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記共通の半導体基板
    の絶対温度に関する情報を検出する測温手段を更に備
    え、当該測温手段による測温結果に応じて上記積分処理
    過程の温度補正を行うことを特徴とする請求項1に記載
    のTTLストロボ調光装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、相補型MOS集積回路
    の製造プロセスにより構成されたマイクロコンピュータ
    装置と共通の半導体基板上に形成されていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のTTL
    ストロボ調光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011022503A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Stanley Electric Co Ltd 調光制御装置、調光制御方法、ストロボ装置
WO2020217525A1 (ja) * 2019-04-26 2020-10-29 株式会社資生堂 液状体検出装置

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