JP2000267306A - 感光体ドラムの製造方法 - Google Patents
感光体ドラムの製造方法Info
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Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体ドラムの端部から感光剤を、短い処理
時間で精度よく除去する。 【解決手段】 素管の表面に感光剤を塗布してなる感光
体ドラム1の一端を保持具2で保持して垂直姿勢とし、
その感光体ドラムの下端部外面に、感光体ドラムの軸心
と平行な軸3を中心として回転自在な回転体4を押し当
てる。この状態で、感光体ドラム1に対してその周方向
に回転体4を相対的に回転させる。これにより、感光体
ドラム1の下端部外面に押し当てられる回転体4が、感
光体ドラム1の周方向に公転しながら自転するので、回
転体4により感光体ドラム1の下端部外面から感光剤を
短い処理時間で精度よく除去できる。
時間で精度よく除去する。 【解決手段】 素管の表面に感光剤を塗布してなる感光
体ドラム1の一端を保持具2で保持して垂直姿勢とし、
その感光体ドラムの下端部外面に、感光体ドラムの軸心
と平行な軸3を中心として回転自在な回転体4を押し当
てる。この状態で、感光体ドラム1に対してその周方向
に回転体4を相対的に回転させる。これにより、感光体
ドラム1の下端部外面に押し当てられる回転体4が、感
光体ドラム1の周方向に公転しながら自転するので、回
転体4により感光体ドラム1の下端部外面から感光剤を
短い処理時間で精度よく除去できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素管の表面に感光
剤を塗布してなる感光体ドラムの一端部から感光剤を除
去する感光体ドラムの製造方法に関する。
剤を塗布してなる感光体ドラムの一端部から感光剤を除
去する感光体ドラムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機に用いる感光体ドラム
は、素管の表面に感光剤を塗布して形成される。感光剤
を素管に塗布するには種々の方法があるが、生産性、コ
ストなどの点で有利な浸漬法が一般に多用されている。
この浸漬法は、一端部を治具で保持して垂直姿勢とした
素管を、感光剤の液槽に浸漬した後、一定速度で引き上
げることにより、素管の表面に感光剤を塗布するもので
ある。
は、素管の表面に感光剤を塗布して形成される。感光剤
を素管に塗布するには種々の方法があるが、生産性、コ
ストなどの点で有利な浸漬法が一般に多用されている。
この浸漬法は、一端部を治具で保持して垂直姿勢とした
素管を、感光剤の液槽に浸漬した後、一定速度で引き上
げることにより、素管の表面に感光剤を塗布するもので
ある。
【0003】ところで、感光体ドラムの両端部は、電子
写真複写機に組み込んだ状態で、各種の部材が摺接する
部分となるので、その両端部は感光剤の塗布されない部
分とするのが好ましいが、前記浸漬法により感光剤を塗
布した感光体ドラムでは、感光剤の液槽から引き上げる
とき、下端となる部分まで感光剤が塗布されてしまう。
このため、浸漬法により感光剤を塗布した感光体ドラム
では、その一端部から感光剤を除去する処理が必要にな
る。
写真複写機に組み込んだ状態で、各種の部材が摺接する
部分となるので、その両端部は感光剤の塗布されない部
分とするのが好ましいが、前記浸漬法により感光剤を塗
布した感光体ドラムでは、感光剤の液槽から引き上げる
とき、下端となる部分まで感光剤が塗布されてしまう。
このため、浸漬法により感光剤を塗布した感光体ドラム
では、その一端部から感光剤を除去する処理が必要にな
る。
【0004】そこで、感光体ドラムの一端部から感光剤
を除去するのに、従来より、以下に挙げるような種々の
方法が採用されている。 (1) 感光剤を溶解する溶剤からなる処理液の槽内
に、感光体ドラムの一端部を浸漬して、自然溶解により
感光剤を除去する。 (2) 感光体ドラムの一端部外面に柔軟性の板を摺接
させて、感光剤を除去する(特開昭60−170858
号公報) (3) 前記処理液の槽内に、感光体ドラムの一端部を
浸漬した状態で、処理液を攪拌させる(たとえば、処理
液を噴出するノズルにより処理液中に渦を発生させる)
ことにより、感光剤を除去する(特開昭63−6307
9号公報)。
を除去するのに、従来より、以下に挙げるような種々の
方法が採用されている。 (1) 感光剤を溶解する溶剤からなる処理液の槽内
に、感光体ドラムの一端部を浸漬して、自然溶解により
感光剤を除去する。 (2) 感光体ドラムの一端部外面に柔軟性の板を摺接
させて、感光剤を除去する(特開昭60−170858
号公報) (3) 前記処理液の槽内に、感光体ドラムの一端部を
浸漬した状態で、処理液を攪拌させる(たとえば、処理
液を噴出するノズルにより処理液中に渦を発生させる)
ことにより、感光剤を除去する(特開昭63−6307
9号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(1)の浸漬
による感光剤除去方法は、感光剤が素管から自然溶解さ
れ、処理液に拡散されて除去されるものであるため、処
理に時間がかかるという問題点がある。また、(2)の
板を感光体ドラムの一端部に摺接する感光剤除去方法で
は、感光体ドラムから掻き取られた感光剤が板に溜まっ
てしまうほか、板も磨耗するので、十分な除去効果が得
られないという問題点がある。また、(3)の攪拌によ
る感光剤除去方法は、攪拌によって処理液に積極的に流
れを起こすので、処理時間は短縮されるものの、処理液
の液面が乱れるため、処理幅の精度が低下したり、処理
液の飛沫のために品質低下を来すなどの問題点がある。
による感光剤除去方法は、感光剤が素管から自然溶解さ
れ、処理液に拡散されて除去されるものであるため、処
理に時間がかかるという問題点がある。また、(2)の
板を感光体ドラムの一端部に摺接する感光剤除去方法で
は、感光体ドラムから掻き取られた感光剤が板に溜まっ
てしまうほか、板も磨耗するので、十分な除去効果が得
られないという問題点がある。また、(3)の攪拌によ
る感光剤除去方法は、攪拌によって処理液に積極的に流
れを起こすので、処理時間は短縮されるものの、処理液
の液面が乱れるため、処理幅の精度が低下したり、処理
液の飛沫のために品質低下を来すなどの問題点がある。
【0006】上記の従来欠点に鑑み、本発明は、このよ
うな課題を解消し、感光体ドラムの端部から感光剤を、
短い処理時間で精度よく除去できる感光体ドラムの製造
方法を提供することを目的とする。
うな課題を解消し、感光体ドラムの端部から感光剤を、
短い処理時間で精度よく除去できる感光体ドラムの製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本第1発明は、素管の表面に感光剤を塗布してなる
感光体ドラムの一端を保持具で保持して垂直姿勢とし、
その感光体ドラムの下端部外面に、感光体ドラムの軸心
と平行な軸を中心として回転自在な回転体を押し当てた
状態で、感光体ドラムに対してその周方向に前記回転体
を相対的に回転させることにより、感光体ドラムの下端
部外面の感光剤を回転体で除去する点に特徴がある。こ
の構成によれば、感光体ドラムの下端部外面に押し当て
られる回転体が、感光体ドラムの周方向に公転しながら
自転するので、回転体により感光体ドラムの下端部外面
から感光剤を短い処理時間で精度よく除去できる。
めに本第1発明は、素管の表面に感光剤を塗布してなる
感光体ドラムの一端を保持具で保持して垂直姿勢とし、
その感光体ドラムの下端部外面に、感光体ドラムの軸心
と平行な軸を中心として回転自在な回転体を押し当てた
状態で、感光体ドラムに対してその周方向に前記回転体
を相対的に回転させることにより、感光体ドラムの下端
部外面の感光剤を回転体で除去する点に特徴がある。こ
の構成によれば、感光体ドラムの下端部外面に押し当て
られる回転体が、感光体ドラムの周方向に公転しながら
自転するので、回転体により感光体ドラムの下端部外面
から感光剤を短い処理時間で精度よく除去できる。
【0008】第2発明では、前記感光体ドラムの周方向
への前記回転体の回転を、感光体ドラムの軸心を回転中
心として感光体ドラムを回転させることにより相対的に
行う点に特徴がある。この構成によれば、回転体の側の
構成を簡単にして、感光体ドラムの周方向へ回転体を相
対的に公転させることができる。
への前記回転体の回転を、感光体ドラムの軸心を回転中
心として感光体ドラムを回転させることにより相対的に
行う点に特徴がある。この構成によれば、回転体の側の
構成を簡単にして、感光体ドラムの周方向へ回転体を相
対的に公転させることができる。
【0009】第3発明では、前記感光体ドラムの周方向
への前記回転体の回転を、感光体ドラムの軸心を回転中
心として回転体を公転させる点に特徴がある。この構成
によれば、感光体ドラムの側の構成を簡単にして、感光
体ドラムの周方向へ回転体を公転させることができる。
への前記回転体の回転を、感光体ドラムの軸心を回転中
心として回転体を公転させる点に特徴がある。この構成
によれば、感光体ドラムの側の構成を簡単にして、感光
体ドラムの周方向へ回転体を公転させることができる。
【0010】第4発明では、前記回転体の周面に、回転
体の自転に伴い回転体の周面から感光剤を掻き取るブレ
ードを摺接させる点に特徴がある。この構成によれば、
感光体ドラムの下端部外面から掻き取られて回転体の周
面に付着した感光剤が、さらにブレードによって回転体
の周面から除去されるので、感光剤が回転体の周面に溜
まってしまうことがなく、回転体による十分な感光剤除
去効果が得られる。
体の自転に伴い回転体の周面から感光剤を掻き取るブレ
ードを摺接させる点に特徴がある。この構成によれば、
感光体ドラムの下端部外面から掻き取られて回転体の周
面に付着した感光剤が、さらにブレードによって回転体
の周面から除去されるので、感光剤が回転体の周面に溜
まってしまうことがなく、回転体による十分な感光剤除
去効果が得られる。
【0011】第5発明では、前記感光体ドラムの下端部
および前記回転体を、感光剤を溶解する溶剤からなる処
理液の槽内に浸漬させる点に特徴がある。この構成によ
れば、感光体ドラムにおける下端部外面の感光剤が処理
液により溶解されたうえで、回転体により除去されるの
で、回転体による感光剤除去効果がより向上する。
および前記回転体を、感光剤を溶解する溶剤からなる処
理液の槽内に浸漬させる点に特徴がある。この構成によ
れば、感光体ドラムにおける下端部外面の感光剤が処理
液により溶解されたうえで、回転体により除去されるの
で、回転体による感光剤除去効果がより向上する。
【0012】第6発明では、前記回転体を前記処理液槽
に自転可能に設け、前記感光体ドラムの軸心を回転中心
として前記処理液槽を回転させることにより、前記回転
体を前記感光体ドラムの周方向に公転させる点に特徴が
ある。この構成によれば、処理液槽を回転させることに
より、感光体ドラムの周方向に回転体を公転させること
ができるので、回転体を公転させる回転機構を簡単に構
成できる。また、処理液槽の回転により、処理液に浸漬
される感光体ドラムの下端部の周囲に、その回りを巡る
処理液の流れができるので、その流れの遠心力により、
感光体ドラムから溶解した感光剤が感光体ドラムの径方
向に効果的に離散することになり、感光体ドラムの下端
部外面から感光剤を、より短い処理時間で精度よく除去
できる。
に自転可能に設け、前記感光体ドラムの軸心を回転中心
として前記処理液槽を回転させることにより、前記回転
体を前記感光体ドラムの周方向に公転させる点に特徴が
ある。この構成によれば、処理液槽を回転させることに
より、感光体ドラムの周方向に回転体を公転させること
ができるので、回転体を公転させる回転機構を簡単に構
成できる。また、処理液槽の回転により、処理液に浸漬
される感光体ドラムの下端部の周囲に、その回りを巡る
処理液の流れができるので、その流れの遠心力により、
感光体ドラムから溶解した感光剤が感光体ドラムの径方
向に効果的に離散することになり、感光体ドラムの下端
部外面から感光剤を、より短い処理時間で精度よく除去
できる。
【0013】第7発明では、前記回転体を前記処理液槽
と独立に感光体ドラムの周方向に公転させる点に特徴が
ある。この構成によれば、処理液槽を回転させることな
く、回転体だけを感光体ドラムの周方向に公転させるの
で、回転体公転に要する駆動エネルギを軽減できる。
と独立に感光体ドラムの周方向に公転させる点に特徴が
ある。この構成によれば、処理液槽を回転させることな
く、回転体だけを感光体ドラムの周方向に公転させるの
で、回転体公転に要する駆動エネルギを軽減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施形態を図
1に基づいて説明する。図1は、この実施形態の感光体
ドラムの製造方法の説明図を示す。同図において、感光
体ドラム1は、浸漬法により素管の表面に感光剤を塗布
したものであって、塗布後さほど時間が経過しておら
ず、感光剤の塗膜が固化していない状態にあるものとす
る。この感光体ドラム1の一端部から所定の幅部分は、
浸漬処理時に感光剤が塗布されない非塗布部とされる
が、他端部は感光剤が塗布されてしまっている。
1に基づいて説明する。図1は、この実施形態の感光体
ドラムの製造方法の説明図を示す。同図において、感光
体ドラム1は、浸漬法により素管の表面に感光剤を塗布
したものであって、塗布後さほど時間が経過しておら
ず、感光剤の塗膜が固化していない状態にあるものとす
る。この感光体ドラム1の一端部から所定の幅部分は、
浸漬処理時に感光剤が塗布されない非塗布部とされる
が、他端部は感光剤が塗布されてしまっている。
【0015】前記感光体ドラム1は、その非塗布部を上
向きにして保持具2により垂直姿勢に吊り下げられる。
感光体ドラム1の下方には、感光体ドラムの軸心と平行
な軸3を中心に回転自在とした円柱状の回転体4が、感
光体ドラム1の下端部外面に押し当てた状態で配置され
る。この回転体4は、たとえばポリエチレン樹脂などの
硬化樹脂やその他の剛体部材からなる。
向きにして保持具2により垂直姿勢に吊り下げられる。
感光体ドラム1の下方には、感光体ドラムの軸心と平行
な軸3を中心に回転自在とした円柱状の回転体4が、感
光体ドラム1の下端部外面に押し当てた状態で配置され
る。この回転体4は、たとえばポリエチレン樹脂などの
硬化樹脂やその他の剛体部材からなる。
【0016】前記保持具2は、たとえばシリンダ5によ
って昇降駆動される昇降台6に、軸受7を介して回転自
在に支持されている。シリンダ5は支持アーム8に垂設
され、支持アーム8はレール9に沿って移動する移動台
10から横方向に張り出して設けられる。また、保持具
2は、前記昇降台6に設けられた回転駆動装置11によ
って回転駆動される。回転駆動装置11は、前記昇降台
6を貫通して上方に突出する保持具2の軸12に設けら
れた入力ギア13と、駆動源であるモータ14と、この
モータ14の回転出力を前記入力ギア13に伝達する出
力ギア15とからなる。
って昇降駆動される昇降台6に、軸受7を介して回転自
在に支持されている。シリンダ5は支持アーム8に垂設
され、支持アーム8はレール9に沿って移動する移動台
10から横方向に張り出して設けられる。また、保持具
2は、前記昇降台6に設けられた回転駆動装置11によ
って回転駆動される。回転駆動装置11は、前記昇降台
6を貫通して上方に突出する保持具2の軸12に設けら
れた入力ギア13と、駆動源であるモータ14と、この
モータ14の回転出力を前記入力ギア13に伝達する出
力ギア15とからなる。
【0017】前記回転駆動装置11の作動で、感光体ド
ラム1をその軸心を回転中心として回転させることによ
り、前記回転体4が感光体ドラム1の周方向に相対的に
公転するとともに、軸3を中心にして自転する。これに
より、回転体4で、感光体ドラム1の下端部外面から感
光剤が掻き取られる。この回転体4の周面には、柔軟性
のある部材からなるブレード16が摺接させてあり、こ
のブレード16により回転体4の周面に付着した感光剤
が掻き取られる。
ラム1をその軸心を回転中心として回転させることによ
り、前記回転体4が感光体ドラム1の周方向に相対的に
公転するとともに、軸3を中心にして自転する。これに
より、回転体4で、感光体ドラム1の下端部外面から感
光剤が掻き取られる。この回転体4の周面には、柔軟性
のある部材からなるブレード16が摺接させてあり、こ
のブレード16により回転体4の周面に付着した感光剤
が掻き取られる。
【0018】なお、垂直姿勢に吊持した感光体ドラム1
の下端部内には、図1(A)に鎖線で示すように、円柱
状の支持部材17を挿入して、この支持部材17で感光
体ドラム1の下端部が揺動するのを抑制するようにして
もよい。
の下端部内には、図1(A)に鎖線で示すように、円柱
状の支持部材17を挿入して、この支持部材17で感光
体ドラム1の下端部が揺動するのを抑制するようにして
もよい。
【0019】前記構成のもとに、回転駆動装置11を作
動させて、感光剤の塗膜が固化する前の感光体ドラム1
を回転させると、その周方向に回転体4が相対的に公転
するとともに、軸3を中心に自転する。これにより、感
光体ドラム1の下端部外面の感光剤が回転体4の周面に
掻き取られる。また、感光体ドラム1から掻き取られて
回転体4の周面に付着した感光剤は、回転体4の自転に
伴い、前記ブレード16によって絶えず掻き取られる。
その結果、感光体ドラム1の下端部外面から感光剤を短
い処理時間で精度よく除去できる。
動させて、感光剤の塗膜が固化する前の感光体ドラム1
を回転させると、その周方向に回転体4が相対的に公転
するとともに、軸3を中心に自転する。これにより、感
光体ドラム1の下端部外面の感光剤が回転体4の周面に
掻き取られる。また、感光体ドラム1から掻き取られて
回転体4の周面に付着した感光剤は、回転体4の自転に
伴い、前記ブレード16によって絶えず掻き取られる。
その結果、感光体ドラム1の下端部外面から感光剤を短
い処理時間で精度よく除去できる。
【0020】図2は、第2の実施形態の感光体ドラムの
製造方法の説明図を示す。この実施形態では、一端部を
保持具2で保持して垂直姿勢とした感光体ドラム1の下
端部を、感光剤を溶解する有機系炭化水素の溶剤(たと
えばテトラヒドロフラン(THF))からなる処理液1
8を収容した処理液槽19に浸漬するとともに、感光体
ドラム1の下端部外面に押し当てられ、感光体ドラム1
の軸心と平行な軸3を中心に回転自在とした円柱状の回
転体4を前記処理液槽19内に配置し、さらに処理液槽
19を感光体ドラム1の軸心を回転中心として回転駆動
装置20により回転駆動する。
製造方法の説明図を示す。この実施形態では、一端部を
保持具2で保持して垂直姿勢とした感光体ドラム1の下
端部を、感光剤を溶解する有機系炭化水素の溶剤(たと
えばテトラヒドロフラン(THF))からなる処理液1
8を収容した処理液槽19に浸漬するとともに、感光体
ドラム1の下端部外面に押し当てられ、感光体ドラム1
の軸心と平行な軸3を中心に回転自在とした円柱状の回
転体4を前記処理液槽19内に配置し、さらに処理液槽
19を感光体ドラム1の軸心を回転中心として回転駆動
装置20により回転駆動する。
【0021】前記回転駆動装置20は、前記処理液槽1
9の下面の感光体ドラム軸心に相当する位置に垂設され
た入力ギア21と、駆動源であるモータ22と、このモ
ータ22の回転出力を前記入力ギア21に伝達する出力
ギア23とからなる。回転体4がポリエチレン樹脂など
の硬化樹脂やその他の剛体部材からなることは、先の実
施形態の場合と同様である。
9の下面の感光体ドラム軸心に相当する位置に垂設され
た入力ギア21と、駆動源であるモータ22と、このモ
ータ22の回転出力を前記入力ギア21に伝達する出力
ギア23とからなる。回転体4がポリエチレン樹脂など
の硬化樹脂やその他の剛体部材からなることは、先の実
施形態の場合と同様である。
【0022】この実施形態の場合、回転駆動装置20の
作動により、処理液槽19を感光体ドラム1の軸心を回
転中心として回転させると、処理液槽19と一体に回転
体4が感光体ドラム1の周方向に公転し、これに伴い回
転体4は軸3を中心として自転する。その結果、回転体
4により、感光体ドラム1の下端部外面から感光剤が掻
き取られる。このとき、感光体ドラム1の下端部は溶剤
からなる処理液18に浸漬されているので、感光体ドラ
ム下端部の感光剤が処理液18に溶解することになり、
回転体4による感光剤の掻取りをより短時間のうちに行
うことができる。
作動により、処理液槽19を感光体ドラム1の軸心を回
転中心として回転させると、処理液槽19と一体に回転
体4が感光体ドラム1の周方向に公転し、これに伴い回
転体4は軸3を中心として自転する。その結果、回転体
4により、感光体ドラム1の下端部外面から感光剤が掻
き取られる。このとき、感光体ドラム1の下端部は溶剤
からなる処理液18に浸漬されているので、感光体ドラ
ム下端部の感光剤が処理液18に溶解することになり、
回転体4による感光剤の掻取りをより短時間のうちに行
うことができる。
【0023】また、処理液槽19の回転により、感光体
ドラム1の下端部周囲に、その回りを巡る処理液18の
流れが生じ、処理液18により溶解された溶出感光剤
が、前記処理液18の流れによる遠心力で感光体ドラム
1の径方向に効果的に離散する。さらに、回転体4も処
理液19に浸漬された状態にあるので、掻き取られて回
転体4の周面に付着した感光剤は、回転体4の自転によ
り、周面から効果的に除去される。これにより、回転体
4による感光体ドラム1の下端部外面からの感光剤の除
去がより効果的に行われる。
ドラム1の下端部周囲に、その回りを巡る処理液18の
流れが生じ、処理液18により溶解された溶出感光剤
が、前記処理液18の流れによる遠心力で感光体ドラム
1の径方向に効果的に離散する。さらに、回転体4も処
理液19に浸漬された状態にあるので、掻き取られて回
転体4の周面に付着した感光剤は、回転体4の自転によ
り、周面から効果的に除去される。これにより、回転体
4による感光体ドラム1の下端部外面からの感光剤の除
去がより効果的に行われる。
【0024】この場合、感光体ドラム1を回転させない
ので、感光体ドラム1を保持する保持具2の側に複雑な
回転機構を配置する必要がない。なお、この場合も、図
1の実施形態で示したように、垂直姿勢に吊持した感光
体ドラム1の下端部内に円柱状の支持部材17を挿入し
て、この支持部材17で感光体ドラム1の下端部が揺動
するのを抑制するようにしてもよい。
ので、感光体ドラム1を保持する保持具2の側に複雑な
回転機構を配置する必要がない。なお、この場合も、図
1の実施形態で示したように、垂直姿勢に吊持した感光
体ドラム1の下端部内に円柱状の支持部材17を挿入し
て、この支持部材17で感光体ドラム1の下端部が揺動
するのを抑制するようにしてもよい。
【0025】なお、図2の実施形態において、処理液槽
19を回転させないで、図1の実施形態の場合のように
感光体ドラム1を回転させるようにしてもよい。この場
合も、感光体ドラム1の下端部を溶剤の処理液18に浸
漬させた状態で、感光体ドラム1の周方向に、回転体4
を相対的に公転させることができる。
19を回転させないで、図1の実施形態の場合のように
感光体ドラム1を回転させるようにしてもよい。この場
合も、感光体ドラム1の下端部を溶剤の処理液18に浸
漬させた状態で、感光体ドラム1の周方向に、回転体4
を相対的に公転させることができる。
【0026】図3は、第3の実施形態の感光体ドラムの
製造方法の説明図を示す。この実施形態では、一端部を
保持具2で保持して垂直姿勢とした感光体ドラム1の下
端部を、感光剤を溶解する溶剤からなる処理液18を収
容した処理液槽19に浸漬するとともに、感光体ドラム
1の下端部外面に押し当てられ、感光体ドラム1の軸心
と平行な軸3を中心に回転自在とした円柱状の回転体4
を前記処理液槽19内に配置し、さらに回転体4を感光
体ドラム1の軸心を回転中心として回転駆動装置24に
より感光体ドラム1の周方向に公転させるようにしてい
る。
製造方法の説明図を示す。この実施形態では、一端部を
保持具2で保持して垂直姿勢とした感光体ドラム1の下
端部を、感光剤を溶解する溶剤からなる処理液18を収
容した処理液槽19に浸漬するとともに、感光体ドラム
1の下端部外面に押し当てられ、感光体ドラム1の軸心
と平行な軸3を中心に回転自在とした円柱状の回転体4
を前記処理液槽19内に配置し、さらに回転体4を感光
体ドラム1の軸心を回転中心として回転駆動装置24に
より感光体ドラム1の周方向に公転させるようにしてい
る。
【0027】回転駆動装置24は、処理液槽19内に配
置され、回転体4の軸3を支持する支持板25と、この
支持板25における前記感光体ドラム1の軸心相当位置
に垂設された入力ギア26と、駆動源であるモータ27
と、このモータ27の回転出力を前記入力ギヤ26に伝
達する出力ギア28とからなる。前記入力ギア26の軸
29は、処理液槽19の底面を貫通するが、その軸貫通
部にはシール材30が介挿される。これにより、軸貫通
部のシールが図られるとともに、処理液槽19に対して
軸29が回転可能となる。
置され、回転体4の軸3を支持する支持板25と、この
支持板25における前記感光体ドラム1の軸心相当位置
に垂設された入力ギア26と、駆動源であるモータ27
と、このモータ27の回転出力を前記入力ギヤ26に伝
達する出力ギア28とからなる。前記入力ギア26の軸
29は、処理液槽19の底面を貫通するが、その軸貫通
部にはシール材30が介挿される。これにより、軸貫通
部のシールが図られるとともに、処理液槽19に対して
軸29が回転可能となる。
【0028】この実施形態の場合、回転駆動装置24の
作動で、感光体ドラム1の周方向に回転体4が処理液槽
19と独立に公転するとともに、軸3を中心に回転体4
が自転するので、図2の実施形態の場合とほぼ同様にし
て、回転体4により感光体ドラム1の下端部外面から感
光剤を掻き取ることができる。
作動で、感光体ドラム1の周方向に回転体4が処理液槽
19と独立に公転するとともに、軸3を中心に回転体4
が自転するので、図2の実施形態の場合とほぼ同様にし
て、回転体4により感光体ドラム1の下端部外面から感
光剤を掻き取ることができる。
【0029】この実施形態では、回転体4だけを公転さ
せるので、回転駆動装置24の駆動によるエネルギ消費
を低減できる。なお、この場合も、図1の実施形態で示
したように、垂直姿勢に吊持した感光体ドラム1の下端
部内に円柱状の支持部材17を挿入して、この支持部材
17で感光体ドラム1の下端部が揺動するのを抑制する
ようにしてもよい。
せるので、回転駆動装置24の駆動によるエネルギ消費
を低減できる。なお、この場合も、図1の実施形態で示
したように、垂直姿勢に吊持した感光体ドラム1の下端
部内に円柱状の支持部材17を挿入して、この支持部材
17で感光体ドラム1の下端部が揺動するのを抑制する
ようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
以下に記載する効果を奏する。請求項1の発明において
は、感光体ドラムの下端部外面に押し当てられる回転体
が、感光体ドラムの周方向に公転しながら自転するの
で、回転体により感光体ドラムの下端部外面から感光剤
を短い処理時間で精度よく除去できる。
以下に記載する効果を奏する。請求項1の発明において
は、感光体ドラムの下端部外面に押し当てられる回転体
が、感光体ドラムの周方向に公転しながら自転するの
で、回転体により感光体ドラムの下端部外面から感光剤
を短い処理時間で精度よく除去できる。
【0031】請求項2の発明においては、回転体の側の
構成を簡単にして、感光体ドラムの周方向へ回転体を相
対的に公転させることができる。
構成を簡単にして、感光体ドラムの周方向へ回転体を相
対的に公転させることができる。
【0032】請求項3の発明においては、感光体ドラム
の側の構成を簡単にして、感光体ドラムの周方向へ回転
体を公転させることができる。
の側の構成を簡単にして、感光体ドラムの周方向へ回転
体を公転させることができる。
【0033】請求項4の発明においては、感光体ドラム
の下端部外面から掻き取られて回転体の周面に付着した
感光剤が、さらにブレードによって回転体の周面から除
去されるので、感光剤が回転体の周面に溜まってしまう
ことがなく、回転体による十分な感光剤除去効果が得ら
れる。
の下端部外面から掻き取られて回転体の周面に付着した
感光剤が、さらにブレードによって回転体の周面から除
去されるので、感光剤が回転体の周面に溜まってしまう
ことがなく、回転体による十分な感光剤除去効果が得ら
れる。
【0034】請求項5の発明においては、回転体の引っ
掻きによる感光剤除去に加えて、溶剤からなる処理液の
自然溶解による感光剤除去が行われるので、より効果的
に感光剤を除去できる。
掻きによる感光剤除去に加えて、溶剤からなる処理液の
自然溶解による感光剤除去が行われるので、より効果的
に感光剤を除去できる。
【0035】請求項6の発明においては、処理液槽を回
転させることにより、感光体ドラムの周方向に回転体を
公転させることができるので、回転機構を簡単に構成で
きる。また、処理液に浸漬される感光体ドラムの下端部
の周囲に、その回りを巡る処理液の流れができるので、
その流れの遠心力により、感光体ドラムから溶解した感
光剤が感光体ドラムからその径方向に効果的に離散する
ことになり、感光体ドラムの端部から感光剤を、より短
い処理時間で精度よく除去できる。
転させることにより、感光体ドラムの周方向に回転体を
公転させることができるので、回転機構を簡単に構成で
きる。また、処理液に浸漬される感光体ドラムの下端部
の周囲に、その回りを巡る処理液の流れができるので、
その流れの遠心力により、感光体ドラムから溶解した感
光剤が感光体ドラムからその径方向に効果的に離散する
ことになり、感光体ドラムの端部から感光剤を、より短
い処理時間で精度よく除去できる。
【0036】請求項7の発明においては、処理液槽を回
転させることなく、回転体だけを感光体ドラムの周方向
に公転させるので、回転体公転に要する駆動エネルギを
軽減できる。
転させることなく、回転体だけを感光体ドラムの周方向
に公転させるので、回転体公転に要する駆動エネルギを
軽減できる。
【図1】(A)は本発明の第1の実施形態に係る感光体
ドラムの製造方法の構成を示す概略図、(B)は(A)
のA−A矢視断面図である。
ドラムの製造方法の構成を示す概略図、(B)は(A)
のA−A矢視断面図である。
【図2】(A)は本発明の第2の実施形態に係る感光体
ドラムの製造方法の構成を示す概略図、(B)は(A)
のB−B矢視断面図である。
ドラムの製造方法の構成を示す概略図、(B)は(A)
のB−B矢視断面図である。
【図3】(A)は本発明の第3の実施形態に係る感光体
ドラムの製造方法の構成を示す概略図、(B)は(A)
のC−C矢視断面図である。
ドラムの製造方法の構成を示す概略図、(B)は(A)
のC−C矢視断面図である。
1…感光体ドラム、2…保持具、3…軸、4…回転体、
11…回転駆動装置、16…ブレード、18…処理液、
19…処理液槽、20…回転駆動装置、24…回転駆動
装置
11…回転駆動装置、16…ブレード、18…処理液、
19…処理液槽、20…回転駆動装置、24…回転駆動
装置
Claims (7)
- 【請求項1】 素管の表面に感光剤を塗布してなる感光
体ドラムの一端を保持具で保持して垂直姿勢とし、その
感光体ドラムの下端部外面に、感光体ドラムの軸心と平
行な軸を中心として回転自在な回転体を押し当てた状態
で、感光体ドラムに対してその周方向に前記回転体を相
対的に回転させることにより、感光体ドラムの下端部外
面の感光剤を回転体で除去することを特徴とする感光体
ドラムの製造方法。 - 【請求項2】 前記感光体ドラムの周方向への前記回転
体の回転は、感光体ドラムの軸心を回転中心として感光
体ドラムを回転させることにより相対的に行うことを特
徴とする請求項1に記載の感光体ドラムの製造方法。 - 【請求項3】 前記感光体ドラムの周方向への前記回転
体の回転は、感光体ドラムの軸心を回転中心として回転
体を公転させることを特徴とする請求項1に記載の感光
体ドラムの製造方法。 - 【請求項4】 前記回転体の周面には、回転体の自転に
伴い回転体の周面から感光剤を掻き取るブレードを摺接
させることを特徴とする請求項1に記載の感光体ドラム
の製造方法。 - 【請求項5】 前記感光体ドラムの下端部および前記回
転体は、感光剤を溶解する溶剤からなる処理液の槽内に
浸漬させることを特徴とする請求項1から3までのいず
れかに記載の感光体ドラムの製造方法。 - 【請求項6】 前記回転体は前記処理液槽に自転可能に
設け、前記感光体ドラムの軸心を回転中心として前記処
理液槽を回転させることにより、前記回転体を前記感光
体ドラムの周方向に公転させることを特徴とする請求項
5に記載の感光体ドラムの製造方法。 - 【請求項7】 前記回転体は前記処理液槽と独立に感光
体ドラムの周方向に公転させることを特徴とする請求項
5に記載の感光体ドラムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11076009A JP2000267306A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 感光体ドラムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11076009A JP2000267306A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 感光体ドラムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000267306A true JP2000267306A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13592831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11076009A Pending JP2000267306A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 感光体ドラムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000267306A (ja) |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11076009A patent/JP2000267306A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040113 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040312 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |