JP2000268184A - 画像処理装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理装置及び方法並びに記録媒体

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JP2000268184A
JP2000268184A JP11072612A JP7261299A JP2000268184A JP 2000268184 A JP2000268184 A JP 2000268184A JP 11072612 A JP11072612 A JP 11072612A JP 7261299 A JP7261299 A JP 7261299A JP 2000268184 A JP2000268184 A JP 2000268184A
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equation
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Hideo Kubono
秀雄 久保野
Tetsuzo Kuragano
哲造 倉賀野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像処理性能を格段的に向上させ得る画像処理
装置及び方法並びに記録媒体を実現し難かった。 【解決手段】画像処理装置及び方法において、画像デー
タに対して各画素の濃度値をそれぞれ対する変換処理
し、対数変換処理された各画素の濃度値に基づいて、画
像データに基づく画像内のエッジを検出するようにし
た。また記録媒体において、画像処理手段に、画像デー
タに対して各画素の濃度値をそれぞれ対する変換処理す
る第1のステップと、対数変換処理された各画素の濃度
値に基づいて、画像データに基づく画像内のエッジを検
出する第2のステップとを有する画像処理を実行させる
ためのプログラムを記録するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法並びに記録媒体に関し、例えばCAD(Computer Aid
ed Design )装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD(Charge Coupled Device
)カメラやイメージスキャナ等から出力されるカラー
の画像データは、画像を形成する各画素のR(赤色)G
(緑色)B(青色)の各色毎の明るさ(以下、濃度と呼
ぶ)を表すデータから構成されている。そしてこのよう
な濃度は、画像内における各部位での明るさを忠実に反
映している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に画
像内の暗い領域では明るい領域に比べて物体間の濃度差
が小さい。このため画像データに基づく画像をコンピュ
ータにより認識しようとする場合、画像内の暗い領域に
おける物体のエッジを検出し難く、当該暗い領域内にお
ける物体の認識率が低下する問題がある。
【0004】かかる問題を解決するための1つの方法と
して、画像全体の明るさを高めて暗い領域における物体
間の濃度差を拡大する方法が考えられる。しかしながら
この方法によると、明るい領域の濃度が飽和してしまう
ために、当該明るい領域内における物体の認識率が低下
する問題がある。
【0005】さらにこれらの問題を解決するもう1つの
方法として、画像を濃度に応じて複数領域に分割し、分
割された各領域毎に濃度補正を施す方法が考えられる。
しかしながらこの方法によると、分割処理が煩雑であ
り、また各領域境界の濃度補正結果が不整合となる問題
がある。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、画像処理性能を向上させ得る画像処理装置及び方法
並びに記録媒体を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、画像処理装置において、画像デー
タに対して各画素の濃度値をそれぞれ対数変換処理する
対数変換処理手段と、対数変換処理された各画素の濃度
値に基づいて、画像データに基づく画像内のエッジを検
出するエッジ検出手段とを設けるようにした。
【0008】この結果この画像処理装置では、画像内の
濃度のばらつきに影響されることなく、画像内のエッジ
を一括してかつ高精度に検出することができる。
【0009】また本発明においては、画像処理方法にお
いて、画像データに対して各画素の濃度値をそれぞれ対
数変換処理する第1のステップと、対数変換処理された
各画素の濃度値に基づいて、画像データに基づく画像内
のエッジを検出する第2のステップとを設けるようにし
た。
【0010】この結果この画像処理方法によれば、画像
内の濃度のばらつきに影響されることなく、画像内のエ
ッジを一括してかつ高精度に検出することができる。
【0011】さらに本発明においては、記録媒体におい
て、画像データに対して各画素の濃度値をそれぞれ対数
変換処理する第1のステップと、対数変換処理された各
画素の濃度値に基づいて、画像データに基づく画像内の
エッジを検出する第2のステップとを有する画像処理を
実行させるためのプログラムを記録するようにした。
【0012】この結果この記録媒体に記録されたプログ
ラムによれば、画像内の濃度のばらつきに影響されるこ
となく、画像処理手段が画像内のエッジを一括してかつ
高精度に検出し得るようにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0014】(1)本実施の形態による画像処理装置の
構成 図1において、1は全体として本実施の形態による画像
処理装置を示し、CPU(Central Processing Unit )
2、各種プログラムが格納されたROM(ReadOnly Mem
ory)3、CPU2のワークメモリとしてのRAM(Ran
dom Access Memory)4及び入出力インターフェース回
路5がCPUバス6を介して相互に接続され、入出力イ
ンターフェース回路5にCRT(Cathode-Ray Tube)
7、キーボード8及びマウス9が接続されることにより
構成されている。
【0015】この場合CPU2は、CCDカメラやイメ
ージスキャナ等の外部機器から与えられる画像データD
1を入出力インターフェース回路5を介して取り込む。
【0016】そしてCPU2は、ROM3に格納された
プログラムに基づき、図2に示す平滑近似曲線生成処理
手順RT1に従って、この取り込んだ画像データ1に基
づく画像を認識すると共に、当該画像内の各物体のエッ
ジを表すB−スプライン曲線を生成し、これをCRT7
に表示させる。このようなCPU2の一連の処理につい
て以下に説明する。
【0017】(2)CPU2の処理 (2−1)対数変換処理(ステップSP2) まずCPU2は、外部から与えられる画像データD1を
取り込んだ後、平滑近似曲線生成処理手順RT1をステ
ップSP1において開始し、続くステップSP2におい
て当該画像データD1に基づく画像の各画素の濃度値を
RBGそれぞれについて対数変換処理する。このような
対数変換処理の意味について説明する。
【0018】まず物体に照射される照明光の光量が一定
でない場合、物体の表面における光に対する反射率が同
じであっても撮影された画像の濃度及びその変化量は、
物体の各部位によって異なってくる。
【0019】例えば図3(A)に示すように、三角柱1
0の1つの側面10Bに向けて一定光量の照明光L1
照射してある第1の高さ位置H1 での三角柱10の表面
の濃度を測定すると、図3(B)のように照明光L1
照射されていない第1の側面10Aと、照明光L1 が照
射されている第2の側面10Bとの境目において、濃度
がVb1からVb2へと変化する。またこの例では、第1の
側面10Aの一部に汚れ11が付着しているため、その
部分において濃度がVb1から当該Vb1よりも僅かに小さ
いVb3となっている。
【0020】次に照明光L1 よりも少ない光量の照明光
2 が三角柱10の第2の側面10Bに照射される第2
の高さ位置H2 での三角柱10の表面の濃度を測定する
と、図3(D)のように第1及び第2の側面10A、1
0Bの境目において濃度がVd1(ただしVd1<Vb1)か
らVd2(ただしVd1<Vb1)へと変化する。
【0021】そしてこのような三角柱の表面における濃
度分布に対して2階微分演算を施すと、第1及び第2の
高さ位置H1 、H2 における各演算結果はそれぞれ図3
(C)及び(E)のようになる。
【0022】ここで画像の認識のために濃度変化から画
像内の物体のエッジを検出する方法の1つとして、濃度
分布に対して2階微分演算した演算結果(図3(C)及
び(E))に現れるゼロ交差点P1 〜P3 、P4 を検出
する方法がある。しかしながらこの方法によると、図3
(C)からも明らかなように、汚れ11のエッジまでを
も検出する問題がある。
【0023】またこのような問題の発生を回避しながら
物体のエッジを検出するもう1つの方法として、濃度分
布に対する2階微分演算の演算結果(図3(C)及び
(E))に対して閾値θを設定し、当該閾値θを越えた
箇所をエッジとして検出する方法がある。しかしながら
この方法によると、図3(E)からも明らかなように、
閾値θの設定の仕方によっては照明光の光量が少ない領
域(暗い領域)における物体のエッジを検出し得ない問
題がある。
【0024】ところで上述のように照明光の光量の違い
によって濃度及びその変化量が異なっていても、光に対
する反射率が同じであれば、照明光の光量が大きいく明
るい箇所(Xb とする)の濃度をv(Xb )、照明光の
光量が小さく暗い箇所(Xdとする)の濃度をv
(Xd )、これら明るい箇所及び暗い箇所とそれぞれ隣
接する各箇所(それぞれ(Xb +Δx)、(Xd +Δ
x)とする)の濃度をそれぞれv(Xb +Δx)、v
(Xd +Δx)として次式
【0025】
【数1】
【0026】が成り立つ。つまり照明光の光量が異なる
箇所でも濃度変化の比は変わらない。
【0027】そこで画像を構成する各画素の濃度値に対
して予め次式
【0028】
【数2】
【0029】のように対数変換することを考える。
【0030】この場合この対数変換した濃度値(以下、
これを対数濃度値と呼ぶ) log(v)を用いて差分商演
算を基本とする従来の画像解析処理を行ったとしても、
差分商又は微分商での濃度変化の同値・大小判定は、図
3(F)のように原画像の濃度値での濃度変化の比率で
の濃度変化の同値・大小判定と同じ結果となる。
【0031】その証明は、次式
【0032】
【数3】
【0033】の通りである。
【0034】従って予め画像内の各画素の濃度値を対数
変換し、図3(G)のように得られた各画素の対数濃度
値 log(v)に基づいてエッジを検出するようにするこ
とによって、照明光の光量の違いに影響されることなく
画像内の各物体のエッジを検出することができる。
【0035】しかしながら画像を構成する各画素の濃度
値を対数変換した結果を人間が画像として認識(目視)
できるようにするためには、対数濃度値が濃度値として
正でなければならない。さらに限られたメモリ容量のコ
ンピュータ上でこれを行うためには上限値を抑える必要
がある。
【0036】このような制約条件として、原画像での濃
度値の最大値を maxVとして次式
【0037】
【数4】
【0038】が考えられる。つまりこの(4)式は、原
画像での濃度値の設定範囲(0〜 maxV)が対数変換後
も維持される(すなわち対数濃度値の範囲も0〜 maxV
となる)ことを意味している。
【0039】ここで(3)式での結論に示される対数変
換結果の性質が多少崩れることを承知のうえで、(4)
式を満足できるように log(v)を次式
【0040】
【数5】
【0041】のように定義される Log(v)に置き換え
る。
【0042】このとき(5)式は、(4)式から次式
【0043】
【数6】
【0044】と変換することができる。
【0045】そしてこれを解くと、(5)式のα及びβ
は、次式
【0046】
【数7】
【0047】となる。従って Log(v)は、次式
【0048】
【数8】
【0049】のように表すことができる。
【0050】なお(2)式及び(8)式のそれぞれでの
対数変換された濃度値の変化の違いは、次式
【0051】
【数9】
【0052】のように、濃度vの2乗に対して濃度変化
Δvが小さければ違いがないことが分かる。
【0053】従ってこの(9)式からも、濃度vの2乗
に対して濃度変化Δvが小さければ(2)式及び(8)
式のそれぞれでの対数変換された濃度値にほとんど違い
がないことが分かる。そしてこの違いは、通常十分に満
足できる条件であると考えられる。
【0054】かかる原理に基づきCPU2は、ステップ
SP2において、取り込んだ画像データD1に基づく画
像の各画素のRBG毎の濃度値に対してそれぞれ(8)
式による対数変換処理を施し、得られた対数変換処理さ
れた画像データD1に基づく画像(以下、これを対数画
像と呼ぶ)をCRT7に表示させる。
【0055】なおこの実施の形態においては、原画像の
濃度値がRBGそれぞれについて8ビットずつ用意され
ているため、当該濃度値の表現範囲はRGB毎に0〜25
5 となる。
【0056】従ってこの実施の形態において、底αの値
は、(8)式から次式
【0057】
【数10】
【0058】のように選定されている。
【0059】(2−2)ラプラシアン演算処理(ステッ
プSP3) 続いてCPU2は、上述のようにして得られた各画素の
RBG毎の(8)式で与えられる対数濃度値 Log(v)
に対してラプラシアン(2階微分)演算処理をそれぞれ
施す。
【0060】すなわちこのように各画素のRBG毎の対
数濃度値 Log(v)に対してラプラシアン演算処理を施
すことによって、エッジとみなされる画素の位置を検出
することができる。この位置は、原画像での位置と一致
する。
【0061】この原理を図4に示す。この図4では、横
軸が原画像の各画素の濃度値を対数変換してなる画像
(以下、これを対数画像と呼ぶ)における一次元の位置
を示し、縦軸が輝度レベルを示している。そしてこの図
4において、f(x)は対数画像の輝度分布を示し、f
(x)′はf(x)を一次微分処理した演算結果、f
(x)″はf(x)をラプラシアン演算処理した演算結
果を示す。
【0062】ここでf(x)″ではピークが2つあり、
その間のP11の位置が輝度レベル差の大きい箇所である
ことが分かる。そしてこの輝度レベル差の大きい箇所が
エッジである。
【0063】なお一般的に、画素の濃度値に対するラプ
ラシアン演算処理は、例えば図5に示すような各重み係
数ai-1,j-1 〜ai+1,j+1 の値が適当に選定された3×
3のマスク20を用い、図6のようにマトリクス状に配
列される各画素の濃度値vi-1,j-1 〜vi+1,j+1 に対し
て、次式
【0064】
【数11】
【0065】の演算を実行することにより近似的に行う
ことができ、この結果として中心の画素Vi,j に対する
ラプラシアン演算処理の演算結果wi,j を得ることがで
きる。
【0066】そこでこの実施の形態の場合、CPU2
は、図7に示すような3×3のマスク21を用いて、R
BG毎に、各画素の対数濃度値に対して(11)式の演
算を実行することにより、これら各画素の対数濃度値に
対するラプラシアン演算の演算結果を算出するようにな
されている。
【0067】因にこの実施の形態におけるマスク21で
は、通常「1」である値が「0.5 」、通常「−8」であ
る値が「−4」となっており、これにより高周波数部分
の影響を抑えることができるようになされている。
【0068】(2−3)2値化処理(ステップSP4) 続いてCPU2は、各画素の対数濃度値のラプラシアン
演算結果に対する2値化処理を実行することにより、対
数画像を2値化画像に変換する。ここでこのような2値
化処理時における閾値の設定の仕方について説明する。
【0069】一般的に画像内のグレーレベルの頻度を表
すヒストグラムは、図8のように表される。画像信号が
アナログである場合には、ヒストグラムは曲線になる
が、ディジタルの場合には図8のように棒グラフとな
る。なお図8においては、横軸に輝度をとり、縦軸に頻
度(度数)をとっている。
【0070】この図8の場合、ピークが2つあるのでそ
の間の谷部に閾値を設定することが考えられるが、ピー
クが2つあるということは、抽出すべきエッジが2箇所
にあるという可能性を秘めている。換言すれば、相対的
に暗い領域内にエッジが存在し、しかも相対的に明るい
領域内にもエッジが存在している可能性がある。従って
図8において、谷部に閾値を設定すると、暗い領域内に
存在するエッジを検出できなくなるおそれがある。
【0071】そこで本実施の形態による画像処理装置1
では、閾値の設定を全体の頻度の何パーセントというよ
うな形態で設定することができるようになされている。
そしてCPU2は、このように設定された閾値に基づい
て、対数画像を2値化画像に変換処理する。
【0072】(2−4)細線化処理(ステップSP5) 続いてCPU2は、上述のようにして得られた2値化画
像に対して細線化処理を施し、処理結果をCRT7に表
示させる。
【0073】この場合通常の細線化処理では、内点、連
続点、孤立点、縁点、分岐点、端点、角点及び交差点な
ど用途に応じてさまざまなマスクを使用する。しかしな
がら本実施の形態において、CPU2は、図9に示す1
つのマスク21のみを使用して細線化処理を行う。
【0074】実際上CPU2は、このような細線化処理
を、3×3の画素群に対して図9のマスク21を重ね合
わせ、各画素の値(2値化されているため、「0」又は
「1」)と図9のマスク21の対応する各定数値
(「0」、「0.5 」又は「1」)との差をとり、全ての
画素についてその差が0となったときにマスクの下段の
3つ定数値「1」に対応する各画素の値を「1」とする
と共に他の画素の値を「0」とする一方、3×3の全て
の画素についてその差が0とならなかったときには当該
全ての画素の値を「0」とすることにより行う。
【0075】そしてCPU2は、このような細線化処理
を、マスク21を1画素ずつ縦方向又は横方向にずらし
ながら2値化画像全体に亘って行い、これによりエッジ
として検出される曲線を細線化する。
【0076】なおこの実施の形態によるマスク21で
は、これはパターンマッチングする画素値として「0」
又は「1」のいずれでも良い場合のことを考慮して、中
段の両側の定数値が「0.5 」に設定されている。この結
果このマスク21を用いた細線化処理では、マスク21
の定数値が「0.5 」の箇所において、常に各画素の値と
マスク21の定数値との差が「0.5 」又は「−0.5 」と
なり、これを整数化すると「0」となってマッチングが
成功したことになる。
【0077】これによりこの実施の形態においては、図
9のような簡素なマスク21を使用することによって、
例えば図10に示すような櫛歯状のパターンに対しても
エッジを検出することができるようになされている。な
おこの細線化処理は、線を細くすることが目的であり、
エッジが切れてしまっても問題はない。
【0078】(2−4)自然スプライン曲線生成処理
(ステップSP6) 続いてCPU2は、上述のように細線化処理した2値化
画像の画像データに基づいて、エッジとして検出した各
画素を繋ぐ自然スプライン曲線を生成する。これについ
て以下に説明する。
【0079】まず一般的に、平面上の点列に対して、各
点との距離を最小にしながら(近似性)振動を最小にす
る(平滑化)ような曲線を生成する手法として、適当な
次数(2m−1)次の自然スプライン関数を応用した手
法が広く用いられている。
【0080】この場合自然スプライン関数f(x)は、
i 、ci を定数として次式
【0081】
【数12】
【0082】を条件とする次式
【0083】
【数13】
【0084】のように定義される。なお(13)式の右
辺最後の項は、次式
【0085】
【数14】
【0086】で定義される切断冪関数と呼ばれる関数を
表している。
【0087】ここで平面上の点列{(xi 、yi )}
(1≦i≦N)に対して、求めたい平滑化関数としてm
階微分可能な次式
【0088】
【数15】
【0089】で与えられる自然スプライン関数を考える
と、近似性を高めるために次式
【0090】
【数16】
【0091】を最小化し、かつ平滑性を高めるために次
【0092】
【数17】
【0093】を最小化すれば良い。
【0094】この場合実際の計算では、近似性及び平滑
性に対する要求度合いに応じてユーザが設定した正の重
付け定数wi (1≦i≦N)と、正の定数gとを用いた
次式
【0095】
【数18】
【0096】で表される(16)式及び(17)式の線
形和の最小化を図るようにする。なお以下においては、
この(18)式で表されるσを滑らかさに関する目的関
数と呼ぶ。
【0097】ここで一般的に次式
【0098】
【数19】
【0099】の条件式を満足するときの自然スプライン
関数f(x)が目的関数σを最小とする近似関数である
ことが明らかになっている。
【0100】従って(13)式で与えられる自然スプラ
イン関数f(x)の(N+m)個の係数ai (0≦i<
m−1)及びci (0≦i≦N−1)の値を、これら係
数ai 、ci について1次のm個の方程式から構成され
る(12)式と、N個の方程式から構成される(19)
式とから求め、これらを(13)式に代入することによ
り所望する自然スプライン関数f(x)を得ることがで
きる。そして上述のように(12)式及び(19)式か
ら係数ai 、ci を求めることは、通常の行列計算によ
り行うことができる。
【0101】しかしながら(12)式の条件のもとで
(13)式で表される自然スプライン関数f(x)に
は、適用上以下の2つの制約がある。
【0102】すなわちまず第1の制約として、(13)
式では曲線を定義する自然スプライン関数f(x)がx
の値に対してyの値が一意に決定できなければ方程式が
立てられない。従って曲線を定義する座標軸のとり方次
第でyが複数の値をとる多価関数については、f(x)
が計算できない。
【0103】また第2の制約として、点列が平面上にな
いときには平滑化曲線も平面にのるとは限らないが、
(13)式ではこのような曲線を表現できない。
【0104】そこで自然スプライン関数をx、y及びz
座標それぞれについて同一パラメータでのベクタとして
表現(以下、このような自然スプライン関数をパラメト
リック自然スプライン関数と呼ぶ)すると共に、x、y
及びz座標の各パラメトリック自然スプライン関数をそ
れぞれの目的関数を最小化するように独立に決定するこ
とを考える。
【0105】この場合自然スプライン関数をx、y及び
z座標それぞれについて同一パラメータでのベクタとし
て表現するということは、自然スプライン関数をx、y
とは独立したパラメータtを用いて表現し、さらにz軸
を含む3次元空間上に拡張するということを意味する。
【0106】この結果上述の(12)式及び(13)式
により定義された自然スプライン関数は、次式
【0107】
【数20】
【0108】を満足する次式
【0109】
【数21】
【0110】のように書き換えることができる。なおこ
の(20)式及び(21)式において、 t(*)は行列
又はベクタ(*)の転置を意味しており、以下において
も同様とする。
【0111】またx、y及びz座標の各パラメトリック
自然スプライン関数f(t)をそれぞれの目的関数を最
小化するように独立に決定するということは、所望のパ
ラメトリック自然スプライン関数f(t)の最適値を、
x、y及びz座標の各目的関数をそれぞれ独立に最小化
することで求解できることを意味する。ここでx、y及
びz座標の各目的関数は、次式
【0112】
【数22】
【0113】で定義されるσ(= t( σx ,σy
σz ))のことである。
【0114】そして自然スプライン関数を(20)式及
び(21)式のようなパラメトリック関数で表現した場
合においても、(12)式及び(13)式で定義される
自然スプライン関数と同様に、点列に対して近似性及び
平滑性を満足する関数となることが保証される。
【0115】実際上、点列に対する(13)式で与えら
れる自然スプライン関数f(x)の近似性は、(18)
式で与えられる目的関数σの第1項が左右する。従って
(21)式で表すパラメトリック自然スプライン関数f
(t)において、(22)式で与えられる目的関数σの
第1項を最小化したときに当該パラメトリック自然スプ
ライン関数f(t)の描く曲線が点列に接近しているこ
とを証明することによって、点列に対する(21)式で
与えられるパラメトリック自然スプライン関数f(t)
の近似性を証明することができる。
【0116】ここでパラメトリック自然スプライン関数
f(t)での目的関数σの右辺第1項の総和内の重み定
数wi を省いた各項(pi −f(ti ))2 は、点列
{(pi )}(1≦i≦N)内の各点pi t( xi
i ,zi )と曲線との各x、y及びz座標における距
離の平方からなるベクタである。
【0117】当然、各x、y及びz座標における距離を
0に収束させれば次式
【0118】
【数23】
【0119】のように、これらの和、すなわち各点pi
と曲線との距離の平方が0に収束する。なおこの(2
3)式において記号「↓」は、当該記号「↓」の左側の
値が右側の値に近づくことを意味しており、以下におい
ても同様であるものとする。
【0120】そこでこれに重み定数wi を付加し、1≦
i≦Nでの総和でなる(22)式の右辺第1項が収束す
れば、各点pi で曲線との距離が0に収束することが分
かる。
【0121】従って(22)式の右辺第2項で下限が抑
えられているものの、目的関数σを可能な限り t(0,
0,0)に収束させれば、求めるパラメトリック自然ス
プライン関数f(t)が点列{(pi )}内の全ての点
i に収束し、近似性が得られることが分かる。
【0122】一方点列{(pi )}に対する(13)式
で与えられる自然スプライン関数f(x)の平滑性は、
(18)式で表される目的関数σの第2項が左右する。
そこで(21)式で与えられるパラメトリック自然スプ
ライン関数f(t)における(22)式で表される目的
関数σの第2項を最小化したときにパラメトリック自然
スプライン関数f(t)の描く曲線が平滑化してゆくこ
とを証明することによって、パラメトリック自然スプラ
イン関数f(t)の平滑性を証明することができる。
【0123】なお3次元空間上での曲線の滑らかさは、
xy平面、yz平面及びzx平面への射影が平滑であれ
ば十分である。そして(21)式で示される3次元のパ
ラメトリック自然スプライン関数f(t)に対してxy
平面への射影に対する証明を行うことによって、x、y
をy、z又はz、xに書き換えるだけで残りのyz平面
及びzx平面への射影に対する平滑性の証明を行うこと
ができる。従ってパラメトリック自然スプライン関数f
(t)の平滑性は、xy平面への射影対する平滑性の証
明を行うだけで証明できる。
【0124】ここで3次元空間上の自然スプライン関数
のxy平面への射影を(13)式に合わせて次式
【0125】
【数24】
【0126】と表記する。
【0127】そしてこの(24)式で表される射影の平
滑性は、(18)式の右辺の第2項に示されるように、
(2m−1)次の自然スプライン関数に対しては、m階
の導関数の平方の、点列{(Pi )}の両端間での積分
値として定義される。
【0128】そこでパラメトリック自然スプラインでの
平滑化によって、曲線のxy空間への射影が平滑化され
ることは、次式
【0129】
【数25】
【0130】のことである。なおこの(25)式におい
て、記号「⇒」は含意を意味する。
【0131】そしてこの(25)式は、次式
【0132】
【数26】
【0133】と同値である。
【0134】これは、次式
【0135】
【数27】
【0136】に示すように、(25)式及び(26)式
において、対応する項同士が同値であるかである。なお
この(27)式において、記号「⇔」は同値を意味す
る。
【0137】そしてこの証明は、表記の変換さえ行えば
同一であり、従って以下に(27)式の第3項を証明す
る。
【0138】まず関数fxy(x)のm階の導関数は、次
【0139】
【数28】
【0140】のようになる。そしてこの(28)式の両
辺を2乗すると、右辺では次式
【0141】
【数29】
【0142】の不等式が成立する。さらにこれを与えら
れた点列{(Pi )}の両端間で定積分すると、次式
【0143】
【数30】
【0144】の不等式が成立する。
【0145】ここでこの(30)式の左辺を0に収束さ
せるとき、明らかに右辺も0に収束するが、右辺は全て
負でない係数を含む負でない積分を項とする和であるこ
とから、右辺の各項が0に収束する。また各項の内積分
値は一定値であることから、係数が0に収束する。つま
り必然的に次式
【0146】
【数31】
【0147】が成立することとなる。
【0148】逆に(31)式の右辺が成立すると、それ
を係数にもつ有限次数の冪関数の線形和は、有限区間で
あるところの点列{(pi )}の両端間では有限の値を
とるため、次式
【0149】
【数32】
【0150】のように当然0に収束する。このため有限
区間での定積分も0に収束する。このことから(27)
式の第3式が証明された。また同様にして(27)式の
第1式及び第2式も証明することができる。
【0151】そして(27)式が証明できることから、
パラメトリック自然スプラインでの平滑化によってパラ
メトリック自然スプライン関数f(t)の曲線のxy空
間への射影が平滑化されることを証明するためには、
(26)式を証明すれば良いことが分かる。以下に(2
6)式を証明する。
【0152】まず(24)式に(21)式を代入する。
つまりyをfx (t)の定義式で置換する。この結果
(24)式は、次式
【0153】
【数33】
【0154】のようになる。
【0155】ここで次式
【0156】
【数34】
【0157】のように係数Cx,j 及びCy,j を全て0に
収束させると、(33)式は区間(t0 ,tN-1 )で次
【0158】
【数35】
【0159】へと収束する。そしてこの式は恒等式であ
るため、左辺には(2m−1)次の切断冪関数はない。
従って(35)式における右辺の(2m−1)次の切断
冪関数の各係数は0でなければならず、次式
【0160】
【数36】
【0161】となる。これにより(26)式が証明でき
た。
【0162】以上のことから3次元空間上の点列{(p
i )}に対するパラメトリック自然スプライン関数f
(t)が、目的関数σ(= t( σx ,σy ,σz ))の
それぞれを最小化するだけで、点列{(pi )}に対し
て近似性及び平滑性を満足する曲線を定義することが分
かる。
【0163】ここでパラメトリック自然スプライン関数
f(t)もその表現形式がパラメトリックではない自然
スプライン関数と同一である。従って目的関数σ(= t
( σx ,σy ,σz ))のそれぞれの最小値は、パラメ
トリックではない例えば(13)式で与えられる自然ス
プライン関数f(x)の(18)式で表される目的関数
σの最小化が(12)式及び(19)式で与えられる連
立方程式の解として得られる係数ai 、ci により実現
されるのと同様にして、次式
【0164】
【数37】
【0165】を解けば良い。
【0166】従って点列{(pi )}に対するx、y及
びzについてのパラメトリック自然スプライン関数f
(t)は、(20)式及び(37)式を連立させて係数
群ai、ci の値を求め、これを(21)式に代入する
ことにより得ることができる。
【0167】そして実際上このような各係数ai 、ci
の値は、次式
【0168】
【数38】
【0169】が成立することから、左辺の行列Mの逆行
列M-1を求めてこれを右辺の行列Qに乗算することによ
って容易に求めることができる。
【0170】なお上述のような方法による平滑化曲線の
具体的な生成例を以下に示す。
【0171】まずp0 t(50.0 ,0.0 ,0.0 )、p1
t(35.0 ,0.0 ,35.0)、p2 t(0.0,0.0 ,50.
0)、p3 t(0.0,35.0,35.0)、p4 t(0.0,50.
0,0.0 )である点列{(pi )}(0≦i≦4)に対
する自然スプライン曲線を算出する場合について述べ
る。
【0172】この場合曲線の各点pi への近似度を決定
する各点pi (0≦i≦4)に対する重み定数wi (0
≦i≦4)として、x、y及びz座標共にw0 =1.0 、
1=5.0 、w2 =5.0 、w3 =5.0 、w4 =1.0 が設
定され、曲線の平滑度を決定する定数gとして、x、y
及びz共にg=1.0 が設定されたものとする。また平滑
近似するパラメトリック自然スプライン関数f(t)の
次数(2m−1)を3とする。
【0173】ここで各点pi を指示するパラメータtの
値を点列{(pi )}(0≦i≦4)内での計算値とす
る。すなわちti =iとすると、点列{(pi )}を平
滑近似するパラメトリック自然スプライン関数f(t)
は、(20)式及び(21)式をもとに、次式
【0174】
【数39】
【0175】を満足する次式
【0176】
【数40】
【0177】となる。
【0178】このパラメトリック自然スプライン関数f
(t)が、(39)式の条件のもとで点列{(pi )}
を最も平滑近似するには、(22)式を元にした次式
【0179】
【数41】
【0180】でのσx 、σy 、σz をそれぞれ最小化す
る次式
【0181】
【数42】
【0182】で与えられる各係数の組CoefX 、Coefy
Coefz を求めれば良い。
【0183】そしてそのためには、(39)式と併せて
前述の(37)式に該当する次式
【0184】
【数43】
【0185】からなる連立方程式を解けば良い。
【0186】この場合(43)式は、次式
【0187】
【数44】
【0188】に示す行列方程式となり、その解は次式
【0189】
【数45】
【0190】のようになる。
【0191】従って(45)式の各係数値ai 、ci
表す値をそれぞれ次数(2m−1)が3、Nが5の(2
1)式に代入しすることよって所望するパラメトリック
自然スプライン関数f(t)を得ることができる。
【0192】なお図11に、このようにして得られたパ
ラメトリック自然スプライン関数f(t)の曲線K1を
示す。また比較のため、この曲線K1に併せてg=0.0
、g=1015のときのパラメトリック自然スプライン関
数の曲線K2、K3もそれぞれ示す。
【0193】この図11からも明らかなように、曲線K
2(g=0.0 )は、点列{(pi )}の各点pi に対す
る補間曲線となっている。そしてこのことは、パラメト
リック自然スプライン関数f(t)においても、パラメ
トリックでない従来の自然スプライン関数の場合と同様
に、平滑性を考慮しなければ目的関数σを最小(=0)
にすることで点列{(pi )}を通過する関数を生成で
きることを示している。
【0194】また定数gが十分に大きい場合に生成され
る曲線(例えば曲線K3)は、各点pi に対する最小2
乗誤差をもつ直線となり、パラメトリック自然スプライ
ン関数f(t)がパラメトリックでない従来の自然スプ
ライン関数と同様の性質をもつ関数となっていることが
分かる。
【0195】かかる原理に基づきCPU2は、ステップ
SP6において、細線化処理(ステップSP5)により
得られた各点列の座標及び(38)式に基づいて各係数
i、ci の値を求め、これを(21)式に代入するこ
とによりx、y及びzについての各パラメトリック自然
スプライン関数f(t)を求めるようになされている。
【0196】(2−5)B−スプライン曲線生成処理
(ステップSP7) 続いてCPU2は、ステップSP7において、上述のよ
うにして求めたx、y及びzについての各パラメトリッ
ク自然スプライン関数f(t)に基づいて、細線化処理
(ステップSP5)により得られた点列の各点間におけ
るパラメトリック自然スプライン曲線上に位置する複数
の補助点の座標をランダムに求め、これら求めた補助点
上を通るB−スプライン曲線の式を算出する。
【0197】そしてCPU2は、このようなB−スプラ
イン曲線の式の計算を細線化処理(ステップSP5)に
より得られた点列の各点間毎にそれぞれ行い、得られた
各B−スプライン曲線をCRT7に表示させた後、ステ
ップSP8に進んでこの平滑近似曲線生成処理手順RT
1を終了する。
【0198】(3)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この画像処理装置1では、CPU
2が供給される画像データD1を形成する各画素の濃度
値vに対してRBG毎にそれぞれ(8)式で与えられる
対数変換処理を施し(ステップSP2)、得られた各画
素のRBG毎の対数濃度値 Log(v)に対してラプラシ
アン演算処理を施す(ステップSP3)。
【0199】続いてCPU2は、この結果として得られ
た各画素のRBG毎のラプラシアン演算処理結果に基づ
いて対数画像を2値化する(ステップSP4)と共に、
得られた2値化画像に細線化処理を施す(ステップSP
5)。
【0200】さらにCPU2は、細線化処理された2値
化画像の各点列に対する自然スプライン曲線を生成し
(ステップSP6)、この後この自然スプライン曲線を
B−スプライン曲線に変換処理して、得られたB−スプ
ライン曲線をCRT7に表示する(ステップSP7)。
【0201】従ってこの画像処理装置1では、画像デー
タD1を形成する各画素の濃度値vに対してRBG毎に
それぞれ(8)式で与えられる対数変換処理を施し、得
られた各画素のRBG毎の対数濃度値 Log(v)に基づ
いて画像データD1に基づく画像内の各エッジを検出す
るようにしているため、画像内の濃度のばらつきに影響
されることなくエッジを一括して高精度に検出すること
ができる。
【0202】以上の構成によれば、画像データD1を形
成する各画素の濃度値vに対してそれぞれ対数変換処理
を施し、得られた各画素の対数濃度値 Log(v)に基づ
いて画像データD1に基づく画像内の各エッジを検出す
るようにするようにしたことにより、画像内の濃度のば
らつきに影響されることなくエッジを一括して高精度に
検出することができ、かくして画像処理性能を格段的に
向上させ得る画像処理装置を実現できる。
【0203】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を図1のよう
に構成された画像処理装置1に適用するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、エッジ画像
生成やエッジ強調又は画像認識のためにエッジを検出す
る必要のあるこの他種々の構成の画像処理装置に広く適
用することかできる。
【0204】また上述の実施の形態においては、画像デ
ータD1に対して各画素の濃度値vをそれぞれ対数変換
処理する対数変換処理手段と、対数変換処理された各画
素の濃度値vに基づいて、画像データD1に基づく画像
内のエッジを検出するエッジ検出手段とを同じCPU2
により構成するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、これらを別体として設けるようにし
ても良い。
【0205】さらに上述の実施の形態においては、上述
のようなB−スプライン曲線をソフトウェア処理により
生成するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、その一連の処理の一部又は全部をハードウ
ェア処理により行うようにしても良い。
【0206】さらに上述の実施の形態においては、画像
データD1に基づく画像内での濃度値vの範囲が対数変
換処理後も維持されるように各画素の濃度値vを対数変
換処理するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、対数画像を目視できないようにする場合
には画像データD1に基づく画像内での濃度値vの範囲
が対数変換処理後に維持されないようにしても良い。
【0207】さらに上述の実施の形態においては、画像
処理手段としての画像処理装置1に、画像データD1に
対して各画素の濃度値vをそれぞれ対数変換処理する第
1のステップと、対数変換処理された各画素の濃度値v
に基づいて、画像データD1に基づく画像内のエッジを
検出する第2のステップとを有する画像処理を実行させ
るためのプログラムがROM3内に格納されている場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、これ以外の
他の記録媒体に記録しておくようにしても良い。
【0208】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、画像処理
装置に、画像データに対して各画素の濃度値をそれぞれ
対する変換処理する対数変換処理手段と、対数変換処理
された各画素の濃度値に基づいて、画像データに基づく
画像内のエッジを検出するエッジ検出手段とを設けるよ
うにしたことにより、画像内の濃度のばらつきに影響さ
れることなくエッジを一括して高精度に検出することが
でき、かくして画像処理性能を格段的に向上させ得る画
像処理装置を実現できる。
【0209】また本発明によれば、画像処理方法におい
て、画像データに対して各画素の濃度値をそれぞれ対す
る変換処理する第1のステップと、対数変換処理された
各画素の濃度値に基づいて、画像データに基づく画像内
のエッジを検出する第2のステップとを設けるようにし
たことにより、画像内の濃度のばらつきに影響されるこ
となくエッジを一括して高精度に検出することができ、
かくして画像処理性能を格段的に向上させ得る画像処理
方法を実現できる。
【0210】さらに本発明によれば、記録媒体におい
て、画像処理手段に、画像データに対して各画素の濃度
値をそれぞれ対する変換処理する第1のステップと、対
数変換処理された各画素の濃度値に基づいて、画像デー
タに基づく画像内のエッジを検出する第2のステップと
を有する画像処理を実行させるためのプログラムを記録
するようにしたことにより、画像内の濃度のばらつきに
影響されることなく画像処理手段に画像内のエッジを一
括して高精度に検出することができ、かくして画像処理
性能を格段的に向上させ得る記録媒体を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による画像処理装置の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】平滑近似曲線生成処理手順を示すフローチャー
トである。
【図3】対数変換処理の意味の説明に供する斜視図及び
グラフである。
【図4】エッジ検出の原理説明に供する特性曲線図であ
る。
【図5】ラプラシアン演算処理の説明に供する略線図で
ある。
【図6】ラプラシアン演算処理の説明に供する略線図で
ある。
【図7】本実施の形態によるラプラシアン演算処理用の
マスクの説明に供する略線図である。
【図8】頻度と輝度の2次変化との関係を表すヒストグ
ラムである。
【図9】本実施の形態による細線化用のマスクの説明に
供する略線図である。
【図10】櫛歯状のイメージ・パターンを示す略線図で
ある。
【図11】パラメトリック自然スプライン関数を用いて
曲線の生成例を示す略線図である。
【符号の説明】
1……画像処理装置、2……CPU、3……ROM、4
……CRT、RT1……平滑近似曲線生成処理手順、D
1……画像データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CB08 CB12 CB16 CC01 CC04 CE11 CE15 CF05 DA06 DB02 DB08 DC16 DC23 5L096 DA02 EA43 FA06 FA26 GA05 GA12 GA41 GA51

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに対して各画素の濃度値をそれ
    ぞれ対数変換処理する対数変換処理手段と、 上記対数変換処理された上記各画素の上記濃度値に基づ
    いて、上記画像データに基づく画像内のエッジを検出す
    るエッジ検出手段とを具えることを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】上記対数変換処理手段は、 上記画像内での上記濃度値の範囲が上記対数変換処理後
    も維持されるように上記各画素の上記濃度値を対数変換
    処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】画像データに対して各画素の濃度値をそれ
    ぞれ対数変換処理する第1のステップと、 上記対数変換処理された上記各画素の上記濃度値に基づ
    いて、上記画像データに基づく画像内のエッジを検出す
    る第2のステップとを具えることを特徴とする画像処理
    方法。
  4. 【請求項4】上記第1のステップでは、 上記画像内での上記濃度値の範囲が上記対数変換処理後
    も維持されるように上記各画素の上記濃度値を対数変換
    処理することを特徴とする請求項3に記載の画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】画像データに対して各画素の濃度値をそれ
    ぞれ対数変換処理する第1のステップと、 上記対数変換処理された上記各画素の上記濃度値に基づ
    いて、上記画像データに基づく画像内のエッジを検出す
    る第2のステップとを具える画像処理を実行させるため
    のプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】上記第1のステップでは、 上記画像内での上記濃度値の範囲が上記対数変換処理後
    も維持されるように上記各画素の上記濃度値を対数変換
    処理することを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288798A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Nagoya Electric Works Co Ltd 駐車車両の検出方法およびその装置
CN107315995A (zh) * 2017-05-18 2017-11-03 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种基于拉普拉斯对数脸及卷积神经网络的人脸识别方法

Cited By (3)

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