JP2000270446A - ワイヤハーネス用クランプの固定構造 - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプの固定構造

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JP2000270446A
JP2000270446A JP11066845A JP6684599A JP2000270446A JP 2000270446 A JP2000270446 A JP 2000270446A JP 11066845 A JP11066845 A JP 11066845A JP 6684599 A JP6684599 A JP 6684599A JP 2000270446 A JP2000270446 A JP 2000270446A
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JP
Japan
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wire harness
flange portion
clamp
holding
harness clamp
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JP11066845A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Kawaguchi
賢一郎 川口
Naoto Kogure
直人 木暮
Kentaro Shiraki
賢太郎 白木
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定位置のズレを吸収できると同時に、固定
したワイヤハーネス用クランプにガタつきが発生するこ
とがない良好な固定を行うことのできるワイヤハーネス
用クランプの固定構造を提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネス用クランプ31は、ワイヤ
ハーネスに添え付けられるハーネス保持部37と、被取付
部材21のフランジ部22に挟着される一対の挟持片32,33
を備えた挟着部35とを有する。挟着部35の挟持片32,33
をフランジ部22の端縁22a に沿って移動可能に抜け止め
する凹部44が、フランジ部22に設けられる。挟持片32,3
3 の係止突起41が係止される凹部44の内壁面には、フラ
ンジ部22の端縁22a に沿って所定の間隔で凹凸が並ぶ連
続係合歯53が設けられる。係止突起41に設けられた係止
歯50は、挟着部35に設けたバネ片51によって、連続係合
歯53に弾性的に噛合可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
布設経路に配備されている被取付部材のフランジ部にワ
イヤハーネスを配設固定するワイヤハーネス用クランプ
の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイヤハーネスの布設経路に
配備されている被取付部材のフランジ部にワイヤハーネ
スを配設固定するワイヤハーネス用クランプの固定構造
としては、種々のものが提案されている。例えば、図1
4に示した従来のワイヤーハーネス用クランプの固定構
造は、特開平7−99719号公報等に開示されたもの
であり、自動車のワイヤハーネスの布設経路に配備され
ているインストルメントパネルやボディ等の被取付部材
1のフランジ部2に、ワイヤハーネス3に取り付けたワ
イヤハーネス用クランプ4を固定するものである。
【0003】前記ワイヤハーネス用クランプ4は、フラ
ンジ部2を差し込むと該フランジ部2をその板厚方向か
ら挟持する2片が対向してなるU字状の挟着部9と、ワ
イヤハーネス3をフランジ部2の端縁2aに沿って保持
する板状のハーネス保持部11とを備える。該ハーネス
保持部11の長手方向中央部には、係止突起が形成され
ており、挟着部9の係止孔に挿入係止されて一体とされ
る。そして、ハーネス保持部11の長手方向に沿って添
わされたワイヤハーネス3は、絶縁テープで該ハーネス
保持部11の長手方向両端部に捲着される。
【0004】合成樹脂製である挟着部9の内面には、該
挟着部9と同様にU字状とされた金属製のクリップ8が
設けられている。該クリップ8の一対の弾性挟持片6,
7には、これら一対の弾性挟持片6,7間に差し込まれ
たフランジ部2の表面に食い込んでフランジ部2の抜け
を防止する先端が鋭角な係止爪6a,7aが切り起こさ
れている。
【0005】ところで、一般にワイヤハーネス3は多数
の分岐部を持ち、布設経路上で各分岐部等が不用意に動
かないように、布設経路上の複数箇所で前記ワイヤハー
ネス用クランプ4による固定を行う。その際のワイヤハ
ーネス用クランプ4による固定位置は、車両のワイヤハ
ーネス3の布設経路上におけるフランジ部2の存在位置
やワイヤハーネス3を接続する相手補機の取り付け位置
等に合わせて、予め設定される。そして、ワイヤハーネ
ス3は、予め設定した布設経路上の固定位置に合わせ
て、ワイヤハーネス用クランプ4を取り付けた状態で出
荷される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際のワイ
ヤハーネス3の布設作業時には、ワイヤハーネス3自体
の製造上の寸法公差や、ワイヤハーネス3の接続先とな
る相手補機の取り付け位置のズレ等のために、前記ワイ
ヤハーネス用クランプ4による固定位置が予め想定した
位置からワイヤハーネス3の長さ方向に僅かにずれるこ
とが少なくない。そして、固定位置のズレの大きさによ
っては、フランジ部2に固定したワイヤハーネス用クラ
ンプ4の位置修正が望まれる場合も生じる。
【0007】しかしながら、前述した従来のワイヤハー
ネス用クランプ4の固定構造では、一旦フランジ部2に
固定したワイヤハーネス用クランプ4は、係止爪6a,
7aがフランジ部2に食い込んでいるため、固定位置を
修正するべくワイヤハーネス用クランプ4を移動させる
ことが困難である。そこで、ワイヤハーネス3に無理な
張力が作用したり、あるいは布設したワイヤハーネス3
に不要な弛みが生じる虞があった。
【0008】また、一旦フランジ部2に固定したワイヤ
ハーネス用クランプ4を無理に移動させようとすると、
フランジ部2に食い込んでいる係止爪6a,7aがフラ
ンジ部2を破損して、最悪の場合には、ワイヤハーネス
用クランプ4の再取り付けができなくなったり、ワイヤ
ハーネス用クランプ4の取り付けにガタつきが発生する
虞があった。
【0009】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、固定位置のズレを吸収できると同時に、
固定したワイヤハーネス用クランプにガタつきが発生す
ることがない良好な固定を行うことのできるワイヤハー
ネス用クランプの固定構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ワ
イヤハーネスに添え付けられるハーネス保持部と、被取
付部材のフランジ部に挟着される一対の挟持片を備えた
挟着部とを有するワイヤハーネス用クランプの固定構造
であって、前記挟着部の挟持片を前記フランジ部の端縁
に沿って移動可能に抜け止めする抜け止め用係合部が、
前記フランジ部に設けられると共に、該抜け止め用係合
部には、前記フランジ部の端縁に沿って所定の間隔で凹
凸が並ぶ連続係合歯が設けられており、前記挟持片に
は、前記連続係合歯に弾性的に噛合可能な係止歯が設け
られていることを特徴とするワイヤハーネス用クランプ
の固定構造により達成される。
【0011】上記構成によれば、ワイヤハーネスに取り
付けたワイヤハーネス用クランプは、被取付部材のフラ
ンジ部に挟着部を挟着すると、フランジ部に設けた抜け
止め用係合部によって、挟持片が前記フランジ部の端縁
に沿って移動可能に抜け止めされると共に、前記挟持片
に設けた係止歯が抜け止め用係合部に設けた連続係合歯
に弾性的に噛合する。
【0012】そこで、前記フランジ部に挟着されたワイ
ヤハーネス用クランプは、挟着部の挟持片がフランジ部
の抜け止め用係合部に係合した状態では、該挟持片の係
止歯が連続係合歯に弾性的に噛合しており、該フランジ
部に抜け止めされると同時にフランジ部の端縁に沿った
移動も規制される。即ち、挟持片の係止歯と抜け止め用
係合部の連続係合歯との弾性的な噛合が、ワイヤハーネ
ス用クランプのフランジ部の端縁に沿う方向への移動を
規制する抵抗力を生じさせるため、フランジ部に取付け
られたワイヤハーネス用クランプは、不用意にフランジ
部の端縁に沿う方向へ移動したり、ガタつきを発生する
ことがない。
【0013】そして、前記係止歯が連続係合歯の凹凸を
乗り越えるだけの付勢力を付与すれば、ワイヤハーネス
用クランプをフランジ部の端縁に沿う方向へ容易に移動
させることができ、ワイヤハーネス自体の製造上の寸法
公差やワイヤハーネスの接続先となる相手補機の取り付
け位置のズレ等のために発生するワイヤハーネス用クラ
ンプの固定位置のズレを吸収することができる。
【0014】尚、好ましくは前記抜け止め用係合部が、
前記フランジ部の厚み方向に凹設された凹部から成ると
共に、前記連続係合歯が、該凹部のフランジ部端縁側の
内壁面に形成されており、前記係止歯が、前記フランジ
部端縁側の内壁面に係止されて抜け止めされる前記挟持
片の係止突起に形成されると共に、前記挟着部に設けた
弾性付勢手段によって噛合方向に弾性付勢される。上記
構成によれば、弾性付勢手段の弾性付勢力に抗してワイ
ヤハーネス用クランプをフランジ部側に押し付けながら
該フランジ部の端縁に沿って移動させれば、抜け止め用
係合部の連続係合歯に対する挟持片の係止歯の噛合を解
除した状態で、ワイヤハーネス用クランプをスムーズに
移動させることができる。
【0015】又、好ましくは前記抜け止め用係合部が、
前記フランジ部の厚み方向にそれぞれ凹設された一対の
切欠き部から成ると共に、前記連続係合歯が、前記挟持
片の挟持部に対向する該切欠き部の内壁面に形成されて
おり、前記係止歯が、前記切欠き部のフランジ部端縁側
の内壁面に係止されて抜け止めされる前記挟持片の係止
突起に形成されると共に、前記挟持片の弾性挟持力によ
って噛合方向に弾性付勢される。上記構成によれば、挟
持片自体の弾性挟持力によって係止歯を連続係合歯に対
して噛合方向に弾性付勢することができるので、挟着部
に弾性付勢手段を別途設ける必要がなく、ワイヤハーネ
ス用クランプの構造を簡単にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係るワイヤハーネス用クランプの固定構
造を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係
るワイヤハーネス用クランプの固定構造を示す全体斜視
図、図2は図1に示したワイヤハーネス用クランプの固
定構造の正面図、図3は図1に示したワイヤハーネス用
クランプの固定構造の分解斜視図、図4は図3に示した
ワイヤハーネス用クランプの固定構造の縦断面図、図5
は図3に示したワイヤハーネス用クランプの側面図、図
6は図1に示したワイヤハーネス用クランプの固定構造
における固定位置の調整範囲を示す正面図である。
【0017】本第1実施形態のワイヤハーネス用クラン
プの固定構造は、図1及び図2に示したように、自動車
のワイヤハーネスの布設経路に配備されているインスト
ルメントパネルやボディ等の被取付部材21のフランジ
部22に、ワイヤハーネス3に取り付けたワイヤハーネ
ス用クランプ31を固定するものである。前記ワイヤハ
ーネス用クランプ31は、図3に示したように、ワイヤ
ハーネス3に添え付けられるハーネス保持部37と、被
取付部材21のフランジ部22に挟着される一対の挟持
片32,33を備えた挟着部35とを合成樹脂により一
体成形したものである。
【0018】前記ハーネス保持部37は、ワイヤハーネ
ス3に添え付けられる細長い板状に形成されており、該
ハーネス保持部37の長手方向に沿って添わされたワイ
ヤハーネス3は、絶縁テープ42で該ハーネス保持部3
7の長手方向両端部に捲着される。前記ハーネス保持部
37の長手方向中央部には、図4及び図5にも示したよ
うに、前記挟着部35を構成する一対の挟持片32,3
3が突設されており、これら挟持片32,33の挟持部
となる先端内側には、後述するフランジ部22の抜け止
め用係合部である凹部44に係止される係止突起41が
突設されている。
【0019】前記凹部44のフランジ部端縁側の内壁面
に係止されて抜け止めされる前記係止突起41の係止面
には、図4に示すように、間隔L1 を有する2つの円弧
状の突起50a,50aから成る係止歯50が突設され
ている。更に、前記挟着部35の基部側には、ワイヤハ
ーネス用クランプ31がフランジ部22に固定された際
に、該フランジ部22の端縁22aに当接する板ばね状
のバネ片51が設けられている。
【0020】前記挟着部35の基部側である前記ハーネ
ス保持部37の長手方向中央部には、図1及び図4に示
したように、成形用の窓39が貫通している。この窓3
9は、前記挟持片32,33の先端内側に突設される係
止突起41やバネ片51の成形を容易にし、ワイヤハー
ネス用クランプ31の一体成形を可能とする。即ち、本
実施形態におけるバネ片51は、ハーネス保持部37の
長手方向に沿って延び、前記窓39の両端縁間にぶら下
がるようにして前記挟着部35の基部に一体成形されて
いる。
【0021】前記ワイヤハーネス用クランプ31が固定
されるフランジ部22には、該フランジ部22の厚み方
向に凹設された凹部44が、前記挟着部35の挟持片3
2,33を該フランジ部22の端縁22aに沿って移動
可能に抜け止めする抜け止め用係合部として形成されて
いる。本実施形態においては、前記凹部44がフランジ
部22の厚み方向に貫通し、長手方向に沿って延びる略
矩形状の開口として構成されているが、前記凹部44
は、各挟持片32,33の先端内側に突設された係止突
起41が嵌入し、端縁22aに沿って移動可能に抜け止
めできる窪みであれば良い。
【0022】更に、前記係止突起41が係止される前記
凹部44のフランジ部端縁側の内壁面(図4中、上壁
面)には、端縁22aに沿って所定の間隔で凹凸が並ぶ
連続係合歯53が設けられている。前記連続係合歯53
は、図4に示すように、前記係止歯50における2つの
突起50a,50aの間隔L1 と略同じ間隔L2 を有す
る円弧状の窪み53aを多数形成したものであり、前記
係止歯50が選択的に噛合することができる。
【0023】そこで、前記挟持片32,33の係止突起
41に形成された係止歯50は、係止突起41が前記凹
部44に嵌入した際、前記バネ片51の弾性力によって
連続係合歯53との噛合方向に付勢され、該連続係合歯
53に弾性的に噛合した状態となる。尚、本実施形態の
場合、被取付部材21のフランジ部22の基部には、成
形用の窓55が貫通形成されている。この窓55は、前
記連続係合歯53の成形を容易にするもので、被取付部
材21とフランジ部22との一体成形を可能とする。
【0024】次に、上記ワイヤハーネス用クランプ31
を被取付部材21のフランジ部22に取り付ける際の作
用を説明する。先ず、ワイヤハーネス3に取り付けたワ
イヤハーネス用クランプ31は、被取付部材21のフラ
ンジ部22を挟着部35の一対の挟持片32,33間に
所定量だけ差し込んだ状態とされる。この際、各係止突
起41の先端に形成されたテーパ面が端縁22aの各角
部に案内され、一対の挟持片32,33が互いに離間す
る方向に撓み変形されるので、各係止突起41は前記凹
部44内に嵌入することができる。
【0025】そして、各挟持片32,33に形成した係
止突起41が、長手方向に沿って延びる開口である前記
凹部44に係止されることにより、ワイヤハーネス用ク
ランプ31は、図6に示したように、前記フランジ部2
2の端縁22aに沿って実線で示す位置から想像線で示
す位置まで、矢印(イ)方向に沿って前記凹部44にお
ける係止突起41の移動許容範囲Lの範囲内で任意位置
に位置調整可能とされると共に、矢印(ロ)方向の動き
は規制されて抜け止めされる。
【0026】但し、前記係止突起41が前記凹部44に
嵌入される位置まで差し込まれた状態では、フランジ部
22の端縁22aに当接する板ばね状のバネ片51が弾
性変形され、挟着部35をフランジ部22から離間する
方向へ付勢するので、前記挟持片32,33に設けた係
止歯50は、凹部44に設けた連続係合歯53に弾性的
に噛合している。
【0027】そこで、前記フランジ部22に挟着された
ワイヤハーネス用クランプ31は、挟着部35の挟持片
32,33がフランジ部22の凹部44に係合した状態
では、該挟持片32,33の係止歯50が連続係合歯5
3に弾性的に噛合しており、該フランジ部22に抜け止
めされると同時にフランジ部22の端縁22aに沿った
移動も規制される。
【0028】即ち、前記挟持片32,33の係止歯50
と凹部44の連続係合歯53との弾性的な噛合が、ワイ
ヤハーネス用クランプ31のフランジ部22の端縁22
aに沿う方向(図中、矢印(イ)方向)への移動を規制
する抵抗力を生じさせるため、フランジ部22に取付け
られたワイヤハーネス用クランプ31は、不用意にフラ
ンジ部22の端縁22aに沿う方向へ移動したり、ガタ
つきを発生することがない。
【0029】そして、前記バネ片51の弾性付勢力に抗
して、前記係止歯50が連続係合歯53の凹凸を乗り越
えるだけの付勢力を付与すれば、ワイヤハーネス用クラ
ンプ31をフランジ部22の端縁22aに沿う方向へ容
易に移動させることができ、ワイヤハーネス3自体の製
造上の寸法公差やワイヤハーネス3の接続先となる相手
補機の取り付け位置のズレ等のために発生するワイヤハ
ーネス用クランプ31の固定位置のズレを吸収すること
ができる。
【0030】更に、本第1実施形態のバネ片51の構成
によれば、該バネ片51の弾性付勢力に抗してワイヤハ
ーネス用クランプ31をフランジ部22側に押し付けな
がら該フランジ部22の端縁22aに沿って移動させれ
ば、凹部44の連続係合歯53に対する挟持片32,3
3の係止歯50の噛合を解除した状態で、ワイヤハーネ
ス用クランプ31をスムーズに移動させることができ
る。
【0031】図7は本発明の第2実施形態に係るワイヤ
ハーネス用クランプの固定構造を示す全体斜視図、図8
は図7に示したワイヤハーネス用クランプの固定構造の
正面図、図9は図7に示したワイヤハーネス用クランプ
の固定構造の分解斜視図、図10は図9に示したワイヤ
ハーネス用クランプの固定構造の正面図、図11は図1
0に示した挟持片の要部拡大斜視図、図12は図10の
XII−XII断面矢視図、図13は図7に示したワイ
ヤハーネス用クランプの固定構造における固定位置の調
整範囲を示す正面図である。
【0032】本第2実施形態のワイヤハーネス用クラン
プの固定構造は、図7及び図8に示したように、自動車
のワイヤハーネスの布設経路に配備されているインスト
ルメントパネルやボディ等の被取付部材61のフランジ
部62に、ワイヤハーネス3に取り付けたワイヤハーネ
ス用クランプ71を固定するものである。前記ワイヤハ
ーネス用クランプ61は、図9に示したように、ワイヤ
ハーネス3に添え付けられるハーネス保持部77と、被
取付部材61のフランジ部62に挟着される一対の挟持
片72,73を備えた挟着部75とを合成樹脂により一
体成形したものである。
【0033】前記ハーネス保持部77は、ワイヤハーネ
ス3に添え付けられる細長い板状に形成されており、該
ハーネス保持部77の長手方向に沿って添わされたワイ
ヤハーネス3は、絶縁テープ42で該ハーネス保持部7
7の長手方向両端部に捲着される。前記ハーネス保持部
77の長手方向中央部には、図10及び図11にも示し
たように、前記挟着部75を構成する一対の挟持片7
2,73が突設されており、これら挟持片72,73の
挟持部である先端内側には、後述するフランジ部62の
抜け止め用係合部である一対の切欠き部64,64にそ
れぞれ係止される係止突起81が突設されている。
【0034】前記切欠き部64のフランジ部端縁側の内
壁面64aに係止されて抜け止めされる前記係止突起8
1の各対向面には、図10及び図11に示すように、等
間隔を有する3つの円弧状の突起83aから成る係止歯
83が突設されている。前記挟着部75の基部側である
前記ハーネス保持部77の長手方向中央部には、図7及
び図9に示したように、成形用の窓79が貫通してい
る。この窓79は、前記挟持片72,73の先端内側に
突設される係止突起81の係止面や係止歯83の成形を
容易にし、ワイヤハーネス用クランプ71の一体成形を
可能とする。
【0035】前記ワイヤハーネス用クランプ71が固定
されるフランジ部62の両面には、該フランジ部62の
厚み方向にそれぞれ凹設された一対の切欠き部64,6
4が、前記挟着部75の挟持片72,73を該フランジ
部62の端縁62aに沿って移動可能に抜け止めする抜
け止め用係合部として形成されている。尚、本実施形態
においては、前記切欠き部64が、フランジ部62の基
部側で長手方向に沿って延びる略矩形状の窪みとして構
成されている
【0036】更に、前記各係止突起81を係止する各切
欠き部64における挟持片72,73の挟持部に対向す
る内壁面には、図10及び図12に示すように、端縁6
2aに沿って所定の間隔で凹凸が並ぶ連続係合歯66が
設けられている。前記連続係合歯66は、前記係止歯8
3における3つの突起83aの間隔と略同じ間隔を有す
る円弧状の窪み66aを多数形成したものであり、前記
係止歯83が選択的に噛合することができる。
【0037】又、前記挟持片72,73における係止突
起81,81間の間隔は、両面に一対の切欠き部64,
64が凹設された部分のフランジ部62の肉厚よりも狭
くなるように設定されている。そこで、前記挟持片7
2,73の各係止突起81に形成された係止歯83は、
各係止突起81が前記各切欠き部64に嵌入した際、こ
れら挟持片72,73の弾性挟持力によって連続係合歯
66との噛合方向に弾性付勢され、該連続係合歯66に
弾性的に噛合した状態となる。
【0038】次に、上記ワイヤハーネス用クランプ71
を被取付部材61のフランジ部62に取り付ける際の作
用を説明する。先ず、ワイヤハーネス3に取り付けたワ
イヤハーネス用クランプ71は、被取付部材61のフラ
ンジ部62を挟着部75の一対の挟持片72,73間に
所定量だけ差し込んだ状態とされる。この際、各係止突
起81の先端に形成されたテーパ面が端縁62aの各角
部に案内され、一対の挟持片72,73が互いに離間す
る方向に撓み変形されるので、各係止突起81は前記切
欠き部64内に嵌入することができる。
【0039】そして、各挟持片72,73に形成した各
係止突起81が、長手方向に沿って延びる窪みである前
記切欠き部64,64に係止されることにより、ワイヤ
ハーネス用クランプ71は、図13に示したように、前
記フランジ部62の端縁62aに沿って実線で示す位置
から想像線で示す位置まで、矢印(イ)方向に沿って前
記切欠き部64における係止突起81の移動許容範囲L
の範囲内で任意位置に位置調整可能とされると共に、矢
印(ロ)方向の動きは規制されて抜け止めされる。
【0040】但し、前記係止突起81が前記切欠き部6
4に嵌入された状態では、フランジ部62に挟着される
挟持片72,73の先端側が、互いに離間する方向へ弾
性変形され、これら挟持片72,73に設けた係止歯8
3を切欠き部64に設けた連続係合歯66との噛合方向
に弾性付勢するので、該係止歯83は該連続係合歯66
に弾性的に噛合した状態となる。
【0041】そこで、前記フランジ部62に挟着された
ワイヤハーネス用クランプ71は、挟着部75の挟持片
72,73がフランジ部62の切欠き部64,64にそ
れぞれ係合した状態では、該挟持片72,73の係止歯
83が連続係合歯66に弾性的に噛合しており、該フラ
ンジ部62に抜け止めされると同時にフランジ部62の
端縁62aに沿った移動も規制される。
【0042】即ち、前記挟持片72,73の係止歯83
と切欠き部64の連続係合歯66との弾性的な噛合が、
ワイヤハーネス用クランプ71のフランジ部62の端縁
62aに沿う方向(図中、矢印(イ)方向)への移動を
規制する抵抗力を生じさせるため、フランジ部62に取
付けられたワイヤハーネス用クランプ71は、不用意に
フランジ部72の端縁72aに沿う方向へ移動したり、
ガタつきを発生することがない。
【0043】そして、前記挟持片72,73の弾性付勢
力に抗して、前記係止歯83が連続係合歯66の凹凸を
乗り越えるだけの付勢力を付与すれば、ワイヤハーネス
用クランプ71をフランジ部62の端縁62aに沿う方
向へ容易に移動させることができ、ワイヤハーネス3自
体の製造上の寸法公差やワイヤハーネス3の接続先とな
る相手補機の取り付け位置のズレ等のために発生するワ
イヤハーネス用クランプ71の固定位置のズレを吸収す
ることができる。
【0044】更に、本第2実施形態の構成によれば、挟
持片72,73自体の弾性挟持力によって各係止歯83
を各連続係合歯66に対して噛合方向に弾性付勢するこ
とができるので、挟着部75に弾性付勢手段を別途設け
る必要がなく、ワイヤハーネス用クランプ71の構造を
簡単にできる。
【0045】尚、上記各実施形態においては、係止歯5
0(83)や連続係合歯53(66)を円弧状の断面形
状を有する突起及び窪みで形成したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば三角形状や台形状の断
面形状を有する突起及び窪みによって係止歯や連続係合
歯を形成することもでき、これら突起及び窪みの数も適
宜設定される。又、ハーネス保持部や挟持片等の構成
も、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは言う
までもない。
【0046】
【発明の効果】本発明のワイヤハーネス用クランプの固
定構造によれば、ワイヤハーネスに取り付けたワイヤハ
ーネス用クランプは、被取付部材のフランジ部に挟着部
を挟着すると、フランジ部に設けた抜け止め用係合部に
よって、挟持片が前記フランジ部の端縁に沿って移動可
能に抜け止めされると共に、前記挟持片に設けた係止歯
が抜け止め用係合部に設けた連続係合歯に弾性的に噛合
する。
【0047】そこで、前記フランジ部に挟着されたワイ
ヤハーネス用クランプは、挟着部の挟持片がフランジ部
の抜け止め用係合部に係合した状態では、該挟持片の係
止歯が連続係合歯に弾性的に噛合しており、該フランジ
部に抜け止めされると同時にフランジ部の端縁に沿った
移動も規制される。即ち、挟持片の係止歯と抜け止め用
係合部の連続係合歯との弾性的な噛合が、ワイヤハーネ
ス用クランプのフランジ部の端縁に沿う方向への移動を
規制する抵抗力を生じさせるため、フランジ部に取付け
られたワイヤハーネス用クランプは、不用意にフランジ
部の端縁に沿う方向へ移動したり、ガタつきを発生する
ことがない。
【0048】そして、前記係止歯が連続係合歯の凹凸を
乗り越えるだけの付勢力を付与すれば、ワイヤハーネス
用クランプをフランジ部の端縁に沿う方向へ容易に移動
させることができ、ワイヤハーネス自体の製造上の寸法
公差やワイヤハーネスの接続先となる相手補機の取り付
け位置のズレ等のために発生するワイヤハーネス用クラ
ンプの固定位置のズレを吸収することができる。従っ
て、固定位置のズレを吸収できると同時に、固定したワ
イヤハーネス用クランプにガタつきが発生することがな
い良好な固定を行うことのできるワイヤハーネス用クラ
ンプの固定構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス用
クランプの固定構造を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示したワイヤハーネス用クランプの固定
構造の正面図である。
【図3】図1に示したワイヤハーネス用クランプの固定
構造の分解斜視図である。
【図4】図3に示したワイヤハーネス用クランプの固定
構造の縦断面図である。
【図5】図3に示したワイヤハーネス用クランプの側面
図である。
【図6】図1に示したワイヤハーネス用クランプの固定
構造における固定位置の調整範囲を示す正面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネス用
クランプの固定構造を示す全体斜視図である。
【図8】図7に示したワイヤハーネス用クランプの固定
構造の正面図である。
【図9】図7に示したワイヤハーネス用クランプの固定
構造の分解斜視図である。
【図10】図9に示したワイヤハーネス用クランプの固
定構造の正面図である。
【図11】図10に示した挟持片の要部拡大斜視図。
【図12】図10のXII−XII断面矢視図である。
【図13】図7に示したワイヤハーネス用クランプの固
定構造における固定位置の調整範囲を示す正面図であ
る。
【図14】従来のワイヤハーネス用クランプの固定構造
の横断面図である。
【符号の説明】
3 ワイヤハーネス 21 被取付部材 22 フランジ部 31 ワイヤハーネス用クランプ 32,33 挟持片 35 挟着部 37 ハーネス保持部 41 係止突起 44 凹部 50 係止歯 53 連続係合歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白木 賢太郎 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Fターム(参考) 5G363 AA04 AA20 BA02 DA13 DC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに添え付けられるハーネ
    ス保持部と、被取付部材のフランジ部に挟着される一対
    の挟持片を備えた挟着部とを有するワイヤハーネス用ク
    ランプの固定構造であって、 前記挟着部の挟持片を前記フランジ部の端縁に沿って移
    動可能に抜け止めする抜け止め用係合部が、前記フラン
    ジ部に設けられると共に、 該抜け止め用係合部には、前記フランジ部の端縁に沿っ
    て所定の間隔で凹凸が並ぶ連続係合歯が設けられてお
    り、 前記挟持片には、前記連続係合歯に弾性的に噛合可能な
    係止歯が設けられていることを特徴とするワイヤハーネ
    ス用クランプの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記抜け止め用係合部が、前記フランジ
    部の厚み方向に凹設された凹部から成ると共に、前記連
    続係合歯が、該凹部のフランジ部端縁側の内壁面に形成
    されており、 前記係止歯が、前記フランジ部端縁側の内壁面に係止さ
    れて抜け止めされる前記挟持片の係止突起に形成される
    と共に、前記挟着部に設けた弾性付勢手段によって噛合
    方向に弾性付勢されることを特徴とする請求項1に記載
    のワイヤハーネス用クランプの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記抜け止め用係合部が、前記フランジ
    部の厚み方向にそれぞれ凹設された一対の切欠き部から
    成ると共に、前記連続係合歯が、前記挟持片の挟持部に
    対向する該切欠き部の内壁面に形成されており、 前記係止歯が、前記切欠き部のフランジ部端縁側の内壁
    面に係止されて抜け止めされる前記挟持片の係止突起に
    形成されると共に、前記挟持片の弾性挟持力によって噛
    合方向に弾性付勢されることを特徴とする請求項1に記
    載のワイヤハーネス用クランプの固定構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111790858A (zh) * 2020-07-22 2020-10-20 安徽省亿嘉弘电器股份有限公司 一种用于线束的转料机构
CN113541049A (zh) * 2020-04-15 2021-10-22 矢崎总业株式会社 用于扁平导体的夹具、线束和组件
CN120320222A (zh) * 2025-06-19 2025-07-15 中振建设有限公司 一种电力通信辅助对接装置

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CN113541049B (zh) * 2020-04-15 2023-08-04 矢崎总业株式会社 用于扁平导体的夹具、线束和组件
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