JP2000271597A - 汚泥処理剤および汚泥処理方法 - Google Patents
汚泥処理剤および汚泥処理方法Info
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Abstract
時間でその流動性を失わせ、しかも優れた強度を有する
処理汚泥に改質することができる汚泥処理剤、および植
物系粉体と該汚泥処理剤と併用する汚泥処理方法を提供
すること。 【解決手段】 カルボキシメチルセルロースのアルカリ
金属塩100重量部に対して、無機粉体5〜2000重
量部とからなることを特徴とする汚泥処理剤。および汚
泥100重量部に、植物系粉体1〜100重量部と上記
の汚泥処理剤を0.1〜5重量部添加して混合すること
を特徴とする汚泥処理方法。
Description
汚泥処理方法に関する。さらに詳しくは、土木工事、建
設工事、浚渫工事などにおいて発生する汚泥を、再利用
または廃棄が容易な形態に改質することができる汚泥処
理剤、および植物系粉体と該汚泥処理剤とを併用する汚
泥処理方法に関する。
事、浚渫工事、建設工事、その他の工事現場で発生する
掘削泥土、特に排水処理施設で発生するヘドロや砕石場
などの工場で発生するスラッジ類などの汚泥、ダム底に
堆積した土や海や川に流入した土などは、含水率が高く
流動性に富むため、通常のダンプカーやトラックなどに
よる運搬作業が困難なものである。このため、従来はこ
れらの汚泥に、石灰あるいはセメント系固化剤を混合し
て処理したり、水溶性高分子化合物または高吸水性樹脂
を混合して処理している。
用いて、汚泥、特に含水率の高い汚泥を処理する場合に
は、処理後の汚泥を、取り扱いが容易な状態に達するま
でには通常数十時間を要する上、大量の固化剤を汚泥に
添加しなければならないという問題がある。
樹脂を用いて、汚泥を処理する場合には、添加後数分程
度で汚泥が流動性を失うものの、汚泥の含水率が非常に
高い場合や、汚泥が粘性土または有機性土である場合に
は、処理汚泥の強度が十分には高くならないという欠点
があった。
つとして、汚泥に植物系粉体を添加する方法が知られて
いる。たとえば、特開平7−232148号公報には、
水性高分子と天然有機物粉末とを混合してなる残土処理
用固化剤が開示され、特開平10−36839号公報に
は、椰子屑と多糖類系の水溶性高分子物質を含有する掘
削泥土の改質剤が開示されている。
開示の技術は、天然有機物粉末を水性高分子の増量分散
剤として添加しているため、天然有機物粉末の汚泥への
添加量は少ない。その結果、天然有機物粉末のもつ吸水
効果による汚泥固化の機能は十分発揮されない。一方、
特開平10−36839号公報に開示の技術は、椰子殻
のもつ吸水効果を利用して掘削泥土を固化させている
が、植物系粉体を椰子殻に限定するものである。
汚泥に、添加して混合することにより、短時間でその流
動性を失わせ、しかも優れた強度を有する処理汚泥に改
質することができる汚泥処理剤、および植物系粉体と該
汚泥処理剤と併用する汚泥処理方法を提供することにあ
る。
題を解決するために、カルボキシメチルセルロースのア
ルカリ金属塩と無機粉体とを含む汚泥処理剤について鋭
意検討した結果、含水汚泥に、所定量の上記汚泥処理剤
と所定量の植物系粉体とを添加することにより、含水汚
泥を、取り扱いが可能な強度を有する処理汚泥に短時間
で改質できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
ルロースのアルカリ金属塩100重量部に対して、無機
粉体5〜2000重量部を含むことを特徴とする汚泥処
理剤を提供するものである。また、カルボキシメチルセ
ルロースのアルカリ金属塩は、その1重量%水溶液の2
5℃における粘度が、10〜15000mPa・sであ
り、置換度が0.4〜1.6であることを特徴とする上
記の汚泥処理剤を提供するものである。
して、植物系粉体1〜100重量部と上記の汚泥処理剤
を0.1〜5重量部、0.2〜4重量部または2.5〜
4重量部とを添加して混合することを特徴とする汚泥処
理方法を提供するものである。
び該汚泥処理剤を用いる汚泥処理方法を詳細に説明す
る。
スのアルカリ金属塩(以下、単にCMCともいう。)
は、カルボキシセルロースのリチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩、ルビジウム塩、セシウム塩およびこれ
らの混合塩のいずれでもよいが、好ましくはナトリウム
塩である。これらのCMCは、単独にまたは混合して用
いることができる。
%水溶液の25℃における粘度(以下、単に1重量%粘
度ともいう。)を、10〜15000mPa・s、好ま
しくは100〜12000mPa・s、さらに好ましく
は1000〜10000mPa・sとするものである。
1重量%粘度が10mPa・s未満の場合は、処理汚泥
の強度が不充分となり、汚泥の再利用や廃棄が困難とな
る。また、15000mPa・sを超える場合は、汚泥
に添加した際に、CMCを汚泥粒子間に均一に分散させ
ることが困難となる。
ル化度(以下、DSともいう。)を、0.4〜1.6、
好ましくは0.6〜1.3の範囲とするものである。エ
ーテル化度が0.4未満の場合は、CMCは水に殆ど溶
解しないために汚泥を改質することができず、1.6を
超える場合は、CMCのコストが高くなり好ましくな
い。
膏、無水石膏、ポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、カルシウムセメント、フライアッシュやポゾランを
含有するセメント類、生石灰、消石灰、石灰系の土壌改
質剤などの無機水硬性物質、ゼオライト、パーライト、
バーミキュライト、籾殻灰、珪藻土焼成物、粘土鉱物多
孔質焼成物、ケイ酸カルシウム焼成物などの無機多孔性
物質、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイ
ト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチー
ブンサイト、膨潤性雲母などの膨潤性粘土鉱物などを挙
げることができる。これらの無機粉体は、単独にまたは
混合して用いることができる。
含むものである。CMCと無機粉体の配合割合は、CM
C100重量部に対して、無機粉体5〜2000重量部
である。好ましくは10〜1000である。無機粉体の
添加量が5重量部未満および/または2000重量部を
超える場合には、処理汚泥の強度が不充分となる。
能を阻害しない範囲で、他の多糖類系の水溶性高分子物
質(天然高分子物質および半合成高分子物質)や、水溶
性合成高分子物質を含むことができる。多糖類系の水溶
性高分子物質や水溶性合成高分子物質は、増粘効果、吸
水効果などを有し、処理汚泥の強度をさらに大きくする
効果がある。
プン、マンナン、トロロアオイ粘質物、アラビアガム、
トラガカントガム、ローカストビーンガム、グアーガ
ム、ジェランガム、デキストラン、キサンタンガム、ペ
クチンなどを挙げることができる。
チルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カチオン化セルロース、α−デンプン、
デキストリン、ブリティシュガム、カルボキシルデンプ
ン、エーテル化デンプン、ジアルデヒドデンプン、カチ
オン化デンプン、カチオン化グアーガム、アニオン化グ
アーガム、メチルグリコールキトサン、アルギン酸ナト
リウムなどを挙げることができる。
ば、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸
ナトリウム、ポリ−2−(メタ)アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、ポリ2−(メタ)アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウムなど
を挙げることができる。
は、汚泥に、植物系粉体を添加して混合し、次いで上記
の汚泥処理剤を添加して混合するものである。 (i)汚泥 本発明の汚泥処理剤によって処理できる汚泥は、石油
井、ガス井、地熱井、トンネル工事、浚渫工事、建設工
事、その他の工事現場で発生する掘削泥土である。特
に、排水処理施設で発生するヘドロや採石場などの工場
で発生するスラッジ類、ダム底に堆積した土や海や川に
流入した土などの含水汚泥は、好ましく処理されること
ができる。汚泥中の含水率は、特に限定するものはない
が、含水率15〜95重量%のものを挙げることができ
る。
殻粉末、椰子殻粉末、綿花の削り屑、胡桃粉末、木屑、
食品製造において発生する廃棄物の乾燥物(たとえば、
ビール粕、サトウキビの絞り粕などの乾燥物)を挙げる
ことができる。これらは、単独にまたは混合して用いる
ことができる。これらの植物系粉体は、汚泥中の水分を
吸収して、汚泥処理剤が添加された際に、汚泥処理剤の
性能を十分に発揮させる効果を有する。また、処理汚泥
を補強する効果を有する。
添加して混合した後、さらに汚泥処理剤を添加して混合
するか、または汚泥に植物系粉体および汚泥処理剤を添
加して混合することができる。混合方法は、特に限定す
るものではなく、ミキサーなどの公知の方法を採用する
ことができる。
質、含水率、植物系粉体の種類や性状などにより適宜選
択することができるが、汚泥100重量部に対して、植
物系粉体1〜100重量部、好ましくは5〜50重量部
である。植物系粉体の添加量が1重量部未満の場合は、
汚泥中の水分の吸収が不充分となり、処理汚泥の強度が
不充分となる。また、100重量部を超える場合は、水
分の吸収に寄与しない植物系粉体の割合が増えるため経
済的でない。
合割合は、混合物の土質、含水率、汚泥処理剤の種類や
性状などにより適宜選択することができるが、汚泥10
0重量部に対して、植物系粉体1〜100重量部、汚泥
処理剤0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜4重量
部、さらに好ましくは2.5〜4重量部である。汚泥処
理剤の添加量が0.1重量部未満の場合は、処理汚泥を
固化することができず、5重量部を超える場合は、CM
Cによる粘着性が強くなりすぎ好ましくない。また、汚
泥に対するCMCおよび無機粉体の配合割合は、汚泥1
00重量部に対して、CMC0.005〜4.75重量
部、無機粉体0.005〜4.75重量部である。
粉体および汚泥処理剤は、未粉砕または1mm以上の粒
径のものを使用することができるが、ミルなどを用いて
粉砕し、粒径を1mm以下であることが望ましい。粒径
が1mm以下である場合には、汚泥の処理時間が短くな
り効果的である。
成分が乾燥状態であるとき最も高い効果が示すが、スラ
リー状でも使用することができる。スラリー状の場合
は、高粘性液体用ポンプで輸送することが可能となる。
たとおり、汚泥に、特定量の上記植物系粉体と、特定量
の上記汚泥処理剤を添加して混合することによっての
み、短時間でその流動性を失わせ、取り扱いが容易で、
しかも優れた強度を有する処理汚泥に改質することがで
きるものである。
なお、本発明は、以下の実施例によって何ら限定される
ものではない。
粉体、CMC、無機粉体およびその他の成分は、次のと
おりである。 (1)汚泥 排水処理施設(ダイセル化学工業株式会社網干工場)よ
り採取した液状汚泥を用いた。固形分は0.16重量%
(含水率は99.84重量%)であった。 (2)植物系粉体 木粉((株)島田商会製)および綿花の削り屑((株)
テルナイト製「テルストップP」)を用いた。 (3)CMC 1重量%粘度1300mPa・sおよび置換度0.68
のCMC(ダイセル化学工業株式会社製CMCダイセル
<1190>)、および1重量%粘度9000mPa・
sおよび置換度0.75のCMC(ダイセル化学工業株
式会社製CMCダイセル<2280>)を用いた。 (4)無機粉体 パーライト(三井金属工業株式会社製パ−ライトネニサ
ンソ防散3号)およびフライアッシュ(石炭ボイラーで
発生したもの)を用いた。 (5)その他の成分 ポリアクリル酸ナトリウム(日本化薬(株)製パナカヤ
クF)およびアルギン酸ナトリウム(君津化学(株)製
アルギテックスM−1)を用いた。
の粘度を表し、JIS K7117に準拠して測定し
た。B型粘度計を用いて、25℃および回転数60rp
mで測定した。
重量部に、植物系粉体として木粉30重量部を添加し、
撹拌モーターで5分間撹拌しながら混合した。次いで、
CMCとしてCMCダイセル<1190>と、無機粉体
としてパーライトを混合して得た汚泥処理剤を1重量部
添加し、5分間撹拌しながら混合して、団粒状の処理汚
泥を得た。表1に、液状汚泥、木粉および汚泥処理剤の
配合割合(重量部)、および汚泥処理剤の配合割合(重
量部)とを示した。
度を測定した。表2に測定装置および主な測定条件を示
した。また、表1に測定結果を示した。
わりに綿花の削り屑を用いたこと以外は、実施例1と同
様にして、団粒状の処理汚泥を調製し、その圧縮強度を
測定した。表1にその結果を示した。
トの代わりにフライアッシュを用いて汚泥処理剤を調製
したこと以外は、実施例1と同様にして、団粒状の処理
汚泥を調製し、その圧縮強度を測定した。表1にその測
定結果を示した。
イセル<1190>の代わりにCMCダイセル<228
0>を用いて汚泥処理剤を調製したこと以外は、実施例
1と同様にして、団粒状の処理汚泥を調製し、その圧縮
強度を測定した。表1にその測定結果を示した。
イセル<2280>の代わりにポリアクリル酸ナトリウ
ムを用いて汚泥処理剤を調製したこと以外は、実施例4
と同様にして、団粒状の処理汚泥を調製し、その圧縮強
度を測定した。表1にその測定結果を示した。
イセル<1190>の代わりにアルギン酸ナトリウムを
用いて汚泥処理剤を調製したこと以外は、実施例3と同
様にして、団粒状の処理汚泥を調製し、その圧縮強度を
測定した。表1にその測定結果を示した。
MCと無機粉体を含む汚泥処理剤を用いて調製した実施
例1〜4の処理汚泥は、優れた圧縮強度を示した。しか
し、CMCを含まない汚泥処理剤を用いて調製した比較
例1および2の処理汚泥の圧縮強度は劣るものであっ
た。
に、汚泥処理剤を、カルボキシメチルセルロースのアル
カリ金属塩100重量部と、無機粉体5〜2000重量
部の混合物とし、また汚泥100重量部に対して、植物
系粉体1〜100重量部と上記の汚泥処理剤0.1〜5
重量部とを添加して混合したことよって、汚泥に含まれ
る水分が植物系粉体中に吸収され、かつ植物系粉体によ
り汚泥が補強され、さらに汚泥処理剤中のCMCによる
増粘効果、吸水効果、さらにCMCと無機粉体との相乗
作用により、取り扱いの容易な処理汚泥に改質すること
ができ、その再利用または廃棄が容易となるという効果
を奏する。
Claims (5)
- 【請求項1】 カルボキシメチルセルロースのアルカリ
金属塩100重量部に対して、無機粉体5〜2000重
量部を含むことを特徴とする汚泥処理剤。 - 【請求項2】 カルボキシメチルセルロースのアルカリ
金属塩は、その1重量%水溶液の25℃における粘度
が、10〜15000mPa・sであり、置換度が0.
4〜1.6であることを特徴とする請求項1記載の汚泥
処理剤。 - 【請求項3】 汚泥100重量部に対して、植物系粉体
1〜100重量部と請求項1または2記載の汚泥処理剤
0.1〜5重量部とを添加して混合することを特徴とす
る汚泥処理方法。 - 【請求項4】 汚泥100重量部に対して、植物系粉体
1〜100重量部と汚泥処理剤0.2〜4重量部とを添
加して混合することを特徴とする請求項3記載の汚泥処
理方法。 - 【請求項5】 汚泥100重量部に対して、植物系粉体
1〜100重量部と汚泥処理剤2.5〜4重量部とを添
加して混合することを特徴とする請求項3記載の汚泥処
理方法。
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|---|---|---|---|
| JP08012999A JP4210384B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 汚泥処理剤および汚泥処理方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN105884158A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-08-24 | 上海睿岛节能环保科技有限公司 | 一种基于调质技术的含油污泥处理方法 |
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| JP2019143030A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | 日鉄セメント株式会社 | 軟弱土壌等の改質材及び残土の固化処理方法 |
| CN112551837A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-03-26 | 中国市政工程华北设计研究总院有限公司 | 一种基于高分子多糖诱导钙化的淤泥固化剂 |
| WO2025018329A1 (ja) | 2023-07-19 | 2025-01-23 | 花王株式会社 | セルロース誘導体担持粒子を含む土壌改良剤組成物 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP08012999A patent/JP4210384B2/ja not_active Expired - Fee Related
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