JP2000272500A - 車両用液圧発生装置 - Google Patents
車両用液圧発生装置Info
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
用した場合に、乗員室内のプッシュロッドやペダル類が
運転者側へ突き戻されるのを極力防止する。 【解決手段】 マスタピストン50の後部筒50aの係
合孔50bに、螺旋状の凹溝50eを形成する。
Description
やクラッチを液圧で作動するためのブースタと液圧マス
タシリンダとの2つのアクチュエータからなる車両用液
圧発生装置に係り、詳しくは、車体前部から衝突荷重等
の外力が作用した場合に、乗員室への物理的な影響を極
力回避するようにした車両用液圧発生装置に関する。
するのに用いられる従来からの一般的な液圧発生装置と
して、例えば特開平7−4415号公報に示されるもの
がある。この液圧発生装置は、車体前部のエンジン室と
乗員とを仕切るダッシュパネルのエンジン室側面に車体
前部方向へ向けて突設されるブースタと、該ブースタの
車体前部に連結される液圧マスタシリンダとの2つのア
クチュエータよりなり、ブースタ後部のプッシュロッド
をダッシュパネルより乗員室へ突出させて、その後端に
ブレーキペダルやクラッチペダルを連結している。
マスタシリンダのシリンダ孔に内挿されたマスタピスト
ンの後部筒が突出配置され、その後側にブースタの出力
杆とバルブボディとが車体前後方向へ直列に配設されて
おり、出力杆の小径軸部を前記後部筒内部の係合孔に挿
通し、該係合孔の底壁に小径軸部の先端を当接させて、
ブースタに伝えられたペダル踏力をさらに液圧マスタシ
リンダへ伝達するようにしている。
ては、自動車の前部に衝撃荷重等の外力が作用して、該
外力が車体前部側の液圧マスタシリンダまで達した場合
に、液圧マスタシリンダがブースタ方向へ押し込まれ、
マスタピストンが出力杆とバルブボディを介してプッシ
ュロッドを乗員室方向へ押し戻し、乗員室内のプッシュ
ロッドやペダル類が運転者の脚等に当たる虞を生じる。
を受けた液圧マスタシリンダやブースタを車体側方へ倒
すことによって、外力の影響が極力乗員室内に及ばない
ようにする手段が考えられるが、この場合には、液圧発
生装置の取り付けに車体構造を変更したり、液圧マスタ
シリンダやブースタに特別な加工を要するなどから、製
作工数や組付け作業工数が増加し、製作費の増大にもつ
ながるという欠点がある。
されたもので、その目的とするところは、液圧発生装置
に車体前部方向からの外力が作用した場合に、乗員室内
のプッシュロッドやペダル類が運転者側へ突き戻される
のを極力防止しつつも、液圧マスタシリンダやブースタ
の構成や車体構造を変更する必要のない車両用液圧発生
装置を安価に提供することにある。
め本発明は、車体前部のエンジン室とこれに続く乗員室
とを仕切るダッシュパネルのエンジン室側面に、ペダル
踏力を増大するブースタを突設し、該ブースタの車体前
部側に、ブースタにて増大したペダル踏力を液圧に変換
する液圧マスタシリンダを連結し、該液圧マスタシリン
ダのシリンダ孔に内挿されるマスタピストンの後部筒を
前記ブースタのブースタシェルの内部へ突出配置すると
共に、該後部筒内部の係合孔にブースタの出力杆の小径
軸部を挿通し、該小径軸部の先端を前記係合孔の底壁に
当接してなる車両用液圧発生装置において、前記後部筒
の係合孔内部に、軸方向や周方向の凹溝を形成したこと
を特徴としている。
基づいてさらに詳しく説明する。
を示し、図1は車両用液圧発生装置の要部断面図、図2
は液圧発生装置全体の正面図、図3は車両用液圧発生装
置の要部の拡大断面図、図4は車両用液圧発生装置の要
部の分解斜視図である。また、図5は本発明の第2形態
例を示す要部の拡大断面図、図6は本発明の第3形態例
を示す後部筒の拡大断面図、図7は本発明の第4形態例
を示す後部筒の拡大断面図、図8は本発明の第5形態例
を示す要部の拡大断面図である。
の車体前部側(図1,図2の左側)のエンジン室1と、
該エンジン室1の車体後部側に続く乗員室2とがダッシ
ュパネル3にて仕切られており、エンジン室1には、ダ
ッシュパネル3のエンジン室側面に、ブースタ4と液圧
マスタシリンダ5との2つの液圧発生用アクチュエータ
を直列につないだ液圧発生装置6が突設されている。
ング4bとプッシュロッド7と操作ペダル8とが配設さ
れていて、操作ペダル8によるペダル踏力をブースタ4
で増大し、該ブースタ4で増大したペダル踏力を液圧マ
スタシリンダ5で液圧に変換して、図示しないブレーキ
やクラッチを液圧作動するようになっている。
される大径のブースタシェル4aと、ダッシュパネル3
を貫通して乗員室2内に突出する小径円筒状のバルブハ
ウジング4bとが、金属薄板を用いた車体前部半体4c
と車体後部半体4dとを連結して構成されており、ブー
スタシェル4aの背面側をダッシュパネル3のエンジン
室側面に重ね合わせし、これらをダッシュパネル3にボ
ルト止めすることにより、ブースタ4が車体前部方向へ
向けて突設される。
ィ5aの上部にリザーバ9を直結したリザーバ一体型が
用いられており、シリンダボディ5aの後端ボス部5b
を、ブースタシェル4aの前面に凹設した嵌合部4eに
嵌合し、連結フランジ5cをブースタシェル4aの前面
にボルト止めすることにより、液圧マスタシリンダ5が
ブースタ4の前部に直列に連結される。
ブースタピストン10と、該ピストン10の背面に接合
される可撓性のダイヤフラム11とによって、車体前部
側の負圧室12と車体後部側の作動室13とに仕切られ
ている。ブースタシェル4aには、中心軸CL上にバル
ブボディ14のテーパ状本体部14aが配設され、また
バルブハウジング4bには、テーパ状本体部14aの車
体後部側に続く大径筒状部14bが同じく中心軸CL上
に配設されており、該大径筒状部14bとテーパ状本体
部14a内に形成された小径筒状部14cとに、後端を
操作ペダル8に連結したプッシュロッド7の先端側が、
バルブハウジング4bの後端壁4fに開口する大気導入
口4gより突出配置されている。
が車体前部半体4cと車体後部半体4dとの接合部に挾
着され、内周側ビード11bが、ブースタピストン10
の内周縁10aとバルブボディ14の車体前部側に位置
するテーパ状本体部14aの外周面との間に取付けされ
ている。
は、戻しばね15にて常時車体後部方向へ付勢され、ブ
ースタピストン10の後退限が、ダイヤフラム11の突
起11cとブースタシェル4aの車体後部半体4dとの
当接によって規制されると共に、バルブボディ14の後
退限が、大径筒状部14bの後端に嵌着したフィルタ1
6とバルブハウジング4bの後端壁4fとの当接によっ
て規制されるようになっている。
は、車体前後方向へ貫通して設けた段付き孔14dが形
成され、該段付き孔14dに弁ピストン17が保持され
ている。この弁ピストン17には、車体後部側端を開口
して設けられた受け穴17aが形成され、この受け穴1
7aにプッシュロッド7先端の球状頭部7aが首振り可
能に支承されている。また、小径筒状部14cの車体前
部側端には、板状の反力ピストン18を介して液圧マス
タシリンダ5のマスタピストン50を押動する出力杆1
9が嵌合される。さらに、バルブボディ14には、第1
ポート20と第2ポート21とが設けられており、前記
負圧室12とテーパ状本体部14a内とが第1ポート2
0にて連通し、前記作動室13と弁ピストン17の外周
とが第2ポート21を通して連通している。
ーパ状本体部14a内でリテーナ22に抜け止めされる
大径軸部19aと、該大径軸部19aの車体前部側でマ
スタピストン50の後部筒50aを支承する小径軸部1
9bとが一体に形成されている。大径軸部19aには、
後端面へ開口する嵌合凹部19cにバルブボディ14の
先端側が板状の反力ピストン18を介して嵌合される。
aには、有底のシリンダ孔5dがブースタ側の後端面へ
開口して設けられ、該シリンダ孔5dに上述のマスタピ
ストン50が液密且つ移動可能に内挿されている。マス
タピストン50には、ブースタシェル4aの嵌合部4e
から負圧室12内へ突出する後部筒50aが設けられ、
該後部筒50aに、出力杆19の小径軸部19bよりも
大径な係合孔50bが後端面50dへ開口して設けられ
ている。
力杆19の小径軸部19bが挿通され、該小径軸部19
bの球面状の先端19dを係合孔50bの円錐球面状の
底壁50cに係合させて、出力杆19とマスタピストン
50とが中心軸CL上に配設されている。液圧マスタシ
リンダ5は、このようにして、後部筒50aを出力杆1
9の小径軸部19bとオーバラップさせたことにより、
シリンダボディ5aの長さを短縮しながら、液圧の発生
に要するマスタピストン50のストローク長を確保して
いる。
50dからおよそ2/3の深さに亙って螺旋状の凹溝5
0eが刻設されている。この凹溝50eは、その形成に
よって凹溝50eの外側の肉厚を落とすも、後部筒50
aとしての強度を必要充分に確保しながら、マスタピス
トン50が中心軸CLから側方へ傾いた際に、後部筒5
0aの後端側が中心軸CL上に残された出力杆19の小
径軸部19bと衝突することにより、後部筒50aが凹
溝50eのいずれかの部分から容易に切断または破断で
きるようしたもので、雌ねじを形成する場合と同様に係
合孔50bにねじ切り用のタップをたてて形成される。
径軸部19bを収容するマスタピストン50の後部筒5
0aの係合孔50bに、螺旋状の凹溝50eが形成され
ており、後部筒50aと出力杆19とは通常中心軸CL
上に配設されていて、後部筒50aと小径軸部19bと
の接触関係はない。また、車体前部が衝突するなど、ブ
ースタ4よりも車体前部側に位置する液圧マスタシリン
ダ5に車体前部方向から過大な外力がかかって、マスタ
ピストン50が液圧マスタシリンダ5と共に中心軸CL
からいずれかの方向へ傾いた場合に、後部筒50aの係
合孔50bが出力杆19の小径軸部19bに激しく衝突
し、後部筒50aが凹溝50eを形成した脆弱な部分か
ら折れたり破断する。
50の後部筒50aが切断または破断したことによって
傾斜度合いがさらに増し、車体前部方向からの外力が中
心軸CLから側方へ確実に逸らされて行くので、外力が
出力杆19を中心軸CLの車体後部方向に押し込む力と
して作用しにくいものとなる。出力杆19を持つブース
タ4では、車体前部側が液圧マスタシリンダ5の傾きに
よって潰されるものの、車体前部方向からの外力が、中
心軸CLから側方へ確実に逸らされて行くので、乗員室
2内のバルブハウジング4bやプッシュロッド7,操作
ペダル8が、運転者側へ突き戻されるのを極力回避する
ことができるようになる。
向からの外力による運転者側への突き戻しを有効に回避
させるのに、マスタピストン50の後部筒50aの係合
孔50bに、凹溝50eを設けるだけの簡単な変更で済
み、ブースタ4と液圧マスタシリンダ5のそれぞれの構
造やこれらの連結構造、あるいはダッシュパネル3を始
めとする車体構造には、何等特別な加工や専用の部材を
要しないので、製作工数と加工工数並びに組付け作業工
数を省略できて、低コストで実施することが可能であ
る。さらに凹溝50eは、雌ねじを形成する場合と同様
に、タップをたてるだけの短時間の簡単な加工で済むの
で、作業性にも極めて優れている。
例では、後部筒50aの係合孔50bに周方向の凹溝5
0f,50g,50hを複数個づつ設けており、図5に
示す第2形態例の凹溝50fはその断面形状が四角形
に、また図6に示す第3形態例の凹溝50gはその断面
形状が円弧状に、さらに図7に示す第4形態例ではその
断面形状がV字状に形成されている。
iを係合孔50bの軸線方向に形成したもので、本形態
例では、液圧マスタシリンダ5に車体前部方向からの外
力がかかって、液圧マスタシリンダ5が中心軸CLから
いずれかの方向へ傾き、後部筒50aが出力杆19の小
径軸部19bに衝突した時に、後部筒50aは凹溝50
hによって破断する。
例以外にも、様々な形状と個数に設定することができ、
さらに、周方向と軸方向の両方に凹溝を形成してもよ
い。
圧発生装置によれば、車体前部に衝突荷重などの過大な
外力が作用して、液圧マスタシリンダが車体前後方向か
らいずれかの方向へ傾いた場合に、マスタピストンの後
部筒が凹溝によって切断若しくは破断するようにしたか
ら、液圧マスタシリンダの傾きが助勢され、車体前部方
向からの外力を側方へ確実に逸らすことができて、乗員
室内のバルブハウジングやプッシュロッド,操作ペダル
が、運転者側へ突き戻されるのを極力回避することがで
きるようになる。
ンの後部筒の係合孔に凹溝を設けるだけで済み、ブース
タと液圧マスタシリンダのそれぞれの構造やこれらの連
結構造、あるいはダッシュパネルを始めとする車体構造
には、何等特別な加工や専用の部材を要しないので、製
作工数と加工工数並びに組付け作業工数を省略できて、
低コストで実施することが可能である。
部断面図
の正面図
部の拡大断面図
部の分解斜視図
部の拡大断面図
図
図
部の拡大断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 車体前部のエンジン室とこれに続く乗員
室とを仕切るダッシュパネルのエンジン室側面に、ペダ
ル踏力を増大するブースタを突設し、該ブースタの車体
前部側に、ブースタにて増大したペダル踏力を液圧に変
換する液圧マスタシリンダを連結し、該液圧マスタシリ
ンダのシリンダ孔に内挿されるマスタピストンの後部筒
を前記ブースタのブースタシェルの内部へ突出配置する
と共に、該後部筒内部の係合孔にブースタの出力杆の小
径軸部を挿通し、該小径軸部の先端を前記係合孔の底壁
に当接してなる車両用液圧発生装置において、前記後部
筒の係合孔内部に、軸方向や周方向の凹溝を形成したこ
とを特徴とする車両用液圧発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07708899A JP3814094B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 車両用液圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07708899A JP3814094B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 車両用液圧発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000272500A true JP2000272500A (ja) | 2000-10-03 |
| JP3814094B2 JP3814094B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=13624039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07708899A Expired - Fee Related JP3814094B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 車両用液圧発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3814094B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20130093619A (ko) * | 2010-08-10 | 2013-08-22 | 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 | 운전 안전성을 조절하는 방법 및 시스템 |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP07708899A patent/JP3814094B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20130093619A (ko) * | 2010-08-10 | 2013-08-22 | 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 | 운전 안전성을 조절하는 방법 및 시스템 |
| KR101977997B1 (ko) * | 2010-08-10 | 2019-05-13 | 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 | 운전 안전성을 조절하는 방법 및 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3814094B2 (ja) | 2006-08-23 |
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