JP2000273065A - (メタ)アクリル酸の調製法 - Google Patents
(メタ)アクリル酸の調製法Info
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Abstract
グカラム中で除去した後アクリル酸吸収塔に再循環し、
再循環廃水を含む水性流れを用いたアクリル酸の調製法
を提供する。 【解決手段】A)吸収塔に i)1種以上の炭化水素材料を分子酸素を含有するガス
で接触酸化した混合生成物ガス、および ii)再循環された廃水および3.0重量%未満の酢酸
を含む水性流れを供給し; B)該吸収塔中で混合生成物ガスを水性流れと接触させ
て、水性(メタ)アクリル酸流れを形成し; C)水性(メタ)アクリル酸流れを蒸留カラムに供給
し、ここでこれを少なくとも1種の蒸留溶媒の存在下で
共沸蒸留に付して、実質的に水を含まない(メタ)アク
リル酸溶液を形成する段階からなる(メタ)アクリル酸
の調製法。
Description
する。特に、本発明は、混合生成物ガスから生成物(メ
タ)アクリル酸を分離するために該プロセスにおいて再
循環させた廃水を含む水性流れを利用する(メタ)アク
リル酸の調製法に関する。
水素材料の接触酸化により調製される。例えば、アクリ
ル酸は一または二段プロセスにおいてプロピレンおよび
/またはアクロレインから調製することができる。第一
段において、プロピレンは酸素、希釈不活性ガス、水蒸
気および適当な触媒の存在下で酸化されて、化学反応式
(I):
は次に第二段において酸素、希釈不活性ガス、水蒸気、
および適当な触媒の存在下で酸化されて、化学反応式
(II):
を、アクリル酸を製造するための第一段反応(II)に
おいて出発物質として提供することができる。
いることができる。例えば、米国特許第5380933
号に記載されているようにして適当な触媒を用いてプロ
パンを酸化してアクリル酸生成物が形成される。
/またはイソブタンの接触酸化により調製される。
たアクリル酸は反応容器から流出する混合生成ガス中に
存在する。一般に、混合生成ガスを吸収塔中で冷却し、
水性流れと接触させ、これにより水性アクリル酸溶液が
得られ、これを次に蒸留段階において脱水して粗アクリ
ル酸溶液を得る。粗アクリル酸溶液は、種々のアクリル
酸エステルを製造するのに用いることができ、あるいは
さらに精製して種々のグレードの精製アクリル酸を製造
することができ、これをさらに、例えば高分子超吸収体
製品の製造において用いることができる。
を含む化学的製造プロセスにおいて、大量の廃棄物が生
成する。このような廃棄物は通常、廃棄物ガスおよび廃
水流れの形態をとる。廃棄物ガスはアクリル酸製造プロ
セス中のいくつかの時点で生成し得る。特に興味深いの
は、吸収塔中の水性流れとの接触で吸収されるアクリル
酸生成物を有する吸収塔から発生する混合生成ガスの残
部である。この混合生成ガスの残部は、吸収塔廃ガス
(absorber waste gas)または吸収
塔排ガス(absorber off−gas)として
公知であり、典型的には熱酸化、灰化、または接触酸化
などのある種の廃棄物処理を受けた後、適当な環境的要
件にしたがって大気中に放出される。
びに他の製造プロセスにおいても生成する。典型的なア
クリル酸製造設備では、使用した特定のプロセスに応じ
て、製造されるアクリル酸1ポンド当たり2ポンドまで
の廃水が生じ得る。特に興味深いのは、脱水プロセス、
例えばアクリル酸の脱水プロセスにおいて回収される水
である。一般に、このような廃水もまた環境中に放出さ
れる前に適当な環境基準に従うような方法で処理しなけ
ればならない。したがって、廃ガスおよび廃水の処理お
よび廃棄はアクリル酸製造業者に重大な出費を要するの
で、製造プロセスに対する価値の付与および/または出
費の軽減をもたらす代替用途および処理がこのような製
造業者にとっての変わることない目標である。
かの方法が開発されてきた。吸収塔排ガスの少なくとも
一部を反応容器に戻して再循環させることは当業界では
公知である。この再循環は、不活性希釈ガスおよび蒸気
を反応組成物に供給し、プロセスに供給される蒸気量を
減少させることにより該プロセスにより生じる廃水を減
少させることを含むいくつかの目的に役立つ。さらに、
排ガス中に含まれる少量の未反応プロピレンおよびアク
ロレインは反応するための更なる機会を与えられ、した
がってプロピレンおよびアクロレインの転化率の増加に
よりアクリル酸の全収率が向上される。
廃棄物を該プロセスの吸収段階において再使用するため
に再循環することは技術文献に記載されている。例え
ば、特開平5−246941号は回収された酢酸溶液を
アクリル酸吸収塔中の吸収剤として再使用するための再
循環を記載している。しかしながら、該出願では、溶媒
が存在せず、実質的にアクリル酸が存在しないので、ア
クリル酸回収は吸収塔においては非効率的であると記載
されている。米国特許第5785821号は、再循環さ
れる廃水流れが、酢酸(3〜10重量%)、アクリル酸
(0.5〜5.0重量%)、および蒸留溶媒(0.01
〜0.5重量%)の特定組成を有するアクリル酸プロセ
スの吸収塔への廃水再循環を開示している。これらの特
定量の酢酸、アクリル酸および蒸留溶媒を含有するこの
ような再循環流れは、吸収塔中のアクリル酸の高い効率
での収集を可能にすると言われている。
題の1つは、再循環された廃水が許容できない濃度の望
ましくない成分、たとえば揮発性有機化合物(VOC)
を含有し得るということである。再循環された廃水流れ
中のこのような高濃度の望ましくない成分のために、吸
収塔排ガス中の廃棄物、例えば酢酸および有機蒸留溶媒
の濃度が高くなる可能性がある。したがって、吸収塔排
ガスの一部または全部が反応容器に再循環される場合、
より多量の望ましくない成分を含有することになる。こ
のような物質は反応容器中アクロレインおよび/または
アクリル酸を形成する接触酸化反応に対して有害である
可能性がある。特に、酸化触媒の活性はより多量の揮発
性有機成分の存在により低減されると考えられる。さら
に、ある有機物、たとえばトルエンは実際に出発物質と
競合しうるので、反応する出発物質が少なくなり、アク
リル酸生成物中の副生成物が多くなる。
階により進行する。したがって、メタクリル酸製造業者
は同じような問題をかかえている。
リッピングガスを用いて望ましくない成分を廃水からス
トリップすることにより吸収塔へ不適切な量の望ましく
ない成分が再循環される問題が克服されることを見いだ
した。さらに、本発明はプロセス廃水および廃ガス流か
らさらなる価値を得ることができる。これは、吸収塔中
適当なアクリル酸捕集効率を維持しながら達成される。
クリル酸調製法を記載する: (1)吸収塔排ガス中の望ましくない成分の量が減少
し、反応容器に再循環される潜在的に有害な成分の量が
減少する; (2)これらをプロセス廃水流れをストリップするため
に用いることにより廃ガス流から更なる価値が得られ
る; (3)反応容器中触媒反応に対して潜在的に有害な成分
量が少ないストリップされた廃水をアクリル酸吸収のた
めに吸収塔に再循環させ、これにより設備における廃水
量を減少させる; (4)処理するために熱酸化装置へ送られるストリッピ
ングガス流のストリッピングプロセスからの有機物濃度
が高く、したがって熱酸化装置の燃料需要が軽減され
る。
(i)少なくとも1種の炭化水素材料を分子酸素を含有
するガスで接触酸化した混合生成物ガス、および(i
i)再循環された廃水および3.0重量%未満の酢酸を
含む水性流れを供給し;(B)該吸収塔中で混合生成物
ガスを水性流れと接触させて、水性(メタ)アクリル酸
流れを形成し;(C)水性(メタ)アクリル酸流れを蒸
留カラムに供給し、少なくとも1種の蒸留溶媒の存在下
で共沸蒸留に付して実質的に水を含まない(メタ)アク
リル酸溶液を形成する段階を含む(メタ)アクリル酸の
調製法が提供される。
塔に少なくとも1種の炭化水素材料を分子酸素を含有す
るガスで接触酸化した混合生成物ガス、および再循環さ
れた廃水および3.0重量%未満の酢酸を含む水性流れ
を供給し(水性流れに添加する前にストリッピングカラ
ム中で廃ガス流を含むストリッピングガスを用いて再循
環される廃水の少なくとも一部から望ましくない成分を
除去する);(B)該吸収塔中で混合生成物ガスを水性
流れと接触させて、水性(メタ)アクリル酸流れを形成
し;(C)水性(メタ)アクリル酸流れを蒸留カラムに
供給し、少なくとも1種の蒸留溶媒の存在下で共沸蒸留
に付して実質的に水を含まない(メタ)アクリル酸溶液
を形成する段階を含む(メタ)アクリル酸の調製法が提
供される。
リッピングカラム中、吸収塔排ガスを含むストリッピン
グガスを用いて、再循環された廃水流れの少なくとも一
部をストリップして、3.0重量%未満の酢酸を有する
水性流れを形成し;(B)(i)少なくとも1種の炭化
水素材料を分子酸素を含有するガスで接触酸化した混合
生成物ガス、および(ii)水性流れを吸収塔に供給
し;(C)吸収塔中で混合生成物ガスを水性流れと接触
させて水性(メタ)アクリル酸流れを形成し;(D)水
性(メタ)アクリル酸流れを蒸留カラムに供給し、少な
くとも1種の蒸留溶媒の存在下で共沸蒸留に付して、実
質的に水を含まない(メタ)アクリル酸溶液を形成する
段階を含む(メタ)アクリル酸の調製法が提供される。
塔に、少なくとも1種の炭化水素物質を分子酸素含有ガ
スで接触酸化した混合生成物ガス、および再循環された
廃水および3.0重量%未満の酢酸を含む水性流れを供
給し(水性流れに添加される前に再循環される廃水の少
なくとも一部から望ましくない成分をストリッピングカ
ラム中で廃ガス流を含むストリッピングガスを用いてス
トリップする);(B)混合生成物ガスを吸収塔中で水
性流れと接触させて水性(メタ)アクリル酸流れを形成
し;(C)水性(メタ)アクリル酸流れからライトエン
ドをストリップし;(D)水性(メタ)アクリル酸流れ
を蒸留カラムに供給し、少なくとも1種の蒸留溶媒の存
在下で共沸蒸留に付して、実質的に水を含まない(メ
タ)アクリル酸溶液を形成する段階を含む(メタ)アク
リル酸の調製法が提供される。
ローチャートである。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
しないかぎり、%は重量%であり、すべての温度は摂氏
温度である。
て、記載される範囲および限界は組み合わせることがで
きると考えられる。例えば、特定のパラメータについて
1〜20および5〜15の範囲が記載されている場合、
1〜15または5〜20も意図される。
50重量%より多いことを意味すると理解される。「半
分に満たない量」なる用語は、全組成物の50重量%未
満を意味すると理解される。
/または添加物を含有する水流を意味すると理解され
る。同様に、「廃ガス」はその中に不純物および/また
は添加物を含有するガスまたはガスの混合物を意味する
と理解される。
リル酸とメタクリル酸のいずれも包含すると理解され
る。
る。さらに、図2および3を参照して本発明の種々の他
の態様を記載する。また、本発明をアクリル酸の調製法
に関して以下に記載するが、本発明はメタクリル酸の調
製法も包含すると理解される。
酸の調製法は、少なくとも1種の炭化水素材料を分子酸
素含有ガスで気相接触酸化した混合生成物ガス1を吸収
塔2に供給することを含む。
子酸素含有ガスでの適当な酸化触媒の存在下での気相接
触酸化により得られる。炭化水素材料のアクロレインお
よび/またはアクリル酸への気相接触酸化ならびに反応
容器、触媒、およびその実施法は当業界で周知であり、
例えば米国特許第4203906号;第4256783
号;第4365087号;第4873368号;第51
61605号;第5177260号;第5198578
号;第5739391号;第5821390号、および
同時係属中の米国特許出願第09/244182号に記
載されている。
混合生成物ガスは一般に、これに限定されないが、窒
素、ヘリウム、アルゴンなどを含む不活性ガス;アクリ
ル酸;これに限定されないがプロピレン、アクロレイ
ン、プロパンなどを含む未反応炭化水素反応物質;蒸
気、およびこれに限定されないが、空気、酸素などを含
む分子酸素を含有する反応物質;これに限定されない
が、酢酸、ホルムアルデヒド、マレイン酸、および他の
有機物を含む反応副生成物;ならびにCO2、COおよ
びH2Oを含む。
は、5〜30重量%のアクリル酸、0.1〜3.0重量
%の酢酸、0.02〜0.2重量%のアクロレイン、3
0〜95重量%の不活性ガス、および1〜30重量%の
蒸気を含む。
循環された廃水を含む水性流れ3を吸収塔2へ供給する
ことを含む。廃水は、アクリル酸混合生成物ガスからの
アクリル酸の吸収において使用するのに適した廃水であ
り、いずれの供給源から得ても良い。したがって、廃水
は、これが再循環される同じアクリル酸プロセス流れか
ら得られるものである必要はない。むしろ、廃水はある
アクリル酸プロセス流れから得て、他のプロセス流れに
再循環することができる。廃水の適当な例としては、こ
れに限定されないが、アクリル酸の脱水から得た廃水、
他の水性蒸留物、およびラフィネート(raffina
tes)があげられる。同様に、廃水はアクリル酸廃水
流れから得られるものである必要はない。したがって、
廃水は他の化学プロセス廃水流れ、たとえば(メタ)ア
クリレートプロセス流れから得られるものであってよ
い。さらに、廃水は天然源、たとえば河川、井戸、湧水
などから得ることができる。
量%までの適当量の再循環された廃水を含むことができ
る。典型的には、水性流れ3はアクリル酸製造プロセス
からの廃水流れ22および基本的に純粋な水流5、例え
ば脱イオン水の混合物である。一態様において、水性流
れ3は過半量の廃水を含む。更なる態様において、水性
流れ3は0.1重量%から100重量%の廃水を含む。
好ましくは、水性流れ3は100重量%の廃水を含む。
再循環された廃水をどれだけ使用するかに関わらず、水
性流れは過半量の水および半分に満たない量のアクリル
酸、酢酸、または蒸留溶媒のうちの少なくとも1つを含
有する。一般に、水性流れは3.0重量%未満、好まし
くは2.0重量%未満、より好ましくは1.5重量%未
満の酢酸を含有する。更なる態様において、水性流れは
蒸留溶媒および/またはアクリル酸を実質的に含まな
い。
は一部は、望ましくない成分を除去した後水性流れ3中
に添加される。一態様において、廃水流れ4から廃ガス
を含むストリッピングガス流7を用いてストリッピング
カラム6中で望ましくない成分を除去して、ストリップ
された廃水流れ29を得る。廃水流れ29を次に水性流
れ3に廃水流れ22として供給する。別法として、廃水
流れ4の一部をストリップして、ストリップされた廃水
流れ29を形成し、廃水流れ4のストリップされていな
い部分をストリップされた廃水流れ29と合わせて廃水
流れ22を形成し、これを次に水性流れ3に供給する。
最後に、更なる態様において、すべての廃水流れ4を水
性流れ3にストリップせずに廃水流れ22として加え
る。ストリップされたまたはされていない廃水流れ4の
量は、廃水流れ4中の望ましくない成分の量に応じて変
わる。
れないが、燃焼用空気および新鮮な空気ならびに廃ガス
を含むことができる。廃ガス流は、廃水流れから望まし
くない成分を除去するのに適した任意のガス流であるこ
とができる。適当な例としては、吸収塔排ガス流、コン
プレッサー吸引ベントガス流、およびストリッピングガ
ス流があげられる。好ましくは、廃ガス流は、吸収塔排
ガス流である。本発明のこのような態様を図2に示し、
図中、吸収塔2からの吸収塔排ガス流8をストリッピン
グカラム6にストリッピングガス流7として供給して、
ストリッピングカラム6中で廃水流れ4から望ましくな
い成分を除去する。吸収塔排ガス流8を典型的には分割
して、一部(流れ30)を酸化反応容器に再循環させ、
残りをストリッピングガス7として用いる。
に灰化および/または酸化の廃棄物処理に送られ、その
後大気中に放出される。
100、好ましくは5から30、より好ましくは8から
20重量%の水分量を有し、20から250、好ましく
は45から125、より好ましくは50から90℃の温
度である。吸収塔排ガス流8の一部をストリッピングガ
ス7として使用することは、吸収塔排ガスは廃水から望
ましくない成分を適切に除去するために十分な熱および
水分量をともなって吸収塔から流出してくるので有利で
ある。したがって、潜在的な廃ガスストリッピング流れ
の処理、すなわち、加熱および水の添加または除去が避
けられる。
のストリッピングガス流を、単独または吸収塔排ガス流
と組み合わせて用いるのが望ましい場合もある。これは
ストリッピングガスを更に加熱して適切な操作温度範囲
を得ることを必要とする。さらに、更なる加熱は廃水流
れからの有機物の除去を増進させるために必要とされ
る。したがって、生蒸気散布、外部または内部リボイラ
ー、ストリッピングガスフィード予熱器、またはストリ
ッピングカラムにさらなる熱を供給する当業界で公知の
他の方法を用いることができる。加えて、ストリッピン
グカラム内のさらなる運動量移動(momentum
transfer)が必要となる場合がある。例えば、
カラム内での圧力降下が増大し、吸収塔圧力が、適切な
運動量移動をもたらすのに不十分である場合がある。し
たがって、送風機などの装置を用いてこのような運動量
移動を増加させることができる。
くない成分を除去するのに適したいずれのカラムであっ
てよい。このようなカラムは当業界で公知であり、充填
塔および段塔があげられる。
止剤供給12に添加される重合禁止剤を含む。重合禁止
剤は、水溶性またはアルコール可溶性禁止剤を包含す
る。適当な例としては、これに限定されないが、ハイド
ロキノン;4−メトキシフェノール;4−エトキシフェ
ノール;1,2−ジヒドロキシベンゼン;カテコールモ
ノブチルエーテル;ピロガロール;4−アミノフェノー
ル;2−メルカプトフェノール;4−メルカプトフェノ
ール;4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニルオキシ−フリーラジカル;4−オキソ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキシ−フ
リーラジカル;4−アミノ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジニルオキシ−フリーラジカル;その異性
体;その誘導体;これらの2またはそれ以上の混合物;
または前記の1またはそれ以上と分子酸素との混合物が
あげられる。
流れ3と接触させて、水性アクリル酸流れ9を形成す
る。形成された水性アクリル酸流れ9は一般に20〜9
5、好ましくは35〜90、より好ましくは50〜80
重量%のアクリル酸;80〜5、好ましくは65〜1
0、より好ましくは50〜20重量%の水;および8重
量%まで、好ましくは6重量%まで、より好ましくは5
重量%のまで酢酸を含む。一般に、混合生成物ガス1は
吸収塔に165〜400、好ましくは200〜350、
より好ましくは250〜325℃の温度で供給される。
水性流れ3は、吸収塔2の塔底から回収される所望のア
クリル酸濃度に応じて、反応容器に供給される1ポンド
の炭化水素材料あたり0.1〜1.0ポンドの水性流れ
の割合で吸収塔に供給される。吸収塔2は当業界で公知
のいずれかの適当な吸収塔デザインであってよい。
0に供給され、ここで少なくとも1種の蒸留溶媒の存在
下で共沸蒸留に付されてアクリル酸流れ11が形成され
る。蒸留カラムは当業界で公知のいずれかの適切な蒸留
カラムでもよい。たとえば、多孔板塔(sieve t
ray)、二系統流段塔(dual flow tra
y design)、または充填塔(packed c
olumn)を用いることができる。
沸蒸留に適したいずれかの溶媒であってよい。一態様に
おいて、溶媒は実質的に水に不溶性で、一般に室温での
水中溶解度が0.5重量%またはそれ未満、好ましくは
0.2重量%またはそれ未満である。このような水不溶
性溶媒の適当な例としては、これに限定されないが、ヘ
プタン;ヘプテン;シクロヘプタン;シクロヘプテン;
シクロヘプタトリエン;メチルシクロヘキサン;エチル
シクロペンタン;1,2−ジメチルシクロヘキサン;エ
チルシクロヘキサン;トルエン;エチルベンゼン;オル
ト−、メタ−、またはパラ−キシレン;トリクロロエチ
レン;トリクロロプロペン;2,3−ジクロロブタン;
1−クロロペンタン;1−クロロヘキサン;および1−
クロロベンゼンがあげられる。更なる態様において、溶
媒は、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジブチルエーテル、ヘ
キサン、ヘプタン、メタクリル酸エチル、ジエチルケト
ン、メチルプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、
およびメチルtert−ブチルケトンから選択される。
更なる態様において、蒸留溶媒は、少なくとも2種の溶
媒を含む混合溶媒である。このような混合溶媒において
有用な溶媒の適当な例としては、これに限定されない
が、ジエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルtert−ブチルケトン、酢酸
イソプロピル、酢酸n−プロピル、トルエン、ヘプタン
およびメチルシクロヘキサンがあげられる。好ましい蒸
留溶媒はトルエンである。
アクリル酸流れ9はライトエンドストリッパーカラム1
3に供給された後、蒸留塔10に供給される。ライトエ
ンドカラム13はこれに限定されないが、アクロレイ
ン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、メチルエーテル、およびメチルビニルケト
ンをはじめとするライトエンドを水性アクリル酸流れ9
から除去する。一般に、用いるストリッピングガスは蒸
気である。ライトエンドカラム13の塔底から流出して
くるのは、実質的にライトエンドを含まないアクリル酸
流れ14である。アクリル酸流れは次に蒸留カラム10
中に導入される。ライトエンドカラム13の塔頂から出
てくる流れ15は吸収塔2に再循環され、ここでストリ
ップされたアクロレインの一部が吸収塔排ガス中に回収
され、酸化反応容器に再循環され、これによりアクリル
酸の収率が向上される。
4は重合禁止剤フィード20および21に添加される重
合禁止剤を含む。適当な禁止剤は前記の通りである。一
態様において、重合禁止剤は、4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキシ−フリー
ラジカル;その誘導体または4−ヒドロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジニルオキシ−フリーラジ
カルと分子酸素の混合物である。更なる態様において、
重合禁止剤は、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジニルオキシ−フリーラジカル;その誘
導体または4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジニルオキシ−フリーラジカルと少なくとも
1種の他の禁止剤および分子酸素の混合物である。
塔は気相重合禁止剤の使用を必要とする。本発明におい
て有用な適当な気相禁止剤の例としては、これに限定さ
れないが、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンお
よびその塩、酸化窒素、ニトロソベンゼン、およびp−
ベンゾキノンがあげられる。
実質的に水を含まないアクリル酸流れ11である。一般
に、アクリル酸流れ11は1000ppm未満、好まし
くは800ppm未満、より好ましくは500ppm未
満の水を含む。アクリル酸流れはまた、実質的でない量
の、以下のもののうち少なくとも1つを含むことができ
る:酢酸、プロピオン酸、β−アクリロキシプロピオン
酸(AOPA)、アクロレイン、フルフラール、ベンズ
アルデヒド、マレイン酸、無水マレイン酸、プロトアネ
モニン、およびアセトアルデヒド。
テルまたはアクリレートポリマー製造において原料とし
て用いるために輸送される。アクリル酸はそのまま用い
るかまたは、これに限定されないが、さらに蒸留して特
定の不純物を除去したり、さらに加工して種々のグレー
ドのアクリル酸を形成することを含むさらなる加工に付
すことができる。
ーヘッド蒸留物流れ23は一般に、これに限定されない
が、水、酢酸、および/またはアクリル酸と蒸留溶媒の
共沸混合物を含む。例えば、トルエンを蒸留溶媒として
使用しなければならない場合、トルエン/水、トルエン
/酢酸、およびトルエン/アクリル酸共沸蒸留物は頭部
で二液相系に捕集される。オーバーヘッド蒸留物流れ2
3は有機および水性相に相分離される。相分離は当業界
で公知のいずれかの手段により行うことができる。
れ23をタンク24に導入し、有機相25と水性相26
に相分離させる。有機相25は主に蒸留溶媒を含む。水
性相26は、これに限定されないが、アクリル酸、酢
酸、蒸留溶媒および水を含む。一態様において、有機相
25は溶媒供給ライン27を経て蒸留カラムに再循環さ
れ、蒸留溶媒を再使用することができる。また、図1に
示すように、水性相26の少なくとも一部は廃水として
直接水性流れ3に再循環される28。あるいは、図1に
示すように、水性相26の少なくとも一部は、廃水とし
て直接ストリッパー6に再循環され28、次にストリッ
ピング後水性流れ3に加えられる。更なる態様におい
て、水性相26の少なくとも一部は廃水として直接水性
流れ3に再循環され28、水性相26の少なくとも一部
は廃水として直接ストリッパー6に再循環され28、次
にストリッピング後に水性流れ3に添加される。この態
様において、ストリップされた廃水流れ29およびスト
リップされていない廃水流れ4は廃水流れ22として組
み合わされ、水性流れ3中に加えられる。水性相26
は、更なるアクリル酸製造プロセスにおいて一部または
全体として更なる廃水流れに再循環することができると
理解される。あるいは、有機および水性相の一部または
全部を転用するかまたは処理して環境に放出することが
できる。
載する。
cc/分の速度で空気を散布したリボイラーポットの底
部に装備された直径1インチ、30段の Olders
hawカラムを用いた操作条件で行った。供給段は15
段であり、調節段は18段である。段数はいずれも底部
からである。蒸留は以下の条件で操作した: ・塔頂圧215mmHg ・全水性AA供給速度155g/時 ・トルエン還流速度333g/時 ・調節段温度75℃。
15段で供給し、トルエン還流を表示した速度で最上段
に供給した。水性アクリル酸供給組成物は、67重量%
のアクリル酸、1重量%のβ−アクリルオキシプロピオ
ン酸(AOPA)、28重量%の水、および3重量%の
酢酸、および1重量%の他の少量成分、たとえばホルム
アルデヒド、ギ酸、マレイン酸、およびハイドロキノン
重合禁止剤などを含んでいた。ハイドロキノンはAld
rich Chemical Co.(Milwauk
ee、Winsconsin)から入手可能であった。
さらに、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジニルオキシ−フリーラジカル重合禁止剤(A
ldrich Chemical Co.Milwau
kee、Wisconsinから入手可能)を0.08
重量%の水溶液として水性アクリル酸供給原料中に5グ
ラム/時の速度で供給し、p−ベンゾキノン気相禁止剤
(Aldrich Chemical Co. Mil
waukee、Wisconsinから入手可能)を
0.24重量%トルエン溶液として、最上段に10グラ
ム/時の速度で供給した。さらに、4−ヒドロキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキシ−フ
リーラジカルのさらなる流れを、0.34重量%の水溶
液として最上段に5グラム/時の速度で供給した。禁止
剤供給の結果、カラム中の禁止剤量は、塔底に基づい
て、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジニルオキシ−フリーラジカル 200ppm、ハ
イドロキノン316ppm、およびp−ベンゾキノン6
50ppmであった。
作の最後で、カラムとポットは清浄であった。すなわ
ち、モノマーの重合は検出されなかった。ガスクロマト
グラフィーによる分析は以下の通りであった: ・塔底のHAc280ppm ・塔底のトルエン0.2ppm ・塔底のAOPA4重量% ・塔底のアクリル酸96重量% ・塔底の水300ppm未満 ・水性蒸留物中AA1.6重量%
達成された。この手順から得た水性蒸留物を集め、以下
の(b)で用いた。
を67℃に加熱して、加熱乾燥気流を形成した。加熱乾
燥気流を次に直径1インチの10段Oldershaw
カラムを通して上方へ発泡させ、向流方式でカラムの下
方へ流れる温水(67℃)と接触させた。およそ97g
/時の水が加熱された気流中に吸収され、その結果とし
てのこのカラムからの流出液−67℃の水飽和(18%
水分)空気−が吸収塔排ガス(AOG)流れとなった。
AOGを次に直径1インチの10段Oldershaw
カラムの塔底に供給し、向流方式でカラムの塔頂に供給
された76g/時のトルエンカラム水性蒸留物と接触さ
せた。水性蒸留物をトルエン蒸留法からこの実施例のa
にしたがって集めた。水性蒸留物の組成は、水88.8
重量%、 AA2.0重量% 、 HAc7.5重量% 、
ホルムアルデヒド1.1重量%、およびギ酸0.6重量
%であった。
g/時)、ガスクロマトグラフィーで分析した。分析か
ら、集められたストリップされた水性蒸留物は97.3
重量%水、0.2重量%AA、2.1重量%HAc、
0.2重量%ホルムアルデヒド、および0.1重量%ギ
酸を含有することが判明した。同様に、ストリッパーか
らの蒸気流出物を凝集させ、液体凝集物を集め(88g
/時)、分析して、集められた液体凝集物が94.4重
量%水、0.9重量%AA、3.9重量%HAc、0.
6重量%ホルムアルデヒド、および0.2重量%ギ酸を
含有することが判明した。
Acの66%、ホルムアルデヒドの84%、およびギ酸
の56%のトルエンカラム水性蒸留物からの除去が達成
されたことが証明された。
チャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 (A)吸収塔に、 i)少なくとも1種の炭化水素材料を分子酸素を含有す
るガスで接触酸化した混合生成物ガス、および ii)再循環された廃水および3.0重量%未満の酢酸
を含む水性流れを供給し; (B)該吸収塔中で混合生成物ガスを水性流れと接触さ
せて、水性(メタ)アクリル酸流れを形成し; (C)水性(メタ)アクリル酸流れを蒸留カラムに供給
し、ここでこれを少なくとも1種の蒸留溶媒の存在下で
共沸蒸留に付して、実質的に水を含まない(メタ)アク
リル酸溶液を形成する段階からなる(メタ)アクリル酸
の調製法。 - 【請求項2】 再循環された廃水の少なくとも一部は、
廃ガス流を含むストリッピングガスを用いてストリッピ
ングカラム中で望ましくない成分をストリップされる請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 ストリッピングガスが吸収塔排ガス流で
ある請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 水性(メタ)アクリル酸流れが蒸留カラ
ムに供給される前にライトエンドストリッパー中でスト
リップされる請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 水性流れが100重量%廃水である請求
項1記載の方法。 - 【請求項6】 少なくとも1種の蒸留溶媒がトルエンで
ある請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 さらに、 i)蒸留カラムからのオーバーヘッドを相分離させ; ii)有機相を蒸留カラムに戻して再循環させ; iii)廃水として水性相の少なくとも一部を水性流れ
に再循環させることを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 さらに: i)蒸留カラムからのオーバーヘッドを相分離させ; ii)有機相を蒸留カラムに戻して再循環させ; iii)廃水として水性相の少なくとも一部をストリッ
ピングカラムに、次に廃水として水性流れに再循環させ
ることを含む請求項2記載の方法。 - 【請求項9】 ハイドロキノン;4−メトキシフェノー
ル;4−エトキシフェノール;1,2−ジヒドロキシベ
ンゼン;カテコールモノブチルエーテル;ピロガロー
ル;4−アミノフェノール;2−メルカプトフェノー
ル;4−メルカプトフェノール;4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキシ−フリー
ラジカル;4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニルオキシ−フリーラジカル;4−アミノ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキシ−フ
リーラジカル;それらの異性体;それらの誘導体、その
2以上の混合物;または1以上の前記物質と分子酸素と
の混合物の群から選択される少なくとも1種の重合禁止
剤を吸収塔に添加する請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 ハイドロキノン;4−メトキシフェノ
ール;4−エトキシフェノール;1,2−ジヒドロキシ
ベンゼン;2−メトキシフェノール;p−ベンゾキノ
ン;フェノチアジン;ピロガロール;t−ブチルカテコ
ール;4−アミノフェノール;2−アミノフェノール;
ジ−t−ブチルニトロキシド;2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジニルオキシ−フリーラジカル;4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルオ
キシ−フリーラジカル;4−オキソ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジニルオキシ−フリーラジカル;4
−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル
オキシ−フリーラジカル;4−エタノイル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジニルオキシ−フリーラジ
カル;2,2,5,5−テトラメチルピロリジニルオキ
シ−フリーラジカル;それらの異性体;それらの誘導
体;その2以上の混合物;または1以上の前記物質と分
子酸素との混合物の群から選択される少なくとも1種の
重合禁止剤を蒸留カラムに添加する請求項1記載の方
法。
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