JP2000274236A - 振動吸収機構 - Google Patents

振動吸収機構

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JP2000274236A
JP2000274236A JP11078209A JP7820999A JP2000274236A JP 2000274236 A JP2000274236 A JP 2000274236A JP 11078209 A JP11078209 A JP 11078209A JP 7820999 A JP7820999 A JP 7820999A JP 2000274236 A JP2000274236 A JP 2000274236A
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pipe
flexible pipe
blade
absorbing mechanism
vibration
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JP11078209A
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Mitsuo Suzuki
光郎 鈴木
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Futaba Industrial Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints; Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints; Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間使用しても異音の発生がないうえコス
トが嵩まない。 【解決手段】 振動吸収機構10は、フレキシブルパイ
プ11、アウタパイプ12、インナパイプ13およびブ
レード14から構成されている。この振動吸収機構10
に対して過大な伸長力や圧縮力が働いた場合、アウタパ
イプ12とインナパイプ13とを連結するブレード14
がフレキシブルパイプ11の伸長方向の動きと圧縮方向
の動きの両方を規制するため、フレキシブルパイプ11
は大きく伸縮し過ぎることはなく破損するおそれがな
い。また、従来のようにフレキシブルパイプ11の内外
でそれぞれブレードを設ける構造に比べて、ブレードは
一つでよいため構造が簡単で製造コストが安価になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気経
路の途中にて該排気経路に生じた振動を吸収するための
振動吸収機構に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気経路は、エンジンのロー
リング、ピッチング等による振動あるいは悪路走行時に
おける振動を受けることが知られているが、かかる振動
を長期にわたって受け続けると、排気経路を構成する排
気パイプが繰り返し撓み、最終的には破損に至るおそれ
がある。このため、従来からこのような不具合を解消す
べく、排気経路の途中に振動吸収機構を設けていた。こ
の振動吸収機構の代表的なものとしては、フレキシブル
パイプ(蛇管、ベローズ管とも称する)があり、これは
曲げに対する振動や軸方向に対する振動を吸収する作用
を奏するものである。
【0003】このような振動吸収機構としては、特開平
6−221145号に開示されたものが知られている。
この機構は、図9に示すように、フレキシブルパイプ1
02の内部に内側スリーブ104と外側スリーブ105
とが同軸となるように設けられ、両スリーブ104,1
05の重なり合った部分の隙間にワイヤメッシュ製のス
ペーサ106が配置されたものである。この振動吸収機
構は、伸長力を受けるとフレキシブルパイプ102が伸
びると共に内側スリーブ104と外側スリーブ105は
スペーサ106を介して互いに離れるように摺動し、逆
に圧縮力を受けるとフレキシブルパイプ102が縮むと
共に内側スリーブ104がスペーサ106を介して外側
スリーブ105の中に入り込むように摺動する。いずれ
の場合もフレキシブルパイプ102が変形すると共にス
ペーサ106と各スリーブ104,105とが摺動する
ことにより、作用力(伸長力、圧縮力)を減衰させて振
動を吸収する。しかし、上記振動吸収機構はワイヤメッ
シュ製のスペーサ106を用いているため、長期間使用
し続けるとこのスペーサ106がへたって各スリーブ1
04,105との間に隙間が生じ、摺動する際にスペー
サ106と各スリーブ104,105が衝突して異音が
発生するというおそれがあった。
【0004】一方、特開平10−299476号公報に
開示されているように、ワイヤメッシュを用いないタイ
プの振動吸収機構も知られていた。この振動吸収機構で
は、図10に示すように、第1パイプ201の端部20
1aと第2パイプ202の端部202aとがフレキシブ
ルパイプ203および外側ブレード204で連結されて
いる。また、第1パイプ201の端部201aには保持
管205が固設され、その先端部は第2パイプ202の
端部202aに向かって延出されている。更に、第2パ
イプ202の端部202aにはブレード保持管206が
固設され、その先端部は第1パイプ201の端部201
aに向かって延出されている。両先端部は相互に空隙を
設けた状態で重ね合わされ、内側ブレード207により
連結されている。そして、フレキシブルパイプ203に
過大な引張力が作用すると、外側ブレード204に引張
力が作用してフレキシブルパイプ203の伸長を抑制す
る。一方、フレキシブルパイプ203に過大な圧縮力が
作用すると、内側ブレード207に引張力が作用してフ
レキシブルパイプ203の圧縮を抑制する。この振動吸
収機構によれば、ワイヤメッシュを採用していないた
め、上述のような異音が発生するおそれはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−2994
76号公報の振動吸収機構では、両ブレード204,2
07はそれぞれ異なる作用を奏し、それによりはじめて
フレキシブルパイプ203に過大な引張力・圧縮力が入
力されたとしてもそれによる破損を防止できるという効
果が得られるものであるから、両ブレード204,20
7とも振動吸収機構上必要不可欠なものである。
【0006】しかしながら、フレキシブルパイプ203
の外側および内側の両方に高価なブレード204,20
7を設ける必要があるため、振動吸収機構のコストが高
くなるという問題があった。また、フレキシブルパイプ
203の内部に保持管206を設け、更にその内部に保
持管205を設ける構造であるため、排ガス流路の断面
積が第1パイプ201から保持管205に至ると急激に
小さくなり、背圧が上昇するおそれもあった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、長期間使用しても異音の発生がないう
えコストが嵩まない振動吸収機構を提供することにあ
る。それに加えて別の目的は、背圧の上昇を招くことの
ない振動吸収機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は、エンジンの排気経路の途中
にて該排気経路に生じた振動を吸収するための振動吸収
機構であって、寸断された前記排気経路を繋ぐ屈曲・伸
縮可能なフレキシブルパイプと、一端が前記フレキシブ
ルパイプの一端に固定されると共に他端が前記フレキシ
ブルパイプの他端に向かって延び出して自由端となって
いる第1パイプと、一端が前記フレキシブルパイプの他
端に固定されると共に前記第1パイプの他端との間にパ
イプ軸と直交する方向の隙間をもった箇所を有する第2
パイプと、前記第1パイプの他端と前記第2パイプの前
記箇所とを連結するブレードとを備え、前記フレキシブ
ルパイプが引張力を受けて伸びるときでも圧縮力を受け
て縮むときでも前記ブレードに引張力が働いて該ブレー
ドが前記フレキシブルパイプの伸縮を規制することを特
徴とする。
【0009】本発明では、フレキシブルパイプが過大な
引張力を受けて伸びるとき、当初フレキシブルパイプの
一端と他端が互いに離間する方向に移動する。このよう
にフレキシブルパイプが伸びると、第1パイプおよび第
2パイプは互いに離間する方向に移動し、ついには第1
パイプと第2パイプとを連結するブレードが引っ張られ
てこのブレードに引張力が働く。すると、この引張力に
より第1パイプおよび第2パイプの互いに離間しようと
する動きが阻止され、ひいてはフレキシブルパイプの動
きが阻止される。一方、フレキシブルパイプが過大な圧
縮力を受けて縮むとき、当初フレキシブルパイプの一端
と他端が互いに接近する方向に移動する。このようにフ
レキシブルパイプが縮むと、第1パイプおよび第2パイ
プは互いに接近する方向に移動し、ついには第1パイプ
と第2パイプとを連結するブレードが引っ張られてこの
ブレードに引張力が働く。すると、この引張力により第
1パイプおよび第2パイプの互いに接近しようとする動
きが阻止され、ひいてはフレキシブルパイプの動きが阻
止される。
【0010】本発明によれば、本発明の振動吸収機構に
対して過大な伸長力や圧縮力が働いたとしても、ブレー
ドがフレキシブルパイプの伸長方向の動きや圧縮方向の
動きを共に規制するため、フレキシブルパイプは破損す
ることがない。そして、一つのブレードでフレキシブル
パイプの伸長・圧縮の両方を規制してこのフレキシブル
パイプの破損を防止するため、従来の振動吸収機構(図
10参照)のように二つのブレードでフレキシブルパイ
プの破損を防止する場合に比べて構造が簡単で製造コス
トが安価になる。また、ワイヤメッシュを利用した従来
の振動吸収機構(図9参照)においては長期使用により
ワイヤメッシュにへたりが生じると異音が発生するとい
う問題があったが、本発明ではワイヤメッシュを利用し
ていないため、そのような異音が発生しない。
【0011】本発明において、ブレードがフレキシブル
パイプの伸長・圧縮の両方を規制するには、例えば、ブ
レード−第1パイプの連結点とブレード−第2パイプの
連結点との軸方向のずれ幅を、吸収すべき振動の最大振
幅よりも狭く設定すればよい。この場合、吸収すべき振
動の最大振幅を越えるとブレードに引張力が働き、フレ
キシブルパイプの伸長・圧縮方向の動きを規制する。
【0012】また、前記ずれ幅をほぼゼロにしてもよ
い。このときブレードはフレキシブルパイプのパイプ軸
と略直交する環状面を備えることになる。この場合、振
動吸収機構にある程度の大きさの伸縮方向の振動が加わ
ると、第1パイプの自由端がしなったり、あるいはブレ
ードが金属細線からなる網体の場合にはその網目が変形
したりすることによりフレキシブルパイプはパイプ軸方
向に伸縮するが、過大な振動が加わるとブレードに引張
力が働いてフレキシブルパイプの伸縮動作を規制する。
【0013】本発明において、第1パイプはフレキシブ
ルパイプを外側から覆うように形成され、第2パイプは
フレキシブルパイプを内側から覆うように形成されてい
てもよい。この場合、第1パイプはフレキシブルパイプ
を縁石・飛石等から保護する役割を果たし、第2パイプ
はフレキシブルパイプを排ガスによる熱害から保護する
役割を果たす。また、第1パイプの他端側をフレキシブ
ルパイプの最外殻と同等の径とし、第2パイプの一端側
をフレキシブルパイプの内径と同等の径にすることがで
きるから、装置外観がコンパクトになる。更に、第1パ
イプおよび第2パイプをフレキシブルパイプの内側に設
ける場合に比べて排ガス流路の断面積を狭めることがな
いため、背圧が上昇する要因とならない。
【0014】なお、本発明において、ブレードとしては
例えば金網細線製の網体を用いてもよいし、金属薄板を
放射線状に複数取り付けたものを用いてもよい。また、
ブレードは、未使用状態ではピンと張られていてもよい
し若干撓んだ状態で張られていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は本実施形
態の破断面図、図2は図1の部分拡大図、図3はブレー
ドの説明図である。本実施形態の振動吸収機構10は、
フレキシブルパイプ11、アウタパイプ12、インナパ
イプ13およびブレード14から構成されている。
【0016】フレキシブルパイプ11は、金属製の蛇管
であり、そのパイプ壁は流体の通過を許さないものであ
る。このフレキシブルパイプ11は、山部・谷部が繰り
返された形状であり、このため屈曲・伸縮が可能であ
る。アウタパイプ12は、本発明の第1パイプに相当
し、フレキシブルパイプ11と同軸となるように配設さ
れた段付きパイプであり、小径部12aと大径部12b
とを備えている。このうち、アウタパイプ12の一端即
ち小径部12aの端部は、フレキシブルパイプ11の一
端即ち下流側端部11bの外周面に密着・固定されてい
る。一方、大径部12bは、フレキシブルパイプ11の
他端即ち上流側端部11aに向かって延び出してフレキ
シブルパイプ11の山部・谷部を外側から覆うように形
成されている。また、アウタパイプ12の他端即ち大径
部12bの端部12cは自由端となっている。更に、ア
ウタパイプ12の大径部12bはフレキシブルパイプ1
1の最外殻よりも僅かに大きな径となるように設計され
ている。
【0017】インナパイプ13は、本発明の第2パイプ
に相当し、フレキシブルパイプ11と同軸となるように
配設された段付きパイプであり、大径部13aと小径部
13bとを備えている。このうち、インナパイプ13の
一端即ち大径部13aの端部は、フレキシブルパイプ1
1の上流側端部11aの内周面に密着・固定されてい
る。一方、小径部13bは、フレキシブルパイプ11の
内側に延び出してフレキシブルパイプ11の山部・谷部
を内側から覆うように形成されている。このインナパイ
プ13の大径部13aとアウタパイプ12の端部12c
との間には、パイプ軸に直交する方向の隙間が形成され
ている。また、インナパイプ13の小径部13bはフレ
キシブルパイプ11の内径よりも僅かに小さな径となる
ように設計されている。
【0018】ブレード14は、アウタパイプ12の大径
部12bとインナパイプ13の大径部13aとを連結す
る部材である。このブレード14は金属細線の網体であ
り、第1筒部14aと環状面部14bと第2筒部14c
とを備えている。このブレード14のうち第1筒部14
aは、フレキシブルパイプ11の上流側端部11aを介
してインナパイプ13の大径部13aに外装され、その
外周が第1バンド15により巻回・固定されている。第
2筒部14cはアウタパイプ12の大径部12bに外装
され、その外周が第2バンド16により巻回・固定され
ている。環状面部14bはフレキシブルパイプ11のパ
イプ軸に略直交している。
【0019】第1バンド15のうちブレード14と接触
する端部15aはエッジが直接ブレード14に当たらな
いように外向きに曲げられ、また、アウタパイプ12の
うちブレード14と接触する端部12cもエッジが直接
ブレード14に当たらないように内向きに曲げられてい
る。また、ブレード14−アウタパイプ12の連結点P
とブレード14−インナパイプ13の連結点Qとの軸方
向のずれ幅はほぼゼロに設定されている。この連結点P
と連結点Qとはパイプ軸に直交する方向に所定距離だけ
離間している。
【0020】次に、振動吸収機構10の作用について説
明する。図4は振動吸収機構を適用したエンジンの排気
経路の説明図である。図4に示すように、エンジンの排
気経路30は、エンジンに取り付けられたエキゾースト
マニホルド32、触媒コンバータ33、サブマフラ3
4、メインマフラ35から構成され、各装置同士は排気
パイプを介して接続されている。このエンジンの排気経
路30は、例えばエンジンの振動周波数がある周波数に
なると図4にて点線で示した固有の変形モードとの間で
振動する。このうち、最も大きく振動する箇所(つまり
腹)A、Bに本実施例の振動吸収機構10が設置されて
いる。
【0021】振動吸収機構10は、フレキシブルパイプ
11が密閉性を有しており、インナパイプ13の大径部
13aはフレキシブルパイプ11に密着されている。ま
た、連結箇所A、Bにおいて、振動吸収機構10は密閉
性よく接続される。図1において、図示しない上流側の
排気パイプはインナパイプ13の大径部13aに内接す
るように挿入され、図示しない下流側の排気パイプはフ
レキシブルパイプ11の下流側端部11bに内接するよ
うに挿入される。このため、エンジンの排気経路30の
うち振動吸収機構10により連結されている箇所A,B
において、排ガスは外部に漏れることなく上流側から下
流側へ流通する。
【0022】このように設置された振動吸収機構10
は、伸長力を受けた場合には、フレキシブルパイプ11
の山部・谷部の幅が広くなり、フレキシブルパイプ11
の両端11a,11bが互いに離間する方向に移動して
伸びる。逆に圧縮力を受けた場合には、フレキシブルパ
イプ11の山部・谷部の幅が狭くなり、フレキシブルパ
イプ11の両端11a,11bが互いに接近する方向に
移動して縮む。このように山部・谷部の幅が広くなった
り狭くなったりすると、広狭に変形することによるエネ
ルギー消費等によって排気経路30で発生した振動が減
衰される。
【0023】また、振動吸収機構10に予期せぬほど大
きな振幅の振動が加わったときには、以下のように作用
する。即ち、この振動によりフレキシブルパイプ11が
引張力を受けて伸びると、当初ブレード14の網目が変
形したりアウタパイプ12の端部12cがしなったりし
ながらアウタパイプ12およびインナパイプ13は互い
に離間する方向に移動するが、ついにはアウタパイプ1
2とインナパイプ13とを連結するブレード14が引っ
張られてこのブレード14に引張力が働く。すると、こ
の引張力によりアウタパイプ12およびインナパイプ1
3の互いに離間しようとする動きが阻止され、ひいては
フレキシブルパイプ11の動きが阻止される。一方、フ
レキシブルパイプ11が圧縮力を受けて縮むと、当初ア
ウタパイプ12およびインナパイプ13は互いに接近す
る方向に移動し、ついにはアウタパイプ12とインナパ
イプ13とを連結するブレード14が引っ張られてこの
ブレード14に引張力が働く。すると、この引張力によ
りアウタパイプ12およびインナパイプ13の互いに接
近しようとする動きが阻止され、ひいてはフレキシブル
パイプ11の動きが阻止される。
【0024】以上詳述した振動吸収機構10によれば、
次の効果が得られる。 振動吸収機構10に対して過大な伸長力や圧縮力が働
いたとしても、アウタパイプ12とインナパイプ13と
を連結するブレード14がフレキシブルパイプ11の伸
長方向の動きと圧縮方向の動きの両方を規制するため、
フレキシブルパイプ11は大きく伸縮し過ぎることはな
く、破損するおそれがない。そして、一つのブレード1
4でフレキシブルパイプ11の伸長・圧縮の両方を規制
してこのフレキシブルパイプ11の破損を防止するた
め、従来のように二つのブレードでフレキシブルパイプ
の破損を防止する場合(図10参照)に比べて構造が簡
単で製造コストが安価になる。 ワイヤメッシュを利用した従来の振動吸収機構(図9
参照)においては長期使用によりワイヤメッシュにへた
りが生じると異音が発生するという問題があったが、本
実施形態の振動吸収機構10ではワイヤメッシュを利用
していないため、そのような異音が発生しない。 ブレード14との接触部位即ち第1バンド15の端部
15aおよびアウタパイプ12の端部12cはいずれも
エッジが当たらないように曲げ加工されているため、使
用中にブレード14がエッジにより破損するおそれがな
い。 アウタパイプ12はフレキシブルパイプ11を外側か
ら覆うことにより縁石・飛石等から保護し、インナパイ
プ13はフレキシブルパイプ11を内側から覆うことに
より排ガスによる熱害から保護すると共に異音(排ガス
が山部・谷部に当たることで発生するチリチリ音)を防
止する。 ブレード14をフレキシブルパイプ11の外側に設け
たため、排ガス流路の断面積を狭めることがなく、背圧
が上昇する要因とならない。 アウタパイプ12の大径部12bはフレキシブルパイ
プ11の最外殻より僅かに大きな径であるため、振動吸
収機構10の全体がコンパクトになり小さなスペースで
も設置可能となる。
【0025】[第2実施形態]図5は本実施形態の破断
面図である。本実施形態の振動吸収機構50は、フレキ
シブルパイプ51、第1アウタパイプ52、第2アウタ
パイプ53、インナパイプ54およびブレード55から
構成されている。
【0026】フレキシブルパイプ51およびインナパイ
プ54は、それぞれ第1実施形態のフレキシブルパイプ
11およびインナパイプ13と略同様であるため、その
説明を省略する。第1アウタパイプ52は、本発明の第
1パイプに相当し、フレキシブルパイプ51と同軸とな
るように配設された段付きパイプであり、小径部52a
と大径部52bとを備えている。このうち、第1アウタ
パイプ52の一端即ち小径部52aの端部は、フレキシ
ブルパイプ51の一端即ち下流側端部51bの外周面に
密着・固定されている。一方、大径部52bは、フレキ
シブルパイプ51の他端即ち上流側端部51aに向かっ
て延び出してフレキシブルパイプ51の山部・谷部を外
側から半分程度覆うように形成され、また、第1アウタ
パイプ52の他端52cは自由端となっている。
【0027】第2アウタパイプ53は、本発明の第2パ
イプに相当し、フレキシブルパイプ51と同軸となるよ
うに配設された段付きパイプであり、小径部53aと大
径部53bとを備えている。このうち、第2アウタパイ
プ53の一端即ち小径部53aは、フレキシブルパイプ
51の上流側端部51aの外周面に密着・固定されてい
る。一方、大径部53bは、フレキシブルパイプ51の
下流側端部51bに向かって延び出してフレキシブルパ
イプ51の山部・谷部を外側から半分程度覆うように形
成され、また、第2アウタパイプ53の他端53cは自
由端となっている。第2アウタパイプ53の大径部53
bは第1アウタパイプ52の大径部52bよりも小径で
あり、第2アウタパイプ53の端部53cと第1アウタ
パイプ52の端部52cとはパイプ軸に直交する方向の
距離を隔てて配置されている。
【0028】ブレード55は、第1アウタパイプ52の
他端52cと第2アウタパイプ53の他端53cとを連
結する部材であり、フレキシブルパイプ51のパイプ軸
に略直交する環状面部55bを有する。このブレード5
5は取付位置が異なるものの構成は第1実施形態のブレ
ード14と同様であるため、その説明を省略する。
【0029】次に、振動吸収機構50の作用について説
明する。この振動吸収機構50は、第1実施形態と同
様、図4の設置箇所A、Bに設置して使用可能なもので
あり、フレキシブルパイプ51の山部・谷部の幅が広狭
に変形することによるエネルギー消費等によって排気経
路30で発生した振動を減衰するものである。また、振
動吸収機構50に予期せぬほど大きな振幅の振動が加わ
ったときには、以下のように作用する。即ち、この振動
によりフレキシブルパイプ51が引張力を受けて伸びる
と、当初ブレード55の網目が変形したり第1アウタパ
イプ52の端部52cあるいは第2アウタパイプ53の
端部53cがしなったりしながら両アウタパイプ52,
53は互いに離間する方向に移動するが、ついにはブレ
ード55が引っ張られてこのブレード55に引張力が働
く。すると、この引張力により両アウタパイプ52,5
3の互いに離間しようとする動きが阻止され、ひいては
フレキシブルパイプ51の動きが阻止される。一方、フ
レキシブルパイプ51が圧縮力を受けて縮むと、当初両
アウタパイプ52,53は互いに接近する方向に移動す
るが、ついにはブレード55が引っ張られてこのブレー
ド55に引張力が働く。すると、この引張力により両ア
ウタパイプ52,53の互いに接近しようとする動きが
阻止され、ひいてはフレキシブルパイプ51の動きが阻
止される。この振動吸収機構50によれば、上述した第
1実施形態の効果のうち〜が得られる。
【0030】[第3実施形態]図6は本実施形態の部分
断面図である。本実施形態の振動吸収機構70は、フレ
キシブルパイプ71、第1インナパイプ72、第2イン
ナパイプ73およびブレード74から構成されている。
フレキシブルパイプ71および第1インナパイプ72
は、それぞれ第1実施形態のフレキシブルパイプ11お
よびインナパイプ13とほぼ同様であるため、その説明
を省略する。なお、第1インナパイプ72が本発明の第
1パイプに相当する。第2インナパイプ73は、本発明
の第2パイプに相当し、フレキシブルパイプ71と同軸
となるように配設されたパイプである。この第2インナ
パイプ73はフレキシブルパイプ71の下流側端部71
bに固定され、第1インナパイプ72の下流側端部72
cとの間に半径方向の隙間をもって配設されている。ブ
レード74は、第1インナパイプ72の下流側端部72
cと第2インナパイプ73とを連結する部材であり、フ
レキシブルパイプ71のパイプ軸に略直交する環状面部
74bを有する。このブレード74の構成は第1実施形
態のブレード14と同様であるため、その説明を省略す
る。この振動吸収機構70は概ね第1実施形態と同様に
作用し上述した第1実施形態の効果のうち〜が得ら
れる。
【0031】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記第1実施形態ではブレード14として
図3(a)に示す耐熱性の金属細線網体を用いたが、こ
れに代えて例えば図3(b)に示す金属薄板の帯体を放
射線状に複数設置してもよい。この場合も上記第1実施
形態と同様の作用効果を奏する。なお、第2、第3実施
形態についても同様のことがいえる。
【0032】また、上記第1実施形態では連結点P,Q
の軸方向のずれ幅dをほぼゼロとしたが、図7に示すよ
うにずれ幅dを吸収すべき振動の最大振幅Amよりも狭
く(d<Am)設定すれば足りる。この場合、フレキシ
ブルパイプ11が最大振幅Amを越えて伸縮しようとす
るとブレード14に引張力が働いてそれを阻止するた
め、過大な引張力・圧縮力が入力されたとしてもフレキ
シブルパイプ11の破損を防止できる。なお、実際には
アウタパイプ12の大径部12bがしなったりブレード
14の網目が変形したりすることによりフレキシブルパ
イプ11は伸縮可能であるため、この点を考慮した上で
ずれ幅dを設定するのが好ましい(例えば、d<(Am
−α):αは上記点を考慮して定めた値)。なお、上記
第2、第3実施形態についても同様のことがいえる。
【0033】更に、上記第1実施形態では振動吸収機構
10の上流側にブレード14を設けたが、図8に示すよ
うにアウタパイプ12を逆向きに取り付けてブレード1
4を下流側に設けてもよい。この場合も上記第1実施形
態と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の破断面図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 ブレードの説明図である。
【図4】 エンジンの排気経路を表す説明図である。
【図5】 第2実施形態の破断面図である。
【図6】 第3実施形態の部分断面図である。
【図7】 連結点のずれ幅に関する説明図である。
【図8】 他の実施形態の説明図である。
【図9】 従来例の断面図である。
【図10】 別の従来例の破断面図である。
【符号の説明】
10・・・振動吸収機構、11・・・フレキシブルパイ
プ、12・・・アウタパイプ、13・・・インナパイ
プ、14・・・ブレード、14b・・・環状面部、15
・・・第1バンド、16・・・第2バンド、30・・・
排気経路、32・・・エキゾーストマニホルド、33・
・・触媒コンバータ、34・・・サブマフラ、35・・
・メインマフラ、P,Q・・・連結点、。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気経路の途中にて該排気経
    路に生じた振動を吸収するための振動吸収機構であっ
    て、 寸断された前記排気経路を繋ぐ屈曲・伸縮可能なフレキ
    シブルパイプと、 一端が前記フレキシブルパイプの一端に固定されると共
    に他端が前記フレキシブルパイプの他端に向かって延び
    出して自由端となっている第1パイプと、 一端が前記フレキシブルパイプの他端に固定されると共
    に前記第1パイプの他端との間にパイプ軸と直交する方
    向の隙間をもった箇所を有する第2パイプと、 前記第1パイプの他端と前記第2パイプの前記箇所とを
    連結するブレードとを備え、 前記フレキシブルパイプが引張力を受けて伸びるときで
    も圧縮力を受けて縮むときでも前記ブレードに引張力が
    働いて該ブレードが前記フレキシブルパイプの伸縮を規
    制することを特徴とする振動吸収機構。
  2. 【請求項2】 前記ブレード−前記第1パイプの連結点
    と前記ブレード−前記第2パイプの連結点との軸方向の
    ずれ幅は、吸収すべき振動の最大振幅よりも狭く設定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の振動吸収機
    構。
  3. 【請求項3】 前記ブレードは、前記フレキシブルパイ
    プのパイプ軸と略直交する環状面を備えていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の振動吸収機構。
  4. 【請求項4】 前記第1パイプは前記フレキシブルパイ
    プを外側から覆うように形成され、前記第2パイプは前
    記フレキシブルパイプを内側から覆うように形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    振動吸収機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040012034A (ko) * 2002-07-31 2004-02-11 정구증 신축 이음관
JP2012177334A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロータ冷却空気供給管
KR102213246B1 (ko) * 2019-11-08 2021-02-08 (주)지호이엠에스 신축 이음관

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