JP2000274414A - 電磁比例制御弁 - Google Patents

電磁比例制御弁

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JP2000274414A
JP2000274414A JP11083294A JP8329499A JP2000274414A JP 2000274414 A JP2000274414 A JP 2000274414A JP 11083294 A JP11083294 A JP 11083294A JP 8329499 A JP8329499 A JP 8329499A JP 2000274414 A JP2000274414 A JP 2000274414A
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output
port
valve
mode
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JP11083294A
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English (en)
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Yoshihisa Iwasa
嘉久 岩佐
Hiroshi Ikegami
洋 池上
Minoru Masuko
実 増子
Hitoshi Furukawa
仁 古川
Shinjiro Masuko
真二郎 増子
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Akebono Research and Development Centre Ltd
Original Assignee
Akebono Research and Development Centre Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体圧機器への出力圧を複数段階に切替可能
で、例えば油圧ブレーキユニットへの油圧供給の制御に
使用すると、ブレーキ操作に応じた急制動や緩制動を容
易且つ安価に実現することができる電磁比例制御弁を得
る。 【解決手段】 弁ハウジング10には、入力ポート21
として、アキュムレータ3から作動流体を絞り27を介
して受ける第1入力ポート21a、前記絞り27を介さ
ず受ける第2入力ポート21bを備え、弁ハウジング1
0内をアクチュエータ15により移動操作可能な弁体1
3には、その移動量に応じて、第1入力ポート21a及
び第2入力ポート21bを共に出力ポート23から遮断
する非出力モードと、第1入力ポート21aのみ出力ポ
ート23に連通させる第1出力モードと、少なくとも第
2入力ポート21bを出力ポート23に連通させる第2
出力モードとに切替可能にする、連通路30が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧機器への作
動流体の供給を制御するべく、流体圧機器と所定圧の作
動流体を貯留したアキュムレータとの間に配備する電磁
比例制御弁に関し、詳しくは、油圧ブレーキへの油圧供
給の制御等に用いて好適な電磁比例制御弁に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近の車両のブレーキ装置は、アンチロ
ックブレーキシステムの装備や、トラクションコントロ
ールシステムの装備など、ブレーキ機能のインテリジェ
ント化が活発に行われている。そして、このようなイン
テリジェント化への対応のため、ブレーキ装置の電動化
が進められている。ブレーキ装置の電動化の方法の一つ
として、所定圧の作動流体を貯留したアキュムレータと
アキュムレータから供給される流体圧によって動作する
ブレーキユニットとの間に電磁比例制御弁を配備して、
電磁比例制御弁の電気的な動作制御によって、制動力を
制御可能にする方法が提案されている。
【0003】そして、ブレーキユニットへの圧力供給の
制御等に使用される電磁比例制御弁としては、従来よ
り、アキュムレータに接続される入力ポートとブレーキ
ユニットに接続される出力ポートとを備えた弁ハウジン
グと、この弁ハウジング内を移動可能に設けられると共
に移動位置に応じて入力ポートと出力ポートとを連通状
態又は非連通状態に切り替える連通路を有した弁体と、
弁体を制御信号に基づいて移動動作するアクチュエータ
とを備えた構成のものが普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば特公
平7−101070号公報にも開示のように、従来の電
磁比例制御弁は、通常、入力ポートを一つしか装備して
おらず、アクチュエータの作動により入力ポートを出力
ポートに連通させた時のアキュムレータから出力ポート
までの加圧通路が単一である。そのため、出力圧の微調
整を広範囲で実現することが難しい。例えば、ブレーキ
操作に応じた急制動を実現するために、入力ポートと出
力ポートとの間を連通する弁体上の連通路の径を急加圧
可能な大きさに設定すると、緩制動に対応する緩加圧が
必要な時に、弁体の僅かな移動で出力圧が大きく変動し
てしまうため、速やかに目標液圧に調整することが極め
て困難になる。結局、従来の電磁比例制御弁では、ブレ
ーキの急制動や緩制動に対応する急加圧と緩加圧の双方
の高精度化が非常に難しく、弁体の移動量の微調整のた
めに高精度のアクチュエータが必要となったり、あるい
はアクチュエータの高度な動作制御が必要となって、ブ
レーキ装置のコストアップを招くという問題が生じた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、出力ポートに連通する入力ポートの切替により流体
圧機器への出力圧を複数段階に切替可能で、例えば、油
圧ブレーキユニットへの油圧供給の制御に使用した場
合、高精度アクチュエータの装備やアクチュエータの動
作制御の高度化等に頼らずとも、広範囲な出力圧の微調
整が容易に実現できて、ブレーキの急制動や緩制動に対
応した急加圧と緩加圧とを可能にし、且つブレーキ装置
のコスト低減を図ることのできる電磁比例制御弁を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る電磁比例制御弁は、アキュムレータに接
続される入力ポートと流体圧機器に接続される出力ポー
トとを備えた弁ハウジングと、この弁ハウジング内を移
動可能に設けられると共に移動位置に応じて前記入力ポ
ートと出力ポートとを連通状態又は非連通状態に切り替
える連通路を有した弁体と、前記弁体を制御信号に基づ
いて駆動するアクチュエータとを備えた電磁比例制御弁
において、前記弁ハウジングには、入力ポートとして、
前記アキュムレータから作動流体を絞りを介して受ける
第1入力ポートと、前記絞りを介さず受ける第2入力ポ
ートとを備え、前記弁体には、前記アクチュエータによ
って付与される移動量に応じて、前記第1入力ポート及
び前記第2入力ポートを共に前記出力ポートから遮断す
る非出力モードと、前記第1入力ポートのみ前記出力ポ
ートに連通させる第1出力モードと、少なくとも前記第
2入力ポートを前記出力ポートに連通させる第2出力モ
ードとに切替可能に、前記連通路を形成したことを特徴
とする。
【0007】そして、上記構成の電磁比例制御弁では、
弁ハウジングに第1入力ポートと第2入力ポートとの複
数の入力ポートが備えられていて、弁ハウジング内の弁
体の位置をアクチュエータによって変えることで、制御
弁としての動作を、第1入力ポート及び第2入力ポート
を共に出力ポートから遮断する非出力モードと、第1入
力ポートのみ出力ポートに連通させる第1出力モード
と、少なくとも第2入力ポートを出力ポートに連通させ
る第2出力モードとの3つの動作モードに切替可能であ
る。そして、第1入力ポート及び第2入力ポートは、ア
キュムレータから供給される作動流体の通過量を絞りに
よって相異させているため、出力モードの切替(即ち、
出力ポートに連通する入力ポートの切替)により流体圧
機器への出力圧を複数段階に切替できる。
【0008】なお、好ましくは、上記の電磁比例制御弁
において、前記アクチュエータは、前記弁体の移動に必
要な付勢力を制御信号に応じて出力すると共に、前記付
勢力が規定値以下の場合には、前記弁体の移動を規制し
て、前記第1出力モードから前記第2出力モードへの移
行を制限する予負荷ばねを設けた構成とするとよい。
【0009】このようにすると、アクチュエータの出力
が規定値以下であれば、予負荷ばねの付勢力により弁体
の移動が規制されて、アクチュエータの出力を微調整せ
ずとも、弁体の位置が予負荷ばねの付勢力により自動的
に適正な動作モード位置に切り替わる。即ち、アクチュ
エータの動作を制御する制御装置に、アクチュエータの
出力を微調整可能にするための高度な制御機構を組み込
まずとも、電磁比例制御弁の動作モードを適正に切替で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電磁比例制御
弁を適用した油圧ブレーキ装置の好適な実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る電磁
比例制御弁を適用した油圧ブレーキ装置の一実施形態を
示す概略構成図、図2はこの油圧ブレーキ装置の緩制動
時の電磁比例制御弁の作動状態を示す説明図、図3はこ
の油圧ブレーキ装置の急制動時の電磁比例制御弁の作動
状態を示す説明図、図4はこの油圧ブレーキ装置の制動
解除時の電磁比例制御弁の作動状態を示す説明図であ
る。
【0011】油圧ブレーキ装置1は、所定圧の油圧を貯
留したアキュムレータ3と、アキュムレータ3から供給
される油圧によって動作する油圧ブレーキユニット5と
の間に電磁比例制御弁7を接続して、電磁比例制御弁7
の電気的な動作制御によって、制動力を制御するもので
ある。
【0012】電磁比例制御弁7は、弁ハウジング10
と、弁ハウジング10内を移動可能な弁体13と、弁ハ
ウジング10内の弁体13を移動操作するアクチュエー
タ15と、油圧ブレーキユニット5の油圧を開放するリ
ザーバ17とから構成されている。
【0013】そして、弁ハウジング10は、アキュムレ
ータ3に接続されてアキュムレータ3から作動油の供給
を受ける入力ポート21と、流体圧機器である油圧ブレ
ーキユニット5に接続されて作動油を油圧ブレーキユニ
ット5に出力する出力ポート23と、油圧ブレーキユニ
ット5の圧力を開放するためリザーバ17に接続される
開放ポート25と、弁体13を摺動可能に支持する中空
部26とを設けて構成される。入力ポート21は、弁ハ
ウジング10の中間部付近に、中空部26に連通するよ
うに穿設されている。出力ポート23は、弁ハウジング
10の先端面の中心に、中空部26に連通するように穿
設されている。開放ポート25は、弁ハウジング10の
基端寄りの位置に、中空部26に連通するように穿設さ
れている。
【0014】本実施形態での弁ハウジング10は、入力
ポート21として、アキュムレータ3から作動流体を絞
り27を介して受ける第1入力ポート21aと、アキュ
ムレータ3からの作動流体を前記の絞り27を介さず受
ける第2入力ポート21bとを備える。
【0015】弁体13は中空部26内を摺動するピスト
ンで、弁体13には、第1入力ポート21a、第2入力
ポート21b及び開放ポート25を、出力ポート23に
連通させるための連通路30が形成されている。この連
通路30は、アクチュエータ15によって移動操作され
る弁ハウジング10内での移動量に応じて、動作モード
が非出力モード、第1出力モード、第2出力モードの三
モードに切替可能に形成されている。非出力モードは、
第1入力ポート21a及び第2入力ポート21bを共に
出力ポート23から遮断する動作モードで、詳しくは、
図4に示す圧力開放モードと、図1に示した圧力保持モ
ードとの二モードに対応する。
【0016】圧力開放モードは、図4に示すように、第
1入力ポート21a及び第2入力ポート21bが共に出
力ポート23から遮断される一方で、開放ポート25が
出力ポート23に連通して、油圧ブレーキユニット5の
圧力がリザーバ17に開放される動作モードである。こ
の圧力開放モードは、弁体13がアクチュエータ15に
規制され弁ハウジング10の基端側に最大限に後退する
ことで実現される。
【0017】圧力保持モードは、図1に示すように、第
1入力ポート21a及び第2入力ポート21bが共に出
力ポート23から遮断されるだけでなく、開放ポート2
5も出力ポート23から遮断されて、油圧ブレーキユニ
ット5の圧力が保持される動作モードである。この圧力
保持モードは、図4の状態から弁体13が弁ハウジング
10の先端側に少量移動することで実現される。
【0018】第1出力モードは、図2に示すように、第
1入力ポート21aのみ出力ポート23に連通させる動
作モードで、アキュムレータ3からの作動油の供給を絞
り27によって低減させて、緩制動に対応する緩加圧を
実現する動作モードである。この第1出力モードは、図
1の状態から弁体13が弁ハウジング10の先端側に適
宜量移動することで実現される。
【0019】第2出力モードは、図3に示すように、第
1入力ポート21aと第2入力ポート21bを共に出力
ポート23に連通させる動作モードである。本実施の形
態の場合、第2入力ポート21bは、アキュムレータ3
からの作動流体が絞りを介さずに流入するため、第1出
力モードよりも高速な作動油出力が可能になる。この第
2出力モードは、急制動に対応する急加圧を実現する動
作モードであり、図2の状態から更に弁体13が弁ハウ
ジング10の先端側に適宜量移動することで実現され
る。
【0020】アクチュエータ15は、図示略の制御装置
が出力する制御信号に基づいて作動する。図示略の制御
装置は、ブレーキペダルの踏下量、踏下速度等に応じた
制御信号を出力する。具体的には、アクチュエータ15
は、図示略の制御装置の出力する制御信号に応じて、弁
体13に当接しているロッド15aを進退駆動して、ロ
ッド15aを介して、弁体13に出力ポート23側への
移動に必要な力を付与する。ロッド15aの駆動源とし
ては、例えば、モータや比例ソレノイドを利用すること
が可能である。
【0021】本実施形態の場合、出力ポート23側に
は、弁体13が摺動する中空部26と連通するように、
中空部26よりも内径が大きな拡径中空部33が装備さ
れている。そして、この拡径中空部33には、弁体13
をロッド15aに当接した状態に維持する戻しばね35
と、拡径中空部33と中空部26との境界の段差に衝接
して位置規制される押さえ板37を中空部26側に付勢
する予負荷ばね39とが装備されている。
【0022】予負荷ばね39は、アクチュエータ15の
弁体13に対する付勢力が規定値以下の場合には、アク
チュエータ15による弁体13の移動を規制して、第1
出力モードから第2出力モードへの移行を制限する。具
体的には、アクチュエータ15が弁体13を出力ポート
23側に押圧する力をF、拡径中空部33内に密封され
た作動油圧をP、作動油圧Pを受ける弁体13の横断面
積をA、予負荷ばね39の付勢力をS、戻しばね35の
付勢力をf(但し、fは、Sと比較して極めて小さい)
とするとき、ブレーキ操作がなされていないか、ブレー
キ操作が解除された場合は、 f>F ……(1) となり、電磁比例制御弁は、図4に示す圧力開放モード
となる。
【0023】ブレーキ操作がなされても、ブレーキペダ
ルの踏下力及び踏下速度が小さな緩制動の場合には、 P×A+f<F<P×A+f+S ……(2) となり、電磁比例制御弁は、図2に示す第1出力モード
となる。
【0024】ブレーキ操作時のブレーキペダルの踏下力
及び踏下速度が大きな急制動の場合には、 F=P×A+f+S1>P×A+f+S ……(3) となり、電磁比例制御弁は、図3に示す第2出力モード
となる。なお、上記の(3)式において、S1 は、図3
において、長さL1 だけ圧縮された状態の予負荷ばね3
9の付勢力である。
【0025】ブレーキ操作がなされていても、ブレーキ
ペダルの踏下量が一定の場合には、 F<P×A+f ……(4) となり、電磁比例制御弁は、図1に示す圧力保持モード
となる。なお、本実施形態の場合、圧力保持モード時の
弁体13の端部と、予負荷ばね39により付勢された押
さえ板37の初期位置との間には、図1に示すように、
遊隙L0 が設定されていて、圧力保持モードから図2に
示す第1出力モードに移行する際には、弁体13が出力
ポート23側に距離L0 だけ移動することが必要にな
る。
【0026】以上の電磁比例制御弁7によれば、弁ハウ
ジング10に第1入力ポート21a及び第2入力ポート
21bの複数の入力ポート21が備えられていて、弁体
13の位置をアクチュエータ15によって変えること
で、制御弁としての動作を、出力ポート23側の液圧を
保持する圧力保持モード、出力ポート23側の液圧を開
放する圧力開放モード、第1入力ポート21aからの作
動流体の供給により出力ポート23側を加圧する第1出
力モードと、第1入力ポート21a及び第2入力ポート
21bの双方からの作動流体の供給により出力ポート2
3側を加圧する第2出力モードとの4つの動作モードに
切替可能である。
【0027】そして、第1入力ポート21a及び第2入
力ポート21bは、アキュムレータ3から供給される作
動流体の通過量を絞り27によって相異させているた
め、動作モードを第1出力モード又は第2出力モードに
切り替えることにより、油圧ブレーキユニット5への出
力圧を2段階に切替可能である。従って、本実施形態の
ように、油圧ブレーキユニット5への油圧供給の制御に
使用した場合、高精度のアクチュエータの装備やアクチ
ュエータの動作制御の高度化等に頼らずとも、広範囲に
渡る出力圧の微調整を、出力ポート23に連通させる入
力ポートを第1入力ポート21a又は第2入力ポート2
1bに切り替えることによって容易に実現でき、ブレー
キの急制動や緩制動に対応する急加圧と緩加圧の双方の
高精度化を容易に実現することができる。そして、高精
度のアクチュエータの装備やアクチュエータの動作制御
の高度化等に頼らずとも、ブレーキの急制動や緩制動に
対応する急加圧と緩加圧の双方の高精度化を実現できる
ため、ブレーキ装置のコスト低減を図ることができる。
【0028】また、本実施形態では、アクチュエータ1
5の出力が規定値以下であれば、予負荷ばね39の付勢
力により弁体13の移動が規制されるので、アクチュエ
ータ15の出力を微調整せずとも、弁体13の位置が予
負荷ばね39の付勢力により自動的に適正な第1出力モ
ードの位置に切り替わる。即ち、アクチュエータ15の
動作を制御する制御装置に、アクチュエータの出力を微
調整可能にするための高度な制御機構を組み込まずと
も、電磁比例制御弁7の動作モードを適正に切替可能で
ある。従って、実施形態のように、第1出力モードは緩
制動に対応する緩加圧用、第2出力モードは急制動に対
応する急加圧用となるように、予め第1入力ポート21
aの絞り27を設定しておくだけで、急制動及び緩制動
に対応する動作モードへの確実な切替を実現することが
できる。
【0029】なお、上記の実施形態では、第1入力ポー
ト21aと第2入力ポート21bの2つの入力ポートを
装備し、その内の一方の第1入力ポート21aにのみ、
絞り27を装備した。しかし、要は、互いに作動流体の
供給量が相異する複数の入力ポートを装備すればよく、
双方の入力ポート21a,21bに異なる絞り量の絞り
を装備するようにしてもよい。また、装備する入力ポー
トの個数も、実施形態で示した2個に限定するものでは
ない。3個以上の入力ポートを装備する形態も考えられ
る。
【0030】また、本発明の電磁比例制御弁の用途は、
油圧ブレーキ装置におけるブレーキ油の制御に限らな
い。液圧または空圧を利用する流体圧機器の制御に広く
応用可能である。また、本発明において弁体13を駆動
するアクチュエータは、弁体13を弁ハウジング10内
で移動操作できればよく、実施形態で説明したモータや
比例ソレノイド等に限定するものではない。
【0031】
【発明の効果】本発明の電磁比例制御弁によれば、弁ハ
ウジングに第1入力ポートと第2入力ポートとの複数の
入力ポートが備えられていて、弁ハウジング内の弁体の
位置をアクチュエータによって変えることで、制御弁と
しての動作を、第1入力ポート及び第2入力ポートを共
に出力ポートから遮断する非出力モードと、第1入力ポ
ートのみ出力ポートに連通させる第1出力モードと、少
なくとも2入力ポートを出力ポートに連通させる第2出
力モードとの3動作モードに切替可能である。そして、
第1入力ポート及び第2入力ポートは、アキュムレータ
から供給される作動流体の通過量を絞りによって相異さ
せているため、出力モードの切替(即ち、出力ポートに
連通する入力ポートの切替)により流体圧機器への出力
圧を複数段階に切替可能である。従って、油圧ブレーキ
ユニットへの油圧供給の制御に使用した場合、高精度の
アクチュエータの装備やアクチュエータの動作制御の高
度化等に頼らずとも、広範囲に渡る出力圧の微調整を、
出力ポートに連通する入力ポートの切替によって容易に
実現でき、ブレーキの急制動や緩制動に対応する急加圧
と緩加圧の双方の高精度化を容易に実現することができ
る。そして、高精度のアクチュエータの装備やアクチュ
エータの動作制御の高度化等に頼らずとも、ブレーキの
急制動や緩制動に対応する急加圧と緩加圧の双方の高精
度化を実現できるため、ブレーキ装置のコスト低減を図
ることができる。
【0032】また、請求項2に記載の構成とすれば、ア
クチュエータの出力が規定値以下であれば、予負荷ばね
の付勢力により弁体の移動が規制されて、アクチュエー
タの出力を微調整せずとも、弁体の位置が予負荷ばねの
付勢力により自動的に適正な動作モード位置に切り替わ
る。即ち、アクチュエータの動作を制御する制御装置
に、アクチュエータの出力を微調整可能にするための高
度な制御機構を組み込まずとも、電磁比例制御弁の動作
モードを適正に切替可能である。従って、例えば、第1
出力モードは緩制動に対応する緩加圧用、第2出力モー
ドは急制動に対応する急加圧用となるように、予め第1
入力ポート及び第2入力ポートの絞りを設定しておくだ
けで、急制動及び緩制動に対応する動作モードへの確実
な切替を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁比例制御弁を適用した油圧ブ
レーキ装置の一実施形態の概略構成図である。
【図2】図1の油圧ブレーキ装置の緩制動時の電磁比例
制御弁の作動状態を示す説明図である。
【図3】図1の油圧ブレーキ装置の急制動時の電磁比例
制御弁の作動状態を示す説明図である。
【図4】図1の油圧ブレーキ装置の制動解除時の電磁比
例制御弁の作動状態の説明図である。
【符号の説明】
1 油圧ブレーキ装置 3 アキュムレータ 5 油圧ブレーキユニット 7 電磁比例制御弁 10 弁ハウジング 13 弁体 15 アクチュエータ 17 リザーバ 21 入力ポート 21a 第1入力ポート 21b 第2入力ポート 23 出力ポート 25 開放ポート 26 中空部 27 絞り 30 連通路 33 拡径中空部 35 戻しばね 37 押さえ板 39 予負荷ばね
フロントページの続き (72)発明者 増子 実 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会社 曙ブレーキ中央技術研究所内 (72)発明者 古川 仁 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会社 曙ブレーキ中央技術研究所内 (72)発明者 増子 真二郎 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会社 曙ブレーキ中央技術研究所内 Fターム(参考) 3H067 AA20 DD05 DD32 GG15 3H106 DA03 DB02 DB12 DB23 DB32 DC09 DD02 EE07 KK22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アキュムレータ3に接続される入力ポー
    ト21と流体圧機器に接続される出力ポート23とを備
    えた弁ハウジング10と、この弁ハウジング10内を移
    動可能に設けられると共に移動位置に応じて前記入力ポ
    ート21と出力ポート23とを連通状態又は非連通状態
    に切り替える連通路30を有した弁体13と、前記弁体
    13を制御信号に基づいて駆動するアクチュエータ15
    とを備えた電磁比例制御弁において、 前記弁ハウジング10には、入力ポート21として、前
    記アキュムレータ3から作動流体を絞り27を介して受
    ける第1入力ポート21aと、前記絞り27を介さず受
    ける第2入力ポート21bとを備え、 前記弁体13には、前記アクチュエータ15によって付
    与される移動量に応じて、前記第1入力ポート21a及
    び前記第2入力ポート21bを共に前記出力ポート23
    から遮断する非出力モードと、前記第1入力ポート21
    aのみ前記出力ポート23に連通させる第1出力モード
    と、少なくとも前記第2入力ポート21bを前記出力ポ
    ート23に連通させる第2出力モードとに切替可能に、
    前記連通路30を形成したことを特徴とする電磁比例制
    御弁7。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ15は、前記弁体1
    3の移動に必要な付勢力を制御信号に応じて出力すると
    共に、 前記付勢力が規定値以下の場合には、前記弁体13の移
    動を規制して、前記第1出力モードから前記第2出力モ
    ードへの移行を制限する予負荷ばね39を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の電磁比例制御弁7。
JP11083294A 1999-03-26 1999-03-26 電磁比例制御弁 Pending JP2000274414A (ja)

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