JPH0632218A - 液圧制御装置 - Google Patents

液圧制御装置

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JPH0632218A
JPH0632218A JP21206492A JP21206492A JPH0632218A JP H0632218 A JPH0632218 A JP H0632218A JP 21206492 A JP21206492 A JP 21206492A JP 21206492 A JP21206492 A JP 21206492A JP H0632218 A JPH0632218 A JP H0632218A
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JP
Japan
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pressure
valve
pressure port
hydraulic
control
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Application number
JP21206492A
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English (en)
Inventor
Tadanori Okada
忠紀 岡田
Hirohiko Morikawa
裕彦 森川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液圧供給対象装置の液圧を遅れなく上昇させ
得るとともに、緩増圧を広い範囲で行うことができる液
圧制御装置を提供する。 【構成】 通常制動時にはスプール44は後退端位置に
あり、ブレーキシリンダ20には高圧室56から直接ブ
レーキ液が供給されてブレーキシリンダ圧が遅れなく上
昇する。アンチスキッド制御時には電磁開閉弁80が開
かれ、スプール44の前進によりブレーキシリンダ20
が低圧ポート68に連通させられて減圧される。増圧時
には電磁開閉弁80が閉じられ、円環状溝50,可変絞
り部104および制御圧室72を経てほぼ一定の流量で
供給されるブレーキ液により、ブレーキシリンダ圧がほ
ぼ一定の勾配で緩やかに増大させられる。スプール44
が中間位置まで後退した後は第一スプリング88のみが
作用し、方向制御部98は高圧室56から直接ブレーキ
シリンダ20にブレーキ液が供給される状態に切り換わ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧源と液圧供給対象
装置とリザーバとの間に設けられて液圧供給対象装置の
液圧を制御する装置に関するものであり、特に、液圧供
給対象装置の液圧を緩,急2種類の勾配で増大させる液
圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液圧制御装置には、液圧源から
液圧供給対象装置に供給する作動液の流量を変えること
により、液圧供給対象装置の液圧を急に増大させる状態
と、緩やかに増大させる状態とに切り換わるものがあ
る。還流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置の液圧制
御装置がその一例である。この液圧ブレーキ装置におい
ては、ブレーキ操作部材の操作に基づいて車輪の回転が
抑制される通常制動時には、液圧源であるマスタシリン
ダからブレーキシリンダへのブレーキ液の流れが絞られ
ず、ブレーキシリンダ圧が速やかに増大させられ、アン
チスキッド制御時には、ブレーキシリンダのブレーキ液
のリザーバへの排出によりブレーキシリンダ圧が減少さ
せられた後、マスタシリンダからブレーキシリンダに供
給されるブレーキ液の流れが絞られて通常制動時より流
量が少なくされることにより、ブレーキシリンダ圧が緩
やかに増大させられるのである。
【0003】特開昭64−70253号公報に記載の還
流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置の液圧制御装置
は、その一例である。この液圧制御装置200を図11
に示す。液圧制御装置200は、ハウジング210内に
摺動可能に嵌合された弁子212と制御ピストン214
とを備えている。弁子212と制御ピストン214とは
一体的に構成されており、これらがハウジング210に
嵌合されることにより、ハウジング210内の空間が第
一液室216と第二液室218とに区切られている。弁
子212は円筒状の部材であるが、その周壁に軸方向に
間隔を隔てて複数の小貫通孔220および小貫通孔22
0より径の大きい大貫通孔222が形成されている。
【0004】一方、ハウジング210の内周面には環状
溝224が形成されており、弁子212および制御ピス
トン214がスプリング226の付勢力により、図に示
す後退端位置に保たれている状態では、すべての小貫通
孔220および大貫通222が環状溝224に連通して
いるが、弁子212および制御ピストン214がスプリ
ング226の付勢力に抗して一定距離前進する毎に大貫
通孔222および1個ずつの小貫通孔220が環状溝2
24から外れるようになっている。すなわち、ポート2
28からポート230への流路面積が弁子212の前進
に伴って段階的に変わるようにされているのである。
【0005】第一液室216はポート228,液通路2
32によってマスタシリンダ233の加圧室に連通させ
られ、環状溝224はポート230および液通路234
によってブレーキシリンダ235に接続されている。液
通路234には電磁方向切換弁236が設けられてお
り、ブレーキシリンダ235を、マスタシリンダ233
に連通させる増圧状態と、リザーバ238に連通させる
減圧状態と、いずれにも連通させない保持状態とに切り
換わる。ブレーキシリンダ235からリザーバ238に
排出されたブレーキ液は、ポンプ240によって汲み上
げられ、ポンプ通路242から液通路232に戻され
る。また、第二液室218は、ポート244,パイロッ
ト通路246により、液通路234の電磁方向切換弁2
36よりブレーキシリンダ235側の部分に接続されて
いる。
【0006】このブレーキ装置において通常の制動時に
は、電磁方向切換弁236は図に示す増圧状態にあり、
ブレーキペダル248の踏込みによりマスタシリンダ2
33の加圧室に発生した液圧が液通路232,第一液室
216,小貫通孔220,大貫通孔222および液通路
234を経てブレーキシリンダ235に供給され、車輪
の回転が抑制される。この場合には、マスタシリンダ圧
はブレーキシリンダ235に供給されるとともに、パイ
ロット通路246により第二液室218にも供給される
ため、弁子212および制御ピストン214は前進せ
ず、ブレーキ液は全部の小貫通孔220および大貫通孔
222を経て大流量でブレーキシリンダ235に供給さ
れる。
【0007】車輪のスリップ率が適正範囲を超えた場合
には、電磁方向切換弁236が減圧状態に切り換えら
れ、ブレーキシリンダ235からリザーバ238にブレ
ーキ液が排出されてブレーキシリンダ圧が低下し、車輪
のスリップ率が回復させられる。また、このとき第二液
室218内の液圧も低下するため、弁子212および制
御ピストン214がスプリング226の付勢力に抗して
前進する。
【0008】そのためまず、大貫通孔222が環状溝2
24から外れ、次いで小貫通孔220のうちの一部が環
状溝224から外れ、ブレーキ液の流れが絞られた状態
になり、次に電磁方向切換弁236が増圧状態に切り換
えられたとき、マスタシリンダ233からブレーキシリ
ンダ235に供給されるブレーキ液の流量は通常制動時
より少なく、ブレーキシリンダ圧が緩やかに増大させら
れる。
【0009】この際、ブレーキ液はブレーキシリンダ2
35に供給されるとともに、第二液室218にも供給さ
れる。そのため、第二液室218の液圧が増大して弁子
212および制御ピストン214が後退し、環状溝22
4に連通する小貫通孔220の数が増える。この増加が
第一液室216と第二液室218との液圧差、すなわち
マスタシリンダ233とブレーキシリンダ235との液
圧差の減少に見合って生じるようにスプリング226の
荷重特性が設定されているため、ブレーキシリンダ23
5に供給されるブレーキ液の流量がほぼ一定に保たれ、
ブレーキシリンダ圧はほぼ一定の勾配で緩やかに増大さ
せられる。しかしながら、この液圧制御装置200に
は、第二液室218内にエアが溜る問題がある。第二液
室218へのブレーキ液の出入りが一つのポートによっ
て行われるからである。
【0010】そのため、本発明の出願人は、図12に示
すように、ブレーキシリンダに供給するブレーキ液の流
量を大小2段階に変えることにより、ブレーキシリンダ
圧を急増圧状態と緩増圧状態とに切り換えることができ
るとともに、エアが溜まらない液圧制御装置260を試
作した。この液圧制御装置260は、前記液圧制御装置
200と同様に、ハウジング262内に互に一体的に形
成された弁子264および制御ピストン266が嵌合さ
れて第一液室268および第二液室270が形成された
ものであり、弁子264および制御ピストン266がス
プリング272によって後退方向へ付勢されている。
【0011】また、ポート274,液通路276によっ
てマスタシリンダ278の加圧室に接続され、ポート2
80,液通路282によってブレーキシリンダ284に
接続されるとともに、ポート274からポート280へ
のブレーキ液の流れは、弁子264の周壁に形成された
複数個の小貫通孔286および1個の大貫通孔288
が、環状溝290から外れることにより絞られる。ま
た、第二液室270は、ポート294および液通路29
6によってリザーバ298に接続されるとともに、液通
路296には電磁開閉弁300が設けられている。第二
液室270はまた、ポート302およびパイロット通路
304によって液通路282に接続されている。
【0012】この液圧制御装置260においては、通常
の制動時には電磁開閉弁300は閉じられており、ブレ
ーキペダル306が踏み込まれるとき、前記液圧制御装
置200と同様に、全部の貫通孔288,286が環状
溝290に連通しており、ブレーキ液が大流量でブレー
キシリンダ284に供給される。アンチスキッド制御時
には、電磁開閉弁300が開かれることにより、ブレー
キシリンダ284内のブレーキ液が第二液室270を経
てリザーバ298に排出され、ブレーキシリンダ圧が減
少させられるとともに、弁子264および制御ピストン
266が前進して大貫通孔288およびいくつかの小貫
通孔286が環状溝290から外れ、ブレーキシリンダ
284に供給されるブレーキ液の流量が絞られた状態と
なる。
【0013】そのため、次にブレーキシリンダ圧を増大
させるべく電磁開閉弁300が閉じられた場合には、ブ
レーキ液の流れが絞られてブレーキシリンダ284に供
給され、ブレーキシリンダ圧は緩やかに増大する。この
液圧制御装置260においては、第二液室270へのブ
レーキ液が2個のポート294,302から出入りする
ため、第二液室270内のエアがブレーキ液の流れと共
にリザーバ238に排出され、溜ることはない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この液
圧制御装置260においては、第一液室268と第二液
室270との液圧差、すなわちマスタシリンダ圧とブレ
ーキシリンダ圧との差にスプリング272が対抗するよ
うにされているため、通常制動時のブレーキの効き遅れ
か、アンチスキッド制御時の緩増圧範囲の不足かのいず
れかが生ずる問題があった。
【0015】マスタシリンダ278からブレーキシリン
ダ284にブレーキ液を供給する経路には大,小の貫通
孔286,288が設けられており、これらが全部環状
溝290に連通していてもある程度の絞り作用が生ずる
ことを避け得ない。そして、スプリング272の予荷重
が小さければ、通常制動時のブレーキペダル306の踏
込み時に、第一液室268と第二液室270との液圧差
によって弁子264および制御ピストン266が前進し
て大貫通孔288およびいくつかの小貫通孔286が環
状溝290から外れ、制動開始当初からブレーキ液の流
れが絞られ、図13に示すようにブレーキシリンダ圧の
上昇に遅れが生じてブレーキの効き遅れが生ずるのであ
る。
【0016】それに対し、スプリング272の予荷重を
大きくすれば、スプリングの圧縮に要する第一液室26
8と第二液室270との液圧差が大きく、通常制動時に
は弁子264および制御ピストン266が前進しないた
め、制動開始当初にブレーキ液の流れが絞られることが
なく、ブレーキの効き遅れが生ずることはない。しか
し、弁子264および制御ピストン266を前進させる
ために必要な第一液室268と第二液室270との液圧
差が大きくなるため、緩増圧時に、図14に示すよう
に、ブレーキシリンダ圧が未だ比較的低く、マスタシリ
ンダ圧との差が大きい状態で弁子264および制御ピス
トン266がスプリング272により後退端位置へ移動
させられ、全部の小貫通孔286および大貫通孔288
が環状溝290に連通し、流量が大きい状態となるた
め、早い時期に緩増圧から急増圧へ移行してしまい、緩
増圧範囲が不足することとなるのである。この問題は、
アンチスキッド型液圧ブレーキ装置に限らず、液圧制御
装置260と同様の液圧制御装置が設けられた装置にお
いて同様に生ずる。本発明は、液圧供給対象装置の液圧
の増大に遅れが生ぜず、かつ、十分な緩増圧範囲を確保
することができる液圧制御装置を提供することを課題と
して為されたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液圧制御装
置は、上記の課題を解決するために、(a)内部に弁孔
を有するとともに、それぞれの弁孔に連通し、前記液圧
源,液圧供給対象装置およびリザーバに接続される高圧
ポート,出力圧ポートおよび低圧ポートを有する装置本
体と、(b)低圧ポートと前記リザーバとの間に設けら
れ、両者を連通させる開状態と遮断する閉状態とに切換
えが可能な開閉弁と、(c)弁孔に実質的に液密かつ摺
動可能に嵌合され、自身の両端と装置本体との間にそれ
ぞれ、常時高圧ポートに連通し続ける高圧室と、常時低
圧ポートに連通し続けるが開閉弁の開閉により内部の液
圧が変えられる制御圧室とを形成する弁子と、(d)そ
の弁子を高圧室側の後退端位置へ付勢する第一スプリン
グと、(e)その第一スプリングより大きなばね定数を
有し、弁子が後退端位置から制御圧室側の前進端位置へ
前進する際にそれら後退端位置と前進端位置との中間の
中間位置まで前進した状態から弁子に作用してその弁子
を後退方向に付勢する第二スプリングとを含むように構
成され、かつ、弁子と装置本体との間に、(1)弁子が
後退端位置にある状態では出力圧ポートを低圧ポートか
ら遮断して高圧ポートに連通させる第一状態にあり、弁
子が中間位置まで前進した状態では出力圧ポートを高圧
ポートから遮断して低圧ポートに連通させる第二状態に
切り換わる方向制御部と(2)弁子が中間位置と後退端
位置との間にある状態においては、弁子が後退端位置に
ある状態において方向制御部が高圧ポートを出力圧ポー
トに連通させる流路面積より小さい流路面積を有する絞
り通路によって高圧ポートと制御圧室とを連通させると
ともに、少なくとも弁子が前進端位置から中間位置まで
後退する間においては流路面積が漸増して高圧ポートと
制御圧室との液圧差のいかんを問わず前者から後者への
作動液の流量をほぼ一定に保つ可変絞り部とが形成され
る。
【0018】
【作用】以上のように構成された液圧制御装置において
液圧制御が行われない場合には、開閉弁が閉じられて弁
子が後退端位置にあり、方向制御部は第一状態にある。
そのため、液圧制御装置の液圧を増大させる場合には、
液圧源の液圧が高圧ポートおよび出力圧ポートを経て液
圧制御装置に供給される。また、このとき、制御圧室は
絞り通路により常時高圧ポートに連通させられているた
め、その液圧が高圧室の液圧と共に上昇して弁子は移動
せず、後退端位置に保たれ、作動液は高圧ポートおよび
出力圧ポートを経て絞りを受けることなく大きい流量で
液圧供給対象装置に供給される。
【0019】液圧供給対象装置の液圧を減少させる場合
には開閉弁が開かれ、制御圧室がリザーバに連通させら
れて制御圧室の液圧が低下させられる。そのため制御圧
室より高圧室の液圧の方が高くなり、弁子が第一スプリ
ングの付勢力に抗して前進し、中間位置に至れば方向制
御部が第二状態に切り換わり、出力圧ポートが高圧ポー
トから遮断されるとともに低圧ポートに連通させられ、
液圧供給対象装置の作動液が低圧ポートおよび制御圧室
を経てリザーバに排出されて液圧が減少させられる。弁
子は後退端位置から中間位置に移動するまでの間は第一
スプリングの付勢力に抗すればよいため、方向制御部の
第一状態から第二状態への切換えは速やかに行われる。
それに対して、弁子が中間位置から更に前進端位置へ移
動するときには第二スプリングの付勢力に抗する必要が
あるため、弁子は高圧室と制御圧室との液圧差の増大に
伴って移動する。また、弁子の前進に伴って絞り通路の
流路面積は減少する。
【0020】この状態から液圧供給対象装置の液圧を増
大させる場合には、開閉弁が閉じられる。そのため、高
圧ポートから絞り通路を経て制御圧室に供給される作動
液によって制御圧室内の液圧が緩やかに上昇させられる
とともに、低圧ポートおよび出力圧ポートを経て制御圧
室に連通させられた液圧対象装置の液圧が緩やかに上昇
させられる。制御圧室の液圧の上昇により弁子が後退す
るが、少なくとも弁子が前進端位置から中間位置まで後
退する間においては、絞り通路の流路面積が漸増し、高
圧ポートと制御圧室との液圧差のいかんを問わず、高圧
ポートから制御圧室へ流れる作動液の流量がほぼ一定に
保たれるため、液圧供給対象装置の液圧はほぼ一定の勾
配で緩やかに増大させられる。
【0021】弁子が前進端位置から中間位置へ後退すれ
ば、弁子に作用するスプリングが第二スプリングからば
ね定数の小さい第一スプリングに変わり、弁子が中間位
置から後退端位置へ移動するとき、方向制御部が第二状
態から第一状態に切り換わって出力圧ポートが低圧ポー
トとの連通を遮断されるとともに、高圧ポートに連通さ
せられて液圧供給対象装置に作動液が絞りを受けること
なく供給される状態に戻る。
【0022】
【発明の効果】このように本発明においては、液圧制御
装置に方向制御部を設け、液圧供給対象装置に作動液が
絞りを受けることなく供給される状態と、絞りを受けて
供給される状態とに切り換わるようにすることにより、
液圧供給対象装置の急増圧時における増圧遅れが生ぜ
ず、また、弁子に作用するスプリングのばね定数が方向
制御時と緩増圧制御時とで変わることにより、十分な緩
増圧範囲を確保することができる。
【0023】ばね定数の大きいスプリングのみを弁子に
作用させる場合には、高圧室と制御圧室との液圧差の変
化に対するスプリングの伸縮ストロークが短く、緩増圧
開始時から高圧室と制御圧室との液圧差がなくなるまで
に得られる弁子の移動量が短いため、方向制御部の切換
えを行おうとすれば、切換えのための弁子の移動量を確
保するために、高圧室と制御圧室との差圧が大きい段階
で方向制御部が第二状態から第一状態に切り換わるよう
にしなければならず、緩増圧範囲が不足する。それに対
し、方向制御部の切換え時にばね定数の小さいスプリン
グが弁子に作用するようにすれば、制御圧室の液圧が増
大し、高圧ポートとの液圧差が小さくなった状態で、ス
プリングの伸縮ストロークを大きく得ることができ、弁
子に方向切換えのための移動量を確保することができ
る。したがって、制御圧室の液圧が増大し、高圧ポート
と制御圧室との液圧差が小さくなるまで第二スプリング
を弁子に作用させて緩増圧を長く行うことができるので
ある。
【0024】
【実施例】以下、本発明を四輪自動車の還流式アンチス
キッド型液圧ブレーキ装置の液圧制御装置に適用した場
合の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1にお
いて10はブレーキペダルである。ブレーキペダル10
の踏込みにより液圧源としてのマスタシリンダ12の加
圧室に液圧が発生し、液通路14によって車輪16に設
けられたブレーキ18のブレーキシリンダ20に供給さ
れ、車輪16の回転が抑制される。ブレーキ18が液圧
供給対象装置なのである。なお、図には車輪16は1個
のみ示されている。
【0025】本ブレーキ装置において4個の車輪16は
それぞれ別々にアンチスキッド制御される。そのため、
各車輪16のブレーキシリンダ20とマスタシリンダ1
2との間にはそれぞれ液圧制御装置24が設けられ、そ
れにより液通路14は、マスタシリンダ12側のマスタ
シリンダ側通路26と、ブレーキシリンダ20側のブレ
ーキシリンダ側通路28とに分かれている。
【0026】液圧制御装置24のハウジング30内に形
成された嵌合孔32には、第一ばね受け34,ブロック
36および支持部材38が直列に嵌合された状態で固定
され、ハウジング30と共に装置本体を構成している。
ブロック36には、第一ばね受け34側に開口する大径
穴40および大径穴40の底面41と支持部材38側の
端面とに開口する弁孔としてのスプール孔42が同心状
に形成され、スプール孔42には弁子としてのスプール
44が実質的に液密かつ摺動可能に嵌合されている。
【0027】ブロック36にはまた、スプール孔42の
長手方向の中間部に対応する位置に、スプール孔42に
開口し、半径方向に延びる高圧ポート48が形成されて
いる。高圧ポート48のスプール孔42側の端部は、ス
プール孔42に開口する円環状溝50に接続され、ハウ
ジング30側の端部は、ハウジング30に形成された高
圧接続通路52およびマスタシリンダ側通路26によっ
てマスタシリンダ12の加圧室に連通させられている。
高圧ポート48はまた、ブロック36内に形成された軸
方向通路54により、スプール44の支持部材38側に
形成された高圧室56に連通させられており、高圧室5
6は、接続通路58によってスプール孔42に連通させ
られている。
【0028】さらに、ブロック36には、接続通路58
より高圧ポート48側の位置に、スプール孔42に開口
し、半径方向に延びる出力圧ポート62が形成され、ハ
ウジング30に形成された出力圧接続通路64およびブ
レーキシリンダ側通路28によってブレーキシリンダ2
0に連通させられている。また、出力圧ポート62と高
圧ポート48との間には、スプール孔42に開口し、半
径方向に延びる低圧ポート68が形成され、軸方向通路
70により、スプール孔42および大径穴40によって
形成される制御圧室72に連通させられている。
【0029】低圧ポート68は、ハウジング30内に形
成された低圧接続通路74およびハウジング30外に設
けられたリザーバ通路76によってリザーバ78に接続
されている。低圧接続通路74の途中には電磁開閉弁8
0が設けられており、電磁開閉弁80の開閉により、制
御圧室72はリザーバ78に連通する状態と、連通しな
い状態とに切り換えられる。また、リザーバ78内に排
出されたブレーキ液は、ポンプ82によって汲み上げら
れ、マスタシリンダ側通路26に戻される。
【0030】前記制御圧室72内には第二ばね受け86
が摺動可能に嵌合されており、スプール44は、第二ば
ね受け86との間に配設された第一スプリング88によ
って高圧室56側の後退端位置へ付勢されている。ま
た、第二ばね受け86は、第一ばね受け34との間に配
設された第二スプリング90によってスプール44側に
付勢されている。第二スプリング90は第一スプリング
88より大きなばね定数を有しているが、その付勢は、
第二ばね受け86が大径穴40の底面41に当接するこ
とにより規制され、その状態では、スプール44は第二
スプリング90の付勢力を受けず、第一スプリング88
により付勢されて第二ばね受け86から一定距離離間さ
せられる。
【0031】スプール44の後端部には、スプール孔4
2に開口する円環状溝96が形成されている。この円環
状溝96は、スプール44が支持部材38に当接する後
退端に位置する状態で、出力圧ポート62を低圧ポート
68から遮断して高圧ポート48に連通させる第一状態
にあり、スプール44が第二ばね受け86に当接するよ
り小距離後退端側の中間位置まで前進した状態では、出
力圧ポート62を高圧ポート48から遮断するとともに
低圧ポート68に連通させる第二状態に切り換わる長さ
に形成されている。スプール44の円環状溝96を備え
た部分と、ブロック36の接続通路58,出力圧ポート
62,低圧ポート68等を備えた部分とが方向制御部9
8を構成しているのである。
【0032】さらに、スプール44には、図2に示すよ
うに、スプール44の先端面と外周面とに開口し、長手
方向に延びる絞り溝100が形成され、この絞り溝10
0とスプール孔42とによって絞り通路102が形成さ
れている。絞り溝100は、図3および図4に示すよう
に断面形状が扇形を成し、断面積がスプール後端部に向
かうに従って断面形状の相似を保ちつつ漸減するように
形成されるとともに、スプール44が後退端位置と前進
端位置との間で移動するとき、常時、円環状溝50に連
通する長さに形成されている。
【0033】それにより絞り通路102は、スプール4
4が後退端位置にある状態では、円環状溝96の高圧ポ
ート48を出力圧ポート62に連通させる流路面積より
小さい流路面積で制御圧室72と高圧ポート48とを連
通させ、また、スプール44が前進端位置から後退端位
置まで後退する間においては、流路面積が漸増し、高圧
ポート48と制御圧室72との液圧差のいかんを問わ
ず、高圧ポート48から制御圧室72へのブレーキ液の
流量をほぼ一定に保つ。スプール44とブロック36と
の絞り通路102を形成している部分が可変絞り部10
4を構成しているのである。
【0034】前記電磁開閉弁80の開閉は、制御装置1
10によって制御される。制御装置110には、車輪1
6の回転速度を検出する回転センサ112の検出結果が
供給されるようになっており、それに基づいて制御装置
110は車輪速度,車体速度,車輪減速度およびスリッ
プ率を算出し、電磁開閉弁80の切換えを行う。
【0035】以上のように構成された液圧ブレーキ装置
において非制動時には、スプール44は図5に示すよう
に後退端位置にあり、方向制御部98は第一状態にあっ
て、ブレーキシリンダ20はマスタシリンダ12に連通
させられている。また、電磁開閉弁80は閉じられ、第
二ばね受け86は底面41に当接している。
【0036】この状態で車輪16の回転を抑制すべくブ
レーキペダル10が踏み込まれれば、マスタシリンダ1
2の加圧室に発生した液圧は、マスタシリンダ側通路2
6,高圧接続通路52,高圧ポート48,軸方向通路5
4を経て高圧室56に供給されるとともに、高圧室56
から接続通路58,円環状溝96,出力圧ポート62,
出力圧接続通路64およびブレーキシリンダ側通路28
を経てブレーキシリンダ20に供給されて車輪16の回
転が抑制される。この際、高圧ポート48の液圧は、円
環状溝50および絞り通路102を経て制御圧室72に
も伝達されるため、高圧室56と制御圧室72との液圧
は等しく、スプール44は前進せず、ブレーキシリンダ
20が高圧ポート48を経てマスタシリンダ12に連通
する状態に保たれ、効き遅れなくブレーキが作用させら
れる。
【0037】ブレーキシリンダ圧が路面の摩擦係数との
関係において高すぎ、車輪のスリップ率が適正範囲を超
えた場合には、制御装置110が回転センサ112の出
力信号に基づいてその事実を検知し、電磁開閉弁80を
開く。それにより制御圧室72がリザーバ78に連通
し、制御圧室72内の液圧が低下するため、スプール4
4の前後に液圧差が生じてスプール44が前進する。
【0038】そのため、まず、図6に示すように出力圧
ポート62が閉じられてブレーキシリンダ20がマスタ
シリンダ12との連通を遮断され、更に制御圧室72内
のブレーキ液が流出することによりスプール44が前進
し、図7に示すように出力圧ポート62が低圧ポート6
8に連通させられ、ブレーキシリンダ20からブレーキ
液がリザーバ78に流出してブレーキシリンダ圧が減少
させられる。この状態ではスプール44は第二ばね受け
86に当接しており、以後、更に制御圧室72内の液圧
が低下すれば、図8に示すようにスプール44は第二ス
プリング90の付勢力に抗して前進し、第二ばね受け8
4を底面41から離間させる。
【0039】ブレーキシリンダ圧の減少により車輪のス
リップ率が回復すれば、ブレーキシリンダ圧を増大させ
るべく、電磁開閉弁80が閉じられてブレーキシリンダ
20および制御圧室72からのブレーキ液の流出が止め
られる。そのため制御圧室72の液圧は、円環状溝50
および絞り通路102を経てマスタシリンダ12からブ
レーキ液が流入することにより増大し、ブレーキシリン
ダ圧が上昇する。
【0040】スプール44が前進した状態では、絞り溝
100の断面積が小さい部分がスプール孔42と共に絞
り通路102を構成する状態にあり、制御圧室72に供
給されるブレーキ液は絞り通路102により絞られて少
なく、ブレーキシリンダ圧は緩やかに増大する。制御圧
室72の液圧が増大すればスプール44が後退し、絞り
溝100の絞り通路102を構成する部分の断面積が漸
増する。ブレーキシリンダ圧の増大に伴って流路面積が
増大するのであり、高圧ポート48と制御圧室72との
液圧差いかんを問わず、制御圧室72に供給されるブレ
ーキ液の流量がほぼ一定に保たれ、ブレーキシリンダ圧
は図9のグラフに示すように直線的に増大する。
【0041】ブレーキシリンダ圧の増大により第二ばね
受け86およびスプール44が後退し、第二ばね受け8
6が底面41に当接した後は、スプール44は第一スプ
リング88により付勢され、制御圧室72の液圧の増大
に伴って後退し、方向制御部98が第一状態に切り換わ
り、ブレーキシリンダ20に高圧ポート48を経てマス
タシリンダ12からブレーキ液が供給される状態とな
る。第一スプリング88のばね定数は第二スプリング9
0のばね定数より小さいため、その伸縮に要する高圧ポ
ート48と制御圧室72との液圧差の変化量は小さく、
スプール44の後退の途中からは第一スプリング88の
みが作用するようにすれば、高圧ポート48と制御圧室
72との液圧差、すなわちマスタシリンダ12とブレー
キシリンダ20との液圧差が小さくなる状態まで第二ス
プリング90をスプール44に作用させることができ、
図9に示すように緩増圧範囲を広く確保することができ
るとともに、方向制御部98が第二状態から第一状態に
切り換わるために必要な距離だけスプール44を移動さ
せることができる。
【0042】本発明の別の実施例を図10に示す。本実
施例は、弁子としてのスプール120と、スプール12
0に嵌合された可変絞り部形成部材122とによって可
変絞り部123を構成したものである。本実施例におい
て装置本体124内に形成されたスプール孔126内に
はスプール120が摺動可能に嵌合され、その一方の側
に形成された高圧室128が接続通路130,高圧ポー
ト132およびマスタシリンダ側通路134によって液
圧源としてのマスタシリンダ136の加圧室に連通させ
られている。
【0043】また、装置本体124の高圧ポート132
より前側には出力圧ポート140が形成され、ブレーキ
シリンダ側通路142によってブレーキシリンダ144
に接続されている。装置本体124の更に前側には低圧
ポート146が形成され、接続通路148により、スプ
ール120の他方の側に形成された制御圧室150に接
続されている。制御圧室150は、スプール孔126
と、スプール孔126に続いて形成された大径穴151
とによって構成されている。低圧ポート146はリザー
バ通路152によってリザーバ154に連通させられる
とともに、リザーバ通路152には電磁開閉弁156が
設けられており、リザーバ154に排出されたブレーキ
液はポンプ158によってマスタシリンダ側通路134
に戻される。
【0044】スプール120は円筒状を成し、その内部
に可変絞り部形成部材122が軸方向に相対移動可能に
嵌合されるとともに、スプリング162により、後退方
向(スプール120の前進方向)に付勢されている。可
変絞り部形成部材122は、スプール120に嵌合され
る摺動部166と、摺動部166の外周部を軸方向に貫
通して形成された複数本の液通路168と、摺動部16
6の中心からスプール120の後退方向に延び出させら
れ、先端ほど径が漸減するニードル弁子170とから成
り、ニードル弁子170がスプール120の内周面に突
設されたオリフィス172内に挿通されている。ニード
ル弁子170およびオリフィス172によって可変絞り
部123が構成されているのである。
【0045】スプール120は、大径穴151内に立設
された支持部材174との間に配設されたスプリング1
76(これが特許請求の範囲における第一スプリングに
相当する)によって後退方向に付勢されており、非制動
時および通常制動時には、スプール孔126の肩面17
8に当接する後退端位置に位置させられている。また、
スプール120の外周面には円環状溝180が形成され
ており、スプール120の円環状溝180を備えた部分
と、装置本体124の高圧ポート132,出力圧ポート
140,低圧ポート146等を備えた部分とが方向制御
部182を構成している。
【0046】前記制御圧室150を形成する大径穴15
1内には、スプリング184(これが特許請求の範囲に
おける第二スプリングに相当する)が配設されている。
スプリング184はスプリング176よりばね定数が大
きく、その付勢は、大径穴151内に摺動可能に嵌合さ
れたばね受け186が大径穴151の底面188に当接
することにより規制され、スプール120はスプリング
176により付勢されて常にはばね受け186から離間
させられている。
【0047】本実施例において通常の制動時には電磁開
閉弁156は閉じられており、マスタシリンダ136の
加圧室に発生した液圧は、マスタシリンダ側通路13
4,高圧ポート132,円環状溝180,出力圧ポート
140およびブレーキシリンダ側通路142を経てブレ
ーキシリンダ144に供給される。ブレーキペダル19
0の踏込み時には、この経路でブレーキシリンダ144
にブレーキ液が供給されるとともに、可変絞り部123
および液通路168を経て制御圧室150に高圧室12
8の液圧が供給され、スプール120は移動しない。
【0048】アンチスキッド制御時にブレーキシリンダ
圧を低下させるべく、電磁開閉弁156が開かれれば、
制御圧室150の液圧が低下させられることによりスプ
ール120が前進し、出力圧ポート140が高圧ポート
132との連通を遮断されるとともに低圧ポート146
に連通させられ、ブレーキシリンダ圧が低下させられ
る。このとき、可変絞り部形成部材122はスプリング
162により付勢されていて移動せず、スプール120
がスプリング176を圧縮して可変絞り部形成部材12
2と共に前進する。そして、スプール120がばね受け
186に当接し、スプリング184を圧縮して前進する
に至れば、支持部材174が可変絞り部形成部材122
に当接し、可変絞り部形成部材122がスプール120
と共に前進することを阻止する。したがって、以後は可
変絞り部123の流路面積が漸減する。
【0049】この状態からブレーキシリンダ圧を増大さ
せるために電磁開閉弁156が閉じられれば、高圧室1
28から可変絞り部123および液通路168を経て供
給されるブレーキ液により制御圧室150の液圧が上昇
し、ブレーキシリンダ圧が上昇する。制御圧室150の
液圧の上昇によりスプール120が後退し、それに伴っ
て可変絞り部形成部材122のニードル弁子170のオ
リフィス172内に位置する部分の断面積が漸減し、可
変絞り部123の流路面積が漸増するため、高圧ポート
132と制御圧室150との液圧差のいかんを問わず、
制御圧室150を経てブレーキシリンダ144に流入す
るブレーキ液の流量がほぼ一定に保たれ、ブレーキシリ
ンダ圧が緩やかにほぼ一定の勾配で増大する。
【0050】スプール120が後退し、ばね受け186
が底面188に当接すればスプール120はスプリング
176のみにより付勢される状態となり、液圧差の減少
に伴って後退し、円環状溝180が出力圧ポート140
を低圧ポート146に連通させる状態から高圧ポート1
32に連通させる状態に切り換わり、ブレーキシリンダ
144にはブレーキ液が絞られずに供給される状態とな
る。
【0051】なお、上記各実施例においては、低圧ポー
ト68,146とリザーバ78,154との連通を許
容,遮断する開閉弁は電磁開閉弁とされていたが、パイ
ロット式開閉弁等、他の形式の開閉弁としてもよい。
【0052】また、上記各実施例においては、本発明を
還流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置に適用した場
合を例に取って説明したが、本発明は、加速スリップ制
御装置等の液圧制御装置にも適用することができる。
【0053】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液圧制御装置を備えた
還流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置を示す正面断
面図である。
【図2】上記液圧制御装置の可変絞り部を拡大して示す
正面断面図である。
【図3】上記液圧制御装置のスプールの絞り溝が形成さ
れた部分を示す斜視図である。
【図4】図2におけるIV-IV 断面図である。
【図5】上記液圧制御装置の通常制動時における作動状
態を示す図である。
【図6】上記液圧制御装置のアンチスキッド制御時の減
圧初期状態を示す図である。
【図7】上記液圧制御装置のアンチスキッド制御時の減
圧状態を示す図である。
【図8】上記液圧制御装置のアンチスキッド制御時の減
圧状態および緩増圧開始状態を示す図である。
【図9】上記液圧ブレーキ装置における時間とブレーキ
シリンダ圧およびマスタシリンダ圧との関係を示すグラ
フである。
【図10】本発明の別の実施例である液圧制御装置を備
えた還流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置を示す正
面断面図である。
【図11】従来の液圧制御装置を備えた還流式アンチス
キッド型液圧ブレーキ装置を示す正面断面図である。
【図12】本発明の完成に先立って試作された液圧制御
装置を備えた還流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置
の示す正面断面図である。
【図13】図12に示す液圧制御装置を構成するスプリ
ングのばね定数を小さくした場合の時間とブレーキシリ
ンダ圧およびマスタシリンダ圧との関係を示すグラフで
ある。
【図14】図12に示す液圧制御装置を構成するスプリ
ングのばね定数を大きくした場合の時間とブレーキシリ
ンダ圧およびマスタシリンダ圧との関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
12 マスタシリンダ 18 ブレーキ 24 液圧制御装置 30 ハウジング 34 第一ばね受け 36 ブロック 38 支持部材 42 スプール孔 44 スプール 48 高圧ポート 56 高圧室 62 出力圧ポート 68 低圧ポート 78 リザーバ 80 電磁開閉弁 88 第一スプリング 90 第二スプリング 98 方向制御部 102 絞り通路 104 可変絞り部 120 スプール 122 可変絞り部形成部材 123 可変絞り部 124 装置本体 126 スプール孔 128 高圧室 132 高圧ポート 136 マスタシリンダ 140 出力圧ポート 146 低圧ポート 150 制御圧室 154 リザーバ 170 ニードル弁子 172 オリフィス 176,184 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧源と液圧供給対象装置とリザーバと
    の間に設けられて液圧供給対象装置の液圧を制御する液
    圧制御装置であって、 内部に弁孔を有するとともに、それぞれその弁孔に連通
    し、前記液圧源,液圧供給対象装置およびリザーバに接
    続される高圧ポート,出力圧ポートおよび低圧ポートを
    有する装置本体と、 前記低圧ポートと前記リザーバとの間に設けられ、両者
    を連通させる開状態と遮断する閉状態とに切換えが可能
    な開閉弁と、 前記弁孔に実質的に液密かつ摺動可能に嵌合され、自身
    の両端と装置本体との間にそれぞれ、常時前記高圧ポー
    トに連通し続ける高圧室と、常時前記低圧ポートに連通
    し続けるが前記開閉弁の開閉により内部の液圧が変えら
    れる制御圧室とを形成する弁子と、 その弁子を前記高圧室側の後退端位置へ付勢する第一ス
    プリングと、 その第一スプリングより大きなばね定数を有し、前記弁
    子が前記後退端位置から前記制御圧室側の前進端位置へ
    前進する際にそれら後退端位置と前進端位置との中間の
    中間位置まで前進した状態から弁子に作用してその弁子
    を後退方向に付勢する第二スプリングとを含み、かつ、
    前記弁子と装置本体との間に、(1)弁子が前記後退端
    位置にある状態では出力圧ポートを低圧ポートから遮断
    して高圧ポートに連通させる第一状態にあり、弁子が前
    記中間位置まで前進した状態では出力圧ポートを高圧ポ
    ートから遮断して低圧ポートに連通させる第二状態に切
    り換わる方向制御部と、(2)弁子が中間位置と後退端
    位置との間にある状態においては、弁子が後退端位置に
    ある状態において前記方向制御部が高圧ポートを出力圧
    ポートに連通させる流路面積より小さい流路面積を有す
    る絞り通路によって高圧ポートと制御圧室とを連通させ
    るとともに、少なくとも弁子が前記前進端位置から前記
    中間位置まで後退する間においては流路面積が漸増して
    高圧ポートと制御圧室との液圧差のいかんを問わず前者
    から後者への作動液の流量をほぼ一定に保つ可変絞り部
    とが形成されたことを特徴とする液圧制御装置。
JP21206492A 1992-07-16 1992-07-16 液圧制御装置 Pending JPH0632218A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013213543A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Honda Motor Co Ltd 変速機の潤滑油供給装置
CN108468670A (zh) * 2018-06-28 2018-08-31 浙江华益精密机械股份有限公司 调压阀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013213543A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Honda Motor Co Ltd 変速機の潤滑油供給装置
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