JP2000274751A - 液体用タンク及び、この液体用タンクを用いた加湿器 - Google Patents

液体用タンク及び、この液体用タンクを用いた加湿器

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JP2000274751A
JP2000274751A JP11079922A JP7992299A JP2000274751A JP 2000274751 A JP2000274751 A JP 2000274751A JP 11079922 A JP11079922 A JP 11079922A JP 7992299 A JP7992299 A JP 7992299A JP 2000274751 A JP2000274751 A JP 2000274751A
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Japan
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water
valve
water supply
tank
liquid
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JP11079922A
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English (en)
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Toshiyuki Sudo
俊之 須藤
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体内から給水タンクを取り外すことな
く、給水タンクへ簡単な作業により直接的に給水し、し
かもこのような給水タンクへの直接給水を装置本体側の
構造を変更せずに実現する。 【解決手段】 キャップ部材26をキャップ取付部24
から離脱させると、コイルスプリング82が弁体58を
上方へ移動させて弁座部80へ圧接させる。これによ
り、給水管54が閉鎖されて貯水室21内から隔室39
へ水が流出しなくなる。またキャップ部材26をキャッ
プ取付部24へ嵌挿すると、加圧部84がスライド軸6
0を下方へ加圧する。これにより、弁体58が弁座部8
0から離れて給水管54が開放し、貯水室21内の水が
開状態の給水バルブ34から中間貯水部88内へ給水可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱式の給水タン
ク内へ貯えられた水を利用して室内の空気を加湿する加
湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内の空気を加湿する加湿器としては、
例えば、着脱式の給水タンク内に貯えられた水をヒータ
等により加熱して蒸発させ、これにより得られた水蒸気
を空気と混合して装置外部へ放出するものが従来から知
られている。このような構造を有する加湿器の一例が図
6に示されている。この加湿器120の装置本体内に
は、樹脂製容器である給水タンク122が着脱可能に装
着されている。この給水タンク122内には、図示を省
略したヒータにより加熱されて水蒸気とされる水が貯え
られている。給水タンク122の頂部には取手124が
設けられている。また給水タンク122の底面には給水
用の開口部が形成され、この開口部には、図7に示され
るキャップ126が着脱可能に装着されている。加湿器
120は、運転時に給水タンク122内の水を消費して
室内を加湿する。従って、ユーザは、給水タンク122
内の水が無くなると、あるいは水が無くなる前に給水タ
ンク122内へ給水しなればならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加湿器
120の給水タンク122内へ給水する際には、給水タ
ンク122を加湿器120の装置本体内から取り出し、
給水タンク122の取手124を持って流し台や洗面所
等の水道の蛇口128まで給水タンク122を運び、こ
の給水タンク122の上下を図7に示されるように反転
した後に開口部からキャップ126を外し、給水タンク
122へ給水しなければならなかった。さらに給水完了
後には、重量が数キロにもなる重い給水タンク122を
再度反転した後に、これを加湿器120まで運んで装置
本体に装着しなければならなかった。 また、例えば就
寝時などの室内への加湿を長期間に亘って継続したい
が、給水タンク122への給水ができない場合には、給
水タンク122内にまだ相当量の水が残っているにも拘
わらず、就寝前に重い給水タンク122を蛇口128ま
で運び給水しなければならない。このため、着脱式の給
水タンク122への給水作業は、作業性が悪く不便であ
ると同時に、高齢者、子供、障害者等にとっては困難な
作業であった。
【0004】本発明は、上記事実を考慮し、タンク収納
体内から取り外すことなく、簡単な作業により直接的に
給水できる液体用タンクを提供することを目的とし、ま
た装置本体内から液体用タンクを取り外すことなく、液
体用タンクへ簡単な作業により直接的に給水でき、しか
もこのような液体用タンクへの直接給水を装置本体側の
構造を変更せずに実現できる加湿器を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液体用タ
ンクは、上部に給水用の開口部が形成され、外部から供
給された水を貯水室内に貯える貯留容器と、前記貯留容
器に嵌挿して前記開口部を閉鎖し、前記貯留容器から離
脱して前記開口部を開放する蓋体と、一端部が前記貯留
容器の下部へ接続されると共に他端部が外部に開口した
液体供給路と、前記液体供給路に配置され、外部から開
閉可能とされた第1の液体供給弁と、前記液体供給路に
おける前記第1の液体供給弁の上流側又は下流側に配置
され、前記液体供給路の一部を構成する弁座部に対して
開閉弁体を接離可能に支持し、該開閉弁体を前記弁座部
に当接させて該弁座部を閉鎖し、かつ前記開閉弁体を前
記弁座部から離間させて該弁座部を開放する第2の液体
供給弁と、前記貯留容器へ装着される前記蓋体に当接し
て該蓋体からの加圧力により前記開閉弁体を前記弁座部
から離間させ、かつ前記蓋体が前記貯留容器から取外さ
れると前記開閉弁体を前記弁座部へ当接させる弁体駆動
手段と、を有するものである。
【0006】上記構成の液体用タンクによれば、弁体駆
動手段が、貯留容器へ装着される蓋体に当接し、該蓋体
からの加圧力により開閉弁体を弁座部から離間させ第2
の液体供給弁を開弁し、かつ蓋体が貯留容器から取外さ
れると開閉弁体を弁座部へ当接させて第2の液体供給弁
を閉弁させることにより、貯留容器内へ液体を供給する
際に、貯留容器から蓋体が取外されていれば、第1の液
体供給弁が開弁されていても、第2の液体供給弁によっ
て貯留容器内から外部へ液体が流出せず、また貯留容器
に蓋体を装着すれば、第2の液体供給弁が開弁するの
で、第1の液体供給弁の開弁時にはタンク外部へ液体が
供給可能になり、かつ第1の液体供給弁の閉弁時には貯
留容器内から外部へ液体が流出しない。
【0007】請求項2記載の液体用タンクは、請求項1
記載の液体用タンクにおいて、前記弁体駆動手段は、前
記開閉弁体を、前記弁座部を閉鎖する方向へ付勢する付
勢部材と、前記開閉弁体に連結されて前記貯留容器へ装
着される前記蓋体に当接し、かつ前記蓋体が前記貯留容
器から取外されると該蓋体から離間する加圧力伝達部材
と、を有するものである。
【0008】上記構成の液体用タンクによれば、蓋体が
貯留容器へ装着される際に、蓋体へ加えられる加圧力が
加圧力伝達部材により開閉弁体へ伝達されることによ
り、この加圧力によって開閉弁体を弾性部材に抗して弁
座部から離間する位置に移動し、第2の液体供給弁が開
弁される。また蓋体を貯留容器から取外すと、蓋体が加
圧力伝達部材から離間し開閉弁体が付勢部材の付勢力に
よって弁座部へ当接し、第2の液体供給弁が閉弁され
る。
【0009】請求項3記載の加湿器は、請求項1又は2
記載の液体用タンクと、前記液体用タンクを着脱可能に
収納するタンク収納体と、前記液体用タンクから供給さ
れる水を水蒸気又は微細水滴として装置外部へ放出する
水放出手段と、を有するものである。
【0010】上記構成の加湿器によれば、液体用タンク
に給水する際に、貯留容器から蓋体が取外されていれ
ば、第1の液体供給弁が開弁されていても、第2の液体
供給弁によって貯留容器内から外部へ液体が流出しな
い。従って、液体用タンクを装置本体内から取り出すこ
となく、液体用タンクの開口部を通して液体用タンクへ
給水可能となる。また液体用タンクへの給水完了後に貯
留容器に蓋体を装着すれば、第2の液体供給弁が開弁す
るので、第1の液体供給弁の開閉状態に応じて液体用タ
ンクからタンク収納体側への給水が制御可能になる。こ
こで、装置本体を従来構造から変更することなく、タン
ク収納体内に収納された液体用タンクへ直接的に給水可
能となるので、このような直接給水機能を有する加湿器
を低コストで実現できる。
【0011】請求項4記載の加湿器は、請求項3記載の
加湿器において、前記タンク収納体は、前記液体用タン
クの収納時に前記第1の液体供給弁へ係合して該第1の
液体供給弁を開弁し、前記液体用タンクの抜取時に前記
第1の液体供給弁から離脱して該第1の液体供給弁を閉
弁する操作部材を有するものである。
【0012】上記構成の加湿器によれば、液体用タンク
をタンク収納体へ収納すれば、第1の液体供給弁が自動
的に開弁し、かつ液体用タンクをタンク収納体から抜取
れば、第1の液体供給弁が自動的に閉弁する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
加湿器について図面を参照して説明する。
【0014】図1には本発明の実施の形態に係る加湿器
10が示されている。この加湿器10は、図1に示され
るように装置本体の外郭部を構成する筐体12を備えて
いる。筐体12は直方体状に形成されており、筐体12
の上面側には本体開口部14が設けられている。ここ
で、本体開口部14は、装置の高さ方向(図1の矢印H
方向)と直交する装置の幅方向(図1の矢印A方向)へ
長い略長方形とされている。本体開口部14には、図1
の2点鎖線で示されるように蓋部材16が着脱可能に装
着されている。
【0015】筐体12内には、幅方向における一端部側
(図1の右側)に給水タンク20が本体開口部14を通
して着脱可能に装填されている。給水タンク20は薄肉
状のポリエチレン板を外皮部として略立方体の容器状に
形成されている。給水タンク20の内部空間は外部から
供給された水を貯える貯水室21とされている。給水タ
ンク20の頂部には給水用の開口部22が形成されてい
る。開口部22は、給水タンク20の頂面から上方へ突
出する円筒状のキャップ取付部24の内周側に形成され
ている。
【0016】また給水タンク20の外側面には、図2に
示されるように幅方向へ突出する一対の連結ピン20A
が設けられている。これらの連結ピン20Aには略コ字
状に屈曲された細長い板状の取手23の両端部がそれぞ
れ連結され、この取手23は連結ピン20Aにより回動
可能に支持されている。
【0017】キャップ取付部24の外周面には、図3に
示されるように径方向両端部にそれぞれスライド溝25
が形成されている。これらのスライド溝25は、その長
手方向に沿った一端部がキャップ取付部24の上端へ開
口しており、このスライド溝25の開口端部は、後述す
るスライド片の出入口とされている。スライド溝25に
は、上方から見て開口端部から反時計方向へ伸びると共
にキャップ取付部24の下端側へ傾斜した傾斜部25A
と、この傾斜部25Aの終端部から略水平に時計方向へ
延出した水平部25Bとが連続的に形成されている。
【0018】給水タンク20のキャップ取付部24に
は、図2に示されるようにキャップ部材26が嵌挿され
る。これにより、開口部22がキャップ部材26によっ
て気密状態となるように閉止される。キャップ部材26
は頂面側が閉止された円筒状に形成されている。
【0019】キャップ部材26の内周面には、図3に示
されるように一対のスライド溝25にそれぞれ対応する
一対のスライド片28が形成されている。これらのスラ
イド片28は、それぞれ周方向に沿って長く軸方向へ薄
い板状に形成されている。ここで、スライド片28の周
方向に沿った長さは、スライド溝25の水平部25Bの
周方向に沿った長さより僅かに短くされている。またキ
ャップ取付部24の外周面には、図2に示されるように
スライド溝25の下方に1本の周溝が全周に亘って形成
され、この周溝内にはゴム製のシールリング30が固着
されている。シールリング30は、径方向に沿った断面
が略半円状とされた外周部を周溝から径方向へ全周に亘
って突出させている。
【0020】キャップ部材26により開口部22を閉鎖
する際には、キャップ部材24を上方からキャップ取付
部24の外周面へ嵌挿しつつ、一対のスライド片28を
それぞれキャップ取付部24のスライド溝25内へ挿入
する。この後、キャップ部材26を時計方向へ回転させ
ると、スライド片28がスライド溝25の傾斜部25A
に沿って移動する。このとき、スライド片28がスライ
ド溝25の傾斜部25A内へ移動すると同時に、キャッ
プ取付部24のシールリング30がキャップ部材26の
内周面へ圧接し、キャップ取付部24とキャップ部材2
6との間を気密性が保たれるようにシールする。この状
態からキャップ部材26を更に時計方向へ回転させる
と、スライド片28がスライド溝25の傾斜部25Aか
ら水平部25B内へ移動し、図2に示されるようにキャ
ップ取付部24へ固定されて開口部22を閉鎖する。
【0021】一方、給水タンク20の底部にも、図2に
示されるように開口部31が形成されており、この開口
部31は、給水タンク20の底面から下方へ突出する円
筒状のバルブ取付部32の内周側に形成されている。こ
のバルブ取付部32の外周面には雄ねじ部(図示省略)
が形成されている。バルブ取付部32には、給水バルブ
34を内臓した円筒状のキャップ部材36が取り付けら
れている。キャップ部材36は、内周面の上端部が雌ね
じ部(図示省略)が設けられており、この雌ねじ部がバ
ルブ取付部32の雄ねじ部へねじ込まれてバルブ取付部
32へ固定される。
【0022】キャップ部材36の内周側には、図2に示
されるように軸方向中間部に隔室39を形成するように
上部仕切板40及び下部仕切板41が設けられている。
また上部仕切板40の上面には、キャップ部材36の内
周面に沿ってゴム製のシールリング38が載置されてい
る。キャップ部材36がバルブ取付部32へねじ込まれ
た状態では、バルブ取付部32の下端部が上部仕切板4
0上のシールリング38へ圧接する。これにより、バル
ブ取付部32とキャップ部材36との接合部がシールリ
ング38によってシールされる。
【0023】キャップ部材36の下部仕切板41の中心
部には、図2に示されるように下部仕切板41を貫通す
るように円筒状の給水管42が同軸的に配置されてお
り、この給水管42はキャップ部材36内の隔室39を
タンク外部へ連通させている。給水管42内には、開閉
部材43が軸方向に沿って移動可能に配置されている。
開閉部材43は、隔室39内に支持される弁体44と、
この弁体44と同軸的に連結されたスライド軸46とを
備え、スライド軸46は給水管42内へ挿入されてい
る。弁体44は、給水管42の上端部へ面した下面側が
下方へ向かって突出する円錐台状とされており、円錐台
上端部での外径が給水管42の内径より大きくされてい
る。一方、給水管42の上端部には、図2に示されるよ
うに開口端周縁部にテーパ状の弁座部45が形成されて
いる。
【0024】開閉部材43のスライド軸46は、図2に
示されるように給水管42の内周面から中心側へ延出し
たアーム(図示省略)の先端に固着されたリング状の軸
受部48内へ挿通し、軸受部48により摺動可能に支持
されている。スライド軸46の下端部には、軸部より大
径とされた円板状の加圧部50が設けられている。加圧
部50と軸受部48との間にはコイルスプリング52が
配置されている。このコイルスプリング52はスライド
軸46の外周面へ嵌挿し、開閉部材43の作動方向であ
る軸方向に沿って開閉部材43を常に閉鎖方向(下方)
へ付勢している。これにより、スライド軸46が開放方
向へ加圧されていない状態では、図5に示されるように
弁体44はコイルスプリング52の付勢力により弁座部
45へ圧接して給水管42を閉鎖する。
【0025】上部仕切板40の中心部には、図3に示さ
れるように円形の開口部が形成されており、この上部仕
切板40の開口部には円筒状の給水管54が接続されて
いる。給水管54は貯水室21をキャップ部材36内の
隔室39へ連通させている。給水管54は上部仕切板4
0から貯水室21内へ突出している。
【0026】給水管54内には、開閉部材56が軸方向
に沿って移動可能に配置されている。開閉部材56は、
図2に示されるように給水バルブ34の開閉部材43と
同軸(軸心S)上へ支持されている。開閉部材56に
は、図3に示されるように給水管54内の下部付近に支
持される弁体58と、この弁体58へ同軸的に連結され
たスライド軸60とを備えている。弁体58の上面側は
上方へ向かって突出する円錐台状とされている。またス
ライド軸60は弁体58の中心部を貫通して上下へ突出
している。
【0027】給水管54の頂面には、図3に示されるよ
うに頂板62が設けられている。頂板62の中心部に
は、スライド軸60の上端部が挿通するスライド穴62
Aが形成されている。また給水管54内には、弁体58
の下方にスライド軸60の下端部付近が挿通するリング
状の軸受部64が配置されている。軸受部64は、給水
管54の内周面から中心側へ延出した複数のアーム66
により支持されている。
【0028】給水管54内には、弁体58と頂板62と
の間に3枚の仕切板68,70,72が設けられ、これ
らの仕切板68,70,72は給水管54内に隔室7
4,76,78を区画形成している。弁体58に最も近
い仕切板68には、図2に示されるように中心部に円形
開口からなる弁座部80が形成されており、この弁座部
80の内周部は弁体58の形状に対応するテーパ状とさ
れている。また給水管54の周壁部には複数の貫通穴7
3が形成されており、これらの貫通穴73は、貯水室2
1を給水管54内の隔室74,76,78へ連通させて
いる。
【0029】仕切板70,72の中心部には、それぞれ
スライド軸60が挿通するスライド穴70A,72Aが
形成されている。スライド軸60は、図3に示されるよ
うに弁体58に対して下部側が軸受部64により摺動可
能に支持され、弁体58に対して上部側が仕切板70,
72及び頂板62により摺動可能に支持されている。こ
れにより、弁体58は仕切板68の弁座部80へ接離可
能となる。
【0030】給水管54内には、図2に示されるように
弁体58と軸受部64との間にコイルスプリング82が
配置されている。このコイルスプリング82はスライド
軸60の外周面へ嵌挿され、開閉部材56を軸方向に沿
って常に閉鎖方向(上方)へ付勢している。これによ
り、スライド軸60が開放方向(下方)へ加圧されてい
ない状態では、図4に示されるように弁体58はコイル
スプリング82の付勢力により仕切板68の弁座穴80
へ圧接されて給水管54を閉鎖している。
【0031】弁体58が弁座部80へ圧接されている状
態では、図4に示されるようにスライド軸60は給水管
54の頂板62から所定長上方へ突出している。従っ
て、このスライド軸60の突出部が下方へ加圧されてス
ライド軸60が下方へ移動すると、弁体58が弁座部8
0から離れて給水管54が開放される。
【0032】一方、キャップ部材26には、貯水室21
内に面した下面中心部に円柱状の加圧部84が一体的に
設けられている。この加圧部84は、キャップ部材26
が給水タンク20のキャップ取付部24へ嵌挿される
と、図2に示されるようにスライド軸60の上端部へ当
接してスライド軸60を下方へ加圧する。これにより、
スライド軸60がコイルスプリング82の付勢力に抗し
て下方へ移動し、弁座部80へ圧接されていた弁体58
が弁座部80から離れ、給水管54を開放する開放位置
に保持される。
【0033】ここで、キャップ部材26のスライド片2
8がスライド溝25の傾斜部25Aの始端部から終端部
まで移動すると、加圧部84は弁体58を弁座部80か
ら離間させる。またキャップ取付部24のシールリング
30は、弁体58が弁座部80から離間する前にキャッ
プ部材26の内周面へ圧接してキャップ取付部24とキ
ャップ部材26との間をシールする。これにより、給水
管54は、給水タンク20内がキャップ部材26により
気密状態とされた後に開放されることになる。
【0034】筐体12内には、図1に示されるように装
置の内部空間を上部側と底部側とに区画する隔壁である
仕切板86が筐体12と一体的に成形されている。仕切
板86には、給水タンク20の底板との対向部に凹状の
中間貯水部88が一体的に形成されている。中間貯水部
88の底板部には、給水タンク20が筐体12内へ収納
された状態では、給水タンク20の下面から突出するキ
ャップ部材36が中間貯水部88内へ挿入され、また給
水タンク20のキャップ部材36の周辺部は仕切板86
上へ載置される。
【0035】中間貯水部88の底板部には、給水バルブ
34の開閉部材43に対応するように上方へ突出するバ
ルブ操作ピン90が設けられている。バルブ操作ピン9
0は、給水タンク20が筐体12内へ収納された状態で
は開閉部材43の加圧部50を上方へ加圧する。これに
より、図2に示されるように、給水タンク20が筐体1
2内へ収納された状態では弁体44が給水管42の上端
部から離間し、給水バルブ34が開放される。また筐体
12内に収納された給水タンク20が本体開口部14を
通して取り外されると、バルブ操作ピン90は開閉部材
43の加圧部50から離れる。これにより、図5に示さ
れるように弁体44がコイルスプリング52の付勢力に
より給水管42の上端部へ圧接し、給水バルブ34が閉
鎖される。
【0036】本実施の形態の加湿器10では、給水タン
ク20内に水が貯えられた状態で、キャップ取付部24
にキャップ部材26が嵌挿され、かつ給水バルブ34及
び給水管54が開放されると、中間貯水部88には所定
の水位(図1の符号LV1の水位)以上の水位が保たれ
るように給水タンク20から給水される。また中間貯水
部88には、中間貯水部88の水位が下限水位LV2以
下になると、これを検出する水位センサ(図示省略)が
設置されている。中間貯水部88の水位LV1は、キャ
ップ部材36の下端面と同一レベルとされている。給水
タンク20内の水は、中間貯水部88内の水位が水位L
V1より上にあると、給水タンク20が気密状態とされ
ていることから、給水タンク20内の水面上の空気層の
静圧により給水バルブ34を通して流出しない。
【0037】また水中間貯水部88内の水位が前記水位
LV1より下がると、給水バルブ34を通して給水タン
ク20内へ空気が侵入することから、侵入した空気量に
対応する水量の水が給水バルブ34を通して給水タンク
20から中間貯水部88へ供給される。従って、キャッ
プ部材26により開口部22が閉鎖されないと、給水バ
ルブ34は給水タンク20から中間貯水部88へ供給す
る水量を正常に制御できなくなる。
【0038】仕切板86には、給水タンク20の載置部
に隣接して円形開口92が形成されている。この円形開
口92内には、図1に示されるようにカップ状の加熱容
器94が挿入されており、円形開口92の周縁部には加
熱容器94の上端部に形成されたフランジ部94Aが密
着し、固定されている。加熱容器94はステンレス等の
金属製あるいは樹脂製で高い耐熱性及び熱伝導性を有し
ている。加熱容器94の底板部及び中間貯水部88の底
板部には、シリコンチューブ等からなる給水パイプ96
の両端部がそれぞれ接続されており、この給水パイプ9
6を通して加熱容器94と中間貯水部88とは互いに連
通している。従って、給水タンク20から給水される中
間貯水部88の水位と加熱容器94の水位は常に同じに
なる。
【0039】筐体12内には、加熱容器94の底部下面
に対向するようにヒータ98が配設されている。ヒータ
98は、装置運転時に図示しない電源部から駆動電流を
供給されることにより、ジュール熱を発生して加熱容器
94内の水を蒸発させる。さらに筐体12内には、加熱
容器94の上方に仕切板86により円筒状のスチームダ
クト98が支持されている。スチームダクト98の頂部
には、ダクト本体部より小径とされ装置外部まで伸びた
円筒状の放出管100が接続されている。またスチーム
ダクト98には送気ファンからの空気を供給する送気管
(図示省略)が接続されており、スチームダクト98
は、加熱容器94から供給される水蒸気と送気ファンか
ら供給される空気を攪拌混合し、多量の水蒸気を含む空
気を放出管100から装置外部へ放出する。
【0040】次に、本実施の形態に係る加湿器10の作
用を説明する。
【0041】図1に示されるように給水タンク20内に
水が貯えられている時には、給水タンク20からの給水
により中間貯水部88内の水量は水位LV1以上に保た
れる。この状態で加湿器10が運転されると、加熱容器
94内の水がヒータ98により加熱されて水蒸気が多量
に発生し、この水蒸気がスチームダクト98内で空気と
混合されて放出管100から装置外部へ放出される。こ
れにより、加湿器10が設置された室内の湿度が上昇す
る。
【0042】加湿器10の給水タンク20内の水が無く
なり、中間貯水部88内の水位が下限水位LV2より低
下すると、水位センサが水位低下を検出して検出信号を
出力する。この検出信号を受けた制御部(図示省略)
は、液晶パネル等からなる表示部により給水タンク20
内に水が無いことをアラーム表示させると共に、空だき
防止のため検出信号の入力から所定時間経過後に装置運
転を停止する。これにより、ユーザが給水タンク20へ
の給水時期を把握することができる。
【0043】給水タンク20へ給水する際には、蓋部材
16を筐体12の本体開口部14から取り外す。この
後、キャップ部材26を図2に示される位置から反時計
方向へ回転させると、キャップ部材26のスライド片2
8がスライド溝25の開口端部まで移動するので、この
状態からキャップ部材26を上方へ移動させれば、キャ
ップ部材26がキャップ取付部24から離脱する。この
時、キャップ部材26反時計方向への回転時に加圧部8
4が上昇し、スライド軸60から離れるので、コイルス
プリング82の付勢力により弁体44が弁座部80へ圧
接されて給水管54が閉鎖される。
【0044】従って、給水タンク20の開口部22を閉
止しているキャップ部材26をキャップ取付部24から
離脱させて開口部22を開放すると、やかん等の容器内
の水を給水タンク20内へ給水可能になる。このとき、
給水管54が弁体58により閉鎖されているので、貯水
室21内の水は給水バルブ34が開放されていても中間
貯水部88へ流出しない。
【0045】貯水室21内への給水が完了すると、キャ
ップ部材26を給水タンク20のキャップ取付部24へ
嵌挿して開口部22を閉鎖する。キャップ部材26をキ
ャップ取付部24へ装着する際には、キャップ部材26
を給水タンク20のキャップ取付部24へ嵌挿しつつ、
キャップ部材26のスライド片28をスライド溝25内
へ挿入し、キャップ部材26を時計方向へ回転させる。
これにより、キャップ部材26がキャップ取付部24へ
固定されて開口部22が閉鎖される。これと同時にキャ
ップ部材26の加圧部84は、スライド軸60を下方へ
加圧して開閉部材56を下方へ移動させる。これによ
り、弁体58が弁座部80から離れて給水管54が開放
する。このとき、加圧部材84は、キャップ部材26に
より貯水室21内が気密状態とされた後に、弁体61を
弁座部80から離して給水管54を開放する。
【0046】給水タンク20の貯水室21内に水が貯え
られ、かつキャップ部材26により開口部22が閉鎖さ
れた状態で、給水管54が開放されると、給水バルブ3
4を通して給水タンク20内から中間貯水部88内へ水
が供給される。このとき、給水バルブ34は、貯水室2
1内の空気静圧の作用によって中間貯水部88内の水位
が水位LV1になるように給水し、装置運転により中間
貯水部88内の水位が水位LV1より低下すると、再び
中間貯水部88内の水位が水位LV1になるように給水
する。
【0047】以上説明した本実施の形態の加湿器10に
よれば、給水タンク20へ給水する際に、給水タンク2
0のキャップ取付部24からキャップ部材26を離脱さ
せて開口部22を開放すると、コイルスプリング82が
弁体58を弁座部80へ圧接させる。これにより、貯水
室21内を給水バルブ34へ接続している給水管54が
閉鎖されるので、給水バルブ34が開放されていても、
貯水室21内から中間貯水部88へ水が流出しない。こ
の結果、給水タンク20を筐体12内から取り出すこと
なく、給水タンク20の開口部22を通して貯水室21
内へ給水可能となる。さらに給水完了後にキャップ取付
部24へキャップ部材26を嵌挿して開口部22を閉鎖
すると、開閉部材56のスライド軸60がキャップ部材
26の加圧部84からの加圧力により弁体58を給水位
置へ移動させることにより、弁体58が弁座部80から
離れて給水管54を開放するので、給水バルブ34を通
して給水タンク20から中間貯水部88へ給水可能にな
る。
【0048】ここで、弁体58を駆動するスライド軸6
0及びコイルスプリング82が給水タンク20側に設け
られているので、加湿器10の本体側を従来構造から変
更することなく、筐体12内に収納された給水タンク2
0へ直接的に給水可能となる。従って、このような直接
給水機能を有する加湿器10を低コストで実現できる。
また本実施の形態の加湿器10では、キャップ部材26
の加圧力を弁体58へ伝達するスライド軸60と、弁体
58を止水位置へ付勢するコイルスプリング82によ
り、弁体58を給水位置と止水位置との間で往復動でき
るので、弁体58を駆動するためにキャップ部材26か
らの加圧力の方向を変換するカム機構等が必要なく、簡
単な構成によって弁体58を給水位置及び止水位置へ移
動させて給水管54を開閉できる。
【0049】また本実施の形態の加湿器10では、従来
の加湿器120(図6参照)と同様に給水タンク20を
外装筐体12内から取り出せば、給水バルブ34が閉鎖
されるので、キャップ部材26を給水タンク20へ装着
したままで、給水タンク20を水道の蛇口のある場所ま
で運んで、キャップ部材26を取外した後に蛇口から開
口部22を通して給水タンク20の貯水室21内へ給水
できる。この場合にも、給水タンク20の上下を反転す
ることなく、給水タンク20上部の開口部22から給水
できるので、給水作業による作業負荷が軽減される。
【0050】なお、以上の説明では、本実施の形態に係
る加湿器を加熱式の加湿器10に適用した場合のみを説
明したが、本実施の形態に係る加湿器の構成は、超音波
式等の構造が異なる加湿器に適用することも可能であ
り、このような構造が異なる加湿器に適用しても、加熱
式の加湿器10へ適用した場合と同様の作用効果が得ら
れる。また、本実施の形態に係る加湿器10における給
水タンク20の構成は、石油ファンヒータ等の液体が外
部から補給される他の装置へ液体用タンクとして適用す
ることも可能であり、このような他の装置に適用すれ
ば、装置へ収納された着脱式の液体用タンクへの液体補
給作業の負荷を軽減できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体用タン
クによれば、タンク収納体内から取り外すことなく、簡
単な作業により直接的に給水できる。また本発明の加湿
器によれば、装置本体内から液体用タンク(給水タン
ク)を取り外すことなく、液体用タンクへ簡単な作業に
より直接的に給水でき、しかもこのような液体用タンク
への直接給水を装置本体側の構造を変更せずに実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る加湿器の構成を示
す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る加湿器におけるキ
ャップ部材が装着された給水タンク及び中間貯水部を示
す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る加湿器におけるキ
ャップ部材、キャップ取付部及び給水管内へ配置された
開閉部材を示す斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る加湿器におけるキ
ャップ部材が取外された給水タンク及び中間貯水部を示
す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る加湿器本体から取
外された給水タンクを示す断面図である。
【図6】 着脱可能な給水タンクを備えた従来の加湿器
の一例を示す斜視図である。
【図7】 図6に示される給水タンクへの給水作業を説
明するための側面図である。
【符号の説明】
10 加湿器 12 筐体(タンク収納体) 20 給水タンク(液体用タンク) 26 キャップ部材(蓋体) 34 給水バルブ(第1の液体供給弁) 54 給水管(給水路) 56 開閉部材(弁体駆動手段) 58 弁体 60 スライド軸(加圧力伝達部材) 80 弁座部 82 コイルスプリング(弾性部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に給水用の開口部が形成され、外部
    から供給された水を貯水室内に貯える貯留容器と、 前記貯留容器に嵌挿して前記開口部を閉鎖し、前記貯留
    容器から離脱して前記開口部を開放する蓋体と、 一端部が前記貯留容器の下部へ接続されると共に他端部
    が外部に開口した液体供給路と、 前記液体供給路に配置され、外部から開閉可能とされた
    第1の液体供給弁と、 前記液体供給路における前記第1の液体供給弁の上流側
    又は下流側に配置され、前記液体供給路の一部を構成す
    る弁座部に対して開閉弁体を接離可能に支持し、該開閉
    弁体を前記弁座部に当接させて該弁座部を閉鎖し、かつ
    前記開閉弁体を前記弁座部から離間させて該弁座部を開
    放する第2の液体供給弁と、 前記貯留容器へ装着される前記蓋体に当接して該蓋体か
    らの加圧力により前記開閉弁体を前記弁座部から離間さ
    せ、かつ前記蓋体が前記貯留容器から取外されると前記
    開閉弁体を前記弁座部へ当接させる弁体駆動手段と、 を有することを特徴とする液体用タンク。
  2. 【請求項2】 前記弁体駆動手段は、前記開閉弁体を、
    前記弁座部を閉鎖する方向へ付勢する付勢部材と、 前記開閉弁体に連結されて前記貯留容器へ装着される前
    記蓋体に当接し、かつ前記蓋体が前記貯留容器から取外
    されると該蓋体から離間する加圧力伝達部材と、を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の液体用タンク。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の液体用タンクと、 前記液体用タンクを着脱可能に収納するタンク収納体
    と、 前記液体用タンクから供給される水を水蒸気又は微細水
    滴として装置外部へ放出する水放出手段と、 を有することを特徴とする加湿器。
  4. 【請求項4】 前記タンク収納体は、前記液体用タンク
    の収納時に前記第1の液体供給弁へ係合して該第1の液
    体供給弁を開弁し、前記液体用タンクの抜取時に前記第
    1の液体供給弁から離脱して該第1の液体供給弁を閉弁
    する操作部材を有することを特徴とする請求項3記載の
    加湿器。
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