JP2000277405A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子の製造方法

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JP2000277405A
JP2000277405A JP11085075A JP8507599A JP2000277405A JP 2000277405 A JP2000277405 A JP 2000277405A JP 11085075 A JP11085075 A JP 11085075A JP 8507599 A JP8507599 A JP 8507599A JP 2000277405 A JP2000277405 A JP 2000277405A
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semiconductor substrate
semiconductor device
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semiconductor
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Mitsuru Hanakura
満 花倉
Shinichi Yamada
真一 山田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的直径が大きく、SiCウェハを用いた
半導体素子を作製する。 【解決手段】 円板状で直径4インチの第1ウェハの一
端面中央部に、SiCから成る直径2インチの円板状の
第2ウェハ12を接着して設けて、半導体基板10を形
成する。前記のように第1ウェハ11に第2ウェハ12
を設けたことにより、半導体基板10の一部として前記
第2ウェハ12を種々の加工装置により加工することが
可能となる。前記第1ウェハ11と第2ウェハ12とを
接着するには、まず第1ウェハ11と第2ウェハ12と
の各接着面を処理して鏡面状にし、それら各接着面に対
して酸化Si膜をそれぞれ形成した後、前記の第1ウェ
ハ11と第2ウェハ12との各酸化Si膜を互いに貼り
合わせ熱処理することにより接着することができる。な
お、前記第1ウェハ11と第2ウェハ12との各オリエ
ンテーションフラット方向は、それぞれ同一方向とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンカーバイ
ド結晶(SiC)を用いた半導体素子の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パワーエレクトロニクスの基本とされて
いる電力変換は、スイッチング機能を担ったパワーデバ
イス(電力用半導体素子)の性能に大きく依存してい
る。パワーデバイスに求められる主な特性として、耐電
圧,低い定常損失,速いスイッチングおよび低いスイッ
チング損失,制御の容易さの4つの特性がある。パワー
デバイスでは、前記の各特性において理想に近づけるた
めの研究がなされてきた。
【0003】パワーデバイスの主流となる素子として、
ゲート信号で大電力をオン・オフ制御することが可能な
自己消弧素子と呼ばれるものがあり、パワートランジス
タ,ゲートターンオフサイリスタ(以下、GTOサイリ
スタと称する),絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
(以下、IGBTと称する),静電誘導サイリスタ(S
ITh;以下、SIサイリスタと称する)等の自己消弧
素子が開発されてきた。例えば、自己消弧素子の中で最
も高耐圧・大電流であるGTOサイリスタの場合、8k
V/6kA級の素子が開発されている。
【0004】しかし、前記素子において、8kV/6k
A級以上に高耐圧化および大電流化することは、半導体
材料であるシリコン(Si)の物性限界により困難であ
ると考えられている。また、GTOサイリスタのような
高耐圧大電流の素子の場合、定常損失の増加を抑制する
ために、その動作がバイポーラ動作となってしまい高周
波化が困難であった。
【0005】近年、Siと比べて半導体としての物性値
が数桁も優れたシリコンカーバイド(SiC)の結晶を
用いて成るパワーデバイスが脚光をあびている。SiC
のパワーデバイスへの応用においては、ノースカロライ
ナ州立大学のBaligaによって、1982年に高耐
圧デバイスの性能指標を提案され1989年には高周波
・低耐圧デバイスの性能指標を提案されて以来、次世代
のパワーデバイス材料として最も注目されている。Si
Cを用いたパワーデバイスの性能指標は、一般的に知ら
れているSiやGaAsを用いたパワーデバイスと比較
して2〜3桁も優れ、現在における進歩したシミュレー
ション技術により、将来的に実現可能とされるデバイス
の特性においても次第に解明され始めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】SiCを用いたパワー
デバイスを作製する際の最大の障害は、直径が大きく結
晶性の良好なウェハが現時点で存在していないことであ
る。一方、Siの結晶を作製する場合、そのSiを高温
で溶融する技術によって、高純度,高結晶性,および直
径の大きい結晶を比較的容易に得ることができる。
【0007】しかし、前記SiCの結晶を作製する場合
においては、そのSiCを溶融することはできないため
(液相が無いため)、前記の高温で溶融する技術を用い
ることができず、昇華法により結晶を作製する方法しか
ない。すなわち、液相を用いたゾーンリファイニングを
利用することができないために高純度の結晶を得ること
が困難であること、SiCにおいて200種類を越える
結晶タイプが存在すること、種結晶(結晶成長において
必要な核)における結晶方位を利用すること(特定の結晶
面を用いて結晶成長させること)以外の方法では結晶を
大きく成長させることができないこと等の理由により、
Siのウェハのように直径の大きいSiCのウェハを作
製することは極めて困難である。
【0008】前記問題点を解決するために、種々の技術
開発が世界中で精力的に行われているが、1998年の
時点で市販されているSiCの単結晶ウェハの直径はわ
ずか2インチ程度である。現在、Si半導体素子で使用
されている微細加工装置等の最先端の製造装置をSiC
のウェハにおいて利用するには、そのSiCのウェハの
直径が最低でも4インチ以上、好ましくは直径が6イン
チ以上である必要がある。しかし、現在の技術レベルを
考慮すると、極めて革新的な発明がなされない限り、前
記のように直径4インチ以上のSiCのウェハを作製す
ることが可能な技術レベルに達することは、遠い将来の
ことと予想される。
【0009】本発明は、前記課題に基づいて成されたも
のであり、SiのウェハにSiCのウェハを設けて半導
体基板を形成することにより、現在Si半導体素子で用
いられている製造装置により前記SiCのウェハの加工
を可能にして、高耐圧化および大電流化を図った半導体
素子の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るために、第1発明は、Si等のウェハから成る
半導体基板を加工して得られる半導体素子の製造方法に
おいて、前記半導体基板は、直径が4インチ以上で円板
状の第1ウェハ(例えば、Siのウェハ)の一端面に対
し、円板状で比較的直径が小さく(例えば、直径が2イ
ンチ)SiC単結晶から成る第2ウェハを設けて成るこ
とを特徴とする。
【0011】第2発明は、前記第1発明において、前記
半導体基板は、前記第1ウェハの一端面と、前記第2ウ
ェハの一端面とを貼り合わせ接着して成ることを特徴と
する。
【0012】第3発明は、前記第1または第2発明にお
いて、前記第1ウェハとして、Si単結晶から成るウェ
ハを用いたことを特徴とする。
【0013】第4発明は、前記第1〜3発明において、
前記第2ウェハは、CVD法または焼結法により作製し
たことを特徴とする。
【0014】第5発明は、前記第1〜4発明において、
前記第1ウェハと第2ウェハとは、ろう材として半田を
用いて接着したことを特徴とする。
【0015】第6発明は、前記第1〜4発明において、
前記第1ウェハと第2ウェハとの各接着面に対して、熱
酸化方またはCVD法により酸化膜を形成した後、前記
第1ウェハと第2ウェハとを貼り合わせ熱処理して接着
したことを特徴とする。
【0016】第7発明は、前記第1〜6発明において、
前記第1ウェハと第2ウェハとの各結晶方位の基準とな
るオリエンテーションフラット方向を、それぞれ同一方
向にしたことを特徴とする。
【0017】第8発明は、前記第1〜7発明において、
あらかじめ前記第1ウェハの一端面に対して、形状が前
記第2ウェハと同様で、前記第2ウェハを嵌め込むこと
が可能な穴を1個以上形成した後、前記第2ウェハを前
記の各穴に嵌め込んで設けることにより、前記半導体基
板を形成したことを特徴とする。
【0018】第9発明は、前記第8発明において、前記
穴は、あらかじめ前記第2ウェハの厚さよりも深く形成
し、その深く形成された穴に対して前記第2ウェハを嵌
め込んだことを特徴とする。
【0019】第10発明は、前記第9発明において、前
記穴に第2ウェハを嵌め込んだ後、第2ウェハが嵌め込
まれた側における第1ウェハの一端面を面研磨すること
により、前記半導体基板における第2ウェハが嵌め込ま
れている部分の厚さと、前記半導体基板における第2ウ
ェハが嵌め込まれていない部分の厚さとを同一にしたこ
とを特徴とする。
【0020】第11発明は、前記第1〜10発明におい
て、前記第1ウェハとしてSi単結晶ウェハを用い、そ
の第1ウェハに対して前記第2ウェハを設けて前記半導
体基板を形成した後、その半導体基板における第2ウェ
ハが設けられた部分を加工して半導体素子を形成すると
共に、前記半導体基板における第2ウェハが設けられて
いない部分を加工して半導体素子を形成したことを特徴
とする。
【0021】第12発明は、前記第1〜11発明におい
て、前記第1ウェハに対して、前記第2ウェハを複数個
設けたことを特徴とする。
【0022】第13発明は、前記第12発明において、
あらかじめ前記第2ウェハを加工して矩形状(四角形
状,長方形状,四辺形状等)のチップを形成し、そのチ
ップを前記第1ウェハに対して複数個設けたことを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本実施の第1〜第4形態では、既存のSiCから
成る比較的直径が小さい単結晶ウェハにおいて、現在S
i半導体素子で使用されている微細加工装置等の製造装
置により加工して、高耐圧化および大電流化を図った半
導体素子の製造方法を検討したものである。すなわち、
既存の直径の大きいSi等のウェハ(以下、第1ウェハ
と称する)に対して、直径の小さいSiCの単結晶ウェ
ハ(以下、第2ウェハと称する;図1〜5中の斜線部)を
張り合わせて半導体基板を形成することにより、前記第
2ウェハを前記半導体基板の一部として処理することが
できるように検討したものである。
【0024】(本実施の第1形態)図1A(平面図),B
(断面図)は、本実施の第1形態における第2ウェハが設
けられた半導体基板の概略構成図を示すものである。図
1A,Bにおいて、符号11は円板状で比較的直径が大
きい(直径が4インチ)第1ウェハを示すものであり、符
号11aは前記第1ウェハ11の外周部の一部に形成さ
れるオリエンテーションフラットを示すものである。前
記第1ウェハ11の一端面の中央部には、SiCから成
る比較的直径の小さい(直径が2インチ)円板状の第2ウ
ェハ12が接着により設けられ、半導体基板10が形成
される。なお、符号12aは、前記第2ウェハ12の外
周部の一部に形成されるオリエンテーションフラットを
示すものである。
【0025】前記のように第1ウェハ11に第2ウェハ
12を設けたことにより、直径が4インチの半導体基板
10の一部として前記第2ウェハ12を種々の加工装置
により加工することが可能となる。前記第1ウェハ11
の材料には、安価な汎用品であるSiのウェハを用いる
ことが好ましい。また、前記第1ウェハ11と第2ウェ
ハ12との熱膨張率等を精密に制御する場合には、CV
D法(化学蒸着法)等により作製したSiCのウェハ(直
径の大きいウェハではあるが、結晶性が悪く半導体基板
として使用することはできない)を用いても良い。
【0026】前記第1ウェハ11と第2ウェハ12と
は、半田を用いて接着することが可能である。しかし、
半導体素子における製造装置のうち、CVD装置のよう
に半田の融点を越える処理温度を必要とする製造装置が
あるため、前記半田を用いた接着方法では問題が生じ
る。そこで、SiによってSOI基板を作製するために
一般的に利用されているSDB(シリコン・ダイレクト
・ボンディング)の方法を応用した接着方法が考えられ
る。
【0027】前記のSDBの方法を応用した接着方法に
より前記第1ウェハ11と第2ウェハ12とを接着する
には、まず第1ウェハ11と第2ウェハ12との各接着
面を処理(鏡面処理)して鏡面状にし、熱酸化法またはC
VD法によって前記の各接着面に対して酸化Si膜をそ
れぞれ形成した後、前記の第1ウェハ11と第2ウェハ
12との各酸化Si膜を互いに貼り合わせ熱処理するこ
とにより接着することができる。
【0028】前記のように第1ウェハ11と第2ウェハ
12とを接着することにより、1300°Cに至るまで
前記第1ウェハ11と第2ウェハ12とが剥離すること
は無いため、一般的に知られている半導体素子の製造装
置を用いることが可能となる。なお、前記半導体基板1
0は、その半導体基板10における第1ウェハ11と第
2ウェハ12との各結晶方位の基準となるオリエンテー
ションフラット方向がそれぞれ同一方向になるように形
成されるものとする。
【0029】(本実施の第2形態)図2A(平面図),B
(断面図)は、本実施の第2形態における第2ウェハが設
けられた半導体基板の概略構成図を示すものである。な
お、図1に示すものと同様なものには同一符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。図2において、符号2
1は形状が第2ウェハ12と同様で、その第2ウェハ1
2を嵌め込むことが可能な穴(窪み)を示すものであり、
第1ウェハ11の一端面中央部に形成される。前記穴2
1は、トレンチエッチング等により前記第1ウェハ11
の一端面中央部をエッチングして形成することができ
る。前記第1ウェハ11の穴21に前記第2ウェハ12
を嵌め込んで接着することにより、半導体基板20が形
成される。
【0030】本実施の第1形態に示した半導体基板10
の場合、第1ウェハ11に対して第2ウェハ12を接着
する際に生じる位置ずれを防止するための治具等を用
い、第1ウェハ11に対する第2ウェハ12の接着位置
の位置出しを行う必要がある。一方、本実施の第2形態
の半導体基板20の場合、前記第2ウェハ12は第1ウ
ェハ11の穴21により位置決めされるため、前記のよ
うに位置ずれを防止するための治具等を用いる必要がな
い。
【0031】また、図2に示すように、半導体基板20
における外周部(第1ウェハ11の外周部)の厚さと中央
部(第2ウェハ12が嵌め込まれている部分)の厚さとを
揃える(同一にする)ことができるため、フォトリソグラ
フィー工程において前記半導体基板20の高精度加工が
可能になる。さらに、前記フォトリソグラフィー工程に
おける第1ウェハ11と第2ウェハ12との焦点が同じ
になる。そのため、第1ウェハ11としてSi単結晶か
ら成るウェハ(以下、Si単結晶ウェハと称する)を用い
ることにより、第2ウェハに対して半導体素子を形成す
ると同時に、前記Si単結晶ウェハに対して半導体素子
を形成することができ、第1ウェハ11の有効利用を図
ることが可能となる。
【0032】図3A(接着工程),B(研磨工程)は、前記
半導体基板20における外周部の厚さと中央部の厚さと
を揃える際の具体的な実施例の説明図である。なお、図
2に示すものと同様なものには同一符号を付して、その
詳細な説明を省略する。図3Aは接着工程を示すもので
あり、予め前記第1ウェハ11の一端面中央部をエッチ
ングして、直径が前記穴21と同様で穴21よりも深い
穴31を形成する。
【0033】そして、前記穴31に対し前記第2ウェハ
12を嵌め込んで接着することにより、前記半導体基板
20における外周部と比較して、前記半導体基板20の
中央部を若干薄く形成する。その後、図3Bに示す研磨
工程にて、前記半導体基板20の一端面の外周部(第1
ウェハ11の一端面で、第2ウェハ12が嵌め込まれて
いない部分)を研磨(面研磨)することにより、半導体基
板20における外周部の厚さと中央部の厚さとを同一に
する。
【0034】例えば、前記半導体基板20における外周
部の厚さを前記半導体基板20の中央部の厚さよりも薄
く形成した場合、第2ウェハ12が硬いため(SiCが
極めて硬いため)、前記研磨工程における研磨効率が低
くなってしまう。一方、本実施例のように、第1ウェハ
11としてSiCよりも軟らかいSi等の材料を用いる
ことにより、前記第1ウェハ11における外周部の厚さ
と中央部の厚さとが同一になる際に前記研磨速度が急速
に遅くなるため、前記研磨工程の終了時点を容易に検出
することが可能になり、研磨効率が高くなる。
【0035】(本実施の第3形態)図4は、本実施の第3
形態における第2ウェハが設けられた半導体基板の概略
構成図を示すものである。なお、図2に示すものと同様
なものには同一符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。図4において、符号41は円板状で比較的直径が大
きい(直径が8インチ)第1ウェハを示すものであり、符
号41aは前記第1ウェハ41の外周部の一部に形成さ
れるオリエンテーションフラットを示すものである。
【0036】符号42は、形状が第2ウェハ12と同様
で、その第2ウェハ12を嵌め込むことが可能な穴(窪
み)42を示すものであり、第1ウェハ41の一端面に
対して複数個(図4中では4個)それぞれ等間隔に形成さ
れる。前記第1ウェハ41の各穴42に前記第2ウェハ
12をそれぞれ嵌め込んで接着することにより、半導体
基板40が形成される。図4に示すように半導体基板4
0を形成することにより、複数個の第2ウェハ12を処
理することが可能となる。
【0037】(本実施の第4形態)図5は、本実施の第4
形態における第2ウェハが設けられた半導体基板の概略
構成図を示すものである。なお、図4に示すものと同様
なものには同一符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。図5において、符号51は、形状が後述するチップ
52と同様で、そのチップ52を嵌め込むことが可能な
矩形状(四角形状,長方形状,四辺形状等)の穴(窪み)を
示すものであり、第1ウェハ41の一端面に対して複数
個(図5中では17個)それぞれ等間隔に形成される。符
号52は、円板状のSiCのウェハを加工して得られた
矩形状(四角形状,長方形状,四辺形状等)のチップを示
すものであり、そのチップ52を前記第1ウェハ41の
各穴51に対してそれぞれ嵌め込んで接着することによ
り、半導体基板50が形成される。
【0038】図5に示すように半導体基板50を形成す
ることにより、前記チップ52の形状が矩形状であるた
め、図4に示したような半導体基板40における互いに
隣接した第2ウェハ12間の面積と比較して、前記半導
体基板50における互いに隣接するチップ52間の面積
を小さくすることができる。そのため、第1ウェハ51
に対して、より多くのチップ52を設けることができ、
第1ウェハ51に対するチップ52の利用率を高くする
ことが可能となる。
【0039】なお、前記の各チップ52は、円板状のS
iCウェハの外周部を切り落として形成されるため、そ
の切り落とした分だけ前記SiCウェハの利用率が低下
してしまう。しかし、一般的に知られている円板状のS
iCのウェハにおける外周部(ウェハ全体の約半分の面
積)には、マイクロパイプと称されている致命的な結晶
欠陥が多く存在するため、前記の切り落とした分は元来
不要な部分である。
【0040】
【発明の効果】以上示したように本発明によれば、Si
Cウェハの加工において、比較的直径の大きいウェハを
用いて成るSi半導体素子の製造装置(微細加工装置)を
利用することができるため、Si半導体素子と比較して
物性限界の高い高性能(高耐圧化および大電流化)なSi
C半導体素子を作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の第1形態における半導体基板の概略構
成図。
【図2】本実施の第2形態における半導体基板の概略構
成図。
【図3】本実施の第2形態における接着工程および研磨
工程の説明図(実施例)。
【図4】本実施の第3形態における半導体基板の概略構
成図。
【図5】本実施の第4形態における半導体基板の概略構
成図。
【符号の説明】
10,20,40,50…半導体基板 11,41…第1ウェハ 11a,12a,41a…オリエンテーションフラット 12…第2ウェハ 21,31,42,51…穴 52…チップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si等のウェハから成る半導体基板を加
    工して得られる半導体素子の製造方法において、 前記半導体基板は、直径が4インチ以上で円板状の第1
    ウェハの一端面に対し、円板状で比較的直径が小さくS
    iC単結晶から成る第2ウェハを設けて成ることを特徴
    とする半導体素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板は、前記第1ウェハの一
    端面と、前記第2ウェハの一端面とを貼り合わせ接着し
    て成ることを特徴とする請求項1記載の半導体素子の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1ウェハとして、Si単結晶から
    成るウェハを用いたことを特徴とする請求項1または2
    記載の半導体素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2ウェハは、CVD法または焼結
    法により作製したことを特徴とする請求項1〜3記載の
    半導体素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1ウェハと第2ウェハとは、ろう
    材として半田を用いて接着したことを特徴とする請求項
    1〜4記載の半導体素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1ウェハと第2ウェハとの各接着
    面に対して、熱酸化方またはCVD法により酸化膜を形
    成した後、前記第1ウェハと第2ウェハとを貼り合わせ
    熱処理して接着したことを特徴とする請求項1〜4記載
    の半導体素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1ウェハと第2ウェハとの各結晶
    方位の基準となるオリエンテーションフラット方向を、
    それぞれ同一方向にしたことを特徴とする請求項1〜6
    記載の半導体素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 あらかじめ前記第1ウェハの一端面に対
    して、形状が前記第2ウェハと同様で、前記第2ウェハ
    を嵌め込むことが可能な穴を1個以上形成した後、前記
    第2ウェハを前記の各穴に嵌め込んで設けることによ
    り、前記半導体基板を形成したことを特徴とする請求項
    1〜7記載の半導体素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記穴は、あらかじめ前記第2ウェハの
    厚さよりも深く形成し、その深く形成された穴に対して
    前記第2ウェハを嵌め込んだことを特徴とする請求項8
    記載の半導体素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記穴に第2ウェハを嵌め込んだ後、
    第2ウェハが嵌め込まれた側における第1ウェハの一端
    面を面研磨することにより、前記半導体基板における第
    2ウェハが嵌め込まれている部分の厚さと、前記半導体
    基板における第2ウェハが嵌め込まれていない部分の厚
    さとを同一にしたことを特徴とする請求項9記載の半導
    体素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1ウェハとしてSi単結晶ウェ
    ハを用い、その第1ウェハに対して前記第2ウェハを設
    けて前記半導体基板を形成した後、その半導体基板にお
    ける第2ウェハが設けられた部分を加工して半導体素子
    を形成すると共に、前記半導体基板における第2ウェハ
    が設けられていない部分を加工して半導体素子を形成し
    たことを特徴とする請求項1〜10記載の半導体素子の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1ウェハに対して、前記第2ウ
    ェハを複数個設けたことを特徴とする請求項1〜11記
    載の半導体素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 あらかじめ前記第2ウェハを加工して
    矩形状のチップを形成し、そのチップを前記第1ウェハ
    に対して複数個設けたことを特徴とする請求項12記載
    の半導体素子の製造方法。
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