JP2000280417A - Ptp包装用多層シート - Google Patents

Ptp包装用多層シート

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JP2000280417A
JP2000280417A JP11090170A JP9017099A JP2000280417A JP 2000280417 A JP2000280417 A JP 2000280417A JP 11090170 A JP11090170 A JP 11090170A JP 9017099 A JP9017099 A JP 9017099A JP 2000280417 A JP2000280417 A JP 2000280417A
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JP
Japan
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layer
resin
sheet
ptp
polypropylene
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JP11090170A
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English (en)
Inventor
Masaki Takeda
昌樹 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、成形性、剛性などに優れ、アルミシ
ール後のカールが小さく、さらにPVC用の成形板で成
形可能なPTP包装用多層シートを提供すること。 【解決手段】 外層/接着性樹脂層/中間層/接着性樹
脂層/内層の少なくとも5層より成る多層シートであっ
て、外層及び内層がポリプロピレン系樹脂からなり、中
間層が非晶性ポリエチレンテレフタレート系樹脂、又は
ポリスチレン系樹脂からなるPTP包装用多層シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品包装の分野
で、固形剤包装用として一般に用いられているPTP
(プレス・スルー・パック)用シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】医薬品包装の分野で、錠剤、カプセル剤
等の固形剤包装用として一般に用いられているPTP包
装は、透明性、成形性、腰の強さ、コスト面から主に硬
質ポリ塩化ビニールからなるシートを底材として用い、
該底材をポケット形状に成形し、その中に固形剤(錠
剤、カプセル剤など)を充填し、アルミ箔からなる蓋材
で密封した包装体であり、1960年代前半に実用化さ
れ広く普及してきた。
【0003】内容物となる錠剤、カプセル剤等は水分の
吸湿によって変質や変形を起こすものが大部分であり、
アルミ箔を含む複合フィルムによってピロー包装などの
2次包装を施したり、あるいは硬質塩化ビニールシート
に防湿性の優れたポリ塩化ビニリデン樹脂をコーティン
グ等によって複合化したシートを用いることで対応して
きたが、これらは高価なものとなりコスト面に問題があ
る。また廃棄処理の問題からポリ塩化ビニール樹脂が敬
遠される傾向が強まってきている。そこで、最近ではオ
レフィン系樹脂であるポリプロピレン樹脂からなるシー
トが、防湿性、低コスト性及び易処理性に注目されてP
TP包装用シートとして使用されるようになってきた。
【0004】ところがPTP用シートとしてポリプロピ
レンはポリ塩化ビニールに比較して成形条件範囲が狭い
という問題や、製品がカールして外観上または自動包装
ラインの適合性の面で問題があった。さらに、素材の寸
法変化挙動のためポリプロピレン専用の成形板が必要と
なる。現在、PTP包装用成形機の成形板は塩化ビニー
ル用のものが多く、新たにポリプロピレンの成形板に変
えることはコストの面で問題となる。これらの問題点は
ポリプロピレンが結晶性樹脂であることに起因するもの
であり、カールを改良するためにポリプロピレンの結晶
化度を高くする試みがなされ、結晶核剤を用いたりシー
ティング時に徐冷したり、さらにシートをアニールする
などの方法が行われたが、成形性に関しては逆に著しく
悪くなり実使用に耐えるものではなかった。また、成形
性改良のためシーティング時に急冷し結晶化度を低く抑
える試みもなされているが、この方法ではシートの腰が
著しく弱くなり実使用に耐えるものではなかった。ま
た、成形性を改良するためにポリプロピレンの単独重合
体に石油樹脂を添加することにより結晶化度を抑える方
法がとられているが、この方法では耐衝撃性が著しく損
なわれるという欠点を有していた。耐衝撃性を改良する
ために熱可塑性エラストマー(TPE)を添加する方法
がとられているがTPEの添加量増大に伴い耐衝撃性が
改良されるが、同時に剛性、防湿性が低下するという問
題があった。以上のように、成形性、低カール性、透明
性、剛性、防湿性、耐衝撃性というPTP用シートの要
求性能に対し、従来からのポリプロピレンシートは一部
分しか要求を満たすことが出来ていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、成形条件範囲が広く、カールが少なく、PTP
包装用として必要な透明性、剛性に優れ、さらにPVC
用成形板でも成形可能なポリプロピレン系PTP用シー
トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外層/接着性
樹脂層/中間層/接着性樹脂層/内層の少なくとも5層
より成る多層シートであって、外層及び内層がポリプロ
ピレン系樹脂からなり、中間層が非晶性ポリエチレンテ
レフタレート系樹脂、又はポリスチレン系樹脂からなる
PTP包装用多層シートである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の外層及び内層に用いられ
るポリプロピレン系樹脂の製造方法としては、いかなる
重合方法、例えば溶媒重合法、バルク重合法、気相重合
法等、いかなる触媒、例えば三塩化チタン型触媒、塩化
マグネシウム担持型触媒、メタロセン系触媒等で製造さ
れたものでもよい。ポリプロピレン系樹脂としては、ポ
リプロピレンホモポリマー(単独重合体)、エチレンプ
ロピレンコポリマー、又はこれらの混合物等が挙げられ
る。また基本的な性能を損なわない範囲で結晶核剤、帯
電防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、酸化防止剤等の添加剤
を添加したものでもよい。
【0008】本発明に用いられるポリスチレン系樹脂の
製造方法としては、いかなる重合方法、例えば乳化重
合、溶液重合、懸濁重合、塊状重合、いかなる触媒、例
えば過酸化物、トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化
リチウム、ニッケル系触媒で製造されたものでもよい。
ポリスチレン系樹脂としては、スチレン単独重合体でも
よいが、脆いため、他のモノマーとの共重合体のほうが
好ましい。例えば、スチレン系ブロックコポリマーのソ
フトセグメントとしてポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、ポリオレフィン(エチレン、ブチレン)などがあ
る。
【0009】本発明に用いられる非晶性ポリエチレン・
テレフタレート系コポリマーは、PTPシートに優れた
成形性、カール性、透明性、剛性を付与するものであれ
ばいかなるものでもよいが、好ましくはグリコール成分
の一部が、1,4−シクロヘキサンジメタノールに置換
されている熱可塑性ポリエステル、例えばPETG67
63(イーストマン・コダック社製)等が挙げられる。
【0010】本発明に用いられる接着性樹脂は、特に限
定されるものではなくPTP用途としての基本特性を損
なわず、PPとPS及びPETGを接着するものであれ
ばいかなるものでもよい。好ましくは次のものが良い。
PETGとPP間の接着性樹脂としては、アドマーSF
740, SF700, SF710, SF730(三井化
学(株)製)、MODIC−AP F512, F503,
F504, S505,S515(三菱化学(株)製)ア
ドテックスET(日本ポリオレフィン(株)製)、日石
NポリマーA1600(日石Nポリマー(株)製)、東洋
紡-バイブロン-200,300(東洋紡績(株)製)、
テクノリンクR−18, R−18E,R−4003(田
岡化学工業(株)製) ボンドファーストE, 2B, 7
B, VC−40, EVA(住友化学工業(株)製)など
があげられる。PSとPP間の接着性樹脂としては、ア
ドマーSF600,SF740,SE800(三井化学
(株)製)、MODIC−AP F502(三菱化学
(株)製)、ロンプライSPA−13(三井化学
(株))、NUC−ACE GE201, GB301
(日本ユニカー(株)製)、日石NポリマーA1600
(日石Nポリマー(株)製)、ボンドファーストE,2
B,7B,TX8030,BF−7B,BF−E,WH
−302(住友化学工業(株)製)などがあげられる。
【0011】本発明の多層シートの製造方法としては、
共押出し法を用いることが好ましい。シート厚みは0.
15〜0.45mmであることが好ましく、更に好まし
くは0.2〜0.4mmであり、最も好ましくは0.2
3〜0.35mmである。厚みが0.15mm未満で
は、シートの腰が弱くなりカールが大きくなるほか、見
栄えが悪くなる。また0.45mmを超えるとシートが
堅くなりプッシュスルー性が悪くなる。本発明の外層及
び内層の厚みは、0.005〜0.095mmであるこ
とが好ましく、さらに好ましくは0.01〜0.06m
mである。外層及び内層の厚みが0.005mm未満で
は、防湿性が劣る恐れがある。また、0.095mmを
超えると成形性が悪くなるため好ましくない。
【0012】
【実施例】《実施例1〜4》5台の押出し機を用いてポ
リプロピレン、ポリスチレンもしくは非晶性ポリエチレ
ン・テレフタレート系コポリマー、接着性樹脂を押出
し,多層ダイスに導いて共押出し法によって積層した樹
脂を、水冷したチルロールに通して冷却、引き取りし、
表1に示す構成(数値は厚み比率%)で総厚み0.3m
mの多層シートを作製した。
【0013】*使用した原料は次の通りである。 <外層用> ・PP−1:J103(グランドポリマー製)ホモポリ
プロピレン(MFR=3.5、密度=0.91) <中間層用> ・PS:SD−120(旭化成工業(株)製)ゴム変性
スチレン系共重合体(MFR=3.5) ・PETG:PETG6763(イーストマンコダック
製) <接着層用> ・接着性樹脂:SF740(三井化学(株)製)(MF
R=5.6)
【0014】
【表1】
【0015】(比較例1)押出し機を用いて溶融押出し
したポリプロピレン樹脂を、水で冷却したチルロール
(チルロール温度60℃)に通して冷却引き取り、0.
3mm厚みの単層シートを作製した。 *使用した現材料は次の通りである。 ・PP−1:J103(グランドポリマー製)(MFR
=3.5、密度=0.91)
【0016】(比較例2)PVC系単層PTP用シート
VSS−1202(住友ベークライト(株)製)を用い
た。
【0017】実施例及び比較例の評価結果を表2及び3
に示す。 *評価方法は以下の通りである。 ・PTP成形性;PTP成形機(シー・ケー・ディー株
式会社製 FBP−M2)において、PVC用錠剤型
(直径10mmφ、深さ5mm)を用いて成形し、成形
温度範囲は成形型への型追従性とポケット天部の外観ム
ラ、天部、コーナー部、側面部の厚みの総合評価で成形
温度範囲を求めた。型追従性と天部の外観ムラは目視に
よる評価で天部、コーナー部、側面部の厚みはダイヤル
ゲージによる測定により求めた。成形ポケットの厚み分
布の均一性はカッター刃により2分割し断面写真により
判定した。 ・打ち抜き後のカール;上記の成形温度範囲の評価の中
で最も良好な条件で成形し、内容物を充填せずにアルミ
箔と210℃でシール、175℃でスリッターを入れた
後、幅37mm、長さ94mm、コーナー5mmRに打
ち抜いた成形品をフラットな面に置き、打ち抜き10分
後の成形品のソリを測定した。6個の成形品について、
各成形ポケット横の6ヶ所を測定し平均値を求めて評価
した。アルミ箔は硬質アルミ箔20μmにマレイン化ポ
リプロピレン5μmを塗布したものを使用した。 ・透明性;シートの内部ヘイズをJIS−K−7105
に基づいて測定した。 ・曲げ剛性率;JIS−K−7106に基づいて測定し
た。 ・耐衝撃性;JIS−K−7211に準拠した方法で、
23℃でのデュポン衝撃値を測定した。
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【発明の効果】本発明に従うと、透明性、成形性、剛性
などに優れ、アルミシール後のカールが小さく、さらに
PVC用の成形板で成形可能なPTP包装用多層シート
を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外層/接着性樹脂層/中間層/接着性樹脂
    層/内層の少なくとも5層より成る多層シートであっ
    て、外層及び内層がポリプロピレン系樹脂からなり、中
    間層が非晶性ポリエチレンテレフタレート系樹脂、又は
    ポリスチレン系樹脂からなることを特徴とするPTP包
    装用多層シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142640A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Toray Ind Inc 複合フィルム及び複合フィルムの製造方法
JP2010089297A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Sumitomo Bakelite Co Ltd 離型フィルム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040218