JP2000282708A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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JP2000282708A
JP2000282708A JP11089767A JP8976799A JP2000282708A JP 2000282708 A JP2000282708 A JP 2000282708A JP 11089767 A JP11089767 A JP 11089767A JP 8976799 A JP8976799 A JP 8976799A JP 2000282708 A JP2000282708 A JP 2000282708A
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bracket
damping device
vibration damping
panel
hydraulic damper
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JP11089767A
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English (en)
Inventor
Akira Matsuno
亮 松野
Kazutaka Suefuji
和孝 末藤
Junji Hashimoto
純二 橋本
Yohei Katayama
洋平 片山
Koji Fukui
宏治 福井
Toshiharu Maeda
敏治 前田
Hiroshi Chikuma
寛 筑間
Yasuo Inose
恭夫 猪瀬
Yusuke Takagi
雄右 高木
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Hitachi Ltd
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Tokico Ltd
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Publication date
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は油圧ダンパの両端に連結されるブラ
ケットを各パネルに固定する際の作業性を改善すること
を課題とする。 【解決手段】 制振装置51は、油圧ダンパ12と、シ
リンダ14に連結される第1のブラケット16と、ピス
トンロッド18に連結される第2のブラケット20とか
らなる。ブラケット16,20の前側垂直部16g,2
0gは、斜めにカットされた傾斜部16i,20iを有
する。そのため、制振装置51全体を傾けることにより
前側垂直部16g,20gの傾斜部16i,20iがパ
ネル37,36の縁部37a,36aを通過できる。そ
して、制振装置51全体を回動させて油圧ダンパ12及
びブラケット16,20を水平状態にすると、前側垂直
部16g,20gがパネル37,36の前面に対向し、
後側垂直部16h,20hがパネル37,36の後面に
対向する位置に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制振装置に係り、特
に一般住宅の振動エネルギを吸収して建物に入力された
振動を制振するよう構成された制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】木造住宅等の一般住宅の耐震性を高める
手段として、骨組みの対角位置に装架されて壁の内部に
配置されるブレースに油圧ダンパを取り付けてなる制振
構造の開発が進められている。この制振構造では、油圧
ダンパにより柱や梁等の骨組み間に骨組を塑性変形させ
ようとする地震の振動エネルギを吸収し、構造物の骨組
みを制振させる構成となっている。
【0003】このような制振構造に用いられる従来の制
振装置としては、例えば本出願人が先に出願した特願平
11−63924号(但し、本出願時点で公知ではな
い)に開示された構成のものがある。図19は本出願人
が先に出願した制振装置の一実施例の正面図である。ま
た、図20は本出願人が先に出願した制振装置の背面図
である。また、図21は本出願人が先に出願した制振装
置の左側面図である。
【0004】図19乃至図21に示されるように、制振
装置11は、木造の一般住宅用の壁内に設置されるよう
に構成されており、大略、水平方向の振動を減衰する油
圧ダンパ12と、油圧ダンパ12のシリンダ14の端部
14aに連結される第1のブラケット16と、油圧ダン
パ12のピストンロッド18の端部18aに連結される
第2のブラケット20と、前面側で第1のブラケット1
6と第2のブラケット20との間に横架されて両ブラケ
ット16,20を所定間隔に保持する保持部材22とか
らなる。
【0005】また、制振装置11には、施工時に各ブラ
ケット16,20に取付けられる板金製の取付板24,
26が別体に用意されている。各ブラケット16,20
は、後述するように鉄製の板金を曲げ加工してなり、設
置現場で保持部材22を外した後、取付板24,26が
取り付けられる。油圧ダンパ12は、内部に作動油が充
填されたシリンダ14と、シリンダ14内に摺動可能に
挿入されたピストン(図示せず)と、ピストンと一体的
に連結されたピストンロッド18とからなる。ピストン
は、シリンダ14とピストンロッド18との相対変位に
応じてシリンダ14内を摺動する。そして、シリンダ1
4内に充填された作動油がピストンに摺動動作に伴って
ピストンを貫通する狭い通路を流通する際に抵抗力を発
生し、この抵抗力が減衰力となって入力された振動エネ
ルギを減衰する。
【0006】また、油圧ダンパ12は、設置される構造
物に応じてピストンロッド18の移動量(ストローク)
が決められており、工場で組み立てられた状態ではピス
トンロッド18が最大伸び位置に移動している。そのた
め、制振装置11においては、ブラケット16,20間
に板金製の保持部材22を横架することによりシリンダ
14に対するピストンロッド18の位置が全ストローク
の中間位置で停止するように保持している。尚、本実施
の形態においては、保持部材22は、4本の取付ボルト
25を挿通させる取付孔(図20中、取付ボルト25に
隠れて見えない)が設けられており、4本の取付ボルト
25によってブラケット16,20に固定される。
【0007】このように、制振装置11は、建物に設置
される際、シリンダ14に対しピストンロッド18が中
間位置に保持されているので、運搬作業が容易に行なえ
ると共に、ピストンロッド18が勝手に伸び動作しない
ため設置作業が容易に行なえる。また、制振装置11
は、壁内に取り付けられるパネルと別体であるので、パ
ネルに組み合わされたものに比べて小型化及び軽量化さ
れており、例えば1人の作業者(大工)でも設置作業が
行なえるように構成されている。
【0008】そして、保持部材22は、後述するように
施工時に各取付ボルト25が外されると、ブラケット1
6,20から分離されてブラケット16,20間の拘束
を解除する。これにより、油圧ダンパ12は、ピストン
ロッド18が動作可能な状態となり、減衰力を発生する
ことができる。尚、取付ボルト25は、ブラケット1
6,20に溶接で固定されたナット27に螺合するた
め、ナット27を回さずに締め付けまたは緩めることが
できる。そのため、取付ボルト25は、一方向から取付
ボルト25を軸回りに回動操作することができるので、
保持部材22の取り付け、取外しが容易に行なえる。
【0009】図21に示されるように、第1のブラケッ
ト16は、油圧ダンパ12の前面側で垂立し上記ナット
27が固着された保持部材取付部16aと、水平方向に
延在形成され後述する木製パネルが載置される平面部1
6bと、油圧ダンパ12の背面側で垂立し木製パネルの
背面側縁部に対向するパネル取付部16cとを有する。
【0010】また、パネル取付部16cには、木製パネ
ルを固定するための釘または木ねじを挿通させるための
小孔28が所定間隔で設けられている。本実施の形態で
は、小孔28がパネル取付部16cの9箇所に設けられ
ている。そして、平面部16bの下面には、シリンダ1
4の端部14aを支持するU字形状に支持部16dが起
立している。この支持部16dは、シリンダ14の端部
14aを貫通するボルト30とナット31との螺合によ
りシリンダ14の端部14aに連結される。
【0011】また、第2のブラケット20は、上記第1
のブラケット16と上下対称な形状となる向きに配置さ
れており、油圧ダンパ12の前面側で垂立し上記ナット
27が固着された保持部材取付部20aと、水平方向に
延在形成され後述する木製パネルが載置される平面部2
0bと、油圧ダンパ12の背面側で垂立し木製パネルの
背面側縁部に対向するパネル取付部20cとを有する。
【0012】また、パネル取付部20cには、木製パネ
ルを固定するための釘または木ねじを挿通させるための
小孔32が所定間隔で設けられている。本実施の形態で
は、小孔32がパネル取付部20cの9箇所に設けられ
ている。そして、平面部20bの上面には、ピストンロ
ッド18の端部18aを支持するU字形状に支持部20
dが起立している。この支持部20dは、ピストンロッ
ド18の端部18aを貫通するボルト30とナット31
との螺合によりピストンロッド18の端部18aに連結
される。
【0013】また、取付板24,26は、上記パネル取
付部16c,20cと同様に釘または木ねじを挿通させ
るための小孔24a,26aと、取付ボルト25が挿通
される孔24b,26bが保持部材22の取付孔と同じ
所定間隔で設けられている。図22は制振装置11の設
置状態を示す正面図である。図22に示されるように、
制振装置11は、1階床と2階床との間に起立された柱
39と、1階床に支持されるように横架された下梁33
と、2階床を支持するように横架された上梁34とによ
り形成された長方形の壁面状空間35内に設置される。
【0014】壁面状空間35内には、上記制振装置11
の他に下梁33に固定される木製の下部パネル36と、
上梁34に固定される木製の上部パネル37とが設けら
れており、制振装置11は下部パネル36と上部パネル
37との間に介在するように取り付けられる。そして、
上部パネル37は、下側縁部が第1のブラケット16の
パネル取付部16cと取付板24とに挟持された状態で
釘または木ねじにより固定される。また、下部パネル3
6は、上側縁部が第2のブラケット20のパネル取付部
20cと取付板26とに挟持された状態で釘または木ね
じにより固定される。
【0015】そのため、地震による振動が床面に伝わる
と、下梁33と上梁34との間で水平方向の相対変位が
生じ、この振動が上部パネル37、下部パネル36を介
してブラケット16,20に伝達される。その結果、油
圧ダンパ12は、前述したような減衰動作を行なって振
動エネルギを吸収し、これにより、下梁33と上梁34
との間の相対変位量を減少させる。よって、建物は、地
震等により倒壊することが防止される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た制振装置11では、油圧ダンパ12を下部パネル36
と上部パネル37との間に形成された空間内に挿入する
際、ブラケット16,20がパネル36,37に対向し
ているので、工場出荷状態のまま取り付けることができ
ないといった問題がある。
【0017】そのため、上記制振装置11においては、
油圧ダンパ12を下部パネル36と上部パネル37との
間に挿入した状態でブラケット16,20をパネル3
6,37に固定し、続いて取付板24,26をブラケッ
ト16,20に固定した後、取付板24,26をパネル
36,37に固定するため、取り付け作業に手間がかか
るといった問題がある。
【0018】そこで、本発明は上記課題を解決した制振
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、構造物に取り付けられる上パネルと下パ
ネルとの間に挿入され、前記上パネルと下パネルとの相
対変位を減衰する油圧ダンパと、該油圧ダンパのピスト
ンロッド端部に連結され前記上パネルまたは下パネルの
一方に前記油圧ダンパを取り付けるための第1のブラケ
ットと、前記油圧ダンパのシリンダ端部に連結され前記
上パネルまたは下パネルの他方に前記油圧ダンパを取り
付けるための第2のブラケットと、からなり、前記第1
のブラケットと第2のブラケットのうち少なくとも一方
が上パネルまたは下パネルの前後面を挟持するようにコ
字状に形成された取付部を有することを特徴とするもの
である。
【0020】従って、請求項1記載の発明によれば、第
1のブラケットと第2のブラケットのうち少なくとも一
方が上パネルまたは下パネルの前後面を挟持するように
断面がコ字状に形成された取付部を有するため、第1の
ブラケット及び第2のブラケットにパネルを挟持するた
めの取付板を取り付ける作業を不要にできる。また請求
項2記載の発明は、前記請求項1記載の制振装置であっ
て、前記油圧ダンパを上下パネル間で傾斜させた状態で
挿入する際、前記第1のブラケット及び第2のブラケッ
トの端部を前記パネルの縁部に沿うように傾斜させたこ
とを特徴とするものである。
【0021】従って、請求項2記載の発明によれば、第
1のブラケット及び第2のブラケットの端部を前記パネ
ルの縁部に沿うように傾斜させたため、油圧ダンパを上
下パネル間で傾斜させた状態で挿入することにより、工
場出荷状態のまま取り付けることが可能になり、第1の
ブラケット及び第2のブラケットにパネルを挟持する取
付板を取り付ける作業を不要にできる。
【0022】また請求項3記載の発明は、前記請求項1
記載の制振装置であって、前記第1のブラケット及び第
2のブラケットは、一端が前記油圧ダンパのシリンダ端
部またはピストンロッド端部に連結され、他端が前記油
圧ダンパのシリンダ端部またはピストンロッド端部から
離間する方向に延在することを特徴とするものである。
【0023】従って、請求項3記載の発明によれば、第
1のブラケット及び第2のブラケットは、一端が油圧ダ
ンパのシリンダ端部またはピストンロッド端部に連結さ
れ、他端が油圧ダンパのシリンダ端部またはピストンロ
ッド端部から離間する方向に延在するため、油圧ダンパ
を上下パネル間で傾斜させた状態で挿入することによ
り、工場出荷状態のまま取り付けることが可能になり、
第1のブラケット及び第2のブラケットにパネルを挟持
する取付板を取り付ける作業を不要にできる。
【0024】また請求項4記載の発明は、前記請求項1
記載の制振装置であって、前記取付部は、前記上パネル
または下パネルに対向する取付面が前記上パネルまたは
下パネルに沿って上方向または下方向に摺動可能に設け
られたことを特徴とするものである。従って、請求項4
記載の発明によれば、取付部は上パネルまたは下パネル
に対向する取付面が上パネルまたは下パネルに沿って上
方向または下方向に摺動可能に設けられているため、工
場出荷状態のまま取り付けることが可能になり、第1の
ブラケット及び第2のブラケットにパネルを挟持する取
付板を取り付ける作業を不要にできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる制振装置の
一実施例の正面図である。また、図2は図1に示す制振
装置の右側面図である。尚、図1及び図2において、前
述した図19乃至図22と同一部分については同一符号
を付してその説明を省略する。
【0026】図1及び図2に示されるように、制振装置
51は、木造の一般住宅用の壁内に設置されるように構
成されており、大略、水平方向の振動を減衰する油圧ダ
ンパ12と、油圧ダンパ12のシリンダ14の端部14
aに連結される第1のブラケット16と、油圧ダンパ1
2のピストンロッド18の端部18aに連結される第2
のブラケット20とからなる。尚、図1及び図2におい
て、工場出荷時には、第1のブラケット16と第2のブ
ラケット20との間に横架される保持部材が省略してあ
る。
【0027】第1のブラケット16及び第2のブラケッ
ト20は、側方からみた形状がコ字状に形成された取付
部16e,20eを有する。この取付部16e,20e
は、パネル37,36の縁部37a,36aが当接する
水平部16f,20fと、水平部16f,20fの前側
に起立する前側垂直部16g,20gと、水平部16
f,20fの後側に起立する後側垂直部16h,20h
とからなる。
【0028】従って、取付部16e,20eは、左右方
向及び上方向が開放されており、前後方向からパネル3
7,36を挟持するように構成されている。また、前側
垂直部16g,20gと後側垂直部16h,20hとの
間隔は、パネル37,36の厚さ寸法より若干大となる
ように設定されている。さらに、前側垂直部16g,2
0gは、パネル37,36間で油圧ダンパ12を傾けた
とき、左右端部の一方にパネル37,36の縁部37
a,36aに沿うように斜めにカットされた傾斜部16
i,20iを有する。この傾斜部16i,20iは、油
圧ダンパ12をパネル37,36間に形成される空間に
挿入する際、パネル37,36の縁部37a,36aに
当接しないように形成された逃げである。
【0029】図3は上記制振装置51の取り付け作業を
説明するための正面図である。図3に示されるように、
上記制振装置51をパネル37,36間に取り付ける場
合、油圧ダンパ12を傾けた状態のままパネル37,3
6間に挿入する。その際、前側垂直部16g,20gに
設けられた傾斜部16i,20iがパネル37,36の
縁部37a,36aに沿うように延在することになる。
そのため、前側垂直部16g,20gは、パネル37,
36に当接せずにパネル37,36の縁部37a,36
aを通過することができる。
【0030】このように、制振装置51全体を反時計方
向に傾けることにより前側垂直部16g,20gの傾斜
部16i,20iがパネル37,36の縁部37a,3
6aを通過して前側垂直部16g,20gと後側垂直部
16h,20hとの間にパネル37,36の縁部37
a,36aを位置させることができる。この挿入状態に
おいて、制振装置51全体を時計方向に回動させて油圧
ダンパ12及びブラケット16,20を水平状態にす
る。これにより、前側垂直部16g,20gはパネル3
7,36の前面に対向し、後側垂直部16h,20hは
パネル37,36の後面に対向する。
【0031】図4は制振装置51の取付状態を示す正面
図である。また、図5は制振装置51の取付状態を示す
右側面図である。図4及び図5に示されるように、制振
装置51は、傾斜状態から水平状態に回動されると、取
付部16e,20eがパネル37,36の縁部37a,
36aに嵌合される。そして、取付部16e,20eの
水平部16f,20fをパネル37,36の縁部37
a,36aに当接させた状態で前側垂直部16g,20
g及び後側垂直部16h,20hに設けられた小孔2
8,32に釘または木ねじを挿通させて前側垂直部16
g,20g及び後側垂直部16h,20hをパネル3
7,36に固定する。
【0032】このように、制振装置51は、前側垂直部
16g,20gの傾斜部16i,20iを利用してコ字
状に形成された取付部16e,20eをパネル37,3
6の縁部37a,36aに嵌合させることができるの
で、ブラケット16,20と別体の取付板を現場で組み
付ける必要がない。すなわち、制振装置51は、工場出
荷状態のままパネル37,36間に取り付けることが可
能になり、取付作業が容易に行なえるので短時間で取り
付けることができる。
【0033】図6は本発明の変形例1の正面図である。
また、図7は本発明の変形例1の右側面図である。図6
及び図7に示されるように、制振装置61は、第1のブ
ラケット16及び第2のブラケット20に、支持部16
d,20dと、側方からみた形状がコ字状に形成された
取付部16e,20eを有する。この取付部16e,2
0eは、パネル37,36の縁部37a,36aが当接
する水平部16f,20fと、水平部16f,20fの
前側に起立する前側垂直部16g,20gと、水平部1
6f,20fの後側に起立する後側垂直部16h,20
hとからなる。
【0034】取付部16e,20eは、水平部16f,
20fの一端近傍に一体的に固定されている。また、水
平部16f,20fの他端は、油圧ダンパ12の両端と
なるピストンロッド18の端部18a及びシリンダ14
の端部14aから離間する方向に延在している。そのた
め、制振装置61は、ブラケット16,20が油圧ダン
パ12の上下方向から外れた位置にあり、水平方向の全
長が上記制振装置51よりも長くなっている。
【0035】図8は上記制振装置61の取り付け作業を
説明するための正面図である。図8に示されるように、
上記制振装置61をパネル37,36間に取り付ける場
合、油圧ダンパ12を傾けた状態のままパネル37,3
6間に挿入する。その際、油圧ダンパ12の両端より長
手方向に延在するブラケット16,20も油圧ダンパ1
2と平行に傾斜した状態となる。そのため、ブラケット
16,20は、パネル37,36の縁部37a,36a
に当接せずにパネル37,36間を通過することができ
る。
【0036】このように、制振装置61全体を傾けるこ
とにより傾斜した状態のブラケット16,20は、前側
垂直部16g,20gと後側垂直部16h,20hとの
間にパネル37,36の縁部37a,36aを位置させ
ることができる。この挿入状態において、制振装置61
全体を時計方向に回動させて油圧ダンパ12及びブラケ
ット16,20を水平状態にする。これにより、前側垂
直部16g,20gはパネル37,36の前面に対向
し、後側垂直部16h,20hはパネル37,36の後
面に対向する。
【0037】図9は制振装置61の取付状態を示す正面
図である。また、図10は制振装置61の取付状態を示
す右側面図である。図9及び図10に示されるように、
制振装置61は、傾斜状態から水平状態に回動される
と、取付部16e,20eがパネル37,36の縁部3
7a,36aに嵌合される。そして、取付部16e,2
0eの水平部16f,20fをパネル37,36の縁部
37a,36aに当接させた状態で前側垂直部16g,
20g及び後側垂直部16h,20hに設けられた小孔
28,32に釘または木ねじを挿通させて前側垂直部1
6g,20g及び後側垂直部16h,20hをパネル3
7,36に固定する。
【0038】このように、制振装置61は、ブラケット
16,20が油圧ダンパ12の両端から離間する方向に
延在形成されているので、コ字状に形成された取付部1
6e,20eをパネル37,36間に挿入させることが
可能となり、ブラケット16,20と別体の取付板を現
場で組み付ける必要がない。すなわち、制振装置61
は、工場出荷状態のままパネル37,36間に取り付け
ることが可能になり、取付作業が容易に行なえるので短
時間で取り付けることができる。
【0039】図11は本発明の変形例2の正面図であ
る。また、図12は本発明の変形例2の右側面図であ
る。図11及び図12に示されるように、制振装置71
の第1のブラケット16は、油圧ダンパ12の後側で垂
立する後側垂直部16jと、水平方向に延在形成された
水平部16kと、油圧ダンパ12の前側で垂下する前側
垂下部16mとを有する。
【0040】そして、前側垂下部16mには、スライド
板72が上下方向にスライド可能に設けられている。ス
ライド板72は、前側垂下部16mに挿通されたボルト
73とボルト73に螺合するナット74との締め付けに
より固定される。また、スライド板72には、ボルト7
3が挿通される長孔72aが上下方向に延在して設けら
れている。そのため、ボルト73とナット74を弛める
ことによりスライド板72を上下方向にスライドさせる
ことができる。
【0041】また、スライド板72は、制振装置71が
工場から出荷される段階では、図12に示されるように
下方に下がった状態に保持されている。第2のブラケッ
ト20は、支持部20dと、側方からみた形状がコ字状
に形成された取付部20eを有する。この取付部20e
は、下部パネル36の縁部36aが当接する水平部20
fと、水平部20fの前側に垂下する前側垂直部20g
と、水平部20fの後側に垂下する後側垂直部20hと
からなる。
【0042】図13(A)乃至(C)は制振装置71の
取付手順を示す右側面図である。また、図14は制振装
置71の取付状態を示す正面図である。図13(A)に
示されるように、下部パネル36が起立状態で梁(図示
せず)に固定された後、制振装置71の第2のブラケッ
ト20を下部パネル36に固定させる。すなわち、第2
のブラケット20の取付部20eを下部パネル36の縁
部36aに嵌合させて水平部20fを縁部36aの端面
に当接させる。
【0043】この取付状態において、下部パネル36の
前後面に対向する前側垂直部20g及び後側垂直部20
hの小孔32に釘または木ねじを挿通させて前側垂直部
20g及び後側垂直部20hを下部パネル36に固定す
る。次に、図13(B)に示されるように、第1のブラ
ケット16の水平部16kに上部パネル37を載置させ
た状態で上部パネル37を上側の梁(図示せず)に固定
する。続いて、第1のブラケット16の後側垂直部16
jの小孔28に釘または木ねじを挿通させて後側垂直部
16jを上部パネル37の後面に固定する。
【0044】次に、図13(C)及び図14に示される
ように、ボルト73とナット74を弛めてスライド板7
2を上方にスライドさせる。これにより、スライド板7
2は、上部パネル37の前面に対向する。そして、ボル
ト73とナット74を締め付けてスライド板72を上部
パネル37に対向する上昇位置に保持する。続いて、ス
ライド板72の小孔72bに釘または木ねじを挿通させ
てスライド板72を上部パネル37の前面に固定する。
【0045】これで、制振装置71の取付作業が終了す
る。このように、制振装置71は、第2のブラケット2
0の取付部20eを下部パネル36の縁部36aに嵌合
させて固定した後、第1のブラケット16の後側垂直部
16jを上部パネル37の後面に固定し、その後スライ
ド板72を上方にスライドさせてスライド板72を上部
パネル37の前面に固定するため、ブラケット16,2
0と別体の取付板を現場で組み付ける必要がない。すな
わち、制振装置71は、工場出荷状態のままパネル3
7,36間に取り付けることが可能になり、取付作業が
容易に行なえるので短時間で取り付けることができる。
【0046】図15は本発明の変形例3の正面図であ
る。また、図16は本発明の変形例3の右側面図であ
る。図15及び図16に示されるように、制振装置81
のブラケット16,20は、油圧ダンパ12の後側で垂
立する後側垂直部16j,20jと、水平方向に延在形
成された水平部16k,20kと、油圧ダンパ12の前
側で垂立する前側垂直部16m,20mとを有する。
【0047】そして、前側垂直部16m,20mには、
スライド板82,83が上下方向にスライド可能に設け
られている。スライド板82,83は、前側垂直部16
m,20mに挿通されたボルト84とボルト84に螺合
するナット85との締め付けにより固定される。また、
スライド板82,83には、ボルト84が挿通される長
孔82a,83aが上下方向に延在して設けられてい
る。そのため、ボルト84とナット85を弛めることに
よりスライド板82,83を上下方向にスライドさせる
ことができる。
【0048】また、スライド板82,83は、制振装置
81が工場から出荷される段階では、図15に示される
ように油圧ダンパ12に近接する位置に保持されてお
り、且つスライド板82,83の端部同志が当接してい
る。従って、スライド板82,83は、互いに当接させ
ることにより油圧ダンパ12のシリンダ14とピストン
ロッド18との取り付け位置を位置決めすることができ
る。
【0049】図17(A)乃至(D)は制振装置81の
取付手順を示す右側面図である。また、図18は制振装
置81の取付状態を示す正面図である。図17(A)に
示されるように、下部パネル36が起立状態で梁(図示
せず)に固定された後、制振装置81の第2のブラケッ
ト20を下部パネル36に固定させる。すなわち、第2
のブラケット20の水平部20kを下部パネル36の縁
部36aに当接させる。
【0050】この取付状態において、下部パネル36の
後面に対向する後側垂直部20jの小孔32に釘または
木ねじを挿通させて後側垂直部20jを下部パネル36
に固定する。次に、図17(B)に示されるように、第
1のブラケット16の水平部16kに上部パネル37を
載置させた状態で上部パネル37を上側の梁(図示せ
ず)に固定する。続いて、第1のブラケット16の後側
垂直部16jの小孔28に釘または木ねじを挿通させて
後側垂直部16jを上部パネル37の後面に固定する。
【0051】次に、図17(C)に示されるように、ブ
ラケット20のボルト84とナット85を弛めてスライ
ド板83を下方にスライドさせる。これにより、スライ
ド板83は、下部パネル36の前面に対向する。そし
て、ボルト84とナット85を締め付けてスライド板8
3を下部パネル36の前面に対向する降下位置に保持す
る。続いて、スライド板83の小孔83bに釘または木
ねじを挿通させてスライド板83を下部パネル36の前
面に固定する。
【0052】次に、図17(D)及び図18に示される
ように、ブラケット16のボルト84とナット85を弛
めてスライド板82を上方にスライドさせる。これによ
り、スライド板82は、上部パネル37の前面に対向す
る。そして、ボルト84とナット85を締め付けてスラ
イド板82を上部パネル37の前面に対向する上昇位置
に保持する。続いて、スライド板82の小孔82bに釘
または木ねじを挿通させてスライド板82を上部パネル
37の前面に固定する。
【0053】これで、制振装置81の取付作業が終了す
る。このように、制振装置81は、第1のブラケット1
6及び第2のブラケット20の後側垂直部16j,20
jをパネル37,36の後面に固定し、その後スライド
板82,83を上下方向にスライドさせてスライド板8
2,83をパネル37,36の前面に固定するため、ブ
ラケット16,20と別体の取付板を現場で組み付ける
必要がない。すなわち、制振装置81は、工場出荷状態
のままパネル37,36間に取り付けることが可能にな
り、取付作業が容易に行なえるので短時間で取り付ける
ことができる。
【0054】尚、上記実施の形態では、本発明の制振装
置が木造の一般住宅の壁内に設置される場合を一例とし
て挙げたが、これに限らず、此れ以外の建物にも適用で
きるのは勿論である。
【0055】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、第1のブラケットと第2のブラケットのうち少なく
とも一方が上パネルまたは下パネルの前後面を挟持する
ように断面がコ字状に形成された取付部を有するため、
第1のブラケット及び第2のブラケットにパネルを挟持
するための取付板を取り付ける作業を不要にできる。そ
のため、工場出荷状態のままパネル間に取り付けること
が可能になり、取付作業が容易に行なえるので短時間で
取り付けることができる。
【0056】また、請求項2記載の発明によれば、第1
のブラケット及び第2のブラケットの端部を前記パネル
の縁部に沿うように傾斜させたため、油圧ダンパを上下
パネル間で傾斜させた状態で挿入することにより、工場
出荷状態のまま取り付けることが可能になり、第1のブ
ラケット及び第2のブラケットにパネルを挟持する取付
板を取り付ける作業を不要にできる。そのため、取付作
業を容易に行なえるので、その分取付作業効率を高める
ことができる。
【0057】また、請求項3記載の発明によれば、第1
のブラケット及び第2のブラケットは、一端が油圧ダン
パのシリンダ端部またはピストンロッド端部に連結さ
れ、他端が油圧ダンパのシリンダ端部またはピストンロ
ッド端部から離間する方向に延在するため、油圧ダンパ
を上下パネル間で傾斜させた状態で挿入することによ
り、工場出荷状態のまま取り付けることが可能になり、
第1のブラケット及び第2のブラケットにパネルを挟持
する取付板を取り付ける作業を不要にできる。そのた
め、取付作業を容易に行なえるので、その分取付作業効
率を高めることができる。
【0058】また、請求項4記載の発明によれば、取付
部は上パネルまたは下パネルに対向する取付面が上パネ
ルまたは下パネルに沿って上方向または下方向に摺動可
能に設けられているため、工場出荷状態のまま取り付け
ることが可能になり、第1のブラケット及び第2のブラ
ケットにパネルを挟持する取付板を取り付ける作業を不
要にできる。そのため、取付作業を容易に行なえるの
で、その分取付作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる制振装置の一実施例の正面図であ
る。
【図2】図1に示す制振装置の右側面図である。
【図3】制振装置51の取り付け作業を説明するための
正面図である。
【図4】制振装置51の取付状態を示す正面図である。
【図5】制振装置51の取付状態を示す右側面図であ
る。
【図6】本発明の変形例1の正面図である。
【図7】本発明の変形例1の右側面図である。
【図8】制振装置61の取り付け作業を説明するための
正面図である。
【図9】制振装置61の取付状態を示す正面図である。
【図10】制振装置61の取付状態を示す右側面図であ
る。
【図11】本発明の変形例2の正面図である。
【図12】本発明の変形例2の右側面図である。
【図13】制振装置71の取付手順を示す右側面図であ
る。
【図14】制振装置71の取付状態を示す正面図であ
る。
【図15】本発明の変形例3の正面図である。
【図16】本発明の変形例3の右側面図である。
【図17】制振装置81の取付手順を示す右側面図であ
る。
【図18】制振装置81の取付状態を示す正面図であ
る。
【図19】本出願人が先に出願した制振装置の一実施例
の正面図である。
【図20】制振装置の背面図である。
【図21】制振装置の左側面図である。
【図22】制振装置11の設置状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
12 油圧ダンパ 14 シリンダ 16 第1のブラケット 16e,20e 取付部 16f,20f 水平部 16g,20g 前側垂直部 16h,20h 後側垂直部 16i,20i 傾斜部 16j,20j 後側垂直部 16k,20k 水平部 16m,20m 前側垂下部 18 ピストンロッド 20 第2のブラケット 33 下梁 34 上梁 35 壁面状空間 36 下部パネル 37 上部パネル 51,61,71,81 制振装置 72,82,83 スライド板 73,84 ボルト 74,85 ナット
フロントページの続き (72)発明者 橋本 純二 神奈川県綾瀬市小園1116番地 トキコ株式 会社相模工場内 (72)発明者 片山 洋平 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 福井 宏治 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 前田 敏治 神奈川県川崎市川崎区東田町8番地 トキ コ株式会社内 (72)発明者 筑間 寛 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 猪瀬 恭夫 神奈川県綾瀬市小園1116番地 トキコ株式 会社相模工場内 (72)発明者 高木 雄右 神奈川県綾瀬市小園1116番地 トキコ株式 会社相模工場内 Fターム(参考) 3J048 AA06 AC04 BE03 CB30 EA38 3J069 AA50 CC40 DD50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に取り付けられる上パネルと下パ
    ネルとの間に挿入され、前記上パネルと下パネルとの相
    対変位を減衰する油圧ダンパと、 該油圧ダンパのピストンロッド端部に連結され前記上パ
    ネルまたは下パネルの一方に前記油圧ダンパを取り付け
    るための第1のブラケットと、 前記油圧ダンパのシリンダ端部に連結され前記上パネル
    または下パネルの他方に前記油圧ダンパを取り付けるた
    めの第2のブラケットと、 からなり、 前記第1のブラケットと第2のブラケットのうち少なく
    とも一方が上パネルまたは下パネルの前後面を挟持する
    ようにコ字状に形成された取付部を有することを特徴と
    する制振装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の制振装置であって、 前記油圧ダンパを上下パネル間で傾斜させた状態で挿入
    する際、前記第1のブラケット及び第2のブラケットの
    端部を前記パネルの縁部に沿うように傾斜させたことを
    特徴とする制振装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の制振装置であって、 前記第1のブラケット及び第2のブラケットは、一端が
    前記油圧ダンパのシリンダ端部またはピストンロッド端
    部に連結され、他端が前記油圧ダンパのシリンダ端部ま
    たはピストンロッド端部から離間する方向に延在するこ
    とを特徴とする制振装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の制振装置であって、 前記取付部は、前記上パネルまたは下パネルに対向する
    取付面が前記上パネルまたは下パネルに沿って上方向ま
    たは下方向に摺動可能に設けられたことを特徴とする制
    振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100795937B1 (ko) 2006-09-20 2008-01-22 (주)엠피기술산업 구조물용 면진 베어링장치

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