JP2000286261A - 絶縁膜の成膜方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents
絶縁膜の成膜方法および半導体装置の製造方法Info
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- JP2000286261A JP2000286261A JP11105462A JP10546299A JP2000286261A JP 2000286261 A JP2000286261 A JP 2000286261A JP 11105462 A JP11105462 A JP 11105462A JP 10546299 A JP10546299 A JP 10546299A JP 2000286261 A JP2000286261 A JP 2000286261A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡便かつ効果的に下地依存性の少ない平坦な絶
縁膜(O3 −TEOS NSG膜)を成膜する方法、及
びこの成膜方法を適用する半導体装置の製造方法を提供
する。 【解決手段】基体上に導電層が形成された基体上に絶縁
膜を成膜する絶縁膜の成膜方法であって、前記導電層が
形成された基体表面を有機溶媒により洗浄する工程と、
前記導電層が形成された基体表面をアルカリ水溶液によ
り洗浄する工程と、前記導電層が形成された基体上に、
プラズマCVD法により酸化シリコン膜を形成する工程
と、前記酸化シリコン膜上に、O3 およびTEOSを用
いるNSG膜を形成する工程とを有する絶縁膜の成膜方
法、及び該成膜方法を適用した半導体装置の製造方法。
縁膜(O3 −TEOS NSG膜)を成膜する方法、及
びこの成膜方法を適用する半導体装置の製造方法を提供
する。 【解決手段】基体上に導電層が形成された基体上に絶縁
膜を成膜する絶縁膜の成膜方法であって、前記導電層が
形成された基体表面を有機溶媒により洗浄する工程と、
前記導電層が形成された基体表面をアルカリ水溶液によ
り洗浄する工程と、前記導電層が形成された基体上に、
プラズマCVD法により酸化シリコン膜を形成する工程
と、前記酸化シリコン膜上に、O3 およびTEOSを用
いるNSG膜を形成する工程とを有する絶縁膜の成膜方
法、及び該成膜方法を適用した半導体装置の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁膜の形成方法
及び半導体装置の製造方法に関し、特に配線層間の層間
平坦化処理のために形成されるO3 −NSG膜の成膜方
法に特徴を有する絶縁膜の形成方法、及び該絶縁膜の成
膜方法を適用した半導体装置の製造方法に関する。
及び半導体装置の製造方法に関し、特に配線層間の層間
平坦化処理のために形成されるO3 −NSG膜の成膜方
法に特徴を有する絶縁膜の形成方法、及び該絶縁膜の成
膜方法を適用した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のLSIの微細化により、配線層間
の間隔がより狭くなりつつあり、これに伴って、リソグ
ラフィーの焦点深度マージンを確保することが必要にな
っている。配線層間間隔が狭くなると、基板表面の段差
形状が大きくなり、それを反映して段差の大きな層間絶
縁膜が形成され、配線層を形成する際のフォトリソグラ
フィ工程において、フォーカスマージンの低下が起こ
り、線幅等の誤差が大きくなって、製品の歩留りが低下
するという問題をもたらす。そのため、層間絶縁膜のさ
らなる平坦化が要求されており、種々の改善策が検討さ
れている。
の間隔がより狭くなりつつあり、これに伴って、リソグ
ラフィーの焦点深度マージンを確保することが必要にな
っている。配線層間間隔が狭くなると、基板表面の段差
形状が大きくなり、それを反映して段差の大きな層間絶
縁膜が形成され、配線層を形成する際のフォトリソグラ
フィ工程において、フォーカスマージンの低下が起こ
り、線幅等の誤差が大きくなって、製品の歩留りが低下
するという問題をもたらす。そのため、層間絶縁膜のさ
らなる平坦化が要求されており、種々の改善策が検討さ
れている。
【0003】かかる平坦な層間絶縁膜を得る技術の代表
的なものとして、例えば、SOG(Spin on G
lass)膜や、O3 −TEOS NSG膜〔O3 −T
EOS(Tetraethylorthosilica
te)を原料として用いるNSG膜(Non−Dope
d Silicate Glass膜)〕を形成するも
のや、下地にプラズマCVD法(Chemical V
apor Deposition法)により酸化シリコ
ン膜を形成した後、その上にO3 −TEOSNSG膜を
形成するもの等が知られている。
的なものとして、例えば、SOG(Spin on G
lass)膜や、O3 −TEOS NSG膜〔O3 −T
EOS(Tetraethylorthosilica
te)を原料として用いるNSG膜(Non−Dope
d Silicate Glass膜)〕を形成するも
のや、下地にプラズマCVD法(Chemical V
apor Deposition法)により酸化シリコ
ン膜を形成した後、その上にO3 −TEOSNSG膜を
形成するもの等が知られている。
【0004】上記したもののうち、O3 −TEOS N
SG膜は、SOG膜に比してフロー性に優れたものであ
り多用されている。また、下地膜として、プラズマCV
D法により酸化シリコン膜(以下、「プラズマCVD
SiO2 膜」という。)を形成し、その上層にO3 −T
EOS NSG膜を形成する方法は、O3 −TEOSN
SG膜を直接形成した場合には、アルミニウム等からな
る配線層上では膜厚が厚く、フィールド領域上には薄く
成膜され、配線上とフィールド領域上では絶縁膜の膜厚
に大きな差が生じる(これを、一般的に、絶対段差が大
きいという。)こと、及び、O3 −TEOS NSG膜
は、水分含有量が多く、また吸湿性を有するため、配線
層を腐食するおそれもあることから、これらの問題を解
消するために考え出された技術である。
SG膜は、SOG膜に比してフロー性に優れたものであ
り多用されている。また、下地膜として、プラズマCV
D法により酸化シリコン膜(以下、「プラズマCVD
SiO2 膜」という。)を形成し、その上層にO3 −T
EOS NSG膜を形成する方法は、O3 −TEOSN
SG膜を直接形成した場合には、アルミニウム等からな
る配線層上では膜厚が厚く、フィールド領域上には薄く
成膜され、配線上とフィールド領域上では絶縁膜の膜厚
に大きな差が生じる(これを、一般的に、絶対段差が大
きいという。)こと、及び、O3 −TEOS NSG膜
は、水分含有量が多く、また吸湿性を有するため、配線
層を腐食するおそれもあることから、これらの問題を解
消するために考え出された技術である。
【0005】しかしながら、下地膜として、プラズマC
VD SiO2 膜を形成する方法によっても次のような
問題があった。即ち、(1)近年の半導体装置の微細
化、特に配線構造の微細化に伴い、配線層が形成された
基板上に、下地膜として、プラズマCVD SiO2 膜
を形成した後、O3 −TEOS NSG膜を形成する方
法によっても前記絶対段差の問題が完全には解決されな
いこと、(2)プラズマCVD SiO2 膜は、フィー
ルド領域上には薄く、ゲート電極上では厚く形成される
が、薄く成膜されたフィールド領域上のプラズマCVD
SiO2 膜上に、所定の膜厚のO3 −TEOS NS
G膜を形成しようとすると、O3 −TEOS NSG膜
全体の体積が増大し、水分含有量の増加によりO3 −T
EOS NSG膜にクラックが発生し易くなること、及
び、(3)例えば、アルミニウム配線層をエッチング加
工により形成する工程においては、レジストマスクの組
成物とエッチングガスにより、アルミニウム配線層の側
壁に形成されたポリマーを有機溶剤により洗浄、除去す
る必要があるが、この場合、有機溶剤による洗浄を行う
と、配線間隔が狭い領域(例えば、配線間隔=0μm)
と広い領域(例えば、配線間隔=1μm)とでは、アル
ミニウム配線上のO3 −TEOS NSG膜の膜厚差
は、250nm以上にもなること(特開平9−8026
号公報の図8等参照。)等の問題がある。従って、これ
らの問題を解消し、より平坦な層間絶縁膜を形成する技
術の開発が求められている。
VD SiO2 膜を形成する方法によっても次のような
問題があった。即ち、(1)近年の半導体装置の微細
化、特に配線構造の微細化に伴い、配線層が形成された
基板上に、下地膜として、プラズマCVD SiO2 膜
を形成した後、O3 −TEOS NSG膜を形成する方
法によっても前記絶対段差の問題が完全には解決されな
いこと、(2)プラズマCVD SiO2 膜は、フィー
ルド領域上には薄く、ゲート電極上では厚く形成される
が、薄く成膜されたフィールド領域上のプラズマCVD
SiO2 膜上に、所定の膜厚のO3 −TEOS NS
G膜を形成しようとすると、O3 −TEOS NSG膜
全体の体積が増大し、水分含有量の増加によりO3 −T
EOS NSG膜にクラックが発生し易くなること、及
び、(3)例えば、アルミニウム配線層をエッチング加
工により形成する工程においては、レジストマスクの組
成物とエッチングガスにより、アルミニウム配線層の側
壁に形成されたポリマーを有機溶剤により洗浄、除去す
る必要があるが、この場合、有機溶剤による洗浄を行う
と、配線間隔が狭い領域(例えば、配線間隔=0μm)
と広い領域(例えば、配線間隔=1μm)とでは、アル
ミニウム配線上のO3 −TEOS NSG膜の膜厚差
は、250nm以上にもなること(特開平9−8026
号公報の図8等参照。)等の問題がある。従って、これ
らの問題を解消し、より平坦な層間絶縁膜を形成する技
術の開発が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決する手
段として、例えば、特開平8−162425号公報、特
開平9−8026号公報や特開平9−205089号公
報に記載されているものが知られている。以下にこれら
の方法を順次詳細に説明する。
段として、例えば、特開平8−162425号公報、特
開平9−8026号公報や特開平9−205089号公
報に記載されているものが知られている。以下にこれら
の方法を順次詳細に説明する。
【0007】(A)特開平8−162425号公報に
は、半導体素子と該半導体素子を相互に接続する配線構
造とが半導体基板上に配置された半導体集積回路装置の
製造方法において、前記配線構造を構成する各種配線要
素が順次形成される一連の配線要素形成工程と、前記一
連の配線要素形成工程中において、製造途上にある半導
体集積回路装置が、酸化剤を含む中性溶液を用いて洗浄
される洗浄処理工程を含むことを特徴とする半導体集積
回路装置の製造方法が記載されている。
は、半導体素子と該半導体素子を相互に接続する配線構
造とが半導体基板上に配置された半導体集積回路装置の
製造方法において、前記配線構造を構成する各種配線要
素が順次形成される一連の配線要素形成工程と、前記一
連の配線要素形成工程中において、製造途上にある半導
体集積回路装置が、酸化剤を含む中性溶液を用いて洗浄
される洗浄処理工程を含むことを特徴とする半導体集積
回路装置の製造方法が記載されている。
【0008】この製造方法は、半導体集積回路装置の配
線構造の形成工程において、製造途上にある半導体集積
回路装置を、酸化剤を含む中性溶液を用いて洗浄するこ
とによって、レジストマスクを用いる配線パターンの形
成の際に配線層の周囲に残存する異物乃至は残渣を除去
することにより、配線要素にダメージを与えることな
く、配線欠陥の発生を防止して、半導体集積回路装置の
品質レベルを高めることができるものである。
線構造の形成工程において、製造途上にある半導体集積
回路装置を、酸化剤を含む中性溶液を用いて洗浄するこ
とによって、レジストマスクを用いる配線パターンの形
成の際に配線層の周囲に残存する異物乃至は残渣を除去
することにより、配線要素にダメージを与えることな
く、配線欠陥の発生を防止して、半導体集積回路装置の
品質レベルを高めることができるものである。
【0009】(B)特開平9−8026号公報には、図
12のフローチャートに示すように、表面上にアルミニ
ウム配線層を形成した基板に熱処理を施しつつ酸素プラ
ズマ処理を行う第1工程と、次いで、アルミニウム配線
層を形成した主面上に、プラズマCVD SiO2 膜を
形成する第2工程と、更に、SiO2 膜上にO3 −TE
OSにより、NSG膜を形成する第3工程を有する、O
3 −TEOSによるNSG膜の形成方法が記載されてい
る。
12のフローチャートに示すように、表面上にアルミニ
ウム配線層を形成した基板に熱処理を施しつつ酸素プラ
ズマ処理を行う第1工程と、次いで、アルミニウム配線
層を形成した主面上に、プラズマCVD SiO2 膜を
形成する第2工程と、更に、SiO2 膜上にO3 −TE
OSにより、NSG膜を形成する第3工程を有する、O
3 −TEOSによるNSG膜の形成方法が記載されてい
る。
【0010】この方法は、表面上にアルミニウム配線層
を形成した基板上に、下地膜としてプラズマCVD S
iO2 膜を成膜した後、O3 −TEOS NSG膜を成
膜する方法を改良するものであって、O3 −TEOS
NSG膜の全体的な成膜量を増大させることなく、絶対
段差の小さいO3 −TEOS NSG膜を成膜するもの
である。
を形成した基板上に、下地膜としてプラズマCVD S
iO2 膜を成膜した後、O3 −TEOS NSG膜を成
膜する方法を改良するものであって、O3 −TEOS
NSG膜の全体的な成膜量を増大させることなく、絶対
段差の小さいO3 −TEOS NSG膜を成膜するもの
である。
【0011】又、(C)特開平9−205089号公報
には、図13のフローチャートに示すように、表面上に
アルミニウム配線層を形成した基板にオゾン処理を行
い、次いで、アルミニウム配線層を形成した主面上にプ
ラズマCVD法によりSiO2膜を形成する第2工程
と、更に、SiO2 膜上にO3 −TEOSにより、NS
G膜を形成する第3工程を有する、O3 −TEOS N
SG膜の形成方法が記載されている。
には、図13のフローチャートに示すように、表面上に
アルミニウム配線層を形成した基板にオゾン処理を行
い、次いで、アルミニウム配線層を形成した主面上にプ
ラズマCVD法によりSiO2膜を形成する第2工程
と、更に、SiO2 膜上にO3 −TEOSにより、NS
G膜を形成する第3工程を有する、O3 −TEOS N
SG膜の形成方法が記載されている。
【0012】この方法は、表面上にアルミニウム配線層
を形成した基板上に、下地膜としてプラズマCVD S
iO2 膜を成膜した後、O3 −TEOS NSG膜を成
膜する方法を改良するものであって、O3 −TEOS
NSG膜の膜厚が、その下の配線間の間隔の広狭に強く
影響され、絶対段差が大きくなってしまう現象を改善す
るものである。
を形成した基板上に、下地膜としてプラズマCVD S
iO2 膜を成膜した後、O3 −TEOS NSG膜を成
膜する方法を改良するものであって、O3 −TEOS
NSG膜の膜厚が、その下の配線間の間隔の広狭に強く
影響され、絶対段差が大きくなってしまう現象を改善す
るものである。
【0013】ところで、プラズマCVD SiO2 膜及
びO3 −TEOS NSG膜を成膜する場合、反応前前
駆体はプラスにチャージしていることが知られている。
また、アルミニウム配線を主面とする下地基板も有機洗
浄を行うことで基板表面に何らかの影響を与え、O3 −
TEOS NSG膜の反応前前駆体の付着係数を変化せ
しめ、下地依存性をさらに大きくしている(即ち、下地
基板の凹凸形状を反映して、成膜されるO3 −TEOS
NSG膜も段差の大きいものとなる。)ことが報告さ
れている(平成8年 第43回応用物理学会講演予稿集
26p−N−1等参照。)。
びO3 −TEOS NSG膜を成膜する場合、反応前前
駆体はプラスにチャージしていることが知られている。
また、アルミニウム配線を主面とする下地基板も有機洗
浄を行うことで基板表面に何らかの影響を与え、O3 −
TEOS NSG膜の反応前前駆体の付着係数を変化せ
しめ、下地依存性をさらに大きくしている(即ち、下地
基板の凹凸形状を反映して、成膜されるO3 −TEOS
NSG膜も段差の大きいものとなる。)ことが報告さ
れている(平成8年 第43回応用物理学会講演予稿集
26p−N−1等参照。)。
【0014】従って、何らかの方法で、プラスにチャー
ジした反応前駆体の有機洗浄後の下地基板等の基体表面
への付着係数を変化させないようにすることができれ
ば、より平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜するこ
とができることが示唆される。
ジした反応前駆体の有機洗浄後の下地基板等の基体表面
への付着係数を変化させないようにすることができれ
ば、より平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜するこ
とができることが示唆される。
【0015】上記した技術のうち、(1)の方法は、酸
化剤を含む中性溶液で処理するものであるため、プラス
のチャージした反応前駆体の有機洗浄後の下地基板表面
への付着係数を変化させることはできないと考えられ
る。一方、(2)の酸素プラズマ処理を施す方法や、
(3)のオゾン処理を行う方法は、特開平9−8026
号公報や特開平9−205089号公報に記載されてい
るように、上記の問題を解決する技術である。
化剤を含む中性溶液で処理するものであるため、プラス
のチャージした反応前駆体の有機洗浄後の下地基板表面
への付着係数を変化させることはできないと考えられ
る。一方、(2)の酸素プラズマ処理を施す方法や、
(3)のオゾン処理を行う方法は、特開平9−8026
号公報や特開平9−205089号公報に記載されてい
るように、上記の問題を解決する技術である。
【0016】しかしながら、(2)の酸素プラズマ処理
を行う方法は、下地基板をプラズマに曝すことになるた
め、下地基板がプラズマによりダメージ(いわゆるPI
D:Process Induce Damage)を
受けるおそれがある。また、(3)のオゾン処理する方
法では、別個のオゾン処理装置でオゾン処理を行う必要
があり、オン処理装置が別個必要となり、工程数も増加
してしまう。
を行う方法は、下地基板をプラズマに曝すことになるた
め、下地基板がプラズマによりダメージ(いわゆるPI
D:Process Induce Damage)を
受けるおそれがある。また、(3)のオゾン処理する方
法では、別個のオゾン処理装置でオゾン処理を行う必要
があり、オン処理装置が別個必要となり、工程数も増加
してしまう。
【0017】従って、本発明は、より簡便かつ効果的に
下地依存性の少ない平坦な絶縁膜(O3 −TEOS N
SG膜)を成膜する方法、及びこの成膜方法を適用する
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
下地依存性の少ない平坦な絶縁膜(O3 −TEOS N
SG膜)を成膜する方法、及びこの成膜方法を適用する
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】配線層等の導電層が形成
された基体上に平坦な絶縁膜を形成する工程において
は、導通不良等の配線欠陥を防止するために、導電層形
成後に残存するレジスト材料及び反応生成物であるポリ
マーを洗浄除去する必要があるが、導電性材料がアルミ
ニウムや銅系材料の場合には、酸洗浄よりも有機洗浄が
好ましい。
された基体上に平坦な絶縁膜を形成する工程において
は、導通不良等の配線欠陥を防止するために、導電層形
成後に残存するレジスト材料及び反応生成物であるポリ
マーを洗浄除去する必要があるが、導電性材料がアルミ
ニウムや銅系材料の場合には、酸洗浄よりも有機洗浄が
好ましい。
【0019】しかし、上述したように有機洗浄を行った
後の基体表面は、有機溶剤により何らかの影響が与えら
れ、これがプラズマ−CVD SiO2 膜及びその上に
形成されるO3 −TEOS NSG膜の絶対段差を増加
させていると考えられる(平成8年度 第43回応用物
理学会講演要稿集 26p−N−1等参照。)。
後の基体表面は、有機溶剤により何らかの影響が与えら
れ、これがプラズマ−CVD SiO2 膜及びその上に
形成されるO3 −TEOS NSG膜の絶対段差を増加
させていると考えられる(平成8年度 第43回応用物
理学会講演要稿集 26p−N−1等参照。)。
【0020】このことをより詳細に検討すると、(a)
有機洗浄した場合と酸洗浄した場合とでは、プラズマ−
TEOS SiO2 膜及びその上層に形成されるO3 −
TEOS NSG膜の反応前駆体の基板表面への付着係
数(付着し易さ又は付着確率)が異なること、(b)そ
して、プラズマCVD SiO2 膜及びO3 −TEOS
NSG膜の成膜材料の反応前駆体は、プラスにチャー
ジしており、有機洗浄後の基体(下地基板)表面と何ら
かの相互作用があることが考えられる。
有機洗浄した場合と酸洗浄した場合とでは、プラズマ−
TEOS SiO2 膜及びその上層に形成されるO3 −
TEOS NSG膜の反応前駆体の基板表面への付着係
数(付着し易さ又は付着確率)が異なること、(b)そ
して、プラズマCVD SiO2 膜及びO3 −TEOS
NSG膜の成膜材料の反応前駆体は、プラスにチャー
ジしており、有機洗浄後の基体(下地基板)表面と何ら
かの相互作用があることが考えられる。
【0021】そこで、本発明者らは、有機洗浄後の基体
表面のプラスのチャージを中和すべくアルカリ性の電解
カソード水で処理した後に、プラズマCVD SiO2
膜及びその上層にO3 −TEOS NSG膜を成膜した
ところ、O3 −TEOS NSG膜の絶対段差が大幅に
減少されることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
表面のプラスのチャージを中和すべくアルカリ性の電解
カソード水で処理した後に、プラズマCVD SiO2
膜及びその上層にO3 −TEOS NSG膜を成膜した
ところ、O3 −TEOS NSG膜の絶対段差が大幅に
減少されることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0022】即ち、本発明は、導電層が形成された基体
上に絶縁膜を成膜する絶縁膜の成膜方法であって、前記
導電層が形成された基体表面を有機溶媒により洗浄する
工程と、前記導電層が形成された基体表面をアルカリ水
溶液により洗浄する工程と、前記導電層が形成された基
体上に、プラズマCVD(Chemical Vapo
r Deposition)法により酸化シリコン膜を
形成する工程と、前記酸化シリコン膜上に、O3 および
TEOS(Tetraethylorthosilic
ate)を用いるNSG(Non−Doped Sil
icate Glass)膜を形成する工程とを有する
絶縁膜の成膜方法である。
上に絶縁膜を成膜する絶縁膜の成膜方法であって、前記
導電層が形成された基体表面を有機溶媒により洗浄する
工程と、前記導電層が形成された基体表面をアルカリ水
溶液により洗浄する工程と、前記導電層が形成された基
体上に、プラズマCVD(Chemical Vapo
r Deposition)法により酸化シリコン膜を
形成する工程と、前記酸化シリコン膜上に、O3 および
TEOS(Tetraethylorthosilic
ate)を用いるNSG(Non−Doped Sil
icate Glass)膜を形成する工程とを有する
絶縁膜の成膜方法である。
【0023】前記本発明の絶縁膜の成膜方法において
は、前記導電層が形成された基体表面をアルカリ水溶液
により洗浄する工程は、pH8〜12のアルカリ水溶液
により前記導電層が形成された基体表面を洗浄する工程
を有するのが好ましい。
は、前記導電層が形成された基体表面をアルカリ水溶液
により洗浄する工程は、pH8〜12のアルカリ水溶液
により前記導電層が形成された基体表面を洗浄する工程
を有するのが好ましい。
【0024】前記導電層が形成された基体表面をアルカ
リ水溶液により洗浄する工程は、電解カソード水により
前記導電層が形成された基体表面を洗浄する工程を有す
るのが好ましい。
リ水溶液により洗浄する工程は、電解カソード水により
前記導電層が形成された基体表面を洗浄する工程を有す
るのが好ましい。
【0025】前記導電層が形成された基体表面をアルカ
リ水溶液により洗浄する工程は、pH8〜12の電解カ
ソード水により前記導電層が形成された基体表面を洗浄
する工程を有するのが好ましい。
リ水溶液により洗浄する工程は、pH8〜12の電解カ
ソード水により前記導電層が形成された基体表面を洗浄
する工程を有するのが好ましい。
【0026】前記導電層としては、ゲート電極、抵抗層
及び配線層等を挙げることができる。本発明は、特に導
電層を形成した基体表面を有機洗浄液により洗浄する場
合に生じる問題の解決を図るものである。従って、前記
導電層としては、有機洗浄により適した、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅および銅合金からなる群から
選ばれる1種もしくは2種以上の導電材料から形成され
ているのが好ましい。
及び配線層等を挙げることができる。本発明は、特に導
電層を形成した基体表面を有機洗浄液により洗浄する場
合に生じる問題の解決を図るものである。従って、前記
導電層としては、有機洗浄により適した、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅および銅合金からなる群から
選ばれる1種もしくは2種以上の導電材料から形成され
ているのが好ましい。
【0027】また、本発明の絶縁膜の成膜方法において
は、前記アルカリ水溶液により基体表面を洗浄する工程
と、前記基体上に酸化シリコン膜を形成する工程との間
に、前記基体表面をスピン方式で乾燥する工程をさらに
有するのがより好ましい。
は、前記アルカリ水溶液により基体表面を洗浄する工程
と、前記基体上に酸化シリコン膜を形成する工程との間
に、前記基体表面をスピン方式で乾燥する工程をさらに
有するのがより好ましい。
【0028】さらに本発明は、半導体基板上に素子分離
膜を形成する工程と、前記素子分離膜により区画された
領域に、第1の絶縁膜を介して電界効果型トランジスタ
を形成する工程と、前記シリコン半導体基板の所定の領
域に導電領域を形成する工程と、第2の絶縁膜を全面に
形成する工程と、前記第2の絶縁膜中に、前記導電領域
と配線層とを電気的に接続する接続プラグを形成する工
程と、前記第2の絶縁膜上に、第1の配線層を形成する
工程と、前記第1の配線層が形成された基板表面を有機
溶媒により洗浄する工程と、前記第1の配線層が形成さ
れた基板表面をアルカリ水溶液により洗浄する工程と、
前記第1の配線層が形成された基板上に、プラズマCV
D法により酸化シリコン膜を形成する工程と、前記酸化
シリコン膜上に、O3 およびTEOSを用いるNSG膜
を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法を提供
する。この発明は、本発明の第1の発明である絶縁膜の
成膜方法を半導体装置の製造に適用したものである。
膜を形成する工程と、前記素子分離膜により区画された
領域に、第1の絶縁膜を介して電界効果型トランジスタ
を形成する工程と、前記シリコン半導体基板の所定の領
域に導電領域を形成する工程と、第2の絶縁膜を全面に
形成する工程と、前記第2の絶縁膜中に、前記導電領域
と配線層とを電気的に接続する接続プラグを形成する工
程と、前記第2の絶縁膜上に、第1の配線層を形成する
工程と、前記第1の配線層が形成された基板表面を有機
溶媒により洗浄する工程と、前記第1の配線層が形成さ
れた基板表面をアルカリ水溶液により洗浄する工程と、
前記第1の配線層が形成された基板上に、プラズマCV
D法により酸化シリコン膜を形成する工程と、前記酸化
シリコン膜上に、O3 およびTEOSを用いるNSG膜
を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法を提供
する。この発明は、本発明の第1の発明である絶縁膜の
成膜方法を半導体装置の製造に適用したものである。
【0029】前記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、前記O3 およびTEOSを用いるNSG膜を形成
する工程の後に、前記O3 −TEOSを用いるNSG膜
上に、第2の配線層を形成する工程をさらに有するのが
より好ましい。
ては、前記O3 およびTEOSを用いるNSG膜を形成
する工程の後に、前記O3 −TEOSを用いるNSG膜
上に、第2の配線層を形成する工程をさらに有するのが
より好ましい。
【0030】本発明の絶縁膜の成膜方法によれば、基体
に何らのダメージを与えることなく、より簡便かつ効果
的に下地依存性の少ない(即ち、絶対段差の小さい)平
坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜することができ
る。また、下地依存性の少ない平坦なO3 −TEOS
NSG膜を成膜することができる。
に何らのダメージを与えることなく、より簡便かつ効果
的に下地依存性の少ない(即ち、絶対段差の小さい)平
坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜することができ
る。また、下地依存性の少ない平坦なO3 −TEOS
NSG膜を成膜することができる。
【0031】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
より簡便かつ効果的に配線層上に、下地依存性の少ない
平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜することができ
るので、配線欠陥の少ない高品質な半導体装置、特に多
層配線構造の半導体装置を歩留り良く製造することがで
きる。
より簡便かつ効果的に配線層上に、下地依存性の少ない
平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜することができ
るので、配線欠陥の少ない高品質な半導体装置、特に多
層配線構造の半導体装置を歩留り良く製造することがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いながら詳細に説明する。第1実施形態 本実施形態は、導電層として配線層を選び、基体上に配
線間隔のことなる複数の配線層を形成し、その上にプラ
ズマCVD SiO2 膜を下地膜として形成し、その上
に平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜する例であ
る。
を用いながら詳細に説明する。第1実施形態 本実施形態は、導電層として配線層を選び、基体上に配
線間隔のことなる複数の配線層を形成し、その上にプラ
ズマCVD SiO2 膜を下地膜として形成し、その上
に平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜する例であ
る。
【0033】本実施形態の絶縁膜の成膜方法のフローチ
ャートを図1に示す。本実施形態は、(1)基体上に配
線層を形成する工程、(2)該配線層が形成された基体
表面を有機溶剤により洗浄する(有機洗浄)工程、
(3)該配線層が形成された基体表面をアルカリ水溶液
により洗浄する工程、(4)プラズマCVD法によるS
iO2 膜の成膜工程、及び(5)O3 −TEOS NS
G膜の成膜工程からなる。以下、このフローチャートに
従って、本実施形態を説明する。
ャートを図1に示す。本実施形態は、(1)基体上に配
線層を形成する工程、(2)該配線層が形成された基体
表面を有機溶剤により洗浄する(有機洗浄)工程、
(3)該配線層が形成された基体表面をアルカリ水溶液
により洗浄する工程、(4)プラズマCVD法によるS
iO2 膜の成膜工程、及び(5)O3 −TEOS NS
G膜の成膜工程からなる。以下、このフローチャートに
従って、本実施形態を説明する。
【0034】(1)配線層を形成する工程 先ず、図2(a)に示すように、基体101上に配線材
料層102’を形成する。本発明では、基体101とし
ては特に制限はないが、例えば、絶縁膜や導電膜等が形
成されたガラス基板、セラミック基板、ゲート電極等の
半導体素子が形成された半導体基板等を挙げることがで
きる。本実施形態では、図示しないゲート電極等の半導
体素子が形成された半導体基板上に、絶縁膜を介して配
線層を形成し、さらにその上層に平坦な層間絶縁膜を成
膜したものを基体101として用いている。
料層102’を形成する。本発明では、基体101とし
ては特に制限はないが、例えば、絶縁膜や導電膜等が形
成されたガラス基板、セラミック基板、ゲート電極等の
半導体素子が形成された半導体基板等を挙げることがで
きる。本実施形態では、図示しないゲート電極等の半導
体素子が形成された半導体基板上に、絶縁膜を介して配
線層を形成し、さらにその上層に平坦な層間絶縁膜を成
膜したものを基体101として用いている。
【0035】配線層102は、図2(b)に示すよう
に、配線材料を、例えば、スパッタリング法、CVD法
等により全面に堆積させた後、レジスト膜103を全面
に成膜し、配線層形成のためのレジストパターンを形成
し、該レジストパターンをマスクとして、ドライエッチ
ングによりパタニングして形成することができる。本実
施形態では、図2(c)に示すように、配線間隔0.3
μm及び0.5μmで、膜厚0.65μmの複数の配線
層102を形成する。
に、配線材料を、例えば、スパッタリング法、CVD法
等により全面に堆積させた後、レジスト膜103を全面
に成膜し、配線層形成のためのレジストパターンを形成
し、該レジストパターンをマスクとして、ドライエッチ
ングによりパタニングして形成することができる。本実
施形態では、図2(c)に示すように、配線間隔0.3
μm及び0.5μmで、膜厚0.65μmの複数の配線
層102を形成する。
【0036】配線材料としては、例えば、アルミニウ
ム、Al−Cu合金、Al−Si合金、Al−Cu−S
i合金等のアルミニウム合金、銅、Cu−Si、Cu−
W等の銅合金等を用いることができる。本実施形態で
は、Al−Cu合金を配線材料として用いている。
ム、Al−Cu合金、Al−Si合金、Al−Cu−S
i合金等のアルミニウム合金、銅、Cu−Si、Cu−
W等の銅合金等を用いることができる。本実施形態で
は、Al−Cu合金を配線材料として用いている。
【0037】(2)有機洗浄工程 以上のようにして配線層102を形成した後は、図2
(c)に示すように、基体101上に、レジスト膜10
3’及び形成された配線層102の側壁部にレジスト材
料の反応生成物であるポリマー(側壁保護膜)104が
付着、残存している。これらが残存したままであると、
配線欠陥をもたらす原因となるので除去する必要があ
る。
(c)に示すように、基体101上に、レジスト膜10
3’及び形成された配線層102の側壁部にレジスト材
料の反応生成物であるポリマー(側壁保護膜)104が
付着、残存している。これらが残存したままであると、
配線欠陥をもたらす原因となるので除去する必要があ
る。
【0038】該レジスト膜103’及びポリマー104
を除去する方法としては、酸で洗浄する方法と、有機溶
媒で洗浄する方法等が知られている。酸洗浄する場合に
は、配線材料が酸に侵され易い性質のものである場合に
は、酸によりダメージを受けるので、配線層102が形
成された基体101表面の有機洗浄を行うのが好まし
い。有機洗浄としては、例えば、アミノ酸系有機溶剤を
用いて、配線層が形成された基体101の表面を洗浄
(例えば、10分間程度)する方法が挙げられる。有機
洗浄した後は、有機溶剤を完全に除去するために配線層
101が形成された基体表面を、純水で洗浄(例えば、
10分間程度)することが好ましい。これは、有機溶剤
が残存すると、次のアルカリ水溶液を用いる洗浄効果が
十分に得られないおそれがあるからである。
を除去する方法としては、酸で洗浄する方法と、有機溶
媒で洗浄する方法等が知られている。酸洗浄する場合に
は、配線材料が酸に侵され易い性質のものである場合に
は、酸によりダメージを受けるので、配線層102が形
成された基体101表面の有機洗浄を行うのが好まし
い。有機洗浄としては、例えば、アミノ酸系有機溶剤を
用いて、配線層が形成された基体101の表面を洗浄
(例えば、10分間程度)する方法が挙げられる。有機
洗浄した後は、有機溶剤を完全に除去するために配線層
101が形成された基体表面を、純水で洗浄(例えば、
10分間程度)することが好ましい。これは、有機溶剤
が残存すると、次のアルカリ水溶液を用いる洗浄効果が
十分に得られないおそれがあるからである。
【0039】なお、上記有機洗浄及び純水による洗浄の
条件(洗浄液の選択、洗浄する時間等)は、用いる下地
基板の種類、配線材料の種類、配線層の膜厚、用いるレ
ジスト材料の種類、レジスト膜の膜厚等の種々の要素を
勘案して適宜設定することができる。
条件(洗浄液の選択、洗浄する時間等)は、用いる下地
基板の種類、配線材料の種類、配線層の膜厚、用いるレ
ジスト材料の種類、レジスト膜の膜厚等の種々の要素を
勘案して適宜設定することができる。
【0040】(3)アルカリ水溶液による洗浄工程 次いで、配線層102が形成された基体101の表面
を、アルカリ水溶液を用いて洗浄(例えば、10分間程
度)を行う。アルカリ水溶液としては、pH8〜12程
度のものが好ましく、例えば、電解カソード水を用いる
ことができる。電解カソード水とは、一般的には電池内
の陰極(カソード)の周りの電解液をいうが、水若しく
はそれに何らかの溶液を含んでいるものでも、電極反応
を利用してアルカリ性の溶液を抽出したものであっても
よい。
を、アルカリ水溶液を用いて洗浄(例えば、10分間程
度)を行う。アルカリ水溶液としては、pH8〜12程
度のものが好ましく、例えば、電解カソード水を用いる
ことができる。電解カソード水とは、一般的には電池内
の陰極(カソード)の周りの電解液をいうが、水若しく
はそれに何らかの溶液を含んでいるものでも、電極反応
を利用してアルカリ性の溶液を抽出したものであっても
よい。
【0041】アルカリ水溶液のpHが12より大きい場
合には、強アルカリ洗浄となるので、下地基板がダメー
ジを受けるおそれがある。一方、pHが8より小さいア
ルカリ溶液では、所望の洗浄効果を得ることが困難とな
る。本実施形態では、pH10程度の電解カソード水を
用いて洗浄を行う。
合には、強アルカリ洗浄となるので、下地基板がダメー
ジを受けるおそれがある。一方、pHが8より小さいア
ルカリ溶液では、所望の洗浄効果を得ることが困難とな
る。本実施形態では、pH10程度の電解カソード水を
用いて洗浄を行う。
【0042】なお、電解カソード水による洗浄の条件
(洗浄液の選択、洗浄する時間等)は、用いる下地基板
の種類、配線材料の種類、配線層の膜厚、用いるレジス
ト材料の種類、レジスト膜の膜厚等の種々の要素を勘案
して適宜設定することができる。
(洗浄液の選択、洗浄する時間等)は、用いる下地基板
の種類、配線材料の種類、配線層の膜厚、用いるレジス
ト材料の種類、レジスト膜の膜厚等の種々の要素を勘案
して適宜設定することができる。
【0043】また、本実施形態を実施する装置は、有機
洗浄装置に電解カソード水を作り、処理する機構が備わ
ったものであることが作業効率上好ましいが、有機洗浄
装置と電解カソード水処理装置が別の構成であってもよ
い。
洗浄装置に電解カソード水を作り、処理する機構が備わ
ったものであることが作業効率上好ましいが、有機洗浄
装置と電解カソード水処理装置が別の構成であってもよ
い。
【0044】その後、配線層101が形成された基体表
面の脱水及び乾燥を行う。基体表面を脱水・乾燥させる
方法としては、アルコール等の低沸点極性有機溶媒によ
り乾燥させる方法やスピン(Spin)方式により乾燥
させる方法があるが、スピン方式によるのが好ましい。
面の脱水及び乾燥を行う。基体表面を脱水・乾燥させる
方法としては、アルコール等の低沸点極性有機溶媒によ
り乾燥させる方法やスピン(Spin)方式により乾燥
させる方法があるが、スピン方式によるのが好ましい。
【0045】アルコール等を用いる場合には、アルコー
ルは有機物であり、下地基板表面の状態を変化させ、プ
ラズマCVD SiO2 膜やO3 −TEOS NSG膜
の成膜材料の反応前駆体の付着係数を変化させて、平坦
なO3 −TEOS NSG膜を成膜することができなく
なるおそれがある。
ルは有機物であり、下地基板表面の状態を変化させ、プ
ラズマCVD SiO2 膜やO3 −TEOS NSG膜
の成膜材料の反応前駆体の付着係数を変化させて、平坦
なO3 −TEOS NSG膜を成膜することができなく
なるおそれがある。
【0046】スピン方式は、アルカリ水溶液により洗浄
した基体を回転台に固定し、これを高速回転させること
により、基体表面を脱水・乾燥させるものである。回転
速度及び時間等の脱水・乾燥の条件は、適宜定めること
ができる。以上のようにして、図2(d)に示す構造を
得る。
した基体を回転台に固定し、これを高速回転させること
により、基体表面を脱水・乾燥させるものである。回転
速度及び時間等の脱水・乾燥の条件は、適宜定めること
ができる。以上のようにして、図2(d)に示す構造を
得る。
【0047】(4)プラズマCVD SiO2 膜の成膜
工程 アルカリ水溶液による洗浄及び乾燥を行った後、図2
(e)に示すように、プラズマCVD SiO2 膜10
5を形成する。プラズマCVD SiO2 膜105は、
例えば、平行平板型プラズマCVD装置を用いて、TE
OS(850〜900sccm)及び酸素(400〜5
00sccm)を原料として、400℃程度、1200
Pa程度、RFPower=400Wの成膜条件で形成
することができる。
工程 アルカリ水溶液による洗浄及び乾燥を行った後、図2
(e)に示すように、プラズマCVD SiO2 膜10
5を形成する。プラズマCVD SiO2 膜105は、
例えば、平行平板型プラズマCVD装置を用いて、TE
OS(850〜900sccm)及び酸素(400〜5
00sccm)を原料として、400℃程度、1200
Pa程度、RFPower=400Wの成膜条件で形成
することができる。
【0048】このプラズマCVD SiO2 膜105
は、上層に形成される水分含有量の多いO3 −TEOS
NSG膜106中の水分が配線層102に拡散するの
を防止するバリア層としての役割を果たす。
は、上層に形成される水分含有量の多いO3 −TEOS
NSG膜106中の水分が配線層102に拡散するの
を防止するバリア層としての役割を果たす。
【0049】(5)O3 −TEOS NSG膜の成膜工
程 次に、プラズマCVD SiO2 膜105上に、O3 −
TEOS NSG膜106を形成する。O3 −TEOS
NSG膜106は、例えば、O3 及びTEOS(O3
150mg/m3 ,O3 /TEOS=37.4)を原料
として用い、温度380℃程度の常圧CVD法により形
成することができる。
程 次に、プラズマCVD SiO2 膜105上に、O3 −
TEOS NSG膜106を形成する。O3 −TEOS
NSG膜106は、例えば、O3 及びTEOS(O3
150mg/m3 ,O3 /TEOS=37.4)を原料
として用い、温度380℃程度の常圧CVD法により形
成することができる。
【0050】以上のようにして、図3(f)に示すよう
な、配線層(導電層)102が形成された基体上に、平
坦な(絶対段差の小さい)絶縁膜であるO3 −TEOS
NSG膜106を形成することができる。
な、配線層(導電層)102が形成された基体上に、平
坦な(絶対段差の小さい)絶縁膜であるO3 −TEOS
NSG膜106を形成することができる。
【0051】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、基体に何らのダメージを与えることなく、簡便かつ
効果的に下地依存性の少ない(絶対段差の小さい)平坦
なO3−TEOS NSG膜106を成膜することがで
きる。
ば、基体に何らのダメージを与えることなく、簡便かつ
効果的に下地依存性の少ない(絶対段差の小さい)平坦
なO3−TEOS NSG膜106を成膜することがで
きる。
【0052】第2実施形態 本発明の第2の実施形態は、本発明の絶縁膜の成膜方法
を、電界効果型トランジスタと2層の配線構造を有する
の半導体装置の製造に適用した例である。
を、電界効果型トランジスタと2層の配線構造を有する
の半導体装置の製造に適用した例である。
【0053】図4に本実施形態により製造される半導体
装置の構造断面図を示す。この半導体装置は、P型シリ
コン半導体基板201上に形成された素子分離膜202
に挟まれたアクティブ領域に、ゲート絶縁膜203を介
して、導電性ポリシリコン層204を有する2つのゲー
ト電極が形成されている。該ゲート電極の上部にはキャ
ッピング酸化膜205及び側壁部には側壁保護膜207
がそれぞれ設けられている。
装置の構造断面図を示す。この半導体装置は、P型シリ
コン半導体基板201上に形成された素子分離膜202
に挟まれたアクティブ領域に、ゲート絶縁膜203を介
して、導電性ポリシリコン層204を有する2つのゲー
ト電極が形成されている。該ゲート電極の上部にはキャ
ッピング酸化膜205及び側壁部には側壁保護膜207
がそれぞれ設けられている。
【0054】さらに、該側壁保護膜207の下部周辺域
のアクティブ領域には、比較的低濃度のN型不純物が拡
散されたN- 不純物拡散領域206と、その周囲に比較
的高濃度のN型不純物が拡散されたソース・ドレイン領
域208が形成された、いわゆるLDD(Lightl
y Doped Drain)構造となっている。LD
D構造としたのは、ドレイン電界をN- 不純物拡散領域
206に吸収してソース端への影響を抑え、且つ電界強
度を低減させるためである。
のアクティブ領域には、比較的低濃度のN型不純物が拡
散されたN- 不純物拡散領域206と、その周囲に比較
的高濃度のN型不純物が拡散されたソース・ドレイン領
域208が形成された、いわゆるLDD(Lightl
y Doped Drain)構造となっている。LD
D構造としたのは、ドレイン電界をN- 不純物拡散領域
206に吸収してソース端への影響を抑え、且つ電界強
度を低減させるためである。
【0055】また、これらの上層に、酸化シリコン膜2
10及び平坦なBPSG膜(Boro−phospho
doped Silicate Glass膜)21
1が形成され、その上層にAl−Cu合金からなる第1
の配線層214が設けられている。そして、この第1の
配線層214は、タングステン等の導電性材料を埋め込
まれたコンタクトプラグ213により、ソース・ドレイ
ン領域208と電気的に接続されている。
10及び平坦なBPSG膜(Boro−phospho
doped Silicate Glass膜)21
1が形成され、その上層にAl−Cu合金からなる第1
の配線層214が設けられている。そして、この第1の
配線層214は、タングステン等の導電性材料を埋め込
まれたコンタクトプラグ213により、ソース・ドレイ
ン領域208と電気的に接続されている。
【0056】第1の配線層214は、比較的薄い膜厚の
プラズマCVD SiO2 膜217で被覆され、その上
には、表面が平坦化されたO3 −TEOS NSG膜2
18が形成されている。さらに該O3 −TEOS NS
G膜218上には、ビアコンタクトプラグ219により
第1の配線層214と接続された第2の配線層220が
形成され、最上層には、酸化シリコンからなるパッシベ
ーション膜221が形成された多層配線構造となってい
る。
プラズマCVD SiO2 膜217で被覆され、その上
には、表面が平坦化されたO3 −TEOS NSG膜2
18が形成されている。さらに該O3 −TEOS NS
G膜218上には、ビアコンタクトプラグ219により
第1の配線層214と接続された第2の配線層220が
形成され、最上層には、酸化シリコンからなるパッシベ
ーション膜221が形成された多層配線構造となってい
る。
【0057】次に、図4に示す半導体装置の製造方法を
説明する。先ず、図5(a)に示すように、P型シリコ
ン半導体基板201の所定の領域に、例えばLOCOS
法(Local Oxidation of Sili
con法)により、厚い膜厚の素子分離膜202を形成
する。次に、素子分離膜202により区画された領域
(アクティブ領域)上の酸化シリコン膜を選択的にエッ
チング除去し、再度酸化シリコン膜(ゲート酸化膜)2
03を、例えば、熱酸化法、HTO(High Tem
perature Chemical Deposit
ed Oxidation)法等により、膜厚3〜15
nm程度で形成する。
説明する。先ず、図5(a)に示すように、P型シリコ
ン半導体基板201の所定の領域に、例えばLOCOS
法(Local Oxidation of Sili
con法)により、厚い膜厚の素子分離膜202を形成
する。次に、素子分離膜202により区画された領域
(アクティブ領域)上の酸化シリコン膜を選択的にエッ
チング除去し、再度酸化シリコン膜(ゲート酸化膜)2
03を、例えば、熱酸化法、HTO(High Tem
perature Chemical Deposit
ed Oxidation)法等により、膜厚3〜15
nm程度で形成する。
【0058】次いで、図5(b)に示すように、ゲート
電極を形成する導電性ポリシリコン層204を形成す
る。導電性ポリシリコン層204は、例えば、Si
H4 ,SiH2 Cl2 等のシラン化合物ガス及びP
H3 ,POCl3 等のリン化合物を用いるCVD法によ
り、膜厚80〜150nm程度で導電性ポリシリコンを
堆積させたのち、フォトリソグラフィとエッチングの技
術により形成することができる。
電極を形成する導電性ポリシリコン層204を形成す
る。導電性ポリシリコン層204は、例えば、Si
H4 ,SiH2 Cl2 等のシラン化合物ガス及びP
H3 ,POCl3 等のリン化合物を用いるCVD法によ
り、膜厚80〜150nm程度で導電性ポリシリコンを
堆積させたのち、フォトリソグラフィとエッチングの技
術により形成することができる。
【0059】なお、本実施形態では導電性ポリシリコン
層の単層からなるゲート電極を形成してるが、導電性を
高める等のために導電性ポリシリコン層と金属シリサイ
ド層との積層からなるいわゆるポリサイド構造のゲート
電極とすることもできる。また、半導体記憶装置の場合
のように、電極が浮遊ゲート電極と制御ゲート電極とか
らなっているものであってもよい。
層の単層からなるゲート電極を形成してるが、導電性を
高める等のために導電性ポリシリコン層と金属シリサイ
ド層との積層からなるいわゆるポリサイド構造のゲート
電極とすることもできる。また、半導体記憶装置の場合
のように、電極が浮遊ゲート電極と制御ゲート電極とか
らなっているものであってもよい。
【0060】続いて、導電性ポリシリコン層204上
に、キャッピング酸化膜205を形成したのち、素子分
離膜202により挟まれたアクティブ領域に、比較的低
濃度の砒素等のN型不純物をイオン注入法により導入す
る。以上のようにして、図5(c)に示すように、アク
ティブ領域にN- 不純物拡散領域206を形成する。
に、キャッピング酸化膜205を形成したのち、素子分
離膜202により挟まれたアクティブ領域に、比較的低
濃度の砒素等のN型不純物をイオン注入法により導入す
る。以上のようにして、図5(c)に示すように、アク
ティブ領域にN- 不純物拡散領域206を形成する。
【0061】次に、図6(d)に示すように、例えば、
SiH4 −O2 を用いるCVD法により酸化シリコン膜
を全面に堆積させた後、異方性エッチングにより該酸化
シリコン膜を加工して、ゲート電極側壁部に側壁保護膜
207を形成する。
SiH4 −O2 を用いるCVD法により酸化シリコン膜
を全面に堆積させた後、異方性エッチングにより該酸化
シリコン膜を加工して、ゲート電極側壁部に側壁保護膜
207を形成する。
【0062】その後、図6(e)に示すように、例え
ば、SiH4 −O2 を用いるCVD法により、比較的薄
い膜厚の酸化シリコン膜209を形成し、続いて、図6
(f)に示すように、TEOS−O3 を用いるCVD法
により酸化シリコン膜210を形成する。
ば、SiH4 −O2 を用いるCVD法により、比較的薄
い膜厚の酸化シリコン膜209を形成し、続いて、図6
(f)に示すように、TEOS−O3 を用いるCVD法
により酸化シリコン膜210を形成する。
【0063】さらに、図7(g)に示すように、酸化シ
リコン膜210の上に、例えば、B2 H6 −PH3 −S
iH4 を用いるCVD法により、BPSG膜211を形
成する。次いで、図7(h)に示すように、該BPSG
膜211を900℃程度のリフロー処理することによ
り、BPSG膜211の表面の平坦化を行う。
リコン膜210の上に、例えば、B2 H6 −PH3 −S
iH4 を用いるCVD法により、BPSG膜211を形
成する。次いで、図7(h)に示すように、該BPSG
膜211を900℃程度のリフロー処理することによ
り、BPSG膜211の表面の平坦化を行う。
【0064】次いで、図8(i)に示すように、BPS
G膜211上にレジスト膜212を成膜したのち、フォ
トリソグラフィーとエッチングの技術により、コンタク
トホールを形成する部位を開口する。
G膜211上にレジスト膜212を成膜したのち、フォ
トリソグラフィーとエッチングの技術により、コンタク
トホールを形成する部位を開口する。
【0065】続いて、図8(j)に示すように、該レジ
ストマスクを用いて、BPSG膜212及び酸化シリコ
ン膜210,209を、ソース・ドレイン領域208に
達するまでエッチングして、コンタクホールAを形成す
る。
ストマスクを用いて、BPSG膜212及び酸化シリコ
ン膜210,209を、ソース・ドレイン領域208に
達するまでエッチングして、コンタクホールAを形成す
る。
【0066】次に、前記コンタクトホールA内にタング
ステン等の導電性材料を、スパッタリング法又はCVD
法等により埋め込んで接続プラグ213を形成する。な
お、この場合、コンタクトホールA内に予め窒化チタニ
ウム等からなる密着メタル層を形成したのち、該密着メ
タル層上にタングステン等の導電性材料を埋め込むこと
もできる。
ステン等の導電性材料を、スパッタリング法又はCVD
法等により埋め込んで接続プラグ213を形成する。な
お、この場合、コンタクトホールA内に予め窒化チタニ
ウム等からなる密着メタル層を形成したのち、該密着メ
タル層上にタングステン等の導電性材料を埋め込むこと
もできる。
【0067】その後、図9(k)に示すように、その上
にAl−Cu合金からなる導電性層214’を、スパッ
タリング法又はCVD法等により堆積させる。次いで、
レジスト膜215を成膜した後、配線層形成のためのレ
ジストパターンを形成し、該レジストマスクを用いて、
導電性層214’をドライエッチングによりエッチング
して配線層214を形成する。以上のようにして得られ
る構造を図9(l)に示す。
にAl−Cu合金からなる導電性層214’を、スパッ
タリング法又はCVD法等により堆積させる。次いで、
レジスト膜215を成膜した後、配線層形成のためのレ
ジストパターンを形成し、該レジストマスクを用いて、
導電性層214’をドライエッチングによりエッチング
して配線層214を形成する。以上のようにして得られ
る構造を図9(l)に示す。
【0068】次いで、レジスト膜215を常法により除
去する。このようにして形成した配線層214の側壁に
は、図示しないレジスト材料の反応生成物であるポリマ
ー216及び配線層215上にはレジスト膜材料21
5’が残存している(図10(m)参照)。
去する。このようにして形成した配線層214の側壁に
は、図示しないレジスト材料の反応生成物であるポリマ
ー216及び配線層215上にはレジスト膜材料21
5’が残存している(図10(m)参照)。
【0069】次に、これらのレジスト膜材料215’及
びポリマー216を除去するために、アミノ酸系有機洗
浄液で基板表面を10分間程度洗浄する。その後、純水
を用いて基板表面を10分間程度洗浄する。純水で洗浄
するのは、有機洗浄液を完全に洗い流すためである。な
お、この工程は省略することもできる。
びポリマー216を除去するために、アミノ酸系有機洗
浄液で基板表面を10分間程度洗浄する。その後、純水
を用いて基板表面を10分間程度洗浄する。純水で洗浄
するのは、有機洗浄液を完全に洗い流すためである。な
お、この工程は省略することもできる。
【0070】次いで、pH10程度の電解カソード水を
用いて基板表面を10分間洗浄する。この処理によっ
て、有機洗浄液により変化した基板表面を中和し、後に
形成するプラズマCVD SiO2 膜及びO3 −TEO
S NSG膜の成膜材料の反応前前駆体(プラスにチャ
ージしている)の基板表面への付着係数を所定の値にす
ることができる。
用いて基板表面を10分間洗浄する。この処理によっ
て、有機洗浄液により変化した基板表面を中和し、後に
形成するプラズマCVD SiO2 膜及びO3 −TEO
S NSG膜の成膜材料の反応前前駆体(プラスにチャ
ージしている)の基板表面への付着係数を所定の値にす
ることができる。
【0071】その後、電解カソード水により洗浄した基
板を回転台に固定し、高速回転させることにより、基板
表面の脱水及び乾燥を行う。この場合、アルコール等の
低沸点極性有機溶媒を用いて乾燥させる方法も考えられ
るが、アルコールも有機物であり、有機物により基板表
面が変化するのを防止するため、かかるスピン方式によ
る脱水・乾燥が好ましい。以上のようにして得られる構
造を図10(n)に示す。
板を回転台に固定し、高速回転させることにより、基板
表面の脱水及び乾燥を行う。この場合、アルコール等の
低沸点極性有機溶媒を用いて乾燥させる方法も考えられ
るが、アルコールも有機物であり、有機物により基板表
面が変化するのを防止するため、かかるスピン方式によ
る脱水・乾燥が好ましい。以上のようにして得られる構
造を図10(n)に示す。
【0072】次に、図11(o)に示すように、TEO
S及びO2 を用いるプラズマCVD法により、酸化シリ
コン膜217(プラズマCVD SiO2 膜217)を
形成する。さらに、図11(p)に示すように、該プラ
ズマCVD SiO2 膜217上に、O3 及びTEOS
を用いるCVD法によりNSG膜218を形成する。
S及びO2 を用いるプラズマCVD法により、酸化シリ
コン膜217(プラズマCVD SiO2 膜217)を
形成する。さらに、図11(p)に示すように、該プラ
ズマCVD SiO2 膜217上に、O3 及びTEOS
を用いるCVD法によりNSG膜218を形成する。
【0073】その後は図示を省略しているが、レジスト
膜を全面に成膜したのち、ビアコンタクト形成のための
所定のパターニングを行って、該レジストパターンをマ
スクに、プラズマCVD SiO2 膜218及びO3 −
TEOS NSG膜217のエッチングを行って、ビア
コンタクトホールを形成する。
膜を全面に成膜したのち、ビアコンタクト形成のための
所定のパターニングを行って、該レジストパターンをマ
スクに、プラズマCVD SiO2 膜218及びO3 −
TEOS NSG膜217のエッチングを行って、ビア
コンタクトホールを形成する。
【0074】さらに、前記ビアコンタクトホール内にタ
ングステン等の導電性材料を、スパッタリング法又はC
VD法等により埋め込んで接続プラグ219を形成す
る。なお、この場合、ビアコンタクトホール内に予め窒
化チタニウム等からなる密着メタル層を形成したのち、
該密着メタル層上にタングステン等の導電性材料を埋め
込むこともできる。
ングステン等の導電性材料を、スパッタリング法又はC
VD法等により埋め込んで接続プラグ219を形成す
る。なお、この場合、ビアコンタクトホール内に予め窒
化チタニウム等からなる密着メタル層を形成したのち、
該密着メタル層上にタングステン等の導電性材料を埋め
込むこともできる。
【0075】その後、その上層にAl−Cu合金からな
る導電性層を、スパッタリング法又はCVD法等により
堆積させる。次いで、レジスト膜を成膜した後、第2の
配線層形成のためのレジストパターンを形成した後、該
レジストマスクを用いて、導電性層をドライエッチング
によりエッチングして、第2の配線層220を形成す
る。その後は、上層にパッシベショ−ン膜221を形成
することにより、図4に示す半導体装置を製造すること
ができる。
る導電性層を、スパッタリング法又はCVD法等により
堆積させる。次いで、レジスト膜を成膜した後、第2の
配線層形成のためのレジストパターンを形成した後、該
レジストマスクを用いて、導電性層をドライエッチング
によりエッチングして、第2の配線層220を形成す
る。その後は、上層にパッシベショ−ン膜221を形成
することにより、図4に示す半導体装置を製造すること
ができる。
【0076】本実施形態によれば、第1の配線層214
上に、簡便かつ効果的に下地依存性の少ない平坦なO3
−TEOS NSG膜218を成膜することができ、さ
らにその上に、配線欠陥の少ない第2の配線層220を
形成することができる。
上に、簡便かつ効果的に下地依存性の少ない平坦なO3
−TEOS NSG膜218を成膜することができ、さ
らにその上に、配線欠陥の少ない第2の配線層220を
形成することができる。
【0077】従って、高品質な微細な多層配線構造の半
導体装置を、簡便かつ歩留り良く製造することができ
る。
導体装置を、簡便かつ歩留り良く製造することができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の絶縁膜の
成膜方法によれば、下地基板に何らのダメージを与える
ことなく、より簡便かつ効果的に下地依存性の少ない
(絶対段差の小さい)平坦なO3 −TEOS NSG膜
を成膜することができる。
成膜方法によれば、下地基板に何らのダメージを与える
ことなく、より簡便かつ効果的に下地依存性の少ない
(絶対段差の小さい)平坦なO3 −TEOS NSG膜
を成膜することができる。
【0079】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、第1の配線層上に、より簡便かつ効果的に、下地
依存性の少ない平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜
することができるので、配線欠陥の少ない高品質な半導
体装置、特に微細な多層配線構造の半導体装置を歩留り
良く製造することができる。
れば、第1の配線層上に、より簡便かつ効果的に、下地
依存性の少ない平坦なO3 −TEOS NSG膜を成膜
することができるので、配線欠陥の少ない高品質な半導
体装置、特に微細な多層配線構造の半導体装置を歩留り
良く製造することができる。
【図1】図1は、本発明の絶縁膜の成膜方法のフロチャ
ート図である。
ート図である。
【図2】図2は、本発明の絶縁膜の成膜方法の主要工程
断面図である。
断面図である。
【図3】図3は、本発明の絶縁膜の成膜方法の主要工程
断面図である。
断面図である。
【図4】図4は、本発明の半導体装置の製造方法により
製造される半導体装置の構造断面図である。
製造される半導体装置の構造断面図である。
【図5】図5は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
工程断面図である。
【図6】図6は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
工程断面図である。
【図7】図7は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
工程断面図である。
【図8】図8は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
工程断面図である。
【図9】図9は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
工程断面図である。
【図10】図10は、本発明の半導体装置の製造方法の
主要工程断面図である。
主要工程断面図である。
【図11】図11は、本発明の半導体装置の製造方法の
主要工程断面図である。
主要工程断面図である。
【図12】図12は、従来のO3 −TEOSによるNS
G膜の成膜方法のフローチャート図である。
G膜の成膜方法のフローチャート図である。
【図13】図13は、従来のTEOS膜の形成方法のフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
101…基体、102’…配線材料層、102…配線
層、103,212,215…レジスト膜、103’,
215’…レジスト材料の残渣、104,216…ポリ
マー、105,217…プラズマCVD SiO2 膜、
106,218…O3 −TEOS NSG膜、201…
P型シリコン半導体基板、202…素子分離膜、203
…ゲートSiO2 膜膜、204…導電性ポリシリコン層
(ゲート電極)、205…キャッピング酸化膜、206
…N- 不純物拡散領域、207…側壁保護膜、208…
ソース・ドレイン領域、209,210…酸化シリコン
膜、211…BPSG膜、213…接続プラグ、214
…第1の配線層、219…ビアコンタクトプラグ、22
0…第2の配線層、221…パッシベーション膜、A…
コンタクトホール
層、103,212,215…レジスト膜、103’,
215’…レジスト材料の残渣、104,216…ポリ
マー、105,217…プラズマCVD SiO2 膜、
106,218…O3 −TEOS NSG膜、201…
P型シリコン半導体基板、202…素子分離膜、203
…ゲートSiO2 膜膜、204…導電性ポリシリコン層
(ゲート電極)、205…キャッピング酸化膜、206
…N- 不純物拡散領域、207…側壁保護膜、208…
ソース・ドレイン領域、209,210…酸化シリコン
膜、211…BPSG膜、213…接続プラグ、214
…第1の配線層、219…ビアコンタクトプラグ、22
0…第2の配線層、221…パッシベーション膜、A…
コンタクトホール
Claims (13)
- 【請求項1】基体上に導電層が形成された基体上に絶縁
膜を成膜する絶縁膜の成膜方法であって、 前記導電層が形成された基体表面を有機溶媒により洗浄
する工程と、 前記導電層が形成された基体表面をアルカリ水溶液によ
り洗浄する工程と、 前記導電層が形成された基体上に、プラズマCVD(C
hemical Vapor Deposition)
法により酸化シリコン膜を形成する工程と、 前記酸化シリコン膜上に、O3 およびTEOS(Tet
raethylorthosilicate)を用いる
NSG(Non−Doped Silicate Gl
ass)膜を形成する工程とを有する、 絶縁膜の成膜方法。 - 【請求項2】前記導電層が形成された基体表面をアルカ
リ水溶液により洗浄する工程は、pH8〜12のアルカ
リ水溶液により前記導電層が形成された基体表面を洗浄
する工程を有する、 請求項1記載の絶縁膜の成膜方法。 - 【請求項3】前記導電層が形成された基体表面をアルカ
リ水溶液により洗浄する工程は、電解カソード水により
前記導電層が形成された基体表面を洗浄する工程を有す
る、請求項1記載の絶縁膜の成膜方法。 - 【請求項4】前記導電層が形成された基体表面をアルカ
リ水溶液により洗浄する工程は、pH8〜12の電解カ
ソード水により前記導電層が形成された基体表面を洗浄
する工程を有する、 請求項1記載の絶縁膜の成膜方法。 - 【請求項5】前記導電層は、アルミニウム、アルミニウ
ム合金、銅および銅合金からなる群から選ばれる1種も
しくは2種以上の導電材料から形成されている、 請求項1記載の絶縁膜の成膜方法。 - 【請求項6】前記アルカリ水溶液により基体表面を洗浄
する工程と、前記基体上に酸化シリコン膜を形成する工
程との間に、前記基体表面をスピン方式で乾燥する工程
をさらに有する、 請求項1記載の絶縁膜の成膜方法。 - 【請求項7】半導体基板上に、素子分離膜を形成する工
程と、 前記素子分離膜により区画された領域に、第1の絶縁膜
を介して電界効果型トランジスタを形成する工程と、 前記シリコン半導体基板の所定の領域に導電領域を形成
する工程と、 第2の絶縁膜を全面に形成する工程と、 前記第2の絶縁膜中に、前記導電領域と配線層とを電気
的に接続する接続プラグを形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上に、第1の配線層を形成する工程
と、 前記第1の配線層が形成された基板表面を有機溶媒によ
り洗浄する工程と、 前記第1の配線層が形成された基板表面をアルカリ水溶
液により洗浄する工程と、 前記第1の配線層が形成された基板上に、プラズマCV
D(ChemicalVapor Depositio
n)法により酸化シリコン膜を形成する工程と、 前記酸化シリコン膜上に、O3 およびTEOS(Tet
raethylorthosilicate)を用いる
NSG(Non−Doped Silicate Gl
ass)膜を形成する工程とを有する、 半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】前記第1の配線層が形成された基板表面を
アルカリ水溶液により洗浄する工程は、pH8〜12の
アルカリ水溶液により前記第1の配線層が形成された基
板表面を洗浄する工程を有する、 請求項7記載の半導体装置の形成方法。 - 【請求項9】前記第1の配線層が形成された基板表面を
アルカリ水溶液により洗浄する工程は、電解カソード水
により前記第1の配線層が形成された基板表面を洗浄す
る工程を有する、 請求項7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】前記第1の配線層が形成された基板表面
をアルカリ水溶液により洗浄する工程は、pH8〜12
の電解カソード水により前記配線層が形成された基板表
面を洗浄する工程を有する、 請求項7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】前記第1の配線層は、アルミニウム、ア
ルミニウム合金、銅および銅合金からなる群から選ばれ
る1種もしくは2種以上の配線材料から形成されてい
る、 請求項7記載の半導体装置の形成方法。 - 【請求項12】前記アルカリ水溶液により基板表面を洗
浄する工程と、前記基板上に酸化シリコン膜を形成する
工程との間に、前記配線層が形成された基板表面をスピ
ン方式で乾燥する工程をさらに有する、 請求項7記載の半導体装置の形成方法。 - 【請求項13】前記O3 およびTEOS(Tetrae
thylorthosilicate)を用いるNSG
(Non−Doped Silicate Glas
s)膜を形成する工程の後に、前記O3 −TEOS(T
etraethylorthosilicate)を用
いるNSG(Non−Doped Silicate
Glass)膜上に、第2の配線層を形成する工程をさ
らに有する、 請求項7記載の半導体装置の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11105462A JP2000286261A (ja) | 1999-01-27 | 1999-04-13 | 絶縁膜の成膜方法および半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1847399 | 1999-01-27 | ||
| JP11-18473 | 1999-01-27 | ||
| JP11105462A JP2000286261A (ja) | 1999-01-27 | 1999-04-13 | 絶縁膜の成膜方法および半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000286261A true JP2000286261A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=26355150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11105462A Pending JP2000286261A (ja) | 1999-01-27 | 1999-04-13 | 絶縁膜の成膜方法および半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000286261A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111732902A (zh) * | 2020-07-02 | 2020-10-02 | 常州斯威克光伏新材料有限公司 | 一种双面电池用抗极化封装胶膜及其制备方法 |
| CN114450777A (zh) * | 2020-08-31 | 2022-05-06 | 华为技术有限公司 | 一种开关电源模块及通信设备 |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11105462A patent/JP2000286261A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111732902A (zh) * | 2020-07-02 | 2020-10-02 | 常州斯威克光伏新材料有限公司 | 一种双面电池用抗极化封装胶膜及其制备方法 |
| CN114450777A (zh) * | 2020-08-31 | 2022-05-06 | 华为技术有限公司 | 一种开关电源模块及通信设备 |
| CN114450777B (zh) * | 2020-08-31 | 2024-01-30 | 华为技术有限公司 | 一种开关电源模块及通信设备 |
| EP4068341B1 (en) * | 2020-08-31 | 2024-10-16 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Switch power supply module and communication device |
| US12610852B2 (en) | 2020-08-31 | 2026-04-21 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Switching power module and communications device |
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