JP2000290544A - 水性塗料の塗装ラインの洗浄法 - Google Patents

水性塗料の塗装ラインの洗浄法

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JP2000290544A
JP2000290544A JP11098668A JP9866899A JP2000290544A JP 2000290544 A JP2000290544 A JP 2000290544A JP 11098668 A JP11098668 A JP 11098668A JP 9866899 A JP9866899 A JP 9866899A JP 2000290544 A JP2000290544 A JP 2000290544A
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paint
coating
washing
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coating machine
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Shigeru Kuramochi
茂 倉持
Nobumitsu Oi
与三 大井
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水性塗料の塗装ラインにおいて、塗料の輸送
パイプや塗装機などに付着した水性塗料を容易に洗浄除
去することが可能な塗装ラインの洗浄法。 【構成】 水性塗料の塗装ラインにおいて、塗料の輸送
パイプや塗装機などに付着した水性塗料を、水及び親水
性有機溶剤を含有し、かつpHを9〜13の範囲内に調
整してなる水性液で洗浄除去することを特徴とする水性
塗料の塗装ラインの洗浄法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性塗料の塗装ライン
において、塗料の輸送パイプや塗装機などに付着した水
性塗料を容易に洗浄除去することが可能な塗装ラインの
洗浄法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】水性塗料の塗装ラインは、通
常、塗料タンク、サ−キュレ−ションパイプ、カラ−チ
ェンジャ、塗装機などから構成されている。サ−キュレ
−ションパイプは塗料タンク内の水性塗料をカラ−チェ
ンジャを経由して再び元の塗料タンクに戻るように、循
環方式になっている。
【0003】一つの塗装ラインにおいて、2種類の水性
塗料a、bを連続して別々の被塗物に塗装する概略につ
いて説明する。塗料a及び塗料bのそれぞれ専用の塗料
タンク及びサ−キュレ−ションパイプが設けられてお
り、これらの2本のサ−キュレ−ションパイプは1個の
カラ−チェンジャと連結されている。まず、塗料aは、
塗料タンクからサ−キュレ−ションパイプを通ってカラ
−チェンジャに達し、そこでバルブaを開いてホ−スを
通って塗装機(例えば、ベル型静電塗装機)に圧送し
て、そこで噴霧されて被塗物aが塗装される。その後、
バルブaを閉じ、そのカラ−チェンジャに連結されてい
る洗浄液用のバルブsを開いて、バルブaから塗装機に
至るホ−ス内部及び塗装機先端部などに残存している塗
料aを洗浄除去してから、塗料タンクからサ−キュレ−
ションパイプを通ってカラ−チェンジャに送られている
塗料bを、バルブbを開いてホ−スを通って塗装機に圧
送し、そこで噴霧されて被塗物bが塗装される。
【0004】このような塗装ラインでは被塗物が連続し
て搬入されてくるので、塗料aの塗装が終了してから、
塗料bの塗装開始までの間隔は、通常、約10〜30秒
という極めて短時間であって、その間に上記のようにし
て、洗浄液用のバルブsを開いて、バルブaから塗装機
に至るホ−ス内部及び塗装機先端部などに残存している
塗料aを洗浄除去する必要がある。
【0005】これまで、この洗浄液として、水80〜9
0重量%と親水性有機溶剤(例えばイソプロピルアルコ
−ルやブチルセロソルブなど)20〜10重量%とから
なる混合液が使用されていたが、残存塗料の溶解性が十
分でなく、短時間ですべてを洗浄除去することは困難で
あり、仕上り外観や塗装効率などが低下することがしば
しば認められ、洗浄効率の向上が強く望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した塗装
ラインにおいて2種以上の水性塗料を連続して塗装する
にあたり、前に塗装されて残存している水性塗料を短時
間で速やかに洗浄除去することができ、塗装効率を向上
させることを目的とする。鋭意研究の結果、洗浄液とし
て、水及び親水性有機溶剤を含有し、かつpHを10〜
13の範囲内に調整してなる水性液を使用することによ
り目的が達成できることを見出し、本発明を完成させ
た。
【0007】すなわち、本発明によれば、水性塗料の塗
装ラインにおいて、塗料の輸送パイプや塗装機などに付
着した水性塗料を、水及び親水性有機溶剤を含有し、か
つpHを10〜13の範囲内に調整してなる水性液で洗
浄除去することを特徴とする水性塗料の塗装ラインの洗
浄法が提供される。
【0008】以下に、本発明による水性塗料の塗装ライ
ンの洗浄法についてさらに詳細に説明する。
【0009】本発明の方法で適用できる水性塗料は、水
を主たる分散媒又は溶媒とする液状塗料であって、有機
溶剤が含有しても差支えない。具体的には、塗料用樹脂
を含有する常温乾燥型又は加熱硬化型であって、ソリッ
ドカラ−系、メタリック系、クリヤ系に下塗り塗料、中
塗り塗料及び上塗り塗料などがあげられる。これらの塗
料の固形分含有率は、20〜80重量%の範囲内が適し
ており、塗装時の粘度は塗装機器などによって任意に選
択できる。本方法では、水性塗料を2種以上使用して、
これらを同一塗装ラインで塗装する工程に利用すること
が好ましい。塗装ラインは、複数の水性塗料を同一のラ
インで別々の被塗物に順次塗装するものであればよい。
例えば、同一のラインで、水性塗料aを被塗物aに塗装
した後、ついで水性塗料bを被塗物bに塗装することな
どがあげられる。具体的には、塗料タンク、サ−キュレ
−ションパイプ、カラ−チェンジャ、塗装機から構成さ
れている既知の塗装ラインがあげられる。塗料タンクは
塗装に供する水性塗料を貯蔵するものであり、使用する
塗料と同数以上設ける。サ−キュレ−ションパイプは各
々の塗料タンクからカラ−チェンジャを経由して再び元
の塗料タンクに戻るように循環パイプであり、使用する
塗料と同数以上を設ける。カラ−チェンジャは原則とし
て1つの塗装ラインで1個使用するものであり、個々の
サ−キュレ−ションパイプと連通しており、各塗料を流
出させるバルブがそれぞれ併設されている。
【0010】具体例として、同一塗装ラインで、2種類
の着色水性塗料a、bを連続して交互に塗装する工程に
基づいて塗装ラインの概略を説明する。水性塗料aが塗
料タンクからサ−キュレ−ションパイプを通ってカラ−
チェンジャに達し、そこに付設されているバルブaを開
いてホ−スを経て塗装機(例えば、ベル型静電塗装機)
に圧送され、そこで被塗物aに噴霧塗装される。それが
完了してから、バルブaを閉じ、そのカラ−チェンジャ
に連結されている洗浄液用のバルブsを開いて、バルブ
aから塗装機に至るホ−ス内部及び塗装機先端部などに
残存している塗料aを洗浄除去してから、塗料タンクか
らサ−キュレ−ションパイプを通ってカラ−チェンジャ
に送られている塗料bをバルブbを開いてホ−スを経て
塗装機に圧送し、噴霧されて被塗物bを塗装する。この
塗装ラインにおいて、被塗物が連続して搬入されてくる
ので、塗料aの塗装が終了してから、塗料bの塗装開始
までの間隔は、通常、約10〜30秒という極めて短時
間であって、その間に、ホ−ス内部及び塗装機先端部な
どに残存している塗料aを洗浄除去する必要がある。
【0011】本発明の特徴は、例えば、ホ−ス内部及び
塗装機先端部などに残存している塗料aを洗浄除去する
ための洗浄液として、「水及び親水性有機溶剤を含有
し、かつpHを10〜13の範囲内に調整してなる水性
液」を使用するところにあり、このものは、残存塗料の
溶解性がすぐれ、短時間ですべてを洗浄除去することが
可能となり、仕上り外観や塗装効率などを向上し、上記
の要望を満足することができた。
【0012】本発明で使用する洗浄液は、水及び親水性
有機溶剤を含有し、かつpHを10〜13の範囲内に調
整してなる水性液であって、水、親水性有機溶剤及びp
H調整剤からなる水溶液である。
【0013】水としては脱イオン水が好ましく、親水性
有機溶剤は、20℃において水に対して無制限に溶解す
る有機溶剤であって、例えば、エチレンクロルヒドリ
ン、プロピレンクロルヒドリンなどの塩化炭化水素系;
酢酸ジエチレグリコ−ルモノメチルエ−テル、酢酸ジエ
チレグリコ−ルモノエチルエ−テル、酢酸メトキシトリ
グリコ−ル、乳酸メチル、乳酸メチル、ジオキソラン、
ジオキサン、エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、
エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリ
コ−ルモノブチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノ
メチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−
テル、ジエチレングリコ−ルジエチルエ−テル、ジエチ
レングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのエ−テル系;
メチルアルコ−ル、エチルアルコ−ル、アリルアルコ−
ル、n−プロピルアルコ−ル、イソプロピルアルコ−
ル、tertブチルアルコ−ル、エチレングリコ−ルな
どのアルコ−ル系;アセトン、ジアセトンアルコ−ルな
どのケトン系などがあげられる。このうち、イソプロピ
ルアルコ−ル、エチレングリコ−ルモノブチルエ−テル
(ブチルセロソルブ)などが特に好ましい。pH調整剤
としては、アルカリ性化合物が使用でき、例えば、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸
化カルシウム、水酸化バリウムなどのアルカリ金属又は
アルカリ土類金属の水酸化物;アンモニア;エチルアミ
ン、プロピルアミン、ブチルアミン、ベンジルアミン、
モノエタノ−ルアミン、ネオペンタノ−ルアミン、2−
アミノプロパノ−ル、3−アミノプロパノ−ル、2−ア
ミノメチルプロパンルなどの第1級モノアミン;ジエチ
ルアミン、ジエタノ−ルアミン、ジ−n−又はジ−is
o−プロパノ−ルアミン、N−メチルエタノ−ルアミ
ン、N−エチルエタノ−ルアミンなどの第2級モノアミ
ン;ジメチルエタノ−ルアミン、トリメチルアミン、メ
チルジエタノ−ルアミン、ジメチルアミノエタノ−ルな
どの第3級モノアミン;ジエチレントリアミン、ヒドロ
キシエチルアミノエチルアミンなどのポリアミンなどが
あげられる。
【0014】本発明で使用する洗浄液において、水と親
水性有機溶剤との比率は、両成分の合計重量を基準に、
水は50〜99%、特に75〜98%、親水性有機溶剤
は50〜1%、特に25〜2%の範囲内が好ましく、p
H調整剤は、洗浄液のpHが10〜13、特に11〜1
2.5の範囲内になる程度が適している。洗浄液のpH
がこの範囲から逸脱すると残存塗料の洗浄性が低下し本
発明の目的が達成できない。
【0015】本発明の方法は、例えば、同一のライン
で、連続的に、水性塗料aを被塗物aに塗装した後、つ
いで水性塗料bを被塗物bに塗装する塗装ラインにおい
て、塗料aが塗料タンクからサ−キュレ−ションパイプ
を通ってカラ−チェンジャに達し、バルブaを経て塗装
機に圧送され、被塗物aが噴霧塗装されたのち、バルブ
aを閉じ、カラ−チェンジャの洗浄液用バルブsを開い
て洗浄液を流出させて、バルブaから塗装機に至るホ−
ス内部及び塗装機先端部などに残存している塗料aを洗
浄除去してから、同様にして、カラ−チェンジャに送ら
れている塗料bをバルブbを開いてホ−スを経て塗装機
に圧送し、噴霧されて被塗物bを塗装する塗装ラインに
おいて、洗浄液として、上記した水及び親水性有機溶剤
を含有し、かつpHを10〜13の範囲内に調整してな
る水性液を使用する。
【0016】
【発明の効果】洗浄液として上記した特定のものを使用
することにより、このものは残存水性塗料に対する溶解
性がすぐれ、バルブから塗装機に至るホ−ス内部及び塗
装機先端部などに残存している塗料を短時間で容易に洗
浄除去することができ、仕上り外観や塗装効率などを向
上し、要望を満足することができた。
【0017】
【実施例】以下に、本発明に関する実施例及び比較例に
ついて説明する。部及び%はいずれも重量を基準にして
いる。
【0018】実施例 1 ブリキ板に水性塗料(注1)を膜厚(未硬化塗膜で)が
約100μmになるようにスプレ−で塗装し、室温で2
4時間乾燥してなる塗装試験板を、静置した20℃の洗
浄液(注2)に3分間、5分間浸漬して、塗膜の除去性
を観察した。また、塗装試験板を20℃の洗浄液(注
2)に浸漬し、ただちにその液中で塗装試験板を20秒
間にわたって手でゆすった後の塗面を観察した。これら
の結果を表1に示した。表1において、○は完全に洗浄
除去することができた、△はブリキ板に塗膜が少し残っ
ている、×はブリキ板に塗膜が大部分残っているを 示
す。
【0019】実施例 2 ブリキ板に水性塗料(注1)を膜厚(未硬化塗膜で)が
約100μmになるようにスプレ−で塗装し、室温で2
4時間乾燥してなる試験板を、静置した20℃の洗浄液
(注3)に3分間、5分間浸漬して、塗膜の除去性を観
察した。また、塗装試験板を20℃の洗浄液(注3)に
浸漬し、ただちにその液中で塗装試験板を20秒間にわ
たって手でゆすった後の塗面を観察した。これらの結果
を表1に示した。
【0020】実施例 3 ブリキ板に水性塗料(注1)を膜厚(未硬化塗膜で)が
約100μmになるようにスプレ−で塗装し、室温で2
4時間乾燥してなる試験板を、静置した20℃の洗浄液
(注4)に3分間、5分間浸漬して、塗膜の除去性を観
察した。また、塗装試験板を20℃の洗浄液(注4)に
浸漬し、ただちにその液中で塗装試験板を20秒間にわ
たって手でゆすった後の塗面を観察した。その結果を表
1に示した。
【0021】比較例 1 ブリキ板に水性塗料(注1)を膜厚(未硬化塗膜で)が
約100μmになるようにスプレ−で塗装し、室温で2
4時間乾燥してなる試験板を、静置した20℃の洗浄液
(注5)に3分間、5分間浸漬して、塗膜の除去性を観
察した。また、塗装試験板を20℃の洗浄液(注5)に
浸漬し、ただちにその液中で塗装試験板を20秒間にわ
たって手でゆすった後の塗面を観察した。その結果を表
1に示した。
【0022】(注1)水性塗料:ポリエステル樹脂とメ
ラミン樹脂を含有する白色系塗料であり、スプレ−で塗
装時の固形分含有率は50%である。
【0023】(注2)洗浄液:脱イオン水90%、イソ
プロピルアルコ−ル5%、ブチルセロソルブ5%からな
る混合液に2−アミノメチルプロパノ−ルをpHが1
1.9になるように添加してなる液体。
【0024】(注3)洗浄液:脱イオン水90%、イソ
プロピルアルコ−ル5%、ブチルセロソルブ5%からな
る混合液に2−アミノメチルプロパノ−ルをpHが1
2.1になるように添加してなる液体。
【0025】(注4)洗浄液:脱イオン水90%、イソ
プロピルアルコ−ル5%、ブチルセロソルブ5%からな
る混合液に2−アミノメチルプロパノ−ルをpHが1
2.3になるように添加してなる液体。
【0026】(注5)洗浄液:脱イオン水90%、イソ
プロピルアルコ−ル5%、ブチルセロソルブ5%からな
る混合液(pH5.3)。
【0027】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性塗料の塗装ラインにおいて、塗料の輸
    送パイプや塗装機などに付着した水性塗料を、水及び親
    水性有機溶剤を含有し、かつpHを9〜13の範囲内に
    調整してなる水性液で洗浄除去することを特徴とする水
    性塗料の塗装ラインの洗浄法。
JP11098668A 1999-04-06 1999-04-06 水性塗料の塗装ラインの洗浄法 Pending JP2000290544A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266649A (ja) * 2008-05-13 2008-11-06 Daishin Kagaku Kk 水性塗料の洗浄剤
JP2013107931A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Toyota Kagaku Kogyo Kk 水性塗料用洗浄液
CN109557260A (zh) * 2018-12-19 2019-04-02 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种测定清洗溶剂清洗能力的试验方法
CN110142189A (zh) * 2019-04-08 2019-08-20 深圳市劢全新材料科技有限责任公司 一种涂覆方法及其在耐高温涂层涂覆中的应用

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