JP2000291788A - 減速機カバーの取付装置 - Google Patents
減速機カバーの取付装置Info
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- 238000009434 installation Methods 0.000 title 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 33
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 14
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 28
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 101000961414 Homo sapiens Membrane cofactor protein Proteins 0.000 description 1
- 102100039373 Membrane cofactor protein Human genes 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ねじを用いることなくケーシングに減速機カ
バーを固定する。 【解決手段】 ケーシング10の内周円筒面11の手前
側に周方向に溝13を設けるとともに、ケーシング10
とカバー30の表面をまたいで有底穴10a,30aを
設ける。ケーシング10にカバー30を取り付ける場合
には、まず、ケーシング10の円筒面11にOリング2
3を介してカバー30を勘合し、次いで、貫通穴22a
を介してメタルリング21と一体化されたコマ22を有
底穴10a,30aに遊嵌するとともに、メタルリング
21を弾性変形させながら溝13にはめ込む。これによ
って、メタルリング21がカバー30とコマ22の抜け
止めとなり、コマ22がカバー30の回り止めとなる。
バーを固定する。 【解決手段】 ケーシング10の内周円筒面11の手前
側に周方向に溝13を設けるとともに、ケーシング10
とカバー30の表面をまたいで有底穴10a,30aを
設ける。ケーシング10にカバー30を取り付ける場合
には、まず、ケーシング10の円筒面11にOリング2
3を介してカバー30を勘合し、次いで、貫通穴22a
を介してメタルリング21と一体化されたコマ22を有
底穴10a,30aに遊嵌するとともに、メタルリング
21を弾性変形させながら溝13にはめ込む。これによ
って、メタルリング21がカバー30とコマ22の抜け
止めとなり、コマ22がカバー30の回り止めとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルや油
圧クレーン等の建設機械の走行用減速機などに適用され
る減速機カバーの取付装置に関する。
圧クレーン等の建設機械の走行用減速機などに適用され
る減速機カバーの取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルや油圧クレーンなどの建設
機械においては、走行用油圧モータの回転を走行用減速
機で減速して下部走行体を走行駆動させるようになって
いる。走行用減速機は、通常、油圧モータに軸受け等を
介して回転自在に支持される本体ケーシングと、そのケ
ーシング内に設けられた複数段の減速機構と、本体ケー
シングの開口部を塞ぐカバーとから構成される。そし
て、減速機構の分解修理等を行うために、カバーはケー
シングに対して着脱可能に取り付けられる。減速機カバ
ーをケーシングに取り付ける装置は、例えば実開昭61
−119657号公報や実開平3−55956号公報に
開示されている。
機械においては、走行用油圧モータの回転を走行用減速
機で減速して下部走行体を走行駆動させるようになって
いる。走行用減速機は、通常、油圧モータに軸受け等を
介して回転自在に支持される本体ケーシングと、そのケ
ーシング内に設けられた複数段の減速機構と、本体ケー
シングの開口部を塞ぐカバーとから構成される。そし
て、減速機構の分解修理等を行うために、カバーはケー
シングに対して着脱可能に取り付けられる。減速機カバ
ーをケーシングに取り付ける装置は、例えば実開昭61
−119657号公報や実開平3−55956号公報に
開示されている。
【0003】実開昭61−119657号公報記載の装
置では、本体ケーシングの外周壁を径方向に貫通するね
じ穴を設けるとともに、そのねじ穴に対応させて、本体
ケーシングの開口部に内挿されるカバーの外周面に有底
穴を設ける。そして、ねじ穴から有底穴にわたってプラ
グねじをねじ込むことで、カバーをケーシングに固定す
る。このようにプラグねじによりケーシングとカバーと
を固定することで、ボルトの露出を阻止して走行時のボ
ルトの損傷を防止することができるとともに、取付部の
スペースを小さくすることができる。
置では、本体ケーシングの外周壁を径方向に貫通するね
じ穴を設けるとともに、そのねじ穴に対応させて、本体
ケーシングの開口部に内挿されるカバーの外周面に有底
穴を設ける。そして、ねじ穴から有底穴にわたってプラ
グねじをねじ込むことで、カバーをケーシングに固定す
る。このようにプラグねじによりケーシングとカバーと
を固定することで、ボルトの露出を阻止して走行時のボ
ルトの損傷を防止することができるとともに、取付部の
スペースを小さくすることができる。
【0004】また、実開平3−55956号公報記載の
構造では、カバーの外周面と本体ケーシングの内周面に
それぞれねじ部を設け、カバーを回転させながら本体ケ
ーシングにねじ込み、両者を固定する。そして、カバー
の表面にドレン穴(ねじ穴)を設け、先端に突起部を有
するプラグねじをそのねじ穴にねじ込んで、突起部をケ
ーシングの内周壁に設けられたリングギヤの歯と歯の間
に挿通する。これによって、突起部とリングキヤの歯が
接触することでケーシングに対するカバーの回転が阻止
され、カバーの弛みが防止される。
構造では、カバーの外周面と本体ケーシングの内周面に
それぞれねじ部を設け、カバーを回転させながら本体ケ
ーシングにねじ込み、両者を固定する。そして、カバー
の表面にドレン穴(ねじ穴)を設け、先端に突起部を有
するプラグねじをそのねじ穴にねじ込んで、突起部をケ
ーシングの内周壁に設けられたリングギヤの歯と歯の間
に挿通する。これによって、突起部とリングキヤの歯が
接触することでケーシングに対するカバーの回転が阻止
され、カバーの弛みが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭61−119657号公報記載の構造では、組立時
にケーシングに対するカバーの位相あわせが必要とな
り、また、上記実開平3−55956号公報記載の構造
では、リングギヤの歯に対するプラグねじの位相合わせ
が必要となり、組立性が悪化する。また、ケーシングと
カバーをねじで締結するためには加工精度が必要とさ
れ、加工コストが上昇する。さらに、ねじ部を設けるた
めのフランジ厚さが必要となり、装置の重量が増加する
傾向にある。
開昭61−119657号公報記載の構造では、組立時
にケーシングに対するカバーの位相あわせが必要とな
り、また、上記実開平3−55956号公報記載の構造
では、リングギヤの歯に対するプラグねじの位相合わせ
が必要となり、組立性が悪化する。また、ケーシングと
カバーをねじで締結するためには加工精度が必要とさ
れ、加工コストが上昇する。さらに、ねじ部を設けるた
めのフランジ厚さが必要となり、装置の重量が増加する
傾向にある。
【0006】本発明の目的は、ケーシングやカバーなど
にカバー取付用のねじ加工をする必要がなく、ケーシン
グに対するカバーの着脱が容易な減速機カバーの取付装
置を提供することにある。
にカバー取付用のねじ加工をする必要がなく、ケーシン
グに対するカバーの着脱が容易な減速機カバーの取付装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 一実施の形態を
示す図1,2,5を参照して説明すると、請求項1の発明
は、油圧モータに連動して回転する歯車機構20が内部
に格納された円筒状のケーシング10と、ケーシング1
0の内周面11に着脱可能に嵌合され、ケーシング10
の開放端面を覆うことによりその内部を密閉する円板状
のカバー30とを備える減速機カバーの取付装置に適用
される。そして、ケーシング10の開放端面の内周面1
1とカバー30の外周面にそれぞれ形成された切り欠き
部10a,30aと、それらの切り欠き部10a,30a
を互いに一致させることによって形成される空所に設け
られる回り止め部材22,24と、ケーシング10の内
周面11に周方向に形成された凹部13に介装され、カ
バー30の外周面縁部35に周方向に当接するととも
に、回り止め部材22,24を横断する円弧状の抜け止
め部材21とを備えることにより上述した目的は達成さ
れる。 (2) 請求項2の発明は、図4に示すように、走行体
41の車両左右に設けられ、走行用油圧モータからの回
転を駆動軸に伝達する走行用減速機43が内部に格納さ
れた円筒状のケーシング10と、ケーシング10の内周
面に着脱可能に嵌合され、ケーシング10の開放端面を
覆うことによりその内部を密閉する円板状のカバー30
とを備える減速機カバーの取付装置に適用される。そし
て、ケーシング10の開放端面の内周面11とカバー3
0の外周面にそれぞれ形成された切り欠き部10a,3
0aと、それらの切り欠き部10a,30aを互いに一
致させることによって形成される空所に設けられる回り
止め部材22,24と、ケーシング10の内周面11に
周方向に形成された凹部13に介装され、カバー30の
外周面縁部35に周方向に当接するとともに、回り止め
部材22,24を横断する円弧状の抜け止め部材21と
を備えることにより上述した目的は達成される。 (3) 請求項3の発明は、回り止め部材22,24と
抜け止め部材21を一体化したものである。
示す図1,2,5を参照して説明すると、請求項1の発明
は、油圧モータに連動して回転する歯車機構20が内部
に格納された円筒状のケーシング10と、ケーシング1
0の内周面11に着脱可能に嵌合され、ケーシング10
の開放端面を覆うことによりその内部を密閉する円板状
のカバー30とを備える減速機カバーの取付装置に適用
される。そして、ケーシング10の開放端面の内周面1
1とカバー30の外周面にそれぞれ形成された切り欠き
部10a,30aと、それらの切り欠き部10a,30a
を互いに一致させることによって形成される空所に設け
られる回り止め部材22,24と、ケーシング10の内
周面11に周方向に形成された凹部13に介装され、カ
バー30の外周面縁部35に周方向に当接するととも
に、回り止め部材22,24を横断する円弧状の抜け止
め部材21とを備えることにより上述した目的は達成さ
れる。 (2) 請求項2の発明は、図4に示すように、走行体
41の車両左右に設けられ、走行用油圧モータからの回
転を駆動軸に伝達する走行用減速機43が内部に格納さ
れた円筒状のケーシング10と、ケーシング10の内周
面に着脱可能に嵌合され、ケーシング10の開放端面を
覆うことによりその内部を密閉する円板状のカバー30
とを備える減速機カバーの取付装置に適用される。そし
て、ケーシング10の開放端面の内周面11とカバー3
0の外周面にそれぞれ形成された切り欠き部10a,3
0aと、それらの切り欠き部10a,30aを互いに一
致させることによって形成される空所に設けられる回り
止め部材22,24と、ケーシング10の内周面11に
周方向に形成された凹部13に介装され、カバー30の
外周面縁部35に周方向に当接するとともに、回り止め
部材22,24を横断する円弧状の抜け止め部材21と
を備えることにより上述した目的は達成される。 (3) 請求項3の発明は、回り止め部材22,24と
抜け止め部材21を一体化したものである。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図4は、本発明の実施の形態に係る減速機カバーの取付
装置を有する油圧ショベルの外観図である。図4に示す
ように、油圧ショベルは、下部走行体41と、不図示の
旋回装置を介して下部走行体41上に旋回可能に取り付
けられた上部旋回体42とを有している。下部走行体4
1は、走行用油圧モータの出力軸の回転数を減速する走
行用減速機43をそれぞれ車両左右に有し、走行用減速
機43の回転によってクローラ44が駆動され、油圧シ
ョベルは走行する。
施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図4は、本発明の実施の形態に係る減速機カバーの取付
装置を有する油圧ショベルの外観図である。図4に示す
ように、油圧ショベルは、下部走行体41と、不図示の
旋回装置を介して下部走行体41上に旋回可能に取り付
けられた上部旋回体42とを有している。下部走行体4
1は、走行用油圧モータの出力軸の回転数を減速する走
行用減速機43をそれぞれ車両左右に有し、走行用減速
機43の回転によってクローラ44が駆動され、油圧シ
ョベルは走行する。
【0010】図1は図4の矢視A図(走行用減速機43
の側面図)、図2は図1のII-II線断面図である。な
お、減速機カバーの取付方向に関し、以下では、図2の
矢印のごとく手前側、奥側と称する。図2に示すよう
に、走行用減速機43は、不図示の油圧モータに連結さ
れた回転自在なケーシング10と、不図示の駆動輪に駆
動力を伝達する複数段の減速歯車20と、ケーシング1
0の円筒面に着脱自在に嵌合されるカバー30とを有し
ている。ケーシング10の内周壁には手前側に円筒面1
1が形成され、その奥側には円筒面11より小径のリン
グギヤ12が形成されている。リングギヤ12には減速
歯車20の一部が噛合され、これによって、油圧モータ
からの回転は所定の減速比で減速され、クローラ44が
駆動される。
の側面図)、図2は図1のII-II線断面図である。な
お、減速機カバーの取付方向に関し、以下では、図2の
矢印のごとく手前側、奥側と称する。図2に示すよう
に、走行用減速機43は、不図示の油圧モータに連結さ
れた回転自在なケーシング10と、不図示の駆動輪に駆
動力を伝達する複数段の減速歯車20と、ケーシング1
0の円筒面に着脱自在に嵌合されるカバー30とを有し
ている。ケーシング10の内周壁には手前側に円筒面1
1が形成され、その奥側には円筒面11より小径のリン
グギヤ12が形成されている。リングギヤ12には減速
歯車20の一部が噛合され、これによって、油圧モータ
からの回転は所定の減速比で減速され、クローラ44が
駆動される。
【0011】図1に示すように、カバー30の表面には
給油用の給油穴31、排油用のドレン穴32、および油
量をチェックするレベル穴33がそれぞれ設けられ、各
穴(ねじ穴)31〜33にはプラグねじ34が螺合され
ている。また、図2に示すように、カバー30の外周面
は、手前側に比べて奥側の径が大きい段付き形状となっ
ており、その段付き部35はテーパ状をなしている。な
お、このようなカバー30は鋳物によって形成される。
給油用の給油穴31、排油用のドレン穴32、および油
量をチェックするレベル穴33がそれぞれ設けられ、各
穴(ねじ穴)31〜33にはプラグねじ34が螺合され
ている。また、図2に示すように、カバー30の外周面
は、手前側に比べて奥側の径が大きい段付き形状となっ
ており、その段付き部35はテーパ状をなしている。な
お、このようなカバー30は鋳物によって形成される。
【0012】カバー30の奥側(大径部側)の円筒面3
6には凹状の溝37が設けられ、その溝37にOリング
23が介装されている。カバー30はこのOリング23
を介してケーシング10の円筒面11に嵌合され、これ
によって、ケーシング10の内部が密閉されている。ケ
ーシング10の円筒面11には全周にわたって溝13
(詳細は後述)が設けられ、その溝13には、外径がケ
ーシング10の円筒面11より大きく、かつ、内径がカ
バー30の円筒面36より小さい円形断面のメタルリン
グ21が介装されている。メタルリング21は弾性変形
可能であり、その円周方向の一部21a(図1参照)は
分断されている。一方、ケーシング10およびカバー3
0の手前側表面には両者にまたがって所定深さの円形穴
10a,30aが設けられ、その円形穴10a,30aに
円筒状のコマ22が遊嵌されている。コマ22の側面に
は貫通穴22aが設けられ、その貫通穴22aに分断部
21aを介してメタルリング21が装通され、これによ
って、メタルリング21とコマ22が一体化されてい
る。
6には凹状の溝37が設けられ、その溝37にOリング
23が介装されている。カバー30はこのOリング23
を介してケーシング10の円筒面11に嵌合され、これ
によって、ケーシング10の内部が密閉されている。ケ
ーシング10の円筒面11には全周にわたって溝13
(詳細は後述)が設けられ、その溝13には、外径がケ
ーシング10の円筒面11より大きく、かつ、内径がカ
バー30の円筒面36より小さい円形断面のメタルリン
グ21が介装されている。メタルリング21は弾性変形
可能であり、その円周方向の一部21a(図1参照)は
分断されている。一方、ケーシング10およびカバー3
0の手前側表面には両者にまたがって所定深さの円形穴
10a,30aが設けられ、その円形穴10a,30aに
円筒状のコマ22が遊嵌されている。コマ22の側面に
は貫通穴22aが設けられ、その貫通穴22aに分断部
21aを介してメタルリング21が装通され、これによ
って、メタルリング21とコマ22が一体化されてい
る。
【0013】次に、図2のa部拡大図である図3を用い
てカバー30の着脱方法について説明する。ケーシング
10にカバー30を取り付ける場合には、まず、図3
(a)に示すように、Oリング23の介装されたカバー
30をケーシング10の円筒面11に嵌合し、カバー3
0の端面38がケーシング10の段付き部14に当接す
るまでカバー30を奥側に差し込む。次いで、メタルリ
ング21と一体化されたコマ22を円形穴10a,30
aに遊嵌するとともに、例えば以下のようにしてメタル
リング21をケーシング10の溝13に差し込む。すな
わち、メタルリング21に外力を加えて三次元的に変形
(弾性変形)させ、メタルリング21をカバー30のテ
ーパ面35に押し付ける(点線)。ケーシング30の溝
13は手前側の円弧部13aと奥側のテーパ部13bか
らなっており、メタルリング21をカバー30のテーパ
面35に押し付けた状態から外力を除去すると、メタル
リング21は元の形状に戻ろうとしてケーシング10の
テーパ部13bに沿って径が広がり、円弧部13aに掛
止される(実線)。
てカバー30の着脱方法について説明する。ケーシング
10にカバー30を取り付ける場合には、まず、図3
(a)に示すように、Oリング23の介装されたカバー
30をケーシング10の円筒面11に嵌合し、カバー3
0の端面38がケーシング10の段付き部14に当接す
るまでカバー30を奥側に差し込む。次いで、メタルリ
ング21と一体化されたコマ22を円形穴10a,30
aに遊嵌するとともに、例えば以下のようにしてメタル
リング21をケーシング10の溝13に差し込む。すな
わち、メタルリング21に外力を加えて三次元的に変形
(弾性変形)させ、メタルリング21をカバー30のテ
ーパ面35に押し付ける(点線)。ケーシング30の溝
13は手前側の円弧部13aと奥側のテーパ部13bか
らなっており、メタルリング21をカバー30のテーパ
面35に押し付けた状態から外力を除去すると、メタル
リング21は元の形状に戻ろうとしてケーシング10の
テーパ部13bに沿って径が広がり、円弧部13aに掛
止される(実線)。
【0014】この状態から油圧モータを回転駆動する
と、ケーシング10の内圧が上昇し、図3(b)に示す
ように、内圧pによってカバー30は手前側に押動され
る。そして、カバー30のテーパ面35がメタルリング
21に接触すると、手前側への移動がそれ以上禁止され
る。このとき、メタルリング21はカバー30の抜け止
めとして機能している。
と、ケーシング10の内圧が上昇し、図3(b)に示す
ように、内圧pによってカバー30は手前側に押動され
る。そして、カバー30のテーパ面35がメタルリング
21に接触すると、手前側への移動がそれ以上禁止され
る。このとき、メタルリング21はカバー30の抜け止
めとして機能している。
【0015】油の供給,排出や油量のチェックを行う場
合には、ケーシング10を回転させて、カバー30の給
油穴31を真上にセットする。次いで、スパナなどの工
具を用いてプラグねじ34を取り外す。ねじ34を取り
外す際に、カバー30にはねじの緩め方向にトルクが作
用するが、カバー30の位相(相対位相)はコマ22に
よって規制されているので、カバー30の回転は阻止さ
れる。このとき、コマ22はカバー30の回り止めとし
て機能している。なお、油を供給する場合には、給油穴
31とレベル穴33をともに開放して給油穴31から供
給する。そして、油が所定量たまり、レベル穴33から
油が溢れたら給油をやめる。
合には、ケーシング10を回転させて、カバー30の給
油穴31を真上にセットする。次いで、スパナなどの工
具を用いてプラグねじ34を取り外す。ねじ34を取り
外す際に、カバー30にはねじの緩め方向にトルクが作
用するが、カバー30の位相(相対位相)はコマ22に
よって規制されているので、カバー30の回転は阻止さ
れる。このとき、コマ22はカバー30の回り止めとし
て機能している。なお、油を供給する場合には、給油穴
31とレベル穴33をともに開放して給油穴31から供
給する。そして、油が所定量たまり、レベル穴33から
油が溢れたら給油をやめる。
【0016】一方、カバー30を取り外す場合には、上
述したのとは逆に、まずカバー30を奥側に押し付けた
状態でコマ22を取り外すとともに、例えばケーシング
10の表面に設けられた切り欠き部14(図1参照)を
用いてメタルリング21を内側に縮め、溝13から取り
外す。次いで、カバー30をケーシング10から取り外
し、減速歯車20の点検、修理を行う。
述したのとは逆に、まずカバー30を奥側に押し付けた
状態でコマ22を取り外すとともに、例えばケーシング
10の表面に設けられた切り欠き部14(図1参照)を
用いてメタルリング21を内側に縮め、溝13から取り
外す。次いで、カバー30をケーシング10から取り外
し、減速歯車20の点検、修理を行う。
【0017】このように第1の実施の形態によると、減
速機用のカバー30の外周面をケーシング10の内周面
に嵌合させてから、ケーシング10の内周面に設けられ
た溝13に抜け止め用のメタルリング21を取り付ける
とともに、ケーシング10とカバー30の表面をまたい
で有底穴10a,30aを設け、その有底穴10a,30
aにに回り止め用のコマ22を装着するようにしたの
で、ねじを用いたものに比べてカバー30の着脱が容易
になる。また、ねじ加工が不要なので、加工コストが低
減されるとともに、フランジの厚さも薄くすることがで
き、装置を小型,軽量化することができる。さらに、メ
タルリング21やコマ22の取付状態が外部から確認す
ることができ、組立ミス等も防止される。
速機用のカバー30の外周面をケーシング10の内周面
に嵌合させてから、ケーシング10の内周面に設けられ
た溝13に抜け止め用のメタルリング21を取り付ける
とともに、ケーシング10とカバー30の表面をまたい
で有底穴10a,30aを設け、その有底穴10a,30
aにに回り止め用のコマ22を装着するようにしたの
で、ねじを用いたものに比べてカバー30の着脱が容易
になる。また、ねじ加工が不要なので、加工コストが低
減されるとともに、フランジの厚さも薄くすることがで
き、装置を小型,軽量化することができる。さらに、メ
タルリング21やコマ22の取付状態が外部から確認す
ることができ、組立ミス等も防止される。
【0018】−第2の実施の形態− 図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる減速機カバ
ーの取付構造を示す断面図であり、第1の実施の形態の
図3に対応する図である。なお、図5において、図3と
同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点
を主に説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態
と異なるのは、回り止め用のコマの形状である。図5に
示すように、第2の実施の形態のコマ24は薄板状に形
成され、メタルリング21の奥側に遊嵌されている。し
たがって、第2の実施の形態ではメタルリング21とコ
マ24とが別体であり、メタルリング21はコマ24の
抜け止めとしても機能している。
ーの取付構造を示す断面図であり、第1の実施の形態の
図3に対応する図である。なお、図5において、図3と
同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点
を主に説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態
と異なるのは、回り止め用のコマの形状である。図5に
示すように、第2の実施の形態のコマ24は薄板状に形
成され、メタルリング21の奥側に遊嵌されている。し
たがって、第2の実施の形態ではメタルリング21とコ
マ24とが別体であり、メタルリング21はコマ24の
抜け止めとしても機能している。
【0019】このように第2の実施の形態によると、メ
タルリング21とコマ24とを別体とし、メタルリング
21の奥側にコマ24を挿設するようにしたので、コマ
24を単なる薄板形状とすることができるとともに、メ
タルリング21の切り欠き部21aも不要となり、加工
コストが低減される。
タルリング21とコマ24とを別体とし、メタルリング
21の奥側にコマ24を挿設するようにしたので、コマ
24を単なる薄板形状とすることができるとともに、メ
タルリング21の切り欠き部21aも不要となり、加工
コストが低減される。
【0020】以上のように本発明は、ねじを用いること
なく、抜け止め用のリング21と回り止め用のコマ2
2,24を用いてケーシング10にカバー30を固定し
たことを特徴とするものであり、それは上述した実施の
形態に限定されず種々の形態で実施できる。例えば、上
記実施の形態では、走行用の減速機カバー30に適用し
たが、走行用以外のものにも同様に適用することができ
る。また、抜け止め用のメタルリング21は全周にわた
って必要なく、例えば半周以上あればよい。さらに、メ
タルリング21の断面形状は円形以外であってもよい。
さらにまた、溶接などによってメタルリング21とコマ
22,24を一体に接合してもよい。
なく、抜け止め用のリング21と回り止め用のコマ2
2,24を用いてケーシング10にカバー30を固定し
たことを特徴とするものであり、それは上述した実施の
形態に限定されず種々の形態で実施できる。例えば、上
記実施の形態では、走行用の減速機カバー30に適用し
たが、走行用以外のものにも同様に適用することができ
る。また、抜け止め用のメタルリング21は全周にわた
って必要なく、例えば半周以上あればよい。さらに、メ
タルリング21の断面形状は円形以外であってもよい。
さらにまた、溶接などによってメタルリング21とコマ
22,24を一体に接合してもよい。
【0021】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、コマ22,24が回り止め部材を、メタルリング2
1が抜け止め部材をそれぞれ構成する。
て、コマ22,24が回り止め部材を、メタルリング2
1が抜け止め部材をそれぞれ構成する。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ケーシングの開放端面の内周面と減速機カバーの
外周面にそれぞれ形成された切り欠き部を互いに一致さ
せることによって形成される空所に回り止め部材を設け
るとともに、ケーシングの内周面に周方向に形成された
凹部に、カバーの外周面縁部に周方向に当接し、回り止
め部材を横断して抜け止め部材を介装したので、ケーシ
ングやカバーなどにカバー取付用のねじ加工をする必要
がなく、ケーシングに対するカバーの着脱が容易にな
る。
れば、ケーシングの開放端面の内周面と減速機カバーの
外周面にそれぞれ形成された切り欠き部を互いに一致さ
せることによって形成される空所に回り止め部材を設け
るとともに、ケーシングの内周面に周方向に形成された
凹部に、カバーの外周面縁部に周方向に当接し、回り止
め部材を横断して抜け止め部材を介装したので、ケーシ
ングやカバーなどにカバー取付用のねじ加工をする必要
がなく、ケーシングに対するカバーの着脱が容易にな
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる減速機カバ
ーの取付装置の外観図。
ーの取付装置の外観図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる減速機カバ
ーの取付装置の断面図(図1のII-II線断面図)。
ーの取付装置の断面図(図1のII-II線断面図)。
【図3】図2のa部拡大図。
【図4】本発明の実施の形態に係わる減速機カバーの取
付装置を有する油圧ショベルの外観図。
付装置を有する油圧ショベルの外観図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる減速機カバ
ーの取付装置の断面図。
ーの取付装置の断面図。
10 ケーシング 10a,30a 円形穴 13 溝 20 原則歯車 21 メタルリング 22,24 コマ 30 カバー 41 下部走行体 43 走行用減速機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D015 AA00 3J063 AA15 AB12 AB44 AC01 BA01 BB02 BB19 BB27 BB46 CA01 CB41 CD46 CD67 XA05 XA12
Claims (3)
- 【請求項1】 油圧モータに連動して回転する歯車機構
が内部に格納された円筒状のケーシングと、 前記ケーシングの内周面に着脱可能に嵌合され、前記ケ
ーシングの開放端面を覆うことによりその内部を密閉す
る円板状のカバーとを備える減速機カバーの取付装置に
おいて、 前記ケーシングの開放端面の内周面と前記カバーの外周
面にそれぞれ形成された切り欠き部と、 それらの切り欠き部を互いに一致させることによって形
成される空所に設けられる回り止め部材と、 前記ケーシングの内周面に周方向に形成された凹部に介
装され、前記カバーの外周面縁部に周方向に当接すると
ともに、前記回り止め部材を横断する円弧状の抜け止め
部材とを備えることを特徴とする減速機カバーの取付装
置。 - 【請求項2】 走行体の車両左右に設けられ、走行用油
圧モータからの回転を駆動軸に伝達する走行用減速機が
内部に格納された円筒状のケーシングと、 前記ケーシングの内周面に着脱可能に嵌合され、前記ケ
ーシングの開放端面を覆うことによりその内部を密閉す
る円板状のカバーとを備える減速機カバーの取付装置に
おいて、 前記ケーシングの開放端面の内周面と前記カバーの外周
面にそれぞれ形成された切り欠き部と、 それらの切り欠き部を互いに一致させることによって形
成される空所に設けられる回り止め部材と、 前記ケーシングの内周面に周方向に形成された凹部に介
装され、前記カバーの外周面縁部に周方向に当接すると
ともに、前記回り止め部材を横断する円弧状の抜け止め
部材とを備えることを特徴とする減速機カバーの取付装
置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の減速機カバー
の取付装置において、 前記回り止め部材と前記抜け止め部材を一体化したこと
を特徴とする減速機カバーの取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10298599A JP2000291788A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 減速機カバーの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10298599A JP2000291788A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 減速機カバーの取付装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000291788A true JP2000291788A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14342017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10298599A Pending JP2000291788A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 減速機カバーの取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000291788A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014190444A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Kayaba Ind Co Ltd | 変速機 |
| CN104896073A (zh) * | 2014-03-04 | 2015-09-09 | 株式会社椿E&M | 减速器 |
| KR101732287B1 (ko) | 2012-12-03 | 2017-05-24 | 나부테스코 가부시키가이샤 | 기어 장치 |
| JP2018059624A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-04-12 | ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム | リングギア及び歯車装置 |
| JP2018535365A (ja) * | 2015-09-17 | 2018-11-29 | ジェイテクト ユーロップ | プラグの製造方法、及び、該プラグを備えた車両用ステアリング装置 |
| JP2019113190A (ja) * | 2019-04-05 | 2019-07-11 | ナブテスコ株式会社 | オイルシールキャップ及びそれを備える偏心揺動型歯車装置 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10298599A patent/JP2000291788A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101732287B1 (ko) | 2012-12-03 | 2017-05-24 | 나부테스코 가부시키가이샤 | 기어 장치 |
| JP2014190444A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Kayaba Ind Co Ltd | 変速機 |
| CN104896073A (zh) * | 2014-03-04 | 2015-09-09 | 株式会社椿E&M | 减速器 |
| JP2015166609A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | 株式会社ツバキE&M | 減速機 |
| CN104896073B (zh) * | 2014-03-04 | 2019-01-11 | 株式会社椿本链条 | 减速器 |
| JP2018535365A (ja) * | 2015-09-17 | 2018-11-29 | ジェイテクト ユーロップ | プラグの製造方法、及び、該プラグを備えた車両用ステアリング装置 |
| JP7014711B2 (ja) | 2015-09-17 | 2022-02-01 | ジェイテクト ユーロップ | プラグの製造方法、及び、該プラグを備えた車両用ステアリング装置 |
| JP2018059624A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-04-12 | ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム | リングギア及び歯車装置 |
| JP7068788B2 (ja) | 2016-08-22 | 2022-05-17 | ジョンソン エレクトリック インターナショナル アクチェンゲゼルシャフト | リングギア及び歯車装置 |
| JP2019113190A (ja) * | 2019-04-05 | 2019-07-11 | ナブテスコ株式会社 | オイルシールキャップ及びそれを備える偏心揺動型歯車装置 |
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