JP2000309505A - 粉末化粧料 - Google Patents

粉末化粧料

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JP2000309505A
JP2000309505A JP2000044146A JP2000044146A JP2000309505A JP 2000309505 A JP2000309505 A JP 2000309505A JP 2000044146 A JP2000044146 A JP 2000044146A JP 2000044146 A JP2000044146 A JP 2000044146A JP 2000309505 A JP2000309505 A JP 2000309505A
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water
powder
acid
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JP2000044146A
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Takashi Oka
隆史 岡
Isao Yajima
勲 矢島
Nobuyoshi Koga
信義 古賀
Emiko Takasu
恵美子 高須
Seiji Nishiyama
聖二 西山
Toshio Hariki
利男 梁木
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に塗擦すると液化して乳液様の特性が
生じる粉末化粧料であって、きしみ感がなく、きわめて
良好な使用感および仕上がりを得ることができるととも
に、長期保存安定性に優れ、さらに、水存在下不安定成
分を配合した場合でもこれら成分を安定に配合し、それ
らの機能を十分に発揮し得る粉末化粧料を提供する。 【解決手段】 (a)表面積60m2/g以上の疎水化
無水ケイ酸と、(b)水中油型乳化組成物を1種または
2種以上とを含有する、塗擦により液化する粉末化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗擦により液化する
粉末化粧料に関する。さらに詳しくは、使用時に塗擦す
ると液化して乳液様の特性が生じる粉末化粧料であっ
て、きしみ感がなく、きわめて良好な使用感および仕上
がりを得ることができるとともに、製品の長期保存性に
も優れ、さらに、水の存在下で不安定な成分や、水に溶
解した状態で製品の物性に悪影響を及ぼしたりする成分
(以下、「水存在下不安定成分」と総称)を配合した場
合でも、これら成分を安定に配合し、該成分の機能を十
分に発揮し得る粉末化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるドライウォーターと称さ
れる粉末化粧料では、水や水性成分を、疎水化処理した
粉末等で被覆して粉末化し、使用時に塗擦すると液化す
るようになされている。これら粉末化粧料として、白
粉、美白パウダー等が知られているが、仕上がりが粉っ
ぽく、肌が乾燥しやすい等の問題があった。
【0003】また、一般に化粧料には、薬剤など種々の
有効成分が配合されているが、この薬剤の肌への浸透性
促進、保湿性、エモリエント性の付与等を目的として、
粉末化粧料を水、油、液状化粧料等と混合して使用する
方法も行われているが、使用性などの点で問題があっ
た。さらに、この有効成分が、水の存在下で容易に分
解、変質するなど不安定で製品の物性に悪影響を及ぼし
たりするような場合、その配合は、化粧料の剤型のみな
らず、容器形態、保存条件、取り扱い等において種々の
制約を受ける。
【0004】このような問題に対処すべく種々の技術が
提案されている。例えば、特開平6−211620号公
報には、特定の表面積を有する疎水化無水ケイ酸、フッ
素化合物被覆処理化粧料粉体、油性成分、水性成分、お
よび不安定有効成分(水存在下不安定成分)を特定量配
合することによって、これら水存在下不安定成分の安定
な配合を図った粉末化粧料が開示されている。
【0005】しかしながら、上記公報に記載の粉末化粧
料においては、油性成分配合のために、該油性成分をあ
らかじめフッ素化合物被覆処理化粧料粉末で粉末化処理
することが必要となり、製造工程が煩雑となる不具合が
ある。さらに使用性の点においても、配合されている疎
水化無水ケイ酸とフッ素化合物被覆処理化粧料粉体との
粉末特性に起因するきしみ感が生じるという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、粉末形態の化粧料でありながら使
用時に塗擦すると液化して化粧水または乳液様の特性が
生じる粉末化粧料であって、油性成分を粉末化処理する
ことなく系中に配合することができ、きしみ感がなく、
きわめて良好な使用感および仕上がりを得ることができ
るとともに、製品の長期保存安定性にも優れ、さらに、
水存在下不安定成分を配合した場合でもこれら成分を安
定に配合し、それらの機能を十分に発揮し得る塗擦によ
り液化する粉末化粧料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)表面積
60m2/g以上の疎水化無水ケイ酸と、(b)水中油
型乳化組成物を1種または2種以上とを含有し、塗擦に
より液化する粉末化粧料に関する。
【0008】また本発明は、上記粉末化粧料にさらに
(c)水存在下不安定成分を含有する、塗擦により液化
する粉末化粧料に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明に用いられる(a)成分としての疎水化無水ケイ
酸は、微粒子無水ケイ酸表面を疎水化処理したものであ
る。
【0010】疎水化処理の方法としては、無水ケイ酸に
撥水性を付与できる方法であればいかなるものでもよ
く、その方法は問わないが、例えば気相法、液相法、オ
ートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理
方法を用いることができる。
【0011】例えば疎水化処理剤を原料粉末に添加して
処理を行う場合、適当な溶媒(ジクロルメタン、クロロ
ホルム、ヘキサン、エタノール、キシレン、揮発性シリ
コーン等)に希釈して添加してもよく、あるいは直接添
加してもよい。粉末と処理剤の混合攪拌には、ボールミ
ル、ホジャーサイトボールミル、振動ボールミル、アト
ライター、ポットミル、ロッドミル、パンミル、ホモミ
キサー、ホモディスパー、ヘンシェルミキサー、ナウタ
ーミキサー等も使用することができる。この他にも、粉
末表面の活性を利用し、気相反応により100℃以下の
低温で環状オルガノシロキサンを粉末表面上で重合させ
る方法(特公平1−54380号)や、前記方法の後に
表面のシリコーンポリマーのSi−H部分にグリセロー
ルモノアリルエーテル等のペンダント基を付加させる方
法(特公平1−54381号)等も用いることができ
る。
【0012】疎水化処理剤としては、特に限定されるも
のではないが、脂肪酸デキストリン処理粉末、トリメチ
ルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性トリメチルシロキ
シ珪酸処理粉末、メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉
末、フッ素変性メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、
ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度〜高粘度油状
ポリシロキサン処理粉末、ガム状ポリシロキサン処理粉
末、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、フ
ッ素変性メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉
末、メチルトリクロルシラン、メチルトリアルコキシシ
ラン、ヘキサメチルジシラン、ジメチルジクロルシラ
ン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルクロルシ
ラン、トリメチルアルコキシシラン等の有機シリル化合
物あるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、エチ
ルトリクロルシラン、エチルトリアルコキシシラン、プ
ロピルトリクロルシラン、プロピルトリアルコキシシラ
ン、ヘキシルトリクロルシラン、ヘキシルトリアルコキ
シシラン、長鎖アルキルトリクロルシラン、長鎖アルキ
ルトリエトキシシラン等の有機変性シランあるいはそれ
らのフッ素置換体による処理粉末、アミノ変性ポリシロ
キサン処理粉末、フッ素変性ポリシロキサン処理粉末、
フッ化アルキルリン酸処理粉末等が挙げられる。
【0013】本発明では、例えば微粒子無水ケイ酸の表
面をオルガノシラン系化合物、シリコーン化合物等で覆
うことにより調製することができる。具体的には、トリ
メチルシロキシル化無水ケイ酸、ジメチルシロキシル化
無水ケイ酸、オクチルシロキシル化無水ケイ酸、シリコ
ーンオイル処理無水ケイ酸、メチルポリシロキサン処理
無水ケイ酸等が例示される。
【0014】本発明では、疎水化無水ケイ酸は表面積が
60m2/g以上であることが必要であり、表面積がこ
れより小さいと、疎水化無水ケイ酸の粒径が大きくな
り、(b)成分である水中油型乳化組成物の表面に多量
に配向することができず、水中油型乳化組成物を安定に
粉末化することが難しくなる。
【0015】(a)成分の配合量は、その上限が好まし
くは20重量%であり、特には10重量%である。また
その下限が好ましくは2重量%であり、特には5重量%
である。配合量が少なすぎると、(b)成分である水中
油型乳化組成物を十分に粉末化できず、意図する粉末形
態を得ることができなくなるおそれがあり、一方、配合
量が多すぎると、多量の水中油型乳化組成物を粉末化す
ることができるようにはなるが、使用時塗擦しても液化
が困難となり、官能上好ましくない。
【0016】(b)成分は、水相(外相)と油相(内
相)とを乳化してなる水中油型(O/W)乳化組成物の
1種または2種以上である。これらはきしみ感を解消し
良好な使用性を発揮させるための成分である。(b)成
分の乳化の型が油中水型(W/O)乳化の場合、(a)
成分の疎水性が強いため、外相の油性成分に膨潤してし
まい粉末形態をとることができなくなる。
【0017】(b)成分の水相(外相)には、一般に化
粧料に用いられ得る水性成分であれば特に限定されるも
のでなく、例えば精製水等の水、水溶性高分子等が好ま
しく用いられる。
【0018】水溶性高分子としては、例えば天然の水溶
性高分子、半合成の水溶性高分子、合成の水溶性高分
子、無機の水溶性高分子等が挙げられる。
【0019】天然の水溶性高分子としては、例えばアラ
ビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、
ローカストビンガム、キャロブガム、カラヤガム、カラ
ギーナン、ペクチン、マンナン、カンテン、クインスシ
ード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキ
ス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コ
ムギ)、グリチルリチン酸等の植物系水溶性高分子;キ
サンタンガム、ヒアルロン酸、デキストラン、サクシノ
グルカン、カードラン、プルラン等の微生物系水溶性高
分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等
の動物系水溶性高分子等が挙げられる。
【0020】半合成の水溶性高分子としては、例えばカ
ルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデ
ンプン等のデンプン系水溶性高分子;メチルセルロー
ス、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(C
MC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース
系水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プ
ロピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高
分子等が挙げられる。
【0021】合成の水溶性高分子としては、例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビ
ニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(商品名
「カーボポール」)等のビニル系水溶性高分子;ポリエ
チレングリコール(分子量20,000、600,000、4,000,00
0)等のポリオキシエチレン系水溶性高分子;ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレン共重合体系水溶性高分
子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレー
ト、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高分子;
ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられ
る。
【0022】無機の水溶性高分子としては、例えばベン
トナイト、ケイ酸AlMg(商品名「ビーガム」)、ラ
ポナイト、ヘクトライト等が挙げられる。
【0023】水相には、さらに保湿剤、キレート剤、植
物抽出液、アルコール、pH調整剤、防腐剤等を配合す
ることができる。
【0024】保湿剤としては1,3−ブチレングリコー
ル、グリセリン等が例示される。
【0025】キレート剤としては、メタリン酸塩、エデ
ト酸塩等が例示される。
【0026】植物抽出液としては、西洋ノコギリソウ抽
出液、ハマメリス抽出液等が例示される。
【0027】(b)成分の油相(内相)には、一般に化
粧料に用いられ得る油性成分であれば特に限定されるも
のでなく、例えばアボガド油、ツバキ油、タートル油、
マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリ
ーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小
麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワ
ー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カ
ヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ
油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリ
ン、テトラオクタン酸ペンタエリスリット、トリイソパ
ルミチン酸グリセリン等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ
油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ核
油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂;ミ
ツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベ
イベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌ
カロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状
ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピ
ル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロ
ウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアル
コールエーテル、POEラノリンアルコールアセテー
ト、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポ
リエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコ
ールエーテル等のロウ類;流動パラフィン、オゾケライ
ト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、
スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス
等の炭化水素油;ミリスチン酸イソプロピル、オクタン
酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン
酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキ
シル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジ
メチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミ
リスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イ
ソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリ
ル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレン
グリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、
モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプ
リン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステア
リル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ
−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリ
イソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2
−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリー2−
エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸ト
リメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエー
ト、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン
酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセ
ライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オ
イル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライ
ド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、N−ラウロ
イル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステ
ル、エチルラウレート、ミリスチン酸2−ヘキシルデシ
ル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等の合成エ
ステル油;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等
の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメ
チルシクロヘキサンシロキサン等の環状シリコーン等が
挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。油
性成分は1種または2種以上を用いることができる。
【0028】油相にはさらに、有機変性粘土鉱物、デン
プン脂肪酸エステル、ジメチルポリシロキサン重合物等
の油性ゲル化剤等を併用してもよい。さらに油性成分と
して、マイクロクリスタリンワックス等の高融点ワック
スを微粉末化したものや、炭酸マグネシウム等の多孔質
粉体、アクリレートコポリマー等の高凝集性ポリマー等
に油性成分を担持吸収させ、粉末化したもの、ポリメチ
ルメタクリレート、硬化ゼラチン、寒天等で油性成分を
カプセル化したもの等を用いることもできる。
【0029】特に、油性成分をカプセル化したものを用
いることにより、(i)多種類の油分を配合して化粧料
の使用性を調節、改善することができる、(ii)油溶性
薬剤、香料等をカプセル内に包含させることにより、塗
擦使用時まで安定して薬剤成分、香料成分を持続させる
ことができる、等の効果がある。
【0030】カプセル化成分としては、具体的にはゼラ
チン、寒天、アルギン酸ナトリウム、アガロース、ロジ
ン、アラビアゴム、エポキシ、ポリアクリルアミド、シ
ェラック、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ウレア等が好ましいものとして例示さ
れる。
【0031】カプセル内に包含される油成分としては、
化粧品に配合可能な油分であれば特に限定されることな
く用いることができるが、レチノール、酢酸トコフェロ
ール、l−メントール、ヒノキチオール、エチニルエス
トラジオール、オリーブ油等の油溶性薬剤成分や、香料
等を配合することにより、その有効成分を塗擦使用時ま
で安定的に持続させることができる。これら油成分は1
種または2種以上を用いることができる。
【0032】油成分のカプセル化は、例えばコアセルベ
ーション法(特開平1−266846号、等)など、公
知の方法を用いて製造することができる。
【0033】(b)成分にはさらに、水中油型の乳化安
定性のより一層の向上のために、高級アルコール、高級
脂肪酸の他に、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重
合体、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム
等の高分子化合物を配合してもよい。
【0034】高級アルコールとしては、例えばセチルア
ルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアル
コール、2−オクチルドデカノール、ベヘニルアルコー
ル等が挙げられる。
【0035】高級脂肪酸としては、例えばパルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン
酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン
酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸
(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げら
れる。
【0036】(b)成分のO/W乳化組成物は、常法に
より調製することができ、乳化の方法は特に限定される
ものでない。例えば、油相と水相を、それぞれ70℃程
度に加温し、加温した水相を油相に徐々に添加して、乳
化機で乳化し、その後、室温まで放冷する等の方法が挙
げられるが、これに限定されるものでない。特に、アク
リル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、N−ステアロ
イル−L−グルタミン酸ナトリウム等の高分子、あるい
は高級アルコール/高給脂肪酸の組み合わせを用いて乳
化を行って得たO/W乳化組成物を(a)成分で粉末化
した粉末化粧料は、優れた使用性を有する。
【0037】(b)成分の配合量は、本発明化粧料に含
まれる他の必須成分、任意添加成分の総配合量の残量分
配合することができるが、本発明では、その上限が好ま
しくは98重量%であり、特には90重量%であり、ま
た、その下限が好ましくは80重量%であり、特には8
5重量%である。配合量が少なすぎると塗擦した時に液
化が困難となり、一方、配合量が多すぎると粉末化が難
しくなり、官能上好ましくない。
【0038】上記(a)、(b)成分を必須成分として
含有する本発明粉末化粧料は、従来、粉末化粧料に特有
の不具合とされていたきしみ感を軽減させ、使用性の点
において優れた効果が得られる。また粉末化が良好で、
塗擦時に容易に液化し、みずみずしい使用感を与える。
【0039】本発明では、上記(a)、(b)成分に加
えて、さらに(c)成分として水存在下不安定成分を配
合してもよい。
【0040】(c)成分としての水存在下不安定成分
は、例えば、化粧料、医薬品等に薬剤等として配合さ
れ、その機能を発揮するためには水の介在が不可欠であ
る水溶性の成分であるが、水との接触、光、熱等の影響
により分解、失活、結晶析出、変退色、異臭を生じる
等、水の存在下で不安定で、そのまま水性ないし乳化型
化粧料に配合すると分離、凝集、増粘等を生じさせるも
のをいう。このような成分としては、例えば、美白剤、
抗炎症剤、抗菌剤、ホルモン剤、ビタミン類、酵素、抗
酸化剤、植物抽出液などの薬剤が挙げられる。
【0041】美白剤としては、アルブチン等のハイドロ
キノン誘導体、コウジ酸、L−アスコルビン酸およびそ
の誘導体、パントテニールエチルエーテル、トラネキサ
ム酸およびその誘導体などが例示される。
【0042】L−アスコルビン酸は、一般にビタミンC
といわれ、その強い還元作用により細胞呼吸作用、酵素
賦活作用、膠原形成作用を有し、かつメラニン還元作用
を有する。L−アスコルビン酸誘導体としては、例えば
L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコル
ビン酸−2−硫酸エステルなどのL−アスコルビン酸モ
ノエステル類や、L−アスコルビン酸−2−グルコシド
などのL−アスコルビン酸グルコシド類、あるいはこれ
らの塩などが挙げられる。
【0043】トラネキサム酸誘導体としては、トラネキ
サム酸の二量体(例えば、塩酸トランス−4−(トラン
ス−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメ
チルシクロヘキサンカルボン酸、等)、トラネキサム酸
とハイドロキノンのエステル体(例えば、トランス−4
−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸4’−ヒドロ
キシフェニルエステル、等)、トラネキサム酸とゲンチ
シン酸のエステル体(例えば、2−(トランス−4−ア
ミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒ
ドロキシ安息香酸およびその塩、等)、トラネキサム酸
のアミド体(例えば、トランス−4−アミノメチルシク
ロヘキサンカルボン酸メチルアミドおよびその塩、トラ
ンス−4−(P−メトキシベンゾイル)アミノメチルシ
クロヘキサンカルボン酸およびその塩、トランス−4−
グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸およびその
塩、等)などが挙げられる。
【0044】抗炎症剤としては、例えばグリチルリチン
酸塩(例えばグリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリ
チン酸アンモニウム、等)、アラントインなどが挙げら
れる。
【0045】抗菌剤としては、例えばレゾルシン、イオ
ウ、サリチル酸などが挙げられる。
【0046】ホルモン剤としては、例えばオキシトシ
ン、コルチコトロピン、バソプレッシン、セクレチン、
ガストリン、カルシトニンなどが挙げられる。
【0047】ビタミン類としては、例えばビタミン
B6、ビタミンB6塩酸塩等のビタミンB 6誘導体、ニコ
チン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸誘導体などが
挙げられる。
【0048】酵素としては、例えばトリプシン、塩化リ
ゾチーム、キモトリプシン、セミアルカリプロテナー
ゼ、セラペプターゼ、リパーゼ、ヒアルロニダーゼなど
が挙げられる。
【0049】抗酸化剤としては、チオタウリン、グルタ
チオン、カテキン、アルブミン、フェリチン、メタロチ
オネインなどが挙げられる。
【0050】植物抽出液としては、茶エキス、イザヨイ
バラエキス、オウゴンエキス、ドクダミエキス、オウバ
クエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カ
ンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、
ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララ
エキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソ
ウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、
シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユー
カリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキ
ス、海藻エキス、キューカンバエキス、チョウジエキ
ス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキ
ス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエ
キス、ヤグルマギクエキス、ハマメリスエキス、カンゾ
ウエキスなどが挙げられる。
【0051】(c)成分の配合量は、その上限が10重
量%が好ましく、より好ましくは7重量%であり、特に
は5重量%である。またその下限が0.001重量%が
好ましく、より好ましくは0.005重量%であり、特
には0.01重量%である。配合量が少なすぎると、有
効成分たる(c)成分の機能を十分に発揮することが難
しく、一方、配合量が必要以上に多すぎても、配合量の
増加に見合った効果の増強を見込むことが困難となる。
本発明粉末化粧料では、(c)成分を配合した場合で
も、これら成分の安定化を図ることができ、それらの機
能を十分に発揮し得る。
【0052】本発明の粉末化粧料には、上記成分以外
に、通常の化粧料に用いられる各種の任意成分、例え
ば、香料、防腐剤、各種粉末、水溶性および油溶性薬剤
等を、本発明の効果を妨げない範囲で配合することがで
きる。
【0053】本発明化粧料は、粉末の化粧料であるが、
塗擦により液化するものであり、きしみ感がなく、きわ
めて良好な使用性を示し、また長期安定性にも優れ、か
つ水存在下不安定成分を安定に保持することができる。
【0054】本発明の粉末化粧料は、(a)成分によ
り、(b)成分、さらには(c)成分の周りに吸着した
状態となってこれら(b)成分、(c)成分を粉末化し
たものであり、塗擦により力を加えると、この吸着状態
が破壊され、粉末化されていた(b)成分、(c)成分
がにじみ出て液化するとともに、(b)成分の添加効果
である使用感触の向上、および(c)成分の有効性が発
揮されるものである。
【0055】本発明の粉末化粧料は、(a)成分により
(b)成分、(c)成分を粉末化するものであれば特に
その製造方法は限定されるものでない。例えば、(b)
成分、あるいはここにさらに(c)成分を溶解したもの
に(a)成分を添加、混合する、等の製造方法が挙げら
れるが、これら例示に限定されるものではない。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、配合量はすべて重量%で示す。
【0057】実施例に先立ち、本発明で用いた試験法お
よび評価法を説明する。
【0058】[使用性(きしみ感)試験]各実施例品、
比較例品の使用性(きしみ感)をパネル(50名)の実
使用試験によって下記基準により判定、評価した。 (判定基準) 著効: きしまない 有効: わずかにきしむが、使用上問題のない程度であ
る やや有効: きしむ 無効: 著しくきしむ (評価) ◎: 著効、有効、およびやや有効の判定をした被験者
が80%以上 ○: 著効、有効、およびやや有効の判定をした被験者
が50〜80%未満 △: 著効、有効、およびやや有効の判定をした被験者
が30〜50%未満 ×: 著効、有効、およびやや有効の判定をした被験者
が30%未満
【0059】[薬剤(水存在下不安定成分)安定性試
験]各実施例品について、40℃で保存(1ヵ月、3ヵ
月、6ヵ月)したときの水存在下不安定成分の残存量
を、HPLCにより測定し、これから残存率を調べた。
【0060】[製品の長期保存安定性試験]各実施例品
を、0℃、室温、露光条件(日光照射)下、40℃で6
ヵ月間保存したサンプルについて下記基準により評価し
た。 (評価) ◎: 化粧料は変化しなかった ○: 容器に粉末または水滴が若干付着した △: 若干離水を起こした ×: 離水が著しく製剤破壊が起こった
【0061】(実施例1、比較例1)下記表1に示す組
成で粉末化粧料を調製した。上記試験方法により、実施
例1、比較例1の使用性(きしみ感)を評価した。な
お、表1中、トリメチルシリル基処理無水ケイ酸
(*)は、「アエロジルR812S」(日本アエロジル社
製;表面積220m2/g)を用いた。結果を表1に示
す。
【0062】
【表1】
【0063】(製法)実施例1では、(1)〜(7)、
(9)を混合、溶解した(A相)。一方、これとは別に
(8)、(10)、(11)を混合、溶解した(B
相)。次いでB相をA相に徐々に添加しながら乳化物を
調製した。得られた乳化物と(12)を混合、攪拌し、
容器に充填した。
【0064】一方、比較例1では、(1)〜(7)を混
合、溶解し、これと(12)を混合、攪拌し、容器に充
填した。
【0065】表1の結果より明らかなように、実施例1
の粉末化粧料は、比較例1に比べきしみ感が現れず、き
わめて良好な使用性を示した。
【0066】(実施例2、比較例2)下記表2に示す組
成で粉末化粧料を調製した。上記試験方法により、実施
例2、比較例2の使用性(きしみ感)を評価した。な
お、表2中、ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸
(*)は、「アエロジルR202」(日本アエロジル社
製;表面積100m2/g)を用いた。結果を表2に示
す。
【0067】
【表2】
【0068】(製法)実施例2では、(1)〜(7)を
混合、溶解した(A相)。一方、これとは別に(8)〜
(14)を混合、溶解した(B相)。次いでB相をA相
に徐々に添加しながら乳化物を調製した。得られた乳化
物と(15)を混合、攪拌し、容器に充填した。
【0069】一方、比較例2では、(1)〜(7)を混
合、溶解し、これと(15)を混合、攪拌し、容器に充
填した。
【0070】表2の結果より明らかなように、実施例2
の粉末化粧料は、比較例2に比べきしみ感が現れず、き
わめて良好な使用性を示した。
【0071】(実施例3、比較例3)下記表3に示す組
成で粉末化粧料を調製した。上記試験方法により、実施
例3、比較例3の使用性(きしみ感)を評価した。な
お、表3中、ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸
(*)は、「アエロジルRY200S」(日本アエロジル
社製;表面積80m2/g)を用いた。結果を表3に示
す。
【0072】
【表3】
【0073】(製法)実施例3では、(1)〜(6)、
(8)を混合、溶解した(A相)。一方、これとは別に
(7)、(9)、(10)を混合、溶解した(B相)。
次いでB相をA相に徐々に添加しながら乳化物を調製し
た。得られた乳化物と(11)を混合、攪拌し、容器に
充填した。
【0074】一方、比較例3では、(1)〜(6)を混
合、溶解し、これと(11)を混合、攪拌し、容器に充
填した。
【0075】表3の結果より明らかなように、実施例3
の粉末化粧料は、比較例3に比べきしみ感が現れず、き
わめて良好な使用性を示した。
【0076】〈薬剤(水存在下不安定成分)の安定性〉
実施例1〜3で調製した本発明粉末化粧料について、上
記した薬剤(水存在下不安定成分)安定性試験方法によ
り、水存在下不安定成分の安定性を評価した。結果を表
4に示す。
【0077】
【表4】
【0078】表4から明らかなように、実施例1〜3の
粉末化粧料のいずれにおいても、40℃で6ヵ月経過後
も不安定有効成分がほとんど残存しており、経時の薬剤
安定性において問題のないものであった。
【0079】〈製品の長期保存安定性〉実施例1〜3で
調製した本発明粉末化粧料について、上記した長期保存
安定性試験方法により製品の長期保存安定性を評価し
た。結果を表5に示す。
【0080】
【表5】
【0081】表5から明らかなように、実施例1〜3の
粉末化粧料のいずれにおいても、各保存条件下で6ヵ月
経過後も製剤の形態がほとんど変化なく、経時の製品保
存安定性において問題のないものであった。
【0082】 (実施例4) (配 合 成 分) (重量%) (1)キサンタンガム 0.3 (2)1,3−ブチレングリコール 4.0 (3)クエン酸 0.05 (4)クエン酸ナトリウム 0.05 (5)防腐剤 0.2 (6)水酸化カリウム 0.02 (7)精製水 残 余 (8)L−アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 (9)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.06 (10)流動パラフィン 1.0 (11)ベヘニルアルコール 0.05 (12)ステアリルアルコール 0.03 (13)セルロース系水溶性高分子 1.0 (「セルロフローC25」:チッソ社製) (14)ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸 2.0 (「アエロジルR202」表面積100m2/g) (製法)(1)〜(9)を混合、溶解した後、(13)
を分散した(A相)。一方、これとは別に(10)〜
(12)を混合、溶解した(B相)。次いでB相をA相
に徐々に添加しながら乳化物を調製した。得られた乳化
物と(14)を混合、攪拌し、容器に充填した。
【0083】実施例4の粉末化粧料は、きしみ感がな
く、きわめて良好な使用性を示し、また、薬剤安定性、
製品の長期保存安定性に優れるものであった。
【0084】 (実施例5) (配 合 成 分) (重量%) (1)ヒドロキシエチルセルロース 0.2 (2)トレハロース 2.0 (3)クエン酸 0.05 (4)クエン酸ナトリウム 0.05 (5)防腐剤 0.2 (6)水酸化カリウム 0.02 (7)精製水 残 余 (8)L−アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 (9)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.2 (10)メチルポリシロキサン 1.0 (11)ベヘニルアルコール 0.1 (12)ステアリルアルコール 0.05 (13)無水ケイ酸 2.0 (「シルデックスL−51」;旭硝子社製) (14)ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸 20.0 (「アエロジルRY200S」、表面積80m2/g) (製法)(1)〜(9)を混合、溶解した(A相)。一
方、これとは別に(10)〜(12)を混合、溶解した
(B相)。次いでB相をA相に徐々に添加しながら乳化
物を調製した。得られた乳化物と(13)、(14)と
を混合、攪拌し、容器に充填した。
【0085】実施例5の粉末化粧料は、きしみ感がな
く、きわめて良好な使用性を示し、また、薬剤安定性、
製品の長期保存安定性に優れるものであった。
【0086】なお、上記実施例1〜5の粉末化粧料は、
いずれも良好な粉末化が得られ、また塗擦時の液化も良
好で、みずみずしい使用性を有するものであった。
【0087】(実施例6、比較例4)下記表7に示す組
成で粉末化粧料を調製した。上記試験方法により、実施
例6、比較例4の使用性(きしみ感)、製品の長期保存
安定性を評価した。なお、表7中、カプセル分散液(A
相)(*)は、下記表6に示す組成のカプセル化油性成分
の分散液である。また、表7中、ジメチルシリコーンオ
イル処理無水ケイ酸(* )は、「アエロジルR202」
(日本アエロジル社製;表面積100m2/g)を用い
た。結果を表7に示す。
【0088】
【表6】
【0089】(製法)コアセルベーション法により、香
料をホホバ油に溶解したカプセル分散液(A相)を得
た。
【0090】
【表7】
【0091】(製法)実施例6では、(2)〜(8)、
(10)を混合、溶解した後、A相((1))を均一分
散した(B相)。これとは別に(9)、(11)、(1
2)を混合、溶解した(C相)。次いでC相をB相に徐
々に添加しながら乳化物を調製した。得られた乳化物と
(13)を混合、攪拌し、容器に充填した。
【0092】一方、比較例4では、(2)〜(8)を混
合、溶解した後、A相((1))を均一分散した(B
相)。これと(13)を混合、攪拌し、容器に充填し
た。
【0093】表7の結果より明らかなように、実施例6
の粉末化粧料は、比較例4に比較して、きしみ感が現れ
ず、みずみずしさを有し、良好な使用性を示した。ま
た、実施例6の粉末化粧料においては、各保存条件下で
6ヵ月経過後も製剤の形態がほとんど変化せず、経時の
製剤安定性においても問題のないものであった。
【0094】
【発明の効果】本発明の粉末化粧料は、粉末でありなが
ら、使用時塗擦によって液化し、使用中に清涼感、しっ
とり感を与え、しかも肌への親和性に優れ、エモリエン
ト性、水分等を付与することができるとともに、きしみ
感の全くないきわめて良好な使用感および仕上がりを得
ることができる。また、製品の長期保存安定性にも優れ
る。さらに、従来化粧品への配合が難しいとされていた
水存在下不安定成分を組成中に長期間に亘り安定に保持
することができるので、新しいタイプの化粧料として広
く利用が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 信義 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 高須 恵美子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 西山 聖二 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 梁木 利男 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)表面積60m2/g以上の疎水化
    無水ケイ酸と、(b)水中油型乳化組成物を1種または
    2種以上とを含有する、塗擦により液化する粉末化粧
    料。
  2. 【請求項2】 (a)成分を2〜20重量%含有する、
    請求項1記載の粉末化粧料。
  3. 【請求項3】 さらに(c)水存在下不安定成分を含有
    する、請求項1または2記載の粉末化粧料。
  4. 【請求項4】 (c)成分が、美白剤、抗炎症剤、抗菌
    剤、ホルモン剤、ビタミン類、酵素、抗酸化剤、植物抽
    出液の中から選ばれる1種または2種以上である、請求
    項3記載の粉末化粧料。
  5. 【請求項5】 (c)成分が、ハイドロキノン誘導体、
    コウジ酸、L−アスコルビン酸およびその誘導体、パン
    トテニールエチルエーテル、トラネキサム酸およびその
    誘導体、グリチルリチン酸塩、レゾルシン、イオウ、サ
    リチル酸、ビタミンB6およびその誘導体、ニコチン酸
    およびその誘導体、トリプシン、ヒアルロニダーゼ、チ
    オタウリン、グルタチオン、茶エキス、イザヨイバラエ
    キスの中から選ばれる1種または2種以上である、請求
    項3または4記載の粉末化粧料
  6. 【請求項6】 (c)成分を0.001〜10重量%含
    有する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の粉末化粧
    料。
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