JP2000310879A - カラー電子写真用現像剤 - Google Patents
カラー電子写真用現像剤Info
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Abstract
においても転写性に関わる諸問題がなく、具体的には転
写効率の悪化が無く、画像濃度の低下、均一性不良、エ
ッジ強調、画像中抜け、画像色汚れ等の画像上の欠陥の
ないカラー電子写真用現像剤を提供する。 【解決手段】 芯材上に導電性物質を含有する樹脂被覆
層を有するキャリアと、外添剤が添加されたトナー粒子
からなるカラー電子写真用現像剤であって、前記外添剤
が、シランカップリング剤で処理された疎水性酸化チタ
ン微粒子であることを特徴とするカラー電子写真用現像
剤。
Description
いる複写機やレーザープリンタ等で使用されるカラー電
子写真用現像剤に関する。
等において、フルカラー画像出力の需要が急速に拡大し
ている。電子写真方式のフルカラー複写は、一般に3原
色のシアン、マゼンタ、イエローと黒の4色のカラー現
像剤を用いて、複数層の重ね合わせにより全ての色を再
現するものである。カラー現像剤としてトナーとキャリ
アとからなる2成分現像剤を用いる場合は、各色のカラ
ートナーとキャリアとをそれぞれ混合して現像剤とす
る。カラートナーはバインダー樹脂、着色剤、帯電制御
剤等を混合し、溶融混練し、粉砕し、分級してなる微粉
末であり、さらにトナー粒子表面にはシリカ等の外添剤
が添加される。キャリアとしては磁性を有する金属粉、
酸化物粒子等が用いられる。また、画像の鮮明な色再現
のために、シアン、マゼンタ、イエローの各カラートナ
ーが鮮明な色調を有する必要があるので、着色剤として
は、通常の白黒用トナーに用いられるカーボンブラック
の代わりに各種の有彩色顔料、染料が用いられる。
高い原稿を複写するケースが多いので、画像のラインや
文字部の再現の他にソリッド部の均一性も重要である。
従って、通常の白黒画像以上に、画質(画像濃度など)
が経時によっても変化しにくいことが要求される。しか
し、一般に、カラー現像剤は転写性に難があり、転写効
率が悪い場合は経時で均一なソリッド部を保つことが難
しい。こうした転写工程での転写性に関わる課題は、カ
ラー現像剤の繰り返し使用により、ソリッド部の転写性
の悪化による画像濃度、均一性の低下、画質のエッジ強
調などの現象となって現れる。また、感光体上にトナー
がうっすらと残存する、いわゆる感光体カブリ現象が生
じてクリーニング工程の負荷を増大させたり、転写効率
を低下させるなどの問題への指摘もなされている。特に
2成分現像剤では、キャリアとカラートナーとの直接接
触により、その接触機会や強度を増やすことによって摩
擦帯電を行うものであるから、繰り返し使用時には、上
記した転写性の悪化問題が顕在化しやすい。
良要求は多い。複写プロセスの転写において中間転写材
を用いるケースでは、感光体から中間転写材へのトナー
像の転写及び中間転写材から紙へのトナー像の転写とい
う2度の転写を行うことになるため、現像剤の転写性が
劣ると上述した問題が顕在化しやすい。また、中間転写
材を用いずに、直接感光体から紙へのトナー像転写を行
うケースでは、転写工程は1回となる。しかし、この場
合でも紙搬送を兼ねる導電性の転写材を介して紙への転
写が行われることが多いので、現像剤の転写性改良への
課題は残っている。
におけるこうした課題に対して、いわゆるトナーの外添
剤の改良によって解決しようとする試みがいくつかなさ
れている。例えば、特開平4−337739号公報に
は、特定の疎水化剤で表面処理された金属酸化物微粉末
を使用したトナー組成物が開示されている。また、特開
昭59−52255公報、特開昭63−174068号
公報、特開平5−188633号公報には、特定の酸化
チタン微粉末を含んだトナーが開示されている。しかし
ながら、これらは必ずしも満足されるものではなかっ
た。
写性の問題を解決したカラー電子写真用現像剤を提供す
ることにある。すなわち、本発明の目的は、特にフルカ
ラー2成分現像剤の繰り返し使用においても転写効率の
悪化が無く、画像濃度の低下、均一性不良、エッジ強
調、画像色汚れ等の画像上の欠陥のないカラー電子写真
用現像剤を提供することにある。
たは金属酸化物からなる心材上に導電性物質を含有する
樹脂被覆層を有するキャリアと、外添剤が添加されたト
ナー粒子からなるカラー電子写真用現像剤であって、前
記外添剤が、シランカップリング剤で処理された疎水性
酸化チタン微粒子であることを特徴とするカラー電子写
真用現像剤存する。
ブラックに代表される導電性物質を分散させた樹脂被覆
キャリアとアルキルトリアルコキシシランに代表される
シランカップリング剤で疎水化処理された酸化チタン微
粒子が外添されたトナーとの併用による相乗効果によ
り、弊害が無く、転写性の改良に対して優れて効果的で
あることを見出して技術完成に到ったものである。
本発明では、導電性物質を含有する樹脂被覆層を有する
キャリアが用いられる。キャリアの芯材としては、体積
平均径で20〜200 μmのフェライト粉、マグネタイト
粉、鉄粉等の磁性材料など公知のものが好適に用いられ
る。特にフェライト粉が望ましく、銅、亜鉛、ニッケ
ル、マンガン、コバルト、マグネシウム等の金属酸化物
を焼成して得られる。樹脂被覆層を形成する樹脂として
は、例えばシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂などが挙げられるが、本発明に
おいては、得られる帯電量分布のシャープさからシリコ
ーン系樹脂が好ましい。シリコーン系樹脂としては、い
わゆるストレートシリコーン樹脂が好ましく、中でもジ
メチルシリコーン樹脂が好ましい。被覆層の膜厚は0.1
〜3 μmが好ましい。被覆方法としては、樹脂を適当な
溶剤に溶解または分散した後、フローコーター法、浸漬
法などの任意の方法で実施できる。
は、樹脂層に分散可能な公知の各種材料が使用可能であ
る。例えば、カーボンブラック;酸化スズ、マグネタイ
ト等の金属酸化物類;銅、ニッケル等の金属粉等が挙げ
られる。中でも、微分散可能で帯電量分布のシャープ化
が出来るカーボンブラックが好適である。添加量として
は被覆樹脂100重量部あたり、導電性物質は1〜20
重量部が好ましく、2〜10重量部がより好ましい。導
電性物質の添加量が前記範囲より少ないと、帯電量のシ
ャープ化が達成できない。また、多すぎる場合は、樹脂
層に均一に分散できず、また被覆層からの脱離が発生し
易くなり、色汚染の問題が発生する可能性がある。
御剤等を主成分とし、アルキルトリアルコキシシランで
処理された疎水化酸化チタン微粒子を外添剤として添加
した構成である。トナーを構成する樹脂としては、ポリ
エステル樹脂、スチレン系樹脂、エポキシ樹脂等の公知
の樹脂が使用可能であるが、フルカラーとして要求され
る透明性、定着性、熱的機械的強度等を勘案すると、ポ
リエステル樹脂であるのが望ましい。本発明のポリエス
テル樹脂は、多価アルコールと多塩基酸とからなり、必
要に応じてこれら多価アルコール及び多塩基酸の少なく
とも一方が3価以上の多官能性成分(架橋成分)を含有
するモノマー組成物を重合することにより得られる。
のアルコールとしては、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオールなどのジオール類、ビス
フェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシ
エチレン化ビスフェノールAやポリオキシプロピレン化
ビスフェノールAなどのビスフェノールAやそのアルキ
レンオキシド付加物、その他を挙げることができる。こ
れらのモノマーのうち、特にビスフェノールAアルキレ
ンオキシド付加物を主成分モノマーとして用いるのが好
ましく、中でも一分子当たりのアルキレンオキシドの平
均付加数が2〜7の付加物がより好ましい。
の多価アルコールとしては、例えばソルビトール、1,
2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタ
ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
トリペンタエリスリトール、蔗糖、1,2,4−ブタン
トリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセ
ロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−
1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロ
キシメチルベンゼン、その他を挙げることができる。
酸、フマール酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチ
ン酸、アゼライン酸、マロン酸、これらの酸の無水物、
低級アルキルエステル、またはn−ドデセニルコハク
酸、n−ドデシルコハク酸などのアルケニルコハク酸類
もしくはアルキルコハク酸類、その他の2価の有機酸を
挙げることができる。この中でも、熱的な安定性の面か
ら、少なくともテレフタル酸を用いるのが好ましい。
の多塩基酸としては、たとえば1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、
1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,
7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレ
ントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン
酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレ
ンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシ)
メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、
およびこれらの無水物、その他を挙げることができる。
これらのポリエステル樹脂は、通常の方法にて合成する
ことができる。具体的には、反応温度(170〜250
℃)、反応圧力(5mmHg〜常圧)などの条件をモノ
マーの反応性に応じて決め、所定の物性が得られた時点
で反応を終了すればよい。
イエロー等のカラートナー用に使用される各種の顔料、
染料が使用可能である。例えばシアン用としては、ピグ
メントブルー15等の銅フタロシアニン顔料が挙げられ
る。マゼンタ用としては、ピグメントレッド122等の
キナクリドン顔料、ピグメントレッド57:1等のアゾ
顔料等が挙げられる。イエロー用としては、ピグメント
イエロー17、ピグメントイエロー74等のアゾ顔料等
が挙げられる。また、これらの着色剤は、分散改良のた
めに樹脂との事前分散処理(マスターバッチ)を施され
ていても良い。着色剤の使用量は、必要な色目にもよる
が樹脂100重量部に対し、1〜15重量部が好まし
く、さらには2〜10重量部がより好ましい。
のが好ましいので、トナー用の帯電制御剤としては、負
荷電極性を得るための負の帯電制御剤であり、たとえば
特公平3−37183号公報、特公平2−16916号
公報等に記載の含金属アゾ染料や特公昭55−4275
2号公報等に記載のサリチル酸類金属錯体、特開昭63
−163374号公報等に記載のサリチル酸類金属塩、
特開平5−119535号公報等に記載の金属元素を含
有しないカリックスアレン化合物などが挙げられる。上
記した帯電制御剤をトナーに含有させる方法としては、
トナー内部に添加する方法と外添する方法とがある。内
添する場合、これらの化合物の使用量は、前記バインダ
樹脂100重量部に対して、通常0.05〜20重量部
がよく、より好ましくは0.1〜10重量部の範囲が望
ましい。また、外添する場合には、樹脂100重量部に
対して0.01〜10重量部が好ましい。
でトナー中に内添しうる助剤としては、公知のものが使
用可能であるが、例えば、離型剤としてポリアルキレン
ワックス、変性ポリアルキレンワックス、パラフィンワ
ックス、高級脂肪酸、脂肪酸アミド等が挙げられる。そ
の添加量は、バインダ樹脂100重量部に対して、0.
1〜10重量部が好ましい。
を以下に記す。まず、トナーの構成材料であるバインダ
樹脂、着色剤、帯電制御剤等を所定割合で配合して混合
する。この際の装置としては、Vブレンダー、ボールミ
ル等の重力落下式混合機やヘンシェルミキサー(三井三
池化工機社製)、スーパーミキサー(カワタ社製)等の
高速流動式混合機等が使用される。混合の後、混合物を
溶融混練する。溶融混練工程で使用される装置として
は、2本あるいは3本ロール、バンバリーミキサー、一
軸あるいは二軸押し出し機等が挙げられる。この工程に
おいて、バインダ樹脂との相溶性を有する成分は樹脂と
溶融し、また、バインダ樹脂との相溶性を有しない帯電
制御剤等の成分は、溶融した樹脂に分散される。
粗粉砕、微粉砕および分級の各工程を経てトナー粒子が
製造される。粗粉砕にはハンマーミル、カッターミル等
が、微粉砕には高速回転式微粉砕機等の機械式粉砕機や
衝撃型ジェットミルや流動層式ジェットミル等のジェッ
ト粉砕機等が用いられ、分級には強制うず型遠心分級機
や慣性分級機等が用いられる。本発明の現像剤に係わる
トナー粒子は、粉砕・分級後にその体積50%径が5〜
12μmであれば、高画質の画像が得られるので好適で
ある。5μm未満の場合、トナー飛散が激しく、得られ
る画像のカブリが悪化するので好ましくなく、また12
μmを超える場合には得られる画像のシャープネスが低
下する傾向を示すので好ましくない。粒子径の測定は、
レーザー回折式粒度分布測定システムHeros&Ro
dos(独SYMPATEC社製)で以下の条件で行う
のがよいが、他にマルチサイザー(米Coulter社
製)を用いて行ってもよい。
シランカップリング剤で処理された疎水性酸化チタン微
粒子が外添される。本発明では、上記のシランカップリ
ング剤により酸化チタン微粒子の表面が疎水化処理され
る。本発明に用いられるシランカップリング剤として
は、アルキルトリアルコキシシランが好ましくなかでも
Cn H2n+1Si(OCmH2m+1)3 (ただし、nは3〜
10の整数、mは1〜3の整数を表す)で表されるアル
キルトリアルコキシシランが好ましく、具体的には例え
ばn−ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメト
キシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、ヘキシル
トリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、デ
シルトリメトキシシランなどが挙げられ、いずれも好適
に使用できるが、中でもイソブチルトリメトキシシラン
がより好ましい。
以下であるのが好ましく、0.05〜0.2μmである
のがより好ましい。粒子径は、脱落飛散や埋まり込みの
観点から、過度に小さいのは好ましくない。酸化チタン
微粒子の結晶型としては、電気抵抗が高くて耐湿性の影
響を少なくできる等の理由からルチル型であるのが好ま
しい。
ン微粒子を分散しながら、一般式(1)のシランカップ
リング剤を滴下・攪拌して反応させ、濾過して疎水性酸
化チタン微粒子を得るのがよい。アルキルアルコキシシ
ランの処理量としては、酸化チタン微粒子100重量部
に対し、1〜30重量部が好ましく、特に3〜20重量
部がより好適である。処理量が前記より少ないと、酸化
チタンの疎水化が進まないので耐湿性の面で問題があ
る。また処理量が前記より過剰の場合には、酸化チタン
粒子の凝集が激しくなるので流動性が悪化する問題があ
る。なお、疎水化の程度は、メタノール疎水化度の測定
により判断できるが、本発明に於ける疎水化酸化チタン
微粒子のメタノール疎水化度は45%以上であるのが好
ましく、より好ましくは50〜80%であるのがよい。
メタノール疎水化度の測定は、ビーカーに50mlの蒸留水
を取り、次いで外添剤微粒子を0.2gを静かに加える。メ
タノールを満たしたビュレットの先端を外添剤微粒子に
触れないよう水中に浸し、マグネットスターラーで静か
に攪拌しながらビュレットからメタノールを少しずつ滴
下し、水面に浮いている外添剤微粒子が濡れて完全に水
中に沈降するまでのメタノール滴下量を記録する。メタ
ノール疎水化度は以下の式から計算される。
00重量部に対し、疎水性酸化チタン微粒子が0.05
〜1重量部を外添により添加するのが好ましい。添加量
が少ない場合は、トナーの高帯電量部分の抑制の効果が
薄く転写性を改善できない。添加量が過剰の場合は、ラ
インや文字部の太りによる画像欠陥を引き起こしやすい
ので好ましくない。本発明に係わるトナーには、疎水性
酸化チタン微粒子以外に他の公知の外添剤が添加されて
もよい。例えば、疎水化処理されてもよいシリカ、アル
ミナ等の無機酸化物類微粒子、ポリメチルメタクリレー
ト、テフロン、シリコーン樹脂などの樹脂ビーズ類等が
挙げられる。
返し使用においてもソリッド部の転写性に優れるなど転
写性の諸問題が大きく改善され、フルカラー複写用とし
て好適に使用できる理由は必ずしも明らかではないが、
以下のように考えられる。すなわち、導電性物質として
カーボンブラックを樹脂被覆層に含有させることによ
り、キャリアとしてのトナーへの帯電付与能力を弱めて
現像剤としては低帯電化できるので、画像ソリッド部の
再現が容易に達成できる。しかし、繰り返し使用によ
り、感光体カブリやカラー用としては致命的なカーボン
ブラックの脱離による色汚染の問題が発生する。その改
良のため、カーボンブラック量を低減して色汚染の無い
範囲に抑えると、ソリッド再現性能はやや悪化する方向
となる。
る特定の疎水性酸化チタン微粒子を外添したトナーを併
用すれば、本外添剤は繰り返し使用においても脱落・埋
まり込みが少ないので上記キャリアのみでは不足であっ
た繰り返し使用時の画像ソリッドを改良できる。また、
感光体上にあるトナー像を非粘着化できるから、感光体
からの転写が容易になる。これら外添剤の単独で同等の
性能を得ようとすると、過剰添加量を過剰にする必要が
あり、ラインや文字部の太り現象が起こる。しかし、現
像剤として低帯電化可能なカーボンブラック分散被覆層
を有するキャリアとの併用により、トナー外添剤の添加
量は少量で済むのでライン太り等は発生しない。本発明
は、キャリア、トナーそれぞれ単独では解決できない転
写性の諸課題を組み合わせの相互作用により解決してい
る点に技術特徴がある。
が、実施例及び比較例中「部」は「重量部」を表す。実施例 以下の記載の組成でそれぞれマゼンタトナー、シアント
ナー、イエロートナー、ブラックトナーを作製した。
キシド付加物とテレフタル酸とから重合された樹脂を用
いた。樹脂のゲルパーミエーションクロマトグラムによ
る分子量ピークは約8000である。 (*2)C.I.Pigment Red 57:1とポリエステル樹脂Aの40
部:60部を2本ロールミルにて30分混練しマスター
バッチ顔料とした。
0部:60部を2本ロールミルにて30分混練しマスタ
ーバッチ顔料とした。
部:60部を2本ロールミルにて30分混練しマスター
バッチ顔料とした。
動式混合機で混合し、2軸押し出し機で溶融混練した
後、ハンマーミルで粗粉砕し、機械式粉砕機クリプトロ
ン(川崎重工社製)で微粉砕した後、ジグザグ分級機
(アルピネ社製)で分級した。一方、外添剤として、平
均1次粒径が約0.05μmのルチル型二酸化チタン微粒子
100部に対してイソブチルトリメトキシシランカップ
リング剤を10部用いて疎水化処理を施した疎水性酸化
チタン微粒子1を調製した。それぞれのトナーへの外添
は、各トナー100部に対して疎水性酸化チタン微粒子
1を0.5部と疎水性シリカH2000(ワッカー社
製)0.5部とをヘンシェルミキサ(三井三池社製)を
用いて行った。
μmであった。キャリアとしては、芯材として体積平均
粒径約60μmのCu-Zn フェライトを用い、コート剤とし
てジメチルシリコーン樹脂のトルエン溶液の樹脂固形分
100部に対しカーボンブラック(三菱カーボンブラッ
ク#44 、三菱化学社製)10部を加えて、ホモジナイザ
ーで分散したものを準備した。被覆キャリアは、フロー
コーターにコアを仕込み、コーター下部から熱風を吹き
込んで流動させ、コーター内部のノズルから前記のコー
ト液を噴霧してコアに樹脂液を吸着させた後、充分な加
熱処理を行い、調製した。なおキャリアの被覆層の膜厚
は、走査電子顕微鏡による観察で約1μmであった。
型混合機により混合して、各色の現像剤を得た。以上の
各色のトナーと現像剤とを用い、実写による評価を行っ
た。実写評価装置は、市販の2成分現像方式のフルカラ
ー複写機を改造した装置を用いた。この装置の現像部
は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック4色の現像
機があり、また、転写部は中間転写ベルトを備える。評
価は上記複写機を温度25℃、相対湿度55%の常温常
湿雰囲気に設置し、各現像機に上記各色の現像剤を仕込
み、トナーを補給しながら、連続実写により行う。
あり、20000枚の実写を通じて、画像濃度、均一
性、エッジ強調等の画質は変動がほとんどなく、また感
光体(OPC)カブリが非常に少なく、転写効率も90
%以上と優れていた。その他、実写中に機内へのトナー
飛散がなく、感光体上のクリーニング不良やトナー融着
現象の発生も見られず、充分な耐久性を有していた。
201型により測定する トナー濃度 :界面活性剤水溶液により、現像剤からト
ナーを分離し、重量法にて測定する 転写効率 :クリーニングにより回収されたトナー重
量と補給されたトナー重量を測定し、その比(パーセン
テージ)をとる 画像濃度 :グレタグ社色彩色差計SPM−50によ
り画像濃度を測定する 感光体カブリ:白紙原稿で現像後の感光体表面に透明粘
着テープを貼り、剥離後、マクベス画像濃度計RD914 で
画像濃度を測定する 画像中抜け、エッジ強調、ソリッド均一性、画像汚れ:
得られた画像をルーペで観察し、以下の基準で判定する ○:ソリッド均一性不良、画像中抜け、エッジ強調、画
像色汚れが見られず △:ソリッド均一性不良、画像中抜け、エッジ強調、画
像色汚れが若干見られるが、実用上支障なし ×:ソリッド均一性不良、画像中抜け、エッジ強調、画
像色汚れが明らかに見られ、実用上問題がある
℃、相対湿度85%の高温高湿条件に持ち込み、同様の
連続実写を行ったが、常温常湿環境条件の場合に比べて
若干帯電量が低めで推移したが、実用上問題のない結果
を得た。さらに、本現像剤及びプリンターを温度10
℃、相対湿度20%の高温高湿条件に持ち込み、同様の
連続実写を行ったが、常温常湿環境での結果とほぼ同等
の結果を得た。
を含まないキャリアを使用) 実施例中、使用するキャリアのコート剤としてカーボン
ブラックを分散しないジメチルシリコーン樹脂溶液単独
で約1μmの樹脂被覆層を形成する以外は、実施例と全
く同様にして現像剤を作製し、実写評価を行った。評価
結果を表2に示す。繰り返し実写で画像濃度の低下、均
一性の低下等の画質変動が見られ、実用上問題がある。
しないトナーを使用) 実施例中、使用するトナーの外添剤として、疎水性酸化
チタン微粒子を加えず、疎水性シリカのみを外添して各
色のトナーを準備した。以下、実施例と全く同様にして
現像剤を作製し、実写評価を行った。評価結果を表2に
示す。繰り返し実写で、転写効率の悪化、感光体カブリ
の悪化等が見られ、実用上問題がある。
像剤の繰り返し使用においても転写性に関わる諸問題が
なく、具体的には転写効率の悪化が無く、画像濃度の低
下、均一性不良、エッジ強調、画像中抜け、画像色汚れ
等の画像上の欠陥のないカラー電子写真用現像剤が得ら
れる。
Claims (8)
- 【請求項1】 芯材上に導電性物質を含有する樹脂被覆
層を有するキャリアと、外添剤が添加されたトナー粒子
からなるカラー電子写真用現像剤であって、前記外添剤
が、シランカップリング剤で処理された疎水性酸化チタ
ン微粒子であることを特徴とするカラー電子写真用現像
剤。 - 【請求項2】 前記シランカップリング剤が、Cn H
2n+1Si(OCmH2m +1)3 (ただし、nは3〜10の
整数、mは1〜3の整数を表す)で表されるものである
請求項1に記載のカラー電子写真用現像剤。 - 【請求項3】 前記疎水性酸化チタン微粒子の結晶型が
ルチル型であることを特徴とする請求項1または2に記
載のカラー電子写真用現像剤。 - 【請求項4】 前記シランカップリング剤がイソブチル
トリメトキシシランであることを特徴とする請求項1乃
至3に記載のカラー電子写真用現像剤。 - 【請求項5】 前記トナー粒子100重量部に対し、前
記疎水性酸化チタン微粒子が0.05〜1重量部外添さ
れたことを特徴とする請求項1乃至4に記載のカラー電
子写真用現像剤。 - 【請求項6】 前記樹脂被覆層を構成する樹脂が、シリ
コーン系樹脂であることを特徴とする請求項1乃至5に
記載のカラー電子写真用現像剤。 - 【請求項7】 前記導電性物質がカーボンブラックであ
ることを特徴とする請求項1乃至6に記載のカラー電子
写真用現像剤。 - 【請求項8】 前記樹脂被覆層を形成する樹脂100重
量部に対し、前記導電性物質が1〜20重量部含有され
ることを特徴とする請求項1乃至7に記載のカラー電子
写真用現像剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11997099A JP2000310879A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | カラー電子写真用現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
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