JP2000310892A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000310892A
JP2000310892A JP11119918A JP11991899A JP2000310892A JP 2000310892 A JP2000310892 A JP 2000310892A JP 11119918 A JP11119918 A JP 11119918A JP 11991899 A JP11991899 A JP 11991899A JP 2000310892 A JP2000310892 A JP 2000310892A
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JP11119918A
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Tsuneshi Takahashi
恒志 高橋
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品初期における画像状態を維持することが
できる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 初期状態にて記録体S上に所定の定着テ
スト画像TA〜TCが作成される(S1,S2)。そう
すると統括制御部54により、画像情報検出部43で得
た反射光強度等に基づき、各定着テスト画像TA〜TC
の初期光沢度がそれぞれ算出され記憶される(S3)。
次いで、所定のタイミングで定期的に、再び定着テスト
画像TA〜TCが作成される(S5〜S7)。その後、
統括制御部54により、各定着テスト画像TA〜TCの
光沢度がそれぞれ算出されて、初期光沢度と比較され、
この比較結果に基づき第1〜第3帯電チャージャ31A
〜31Cにおける帯電電圧値がそれぞれ補正される(S
8〜S14)。これにより、トナー付着量が変化するた
め定着条件が一定であれば、光沢度も変化して初期光沢
度とほぼ等しくなる。従って、初期状態における画像状
態が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリン
タ、ファックス等の画像形成装置に関する。さらに詳細
には、初期状態における画像状態を維持することができ
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電子写真方式の複写機などの画像
形成装置では、記録体に転写されたトナー像を定着させ
永久画像を得ている。ここで、定着の方法には、熱定
着、圧力定着、溶剤定着等の方法があり、その中で熱定
着によるヒートローラ方式の定着装置が広く一般的に用
いられている。この定着装置としては、例えば加熱ロー
ラと加圧ローラとにより構成されたものが知られてい
る。加熱ローラは、熱伝導が良く、熱容量の小さい金属
ローラである。また、加熱ローラは内部にヒーターラン
プを備えており、表面温度をサーミスタ等で検出して所
定の定着温度範囲になるように温度制御が行われるよう
になっている。一方、加圧ローラは、芯材の表面に弾性
のあるシリコンゴム等を被覆したものである。これら加
熱ローラと加圧ローラとは相互に圧接された状態で回転
可能に支持されており、トナー像が転写された記録体を
加熱ローラと加圧ローラとの間を通過させると、トナー
が溶融するとともに記録体に圧着されトナー像が定着さ
れて永久画像が得られるようになっている。なお、カラ
ー用の画像形成装置に備わる定着装置では、加熱ローラ
の表面にもシリコンゴムが被覆されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、記録体上に定着された定着画像の画像
状態がその装置を使用し始めた当初や調整直後のもの
(初期状態)と比べて変動する場合があった。しかもそ
の変動は、画像全体にわたって均一に生じるとは限ら
ず、記録体搬送方向やこれに直交する方向について変動
幅が分布する場合があった。しかし、かかる記録体搬送
方向およびそれに直交する方向における画像状態の変動
を改善するためには、サービスマンによる調整・修理あ
るいは部品交換等を行うしかなく、非常に手間と時間が
かかるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、初期状態における画像状
態を維持することができる画像形成装置を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めになされた本発明に係る画像形成装置によれば、所定
のテスト画像を作成するためのテスト画像データを取得
するテスト画像データ取得手段を備えるとともに記録体
上に未定着画像を作成する画像作成手段と、上記画像作
成手段により作成された未定着画像を前記記録体上に定
着させる定着手段とを有する画像形成装置において、上
記画像作成手段および上記定着手段のいずれかは、画像
形成プロセスの各プロセス条件のうち少なくとも1つ以
上のプロセス条件を記録体搬送方向と直交する方向につ
いて変更可能な画像形成プロセス条件可変手段を備え、
上記定着手段により上記記録体上に定着された定着テス
ト画像に光を照射する発光素子と、上記発光素子から照
射され上記定着テスト画像を反射または透過した光の強
度情報を検出する受光素子とを備え、初期状態および所
定の検出タイミングで上記記録体のうち記録体搬送方向
と直交する方向についての位置が異なる少なくとも2カ
所以上で上記定着テスト画像の画像情報を検出する画像
情報検出手段と、上記初期状態において上記画像情報検
出手段が検出した初期画像情報を記憶する初期画像情報
記憶手段と、上記画像情報検出手段の上記所定の検出タ
イミングを決定する検出タイミング決定手段と、上記検
出タイミング決定手段により決定された検出タイミング
で上記画像情報検出手段が検出した画像情報と上記初期
画像情報記憶手段に記憶された初期画像情報とを比較す
る画像情報比較手段と、上記画像情報比較手段における
比較結果に基づいて上記画像形成プロセス条件可変手段
におけるプロセス条件を補正する画像形成プロセス条件
補正手段と、を有する。
【0006】この画像形成装置では、まず画像作成手段
が、記録体上に未定着画像(トナー像)を作成する。こ
こで、画像作成手段が記録体上に作成する未定着画像に
は、複写対象である原稿の複写画像、画像形成装置に入
力された画像データによるものの他、テスト画像データ
による所定のテスト画像も含まれる。なお、テスト画像
は、予めテスト画像データを記憶させたメモリあるいは
外部からテスト画像データ取得手段により取得されたテ
スト画像データに基づき作成される。
【0007】次いで、定着手段が、画像作成手段によっ
て作成された未定着画像を記録体上に定着させる。そし
て、画像情報検出手段が、初期状態および所定のタイミ
ングで記録体のうち記録体搬送方向と直交する方向につ
いての位置が異なる少なくとも2カ所以上で定着テスト
画像の画像情報を検出する。
【0008】この定着テスト画像の画像情報の検出は、
まず初期状態、つまり製品初期あるいはサービスマンに
よる修理・調整や部品交換の直後に行われる。さらに、
検出タイミング決定手段により決定された所定のタイミ
ングでも行われる。例えば、千枚単位ごと等に行うよう
にすればよい。なお、初期状態において画像情報検出手
段により検出された初期画像情報は、初期画像情報記憶
手段に記憶される。
【0009】また、画像情報の検出は、発光素子が記録
体上の定着テスト画像に光を照射し、定着テスト画像を
反射または透過した光を受光素子で受光することにより
行う。ここで、画像情報とは、例えば表面状態、透光
性、および発色性等の画像の状態と関係づけられる情報
をいい、画像状態を知ることができる情報であればいず
れのものも含まれる。具体的には、定着テスト画像の透
過光の強度(透過率)、反射光の強度(反射率、光沢
度)、あるいは色ずれ(明度、色相、彩度のずれ)等が
挙げられる。
【0010】続いて、画像情報比較手段が、検出タイミ
ング決定手段により決定された検出タイミングで検出さ
れた画像情報と初期画像情報記憶手段に記憶された初期
画像情報とを比較する。そして、画像形成プロセス条件
補正手段が、画像情報比較手段での比較結果に基づい
て、画像形成プロセス条件可変手段におけるプロセス条
件を補正する。この補正により例えば、1枚の記録体内
の記録体搬送方向と直交する方向における画像状態を初
期状態に近づけるように、現像条件や転写条件等に比較
結果を反映(フィードバック)させることで、記録体搬
送方向と直交する方向において自動的に初期状態と同程
度の定着画像となるように制御することができる。よっ
て、初期状態における画像状態を維持した定着画像を得
ることができる。なお、検出タイミング決定手段により
決定された検出タイミングで検出された画像情報も初期
画像情報と同様にメモリ等に記憶するようにしても良
い。
【0011】なお、画像形成プロセス条件とは、記録体
に定着画像が形成されるまでの各プロセス条件をいい、
具体的には例えば、現像条件、転写条件、定着条件等が
含まれる。また、記録体としては、普通紙のほか、厚紙
やOHPシート、樹脂等をコートした特殊紙など画像を
定着させることのできるものであればいずれのものを用
いてもよい。さらに、発光素子としては、可視光領域に
おいて、発光するものであればいずれのものでもよい。
例えば、ハロゲンランプ、発光ダイオード、半導体レー
ザ等が挙げられる。また、受光素子としては、発光素子
の発光する光に反応する感度域を持つものであればよ
い。例えば、CCD、フォトダイオード等が挙げられ
る。
【0012】ここで、反射率や透過率を得るには、反射
光または透過光の強度の他、入射光の強度も必要であ
る。従って、反射光または透過光の他、入射光の強度を
別途検出する場合がある。しかし、入射光の強度が一定
である場合など既知の場合には、反射光または透過光の
強度のみで評価することもできる。また、入射光の強度
測定には、ハーフミラー等を用いて直接その強度を測定
する手法が挙げられる他、発光素子の印加電圧、消費電
流、消費電力等から間接的に測定する手法も挙げられ
る。
【0013】本発明に係る画像形成装置においては、前
記画像形成プロセス条件可変手段は、感光体に電荷を付
与する帯電器を記録体搬送方向と直交する方向に複数備
えるとともに上記複数の帯電器の帯電条件をそれぞれ変
更可能な分割帯電手段であり、前記画像形成プロセス条
件補正手段は、上記各帯電器の帯電条件を補正する帯電
条件補正手段であることが好ましい。
【0014】この画像形成装置では、画像情報検出手段
が、記録体のうち記録体搬送方向と直交する方向につい
ての位置が異なる少なくとも2カ所以上で定着テスト画
像の画像情報を検出する。この画像情報検出手段による
検出は、初期状態および検出タイミング決定手段により
決定された検出タイミングにて行われる。さらに、画像
情報比較手段が、初期画像情報と所定タイミングで検出
された画像情報とを比較する。
【0015】そして、帯電条件補正手段が、画像情報比
較手段での比較結果に基づいて、分割帯電手段における
各帯電器の帯電条件をそれぞれ補正する。これにより、
感光体の軸方向における帯電条件を変化させることがで
きる。そして定着条件が一定であれば、帯電条件を変化
させることにより定着画像の画像状態を変化させ得るこ
とが知られている。従って、1枚の記録体内の記録体搬
送方向に直交する方向における画像状態を初期状態に近
づけるように、帯電条件に比較結果を反映(フィードバ
ック)させることで、記録体搬送方向に直交する方向に
おいて自動的に初期状態と同程度の定着画像となるよう
に制御することができる。よって、初期状態における画
像状態を維持した定着画像を得ることができる。
【0016】また、本発明に係る画像形成装置において
は、前記画像形成プロセス条件可変手段は、感光体上の
静電潜像に現像剤を供給する現像剤担持体を記録体搬送
方向と直交する方向に複数備えるとともに上記複数の現
像剤担持体に印加する現像バイアス電圧値をそれぞれ変
更可能な分割現像手段であり、前記画像形成プロセス条
件補正手段は、上記各現像剤担持体に印加する現像バイ
アス電圧値を補正する現像条件補正手段であることも好
ましい。
【0017】この画像形成装置でも画像情報検出手段
が、記録体のうち記録体搬送方向と直交する方向につい
ての位置が異なる少なくとも2カ所以上で定着テスト画
像の画像情報を検出する。この画像情報検出手段による
検出は、初期状態および検出タイミング決定手段により
決定された検出タイミングにて行われる。さらに、画像
情報比較手段が、初期画像情報と所定タイミングで検出
された画像情報とを比較する。
【0018】そして、現像条件補正手段が、画像情報比
較手段での比較結果に基づいて、分割現像手段における
各現像器に備わる現像剤担持体に印加する現像バイアス
電圧値をそれぞれ補正する。これにより、感光体の軸方
向における現像条件を変化させられる。そして前述した
ように、定着条件が一定であれば現像条件を変化させる
ことにより定着画像の画像状態を変化させられる。従っ
て、1枚の記録体内の記録体搬送方向と直交する方向に
おける画像状態を初期状態に近づけるように、現像バイ
アス電圧値に比較結果を反映(フィードバック)させる
ことで、記録体搬送方向に直交する方向において自動的
に初期状態と同程度の定着画像となるように制御するこ
とができる。よって、初期状態における画像状態を維持
した定着画像を得ることができる。
【0019】さらに、本発明に係る画像形成装置におい
ては、前記画像形成プロセス条件可変手段は、感光体上
の顕像を前記記録体上に転写する転写器を記録体搬送方
向と直交する方向に複数備えるとともに上記複数の転写
器における転写電流および転写電圧のいずれかをそれぞ
れ変更可能な分割転写手段であり、前記画像形成プロセ
ス条件補正手段は、上記各転写器における転写電流およ
び転写電圧のいずれかを補正する転写条件補正手段であ
ることも好ましい。
【0020】この画像形成装置でも画像情報検出手段
が、記録体のうち記録体搬送方向と直交する方向につい
ての位置が異なる少なくとも2カ所以上で定着テスト画
像の画像情報を検出する。この画像情報検出手段による
検出は、初期状態および検出タイミング決定手段により
決定された検出タイミングにて行われる。さらに、画像
情報比較手段が、初期画像情報と所定タイミングで検出
された画像情報とを比較する。
【0021】そして、転写条件補正手段が、画像情報比
較手段での比較結果に基づいて、分割転写手段における
各転写器の転写電流および転写電圧のいずれかをそれぞ
れ補正する。これにより、感光体の軸方向における転写
条件を変化させることができる。そして前述したよう
に、定着条件が一定であれば転写条件を変化させること
により定着画像の画像状態を変化させ得る。従って、1
枚の記録体内の記録体搬送方向と直交する方向における
画像状態を初期状態に近づけるように、転写電流あるい
は転写電圧に比較結果を反映(フィードバック)させる
ことで、記録体搬送方向に直交する方向において自動的
に初期状態と同程度の定着画像となるように制御するこ
とができる。よって、初期状態における画像状態を維持
した定着画像を得ることができる。
【0022】さらにまた、本発明に係る画像形成装置に
おいては、前記定着手段は、記録体搬送方向と直交する
方向に複数の加熱器を備え前記未定着画像を前記記録体
上に接触加熱により定着させる接触加熱定着手段であ
り、前記画像形成プロセス条件可変手段は、上記複数の
加熱器の制御温度をそれぞれ変更可能な分割加熱手段で
あり、前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記接触
加熱定着の定着温度を補正する定着温度補正手段である
ことも好ましい。
【0023】この画像形成装置でも画像情報検出手段
が、記録体のうち記録体搬送方向と直交する方向につい
ての位置が異なる少なくとも2カ所以上で定着テスト画
像の画像情報を検出する。この画像情報検出手段による
検出は、初期状態および検出タイミング決定手段により
決定された検出タイミングにて行われる。さらに、画像
情報比較手段が、初期画像情報と所定タイミングで検出
された画像情報とを比較する。
【0024】そして、定着温度補正手段が、画像情報比
較手段での比較結果に基づいて、接触加熱定着手段にお
ける軸方向の定着温度を補正する。この定着温度の補正
は、各加熱器の制御温度をそれぞれ変更することにより
行う。これにより、定着手段の軸方向における定着条件
を変化させることができる。従って、1枚の記録体内の
記録体搬送方向と直交する方向における画像状態を初期
状態に近づけるように、定着温度に比較結果を反映(フ
ィードバック)させることで、記録体搬送方向に直交す
る方向において自動的に初期状態と同程度の定着画像と
なるように制御することができる。よって、初期状態に
おける画像状態を維持した定着画像を得ることができ
る。
【0025】また、上記問題点を解決するためになされ
た本発明に係る画像形成装置によれば、所定のテスト画
像を作成するためのテスト画像データを取得するテスト
画像データ取得手段を備えるとともに記録体上に未定着
画像を作成する画像作成手段と、上記画像作成手段によ
り作成された未定着画像を前記記録体上に定着させる定
着手段とを有する画像形成装置において、上記定着手段
により上記記録体上に定着された定着テスト画像に光を
照射する発光素子と、上記発光素子から照射され上記定
着テスト画像を反射または透過した光の強度情報を検出
する受光素子とを備え、初期状態および所定の検出タイ
ミングで上記記録体のうち記録体搬送方向についての位
置が異なる少なくとも2カ所以上の上記定着テスト画像
の画像情報を検出する画像情報検出手段と、上記初期状
態において上記画像情報検出手段が検出した初期画像情
報を記憶する初期画像情報記憶手段と、上記画像情報検
出手段の上記所定の検出タイミングを決定する検出タイ
ミング決定手段と、上記検出タイミング決定手段により
決定された検出タイミングで上記画像情報検出手段が検
出した画像情報と上記初期画像情報記憶手段に記憶され
た初期画像情報とを比較する画像情報比較手段と、上記
画像情報比較手段における比較結果に基づいて上記画像
作成手段および上記定着手段の少なくともいずれかのプ
ロセス条件を記録体搬送方向において補正する画像形成
プロセス条件補正手段と、を有する。
【0026】この画像形成装置では、まず画像作成手段
が、記録体上に未定着画像(トナー像)を作成する。こ
こで、画像作成手段が記録体上に作成する未定着画像に
は、複写対象である原稿の複写画像、画像形成装置に入
力された画像データによるものの他、テスト画像データ
による所定のテスト画像も含まれる。なお、テスト画像
は、予めテスト画像データを記憶させたメモリあるいは
外部からテスト画像データ取得手段により取得されたテ
スト画像データに基づき作成される。
【0027】次いで、定着手段が、画像作成手段によっ
て作成された未定着画像を記録体上に定着させる。そし
て、画像情報検出手段が、初期状態および検出タイミン
グ決定手段により決定される所定のタイミングで、記録
体のうち記録体搬送方向についての位置が異なる少なく
とも2カ所以上で定着テスト画像の画像情報を検出す
る。なお、初期状態において検出された初期画像情報
は、初期画像情報記憶手段に記憶される。
【0028】続いて、画像情報比較手段が、所定の検出
タイミングで検出された画像情報と初期画像情報記憶手
段に記憶された初期画像情報とを比較する。そして、画
像形成プロセス条件補正手段が、画像情報比較手段での
比較結果に基づいて、画像作成手段および定着手段の少
なくともいずれかのプロセス条件を補正する。このプロ
セス条件の補正では、補正値が時間の関数として与えら
れる。これにより、1枚の記録体内の記録体搬送方向に
おける画像状態を初期状態に近づけるように、現像条件
や定着条件(定着速度)等に比較結果を反映(フィード
バック)させることで、記録体搬送方向において自動的
に初期状態と同程度の定着画像となるように制御するこ
とができる。よって、初期状態における画像状態を維持
した定着画像を得ることができる。
【0029】本発明に係る画像形成装置においては、前
記画像作成手段は、感光体に電荷を付与する帯電手段を
有し、前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記帯電
手段における帯電条件を補正する帯電条件補正手段であ
ることが好ましい。
【0030】この画像形成装置では、画像情報検出手段
が、記録体のうち記録体搬送方向についての位置が異な
る少なくとも2カ所以上で定着テスト画像の画像情報を
検出する。この画像情報検出手段による検出は、初期状
態および検出タイミング決定手段により決定された検出
タイミングにて行われる。さらに、画像情報比較手段
が、初期画像情報と所定タイミングで検出された画像情
報とを比較する。
【0031】そして、帯電条件補正手段が、画像情報比
較手段での比較結果に基づいて、帯電手段における帯電
条件を補正する。これにより、感光体の周方向における
帯電条件を変化させることができる。そして前述したよ
うに、定着条件が一定であれば帯電条件を変化させるこ
とにより定着画像の画像状態を変化させ得る。従って、
1枚の記録体内の記録体搬送方向における画像状態を初
期状態に近づけるように、帯電条件に比較結果を反映
(フィードバック)させることで、記録体搬送方向にお
いて自動的に初期状態と同程度の定着画像となるように
制御することができる。よって、初期状態における画像
状態を維持した定着画像を得ることができる。
【0032】また、本発明に係る画像形成装置において
は、前記画像作成手段は、感光体上の静電潜像に現像剤
を供給するための現像剤を担持する現像剤担持体を有
し、前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記現像剤
担持体に印加する現像バイアス電圧値を補正する現像条
件補正手段であることも好ましい。
【0033】この画像形成装置でも画像情報検出手段
が、記録体のうち記録体搬送方向についての位置が異な
る少なくとも2カ所以上で定着テスト画像の画像情報を
検出する。この画像情報検出手段による検出は、初期状
態および検出タイミング決定手段により決定された検出
タイミングにて行われる。さらに、画像情報比較手段
が、初期画像情報と所定タイミングで検出された画像情
報とを比較する。
【0034】そして、現像条件補正手段が、画像情報比
較手段での比較結果に基づいて、現像剤担持体に印加す
る現像バイアス電圧値を補正する。これにより、感光体
の周方向における現像条件を変化させることができる。
そして前述したように、定着条件が一定であれば現像条
件を変化させることにより定着画像の画像状態を変化さ
せ得る。従って、1枚の記録体内の記録体搬送方向にお
ける画像状態を初期状態に近づけるように、現像バイア
ス値に比較結果を反映(フィードバック)させること
で、記録体搬送方向において自動的に初期状態と同程度
の定着画像となるように制御することができる。よっ
て、初期状態における画像状態を維持した定着画像を得
ることができる。
【0035】さらに、本発明に係る画像形成装置におい
ては、前記画像作成手段は、感光体上の顕像を前記記録
体上に転写する転写手段を有し、前記画像形成プロセス
条件補正手段は、上記転写手段における転写電流および
転写電圧のいずれかを補正する転写条件補正手段である
ことも好ましい。
【0036】この画像形成装置でも画像情報検出手段
が、記録体のうち記録体搬送方向についての位置が異な
る少なくとも2カ所以上で定着テスト画像の画像情報を
検出する。この画像情報検出手段による検出は、初期状
態および検出タイミング決定手段により決定された検出
タイミングにて行われる。さらに、画像情報比較手段
が、初期画像情報と所定タイミングで検出された画像情
報とを比較する。
【0037】そして、転写条件補正手段が、画像情報比
較手段での比較結果に基づいて、転写手段における転写
電流および転写電圧のいずれかを補正する。これによ
り、感光体の周方向における現像条件を変化させること
ができる。そして前述したように、定着条件が一定であ
れば転写条件を変化させることにより定着画像の画像状
態を変化させ得る。従って、1枚の記録体内の記録体搬
送方向における画像状態を初期状態に近づけるように、
転写条件に比較結果を反映(フィードバック)させるこ
とで、記録体搬送方向において自動的に初期状態と同程
度の定着画像となるように制御することができる。よっ
て、初期状態における画像状態を維持した定着画像を得
ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置を具
体化した実施の形態について図面に基づいて詳細に説明
する。まず、第1の実施の形態から説明する。第1の実
施の形態は、本発明に係る画像形成装置が搭載された電
子写真方式の複写機であり、所定の定着テスト画像を作
成して、その定着テスト画像の反射光の強度情報等に基
づき感光体ドラムに電荷を付与する帯電チャージャの帯
電条件を補正するものである。
【0039】この複写機1は、図1に示すように、イメ
ージリーダ部IRとページプリンタ部PRTとから構成
されている。そして、イメージリーダ部IRから転送さ
れた画像データに基づき、ページプリンタ部PRTが電
子写真プロセスにより原稿の画像をプリントするように
なっている。
【0040】イメージリーダ部IRは、原稿ガラス10
上にセットされる原稿の画像による反射光を検出しこれ
を光電変換して、原稿の画像に対応した画像データを読
み込む画像読取部2と、種々の画像形成モードに応じて
データ処理を行う画像処理部3等とを有している。な
お、画像読取部2は、読み込んだ画像データを一時的に
記憶するデータメモリ部9を備える。また、イメージリ
ーダ部IRの上部には原稿を押さえる原稿カバー11が
装着されている。
【0041】一方、ページプリンタ部PRTは、光学走
査部4と画像プロセス部5と搬送部6とを有している。
そして光学走査部4は、感光体ドラム30にレーザ光を
走査して照射するためのポリゴンミラー21および反射
ミラー22とを備える。画像プロセス部5は、感光体ド
ラム30と、帯電チャージャ31と、現像器32Y,3
2C,32M,32Kと、転写チャージャ33を有する
転写ドラム34と、クリーニング器35とを備える。搬
送部6は、記録体を積載して収容する用紙カセット44
と、用紙カセット44または手差しトレイ45から供給
される記録体を搬送するための各種搬送ローラと、定着
器40と、ハロゲンランプ41A,41B,41CとC
CDセンサ42A,42B,42Cとからなる画像情報
検出部43と、複写が完了して機外に排出された記録体
を収容する排紙トレイ46とを備える。
【0042】ここで帯電チャージャ31は、図2に示す
ように、3つの帯電チャージャ、つまり第1帯電チャー
ジャ31A、第2帯電チャージャ31B、および第3帯
電チャージャ31Cを備えるものである。そして、図3
に示すように、第1帯電チャージャ31Aと第3帯電チ
ャージャ31Cとは感光体ドラム30の周方向における
同角度位置に設けられ、第2帯電チャージャ31Bは第
1帯電チャージャ31Aおよび第3帯電チャージャ31
Cと異なる角度位置(若干感光体ドラム30の回転方向
に進んだ角度位置)に設けられている。
【0043】これらの帯電チャージャ31A〜31C
は、それぞれに電源311A〜311Cとチャージワイ
ヤ312A〜312Cとを有しており、電源311A〜
311Cは、それぞれ後述する高圧制御部58(図7参
照)に接続されている。そして高圧制御部58により、
第1帯電チャージャ31A、第2帯電チャージャ31
B、第3帯電チャージャ31Cはそれぞれ異なる帯電条
件で感光体ドラム30の表面に電荷を付与できるように
なっている。なお、第1帯電チャージャ31Aが感光体
ドラム30に電荷を付与する領域に後述する定着テスト
画像TA(図5参照)が作成されるようになっている。
また同様の関係で、第2帯電チャージャ31Bが感光体
ドラム30に電荷を付与する領域に定着テスト画像TB
が作成され、第3帯電チャージャ31Cが感光体ドラム
30に電荷を付与する領域に定着テスト画像TCが作成
される。
【0044】また、定着器40は、上下に配置された加
熱ローラ212と加圧ローラ213とにより構成された
ものであり、その詳細については、図4を用いて説明す
る。図4は定着器40の長手方向における断面を示した
ものである。図4に示すように、加熱ローラ212は、
熱伝導が良く、熱容量が小さいアルミニウム等の材料で
形成された金属筒212aの表面にシリコンゴム212
bを被覆したものである。加熱ローラ212の内部に
は、ヒーターランプ221が設けられており、後述する
統括制御部54(図7参照)による温度制御に基づき給
電され加熱されるようになっている。また、加熱ローラ
212の表面温度は、その表面に接触して設けられたサ
ーミスタ等の温度センサ222により検出されるように
なっている。なお、ここで検出された表面温度信号は、
後述する統括制御部54に入力される。一方、加圧ロー
ラ213も加熱ローラ212と同様に、内部にヒータラ
ンプ221を備えた金属筒213aにシリコンゴム21
3bを被覆したものである。
【0045】そして、後述する駆動制御部55(図7参
照)により加圧ローラ213を駆動することにより、加
熱ローラ212も加圧ローラ213に従動して回転する
ようになっている。なお、駆動制御部55により加圧ロ
ーラ213ではなく、加熱ローラ212を駆動させるよ
うにし、加圧ローラ213が加熱ローラ212に従動し
て回転するようにしてもよい。
【0046】また、画像情報検出部43は、定着画像の
画像情報を検出するためのものであり、具体的には、定
着画像の光沢度((正反射光量/入射光量)×100=
正反射率)を検出するものである。この画像情報検出部
43は、例えば図5に示すように、記録体Sのうち矢印
で示す搬送方向を上にしたときに上辺近傍に並べられた
3ヶの略矩形状の定着テスト画像TA,TB,TCが記
録体S上に形成された場合に、この定着テスト画像TA
等の正反射光の強度を測定できるような位置に配置され
ている。つまり、画像情報検出部43は、記録体Sの搬
送方向と交差する方向(本実施形態では直交する方向)
に配置された3組の発光素子と受光素子の組(発光・受
光素子対)から構成されている。これにより、1枚の記
録体内における記録体搬送方向に直交する方向における
光沢度のバラツキを把握することができる。
【0047】具体的には、ハロゲンランプ41AとCC
Dセンサ42A、ハロゲンランプ41BとCCDセンサ
42B、およびハロゲンランプ41CとCCDセンサ4
2Cの3組の発光・受光素子対から構成されている。そ
して、ハロゲンランプ41AとCCDセンサ42Aと
は、定着テスト画像TAの反射光の強度が測定できるよ
うな位置に配置されている。つまり、記録体Sの搬送路
のうち定着器40の後方において、定着器40から排出
された記録体Sに対して図1中斜め上右側(反搬送方向
斜め上)に発光素子であるハロゲンランプ41Aが設け
られ、ハロゲンランプ41Aから定着テスト画像TAへ
入射する入射光に対する正反射光を受光できるように、
定着テスト画像TA(記録体S)に対する入射角αと反
射角βとが等しくなる図1中斜め上左側(搬送方向斜め
上)に、受光素子であるCCDセンサ42Aが設けられ
ている。これと同様の位置関係で、ハロゲンランプ41
BとCCDセンサ42B、およびハロゲンランプ41C
とCCDセンサ42Cも配置されている。なお、正反射
光(直接反射光)とは、反射光のうち、入射光と入射点
での定着画像の法線によって形成される入射面内におい
て、定着画像に入射した入射光の入射角と同じ角度の反
射角で反射して進行する反射光をいう(以下の説明にお
いても、同様の意味で「正反射光」を用いる)。
【0048】また、組をなすハロゲンランプ41AとC
CDセンサ42A、ランプ41Bとセンサ42B、ラン
プ41Cとセンサ42Cとをそれぞれ逆の位置に配置し
ても良い。さらに図6に示すように、搬送方向(図1中
定着器40の後方において左方向)に対して、入射光及
び反射光の方向が直交するようにハロゲンランプ41A
等およびCCDセンサ42A等を配置するなど、定着テ
スト画像TA等に光を当てて、その正反射光を受光でき
る配置であれば、いずれの配置でも良い。
【0049】ただし、入射角αおよび反射角βは25度
以上であることが望ましい。25度よりも小さいと、周
辺から回り込む拡散光の成分が大きくなり、正反射光の
強度情報を正確に測定できなくなり、またハロゲンラン
プ41A〜41CやCCDセンサ42A〜42Cの配置
が難しくなるからである。さらに、入射角αは45度以
上であることがより好ましい。このようにハロゲンラン
プ41A〜41CとCCDセンサ42A〜42Cを配置
すると、定着テスト画像TA〜TCの厚さや測定時にお
ける記録体Sの浮き上がり等の影響を受けにくくなり、
正反射光の強度情報をより正確に測定できるからであ
る。
【0050】このようにハロゲンランプ41A〜41C
とCCDセンサ42A〜42Cとが配置されることによ
り、画像情報検出部43は定着テスト画像TA〜TCの
正反射光(直接反射光)の光沢度を検出することができ
る。つまり画像情報検出部43は、CCDセンサ42A
〜42Cが受光する反射光の強度IbA〜IbCと、ハ
ロゲンランプ41A〜41Cの入射光強度(発光強度)
IaA〜IaCとを検知することにより、定着テスト画
像TA〜TCの正反射光の光沢度を検出しているのであ
る。なお正反射光の光沢度を検出するのは、検出レンジ
が広く、ノイズに対して強いためである。また、ハロゲ
ンランプ41A〜41Cの発光強度IaA〜IaCの検
知は、ハーフミラーなどを用いて直接その強度を測定す
る手法が挙げられるほか、発光素子の印加電圧、消費電
流、消費電力等から間接的に測定する手法も挙げられ
る。
【0051】続いて、このように構成された複写機1に
おいて、コピーを行うときの動作を簡単に説明する。こ
の複写機1では、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)、ブラック(K)の再現色の順に以下の処理
が行われる。まず、イエロー(Y)の処理について説明
する。画像読取部2が原稿の画像のうちイエロー(Y)
に対応する画像データを読み取る。また、図1中矢印方
向に回転している感光体ドラム30が、帯電チャージャ
31により表面を一様に帯電させられる。
【0052】そして、後述するレーザ制御部59(図7
参照)に対して、画像読取部2が読み込んだ画像データ
が入力される。そうすると、レーザ光源からレーザ光が
変調発光されて、このレーザ光がポリゴンミラー21に
より主走査方向に走査され、さらに反射ミラー22によ
り反射されて感光体ドラム30に入射する。これによ
り、感光体ドラム30上にイエロー(Y)の再現色に対
応する静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器
32Yにより現像されてトナー像となる。このトナー像
は、感光体ドラム30に対向して配置された転写チャー
ジャ33により、用紙カセット44または手差しトレイ
45から供給された記録体S上に転写される。
【0053】次いで、シアン(C)、マゼンタ(M)、
ブラック(K)についての処理が同様に行われる。これ
らの処理により、4色のトナー像が記録体S上に重ねて
転写された状態となる。その後、これらのトナー像が転
写された記録体Sは、定着器40において加熱及び加圧
される。これによりトナーが溶融し、トナー像が記録体
S上に定着されて、フルカラー画像とされる。そして画
像定着後、記録体は機外に排出され排紙トレー46に収
容される。これで1枚分のコピーが終了する。
【0054】ここで、このようなコピー動作等を制御す
る複写機1の制御系について説明する。複写機1の制御
回路は、図7のブロック図に示すように、統括制御部5
4を中心にして構成されている。統括制御部54は、本
発明の初期画像情報記憶手段、検出タイミング決定手
段、画像情報比較手段、および画像形成プロセス条件補
正手段にも相当するものであり、公知のCPUを中心
に、ROM、RAM等を組み合わせて構成されたマイコ
ンである。統括制御部54に組み込まれたROMには、
複写機1の制御を実行するために必要な種々のプログラ
ム類や、参照データ類等があらかじめ準備されて格納さ
れている。なお、後述するテスト画像を作成するための
テスト画像データ等も、このROM内に格納されてい
る。また、RAMには、演算処理の実行中に現れる数値
等を一時的に記憶するとともに、必要に応じて随時読み
出すための各種バッファが設けられている。
【0055】統括制御部54の入出力ポートには、画像
読取部2の動作を制御するIR制御部51と、定着器4
0の駆動・停止および加圧ローラ213の速度制御を行
う駆動制御部55と、記録体の供給を制御する搬送制御
部56と、ポリゴンミラー21によるレーザ光走査を制
御するスキャナ制御部57と、感光体ドラム30への帯
電、現像バイアス、転写バイアスの印加などの高電圧を
制御する高圧制御部58と、レーザ光の変調制御を行う
レーザ制御部59と、画像情報検出部43と、定着器4
0の定着温度(正確には加熱ローラ212の表面温度)
を検出している温度センサ222と、ヒータランプ22
1等とが接続されている。また、統括制御部54には、
コントローラ52を介して操作パネル53からの信号が
入力されるようになっている。
【0056】そして、複写機1は統括制御部54によ
り、統括的に制御され次のように動作する。まず、オペ
レータにより、記録体のサイズや種類その他の制御情報
が操作パネル53からコントローラ52に入力される。
次いで、操作パネル53のコピーボタンが押されるとコ
ピー要求信号が発信されて、この信号がコントローラ5
2に受信される。そうすると、コントローラ52から
は、統括制御部54に対してプリント指令が出力され
る。この指令により統括制御部54からは、IR制御部
51に対して原稿の画像読み取り開始が指令されるとと
もに、搬送制御部56に対して記録体の供給開始が指令
され、さらにスキャナ制御部57に対して走査準備が指
令される。また、高圧制御部58に対しても指令が出力
され、感光体ドラム30への帯電、現像バイアス、転写
バイアスが設定されて画像形成の準備がなされる。そし
て、画像読取部2による原稿の画像の読み取りが終了す
ると、レーザ制御部59に読み取られた画像データが入
力される。
【0057】次いで統括制御部54は、コントローラ5
2に対して垂直同期要求信号を出力して垂直同期信号の
受信を待つ。そして、コントローラ52が垂直同期信号
を出力すると、レーザ制御部59に入力された画像デー
タに基づき、レーザ光が変調発光される。これにより感
光体ドラム30上に静電潜像が形成され、現像器32Y
(32C,32M,32K)により現像されてトナー像
とされる。このトナー像は記録体に転写され、定着器4
0によって定着されて定着画像となる。このとき温度セ
ンサ222は、定着器40の加熱ローラ212の表面温
度(定着温度)を検出し、その検出結果を統括制御部5
4に送信する。
【0058】ここで、定着画像の画像状態を初期状態と
同程度に維持するための補正制御について、図8に示す
フローチャートに従って説明する。このフローチャート
に示すS5以降の処理は、所定積算枚数のコピーを行っ
た後に実行されるようになっているが、オペレータが操
作パネル53からテストモードを選択した場合等に割り
込みで処理されるようにしても良い。
【0059】まず、複写機1が初期状態にあるか否かが
判断される(S1)。具体的には、通紙カウンタCがゼ
ロか否かが判断される。なお、この通紙カウンタCは、
製品初期の他、サービスマンによるリセット処理によっ
てもゼロになる。そして、通紙カウンタCがゼロである
場合には(S1:YES)、図7に示すレーザ制御部5
9に対して、統括制御部54がその内部のROMから取
得したテスト画像データが入力され、上記の手順により
所定の定着テスト画像TA〜TCが作成される(S
2)。次いで、画像情報検出部43が、定着テスト画像
TA,TB,TCの正反射光の強度IbA,IbB,I
bC、およびハロゲンランプ41A,41B,41Cの
発光強度IaA,IaB,IaCを検出する。そして、
統括制御部54がこれらを用いて各定着テスト画像TA
〜TCの初期光沢度を算出する(S3)。これらの初期
光沢度は、統括制御部54に記憶される。一方、通紙カ
ウンタCがゼロでない、つまり初期状態でない場合には
(S1:NO)、S2、S3をバイパスしてS4に進
む。
【0060】続いて、通紙カウンタCのカウントアップ
が行われ(S4)、通紙カウンタCが「1000」に達
したか否か、つまりコピーが1000枚行われたか否か
が判断される(S5)。通紙カウンタCが「1000」
に達するまでは(S5:NO)、そのままこのルーチン
は一旦終了する。一方、通紙カウンタCが「1000」
に達すると(S5:YES)、S6以降の補正制御が実
行される。まずS2と同様にして、統括制御部54内の
ROMにあらかじめ格納されたテスト画像データに基づ
き定着テスト画像TA〜TCが作成される(S6)。次
いで、S3と同様にして、統括制御部54が画像情報検
出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像TA〜T
Cの光沢度を算出する(S7)。
【0061】次いで、統括制御部54は、S3で算出し
た定着テスト画像TAについての初期光沢度と、S7で
算出した定着テスト画像TAについての光沢度との光沢
度差を算出する(S8)。この算出結果により光沢度差
のランクが定まり、統括制御部54はそのランクに応じ
た電源311Aの帯電電圧値の補正値を読み込む(S
9)。なお、光沢度差のランクは、光沢度差により表1
に示すような7段階(A〜Gランク)に分けられ、初期
光沢度とほとんど差がない場合を標準(Dランク)とし
て、初期光沢度より多い場合と少ない場合とにそれぞれ
3段階にランク分けがされている。
【0062】
【表1】
【0063】同様にして、統括制御部54は、定着テス
ト画像TB,TCについても光沢度差を算出し(S1
0,S12)、表1のランクに応じて電源311B,3
11Cの帯電電圧値の補正値をそれぞれ読み込む(S1
1,S13)。そして、S9,S11、およびS13で
それぞれ読み込まれた補正値に基づいて、各電源311
A,311B,311Cによるチャージワイヤ312
A,312B,312Cへの印加電圧値が補正される
(S14)。これにより、各帯電チャージャ31A〜3
1Cにより感光体ドラム30へ付与される電荷量が軸方
向において変化する。このため、感光体ドラム30上に
付着するトナーの量を軸方向において変化させることが
できる。そして、次の1000枚目までは、S9,S1
1、およびS13でそれぞれ読み込まれた帯電電圧の補
正値に基づき、各帯電チャージャ31A〜31Cによる
感光体ドラム30への電荷の付与が行われる。
【0064】ところで、定着条件が一定の場合には、ト
ナー付着量が多いときには画像表面が平滑化されやすい
ため光沢度が高くなり、逆に、トナー付着量が少ないと
きには画像表面が平滑になりにくいため光沢度が低くな
ることが知られている。従って、定着条件を補正せずに
帯電条件を補正することにより、光沢度を所定の値に近
づけることができる。具体的には、初期光沢度よりも光
沢度が高くなった場合には、トナー付着量を少なく、つ
まり帯電電圧値を小さくすれば良い。逆に、初期光沢度
よりも光沢度が低くなった場合には、トナー付着量を多
く、つまり帯電電圧値を大きくすれば良い。
【0065】以後、上記した処理が繰り返され、コピー
を1000枚取るたびに、光沢度を初期光沢度に近づけ
るように、各帯電チャージャ31A〜31Cについての
帯電電圧値の補正値が更新され、次の1000枚までは
この更新された補正値により感光体ドラム30への電荷
付与を行う。これにより、定着画像の画像状態は、初期
状態と同程度に維持される。
【0066】以上、詳細に説明したように第1の実施の
形態に係る複写機1によれば、初期状態において、記録
体S上に所定の定着テスト画像TA〜TCが作成され
る。そうすると、統括制御部54は、画像情報検出部4
3で得た反射光強度等に基づき、各定着テスト画像TA
〜TCの初期光沢度をそれぞれ算出しそれを記憶する。
次いで、所定のタイミングで定期的に、記録体S上に所
定の定着テスト画像TA〜TCが作成される。そして、
統括制御部54は、画像情報検出部43で得た反射光強
度等に基づき、各定着テスト画像TA〜TCの光沢度を
それぞれ算出し、それを初期光沢度と比較する。その
後、統括制御部54は、この比較結果に基づき第1〜第
3帯電チャージャ31A〜31Cにおける帯電電圧値を
それぞれ補正する。これにより、トナー付着量が感光体
ドラム30の軸方向において変化するため定着条件が一
定であれば、定着画像の光沢度は記録体搬送方向と直交
する方向において変化して初期光沢度とほぼ等しくな
る。つまり、初期状態における画像状態が維持される。
【0067】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について説明する。第2の実施の形態に係る複写機
は、その基本的な構成を第1の実施の形態に係る複写機
1とほぼ同じくするが、帯電チャージャの帯電電圧値を
補正する代わりに、現像器に備わる現像ローラに印加す
る現像バイアス電圧値を補正する点が異なる。すなわ
ち、統括制御部54が、高圧制御部58に指示を出して
現像器320Y〜320Kにおける現像バイアス電圧値
を補正するのである。これに伴い現像器の構成も第1の
実施の形態のものとは異なる。そこで、この現像器の構
成について、図9と図10を用いて説明をする。なお、
第1の実施の形態と同様であるものやコピー動作等につ
いての説明は省略し、同一のものについては同一の符号
を付する。また、現像器320Y,320M,320
C,320Kの構成はすべて等しいので、以下の説明に
おいては、色符号Y,M,C,Kを適宜省略する。
【0068】本実施の形態の現像器320は、図9に示
すように、3つの現像器つまり第1現像器323A、第
2現像器323B、および第3現像器323Cを備える
ものである。そして、図10に示すように、第1現像器
323Aと第3現像器323Cとは感光体ドラム30の
周方向における同角度位置に設けられ、第2現像器32
3Bは第1現像器323Aおよび第3現像器323Cと
異なる角度位置(若干感光体ドラム30の回転方向に進
んだ角度位置)に設けられている。これらの現像器32
3A〜323Cは、それぞれに現像ローラ322A〜3
22Cを備え、これらの現像ローラ322A〜322C
に現像バイアス電圧を印加する電源321A〜321C
を有している。これらの電源321A〜321Cは、そ
れぞれ高圧制御部58(図7参照)に接続されている。
そして高圧制御部58により、第1現像器323A、第
2現像器323B、および第3現像器323Cは、それ
ぞれ異なる現像条件で感光体ドラム30にトナーを供給
できるようになっている。なお、第1現像器323Aが
感光体ドラム30にトナーを供給する領域に定着テスト
画像TAが作成されるようになっている。また同様の関
係で、第2現像器323Bが感光体ドラム30にトナー
を供給する領域に定着テスト画像TBが作成され、第3
現像器323Cが感光体ドラム30にトナーを付与する
領域に定着テスト画像TCが作成される。
【0069】このように構成された複写機において、定
着画像の画像状態を初期状態と同程度に維持するための
補正制御、つまり現像バイアス電圧値の補正制御は、第
1の実施の形態における帯電電圧値の補正制御と同じよ
うにして行われる。すなわち、統括制御部54により、
画像情報検出部43の検出結果に基づき各定着テスト画
像TA〜TCの初期光沢度が算出され記憶される。そし
て、コピー枚数を1000枚取るごとに、定着テスト画
像TA〜TCが作成され、統括制御部54によって画像
情報検出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像T
A〜TCの光沢度が算出される。次いで、この光沢度と
初期光沢度との光沢度差が算出される。この算出結果に
より光沢度差のランクが定まり、統括制御部54がその
ランクに応じた現像バイアス電圧値の補正値をそれぞれ
読み込む。なお、光沢度差のランクは、光沢度差により
表2に示すような7段階(A〜Gランク)に分けられ、
初期光沢度とほとんど差がない場合を標準(Dランク)
として、初期光沢度より多い場合と少ない場合とにそれ
ぞれ3段階にランク分けがされている。
【0070】
【表2】
【0071】そして、統括制御部54に読み込まれたそ
れぞれの補正値に基づいて、第1現像器323A、第2
現像器323B、および第3現像器323Cにおける現
像バイアス電圧値が補正される。これにより、各現像器
323A〜323Cが感光体ドラム30に付与するトナ
ー量が変化する。このため、感光体ドラム30上に付着
するトナーの量を軸方向において変化させることができ
る。そして、次の1000枚目までは、この現像バイア
ス電圧値の補正値に基づき、各帯電チャージャ31A〜
31Cによる現像が行われる。
【0072】上述したように定着条件が一定の場合、ト
ナー付着量が多いときには光沢度が高くなり、逆に、ト
ナー付着量が少ないときには光沢度が低くなる。従っ
て、定着条件を補正せずに現像条件を補正することによ
り、光沢度を所定の値に近づけることができる。具体的
には、初期光沢度よりも光沢度が高くなった場合には、
トナー付着量を少なく、つまり現像バイアス電圧値を小
さくすれば良い。逆に、初期光沢度よりも光沢度が低く
なった場合には、トナー付着量を多く、つまり現像バイ
アス電圧値を大きくすれば良い。
【0073】以後、上記した処理が繰り返され、コピー
を1000枚取るたびに、光沢度を初期光沢度に近づけ
るように、現像器323A〜323Cにおける現像バイ
アス電圧値の補正値が更新され、次の1000枚までは
この更新された補正値により現像を行う。これにより、
定着画像の画像状態は、初期状態と同程度に維持され
る。
【0074】以上、詳細に説明したように第2の実施の
形態に係る複写機によれば、初期状態において、記録体
S上に所定の定着テスト画像TA〜TCが作成される。
そして、統括制御部54は、画像情報検出部43で得た
反射光強度等に基づき、各定着テスト画像TA〜TCの
初期光沢度をそれぞれ算出しそれを記憶する。次いで、
所定のタイミングで定期的に、記録体S上に所定の定着
テスト画像TA〜TCが作成される。そして、統括制御
部54は、画像情報検出部43で得た反射光強度等に基
づき、各定着テスト画像TA〜TCの光沢度をそれぞれ
算出し、それを初期光沢度と比較する。その後、統括制
御部54は、この比較結果に基づき第1〜第3現像器3
23A〜323Cにおける現像バイアス電圧値をそれぞ
れ補正する。これにより、トナー付着量が感光体ドラム
30の軸方向において変化するため定着条件が一定であ
れば、定着画像の光沢度は記録体搬送方向と直交する方
向において変化して初期光沢度とほぼ等しくなる。つま
り、初期状態における画像状態が維持される。
【0075】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について説明する。第3の実施の形態に係る複写機
は、その基本的な構成を第1の実施の形態に係る複写機
1とほぼ同じくするが、帯電チャージャの帯電電圧値を
補正する代わりに、転写チャージャにおける転写電圧値
を補正する点が異なる。すなわち、統括制御部54が、
高圧制御部58に指示を出して転写チャージャ330に
おける転写電圧値を補正するのである。これに伴い転写
チャージャの構成も第1の実施の形態のものとは異な
る。そこで、この転写チャージャの構成について、図1
1と図12を用いて説明する。なお、第1の実施の形態
と同様であるものやコピー動作等についての説明は省略
し、同一のものについては同一の符号を付する。
【0076】本実施の形態の転写チャージャ330は、
図11に示すように、3つの転写チャージャ、つまり第
1転写チャージャ33A、第2転写チャージャ33B、
および第3転写チャージャ33Cを備えるものである。
そして、図12に示すように、第1転写チャージャ33
Aと第3転写チャージャ33Cとは感光体ドラム30の
周方向における同角度位置に設けられ、第2転写チャー
ジャ33Bは第1転写チャージャ33Aおよび第3転写
チャージャ33Cと異なる角度位置(若干感光体ドラム
30の回転方向とは逆方向に進んだ角度位置)に設けら
れている。これらの転写チャージャ33A〜33Cは、
それぞれに電源331A〜331Cとチャージワイヤ3
32A〜332Cとを有しており、電源331A〜33
1Cはそれぞれ高圧制御部58(図7参照)に接続され
ている。そして高圧制御部58により、第1転写チャー
ジャ33A、第2転写チャージャ33B、第3転写チャ
ージャ33Cはそれぞれ異なる転写条件で感光体ドラム
30上に形成されたトナー像を記録体上に転写できるよ
うになっている。なお、第1転写チャージャ33Aが感
光体ドラム30上のトナー像を転写できる領域に定着テ
スト画像TAが作成されるようになっている。また同様
の関係で、第2転写チャージャ33Bが感光体ドラム3
0上のトナー像を転写できる領域に定着テスト画像TB
が作成され、第3転写チャージャ33Cが感光体ドラム
30上のトナー像を転写できる領域に定着テスト画像T
Cが作成される。
【0077】このように構成された複写機において、定
着画像の画像状態を初期状態と同程度に維持するための
補正制御、つまり転写電圧値の補正制御は、第1の実施
の形態における帯電電圧値の補正制御と同じようにして
行われる。すなわち、統括制御部54により、画像情報
検出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像TA〜
TCの初期光沢度が算出され記憶される。そして、コピ
ー枚数が1000枚に達したときに、定着テスト画像T
A〜TCが作成され、統括制御部54によって画像情報
検出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像TA〜
TCの光沢度が算出される。次いで、この光沢度と初期
光沢度との光沢度差が算出される。この算出結果により
光沢度差のランクが定まり、統括制御部54がそのラン
クに応じた転写電圧値の補正値をそれぞれ読み込む。な
お、光沢度差のランクは、光沢度差により表3に示すよ
うな7段階(A〜Gランク)に分けられ、初期光沢度と
にほとんど差がない場合を標準(Dランク)として、初
期光沢度より多い場合と少ない場合とにそれぞれ3段階
にランク分けがされている。
【0078】
【表3】
【0079】そして、統括制御部54に読み込まれたそ
れぞれの補正値に基づいて、第1転写チャージャ33
A、第2転写チャージャ33B、および第3転写チャー
ジャ33Cにおける転写電圧値が補正される。これによ
り、各転写チャージャ33A〜33Cが感光体ドラム3
0上から記録体S上に移動させるトナー量が変化する。
このため、記録体S上に付着するトナーの量を記録体搬
送方向と直交する方向において変化させることができ
る。そして、次の1000枚目までは、この転写電圧値
の補正値に基づき、各転写チャージャ33A〜33Cに
よる転写が行われる。
【0080】上述したように定着条件が一定の場合、ト
ナー付着量が多いときには光沢度が高くなり、逆に、ト
ナー付着量が少ないときには光沢度が低くなる。従っ
て、定着条件を補正せずに転写条件を補正することによ
り、光沢度を所定の値に近づけることができる。具体的
には、初期光沢度よりも光沢度が高くなった場合には、
トナー付着量を少なく、つまり転写電圧値を小さくすれ
ば良い。逆に、初期光沢度よりも光沢度が低くなった場
合には、トナー付着量を多く、つまり転写電圧値を大き
くすれば良い。
【0081】以後、上記した処理が繰り返され、コピー
を1000枚取るたびに、光沢度を初期光沢度に近づけ
るように、転写チャージャ33A〜33Cにおける転写
電圧値の補正値が更新され、次の1000枚まではこの
更新された補正値により転写を行う。これにより、定着
画像の画像状態は、初期状態と同程度に維持される。
【0082】以上、詳細に説明したように第3の実施の
形態に係る複写機によれば、初期状態において、記録体
S上に所定の定着テスト画像TA〜TCが作成される。
そして、統括制御部54は、画像情報検出部43で得た
反射光強度等に基づき、各定着テスト画像TA〜TCの
初期光沢度をそれぞれ算出しそれを記憶する。次いで、
所定のタイミングで定期的に、記録体S上に所定の定着
テスト画像TA〜TCが作成される。そして、統括制御
部54は、画像情報検出部43で得た反射光強度等に基
づき、各定着テスト画像TA〜TCの光沢度をそれぞれ
算出し、それを初期光沢度と比較する。その後、統括制
御部54は、この比較結果に基づき第1〜第3転写チャ
ージャ33A〜33Cにおける転写電圧値をそれぞれ補
正する。これにより、記録体S上に付着するトナー量が
感光体ドラム30の軸方向(記録体搬送方向と直交する
方向)において変化するため定着条件が一定であれば、
定着画像の光沢度は記録体搬送方向と直交する方向にお
いて変化して初期光沢度とほぼ等しくなる。つまり、初
期状態における画像状態が維持される。
【0083】なお、転写チャージャとして定電圧制御さ
れたものを用いるときには、転写電流値を補正すること
により同様の効果を得ることができる。
【0084】(第4の実施の形態)次に、第4の実施の
形態について説明する。第4の実施の形態に係る複写機
は、その基本的な構成を第1の実施の形態に係る複写機
1とほぼ同じくするが、帯電チャージャの帯電電圧値を
補正する代わりに、定着器における定着温度を補正する
点が異なる。すなわち、統括制御部54が、定着器にお
けるヒータランプの制御温度を補正するのである。これ
に伴い定着器の構成も第1の実施の形態のものとは異な
る。そこで、この定着器の構成について図13を用いて
説明する。なお、第1の実施の形態と同様であるものや
コピー動作等についての説明は省略し、同一のものにつ
いては同一の符号を付する。
【0085】本実施の形態の定着器400は、図13に
示すように、加熱ローラ412および加圧ローラ413
の内部に、3つのヒータランプつまり第1ヒータランプ
421A,第2ヒータランプ421B,第3ヒータラン
プ421Cを備えるものである。そして、これらのヒー
タランプ421A〜421Cは統括制御部54に接続さ
れ、第1ヒータランプ421A、第2ヒータランプ42
1B、第3ヒータランプ421Cはそれぞれ異なる温度
設定が可能となっている。これにより、記録体S上に転
写されたトナー像を記録体S上に定着する際に、それぞ
れのヒータランプ421A〜421Cの制御温度を別々
に設定することができる。よって、定着器400におけ
る定着温度を加熱ローラ412の軸方向について補正す
ることができる。
【0086】このように構成された複写機において、定
着画像の画像状態を初期状態と同程度に維持するための
補正制御、つまり定着温度の補正制御は、第1の実施の
形態における帯電電圧値の補正制御と同じようにして行
われる。すなわち、統括制御部54により、画像情報検
出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像TA〜T
Cの初期光沢度が算出され記憶される。そして、コピー
枚数が1000枚に達したときに、定着テスト画像TA
〜TCが作成され、統括制御部54によって画像情報検
出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像TA〜T
Cの光沢度が算出される。次いで、この光沢度と初期光
沢度との光沢度差が算出される。この算出結果により光
沢度差のランクが定まり、統括制御部54がそのランク
に応じた定着温度の補正値をそれぞれ読み込む。なお、
光沢度差のランクは、光沢度差により表4に示すような
7段階(A〜Gランク)に分けられ、初期光沢度とにほ
とんど差がない場合を標準(Dランク)として、初期光
沢度より多い場合と少ない場合とにそれぞれ3段階にラ
ンク分けがされている。
【0087】
【表4】
【0088】そして、統括制御部54に読み込まれたそ
れぞれの補正値に基づいて、第1ヒータランプ421
A、第2ヒータランプ421B、および第3ヒータラン
プ421Cにおける制御温度を変更する。これにより、
記録体搬送方向と直交する方向において定着温度が変化
する。このため、記録体S上の定着画像の光沢度を記録
体搬送方向と直交する方向において変化させることがで
きる。そして、次の1000枚目までは、この定着温度
値の補正値に基づき定着器400による定着が行われ
る。
【0089】以後、上記した処理が繰り返され、コピー
を1000枚取るたびに、光沢度を初期光沢度に近づけ
るように、定着器400の定着温度値(ヒータランプ4
21A〜421Cの制御温度値)の補正値が更新され、
次の1000枚まではこの更新された補正値により定着
を行う。これにより、定着画像の画像状態は、初期状態
と同程度に維持される。
【0090】以上、詳細に説明したように第4の実施の
形態に係る複写機によれば、初期状態において、記録体
S上に所定の定着テスト画像TA〜TCが作成される。
そうすると、統括制御部54は、画像情報検出部43で
得た反射光強度等に基づき、各定着テスト画像TA〜T
Cの初期光沢度をそれぞれ算出しそれを記憶する。次い
で、所定のタイミングで定期的に、記録体S上に所定の
定着テスト画像TA〜TCが作成される。そして、統括
制御部54は、画像情報検出部43で得た反射光強度等
に基づき、各定着テスト画像TA〜TCの光沢度をそれ
ぞれ算出し、それを初期光沢度と比較する。その後、統
括制御部54は、この比較結果に基づき第1〜第3ヒー
タランプ421A〜421Cにおける制御温度値をそれ
ぞれ変更して定着温度を補正する。これにより、定着画
像の光沢度は記録体搬送方向と直交する方向において変
化して初期光沢度とほぼ等しくなる。つまり、初期状態
における画像状態が維持される。
【0091】(第5の実施の形態)次に、第5の実施の
形態について説明する。第5の実施の形態に係る複写機
は、その構成を第1の実施の形態に係る複写機1とほぼ
同じくするが、定着テスト画像の作成位置が異なる。具
体的には、図14に示すように、記録体の搬送方向に定
着テスト画像T1,T2を作成するのである。また、定
着テスト画像の反射光強度情報を検出する画像情報検出
部63にハロゲンランプ41とCCDセンサ42を1組
のみ備える点においても異なる。これにより、記録体搬
送方向における初期状態との光沢度の差を把握すること
ができる。また、帯電チャージャは第1の実施の形態の
ように分割されていないものが使用されている点でも異
なる。
【0092】このように構成された複写機における、定
着画像の画像状態を初期状態と同程度に維持するための
補正制御について、図15に示すフローチャートに従っ
て説明する。このフローチャートに示すS25以降の処
理は、所定積算枚数のコピーを行った後に実行されるよ
うになっているが、オペレータが操作パネル53からテ
ストモードを選択した場合等に割り込みで処理されるよ
うにしても良い。
【0093】まず、複写機が初期状態にあるか否かが判
断される(S21)。具体的には、通紙カウンタCがゼ
ロか否かが判断される。なお、この通紙カウンタCは、
製品初期の他、サービスマンによるリセット処理によっ
てもゼロになる。そして、通紙カウンタCがゼロである
場合には(S21:YES)、図7に示すレーザ制御部
59に対して、統括制御部54内のROMにあらかじめ
格納されたテスト画像データが入力され、定着テスト画
像T1,T2が作成される(S22)。次いで、画像情
報検出部63が、定着テスト画像T1,T2の正反射光
の強度Ib1,Ib2、およびハロゲンランプ41の発
光強度Iaを検出する。そして、統括制御部54がこれ
らを用いて各定着テスト画像T1,T2の初期光沢度を
算出する(S23)。これらの初期光沢度は統括制御部
54に記憶される。一方、通紙カウンタCがゼロでな
い、つまり初期状態でない場合には(S21:NO)、
S22、S23をバイパスしてS24に進む。
【0094】続いて、通紙カウンタCのカウントアップ
が行われ(S24)、その後、通紙カウンタCが「10
00」以上であるか否かが判断される(S25)。通紙
カウンタが「1000」以上である場合には(S25:
YES)、S26に進む。一方、通紙カウンタCが「1
000」未満である場合には(S25:NO)、そのま
まこのルーチンは一旦終了する。
【0095】そしてS26では、通紙カウンタCがC=
1000×nを満たすか否かが判断される。なお、nは
自然数である。通紙カウンタCが、「1000」(以
後、2000,3000,…)に達した場合には(S2
6:YES)、S27以降の補正値の読み込みが実行さ
れる。まずS22と同様にして、統括制御部54内のR
OMにあらかじめ格納されたテスト画像データに基づき
定着テスト画像T1,T2が作成される(S27)。次
いで、S23と同様にして、統括制御部54が画像情報
検出部63の検出結果に基づき各定着テスト画像T1,
T2の光沢度を算出する(S28)。
【0096】続いて、統括制御部54は、S23で算出
し記憶した定着テスト画像T1についての初期光沢度
と、S28で算出した定着テスト画像T1についての光
沢度との光沢度差を算出する(S29)。この算出結果
により光沢度差のランクが定まり、統括制御部54はそ
のランクに応じた定着テスト画像T1に関する帯電電圧
値の補正値V1を読み込む(S30)。なお、光沢度差
のランクは、光沢度差により表1に示すような7段階
(A〜Gランク)に分けられ、初期光沢度とほとんど差
がない場合を標準(Dランク)として、初期光沢度より
多い場合と少ない場合とにそれぞれ3段階にランク分け
がされている。
【0097】同様にして、統括制御部54は、定着テス
ト画像T2についても光沢度差を算出し(S31)、表
1のランクに応じた定着テスト画像T2に関する帯電電
圧値の補正値V2を読み込む(S32)。その後、この
ルーチンは一旦終了する。
【0098】一方、S26にて通紙カウンタCがC=1
000×nを満たさないと判断された場合、つまり通紙
カウンタCが「1001〜1999」(以後、2001
〜2999,3001〜3999,…)の場合には(S
26:NO)、S30,S32でそれぞれ読み込まれた
帯電電圧値の補正値V1,V2に基づいて、S32以降
の帯電電圧値の補正が実行される。
【0099】この帯電電圧値の補正は、まず補正タイマ
tがリセットされ、タイマの計時が開始される(S3
3)。なお、本実施の形態では補正タイマtは、帯電電
圧の印加開始から0.5秒後にリセットされるようにな
っている。そして、帯電電圧値V(t)が次式により算
出され、この帯電電圧値V(t)に基づき感光体ドラム
30の帯電が行われる(S34)。 V(t)=((V2−V1)/2.4 )×t+V1+Vs ここで、V1,V2は帯電電圧補正値(符号を含む)、
Vsは標準帯電電圧値である。
【0100】その後、補正タイマtは0.1秒毎にカウ
ントアップされ(S35)、計時開始から2.4秒が経
過したか否かが判断される(S36)。2.4秒が経過
していない場合には(S36:NO)、S34に戻りS
34〜S36間での処理が繰り返し行われる。この処理
により、帯電電圧値V(t)は、補正が開始された直後
には、V(0)=V1+Vsとなり、その後0.1秒ご
とに帯電電圧値V(t)が算出され、最終的に2.4秒
が経過した直後には、V(2.4)=V2+Vsとなる。
これにより、帯電チャージャが感光体ドラム30に付与
する電荷量が感光体ドラム30の周方向(記録体搬送方
向)に変化する。このため、感光体ドラム30上に付着
するトナーの量の周方向に変化するので、記録体上のト
ナー付着量を記録体搬送方向において変化させることが
できる。従って、定着条件が一定であれば光沢度を所定
の値に変化させることができる。そして、補正タイマの
計時開始から2.4秒が経過すると(S36:YE
S)、このルーチンは一旦終了する。
【0101】なお、補正タイマtの計時終了の時間が
2.4秒となっているのは、本実施の形態では記録体S
の搬送速度が120mm/sであり、A4サイズの記録体S
を縦方向に通紙して285mmの間隔をとって定着テスト
画像T1とT2とを作成するようにしているからであ
る。つまり、定着テスト画像T1の光沢度の測定から定
着テスト画像T2の光沢度の測定までに、285/12
0=2.4(秒)を要するからである。従って、補正タ
イマtの計時終了の時間は、記録体の搬送速度と、定着
テスト画像T1とT2との間隔によって定まるものであ
る。
【0102】以後、上記した処理が繰り返され、コピー
を1000枚取るたびに、光沢度を初期光沢度に近づけ
るように、新たな補正値V1,V2が読み込まれて帯電
電圧値V(t)の補正値が更新され、次の1000枚ま
ではこの更新された補正値により感光体ドラム30への
電荷付与を行う。これにより、定着画像の画像状態は、
記録体搬送方向において初期状態と同程度に維持され
る。
【0103】ここで、具体的な数値を挙げて図15に示
す帯電電圧値の補正制御について説明する。まず、複写
機の初期状態において(S21:YES)、定着テスト
画像T1,T2が作成される(S22)。そして、統括
制御部54が各定着テスト画像T1,T2の初期光沢度
を算出し記憶する(S23)。このとき、図16に示す
ように、定着テスト画像T1の初期光沢度が「65」、
T2の初期光沢度が「70」と記憶されたとする。
【0104】その後、通紙カウンタCが「1000」に
達すると(S25:YES,S26:YES)、定着テ
スト画像T1,T2が再び作成され(S27)、それぞ
れの光沢度が統括制御部54において算出される(S2
8)。このとき、図17に示すように、定着テスト画像
T1の光沢度が「75」、T2の初期光沢度が「60」
と算出されたとする。次いで、統括制御部54におい
て、定着テスト画像T1における光沢度差が、10(=
75−65)と算出され、光沢度差のランクが「C」で
あると判断される(S29)。そして、S30でこのラ
ンクに応じた帯電電圧値の補正値V1(=+50V)が
読み込まれる。同様にして、定着テスト画像T2につい
ても光沢度差が、−10(=60−70)と算出され、
光沢度差のランクが「E」であると判断される(S3
1)。そして、S32でこのランクに応じた帯電電圧値
の補正値V2(=−100V)が読み込まれ、このルー
チンは一旦終了する。
【0105】続いて、再びS21の処理が実行される。
このとき、通紙カウンタCは「1000」であるから、
S21でNOと判断される。このためS24の処理に進
み、カウントアップが行われ、通紙カウンタCは「10
01」となる。よって、S25ではYESと判断されS
26に進む。そして、S26ではNOと判断されてS3
3へ進み、帯電電圧値の補正が実行される。この補正
は、図18に示すように、センサにより記録体Sの先端
が検出されると、まず−600V(標準値)の帯電電圧
が印加される。その約0.5秒後に補正タイマーtがリ
セットされ、タイマの計時が開始される(S33)。そ
して、補正値V1,V2に基づき帯電電圧値V(t)が
算出され、算出された補正後の帯電電圧値V(t)が帯
電チャージャに対し印加される(S34)。この補正後
の帯電電圧値V(t)は、0.1秒ごとに2.4秒まで
変化していく(実際の制御値は階段状に変化する)。つ
まりt=0では、V(0)=−600+50=−500
Vとなり、0.1秒ごとに徐々に変化し(マイナス側に
大きくなる)、最終的にt=2.4で、V(2.4)=
−600−100=−700Vとなる。
【0106】また、現像バイアス電圧が記録体Sの先端
検出時から約0.6秒後に印可されて、さらに転写電圧
が記録体Sの先端検出時から約0.8秒後に印可され、
記録体S上に未定着画像が作成されていく。その後、記
録体S上に作成された未定着画像は、定着器40により
定着される。
【0107】このような帯電電圧値を帯電チャージャに
印加することにより、記録体Sの先端から中央付近まで
のトナー付着量が減少し、中央付近から後端部までのト
ナー付着量が増加する。このため定着条件が一定であれ
ば、記録体Sの先端から中央付近までの光沢度が低くな
り、中央付近から後端部までの光沢度が高くなる。この
結果、1001枚目の定着画像の光沢度は、図17に示
す光沢度とほぼ等しくなるため、初期状態の画像状態を
維持することができる。
【0108】その後、1999枚目のコピーまでは、帯
電電圧値が図18に示すように補正されるため、初期状
態と同程度の画像状態が維持される。そして、2000
枚目のコピーで、再び定着テスト画像T1,T2が作成
されて、新たな補正値V1,V2が読み込まれ、299
9枚目のコピーまではこの新たに補正値に基づく帯電電
圧値V(t)が印可される。以後、1000枚単位で補
正された帯電電圧値V(t)が更新されるため、常に初
期状態と同様の画像状態を維持することができる。
【0109】以上、詳細に説明したように第5の実施の
形態に係る複写機によれば、初期状態において、記録体
S上に所定の定着テスト画像T1,T2が作成される。
次いで、統括制御部54は、画像情報検出部63で得た
反射光強度等に基づき、各定着テスト画像T1,T2の
初期光沢度をそれぞれ算出しそれを記憶する。次いで、
所定のタイミングで定期的に、記録体S上に所定の定着
テスト画像T1,T2が作成される。そして、統括制御
部54は、画像情報検出部63で得た反射光強度等に基
づき、各定着テスト画像T1,T2の光沢度をそれぞれ
算出し、それを初期光沢度と比較する。その後、統括制
御部54は、この比較結果に基づき帯電チャージャにお
ける帯電電圧値を補正する。これにより、記録体搬送方
向におけるトナー付着量を変化させることができるので
定着条件が一定であれば、光沢度を初期光沢度とほぼ等
しくすることができる。つまり、初期状態における画像
状態が維持される。
【0110】(第6の実施の形態)次に、第6の実施の
形態について説明する。第6の実施の形態に係る複写機
は、その基本的な構成を第5の実施の形態に係る複写機
とほぼ同じくするが、帯電チャージャの帯電電圧値を補
正する代わりに、現像器に備わる現像ローラに印加する
現像バイアス電圧値を補正する点が異なる。
【0111】つまり本実施の形態の複写機において、定
着画像の画像状態を初期状態と同程度に維持するための
補正制御、つまり現像バイアス電圧値の補正制御は、第
5の実施の形態における帯電電圧値の補正制御と同じよ
うにして行われる。まず、統括制御部54により、画像
情報検出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像T
1,T2の初期光沢度が算出され記憶される。そして、
コピー枚数が1000枚に達したときに、定着テスト画
像T1,T2が再び作成され、統括制御部54によって
画像情報検出部43の検出結果に基づき各定着テスト画
像T1,T2の光沢度が算出される。次いで、この光沢
度と初期光沢度との光沢度差が算出される。この算出結
果により光沢度差のランクが定まり、統括制御部54が
そのランクに応じた補正値を読み込み(表2参照)、こ
れに基づいて現像バイアス電圧値を0.1秒ごとに2.
4秒間補正する。これにより、感光体ドラム30に付与
されるトナー量が、感光体のドラム30の周方向(記録
体搬送方向)において変化させることができる。つま
り、記録体S上のトナー付着量を記録体搬送方向におい
て変化させることができる。
【0112】以後、上記した処理が繰り返され、コピー
を1000枚取るたびに、光沢度を初期光沢度に近づけ
るように、新たな補正値が読み込まれて現像バイアス電
圧値の補正値が更新され、次の1000枚まではこの更
新された現像バイアス電圧値により現像を行う。これに
より、定着画像の画像状態は、記録体搬送方向において
初期状態と同程度に維持される。
【0113】以上、詳細に説明したように第6の実施の
形態に係る複写機によれば、初期状態において、記録体
S上に所定の定着テスト画像T1,T2が作成される。
次いで、統括制御部54は、画像情報検出部43で得た
反射光強度等に基づき、各定着テスト画像T1,T2の
初期光沢度をそれぞれ算出しそれを記憶する。次いで、
所定のタイミングで定期的に、記録体S上に所定の定着
テスト画像T1,T2が再び作成される。そして、統括
制御部54は、画像情報検出部43で得た反射光強度等
に基づき、各定着テスト画像T1,T2の光沢度をそれ
ぞれ算出し、それを初期光沢度と比較する。その後、統
括制御部54は、この比較結果に基づき現像バイアス電
圧値を補正する。これにより、記録体搬送方向における
トナー付着量を変化させることができるので定着条件が
一定であれば、光沢度を初期光沢度とほぼ等しくするこ
とができる。つまり、初期状態における画像状態が維持
される。
【0114】(第7の実施の形態)最後に、第7の実施
の形態について説明する。第7の実施の形態に係る複写
機は、その基本的な構成を第5の実施の形態に係る複写
機とほぼ同じくするが、帯電チャージャの帯電電圧値を
補正する代わりに、転写チャージャにおける転写電圧値
を補正する点が異なる。
【0115】つまり本実施の形態の複写機において、定
着画像の画像状態を初期状態と同程度に維持するための
補正制御、つまり転写電圧値の補正制御は、第5の実施
の形態における帯電電圧値の補正制御と同じようにして
行われる。まず、統括制御部54により、画像情報検出
部43の検出結果に基づき各定着テスト画像T1,T2
の初期光沢度が算出され記憶される。そして、コピー枚
数が1000枚に達したときに、定着テスト画像T1,
T2が再び作成され、統括制御部54によって画像情報
検出部43の検出結果に基づき各定着テスト画像T1,
T2の光沢度が算出される。次いで、この光沢度と初期
光沢度との光沢度差が算出される。この算出結果により
光沢度差のランクが定まり、統括制御部54がそのラン
クに応じた補正値を読み込み(表3参照)、これに基づ
いて転写電圧値が0.1秒ごとに2.4秒間補正する。
これにより、感光体ドラム30上から記録体S上に移動
するトナー量を、記録体搬送方向において変化させるこ
とができる。
【0116】以後、上記した処理が繰り返され、コピー
を1000枚取るたびに、光沢度を初期光沢度に近づけ
るように、新たな補正値が読み込まれて転写電圧値の補
正値が更新され、次の1000枚まではこの更新された
転写電圧値により転写を行う。これにより、定着画像の
画像状態は、記録体搬送方向において初期状態と同程度
に維持される。
【0117】以上、詳細に説明したように第7の実施の
形態に係る複写機によれば、初期状態において、記録体
S上に所定の定着テスト画像T1,T2が作成される。
次いで、統括制御部54は、画像情報検出部43で得た
反射光強度等に基づき、各定着テスト画像T1,T2の
初期光沢度をそれぞれ算出しそれを記憶する。次いで、
所定のタイミングで定期的に、記録体S上に所定の定着
テスト画像T1,T2が再び作成される。そして、統括
制御部54は、画像情報検出部43で得た反射光強度等
に基づき、各定着テスト画像T1,T2の光沢度をそれ
ぞれ算出し、それを初期光沢度と比較する。その後、統
括制御部54は、この比較結果に基づき転写電圧値を補
正する。これにより、記録体搬送方向におけるトナー付
着量を変化させることができるので定着条件が一定であ
れば、光沢度を初期光沢度とほぼ等しくすることができ
る。つまり、初期状態における画像状態が維持される。
【0118】なお、転写チャージャとして定電圧制御さ
れたものを用いるときには、転写電流値を補正すること
により同様の効果を得ることができる。
【0119】なお、上記した第1〜第7の実施の形態は
単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が
可能であることはもちろんである。例えば、記録体搬送
方向におけるプロセス条件の補正を行う場合として上記
実施の形態(第5〜第7の実施の形態)では、画像作成
手段におけるプロセス条件(帯電、現像、転写)を補正
するものを例示したが、定着手段におけるプロセス条件
(定着速度)を補正するようにしても同様の効果を得る
ことができる。
【0120】また、上記実施の形態では、定着画像の反
射光強度を測定し光沢度差を検出しているが、透過光強
度をそれぞれ測定し透過率差を検出してもよい。この場
合、透過率差のランクおよび補正値は表5に示すものを
用いればよい。
【0121】
【表5】
【0122】さらに、ハロゲンランプの発光強度を常に
一定にすれば、定着画像の反射率や光沢度を求めること
なく反射光の強度情報に基づいて、画像形成プロセス条
件可変手段におけるプロセス条件の補正を行うこともで
きる。また、定着テスト画像の色ずれ(明度、色相、彩
度のずれ)等を検出することによっても、同様に画像形
成プロセス条件可変手段におけるプロセス条件の補正を
行うことができる。
【0123】また上記実施の形態では、定着手段として
ローラ定着方式のものを例示しているが、これに限られ
ずベルト定着方式のもの等であっても良い。さらに、複
写機に本発明を適用した例を示したが、ページプリンタ
などのプリンタやファックスなど、画像作成手段、定着
手段を有するものであればいずれのものにも適用するこ
とができる。さらにまた、定着テスト画像を作成するた
めのテスト画像データは、予め記憶させておいたメモリ
等から取得する代わりに、外部から入出力ポートなどを
通じて取得することもできる。あるいは、予めテストパ
ターンを印刷したテストチャート等を用いて画像読取部
2から取得することもできる。
【0124】
【発明の効果】以上、説明した通り本発明の画像形成装
置によれば、画像情報比較手段により、記録体のうち記
録体搬送方向と直交する方向、もしくは記録体搬送方向
についての位置が異なる少なくとも2カ所以上の定着テ
スト画像についての初期状態における初期画像情報と所
定のタイミングで検出される画像情報とが比較される。
そして、画像形成プロセス条件補正手段により、画像情
報比較手段での比較結果に基づいて、画像状態が初期状
態に近づくようにプロセス条件が補正される。これによ
り、製品初期における画像状態が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る複写機の概略構成図であ
る。
【図2】図1の複写機における帯電チャージャの構成を
示す斜視図である。
【図3】図2の帯電チャージャの側面図である。
【図4】図1の複写機における定着器の構成を示す断面
図である。
【図5】図1の複写機における画像情報検出部の構成を
示す斜視図である。
【図6】画像情報検出部の別の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】図1の複写機の制御回路の一部を示すブロック
図である
【図8】帯電条件の補正を行う制御を説明するフローチ
ャートである。
【図9】第2の実施の形態における現像器の構成を示す
斜視図である
【図10】図9の現像器の側面図である。
【図11】第3の実施の形態における転写チャージャの
構成を示す斜視図である
【図12】図11の現像器の側面図である。
【図13】第4の実施の形態における定着器の構成を示
す断面図である
【図14】第5の実施の形態に係る複写機における画像
情報検出部での画像情報検出の方法を説明するための説
明図である。
【図15】帯電条件の補正を行う制御を説明するフロー
チャートである。
【図16】統括制御部に記憶される初期光沢度の一例を
説明するための説明図である。
【図17】コピー枚数が1000枚に達したときに測定
される光沢度の一例を説明するための説明図である。
【図18】帯電電圧値、転写電圧値、現像バイアス電圧
値の変化の様子を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
5 画像プロセス部 30 感光体ドラム 31 帯電チャージャ 31A〜31C 第1〜第3帯電チャージャ 312A〜312C チャージワイヤ 32Y,32C,32M,32K 現像器 33 転写チャージャ 34 転写ドラム 40 定着器 41A〜41C ハロゲンランプ 42A〜42B CCDセンサ 43 画像情報検出部 54 統括制御部 212 加熱ローラ 213 加圧ローラ 221 ヒータランプ 222 温度センサ S 記録体 TA〜TC,T1,T2 定着テスト画像

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のテスト画像を作成するためのテス
    ト画像データを取得するテスト画像データ取得手段を備
    えるとともに記録体上に未定着画像を作成する画像作成
    手段と、上記画像作成手段により作成された未定着画像
    を前記記録体上に定着させる定着手段とを有する画像形
    成装置において、 上記画像作成手段および上記定着手段のいずれかは、画
    像形成プロセスの各プロセス条件のうち少なくとも1つ
    以上のプロセス条件を記録体搬送方向と直交する方向に
    ついて変更可能な画像形成プロセス条件可変手段を備
    え、 上記定着手段により上記記録体上に定着された定着テス
    ト画像に光を照射する発光素子と、上記発光素子から照
    射され上記定着テスト画像を反射または透過した光の強
    度情報を検出する受光素子とを備え、初期状態および所
    定の検出タイミングで上記記録体のうち記録体搬送方向
    と直交する方向についての位置が異なる少なくとも2カ
    所以上で上記定着テスト画像の画像情報を検出する画像
    情報検出手段と、 上記初期状態において上記画像情報検出手段が検出した
    初期画像情報を記憶する初期画像情報記憶手段と、 上記画像情報検出手段の上記所定の検出タイミングを決
    定する検出タイミング決定手段と、 上記検出タイミング決定手段により決定された検出タイ
    ミングで上記画像情報検出手段が検出した画像情報と上
    記初期画像情報記憶手段に記憶された初期画像情報とを
    比較する画像情報比較手段と、 上記画像情報比較手段における比較結果に基づいて上記
    画像形成プロセス条件可変手段におけるプロセス条件を
    補正する画像形成プロセス条件補正手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する画像形成装置におい
    て、 前記画像形成プロセス条件可変手段は、感光体に電荷を
    付与する帯電器を記録体搬送方向と直交する方向に複数
    備えるとともに上記複数の帯電器の帯電条件をそれぞれ
    変更可能な分割帯電手段であり、 前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記各帯電器の
    帯電条件を補正する帯電条件補正手段であることを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載する画像形成装置におい
    て、 前記画像形成プロセス条件可変手段は、感光体上の静電
    潜像に現像剤を供給する現像剤担持体を記録体搬送方向
    と直交する方向に複数備えるとともに上記複数の現像剤
    担持体に印加する現像バイアス電圧値をそれぞれ変更可
    能な分割現像手段であり、 前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記各現像剤担
    持体に印加する現像バイアス電圧値を補正する現像条件
    補正手段であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する画像形成装置におい
    て、 前記画像形成プロセス条件可変手段は、感光体上の顕像
    を前記記録体上に転写する転写器を記録体搬送方向と直
    交する方向に複数備えるとともに上記複数の転写器にお
    ける転写電流および転写電圧のいずれかをそれぞれ変更
    可能な分割転写手段であり、 前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記各転写器に
    おける転写電流および転写電圧のいずれかを補正する転
    写条件補正手段であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載する画像形成装置におい
    て、 前記定着手段は、記録体搬送方向と直交する方向に複数
    の加熱器を備え前記未定着画像を前記記録体上に接触加
    熱により定着させる接触加熱定着手段であり、 前記画像形成プロセス条件可変手段は、上記複数の加熱
    器の制御温度をそれぞれ変更可能な分割加熱手段であ
    り、 前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記接触加熱定
    着の定着温度を補正する定着温度補正手段であることを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 所定のテスト画像を作成するためのテス
    ト画像データを取得するテスト画像データ取得手段を備
    えるとともに記録体上に未定着画像を作成する画像作成
    手段と、上記画像作成手段により作成された未定着画像
    を前記記録体上に定着させる定着手段とを有する画像形
    成装置において、 上記定着手段により上記記録体上に定着された定着テス
    ト画像に光を照射する発光素子と、上記発光素子から照
    射され上記定着テスト画像を反射または透過した光の強
    度情報を検出する受光素子とを備え、初期状態および所
    定の検出タイミングで上記記録体のうち記録体搬送方向
    についての位置が異なる少なくとも2カ所以上の上記定
    着テスト画像の画像情報を検出する画像情報検出手段
    と、 上記初期状態において上記画像情報検出手段が検出した
    初期画像情報を記憶する初期画像情報記憶手段と、 上記画像情報検出手段の上記所定の検出タイミングを決
    定する検出タイミング決定手段と、 上記検出タイミング決定手段により決定された検出タイ
    ミングで上記画像情報検出手段が検出した画像情報と上
    記初期画像情報記憶手段に記憶された初期画像情報とを
    比較する画像情報比較手段と、 上記画像情報比較手段における比較結果に基づいて上記
    画像作成手段および上記定着手段の少なくともいずれか
    のプロセス条件を記録体搬送方向について補正する画像
    形成プロセス条件補正手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載する画像形成装置におい
    て、 前記画像作成手段は、感光体に電荷を付与する帯電手段
    を有し、 前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記帯電手段に
    おける帯電条件を補正する帯電条件補正手段であること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載する画像形成装置におい
    て、 前記画像作成手段は、感光体上の静電潜像に現像剤を供
    給するための現像剤を担持する現像剤担持体を有し、 前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記現像剤担持
    体に印加する現像バイアス電圧値を補正する現像条件補
    正手段であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載する画像形成装置におい
    て、 前記画像作成手段は、感光体上の顕像を前記記録体上に
    転写する転写手段を有し、 前記画像形成プロセス条件補正手段は、上記転写手段に
    おける転写電流および転写電圧のいずれかを補正する転
    写条件補正手段であることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7343111B2 (en) * 2004-09-02 2008-03-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Electrophotographic image forming apparatus for forming toner images onto different types of recording materials based on the glossiness of the recording materials

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7343111B2 (en) * 2004-09-02 2008-03-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Electrophotographic image forming apparatus for forming toner images onto different types of recording materials based on the glossiness of the recording materials

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