JP2000311902A - 化合物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

化合物半導体装置及びその製造方法

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JP2000311902A
JP2000311902A JP11118968A JP11896899A JP2000311902A JP 2000311902 A JP2000311902 A JP 2000311902A JP 11118968 A JP11118968 A JP 11118968A JP 11896899 A JP11896899 A JP 11896899A JP 2000311902 A JP2000311902 A JP 2000311902A
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ingap
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Shinichi Toda
真一 吐田
Nobuyuki Matsumoto
信之 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 InGaP層を含むエッジシニング層をベー
ス電極とベース層との間に残した場合には、ベース電極
形成時に素子特性が劣化してしまう問題が生じやすいこ
とが判明した。 【解決手段】 上記問題を解決するために、本発明の化
合物半導体装置ではコレクタ層、ベース層、エミッタ層
の半導体層を順次積層させた縦型構造からなるヘテロ接
合型バイポーラトランジスタにおいて、ベース電極と前
記ベース層との間にInGaP層を含むエッジシニング
層を設け、前記ベース電極と前記コレクタ層との間に単
位面積当たり、10.75〜32.25μg/cm2
Ptまたは6.00〜18.00μg/cm2のPdを
含む領域を有する構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化合物半導体装置及
びその製造方法に関し、特に縦型構造のヘテロ接合型バ
イポーラトランジスタ(HBT)のベース電極の構造及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のAlGaAs/GaAsHBTでは、p型GaAs
ベース層をn型AlGaAsエミッタ層(エッジシニング層)
の薄い層で覆い、ベース電極をこのエッジシニング層上
に形成し、熱処理を行いベース電極をエミッタ層と合金
化することによって、エッジシニング層を介して、ベー
ス層とオーミック接触をとる構造がよく用いられてい
る。この構造によれば、ベース層の表面再結合を抑える
ことができ、素子の特性、信頼性を向上することができ
る。この時、ベース電極にはPtやPd等がよく用いられて
おり、特に、PtはAlGaAsおよびGaAsと350℃以上で顕
著に合金化反応をし、Ptの侵入深さはPtの厚さの約2倍
になることが知られている。このことは、特公平7−8
9556号等に示されている。従って、Ptの厚さは薄く
残したAlGaAsエッジシニング層の膜厚の1/2以上である
ことが一般的である。
【0003】近年、AlGaAs/GaAs HBTに比べ、InGaPの
材料の特性上、高周波特性を向上させることができるの
で、InGaP/GaAs HBTが盛んに研究が行なわれており、
前記AlGaAs/GaAs HBTの構造と同様に、p型GaAsベー
ス層上にn型InGaPエッジシニング層を残し、ベース電
極はエッジシニング層上に形成し、エッジシニング層を
介してオーミック接触をとる構造が開発され、このこと
は、特開平7−106343号公報に示されている。こ
の構造を図4を用いて説明する。
【0004】半絶縁性GaAs基板901上にn+型GaAsコ
レクタコンタクト層902、i型GaAsコレクタ層90
4、p型GaAsベース層905、n型InGaPエミッタ層9
06、n型AlGaAsエミッタ保護層908、n型GaAsエミ
ッタ層909、n+型InGaAsエミッタキャップ層910
がこの順番で積層されている。コレクタコンタクト層9
02、InGaPエミッタ層906、エミッタキャップ層9
10上にはそれぞれ、コレクタ電極913、ベース電極
911、エミッタ電極912が形成されている。ベース
電極911下方には、ベース層905に達する合金化領
域921が形成されている。エミッタメサ側壁にはサイ
ドウォール920が形成されている。
【0005】ベース電極911の製造方法は、InGaPエ
ミッタ層906上に最下層がPdまたはPtからなる多層金
属を蒸着し、350℃で15分間の熱処理によってベース
層905に達する合金化領域921を形成する。これに
よりベース層905とオーミック接触をとる。ベース電
極911に用いたPdまたはPtの厚さは約20nm、n型
InGaPエミッタ層906の膜厚は約30nmであり、AlG
aAsの場合と同様にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
特開平7−106343号公報に記載の方法で作成した
場合には、半導体素子特性が劣化してしやすいという問
題が生じた。この原因について、発明者の鋭意研究を重
ねた結果によると、ベース電極の形成時において、高温
の熱処理によって、或いは低温でも長時間の熱処理によ
って素子特性が劣化してしまう問題が生じやすいことが
判った。そのため、AuGe/Ni/Au構造のコレクタオーミ
ック電極形成の際に良い特性が得られる400〜450
℃の熱処理をベース電極を形成する際の熱処理と同時、
或いはベース電極形成後に行うこと、また素子作製後に
基板上にポリイミド膜(層間絶縁膜)を形成するために
長時間の加熱(330℃、1時間)をすることができな
かった。また、エミッタメサ側壁とベース電極が近い構
造の素子ではエミッタ−ベース間にリーク電流が生じる
問題が生じやすいことも新たに判明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
化合物半導体基板上に少なくともコレクタコンタクト
層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層の半導体層を順
次積層させた縦型構造からなるヘテロ接合型バイポーラ
トランジスタにおいて、ベース電極と前記ベース層との
間にはInGaP層を含むエッジシニング層があり、前記ベ
ース電極と前記コレクタ層との間に単位面積当たり、1
0.75〜32.25μg/cm2のPtまたは6.00
〜18.00μg/cm2のPdを含む領域を有すること
を特徴とする構造によってなる。
【0008】本発明の半導体装置について、図3を用い
て説明する。図3はベース電極付近の概略図である。コ
レクタ層501、ベース層502、InGaP層を含むエッ
ジシニング層503上にベース電極504が形成され、
ベース電極504の下からInGaP層を含むエッジシニン
グ層503とベース層502に達するPtまたはPdと半導
体の合金化領域505がある。その合金領域505に含
まれるPtまたはPdの量がそれぞれ単位面積当たり、1
0.75〜32.25μg/cm2、あるいは6.00〜
18.00μg/cm2である。またこの合金領域がコレ
クタ層まで達すると素子特性が劣化するので、コレクタ
層には達していない。
【0009】また、PtまたはPdのそれぞれ単位面積当た
りの量は、電極の最下層にあったPtやPdが半導体層と完
全に拡散、反応した量であり、半導体層と反応しない2
層目以上のもの含まない。例えばベース電極はPt/Ti/
Pt/Auの4層構造がよく用いられるが、最下層のPtが半
導体層と反応するが、2層目のTiはバリア層として働
き、その上層と下層の相互拡散を防いでいる。従って3
層目のPtは半導体層と反応しないので範囲には含まれな
い。PtまたはPdの量がそれぞれ10.75、6.00μg
/cm2より少ない場合はベース層とコンタクトが取れ
ず、PtまたはPdの量がそれぞれ32.25、18.00
μg/cm2より多い場合は熱処理等によってさらに反
応が進み特性劣化を生じやすい。
【0010】また、最適量は従来技術に記載されている
AlGaAsの場合より大幅に少ないPtやPdの量である。我々
の実験の結果では、InGaP層とPt、Pdの反応はAlGaAs層
の場合より低温(300℃以下)で進むことがわかり、
AlGaAsエッジシニング層を用いたときよりもInGaPエッ
ジシニング層を用いた方が反応が非常に進みやすいと考
えられる。従ってAlGaAsの場合に従来詳しく調べられた
最適のPtまたはPdの量をInGaPの場合にそのまま適用す
ると反応が進みすぎ、コレクタ層まで拡散し素子の特性
劣化が生じていると考えられる。良好なコンタクトを得
るためにはPtまたはPdの量がそれぞれ15.05〜2
7.95μg/cm2、8.40〜15.60μg/cm2
であることが好ましい。ベース層の厚さは高い高周波特
性が得られる50nm〜100nmであることが好まし
い。
【0011】InGaPを含むエッジシニング層は、InGaP単
層であってもよいし、InGaP層に加え、AlGaAs層、GaAs
層等を含んだ多層でもよい。InGaP層とベース電極との
間にAlGaAs層、GaAs層等が含まれている場合はAlGaAs
層、GaAs層等の厚さは5nm以下であることが望まし
い。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の半
導体装置において、ベース電極とベース層との間にある
前記エッジシニング層の厚さが20〜40nmである構
造によってなる。
【0013】層厚が20nm以下であると、ベース層表
面で電子とホールの再結合が起こりやすく、電流利得が
低下する。また、40nm以上ではエッジシニング層が
完全に空乏化しないのでベース電極からエミッタへリー
ク電流が流れる問題が生じる可能性がある。
【0014】請求項3に係る発明は、前記エミッタ層は
メサ形状を有し、エミッタメサ側壁とベース電極との間
隔が、150〜350nmであることを特徴とする請求
項1又は2記載の構造によってなる。
【0015】また、ベース抵抗の低減による高周波特性
向上のために、エミッタメサ側壁とベース電極の間隔を
小さくするとエミッタ−ベース間にリーク電流が生じる
可能性があった。これは、PtまたはPdの拡散する方向が
深さ方向には限らず、横方向、つまり、エミッタメサ側
壁の方向にも進行するため、特にベース抵抗低減のため
にエミッタメサ側壁とベース電極との間隔を小さくした
素子では従来通りのPtやPdの量では、横方向に拡散しす
ぎベース電極からエミッタへ直接電流が流れ特性劣化が
生じていたと考えられる。エミッタメサ側壁とベース電
極との間隔が150nmより小さい範囲ではリーク電流
が生じた。また350nmより大きい場合では高い高周
波特性を得ることが期待できない。しかし本発明の構成
によればエミッタ−ベース間にリーク電流が生じること
なく高周波特性向上が可能である。
【0016】請求項4に係る発明は、化合物半導体基板
上に少なくともコレクタコンタクト層、コレクタ層、ベ
ース層、エミッタ層の半導体層を順次積層させた縦型構
造からなるヘテロ接合型バイポーラトランジスタの製造
方法において、ベース電極を形成する領域に、前記エミ
ッタ層の一部を残してエッチングすることで、少なくと
もInGaP層を含むエッジシニング層を形成し、前記エッ
ジシニング層上に厚さ5〜15nmのPt又はPdを蒸着
し、熱処理を行うことによって、Pt又はPdをエッジシニ
ング層からベース層にわたって拡散させることを特徴と
する化合物半導体装置の製造方法によってなる。
【0017】厚さ5〜15nmのPt又はPdは請求項1の
10.75〜32.25μg/cm2のPtまたは6.00
〜18.00μg/cm2のPdに相当する。この範囲より
少ない場合はベース層とコンタクトが取れず、多い場合
は熱処理等によって反応が進みすぎコレクタ層まで達し
てしまい特性劣化を生じやすい。PtまたはPdの厚さはコ
ンタクト抵抗をより低くするためには、7〜13nmで
あることが好ましい。この方法によってベース電極付近
は前述の通り図3のようになる。
【0018】請求項5に係る発明は、熱処理を420℃
以上で行うことを特徴とする請求項4記載の化合物半導
体装置の製造方法によってなる。
【0019】熱処理温度が420℃以上ではPtまたはPd
の反応を完了させることができるが、それ以下の温度で
あれば不完全な反応で停止してしまうと考えられる。
【0020】また、素子破壊が生じないように、550
℃以下であることが望ましい。この熱処理温度は従来よ
り高温である。熱処理時間は好ましくは2〜5分であ
る。
【0021】請求項6に係る発明は、前記熱処理を行う
ための昇温時に、250℃〜420℃までの間での昇温
速度が毎分10℃以上である請求項5記載の化合物半導
体装置の製造方法によってなる。
【0022】昇温速度を毎分10℃以下にするとコンタ
クトが取れにくくなるという問題、また、エミッタメサ
側壁とベース電極の間隔を小さくするとエミッタ−ベー
ス間にリーク電流が生じやすくなるという問題が生じ
る。これはPtまたはPdの反応がGaAs層中よりもInGaP層
中の方が低温で起こるため、低温の場合にはInGaP層中
での横方向の拡散が、GaAs層中での縦方向の拡散よりも
多く生じてしまい、縦方向の反応に必要なPtの不足、或
いは、エミッタメサ側壁への拡散がより進行すると考え
られる。そのため、熱処理温度よりも低温領域である2
50℃〜420℃での時間を短くすることが重要である
と考えられる。また、250℃以下ではInGaP層とPtやP
dの反応がほとんど起こらないので、そこでの昇温速度
はいずれでもよいと思われる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施例1)本発明の第1の実施
例について図1を用いて説明する。半絶縁性GaAs基板1
01上に、n+型GaAsコレクタコンタクト層102(不
純物濃度5.0×1018cm-3、膜厚500nm)、n
型InGaPエッチングストッパー層103(不純物濃度
3.0×1018cm-3、膜厚20nm)、n型GaAsコレ
クタ層104(不純物濃度3.0×1016cm-3、膜厚
700nm)、p+型GaAsベース層105(不純物濃度
4.0×1019cm-3、膜厚70nm)、n型InGaPエ
ミッタ層106(不純物濃度5.0×1017cm-3、膜
厚70nm)、n型GaAsエミッタ層107、n+型InGaA
sエミッタキャップ層108をこの順番でMOCVDで
積層する。ガスソースMBE等を用いても同様に積層す
ることができる。
【0024】フォトリソグラフィーにより、エミッタと
なる部分をマスクをし、それ以外をクエン酸と過酸化水
素水の混合液でエッチングする。この混合液はInGaPを
エッチングしないのでInGaP層106が表面に露出する
とそこでエッチングは停止する。エミッタ領域以外のIn
GaPエミッタ層106を塩酸でエッチングし約40nm
の厚さが残るようにすることで、エッジシニング層を形
成するとともに、エミッタメサ形状を形成する。
【0025】次にフォトリソグラフィーにより、エミッ
タ、ベースとなる部分をマスクをし、それ以外をエッチ
ングする。InGaPは塩酸で、GaAsはクエン酸と過酸化水
素水の混合液でエッチングし、GaAsコレクタコンタクト
層102の表面を露出させる。続いて、電極形成をおこ
なう。フォトリソグラフィーによりベース電極領域を露
出させ、Pt/Ti/Pt/Auをそれぞれ、10/50/50
/60nm蒸着し、リフトオフによりベース電極111
を形成する。同様にリフトオフにより、エミッタ電極1
12にWN/Ti/Pt/Auを100/50/50/50n
m、コレクタ電極113にAuGe/Ni/Auを100/15
/100nm形成する。その後、昇温速度を5℃/秒と
し420℃で1分間の熱処理を行ってベース電極11
1、コレクタ電極113がそれぞれベース層105、コ
レクタコンタクト層102とオーミック接触をとる。そ
の後エッチング等により素子間分離を行い、層間絶縁膜
を形成し、メッキあるいは蒸着等により配線(図示せ
ず)を形成する。
【0026】エミッタ層はInGaP単層でもよく、InGaPに
加えGaAs、AlGaAs等を含んだ多層でもよい。またベース
層はAlGaAs、GaAsグレーディッド層でもよい。ベース電
極111の最下層のPtの厚さを変えて作製したHBTの
特性を比較した結果を表1にまとめる。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示すように、5〜15nmの範囲の
厚さで良好なコンタクトを取ることができた。また、ベ
ース電極のPtの変わりにPdを用いても同様の結果が得ら
れた。
【0029】次に、ベース電極とベース層との間に残す
InGaP層の厚さを変えて作製したHBTの特性を比較し
た結果を表2にまとめる。
【0030】
【表2】
【0031】熱処理を390℃で1分間と、420℃で1
分間で行った素子にさらに390℃で1分間の熱処理を
追加して特性を調べた。420℃で1分間熱処理した素
子では、熱処理を追加した後でも特性は変化しなかった
が、390℃で1分間熱処理した素子では、熱処理を追
加することによりコンタクト抵抗が低下したが、420
℃で1分間熱処理した素子よりも高かった。よって、3
90℃の熱処理では反応が不完全であったと考えられ
る。また、390℃で1分間の熱処理後、420℃で1分
間の追加熱処理を行ったが、420℃で1分間で熱処理
を行った素子に比べコンタクト抵抗が高かった。
【0032】更に、熱処理の昇温速度を変えて作製した
HBTの特性を比較した結果を表3にまとめる。表3よ
り、昇温速度は毎分10℃以上がよいといえる。
【0033】
【表3】
【0034】(実施例2)次に、図2を用いて第2の実
施例を説明する。実施例1に示した多層構造のうち、n
型InGaPエミッタ層の部分をn型InGaPエミッタ層とn型
AlGaAsエミッタ層の2層に変えて積層して用い、サイド
ウォール型セルフアライメント構造にすることにより、
エミッタメサ側壁とベース電極の間隔を制御することが
できる。
【0035】半絶縁性GaAs基板201上に、n+型GaAs
コレクタコンタクト層202、n型InGaPエッチングス
トッパー層203、n型GaAsコレクタ層204、p+型G
aAsベース層205、n型InGaPエミッタ層206(不純
物濃度5.0×1017cm-3、膜厚25nm)、n型Al
GaAsエミッタ層207(不純物濃度5.0×1017cm
-3、膜厚100nm)、n型GaAsエミッタ層208、n
+型InGaAsエミッタキャップ層209をこの順番でMO
CVDで積層する。ガスソースMBE等を用いても同様
に積層することができる。
【0036】この基板上にエミッタ電極となるWN膜を
約100nm形成し、レジストマスクによりエミッタと
なる部分のWNを覆い、ドライエッチングを行いエミッ
タをリッジ状に形成する。このときInGaPをエッチング
しないガスを用いることにより、InGaPエミッタ層20
6の表面が露出したところでエッチングは停止する。次
にプラズマCVDによりSiN膜を基板全面に堆積する。
この時、ベース電極形成領域のInGaPエミッタ層をエッ
ジシニング層と呼ぶこととする。
【0037】続いてSiN膜をドライエッチングし、サイ
ドウォール220を形成する。エミッタ電極とベース電
極となる部分以外をレジストで覆い、Pt/Ti/Pt/Auを
10/50/50/60nm蒸着し、リフトオフにより
ベース電極211とエミッタ電極212を形成する。ベ
ース電極211はサイドウォール220によってセルフ
アライメントされている。また、サイドウォール220
の膜厚によってエミッタメサ側壁とベース電極211の
間隔を150〜350nmにすることができる。続いて
リフトオフにより、コレクタ電極213をAuGe/Ni/Au
を100/15/100nm形成する。その後、昇温速度
を5℃/秒とし420℃で熱処理を行ってベース電極2
11、コレクタ電極213がそれぞれベース層205、
コレクタコンタクト層202とオーミック接触をとる。
その後エッチング等により素子間分離を行い、層間絶縁
膜を形成し、メッキあるいは蒸着等により配線を形成す
る。
【0038】InGaPを含むエッジシニング層は、InGaP単
層であってもよいし、InGaP層に加え、AlGaAs層、GaAs
層等を含んだ多層でもよい。InGaP層とベース電極との
間にAlGaAs層、GaAs層等が含まれている場合はAlGaAs
層、GaAs層等の厚さは5nm以下であることが望まし
い。本実施例では、AlGaAsエミッタ層をエッチングする
時には、5nm以下の厚さで残るようにすればよい。
【0039】エミッタメサ側壁とベース電極の間隔を変
化させたときの素子特性の結果を表4に示す。表4から
エミッタメサ側壁とベース電極との間隔が150〜35
0nmであることがよいといえる。
【0040】
【表4】
【0041】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、良好なベ
ースオーミックコンタクトが得られる。また、良好なコ
レクタコンタクトを同時にとることができ、その後、3
00℃以上の長時間の熱処理を含む工程によっても電極
材料の半導体層中への拡散や合金化反応が進行せず、熱
的に安定であり信頼性の高い化合物半導体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の化合物半導体装置の構
造を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の化合物半導体装置の構
造を示す断面図である。
【図3】請求項1のベース電極付近の構造を示す概略図
である。
【図4】従来の化合物半導体装置の構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
101 半絶縁性GaAs基板 102 GaAsコレクタコンタクト層 103 InGaPエッチングストッパー層 104 GaAsコレクタ層 105 GaAsベース層 106 InGaPエミッタ層 107 GaAsエミッタ層 108 InGaAsエミッタキャップ層 111 ベース電極 112 エミッタ電極 113 コレクタ電極 120 合金化領域 201 半絶縁性GaAs基板 202 GaAsコレクタコンタクト層 203 InGaPエッチングストッパー層 204 GaAsコレクタ層 205 GaAsベース層 206 InGaPエミッタ層 207 AlGaAsエミッタ層 208 GaAsエミッタ層 209 InGaAsエミッタキャップ層 211 ベース電極 212 エミッタ電極 213 コレクタ電極 220 サイドウォール 221 合金化領域 501 コレクタ層 502 ベース層 503 エッジシニング層 504 ベース電極 505 合金化領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F003 AP04 BA06 BA11 BA92 BB02 BE90 BF06 BF90 BH08 BH18 BH99 BM02 BP11 BP12 BP32 BP41 BS05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体基板上に少なくともコレク
    タコンタクト層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層の
    半導体層を順次積層させた縦型構造からなるヘテロ接合
    型バイポーラトランジスタにおいて、 ベース電極と前記ベース層との間にエッジシニング層を
    設け、前記エッジシニング層にはInGaP層が含まれ
    ており、前記ベース電極と前記コレクタ層との間に単位
    面積当たり、10.75〜32.25μg/cm2のP
    tまたは6.00〜18.00μg/cm2のPdを含
    む領域を有することを特徴とする化合物半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記エッジシニング層の厚さが20〜4
    0nmであることを特徴とする請求項1記載の化合物半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記エミッタ層はメサ形状を有し、エミ
    ッタメサ側壁とベース電極との間隔が、150〜350
    nmであることを特徴とする請求項1又は2記載の化合
    物半導体装置。
  4. 【請求項4】 化合物半導体基板上に少なくともコレク
    タコンタクト層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層の
    半導体層を順次積層させた縦型構造からなるヘテロ接合
    型バイポーラトランジスタの製造方法において、 ベース電極を形成する領域に、前記エミッタ層の一部を
    残してエッチングすることで、少なくともInGaP層
    を含むエッジシニング層を形成し、前記エッジシニング
    層上に厚さ5〜15nmのPt又はPdを蒸着し、熱処
    理を行うことによって、Pt又はPdをエッジシニング
    層からベース層にわたって拡散させることを特徴とする
    化合物半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱処理を420℃以上で行うことを
    特徴とする請求項4記載の化合物半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記熱処理を行うための昇温時に、25
    0℃〜420℃までの間での昇温速度が毎分10℃以上
    であることを特徴とする請求項5記載の化合物半導体装
    置の製造方法。
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