JP2000322538A - 非接触icカード - Google Patents
非接触icカードInfo
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- JP2000322538A JP2000322538A JP11131061A JP13106199A JP2000322538A JP 2000322538 A JP2000322538 A JP 2000322538A JP 11131061 A JP11131061 A JP 11131061A JP 13106199 A JP13106199 A JP 13106199A JP 2000322538 A JP2000322538 A JP 2000322538A
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- Japan
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- card
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】非接触ICカードにおいて、ICチップ11を
フェースダウン方法を用いて実装した際でも、カードの
過度な曲げに対して機械的強度が十分な非接触ICカー
ドを提供すること。 【解決手段】樹脂シート12、アンテナ16、ICチッ
プ11、封止樹脂13で構成されるICインレット17
が、基材14間に設けられた非接触ICカードにおい
て、カードが過度に曲げられた際に、基材14と封止樹
脂13の接着面がはがれICチップ11を破壊から保護
すること。
フェースダウン方法を用いて実装した際でも、カードの
過度な曲げに対して機械的強度が十分な非接触ICカー
ドを提供すること。 【解決手段】樹脂シート12、アンテナ16、ICチッ
プ11、封止樹脂13で構成されるICインレット17
が、基材14間に設けられた非接触ICカードにおい
て、カードが過度に曲げられた際に、基材14と封止樹
脂13の接着面がはがれICチップ11を破壊から保護
すること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性を向上させ
た非接触ICカードに関するものであり、特に、曲げや
点圧によりICチップが破壊されるのを防いだ信頼性の
高い非接触ICカードに関するものである。
た非接触ICカードに関するものであり、特に、曲げや
点圧によりICチップが破壊されるのを防いだ信頼性の
高い非接触ICカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より個人を識別するIDカードとし
て、磁気あるいは光学的読み取りを行う方法がクレジッ
トカード等において広く用いられてきた。しかしなが
ら、技術の大衆化によってデータの改ざんや偽造カード
が出回るようになり、実際に偽造カードによって被害を
受ける人が増加するなど、個人情報の秘匿に関しては社
会問題化している。このため、近年は、ICチップを内
蔵したICカードが情報容量の大きさや暗号化データを
載せられるといった高いセキュリティの点から個人デー
タを管理するものとして注目を集めている。
て、磁気あるいは光学的読み取りを行う方法がクレジッ
トカード等において広く用いられてきた。しかしなが
ら、技術の大衆化によってデータの改ざんや偽造カード
が出回るようになり、実際に偽造カードによって被害を
受ける人が増加するなど、個人情報の秘匿に関しては社
会問題化している。このため、近年は、ICチップを内
蔵したICカードが情報容量の大きさや暗号化データを
載せられるといった高いセキュリティの点から個人デー
タを管理するものとして注目を集めている。
【0003】従来のICカードは接触ICカードであっ
た。すなわち、IC回路と外部データ処理装置との情報
交換のために、電気的かつ機械的に接合するための接続
端子を有していた。このため、IC回路内部の気密性の
確保、静電気破壊対策、端子電極の電気的接続不良、読
み書き装置の機構の複雑さ、等々様々な問題を有してい
た。また、接触ICカードを読み書き装置に挿入または
装着するという人による動作が必要であり、利用分野に
よっては効率が悪く煩雑であるため、手間が要らず携帯
状態で使用できるような遠隔データ処理装置との情報交
換が可能な非接触ICカードの出現が望まれていた。
た。すなわち、IC回路と外部データ処理装置との情報
交換のために、電気的かつ機械的に接合するための接続
端子を有していた。このため、IC回路内部の気密性の
確保、静電気破壊対策、端子電極の電気的接続不良、読
み書き装置の機構の複雑さ、等々様々な問題を有してい
た。また、接触ICカードを読み書き装置に挿入または
装着するという人による動作が必要であり、利用分野に
よっては効率が悪く煩雑であるため、手間が要らず携帯
状態で使用できるような遠隔データ処理装置との情報交
換が可能な非接触ICカードの出現が望まれていた。
【0004】そこで、プラスチック製のカードの中に電
磁波を利用するためのアンテナコイルと、メモリや演算
機能を有するICチップを備えている非接触ICカード
が考案された。これは外部の読み書き装置からの電磁波
によって、非接触ICカード内のアンテナコイルに励起
された誘導起電力でICを駆動するものであり、バッテ
リー電源をカード内部にもつ必要がなく、例えば、携帯
状態で使用できるなどのアクティビティに優れたカード
を提供することができる。
磁波を利用するためのアンテナコイルと、メモリや演算
機能を有するICチップを備えている非接触ICカード
が考案された。これは外部の読み書き装置からの電磁波
によって、非接触ICカード内のアンテナコイルに励起
された誘導起電力でICを駆動するものであり、バッテ
リー電源をカード内部にもつ必要がなく、例えば、携帯
状態で使用できるなどのアクティビティに優れたカード
を提供することができる。
【0005】また、その非接触ICカードのアプリケー
ションによっては、ペーパーバッテリーなどの薄型電池
を内部に備えて、伝送距離を大きくしたり、高い周波数
帯を利用するという動きもあるが、コストや用途の観点
から、バッテリーレスのものが多く望まれている。
ションによっては、ペーパーバッテリーなどの薄型電池
を内部に備えて、伝送距離を大きくしたり、高い周波数
帯を利用するという動きもあるが、コストや用途の観点
から、バッテリーレスのものが多く望まれている。
【0006】このような非接触ICカードにICチップ
を実装する際には、従来、ガラスエポキシ基板上にワイ
ヤボンディング実装法やフリップチップ実装法などによ
って実装し、更に、温度・湿度などの外部環境の変化か
らの保護、電気的絶縁性の保持、動作中に発生した熱の
拡散などを目的に、封止樹脂で封止を行うのが一般的で
あった。
を実装する際には、従来、ガラスエポキシ基板上にワイ
ヤボンディング実装法やフリップチップ実装法などによ
って実装し、更に、温度・湿度などの外部環境の変化か
らの保護、電気的絶縁性の保持、動作中に発生した熱の
拡散などを目的に、封止樹脂で封止を行うのが一般的で
あった。
【0007】この封止樹脂に使用される材料は、エポキ
シ樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹
脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、およびこれらの混合
・変成樹脂等がある。封止処理は、これらの樹脂をイン
ジェクション、ディスペンサーなどによるポッティング
塗布、或いは、メタルマスクを用いた印刷塗布等の方法
を用いてICチップ上に設け、熱や紫外線によって硬化
させることで行われている。
シ樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹
脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、およびこれらの混合
・変成樹脂等がある。封止処理は、これらの樹脂をイン
ジェクション、ディスペンサーなどによるポッティング
塗布、或いは、メタルマスクを用いた印刷塗布等の方法
を用いてICチップ上に設け、熱や紫外線によって硬化
させることで行われている。
【0008】しかしながら、昨今ではカードの低価格化
を実現するために、アンテナコイルとICチップとを接
合する電極部を樹脂シート上に設け、直接ICチップを
実装するベアチップ実装方法も試みられている。この場
合は、ICチップの回路形成面にある電極部にバンプと
呼ばれる突起物をはんだや金などを用いて設け、バンプ
を通して上記樹脂シート上の電極部と接続するフェース
ダウン方法をとっている。
を実現するために、アンテナコイルとICチップとを接
合する電極部を樹脂シート上に設け、直接ICチップを
実装するベアチップ実装方法も試みられている。この場
合は、ICチップの回路形成面にある電極部にバンプと
呼ばれる突起物をはんだや金などを用いて設け、バンプ
を通して上記樹脂シート上の電極部と接続するフェース
ダウン方法をとっている。
【0009】この際の接続には、異方性導電フィルムや
異方性導電樹脂のような導電粒子を含んだ樹脂や、IC
チップ回路面と基材シートの間を埋めることを目的とし
たアンダーフィルを用いる。そして、この場合でも、I
Cインレットの動作の信頼性を確保するために、封止樹
脂による封止を行っている。しかしながら、例えば、ワ
イヤボンディング実装法などによって実装された場合に
比較して、機械的強度が不十分であり、非接触ICカー
ドに高機能化を求めるマネー情報やID情報を管理する
際には問題となる。
異方性導電樹脂のような導電粒子を含んだ樹脂や、IC
チップ回路面と基材シートの間を埋めることを目的とし
たアンダーフィルを用いる。そして、この場合でも、I
Cインレットの動作の信頼性を確保するために、封止樹
脂による封止を行っている。しかしながら、例えば、ワ
イヤボンディング実装法などによって実装された場合に
比較して、機械的強度が不十分であり、非接触ICカー
ドに高機能化を求めるマネー情報やID情報を管理する
際には問題となる。
【0010】非接触ICカードに設けられるアンテナ
は、電線をループ状に形成したものや、樹脂シート上に
導体箔を貼りエッチングなどの方法により形成したもの
等がある。そして、その形状や巻き数は利用する周波数
により異なるが、現在頻繁に利用されている13MHz
程度の周波数の場合は数回巻いたものが一般的である。
は、電線をループ状に形成したものや、樹脂シート上に
導体箔を貼りエッチングなどの方法により形成したもの
等がある。そして、その形状や巻き数は利用する周波数
により異なるが、現在頻繁に利用されている13MHz
程度の周波数の場合は数回巻いたものが一般的である。
【0011】このような、樹脂シート、樹脂シート上に
形成されたアンテナ、アンテナに接合されたICチッ
プ、ICチップを封止した封止樹脂で構成されるICイ
ンレットを非接触ICカードの内部に埋め込むには様々
な方法が考案されている。例えば、カードの基材となる
プラスチックシート中にICインレットを挟み込み、プ
レス機により加温・加圧して熱融着により一体化すると
いう熱ラミネート方式が多く用いられている。
形成されたアンテナ、アンテナに接合されたICチッ
プ、ICチップを封止した封止樹脂で構成されるICイ
ンレットを非接触ICカードの内部に埋め込むには様々
な方法が考案されている。例えば、カードの基材となる
プラスチックシート中にICインレットを挟み込み、プ
レス機により加温・加圧して熱融着により一体化すると
いう熱ラミネート方式が多く用いられている。
【0012】その他、接着剤やホットメルト剤中にIC
インレットを埋め込み、プラスチックシートによって挟
み込む方法、或いは、インジェクション技術を用いる方
法、UV硬化を用いカードに熱的負担をかけないUV硬
化技術を用いる方法などで製造することができる。
インレットを埋め込み、プラスチックシートによって挟
み込む方法、或いは、インジェクション技術を用いる方
法、UV硬化を用いカードに熱的負担をかけないUV硬
化技術を用いる方法などで製造することができる。
【0013】上記のようにして製造される非接触ICカ
ードは、その使用中にICチップが機械的に破壊される
とすべてのデータが失われてしまうことから、折り曲げ
や、点衝撃などの点圧に対して、機械的強度をいかに上
げるかが大きな課題となっている。そこで、ICチップ
の封止は、カードの基材と異なる硬度をもった封止樹脂
を用いることにより、ICチップを保護する役割の一端
を果たさせているが、特に、上記のように、実装方法と
してICチップを樹脂シート上の電極部と接続するフェ
ースダウン方法を用いた際には、現状十分な機械的強度
が得られてはいない。
ードは、その使用中にICチップが機械的に破壊される
とすべてのデータが失われてしまうことから、折り曲げ
や、点衝撃などの点圧に対して、機械的強度をいかに上
げるかが大きな課題となっている。そこで、ICチップ
の封止は、カードの基材と異なる硬度をもった封止樹脂
を用いることにより、ICチップを保護する役割の一端
を果たさせているが、特に、上記のように、実装方法と
してICチップを樹脂シート上の電極部と接続するフェ
ースダウン方法を用いた際には、現状十分な機械的強度
が得られてはいない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、樹脂シー
ト、樹脂シート上に形成されたアンテナ、アンテナに接
合されたICチップ、ICチップを封止した封止樹脂で
構成されるICインレットが、積層した複数の基材間に
設けられた非接触ICカードにおいて、実装方法として
ICチップを樹脂シート上の電極部と接続するフェース
ダウン方法を用いて実装した際でも、非接触ICカード
の過度な曲げに対して機械的強度が十分な非接触ICカ
ードを提供することを課題とするものである。
ト、樹脂シート上に形成されたアンテナ、アンテナに接
合されたICチップ、ICチップを封止した封止樹脂で
構成されるICインレットが、積層した複数の基材間に
設けられた非接触ICカードにおいて、実装方法として
ICチップを樹脂シート上の電極部と接続するフェース
ダウン方法を用いて実装した際でも、非接触ICカード
の過度な曲げに対して機械的強度が十分な非接触ICカ
ードを提供することを課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂シート、
樹脂シート上に形成されたアンテナ、アンテナに接合さ
れたICチップ、ICチップを封止した封止樹脂で構成
されるICインレットが、積層した複数の基材間に設け
られた非接触ICカードにおいて、該非接触ICカード
が過度に曲げられた際に、該基材と該封止樹脂の接着面
がはがれ、ICチップを破壊から保護することを特徴と
する非接触ICカードである。
樹脂シート上に形成されたアンテナ、アンテナに接合さ
れたICチップ、ICチップを封止した封止樹脂で構成
されるICインレットが、積層した複数の基材間に設け
られた非接触ICカードにおいて、該非接触ICカード
が過度に曲げられた際に、該基材と該封止樹脂の接着面
がはがれ、ICチップを破壊から保護することを特徴と
する非接触ICカードである。
【0016】また、本発明は、上記発明における非接触
ICカードにおいて、前記封止樹脂が、タック性を有し
該基材との接着はタックによって成り立っていることを
特徴とする非接触ICカードである。
ICカードにおいて、前記封止樹脂が、タック性を有し
該基材との接着はタックによって成り立っていることを
特徴とする非接触ICカードである。
【0017】また、本発明は、上記発明における非接触
ICカードにおいて、前記封止樹脂が、ゴム系シリコン
樹脂であることを特徴とする非接触ICカードである。
ICカードにおいて、前記封止樹脂が、ゴム系シリコン
樹脂であることを特徴とする非接触ICカードである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明による非接触ICカードの一実施
例を示す断面図である。図1に示すように、本発明によ
る非接触ICカードは、カード構成基材2(15)、カ
ード構成基材1(14)、ICインレット(17)、カ
ード構成基材1(14)、カード構成基材2(15)で
構成されているものである。そして、ICインレット
(17)は、樹脂シート(12)、樹脂シート上に形成
されたアンテナ(16)、アンテナに接合されたICチ
ップ(11)、ICチップを封止した封止樹脂(13)
で構成されている。
する。図1は、本発明による非接触ICカードの一実施
例を示す断面図である。図1に示すように、本発明によ
る非接触ICカードは、カード構成基材2(15)、カ
ード構成基材1(14)、ICインレット(17)、カ
ード構成基材1(14)、カード構成基材2(15)で
構成されているものである。そして、ICインレット
(17)は、樹脂シート(12)、樹脂シート上に形成
されたアンテナ(16)、アンテナに接合されたICチ
ップ(11)、ICチップを封止した封止樹脂(13)
で構成されている。
【0019】カード構成基材1(14)及びカード構成
基材2(15)は、プラスチックであり、塩化ビニル、
PET、ABS、ポリカーボネイトなどの樹脂及びこれ
らをポリマーアロイ化したもの等が用いられる。これら
は多層構造をなしており、その層間には接着剤を用いる
場合もある。
基材2(15)は、プラスチックであり、塩化ビニル、
PET、ABS、ポリカーボネイトなどの樹脂及びこれ
らをポリマーアロイ化したもの等が用いられる。これら
は多層構造をなしており、その層間には接着剤を用いる
場合もある。
【0020】樹脂シート(12)上には金属ワイヤを巻
いて形成されたアンテナ(16)や、導体箔をアンテナ
パターン状にエッチングして形成された導体箔のアンテ
ナ(16)が設けられている。樹脂シート(12)は、
ガラスエポキシ、ポリイミド、PET、塩化ビニル、A
BS、ポリカーボネイトなどの樹脂、及びこれらをポリ
マーアロイ化したもの等、シート状に加工できるものな
らば使用可能である。導体箔としては、銅、アルミニウ
ムなどが使用できるが、非接触ICカードの価格を安価
にすることを考えれば、アルミニウム箔が推奨される。
いて形成されたアンテナ(16)や、導体箔をアンテナ
パターン状にエッチングして形成された導体箔のアンテ
ナ(16)が設けられている。樹脂シート(12)は、
ガラスエポキシ、ポリイミド、PET、塩化ビニル、A
BS、ポリカーボネイトなどの樹脂、及びこれらをポリ
マーアロイ化したもの等、シート状に加工できるものな
らば使用可能である。導体箔としては、銅、アルミニウ
ムなどが使用できるが、非接触ICカードの価格を安価
にすることを考えれば、アルミニウム箔が推奨される。
【0021】ICチップ(11)の直上に、封止樹脂
(13)が設けられている。この封止樹脂によって、上
方から点圧が加わった際に力が分散されてICチップ
(11)全体に均一にかかるので機械的強度は向上する
ものである。
(13)が設けられている。この封止樹脂によって、上
方から点圧が加わった際に力が分散されてICチップ
(11)全体に均一にかかるので機械的強度は向上する
ものである。
【0022】また、本発明においては、この封止樹脂が
タック性を有し、カード構成基材1(14)との接着は
タックによって成り立っていることを特徴とするもので
ある。封止樹脂がタック性を有することにより、非接触
ICカードが曲げられた時の応力が直接ICチップに負
荷されるのではなく、カード構成基材の水平方向にも分
散し、はがれを発生させICチップが破壊されるのを防
ぐことになる。
タック性を有し、カード構成基材1(14)との接着は
タックによって成り立っていることを特徴とするもので
ある。封止樹脂がタック性を有することにより、非接触
ICカードが曲げられた時の応力が直接ICチップに負
荷されるのではなく、カード構成基材の水平方向にも分
散し、はがれを発生させICチップが破壊されるのを防
ぐことになる。
【0023】また、本発明においては、この封止樹脂が
ゴム系シリコン樹脂であることを特徴とするものであ
る。ゴム系シリコン樹脂を用いることにより、タック性
を有することと同時にICチップを保護するのに十分な
柔軟性を得ることができ、非接触ICカードが曲げられ
た時の応力に対しICチップが破壊されるのを一層防ぐ
ことになる。
ゴム系シリコン樹脂であることを特徴とするものであ
る。ゴム系シリコン樹脂を用いることにより、タック性
を有することと同時にICチップを保護するのに十分な
柔軟性を得ることができ、非接触ICカードが曲げられ
た時の応力に対しICチップが破壊されるのを一層防ぐ
ことになる。
【0024】具体的には、エッチングにより、アルミに
よるアンテナパターンを形成した50μm厚の延伸PE
T基板フィルム上に、大きさ3mm角、厚さ270μ
m、バンプ数3個のICチップをフェースダウン方法で
実装した。実装は、温度70℃で仮圧着した厚さ30μ
mの異方性導電フィルム上に、ボンディングツールのベ
ッド温度180℃、加圧値400g、加圧時間15秒の
条件で行った。封止樹脂には、UV硬化型のゴム系シリ
コン樹脂を用い、ディスペンサーによるポッティング法
により、ICチップ上に厚み約50μmで封止を行い、
ICインレットを得た。
よるアンテナパターンを形成した50μm厚の延伸PE
T基板フィルム上に、大きさ3mm角、厚さ270μ
m、バンプ数3個のICチップをフェースダウン方法で
実装した。実装は、温度70℃で仮圧着した厚さ30μ
mの異方性導電フィルム上に、ボンディングツールのベ
ッド温度180℃、加圧値400g、加圧時間15秒の
条件で行った。封止樹脂には、UV硬化型のゴム系シリ
コン樹脂を用い、ディスペンサーによるポッティング法
により、ICチップ上に厚み約50μmで封止を行い、
ICインレットを得た。
【0025】カード構成基材1として厚さ200μmの
PET−G、カード構成基材2として、厚さ125μm
厚の延伸PETを用いた。カード構成基材1の片面に、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体接着剤を5μm厚で塗
布し、この面とカード構成基材2とを合わせカード構成
基材2が、非接触ICカードの表層になるように、カー
ド構成基材1の他面同士を合わせ、このカード構成基材
1の他面間に上記ICインレットを挟み込み(全部で5
層構成)、帳合した。
PET−G、カード構成基材2として、厚さ125μm
厚の延伸PETを用いた。カード構成基材1の片面に、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体接着剤を5μm厚で塗
布し、この面とカード構成基材2とを合わせカード構成
基材2が、非接触ICカードの表層になるように、カー
ド構成基材1の他面同士を合わせ、このカード構成基材
1の他面間に上記ICインレットを挟み込み(全部で5
層構成)、帳合した。
【0026】この5層重ね基材などを上下から厚さ1.
0mmのステンレス板で挟み込み、加熱プレスを行っ
た。プレス条件は、初期は低圧で170℃・約8分間、
次に、15kgf/cm2加圧で170℃・2分間の熱
ラミネートを行った。更に、カード作製時に生じるねじ
れ、カード表面上のあばたを防止するため、冷却プレス
を15kgf/cm 2 で室温・5分間行った。
0mmのステンレス板で挟み込み、加熱プレスを行っ
た。プレス条件は、初期は低圧で170℃・約8分間、
次に、15kgf/cm2加圧で170℃・2分間の熱
ラミネートを行った。更に、カード作製時に生じるねじ
れ、カード表面上のあばたを防止するため、冷却プレス
を15kgf/cm 2 で室温・5分間行った。
【0027】続いて、基材などの内部にあるアンテナ等
を傷つけないようにカードの大きさに打ち抜き、本発明
による非接触ICカードを得た。この際、封止樹脂とし
て、上記UV硬化型のゴム系シリコン樹脂を用いた非接
触ICカードをサンプルAとした。また、封止処理を行
わなかった非接触ICカードをサンプルBとした。ま
た、カード構成基材1(PET−G)と封止樹脂が完全
に接着するように、加熱硬化型のエポキシ樹脂を用いた
非接触ICカードをサンプルCとした。これらサンプル
のJISに基づく機械的強度の比較を行ったところ、表
1(カードの強度比較1)のようになった。
を傷つけないようにカードの大きさに打ち抜き、本発明
による非接触ICカードを得た。この際、封止樹脂とし
て、上記UV硬化型のゴム系シリコン樹脂を用いた非接
触ICカードをサンプルAとした。また、封止処理を行
わなかった非接触ICカードをサンプルBとした。ま
た、カード構成基材1(PET−G)と封止樹脂が完全
に接着するように、加熱硬化型のエポキシ樹脂を用いた
非接触ICカードをサンプルCとした。これらサンプル
のJISに基づく機械的強度の比較を行ったところ、表
1(カードの強度比較1)のようになった。
【0028】
【表1】
【0029】表1の結果から、ICチップに封止処理を
行うことにより、ICチップを割れ等の破壊から保護す
ることが確認された。また、この時、それぞれの非接触
ICカードの外観には変化は見られなかった。
行うことにより、ICチップを割れ等の破壊から保護す
ることが確認された。また、この時、それぞれの非接触
ICカードの外観には変化は見られなかった。
【0030】上記のように、封止処理を行うことで、J
ISの基準は十分に達成できるが、実際に使用される場
合、更に大きな曲げが与えられる場合があるので、次
に、短辺曲げをJISの10mmに対して14mm、長
辺曲げをJISの20mmに対して24mmで同様の曲
げ試験を行った。その結果を表2(カードの強度比較
1)に示す。
ISの基準は十分に達成できるが、実際に使用される場
合、更に大きな曲げが与えられる場合があるので、次
に、短辺曲げをJISの10mmに対して14mm、長
辺曲げをJISの20mmに対して24mmで同様の曲
げ試験を行った。その結果を表2(カードの強度比較
1)に示す。
【0031】
【表2】
【0032】この結果から、サンプルAが最も機械的な
曲げに対して強いことが確認された。この時、外観を観
察すると、サンプルAについては、非接触ICカード内
部にはがれが発生していることが確認できた。すなわ
ち、非接触ICカードのICチップ部におけるカード構
成基材が封止部表面と完全に接着していないことで、曲
げられた時の応力が直接ICチップに負荷されるのでは
なく、カード構成基材の水平方向にも分散し、はがれを
発生させICチップが破壊されるのを防いでいることが
確認できた。
曲げに対して強いことが確認された。この時、外観を観
察すると、サンプルAについては、非接触ICカード内
部にはがれが発生していることが確認できた。すなわ
ち、非接触ICカードのICチップ部におけるカード構
成基材が封止部表面と完全に接着していないことで、曲
げられた時の応力が直接ICチップに負荷されるのでは
なく、カード構成基材の水平方向にも分散し、はがれを
発生させICチップが破壊されるのを防いでいることが
確認できた。
【0033】
【発明の効果】本発明は、樹脂シート、樹脂シート上に
形成されたアンテナ、アンテナに接合されたICチッ
プ、ICチップを封止した封止樹脂で構成されるICイ
ンレットが、積層した複数の基材間に設けられた非接触
ICカードにおいて、該非接触ICカードが過度に曲げ
られた際に、該基材と該封止樹脂の接着面がはがれ、I
Cチップを破壊から保護するので、実装方法としてIC
チップを樹脂シート上の電極部と接続するフェースダウ
ン方法を用いて実装した際でも、非接触ICカードの過
度な曲げに対して機械的強度が十分な非接触ICカード
となる。
形成されたアンテナ、アンテナに接合されたICチッ
プ、ICチップを封止した封止樹脂で構成されるICイ
ンレットが、積層した複数の基材間に設けられた非接触
ICカードにおいて、該非接触ICカードが過度に曲げ
られた際に、該基材と該封止樹脂の接着面がはがれ、I
Cチップを破壊から保護するので、実装方法としてIC
チップを樹脂シート上の電極部と接続するフェースダウ
ン方法を用いて実装した際でも、非接触ICカードの過
度な曲げに対して機械的強度が十分な非接触ICカード
となる。
【図1】本発明による非接触ICカードの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【符号の説明】 11……ICチップ 12……樹脂シート 13……封止樹脂 14……カード構成基材1 15……カード構成基材2 16……アンテナ 17……ICインレット
Claims (3)
- 【請求項1】樹脂シート、樹脂シート上に形成されたア
ンテナ、アンテナに接合されたICチップ、ICチップ
を封止した封止樹脂で構成されるICインレットが、積
層した複数の基材間に設けられた非接触ICカードにお
いて、該非接触ICカードが過度に曲げられた際に、該
基材と該封止樹脂の接着面がはがれ、ICチップを破壊
から保護することを特徴とする非接触ICカード。 - 【請求項2】前記封止樹脂が、タック性を有し該基材と
の接着はタックによって成り立っていることを特徴とす
る請求項1記載の非接触ICカード。 - 【請求項3】前記封止樹脂が、ゴム系シリコン樹脂であ
ることを特徴とする請求項2記載の非接触ICカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131061A JP2000322538A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 非接触icカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131061A JP2000322538A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 非接触icカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000322538A true JP2000322538A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15049100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11131061A Pending JP2000322538A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 非接触icカード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000322538A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2058753A1 (en) | 2007-11-07 | 2009-05-13 | Fujitsu Limited | Manufacturing method for RFID Tag |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11131061A patent/JP2000322538A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2058753A1 (en) | 2007-11-07 | 2009-05-13 | Fujitsu Limited | Manufacturing method for RFID Tag |
| US8062926B2 (en) | 2007-11-07 | 2011-11-22 | Fujitsu Limited | Manufacturing method for RFID tag |
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