JP2000326562A - 網点による階調再現方法、網目版出力装置、網目版および印刷物 - Google Patents

網点による階調再現方法、網目版出力装置、網目版および印刷物

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JP2000326562A
JP2000326562A JP11141921A JP14192199A JP2000326562A JP 2000326562 A JP2000326562 A JP 2000326562A JP 11141921 A JP11141921 A JP 11141921A JP 14192199 A JP14192199 A JP 14192199A JP 2000326562 A JP2000326562 A JP 2000326562A
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    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハイライト部分から中間調部分を経由してシャ
ドー部分までの全領域でトーンジャンプを解消し、より
滑らかな階調再現を得る。 【解決手段】0%から第1のハイライトHL1%の第1
の変域101では、円形で網点ドット50a(b)を成
長させる。HL1%から第2のハイライトHL2%の第
2の変域102では、円形から正方形に形状を変更しな
がら網点ドット50b(c)を成長させる。HL2%か
ら第2のシャドーSD2%の第3の変域103a(b)
では、正方形で網点ドット50c(d,e)を成長させ
る。SD2%から第1のシャドーSD1%の第4の変域
104では、正方形から円形に形状を変更しながら網点
ドット50e(f)を成長させる。SD1%から100
%の第5の変域105では円形で網点ドット50fを成
長させる。これにより、印刷時において、ハイライト部
分での点の付きとシャドー部分での点の抜けがよくな
り、かつ50%と78.5%付近でのトーンジャンプも
発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷製版分野に
おける多色分解網点画像を生成する網点画像出力装置で
ある印刷機、CTP(computer to plate )、CTC
(computer to cylinder)、DDCP(direct digital
color proof)あるいはフイルムセッター等に適用して
好適であり、網点画像上での階調の跳躍、いわゆるトー
ンジャンプを防止することの可能な網点による階調再現
方法、網目版出力装置、網目版および印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷・製版分野において、作業工
程の合理化、画像品質の向上等を目的として原稿の画像
情報を電気的に処理して、印刷用のフイルム原版を作成
する画像走査読取記録装置が広範に用いられている。
【0003】この画像走査読取記録装置は、基本的に、
入力部、制御部および出力部により構成されている。入
力部では、照明光学系、色分解光学系および測光系によ
り原稿から画像信号がピックアップされる。
【0004】この入力部で光電変換された画像信号は制
御部において、製版条件に応じて階調補正、色修正、輪
郭強調、R(赤),G(緑),B(青)信号からC(シ
アン),M(マゼンタ),Y(黄),K(墨)信号への
信号変換等の演算処理が施される。
【0005】そして、制御部により演算処理された画像
信号は、出力部において再びレーザ光等の光信号に変換
され、感光材料である記録担体上に画像が記録される。
画像が記録された記録担体は、現像装置により現像処理
された後、フイルム原版として印刷等に供される。
【0006】この印刷等により印刷複製しようとする原
稿が、写真や絵画等のように連続階調である場合、その
画像の濃淡を表現するために原稿に対して網分解を施す
必要がある。すなわち、たとえばフイルム原版上では、
連続階調画像が、該連続階調画像の濃淡に応じて異なる
大きさに形成された網点の集合体である網点画像に変換
される。
【0007】この網点の形状としては、たとえば、「ポ
ストスクリプト・スクリーニング」(著者:ピーターフ
ランク、発行:株式会社エムディエヌコーポレーショ
ン、1994年8月11日 初版第1刷)の第68頁、
あるいは第69頁、第70頁に記載されているように、
円形ドット、四角形(正方形またはひし形)ドットある
いは幾何形状混成ドット等が存在することが知られてい
る。
【0008】図9は、ひし形ドットにより網点が、網%
で0%〜100%まで連続的に成長するグラデーション
スケール2を示している。
【0009】図10は、円形ドットにより網点が、0%
〜100%まで連続的に成長するグラデーションスケー
ル4を示している。
【0010】図11は、幾何形状混成ドットにより網点
が、0%〜100%まで連続的に成長するグラデーショ
ンスケール6を示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、網点により
表現される画像においては、階調の跳躍、いわゆるトー
ンジャンプを解消したより滑らかな階調再現を実現でき
るフイルム原版等の網目版を作成することが好ましい。
【0012】しかしながら、図9にグラデーションスケ
ール2で示した、明るく濃度の低い部分であるハイライ
ト部分から中間調部分を経由して画像濃度の高い部分で
あるシャドー部分に至るまでの網点の形状が四角形(ひ
し形も含まれる。)である四角形ドットにおいては、ハ
イライト部分での印刷時の点の付きが悪く、かつシャド
ー部分での点の抜けがよくないことが知られている。
【0013】一方、図10にグラデーションスケール4
で示した、ハイライト部分から中間調部分を経由して画
像濃度の高い部分であるシャドー部分に至るまでの網点
の形状が円形である円形ドットにおいては、ハイライト
部分での点の付きはよいが、シャドー部分での点の抜け
が悪く、さらに網%が78.5%付近における網点の接
点でトーンジャンプが発生することが知られている。
【0014】これに対して、図11にグラデーションス
ケール6で示した幾何形状混成ドットは、ハイライト部
分では円形ドット、網%が50%の点では四角形ドッ
ト、シャドー部分ではハイライト部分と比較して白黒が
50%の点を境にして対称となるドット形状をしてい
る。この幾何形状混成ドットでは、ハイライト部分での
点の付きおよびシャドー部分での点の付きが良好であ
り、50%に至るまでの各階調部分における階調も滑ら
かである。しかしながら、この幾何形状混成ドットで
は、50%付近で激しいトーンジャンプが発生するとい
う問題がある。
【0015】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、ハイライト部分から中間調部分を経由
してシャドー部分までの全領域でトーンジャンプを解消
し、より滑らかな階調再現を得ることを可能とする網点
による階調再現方法、網目版出力装置、網目版および印
刷物を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の網点による階
調再現方法は、1色要素または複数色要素からなるデジ
タル画像データを画像再現媒体上に画像として再現する
際に、一定間隔で並んだ大きさが変化する網点を前記画
像再現媒体上に2値出力あるいは多値出力により形成し
て前記画像の階調を網点により再現する階調再現方法に
おいて、網%が0%から第1のハイライト%までの第1
の変域においては、前記網点を円形または楕円形で成長
させ、前記第1のハイライト%から該第1のハイライト
%より大きい値の第2のハイライト%までの第2の変域
においては、前記網点を円形または楕円形から正方形ま
たはひし形に形状を変化させながら成長させ、前記第2
のハイライト%から第2のシャドー%までの第3の変域
においては、前記網点を正方形またはひし形で成長さ
せ、前記第2のシャドー%から該第2のシャドー%より
大きい値の第1のシャドー%までの第4の変域において
は、前記網点を正方形またはひし形から円形または楕円
形に形状を変化させながら成長させ、前記第1のシャド
ー%から100%までの第5の変域においては、前記網
点を円形または楕円形で成長させることを特徴とする
(請求項1記載の発明)。
【0017】この発明によれば、ハイライト側およびシ
ャドー側での点の付きがよく、その間における階調も滑
らかに変化し、かつ50%付近でのトーンジャンプも発
生しない。もちろん、78.5%付近でのトーンジャン
プが発生することがない。
【0018】この場合、たとえば、第2のハイライト%
を48%以下とし、第2のシャドー%を52%以上とす
ることができる(請求項2記載の発明)。
【0019】なお、網点を正方形またはひし形で成長さ
せる際、各辺ごとに連続的に成長させ、かつ網点の重心
の移動が最小となるように成長させることが、トーンジ
ャンプの発生を防止する上で好ましい(請求項3記載の
発明)。
【0020】また、この発明は、請求項1〜3記載の発
明に対応して、網目版を出力する網目版出力装置にも適
用することができる(請求項4〜6記載の発明)。
【0021】さらに、この発明は、請求項1〜3記載の
発明に対応して、原稿の濃淡を網点の大きさにより表現
する網目版にも適用することができる(請求項7〜9記
載の発明)。
【0022】さらにまた、この発明は、請求項1〜3記
載の発明に対応して、原稿の濃淡が網点の大きさにより
表現された印刷物にも適用することができる(請求項1
0〜12記載の発明)。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0024】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れた印刷製版システム10の構成を示している。
【0025】図1例の印刷製版システム10は、基本的
には、画像入力部12と制御部14と版出力部16と印
刷部18とから構成される。この印刷製版システム10
は、原稿20から読み取られた連続階調画像に係る網点
画像を有する網目版としてのフイルム版FとPS版Mお
よび印刷物Pを出力するシステムである。なお、フイル
ム版F、PS版Mおよび印刷物Pは、原稿20から読み
取られた連続階調画像に係る網点画像を表現する媒体と
なるので、それぞれ画像再現媒体として機能する。
【0026】画像入力部12は、この実施の形態ではス
キャナ22により構成されている。スキャナ22では、
光源からの光が照射されて副走査方向に相対的に移送さ
れる原稿20からの反射光あるいは透過光が、CCDリ
ニアイメージセンサ等の光電変換素子に導かれ該リニア
イメージセンサにより原稿20が電気的に主走査される
ことで原稿20の全体が2次元的に走査され、光電変換
素子を通じて電気信号であるアナログ画像信号(画素信
号)に変換される。
【0027】原稿20の2次元画像に係るアナログ画像
信号は、A/D変換器によりR(赤),G(緑),B
(青)各色用のデジタル画像データ(デジタル画像信号
ともいう。)に変換されて画像入力部12、すなわちス
キャナ22から出力される。
【0028】ここで、デジタル画像データを出力する画
像入力部12としては、スキャナ22に限らず、DVD
(digital video disk)等の画像記録ディスク(画像記
録媒体)、通信ネットワーク、デジタルスチルカメラ
等、結果としてデジタル画像データを出力する媒体であ
ればよい。
【0029】制御部14は、画像処理部としてのコンピ
ュータ24と、このコンピュータ24から出力されるデ
ジタル画像データGを、網点形成用の2値画像データ
(2値走査画像データ)Hあるいは、4値等の多値画像
データ(多値走査画像データ)に変換するRIP(rast
er image processor)26とから構成される。
【0030】この実施の形態において、RIP26は、
後述するように、フイルム版FあるいはPS版Mを黒化
あるいは非黒化するためのレーザ光をオンオフするため
の2値画像データHを出力する。4値等の多値の網点画
像をフイルム版F等に形成するためには、たとえば、レ
ーザ駆動電流を変化させればよい。
【0031】制御部14を構成するコンピュータ24
は、スキャナ22から供給されるR,G,Bデジタル画
像データに対して、必要に応じて色補正処理、シャープ
ネス処理の他、R,G,Bデジタル画像データからC,
M,Y,Kデジタル画像データ(単に、デジタル画像デ
ータともいう。)Gへの3色4色変換処理、解像度変換
処理等を行い、画像処理後のデジタル画像データGを出
力する。
【0032】なお、この実施の形態では、デジタル画像
データGをC,M,Y,Kの4色要素(複数色要素)と
しているが、たとえば、原稿20がモノクローム原稿で
ある場合等には、K版のみの1色要素のデジタル画像デ
ータGを取り扱えばよい。
【0033】C,M,Y,K各デジタル画像データGの
階調は、それぞれ、たとえば、値0、1、2、…、25
5の256階調をとる。なお、値0がハイライト側、値
255がシャドー側である。値を網%値に換算すれば、
値0が0%、値255が100%、値128が50%で
ある。この明細書において、網%値が0〜50%未満の
ときにはハイライト側、50%超〜100%のときには
シャドー側という。また、網%が50%のときは中間値
という。
【0034】コンピュータ24により所定の処理がなさ
れたデジタル画像データGは、RIP26を構成する比
較部28の比較入力に供給されるとともに、アドレス計
算部30に供給される。
【0035】RIP26は、比較部28、アドレス計算
部30の他、記憶装置であるスーパーセル閾値テンプレ
ート(閾値マトリクスあるいは網点閾値データともい
う。)32および網属性入力部34とから構成される。
【0036】アドレス計算部30は、コンピュータ24
から供給されるデジタル画像データ(画素データ)Gの
各アドレスから、スーパーセル閾値テンプレート32上
のX軸とY軸のアドレスを表すアドレスAD=AD
(x,y)を計算してスーパーセル閾値テンプレート3
2に供給する。
【0037】スーパーセル閾値テンプレート32は、そ
の指定されたアドレスADに格納されている閾値(ここ
では、値0、1、2、…、255の256階調の閾値デ
ータのうちのいずれかの値)Tを読み出して比較部28
の基準入力に供給する。
【0038】この場合、スーパーセル閾値テンプレート
32としては、網属性入力部34により指定された網属
性(スクリーン線数、網角度および網形状)に対応する
ものが使用される。
【0039】スーパーセルは、複数の網点(網点セルと
もいう。)から構成されている。一般に、網点生成技術
分野においては、出力解像度により定まる画素グリッド
(黒化単位である画素の集合体をいい、出力解像度で画
素が縦横に整然と並んでいる状態をイメージすればよ
い。)上にスーパーセルを設定し、設定したスーパーセ
ルを網点セルに分割し、分割した網点セル内の各画素に
対応して閾値を割り当てて網点閾値を生成するようにさ
れており、閾値が割り当てられた複数の網点セルから構
成されるスーパーセルをスーパーセル閾値テンプレート
32という。なお、閾値が割り当てられた各網点セル
は、それぞれ、閾値テンプレートあるいは閾値マトリク
スという。
【0040】後述するように、この発明では、この閾値
テンプレートへの閾値の割り付け、換言すれば、網点の
成長のさせ方に特徴がある。
【0041】なお、スーパーセルに関連して網点を生成
する技術の参考文献として、上述した「ポストスクリプ
ト・スクリーニング」を挙げることができる。
【0042】このように複数の網点セルから構成される
スーパーセルを考えることで、スクリーン線数と網角度
をより細かく変化させることが可能となり、指定された
スクリーン線数と網角度により近い値を選択することが
できるという有利さがある。
【0043】前記の比較部28では、デジタル画像デー
タGと閾値Tについて、G≧T→1(レーザ光オン、黒
化)、G<T→0(レーザ光オフ、非黒化、白抜け)の
大小比較演算を行い、この比較演算結果の値1または値
0をとる2値網点画像データ(2値データ、2値画像デ
ータ、網点画像データ、網点階調データあるいはデジタ
ル網点データともいう。)Hを出力する。
【0044】RIP26により作成された網点画像デー
タHは、版出力部(網目版出力部ともいう。)16を構
成するフイルムセッター36あるいはCTP38に供給
される。また、網点画像データHは、CTC機能をも有
する印刷機42に供給される。
【0045】ここで、版出力部16は、フイルムセッタ
ー36、CTP38および露光機・現像機40とから構
成されている。
【0046】網目版出力装置としてのフイルムセッター
36は、網点画像データHに基づいてオンオフされるレ
ーザ光により未露光のフイルムを走査露光した後現像し
て、網点画像が形成された網目版としてのフイルム版F
を出力する。
【0047】次いで、網目版出力装置としての露光機・
現像機40は、フイルム版FとPS版原版を重ねて密着
させ露光機部において光源によりアナログ露光し、露光
後のPS版原版を現像機部において現像して網点画像の
形成された網目版としてのPS版Mを作成する。
【0048】一方、CTP38は、RIP26の出力で
ある網点画像データHから直接PS版Mを作成する。
【0049】PS版Mは、刷版として印刷部18を構成
する印刷物作成装置としての印刷機42に装着される。
【0050】なお、印刷機42として、内部のシリンダ
に巻き付けられた刷版原版を、レーザ光により直接露光
記録して網目版としての刷版を作成するCTC機能を有
するデジタル印刷機が使用される場合には、網点画像デ
ータHから直接網目版としての刷版が作成される(図1
中、CTCのルート)。
【0051】印刷機42では、装着されている刷版に対
してインキが付けられ、刷版に付けられたインキが印画
紙等のシート上に転移されることで、シート上に画像が
形成された所望の印刷物Pを得ることができる。
【0052】なお、実際上、C,M,Y,K各版毎に刷
版が作成され、各シリンダに装着されて多色刷りが行わ
れることで、印刷物P上にカラー画像が形成される。
【0053】次に、スーパーセル閾値テンプレート32
を構成する各閾値テンプレート(各閾値マトリクス)に
基づき、フイルム版F、PS版Mあるいは印刷物P上に
形成される網点の形状について説明する。
【0054】図2は、網%に換算した網点画像データH
による、この実施の形態に係る網点形状のフイルム版F
あるいはPS版Mあるいは印刷物Pでの成長の仕方例を
示している。
【0055】図2において、網%が0%のときには、何
も黒化されない網点50aとなる。
【0056】次に、網%が0%から第1のハイライトH
L1%までの第1の変域101においては、網点が円形
(または楕円形)で成長する網点50bとされる。
【0057】次いで、網%が第1のハイライトHL1%
から、この第1のハイライトHL1%より大きい値の第
2のハイライトHL2%までの第2の変域102におい
ては、網点が円形(または楕円形)から四角形(正方形
またはひし形)に形状を変化しながら成長する網点50
cとする。
【0058】次に、網%が第2のハイライトHL2%か
ら50%を経由して第2のシャドーSD2%までの網%
の中間値50%を含む第3の変域103a、103bに
おいては、網点が四角形で成長する網点50d、50e
とする。
【0059】さらに、網%が第2のシャドーSD2%か
らこの第2のシャドーSD2%より大きい値の第1のシ
ャドーSD1%までの第4の変域104においては、網
点を四角形から円形(または楕円形)に形状を変化させ
ながら成長する網点50fとする。
【0060】最後に、網%が第1のシャドーSD1%か
ら100%までの第5の変域105においては、網点を
円形(または楕円形)で成長させる網点50gとする。
【0061】図2に示すような網点成長形状となるよう
に、スーパーセル閾値テンプレート32を構成する各閾
値テンプレートの閾値配列を行えばよい。なお、網点の
ドット形状を規定する閾値配列は、ポストスクリプト言
語のスポット関数によっても記述することができる。
【0062】図3は、図2に示した網点ドット成長の模
式図を拡大し、かつ1枚にまとめた模式図を示してい
る。
【0063】図3においてハッチングして示した網点ド
ット60は、円形ドットの実際の黒化ドット形状(ドッ
ト数は29個=25個+4個)を示しており、この網点
ドット60は、模式的には円形の網点ドット60Aとし
て表される。この実施の形態において、網点51は、ハ
イライト側の円形の網点ドット60A→ハイライト側の
円形の網点ドット60B→ハイライト側の四角形の網点
ドット60C→四角形の網点ドット60D(網%が50
%)→シャドー側の四角形の網点ドット60E→シャド
ー側の円形の網点ドット60F→シャドー側の円形の網
点ドット60Gの順で黒化成長する。
【0064】なお、図4は、参考のために掲げた従来技
術に係る幾何形状混成ドットの網点52を示している。
この従来技術に係る幾何形状混成ドットの網点52で
は、ハイライト側の円形の網点ドット60A(正確には
網点ドット60)→ハイライト側の円形の網点ドット6
0B→ハイライト側の円形の網点ドット60C′→四角
形の網点ドット60D(網%50%)→シャドー側の円
形の網点ドット60E′→シャドー側の円形の網点ドッ
ト60F→シャドー側の円形の網点ドット60Gの順で
成長する。図4中、点線で示した網点ドット60C、6
0Eは、図3に示した本案の網点ドットである。
【0065】図5は、図3に示した網点51の中、ハイ
ライト側の四角形の網点ドット60C→四角形の網点ド
ット60D(網%が50%)→シャドー側の四角形の網
点ドット60Eまでの網点ドット、換言すれば、網%が
第2のハイライトHL2%(図2中、網点50c参照)
から50%を経由して第2のシャドーSD2%(図2
中、網点50e参照)までの網%の中間値50%を含む
第3の変域103a、103bにける網点が四角形で成
長する網点50d、50eにおける網点ドットの成長の
させ方を説明している。なお、ドットの数は、理解の容
易化のために図3例の数とは異なる少ない数としてい
る。
【0066】図5において、黒化ドット数を13個で描
いた点対称図形の四角形の網点ドット62aから網点を
成長させる際に、ある辺(図5例では左下辺)で、矢印
で示す黒化ドット63、64、65の順(結局、黒化ド
ット63、64、65を発生させる閾値テンプレート3
2の閾値は、黒化ドット63、64、65の順で大きな
値としている。)で連続的に成長させた網点ドット62
bを形成し、次に、前記ある辺の対辺(図5例では右上
辺)で、矢印で示す黒化ドット66、67、68の順で
連続的に成長する網点ドット62cを形成する。次に、
残りの辺(図5例では右下辺)で黒化ドット69、7
0、71の順で連続的に成長する網点ドット62dを形
成し、さらに前記残りの辺の対辺(図5例では左上辺)
で黒化ドット72、73、74の順で連続的に成長する
網点ドット62eを形成する。網点ドット62cおよび
四角形の網点ドット62eも点対称図形となる。このよ
うに網点を成長させれは、網点の重心の移動が最小とな
る。また、網点を辺毎に成長させているので、いわゆる
点の付きがよくなり、印刷工程においても良好な結果が
得られる。
【0067】図6は、図5と同様に、網点を四角形(正
方形あるいはひし形)で成長させる際に、各辺毎に連続
的に成長させ、かつ網点の重心の移動が最小となるよう
に成長させる他の例を示している。
【0068】この図6例では、黒化ドット数を9個で描
いた四角形(正方形)の網点ドット80aからその下辺
側を矢印で示すように左側から右側に連続的に成長させ
た網点ドット80bを形成し、さらに、上辺側を矢印で
示すように右側から左側に連続的に成長させた網点ドッ
ト80cを形成し、さらに、右辺側を矢印で示すように
下側から上側に連続的に成長させた網点ドット80dを
形成し、さらに左辺側を矢印で示すように上側から下側
に連続的に成長させた網点ドット80eを形成するよう
にしている。この網点ドット80eは、正方形の網点ド
ットである。以下、同様の手順で網点ドットを成長させ
ることができる。この図6例においても、網点を辺毎に
成長させているので、いわゆる点の付きがよくなり、印
刷工程においても良好な結果が得られる。
【0069】図7、図8は、以上のように説明した本案
に係るグラデーションスケール82、84を示してい
る。グラデーションスケール82は、図2で説明した網
点ドットの成長の仕方に対応するものであり、グラデー
ションスケール84は、グラデーションスケール82に
おいて円形で成長する部分を楕円形で成長する部分とし
たものである。すなわち、グラデーションスケール8
2、84では、以下の(1)〜(5)で説明する順に網
点ドットが成長する。 (1) 網%が0%から第1のハイライトHL1%(こ
の例では、HL1%=25%)の第1の変域(領域)1
01では、円形(図7)または楕円形(図8)で網点ド
ットが成長する。 (2) 第1のハイライトHL1%から第2のハイライ
トHL2%(この例では、HL2%=32%)の第2の
変域102では、円形または楕円形から正方形(図7)
またはひし形(図8)に形状を変更しながら網点ドット
が成長する。 (3) 第2のハイライトHL2%から第2のシャドー
SD2%(この例では、SD2%=68%)の第3の変
域103a、103bでは、正方形(図7)またはひし
形(図8)で網点ドットが成長する。 (4) 第2のシャドーSD2%から第1のシャドーS
D1%(この例では、SD1%=75%)の第4の変域
104では、正方形またはひし形から円形(図7)また
は楕円形(図8)に形状を変更しながら網点ドットが成
長する。 (5) 第1のシャドーSD1%から100%の第5の
変域105では、円形(図7)または楕円形(図8)で
網点ドットが成長する。
【0070】このように上述した実施の形態に係る網点
ドットの成長の仕方とすることにより、フイルム版F、
PS版Mおよび印刷物Pの各作成時において、ハイライ
ト部分では点の付きがよく、かつシャドー部分での点の
抜けがよく、さらに、50%および78.5%付近での
トーンジャンプが発生しないという効果が達成される。
【0071】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ハイライト部分から中間調部分を経由してシャドー
部分までの全領域でのトーンジャンプが解消され、より
滑らかな階調再現を得ることができるという効果が達成
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用された印刷製版
システムの基本的な構成例を示すブロック図である。
【図2】この実施の形態に係る網点形状の成長の仕方例
を示す説明図である。
【図3】図2に示した網点ドット成長の模式図を拡大
し、かつ1枚にまとめた模式図である。
【図4】従来技術に係る幾何形状混成ドットの網点ドッ
トの成長の仕方の説明に供される模式図である。
【図5】四角形で成長する網点ドットの成長のさせ方の
例を示す説明図である。
【図6】四角形で成長する網点ドットの成長のさせ方の
他の例を示す説明図である。
【図7】この発明の一実施の形態に係るグラデーション
スケールの例示図である。
【図8】この発明の他の実施の形態に係るグラデーショ
ンスケールの例示図である。
【図9】従来技術に係るひし形ドットのグラデーション
スケールの例示図である。
【図10】従来技術に係る円形ドットのグラデーション
スケールの例示図である。
【図11】従来技術に係る幾何形状混成ドットのグラデ
ーションスケールの例示図である。
【符号の説明】
2、4、6、82、84…グラデーションスケール 10…印刷製版システム 12…画像入力部 14…制御部 16…版出力部 18…印刷部 20…原稿 22…スキャナ 24…コンピュー
タ(画像処理部) 26…RIP 28…比較部 30…アドレス計算部 32…スーパーセ
ル閾値テンプレート 34…網属性入力部 36…フイルムセ
ッター 38…CTP 40…露光機・現
像機 42…印刷機 50a、50b、50c、50d、50e…網点 60…網点ドット 63、64、65
…黒化ドット F…フイルム版 M…PS版 P…印刷物

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1色要素または複数色要素からなるデジタ
    ル画像データを画像再現媒体上に画像として再現する際
    に、一定間隔で並んだ大きさが変化する網点を前記画像
    再現媒体上に2値出力あるいは多値出力により形成して
    前記画像の階調を網点により再現する階調再現方法にお
    いて、 網%が0%から第1のハイライト%までの第1の変域に
    おいては、前記網点を円形または楕円形で成長させ、 前記第1のハイライト%から該第1のハイライト%より
    大きい値の第2のハイライト%までの第2の変域におい
    ては、前記網点を円形または楕円形から正方形またはひ
    し形に形状を変化させながら成長させ、 前記第2のハイライト%から第2のシャドー%までの第
    3の変域においては、前記網点を正方形またはひし形で
    成長させ、 前記第2のシャドー%から該第2のシャドー%より大き
    い値の第1のシャドー%までの第4の変域においては、
    前記網点を正方形またはひし形から円形または楕円形に
    形状を変化させながら成長させ、 前記第1のシャドー%から100%までの第5の変域に
    おいては、前記網点を円形または楕円形で成長させるこ
    とを特徴とする網点による階調再現方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の網点による階調再現方法に
    おいて、 前記第2のハイライト%は48%以下であり、前記第2
    のシャドー%は52%以上であることを特徴とする網点
    による階調再現方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の網点による階調再
    現方法において、 前記網点を前記正方形またはひし形で成長させる際、各
    辺ごとに連続的に成長させ、かつ網点の重心の移動が最
    小となるように成長させることを特徴とする網点による
    階調再現方法。
  4. 【請求項4】網点からなる網目版を出力する網目版出力
    装置において、 網%が0%から第1のハイライト%までの第1の変域に
    おいて前記網点を円形または楕円形で成長させる第1の
    網点生成手段と、 前記第1のハイライト%から該第1のハイライト%より
    大きい値の第2のハイライト%までの第2の変域におい
    て、前記網点を円形または楕円形から正方形またはひし
    形に形状を変化させながら成長させる第2の網点生成手
    段と、 前記第2のハイライト%から第2のシャドー%までの第
    3の変域において前記網点を正方形またはひし形で成長
    させる第3の網点生成手段と、 前記第2のシャドー%から該第2のシャドー%より大き
    い値の第1のシャドー%までの第4の変域において、前
    記網点を正方形またはひし形から円形または楕円形に形
    状を変化させながら成長させる第4の網点生成手段と、 前記第1のシャドー%から100%までの第5の変域に
    おいて、前記網点を円形または楕円形で成長させる第5
    の網点生成手段とを有することを特徴とする網目版出力
    装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の網目版出力装置において、 前記第2のハイライト%は48%以下であり、前記第2
    のシャドー%は52%以上であることを特徴とする網目
    版出力装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の網目版出力装置に
    おいて、 前記網点を前記正方形またはひし形で成長させる際、各
    辺ごとに連続的に成長させ、かつ網点の重心の移動が最
    小となるように成長させることを特徴とする網目版出力
    装置。
  7. 【請求項7】原稿の濃淡を網点の大きさにより表現する
    網目版において、 網%が0%から第1のハイライト%までの第1の変域に
    おいて前記網点が円形または楕円形で形成された第1の
    網目版部と、 前記第1のハイライト%から該第1のハイライト%より
    大きい値の第2のハイライト%までの第2の変域におい
    て、前記網点が円形または楕円形から正方形またはひし
    形に形状が変化して成長している第2の網目版部と、 前記第2のハイライト%から第2のシャドー%までの第
    3の変域において前記網点を正方形またはひし形で形成
    された第3の網目版部と、 前記第2のシャドー%から該第2のシャドー%より大き
    い値の第1のシャドー%までの第4の変域において、前
    記網点が正方形またはひし形から円形または楕円形に形
    状が変化して成長している第4の網目版部と、 前記第1のシャドー%から100%までの第5の変域に
    おいて、前記網点が円形または楕円形で形成された第5
    の網目版部とを有することを特徴とする網目版。
  8. 【請求項8】請求項7記載の網目版において、 前記第2のハイライト%は48%以下であり、前記第2
    のシャドー%は52%以上であることを特徴とする網目
    版。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の網目版において、 前記網点が前記正方形またはひし形であるとき、各網点
    が、各辺ごとに連続的に成長し、かつ網点の重心の移動
    が最小となるように成長している形状を有することを特
    徴とする網目版。
  10. 【請求項10】原稿の濃淡が網点の大きさにより表現さ
    れた印刷物において、 網%が0%から第1のハイライト%までの第1の変域に
    おいて前記網点が円形または楕円形で形成された第1の
    印刷部と、 前記第1のハイライト%から該第1のハイライト%より
    大きい値の第2のハイライト%までの第2の変域におい
    て、前記網点が円形または楕円形から正方形またはひし
    形に形状が変化して成長している第2の印刷部と、 前記第2のハイライト%から第2のシャドー%までの第
    3の変域において前記網点を正方形またはひし形で形成
    された第3の印刷部と、 前記第2のシャドー%から該第2のシャドー%より大き
    い値の第1のシャドー%までの第4の変域において、前
    記網点が正方形またはひし形から円形または楕円形に形
    状が変化して成長している第4の印刷部と、 前記第1のシャドー%から100%までの第5の変域に
    おいて、前記網点が円形または楕円形で形成された第5
    の印刷部とを有することを特徴とする印刷物。
  11. 【請求項11】請求項10記載の印刷物において、 前記第2のハイライト%は48%以下であり、前記第2
    のシャドー%は52%以上であることを特徴とする印刷
    物。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載の印刷物にお
    いて、 前記網点が前記正方形またはひし形であるとき、各網点
    が、各辺ごとに連続的に成長し、かつ網点の重心の移動
    が最小となるように成長している形状を有することを特
    徴とする印刷物。
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