JP2000332546A - 受光アンプ回路 - Google Patents
受光アンプ回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波領域のノイズを低減することができる
受光アンプ回路を提供する。 【解決手段】 受光アンプ回路を、受光素子PD1が接
続されると共に、第1のゲイン抵抗Rf1と第1の位相
補償容量Cf1を並列接続した帰還回路を有する第1の
前置アンプA1と、第2のゲイン抵抗Rf2と第2の位
相補償容量Cf2を並列接続した帰還回路を有する第2
の前置アンプA2と、第1の前置アンプA1と第2の前
置アンプA2の出力電圧の差をとるための差動アンプA
3とを有し、上記第2の位相補償容量Cf2を第1の位
相補償容量Cf1より大きくして構成する。
受光アンプ回路を提供する。 【解決手段】 受光アンプ回路を、受光素子PD1が接
続されると共に、第1のゲイン抵抗Rf1と第1の位相
補償容量Cf1を並列接続した帰還回路を有する第1の
前置アンプA1と、第2のゲイン抵抗Rf2と第2の位
相補償容量Cf2を並列接続した帰還回路を有する第2
の前置アンプA2と、第1の前置アンプA1と第2の前
置アンプA2の出力電圧の差をとるための差動アンプA
3とを有し、上記第2の位相補償容量Cf2を第1の位
相補償容量Cf1より大きくして構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROMドラ
イバ等に用いられる光ピックアップ用受光アンプ回路に
関する。
イバ等に用いられる光ピックアップ用受光アンプ回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、CD−ROMドライバ等の高
速化に伴い、高速応答が必要な受光アンプ回路において
低ノイズ化が求められている。
速化に伴い、高速応答が必要な受光アンプ回路において
低ノイズ化が求められている。
【0003】CD−ROMドライバ等に用いられる従来
の光ピックアップ用受光アンプ回路は、図4に示すよう
に、フォトダイオード等の受光素子PD91が接続され
ると共に、第1のゲイン抵抗Rf91と第1の位相補償
容量Cf91を並列接続した帰還回路を有する第1の前
置アンプA91と、第2のゲイン抵抗Rf92と第2の
位相補償容量Cf92を並列接続した帰還回路を有する
第2の前置アンプA92と、第1の前置アンプA91と
第2の前置アンプA92の出力電圧の差をとるための差
動アンプA93とを有し、第1の前置アンプA91は抵
抗R93を介して差動アンプA93の非反転入力端子に
接続され、第2の前置アンプA92は抵抗R94を介し
て差動アンプA93の反転入力端子に接続されている。
更に、差動アンプA93の非反転入力端子には、基準電
圧Vrefが抵抗R95を介して印加されている。
の光ピックアップ用受光アンプ回路は、図4に示すよう
に、フォトダイオード等の受光素子PD91が接続され
ると共に、第1のゲイン抵抗Rf91と第1の位相補償
容量Cf91を並列接続した帰還回路を有する第1の前
置アンプA91と、第2のゲイン抵抗Rf92と第2の
位相補償容量Cf92を並列接続した帰還回路を有する
第2の前置アンプA92と、第1の前置アンプA91と
第2の前置アンプA92の出力電圧の差をとるための差
動アンプA93とを有し、第1の前置アンプA91は抵
抗R93を介して差動アンプA93の非反転入力端子に
接続され、第2の前置アンプA92は抵抗R94を介し
て差動アンプA93の反転入力端子に接続されている。
更に、差動アンプA93の非反転入力端子には、基準電
圧Vrefが抵抗R95を介して印加されている。
【0004】ここで、第1の位相補償容量Cf91と第
2の位相補償容量Cf92を同一の値に設定し、第1の
前置アンプA91と第2の前置アンプA92の交流的特
性を一致させることで、電源ラインノイズ等の同相ノイ
ズに対して不感のアンプを構成していた。
2の位相補償容量Cf92を同一の値に設定し、第1の
前置アンプA91と第2の前置アンプA92の交流的特
性を一致させることで、電源ラインノイズ等の同相ノイ
ズに対して不感のアンプを構成していた。
【0005】即ち、Rf91=Rf92、Cf91=C
f92のとき、第1の前置アンプA91と第2の前置ア
ンプA92は、同一の増幅率でノイズを増幅し、同一の
ノイズ電圧を出力する。このとき、差動アンプA93
は、同一のノイズ電圧が入力されても、ノイズ成分を増
幅しないので、電源ラインノイズ等の同相ノイズに対し
て不感となる。
f92のとき、第1の前置アンプA91と第2の前置ア
ンプA92は、同一の増幅率でノイズを増幅し、同一の
ノイズ電圧を出力する。このとき、差動アンプA93
は、同一のノイズ電圧が入力されても、ノイズ成分を増
幅しないので、電源ラインノイズ等の同相ノイズに対し
て不感となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来の受光
アンプ回路では、第1の前置アンプA91の位相補償容
量Cf91と、第2の前置アンプA92の位相補償容量
Cf92を同一に設定している。第1の前置アンプA9
1は、数十MHz程度迄応答できる高速アンプであるの
で、第2の前置アンプA92も同様の高速アンプとな
り、高周波領域までのノイズを発生することになる。
アンプ回路では、第1の前置アンプA91の位相補償容
量Cf91と、第2の前置アンプA92の位相補償容量
Cf92を同一に設定している。第1の前置アンプA9
1は、数十MHz程度迄応答できる高速アンプであるの
で、第2の前置アンプA92も同様の高速アンプとな
り、高周波領域までのノイズを発生することになる。
【0007】差動アンプA93は、第1の前置アンプA
91の出力電圧と第2の前置アンプA92の出力電圧の
差をとるためのものであるが、第1の前置アンプA91
及び第2の前置アンプA92で発生するノイズはそれぞ
れ独立であり任意に発生している。従って、差動アンプ
A93においては、第1の前置アンプA91で発生する
ノイズと、第2の前置アンプA92で発生するノイズを
それぞれ独立に増幅することになる。
91の出力電圧と第2の前置アンプA92の出力電圧の
差をとるためのものであるが、第1の前置アンプA91
及び第2の前置アンプA92で発生するノイズはそれぞ
れ独立であり任意に発生している。従って、差動アンプ
A93においては、第1の前置アンプA91で発生する
ノイズと、第2の前置アンプA92で発生するノイズを
それぞれ独立に増幅することになる。
【0008】このため、仮に差動アンプA93で発生す
るノイズを無視すると、差動アンプA93の出力には、
第1の前置アンプA91で発生したノイズと第2の前置
アンプA92で発生したノイズを加えたノイズを、更に
差動アンプA93で増幅することになり、高周波領域ま
での大きなノイズを生じる。
るノイズを無視すると、差動アンプA93の出力には、
第1の前置アンプA91で発生したノイズと第2の前置
アンプA92で発生したノイズを加えたノイズを、更に
差動アンプA93で増幅することになり、高周波領域ま
での大きなノイズを生じる。
【0009】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、高周波領域のノイズを低減することが
できる受光アンプ回路を提供することを目的とする。
するものであり、高周波領域のノイズを低減することが
できる受光アンプ回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の受光アンプ回路
は、受光素子が接続されると共に、第1のゲイン抵抗と
第1の位相補償容量を並列接続した帰還回路を有する第
1の前置アンプと、第2のゲイン抵抗と第2の位相補償
容量を並列接続した帰還回路を有する第2の前置アンプ
と、該第1の前置アンプと該第2の前置アンプの出力電
圧の差をとるための差動アンプとを有し、該第2の位相
補償容量を該第1の位相補償容量より大きくしており、
そのことにより上記目的が達成される。
は、受光素子が接続されると共に、第1のゲイン抵抗と
第1の位相補償容量を並列接続した帰還回路を有する第
1の前置アンプと、第2のゲイン抵抗と第2の位相補償
容量を並列接続した帰還回路を有する第2の前置アンプ
と、該第1の前置アンプと該第2の前置アンプの出力電
圧の差をとるための差動アンプとを有し、該第2の位相
補償容量を該第1の位相補償容量より大きくしており、
そのことにより上記目的が達成される。
【0011】前記第2の前置アンプの入力側に、前記受
光素子と同一特性の第2の受光素子を遮光状態で設ける
構成としてもよい。
光素子と同一特性の第2の受光素子を遮光状態で設ける
構成としてもよい。
【0012】好ましくは、前記第2の前置アンプの時定
数が約0.21μsec以上である構成とする。
数が約0.21μsec以上である構成とする。
【0013】好ましくは、前記第2の位相補償容量が約
7pF以上である構成とする。
7pF以上である構成とする。
【0014】前記第2の位相補償容量が、絶縁層による
容量である構成とすることができる。
容量である構成とすることができる。
【0015】前記第2の位相補償容量が、絶縁層を金属
層と半導体層で挟んだ構造からなり、該金属層が前記第
2の前置アンプの入力側に接続され、該半導体層が該第
2の前置アンプの出力側に接続される構成とすることが
できる。
層と半導体層で挟んだ構造からなり、該金属層が前記第
2の前置アンプの入力側に接続され、該半導体層が該第
2の前置アンプの出力側に接続される構成とすることが
できる。
【0016】以下に、本発明の作用について説明する。
【0017】上記構成によれば、受光素子が接続される
と共に、第1のゲイン抵抗と第1の位相補償容量を並列
接続した帰還回路を有する第1の前置アンプと、第2の
ゲイン抵抗と第2の位相補償容量を並列接続した帰還回
路を有する第2の前置アンプと、第1の前置アンプと第
2の前置アンプの出力電圧の差をとるための差動アンプ
とを有する受光アンプ回路において、第2の位相補償容
量を第1の位相補償容量より大きくしているので、第2
の前置アンプの応答性が第1の前置アンプの応答性より
も低下し、第2の前置アンプで発生する高周波領域のノ
イズが低減する。
と共に、第1のゲイン抵抗と第1の位相補償容量を並列
接続した帰還回路を有する第1の前置アンプと、第2の
ゲイン抵抗と第2の位相補償容量を並列接続した帰還回
路を有する第2の前置アンプと、第1の前置アンプと第
2の前置アンプの出力電圧の差をとるための差動アンプ
とを有する受光アンプ回路において、第2の位相補償容
量を第1の位相補償容量より大きくしているので、第2
の前置アンプの応答性が第1の前置アンプの応答性より
も低下し、第2の前置アンプで発生する高周波領域のノ
イズが低減する。
【0018】この場合に、第1の前置アンプと第2の前
置アンプの交流的特性が不一致となり、電源ラインノイ
ズ等の同相ノイズに対しては弱くなることが懸念される
が、CD−ROM用ピックアップ回路においては電源ラ
インと接地間にノイズ除去用のバイパスコンデンサが接
続されているので、このコンデンサにより上記の同相ノ
イズは除去されるため電源ラインノイズの問題は回避で
きる。
置アンプの交流的特性が不一致となり、電源ラインノイ
ズ等の同相ノイズに対しては弱くなることが懸念される
が、CD−ROM用ピックアップ回路においては電源ラ
インと接地間にノイズ除去用のバイパスコンデンサが接
続されているので、このコンデンサにより上記の同相ノ
イズは除去されるため電源ラインノイズの問題は回避で
きる。
【0019】より詳しくは、第2の前置アンプにおい
て、第2のゲイン抵抗Rf2と位相補償用コンデンサC
f2を並列接続した帰還回路により積分回路が構成さ
れ、同様に第1の前置アンプにおいて、第1のゲイン抵
抗Rf1と位相補償用コンデンサCf1を並列接続した
帰還回路により積分回路が構成されているとすると、第
2の前置アンプの高域遮断周波数fc2は、1/(2π
・Rf2・Cf2)で決定され、第1の前置アンプの高
域遮断周波数fc1は、1/(2π・Rf1・Cf1)
で決定される。
て、第2のゲイン抵抗Rf2と位相補償用コンデンサC
f2を並列接続した帰還回路により積分回路が構成さ
れ、同様に第1の前置アンプにおいて、第1のゲイン抵
抗Rf1と位相補償用コンデンサCf1を並列接続した
帰還回路により積分回路が構成されているとすると、第
2の前置アンプの高域遮断周波数fc2は、1/(2π
・Rf2・Cf2)で決定され、第1の前置アンプの高
域遮断周波数fc1は、1/(2π・Rf1・Cf1)
で決定される。
【0020】Cf2>Cf1、Rf1=Rf2の条件
で、上記の各式の関係は、1/(2π・Rf2・Cf
2)<1/(2π・Rf1・Cf1)となる。
で、上記の各式の関係は、1/(2π・Rf2・Cf
2)<1/(2π・Rf1・Cf1)となる。
【0021】即ち、第2の前置アンプの高域遮断周波数
fc2を、第1の前置アンプの高域遮断周波数fc1よ
り下げ、第2の前置アンプの応答性を低下させると共
に、第2の前置アンプで生じていた高周波領域のノイズ
も低下させることが可能となる。
fc2を、第1の前置アンプの高域遮断周波数fc1よ
り下げ、第2の前置アンプの応答性を低下させると共
に、第2の前置アンプで生じていた高周波領域のノイズ
も低下させることが可能となる。
【0022】第2の前置アンプの入力側に、上記受光素
子と同一特性の第2の受光素子を遮光状態で設ける構成
にすると、第2の受光素子でも上記受光素子と同じリー
ク電流が生じるので、これを用いて高温時に増大する受
光素子のリーク電流の影響を相殺することが可能とな
る。
子と同一特性の第2の受光素子を遮光状態で設ける構成
にすると、第2の受光素子でも上記受光素子と同じリー
ク電流が生じるので、これを用いて高温時に増大する受
光素子のリーク電流の影響を相殺することが可能とな
る。
【0023】CD−ROMの再生においては、特に70
0KHz以上の高周波領域でのノイズが問題となるの
で、第2の前置アンプの時定数が約0.21μsec以
上である構成にすると、700kHz以上の周波数のノ
イズの低減を図ることが可能となる。
0KHz以上の高周波領域でのノイズが問題となるの
で、第2の前置アンプの時定数が約0.21μsec以
上である構成にすると、700kHz以上の周波数のノ
イズの低減を図ることが可能となる。
【0024】第1の前置アンプ及び第2の前置アンプの
ゲインを決めている負帰還抵抗は30KΩ以上の抵抗が
必要であるので、第2の位相補償容量が約7pF以上で
ある構成にすることで、上述した700kHz以上の周
波数のノイズの低減を図ることが可能となる。
ゲインを決めている負帰還抵抗は30KΩ以上の抵抗が
必要であるので、第2の位相補償容量が約7pF以上で
ある構成にすることで、上述した700kHz以上の周
波数のノイズの低減を図ることが可能となる。
【0025】上記第2の位相補償容量が、絶縁層による
容量である構成にすると、第2の位相補償容量を接合容
量で構成した場合に生じるポップコーンノイズ等のノイ
ズが発生しないので、ノイズの低減を図ることが可能と
なる。
容量である構成にすると、第2の位相補償容量を接合容
量で構成した場合に生じるポップコーンノイズ等のノイ
ズが発生しないので、ノイズの低減を図ることが可能と
なる。
【0026】絶縁層による容量は、例えば、受光アンプ
回路回路において、第2の位相補償容量が、絶縁層を金
属層と半導体層で挟んだ構造からなり、金属層が第2の
前置アンプの入力側に接続され、半導体層が第2の前置
アンプの出力側に接続されている構成にすることができ
る。
回路回路において、第2の位相補償容量が、絶縁層を金
属層と半導体層で挟んだ構造からなり、金属層が第2の
前置アンプの入力側に接続され、半導体層が第2の前置
アンプの出力側に接続されている構成にすることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。
面に基づいて具体的に説明する。
【0028】(実施形態1)図1に、本発明の実施形態
1による受光アンプ回路の構成例を示しており、受光素
子PD1が接続されると共に、第1のゲイン抵抗Rf1
と第1の位相補償容量Cf1を並列接続した帰還回路を
有する第1の前置アンプA1と、第2のゲイン抵抗Rf
2と第2の位相補償容量Cf2を並列接続した帰還回路
を有する第2の前置アンプA2と、第1の前置アンプA
1と第2の前置アンプA2の出力電圧の差をとるための
差動アンプA3とを有し、第2の位相補償容量Cf2を
第1の位相補償容量Cf1より大きく設定している。
1による受光アンプ回路の構成例を示しており、受光素
子PD1が接続されると共に、第1のゲイン抵抗Rf1
と第1の位相補償容量Cf1を並列接続した帰還回路を
有する第1の前置アンプA1と、第2のゲイン抵抗Rf
2と第2の位相補償容量Cf2を並列接続した帰還回路
を有する第2の前置アンプA2と、第1の前置アンプA
1と第2の前置アンプA2の出力電圧の差をとるための
差動アンプA3とを有し、第2の位相補償容量Cf2を
第1の位相補償容量Cf1より大きく設定している。
【0029】第1の前置アンプA1は、抵抗R3を介し
て差動アンプA3の非反転入力端子に接続され、第2の
前置アンプA2は、抵抗R4を介して差動アンプA3の
反転入力端子に接続されている。更に、差動アンプA3
の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが抵抗R5を
介して印加されている。差動アンプA3の反転入力端子
には、負帰還抵抗R6を介して差動アンプA3の出力が
帰還入力されている。
て差動アンプA3の非反転入力端子に接続され、第2の
前置アンプA2は、抵抗R4を介して差動アンプA3の
反転入力端子に接続されている。更に、差動アンプA3
の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが抵抗R5を
介して印加されている。差動アンプA3の反転入力端子
には、負帰還抵抗R6を介して差動アンプA3の出力が
帰還入力されている。
【0030】より詳しくは、図1に示すように、第1の
前置アンプA1では、その出力電圧を第1のゲイン抵抗
Rf1を介して並列帰還している。位相補償用コンデン
サCf2は、第1の前置アンプA1が発振することを防
止している。
前置アンプA1では、その出力電圧を第1のゲイン抵抗
Rf1を介して並列帰還している。位相補償用コンデン
サCf2は、第1の前置アンプA1が発振することを防
止している。
【0031】フォトダイオード等の受光素子PD1は、
受光時に出力する電流をIaとし、第1の前置アンプA
1の無信号時の出力電圧をVdで表すと、受光時の第1
の前置アンプA1の出力電圧V1は、下記(1)式 V1=Vd+Rf1×Ia・・・(1) で表される。
受光時に出力する電流をIaとし、第1の前置アンプA
1の無信号時の出力電圧をVdで表すと、受光時の第1
の前置アンプA1の出力電圧V1は、下記(1)式 V1=Vd+Rf1×Ia・・・(1) で表される。
【0032】第2の前置アンプA2は、受光素子PD1
を接続していない第1の前置アンプA1と同一構成から
なり、下記(2)式 Rf1=Rf2、Cf2>Cf1・・・(2) の関係を満たす。
を接続していない第1の前置アンプA1と同一構成から
なり、下記(2)式 Rf1=Rf2、Cf2>Cf1・・・(2) の関係を満たす。
【0033】この第2の前置アンプA2において、位相
補償用コンデンサCf2の容量値がCf1の容量値より
大きいことを除いて、第2の前置アンプA2は第1の前
置アンプA1と同一であるので、第2の前置アンプA2
と第1の前置アンプA1は高周波応答性を除いて同一特
性となる。
補償用コンデンサCf2の容量値がCf1の容量値より
大きいことを除いて、第2の前置アンプA2は第1の前
置アンプA1と同一であるので、第2の前置アンプA2
と第1の前置アンプA1は高周波応答性を除いて同一特
性となる。
【0034】従って、直流及び低周波領域での第2の前
置アンプA2の出力電圧V2は、下記(3)式 V2=V1=Vd・・・(3) となる。
置アンプA2の出力電圧V2は、下記(3)式 V2=V1=Vd・・・(3) となる。
【0035】差動アンプA3は、非反転入力端子に抵抗
R5を介して基準電圧Vrefが印加されており、第1
の前置アンプA1の出力電圧と第2の前置アンプA2の
出力電圧の差を増幅している。
R5を介して基準電圧Vrefが印加されており、第1
の前置アンプA1の出力電圧と第2の前置アンプA2の
出力電圧の差を増幅している。
【0036】差動アンプA3において、R3=R4、R
5=R6と設定するとき、その出力電圧V3は、下記
(4)式 V3=(R5/R3)×(V1−V2)+Vref・・・(4) で表される。
5=R6と設定するとき、その出力電圧V3は、下記
(4)式 V3=(R5/R3)×(V1−V2)+Vref・・・(4) で表される。
【0037】上記(1)式、(3)式及び(4)式の関
係から、受光素子PD1に光電流Iaが流れるとき、差
動アンプA3の出力電圧V3は、下記(5)式 V3=(R5/R3)×(Rf1×Ia)+Vref・・・(5) となる。
係から、受光素子PD1に光電流Iaが流れるとき、差
動アンプA3の出力電圧V3は、下記(5)式 V3=(R5/R3)×(Rf1×Ia)+Vref・・・(5) となる。
【0038】次に、アンプの周波数応答及びノイズにつ
いて説明する。
いて説明する。
【0039】第2の前置アンプA2において、第2のゲ
イン抵抗Rf2と位相補償用コンデンサCf2を並列接
続した帰還回路により積分回路が構成され、同様に第1
の前置アンプA1において、第1のゲイン抵抗Rf1と
位相補償用コンデンサCf1を並列接続した帰還回路に
より積分回路が構成されている。
イン抵抗Rf2と位相補償用コンデンサCf2を並列接
続した帰還回路により積分回路が構成され、同様に第1
の前置アンプA1において、第1のゲイン抵抗Rf1と
位相補償用コンデンサCf1を並列接続した帰還回路に
より積分回路が構成されている。
【0040】第2の前置アンプA2の高域遮断周波数f
c2は、下記(6)式 fc2=1/(2π・Rf2・Cf2)・・・(6) で決定される。
c2は、下記(6)式 fc2=1/(2π・Rf2・Cf2)・・・(6) で決定される。
【0041】第1の前置アンプA1の高域遮断周波数f
c1は、下記(7)式 fc1=1/(2π・Rf1・Cf1)・・・(7) で決定される。
c1は、下記(7)式 fc1=1/(2π・Rf1・Cf1)・・・(7) で決定される。
【0042】上記(2)式に示すCf2>Cf1、Rf
1=Rf2の条件で、上記(6)式及び(7)式の関係
は、下記(8)式 1/(2π・Rf2・Cf2)<1/(2π・Rf1・Cf1)・・・(8) となる。
1=Rf2の条件で、上記(6)式及び(7)式の関係
は、下記(8)式 1/(2π・Rf2・Cf2)<1/(2π・Rf1・Cf1)・・・(8) となる。
【0043】即ち、第2の前置アンプA2の高域遮断周
波数fc2を、第1の前置アンプA1の高域遮断周波数
fc1より下げ、第2の前置アンプA2の応答性を低下
させると共に、第2の前置アンプA2で生じていた高周
波領域のノイズも低下させることができる。
波数fc2を、第1の前置アンプA1の高域遮断周波数
fc1より下げ、第2の前置アンプA2の応答性を低下
させると共に、第2の前置アンプA2で生じていた高周
波領域のノイズも低下させることができる。
【0044】(実施形態2)図2に、本発明の実施形態
2による受光アンプ回路の構成例を示しており、受光素
子PD1が接続されると共に、第1のゲイン抵抗Rf1
と第1の位相補償容量Cf1を並列接続した帰還回路を
有する第1の前置アンプA1と、第2のゲイン抵抗Rf
2と第2の位相補償容量Cf2を並列接続した帰還回路
を有する第2の前置アンプA2と、この第2の前置アン
プA2の入力側に遮光状態で設けた、受光素子PD1と
同一特性の第2の受光素子PD2と、第1の前置アンプ
A1と第2の前置アンプA2の出力電圧の差をとるため
の差動アンプA3とを有し、第2の位相補償容量Cf2
を第1の位相補償容量Cf1より大きく設定している。
2による受光アンプ回路の構成例を示しており、受光素
子PD1が接続されると共に、第1のゲイン抵抗Rf1
と第1の位相補償容量Cf1を並列接続した帰還回路を
有する第1の前置アンプA1と、第2のゲイン抵抗Rf
2と第2の位相補償容量Cf2を並列接続した帰還回路
を有する第2の前置アンプA2と、この第2の前置アン
プA2の入力側に遮光状態で設けた、受光素子PD1と
同一特性の第2の受光素子PD2と、第1の前置アンプ
A1と第2の前置アンプA2の出力電圧の差をとるため
の差動アンプA3とを有し、第2の位相補償容量Cf2
を第1の位相補償容量Cf1より大きく設定している。
【0045】第1の前置アンプA1は、抵抗R3を介し
て差動アンプA3の非反転入力端子に接続され、第2の
前置アンプA2は、抵抗R4を介して差動アンプA3の
反転入力端子に接続されている。更に、差動アンプA3
の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが抵抗R5を
介して印加されている。差動アンプA3の反転入力端子
には、負帰還抵抗R6を介して差動アンプA3の出力が
帰還入力されている。
て差動アンプA3の非反転入力端子に接続され、第2の
前置アンプA2は、抵抗R4を介して差動アンプA3の
反転入力端子に接続されている。更に、差動アンプA3
の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが抵抗R5を
介して印加されている。差動アンプA3の反転入力端子
には、負帰還抵抗R6を介して差動アンプA3の出力が
帰還入力されている。
【0046】即ち、図2に示す実施形態2による受光ア
ンプ回路は、上述した実施形態1に対し、第2の前置ア
ンプA2の入力端子にフォトダイオードPD1と同一構
造の配線用メタル等で遮光された第2のフォトダイオー
ドPD2を接続している点で相違し、その他の構成を実
施形態1の場合と同様とするものである。
ンプ回路は、上述した実施形態1に対し、第2の前置ア
ンプA2の入力端子にフォトダイオードPD1と同一構
造の配線用メタル等で遮光された第2のフォトダイオー
ドPD2を接続している点で相違し、その他の構成を実
施形態1の場合と同様とするものである。
【0047】フォトダイオードは、接合面積の大きなP
N接合で構成されるので、高温時には大きなリーク電流
を生じる。
N接合で構成されるので、高温時には大きなリーク電流
を生じる。
【0048】例えば、図1に示す実施形態1による受光
アンプ回路において、フォトダイオードPD1で生じる
無信号時のリーク電流をIcとし、Ic=0のときの第
1の前置アンプA1の出力電圧をVddとするとき、第
1の前置アンプA1の出力電圧V1は、下記(9)式 V1=Vdd+Rf1×Ic・・・(9) で表される。
アンプ回路において、フォトダイオードPD1で生じる
無信号時のリーク電流をIcとし、Ic=0のときの第
1の前置アンプA1の出力電圧をVddとするとき、第
1の前置アンプA1の出力電圧V1は、下記(9)式 V1=Vdd+Rf1×Ic・・・(9) で表される。
【0049】このとき、第2の前置アンプA2の出力電
圧はVddであるので、上記(4)式により、差動アン
プA3の出力電圧V3は、下記(10)式 V3=(R5/R3)×(Rf1×Ic)+Vref・・・(10) で表される。
圧はVddであるので、上記(4)式により、差動アン
プA3の出力電圧V3は、下記(10)式 V3=(R5/R3)×(Rf1×Ic)+Vref・・・(10) で表される。
【0050】従って、フォトダイオードPD1のリーク
電流IcがI−V変換及び増幅され出力電圧V3に現れ
る。即ち、フォトダイオードPD1のリーク電流Icは
受光時の光電流と同様に扱われ、誤動作の原因となる。
電流IcがI−V変換及び増幅され出力電圧V3に現れ
る。即ち、フォトダイオードPD1のリーク電流Icは
受光時の光電流と同様に扱われ、誤動作の原因となる。
【0051】これに対し、図2に示す実施形態2による
受光アンプ回路では、第2の前置アンプA2の入力端子
にもフォトダイオードPD1と同一面積、同一構造の配
線用メタル等で遮光された第2のフォトダイオードPD
2を接続しており、この場合の第2のフォトダイオード
PD2のリーク電流をIdとするとき、第2の前置アン
プA2の出力電圧V2は、下記(11)式 V2=Vdd+Rf2×Id・・・(11) で表される。
受光アンプ回路では、第2の前置アンプA2の入力端子
にもフォトダイオードPD1と同一面積、同一構造の配
線用メタル等で遮光された第2のフォトダイオードPD
2を接続しており、この場合の第2のフォトダイオード
PD2のリーク電流をIdとするとき、第2の前置アン
プA2の出力電圧V2は、下記(11)式 V2=Vdd+Rf2×Id・・・(11) で表される。
【0052】同一面積、同一構造のフォトダイオードの
PN接合におけるリーク電流は等しいので、Ic=Id
である。更に、上記(2)式によりRf1=Rf2であ
る。
PN接合におけるリーク電流は等しいので、Ic=Id
である。更に、上記(2)式によりRf1=Rf2であ
る。
【0053】その結果、上記(9)式及び(11)式よ
り、V1=V2となり、差動アンプA3の出力電圧V3
は、V3=Vrefとなり、フォトダイオードPD1の
リーク電流の影響を排除できる。
り、V1=V2となり、差動アンプA3の出力電圧V3
は、V3=Vrefとなり、フォトダイオードPD1の
リーク電流の影響を排除できる。
【0054】(実施形態3)本発明の実施形態3による
受光アンプ回路は、上述した図1に示す実施形態1又は
図2に示す実施形態2における第2の前置アンプA2の
時定数が、約0.21μsec以上である構成をとる。
ここで、時定数とは、第2のゲイン抵抗Rf2と第2の
位相補償容量Cf2の積で表される。
受光アンプ回路は、上述した図1に示す実施形態1又は
図2に示す実施形態2における第2の前置アンプA2の
時定数が、約0.21μsec以上である構成をとる。
ここで、時定数とは、第2のゲイン抵抗Rf2と第2の
位相補償容量Cf2の積で表される。
【0055】例えば、図1に示す第2の前置アンプA2
において発生するノイズは、この第2の前置アンプA2
で発生するショットノイズと第2のゲイン抵抗Rf2で
発生する熱雑音の和となる。
において発生するノイズは、この第2の前置アンプA2
で発生するショットノイズと第2のゲイン抵抗Rf2で
発生する熱雑音の和となる。
【0056】CD−ROMドライバ等に用いられる光ピ
ックアップ用受光アンプ回路において、微小光電流のI
−V変換のための第1のゲイン抵抗Rf1は、約30K
Ω以上の抵抗を用いる必要があり、第2のゲイン抵抗R
f2も第1のゲイン抵抗Rf1と同一の値をとる。
ックアップ用受光アンプ回路において、微小光電流のI
−V変換のための第1のゲイン抵抗Rf1は、約30K
Ω以上の抵抗を用いる必要があり、第2のゲイン抵抗R
f2も第1のゲイン抵抗Rf1と同一の値をとる。
【0057】第2のゲイン抵抗Rf2で発生する熱雑音
は、抵抗値の平方根に比例するので、第2の前置アンプ
A2で発生するショットノイズより大きくなる。
は、抵抗値の平方根に比例するので、第2の前置アンプ
A2で発生するショットノイズより大きくなる。
【0058】従って、第2の前置アンプA2で発生する
ノイズは、第2のゲイン抵抗Rf2で発生する熱雑音が
支配的となる。
ノイズは、第2のゲイン抵抗Rf2で発生する熱雑音が
支配的となる。
【0059】第2のゲイン抵抗Rf2で発生する熱雑音
Vnは、下記(12)式 Vn=(4k・Rf2・T・Δf)1/2・・・(12) で表される。
Vnは、下記(12)式 Vn=(4k・Rf2・T・Δf)1/2・・・(12) で表される。
【0060】ここで、k:ボルツマン定数、T:絶対温
度、△f:帯域幅である。
度、△f:帯域幅である。
【0061】CD−ROMドライバ等に用いられる光ピ
ックアップ用受光アンプ回路においては、約700KH
z以上の信号を増幅する必要があるので、700KHz
以上の周波数帯域で熱雑音を低減する必要がある。
ックアップ用受光アンプ回路においては、約700KH
z以上の信号を増幅する必要があるので、700KHz
以上の周波数帯域で熱雑音を低減する必要がある。
【0062】図1に示す第2の前置アンプA2におい
て、第2のゲイン抵抗Rf2と位相補償用コンデンサC
f2を並列接続した帰還回路からなる積分回路が構成さ
れており、この第2の前置アンプA2で生じるノイズV
anは、下記(13)式 Van=(4k・Rf2・T・Δf)1/2/(1+j・ω・Rf2・Cf2 )・・・(13) で表される。
て、第2のゲイン抵抗Rf2と位相補償用コンデンサC
f2を並列接続した帰還回路からなる積分回路が構成さ
れており、この第2の前置アンプA2で生じるノイズV
anは、下記(13)式 Van=(4k・Rf2・T・Δf)1/2/(1+j・ω・Rf2・Cf2 )・・・(13) で表される。
【0063】ここで、k:ボルツマン定数、T:絶対温
度、△f:帯域幅、j:虚数単位、ω:角周波数であ
る。
度、△f:帯域幅、j:虚数単位、ω:角周波数であ
る。
【0064】上記(13)式において、時定数であるR
f2×Cf2を0.21μsec以上とすることで、7
00KHz以上の高周波領域で発生する第2の前置アン
プA2のノイズVanの低減を図ることができる。
f2×Cf2を0.21μsec以上とすることで、7
00KHz以上の高周波領域で発生する第2の前置アン
プA2のノイズVanの低減を図ることができる。
【0065】(実施形態4)本発明の実施形態4による
受光アンプ回路は、上述した図1に示す実施形態1又は
図2に示す実施形態2における第2の位相補償容量Cf
2が約7pF以上である構成をとる。
受光アンプ回路は、上述した図1に示す実施形態1又は
図2に示す実施形態2における第2の位相補償容量Cf
2が約7pF以上である構成をとる。
【0066】CD−ROMドライバ等に用いられる光ピ
ックアップ用受光アンプ回路においては、微少光電流の
I−V変換のため第1のゲイン抵抗Rf1は30KΩ以
上の抵抗を用いる必要があり、第2のゲイン抵抗Rf2
も第1のゲイン抵抗Rf1と同一の値をとる。
ックアップ用受光アンプ回路においては、微少光電流の
I−V変換のため第1のゲイン抵抗Rf1は30KΩ以
上の抵抗を用いる必要があり、第2のゲイン抵抗Rf2
も第1のゲイン抵抗Rf1と同一の値をとる。
【0067】上記(13)式で表されるノイズVanに
ついて、Rf2=30KΩで、Rf2×Cf2≧0.2
1μsecであるためには、Cf2≧7pFとする必要
がある。
ついて、Rf2=30KΩで、Rf2×Cf2≧0.2
1μsecであるためには、Cf2≧7pFとする必要
がある。
【0068】Rf2≧30KΩであるとき、Cf2≧7
pFであれば、Rf2とCf2で構成される積分回路の
高域遮断周波数fc2は、下記(14)式 fc2=1/(2π・Rf2・Cf2)≦700KHz・・・(14) となる。
pFであれば、Rf2とCf2で構成される積分回路の
高域遮断周波数fc2は、下記(14)式 fc2=1/(2π・Rf2・Cf2)≦700KHz・・・(14) となる。
【0069】従って、700KHz以上の高周波領域で
生じる第2の前置アンプA2のノイズVanの低減を図
ることができる。
生じる第2の前置アンプA2のノイズVanの低減を図
ることができる。
【0070】(実施形態5)図3に、本発明の実施形態
5による受光アンプ回路として、上述した図1及び図2
に示す第2の位相補償容量Cf2を絶縁層による容量と
する場合の具体的な構成例を示しており、第2の位相補
償容量Cf2が、絶縁層32を金属層33と半導体層3
5で挟んだ構造からなり、金属層33が第2の前置アン
プA2の入力側に接続され、半導体層35が第2の前置
アンプA2の出力側に接続されている。
5による受光アンプ回路として、上述した図1及び図2
に示す第2の位相補償容量Cf2を絶縁層による容量と
する場合の具体的な構成例を示しており、第2の位相補
償容量Cf2が、絶縁層32を金属層33と半導体層3
5で挟んだ構造からなり、金属層33が第2の前置アン
プA2の入力側に接続され、半導体層35が第2の前置
アンプA2の出力側に接続されている。
【0071】より詳しくは、第2の位相補償容量Cf2
であるコンデンサ部は、図3に示すように、P型半導体
基板37上に、エピタキシャル層による低不純物濃度の
N型半導体層36、高不純物濃度のN型半導体層35、
コンデンサ部を構成する窒化膜、酸化膜等の薄膜からな
る絶縁層32、及び金属層33が順次積層された構造を
有し、上記N型半導体層36は、P型分離拡散層38、
39により、コンデンサ部のエピタキシャル層が他のエ
ピタキシャル層と分離されており、コンデンサ外部は酸
化膜等による厚い保護膜31で覆われている。上記金属
層33は、コンデンサ部の一方の電極を構成し、コンデ
ンサ部の他方の電極となる高不純物濃度のN型半導体層
35上の領域の一部には、オーミックコンタクトをとる
電極の取り出し口34が設けられている。
であるコンデンサ部は、図3に示すように、P型半導体
基板37上に、エピタキシャル層による低不純物濃度の
N型半導体層36、高不純物濃度のN型半導体層35、
コンデンサ部を構成する窒化膜、酸化膜等の薄膜からな
る絶縁層32、及び金属層33が順次積層された構造を
有し、上記N型半導体層36は、P型分離拡散層38、
39により、コンデンサ部のエピタキシャル層が他のエ
ピタキシャル層と分離されており、コンデンサ外部は酸
化膜等による厚い保護膜31で覆われている。上記金属
層33は、コンデンサ部の一方の電極を構成し、コンデ
ンサ部の他方の電極となる高不純物濃度のN型半導体層
35上の領域の一部には、オーミックコンタクトをとる
電極の取り出し口34が設けられている。
【0072】高不純物濃度のN型半導体層35と低不純
物濃度のN型半導体層36は同じN型半導体で導通して
おり、低不純物濃度のN型半導体層36はP型半導体基
板37とPN接合を持つ。このPN接合は、受光素子に
おいてはフォトダイオードと同一の動作をするので、低
不純物濃度のN型半導体層36からP型半導体基板37
に向かって光電流を生じる。
物濃度のN型半導体層36は同じN型半導体で導通して
おり、低不純物濃度のN型半導体層36はP型半導体基
板37とPN接合を持つ。このPN接合は、受光素子に
おいてはフォトダイオードと同一の動作をするので、低
不純物濃度のN型半導体層36からP型半導体基板37
に向かって光電流を生じる。
【0073】電極の取り出し口34が、図1に示す第2
の前置アンプA2の入力側に接続されるとき、上記光電
流をIbとすると、Rf2×Ibなる出力電圧の上昇を
第2の前置アンプA2の出力にもたらす。
の前置アンプA2の入力側に接続されるとき、上記光電
流をIbとすると、Rf2×Ibなる出力電圧の上昇を
第2の前置アンプA2の出力にもたらす。
【0074】電極の取り出し口34が、第2の前置アン
プA2の出力側に接続されるとき、第2の前置アンプA
2の出力は、上記光電流Ibを供給する能力を十分持っ
ているので、第2の前置アンプA2の出力電圧が光電流
Ibによって上昇することを防止できる。
プA2の出力側に接続されるとき、第2の前置アンプA
2の出力は、上記光電流Ibを供給する能力を十分持っ
ているので、第2の前置アンプA2の出力電圧が光電流
Ibによって上昇することを防止できる。
【0075】尚、本発明の受光アンプ回路は、上述した
各実施形態の具体的構成に限定されるものではない。
各実施形態の具体的構成に限定されるものではない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受光アン
プ回路によれば、高周波領域のノイズを低減することが
できる。
プ回路によれば、高周波領域のノイズを低減することが
できる。
【0077】より詳しくは、受光素子が接続されると共
に、第1のゲイン抵抗と第1の位相補償容量を並列接続
した帰還回路を有する第1の前置アンプと、第2のゲイ
ン抵抗と第2の位相補償容量を並列接続した帰還回路を
有する第2の前置アンプと、第1の前置アンプと第2の
前置アンプの出力電圧の差をとるための差動アンプとを
有する受光アンプ回路において、第2の位相補償容量を
第1の位相補償容量より大きくしているので、第2の前
置アンプの応答性が第1の前置アンプの応答性よりも低
下し、第2の前置アンプで発生する高周波領域のノイズ
が低減する。
に、第1のゲイン抵抗と第1の位相補償容量を並列接続
した帰還回路を有する第1の前置アンプと、第2のゲイ
ン抵抗と第2の位相補償容量を並列接続した帰還回路を
有する第2の前置アンプと、第1の前置アンプと第2の
前置アンプの出力電圧の差をとるための差動アンプとを
有する受光アンプ回路において、第2の位相補償容量を
第1の位相補償容量より大きくしているので、第2の前
置アンプの応答性が第1の前置アンプの応答性よりも低
下し、第2の前置アンプで発生する高周波領域のノイズ
が低減する。
【0078】第2の前置アンプの入力側に、上記受光素
子と同一特性の第2の受光素子を遮光状態で設ける構成
にすると、第2の受光素子でも上記受光素子と同じリー
ク電流が生じるので、これを用いて高温時に増大する受
光素子のリーク電流の影響を相殺することができる。
子と同一特性の第2の受光素子を遮光状態で設ける構成
にすると、第2の受光素子でも上記受光素子と同じリー
ク電流が生じるので、これを用いて高温時に増大する受
光素子のリーク電流の影響を相殺することができる。
【0079】CD−ROMの再生においては、特に70
0KHz以上の高周波領域でのノイズが問題となるの
で、第2の前置アンプの時定数が約0.21μsec以
上である構成にすると、700kHz以上の周波数のノ
イズの低減を図ることができる。
0KHz以上の高周波領域でのノイズが問題となるの
で、第2の前置アンプの時定数が約0.21μsec以
上である構成にすると、700kHz以上の周波数のノ
イズの低減を図ることができる。
【0080】第1の前置アンプ及び第2の前置アンプの
ゲインを決めている負帰還抵抗は30KΩ以上の抵抗が
必要であるので、第2の位相補償容量が約7pF以上で
ある構成にすることで、上述した700kHz以上の周
波数のノイズの低減を図ることができる。
ゲインを決めている負帰還抵抗は30KΩ以上の抵抗が
必要であるので、第2の位相補償容量が約7pF以上で
ある構成にすることで、上述した700kHz以上の周
波数のノイズの低減を図ることができる。
【0081】上記第2の位相補償容量が、絶縁層による
容量である構成にすると、第2の位相補償容量を接合容
量で構成した場合に生じるポップコーンノイズ等のノイ
ズが発生しないので、ノイズの低減を図ることができ
る。
容量である構成にすると、第2の位相補償容量を接合容
量で構成した場合に生じるポップコーンノイズ等のノイ
ズが発生しないので、ノイズの低減を図ることができ
る。
【0082】絶縁層による容量は、例えば、受光アンプ
回路回路において、第2の位相補償容量が、絶縁層を金
属層と半導体層で挟んだ構造からなり、金属層が第2の
前置アンプの入力側に接続され、半導体層が第2の前置
アンプの出力側に接続されている構成にすることができ
る。
回路回路において、第2の位相補償容量が、絶縁層を金
属層と半導体層で挟んだ構造からなり、金属層が第2の
前置アンプの入力側に接続され、半導体層が第2の前置
アンプの出力側に接続されている構成にすることができ
る。
【図1】本発明の実施形態1による受光アンプ回路の構
成例を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態2による受光アンプ回路の構
成例を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態5による受光アンプ回路とし
て、上述した図1及び図2に示す第2の位相補償容量C
f2を絶縁層による容量とする場合の具体的な構成例を
示す断面図である。
て、上述した図1及び図2に示す第2の位相補償容量C
f2を絶縁層による容量とする場合の具体的な構成例を
示す断面図である。
【図4】従来の受光アンプ回路の構成例を示すブロック
図である。
図である。
A1 第1の前置アンプ A2 第2の前置アンプ A3 差動アンプ Cf1 第1の位相補償容量 Cf2 第2の位相補償容量 Rf1 第1のゲイン抵抗 Rf2 第2のゲイン抵抗 PD1 受光素子 PD2 第2の受光素子 31 保護膜 32 絶縁層 33 金属層 34 電極の取り出し口 35 高不純物濃度のN型半導体層 36 低不純物濃度のN型半導体層 37 P型半導体基板 38、39 P型分離拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AB10 BA02 BA06 CA03 DD10 FC05 5F049 MA02 NA04 NB08 RA06 UA04 UA06 UA20 5J090 AA01 AA56 CA41 FA19 HA19 HA25 HA29 HA44 HN06 KA02 KA25 MA11 MN04 NN12 QA02 SA00 5J092 AA01 AA56 CA41 FA19 HA19 HA25 HA29 HA44 KA02 KA25 MA11 QA02 SA00 UL02
Claims (6)
- 【請求項1】 受光素子が接続されると共に、第1のゲ
イン抵抗と第1の位相補償容量を並列接続した帰還回路
を有する第1の前置アンプと、 第2のゲイン抵抗と第2の位相補償容量を並列接続した
帰還回路を有する第2の前置アンプと、 該第1の前置アンプと該第2の前置アンプの出力電圧の
差をとるための差動アンプとを有し、 該第2の位相補償容量を該第1の位相補償容量より大き
くした受光アンプ回路。 - 【請求項2】 前記第2の前置アンプの入力側に、前記
受光素子と同一特性の第2の受光素子を遮光状態で設け
た請求項1記載の受光アンプ回路。 - 【請求項3】 前記第2の前置アンプの時定数が約0.
21μsec以上である請求項1又は請求項2記載の受
光アンプ回路。 - 【請求項4】 前記第2の位相補償容量が約7pF以上
である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の受光アン
プ回路。 - 【請求項5】 前記第2の位相補償容量が、絶縁層によ
る容量である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の受
光アンプ回路。 - 【請求項6】 前記第2の位相補償容量が、絶縁層を金
属層と半導体層で挟んだ構造からなり、 該金属層が前記第2の前置アンプの入力側に接続され、 該半導体層が該第2の前置アンプの出力側に接続されて
いる請求項1〜請求項4のいずれかに記載の受光アンプ
回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11137851A JP2000332546A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 受光アンプ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11137851A JP2000332546A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 受光アンプ回路 |
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1999
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