JP2000334190A - 帽子用刺繍枠 - Google Patents

帽子用刺繍枠

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JP2000334190A
JP2000334190A JP11148416A JP14841699A JP2000334190A JP 2000334190 A JP2000334190 A JP 2000334190A JP 11148416 A JP11148416 A JP 11148416A JP 14841699 A JP14841699 A JP 14841699A JP 2000334190 A JP2000334190 A JP 2000334190A
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hat
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embroidery
holding
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Masayuki Hori
正幸 堀
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帽子装着作業の簡単化、及び帽子装着の確実
化を図る。 【解決手段】 帽子用刺繍枠21の枠本体22は、合成
樹脂からほぼ平坦な板状に形成され、この枠本体には回
動支持部24、25が形成され、また、これと反対側に
位置して係止部26が形成されている。押え枠27は、
枠本体22の左右枠部22b、22cにほぼ沿う左右側
線部27a、27bを有し、基端部側が回動支持部2
4、25に回動可能に枢支され、先端側が係止部26に
係脱可能に係止されるようになっている。この係止状態
で帽子を押え込むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍機に取付けら
れて使用される帽子用刺繍枠に関する。
【0002】
【従来の技術】図29には、従来品構成の一例を示して
いる。この帽子用刺繍枠1における枠本体2は、前後二
つのフレーム部材3に二つの支持ガイド4を掛け渡した
構成であり、この枠本体2には、二つのひさし部固定ね
じ5を有するひさし部固定用フレーム6、移動調整ねじ
7aを有する帽子本体を支持するための本体支持用フレ
ーム7、帽子本体を上方から押える押えばね8が設けら
れるようになっている。上記ひさし部固定用フレーム6
は上下の二つの部材から構成されている。
【0003】このような構成の帽子用刺繍枠1に帽子9
を保持させるについては、ひさし部固定用フレーム6の
両部材間に帽子9のひさし部9aを挟んで各ひさし部固
定ねじ5にて挟圧する。そして、移動調整ねじ7aを緩
めて、本体支持用フレーム7を適宜位置に移動させ、そ
の後、移動調整ねじ7aを締め込んでこのフレーム7を
固定し、そしてさらに帽子9の本体部9bをこのフレー
ム7上に載せた上で押えばね8を本体部9b上に掛け渡
す。これにて、帽子9を枠本体1に固定保持する。な
お、この枠本体2は、図示しない刺繍機例えばミシンに
連結固定され、その連結状態でミシンにより帽子本体9
bに刺繍が施されるようになっている。
【0004】図30及び図31には、上述とは別の構成
の帽子用刺繍枠10が示されている。この帽子用刺繍枠
10においては、枠本体11の前部及び後部に、それぞ
れゴムバンド12が取付け金具13を介して取付けられ
ている。このゴムバンド12の先端部には係合フック1
4が取付けられている。このような構成の帽子用刺繍枠
10に、帽子9を装着させるについては、枠本体11に
帽子9を載せ、一方のゴムバンド12を帽子のひさし部
9a上に掛け渡して、その係合フック14を枠本体11
に引掛ける。さらに別のゴムバンド12を帽子9の本体
部9b上に掛け渡して、その係合フック14を枠本体1
1に引掛けることにより、帽子9を枠本体11に固定す
るようになっている。
【0005】また、さらに異なる構成の帽子用刺繍枠と
して、図32及び図33に示す構成の帽子用刺繍枠15
も供されている。この帽子用刺繍枠15は、枠本体16
にひさし部挿通孔部16aを形成すると共に、押えねじ
17により、金属線材からなる押え枠18を上下移動可
能に取付けた構成である。上記押え枠18は、基端側1
8a部分が押えねじ17により取付けられていて、他端
側はほぼ二股状に分かれた形態に構成されている。
【0006】このような構成の帽子用刺繍枠15に、帽
子9を装着させるについては、前記押えねじ17を緩め
(押え枠18が枠本体16から離間可能な状態とし)、
帽子9のひさし部9aを枠本体16と押え枠18との間
に入れつつひさし部挿通孔部16aに挿入し、その後、
押えねじ17を締め込んで、押え枠18を枠本体16側
へ移動させて帽子9のひさし部9a及び本体部9bをこ
の押え枠18により押え込む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図29に示したも
のにおいては、刺繍枠1への帽子9装着に際して、ひさ
し部固定ねじ5や移動調整ねじ7aのねじ緩めおよびね
じ締めや、本体支持用フレーム7の移動調整や、押えば
ね8の取付け等の作業を要するため、帽子保持作業がき
わめて面倒であった。
【0008】また図30及び図31に示したものにおい
ては、ゴムバンド12を引っ張って引掛けなければなら
ず、その作業に力を要すると共に、引掛け箇所も多くて
作業回数も多く、総じて帽子装着作業が面倒であるとい
う不具合がある。
【0009】さらに、図32及び図33に示したものに
おいては、帽子9を装着させるについて、押えねじ17
を緩める作業と締め込む作業とを行なわなければなら
ず、面倒であった。また、押え枠18はその基端側での
ねじ締めのみにより帽子9を押えるため、先端側では帽
子9に対する押えが不十分で、刺繍機による刺繍時に帽
子が動いてしまうおそれがある。この対策として、押え
枠18の太さをかなり大きくする必要がある。
【0010】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、帽子装着作業が簡単となり、しか
も、帽子を動き止め状態に確実に装着保持できる帽子用
刺繍枠を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の帽子用
刺繍枠は、刺繍機に着脱可能に取付けられるものであっ
て、合成樹脂からほぼ平坦な板状に形成され、被刺繍物
である帽子が配置される枠本体と、この枠本体に設けら
れた回動支持部と、前記枠本体に前記回動支持部と反対
側に位置して設けられた係止手段と、前記枠本体の左右
枠部にほぼ沿う左右側線部を有し、基端部側が前記枠本
体の回動支持部に回動可能に枢支され、先端側が前記係
止手段に係脱可能に係止され、この係止状態で前記帽子
を押え込む押え枠とを備えて構成される。
【0012】上記請求項1の発明の帽子用刺繍枠に帽子
を装着するには、押え枠を枠本体に対して開くような回
動状態とした上で、帽子を枠本体に配置し、この押え枠
を枠本体側へ回動させて係止手段に係止させる。これに
て帽子が動き止め状態に押え込まれる。このように、押
え枠を回動させて係止手段に係止させるだけの簡単な操
作で帽子を装着保持することができるようになる。しか
も押え枠は、枠本体に対して回動支持部と係止手段と
で、いわゆる両端支持形態に固定されることになるか
ら、押え枠が片方支持される構成に比して、帽子をしっ
かりと固定できるようになる。しかも、枠本体を合成樹
脂から形成したことにより、軽量化を図ることができる
ようになり、しかも平坦な板状をなすから、本発明の帽
子用刺繍枠は刺繍機としての例えば家庭用ミシンに容易
に適用できて実用性に優れるものである。
【0013】請求項2の発明の帽子用刺繍枠は、刺繍機
に着脱可能に取付けられるものであって、合成樹脂から
ほぼ平坦な板状に形成され、被刺繍物である帽子が配置
される枠本体と、前記枠本体に設けられた回動支持部
と、前記枠本体に前記回動支持部と反対側に位置して設
けられた係止手段と、前記枠本体の左右枠部にほぼ沿う
左右側線部を有し、基端部側が前記枠本体の回動支持部
に回動可能に枢支され、先端側が前記係止手段に係脱可
能に係止され、この係止状態で前記帽子を押え込む押え
枠と、ほぼ枠状をなし前記枠本体の上面に着脱可能に装
着され、その装着形態で前記押え枠の近傍に位置してこ
の押え枠とで帽子を保持する補助枠とを備えて構成され
る。
【0014】上記請求項2の発明の帽子用刺繍枠におい
て、補助枠を装着する、しないに関わらず、帽子を装着
するには、上述の場合と同様に行なうものであり、従っ
て、押え枠を回動させて係止手段に係止させるだけの簡
単な操作で帽子を装着することができ、上述と同様の作
用効果が得られる。ここで、枠本体に補助枠を着脱可能
に設けたことにより帽子の布質(硬め、柔らかめ)に適
応して帽子を確実に装着保持できるようになる。すなわ
ち、帽子の布質が比較的硬い場合には、押え枠によって
この帽子を押えたときに押圧状態での帽子自体の定形保
持力が強く、刺繍機での刺繍時に帽子生地がずれ動いた
り緩んだりすることはほとんどないものである。しか
し、帽子の布質が比較的柔らかめである場合には、押え
枠によってこの帽子を押えたときに押圧状態での定形保
持力が比較的弱く、刺繍機での刺繍時に帽子生地がずれ
動いたり緩んだりすることが懸念される。
【0015】しかるに上記請求項2の発明においては、
帽子の布質が比較的柔らかめであるような場合には、枠
本体に補助枠を装着しておき、この枠本体に帽子を配置
して押え枠により押え込む。このとき補助枠が枠本体に
おいて凸状部分として存するから、押え枠が帽子を上記
凸状部分である補助枠の近傍で押えたときに、この帽子
を補助枠で屈曲させた形態に保持することになり、刺繍
機での刺繍時に帽子生地のずれや緩みを防止できるよう
になる。
【0016】請求項3の発明の帽子用刺繍機は、刺繍機
に着脱可能に取付けられるものであって、合成樹脂から
ほぼ平坦な板状に形成され、被刺繍物である帽子が配置
される枠本体と、この枠本体に、回動可能で弾性部材に
より枠本体方向に回動付勢され、帽子のひさし部を枠本
体に押圧するひさし部押えと、前記枠本体に設けられた
回動支持部と、前記枠本体に前記回動支持部と反対側に
位置して設けられた係止手段と、前記枠本体の左右枠部
にほぼ沿う左右側線部を有し、基端部側が前記枠本体の
回動支持部に回動可能に枢支され、先端側が前記係止手
段に係脱可能に係止され、この係止状態で前記帽子を押
え込む押え枠とを備えて構成される。
【0017】上記構成の帽子用刺繍枠に帽子を装着する
には、押え枠を枠本体に対して開くような回動状態と
し、そしてひさし部押えを枠本体に対して開くような回
動状態とした上で、帽子のうちのひさし部をひさし部押
えに対応させ、本体部を押え枠に対応させるように枠本
体に配置し、ひさし部押えを弾性部材によりひさし部に
押圧付勢させ、押え枠を枠本体側へ回動させて係止手段
に係止させる。これにて帽子の本体部及びひさし部が動
き止め状態に押え込まれる。このように、押え枠を回動
させて係止手段に係止させるだけの簡単な操作で帽子の
本体部を装着保持することができることに加え、ひさし
部押えにてひさし部を簡単に押えることができ、よっ
て、帽子全体を確実に良好に装着保持できるようにな
る。
【0018】請求項4の発明の帽子用刺繍枠は、刺繍機
に着脱可能に取付けられるものであって、合成樹脂から
ほぼ平坦な板状に形成され、被刺繍物である帽子が配置
される枠本体と、この枠本体に、回動可能で且つ任意の
回動角度位置に固定可能に構成され、帽子のひさし部を
枠本体に押圧するひさし部押えと、前記枠本体に設けら
れた回動支持部と、前記枠本体に前記回動支持部と反対
側に位置して設けられた係止手段と、前記枠本体の左右
枠部にほぼ沿う左右側線部を有し、基端部側が前記枠本
体の回動支持部に回動可能に枢支され、先端側が前記係
止手段に係脱可能に係止され、この係止状態で前記帽子
を押え込む押え枠とを備えて構成される。
【0019】上記構成の帽子用刺繍枠に帽子を装着する
には、押え枠及びひさし部押えを枠本体に対して開くよ
うな回動状態とした上で、帽子のうちの本体部を押え枠
に対応させ且つひさし部をひさし部押えに対応させるよ
うに枠本体に配置し、この押え枠を枠本体に接近させる
方向に回動させて係止手段に係止させると共に、ひさし
部押えをひさし部に押圧回動させる。これにて帽子の本
体部及びひさし部が動き止め状態に押え込まれる。この
ように、押え枠を回動させて係止手段に係止させるだけ
の簡単な操作で帽子の本体部を装着保持することができ
ることに加え、ひさし部押えにてひさし部を簡単に押え
ることができ、よって、帽子全体を確実に装着保持でき
るようになる。
【0020】さらに上記構成においては、ひさし部押え
を、回動可能で且つ任意の回動角度位置に固定可能に構
成したから、ひさし部押えをばねにより回動付勢する場
合とは違って、ひさし部の厚みや湾曲度に関わらず、ひ
さし部を常に適正な押圧力でしかも確実に押えることが
できるようになる。
【0021】請求項5の発明の帽子用刺繍枠は、刺繍機
に着脱可能に取付けられるものであって、合成樹脂から
ほぼ平坦な板状に形成され、被刺繍物である帽子が配置
される枠本体と、この枠本体の上面とほぼ平行に対向し
て橋架状態をなし、この枠本体の上面との間に帽子のひ
さし部が挿入可能で且つこのひさし部を上下から挟持す
ることが可能なひさし部押えと、前記枠本体に設けられ
た回動支持部と、前記枠本体に前記回動支持部と反対側
に位置して設けられた係止手段と、前記枠本体の左右枠
部にほぼ沿う左右側線部を有し、基端部側が前記枠本体
の回動支持部に回動可能に枢支され、先端側が前記係止
手段に係脱可能に係止され、この係止状態で前記帽子を
押え込む押え枠とを備えて構成される。
【0022】この発明の構成においては、帽子のひさし
部をひさし部押えに挿入するだけでこのひさし部を上下
から挟持することができるようになり、もって、ひさし
部の装着保持を簡単且つ確実にでき、総じて、帽子の装
着保持をさらに確実化できるようになる。
【0023】請求項6の発明の帽子用刺繍枠は、押え枠
が、係止手段との被係止部が当該係止手段に係止される
係止位置と、被係止部がひさし部押えよりもひさし部装
着方向の下流側に位置する開放位置との間を回動可能に
構成されたところに特徴を有する。帽子のひさし部をひ
さし部押えに装着するについては、このひさし部を枠本
体上において、ひさし部押え方向へスライド操作するこ
とが多い。しかるに、上記請求項6の発明においては、
押え枠を、被係止部がひさし部押えよりもひさし部装着
方向の下流側に位置する開放位置に回動させておくこと
により、被係止部がひさし部押えよりもひさし部装着方
向の下流側に位置するから、ひさし部装着の邪魔になら
ず、装着作業性の向上が図れる。
【0024】請求項7の発明の帽子用刺繍枠は、押え枠
が、金属製線材から形成され、左右側線部の先端側が連
続する形態をなすところに特徴を有する。これによれ
ば、押え枠を、1本の金属製線材から形成できて、押え
枠の製作が容易であり、しかも、左右側線部の先端側が
連続する形態であるから、この先端側が分離する構成の
場合では係止手段もそれぞれに対応して2つ必要とする
が、この発明構成においては、係止手段としては1つで
すませることも可能となり、構成の簡単化及び帽子装着
の簡単化にさらに寄与できるようになる。また、この金
属製線材からなる押え枠は、既述したように、回動支持
部と係止手段とで両端支持形態に固定されるから、押え
枠が片方支持される構成とは違って過度な剛性が必要で
なく、金属製線材の線径を細くすることができるように
なる。
【0025】請求項8の発明の帽子用刺繍枠は、回動支
持部が、枠本体の左右枠部における基端側に個別に設け
られ、押え枠は、左右側線部が基端側にて分離された形
態をなし、且つこの各基端部が前記各回動支持部に枢支
されているところに特徴を有する。この発明構成におい
ては、押え枠が枠本体に3点固定とされた形態で帽子を
押圧する構成となるから、2点固定形態の場合と違っ
て、左右側線部の押圧力が良好に帽子に作用するように
なる。
【0026】請求項9の発明の帽子用刺繍枠は、本体枠
の周縁部には、上方に突出する突出部を備えたところに
特徴を有する。この発明の構成においては、枠本体が、
合成樹脂にて平坦な板状をなす構成であるにもかかわら
ず、枠本体の剛性を高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図15を参照しながら説明する。図1に
は、本発明に係る帽子用刺繍枠21が示されている。枠
本体22は、合成樹脂にて成形されたものであり、ほぼ
平坦な矩形板状に形成されており、中央部に矩形状の開
口23が形成されている。この枠本体22には、基端枠
部22aと、左枠部22bと、右枠部22cと、先端枠
部22dとがある。そして、左枠部22bの基端側には
回動支持部24が隆起状に形成され、また、右枠部22
cの基端側には別の回動支持部25が隆起状に形成され
ている。これら回動支持部24、25には、それぞれ支
持孔部24a(図4参照)、25a(図5参照)が形成
されている。
【0028】さらに、枠本体22の先端枠部22d(つ
まり回動支持部24、25とは反対側)には、係止手段
たる係止部26が並んで形成されている。この係止部2
6には山状に隆起する斜面部26aが形成されている。
また、この枠本体22の周縁部、例えば枠本体22の基
端枠部22aの基端縁部を除くほぼ全周縁部には、上方
へ突出する突出部たるリブ部22eが形成されている。
【0029】押え枠27は、金属製線材から構成されて
おり、この押え枠27は、前記枠本体22の左右枠部2
2b、22cにほぼ沿う左右側線部27a、27bを有
し、この左右側線部27a、27bの基端側は分離され
且つ先端側が連続する形態をなしている。そしてこの先
端部分には前記二つの係止部26に形成される二つの被
係止部28(図2参照)がそれぞれ直線状に形成されて
おり、各被係止部28間には操作摘み部29がほぼV字
状に折曲形成されている。さらに前記左右側線部27
a、27bには枠本体22側へ突出する押え部30、3
1が折曲形成されている。
【0030】この押え枠27は、左右側線部27a、2
7bの各基端部が前記枠本体22の回動支持部24、2
5の支持孔部24a(図4参照)、25a(図1参照)
に回動可能に枢支されている。なお、図4に示すよう
に、左側線部27aの基端部はプッシュナット24bに
より抜け止めされており、これは、右側線部27bの基
端部についても同様に図示しないプッシュナットにより
抜け止めされている。また、この押え枠27は図5に示
すように、枠本体22に対して最大に開いた形態の開放
位置Poと、被係止部28が係止部26に係止される係
止位置Pkとの間で回動可能である。なお、被係止部2
8が係止部26に係止される際には、押え枠27の若干
の弾性変形を伴いながら、被係止部28が斜面部26a
を摺動して係止部26に係止され、この係止状態は押え
枠27の弾性復帰力により保持される。
【0031】また、前記枠本体22の基端枠部22aに
は、この枠本体22の上面とほぼ平行に対向して橋架状
態をなす平板状のひさし部押え(請求項5のひさし部押
えに相当する)32が形成されており、このひさし部押
え32と枠本体22の上面との間に、被刺繍物である帽
子のひさし部が挿通可能となっている。なお、このひさ
し部押え32上面には、中心位置を示すための指標33
が付されている。
【0032】上記枠本体22の右枠部22cの側部には
係合部材である係合具34が取付けられており、この係
合具34及びその取付け構造について図6ないし図8を
参照して説明する。この係合具34は、金属板を打ち抜
き及び絞り加工して形成されたものであり、この係合具
34は、垂直板部34aを有し、その上部にほぼ水平向
きの手掛け片部35を延出し、下部にほぼ水平向きの取
付け片部36を延出している。垂直板部34aから取付
け片部36にかけていわゆるダルマ孔状の被係合部37
が二つ形成されている。また、取付け片部36には、二
つの雌ねじ部38(一方は図10に示す)が形成されて
いる。さらに、垂直板部34aから手掛け片部35にか
けて孔部39が形成されている。
【0033】一方、枠本体22の右枠部22cの側部に
は、二つのねじ通し孔部40が上下方向に貫通するよう
に形成されており、さらにこの枠本体22の下面には、
取付け段部41が形成されている。この取付け段部41
は、前記ねじ通し孔部40を含む部分に、前記取付け片
部35を取付け得る広さを有し、且つ下面が他の領域の
下面よりも前記取付け片部35の板厚寸法t(図7参
照)以上上方へ一段高くなるように形成されている。さ
らに回動支持部24には外方へ突出する山形の押圧凸部
42が形成されている。
【0034】上記係合具34は、その取付け片部36が
上記取付け段部41の下面に宛てがわれた状態(この場
合押圧凸部42は係合具34の孔部39から若干突出す
る)で、雄ねじ43をねじ通し孔部40を通して雌ねじ
部38に螺合することにより、枠本体22に取付けられ
ている。この取付け状態においては、図8から判るよう
に、雄ねじ43は、その下端が枠本体22下面より下方
へ突出しない長さ寸法に設定されている。
【0035】この係合具34は、図11ないし図13に
示す刺繍機たるミシン44の刺繍用駆動部45の連結部
46に連結されるものである。この連結部46には前記
被係合部37と係合する係合突起部47が設けられてい
ると共に、ばね片48が設けられている。係合具34を
連結させるについては、被係合部37を連結部46の係
合突起部47に上方から係合させる。このとき押圧凸部
42がばね片48を押圧し、そのばね力により係合が保
持されるようになっている。
【0036】さて、上記構成の帽子用刺繍枠21に、被
刺繍物たる帽子49を装着する場合について述べる。な
お図9には、装着完了形態を示している。まず、押え枠
27を枠本体22に対して開放位置Poに回動させる。
この開放位置Poでは、図5に示すように被係止部28
が前記ひさし部押え32よりひさし部49bの装着(ス
ライド)方向(矢印Hで示す)についての下流側とな
る。この状態から、帽子49の本体部49aを刺繍しや
すい形態(例えば本体部49a後部を折り畳む形態)に
成形して、枠本体22の上面もしくは上方を図5の矢印
H方向へスライドさせて帽子49のひさし部49bをひ
さし部押え32と枠本体22との間に挿入装着するもの
である。
【0037】この場合、押え枠27の被係止部28がひ
さし部押え32よりもひさし部49b装着方向の下流側
に位置するので、被係止部28がひさし部49bの装着
の邪魔にならず、装着作業性の向上が図れる。
【0038】この後、この押え枠27を枠本体22に接
近させる方向つまり帽子49を押える方向に回動させて
係止部26に係止させる。これにて、図9に示したよう
に、押え枠27の左右側線部27a、27bの押え部3
0、31が帽子49の本体部49aを押圧し、もって、
帽子49が動き止め状態に押え込まれる。この状態で、
図10に示すように、枠本体22の裏面と、開口23に
臨む帽子49の裏面とにシール式の接着芯50を貼着す
る。
【0039】さらにこの後、係合具34を図14及び図
15に示したように、ミシン44の刺繍用駆動部45の
連結部46に連結する。すなわち、既述したように、係
合具34の被係合部37を連結部46の係合突起部47
に上方から係合させる。このとき押圧凸部42がばね片
48を押圧し、そのばね力により係合が保持される。こ
の連結状態で、刺繍用駆動部45が刺繍用制御プログラ
ムに従って適宜X方向(図12における左右方向)、Y
方向(図12における上下方向)に動作されて帽子49
に対して刺繍が実行される。
【0040】上述したように、本実施例の帽子用刺繍枠
21によれば、押え枠27を回動させて係止部26、2
6に係止させるだけの簡単な操作で帽子49を装着保持
することができる。しかも、押え枠27は、枠本体22
に対して回動支持部24、25と係止部26とで、いわ
ゆる両端支持形態に固定されることになるから、押え枠
が片方支持される構成に比して、帽子49をしっかりと
固定できるようになると共に、押え枠27自体を高い剛
性とする必要もなくて線径を細くすることも可能とな
る。しかも、枠本体22を合成樹脂から形成したことに
より、軽量化を図ることができ、しかも平坦な板状をな
すから、この実施例における帽子用刺繍枠21は刺繍機
としての家庭用ミシン(前述のミシン44)に容易に適
用できて実用性に優れる。
【0041】さらに、押え枠27を、金属製線材から形
成し、且つ、左右側線部27a、27bの先端側が連続
する形態をなす構成としたから、押え枠27を、1本の
金属製線材から形成できて、押え枠27の製作が容易と
なる。
【0042】さらに、本実施例によれば、回動支持部2
4、25が、枠本体22の左右枠部22b、22cにお
ける基端側に個別に設けられ、押え枠27の左右側線部
27a、27bが基端側にて分離された形態をなし、且
つこの各基端部が前記各回動支持部24、25に枢支さ
れているから、押え枠27が枠本体22に3点固定とさ
れた形態で帽子49を押圧する構成となり、2点固定形
態の場合と違って、左右側線部27a、27bの押圧力
が良好に帽子に作用し、さらに確実な帽子保持を図るこ
とができる。
【0043】また、本実施例によれば、枠本体22に、
この枠本体22の上面とほぼ平行に対向して橋架状態を
なすひさし部押え32を設けたから、帽子49のひさし
部49bをこのひさし部押え32に挿入するだけでこの
ひさし部49bを上下から挟持することができるように
なり、帽子49の装着保持をさらに確実にできる。
【0044】さらに、押え枠27を、被係止部28が係
止部26に係止される係止位置Pkと、被係止部28が
ひさし部押え32よりもひさし部49b装着方向の下流
側に位置する開放位置Poとの間を回動可能に構成した
から、押え枠27を、その開放位置Poに回動させるこ
とにより、ひさし部49bを装着する際に、被係止部2
8がひさし部49bの装着の邪魔にならず、装着作業性
の向上が図れる。さらにまた、枠本体22の周縁部に、
上方へ突出するリブ部22eを形成したから、枠本体
が、合成樹脂にて平坦な板状をなす構成であるにもかか
わらず、枠本体22の剛性を高めることができる。ま
た、必要程度の剛性を確保すれば良いのであれば、枠本
体22の平坦部分の肉厚を薄くでき、縫い目がきれいに
できるようになる。
【0045】図16は、本発明の第2の実施例を示して
おり、この実施例においては、ひさし部押え(請求項3
のひさし部押えに相当する)51を設けた点が第1の実
施例と異なる。このひさし部押え51は、金属製線材か
ら構成されており、一端部及び他端部が回動支持部2
4、25に回動可能に支持されている。このひさし部押
え51は、枠本体22の基端枠部22aに押圧されるよ
うに弾性部材たる二つのばね52により付勢されてお
り、このひさし部押え51には、この基端枠部22aに
当接する二つの押え部53が形成されている。
【0046】上記実施例において、帽子用刺繍枠21に
帽子を装着するには、押え枠27を枠本体22に対して
開くような回動状態とし、そして、ひさし部押え51を
ばね52のばね力に抗して枠本体22に対して開くよう
な回動状態とした上で、帽子のうちのひさし部を、ひさ
し部押え32と基端枠部22aとの間に挿入して、ひさ
し部押え53に対応させ、帽子の本体部を押え枠27に
対応させるように枠本体22に配置し、ひさし部押え5
1をばね52によりひさし部に押圧付勢させる。
【0047】そして、押え枠27を枠本体22側へ回動
させて係止部26に係止させる。これにて帽子の本体部
及びひさし部が動き止め状態に押え込まれる。このよう
に、押え枠27により簡単に帽子の本体部を装着保持す
ることができることに加え、ひさし部押え51にてひさ
し部を簡単に押えることができ、総じて、帽子全体を確
実に装着保持できる。
【0048】図17ないし図28は本発明の第3の実施
例を示しており、この実施例における帽子用刺繍枠61
は、次の点が第1の実施例の帽子用刺繍枠21と異な
る。枠本体62は、合成樹脂によりほぼ平坦な矩形板状
に形成されており、中央部に矩形状の開口63が形成さ
れている。この枠本体62には、基端枠部62aと、左
枠部62bと、右枠部62cと、先端枠部62dとがあ
る。そして、右枠部62cの外縁部には、その中間部か
ら基端側にかけて係合部材たる係合具64が雄ねじ64
bによりねじ止めされて取付けられている。この枠本体
62の周縁部(基端枠部62a側を除く全周縁部)には
上方へ突出する突出部たるリブ部62eが形成されてい
る。
【0049】この係合具64の取付け構成及び取付け方
は、基本的に第1の実施例と同様である。すなわち、こ
の係合具64には、第1の実施例の係合具34と同様、
金属板を打ち抜き及び絞り加工して構成されたものであ
り、垂直板部64aを有し、その上部にほぼ水平向きの
手掛け片部65を延出し、下部にほぼ水平向きの取付け
片部66を延出している。垂直板部64aから取付け片
部66にかけていわゆるダルマ孔状の被係合部67が二
つ形成されている。また、取付け片部66には、二つの
雌ねじ部68(図19に示す)が形成されている。さら
に、垂直板部64aから手掛け片部65にかけて押圧凸
部73が形成されている。
【0050】上記係合具64の垂直板部64aの基端部
側には、制動用板部70が形成されており、これには軸
支孔部70aが形成されていると共に、その上方部にス
トッパねじ用雌ねじ部71が形成されている。なお、枠
本体62において、前記取付け片部66に対応する部分
には取付け段部72が形成され、また、雄ねじ64bが
挿通される部分にはねじ通し孔部(図示せず)が形成さ
れている。
【0051】また、枠本体62において左枠部62bに
は軸支孔部74が形成されている。この軸支孔部74と
前記係合具64の軸支孔部70aとに支持軸75が回動
可能に挿通支持されている。この支持軸75には、押え
枠76が回動可能に支持されている。この押え枠76
は、金属製線材から構成されており、この押え枠76
は、前記枠本体62の左右枠部62b、62cにほぼ沿
う左右側線部76a、76bを有し、この左右側線部7
6a、76bの基端側は分離され且つ先端側が連続する
形態をなしている。この左右側線部76a、76bの基
端部は円環状に折曲されており、この基端部が前記支持
軸75に回動可能に支持されており、もって、支持軸7
5は回動支持部たるものである。そして押え枠76の先
端部分には被係止部77が形成されており、この押え枠
76の左右側線部76a、76bにはそれぞれ枠本体6
2側へ突出する押え部78が折曲形成されている。
【0052】上記押え枠76の被係止部77は、係止手
段たるフック79に係止されるようになっており、この
フック79は、第1の実施例の二つの係止部26とは違
って一つのみ設けられている。さらにこのフック79
は、金属製線材から形成されたものであり、中央部が側
面から見て山形に折曲されており、その両端側にはねじ
りコイルばね部79aが両側に一体に形成されている。
そして、このフック79は、枠本体62の先端枠部62
dに取付けられた支軸80に嵌合されている。従って、
このフック79は矢印A方向に回動付勢されていて、常
時は図23に示す回動位置にある。
【0053】そして、図23に示すように、上記押え枠
76の被係止部77を矢印B方向に回動させると、フッ
ク79の斜辺部79bに被係止部77を摺動することに
より、このフック79が反矢印A方向に回動され、最終
的には、被係止部77が斜辺部79b下方へ移動したと
ころで、フック79が元位置に復帰して被係止部77を
係止するものである。
【0054】前記支持軸75には、これと一体回動する
ようにひさし部押え(これは請求項4のひさし部押えに
相当する)81が取付けられている。このひさし部押え
81は、金属板から構成されており、中央部81aから
両側にそれぞれアーム部81bを延出し、各延出端部に
軸取付部82が形成されている。この軸取付部82が支
持軸75に嵌合された状態でこの支持軸75にねじ止め
されている。
【0055】このひさし部押え81は制動固定手段たる
制動固定機構83により、任意の回動角度位置に固定さ
れるようになっている。この制動固定機構83につい
て、図25ないし図27を参照して述べる。回動位置保
持部材たる位置保持板84は、支持軸75に一体回動す
るようにねじ固定されており、これには、支持軸75の
回動中心を中心とする扇状の長孔84aが形成されてお
り、この長孔84aには、ストッパ用ねじ85が挿通さ
れて前記ストッパねじ用雌ねじ部71にねじ止めされて
いる。このストッパ用ねじ85には押え板86が予め嵌
合されていると共にカラー87及び押圧用のコイルばね
88も嵌合されている。
【0056】このような構成の制動固定機構83におい
ては、コイルばね88により押え板86及び位置保持板
84が制動用板部70に押圧されている。この位置保持
板84と制動用板部70との間の摩擦力によりひさし部
押え81が任意の回動位置に固定されるものである。
【0057】一方、枠本体62の上面には、補助枠89
が着脱可能に装着されるようになっている。すなわち、
枠本体62の先端枠部62dの上面には一対の引掛け部
90aを有してなる取付具90が設けられている。これ
に対し、補助枠89は合成樹脂から形成されており、中
間枠部89aの両側に左枠部89b、右枠部89cが延
出されており、全体としてほぼコ字状をなす。そして、
この補助枠89の中間枠部89aには、前記取付具90
に着脱可能に係合される被取付部91が形成されてい
る。この被取付部91は、ノッチ部91aと一対のガイ
ド部91bとを有して構成されいる。補助枠89は、そ
の装着形態で前記押え枠78の近傍に位置してこの押え
枠78とで帽子を保持するようになっている。この補助
枠89の中心には、図示はしないが金属線が嵌め込まれ
ていて、その強度を向上させている。
【0058】上記構成の帽子用刺繍枠61において、例
えば補助枠89を外した状態で帽子49を装着するに
は、押え枠76及びひさし部押え81を枠本体62に対
して開くような回動状態とした上で、帽子49のうちの
本体部49aを押え枠76に対応させ且つひさし部49
bをひさし部押え81に対応させるように枠本体62に
配置し、この押え枠76を枠本体62に接近させる方向
に回動させてフック79に係止させると共に、ひさし部
押え81をひさし部49bに押圧回動させる。これにて
帽子49の本体部49a及びひさし部49bが動き止め
状態に押え込まれる。このように、押え枠76を回動さ
せてフック79に係止させるだけの簡単な操作で帽子4
9を装着保持することができることに加え、ひさし部押
え81にてひさし部49bを簡単に押えることができ、
総じて、帽子49全体を確実に装着保持できる。
【0059】また、上記実施例においては、制動固定機
構83を設けて、ひさし部押え81を、回動可能で且つ
任意の回動角度位置に固定し得るようにしたから、ひさ
し部押え81をばねにより回動付勢する場合とは違っ
て、ひさし部49bの厚みや湾曲度に関わらず、ひさし
部49bを常に適正な押圧力でしかも確実に押えること
ができる。
【0060】ここで、補助枠89を装着した状態で、帽
子49を装着すると、上述同様に帽子49全体を確実に
装着保持できるものであるが、特に帽子49の布質が柔
らかめであるときに好都合となる。すなわち、帽子49
の布質が比較的硬い場合には、押え枠76によってこの
帽子49を押えたときに押圧状態での帽子49自体の定
形保持力が強く、ミシンでの刺繍時に帽子生地がずれ動
いたり緩んだりすることはほとんどないものである。し
かし、帽子49の布質が比較的柔らかめである場合に
は、押え枠76によってこの帽子49を押えたときに押
圧状態での定形保持力が比較的弱く、ミシンでの刺繍時
に帽子生地がずれ動いたり緩んだりすることが懸念され
る。
【0061】しかるに上記実施例においては、帽子49
の布質が比較的柔らかめであるような場合には、枠本体
62に補助枠89を装着しておき、この枠本体62に帽
子49を配置して押え枠76により押え込むと良い。こ
のとき補助枠89が枠本体62において凸状部分として
存するから、押え枠76が帽子49を上記凸状部分であ
る補助枠89の近傍で押えたときに、この帽子49を補
助枠89で屈曲させた形態に保持することになり、ミシ
ンでの刺繍時に帽子生地のずれや緩みを防止できる。
【0062】また上記実施例では、係止手段たるフック
79を一つ設けているから、構成の簡単化及び帽子装着
の簡単化にさらに寄与できるものである。すなわち、こ
の先端側が分離する構成の場合では係止手段もそれぞれ
に対応して2つ必要とするが、上記実施例では、押え枠
76の左右側線部76a、76bの先端側が連続する形
態であるから、この実施例では、係止手段たるフック7
9を1つとすることができ、この結果、構成の簡単化及
び帽子装着の簡単化にさらに寄与できる。また、図21
から判るように、枠本体62の右枠部62bを左枠部6
2cよりも広く形成しているから、帽子49装着時にお
いて帽子49の取扱いが容易となる。なお、上記した各
実施例において、リブ部22e、62eのうち、係合具
34、64と反対側の部分を低く形成しても良く、この
ようにすれば、帽子49のひさし部49bの装着が容易
となる。
【0063】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、押え枠を回動させて係止手段に係止させるだけの
簡単な操作で帽子を装着保持することができ、しかも押
え枠を、枠本体に対して回動支持部と係止手段とにより
いわゆる両端支持形態に固定できるから、押え枠が片方
支持される構成に比して、帽子をしっかりと固定でき、
総じて、帽子装着作業の簡単化を図り得ると共に、帽子
を動き止め状態に確実に装着保持できる。
【0064】請求項2の発明によれば、帽子装着作業の
簡単化を図り得ると共に、帽子を動き止め状態に確実に
装着保持できることに加え、さらには、枠本体に補助枠
を着脱可能に設けたことにより、帽子の布質が異なる場
合でも、帽子を確実に装着保持できるといった効果を得
ることができる。
【0065】請求項3の発明によれば、帽子装着作業の
簡単化を図り得、さらに、ひさし部押えを設けたことに
より、帽子のひさし部も確実に装着保持できて、帽子の
装着保持をさらに確実となし得る。請求項4の発明によ
れば、帽子装着作業の簡単化を図り得、さらに、ひさし
部押えを設けたことにより、帽子のひさし部も確実に装
着保持できて、帽子の装着保持をさらに確実となし得、
しかも、上記ひさし部押えを、回動可能で且つ任意の回
動角度位置に固定可能に構成したから、ひさし部を常に
適正な押圧力でしかも確実に押えることができる。
【0066】請求項5の発明によれば、帽子のひさし部
をひさし部押えに挿入するだけでこのひさし部を上下か
ら挟持することができ、ひさし部の装着保持を簡単且つ
確実にでき、総じて、帽子の装着保持をさらに確実化で
きる。
【0067】請求項6の発明によれば、押え枠を、被係
止部がひさし部押えよりもひさし部装着方向の下流側に
位置する開放位置に回動させておくことにより、ひさし
部装着の邪魔にならず、装着作業性の向上が図れる。
【0068】請求項7の発明によれば、押え枠を、金属
製線材から形成し、且つ、左右側線部の先端側が連続す
る形態をなす構成としたから、押え枠を、1本の金属製
線材から形成できて、押え枠の製作の容易化を図り得、
また、係止手段としては1つですませることも可能で、
構成の簡単化及び帽子装着の簡単化にさらに寄与でき、
さらには、押え枠が片方支持される構成とは違って過度
な剛性が必要でなくて金属製線材の線径を細くすること
ができる。
【0069】請求項8の発明によれば、押え枠が枠本体
に3点固定とされた形態で帽子を押圧する構成となるか
ら、帽子装着保持をさらに確実化できる。請求項9の発
明によれば、本体枠の周縁部に、上方に突出する突出部
を備えたから、枠本体が、合成樹脂にて平坦な板状をな
す構成であるにもかかわらず、枠本体の剛性を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体の斜視図
【図2】全体の平面図
【図3】図2のX−X線に沿う縦断側面図
【図4】回動支持部部分の一部破断の平面図
【図5】全体の側面図
【図6】係合具部分の斜視図
【図7】係合具と枠本体とを分離した状態の斜視図
【図8】係合具の雄ねじ部分での縦断面図
【図9】帽子装着状態での全体の平面図
【図10】帽子装着状態での全体の下面図
【図11】ミシンを示す正面図
【図12】刺繍用駆動部部分の平面図
【図13】係合具部分と連結部とを分離状態で示す斜視
【図14】係合具部分と連結部とを連結状態で示す縦断
面図
【図15】図14とは異なる位置で断面した図14相当
【図16】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図17】本発明の第3の実施例を示す全体の平面図
【図18】全体の側面図
【図19】全体の下面図
【図20】全体の縦断側面図
【図21】押え枠を開放回動した状態の平面図
【図22】補助枠の平面図
【図23】フック部分の縦断側面図
【図24】フック部分の横断平面図
【図25】制動固定機構部分の背面図
【図26】制動固定機構部分の分解背面図
【図27】制動固定機構部分の縦断側面図
【図28】帽子装着状態での全体の平面図
【図29】従来例を示す全体の平面図
【図30】異なる従来例を示す全体の平面図
【図31】帽子装着状態での全体の平面図
【図32】さらに異なる従来例を示す全体の斜視図
【図33】帽子装着の様子を示す斜視図
【符号の説明】
21は帽子用刺繍枠、22は枠本体、22eはリブ部
(突出部)、24、25は回動支持部、26は係止部
(係止手段)、27は押え枠、28は被係止部、32は
ひさし部押え、44はミシン(刺繍機)、46は連結
部、49は帽子、49aは本体部、49bはひさし部、
51はひさし部押え、52はばね(弾性部材)、61は
帽子用刺繍枠、62は枠本体、62eはリブ部(突出
部)、64は係合具、75は支持軸(回動支持部)、7
6は押え枠、79はフック(係止手段)、81はひさし
部押え、83は制動固定機構を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍機に着脱可能に取付けられるもので
    あって、合成樹脂からほぼ平坦な板状に形成され、被刺
    繍物である帽子が配置される枠本体と、 この枠本体に設けられた回動支持部と、 前記枠本体に前記回動支持部と反対側に位置して設けら
    れた係止手段と、 前記枠本体の左右枠部にほぼ沿う左右側線部を有し、基
    端部側が前記枠本体の回動支持部に回動可能に枢支さ
    れ、先端側が前記係止手段に係脱可能に係止され、この
    係止状態で前記帽子を押え込む押え枠とを備えてなる帽
    子用刺繍枠。
  2. 【請求項2】 刺繍機に着脱可能に取付けられるもので
    あって、合成樹脂からほぼ平坦な板状に形成され、被刺
    繍物である帽子が配置される枠本体と、 前記枠本体に設けられた回動支持部と、 前記枠本体に前記回動支持部と反対側に位置して設けら
    れた係止手段と、 前記枠本体の左右枠部にほぼ沿う左右側線部を有し、基
    端部側が前記枠本体の回動支持部に回動可能に枢支さ
    れ、先端側が前記係止手段に係脱可能に係止され、この
    係止状態で前記帽子を押え込む押え枠と、 ほぼ枠状をなし前記枠本体の上面に着脱可能に装着さ
    れ、その装着形態で前記押え枠の近傍に位置してこの押
    え枠とで帽子を保持する補助枠とを備えてなる帽子用刺
    繍枠。
  3. 【請求項3】 刺繍機に着脱可能に取付けられるもので
    あって、合成樹脂からほぼ平坦な板状に形成され、被刺
    繍物である帽子が配置される枠本体と、 この枠本体に、回動可能で弾性部材により枠本体方向に
    回動付勢され、帽子のひさし部を枠本体に押圧するひさ
    し部押えと、 前記枠本体に設けられた回動支持部と、 前記枠本体に前記回動支持部と反対側に位置して設けら
    れた係止手段と、 前記枠本体の左右枠部にほぼ沿う左右側線部を有し、基
    端部側が前記枠本体の回動支持部に回動可能に枢支さ
    れ、先端側が前記係止手段に係脱可能に係止され、この
    係止状態で前記帽子を押え込む押え枠とを備えてなる帽
    子用刺繍枠。
  4. 【請求項4】 刺繍機に着脱可能に取付けられるもので
    あって、合成樹脂からほぼ平坦な板状に形成され、被刺
    繍物である帽子が配置される枠本体と、 この枠本体に、回動可能で且つ任意の回動角度位置に固
    定可能に構成され、帽子のひさし部を枠本体に押圧する
    ひさし部押えと、 前記枠本体に設けられた回動支持部と、 前記枠本体に前記回動支持部と反対側に位置して設けら
    れた係止手段と、 前記枠本体の左右枠部にほぼ沿う左右側線部を有し、基
    端部側が前記枠本体の回動支持部に回動可能に枢支さ
    れ、先端側が前記係止手段に係脱可能に係止され、この
    係止状態で前記帽子を押え込む押え枠とを備えてなる帽
    子用刺繍枠。
  5. 【請求項5】 刺繍機に着脱可能に取付けられるもので
    あって、合成樹脂からほぼ平坦な板状に形成され、被刺
    繍物である帽子が配置される枠本体と、 この枠本体の上面とほぼ平行に対向して橋架状態をな
    し、この枠本体の上面との間に帽子のひさし部が挿入可
    能で且つこのひさし部を上下から挟持することが可能な
    ひさし部押えと、 前記枠本体に設けられた回動支持部と、 前記枠本体に前記回動支持部と反対側に位置して設けら
    れた係止手段と、 前記枠本体の左右枠部にほぼ沿う左右側線部を有し、基
    端部側が前記枠本体の回動支持部に回動可能に枢支さ
    れ、先端側が前記係止手段に係脱可能に係止され、この
    係止状態で前記帽子を押え込む押え枠とを備えてなる帽
    子用刺繍枠。
  6. 【請求項6】 押え枠は、係止手段との被係止部が当該
    係止手段に係止される係止位置と、被係止部がひさし部
    押えよりもひさし部装着方向の下流側に位置する開放位
    置との間を回動可能に構成されたことを特徴とする請求
    項3ないし5のいずれかに記載の帽子用刺繍枠。
  7. 【請求項7】 押え枠は、金属製線材から形成され、左
    右側線部の先端側が連続する形態をなすことを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の帽子用刺繍枠。
  8. 【請求項8】 回動支持部は、枠本体の左右枠部におけ
    る基端側に個別に設けられ、 押え枠は、左右側線部が基端側にて分離された形態をな
    し、且つこの各基端部が前記各回動支持部に枢支されて
    いることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記
    載の帽子用刺繍枠。
  9. 【請求項9】 本体枠の周縁部には、上方に突出する突
    出部を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載の帽子用刺繍枠。
JP11148416A 1999-05-27 1999-05-27 帽子用刺繍枠 Withdrawn JP2000334190A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004031467A1 (ja) * 2002-10-03 2004-04-15 Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha ミシン
WO2005121431A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha 刺繍枠
US7100523B2 (en) 2004-05-28 2006-09-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery frame for caps

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