JP2000334548A - 同一タンディッシュ内溶鋼混合連々鋳による連続鋳造法 - Google Patents
同一タンディッシュ内溶鋼混合連々鋳による連続鋳造法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一次パイプ不良や大型介在物の噛み込み不良
のない成分混合領域の歩留まりを向上させた連々鋳によ
る連続鋳造方法を提供する。 【解決手段】 同一タンディッシュ内で異鋼種の溶鋼を
接続して連続鋳造する方法において、先行鋼種鋳片2と
後続鋼種鋳片との間に継ぎ手ブロック3を用いることな
く同一タンディッシュを使用して溶鋼の成分変動域を極
小化させ溶鋼を接続し、屑落とし部分を最小として連々
鋳を途切れさせることなく連続鋳造を行う。
のない成分混合領域の歩留まりを向上させた連々鋳によ
る連続鋳造方法を提供する。 【解決手段】 同一タンディッシュ内で異鋼種の溶鋼を
接続して連続鋳造する方法において、先行鋼種鋳片2と
後続鋼種鋳片との間に継ぎ手ブロック3を用いることな
く同一タンディッシュを使用して溶鋼の成分変動域を極
小化させ溶鋼を接続し、屑落とし部分を最小として連々
鋳を途切れさせることなく連続鋳造を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】鋳込み初期の鋳片に発生する
酸化物系の大型介在物、モールドパウダーの巻き込み不
良のない清浄度の優れた鋳片を製造する連続鋳造法に関
する。
酸化物系の大型介在物、モールドパウダーの巻き込み不
良のない清浄度の優れた鋳片を製造する連続鋳造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造法において、鋳込み中の先行鋼
種Aに対し次に鋳込む鋼種が成分的に異なる後続鋼種B
を鋳込む場合、図1に示すように先行鋼種Aの鋳込みが
終了した時点で先行鋼種鋳片2の引き抜きを一旦停止
し、継ぎ手ブロック3を先行鋼種鋳片2の上方に挿入す
る。再び先行鋼種鋳片2の引抜きを開始すると共に後続
鋼種Bの溶鋼を継ぎ手ブロック3上に注入して後続鋼種
鋳片4を連続鋳造する。そしてこの場合後続鋼種Bのタ
ンディッシュを交換して連続鋳造する。
種Aに対し次に鋳込む鋼種が成分的に異なる後続鋼種B
を鋳込む場合、図1に示すように先行鋼種Aの鋳込みが
終了した時点で先行鋼種鋳片2の引き抜きを一旦停止
し、継ぎ手ブロック3を先行鋼種鋳片2の上方に挿入す
る。再び先行鋼種鋳片2の引抜きを開始すると共に後続
鋼種Bの溶鋼を継ぎ手ブロック3上に注入して後続鋼種
鋳片4を連続鋳造する。そしてこの場合後続鋼種Bのタ
ンディッシュを交換して連続鋳造する。
【0003】従来法の問題点を以下に列挙すると、 一次パイプ不良の問題:異種鋼種を継続して連続鋳造
する場合、上記のような従来の継ぎ手ブロック3を挿入
する方法では、一旦、先行鋼種鋳片2の引き抜きを停止
するため先行鋼種Aの上部が冷却される。この冷却によ
り先行鋼種鋳片2の上部には一次パイプ5が生成する。
この冷却による一次パイプ5の生成を抑制するために、
鋳片の引き抜き速度を落とす。この時モ−ルド1内の溶
鋼のトップ側には酸化防止用に被覆用のモールドパウダ
ーがあり一次パイプ5の部分にはモールドパウダーの噛
み込みを生じる問題がある。
する場合、上記のような従来の継ぎ手ブロック3を挿入
する方法では、一旦、先行鋼種鋳片2の引き抜きを停止
するため先行鋼種Aの上部が冷却される。この冷却によ
り先行鋼種鋳片2の上部には一次パイプ5が生成する。
この冷却による一次パイプ5の生成を抑制するために、
鋳片の引き抜き速度を落とす。この時モ−ルド1内の溶
鋼のトップ側には酸化防止用に被覆用のモールドパウダ
ーがあり一次パイプ5の部分にはモールドパウダーの噛
み込みを生じる問題がある。
【0004】大型介在物の噛み込み不良の問題:後続
鋼種鋳片4の鋳込み初期においては鋳込み初期特有の溶
鋼の汚染による酸化物系介在物やモールドパウダーの噛
み込みを生ずる問題がある。
鋼種鋳片4の鋳込み初期においては鋳込み初期特有の溶
鋼の汚染による酸化物系介在物やモールドパウダーの噛
み込みを生ずる問題がある。
【0005】品質保証上の低歩留まりの問題:上記の
、の不良部の生成により、品質保証上の歩留まりが
低い問題がある。の場合、図2の(a1)に示すよう
に、継手ブロック3から一次パイプ5の不良部分の先端
が先行鋼種鋳片2の方に入り込んでいるので、図2の
(a2)に示すように継手ブロックの位置の近辺は不良
率100%で、この不良箇所は鋳片2側にやや片寄って
拡大しており、かつ鋳片2と鋳片4側に不良率が少し裾
を引いており、ハッチで示す屑落とし部分7が形成され
ている。一方の場合、図2の(b1)に示すように、
後続鋼種の注入位置を中心に不良箇所が存在し、図2の
(b2)に示すように、ハッチで示す屑落とし部分7が
形成されている。なお、図2の(b1)の縞模様は、鋳
片凝固による外周および中心間の成分変動のずれを示し
ている。
、の不良部の生成により、品質保証上の歩留まりが
低い問題がある。の場合、図2の(a1)に示すよう
に、継手ブロック3から一次パイプ5の不良部分の先端
が先行鋼種鋳片2の方に入り込んでいるので、図2の
(a2)に示すように継手ブロックの位置の近辺は不良
率100%で、この不良箇所は鋳片2側にやや片寄って
拡大しており、かつ鋳片2と鋳片4側に不良率が少し裾
を引いており、ハッチで示す屑落とし部分7が形成され
ている。一方の場合、図2の(b1)に示すように、
後続鋼種の注入位置を中心に不良箇所が存在し、図2の
(b2)に示すように、ハッチで示す屑落とし部分7が
形成されている。なお、図2の(b1)の縞模様は、鋳
片凝固による外周および中心間の成分変動のずれを示し
ている。
【0006】一方、継ぎ手ブロックを使用せずタンデ
ィッシュ内で溶鋼を混合する場合では成分混合領域が大
きく、このため境界クロップとして排除する部分が多
く、これも歩留まりの低下を招いている。
ィッシュ内で溶鋼を混合する場合では成分混合領域が大
きく、このため境界クロップとして排除する部分が多
く、これも歩留まりの低下を招いている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決しようと
する課題は、成分混合領域の歩留まりを向上させること
であり、一次パイプ不良や大型介在物の噛み込み不良の
ない連々鋳接続技術を確立することである。
する課題は、成分混合領域の歩留まりを向上させること
であり、一次パイプ不良や大型介在物の噛み込み不良の
ない連々鋳接続技術を確立することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、従来技術における継ぎ手ブロック
を使用することなく、同一タンディッシュ内で異鋼種の
溶鋼を接続して連続鋳造することである。
めの本発明の手段は、従来技術における継ぎ手ブロック
を使用することなく、同一タンディッシュ内で異鋼種の
溶鋼を接続して連続鋳造することである。
【0009】すなわち、請求項1の発明では、同一タン
ディッシュを使用して異鋼種を連々接続して連続鋳造す
る方法において、先行鋼種鋳片と後続鋼種鋳片との間に
継ぎ手ブロックを用いることなく同一タンディッシュを
使用して溶鋼の成分変動域を極小化させ溶鋼を接続する
ことにより連々鋳を途切れさせることなく鋳造すること
を特徴とする連続鋳造法である。
ディッシュを使用して異鋼種を連々接続して連続鋳造す
る方法において、先行鋼種鋳片と後続鋼種鋳片との間に
継ぎ手ブロックを用いることなく同一タンディッシュを
使用して溶鋼の成分変動域を極小化させ溶鋼を接続する
ことにより連々鋳を途切れさせることなく鋳造すること
を特徴とする連続鋳造法である。
【0010】請求項2の発明では、溶鋼の成分変動域の
極小化はタンディッシュ内の溶鋼の保持重量を極限に減
少させることからなることを特徴とする請求項1の手段
における連続鋳造法である。
極小化はタンディッシュ内の溶鋼の保持重量を極限に減
少させることからなることを特徴とする請求項1の手段
における連続鋳造法である。
【0011】請求項3の発明では、鋳片凝固による外周
−中心間の成分変動のずれを抑制させるため、同一タン
ディッシュを使用して異鋼種を連々接続する接続時の引
抜き速度を低速の一定に保つことを特徴とする請求項1
または2の手段における連続鋳造法である。
−中心間の成分変動のずれを抑制させるため、同一タン
ディッシュを使用して異鋼種を連々接続する接続時の引
抜き速度を低速の一定に保つことを特徴とする請求項1
または2の手段における連続鋳造法である。
【0012】
【発明の実施の形態】鋼種Aの溶鋼を取鍋からタンディ
ッシュに注湯し、該タンディッシュから連続鋳造装置の
モールド1に鋳込み連続的に引き抜いて連続鋳片を製造
する。鋼種Aの溶鋼の連続鋳造が所定量進行して終了が
近づき、鋼種Bの溶鋼が取鍋で準備されると、タンディ
シュ内の鋼種Aの溶鋼の保持重量を極限に減少させ、こ
の極限に減少されたタンディッシュ内に鋼種Bの溶鋼を
継ぎ足して溶鋼を接続し、モールド1への鋳込みを継続
し、鋼種Bの溶鋼に全て置き替わるまで溶鋼の保持重量
を極限に減少させ、全て置き替わると通常の注湯速度に
戻して溶鋼Bをタンディッシュの保持重量も常態の量に
増量して連続鋳造する。以上の続鋳造方法を採ることに
より、鋼種Aの溶鋼からなる鋳片2と後続の鋼種Bの溶
鋼からなる鋳片4の境界の後続鋼種Bの溶鋼の注入位置
6近辺の成分変動域の長さを極小化させることができ
る。そして、凝固による鋳片の外周−中心間の成分変動
のずれを抑制するために、タンディッシュの溶鋼の保持
重量を極限に減少させている間の鋳片の引抜き速度は低
速の一定に保って引き抜くこととする。従って本発明の
上記の方法では、鋼種Aの溶鋼のモールド1への鋳込み
が終了した時点で鋼種Aの鋳片2上に継手ブロック3を
挿入載置する従来の鋳造方法は採用しない。以上の方法
で得られた鋳片にあっては、先行鋼種鋳片2と後続鋼種
鋳片4の接続部は接続鋼種間の成分差に相応の境界クロ
ップとして屑落とし部分7にする。
ッシュに注湯し、該タンディッシュから連続鋳造装置の
モールド1に鋳込み連続的に引き抜いて連続鋳片を製造
する。鋼種Aの溶鋼の連続鋳造が所定量進行して終了が
近づき、鋼種Bの溶鋼が取鍋で準備されると、タンディ
シュ内の鋼種Aの溶鋼の保持重量を極限に減少させ、こ
の極限に減少されたタンディッシュ内に鋼種Bの溶鋼を
継ぎ足して溶鋼を接続し、モールド1への鋳込みを継続
し、鋼種Bの溶鋼に全て置き替わるまで溶鋼の保持重量
を極限に減少させ、全て置き替わると通常の注湯速度に
戻して溶鋼Bをタンディッシュの保持重量も常態の量に
増量して連続鋳造する。以上の続鋳造方法を採ることに
より、鋼種Aの溶鋼からなる鋳片2と後続の鋼種Bの溶
鋼からなる鋳片4の境界の後続鋼種Bの溶鋼の注入位置
6近辺の成分変動域の長さを極小化させることができ
る。そして、凝固による鋳片の外周−中心間の成分変動
のずれを抑制するために、タンディッシュの溶鋼の保持
重量を極限に減少させている間の鋳片の引抜き速度は低
速の一定に保って引き抜くこととする。従って本発明の
上記の方法では、鋼種Aの溶鋼のモールド1への鋳込み
が終了した時点で鋼種Aの鋳片2上に継手ブロック3を
挿入載置する従来の鋳造方法は採用しない。以上の方法
で得られた鋳片にあっては、先行鋼種鋳片2と後続鋼種
鋳片4の接続部は接続鋼種間の成分差に相応の境界クロ
ップとして屑落とし部分7にする。
【0013】以上の方法を採ることにより以下の効果を
達成することができる。すなわち、鋼種を異にする溶鋼
を接続して連続鋳造する場合に、先行鋼種の引き抜きを
一旦停止することがないため、一次パイプの発生は回避
できる。また、後続鋼種を鋳造する際、鋳造初期特有の
溶鋼の汚染が発生しないため、大型介在物の噛み込み不
良が回避できる。さらに接続時のタンディッシュ湯量を
極限まで少なくするので、成分混合領域が極少化でき連
々鋳歩留まりの向上が図れる。
達成することができる。すなわち、鋼種を異にする溶鋼
を接続して連続鋳造する場合に、先行鋼種の引き抜きを
一旦停止することがないため、一次パイプの発生は回避
できる。また、後続鋼種を鋳造する際、鋳造初期特有の
溶鋼の汚染が発生しないため、大型介在物の噛み込み不
良が回避できる。さらに接続時のタンディッシュ湯量を
極限まで少なくするので、成分混合領域が極少化でき連
々鋳歩留まりの向上が図れる。
【0014】この結果、清浄度の高い鋳片を提供しう
る。タンディッシュの交換がないので、交換用のタン
ディッシュのレンガ・予熱用重油等の原単価を削減でき
る。さらに、タンディッシュの交換がないので一次パ
イプや介在物、モールドパウダーの噛み込みを回避でき
る。
る。タンディッシュの交換がないので、交換用のタン
ディッシュのレンガ・予熱用重油等の原単価を削減でき
る。さらに、タンディッシュの交換がないので一次パ
イプや介在物、モールドパウダーの噛み込みを回避でき
る。
【0015】
【実施例】先行鋳造鋼種としてSCM420をタンディ
ッシュからモールドに鋳込み、常態の鋳造速度Vcoで
鋳片を引き抜き、その鋳造末期に鋳造速度Vcを通常鋳
込み時の常態の速度Vcoから、常態の約20%減速さ
せた低速鋳造速度Vcsにまで落とす。次いでこの低速
鋳造速度Vcsを一定に保って、先行鋳造鋼種のSCM
420のみによる鋳込みを終えながらタンディッシュ内
溶鋼保持重量Wrを常態の保持重量Wroから極限の最
小保持重量Wrsに低減したところで、後続鋳造鋼種の
SCM435をタンディッシュ内に注湯する。タンディ
ッシュ内でSCM420にSCM435が混入するが、
この間鋳込みは継続し、低速鋳造速度Vcsでこの最小
保持重量Wrsの成分混合鋼種が鋳込みが終わるまでは
この状態を保ち、タンディッシュ内の全ての鋼種がSC
M435に置き替わった状態で溶鋼内保持重量を元の常
態の保持重量Wroにもどし、さらに鋳造速度Vcを再
び元の常態の鋳造速度Vcoまで戻して後続鋼種SCM
435の鋳造を継続した。得られた溶鋼混合部は境界ク
ロップとして屑落とし処置をした。この結果、得られた
鋳片は上記の境界クロップ以外は、先行鋼種SCM42
0、後続鋼種SCM435はともに良品として使用する
ことができた。
ッシュからモールドに鋳込み、常態の鋳造速度Vcoで
鋳片を引き抜き、その鋳造末期に鋳造速度Vcを通常鋳
込み時の常態の速度Vcoから、常態の約20%減速さ
せた低速鋳造速度Vcsにまで落とす。次いでこの低速
鋳造速度Vcsを一定に保って、先行鋳造鋼種のSCM
420のみによる鋳込みを終えながらタンディッシュ内
溶鋼保持重量Wrを常態の保持重量Wroから極限の最
小保持重量Wrsに低減したところで、後続鋳造鋼種の
SCM435をタンディッシュ内に注湯する。タンディ
ッシュ内でSCM420にSCM435が混入するが、
この間鋳込みは継続し、低速鋳造速度Vcsでこの最小
保持重量Wrsの成分混合鋼種が鋳込みが終わるまでは
この状態を保ち、タンディッシュ内の全ての鋼種がSC
M435に置き替わった状態で溶鋼内保持重量を元の常
態の保持重量Wroにもどし、さらに鋳造速度Vcを再
び元の常態の鋳造速度Vcoまで戻して後続鋼種SCM
435の鋳造を継続した。得られた溶鋼混合部は境界ク
ロップとして屑落とし処置をした。この結果、得られた
鋳片は上記の境界クロップ以外は、先行鋼種SCM42
0、後続鋼種SCM435はともに良品として使用する
ことができた。
【0016】ここで、常態のタンディッシュ内溶鋼保持
重量Wroのままで先行鋼種Aを鋳込み、つづいてこの
タンディッシュ内に後続鋼種Bを注湯して接続して鋳込
み、得られた先行鋼種鋳片2と後続鋼種鋳片4の間の成
分混合領域9と、先行鋼種Aから後続鋼種Bに置き替わ
るときに本発明の方法によるタンディッシュ内溶鋼保持
重量Wrを常態の保持重量Wroから極限に減少させ
て、すなわち常態の約1割まで減らして、タンディッシ
ュ内溶鋼の最小保持重量Wrsにして連続鋳造(連連
鋳)したときの先行鋼種鋳片2と後続鋼種鋳片4の間の
成分混合領域10とをハッチで結んで成分混合領域8の
減り具合を模式的に図3に示す。タンディッシュ内溶鋼
保持重量を減らした成分混合領域9はタンディッシュ内
溶鋼保持重量を減らさない時の成分混合領域10の半分
以下に減少していることが分かる。
重量Wroのままで先行鋼種Aを鋳込み、つづいてこの
タンディッシュ内に後続鋼種Bを注湯して接続して鋳込
み、得られた先行鋼種鋳片2と後続鋼種鋳片4の間の成
分混合領域9と、先行鋼種Aから後続鋼種Bに置き替わ
るときに本発明の方法によるタンディッシュ内溶鋼保持
重量Wrを常態の保持重量Wroから極限に減少させ
て、すなわち常態の約1割まで減らして、タンディッシ
ュ内溶鋼の最小保持重量Wrsにして連続鋳造(連連
鋳)したときの先行鋼種鋳片2と後続鋼種鋳片4の間の
成分混合領域10とをハッチで結んで成分混合領域8の
減り具合を模式的に図3に示す。タンディッシュ内溶鋼
保持重量を減らした成分混合領域9はタンディッシュ内
溶鋼保持重量を減らさない時の成分混合領域10の半分
以下に減少していることが分かる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、同一のタンディッ
シュを使用して異なる鋼種の連続鋳造において、先行鋼
種の引抜きを一端停止することがないため、一次パイプ
の発生が回避でき、かつ被覆用のモールドパウダーの噛
み込みもなく、先行鋼種と後続鋼種の鋳片境界部の成分
混合領域も最小で、また、後続鋼種を鋳造する際の鋳造
初期特有の溶鋼の汚染の発生がなく、したがって、大型
介在物の噛み込み不良の発生も回避でき、さらに鋳片の
外周と中心間の成分の変動のずれも抑制されて、屑落と
し部の少ない歩留の良好な鋳片が製造できる。さらに、
鋼種の変更に伴うタンディッシュの交換もないので、交
換用のタンディッシュのレンガの予熱の必要がなく重油
などのエネルギーコストを減少することができるなど、
従来の連連鋳にない優れた効果を奏する。
シュを使用して異なる鋼種の連続鋳造において、先行鋼
種の引抜きを一端停止することがないため、一次パイプ
の発生が回避でき、かつ被覆用のモールドパウダーの噛
み込みもなく、先行鋼種と後続鋼種の鋳片境界部の成分
混合領域も最小で、また、後続鋼種を鋳造する際の鋳造
初期特有の溶鋼の汚染の発生がなく、したがって、大型
介在物の噛み込み不良の発生も回避でき、さらに鋳片の
外周と中心間の成分の変動のずれも抑制されて、屑落と
し部の少ない歩留の良好な鋳片が製造できる。さらに、
鋼種の変更に伴うタンディッシュの交換もないので、交
換用のタンディッシュのレンガの予熱の必要がなく重油
などのエネルギーコストを減少することができるなど、
従来の連連鋳にない優れた効果を奏する。
【図1】連続鋳造のモールド部分から鋳片部分を模式的
に説明する図である。
に説明する図である。
【図2】(a1)は従来の継手ブロックを用いる連連鋳
における異種鋳片の境界部を模式的に示す図であり、
(a2)はその鋳片の不良率発生率をグラフ化して示す
図であり、(b1)は継手ブロックを用いない連連鋳に
おける異種鋳片の境界部を模式的に示す図であり、(b
2)はその鋳片の不良率発生率をグラフ化して示す図で
ある。
における異種鋳片の境界部を模式的に示す図であり、
(a2)はその鋳片の不良率発生率をグラフ化して示す
図であり、(b1)は継手ブロックを用いない連連鋳に
おける異種鋳片の境界部を模式的に示す図であり、(b
2)はその鋳片の不良率発生率をグラフ化して示す図で
ある。
【図3】タンディッシュ内溶鋼保持重量を常態の場合と
減少した場合の異種鋳片の境界域における成分混合領域
の変化を対比して示す模式図である。
減少した場合の異種鋳片の境界域における成分混合領域
の変化を対比して示す模式図である。
1 モールド 2 先行鋼種鋳片 3 継手ブロック 4 後続鋼種鋳片 5 一次パイプ 6 後続鋼種注入位置 7 屑落とし部 8 成分混合領域 9 常態のタンディッシュ内保持重量 10 減少したタンディッシュ内保持重量
Claims (3)
- 【請求項1】 同一タンディッシュを使用して異鋼種を
連々接続して連続鋳造する方法において、先行鋼種鋳片
と後続鋼種鋳片との間に継ぎ手ブロックを用いることな
く同一タンディッシュを使用して溶鋼の成分変動域を極
小化させ溶鋼を接続することにより連々鋳を途切れさせ
ることなく鋳造することを特徴とする連続鋳造法。 - 【請求項2】 溶鋼の成分変動域の極小化はタンディッ
シュ内の保持重量を極限に減少させることからなること
を特徴とする請求項1記載の連続鋳造法。 - 【請求項3】 鋳片凝固による外周−中心間の成分変動
のずれを抑制させるため、同一タンディッシュを使用し
て異鋼種を連々接続する接続時の引抜き速度を低速の一
定に保つことを特徴とする請求項1または2記載の連続
鋳造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144371A JP2000334548A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 同一タンディッシュ内溶鋼混合連々鋳による連続鋳造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144371A JP2000334548A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 同一タンディッシュ内溶鋼混合連々鋳による連続鋳造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000334548A true JP2000334548A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15360573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11144371A Pending JP2000334548A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 同一タンディッシュ内溶鋼混合連々鋳による連続鋳造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000334548A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006150428A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Kobe Steel Ltd | 異鋼種連々鋳造方法 |
| JP2006224183A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Kobe Steel Ltd | 異鋼種の連々続鋳造方法 |
| CN103706775A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-04-09 | 内蒙古包钢钢联股份有限公司 | 宽厚板连铸机同浇次异钢种长连浇操作方法 |
| CN105798250A (zh) * | 2016-03-22 | 2016-07-27 | 首钢总公司 | 一种中间坯的确定方法 |
| CN111331096A (zh) * | 2020-03-19 | 2020-06-26 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 一种消除双相不锈钢气泡的方法 |
-
1999
- 1999-05-25 JP JP11144371A patent/JP2000334548A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006150428A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Kobe Steel Ltd | 異鋼種連々鋳造方法 |
| JP2006224183A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Kobe Steel Ltd | 異鋼種の連々続鋳造方法 |
| CN103706775A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-04-09 | 内蒙古包钢钢联股份有限公司 | 宽厚板连铸机同浇次异钢种长连浇操作方法 |
| CN105798250A (zh) * | 2016-03-22 | 2016-07-27 | 首钢总公司 | 一种中间坯的确定方法 |
| CN111331096A (zh) * | 2020-03-19 | 2020-06-26 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 一种消除双相不锈钢气泡的方法 |
| CN111331096B (zh) * | 2020-03-19 | 2022-02-25 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 一种消除双相不锈钢气泡的方法 |
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