JP2000334808A - 複合樹脂押出成形体の製造方法 - Google Patents
複合樹脂押出成形体の製造方法Info
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Abstract
トな木質感を呈した押出成形体を、比較的簡便に提供し
得る複合樹脂押出成形体の製造方法の提供。 【解決手段】 熱可塑性樹脂と植物系充填材とを含有す
る複合樹脂組成物を押出成形する際に、押出機1の次
に、加熱賦形型2及び冷却賦形型3がこの順に直付けさ
れた押出成形装置6によって押出成形する方法であっ
て、前記加熱賦形型と冷却賦形型との間で、例えば、賦
形部に、賦形体の肉厚方向に前記複数条の凹凸に対応す
る複数の凸部もしくは凹部が形成された賦形板4によっ
て、押出方向に沿って賦形体表面に複数条の凹凸を付与
する複合樹脂押出成形体8の製造方法、及び、上記複合
樹脂組成物を押出成形する際に、加熱賦形型、冷却賦形
型及び、例えば、粗面に形成された内面を有する表面加
熱型型5を、この順に直付けされてなる押出成形装置に
よって押出成形する複合樹脂押出成形体の製造方法。
Description
面の性状に由来する、ソフトな木質感を呈した押出成形
体を、比較的簡便に提供し得る複合樹脂押出成形体の製
造方法に関する。
系充填材を混入した複合樹脂組成物を押出成形すること
によって、木質感のある成形体を得ようとする試みが種
々行われてきたが、成形体表面はやはり樹脂分の割合が
高いためにプラスチック特有の艶が残り、充分な木質感
のある成形体を簡便に得ることは、実際上困難であっ
た。そこで、例えば、熱可塑性樹脂とセルロース系充填
材とによって形成した木質合成板の表面に、サンダーで
研削処理を施して多数の傷条を形成し、次いでこの表面
に着色剤を塗布し、最後に木目柄を印刷することによ
り、天然木に近い木目等の模様を形成する方法が提案さ
れている(特開平9−216500号公報参照)。
粉に含浸すると共に上記傷条深部に浸入して、インキが
にじむことになるので木質感のある木目柄を得ることが
出来るとされており、この様な効果は確かに好ましいも
のである。しかし、この方法は、多数の傷条を形成する
第1研削工程、着色剤塗布工程、凹部着色層を残して研
削研磨を要する第2研削工程、及び、前記研磨面に木目
柄を印刷する工程を必須とする煩瑣な工程からなり、実
際に工業的に採用するには、複雑で大がかりな各種装置
を必要とするもので、木質感のある成形体を簡便に得る
ことができる方法とは言い難いものであった。
形体表面に凹凸を付与して木目柄を得る方法も古くから
知られており、例えば、特開昭62−117724号公
報には、発泡性熱可塑性樹脂に所望により木粉を含有さ
せた複合樹脂組成物を押出成形する際に、口金内周部に
流れ方向の溝を設けた押出機を用いることにより、天然
木に類似した柾目模様を有する成形体を得ることが開示
されている。
検討によれば、特開昭62−117724号公報記載の
方法では、樹脂の押出し方向に対し真っ直ぐな線を付与
をすることは可能であるが、凹凸からなる真っ直ぐな線
は、天然木に類似した柾目模様とは趣きを異にしている
ので、微妙なゆらぎを有する天然木の柾目により類似し
た成形体が望まれていた。
樹脂成形体の製造方法における問題点に鑑みてなされた
もので、植物系充填材や表面の性状に由来する、ソフト
な木質感を呈した押出成形体を、比較的簡便に提供し得
る複合樹脂押出成形体の製造方法を提供することを目的
とする。
に、請求項1記載の本発明は、熱可塑性樹脂と植物系充
填材とを含有する複合樹脂組成物を押出成形する際に、
押出機の次に、加熱賦形型及び冷却賦形型がこの順に直
付けされてなる押出成形装置によって押出成形する方法
であって、前記加熱賦形型と冷却賦形型との間で、押出
方向に沿って賦形体表面に複数条の凹凸を付与すること
を特徴とする複合樹脂押出成形体の製造方法を提供す
る。
賦形型の樹脂出口において、賦形体表面の押出方向に沿
って、ゆらぎのある複数条の凹凸を付与することが、賦
形部に、賦形体の肉厚方向に前記複数条の凹凸に対応す
る複数の凸部もしくは凹部が形成された賦形板によって
なされることを特徴とする請求項1記載の複合樹脂押出
成形体の製造方法を提供する。
樹脂と植物系充填材とを含有する複合樹脂組成物を押出
成形する際に、加熱賦形型、冷却賦形型及び表面加熱型
をこの順に直付けされてなる押出成形装置によって押出
成形することを特徴とする複合樹脂押出成形体の製造方
法を提供する。また、請求項4記載の本発明は、上記表
面加熱型が、粗面に形成された内面を有する表面加熱型
型を有するものであることを特徴とする請求項3記載の
複合樹脂押出成形体の製造方法を提供する。
樹脂組成物が、熱可塑性樹脂100重量部に対して、植
物系充填材100〜400重量部、α,β−不飽和カル
ボン酸系モノマー1〜40重量部及び重合開始剤を含有
していることを特徴とする請求項1〜4何れか1項に記
載の複合樹脂押出成形体の製造方法を提供する。
明における、上記複合樹脂組成物に用いられる熱可塑性
樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、フッ
素樹脂、ポリフェニレンサルファイド、ポリスチレン、
ABS、アクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリウレ
タン、ポリ塩化ビニル、ポリフェニレンオキサイド、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等の市販の熱可塑性樹脂が
挙げられる。また、熱可塑性樹脂の平均粒径は、押出機
のクリアランスを通過できるものが使用可能であるが、
余り細かすぎると混練しにくくなるので、10〜100
0μm程度が好ましい。
れた成形品の外観が植物調となり、ソフトな感触を与え
るもので植物からなる充填物であれば、その種類は特に
制限されるものではないが、例えば、材木、木板、合
板、パルプ、竹材などの切削屑、研摩屑、切断鋸屑、粉
砕物のような木粉;籾殻、胡桃殻のような穀物もしくは
果実の殻またはその粉砕物等が挙げられる。
は含有水分が存在し、成形品の表面性に影響を与える。
押出成形温度が150℃以上では、植物系充填材中の含
水率は10重量%以下であることが望ましく、押出成形
温度が120〜150℃では、含水率は20重量%以下
であることが望ましい。植物系充填材の配合量は、熱可
塑性樹脂100重量部に対して50〜500重量部迄技
術的に可能であるが、得られる成形体の木質感や押出成
形性を考慮すると、100〜400量部が好ましい。
なα,β−不飽和カルボン酸系モノマーと重合開始剤と
を配合すると、α,β−不飽和カルボン酸系モノマーが
熱可塑性樹脂への可塑化効果を奏すると共に、可塑化後
に重合開始剤がモノマー重合してより高物性の成形体を
提供し得る点で好ましい。
ン酸系モノマーとしては、α,β−不飽和カルボン酸、
α,β−不飽和カルボン酸エステル、α,β−不飽和カ
ルボン酸アミド等が挙げられ、好ましくは沸点が102
℃以上のものである。沸点102℃未満のα,β−不飽
和カルボン酸系モノマーは、押出成形時、揮発して成形
品の表面性を低下させる嫌いがある。また、α,β−不
飽和カルボン酸系モノマーとしては、押出成形温度以上
の沸点を有するものを選ぶことが好ましい。
の具体例としては、先ず、α,β−不飽和カルボン酸と
しては、メタクリル酸、アクリル酸、クロトン酸、イソ
クロトン酸、イタコン酸等が例示される。
ル酸エチル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸
−i−ブチル、メタクリル酸−t−ブチル、メタクリル
酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタ
クリル酸トリデシル、メタクリル酸ステアリル、メタク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタク
リル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2−ヒ
ドロキシプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル・メチルクロラ
イド塩、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸テトラヒドロフルフリ
ル、メタクリル酸アリル、ジメタクリル酸エチレングリ
コール、ジメタクリル酸トリエチレングリコール、ジメ
タクリル酸テトラエチレングリコール、ジメタクリル酸
−1,3−ブチレングリコール、ジメタクリル酸−1,
6−ヘキサンジオール、トリメタクリル酸トリメチロー
ルプロパン、メタクリル酸−2−エトキシエチル等が例
示される。
アリル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−2−(5
−エチル−2−ピリジル)エチル、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸
グリシジル、アクリル酸−2−シアノエチル、アクリル
酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸−t−ブチ
ル、βハイドロキシエチルアクリレート、ハイドロキシ
プロピルアクリレート等が例示される。
は、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドが
例示される。
合量は、熱可塑性樹脂100重量部に対して1〜40重
量部が好ましい。1重量部未満であると、熱可塑性樹脂
を充分に可塑化できず、熱可塑性樹脂に植物系充填材を
高い割合で含ませられないことがあり、逆に40重量部
を越えると、組成物の粘度が低下しすぎ、成形品の表面
性が悪くなる嫌いがある。また、必要に応じて数種のモ
ノマーを併用して用いてもよい。
は、請求項5記載の如く、熱可塑性樹脂100重量部に
対して、上記植物系充填材100〜400重量部、α,
β−不飽和カルボン酸系モノマー1〜40重量部及び重
合開始剤を含有していることが、木質感及び熱可塑性樹
脂の可塑化効果の発現や押出成形性の点で好ましい。よ
り詳しくは、上記配合により、α,β−不飽和カルボン
酸系モノマーが熱可塑性樹脂を可塑化し、木粉の分解を
抑制しつつ成形体に高充填することができ、又、混練性
向上によって均一な表面性が確保された成形体が得られ
る。
加熱によりα,β−不飽和カルボン酸系モノマーの重合
を引き起こすものであれば、いずれも使用可能であり、
ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタール系、ジア
ルキルパーオキサイド系、ジアシルパーオキサイド系、
パーオキシエステル系、パーオキシジカーボネート系の
重合開始剤が例示される。
が60℃以上であるものがより好ましい。この半減期温
度が60℃未満であると、押出成形時にα,β−不飽和
カルボン酸系モノマーとしてのアクリル酸エステルモノ
マーが急速に硬化し、押出成形性が低下する場合があ
る。
る。ケトンパーオキサイド系重合開始剤として、メチル
アセトアセテートパーオキサイド等が挙げられる。
は、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン(86.7℃)、
1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサ
ン(87.1℃)、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(90.
0℃)、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロ
ヘキサン(90.7℃)、1,1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)シクロドデカン(95.0℃)、2,2−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)ブタン(103.1℃)、
n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バ
レレイト(104.5℃)、2,2−ビス(4,4−ジ
−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン(9
4.7℃)等が挙げられる。
して、ジ−t−ブチルパーオキサイド(123.7℃)
等が挙げられる。
て、ラウロイルパーオキサイド(61.6℃)、ステア
ロイルパーオキサイド(62.4℃)、2,4−ジクロ
ロベンゾイルパーオキサイド(52.8℃)、オクタノ
イルパーオキサイド(61.5℃)、ベンゾイルパーオ
キサイド(73.6℃)等が挙げられる。
1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−
エチルヘキサノエート(65.3℃)、2,5−ジメチ
ル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキ
シ)ヘキサン(66.2℃)、1−シクロヘキシル−1
−メチルエチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート
(67.5℃)、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート(69.9℃)、t−ブチルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート(72.1℃)、t−ブチ
ルパーオキシイソブチレート(77.3℃)、t−ヘキ
シルパーオキシイソプロピルモノカーボネート(95.
0℃)、t−ブチルパーオキシマレイン酸(96.1
℃)、t−ブチルパーオキシー3,5,5−トリメチル
ヘキサノエート(97.1℃)、t−ブチルパーオキシ
ラウレート(98.3℃)、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(m−トルオイルパーオキシ)ヘキサン(98.5
℃)、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネ
ート(98.7℃)、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキシルモノカーボネート(99.0℃)、t−ヘキ
シルパーオキシベンゾエート(99.4℃)、2,5−
ジメチルー2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサ
ン(99.7℃)、t−ブチルパーオキシアセテート
(101.9℃)、t−ブチルパーオキシ−m−トルオ
イルベンゾエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート
(104.3℃)、2,4,4−トリメチルペンチル−
2−ハイドロパーオキサイド等が挙げられる。上記例示
化合物において、括弧内の数字は10時間半減期温度を
示す。
0時間半減期温度が、押出機の押出温度に対して、押出
温度−70℃<重合開始剤の10時間半減期温度<押出
温度−10℃、となる関係を有するものを用いること
は、硬化速度を制御し易いので、特に好ましい。
モノマーの組合わせ、および重合開始剤の配合割合は、
押出温度と同じ温度条件でのゲルタイムテスター(「N
o.153式」、安田精機製作所製)による測定で、ゲ
ル化時間が30〜600秒になるように決めるのが好ま
しい。
て、公知の滑剤を含ませることもできる。その滑剤の例
としては、 炭化水素系(流動パラフィン、 天然パラフィ
ン、マイクロワックス、ポリエチレンワックス等)、脂
肪酸系(ステアリン酸系等)、脂肪酸アミド系(ステア
リン酸アミド、パルミチン酸アミド、メチレンビスステ
アロアミド等) 、エステル系(プチルアレート、 硬化ヒ
マシ油、エチレングリコールモノステアレート等) 、ア
ルコール系(セチルアルコール、ステアリルアルコール
等) 、金属石鹸系(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸鉛等) が挙げられる。
外部滑性を強く示すものほど好ましい。その理由は、フ
ィラーを高充填した熱可塑性複合材の押出成形では、 冷
却成形時、 金型との抵抗が小さい方が、 成形性が格段に
向上することによる。外部滑性を強く示す滑剤として
は、例えば炭化水素系、 高級脂肪酸系、 金属石鹸系等が
挙げられる。滑剤を添加する場合、その添加量は、 1〜
25重量部が好ましい。1重量部に充たないと添加効果
が明確にならず、 25重量部を越えると、 物性の低下が
見られる。
更に、ガラス繊維、炭素繊維等の補強材、大理石粉、石
粉、金属粉、非植物系充填材等、可塑剤、発泡剤等の添
加剤を配合することができる。
て、以下に示すような公知の発泡剤を添加することもで
き、これにより、同組成物を押出しつつ発泡させたり、
成形後、発泡させたりすることで、別異の木質感を発現
させることが可能となる。使用できる発泡剤としては、
炭酸アンモニア、重炭酸ソーダ等の無機発泡剤;ジニト
ロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジメチル−
N,N’−ジニトロソテレフタールアミド、ベンゼンス
ルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジ
ド、P,P’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド)、3,3’−ジスルホンヒドラジドフェニルスル
ホン、アゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンア
ミド、アゾジカルボン酸バリウム、ジエチルアゾジカル
ボキシレート等の有機系発泡剤が例示される。
押出機も使用可能であるが、混練性の面から二軸タイ
プ、特に二軸同方向押出機が好ましい押出機の押出成形
温度は、好ましくは120〜180℃である。この温度
が120℃未満であると本発明による複合樹脂組成物の
押出成形ができず、180℃を越えると、植物系充填材
が押出成形中に変色を起こし、表面性が低下し易い。
体の製造方法を図面を参照しながら説明する。図1は、
請求項1又は2記載の本発明の実施に用いて好適な押出
成形装置の1例を示す模式的側面図である。二軸同方向
押出機等の押出機1には、下流末端に、加熱賦形型2及
び冷却賦形型3がこの順に直付けされて押出成形装置6
が形成されている。加熱賦形型2はその樹脂出口に、冷
却賦形型3との直付けを保つ様に、賦形板4が取り付け
られている。尚、19はホッパーである。
側面図を示す賦形板4は、賦形体7表面に複数条の凹凸
を付与することができる様に、賦形部411に、複数の
凸部もしくは凹部(図2では凸部)412が形成されて
いる。賦形部411において、凸部412が形成されて
いない部分の高さhは6mmで、上下から延びている凸
部412の高さは2.5mm〜3mmで、その横方向に
はランダムな間隔で配列はされている。尚、9,9は加
熱賦形型2に取り付けるための取り付け穴である。
樹脂押出成形体を得るには、熱可塑性樹脂と植物系充填
材とを含有する複合樹脂組成物を上記ホッパー19に投
入し、押出機1の次に加熱賦形型2及び冷却賦形型3が
この順に直付けされてなる押出成形装置6によって押出
成形すると良い。
加熱賦形型の出口において、押出方向に沿って賦形体7
表面に複数条の凹凸12(例えば図7参照)を付与する
のである。この場合、複数条の凹凸12は、通常、賦形
体7表面に複数条の溝(凹部)を設けることにより、そ
の結果として形成される。
明の実施に用いて好適な押出成形装置の1例を示す模式
的側面図である。二軸同方向押出機等の押出機1には、
下流末端に、加熱賦形型2、冷却賦形型3及び表面加熱
型5がこの順に直付けされて押出成形装置10が形成さ
れている。表面加熱型5は、加熱賦形型2により加熱賦
形され冷却賦形型3により冷却固化された押出賦形体
を、再度加熱することによって、賦形体表面のスキン層
(図示せず)を取り除いて、木質感を発現し得る微妙な
凹凸を表面にのみ与えるのである。
については、押出成形装置6において用いられたものと
同様なものが使用可能である。表面加熱型5は図6に拡
大正面図が示されている如く、賦形部断面はT字型とさ
れ、粗面に形成された内面51を有している。表面加熱
型5の内面5が、例えば、メッキ加工が施されて表面平
滑性が高いと樹脂分の割合が高い賦形体表面を充分に荒
らすことができず、結局木質感を有する成形体が得られ
ないからである。
しているとは、例えば、JISB0601に準拠した表
面粗さRmax が10μm以上であることが好ましく、且
つ通常はRmax が1000μm以下の表面状態のものが
用いられる。1000μmを越える場合は、押出成形時
に表面粗さが抵抗となって押出成形性が低下して、良好
な外観を備えた成形体が得られ難いからである。
プロピレン100重量部に、植物系充填材として米栂の
木粉( 平均粒径200μm)100重量部、及びステア
リン酸亜鉛5重量部を図1に示すホッパー9に投入し、
二軸同方向押出機1からなる押出成形装置6によって、
混練同時成形を行い、押出成形体8を得た。尚、押出機
1先端に取り付けた加熱賦形型2の出口断面形状は6×
60mmであり、賦形板4の詳細は図2に示す賦形板4
1の通りで、次に冷却賦形型(6x60mm)を直付けして構成
された押出成形装置6を用いた。また、尚、押出機及び
加熱賦形型の温度を190℃、冷却賦形型の温度を90
℃とした。
した賦形板41の代わりに、図3に示した賦形板42を
用いたこと以外は同様にして成形体を得た。賦形板42
の賦形部421において、凸部422が形成されていな
い部分の高さは賦形板41と同じく6mmで、上下から
延びている凸部422の高さは1mmで、その横方向に
は比較的同じ間隔で凸部が9個配列されている。 (実施例3)実施例1において、図2に示した賦形板4
1の代わりに、図4に示した賦形板43を用いたこと以
外は同様にして成形体を得た。
プロピレン100重量部に対し、植物系充填材として米
栂の木粉(平均粒径200μm)を300重量部とし、
新たにαβ不飽和カルボン酸系モノマーとしてメタクリ
ル酸シクロヘキシルモノマー5重量部及び重合開始剤と
して、2,4,4 トリメチルペンチル 2ハイドロパーオキサ
イド(化薬アクゾ社製TMBH)を0.1重量部加えた
こと以外は、同様にして成形体を得た。
型1と賦形板41を直付け成形し、冷却賦形型は10mm離
して固定し、更にその後ろに引き取り機を設置し、引き
取り機の引き取り力で成形した。*以上の実施例1〜
4、及び比較例1で得られた押出成形体サンプルの模式
的平面図を、この順に図7〜11に示した。
プロピレン100重量部に、植物系充填材として米栂の
木粉( 平均粒径200μm)100重量部、及びステア
リン酸亜鉛5重量部を図5に示すホッパー9に投入し、
二軸同方向押出機1からなる押出成形装置10によっ
て、混練同時成形を行い、押出成形体を得た。尚、押出
機1先端に取り付けた加熱賦形型2の出口断面形状はT
字形でその水平部及び垂直部の幅は何れも6mmであ
り、冷却賦形型3及び表面加熱型5の断面形状も同様で
あった。但し、表面加熱型5の内面51は研磨処理によ
って、JISB0601に準拠した表面粗さRmax が3
00μmに調整されていた。また、押出機及び加熱賦形
型の温度を190℃、冷却賦形型の温度を90℃、表面
加熱型の温度を150℃とした。得られた押出成形体表
面の光沢度はHORIBA光沢度計により測定したとこ
ろ、9%であり、いわゆる艶を有しない、木質感を充分
備えたものであった。
プロピレン100重量部に対し、植物系充填材として米
栂の木粉(平均粒径200μm)を300重量部とし、
新たにαβ不飽和カルボン酸系モノマーとしてメタクリ
ル酸シクロヘキシルモノマー5重量部及び重合開始剤と
して2,4,4 トリメチルペンチル 2ハイドロパーオキサイ
ド(化薬アクゾ社製TMBH)を0.1重量部を加えた
こと以外は、同様にして成形体を得た。得られた押出成
形体表面の光沢度は3%であり、いわゆる艶を有しな
い、木質感を充分備えたものであった。
型5を備えていない押出成形装置を用いて成形したこと
以外は、同様にして成形体を得た。り機の引き取り力で
成形した。得られた押出成形体表面の光沢度は41%で
あり、いわゆる艶の残った、木質感の不充分なものであ
った。
機の次に、加熱賦形型及び冷却賦形型がこの順に直付け
されてなる押出成形装置によって上記複合樹脂組成物を
押出成形するに際して、前記加熱賦形型と冷却賦形型と
の間で、押出方向に沿って賦形体表面に複数条の凹凸を
付与することにより、押出機への材料投入に基づく押出
変動を直接再現でき、成形品に微妙な、不規則なゆらぎ
を与えることが可能となる。すなわち、加熱賦形型と冷
却賦形型との間で賦形体表面に複数条の凹凸を付与する
ことは、押出機の押出推力のみで材料が前に送られるこ
ととなり、或いは、引き取り機等の押出変動を抑制する
設備を使わずに成形することとなり、その結果、押出変
動に基づく微妙な、不規則なゆらぎを与えることとなる
のである。請求項2記載の本発明によれば、賦形部に、
賦形体の肉厚方向に前記複数条の凹凸に対応する複数の
凸部もしくは凹部が形成された賦形板によって、上記ゆ
らぎのある凹凸を簡便に付与することができる。請求項
3記載の本発明においては、熱可塑性樹脂と植物系充填
材とを含有する複合樹脂組成物を押出成形する際に、加
熱賦形型、冷却賦形型及び表面加熱型をこの順に直付け
されてなる押出成形装置によって押出成形するので、加
熱賦形型2により加熱賦形され冷却賦形型3により冷却
固化された押出賦形体を、表面加熱型で再度加熱するこ
とによって、賦形体表面のスキン層を取り除いて、比較
的簡便に、木質感を発現し得る微妙な凹凸を表面に有す
る複合樹脂押出成形体を提供し得る。請求項4記載の本
発明においては、上記表面加熱型が、例えばJISB0
601に準拠した表面粗さRmax が10μm〜1000
μmの表面状態の如く、粗面に形成された内面を有する
表面加熱型型を有するものであるので、適度の表面粗
さ、すなわち、微妙な凹凸を賦形体表面に形成すること
が出来、木質感を有する複合樹脂押出成形体を簡便に提
供し得る。請求項5記載の本発明においては、上記複合
樹脂組成物が、熱可塑性樹脂100重量部に対して、植
物系充填材100〜400重量部、α,β−不飽和カル
ボン酸系モノマー1〜40重量部及び重合開始剤を含有
しているので、上記の効果をより一層確実に奏すること
ができる。
適な押出成形装置の1例を示す模式的側面図。
で、(a)は拡大正面図、(b)は拡大側面図。
正面図、(b)は拡大側面図。
拡大正面図、(b)は拡大側面図。
適な押出成形装置の1例を示す模式的側面図。
大正面図。
的平面図。
的平面図。
的平面図。
式的平面図。
式的平面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂と植物系充填材とを含有す
る複合樹脂組成物を押出成形する際に、押出機の次に、
加熱賦形型及び冷却賦形型がこの順に直付けされてなる
押出成形装置によって押出成形する方法であって、前記
加熱賦形型と冷却賦形型との間で、押出方向に沿って賦
形体表面に複数条の凹凸を付与することを特徴とする複
合樹脂押出成形体の製造方法。 - 【請求項2】 上記加熱賦形型の樹脂出口において、賦
形体表面の押出方向に沿って、ゆらぎのある複数条の凹
凸を付与することが、賦形部に、賦形体の肉厚方向に前
記複数条の凹凸に対応する複数の凸部もしくは凹部が形
成された賦形板によってなされることを特徴とする請求
項1記載の複合樹脂押出成形体の製造方法。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂と植物系充填材とを含有す
る複合樹脂組成物を押出成形する際に、加熱賦形型、冷
却賦形型及び表面加熱型をこの順に直付けされてなる押
出成形装置によって押出成形することを特徴とする複合
樹脂押出成形体の製造方法。 - 【請求項4】 上記表面加熱型が、粗面に形成された内
面を有する表面加熱型型を有するものであることを特徴
とする請求項3記載の複合樹脂押出成形体の製造方法。 - 【請求項5】 上記複合樹脂組成物が、熱可塑性樹脂1
00重量部に対して、植物系充填材100〜400重量
部、α,β−不飽和カルボン酸系モノマー1〜40重量
部及び重合開始剤を含有していることを特徴とする請求
項1〜4何れか1項に記載の複合樹脂押出成形体の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14526199A JP4068760B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 複合樹脂押出成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14526199A JP4068760B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 複合樹脂押出成形体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000334808A true JP2000334808A (ja) | 2000-12-05 |
| JP4068760B2 JP4068760B2 (ja) | 2008-03-26 |
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ID=15381049
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|---|---|---|---|
| JP14526199A Expired - Fee Related JP4068760B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 複合樹脂押出成形体の製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP4068760B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001054884A1 (fr) * | 2000-01-26 | 2001-08-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Article moule a partir d'une matiere composite thermoplastique et procede de production dudit article |
| WO2011010588A1 (ja) * | 2009-07-22 | 2011-01-27 | 株式会社クラレ | キーパッド用ポリウレタンフィルム |
| KR101118015B1 (ko) * | 2006-12-11 | 2012-02-24 | (주)엘지하우시스 | 압출 냉각 시스템 |
| JP2016525958A (ja) * | 2013-05-14 | 2016-09-01 | ウーペーエム−キュンメネ コーポレイションUPM−Kymmene Corporation | 表面粗さを有する複合材料構造体 |
| JP2018192685A (ja) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | 株式会社日本製鋼所 | 繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法および製造装置 |
-
1999
- 1999-05-25 JP JP14526199A patent/JP4068760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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| US10414074B2 (en) | 2013-05-14 | 2019-09-17 | Upm-Kymmene Corporation | Method to manufacture a composite product with micro contoured surface layer |
| JP2018192685A (ja) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | 株式会社日本製鋼所 | 繊維強化熱可塑性樹脂押出物の製造方法および製造装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4068760B2 (ja) | 2008-03-26 |
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