JP2000334906A - 蒸着フィルム - Google Patents
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Abstract
すること。 【解決手段】 (A)液晶ポリエステルを連続相とし
(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
る共重合体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物
からなる層と、無機物の蒸着層とを有する蒸着フィル
ム。
Description
ア性に極めて優れたフィルムに関するものである。
子部品用など産業界の多方面でプラスチックフィルムか
らなる包装材料が用いられているが、それらが必ずしも
市場からの要求を十分には満たしていないのが現状であ
る。包装した状態で電気、電子部品などにベーキング処
理が行われる場合が有り、該包材には充分な耐熱性が要
求されることがある。また、用済み後のフィルムの燃焼
処理の容易性も、市場からの要望されるところである。
対し、例えば、構成成分としてアルミ箔を使用した場合
には、重い、高価である、あるいはピンホールが発生し
易く、そのためガスバリア性が不十分である、焼却時に
多くの灰分が残留するなどの諸問題点が指摘されてい
る。
合でも、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィ
ン系樹脂は、耐熱性が低くガスバリア性能も悪い。エチ
レン−酢酸ビニル共重合体などは特に高湿度下でガスバ
リア性が悪く、耐熱性も不十分である。ポリ塩化ビニル
やポリ塩化ビニリデンは耐熱性が低く、ガスバリア性も
不十分であり、廃棄時に燃焼ガスの問題もあるなど、い
ずれの場合も上述のごとき市場の多岐にわたる要望を充
分には満たしていなかった。
は、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフ
タレートのような汎用ポリエステルと異なり、分子が剛
直なため溶融状態でも絡み合いを起こさず、液晶状態を
有するポリドメインを形成し、わずかな剪断によっても
分子鎖が流れ方向に著しく配向し溶融粘度が急に低下す
る挙動を示すなど、フィルム原料という観点からは実用
性に乏しかった。特開平7−304936号公報、特開
平9−286907号公報に記載の液晶性ポリマーは成
形加工性に優れ、耐熱性、耐薬品性、ガスバリア性など
に優れたフィルムを容易に得られることが記載されてい
るが、用途によってはさらに一層のガスバリア性が要求
される場合もあった。
が解決しようとする課題、即ち本発明の目的は、ガスバ
リア性に極めて優れたフィルムを提供することにある。
な問題を解決すべく鋭意検討を続け本発明に到達した。
即ち本発明は、(A)液晶ポリエステルを連続相とし
(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
る共重合体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物
からなる層と、無機物の蒸着層とを有する蒸着フィルム
にかかるものである。
る。本発明において使用する液晶ポリエステル樹脂組成
物は、(A)液晶ポリエステルを連続相とし(B)液晶
ポリエステルと反応性を有する官能基を有する共重合体
を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物である。
ロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエステルである。
具体的には、 (1)芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒ
ドロキシカルボン酸とを反応させて得られるもの。 (2)異種の芳香族ヒドロシカルボン酸の組み合わせを
反応させて得られるもの。 (3)芳香族ジカルボン酸と核置換芳香族ジオールとを
反応させて得られるもの。 (4)ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
に芳香族ヒドロキシカルボン酸を反応させて得られるも
の。 などが挙げられ、400℃以下の温度で異方性溶融体を
形成するものが好ましい。なお、これらの芳香族ジカル
ボン酸、芳香族ジオール及び芳香族ヒドロキシカルボン
酸の代わりに、それらのエステル誘導体が使用されるこ
ともある。
ては、下記の芳香族ジカルボン酸に由来する繰返し構
造単位、芳香族ジオールに由来する繰返し構造単位、
芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する繰返し構造単
位を例示することができるが、これらに限定されるもの
ではない。
構造単位:
位:
繰返し構造単位:
ら特に好ましい液晶ポリエステルは なる繰り返し構造単位を含むものであり、さらに好まし
くは該繰り返し構造単位を少なくとも全体の30モル%
以上含むものである。具体的には繰り返し構造単位の組
み合わせが下記(I)〜(VI)のいずれかのものが好ま
しい。
については、例えば特公昭47−47870号公報、特
公昭63−3888号公報、特公昭63−3891号公
報、特公昭56−18016号公報、特開平2−515
23号公報などに記載されている。これらの中で好まし
くは(I)、(II)または(IV)の組合せであり、さら
に好ましくは(I)または(II)の組み合せが挙げられ
る。
物において、高い耐熱性が要求される分野には成分
(A)の液晶ポリエステルが、下記の繰り返し単位
(a’)が30〜80モル%、繰り返し単位(b’)が
0〜10モル%、繰り返し単位(c’)が10〜25モ
ル%、繰り返し単位(d’)が10〜35モル%からな
る液晶ポリエステルが好ましく使用される。
見地から使用後の焼却などの廃棄の容易さが求められる
分野には、ここまで挙げたそれぞれに要求される分野の
好ましい組み合わせの中で特に炭素、水素、酸素のみの
元素からなる組み合わせによる液晶ポリエステルが特に
好ましく使用される。
いられる成分(B)は、液晶ポリエステルと反応性を有
する官能基を有する共重合体である。かかる液晶ポリエ
ステルと反応性を有する官能基としては、液晶ポリエス
テルと反応性を有すれば何でもよく、具体的には、オキ
サゾリル基やエポキシ基、アミノ基等が挙げられる。好
ましくは、エポキシ基である。エポキシ基等は他の官能
基の一部として存在していてもよく、そのような例とし
ては例えばグリシジル基が挙げられる。
共重合体中に導入する方法としては特に限定されるもの
ではなく、周知の方法で行うことができる。例えば共重
合体の合成段階で、該官能基を有する単量体を共重合に
より導入することも可能であるし、共重合体に該官能基
を有する単量体をグラフト共重合することも可能であ
る。
を有する単量体、中でもグリシジル基を含有する単量体
としては、不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび
/または不飽和グリシジルエーテルが好ましく用いられ
る。
エステルとしては、例えばグリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート、イタコン酸ジグリシジルエス
テル、ブテントリカルボン酸トリグリシジルエステル、
p−スチレンカルボン酸グリシジルエステルなどを挙げ
ることができる。不飽和グリシジルエーテルとしては、
例えばビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテル、メタク
リルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエ
ーテル等が例示される。
ましくは一般式 (Rはエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜13の
炭化水素基である。)で表される化合物であり、また不
飽和グリシジルエーテルは好ましくは一般式 (Rはエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜18の
炭化水素基であり、Xは−CH2−O−または である。)で表される化合物である。
官能基を有する共重合体(B)は、好ましくは、不飽和
カルボン酸グリシジルエステル単位および/または不飽
和グリシジルエーテル単位を0.1〜30重量%含有す
る共重合体である。
有する官能基を有する共重合体(B)は、熱可塑性樹脂
であってもゴムであってもよいし、熱可塑性樹脂とゴム
の混合物であってもよい。該液晶ポリエステル樹脂組成
物を用いて得られるフィルムまたはシート等の成形体の
熱安定性や柔軟性が優れるゴムがより好ましい。
ルと反応性を有する官能基を有する共重合体(B)は、
結晶の融解熱量が3J/g未満の共重合体である。また
共重合体(B)としては、ムーニー粘度が3〜70のも
のが好ましく、3〜30のものがさらに好ましく、4〜
25のものが特に好ましい。ここでいうムーニー粘度
は、JIS K6300に準じて100℃ラージロータ
ーを用いて測定した値をいう。これらの範囲外である
と、組成物の熱安定性や柔軟性が低下する場合があり好
ましくない。
分子学会編、1988年出版、朝倉書店)による室温に
てゴム弾性を有する高分子物質に該当するものであり、
その具体例としては、天然ゴム、ブタジエン重合体、ブ
タジエン−スチレン共重合体(ランダム共重合体、ブロ
ック共重合体(SEBSゴムまたはSBSゴム等を含
む)、グラフト共重合体などすべて含まれる)又はその
水素添加物、イソプレン重合体、クロロブタジエン重合
体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、イソブチ
レン重合体、イソブチレン−ブタジエン共重合体ゴム、
イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリル酸エステ
ル−エチレン系共重合体ゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−ブテン共重合体ゴム、エチレン
−プロピレン−スチレン共重合体ゴム、スチレン−イソ
プレン共重合体ゴム、スチレン−ブチレン共重合体、ス
チレン−エチレン−プロピレン共重合体ゴム、パーフル
オロゴム、ふっ素ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジ
エン共重合体ゴム、チオールゴム、多硫化ゴム、ポリウ
レタンゴム、ポリエーテルゴム(例えばポリプロピレン
オキシド等)、エピクロルヒドリンゴム、ポリエステル
エラストマー、ポリアミドエラストマー等が挙げられ
る。中でも、アクリル酸エステル−エチレン系共重合体
が好ましく用いられ、(メタ)アクリル酸エステル−エ
チレン系共重合体ゴムがさらに好ましい。
(例えば乳化重合法、溶液重合法等)、いかなる触媒
(例えば過酸化物、トリアルキルアルミニウム、ハロゲ
ン化リチウム、ニッケル系触媒等)でつくられたもので
もよい。
としてのゴムは上記のようなゴムにおいて、液晶ポリエ
ステルと反応性を有する官能基を有するゴムである。か
かるゴムにおいて、液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基をゴム中に導入する方法としては、特に限定され
るものではなく、周知の方法で行うことができる。例え
ばゴムの合成段階で、該官能基を有する単量体を共重合
により導入することも可能であるし、ゴムに該官能基を
有する単量体をグラフト共重合することも可能である。
を有する共重合体(B)の具体例として、エポキシ基を
有するゴムとしては、(メタ)アクリル酸エステル−エ
チレン−(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび
/または不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムを挙
げることができる。
アクリル酸またはメタクリル酸とアルコールから得られ
るエステルである。アルコールとしては、炭素原子数1
〜8のアルコールが好ましい。(メタ)アクリル酸エス
テルの具体例としては、メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメ
タクリレート、tert−ブチルアクリレート、ter
t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレートなどを挙げ
ることができる。なお、(メタ)アクリル酸エステルと
しては、その一種を単独で使用してもよく、または二種
以上を併用してもよい。
単位が40重量%をこえ97重量%未満、さらに好まし
くは45〜70重量%、エチレン単位が3重量%以上5
0重量%未満、さらに好ましくは10〜49重量%、不
飽和カルボン酸グリシジルエーテル単位および/または
不飽和グリシジルエーテル単位が0.1〜30重量%、
さらに好ましくは0.5〜20重量%である。上記の範
囲外であると、得られるフィルムまたはシート等の成形
体の熱安定性や機械的性質が不十分となる場合があり、
好ましくない。
リーラジカル開始剤による塊状重合、乳化重合、溶液重
合などによって製造することができる。なお、代表的な
重合方法は、特公昭46−45085号公報、特公昭6
1−127709号公報などに記載された方法、フリー
ラジカルを生成する重合開始剤の存在下、圧力500k
g/cm2以上、温度40〜300℃の条件により製造
することができる。
として他には、液晶ポリエステルと反応性を有する官能
基を有するアクリルゴムや、液晶ポリエステルと反応性
を有する官能基を有するビニル芳香族炭化水素化合物−
共役ジエン化合物ブロック共重合体ゴムも例示すること
ができる。
は、一般式(1) (式中、R1は炭素原子数1〜18のアルキル基または
シアノアルキル基を示す。)、一般式(2) (式中、R2は炭素原子数1〜12のアルキレン基、R3
は炭素原子数1〜12のアルキル基を示す。)、および
一般式(3) (式中、R4は水素原子またはメチル基、R5炭素原子数
3〜30のアルキレン基、R6は炭素原子数1〜20の
アルキル基またはその誘導体、nは1〜20の整数を示
す。)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の
単量体を主成分とするものである。
ルキルエステルの具体例としては、例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘキシル
アクリレート、アクチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、シアノエチルアクリレ
ートなどを挙げることができる。
ル酸アルコキシアルキルエステルとしては、例えばメト
キシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、エトキシプロピルア
クリレートなどを挙げることができる。これらの1種あ
るいは2種以上を該アクリルゴムの主成分として用いる
ことができる。
要に応じて上記の一般式(1)〜(3)で表される化合
物から選ばれる少なくとも一種の単量体と共重合可能な
不飽和単量体を用いることができる。このような不飽和
単量体の例としては、スチレン、α−メチルスチレン、
アクリロニトリル、ハロゲン化スチレン、メタクリロニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルナ
フタレン、N−メチロールアクリルアミド、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ベンジルアクリレー
ト、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸
などが挙げられる。
を有するアクリルゴムの好ましい構成成分比は、上記の
一般式(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少
なくとも一種の単量体40.0〜99.9重量%、不飽
和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または不飽和
グリシジルエーテル0.1〜30.0重量%、上記の一
般式(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少な
くとも一種の単量体と共重合可能な不飽和単量体0.0
〜30.0重量%である。該アクリルゴムの構成成分比
が上記の範囲内であると、組成物の耐熱性や耐衝撃性、
成形加工性が良好であり好ましい。
ではなく、例えば特開昭59−113010号公報、特
開昭62−64809号公報、特開平3−160008
号公報、あるいはWO95/04764などに記載され
ているような周知の重合法を用いることができ、ラジカ
ル開始剤の存在下で乳化重合、懸濁重合、溶液重合ある
いはバルク重合で製造することができる。
能基を有するビニル芳香族炭化水素化合物−共役ジエン
化合物ブロック共重合体ゴムとして好ましくは、(a)
ビニル芳香族炭化水素化合物を主体とするシーケンスと
(b)共役ジエン化合物を主体とするシーケンスからな
るブロック共重合体をエポキシ化して得られるゴム、ま
たは該ブロック共重合体の水添物をエポキシ化して得ら
れるゴムである。
化合物ブロック共重合体あるいはその水添物は、周知の
方法で製造することができ、例えば、特公昭40−23
798号公報、特開昭59−133203号公報等に記
載されている。
スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルナフタレン
などを挙げることができ、中でもスチレンが好ましい。
共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジエン、イソ
プレン、ピレリレン、1,3−ペンタジエン、3−ブチ
ル−1,3−オクタジエンなどを挙げることができ、ブ
タジエンまたはイソプレンが好ましい。
ましくは、(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムが用いられ
る。
に応じて加硫を行い、加硫ゴムとして用いることができ
る。上記の(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムの加硫は、多
官能性有機酸、多官能性アミン化合物、イミダゾール化
合物などを用いることで達成されるが、これらに限定さ
れるものではない。
官能基を有する共重合体(B)の具体例として、エポキ
シ基を有する熱可塑性樹脂としては(a)エチレン単位
が50〜99重量%、(b)不飽和カルボン酸グリシジ
ルエステル単位および/または不飽和グリシジルエーテ
ル単位が0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜20
重量%、(c)エチレン系不飽和エステル化合物単位が
0〜50重量%からなるエポキシ基含有エチレン共重合
体を挙げることができる。
しては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル等のカルボン酸ビニルエステル、α,β−不飽和カル
ボン酸アルキルエステル等が挙げられる。特に酢酸ビニ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルが好ましい。
例としては、たとえばエチレン単位とグリシジルメタク
リレート単位からなる共重合体、エチレン単位とグリシ
ジルメタクリレート単位およびアクリル酸メチル単位か
らなる共重合体、エチレン単位とグリシジルメタクリレ
ート単位およびアクリル酸エチル単位からなる共重合
体、エチレン単位とグリシジルメタクリレート単位およ
び酢酸ビニル単位からなる共重合体等が挙げられる。
トインデックス(以下、MFRということがある。JI
S K6760、190℃、2.16kg荷重)は、好
ましくは0.5〜100Fー10分、更に好ましくは2
〜50Fー10分である。メルトインデックスはこの範
囲外であってもよいが、メルトインデックスが100F
ー10分を越えると組成物にした時の機械的物性の点で
好ましくなく、0.5Fー10分未満では成分(A)の
液晶ポリエステルとの相溶性が劣り好ましくない。
は、曲げ剛性率が10〜1300kg/cm2の範囲の
ものが好ましく、20〜1100kg/cm2のものが
さらに好ましい。曲げ剛性率がこの範囲外であると組成
物の成形加工性や機械的性質が不十分となる場合があり
好ましくない。
常不飽和エポキシ化合物とエチレンをラジカル発生剤の
存在下、500〜4000気圧、100〜300℃で適
当な溶媒や連鎖移動剤の存在下または不存在下に共重合
させる高圧ラジカル重合法により製造される。また、ポ
リエチレンに不飽和エポキシ化合物およびラジカル発生
剤を混合し、押出機の中で溶融グラフト共重合させる方
法によっても作られる。
物は、(A)液晶ポリエステルを連続相とし(B)液晶
ポリエステルと反応性を有する官能基を有する共重合体
を分散相とする樹脂組成物である。液晶ポリエステルが
連続相でない場合には、液晶ポリエステル樹脂組成物を
用いてなるフィルムまたはシート等の成形体のガスバリ
ア性、耐熱性などが著しく低下し、好ましくない。
ポリエステルとの樹脂組成物においては、機構の詳細は
不明ではあるが、該組成物の成分(A)と成分(B)と
の間で反応が生起し、成分(A)が連続相を形成すると
ともに成分(B)が微細分散し、そのために該組成物の
成形性が向上するものと考えられる。
施態様は、(A)液晶ポリエステル56.0〜99.9
重量%、好ましくは65.0〜99.9重量%、さらに
好ましくは70〜98重量%、および(B)液晶ポリエ
ステルと反応性を有する官能基を有する共重合体44.
0〜0.1重量%、好ましくは35.0〜0.1重量
%、さらに好ましくは30〜2重量%を含有する樹脂組
成物である。成分(A)が56.0重量%未満であると
該組成物から得られるフィルムまたはシート等の成形体
のガスバリア性、耐熱性が低下する場合があり好ましく
ない。また成分(A)が99.9重量%を超えると該組
成物の成形加工性が低下する場合があり、また価格的に
も高価なものとなり好ましくない。
する方法としては周知の方法を用いることができる。た
とえば、溶液状態で各成分を混合し、溶剤を蒸発させる
か、溶剤中に沈殿させる方法が挙げられる。工業的見地
からみると溶融状態で上記組成の各成分を混練する方法
が好ましい。溶融混練には一般に使用されている一軸ま
たは二軸の押出機、各種のニーダー等の混練装置を用い
ることができる。特に二軸の高混練機が好ましい。溶融
混練に際しては、混練装置のシリンダー設定温度は20
0〜360℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは23
0〜350℃である。
もしくはヘンシェルミキサーのような装置で各成分を均
一に混合してもよいし、必要な場合には混合を省き、混
練装置にそれぞれ別個に定量供給する方法も用いること
ができる。
成物においては、必要に応じて、有機充填剤、酸化防止
剤、熱安定剤、光安定剤、難燃剤、滑剤、無機または有
機系着色剤、防錆剤、架橋剤、発泡剤、蛍光剤、表面平
滑剤、表面光沢改良剤、フッ素樹脂などの離型改良剤な
どの各種の添加剤を製造工程中あるいはその後の加工工
程において添加することができる。
物からなる層としては、かかる液晶ポリエステル樹脂組
成物を、例えば、Tダイから溶融樹脂を押出し巻き取る
Tダイ法、環状ダイスを設置した押出し機から溶融樹脂
を円筒状に押出し、冷却し巻き取るインフレーション成
膜法により得られたフィルムまたはシート、熱プレス法
または溶媒キャスト法により得られたフィルムまたはシ
ート、あるいは射出成形法や押出し法で得られたシート
をさらに一軸延伸または二軸延伸して得られたフィルム
またはシートを用いることもできる。射出成形、押出成
形などの場合にはあらかじめ混練の工程を経ることな
く、成分のペレットを成形時にドライブレンドして溶融
成形して、フィルムまたはシートを得ることもできる。
なお、フィルムとシートとは主に厚みの違いにより区別
されるものであり、本明細書においては一方のみの記載
で他方をも含めた意味で記載することがある。
融樹脂を巻き取り機方向(長手方向)に延伸しながら巻
き取って得られる一軸延伸フィルム、または二軸延伸フ
ィルムが好ましく用いられる。
の設定条件は組成物の組成に応じて適宜設定できるが、
シリンダー設定温度は200〜360℃の範囲が好まし
く、230〜350℃の範囲がさらに好ましい。この範
囲外であると組成物の熱分解が生じたり、成膜が困難と
なる場合があり好ましくない。
mmが好ましく、0.2〜1.2mmがさらに好ましい。
一軸延伸フィルムのドラフト比は、1.1〜40の範囲
のものが好ましく、さらに好ましくは10〜40であ
り、特に好ましくは15〜35である。
トの断面積を長手方向に垂直な面のフィルム断面積で除
した値をいう。ドラフト比が1.1未満であるとフィル
ム強度が不十分であり、ドラフト比が45を越すとフィ
ルムの表面平滑性が不十分となる場合があり、好ましく
ない。ドラフト比は押出機の設定条件、巻き取り速度な
どを制御して設定することができる。
成膜と同様の押出機の設定条件、すなわちシリンダー設
定温度が好ましくは200〜360℃の範囲、さらに好
ましくは230〜350℃の範囲、Tダイのスリット間
隔が好ましくは0.2〜1.2mmの範囲で該組成物の
溶融押出しを行い、Tダイから押出した溶融体シートを
長手方向および長手方向と垂直方向(横手方向)に同時
に延伸する方法、またはTダイから押出した溶融体シー
トをまず長手方向に延伸し、ついでこの延伸シートを同
一工程内で100〜300℃の高温下でテンターより横
手方向に延伸する逐次延伸の方法などにより得られる。
長手方向に1.2〜20倍、横手方向に1.2〜20倍
の範囲が好ましい。延伸比が上記の範囲外であると、該
組成物フィルムの強度が不十分となったり、または均一
な厚みのフィルムを得るのが困難となる場合があり好ま
しくない。
インフレーション法で成膜して得られる、インフレーシ
ョンフィルムなども好ましく用いられる。
ポリエステル樹脂組成物は、環状スリットのダイを備え
た溶融混練押出機に供給され、シリンダー設定温度20
0〜360℃、好ましくは230〜350℃で溶融混練
を行って押出機の環状スリットから筒状フィルムは上方
または下方へ溶融樹脂が押出される。環状スリット間隔
は通常0.1〜5mm、好ましくは0.2〜2mm、環
状スリットの直径は通常20〜1000mm、好ましく
は25〜600mmである。
方向(MD)にドラフトをかけるとともに、この筒状フ
ィルムの内側から空気または不活性ガス、例えば窒素ガ
スなどを吹き込むことにより長手方向と直角な横手方向
(TD)にフィルムを膨張延伸させる。
好ましいブロー比は1.5〜10、好ましいMD延伸倍
率は1.5〜40である。インフレーション成膜時の設
定条件が上記の範囲外であると厚さが均一でしわの無い
高強度の液晶ポリエステル樹脂組成物フィルムを得るの
が困難となる場合があり好ましくない。
冷あるいは水冷させた後、ニップロールを通過させて引
き取る。
エステル樹脂組成物の組成に応じて、筒状の溶融体フィ
ルムが均一な厚みで表面平滑な状態に膨張するような条
件を選択することができる。
物からなる層の厚みには特に制限はないが、好ましくは
3〜1000μm、さらに好ましくは5〜50μmであ
る。
エステル樹脂組成物からなる層と、無機物の蒸着層とを
有する蒸着フィルムである。以下、本発明のフィルムの
形態として代表的なものを例示して説明する。
上記の方法で得られた液晶ポリエステル樹脂組成物から
なるフィルムに、無機物を蒸着させてなる蒸着フィルム
である。ここでいう無機物としては金属または無機酸化
物が好ましく、より好ましい具体例としては、アルミニ
ウム、酸化アルミニウム、珪素、珪素酸化物などを挙げ
ることが出来、単独、もしくは2種以上のかかる無機物
を使用することが出来る。
樹脂組成物からなるフィルム上に蒸着させるには、一般
に真空蒸着により行われる。即ち、ロール状の、液晶ポ
リエステル樹脂組成物からなるフィルムを取り付けた巻
き出し機と巻き取り機とを容器内に収容し、容器内を密
封して、真空引きしたのち該容器内の蒸発源中からアル
ミニウムを加熱して、巻き出し機から連続的に巻き取り
機へ走行する液晶ポリエステル樹脂組成物上に蒸着し
て、蒸着フィルムを得る方法である。この際、容器内の
真空度は通常、10-2〜10-4Pa程度に保持し、蒸発
源中のアルミニウムは1400℃前後に加熱される。蒸
着されるアルミニウム層の厚みは液晶ポリエステル樹脂
組成物フィルムの走行速度、アルミニウムの加熱条件、
容器内のアルミニウムのガス圧などで制御可能であり、
アルミニウム蒸着層の厚みは0.01〜1μmの範囲が
好ましく、0.01〜0.1μmの範囲がさらに好まし
い。ここで、液晶ポリエステル樹脂組成物からなるフィ
ルム上をあらかじめアンカーコート剤で処理することも
よい。
AlO、Al2O3、Al2O2などであり、なかでもAl
2O3が好ましい。本発明における珪素酸化物とは一般に
SiOx(但しXは0.3〜2.0の数を表す。)で表
されるものである。
ルム上に酸化アルミニウム、珪素、もしくは珪素酸化物
を蒸着させるには、前述のアルミニウムの場合とほぼ同
様の条件下で、真空容器内で酸化アルミニウム、珪素も
しくは珪素酸化物を蒸発源から液晶ポリエステル樹脂組
成物からなるフィルム上に加熱蒸発させる方法が挙げら
れる。その際の加熱方法としては、抵抗加熱、高周波誘
導加熱、アーク放電、あるいは電子ビーム蒸着などの方
法があり、適宜、加熱方法を選択できる。
素、シロキサン、金属アルコキシドなどを液晶ポリエス
テル樹脂組成物からなるフィルム上に加熱蒸発させる方
法などが挙げられる。その際、酸素との反応を促進させ
るために、プラズマを利用することも可能である。この
方法で得られる酸化アルミニウムや珪素酸化物の蒸着層
の厚みも、液晶ポリエステル樹脂組成物からなるフィル
ムの走行速度、加熱条件、容器内のガス圧などにより制
御可能であり、かかる蒸着層の厚みは0.01〜1μm
の範囲が好ましく、0.01〜0.1μmの範囲がさら
に好ましい。
ルムは、耐熱性、耐薬品性、ガスバリア性に優れ、しか
も蒸着層と液晶ポリエステル樹脂組成物からなる層との
間で接着性が良好である。
記の液晶ポリエステル樹脂組成物からなる層と、熱可塑
性樹脂(但し該液晶ポリエステル樹脂組成物を除く)か
らなる層と、無機物の蒸着層とを有する蒸着フィルムで
ある。その具体例としては、上記の液晶ポリエステル樹
脂組成物からなるフィルムに無機物を蒸着させてなる蒸
着フィルムに、さらに熱可塑性樹脂(但し該液晶ポリエ
ステル樹脂組成物を除く)からなるフィルムを積層した
蒸着フィルムや、熱可塑性樹脂(但し該液晶ポリエステ
ル樹脂組成物を除く)からなるフィルムに無機物を蒸着
させてなる蒸着フィルムに、さらに液晶ポリエステル樹
脂組成物からなるフィルムを積層した蒸着フィルムを挙
げることができる。
(但し該液晶ポリエステル樹脂組成物を除く)からなる
フィルムは、蒸着層側に積層していても液晶ポリエステ
ル樹脂組成物側に積層していてもよいが、蒸着層側に積
層しているほうが該熱可塑性樹脂により蒸着層を保護で
きるので好ましい。後者の蒸着フィルムの場合も同様で
ある。
エステル樹脂組成物を除く)としては、特に限定するも
のではないが、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリエステル、ポリアセタール、ポリアミ
ド、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルサルホン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリフェニレンサルファイド、フッ素
樹脂、アクリル樹脂から選ばれる少なくとも一種を含有
するものであることが好ましい。
テル樹脂組成物を除く)からなる層としては、前述の液
晶ポリエステル樹脂組成物からなるフィルムまたはシー
トの製造方法と同様にして、またはそれを適宜変更して
得られるフィルムまたはシートを用いることができる。
脂組成物を除く)からなる層の厚みは特に制限するもの
ではないが、1〜1000μmの範囲が好ましい。該熱
可塑性樹脂からなるフィルムの蒸着面にはあらかじめア
ンカーコート剤で処理することもできる。
のものと同様のものを使用でき、また蒸着方法も前述の
場合と同様にして行うことが出来る。
は、上述の形態の他にも、それらを組み合わせることで
多様な形態をとることが可能である。本発明において、
積層体を構成する各フィルム同士は熱圧着、超音波融
着、または接着剤を使用して接着することができる。本
発明の蒸着フィルムを構成する各フィルム間に接着層を
介在させる場合、ドライラミネーション、接着性樹脂を
使用した溶融押し出しラミネーションなどの種々の方法
により各フィルム間を接着させることができる。その
際、接着するいずれかの面上に無機物の蒸着層があって
も同様に接着することができる。場合によっては液晶ポ
リエステル樹脂組成物と熱可塑性樹脂と、必要に応じて
接着性樹脂とを溶融共押し出しし、その積層体の上に蒸
着膜を形成することもできる。
可塑性樹脂のどちらかの面、あるいは両者の面の表面に
あらかじめ表面処理を施したのち、蒸着もしくは接着す
ることができる。このような表面処理法としては、例え
ばコロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、スパッタ
リング処理、溶剤処理、紫外線処理、研磨処理、赤外線
処理、オゾン処理などが挙げられる。
ル)、テレフタル酸2.49kg(15モル)、イソフ
タル酸0.83kg(5モル)および4,4’−ジアセ
トキシジフェニル5.45kg(20.2モル)を櫛型
撹拌翼をもつ重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で撹拌
しながら昇温し330℃で1時間重合させた。この間に
副生する酢酸ガスを冷却管で液化し回収、除去しなが
ら、強力な撹拌下で重合させた。その後、系を徐々に冷
却し、200℃で得られたポリマーを系外へ取出した。
この得られたポリマーを細川ミクロン(株)製のハンマ
ーミルで粉砕し、2.5mm以下の粒子とした。これを
更にロータリーキルン中で窒素ガス雰囲気下に280℃
で3時間処理することによって、流動開始温度が324
℃の粒子状の下記の繰り返し構造単位からなる全芳香族
ポリエステルを得た。ここで流動開始温度とは、島津製
作所製島津フローテスターCFT−500型を用いて、
4℃/分の昇温速度で加熱溶融された樹脂を、荷重10
0kgf/cm2のもとで、内径1mm、長さ10mm
のノズルから押し出したときに、溶融粘度が48000
ポイズを示す温度(℃)をいう。以下該液晶ポリエステ
ルをA−1と略記する。このポリマーは加圧下で340
℃以上で光学異方性を示した。液晶ポリエステルA−1
の繰り返し構造単位は、次の通りである。
載の方法に準じて、アクリル酸メチル/エチレン/グリ
シジルメタクリレート=59.0/38.7/2.3
(重量比)、ムーニー粘度=15、結晶の融解熱量<1
J/gのゴムを得た。以下該ゴムをB−1と略称するこ
とがある。ここでムーニー粘度は、JIS K6300
に準じて100℃、ラージローターを用いて測定した値
である。また結晶の融解熱量は、DSCを使用し、試料
を−150℃から100℃まで20℃/分で昇温して求
めた。
要領で測定を行った。酸素ガス透過度:JIS K71
26 A法(差圧法)に従って、温度20℃で酸素ガス
を用いて測定した。単位はcc/m2・24hr・1a
tmである。水蒸気透過度:JIS Z0208(カッ
プ法)に従って、温度40℃、相対湿度90%の条件で
測定した。単位はg/m2・24hr・1atmであ
る。
し、東洋精機(株)製MIT屈曲試験機 Foldin
g Endurance Tester MIT−D型
を使用し、JIS−p−8115に基づいて、荷重1K
gf、折り曲げ角135度、折り曲げ曲面半径1mm、
折り曲げ速度175回/minで屈曲試験を行い、フィ
ルムが破断するまでの屈曲回数を求めた。
(株)製TEX−30型二軸押出機を用いてシリンダー
設定温度350℃、スクリュー回転数200rpmで溶
融混練を行って組成物を得た。該組成物ペレットは加圧
下で340℃以上で光学的異方性を示した。該組成物ペ
レットの流動開始温度は328℃であった。この組成物
のペレットを円筒ダイを備えた60mmφの単軸押出機
に供給して、シリンダー設定温度350℃、回転数60
rpmで溶融混練し、直径50mm、リップ間隔1.0
mm、ダイ設定温度355℃の円筒ダイから上方へ溶融
樹脂を押出し、その際この筒状フィルムの中空部へ乾燥
空気を圧入して筒状フィルムを膨張させ、次に冷却させ
たのちニップロールに通して引取速度40m/minで
引取り、液晶ポリエステル樹脂組成物フィルムを得た。
この際フィルムのMD方向の延伸倍率は8.6、ブロー
比は4.5、フィルム厚みは17μmであった。以下該
フィルムをF−1と略称することがある。F−1の酸素
ガス透過度は0.6cc/m2・24hr・1atm、
水蒸気透過度は0.4g/m2・24hr・1atmで
あった。また屈曲試験結果は>100000回であっ
た。
り、真空チャンバー内に入れ、1×10-4mmHgの真
空下でアルミニウムをF−1上に約500Å蒸着させ
た。この蒸着したF−1の酸素ガス透過度は0.1cc
/m2・24hr・1atm、水蒸気透過度は0.3g
/m2・24hr・1atmであった。また、この蒸着
層上にセロテープを押し付けてから、セロテープをひっ
ぱってはがしたが、該セロテープ上には蒸着したアルミ
ニウムは目視ではほとんど認められなかった。
示す。真空にした容器内に置かれたF−1フィルム(1
1)上に珪素酸化物を真空加熱蒸着し、得られた蒸着フ
ィルム(蒸着層:12)とポリプロピレンフィルム13
とを、熱圧着することにより得られる。このようにして
得られるフィルムは実施例1で得られたフィルムと同様
にガスバリア性に優れ、また蒸着層をポリプロピレンに
より保護できる。
例を示す。真空にした容器内に置かれたF−1フィルム
(22)上に酸化アルミニウムを真空加熱蒸着し、得ら
れた蒸着フィルム(蒸着層:23)とポリエチレンテレ
フタレートフィルム25との間に、接着性樹脂24を溶
融押し出しして両者を接着し、しかる後に、F−1フィ
ルムの非蒸着面とシーラントである低密度ポリエチレン
21とを熱圧着することにより得られる。このようにし
て得られるフィルムは実施例1で得られたフィルムと同
様にガスバリア性に優れ、また蒸着層をポリエチレンテ
レフタレートにより保護すると共に印刷を施しやすく、
さらにはシーラントを内面にして互いにヒートシールす
ることにより容易に袋状に加工することができるであろ
う。
たフィルムを得ることができる。このフィルムとしては
耐熱性、耐薬品性に優れるものが得られる。本発明の蒸
着フィルムは、蒸着層と特に液晶ポリエステル樹脂組成
物からなる層との接着性に優れるものであり、ガスバリ
ア性の維持面でも優れている。さらに本発明の蒸着フィ
ルムは用済み後の後処理も容易なことから、食品、飲
料、医療、薬品、電気部品、電子部品、あるいは精密部
品などの包材として好適なフィルムとして提供される。
の1例を示した断面図である。
の1例を示した断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】(A)液晶ポリエステルを連続相とし
(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
る共重合体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物
からなる層と、無機物の蒸着層とを有することを特徴と
する蒸着フィルム。 - 【請求項2】(A)液晶ポリエステルを連続相とし
(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
る共重合体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物
からなるフィルムに、無機物を蒸着させてなることを特
徴とする蒸着フィルム。 - 【請求項3】(A)液晶ポリエステルを連続相とし
(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
る共重合体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物
からなる層と、熱可塑性樹脂(但し該液晶ポリエステル
樹脂組成物を除く)からなる層と、無機物の蒸着層とを
有することを特徴とする蒸着フィルム。 - 【請求項4】無機物が、アルミニウム、酸化アルミニウ
ム、珪素、珪素酸化物の少なくとも1種であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の蒸着フィル
ム。 - 【請求項5】(A)液晶ポリエステルを連続相とし
(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
る共重合体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物
が、(A)液晶ポリエステル56.0〜99.9重量
%、および(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官
能基を有する共重合体44.0〜0.1重量%を溶融混
練して得られる組成物であることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の蒸着フィルム。 - 【請求項6】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
が、オキサゾリル基、エポキシ基またはアミノ基である
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の蒸着
フィルム。 - 【請求項7】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)が、エポキシ基を有するゴムで
あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
蒸着フィルム。 - 【請求項8】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)が、エポキシ基を有する熱可塑
性樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の蒸着フィルム。 - 【請求項9】液晶ポリエステル(A)が、芳香族ジカル
ボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒドロキシカルボン酸
とを反応させて得られるものであることを特徴とする請
求項1〜8のいずれかに記載の蒸着フィルム。 - 【請求項10】液晶ポリエステル(A)が、異種の芳香
族ヒドロキシカルボン酸の組合せを反応させて得られる
ものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに
記載の蒸着フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11148024A JP2000334906A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 蒸着フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11148024A JP2000334906A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 蒸着フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000334906A true JP2000334906A (ja) | 2000-12-05 |
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ID=15443412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11148024A Pending JP2000334906A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 蒸着フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000334906A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002314102A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | 太陽電池用外装体 |
| WO2006112525A1 (ja) * | 2005-04-18 | 2006-10-26 | Sumitomo Chemical Company, Limited | 基板および表示素子 |
| JP2006323373A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-30 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 表示素子用基板 |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP11148024A patent/JP2000334906A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2006323373A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-30 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 表示素子用基板 |
| GB2440096A (en) * | 2005-04-18 | 2008-01-16 | Sumitomo Chemical Co | Substrate and display device |
| GB2440096B (en) * | 2005-04-18 | 2010-06-30 | Sumitomo Chemical Co | Substrate and display device |
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