JP2000336043A - 医薬製造品 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 性的機能不全の処置等のための医薬製造品に
て有用な、選択性の高い環状グアノシン3’,5’−モ
ノホスフェート特異的ホスホジエステラーゼ酵素5型
(PDE5)のインヒビターを提供する。 【解決手段】 PDE5インヒビターであって、(i)
PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対比し
て少なくとも100倍の格差、(ii)PDE5に対す
る阻害のIC50値が、PDE1cと対比して少なくとも
1000倍の格差、(iii)10nM未満の、PDE
5に対するIC50、及び(iv)1〜20mg単位の経
口服用量で有効となるに充分な生物学的利用能を有す
る、1〜20mgの選択的PDE5インヒビター。
て有用な、選択性の高い環状グアノシン3’,5’−モ
ノホスフェート特異的ホスホジエステラーゼ酵素5型
(PDE5)のインヒビターを提供する。 【解決手段】 PDE5インヒビターであって、(i)
PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対比し
て少なくとも100倍の格差、(ii)PDE5に対す
る阻害のIC50値が、PDE1cと対比して少なくとも
1000倍の格差、(iii)10nM未満の、PDE
5に対するIC50、及び(iv)1〜20mg単位の経
口服用量で有効となるに充分な生物学的利用能を有す
る、1〜20mgの選択的PDE5インヒビター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択性の高いホス
ホジエステラーゼ(PDE)酵素インヒビターと、かか
るインヒビターの医薬品製造における用途に関する。更
に詳細には、本発明は環状グアノシン3’,5’−モノ
ホスフェートに特異的なホスホジエステラーゼ5型(P
DE5)の強力なインヒビターに関し、このインヒビタ
ーは、医薬製品に配合されると性的機能不全に対して有
用である。本明細書に記載の製造品は選択的PDE5阻
害によって特徴付けられ、従って、他のホスホジエステ
ラーゼ酵素の阻害に原因する有害な副作用の最小化また
は回避を成し遂げつつ、PDE5の阻害が望まれる治療
分野に利をもたらすものである。
ホジエステラーゼ(PDE)酵素インヒビターと、かか
るインヒビターの医薬品製造における用途に関する。更
に詳細には、本発明は環状グアノシン3’,5’−モノ
ホスフェートに特異的なホスホジエステラーゼ5型(P
DE5)の強力なインヒビターに関し、このインヒビタ
ーは、医薬製品に配合されると性的機能不全に対して有
用である。本明細書に記載の製造品は選択的PDE5阻
害によって特徴付けられ、従って、他のホスホジエステ
ラーゼ酵素の阻害に原因する有害な副作用の最小化また
は回避を成し遂げつつ、PDE5の阻害が望まれる治療
分野に利をもたらすものである。
【0002】
【従来の技術】環状グアノシン3’,5’−モノホスフ
ェート特異的ホスホジエステラーゼ(cGMP特異的P
DE)インヒビターの生化学的、生理学的、及び臨床的
効果によって、平滑筋、腎性、止血性、炎症性及び/ま
たは内分泌機能の改変が望まれる疾患状態における様々
な有用性が示唆されている。5型cGMP特異的ホスホ
ジエステラーゼ(PDE5)は、脈管の平滑筋における
主要なcGMP加水分解酵素であり、陰茎の海綿体で発
現していることが報告されている(Taherら、J.Urol.、
149巻、285A(1993))。しかして、PDE5は、性的機
能不全の処置において興味深い標的である(Murray、DN
&P、6巻3号、150〜156頁(1993))。
ェート特異的ホスホジエステラーゼ(cGMP特異的P
DE)インヒビターの生化学的、生理学的、及び臨床的
効果によって、平滑筋、腎性、止血性、炎症性及び/ま
たは内分泌機能の改変が望まれる疾患状態における様々
な有用性が示唆されている。5型cGMP特異的ホスホ
ジエステラーゼ(PDE5)は、脈管の平滑筋における
主要なcGMP加水分解酵素であり、陰茎の海綿体で発
現していることが報告されている(Taherら、J.Urol.、
149巻、285A(1993))。しかして、PDE5は、性的機
能不全の処置において興味深い標的である(Murray、DN
&P、6巻3号、150〜156頁(1993))。
【0003】現在、PDEインヒビターを提供する医薬
製品が、バイアグラ(登録商標、VIAGRA)という商標名
で市販されており、入手することができる。バイアグラ
の有効成分はシルデナフィル(sildenafil)である。製
品は、25、50、及び100mgのシルデナフィル錠
剤と能書を含む製造品として販売されている。能書に
は、シルデナフィルが他の既知ホスホジエステラーゼよ
りも強力なPDEのインヒビターであることが記載され
ている(PDE1阻害については80倍以上、PDE
2、PDE3及びPDE4に対しては1,000倍以
上)。PDE5に対するシルデナフィルのIC50は、3
nM(Drugs of the Future、22巻、2号、128〜143頁(1
997))及び3.9nM(Boolellら、Int.J. of Impoten
ce Res.、8巻、47〜52頁(1996))との報告がある。シル
デナフィルはPDE3よりもPDE5に対して4,00
0倍の選択性を有しており、PDE6よりもPDE5に
対する選択性がわずか10倍であることが記載されてい
る。PDE6に対する選択性を比較的欠如していること
は、色覚に関連する異常の理由になるという説がある。
製品が、バイアグラ(登録商標、VIAGRA)という商標名
で市販されており、入手することができる。バイアグラ
の有効成分はシルデナフィル(sildenafil)である。製
品は、25、50、及び100mgのシルデナフィル錠
剤と能書を含む製造品として販売されている。能書に
は、シルデナフィルが他の既知ホスホジエステラーゼよ
りも強力なPDEのインヒビターであることが記載され
ている(PDE1阻害については80倍以上、PDE
2、PDE3及びPDE4に対しては1,000倍以
上)。PDE5に対するシルデナフィルのIC50は、3
nM(Drugs of the Future、22巻、2号、128〜143頁(1
997))及び3.9nM(Boolellら、Int.J. of Impoten
ce Res.、8巻、47〜52頁(1996))との報告がある。シル
デナフィルはPDE3よりもPDE5に対して4,00
0倍の選択性を有しており、PDE6よりもPDE5に
対する選択性がわずか10倍であることが記載されてい
る。PDE6に対する選択性を比較的欠如していること
は、色覚に関連する異常の理由になるという説がある。
【0004】シルデナフィルは多大な商業的成功を修め
たものの、顔面紅潮(10%の発生率)を包めた重大な
副作用のために短期間で凋落した。視覚異常、高血圧に
罹患している患者における、そして最も重要なものとし
て、有機硝酸塩を使用している個体(Weldsら、Amer.J.
of Cardiology、83巻、5A号、21(C)〜28(C)頁(1999))
における有害な副作用により、シルデナフィルの使用が
限定されてしまっている。
たものの、顔面紅潮(10%の発生率)を包めた重大な
副作用のために短期間で凋落した。視覚異常、高血圧に
罹患している患者における、そして最も重要なものとし
て、有機硝酸塩を使用している個体(Weldsら、Amer.J.
of Cardiology、83巻、5A号、21(C)〜28(C)頁(1999))
における有害な副作用により、シルデナフィルの使用が
限定されてしまっている。
【0005】有機硝酸塩を摂取している患者におけるシ
ルデナフィルの使用は、患者を危険にさらしうる、臨床
的に重大な血圧の低下を引き起こすと考えられている。
従って、シルデナフィルが硝酸塩の血圧降下作用を増強
するので、シルデナフィル用の能書では、有機硝酸塩
(例えばニトログリセリン、イソソルビド一硝酸塩、イ
ソソルビド二硝酸塩、エリスリトール三硝酸塩)や、常
用、断続使用を問わずいかなる剤形であっても他の硝酸
酸化物との併用に対して、厳密な配合禁忌が提示されて
いる。C.R.Contiら、Amer.J. of Cardiology、83巻(5
A)、29C〜34C頁(1999)を参照されたい。
ルデナフィルの使用は、患者を危険にさらしうる、臨床
的に重大な血圧の低下を引き起こすと考えられている。
従って、シルデナフィルが硝酸塩の血圧降下作用を増強
するので、シルデナフィル用の能書では、有機硝酸塩
(例えばニトログリセリン、イソソルビド一硝酸塩、イ
ソソルビド二硝酸塩、エリスリトール三硝酸塩)や、常
用、断続使用を問わずいかなる剤形であっても他の硝酸
酸化物との併用に対して、厳密な配合禁忌が提示されて
いる。C.R.Contiら、Amer.J. of Cardiology、83巻(5
A)、29C〜34C頁(1999)を参照されたい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かように、シルデナフ
ィルに有効性はあるものの、性的機能不全を処置するの
に有用な、改善された医薬製品を同定する必要性が未だ
残っている。
ィルに有効性はあるものの、性的機能不全を処置するの
に有用な、改善された医薬製品を同定する必要性が未だ
残っている。
【0007】本発明は、能書、容器、そして、1剤形当
たり約1〜20mgの範囲の単位服用量にて選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤を含んでなる、
ヒト医薬用途のための製造品を提供するものである。本
発明の有益な効果は、臨床的研究において、そして以下
の範疇に適合する選択的PDE5インヒビターが、視覚
障害等に対する警告などといったPDE5インヒビター
産物に一般的に必要とされる配合禁忌及び/または警告
なしに、1剤形当たり約1〜20mgで有効な経口投与
を可能にするという発見に基づいて観察されたものであ
る。
たり約1〜20mgの範囲の単位服用量にて選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤を含んでなる、
ヒト医薬用途のための製造品を提供するものである。本
発明の有益な効果は、臨床的研究において、そして以下
の範疇に適合する選択的PDE5インヒビターが、視覚
障害等に対する警告などといったPDE5インヒビター
産物に一般的に必要とされる配合禁忌及び/または警告
なしに、1剤形当たり約1〜20mgで有効な経口投与
を可能にするという発見に基づいて観察されたものであ
る。
【0008】本発明の選択的PDE5インヒビターは、 1)特定のPDE5インヒビターにつき、PDE5に対
する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくとも
100倍の格差(すなわち、PDE5に対するIC50値
が、PDE6に対するIC50値より少なくとも100倍
低い); 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;ならびに 3)10nM未満のIC50値を呈するものである。
する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくとも
100倍の格差(すなわち、PDE5に対するIC50値
が、PDE6に対するIC50値より少なくとも100倍
低い); 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;ならびに 3)10nM未満のIC50値を呈するものである。
【0009】臨床研究によって、重要なことには、敏感
な個体で顔面紅潮を引き起こす傾向の低減が本発明の有
効成分によって実現可能であることが明らかになった。
最も予測困難であったこととして、本発明の産物は、P
DE5インヒビターと有機硝酸塩との併用に伴う副作用
が、臨床上問題にならない程度で投与することができ
る。かくして、本明細書中で開示したとおりに選択的P
DE5インヒビターを使用した場合に、PDE5インヒ
ビターを含有する製品に必要と考えられている配合禁忌
は不用となる。このように、本発明は、硝酸塩での治療
を必要とする個体、性的機能不全の治療開始以前に3カ
月以上心筋梗塞に罹患している個体、そしてクラス1鬱
血性心不全(ニューヨーク心臓協会(NYHA)による
定義付けに従う)個体などといった循環器病を有する個
体、あるいは視覚障害を患っている個体を含め、これま
では処置不可能であったか、あるいは容認しえない副作
用に悩まされる個体における性的機能不全に対する有効
な治療を提供するものである。
な個体で顔面紅潮を引き起こす傾向の低減が本発明の有
効成分によって実現可能であることが明らかになった。
最も予測困難であったこととして、本発明の産物は、P
DE5インヒビターと有機硝酸塩との併用に伴う副作用
が、臨床上問題にならない程度で投与することができ
る。かくして、本明細書中で開示したとおりに選択的P
DE5インヒビターを使用した場合に、PDE5インヒ
ビターを含有する製品に必要と考えられている配合禁忌
は不用となる。このように、本発明は、硝酸塩での治療
を必要とする個体、性的機能不全の治療開始以前に3カ
月以上心筋梗塞に罹患している個体、そしてクラス1鬱
血性心不全(ニューヨーク心臓協会(NYHA)による
定義付けに従う)個体などといった循環器病を有する個
体、あるいは視覚障害を患っている個体を含め、これま
では処置不可能であったか、あるいは容認しえない副作
用に悩まされる個体における性的機能不全に対する有効
な治療を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、能書、容器、
そして、1剤形当たり約1〜20mgの選択的PDE5
インヒビターを含む経口投与用製剤を含んでなる、ヒト
医薬用途のための製造品を提供するものである。
そして、1剤形当たり約1〜20mgの選択的PDE5
インヒビターを含む経口投与用製剤を含んでなる、ヒト
医薬用途のための製造品を提供するものである。
【0011】本発明はさらに、PDE5の阻害が所望さ
れる状態を処置する方法であって、以下の工程すなわ
ち、必要に応じて選択的PDE5インヒビターを約1〜
20mg含有する経口投与用製剤を、1日当たり20m
gの服用総量を上限として投与する工程を含む方法を提
供するものである。本発明はさらに、性的機能不全の処
置のための、約1〜20mgの服用量で選択的PDE5
インヒビターを含む経口投与用製剤の使用を提供する。
れる状態を処置する方法であって、以下の工程すなわ
ち、必要に応じて選択的PDE5インヒビターを約1〜
20mg含有する経口投与用製剤を、1日当たり20m
gの服用総量を上限として投与する工程を含む方法を提
供するものである。本発明はさらに、性的機能不全の処
置のための、約1〜20mgの服用量で選択的PDE5
インヒビターを含む経口投与用製剤の使用を提供する。
【0012】本発明の方法及び製品によって処置するこ
とが可能な状態は特に、雄性の勃起不全及び雌性の性的
機能不全、特に雌性の興奮障害(雌性の性的興奮障害と
して知られている)であるが、これらに限定されること
はない。
とが可能な状態は特に、雄性の勃起不全及び雌性の性的
機能不全、特に雌性の興奮障害(雌性の性的興奮障害と
して知られている)であるが、これらに限定されること
はない。
【0013】特に本発明は、ヒトの医薬用途のための製
造品であって、 (a)PDE5インヒビターであり、(i)PDE5に
対する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくと
も100倍の格差、(ii)PDE5に対する阻害のI
C50値が、PDE1cと対比して少なくとも1000倍
の格差、(iii)10nM未満のIC50、及び(i
v)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに充分
な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としている患者を処置するのに有用である旨、及び
有機硝酸塩の投与に伴う配合禁忌がない旨を記載してい
る能書;ならびに (c)容器を含む製造品を提供する。
造品であって、 (a)PDE5インヒビターであり、(i)PDE5に
対する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくと
も100倍の格差、(ii)PDE5に対する阻害のI
C50値が、PDE1cと対比して少なくとも1000倍
の格差、(iii)10nM未満のIC50、及び(i
v)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに充分
な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としている患者を処置するのに有用である旨、及び
有機硝酸塩の投与に伴う配合禁忌がない旨を記載してい
る能書;ならびに (c)容器を含む製造品を提供する。
【0014】さらに本発明は、ヒトの医薬用途のための
製造品であって、 (a)PDE5インヒビターであり、(i)PDE5に
対する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくと
も100倍の格差、(ii)PDE5に対する阻害のI
C50値が、PDE1cと対比して少なくとも1000倍
の格差、(iii)10nM未満のIC50、及び(i
v)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに充分
な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としていて、且つ有機硝酸塩を使用している患者を
処置するのに有用である旨を記載している能書;ならび
に (c)容器を含む製造品を提供する。
製造品であって、 (a)PDE5インヒビターであり、(i)PDE5に
対する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくと
も100倍の格差、(ii)PDE5に対する阻害のI
C50値が、PDE1cと対比して少なくとも1000倍
の格差、(iii)10nM未満のIC50、及び(i
v)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに充分
な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としていて、且つ有機硝酸塩を使用している患者を
処置するのに有用である旨を記載している能書;ならび
に (c)容器を含む製造品を提供する。
【0015】本発明はまた、ヒトの医薬用途のための製
造品であって、 (a)PDE5インヒビターであり、(i)PDE5に
対する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくと
も100倍の格差、(ii)PDE5に対する阻害のI
C50値が、PDE1cと対比して少なくとも1000倍
の格差、(iii)10nM未満のIC50、及び(i
v)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに充分
な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としていて、且つ網膜疾患、顔面紅潮の易発症、視
覚障害の易発症、クラス1鬱血性心不全、性的機能不全
処置開始前90日以上の心筋梗塞、及びこれらの組合せ
よりなる群から選択される状態に罹っている患者を処置
するのに有用である旨を記載している能書;ならびに (c)容器を含む製造品を提供する。
造品であって、 (a)PDE5インヒビターであり、(i)PDE5に
対する阻害のIC50値が、PDE6と対比して少なくと
も100倍の格差、(ii)PDE5に対する阻害のI
C50値が、PDE1cと対比して少なくとも1000倍
の格差、(iii)10nM未満のIC50、及び(i
v)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに充分
な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としていて、且つ網膜疾患、顔面紅潮の易発症、視
覚障害の易発症、クラス1鬱血性心不全、性的機能不全
処置開始前90日以上の心筋梗塞、及びこれらの組合せ
よりなる群から選択される状態に罹っている患者を処置
するのに有用である旨を記載している能書;ならびに (c)容器を含む製造品を提供する。
【0016】さらに、前記網膜疾患として、糖尿病性の
網膜症または色素性網膜炎が挙げられる。
網膜症または色素性網膜炎が挙げられる。
【0017】また、前記能書に、顔面紅潮の発症率が処
置患者の2%未満であることが記載されていることが好
ましい。
置患者の2%未満であることが記載されていることが好
ましい。
【0018】前記経口投与用製剤が5mg、10mgま
たは20mgの選択的PDE5インヒビターを含むとよ
く、また、前記能書には、選択的PDE5インヒビター
の最高投与量が24時間周期で20mgである旨を記載
していることが好ましい。
たは20mgの選択的PDE5インヒビターを含むとよ
く、また、前記能書には、選択的PDE5インヒビター
の最高投与量が24時間周期で20mgである旨を記載
していることが好ましい。
【0019】前記選択的PDE5インヒビターとして、
構造式(I)の化合物が好適である。
構造式(I)の化合物が好適である。
【0020】さらに本発明は、有機硝酸塩で処置されて
いる患者における性的機能不全の処置用の医薬製造品の
ための、選択的PDE5インヒビターの使用方法;なら
びに視覚障害易発性の、顔面紅潮易発性の、網膜疾患に
罹患している、クラス1鬱血性心不全に罹患している、
または性的機能不全処置開始前90日以上に心筋梗塞に
罹患している患者における性的機能不全の処置用の医薬
製造品のための選択的PDE5インヒビターの使用方法
を提供する。
いる患者における性的機能不全の処置用の医薬製造品の
ための、選択的PDE5インヒビターの使用方法;なら
びに視覚障害易発性の、顔面紅潮易発性の、網膜疾患に
罹患している、クラス1鬱血性心不全に罹患している、
または性的機能不全処置開始前90日以上に心筋梗塞に
罹患している患者における性的機能不全の処置用の医薬
製造品のための選択的PDE5インヒビターの使用方法
を提供する。
【0021】従って、本発明により、選択的PDE5イ
ンヒビターを有効成分として含む、有機硝酸塩で処置さ
れている患者における性的機能不全の処置用に適用され
る医薬製剤;選択的PDE5インヒビターを有効成分と
して含む、顔面紅潮に易発性の患者における性的機能不
全の処置用に適用される医薬製剤;選択的PDE5イン
ヒビターを有効成分として含む、網膜疾患に罹患してい
る患者における性的機能不全の処置用に適用される医薬
製剤;ならびに選択的PDE5インヒビターを有効成分
として含む、クラス1鬱血性心不全または心筋梗塞に性
的機能不全処置開始前90日以上に罹患している患者に
おける性的機能不全の処置用に適用される医薬製剤が提
供される。
ンヒビターを有効成分として含む、有機硝酸塩で処置さ
れている患者における性的機能不全の処置用に適用され
る医薬製剤;選択的PDE5インヒビターを有効成分と
して含む、顔面紅潮に易発性の患者における性的機能不
全の処置用に適用される医薬製剤;選択的PDE5イン
ヒビターを有効成分として含む、網膜疾患に罹患してい
る患者における性的機能不全の処置用に適用される医薬
製剤;ならびに選択的PDE5インヒビターを有効成分
として含む、クラス1鬱血性心不全または心筋梗塞に性
的機能不全処置開始前90日以上に罹患している患者に
おける性的機能不全の処置用に適用される医薬製剤が提
供される。
【0022】さらには、本発明によって如上の医薬製造
品を使用する工程を含む、ヒトを除く動物の性的機能不
全の処置方法が提供される。
品を使用する工程を含む、ヒトを除く動物の性的機能不
全の処置方法が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】先ず、本明細書中で使用する用語
及び略語の定義について記載する。
及び略語の定義について記載する。
【0024】「容器」なる語は、医薬製品の保存、輸
送、販売、及び/または取扱に好適な器及び閉止部材
(クロージャ)のあらゆるものを意味する。
送、販売、及び/または取扱に好適な器及び閉止部材
(クロージャ)のあらゆるものを意味する。
【0025】「IC50」なる語は、特定のPDE酵素
(例えばPDE1c、PDE5、またはPDE6)を阻
害する化合物の作用強度の指標である。IC50は単一投
与量応答実験において50%酵素阻害をもたらす化合物
の濃度である。ある化合物に対するIC50値の定量は、
Y.Chengら、Biochem.Pharmacol.、22巻、3099〜3108頁
(1973)に概説されている既知のイン・ビトロにおける方
法によって容易に実施される。
(例えばPDE1c、PDE5、またはPDE6)を阻
害する化合物の作用強度の指標である。IC50は単一投
与量応答実験において50%酵素阻害をもたらす化合物
の濃度である。ある化合物に対するIC50値の定量は、
Y.Chengら、Biochem.Pharmacol.、22巻、3099〜3108頁
(1973)に概説されている既知のイン・ビトロにおける方
法によって容易に実施される。
【0026】「能書」なる語は、製品の使用に関して医
師、薬剤師、及び患者に詳細な情報を得た上での決断を
させることを許容するのに必要とされる、安全性及び有
効性データと、製品の投与の仕方についての知らせるた
めの、製品に添付される情報を意味する。能書は一般的
に医薬製品の「ラベル」とみなされる。
師、薬剤師、及び患者に詳細な情報を得た上での決断を
させることを許容するのに必要とされる、安全性及び有
効性データと、製品の投与の仕方についての知らせるた
めの、製品に添付される情報を意味する。能書は一般的
に医薬製品の「ラベル」とみなされる。
【0027】「経口投与用製剤」なる語は、一般的な意
味では経口投与される医薬品を言及するのに使用され
る。経口投与用製剤は、液剤、錠剤、カプセル剤、及び
ゲルカプセル剤(gelcaps)として当業者に認識される
ものである。
味では経口投与される医薬品を言及するのに使用され
る。経口投与用製剤は、液剤、錠剤、カプセル剤、及び
ゲルカプセル剤(gelcaps)として当業者に認識される
ものである。
【0028】「選択的PDE5インヒビター」なる語
は、 1)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対
比して少なくとも100倍の格差; 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;及び 3)10nM未満の、PDE5に対するIC50値を有す
るものとして定義される。
は、 1)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対
比して少なくとも100倍の格差; 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;及び 3)10nM未満の、PDE5に対するIC50値を有す
るものとして定義される。
【0029】選択的PDE5インヒビターは、化学構造
において種々異なるものがあり得、そしてそれら選択的
PDE5インヒビターの本発明における使用は化学構造
の如何に依存するものでなく、本明細書に開示される作
用強度パラメータに依存するものである。
において種々異なるものがあり得、そしてそれら選択的
PDE5インヒビターの本発明における使用は化学構造
の如何に依存するものでなく、本明細書に開示される作
用強度パラメータに依存するものである。
【0030】「視覚障害」なる語は、PDE6阻害によ
って惹起されると考えられている青色−緑色視覚により
特徴付けられる異常な視覚を意味するものとする。
って惹起されると考えられている青色−緑色視覚により
特徴付けられる異常な視覚を意味するものとする。
【0031】「顔面紅潮」なる語は、薬物の摂取に伴っ
て引き起こされる血管拡張に起因しうる顔及び首の偶発
性の紅潮を意味し、通常は顔及び首全体が熱くなるよう
に感じ、時として発汗を伴うものである。
て引き起こされる血管拡張に起因しうる顔及び首の偶発
性の紅潮を意味し、通常は顔及び首全体が熱くなるよう
に感じ、時として発汗を伴うものである。
【0032】「遊離薬物」なる語は、ポリマー性の共沈
物中に密に埋設されていない薬物の固体粒子を意味す
る。
物中に密に埋設されていない薬物の固体粒子を意味す
る。
【0033】前記したように、本発明は、ヒトの医薬用
途のための製造品であって、能書、容器、及び1剤形あ
たりに約1〜20mgの選択的PDE5インヒビターを
含む製剤を含んでなる製造品に関する。本発明において
有用な選択的PDE5インヒビターは、 1)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対
比して少なくとも100倍の格差; 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;及び 3)10nM未満の、PDE5に対するIC50値 を有するPDE5インヒビターであり、そして約1〜2
0mg単位の服用量で有効となるに充分な生物学的利用
能を有するものである。
途のための製造品であって、能書、容器、及び1剤形あ
たりに約1〜20mgの選択的PDE5インヒビターを
含む製剤を含んでなる製造品に関する。本発明において
有用な選択的PDE5インヒビターは、 1)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対
比して少なくとも100倍の格差; 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;及び 3)10nM未満の、PDE5に対するIC50値 を有するPDE5インヒビターであり、そして約1〜2
0mg単位の服用量で有効となるに充分な生物学的利用
能を有するものである。
【0034】「格差」とは、IC50値のPDE6/PD
E5の比率として表現されるものであり、すなわち、P
DE5に対するIC50値と対比した、PDE6に対する
IC 50値の比率(PDE6/PDE5)が100よりも
大きく、より好ましくは300よりも大きく、そして最
も好ましくは500より大きいとよい。
E5の比率として表現されるものであり、すなわち、P
DE5に対するIC50値と対比した、PDE6に対する
IC 50値の比率(PDE6/PDE5)が100よりも
大きく、より好ましくは300よりも大きく、そして最
も好ましくは500より大きいとよい。
【0035】同様に、PDE5に対するIC50値と対比
した、PDE1cに対するIC50値の比率(PDE1c
/PDE5)は1000より大きいとよい。好ましいP
DE5インヒビターは、PDE5とPDE1cのIC50
値の間で3,000倍より大きい格差、より好ましくは
PDE5とPDE1cのIC50値との間で5,000倍
よりも大きい格差を有するものである。
した、PDE1cに対するIC50値の比率(PDE1c
/PDE5)は1000より大きいとよい。好ましいP
DE5インヒビターは、PDE5とPDE1cのIC50
値の間で3,000倍より大きい格差、より好ましくは
PDE5とPDE1cのIC50値との間で5,000倍
よりも大きい格差を有するものである。
【0036】PDE5に対するIC50値によって表され
るインヒビターの作用強度は、10nM未満、好ましく
は5nM未満、より好ましくは2nM未満、そして最も
好ましくは1nM未満である。
るインヒビターの作用強度は、10nM未満、好ましく
は5nM未満、より好ましくは2nM未満、そして最も
好ましくは1nM未満である。
【0037】能書は、製品の使用に関して医師、薬剤
師、及び患者に詳細な情報を得た上での決断をさせるこ
とを許容するのに必要とされる、安全性及び有効性デー
タと、製品の投与の仕方についての情報を提供する。能
書は一般的に、医薬製品の「ラベル」とみなされる。本
発明の製造品に組み入れられる能書は、選択的PDE5
インヒビターが、PDE5の阻害が所望される状態の処
置において有用であることを示すものである。能書はさ
らに、必要に応じて約1〜約20mgの単位の服用量を
1回以上、1日当たり20mgの服用総量を上限として
投与する旨の指示も与えるものである。好ましくは、投
与される用量は1日当たり約5mg〜約20mg、より
好ましくは、必要に応じて1日1回、約5〜約15m
g、最も好ましくは、必要に応じて1日1回、約5〜約
10mgとするとよい。
師、及び患者に詳細な情報を得た上での決断をさせるこ
とを許容するのに必要とされる、安全性及び有効性デー
タと、製品の投与の仕方についての情報を提供する。能
書は一般的に、医薬製品の「ラベル」とみなされる。本
発明の製造品に組み入れられる能書は、選択的PDE5
インヒビターが、PDE5の阻害が所望される状態の処
置において有用であることを示すものである。能書はさ
らに、必要に応じて約1〜約20mgの単位の服用量を
1回以上、1日当たり20mgの服用総量を上限として
投与する旨の指示も与えるものである。好ましくは、投
与される用量は1日当たり約5mg〜約20mg、より
好ましくは、必要に応じて1日1回、約5〜約15m
g、最も好ましくは、必要に応じて1日1回、約5〜約
10mgとするとよい。
【0038】処置されるのに好ましい状態には、性的機
能不全(雄性の勃起機能不全、及び雌性の性的機能不
全、そしてより好ましくは雌性の性的興奮障害(FA
D)を含む)が包含される。好ましい被処置状態は、雄
性の勃起機能不全である。
能不全(雄性の勃起機能不全、及び雌性の性的機能不
全、そしてより好ましくは雌性の性的興奮障害(FA
D)を含む)が包含される。好ましい被処置状態は、雄
性の勃起機能不全である。
【0039】重要なこととして、能書には、網膜疾患、
例えば糖尿病性の網膜症または色素性網膜炎に罹患して
いる患者、あるいは有機硝酸塩を使用している患者など
における性的機能不全を処置するうえでの、本発明の製
品の使用をサポートする。かように、本発明において能
書には、好ましくはこれらの状態に伴う配合禁忌(特に
有機硝酸塩との併用時の投与での配合禁忌)がない。よ
り好ましくは、能書には、網膜疾患、特に色素性網膜炎
に関わる警告も、また視覚障害易発性の個体に関わる警
告も一切ない。好ましくは、能書には、本発明の製剤を
投与した患者の顔面紅潮の発症率が2%を下回る、好ま
しくは1%を下回る、最も好ましくは0.5%を下回る
ことも報告されている。顔面紅潮の発症率の割合は、P
DE5インヒビターを含有する従来の医薬製品よりもは
るかに改善がみられることが立証されている。
例えば糖尿病性の網膜症または色素性網膜炎に罹患して
いる患者、あるいは有機硝酸塩を使用している患者など
における性的機能不全を処置するうえでの、本発明の製
品の使用をサポートする。かように、本発明において能
書には、好ましくはこれらの状態に伴う配合禁忌(特に
有機硝酸塩との併用時の投与での配合禁忌)がない。よ
り好ましくは、能書には、網膜疾患、特に色素性網膜炎
に関わる警告も、また視覚障害易発性の個体に関わる警
告も一切ない。好ましくは、能書には、本発明の製剤を
投与した患者の顔面紅潮の発症率が2%を下回る、好ま
しくは1%を下回る、最も好ましくは0.5%を下回る
ことも報告されている。顔面紅潮の発症率の割合は、P
DE5インヒビターを含有する従来の医薬製品よりもは
るかに改善がみられることが立証されている。
【0040】本発明の製造品において使用される容器
は、医療品の技術における従来型のものでよい。一般
に、容器としてはブリスターパック、ホイル包装、ガラ
スもしくはプラスチック瓶とキャップもしくは閉止部
材、または他の、患者もしくは薬剤師が使用するのに好
適な品などを挙げることができる。好ましくは、容器は
1〜1000の固形製剤、好ましくは1〜500の固形
製剤、最も好ましくは5〜30の固形製剤を収納するよ
うな大きさとされるとよい。
は、医療品の技術における従来型のものでよい。一般
に、容器としてはブリスターパック、ホイル包装、ガラ
スもしくはプラスチック瓶とキャップもしくは閉止部
材、または他の、患者もしくは薬剤師が使用するのに好
適な品などを挙げることができる。好ましくは、容器は
1〜1000の固形製剤、好ましくは1〜500の固形
製剤、最も好ましくは5〜30の固形製剤を収納するよ
うな大きさとされるとよい。
【0041】経口投与用製剤は当業者の技術常識となっ
ており、例えば液剤、錠剤、カプセル剤、及びゲルカプ
セル剤などが包含される。好ましくは、剤形としては固
形の剤形がよく、特に、約1〜約20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む錠剤であるとよい。経口用に用
いられる医薬上容認されうる賦形剤はすべて、上記製剤
に好適に使用可能である。好適な医薬製剤には、例えば
Butlerの米国特許第5,985,326号(引用することにより
本明細書の一部とする)に記載されている共沈物(copr
ecipitate form)が包含される。好ましい実施態様にお
いて、本発明の単位剤形は、PDE5インヒビターの共
沈物を含まず、遊離薬物として固形のPDE5インヒビ
ターを含有するものである。
ており、例えば液剤、錠剤、カプセル剤、及びゲルカプ
セル剤などが包含される。好ましくは、剤形としては固
形の剤形がよく、特に、約1〜約20mgの選択的PD
E5インヒビターを含む錠剤であるとよい。経口用に用
いられる医薬上容認されうる賦形剤はすべて、上記製剤
に好適に使用可能である。好適な医薬製剤には、例えば
Butlerの米国特許第5,985,326号(引用することにより
本明細書の一部とする)に記載されている共沈物(copr
ecipitate form)が包含される。好ましい実施態様にお
いて、本発明の単位剤形は、PDE5インヒビターの共
沈物を含まず、遊離薬物として固形のPDE5インヒビ
ターを含有するものである。
【0042】好ましくは、錠剤にはラクトース、微結晶
性セルロース、デンプン、炭酸カルシウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、及びコロイド
状二酸化ケイ素などの、一般に安全であると考えられて
いる賦形剤を含むものであり、またRemington's Phamac
eutical Sciences、18版、Mack Publishing Co.、Easto
n ペンシルバニア(1990)などに収載されている標準的な
医薬製造技術によって調製されるとよい。かような技術
には、例えば湿式造粒を行い、その後乾燥、粉砕、及び
圧縮を行って錠剤とする(フィルム被覆をしてもしなく
てもよい)技術;乾燥混和して、その後圧縮し錠剤とす
る(フィルム被覆をしてもしなくてもよい)技術;成形
打錠(molded tablet);湿式造粒(乾燥及びゼラチン
カプセル剤に充填);乾燥混和(ゼラチンカプセル剤に
充填);あるいはゼラチンカプセル剤に懸濁液または溶
液として充填する技術などが挙げられる。一般的に固形
の剤形には、その表面に刻印または彫刻した識別記号が
付される。
性セルロース、デンプン、炭酸カルシウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、及びコロイド
状二酸化ケイ素などの、一般に安全であると考えられて
いる賦形剤を含むものであり、またRemington's Phamac
eutical Sciences、18版、Mack Publishing Co.、Easto
n ペンシルバニア(1990)などに収載されている標準的な
医薬製造技術によって調製されるとよい。かような技術
には、例えば湿式造粒を行い、その後乾燥、粉砕、及び
圧縮を行って錠剤とする(フィルム被覆をしてもしなく
てもよい)技術;乾燥混和して、その後圧縮し錠剤とす
る(フィルム被覆をしてもしなくてもよい)技術;成形
打錠(molded tablet);湿式造粒(乾燥及びゼラチン
カプセル剤に充填);乾燥混和(ゼラチンカプセル剤に
充填);あるいはゼラチンカプセル剤に懸濁液または溶
液として充填する技術などが挙げられる。一般的に固形
の剤形には、その表面に刻印または彫刻した識別記号が
付される。
【0043】本発明は、詳細な実験と臨床試験、さらに
以下に記載する特定の性質を有する選択的PDE5イン
ヒビターを選定することによって、PDE5阻害が示す
ものとこれまで考えられていた副作用を、臨床的に問題
にならないレベルにまで低減させることができるとの予
期せざる観察結果に基づくものである。その性質とは、 1)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対
比して少なくとも100倍の格差; 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;及び 3)10nM未満の、PDE5に対するIC50である。 この予期し得なかった観察により、経口投与した際に、
以前には不可避であると考えられていた望ましくない副
作用を最小限に抑える、約1〜約20mg単位の製剤に
て選択的PDE5インヒビターを配合する製造品の開発
が可能となった。これらの副作用には、PDE5インヒ
ビター単独で、または有機硝酸塩と併用して投与した場
合の、顔面紅潮、視覚障害、及び大幅な血圧低下が含ま
れる。本発明のPDE5インヒビターを約1〜約20m
g単位の製剤にて投与した場合の、PDE6に対する最
小に抑制された効果はまた、糖尿病性網膜症または色素
性網膜炎などのような網膜疾患に罹患している患者への
選択的PDE5インヒビターの投与も可能とする。
以下に記載する特定の性質を有する選択的PDE5イン
ヒビターを選定することによって、PDE5阻害が示す
ものとこれまで考えられていた副作用を、臨床的に問題
にならないレベルにまで低減させることができるとの予
期せざる観察結果に基づくものである。その性質とは、 1)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と対
比して少なくとも100倍の格差; 2)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1cと
対比して少なくとも1000倍の格差;及び 3)10nM未満の、PDE5に対するIC50である。 この予期し得なかった観察により、経口投与した際に、
以前には不可避であると考えられていた望ましくない副
作用を最小限に抑える、約1〜約20mg単位の製剤に
て選択的PDE5インヒビターを配合する製造品の開発
が可能となった。これらの副作用には、PDE5インヒ
ビター単独で、または有機硝酸塩と併用して投与した場
合の、顔面紅潮、視覚障害、及び大幅な血圧低下が含ま
れる。本発明のPDE5インヒビターを約1〜約20m
g単位の製剤にて投与した場合の、PDE6に対する最
小に抑制された効果はまた、糖尿病性網膜症または色素
性網膜炎などのような網膜疾患に罹患している患者への
選択的PDE5インヒビターの投与も可能とする。
【0044】このような選択的PDE5インヒビターの
1つ、すなわち(6R−トランス)−6−(1,3−ベ
ンゾジオキソール−5−イル)−2,3,6,7,1
2,12a−ヘキサヒドロ−2−メチルピラジノ
[1’,2’:1,6]ピリド[3,4−b]インドー
ル−1,4−ジオン、別名では、(6R,12aR)−
2,3,6,7,12,12a−ヘキサヒドロ−2−メ
チル−6−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ピラ
ジノ[2’,1’:6,1]ピリド[3,4−b]イン
ドール−1,4−ジオンは、Dauganの米国特許第5,859,
006号に開示されており、そして以下の構造式(I)で
示されるものである。
1つ、すなわち(6R−トランス)−6−(1,3−ベ
ンゾジオキソール−5−イル)−2,3,6,7,1
2,12a−ヘキサヒドロ−2−メチルピラジノ
[1’,2’:1,6]ピリド[3,4−b]インドー
ル−1,4−ジオン、別名では、(6R,12aR)−
2,3,6,7,12,12a−ヘキサヒドロ−2−メ
チル−6−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ピラ
ジノ[2’,1’:6,1]ピリド[3,4−b]イン
ドール−1,4−ジオンは、Dauganの米国特許第5,859,
006号に開示されており、そして以下の構造式(I)で
示されるものである。
【0045】
【化2】
【0046】構造式(I)で示される化合物は、ヒトに
おける臨床試験で有機硝酸塩と併用して投与した場合に
収縮期の血圧に対してわずかな効果しか与えないことが
例証された。これに対してシルデナフィルは、硝酸塩と
共に投与されると、偽薬よりも4倍以上にも及ぶほどの
収縮期血圧の低下をもたらすことが立証されており、こ
れによりバイアグラ(登録商標)の能書に配合禁忌が掲
載され、そして特定の患者には警告を出すこととなって
いるのである。
おける臨床試験で有機硝酸塩と併用して投与した場合に
収縮期の血圧に対してわずかな効果しか与えないことが
例証された。これに対してシルデナフィルは、硝酸塩と
共に投与されると、偽薬よりも4倍以上にも及ぶほどの
収縮期血圧の低下をもたらすことが立証されており、こ
れによりバイアグラ(登録商標)の能書に配合禁忌が掲
載され、そして特定の患者には警告を出すこととなって
いるのである。
【0047】選択的PDE5インヒビターは、その化学
構造において極めて異なるものがあり、そして本発明に
おける選択的PDE5インヒビターの使用は、特定の化
学構造に依存するものでなく、前記の重要なパラメータ
に依存すべきものである。しかしながら、必要とされる
作用強度と選択性を有する好ましい化合物は、Dauganの
米国特許第5,859,006号、Dauganらの米国特許第5,981,5
27号、及びDauganらの米国特許第6,001,847号(それぞ
れ、引用することにより本明細書の一部にすることとす
る)に記載されるものから本明細書に記載している試験
により容易に同定することが可能である。
構造において極めて異なるものがあり、そして本発明に
おける選択的PDE5インヒビターの使用は、特定の化
学構造に依存するものでなく、前記の重要なパラメータ
に依存すべきものである。しかしながら、必要とされる
作用強度と選択性を有する好ましい化合物は、Dauganの
米国特許第5,859,006号、Dauganらの米国特許第5,981,5
27号、及びDauganらの米国特許第6,001,847号(それぞ
れ、引用することにより本明細書の一部にすることとす
る)に記載されるものから本明細書に記載している試験
により容易に同定することが可能である。
【0048】Dauganの米国特許第5,859,006号及びDauga
nらの米国特許第5,981,527号の好ましい化合物は、以下
の構造式(II)で示され、
nらの米国特許第5,981,527号の好ましい化合物は、以下
の構造式(II)で示され、
【0049】
【化3】
【0050】式中、R0は、水素原子、ハロゲン原子、
及びC1〜6アルキルよりなる群から選択され;R1は、
水素原子、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6
アルキニル、ハロC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキ
ルC1〜3アルキル、アリールC1〜3アルキル(アリール
は、フェニル、またはハロゲン原子、C1〜6アルキル、
C1〜6アルコキシ、メチレンジオキシ、及びこれらの組
合せよりなる群から選択される1乃至3の置換基で置換
されているフェニル)、ならびにヘテロアリールC1〜3
アルキル(ここでヘテロアリールはチエニル、フリル、
またはピリジルであり、それぞれ、任意にハロゲン原
子、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、及びこれらの
組合せよりなる群から選択される1乃至3の置換基で置
換されている)よりなる群から選択され;R2は、ベン
ゼン、チオフェン、フラン、及びピリジンよりなる群か
ら選択される、任意に置換された単環の芳香環、または
以下の構造式
及びC1〜6アルキルよりなる群から選択され;R1は、
水素原子、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6
アルキニル、ハロC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキ
ルC1〜3アルキル、アリールC1〜3アルキル(アリール
は、フェニル、またはハロゲン原子、C1〜6アルキル、
C1〜6アルコキシ、メチレンジオキシ、及びこれらの組
合せよりなる群から選択される1乃至3の置換基で置換
されているフェニル)、ならびにヘテロアリールC1〜3
アルキル(ここでヘテロアリールはチエニル、フリル、
またはピリジルであり、それぞれ、任意にハロゲン原
子、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、及びこれらの
組合せよりなる群から選択される1乃至3の置換基で置
換されている)よりなる群から選択され;R2は、ベン
ゼン、チオフェン、フラン、及びピリジンよりなる群か
ら選択される、任意に置換された単環の芳香環、または
以下の構造式
【0051】
【化4】
【0052】で示される、任意にハロゲン原子及びC1
〜3アルキルよりなる群から選択される1以上の基で置
換され得、ベンゼン環の炭素原子の1つを介して分子の
余の部分に付いている二員環(融合環Aは、飽和されて
いても、または部分的もしくは全体的に不飽和であって
もよい五員環または六員環で、炭素原子と、任意に1ま
たは2のヘテロ原子(酸素原子、イオウ原子及びチッ素
原子より選択される)を含むものである)であって;R
3は水素原子またはC1〜3アルキルであり、あるいは、
R1とR3は共に、三員または四員アルキルまたはアルケ
ニル鎖を形成する、ならびにその塩及び溶媒和物であ
る。
〜3アルキルよりなる群から選択される1以上の基で置
換され得、ベンゼン環の炭素原子の1つを介して分子の
余の部分に付いている二員環(融合環Aは、飽和されて
いても、または部分的もしくは全体的に不飽和であって
もよい五員環または六員環で、炭素原子と、任意に1ま
たは2のヘテロ原子(酸素原子、イオウ原子及びチッ素
原子より選択される)を含むものである)であって;R
3は水素原子またはC1〜3アルキルであり、あるいは、
R1とR3は共に、三員または四員アルキルまたはアルケ
ニル鎖を形成する、ならびにその塩及び溶媒和物であ
る。
【0053】他の好ましい化合物は構造式(II)に示
すものであって、式中、R0は、水素原子、ハロゲン原
子、またはC1〜6アルキルであり;R1は、水素原子、
またはC1〜6アルキルであり;R2は、以下の構造式
すものであって、式中、R0は、水素原子、ハロゲン原
子、またはC1〜6アルキルであり;R1は、水素原子、
またはC1〜6アルキルであり;R2は、以下の構造式
【0054】
【化5】
【0055】で示される二員環であって、これは任意に
ハロゲン原子及びC1〜3アルキルよりなる群から選択さ
れる1以上の基で置換されえ;そしてR3は水素原子ま
たはC1〜3アルキルである。
ハロゲン原子及びC1〜3アルキルよりなる群から選択さ
れる1以上の基で置換されえ;そしてR3は水素原子ま
たはC1〜3アルキルである。
【0056】以下の表1に、本明細書中に記載の方法に
よって定量された米国特許第5,859,006号に開
示された代表的な選択的PDE5インヒビターに対する
PDE5及びPDE6IC50値を示す。
よって定量された米国特許第5,859,006号に開
示された代表的な選択的PDE5インヒビターに対する
PDE5及びPDE6IC50値を示す。
【0057】
【表1】
【0058】表1中の化合物5は、構造式(I)を有し
ており、さらに、PDE1cに対するIC50は10,0
00でありPDE1c/PDE5の比が4,000であ
ることが実証されている。
ており、さらに、PDE1cに対するIC50は10,0
00でありPDE1c/PDE5の比が4,000であ
ることが実証されている。
【0059】表1に示す化合物番号1〜5の構造は、構
造式(II)に示すとおりであり、式中R0、R1、
R2、及びR3は以下のとおりである。
造式(II)に示すとおりであり、式中R0、R1、
R2、及びR3は以下のとおりである。
【0060】
【表2】
【0061】表1に示すデータは、構造式(I)に示す
化合物(式中、R1は水素原子またはC1〜6アルキルで
あり、R2は以下の構造式
化合物(式中、R1は水素原子またはC1〜6アルキルで
あり、R2は以下の構造式
【0062】
【化6】
【0063】で示され、そしてR3は水素原子であるこ
とが特に好ましい。
とが特に好ましい。
【0064】好ましくはAは以下の構造式
【0065】
【化7】
【0066】で示されるものである。
【0067】好ましい化合物は、(6R,12aR)−
2,3,6,7,12,12a−ヘキサヒドロ−2−メ
チル−6−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ピラ
ジノ[2’,1’:6,1]ピリド[3,4−b]イン
ドール−1,4−ジオン;及び(3S,6R,12a
R)−2,3,6,7,12,12a−ヘキサヒドロ−
2,3−ジメチル−6−(3,4−メチレンジオキシフ
ェニル)ピラジノ[2’,1’:6,1]ピリド[3,
4−b]インドール−1,4−ジオン;ならびに生理学
的に容認されうるその塩及び溶媒和物(例えば、水和
物)である。
2,3,6,7,12,12a−ヘキサヒドロ−2−メ
チル−6−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ピラ
ジノ[2’,1’:6,1]ピリド[3,4−b]イン
ドール−1,4−ジオン;及び(3S,6R,12a
R)−2,3,6,7,12,12a−ヘキサヒドロ−
2,3−ジメチル−6−(3,4−メチレンジオキシフ
ェニル)ピラジノ[2’,1’:6,1]ピリド[3,
4−b]インドール−1,4−ジオン;ならびに生理学
的に容認されうるその塩及び溶媒和物(例えば、水和
物)である。
【0068】本発明において有用な化合物の他の例は、
Dauganらの米国特許第6,001,847号及びWO
97/43287(引用することにより本明細書の一部
にする)に開示されているものである。
Dauganらの米国特許第6,001,847号及びWO
97/43287(引用することにより本明細書の一部
にする)に開示されているものである。
【0069】本発明において使用するためのさらなる化
合物の例は、PCT出願PCT/EP98/06050
(名称「化学化合物」、発明者A. Bombrun及びF.Gellib
ertの米国出願指定)であり、その開示は特に、引用す
ることにより本明細書の一部にするものである。このク
ラスの化合物は、以下の構造式(III)
合物の例は、PCT出願PCT/EP98/06050
(名称「化学化合物」、発明者A. Bombrun及びF.Gellib
ertの米国出願指定)であり、その開示は特に、引用す
ることにより本明細書の一部にするものである。このク
ラスの化合物は、以下の構造式(III)
【0070】
【化8】
【0071】ならびにその塩及び溶媒和物(例えば、水
和物)を提供するが、式中、Cは、酸素原子、チッ素原
子及びイオウ原子よりなる群から選択される少なくとも
1つのヘテロ原子を含む五員または六員ヘテロ環状基を
表し;R12は水素原子またはハロゲン原子を表し;R13
は、水素原子、ニトロ(NO2)、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン原子、シアノ(C
N)、酸素原子、チッ素原子及びイオウ原子よりなる群
から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5−
または6−員ヘテロ環状基(任意に、-C(=O)ORaま
たはC1〜4アルキルで置換されているもの)、任意に-
ORhで置換されているC1〜6アルキル、C1〜3アルコ
キシ、C(=O)Rh、OC(=O)Rh、C(=O)ORh、C1
〜4アルキレンHet、C1〜4アルキレンC(=O)ORh、O
C1〜4アルキレン-C(=O)ORh、C1〜4アルキレンO
C1〜4アルキレンC(=O)ORh、C(=O)NR1SO
2Rj、C(=O)NRhRi、C(=O)NRhRi、C(=O)N
RhC1〜4アルキレンORi、C(=O)NRhC1〜4アルキ
レンHet ORi、OC2〜4アルキレンNRhRi、OC1〜4アルキ
レンCH(ORh)CH2NRhRi、OC1〜4アルキレンHe
t OC2〜4アルキレン-ORh、OC2〜4アルキレン-NRh
C(=O)ORh、NRhRi、NRhC1〜4アルキレンNRh
Ri、NRhC(=O)Ri、NRhC(=O)NRhRi、N(S
O2C1〜4アルキル)2、NRh(SO2C1〜4アルキル)、
SO2NRhRi、ならびにOSO2トリフルオロメチルよ
りなる群から選択され;R14は、水素原子、ハロゲン原
子、ORh、C1〜6アルキル、NO2、及びNRhRiより
なる群から選択され、あるいは、R13及びR14は共に、
三または四員アルキレンまたは五もしくは六員環のアル
ケニレン鎖成分を形成し、任意に少なくとも1つのヘテ
ロ原子を含んでおり;R15は、水素原子、ハロゲン原
子、NO2、トリフルオロメトキシ、C1〜6アルキル、
OC1〜6アルキル、及びC(=O)ORhよりなる群から選
択され;R16は水素原子であり、あるいは、R15及びR
16は共に、三もしくは四員アルキレンまたは五もしくは
六員環のアルケニレン鎖成分を形成し、任意に少なくと
も1つのヘテロ原子を含んでおり;Hetは、酸素原子、
チッ素原子及びイオウ原子よりなる群から選択される少
なくとも1つのヘテロ原子を含む5−または6−員ヘテ
ロ環状基を表し、任意にC1〜4アルキルで置換されてい
てよく;Rh及びRiは、同じかまたは異なっていてもよ
く、別々に水素原子及びC1〜6アルキルより選択され
る;Rjは、フェニルまたはC4〜6シクロアルキルを表
し、かかるフェニルまたはC4〜6シクロアルキルは任意
に、1以上のハロゲン原子、1以上のC(=O)ORh、ま
たは1以上の-ORhで置換されうる;nは、1,2及び3
より選択される整数であり;mは、1及び2より選択さ
れる整数である。
和物)を提供するが、式中、Cは、酸素原子、チッ素原
子及びイオウ原子よりなる群から選択される少なくとも
1つのヘテロ原子を含む五員または六員ヘテロ環状基を
表し;R12は水素原子またはハロゲン原子を表し;R13
は、水素原子、ニトロ(NO2)、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン原子、シアノ(C
N)、酸素原子、チッ素原子及びイオウ原子よりなる群
から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5−
または6−員ヘテロ環状基(任意に、-C(=O)ORaま
たはC1〜4アルキルで置換されているもの)、任意に-
ORhで置換されているC1〜6アルキル、C1〜3アルコ
キシ、C(=O)Rh、OC(=O)Rh、C(=O)ORh、C1
〜4アルキレンHet、C1〜4アルキレンC(=O)ORh、O
C1〜4アルキレン-C(=O)ORh、C1〜4アルキレンO
C1〜4アルキレンC(=O)ORh、C(=O)NR1SO
2Rj、C(=O)NRhRi、C(=O)NRhRi、C(=O)N
RhC1〜4アルキレンORi、C(=O)NRhC1〜4アルキ
レンHet ORi、OC2〜4アルキレンNRhRi、OC1〜4アルキ
レンCH(ORh)CH2NRhRi、OC1〜4アルキレンHe
t OC2〜4アルキレン-ORh、OC2〜4アルキレン-NRh
C(=O)ORh、NRhRi、NRhC1〜4アルキレンNRh
Ri、NRhC(=O)Ri、NRhC(=O)NRhRi、N(S
O2C1〜4アルキル)2、NRh(SO2C1〜4アルキル)、
SO2NRhRi、ならびにOSO2トリフルオロメチルよ
りなる群から選択され;R14は、水素原子、ハロゲン原
子、ORh、C1〜6アルキル、NO2、及びNRhRiより
なる群から選択され、あるいは、R13及びR14は共に、
三または四員アルキレンまたは五もしくは六員環のアル
ケニレン鎖成分を形成し、任意に少なくとも1つのヘテ
ロ原子を含んでおり;R15は、水素原子、ハロゲン原
子、NO2、トリフルオロメトキシ、C1〜6アルキル、
OC1〜6アルキル、及びC(=O)ORhよりなる群から選
択され;R16は水素原子であり、あるいは、R15及びR
16は共に、三もしくは四員アルキレンまたは五もしくは
六員環のアルケニレン鎖成分を形成し、任意に少なくと
も1つのヘテロ原子を含んでおり;Hetは、酸素原子、
チッ素原子及びイオウ原子よりなる群から選択される少
なくとも1つのヘテロ原子を含む5−または6−員ヘテ
ロ環状基を表し、任意にC1〜4アルキルで置換されてい
てよく;Rh及びRiは、同じかまたは異なっていてもよ
く、別々に水素原子及びC1〜6アルキルより選択され
る;Rjは、フェニルまたはC4〜6シクロアルキルを表
し、かかるフェニルまたはC4〜6シクロアルキルは任意
に、1以上のハロゲン原子、1以上のC(=O)ORh、ま
たは1以上の-ORhで置換されうる;nは、1,2及び3
より選択される整数であり;mは、1及び2より選択さ
れる整数である。
【0072】[調製例]ヒトPDE5の調製 ヒトPDE5の組換え体製造は、本質的には本明細書の参
考文献として組み込まれている米国特許第5,702,936号
の実施例7に記載されたように行った。ただし、Method
s in Enzymology, 1985, 308-318頁(1990),V. Priceら
に記載されたベイシックADH2プラスミド由来の、使
用酵母形質転換ベクターは、酵母ADH1プロモーター
及びターミネーター配列よりはむしろ酵母ADH2プロ
モーター及びターミネーター配列が組み込まれており、
Saccharomyces cerevisiase宿主はAmerican Type Cultu
re Collection, Manassas,バージニアに受託番号AT
CC74465で1998年8月31日に寄託されたプ
ロテアーゼ欠乏株BJ2−54であった。形質転換した
宿主細胞はわずかな金属、及びビタミン類を含んだ2×
SC−leu培地、pH6.2で生育させた。24時
間後、グリセロール含有YEP培地を加え最終濃度を2
× YEP/3%グリセロールとした。おおよそ24時
間後、細胞を採取し、洗浄し−70℃で保存した。細胞
ペレット(29g)を同量の溶解用緩衝液(25mM
Tris−Cl、pH8、5mM MgCl2 、0.2
5mMジチオスレイトール、1mMベンズアミジン、及
び10μM ZnSO4 )を伴った氷の上で解凍した。
細胞はN2を伴ったマイクロフルイダイザー(microflui
dizer)中20,000psiで溶解した。溶解物を遠
心分離し0.45μmの使い捨てフィルターを用いて濾
過した。得られた濾液をQ Sepharose fast Flowの1
50mLカラム(Pharmacia社製)に適用し
た。カラムを1.5倍量のBufferA(20mM Bis
−Trisプロパン、pH6.8、1mM MgC
l2、0.25mMジチオスレイトール、10μM Z
nSO4 )で洗浄しBufferA中の125mM NaCl
の段階的濃度勾配、続くBufferA中の125−1000
mM NaClの直線濃度勾配で溶出した。
考文献として組み込まれている米国特許第5,702,936号
の実施例7に記載されたように行った。ただし、Method
s in Enzymology, 1985, 308-318頁(1990),V. Priceら
に記載されたベイシックADH2プラスミド由来の、使
用酵母形質転換ベクターは、酵母ADH1プロモーター
及びターミネーター配列よりはむしろ酵母ADH2プロ
モーター及びターミネーター配列が組み込まれており、
Saccharomyces cerevisiase宿主はAmerican Type Cultu
re Collection, Manassas,バージニアに受託番号AT
CC74465で1998年8月31日に寄託されたプ
ロテアーゼ欠乏株BJ2−54であった。形質転換した
宿主細胞はわずかな金属、及びビタミン類を含んだ2×
SC−leu培地、pH6.2で生育させた。24時
間後、グリセロール含有YEP培地を加え最終濃度を2
× YEP/3%グリセロールとした。おおよそ24時
間後、細胞を採取し、洗浄し−70℃で保存した。細胞
ペレット(29g)を同量の溶解用緩衝液(25mM
Tris−Cl、pH8、5mM MgCl2 、0.2
5mMジチオスレイトール、1mMベンズアミジン、及
び10μM ZnSO4 )を伴った氷の上で解凍した。
細胞はN2を伴ったマイクロフルイダイザー(microflui
dizer)中20,000psiで溶解した。溶解物を遠
心分離し0.45μmの使い捨てフィルターを用いて濾
過した。得られた濾液をQ Sepharose fast Flowの1
50mLカラム(Pharmacia社製)に適用し
た。カラムを1.5倍量のBufferA(20mM Bis
−Trisプロパン、pH6.8、1mM MgC
l2、0.25mMジチオスレイトール、10μM Z
nSO4 )で洗浄しBufferA中の125mM NaCl
の段階的濃度勾配、続くBufferA中の125−1000
mM NaClの直線濃度勾配で溶出した。
【0073】直線濃度勾配からの活性画分をBufferB
(20mM Bis−Trisプロパン(pH6.
8)、1mM MgCl2、0.25mMジチオスレイト
ール、10μM ZnSO4 、及び250mM KC
l)中の180mLヒドロキシアパタイトカラムに適用
した。ローディングした後、カラムを2倍量のBufferB
で洗浄しBufferB中の0−125mMリン酸カルシウム
の直線濃度勾配で溶出した。活性画分をプールし、60
%硫酸アンモニウムで析出させ、BufferC(20mMB
is−Trisプロパン、pH6.8、125mM N
aCl、0.5mMジチオスレイトール、及び10μM
ZnSO4 )に再度懸濁した。プールしたものをSeph
acryl S−300 HRの140mLカラムの適用し
BufferCで溶出した。活性画分を50%グリセロ
ール に希釈し−20℃で保存した。結果として得られ
た調製物はSDS−PAGEで約85%の純度であっ
た。
(20mM Bis−Trisプロパン(pH6.
8)、1mM MgCl2、0.25mMジチオスレイト
ール、10μM ZnSO4 、及び250mM KC
l)中の180mLヒドロキシアパタイトカラムに適用
した。ローディングした後、カラムを2倍量のBufferB
で洗浄しBufferB中の0−125mMリン酸カルシウム
の直線濃度勾配で溶出した。活性画分をプールし、60
%硫酸アンモニウムで析出させ、BufferC(20mMB
is−Trisプロパン、pH6.8、125mM N
aCl、0.5mMジチオスレイトール、及び10μM
ZnSO4 )に再度懸濁した。プールしたものをSeph
acryl S−300 HRの140mLカラムの適用し
BufferCで溶出した。活性画分を50%グリセロ
ール に希釈し−20℃で保存した。結果として得られ
た調製物はSDS−PAGEで約85%の純度であっ
た。
【0074】PDE活性のアッセイ PDE5の活性は当該技術分野における標準的なアッセ
イによって測定することができる。たとえば、いかなる
PDEの特異な活性も以下のようにして決定できる。木
炭分離技術を用いたPDEアッセイは本質的にはLoughn
eyら、(1996)、The Journal of Biological Chemistr
y、271巻、796〜806頁に記載されたように行った。この
アッセイにおいて、PDE5活性は存在するPDE5活
性の総量に比例して[32P]cGMPを[32P]5’G
MPに換算する。ついで[32P]5’GMPを定量的に
ヘビ毒5’−ヌクレオチダーゼの活性によってフリーの
[32P]リン酸塩とラベルされてないアデノシンに換算
する。したがって、遊離の[ 32P]リン酸塩の量は酵素
活性に比例する。アッセイは30℃で(最終濃度)40
mM Tris−Cl(pH8.0)、1μM ZnS
O4、5mM MgCl2、及び0.1mg/mLウシ血
清アルブミン含有の100μL反応混合物中で行う。P
DE5は基質の全加水分解の30%未満を生じる量が存
在する(リニアーアッセイ条件)。アッセイは基質(1
mM [32P]cGMP)の添加により開始し混合物は
12分間インキュべートする。75μgのCrotalus atr
ox毒をつぎに加え、インキュベーションをさらに3分続
ける(トータル15分)。反応を200mLの活性炭
(0.1M NaH2PO4、pH4中の25mg/mL
懸濁液)を添加して停止する。木炭を沈殿させるために
遠心分離した後(750×g、3分間)、上清のサンプ
ルをシンチレーションカウンターにおける放射活性決定
のためにとりPDE5活性を算出する。調製物は1ミリ
グラムタンパク質あたりで1分あたり約3μモルのcG
MPを加水分解する比活性を有していた。
イによって測定することができる。たとえば、いかなる
PDEの特異な活性も以下のようにして決定できる。木
炭分離技術を用いたPDEアッセイは本質的にはLoughn
eyら、(1996)、The Journal of Biological Chemistr
y、271巻、796〜806頁に記載されたように行った。この
アッセイにおいて、PDE5活性は存在するPDE5活
性の総量に比例して[32P]cGMPを[32P]5’G
MPに換算する。ついで[32P]5’GMPを定量的に
ヘビ毒5’−ヌクレオチダーゼの活性によってフリーの
[32P]リン酸塩とラベルされてないアデノシンに換算
する。したがって、遊離の[ 32P]リン酸塩の量は酵素
活性に比例する。アッセイは30℃で(最終濃度)40
mM Tris−Cl(pH8.0)、1μM ZnS
O4、5mM MgCl2、及び0.1mg/mLウシ血
清アルブミン含有の100μL反応混合物中で行う。P
DE5は基質の全加水分解の30%未満を生じる量が存
在する(リニアーアッセイ条件)。アッセイは基質(1
mM [32P]cGMP)の添加により開始し混合物は
12分間インキュべートする。75μgのCrotalus atr
ox毒をつぎに加え、インキュベーションをさらに3分続
ける(トータル15分)。反応を200mLの活性炭
(0.1M NaH2PO4、pH4中の25mg/mL
懸濁液)を添加して停止する。木炭を沈殿させるために
遠心分離した後(750×g、3分間)、上清のサンプ
ルをシンチレーションカウンターにおける放射活性決定
のためにとりPDE5活性を算出する。調製物は1ミリ
グラムタンパク質あたりで1分あたり約3μモルのcG
MPを加水分解する比活性を有していた。
【0075】ウシPDE6の調製 ウシPDE6はN. Virmaux博士 、INSERM U338 、Str
asbourgによって提供された。ウシ網膜はVirmauxら、FE
BS Letters、12巻、(6)号、325〜328頁(1971)に記載さ
れたように調製したが、またA. Sitaramayya ら、Exp.
Eye Res.、25巻、163〜169頁(1977)も参照されたい。簡
潔には、他に言及しない限り、すべての操作は冷却下で
薄暗い赤色灯の下で行った。眼は屠殺後4時間まで冷却
下で暗がりの中で保持した。
asbourgによって提供された。ウシ網膜はVirmauxら、FE
BS Letters、12巻、(6)号、325〜328頁(1971)に記載さ
れたように調製したが、またA. Sitaramayya ら、Exp.
Eye Res.、25巻、163〜169頁(1977)も参照されたい。簡
潔には、他に言及しない限り、すべての操作は冷却下で
薄暗い赤色灯の下で行った。眼は屠殺後4時間まで冷却
下で暗がりの中で保持した。
【0076】ウシ網膜外側の切片(ROS)の調製は基
本的にSchichi.ら、J. Biol. Chem.、224巻、529頁(196
9)に記載された手順に従った。典型的な実施例におい
て、35のウシ網膜をショ糖40%濃度とした、35m
Lの0.066Mリン酸緩衝液、pH7.0の入った乳
鉢中ですりつぶし、ついでポッターホモジナイザー中で
ホモジナイズした(20回の上下動)。懸濁液を25,
000×gで20分間遠心分離した。ペレットを7.5
mLの0.006Mリン酸緩衝液(ショ糖中40%)中
でホモジナイズし、注意深く7.5mLのリン酸緩衝液
(ショ糖不含)下に加層した。遠心分離はスイングロー
ター中で45,000×gで20分間行い、ペレット
(底部の黒色のもの)を得、かつ赤色のバンドも0.0
66Mリン酸緩衝液--40%ショ糖/0.066Mリン
酸緩衝液の界面に得た(粗ROS)。前記界面での赤色
物質を移し、リン酸緩衝液で希釈し、回転させてぺレッ
トにし、さらに前記のように緩衝化した40%ショ糖中
に再分布した。この手順はペレットが形成されなくなる
まで2から3回繰り返した。精製されたROSをリン酸
緩衝液中で洗浄し最終的に25,000×gで20分間
回転させてペレットにした。ついですべての物質は使用
するまで凍結して保持した。
本的にSchichi.ら、J. Biol. Chem.、224巻、529頁(196
9)に記載された手順に従った。典型的な実施例におい
て、35のウシ網膜をショ糖40%濃度とした、35m
Lの0.066Mリン酸緩衝液、pH7.0の入った乳
鉢中ですりつぶし、ついでポッターホモジナイザー中で
ホモジナイズした(20回の上下動)。懸濁液を25,
000×gで20分間遠心分離した。ペレットを7.5
mLの0.006Mリン酸緩衝液(ショ糖中40%)中
でホモジナイズし、注意深く7.5mLのリン酸緩衝液
(ショ糖不含)下に加層した。遠心分離はスイングロー
ター中で45,000×gで20分間行い、ペレット
(底部の黒色のもの)を得、かつ赤色のバンドも0.0
66Mリン酸緩衝液--40%ショ糖/0.066Mリン
酸緩衝液の界面に得た(粗ROS)。前記界面での赤色
物質を移し、リン酸緩衝液で希釈し、回転させてぺレッ
トにし、さらに前記のように緩衝化した40%ショ糖中
に再分布した。この手順はペレットが形成されなくなる
まで2から3回繰り返した。精製されたROSをリン酸
緩衝液中で洗浄し最終的に25,000×gで20分間
回転させてペレットにした。ついですべての物質は使用
するまで凍結して保持した。
【0077】低張抽出物を単離したROSを10mL
Tris−CL、pH7.5、1mM EDTA、及び
1mMジチオスレイトール中に懸濁し、続いて100,
000×gで30分間遠心分離することによって調製し
た。調製物はミリグラムタンパク質あたりで1分あたり
約35nモルのcGMPを加水分解する比活性を有して
いた。
Tris−CL、pH7.5、1mM EDTA、及び
1mMジチオスレイトール中に懸濁し、続いて100,
000×gで30分間遠心分離することによって調製し
た。調製物はミリグラムタンパク質あたりで1分あたり
約35nモルのcGMPを加水分解する比活性を有して
いた。
【0078】Spodotera fugiperda細胞(Sf9)から
のPDE1cの調製 細胞ペレット(5g)を20mLの溶解用緩衝液(50
mM MOPS pH7.4、10μM ZnSO4、
0.1mM CaCl2 、1mM DTT、2mM塩酸
ベンズアミジン、及びペプスタチン、ロイペプチン、及
びアプロチニン各5μg/ml )を伴った氷の上で解
凍した。温度を10℃未満に維持しながら細胞をフレン
チ・プレシャー・セル(French pressure cell)(SL
M−Aminco製)に通すことによって溶解した。結
果として得られた細胞ホモジネートをタイプTI45ロ
ーターを用いベックマン超遠心機中で36,000rp
mで4℃にて45分間遠心分離した。上清を捨て、得ら
れたペレットを40mLの可溶化用緩衝液(1M Na
Cl、0.1M MgCl2 、1mM CaCl2、2
0μg/mLのカルモジュリン、及び1%のスルフォべ
タインSB12(23−12)を含有した前記溶解用緩
衝液に30秒間、3回マイクロチップを付けたビブラー
セル・チューナーを用いて超音波処理することによって
再懸濁した。これは冷却用の破砕した氷/塩混合物中で
行った。超音波処理に続き、混合物を30分間4℃でゆ
っくり混合し膜結合タンパク質の可溶化を終わらせた。
この混合物をタイプTI45ローターを用いたベックマ
ン超遠心分離機中で36,000rpmで45分間遠心
分離した。上清を10μg/mlのカルパイン(calpai
n)インヒビターI及びIIを含有する溶解用緩衝液で希
釈した。沈殿したタンパク質を20分間9,000rp
mでベックマンJA−10ローター中で遠心分離した。
回収した上清をついでミメテックブルーAPアガロース
クロマトグラフィー(Mimetic Blue AP Agarose Chroma
tografy)に供した。前記ミメテックブルーAPアガロ
ースカラムを使うために、非特異的結合部位をブロック
するために1%のポリビニルピロリジン(すなわち分子
量40,000)の10倍のベッド容量を適用すること
によって前記樹脂を最初に保護した。ゆるやかに結合し
たPVP−40を10倍のベッド容量の2M NaC
l、及び10mMクエン酸ナトリウムpH3.4で洗浄
することによって除いた。可溶化したPDE1cサンプ
ルを添加する直前に、前記カラムを5倍のベッド容量の
カラム用緩衝液A(50mM MOPS pH7.4、
10μM ZnSO4、5mM MgCl2 、0.1m
M CaCl2 、1mM DTT、2mM塩酸ベンズア
ミジン)で平衡化した。
のPDE1cの調製 細胞ペレット(5g)を20mLの溶解用緩衝液(50
mM MOPS pH7.4、10μM ZnSO4、
0.1mM CaCl2 、1mM DTT、2mM塩酸
ベンズアミジン、及びペプスタチン、ロイペプチン、及
びアプロチニン各5μg/ml )を伴った氷の上で解
凍した。温度を10℃未満に維持しながら細胞をフレン
チ・プレシャー・セル(French pressure cell)(SL
M−Aminco製)に通すことによって溶解した。結
果として得られた細胞ホモジネートをタイプTI45ロ
ーターを用いベックマン超遠心機中で36,000rp
mで4℃にて45分間遠心分離した。上清を捨て、得ら
れたペレットを40mLの可溶化用緩衝液(1M Na
Cl、0.1M MgCl2 、1mM CaCl2、2
0μg/mLのカルモジュリン、及び1%のスルフォべ
タインSB12(23−12)を含有した前記溶解用緩
衝液に30秒間、3回マイクロチップを付けたビブラー
セル・チューナーを用いて超音波処理することによって
再懸濁した。これは冷却用の破砕した氷/塩混合物中で
行った。超音波処理に続き、混合物を30分間4℃でゆ
っくり混合し膜結合タンパク質の可溶化を終わらせた。
この混合物をタイプTI45ローターを用いたベックマ
ン超遠心分離機中で36,000rpmで45分間遠心
分離した。上清を10μg/mlのカルパイン(calpai
n)インヒビターI及びIIを含有する溶解用緩衝液で希
釈した。沈殿したタンパク質を20分間9,000rp
mでベックマンJA−10ローター中で遠心分離した。
回収した上清をついでミメテックブルーAPアガロース
クロマトグラフィー(Mimetic Blue AP Agarose Chroma
tografy)に供した。前記ミメテックブルーAPアガロ
ースカラムを使うために、非特異的結合部位をブロック
するために1%のポリビニルピロリジン(すなわち分子
量40,000)の10倍のベッド容量を適用すること
によって前記樹脂を最初に保護した。ゆるやかに結合し
たPVP−40を10倍のベッド容量の2M NaC
l、及び10mMクエン酸ナトリウムpH3.4で洗浄
することによって除いた。可溶化したPDE1cサンプ
ルを添加する直前に、前記カラムを5倍のベッド容量の
カラム用緩衝液A(50mM MOPS pH7.4、
10μM ZnSO4、5mM MgCl2 、0.1m
M CaCl2 、1mM DTT、2mM塩酸ベンズア
ミジン)で平衡化した。
【0079】可溶化したサンプルを2ml/分の流速で
全サンプルが4から5回12時間の内に適用されるよう
に再循環させながらカラムに適用した。ローディングが
完了した後、カラムを10倍のカラム容量のカラム用緩
衝液Aで洗浄し、続いて5倍のカラム容量のカラム用緩
衝液B(20mM 5’−AMPを含有するカラム用緩
衝液A)で洗浄し、さらに続いて5倍のカラム容量のカ
ラム用緩衝液C(50mM MOPS pH7.4、1
0μM ZnSO4、0.1mM CaCl2、1mM
ジチオスレイトール、及び2mM塩酸ベンズアミジン)
で洗浄した。前記酵素を3つの連続したプールに溶出し
た。第1のプールは1mM cAMPを含有するカラム
用緩衝液Cを伴った5倍のベッド容量洗浄液由来の酵素
からなっていた。第2のプールは1M NaClを含有
するカラム用緩衝液Cを伴った10倍のベッド容量洗浄
液由来の酵素からなっていた。最後のプールは1M N
aClと20mM cAMPを含有するカラム用緩衝液
Cを伴った5倍のベッド容量洗浄液由来の酵素からなっ
ていた。
全サンプルが4から5回12時間の内に適用されるよう
に再循環させながらカラムに適用した。ローディングが
完了した後、カラムを10倍のカラム容量のカラム用緩
衝液Aで洗浄し、続いて5倍のカラム容量のカラム用緩
衝液B(20mM 5’−AMPを含有するカラム用緩
衝液A)で洗浄し、さらに続いて5倍のカラム容量のカ
ラム用緩衝液C(50mM MOPS pH7.4、1
0μM ZnSO4、0.1mM CaCl2、1mM
ジチオスレイトール、及び2mM塩酸ベンズアミジン)
で洗浄した。前記酵素を3つの連続したプールに溶出し
た。第1のプールは1mM cAMPを含有するカラム
用緩衝液Cを伴った5倍のベッド容量洗浄液由来の酵素
からなっていた。第2のプールは1M NaClを含有
するカラム用緩衝液Cを伴った10倍のベッド容量洗浄
液由来の酵素からなっていた。最後のプールは1M N
aClと20mM cAMPを含有するカラム用緩衝液
Cを伴った5倍のベッド容量洗浄液由来の酵素からなっ
ていた。
【0080】酵素の活性のあるプールを集め環状ヌクレ
オチドを通常のゲル濾過クロマトグラフィーまたはヒド
ロキシ−アパタイト樹脂におけるクロマトグラフィーの
よって除いた。環状ヌクレオチドを除いた後、酵素プー
ルを25mM MOPS pH7.4、10μM Zn
SO4、500mM NaCl、1mM CaCl2、1
mM ジチオスレイトール、及び1mM塩酸ベンズアミ
ジンを含有する透析用緩衝液に対して透析し、続いて5
0%グリセロールを含有する透析用緩衝液に対して透析
した。酵素を迅速にドライアイスを用いて凍結し−70
℃で保存した。
オチドを通常のゲル濾過クロマトグラフィーまたはヒド
ロキシ−アパタイト樹脂におけるクロマトグラフィーの
よって除いた。環状ヌクレオチドを除いた後、酵素プー
ルを25mM MOPS pH7.4、10μM Zn
SO4、500mM NaCl、1mM CaCl2、1
mM ジチオスレイトール、及び1mM塩酸ベンズアミ
ジンを含有する透析用緩衝液に対して透析し、続いて5
0%グリセロールを含有する透析用緩衝液に対して透析
した。酵素を迅速にドライアイスを用いて凍結し−70
℃で保存した。
【0081】結果として得られた調製物はSDS−PA
GEによる純度は約90%を超えていた。これらの調製
物はミリグラムタンパク質あたりで1分あたり約0.1
から1.0μモルのcAMPを加水分解する比活性を有
していた。
GEによる純度は約90%を超えていた。これらの調製
物はミリグラムタンパク質あたりで1分あたり約0.1
から1.0μモルのcAMPを加水分解する比活性を有
していた。
【0082】IC50値の決定 PDE5及び/またはPDE1c及びPDE6の競合酵
素インヒビターの能力を評価するにあたり興味深いパラ
メーターは阻害定数、すなわち、K1である。このパラ
メーターは以下の条件下でシングルの用量−反応実験に
おける、50%酵素阻害を生じるインヒビター濃度であ
るIC50を決定することによって概算(approximate)
できる。
素インヒビターの能力を評価するにあたり興味深いパラ
メーターは阻害定数、すなわち、K1である。このパラ
メーターは以下の条件下でシングルの用量−反応実験に
おける、50%酵素阻害を生じるインヒビター濃度であ
るIC50を決定することによって概算(approximate)
できる。
【0083】遊離のインヒビター濃度(それは未知であ
る)は全インヒビター濃度(それは既知である)によっ
て概算するので、インヒビターの濃度はいつも酵素の濃
度よりもより大きくなる。
る)は全インヒビター濃度(それは既知である)によっ
て概算するので、インヒビターの濃度はいつも酵素の濃
度よりもより大きくなる。
【0084】インヒビター濃度の適当な範囲は選択され
る(すなわち、K1より少なくとも数倍大きくかつ数倍
より小さいインヒビター濃度が実験において存在す
る)。典型的には、インヒビター濃度は10nMから1
0μMの範囲にあった。
る(すなわち、K1より少なくとも数倍大きくかつ数倍
より小さいインヒビター濃度が実験において存在す
る)。典型的には、インヒビター濃度は10nMから1
0μMの範囲にあった。
【0085】酵素活性がおおよそアッセイ中一定である
ように、酵素と基質の濃度は基質の20%未満がインヒ
ビターの不存在下で消費されるように選択する(ただ
し、たとえば、10から15%の最大基質加水分解)。
基質の濃度はミカエルス定数(K1)の1/10未満で
ある。これらの条件下で、IC50はK1に近似して概算
されるであろう。これはこれら2つのパラメーター:S
/Kmの低い値でおおよそ1である(1+S/Km)の場
合、IC50=K1(1+S/Km)に関係するチェン−プ
ロソフ(Cheng-Prusoff)反応式によるからである。
ように、酵素と基質の濃度は基質の20%未満がインヒ
ビターの不存在下で消費されるように選択する(ただ
し、たとえば、10から15%の最大基質加水分解)。
基質の濃度はミカエルス定数(K1)の1/10未満で
ある。これらの条件下で、IC50はK1に近似して概算
されるであろう。これはこれら2つのパラメーター:S
/Kmの低い値でおおよそ1である(1+S/Km)の場
合、IC50=K1(1+S/Km)に関係するチェン−プ
ロソフ(Cheng-Prusoff)反応式によるからである。
【0086】IC50値は酵素インヒビター 相互作用の
適当なモデルにデータを適合させることによってデータ
ーのポイントから評価される。この相互作用が基質との
インヒビターの単純な競合を伴うことが知られている場
合、2つのパラメーターモデルを使うことができる: Y=A/(1+x+B) 式中、Yはxのインヒビター濃度で測定された酵素活性
であり、Aはインヒビターの不在時の活性であり、Bは
IC50である。Y. Chengら、Biochem. Pharmacol.、22
巻、3099〜3108頁(1973)参照。前記したようなPDE5
及びPDE6調製物の酵素的活性における本発明のイン
ヒビターの効果は主にスケールを基礎として互いに異な
るがIC50値に置き換えて本質的に同じ結果である2つ
のアッセイのいずれかにおいて評価した。両方のアッセ
イにはWellsら、Biochim. Acta、384巻、430頁(1975)の
手順の変更を含んでいた。第1のアッセイは50mM
Tris pH7.5、3mM 酢酸マグネシウム、1
mM EDTA、50μg/mLヘビ毒ヌクレオチダー
ゼ及び50nM [3H]−cGMP(Amersham製)を
含有する全量200μlにおいて行った。本発明の化合
物をアッセイにおいて最終的に2%で存在するようにD
MSOに溶解した。アッセイ物を30分間30℃でイン
キュべートし10mM Tris pH7.5、10m
M EDTA、10mMテオフィリン、0.1mMアデ
ノシン、及び0.1mMグアノシンの800μlを添加
することによってアッセイを停止した。混合物は0.5
mL QAEセファデックスカラムに付し、2mLの
0.1Mギ酸塩(pH7.4)で溶出した。溶出した放
射活性をオプティフェーズ・ハイセーフ(Optiphase Hi
safe)3におけるシンチレーションカウンターで測定し
た。第二の、マイクロプレート、PDEアッセイはマル
チスクリーンプレート及び真空多岐管を用いて行った。
アッセイ物(100μl)は50mM Tris、pH
7.5、5mM酢酸マグネシウム、1mM EDTA及
び250μg/mLヘビ毒ヌクレオチダーゼを含有して
いた。反応混合物の他の構成要素は前記したとおりであ
る。インキュベーションの最後で、アッセイ物の全量を
QAEセファデックスミクロカラムプレートに濾過して
付した。フリーの放射活性が200μlの水と共に溶出
され、そこから50μlのアリコートを前記したシンチ
レーション計数によって分析した。
適当なモデルにデータを適合させることによってデータ
ーのポイントから評価される。この相互作用が基質との
インヒビターの単純な競合を伴うことが知られている場
合、2つのパラメーターモデルを使うことができる: Y=A/(1+x+B) 式中、Yはxのインヒビター濃度で測定された酵素活性
であり、Aはインヒビターの不在時の活性であり、Bは
IC50である。Y. Chengら、Biochem. Pharmacol.、22
巻、3099〜3108頁(1973)参照。前記したようなPDE5
及びPDE6調製物の酵素的活性における本発明のイン
ヒビターの効果は主にスケールを基礎として互いに異な
るがIC50値に置き換えて本質的に同じ結果である2つ
のアッセイのいずれかにおいて評価した。両方のアッセ
イにはWellsら、Biochim. Acta、384巻、430頁(1975)の
手順の変更を含んでいた。第1のアッセイは50mM
Tris pH7.5、3mM 酢酸マグネシウム、1
mM EDTA、50μg/mLヘビ毒ヌクレオチダー
ゼ及び50nM [3H]−cGMP(Amersham製)を
含有する全量200μlにおいて行った。本発明の化合
物をアッセイにおいて最終的に2%で存在するようにD
MSOに溶解した。アッセイ物を30分間30℃でイン
キュべートし10mM Tris pH7.5、10m
M EDTA、10mMテオフィリン、0.1mMアデ
ノシン、及び0.1mMグアノシンの800μlを添加
することによってアッセイを停止した。混合物は0.5
mL QAEセファデックスカラムに付し、2mLの
0.1Mギ酸塩(pH7.4)で溶出した。溶出した放
射活性をオプティフェーズ・ハイセーフ(Optiphase Hi
safe)3におけるシンチレーションカウンターで測定し
た。第二の、マイクロプレート、PDEアッセイはマル
チスクリーンプレート及び真空多岐管を用いて行った。
アッセイ物(100μl)は50mM Tris、pH
7.5、5mM酢酸マグネシウム、1mM EDTA及
び250μg/mLヘビ毒ヌクレオチダーゼを含有して
いた。反応混合物の他の構成要素は前記したとおりであ
る。インキュベーションの最後で、アッセイ物の全量を
QAEセファデックスミクロカラムプレートに濾過して
付した。フリーの放射活性が200μlの水と共に溶出
され、そこから50μlのアリコートを前記したシンチ
レーション計数によって分析した。
【0087】以下、実施例によりさらに本発明を詳細に
例証するが、本発明はもとよりこれら実施例に限定され
るべきものではない。
例証するが、本発明はもとよりこれら実施例に限定され
るべきものではない。
【0088】
【実施例】[実施例1]構造式(I)の化合物は米国U
S特許第5,859,006号に記載されたとおりに調
製し、湿式造粒法を用い錠剤に製剤した。ポビドンを水
に溶解し10%溶液とした。活性化合物、微結晶セルロ
ース、クロスカルメロースナトリウム、及びラウリル硫
酸ナトリウムを高度粉砕ミキサーに加え2分間混合し
た。顆粒を完成させるのに必要なポビドン溶液と特別な
水と共に粉体を湿式造粒した。得られた混合物を、乾燥
における減小が2.5%未満となるまで70℃±5℃の
入口空気で流動床ドライヤー中で乾燥した。顆粒を適当
なスクリーン(またはふるい)を備えたコミル(Comi
l)に通して、適当なミキサーに加えた。特別に顆粒化
したクロスカルメロースナトリウム及びラウリル硫酸ナ
トリウム、及びコロイド状の無水シリカを適当なふるい
(たとえば、500ミクロン)に通しミキサーに加え5
分間混和した。ステアリン酸マグネシウムを加え2分間
混和した。混和物を9mmまわりの通常の凹形の道具を
用いて250mgの目標圧縮/重量まで圧縮した。
S特許第5,859,006号に記載されたとおりに調
製し、湿式造粒法を用い錠剤に製剤した。ポビドンを水
に溶解し10%溶液とした。活性化合物、微結晶セルロ
ース、クロスカルメロースナトリウム、及びラウリル硫
酸ナトリウムを高度粉砕ミキサーに加え2分間混合し
た。顆粒を完成させるのに必要なポビドン溶液と特別な
水と共に粉体を湿式造粒した。得られた混合物を、乾燥
における減小が2.5%未満となるまで70℃±5℃の
入口空気で流動床ドライヤー中で乾燥した。顆粒を適当
なスクリーン(またはふるい)を備えたコミル(Comi
l)に通して、適当なミキサーに加えた。特別に顆粒化
したクロスカルメロースナトリウム及びラウリル硫酸ナ
トリウム、及びコロイド状の無水シリカを適当なふるい
(たとえば、500ミクロン)に通しミキサーに加え5
分間混和した。ステアリン酸マグネシウムを加え2分間
混和した。混和物を9mmまわりの通常の凹形の道具を
用いて250mgの目標圧縮/重量まで圧縮した。
【0089】核の錠剤を錠剤重量がおおよそ8gに増加
するまで50℃から70℃の入口空気を用いるアセラコ
タ(Accelacota)(または同様のコーティングパン)を
用いてオパドライ(Opadry)OY−S−7322の水性
懸濁液でコーティングした。オパドライOY−S−73
22はメチルヒドロキシプロピルセルロース(欧州薬局
方、Ph. Eur.)、二酸化チタン(欧州薬局方)、トリア
セチン(米国薬局方)を含有している。オパドライは各
錠剤の重量を約258mgに増加させた。錠剤1錠あた
りに適用されたフィルムコートの量は工程効率に依存し
て述べられるよりも少ないかもしれない。
するまで50℃から70℃の入口空気を用いるアセラコ
タ(Accelacota)(または同様のコーティングパン)を
用いてオパドライ(Opadry)OY−S−7322の水性
懸濁液でコーティングした。オパドライOY−S−73
22はメチルヒドロキシプロピルセルロース(欧州薬局
方、Ph. Eur.)、二酸化チタン(欧州薬局方)、トリア
セチン(米国薬局方)を含有している。オパドライは各
錠剤の重量を約258mgに増加させた。錠剤1錠あた
りに適用されたフィルムコートの量は工程効率に依存し
て述べられるよりも少ないかもしれない。
【0090】錠剤をブリスターパックに充填し化合物の
安全性と効能を記載した能書を添える。
安全性と効能を記載した能書を添える。
【0091】
【表3】
【0092】[実施例2]以下の式は構造式(I)の化
合物の10mgを含有する完成した剤形を調製するのに
用いる。
合物の10mgを含有する完成した剤形を調製するのに
用いる。
【0093】
【表4】
【0094】精製水(米国薬局方)を錠剤の製造に用い
る。精製水は加工中に除かれ最小レベルが完成した製品
に残るのみである。
る。精製水は加工中に除かれ最小レベルが完成した製品
に残るのみである。
【0095】錠剤は湿式造粒法を用いて製造される。前
記方法の段階的な記載は以下のとおりである。顆粒化す
べき薬物及び賦形剤を安全に師過する。選択的PDE5
インヒビターをラクトース一水和物(噴霧乾燥した)、
ヒドロキシプロピロセルロース、クロスカーメルロース
ナトリウム、及びラクトース一水和物と共に乾燥混和す
る。得られた粉体混和物をヒドロキシプロピロセルロー
ス及びラウリル硫酸ナトリウムの水性溶液と共にポウレ
ックス(Powrex)または他の適当な高度粉砕造粒機を用
いて造粒化する。追加の水を所望の終点に達するように
添加することができる。湿式造粒物を塊にせず乾燥を促
進するためにミルを使うことができる。湿式造粒物を流
動床ドライヤーまたは乾燥オーブンのいずれかを用いて
乾燥する。いったん乾燥したら、大きな凝集物をすべて
除くために大きさで分類することができる。微結晶セル
ロース、クロスカーメロースナトリウム、及びステアリ
ン酸マグネシウムを安全に師過し、乾燥して大きさで分
類された顆粒に加える。これらの賦形剤及び乾燥造粒物
を転動容器(tumble bin)、リボンミキサー、または他
の適当な混合装置を用いて均一になるまで混合する。混
合工程は2つの段階に分けることができる。微結晶セル
ロース、クロスカーメロースナトリウム、及び乾燥した
造粒物をミキサーに加え第一段階中混和し、続いてこの
造粒物にステアリン酸マグネシウムを添加して第二の混
合段階を行う。
記方法の段階的な記載は以下のとおりである。顆粒化す
べき薬物及び賦形剤を安全に師過する。選択的PDE5
インヒビターをラクトース一水和物(噴霧乾燥した)、
ヒドロキシプロピロセルロース、クロスカーメルロース
ナトリウム、及びラクトース一水和物と共に乾燥混和す
る。得られた粉体混和物をヒドロキシプロピロセルロー
ス及びラウリル硫酸ナトリウムの水性溶液と共にポウレ
ックス(Powrex)または他の適当な高度粉砕造粒機を用
いて造粒化する。追加の水を所望の終点に達するように
添加することができる。湿式造粒物を塊にせず乾燥を促
進するためにミルを使うことができる。湿式造粒物を流
動床ドライヤーまたは乾燥オーブンのいずれかを用いて
乾燥する。いったん乾燥したら、大きな凝集物をすべて
除くために大きさで分類することができる。微結晶セル
ロース、クロスカーメロースナトリウム、及びステアリ
ン酸マグネシウムを安全に師過し、乾燥して大きさで分
類された顆粒に加える。これらの賦形剤及び乾燥造粒物
を転動容器(tumble bin)、リボンミキサー、または他
の適当な混合装置を用いて均一になるまで混合する。混
合工程は2つの段階に分けることができる。微結晶セル
ロース、クロスカーメロースナトリウム、及び乾燥した
造粒物をミキサーに加え第一段階中混和し、続いてこの
造粒物にステアリン酸マグネシウムを添加して第二の混
合段階を行う。
【0096】混合した造粒物をついでロータリー圧縮機
を用いて錠剤に圧縮する。核の錠剤をコーティングパン
(たとえば、アセラ コタ(Accela Cota))中で適切
な着色混合物の水性懸濁液でフィルムコーティングす
る。コートされた錠剤は錠剤の取扱い特性を改良するた
めにタルクを軽く振りかけることができる。
を用いて錠剤に圧縮する。核の錠剤をコーティングパン
(たとえば、アセラ コタ(Accela Cota))中で適切
な着色混合物の水性懸濁液でフィルムコーティングす
る。コートされた錠剤は錠剤の取扱い特性を改良するた
めにタルクを軽く振りかけることができる。
【0097】錠剤をプラスチック容器に充填し(30錠
/容器)化合物の安全性と効能を記載した能書を添え
る。
/容器)化合物の安全性と効能を記載した能書を添え
る。
【0098】[実施例3]以下の式は構造式(I)の化
合物の5mgの完成した剤形を調製するのに用いる。
合物の5mgの完成した剤形を調製するのに用いる。
【0099】
【表5】
【0100】実施例3の剤形は実施例2の剤形と同様の
方法で調製した。
方法で調製した。
【0101】[実施例4]
【0102】
【表6】
【0103】ゼラチンカプセルを、予め溶解した薬物製
剤の精密な充填量をカプセルの部分的に密封された空洞
に注ぎ込むことによって正確に充填する。直ちに続いて
薬剤溶液製剤の注入を行い、カプセルを完全に加熱密封
する。
剤の精密な充填量をカプセルの部分的に密封された空洞
に注ぎ込むことによって正確に充填する。直ちに続いて
薬剤溶液製剤の注入を行い、カプセルを完全に加熱密封
する。
【0104】カプセルをプラスチック容器に充填し能書
を添える。
を添える。
【0105】[実施例5]本試験は無作為に、二重盲検
にて、偽薬でコントロールをとったツーウエイクロスオ
ーバーデザインの臨床薬理学の薬物相互作用試験であっ
て、これによって健常な女性ボランティアにおける短時
間型硝酸塩及び選択的PDE5インヒビター試験薬剤
(すなわち、構造式(I)の化合物)の併用投与の血行
力学的効果を評価した。本試験において、被験者は7日
間毎日、10mgの用量の試験薬剤か偽薬のいずれかを
服用した。第6日目または第7日目に、被験者は傾いた
机の上に仰向けになって舌下ニトログリセリン(0.4
mg)を服用した。ニトログリセリンを試験薬物服用か
ら3時間後に投与し、すべての被験者はニトログリセリ
ン錠が完全に溶けるまで舌の下で前記錠剤を維持した。
被験者は合計30分の間5分毎に70゜頭部を上げて傾
けて、血圧と心拍数を測定した。本試験に参加した22
人の健常な女性被験者(年齢19から60才)の中で中
断する人はいなかった。
にて、偽薬でコントロールをとったツーウエイクロスオ
ーバーデザインの臨床薬理学の薬物相互作用試験であっ
て、これによって健常な女性ボランティアにおける短時
間型硝酸塩及び選択的PDE5インヒビター試験薬剤
(すなわち、構造式(I)の化合物)の併用投与の血行
力学的効果を評価した。本試験において、被験者は7日
間毎日、10mgの用量の試験薬剤か偽薬のいずれかを
服用した。第6日目または第7日目に、被験者は傾いた
机の上に仰向けになって舌下ニトログリセリン(0.4
mg)を服用した。ニトログリセリンを試験薬物服用か
ら3時間後に投与し、すべての被験者はニトログリセリ
ン錠が完全に溶けるまで舌の下で前記錠剤を維持した。
被験者は合計30分の間5分毎に70゜頭部を上げて傾
けて、血圧と心拍数を測定した。本試験に参加した22
人の健常な女性被験者(年齢19から60才)の中で中
断する人はいなかった。
【0106】本試験の予備的分析において、試験薬物は
うまく許容され有害な事象は起こらなかった。12−鉛
ECGまたは研究室安全評価における、試験薬剤に付随
する変化はなかった。最も一般的な有害事象は頭痛、消
化不良、及び背部痛であった。本試験により、平均収縮
期血圧と、ニトログリセリンにより誘導される平均収縮
期血圧低下の最大幅に対して、さらに患者全員でニトロ
グリセリンにより誘導される収縮期血圧の減少の最大幅
に対して抑制的効果があることが立証された。
うまく許容され有害な事象は起こらなかった。12−鉛
ECGまたは研究室安全評価における、試験薬剤に付随
する変化はなかった。最も一般的な有害事象は頭痛、消
化不良、及び背部痛であった。本試験により、平均収縮
期血圧と、ニトログリセリンにより誘導される平均収縮
期血圧低下の最大幅に対して、さらに患者全員でニトロ
グリセリンにより誘導される収縮期血圧の減少の最大幅
に対して抑制的効果があることが立証された。
【0107】[実施例6]無作為に、二重盲検にて、偽
薬でコントロールをとった2種の試験において、毎日投
薬と、家庭環境における(home setting)性的結び付き
及び性交に対する要求即応治療用との服用量の範囲で、
構造式(I)の化合物を必要に応じて患者に投与した。
5〜20mgの服用量の構造式(I)の化合物が有効で
あって、顔面紅潮は認められず、視覚障害も報告されな
かった。10mgの服用量で、構造式(I)の化合物は
充分に有効であることが見出され、副作用はほとんどな
いことが立証された(顔面紅潮はなく、また青色色覚の
報告もなかった)。
薬でコントロールをとった2種の試験において、毎日投
薬と、家庭環境における(home setting)性的結び付き
及び性交に対する要求即応治療用との服用量の範囲で、
構造式(I)の化合物を必要に応じて患者に投与した。
5〜20mgの服用量の構造式(I)の化合物が有効で
あって、顔面紅潮は認められず、視覚障害も報告されな
かった。10mgの服用量で、構造式(I)の化合物は
充分に有効であることが見出され、副作用はほとんどな
いことが立証された(顔面紅潮はなく、また青色色覚の
報告もなかった)。
【0108】勃起機能は、国際勃起機能指標(IIE
F、Rosenら、Urology、49巻、822〜830頁(1997))、性
的試行ダイアリー、及び一般的満足度についての設問に
よって評価した。構造式(I)の化合物は、全指標によ
り評価された勃起機能を有意に改善した。「要求即応」
及び毎日投薬の双方の処方計画で、構造式(I)の化合
物は1〜20mgの範囲の服用量にて勃起機能を改善さ
せていた。
F、Rosenら、Urology、49巻、822〜830頁(1997))、性
的試行ダイアリー、及び一般的満足度についての設問に
よって評価した。構造式(I)の化合物は、全指標によ
り評価された勃起機能を有意に改善した。「要求即応」
及び毎日投薬の双方の処方計画で、構造式(I)の化合
物は1〜20mgの範囲の服用量にて勃起機能を改善さ
せていた。
【0109】[実施例7]第三の臨床試験は、無作為
に、二重盲検で、偽薬でコントロールをとった試験であ
り、男性の勃起不全患者に「必要時に」投与する構造式
(I)の化合物(試験薬剤)を用いて実施した。男性の
勃起不全(ED)の処置において、8週間の期間にわた
って、試験薬剤を投与した。勃起不全は、満足な性行為
を許容するに至当な勃起に到達し、且つ/または維持す
ることが永続的にできないこととして定義される。「要
求即応」服用は、性的活動性が期待されるに先駆けて試
験薬剤を間欠的に投与することとして定義される。
に、二重盲検で、偽薬でコントロールをとった試験であ
り、男性の勃起不全患者に「必要時に」投与する構造式
(I)の化合物(試験薬剤)を用いて実施した。男性の
勃起不全(ED)の処置において、8週間の期間にわた
って、試験薬剤を投与した。勃起不全は、満足な性行為
を許容するに至当な勃起に到達し、且つ/または維持す
ることが永続的にできないこととして定義される。「要
求即応」服用は、性的活動性が期待されるに先駆けて試
験薬剤を間欠的に投与することとして定義される。
【0110】被験者集団は、軽度から重度の勃起不全で
ある、少なくとも18歳の男性212名であった。試験
薬剤は、Butlerの米国特許第5,985,326号の方法に従っ
て製造した共沈物の錠剤として経口投与した。試験薬剤
は、「要求即応」で、但し24時間に1回を越えない頻
度にて、2mg、5mg、10mg、及び25mgの服
用量にて投与した。試験期間中のいかなるときにも、硝
酸塩、アゾール系抗真菌剤(例えばケトコナゾールまた
はイトラコナゾール)、ワーファリン、エリスロマイシ
ン、または抗アンドロゲン物質を用いた処置はすべて禁
止された。他の認可もしくは治験医薬、処置、または勃
起不全を処置するために使用される器具なども禁止され
た。41名の被験者には、偽薬を投与した。
ある、少なくとも18歳の男性212名であった。試験
薬剤は、Butlerの米国特許第5,985,326号の方法に従っ
て製造した共沈物の錠剤として経口投与した。試験薬剤
は、「要求即応」で、但し24時間に1回を越えない頻
度にて、2mg、5mg、10mg、及び25mgの服
用量にて投与した。試験期間中のいかなるときにも、硝
酸塩、アゾール系抗真菌剤(例えばケトコナゾールまた
はイトラコナゾール)、ワーファリン、エリスロマイシ
ン、または抗アンドロゲン物質を用いた処置はすべて禁
止された。他の認可もしくは治験医薬、処置、または勃
起不全を処置するために使用される器具なども禁止され
た。41名の被験者には、偽薬を投与した。
【0111】2つの第一次有効性変数(primary effica
cy variable)は、国際勃起機能指数(IIEF)によ
って測定された、被験者がパートナーに貫入できる能
力、ならびに性交のあいだ勃起を維持できる能力であっ
た。IIEFの設問には、15の質問が含まれており、
それは勃起機能の簡潔で信頼できる尺度である。R.C. R
osenら、Urology、49巻、822〜830頁(1997)を参照され
たい。
cy variable)は、国際勃起機能指数(IIEF)によ
って測定された、被験者がパートナーに貫入できる能
力、ならびに性交のあいだ勃起を維持できる能力であっ
た。IIEFの設問には、15の質問が含まれており、
それは勃起機能の簡潔で信頼できる尺度である。R.C. R
osenら、Urology、49巻、822〜830頁(1997)を参照され
たい。
【0112】二次有効性変数は、勃起機能、オルガスム
機能、性的欲望、性交満足度、及び全体的な満足度に対
するIIEFドメインスコア;患者が勃起を成し遂げる
能力、患者の陰茎をパートナーの膣に挿入する能力、射
精を伴う性交の完遂、勃起の硬さについての満足度、そ
して全体的な満足度(すべて性的遭遇プロファイル(S
EP)ダイアリーにより測定);ならびに処置期間終了
時になされた一般的評価についての設問であった。SE
Pは、試験期間中に各々の性的遭遇を文書化した患者の
ダイアリー書面である。
機能、性的欲望、性交満足度、及び全体的な満足度に対
するIIEFドメインスコア;患者が勃起を成し遂げる
能力、患者の陰茎をパートナーの膣に挿入する能力、射
精を伴う性交の完遂、勃起の硬さについての満足度、そ
して全体的な満足度(すべて性的遭遇プロファイル(S
EP)ダイアリーにより測定);ならびに処置期間終了
時になされた一般的評価についての設問であった。SE
Pは、試験期間中に各々の性的遭遇を文書化した患者の
ダイアリー書面である。
【0113】試験の安全性分析は、参加被験者全員につ
いて行われ、報告された有害事象のすべて、ならびに臨
床試験測定値、生命徴候、身体検査の結果、及び心電図
の結果の変化を評価することによって評定した。
いて行われ、報告された有害事象のすべて、ならびに臨
床試験測定値、生命徴候、身体検査の結果、及び心電図
の結果の変化を評価することによって評定した。
【0114】終了時に、患者の貫入能力(IIEF質問
第3)を「ほとんどまたはまったく、以前と同様」と格
付けした者は以下のとおりであった。偽薬群で17.5
%、2mg投与群で38.1%、5mg投与群で48.
8%、10mg投与群で51.2%、そして25mg投
与群で83.7%。比較の結果、偽薬群と試験薬剤の各
服用量レベルの投与群すべての間の貫入能力の変化に有
意差があることが明らかになった。
第3)を「ほとんどまたはまったく、以前と同様」と格
付けした者は以下のとおりであった。偽薬群で17.5
%、2mg投与群で38.1%、5mg投与群で48.
8%、10mg投与群で51.2%、そして25mg投
与群で83.7%。比較の結果、偽薬群と試験薬剤の各
服用量レベルの投与群すべての間の貫入能力の変化に有
意差があることが明らかになった。
【0115】終了時に、性交の際の勃起維持能力(II
EF質問第4)を「ほとんどまたはまったく、以前と同
様」と格付けした者は以下のとおりであった。偽薬群で
10.0%、2mg投与群で19.5%、5mg投与群
で32.6%、10mg投与群で39.0%、そして2
5mg投与群で69.0%。比較の結果、偽薬群と試験
薬剤の各服用量レベルの投与群すべての間の勃起維持能
力の変化に有意差があることが明らかになった。
EF質問第4)を「ほとんどまたはまったく、以前と同
様」と格付けした者は以下のとおりであった。偽薬群で
10.0%、2mg投与群で19.5%、5mg投与群
で32.6%、10mg投与群で39.0%、そして2
5mg投与群で69.0%。比較の結果、偽薬群と試験
薬剤の各服用量レベルの投与群すべての間の勃起維持能
力の変化に有意差があることが明らかになった。
【0116】全体として、本試験によって「要求即応」
にて摂取された試験薬剤の4種の服用量すべて(すなわ
ち2mg、5mg、10mg、及び25mg)に関し、
IIEFによって、性交の成功及び満足の頻度を評価し
た患者のダイアリーによって、ならびに一般的評価によ
って評定された勃起不全男性の性行動を、偽薬に対して
有意に改善させることが立証された。このような改善
は、あらゆる重篤度の勃起不全を呈する患者を含めた広
範な被験者集団で立証されたものである。ほとんどの有
害事象は、その重症度をみると軽微かまたは中程度のも
のであった。重要なこととして、いずれの患者にも、色
覚障害に関連する有害事象は報告されなかった。
にて摂取された試験薬剤の4種の服用量すべて(すなわ
ち2mg、5mg、10mg、及び25mg)に関し、
IIEFによって、性交の成功及び満足の頻度を評価し
た患者のダイアリーによって、ならびに一般的評価によ
って評定された勃起不全男性の性行動を、偽薬に対して
有意に改善させることが立証された。このような改善
は、あらゆる重篤度の勃起不全を呈する患者を含めた広
範な被験者集団で立証されたものである。ほとんどの有
害事象は、その重症度をみると軽微かまたは中程度のも
のであった。重要なこととして、いずれの患者にも、色
覚障害に関連する有害事象は報告されなかった。
【0117】臨床試験の結果を総合すると、以下の表7
に示すように、構造式(I)の化合物の投与によって、
男性の勃起不全が有効に処置されることが示された。
に示すように、構造式(I)の化合物の投与によって、
男性の勃起不全が有効に処置されることが示された。
【0118】
【表7】
【0119】しかしながら、以下の表8に示すように、
構造式(I)の化合物の単位服用量を増加させるに伴
い、処置−急性有害事象の発生率が増大することも観察
された。
構造式(I)の化合物の単位服用量を増加させるに伴
い、処置−急性有害事象の発生率が増大することも観察
された。
【0120】
【表8】
【0121】表8には、25mg乃至100mgの単位
服用量にて、有害事象が増大することが示されている。
従って、勃起不全の処置の有効性は25mg乃至100
mgの服用量で観察されたものの、25mg乃至100
mgの服用量で観察される有害事象を考慮に入れる必要
があることが判った。
服用量にて、有害事象が増大することが示されている。
従って、勃起不全の処置の有効性は25mg乃至100
mgの服用量で観察されたものの、25mg乃至100
mgの服用量で観察される有害事象を考慮に入れる必要
があることが判った。
【0122】本発明によれば、24時間ごとに20mg
を上限として投与される、約1〜約20mg、好ましく
は約2〜約20mg、より好ましくは約5〜約20m
g、そして最も好ましくは約5〜約15mgの単位服用
量によって、有用に勃起不全を処置し、且つ有害な副作
用の発生を抑制または回避することができる。重要なこ
とには、視覚障害の報告がなく、顔面紅潮も本質的に回
避することができた。意外にも、構造式(I)の化合物
を約1〜約20mgの単位服用量用いて有害な副作用を
抑制できた個体で勃起不全が処置されるに加えて、硝酸
塩での治療を受けている個体をも、本発明の方法及び組
成物によって勃起不全を処置することが可能となるので
ある。
を上限として投与される、約1〜約20mg、好ましく
は約2〜約20mg、より好ましくは約5〜約20m
g、そして最も好ましくは約5〜約15mgの単位服用
量によって、有用に勃起不全を処置し、且つ有害な副作
用の発生を抑制または回避することができる。重要なこ
とには、視覚障害の報告がなく、顔面紅潮も本質的に回
避することができた。意外にも、構造式(I)の化合物
を約1〜約20mgの単位服用量用いて有害な副作用を
抑制できた個体で勃起不全が処置されるに加えて、硝酸
塩での治療を受けている個体をも、本発明の方法及び組
成物によって勃起不全を処置することが可能となるので
ある。
【0123】
【発明の効果】本発明の医薬製造品及び方法は、PDE
5以外のホスホジエステラーゼ酵素阻害に起因する有害
な副作用を抑制または回避しつつ、PDE5の阻害が望
まれる治療分野、特に勃起不全等の性的機能不全の処置
に利をもたらすことができる。
5以外のホスホジエステラーゼ酵素阻害に起因する有害
な副作用を抑制または回避しつつ、PDE5の阻害が望
まれる治療分野、特に勃起不全等の性的機能不全の処置
に利をもたらすことができる。
フロントページの続き (72)発明者 ケネス マイケル ファーグソン アメリカ合衆国 98021 ワシントン ボ ーテル 14ス プレイス ウェスト 23221 (72)発明者 ウィリアム アーネスト プルマン アメリカ合衆国 46032 インディアナ カーメル タウニ ドライブ 3004 (72)発明者 ジョン スティーブン ホイッティカー アメリカ合衆国 98072 ワシントン ウ ッディンビル 162ンド アベニュー 19340
Claims (16)
- 【請求項1】 ヒトの医薬用途のための製造品であっ
て、 (a)PDE5インヒビターであり、 (i)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と
対比して少なくとも100倍の格差、 (ii)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1
cと対比して少なくとも1000倍の格差、 (iii)10nM未満の、PDE5に対するIC50、
及び (iv)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに
充分な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的
PDE5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としている患者を処置するのに有用である旨、及び
有機硝酸塩の投与に伴う配合禁忌がない旨を記載してい
る能書;ならびに (c)容器を含む製造品。 - 【請求項2】 ヒトの医薬用途のための製造品であっ
て、 (a)PDE5インヒビターであり、 (i)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と
対比して少なくとも100倍の格差、 (ii)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1
cと対比して少なくとも1000倍の格差、 (iii)10nM未満のIC50、及び (iv)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに
充分な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的
PDE5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としていて、且つ有機硝酸塩を使用している患者を
処置するのに有用である旨を記載している能書;ならび
に (c)容器を含む製造品。 - 【請求項3】 ヒトの医薬用途のための製造品であっ
て、 (a)PDE5インヒビターであり、 (i)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE6と
対比して少なくとも100倍の格差、 (ii)PDE5に対する阻害のIC50値が、PDE1
cと対比して少なくとも1000倍の格差、 (iii)10nM未満のIC50、及び (iv)1〜20mg単位の経口服用量で有効となるに
充分な生物学的利用能を有する、1〜20mgの選択的
PDE5インヒビターを含む経口投与用製剤; (b)PDE5インヒビターが、性的機能不全の処置を
必要としていて、且つ網膜疾患、顔面紅潮の易発症、視
覚障害の易発症、クラス1鬱血性心不全、性的機能不全
処置開始前90日以上の心筋梗塞、及びこれらの組合せ
よりなる群から選択される状態に罹っている患者を処置
するのに有用である旨を記載している能書;ならびに (c)容器を含む製造品。 - 【請求項4】 前記網膜疾患が糖尿病性の網膜症または
色素性網膜炎である請求項3記載の製造品。 - 【請求項5】 前記能書が、顔面紅潮の発症率が処置患
者の2%未満であることを記載している請求項3記載の
製造品。 - 【請求項6】 前記経口投与用製剤が5mg、10mg
または20mgの選択的PDE5インヒビターを含む請
求項1乃至5のいずれかに記載の製造品。 - 【請求項7】 前記能書が、選択的PDE5インヒビタ
ーの最高投与量が24時間周期で20mgである旨を記
載している請求項1乃至6のいずれかに記載の製造品。 - 【請求項8】 前記選択的PDE5インヒビターが以下
の構造式 【化1】 を有する請求項1乃至7のいずれかに記載の製造品。 - 【請求項9】 本明細書に記載されたと実質的に同様の
製造品。 - 【請求項10】 有機硝酸塩で処置されている患者にお
ける性的機能不全の処置用の医薬製造品のための、選択
的PDE5インヒビターの使用方法。 - 【請求項11】 視覚障害易発性の、顔面紅潮易発性
の、網膜疾患に罹患している、クラス1鬱血性心不全に
罹患している、または性的機能不全処置開始前90日以
上に心筋梗塞に罹患している患者における性的機能不全
の処置用の医薬製造品のための選択的PDE5インヒビ
ターの使用方法。 - 【請求項12】 選択的PDE5インヒビターを有効成
分として含む、有機硝酸塩で処置されている患者におけ
る性的機能不全の処置用に適用される医薬製剤。 - 【請求項13】 選択的PDE5インヒビターを有効成
分として含む、顔面紅潮に易発性の患者における性的機
能不全の処置用に適用される医薬製剤。 - 【請求項14】 選択的PDE5インヒビターを有効成
分として含む、網膜疾患に罹患している患者における性
的機能不全の処置用に適用される医薬製剤。 - 【請求項15】 選択的PDE5インヒビターを有効成
分として含む、クラス1鬱血性心不全または心筋梗塞に
性的機能不全処置開始前90日以上に罹患している患者
における性的機能不全の処置用に適用される医薬製剤。 - 【請求項16】 請求項1乃至8のいずれかに記載の製
造品を使用する工程を含む、ヒトを除く動物の性的機能
不全の処置方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US13203699P | 1999-04-30 | 1999-04-30 | |
| US60/132036 | 1999-04-30 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000336043A true JP2000336043A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=22452153
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000126472A Pending JP2000336043A (ja) | 1999-04-30 | 2000-04-26 | 医薬製造品 |
| JP2000614984A Expired - Lifetime JP4975214B2 (ja) | 1999-04-30 | 2000-04-26 | 単位製剤 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000614984A Expired - Lifetime JP4975214B2 (ja) | 1999-04-30 | 2000-04-26 | 単位製剤 |
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|---|---|---|---|---|
| PT1200090E (pt) * | 1999-08-03 | 2013-11-25 | Icos Corp | Formulação farmacêutica à base de um beta-carbolina e seu uso para tratar a disfunção sexual. |
| DE10010612A1 (de) * | 2000-03-03 | 2001-09-27 | Merck Patent Gmbh | Verwendung von PDE V-Inhibitoren |
| US20030153575A1 (en) * | 2000-06-08 | 2003-08-14 | Orme Mark W. | Tetracyclic diketopiperazine compounds as pdev inhibitors |
| WO2002010166A1 (en) * | 2000-08-02 | 2002-02-07 | Lilly Icos Llc | Fused heterocyclic derivatives as phosphodiesterase inhibitors |
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