JP2000336101A - ヒドロキシプロピルセルロースの製造法 - Google Patents

ヒドロキシプロピルセルロースの製造法

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JP2000336101A
JP2000336101A JP11151166A JP15116699A JP2000336101A JP 2000336101 A JP2000336101 A JP 2000336101A JP 11151166 A JP11151166 A JP 11151166A JP 15116699 A JP15116699 A JP 15116699A JP 2000336101 A JP2000336101 A JP 2000336101A
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JP
Japan
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cellulose
propylene oxide
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relative viscosity
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JP11151166A
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Hideaki Omura
英明 大村
Toshiaki Yoneda
利明 米田
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒドロキシプロピルセルロースの品質を低
下させることなしに、セルロースと反応させる酸化プロ
ピレンの量を減少させる。 【解決手段】 式(I)で表される相対粘度12以上の
セルロースに酸化プロピレンを付加させることにより式
(II)で表されるヒドロキシプロピルセルロースが効率
よく製造することができる。 【化1】 【化2】 [式中、nは100から2000を、Rは - (CH2 - CH
(CH3) - O)m - H (式中mは0又は1から5の整数を示
す。但し、式(II)中のRの全てが同時にm=0ではな
い。)を示す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、特に医薬品添加物
として有用なヒドロキシプロピルセルロース(HPC)
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】HPCは一般にセルロースに水酸化ナト
リウム等の存在下、酸化プロピレンを付加させて製造さ
れている(特開平2−235901号)。そして、酸化
プロピレンの付加量が小さいとHPCが低分子となるた
め、洗浄した際、排水に溶けて収率が低下するため、通
常、セルロース1重量部に対し、HPCとして2.10
重量部(以下、重量パルプ比という)前後となるまで酸
化プロピレンを添加している。通常に用いられている相
対粘度11前後のセルロ−スを用いた場合、酸化プロピ
レンはセルロース1重量部に対し、2.6〜2.7重量
部必要であった。しかし過剰の酸化プロピレンは式(II
I)で表されるプロピレングリコ−ル類となって排水中
にいってしまうため、経済的な面からだけでなく、環境
面からも酸化プロピレンの量を減らすことは重要な問題
であった。
【0003】
【化3】
【0004】(式中、lは1から4の整数を示す。)
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決すべく鋭意研究した結果、相対粘度の高いセルロ
ースを用いることにより製品の維持したまま、酸化プロ
ピレンの量を減らせることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0006】即ち、本発明は式(I)で表される相対粘
度12以上のセルロースに酸化プロピレンを付加させる
ことを特徴とする式(II)で表されるHPCの製造法で
ある。
【0007】
【化4】
【0008】
【化5】
【0009】[式中、nは100から2000を、Rは
- (CH2 - CH(CH3) - O)m - H (式中mは0又は1から
5の整数を示す。但し、式(II)中のRの全てが同時に
m=0ではない。)を示す。]
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いる相対粘度12以上
のセルロースとしては、特に制限はないが、あまり粘度
が高いと反応時の撹拌が困難となる等の問題が生じるの
で30以下が好ましく、特に14から20のセルロース
が好ましい。本発明の製造法を実施するにはセルロー
ス、有機溶媒、水酸化ナトリウム水溶液を反応容器に加
え混合する。この混合液に、酸化プロピレンを加え反応
させる。加える酸化プロピレンは、付加が均一になるよ
う通常2回に分けて加える。加える割合は、1回目にセ
ルロース1重量部に対し酸化プロピレン2重量部前後、
2回目に残りを加える方法が好ましい。反応終了後は有
機溶媒を除去した後、温水洗浄等を行うことにより目的
物を得ることができる。
【0011】本発明に用いる有機溶媒としては、トルエ
ン等反応に不活性な溶媒が使用でき、その使用量は、セ
ルロース1重量部に対し、1から10重量部である。水
酸化ナトリウム水溶液の濃度は特に制限はないが通常2
0%前後が好ましく、その使用量はセルロース1重量部
に対し、20%水溶液の場合、0.1重量部から1重量
部である。使用する酸化プロピレンの量は、多くても品
質には影響ないが、前述したとおり、経済性、環境面か
らセルロース1重量部に対し、2.2から2.5重量部
が好ましい。
【0012】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例1(相対粘度14.6のセルロース(I)を用い
て、2回目に加える酸化プロピレンの量を8%減らした
実験(C))
【0013】反応容器にセルロース(I)220g、2
0%水酸化ナトリウム水溶液85g、トルエン752g
を窒素置換しながら室温で撹拌させた。昇温させながら
1回目の酸化プロピレン463gを加えて80℃で熟成
させ、冷却した後、2回目の酸化プロピレン72gを加
え更に85℃で熟成させた。反応液はトルエンを除去し
た後温水で洗浄し、真空乾燥させてヒドロキシプロピル
セルロース(II)(重量パルプ比2.14)を得た。
【0014】実施例2(相対粘度18.5のセルロース
(I)を用いて、2回目に加える酸化プロピレンの量を
8%減らした実験(C))
【0015】反応容器にセルロース(I)220g、2
0%水酸化ナトリウム水溶液85g、トルエン752g
を窒素置換しながら室温で撹拌させた。昇温させながら
1回目の酸化プロピレン463gを加えて80℃で熟成
させ、冷却した後、2回目の酸化プロピレン72gを加
え更に85℃で熟成させた。反応液はトルエンを除去し
た後温水で洗浄し、真空乾燥させてヒドロキシプロピル
セルロース(II)(重量パルプ比2.09)を得た。
【0016】比較例1(相対粘度6.9のセルロース
(I)を用いて、2回目に加える酸化プロピレンの量を
4%減らした実験(B))
【0017】反応容器にセルロース(I)220g、2
0%水酸化ナトリウム水溶液85g、トルエン752g
を窒素置換しながら室温で撹拌させた。昇温させながら
1回目の酸化プロピレン463gを加えて80℃で熟成
させ、冷却した後、2回目の酸化プロピレン96gを加
え更に85℃で熟成させた。反応液はトルエンを除去し
た後温水で洗浄し、真空乾燥させてヒドロキシプロピル
セルロース(II)(重量パルプ比1.95)を得た。
【0018】比較例2(相対粘度11.3のセルロース
(I)を用いての標準実験(A))
【0019】反応容器にセルロース(I)220g、2
0%水酸化ナトリウム水溶液85g、トルエン752g
を窒素置換しながら室温で撹拌させた。昇温させながら
1回目の酸化プロピレン463gを加えて80℃で熟成
させ、冷却した後、2回目の酸化プロピレン120gを
加え更に85℃で熟成させた。反応液はトルエンを除去
した後温水で洗浄し、真空乾燥させてヒドロキシプロピ
ルセルロース(II)(重量パルプ比2.11)を得た。
【0020】比較例3(相対粘度11.3のセルロース
(I)を用いて、2回目に加える酸化プロピレンの量を
4%減らした実験(B))
【0021】反応容器にセルロース(I)220g、2
0%水酸化ナトリウム水溶液85g、トルエン752g
を窒素置換しながら室温で撹拌させた。昇温させながら
1回目の酸化プロピレン463gを加えて80℃で熟成
させ、冷却した後、2回目の酸化プロピレン96gを加
え更に85℃で熟成させた。反応液はトルエンを除去し
た後温水で洗浄し、真空乾燥させてヒドロキシプロピル
セルロース(II)(重量パルプ比2.06)を得た。
【0022】以下に酸化プロピレンの量の違いによる重
量パルプ比の比較を含め表1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、相対粘度の高いセルロ
ースを用いることにより重量パルプ比を下げることな
く、酸化プロピレンの量を減らすことができる。また酸
化プロピレンの減量により、副生成物であるポリプロピ
レングリコ−ル類を抑制することができ洗浄した際排水
に含まれる比率を減少させることができ、環境が大幅に
改善される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)で表される相対粘度12以上の
    セルロースに酸化プロピレンを付加させることを特徴と
    する式(II)で表されるヒドロキシプロピルセルロース
    の製造法。 【化1】 【化2】 [式中、nは100から2000を、Rは - (CH2 - CH
    (CH3) - O)m - H (式中mは0又は1から5の整数を示
    す。但し、式(II)中のRの全てが同時にm=0ではな
    い。)を示す。]
  2. 【請求項2】 セルロース1重量部に対し、酸化プロピ
    レン2.5重量部以下で反応させる請求項1記載の製造
    法。
JP11151166A 1999-05-31 1999-05-31 ヒドロキシプロピルセルロースの製造法 Withdrawn JP2000336101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095674A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 住友精化株式会社 ヒドロキシアルキルセルロースの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010095674A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 住友精化株式会社 ヒドロキシアルキルセルロースの製造方法
JPWO2010095674A1 (ja) * 2009-02-20 2012-08-30 住友精化株式会社 ヒドロキシアルキルセルロースの製造方法

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