JP2000343090A - 有機物含有水の処理方法 - Google Patents
有機物含有水の処理方法Info
- Publication number
- JP2000343090A JP2000343090A JP11311213A JP31121399A JP2000343090A JP 2000343090 A JP2000343090 A JP 2000343090A JP 11311213 A JP11311213 A JP 11311213A JP 31121399 A JP31121399 A JP 31121399A JP 2000343090 A JP2000343090 A JP 2000343090A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vanadium
- oxidizing agent
- added
- water
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機物含有水を5価のバナジウムイオン触媒
の存在下に酸化剤で酸化処理する方法において、反応液
からバナジウムイオン触媒を効率的に分離回収する。 【解決手段】 酸化処理後に残留する酸化剤を除去した
後、第1鉄イオンを添加して鉄とバナジウムとの水酸化
共沈物を生成させ、これを固液分離する有機物含有水の
処理方法。
の存在下に酸化剤で酸化処理する方法において、反応液
からバナジウムイオン触媒を効率的に分離回収する。 【解決手段】 酸化処理後に残留する酸化剤を除去した
後、第1鉄イオンを添加して鉄とバナジウムとの水酸化
共沈物を生成させ、これを固液分離する有機物含有水の
処理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工場等
から排出される有機物含有水中の有機物を酸化分解除去
する方法に係り、特に、有機物含有水を5価のバナジウ
ムイオン触媒の存在下に酸化剤で酸化処理する方法にお
いて、反応液からバナジウムイオン触媒を効率的に分離
回収する方法に関する。
から排出される有機物含有水中の有機物を酸化分解除去
する方法に係り、特に、有機物含有水を5価のバナジウ
ムイオン触媒の存在下に酸化剤で酸化処理する方法にお
いて、反応液からバナジウムイオン触媒を効率的に分離
回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、イソプロピ
ルアルコール、界面活性剤、ジメチルスルホキシド(D
MSO)などを含む有機系洗浄剤が使用されていること
から、これらの有機物を含む洗浄排水が排出されるた
め、その排水処理が必要となる。
ルアルコール、界面活性剤、ジメチルスルホキシド(D
MSO)などを含む有機系洗浄剤が使用されていること
から、これらの有機物を含む洗浄排水が排出されるた
め、その排水処理が必要となる。
【0003】従来、有機物含有水に含まれる有機物の処
理方法としては、排水にアルカリを添加した後、オゾン
を溶解させて有機物を酸化分解する方法、紫外線を用い
て分解する方法、活性汚泥による生分解法が知られてい
る。
理方法としては、排水にアルカリを添加した後、オゾン
を溶解させて有機物を酸化分解する方法、紫外線を用い
て分解する方法、活性汚泥による生分解法が知られてい
る。
【0004】このうち、オゾンによる方法では、排水中
の有機物濃度が高いと、有機物の分解速度が遅いため処
理時間が長くなり処理効率が悪いという欠点があった。
また、酸化分解のために必要なオゾン量が多く、オゾン
発生器等の装置が大型化する上、イニシャルコスト、ラ
ンニングコスト共に増大し経済的にも不利である。
の有機物濃度が高いと、有機物の分解速度が遅いため処
理時間が長くなり処理効率が悪いという欠点があった。
また、酸化分解のために必要なオゾン量が多く、オゾン
発生器等の装置が大型化する上、イニシャルコスト、ラ
ンニングコスト共に増大し経済的にも不利である。
【0005】紫外線を用いる方法では、高圧紫外線ラン
プを使用するため装置が大型化し、電力消費増加による
コスト上昇を招く欠点がある上に、定期的に水銀ランプ
を交換廃棄する必要があるため、環境面からも好ましい
方法ではない。
プを使用するため装置が大型化し、電力消費増加による
コスト上昇を招く欠点がある上に、定期的に水銀ランプ
を交換廃棄する必要があるため、環境面からも好ましい
方法ではない。
【0006】また、活性汚泥法では、原水の水質やpH
変化などにより生分解が有効に行なわれなくなることが
あるため、運転管理が容易ではない。また、余剰汚泥が
発生するため定常的に廃棄物処理を必要とするという欠
点もある。更に、生物反応槽は設置面積も大きく、敷地
面での制約を受ける点においても不利である。
変化などにより生分解が有効に行なわれなくなることが
あるため、運転管理が容易ではない。また、余剰汚泥が
発生するため定常的に廃棄物処理を必要とするという欠
点もある。更に、生物反応槽は設置面積も大きく、敷地
面での制約を受ける点においても不利である。
【0007】一方、金属触媒の存在下に有機物含有水に
酸化剤を添加して、排水中の有機物を酸化分解する方法
も提案されている(特開平9−1162号公報、特開平
10−309590号公報)。この方法であれば、金属
触媒により酸化剤が活性化され、難分解性の有機物をも
効率的に酸化分解することができる。
酸化剤を添加して、排水中の有機物を酸化分解する方法
も提案されている(特開平9−1162号公報、特開平
10−309590号公報)。この方法であれば、金属
触媒により酸化剤が活性化され、難分解性の有機物をも
効率的に酸化分解することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような金属触媒を
用いる方法では、反応後、触媒を回収して有効再利用す
ることが、処理コストの低減、発生汚泥量の低減等の面
で重要となる。特に、金属触媒としてバナジウム触媒の
ような高価な触媒を用いる場合には、これを効率的に回
収して再利用することが強く望まれる。
用いる方法では、反応後、触媒を回収して有効再利用す
ることが、処理コストの低減、発生汚泥量の低減等の面
で重要となる。特に、金属触媒としてバナジウム触媒の
ような高価な触媒を用いる場合には、これを効率的に回
収して再利用することが強く望まれる。
【0009】しかし、特開平9−1162号公報及び同
10−309590号公報に記載される方法では、金属
触媒の回収についての十分な考慮がなされていない。特
開平9−1162号公報に記載の方法では、鉄触媒を用
いると共に、アルミニウム化合物を添加して、鉄を水酸
化アルミニウムと共に水酸化鉄として凝集分離している
が、バナジウム触媒では、このような方法では効率的な
分離回収を行うことはできない。
10−309590号公報に記載される方法では、金属
触媒の回収についての十分な考慮がなされていない。特
開平9−1162号公報に記載の方法では、鉄触媒を用
いると共に、アルミニウム化合物を添加して、鉄を水酸
化アルミニウムと共に水酸化鉄として凝集分離している
が、バナジウム触媒では、このような方法では効率的な
分離回収を行うことはできない。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決し、有
機物含有水を5価のバナジウムイオン触媒の存在下に酸
化剤で酸化処理する方法において、反応液からバナジウ
ムイオン触媒を効率的に分離回収することができる有機
物含有水の処理方法を提供することを目的とする。
機物含有水を5価のバナジウムイオン触媒の存在下に酸
化剤で酸化処理する方法において、反応液からバナジウ
ムイオン触媒を効率的に分離回収することができる有機
物含有水の処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の有機物含有水の
処理方法は、有機物含有水を5価のバナジウムイオン触
媒の存在下に酸化剤で酸化処理する方法において、酸化
処理後に残留する酸化剤を除去した後、第1鉄イオンを
添加して鉄とバナジウムとの水酸化共沈物を生成させ、
これを固液分離することを特徴とする。
処理方法は、有機物含有水を5価のバナジウムイオン触
媒の存在下に酸化剤で酸化処理する方法において、酸化
処理後に残留する酸化剤を除去した後、第1鉄イオンを
添加して鉄とバナジウムとの水酸化共沈物を生成させ、
これを固液分離することを特徴とする。
【0012】酸化処理後に残留する酸化剤を除去した
後、第1鉄イオンを添加すると、5価のバナジウムが4
価に還元されると共に、鉄と結合して鉄とバナジウムと
の水酸化共沈物が生成する。従って、これを固液分離す
ることにより、良好な処理水を得ると共に、バナジウム
を分離することができる。
後、第1鉄イオンを添加すると、5価のバナジウムが4
価に還元されると共に、鉄と結合して鉄とバナジウムと
の水酸化共沈物が生成する。従って、これを固液分離す
ることにより、良好な処理水を得ると共に、バナジウム
を分離することができる。
【0013】この水酸化共沈物に、酸と酸化剤とを添加
してこれを再溶解させた後、アルカリを添加して、液中
の鉄イオンを第2鉄水酸化物として沈殿させてこれを分
離することにより、分離液分を5価のバナジウムイオン
触媒とし有効に再使用することができる。
してこれを再溶解させた後、アルカリを添加して、液中
の鉄イオンを第2鉄水酸化物として沈殿させてこれを分
離することにより、分離液分を5価のバナジウムイオン
触媒とし有効に再使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
に説明する。
【0015】図1は本発明の有機物含有水の処理方法の
実施の形態を示す系統図である。図中、1は酸化反応
槽、2は触媒還元塔、3はV/Fe共沈槽、4は再溶解
槽、5はFe凝沈槽である。
実施の形態を示す系統図である。図中、1は酸化反応
槽、2は触媒還元塔、3はV/Fe共沈槽、4は再溶解
槽、5はFe凝沈槽である。
【0016】原水(有機物含有水)はまず酸化反応槽1
に導入され、pH調整剤(HCl、H2SO4等の酸又
はNaOH、Ca(OH)2等のアルカリ)を添加して
pH調整すると共に、酸化剤及びバナジウムイオン触媒
を添加して含有される有機物を酸化分解する。
に導入され、pH調整剤(HCl、H2SO4等の酸又
はNaOH、Ca(OH)2等のアルカリ)を添加して
pH調整すると共に、酸化剤及びバナジウムイオン触媒
を添加して含有される有機物を酸化分解する。
【0017】この酸化分解処理に当り、好適なpH条件
は、原水の種類ないし主に酸化分解対象とする物質の種
類に応じて次のような範囲とするのが好ましい。
は、原水の種類ないし主に酸化分解対象とする物質の種
類に応じて次のような範囲とするのが好ましい。
【0018】[半導体製造工程等から排出されるイソプ
ロピルアルコール、界面活性剤、DMSO等の難分解性
有機物を含む排水において、これらの難分解性有機物を
効率的に分解してその含有量を低減する場合]pH条件
は2〜14、特に8〜14の範囲とするのが好ましい。
即ち、本発明者らは、半導体製造工程から排出される難
分解性の有機物を含む排水に、酸化剤としてH2O2を
添加すると共にバナジウムイオン触媒を添加して酸化分
解試験を行ったところ、図2に示す如く、反応に好適な
pH条件があり、pH2〜14、特にpH8〜14の範
囲であれば良好な分解効率が得られることを知見した。
ロピルアルコール、界面活性剤、DMSO等の難分解性
有機物を含む排水において、これらの難分解性有機物を
効率的に分解してその含有量を低減する場合]pH条件
は2〜14、特に8〜14の範囲とするのが好ましい。
即ち、本発明者らは、半導体製造工程から排出される難
分解性の有機物を含む排水に、酸化剤としてH2O2を
添加すると共にバナジウムイオン触媒を添加して酸化分
解試験を行ったところ、図2に示す如く、反応に好適な
pH条件があり、pH2〜14、特にpH8〜14の範
囲であれば良好な分解効率が得られることを知見した。
【0019】[DMSOに代表されるアルキルスルホキ
シド等の有機硫黄化合物含有排水において、該有機硫黄
化合物を主な分解対象物質として処理を行う場合]pH
条件は5以下、特に1〜4の範囲とするのが好ましい。
即ち、本発明者らは、有機物含有排水であっても、特
に、DMSO、ジエチルスルホキシド等に代表されるア
ルキルスルホキシド、ジフェニルスルホキシド等のスル
ホキシド類、ジメチルスルホン(DMSO2)やジエチ
ルスルホンに代表されるアルキルスルホンやジフェニル
スルホン等のスルホン類、ジメチルサルファイド等のサ
ルファイド類、メチルメルカプタンやプロピルメルカプ
タン等のメルカプタン類、メタンスルホン酸等のスルホ
ン酸類、チオ酢酸等のチオン類などの有機硫黄化合物を
含有し、これを主な分解対象とする排水、具体的にはD
MSO濃度1000mg/Lの排水に、酸化剤としてH
2O2を15g/L添加すると共にバナジウムイオン触
媒500mg/Lを添加して10分間酸化分解試験を行
ったところ、図3に示す如く、反応に好適なpH条件が
あり、pH5以下、特にpH1〜4の範囲であれば良好
な分解効率が得られることを知見した。
シド等の有機硫黄化合物含有排水において、該有機硫黄
化合物を主な分解対象物質として処理を行う場合]pH
条件は5以下、特に1〜4の範囲とするのが好ましい。
即ち、本発明者らは、有機物含有排水であっても、特
に、DMSO、ジエチルスルホキシド等に代表されるア
ルキルスルホキシド、ジフェニルスルホキシド等のスル
ホキシド類、ジメチルスルホン(DMSO2)やジエチ
ルスルホンに代表されるアルキルスルホンやジフェニル
スルホン等のスルホン類、ジメチルサルファイド等のサ
ルファイド類、メチルメルカプタンやプロピルメルカプ
タン等のメルカプタン類、メタンスルホン酸等のスルホ
ン酸類、チオ酢酸等のチオン類などの有機硫黄化合物を
含有し、これを主な分解対象とする排水、具体的にはD
MSO濃度1000mg/Lの排水に、酸化剤としてH
2O2を15g/L添加すると共にバナジウムイオン触
媒500mg/Lを添加して10分間酸化分解試験を行
ったところ、図3に示す如く、反応に好適なpH条件が
あり、pH5以下、特にpH1〜4の範囲であれば良好
な分解効率が得られることを知見した。
【0020】なお、本発明の方法では、酸化分解反応の
過程で反応系のpHが変化することから、反応中に連続
的又は間欠的にpH調整を行うことは反応効率の向上の
面で好ましい。また、化学反応式から反応終了までのp
H変化を見込んでpH調整剤(酸又はアルカリ)を添加
するようにしても良い。
過程で反応系のpHが変化することから、反応中に連続
的又は間欠的にpH調整を行うことは反応効率の向上の
面で好ましい。また、化学反応式から反応終了までのp
H変化を見込んでpH調整剤(酸又はアルカリ)を添加
するようにしても良い。
【0021】また、酸化剤の添加量は、原水中の有機物
の分解に必要な量以上であれば良い。酸化剤の過剰添加
は特に反応を阻害するものではないが、過度に多いと酸
化剤コストが高騰する上に、後段の残留酸化剤の除去に
おける還元剤量も増大することから、通常の場合、理論
量の1〜20重量倍程度とするのが好ましい。例えば、
酸化剤として過酸化水素(H2O2)を用いた場合、下
記反応式から、TOC1mg−C/Lに対するH2O2
の理論量は5mg/Lであるため、TOC1mg−C/
Lに対してH2O2を5〜100mg/L添加するのが
好ましい。
の分解に必要な量以上であれば良い。酸化剤の過剰添加
は特に反応を阻害するものではないが、過度に多いと酸
化剤コストが高騰する上に、後段の残留酸化剤の除去に
おける還元剤量も増大することから、通常の場合、理論
量の1〜20重量倍程度とするのが好ましい。例えば、
酸化剤として過酸化水素(H2O2)を用いた場合、下
記反応式から、TOC1mg−C/Lに対するH2O2
の理論量は5mg/Lであるため、TOC1mg−C/
Lに対してH2O2を5〜100mg/L添加するのが
好ましい。
【0022】<H2O2の最低必要添加量(理論量)>
分解すべき有機物の分子構成物質が炭素のみを仮定した
ときの必要H2O2量がH2O2の理論量である。仮に
TOC成分がCのみで構成されているとすると、以下の
通りである。 C + 2H2O2 →CO2+2H2O (TOC:12mg−C/L) (H2O2:64mg−H2O2/L) 従って、TOC1mg/Lに対するH2O2の理論量は
64÷12=5mg/Lである。
分解すべき有機物の分子構成物質が炭素のみを仮定した
ときの必要H2O2量がH2O2の理論量である。仮に
TOC成分がCのみで構成されているとすると、以下の
通りである。 C + 2H2O2 →CO2+2H2O (TOC:12mg−C/L) (H2O2:64mg−H2O2/L) 従って、TOC1mg/Lに対するH2O2の理論量は
64÷12=5mg/Lである。
【0023】なお、酸化剤としては、H2O2の他、オ
ゾンや過酸化カルシウム、過硫酸アンモニウム、塩素、
次亜塩素酸、次亜塩素酸塩等を用いることができるが、
特に、比較的安価で容易に入手でき、液体で添加、混合
が容易なH2O2を用いるのが好ましい。
ゾンや過酸化カルシウム、過硫酸アンモニウム、塩素、
次亜塩素酸、次亜塩素酸塩等を用いることができるが、
特に、比較的安価で容易に入手でき、液体で添加、混合
が容易なH2O2を用いるのが好ましい。
【0024】また、バナジウム源としては、金属バナジ
ウム、五酸化バナジウム、オキシ塩化バナジウム、三塩
化バナジウム、メタバナジン酸アンモニウム等が挙げら
れ、これ等を5価のバナジウムイオンに変換して用いる
ことができる。
ウム、五酸化バナジウム、オキシ塩化バナジウム、三塩
化バナジウム、メタバナジン酸アンモニウム等が挙げら
れ、これ等を5価のバナジウムイオンに変換して用いる
ことができる。
【0025】酸化反応槽1の酸化反応処理液は次いで還
元剤が添加された後触媒還元塔2に導入され、残留する
酸化剤が還元分解されて除去される。ここで還元剤とし
ては、NaHSO3、Na2S2O3等を用いることが
できる。
元剤が添加された後触媒還元塔2に導入され、残留する
酸化剤が還元分解されて除去される。ここで還元剤とし
ては、NaHSO3、Na2S2O3等を用いることが
できる。
【0026】触媒還元塔2で残留する酸化剤が除去され
た後は、次いでV/Fe共沈塔3に導入され、酸又はア
ルカリのpH調整剤を添加してpH調整すると共に、第
1鉄塩を添加してバナジウムと鉄の水酸化共沈物を析出
させる。ここで、第1鉄塩としては、FeSO4、Fe
Cl2、Fe(OH)2等を用いることができ、その添
加量は、バナジウムイオン触媒に対して理論量(即ち、
バナジウムに対して1モル当量)以上であれば良いが、
通常の場合、バナジウムイオン触媒に対してFeとして
60〜120重量%添加される。
た後は、次いでV/Fe共沈塔3に導入され、酸又はア
ルカリのpH調整剤を添加してpH調整すると共に、第
1鉄塩を添加してバナジウムと鉄の水酸化共沈物を析出
させる。ここで、第1鉄塩としては、FeSO4、Fe
Cl2、Fe(OH)2等を用いることができ、その添
加量は、バナジウムイオン触媒に対して理論量(即ち、
バナジウムに対して1モル当量)以上であれば良いが、
通常の場合、バナジウムイオン触媒に対してFeとして
60〜120重量%添加される。
【0027】また、このV/Fe共沈槽はpH調整剤に
よりpH4〜10程度に調整する。
よりpH4〜10程度に調整する。
【0028】これにより、バナジウムイオン触媒のバナ
ジウムは4価に還元され、鉄との水酸化共沈物として沈
殿分離される。
ジウムは4価に還元され、鉄との水酸化共沈物として沈
殿分離される。
【0029】このV/Fe共沈槽3の分離液は処理水と
して系外へ取り出され、沈殿物は再溶解槽4に送給され
る。
して系外へ取り出され、沈殿物は再溶解槽4に送給され
る。
【0030】再溶解槽4では、空気又は酸素或いはオゾ
ンの散気下、酸が添加されてpH2〜3に調整されると
共に、H2O2、塩素、次亜塩素酸等の酸化剤が添加さ
れてバナジウムと鉄の水酸化共沈物中のバナジウムを5
価に酸化させると共に、この共沈物を再溶解させる。
ンの散気下、酸が添加されてpH2〜3に調整されると
共に、H2O2、塩素、次亜塩素酸等の酸化剤が添加さ
れてバナジウムと鉄の水酸化共沈物中のバナジウムを5
価に酸化させると共に、この共沈物を再溶解させる。
【0031】再溶解槽4の処理液は次いでFe凝沈槽5
に導入され、NaOH、Ca(OH)2等のアルカリが
添加され、pH4以上の条件下に鉄が沈殿分離される。
この鉄沈殿物(Feスラッジ)は系外へ排出され、分離
液はバナジウムイオン触媒溶液として酸化反応槽1に循
環使用される。
に導入され、NaOH、Ca(OH)2等のアルカリが
添加され、pH4以上の条件下に鉄が沈殿分離される。
この鉄沈殿物(Feスラッジ)は系外へ排出され、分離
液はバナジウムイオン触媒溶液として酸化反応槽1に循
環使用される。
【0032】なお、図1に示す方法は、本発明の実施の
形態の一例であって、本発明はその要旨を超えない限り
何ら図示のものに限定されるものではない。例えば、有
機物含有水の酸化処理には、紫外線照射を行って酸化反
応を促進しても良い。また、酸化反応後に残留する酸化
剤の除去手段としては、還元剤添加による方法、触媒分
解法、紫外線照射法、加熱法、活性炭処理法等を採用す
ることができる。
形態の一例であって、本発明はその要旨を超えない限り
何ら図示のものに限定されるものではない。例えば、有
機物含有水の酸化処理には、紫外線照射を行って酸化反
応を促進しても良い。また、酸化反応後に残留する酸化
剤の除去手段としては、還元剤添加による方法、触媒分
解法、紫外線照射法、加熱法、活性炭処理法等を採用す
ることができる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
説明する。
【0034】実施例1 TOCとしてメタノールを含む下記水質の有機物含有水
を図1に示す方法で処理した。用いたバナジウムイオン
触媒は五酸化バナジウム(V2O5)の水溶液である。
を図1に示す方法で処理した。用いたバナジウムイオン
触媒は五酸化バナジウム(V2O5)の水溶液である。
【0035】[有機物含有水水質] TOC :1000mg/L pH :5.3 この有機物含有水にH2O27500mg/Lと、バナ
ジウムイオン触媒を添加すると共にpH調整剤を添加し
てpH10に調整し、酸化反応槽1で反応させた。この
酸化反応処理液に還元剤としてNaHSO3を500m
g/L添加した後、触媒還元塔2で触媒(活性炭触媒)
還元処理した。次いで、還元処理水をV/Fe共沈槽3
に導入し、第1鉄塩としてFeCl2を10mg/L添
加すると共にpH調整剤としてNaOHを添加してpH
9に調整することによりバナジウムと鉄の水酸化共沈物
を析出させ、上澄水を処理水として取り出した。一方、
分離汚泥を再溶解槽4に導入し、酸(HCl)を添加し
てpH2に調整し、酸化剤としてH2O2を100mg
/L添加すると共に空気酸化して共沈物を再溶解させ
た。
ジウムイオン触媒を添加すると共にpH調整剤を添加し
てpH10に調整し、酸化反応槽1で反応させた。この
酸化反応処理液に還元剤としてNaHSO3を500m
g/L添加した後、触媒還元塔2で触媒(活性炭触媒)
還元処理した。次いで、還元処理水をV/Fe共沈槽3
に導入し、第1鉄塩としてFeCl2を10mg/L添
加すると共にpH調整剤としてNaOHを添加してpH
9に調整することによりバナジウムと鉄の水酸化共沈物
を析出させ、上澄水を処理水として取り出した。一方、
分離汚泥を再溶解槽4に導入し、酸(HCl)を添加し
てpH2に調整し、酸化剤としてH2O2を100mg
/L添加すると共に空気酸化して共沈物を再溶解させ
た。
【0036】再溶解槽4の流出液は次いでFe凝沈槽に
導入し、アルカリ(NaOH)を添加してpH4に調整
することにより、第2鉄水酸化物を沈殿させた。得られ
た沈殿はFe凝沈槽5の下部より排出した。一方、分離
液はバナジウムイオン触媒溶液として酸化反応槽1に返
送した。
導入し、アルカリ(NaOH)を添加してpH4に調整
することにより、第2鉄水酸化物を沈殿させた。得られ
た沈殿はFe凝沈槽5の下部より排出した。一方、分離
液はバナジウムイオン触媒溶液として酸化反応槽1に返
送した。
【0037】この処理によれば、有機物含有水1m3を
処理するに当り、Fe凝沈槽5の上澄水として、9.3
重量%のバナジウムイオンを含むバナジウムイオン触媒
溶液10.5Lを得ることができ、これを循環再利用す
ることで、循環処理を行わない場合のバナジウムイオン
触媒使用量の98重量%を削減することができた。
処理するに当り、Fe凝沈槽5の上澄水として、9.3
重量%のバナジウムイオンを含むバナジウムイオン触媒
溶液10.5Lを得ることができ、これを循環再利用す
ることで、循環処理を行わない場合のバナジウムイオン
触媒使用量の98重量%を削減することができた。
【0038】なお、得られた処理水の水質は下記の通り
であり、処理水水質も良好であった。
であり、処理水水質も良好であった。
【0039】[処理水水質] TOC :1mg/L pH :9.2 実施例2 下記水質のDMSO含有水を図1に示す方法で処理し
た。このDMSO含有水のDMSO以外のTOCはイソ
プロピルアルコール、界面活性剤等である。用いたバナ
ジウムイオン触媒は五酸化バナジウム(V2O5)の水
溶液である。
た。このDMSO含有水のDMSO以外のTOCはイソ
プロピルアルコール、界面活性剤等である。用いたバナ
ジウムイオン触媒は五酸化バナジウム(V2O5)の水
溶液である。
【0040】[DMSO含有水水質] DMSO :1000mg/L TOC :300mg/L pH :5.8 このDMSO含有水1m3にH2O21.4kgと、バ
ナジウムイオン触媒を添加すると共にHClを添加して
pH3に調整し、酸化反応槽1で反応させた。この酸化
反応処理液に還元剤としてNaHSO3を500mg/
L添加した後、触媒還元塔2で触媒(活性炭触媒)還元
処理した。次いで、還元処理水をV/Fe共沈槽3に導
入し、第1鉄塩としてFeCl2を1000mg/L添
加すると共にpH調整剤としてNaOHを添加してpH
9に調整することによりバナジウムと鉄の水酸化共沈物
を析出させ、上澄水を処理水として取り出した。一方、
分離汚泥を再溶解槽4に導入し、酸(HCl)を添加し
てpH2に調整し、酸化剤としてH2O2を10000
mg/L添加すると共に空気酸化して共沈物を再溶解さ
せた。
ナジウムイオン触媒を添加すると共にHClを添加して
pH3に調整し、酸化反応槽1で反応させた。この酸化
反応処理液に還元剤としてNaHSO3を500mg/
L添加した後、触媒還元塔2で触媒(活性炭触媒)還元
処理した。次いで、還元処理水をV/Fe共沈槽3に導
入し、第1鉄塩としてFeCl2を1000mg/L添
加すると共にpH調整剤としてNaOHを添加してpH
9に調整することによりバナジウムと鉄の水酸化共沈物
を析出させ、上澄水を処理水として取り出した。一方、
分離汚泥を再溶解槽4に導入し、酸(HCl)を添加し
てpH2に調整し、酸化剤としてH2O2を10000
mg/L添加すると共に空気酸化して共沈物を再溶解さ
せた。
【0041】再溶解槽4の流出液は次いでFe凝沈槽に
導入し、アルカリ(NaOH)を添加してpH4に調整
することにより、第2鉄水酸化物を沈殿させた。得られ
た沈殿はFe凝沈槽5の下部より排出した。一方、分離
液はバナジウムイオン触媒溶液として酸化反応槽1に返
送した。
導入し、アルカリ(NaOH)を添加してpH4に調整
することにより、第2鉄水酸化物を沈殿させた。得られ
た沈殿はFe凝沈槽5の下部より排出した。一方、分離
液はバナジウムイオン触媒溶液として酸化反応槽1に返
送した。
【0042】この処理によれば、DMSO含有水1m3
を処理するに当り、Fe凝沈槽5の上澄水として、5重
量%のバナジウムイオンを含むバナジウムイオン触媒溶
液10Lを得ることができ、これを循環再利用すること
で、循環処理を行わない場合のバナジウムイオン触媒使
用量の約98重量%を削減することができた。
を処理するに当り、Fe凝沈槽5の上澄水として、5重
量%のバナジウムイオンを含むバナジウムイオン触媒溶
液10Lを得ることができ、これを循環再利用すること
で、循環処理を行わない場合のバナジウムイオン触媒使
用量の約98重量%を削減することができた。
【0043】なお、得られた処理水1m3の水質は下記
の通りであり、処理水水質も良好であった。
の通りであり、処理水水質も良好であった。
【0044】[処理水水質] DMSO :<1mg/L TOC :<10mg/L pH :9
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の有機物含有
水の処理方法によれば、有機物含有水を5価のバナジウ
ムイオン触媒の存在下に酸化剤で酸化処理する方法にお
いて、反応液からバナジウムイオン触媒を効率的に分離
回収して再利用することができる。
水の処理方法によれば、有機物含有水を5価のバナジウ
ムイオン触媒の存在下に酸化剤で酸化処理する方法にお
いて、反応液からバナジウムイオン触媒を効率的に分離
回収して再利用することができる。
【図1】本発明の有機物含有水の処理方法の実施の形態
を示す系統図である。
を示す系統図である。
【図2】半導体製造工程の洗浄排水を処理する場合の処
理pHとTOC濃度との関係を示すグラフである。
理pHとTOC濃度との関係を示すグラフである。
【図3】DMSO含有排水を処理する場合の処理pHと
TOC濃度との関係を示すグラフである。
TOC濃度との関係を示すグラフである。
1 酸化反応槽 2 触媒還元塔 3 V/Fe共沈槽 4 再溶解槽 5 Fe凝沈槽
フロントページの続き Fターム(参考) 4D050 AA13 AB02 AB07 AB14 AB18 AB53 BA04 BA07 BA10 BB01 BB09 BB20 BC05 BC06 BC10 BD02 BD06 BD08 CA13 CA16 4G069 AA10 BA36A BB04A BB04B BC54A BC54B CA05 CA07 GA13
Claims (2)
- 【請求項1】 有機物含有水を5価のバナジウムイオン
触媒の存在下に酸化剤で酸化処理する方法において、 酸化処理後に残留する酸化剤を除去した後、第1鉄イオ
ンを添加して鉄とバナジウムとの水酸化共沈物を生成さ
せ、これを固液分離することを特徴とする有機物含有水
の処理方法。 - 【請求項2】 請求項1の方法において、固液分離した
水酸化共沈物に酸と酸化剤とを添加して再溶解した後、
アルカリを添加して第2鉄水酸化物を生成させ、これを
固液分離し、分離液を5価のバナジウムイオン触媒とし
て再利用することを特徴とする有機物含有水の処理方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11311213A JP2000343090A (ja) | 1999-04-01 | 1999-11-01 | 有機物含有水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9516599 | 1999-04-01 | ||
| JP11-95165 | 1999-04-01 | ||
| JP11311213A JP2000343090A (ja) | 1999-04-01 | 1999-11-01 | 有機物含有水の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000343090A true JP2000343090A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=26436442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11311213A Pending JP2000343090A (ja) | 1999-04-01 | 1999-11-01 | 有機物含有水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000343090A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001070950A (ja) * | 1999-09-02 | 2001-03-21 | Kurita Water Ind Ltd | ジメチルスルホキシド含有排水の処理方法及び処理装置 |
| JP2015151613A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 住友大阪セメント株式会社 | セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法及び処理装置 |
-
1999
- 1999-11-01 JP JP11311213A patent/JP2000343090A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001070950A (ja) * | 1999-09-02 | 2001-03-21 | Kurita Water Ind Ltd | ジメチルスルホキシド含有排水の処理方法及び処理装置 |
| JP2015151613A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 住友大阪セメント株式会社 | セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法及び処理装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5215578B2 (ja) | 水処理方法及び水処理装置 | |
| US8562828B2 (en) | Wastewater treatment apparatus | |
| CN109354264A (zh) | 一种含硫有机废水恶臭气味的去除方法 | |
| JPH10500611A (ja) | 特に固体残留物の内部再循環を伴う湿式酸化によって有機物を含む排水を処理する方法と設備、およびそのための浄化設備 | |
| CN103420472B (zh) | 含硫有机废水处理方法 | |
| JP2004249258A (ja) | 排水の処理方法 | |
| JP2621090B2 (ja) | 排水の高度処理方法 | |
| JP4639309B2 (ja) | シアン含有廃水の処理方法 | |
| JP4501204B2 (ja) | スルホキシド類含有排水の処理方法及び処理装置 | |
| JPS6339308B2 (ja) | ||
| JP2005185967A (ja) | 有機性廃水の処理方法及び処理装置 | |
| JP2792481B2 (ja) | スルホキシド類含有廃水の処理方法 | |
| JPH09131592A (ja) | 湿式排煙脱硫排水の処理方法およびその装置 | |
| JP2001300553A (ja) | シアン含有廃水の処理方法 | |
| KR20030008074A (ko) | 광산화적 배연탈황폐수 처리방법 | |
| WO2014196477A1 (ja) | 難生物分解性有機物含有水の処理方法及び処理装置 | |
| JPH0739889A (ja) | 高濃度アンモニア廃液の処理方法 | |
| JP2603895B2 (ja) | めっき老化液中の次亜りん酸イオンの処理方法 | |
| WO1994003403A1 (en) | Treatment of sludge | |
| CN103739054B (zh) | 苯海因含酚废水和焦化含酚废水的共处理方法 | |
| JP3000996B2 (ja) | スルホキシド類含有廃水の処理方法 | |
| JPS6339307B2 (ja) | ||
| JP2002239597A (ja) | ダイオキシン類を含む廃水の処理方法 | |
| JPS6339309B2 (ja) | ||
| JP2000263069A (ja) | ジメチルスルホキシドを含む排水の処理方法及び処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061011 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080731 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081202 |