JP2000343218A - 管材溶接方法 - Google Patents

管材溶接方法

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JP2000343218A
JP2000343218A JP14987499A JP14987499A JP2000343218A JP 2000343218 A JP2000343218 A JP 2000343218A JP 14987499 A JP14987499 A JP 14987499A JP 14987499 A JP14987499 A JP 14987499A JP 2000343218 A JP2000343218 A JP 2000343218A
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JP
Japan
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weld bead
pipe
bead
welded
weld
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JP14987499A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tanaka
保博 田中
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接継手の周方向残留応力分布を略均一にす
る。 【解決手段】 外面開先加工を施した管材1,2の端部
を対峙させ、終了端寄り部分が開始端寄り部分にオーバ
ラップするように全周溶接した所定パス数の溶接ビード
5からなる溶接層Wを、開先面1a,2aの間に順次盛
り上げて両管材1,2を突合せ接続する溶接継手を形成
する際に、溶接ビード5の開始端及び終了端を各パスP
1〜P13ごとに管周方向へずらして、残留応力が大きい
溶接ビード5の終了端の位置を分散させ且つ前層の溶接
ビード5の終了端の残留応力を次層の溶接ビード5の溶
着時の入熱により緩和する。また、溶接継手6の最外面
側の溶接ビード5の終了端寄り部分のビード幅を終了端
へ向かって徐々に縮小させ、溶接ビード5の終了端に対
するクレータの生成を抑制して、溶接ビード5の終了端
の残留応力を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管材溶接方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は従来の管材溶接方法を適
用した管継手の一例を示すもので、この管継手は、外面
開先加工を施した管材1,2の端部を対峙させ、所定パ
ス数の溶接ビード3からなる溶接層を、開先面1a,2
aの間に順次盛り上げることにより溶接継手4を形成
し、両管材1,2を突合せ接続している。
【0003】溶接ビード3は、それぞれ管周方向の方位
0°位置から管周方向へ延び且つ終了端寄り部分が開始
端寄り部分に対して20〜30mm程度オーバラップす
るように全周溶接されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
管材溶接方法では、残留応力が他の部分よりも大きくな
る溶接ビード3の終了端のクレータ3aが管周方向の特
定部分だけに集中して、溶接継手4の管周方向残留応力
分布が不均一になる。
【0005】このため、溶接後の収縮に起因した割れや
管材1,2の管軸が互いに屈曲した状態になる変形が溶
接継手4に生じやすく、また、経時変化に伴って溶接継
手4に応力腐蝕割れが発生することが懸念される。
【0006】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、溶接継手の管周方向残留応力分布を略均一にできる
管材溶接方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の管材溶接方法では、外面
開先加工を施した管材の端部を対峙させ、終了端寄り部
分が開始端寄り部分にオーバラップするように全周溶接
した所定パス数の溶接ビードからなる溶接層を、開先面
の間に順次盛り上げて両管材を突合せ接続する溶接継手
を形成する際に、溶接ビードの開始端及び終了端を各パ
スごとに管周方向へずらし、溶接継手最外面側の溶接ビ
ードの終了端寄り部分のビード幅を終了端へ向かって徐
々に縮小させる。
【0008】本発明の請求項2に記載の管材溶接方法で
は、外面開先加工を施した管材の端部を対峙させ、終了
端寄り部分が開始端寄り部分にオーバラップするように
全周溶接した所定パス数の溶接ビードからなる溶接層
を、開先面の間に順次盛り上げて両管材を突合せ接続す
る溶接継手を形成する際に、溶接継手最外面側の溶接ビ
ード以外の他の溶接ビードの開始端及び終了端を溶接層
の盛り上げごとに管周方向へずらし、溶接継手最外面側
の溶接ビードの開始端及び終了端を各パスごとに管周方
向へずらし且つその終了端寄り部分のビード幅を終了端
へ向かって徐々に縮小させる。
【0009】本発明の請求項1に記載の管材溶接方法に
おいては、溶接ビードの開始端及び終了端を各パスごと
に管周方向へずらして、残留応力が大きい溶接ビードの
終了端の位置を分散させ、前層の溶接ビードの終了端の
残留応力を次層の溶接ビードの溶着時の入熱により緩和
する。
【0010】また、溶接継手最外面側に位置する溶接ビ
ードの終了端寄り部分のビード幅を徐々に縮小して、溶
接ビードの終了端に対するクレータの生成を抑制させ、
溶接ビードの終了端の残留応力を低減する。
【0011】本発明の請求項2に記載の管材溶接方法に
おいては、溶接ビードの開始端及び終了端を溶接層の盛
り上げごとに管周方向へずらして、残留応力が大きい溶
接ビードの終了端の位置を分散させ、前層の溶接ビード
の終了端の残留応力を次層の溶接ビードの溶着時の入熱
により緩和する。
【0012】また、溶接継手最外面側に位置する溶接ビ
ードの終了端寄り部分のビード幅を徐々に縮小して、溶
接ビードの終了端に対するクレータの生成を抑制させ、
溶接ビードの終了端の残留応力を低減する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1及び図2は本発明の管材溶接方法の一
例を適用した管継手を示すもので、この管材溶接方法
は、小径薄肉管をはじめとする種々の管材突合せ接続に
適している。
【0015】管材1,2を相互に接続する際には、外面
開先加工端が対峙するように管材1,2を対峙させ(図
1(A)参照)、開先面1a,2aに溶接ビード5(パ
スP1)を、管周方向の方位0°位置から周方向へ延び
且つ終了端寄り部分が開始端寄り部分に対して20〜3
0mm程度オーバラップするように、全周TIG溶接す
る(図1(B)参照)。
【0016】次いで、開先面1a,2aとパスP1から
なる溶接層Wの外面に溶接ビード5(パスP2)を、管
周方向の方位90°の位置から周方向へ延び且つ終了端
寄り部分が開始端寄り部分に対して20〜30mm程度
オーバラップするように全周TIG溶接し、溶接ビード
5(パスP3)を、管周方向の方位180°位置から周
方向へ延び且つ終了端寄り部分が開始端寄り部分に対し
て20〜30mm程度オーバラップするように全周TI
G溶接する(図1(C)参照)。
【0017】同様に、開先面1a,2aとパスP1〜P3
からなる溶接層Wの外面に溶接ビード5(パスP4,P
5,P6)を、管周方向の方位270°位置、方位0°位
置、方位90°位置からそれぞれ周方向へ延び且つ終了
端寄り部分が開始端寄り部分に対して20〜30mm程
度オーバラップするように全周TIG溶接したうえ、
(図1(D)参照)、開先面1a,2aとパスP1〜P6
からなる溶接層Wの外面に溶接ビード5(パスP7,P
8,P9)を、管周方向の方位180°位置、方位270
°位置、方位0°位置からそれぞれ周方向へ延び且つ終
了端寄り部分が開始端寄り部分に対して20〜30mm
程度オーバラップするように全周TIG溶接する(図1
(E)参照)。
【0018】上述したパスP1〜P9の溶接ビード5を全
周TIG溶接する際には、当該パスP1〜P9のビード幅
が略一定になるように、溶接トーチを溶接施工方向に対
して左右へ連続的に揺動させる。
【0019】更に、開先面1a,2aとパスP1〜パス
P9からなる溶接層Wの外面に溶接ビード5(P10,P1
1,P12,P13)を、管周方向の方位90°位置、方位
180°位置、方位270°位置、方位0°位置からそ
れぞれ周方向へ延び且つ終了端寄り部分が開始端寄り部
分に対して管材1,2の周長の1/4〜1/8程度オー
バラップするように全周TIG溶接し、パスP1〜P13
からなる溶接層Wによって、管材1と管材2とを突合せ
接続する溶接継手6を形成する(図1(F)参照)。
【0020】このパスP10〜P13の溶接ビード5を全周
TIG溶接する際には、当該パスP10〜P13の終了端寄
り部分のビード幅が終了端へ向かって徐々に縮小してい
くように(図2参照)、溶接トーチの溶接施工方向の左
右への揺動量を狭める。
【0021】このように、図1及び図2に示す管継手で
は、溶接ビード5の開始端及び終了端を各パスP1〜P1
3ごとに管周方向へずらして、残留応力が大きい溶接ビ
ードの終了端の位置を分散させるので、前層の溶接ビー
ド5の終了端の残留応力が次層の溶接ビード5の溶着時
の入熱により緩和される。
【0022】また、溶接継手6の最外面側に位置する溶
接ビード5の各終了端寄り部分のビード幅を徐々に縮小
して、溶接ビード5の終了端に対するクレータの生成を
抑制するので、溶接ビード5の終了端の残留応力が低減
される。
【0023】よって、溶接継手6の管周方向残留応力分
布が略均一になり、溶接後の収縮に起因した割れや管材
1,2の管軸が互いに屈曲した状態になる変形が溶接継
手6に生じにくく、また、経時変化に伴った応力腐蝕割
れが溶接継手6に発生することを回避でき、管継手の信
頼性が向上する。
【0024】図3は本発明の管材溶接方法の他の例を適
用した管継手を示すもので、この管材溶接方法は、大径
厚肉管の管材突合せ接続に適している。
【0025】大径厚肉の管材1,2を相互に接続する際
には、溶接ビード5のパス数が多くなるので、溶接継手
6を形成する第1層目溶接層W1の溶接ビード5のパス
の開始端を管周方向の方位0°位置、第2層目溶接層W
2の溶接ビード5のパスの開始端を管周方向の方位90
°位置として、順次盛り上げる溶接層W3,W4,…Wn-
1のビード5のパスの開始端を、管周方向へずらし、前
層の溶接ビードの終了端の残留応力を次層の溶接ビード
5の溶着時の入熱により緩和させる(図3(A)参
照)。
【0026】次いで、溶接継手6の最外面側に位置する
第n層目の溶接層Wnの溶接ビード5の開始端及び終了
端を各パスごとに管周方向へずらし且つその終了端寄り
部分のビード幅を終了端へ向かって徐々に縮小させ、溶
接ビード5の終了端に対するクレータの生成を抑制し、
溶接ビード5の終了端の残留応力を低減させる(図3
(B)参照)。
【0027】溶接継手6の最外面側の溶接ビード5のオ
ーバラップ長は、図1及び図2に示すような小径管では
管材周長の1/4程度、図3に示すように大径管では管
材周長の1/8程度が適当である。
【0028】また、各パスP1〜P13ごと、あるいは溶
接層W1〜Wn-1ごとにずらす溶接ビード5の開始端及び
終了端の割合は、45〜90°程度が適当である。
【0029】なお、本発明の管材溶接方法は上述した実
施の形態のみに限定されるものではなく、突合せ溶接す
べき管材の径及び肉厚に応じて溶接ビードのパス数及び
溶接層の盛り上げ回数を適宜変更すること、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の管材溶接方
法によれば下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0031】(1)本発明の請求項1に記載の管材溶接
方法においては、溶接ビードの開始端及び終了端を各パ
スごとに管周方向へずらして、管軸線方向に隣接する溶
接ビードの終了端の位置を分散させ且つ前層の溶接ビー
ドの終了端の残留応力を次層の溶接ビードの溶着時の入
熱により緩和し、また、溶接継手最外面側に位置する溶
接ビードの終了端寄り部分のビード幅を徐々に縮小し
て、当該溶接ビードの終了端の残留応力を低減するの
で、溶接継手の管周方向残留応力分布が略均一になり、
溶接継手の変形や応力腐蝕割れを回避することができ
る。
【0032】(2)本発明の請求項2に記載の管材溶接
方法においては、溶接ビードの開始端及び終了端を溶接
層の盛り上げごとに管周方向へずらして、管径方向に隣
接する溶接ビードの終了端の位置を分散させ且つ前層の
溶接ビードの終了端の残留応力を次層の溶接ビードの溶
着時の入熱により緩和し、また、溶接継手最外面側に位
置する溶接ビードの終了端寄り部分のビード幅を徐々に
縮小して、当該溶接ビードの終了端の残留応力を低減す
るので、溶接継手の管周方向残留応力分布が略均一にな
り、溶接継手の変形や応力腐蝕割れを回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(F)は本発明の管材溶接方法の一例
を適用した管継手の溶接施工手順を示す斜視図である。
【図2】本発明の管材溶接方法の一例を適用した管継手
を示す斜視図である。
【図3】(A)(B)は本発明の管材溶接方法の他の例
を適用した管継手の溶接施工手順を示す斜視図である。
【図4】従来の管材溶接方法の一例を適用した管継手を
示す断面図である。
【図5】従来の管材溶接方法の一例を適用した管継手を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 管材 1a 開先面 2 管材 2a 開先面 5 溶接ビード 6 溶接継手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面開先加工を施した管材の端部を対峙
    させ、終了端寄り部分が開始端寄り部分にオーバラップ
    するように全周溶接した所定パス数の溶接ビードからな
    る溶接層を、開先面の間に順次盛り上げて両管材を突合
    せ接続する溶接継手を形成する際に、溶接ビードの開始
    端及び終了端を各パスごとに管周方向へずらし、溶接継
    手最外面側の溶接ビードの終了端寄り部分のビード幅を
    終了端へ向かって徐々に縮小させることを特徴とする管
    材溶接方法。
  2. 【請求項2】 外面開先加工を施した管材の端部を対峙
    させ、終了端寄り部分が開始端寄り部分にオーバラップ
    するように全周溶接した所定パス数の溶接ビードからな
    る溶接層を、開先面の間に順次盛り上げて両管材を突合
    せ接続する溶接継手を形成する際に、溶接継手最外面側
    の溶接ビード以外の他の溶接ビードの開始端及び終了端
    を溶接層の盛り上げごとに管周方向へずらし、溶接継手
    最外面側の溶接ビードの開始端及び終了端を各パスごと
    に管周方向へずらし且つその終了端寄り部分のビード幅
    を終了端へ向かって徐々に縮小させることを特徴とする
    管材溶接方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212765A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hitachi Constr Mach Co Ltd ボールポイントレンチ及びその製造方法
CN105618903A (zh) * 2016-03-17 2016-06-01 苏州海陆重工股份有限公司 环形集箱的焊接方法

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