JP2000344878A - ポリエステル重合体およびその製造方法 - Google Patents

ポリエステル重合体およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、加工性を維持しつつ、十分な機械的
強度を有するポリエステル重合体を提供する。 【解決手段】 ジカルボン酸ジメチルと、アルキレング
リコール、フルオレン化合物およびポリシランとを縮合
重合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
をはじめとする電気・電子部品材料として有用な新規な
ポリエステル重合体およびその製造方法に関する。本発
明のポリエステル重合体は、特定の骨格(フルオレン構
造とポリシラン構造)を有しており、耐熱性および機械
的強度のバランスに優れる。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ポリエス
テル樹脂、例えばアルキレンテレフタレート樹脂等は、
耐熱性、電気的性質、その他、物理的、化学的特性に優
れ、且つ加工性が良好であるため、エンジニアリングプ
ラスチックとして、自動車、電気・電子部品等の広範な
用途に使用されている。このようなポリエステル樹脂
は、単独でも種々の成形品に用いられてはいるが、用途
によっては、その性質、特に機械的強度を向上させる必
要が生じる場合が多い。例えば、プリント配線基板の用
途では、はんだ耐熱性を有し、薄膜形成時に機械的強度
を有することが必要であることから、現時点ではガラス
エポキシ積層板が主流となっているが、ポリエステル樹
脂の使用も検討されつつある。
【0003】機械的強度を高める解決策として、ポリエ
ステル樹脂に、様々な強化剤、添加剤等を配合すること
が挙げられる。しかしながら、強化剤、添加剤を配合す
る方法では、仕様ごとに、強化剤、添加剤の種類・添加
量を試行錯誤により決定しなければならず、また場合に
よっては、強化剤、添加剤を使用できない場合も発生す
る。
【0004】そこで、耐熱性、加工性を維持しつつ、十
分な機械的強度を有する新たなポリエステル樹脂の開発
が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、カルド構
造を有するために耐熱性を発揮するハードセグメントで
あるフルオレンと、機械的強度を発揮するソフトセグメ
ントであるポリシランとの両方を分子内に有するポリエ
ステル重合体が、耐熱性、加工性を維持しつつ、十分な
機械的強度を有することを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち、本発明は下記に示すとおりのポ
リエステル重合体およびその製造方法を提供するもので
ある。 項1. 式(1)
【0007】
【化12】
【0008】〔式中、Xは脂肪族炭化水素残基または芳
香族炭化水素残基を示す。Yは式(2)
【0009】
【化13】
【0010】(R1、R2、R3およびR4は、同一または
異なって、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を
示す。pは2〜4を示す。)で表される基を示す。Zは
式(3)
【0011】
【化14】
【0012】(R5およびR6は、同一または異なって、
水素原子、アルキル基、アリール基、またはシリル基を
示す。qは2〜100を示す。)で表される基を示す。
aは2〜10を示し、l、mおよびnは、同一または異
なって、2以上を示す。〕で表されるポリエステル重合
体。 項2. Xがシクロアルキレン基である項1に記載のポ
リエステル重合体。 項3. Xがアリーレン基である項1に記載のポリエス
テル重合体。 項4. Yが式(4)
【0013】
【化15】
【0014】で表される基である項1〜3のいずれか1
項に記載のポリエステル重合体。 項5. Zが式(5)
【0015】
【化16】
【0016】〔式中、qは2〜100を示す。〕で表さ
れる基または式(6)
【0017】
【化17】
【0018】〔式中、q1およびq2は、同一または異
なって、1以上を示し、q1とq2の和は2〜100で
ある。〕で表される基または式(7)
【0019】
【化18】
【0020】〔式中、qは前記に同じ。〕で表される基
である項1〜4のいずれか1項に記載のポリエステル重
合体。 項6. 重量平均分子量が1000以上であることを特
徴とする項1〜5のいずれか1項に記載のポリエステル
重合体。 項7. 式(8)
【0021】
【化19】
【0022】〔式中、Xは脂肪族炭化水素残基または芳
香族炭化水素残基を示す。〕で表されるジカルボン酸ジ
メチルと、式(9)
【0023】
【化20】
【0024】〔式中、aは2〜10を示す。〕で表され
るアルキレングリコール、式(10)
【0025】
【化21】
【0026】〔式中、R1、R2、R3およびR4は、同一
または異なって、水素原子または炭素数1〜4のアルキ
ル基を示す。pは2〜4を示す。〕で表されるフルオレ
ン化合物および式(11)
【0027】
【化22】
【0028】〔式中、R5およびR6は、同一または異な
って、水素原子、アルキル基、アリール基、またはシリ
ル基を示す。qは2〜100を示す。〕で表されるポリ
シランとを、縮合重合させることを特徴とする、項1に
記載のポリエステル重合体を製造する方法。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態と
ともに説明する。
【0030】式(1)で表される本発明のポリエステル
重合体は、式(8)で表されるジカルボン酸ジメチル
と、式(9)で表されるアルキレングリコール、式(1
0)で表されるフルオレン化合物および式(11)で表
されるポリシランとを、触媒の存在下、高温減圧下の溶
融状態で、縮合重合させることにより得られる構造のも
のである。
【0031】本発明に用いる式(8)のジカルボン酸ジ
メチルとしては、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
ジメチル、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチ
ル、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチル、シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジメチルなどの脂
肪族ジカルボン酸のジメチルエステル、および、テレフ
タル酸ジメチル、1,4−ナフタレンジカルボン酸ジメ
チル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルなどの
芳香族ジカルボン酸のジメチルエステルが挙げられる。
これらの中でも、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
ジメチル、テレフタル酸ジメチルが好ましい。
【0032】式(1)で表されるポリエステル重合体に
おいては、Xがシクロアルキレン基、アリーレン基であ
るものが好ましく、1,4−シクロへキシレン基、p−
フェニレン基であるものがより好ましい。
【0033】本発明に用いる式(9)のアルキレングリ
コールとしては、メチレン基の数aが2〜10のものが
挙げられ、これらの中でも2〜6のものが好ましい。具
体的には、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
などが挙げられる。
【0034】式(1)で表されるポリエステル重合体に
おいては、aが2〜6のものが好ましい。
【0035】本発明に用いる式(10)のフルオレン化
合物において、R1、R2、R3およびR4は、同一または
異なって、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を
示す。アルキル基としてはメチル基が好ましい。pは2
〜4を示し、その中でもp=2の場合が好ましい。より
具体的には、9,9−ビス{4−(2−ヒドロキシエト
キシ)フェニル}フルオレン、9,9−ビス[{3−メ
チル−4−(2−ヒドロキシエトキシ)}フェニル]フ
ルオレン、9,9−ビス{4−(2−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル}フルオレン、9,9−ビス[{3−メ
チル−4−(2−ヒドロキシプロポキシ)}フェニル]
フルオレン等があり、特に9,9−ビス{4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)フェニル}フルオレンが好ましい。
例えば、9,9−ビス{4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)フェニル}フルオレンの製造方法は、特開平7−1
65657に開示されている。本発明に用いるフルオレ
ン化合物の純度は95%以上であり、好ましくは98%
以上である。
【0036】式(2)で表される基においては、R1
2、R3およびR4で示される基がアルキル基の場合に
は、メチル基が好ましい。pとしては2が好ましい。
【0037】本発明に用いる式(11)のポリシラン
は、側鎖置換基(R5、R6)として水素原子、アルキル
基、アリール基、シリル基を有する。アルキル基として
は、炭素数1〜10程度のものが挙げられ、炭素数1〜
6のものが好ましい。アリール基としては、フェニル
基、炭素数1〜10のアルキル基を1つ以上置換基とし
て有するフェニル基、p−アルコキシフェニル基、ナフ
チル基などが挙げられる。シリル基としては、ケイ素数
1〜10程度のものが挙げられ、ケイ素数1〜6のもの
が好ましい。また、シリル基上の水素原子の少なくとも
1つが、アルキル基、アリール基などの置換基により置
換されていても良い。このような置換基としては、上記
と同様なものが挙げられる。式(11)のqとしては、
2〜100であり、好ましくは5〜50である。式(1
1)のポリシランとしては、メチルフェニルポリシラ
ン、n−ヘキシルメチル−メチルフェニル共重合ポリシ
ラン、n−ヘキシルメチルポリシランがより好ましい。
【0038】ポリシランの製造方法としては、(1)ク
ロロシラン類をアルカリ金属を用いて脱塩素縮合させる
方法(J.Am.Chem.Soc.,103(1981)7352)、(2)クロ
ロシラン類を電極還元法を用いて脱塩素縮合させる方法
(特開平4-348128、特開平4-331235)、(3)ヒドロシ
ラン類を触媒存在下で脱水素縮合させる方法(Chem.Let
t.,83(1989))などが知られている。これらの中でも
(1)および(2)などの脱塩素縮合法により得られた
ポリシランを使用することが好ましい。
【0039】式(3)で表される基においては、R5
6で示される基がアルキル基の場合には、炭素数1〜
10程度のアルキル基が挙げられ、炭素数1〜6のもの
が好ましい。アリール基の場合には、フェニル基、炭素
数1〜10のアルキル基を1つ以上置換基として有する
フェニル基、p−アルコキシフェニル基、ナフチル基な
どが挙げられる。シリル基の場合には、ケイ素数1〜1
0程度のシリル基が挙げられ、ケイ素数1〜6のものが
好ましい。また、シリル基上の水素原子の少なくとも1
つが、アルキル基、アリール基などの置換基により置換
されていても良い。このような置換基としては、上記と
同様なものが挙げられる。式(3)のqとしては、2〜
100であり、好ましくは5〜50である。
【0040】本発明のポリエステル重合体を縮合重合す
るに際しては、上記のジカルボン酸ジメチル(8)と、
アルキレングリコール(9)、フルオレン化合物(1
0)およびポリシラン(11)とを、反応器内に収容
し、不活性ガス雰囲気下で加熱溶融させることにより、
エステル交換反応を行なう。各原料の混合割合として
は、モル比で、ジカルボン酸ジメチル1.0に対してア
ルキレングリコールは2.0〜10.0であり、好まし
くは2.0〜5.0である。同様にフルオレン化合物は
0.01〜2.0であり、好ましくは0.1〜1.0で
ある。ポリシランの使用量については、ポリシランの分
子量によりモル数が異なるため、ジカルボン酸ジメチル
に対する重量百分率で表すと、通常0.1〜200%で
あり、好ましくは0.2〜100%である。また、反応
をより円滑に進めるためには、触媒を用いたほうが好ま
しい。触媒としては、公知のリチウム、カリウム、ナト
リウム、バリウム、カルシウム、アルミニウム、アンチ
モン、スズ、マグネシウム、セリウム、マンガン、カド
ミウム、コバルト、亜鉛、鉛、チタン、イットリウムの
各酢酸塩、アンチモン、亜鉛、チタン、ゲルマニウムの
各酸化物、モノ(ジ)−n−ブチルスズオキサイド、テ
トラブチルチタネート、リン酸トリメチルなどが挙げら
れる。これらの中でも、カルシウム、マグネシウム、セ
リウム、マンガン、コバルト、亜鉛、イットリウムの各
酢酸塩、酸化ゲルマニウム、モノ(ジ)−n−ブチルス
ズオキサイド、リン酸トリメチルが好ましい。これらの
触媒は、1種単独でもあるいは2種以上混合して用いて
もよい。触媒の使用量としては、重量割合で、ジカルボ
ン酸ジメチル1.0に対して1×10-5〜1×10-2
あり、好ましくは1×10-4〜2×10-3である。エス
テル交換反応に要する時間は、使用する原料、触媒の有
無により異なるが、概ね1時間程度以上であればよい。
また、反応温度についても同様であるが、概ね100〜
300℃程度で行なえば良い。
【0041】エステル交換反応終了後、昇温・減圧する
ことによって、重合反応を進行させる。重合温度は、使
用する原料、触媒の有無により異なるが、概ね200〜
350℃であり、好ましくは240〜300℃である。
反応器内の圧力は0.1〜5torr程度にする。重合
時間については、長くすると高重合度のポリエステルが
得られるが、必要以上に長くすると分解反応が起こり、
分子量低下、着色などが起こる可能性があるため、通常
5分〜24時間であり、好ましくは10分〜10時間で
ある。反応終了後は、反応器内に窒素、アルゴンなどの
不活性ガスを導入し、加圧しつつ押し出すことによって
ポリエステルを収集すれば良い。
【0042】式(1)で表される本発明のポリエステル
重合体においては、l、m、nは、同一または異なっ
て、2以上であり、好ましくは2〜500であり、さら
に好ましくは10〜200である。
【0043】本発明のポリエステル重合体は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーを用いてポリスチレン
を標準として換算した重量平均分子量が1000以上、
好ましくは1000〜1000000、さらに好ましく
は5000〜400000である。
【0044】
【実施例】以下に、実施例により本発明を具体的に説明
する。
【0045】なお、重量平均分子量は、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(東ソー社製HLC−802
0GPC)を用い、以下の条件で測定した。 溶媒:テトラヒドロフラン 流速:1.0ml/min カラム:TSKgelGMHHR−L(東ソー社製)。
【0046】実施例1 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチル48g
(0.24モル)、9,9−ビス{4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)フェニル}フルオレン53g(0.12モ
ル)、エチレングリコール33g(0.53モル)、n
−ヘキシルメチル−メチルフェニル共重合ポリシラン
(共重合割合1:1で重量平均分子量1100)1.2
g、および触媒としてジ−n−ブチルスズオキサイド
0.03gを、300ml3ツ口フラスコに収容し、N
2雰囲気下、攪拌しながら240℃に徐々に加熱し、気
化したメタノールを留去することによってエステル交換
を行った。所定量のメタノールを留去した後、発生する
エチレングリコールを留去しながら、反応槽を270℃
まで昇温し、1torr以下まで減圧を徐々に行った。
この条件を1.5時間維持した後、反応槽にN2を導入
し、加圧しつつ押し出してペレット状のポリエステル1
05gを得た。
【0047】ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)により分子量を測定したところ、重量平均分
子量は71500であった。H−NMRチャートを図1
に示す。
【0048】実施例2 使用するポリシラン量を6.0gとする以外は実施例1
と同様にして行った。その結果、106gのポリエステ
ルが得られた。GPCにより分子量を測定したところ、
重量平均分子量は51800であった。
【0049】実施例3 ポリシランとしてメチルフェニルポリシラン(重量平均
分子量7200)1.2gを用いる以外は実施例1と同
様にして行った。その結果、100gのポリエステルが
得られた。GPCにより分子量を測定したところ、重量
平均分子量377000であった。H−NMRチャート
を図2に示す。
【0050】実施例4 フルオレンとして9,9−ビス[{3−メチル−4−
(2−ヒドロキシエトキシ)}フェニル]フルオレン4
8g(0.10モル)を用いる以外は実施例1と同様に
して行った。その結果、92gのポリエステルが得られ
た。
【0051】実施例5 重合時の温度を270℃から300℃に変える以外は実
施例1と同様にして行った。その結果、重合時間を1.
0時間に短縮しても実施例1と同等のポリエステルが得
られた。
【0052】比較例1 ポリシランを用いずに実施例1と同様にして行った。そ
の結果、重量平均分子量66200のポリエステルが得
られた。
【0053】比較例2 フルオレンを用いずに実施例1と同様にして行った。そ
の結果、重量平均分子量145700のポリエステルが
得られた。
【0054】上記で得られたポリエステルを用いて機械
的強度試験と耐熱性評価試験を行った。 [機械的強度試験]得られたポリエステルをテーバー磨
耗測定器(テスター産業社製、AB−101型)を用い
てテーバー削れ量を測定することにより、機械的強度を
評価した。その結果を表1に示す。表1より、ポリシラ
ン構造の導入により機械的強度が向上していることがわ
かった。 [表1] ポリエステル 各回転数における削れ量(mg) 2000rpm 3000rpm 4000rpm 5000rpm 実施例1 5.5 6.2 7.1 7.9 実施例2 4.0 5.1 6.6 7.5 実施例3 4.2 5.0 6.8 7.7 比較例1 6.8 8.0 − − [耐熱性評価試験]示差走査熱量測定(DSC)により
ガラス転移温度(Tg)を測定した。 示差走査熱量計:理学電気社製、TAS−100 昇温速度:10℃/分 測定結果を表2に示す。表2より、フルオレン構造の導
入により、Tgの上昇が確認された。 [表2]ポリエステル Tg(℃) 実施例1 97 実施例2 95 実施例3 92比較例2 50
【0055】
【発明の効果】本発明のポリエステル重合体は、カルド
構造を有し耐熱性を発揮するハードセグメントであるフ
ルオレンと、機械的強度を発揮するソフトセグメントで
あるポリシランとの両方を分子内に有するため、強化
剤、添加剤を配合することなく、耐熱性、加工性を維持
しつつ、十分な機械的強度を有する。そのため、プリン
ト配線基板用途をはじめ、従来のポリエステルでは機械
的強度が不足していた他の自動車、電気・電子部品等へ
の応用が可能となる。
【0056】本発明のポリエステル重合体の製造方法
は、使用原料を反応器に収容し、加熱するのみで製造で
きる1段階反応であるため、経済効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたポリエステルのH−NMR
チャートである。
【図2】実施例3で得られたポリエステルのH−NMR
チャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 光昭 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 須田 康裕 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 4J029 AA03 AB01 AB04 AC02 AD01 BA02 BC01 BH04 CB06A CC05A CC06A CD03 HB02 KE02 KE03 KE05 4J031 AA49 AA59 AB04 AC03 AD03 AE11 AF23 AF24 4J035 JA01 LB20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 〔式中、Xは脂肪族炭化水素残基または芳香族炭化水素
    残基を示す。Yは式(2) 【化2】 (R1、R2、R3およびR4は、同一または異なって、水
    素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す。pは2
    〜4を示す。)で表される基を示す。Zは式(3) 【化3】 (R5およびR6は、同一または異なって、水素原子、ア
    ルキル基、アリール基、またはシリル基を示す。qは2
    〜100を示す。)で表される基を示す。aは2〜10
    を示し、l、mおよびnは、同一または異なって、2以
    上を示す。〕で表されるポリエステル重合体。
  2. 【請求項2】 Xがシクロアルキレン基である請求項1
    に記載のポリエステル重合体。
  3. 【請求項3】 Xがアリーレン基である請求項1に記載
    のポリエステル重合体。
  4. 【請求項4】 Yが式(4) 【化4】 で表される基である請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のポリエステル重合体。
  5. 【請求項5】 Zが式(5) 【化5】 〔式中、qは2〜100を示す。〕で表される基または
    式(6) 【化6】 〔式中、q1およびq2は、同一または異なって、1以
    上を示し、q1とq2の和は2〜100である。〕で表
    される基または式(7) 【化7】 〔式中、qは前記に同じ。〕で表される基である請求項
    1〜4のいずれか1項に記載のポリエステル重合体。
  6. 【請求項6】 重量平均分子量が1000以上であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポ
    リエステル重合体。
  7. 【請求項7】 式(8) 【化8】 〔式中、Xは脂肪族炭化水素残基または芳香族炭化水素
    残基を示す。〕で表されるジカルボン酸ジメチルと、式
    (9) 【化9】 〔式中、aは2〜10を示す。〕で表されるアルキレン
    グリコール、式(10) 【化10】 〔式中、R1、R2、R3およびR4は、同一または異なっ
    て、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す。
    pは2〜4を示す。〕で表されるフルオレン化合物およ
    び式(11) 【化11】 〔式中、R5およびR6は、同一または異なって、水素原
    子、アルキル基、アリール基、またはシリル基を示す。
    qは2〜100を示す。〕で表されるポリシランとを、
    縮合重合させることを特徴とする、請求項1に記載のポ
    リエステル重合体を製造する方法。
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