JP2000344997A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents
熱可塑性エラストマー組成物Info
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Abstract
優れた品質バランスを有する熱可塑性エラストマー組成
物を提供する。 【解決手段】 水素添加アルケニル芳香族化合物−共役
ジエンブロック共重合体(A):ゴム用軟化剤(B)=
30:70〜70:30(重量比)である樹脂組成物1
00重量部に対し、ポリフェニレンエーテル(C1)と
飽和ポリエステル(C2)を含む溶融混練樹脂組成物
(C)2〜40重量部を含有してなる熱可塑性エラスト
マー組成物。
Description
性、耐熱性、耐オゾン性及び成形加工性に優れた熱可塑
性エラストマー(以下「TPE」と略称する)組成物に
関する。近年、ゴム的な軟質材料であって、加硫工程を
要せず、熱可塑性樹脂と同様な成形加工性を有するTP
Eが、自動車部品、家電部品、医療、食品用機器部品、
電線、雑貨等で注目されている。
ィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリスチレ
ン系等の種々の形式のポリマーが開発され、市販されて
いる。しかしながら、これらTPEは、ゴムとしての広
い用途分野の一つである加硫ゴムの用途において品質面
で加硫ゴムの水準に達しておらず、したがって、加硫ゴ
ムの分野での利用は極めて限定されているのが実情であ
る。例えば、ポリオレフィン系TPEは比較的安価で、
耐熱性や耐候性に優れている反面、柔軟性に劣り、最も
柔軟なものでもJIS-A硬度(JIS K 630
1)が70程度であり、一般の加硫ゴムの硬度60に比
較しても、未だ硬すぎるという欠点を有する。同様に、
ポリエステル系TPEやポリウレタン系TPEも、市販
品中最も柔軟なものでもJIS−A硬度が70〜90程
度と硬く、加硫ゴムの用途に適さないものである。ま
た、スチレン−ブタジエン−スチレン−ブロックポリマ
ー(SBS)やスチレン−イソプレン−スチレン(SI
S)ブロックポリマー等のポリスチレン系TPEは、前
記のTPEに比較して優れた柔軟性を有するが、ポリマ
ー内のポリブタジエンブロック、あるいはポリイソプレ
ンブロックに二重結合を有しているため、耐熱老化(熱
安定性)性、耐候性及び耐オゾン性に問題がある。例え
ば、スチレン系エラストマーとポリエステル系エラスト
マーの配合物として、スチレン系エラストマーにSBS
やSISを用いたものが特開昭50ー82162号公報
に紹介されているが、これらは耐オゾン性や熱安定性等
に十分な性能を有するものではなかった。
重合体の分子内二重結合を水素添加することによって、
熱安定性の向上したブロック共重合体が得られることは
よく知られている。このようなブロック共重合体をゴム
成分として用い、これとポリオレフィン樹脂、オイル、
フィラー等を配合したいわゆるスチレン系TPEは、オ
レフィン系TPEに比べて、優れた柔軟性や加工性等を
有するものであるが、まだ加硫ゴムに比べてゴム弾性の
点で劣っている。なお、ここで「ゴム弾性」とは、特に
引張り特性に於いて、降伏点のような変曲点が出来るだ
け少なく、かつある硬度に於いて、従来のTPEに比べ
て高モジュラス(例えば、300%伸長時の応力が高い
こと)であることを意味するものである。つまり、この
ような特性を有するTPEは、加硫ゴムに近いゴム弾性
を示すものである。
とゴム弾性に優れ、かつ良好な耐熱性、耐オゾン性及び
成形加工性を有するTPEを開発すべく、鋭意検討し
た。
決するためになされたものであり、その要旨は、水素添
加アルケニル芳香族化合物−共役ジエンブロック共重合
体(A):ゴム用軟化剤(B)=30:70〜70:3
0(重量比)である樹脂組成物100重量部に対し、ポ
リフェニレンエーテル(C1)と飽和ポリエステル(C
2)を含む溶融混練樹脂組成物(C)2〜40重量部を
含有してなる熱可塑性エラストマー組成物に存する。好
ましくは、該(A)及び(B)よりなる樹脂組成物10
0重量部に対し、さらに芳香族ポリカーボネート樹脂
(D)及び/又は飽和ポリエステル(E)を100重量
部以下含有してなるものである。
る。本発明に使用する水素添加アルケニル芳香族化合物
−共役ジエンブロック共重合体(A)としては、アルケ
ニル芳香族化合物に由来する連鎖ブロック[X]と、共
役ジエンに由来する連鎖ブロック[Y]をそれぞれ少な
くとも一個有する構造を持ち、該共役ジエン由来の連鎖
ブロック[Y]の脂肪族不飽和基が水素化により減少し
たブロック共重合体が挙げられる。該ブロック[X]及
びブロック[Y]の配列は、線状構造をなすもの、ある
いは分岐構造をなす、いわゆるテレブロック構造をなす
もののいずれをも含む。該共重合体(A)の構造におい
ては、その一部にアルケニル芳香族化合物と共役ジエン
とのランダム共重合部分に由来するランダム鎖を含んで
いてもよい。
列では、好ましくは線状構造をなすジブロック(A−B
ブロック)、トリブロック(A−B−Aブロック)、テ
トラブロック(A−B−A−Bブロック)、ペンタブロ
ック(A−B−A−B−Aブロック、B−A−B−A−
Bブロック)、あるいはAとBのブロック数の合計が6
以上のものを含む線状構造をなすものが挙げられ、より
好ましくは、ジブロック、トリブロック、テトラブロッ
ク等が挙げられる。
香族化合物の具体例としては、スチレン、パラメチルス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルキシレン、ビニル
トルエン、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼン、ブロ
ムスチレン、クロロスチレン、およびこれらの混合物等
が挙げられ、中でも好ましくはスチレン、パラメチルス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルキシレン、ビニル
トルエンが挙げられ、より好ましくはスチレンが挙げら
れる。
役ジエンの具体例としては、1,3−ブタジエン、2−
メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,
3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン等
が挙げられ、好ましくは1,3−ブタジエン、イソプレ
ンが挙げられる。これらの共役ジエンに加えて、少量の
エチレン、プロピレン、1−ブテン等の低級オレフィン
系炭化水素やジシクロペンタジエン、非共役ジエン類が
含まれてもよい。
族化合物に由来する連鎖ブロック[X]の占める割合
は、好ましくは15〜80重量%であり、より好ましく
は30〜75重量%であり、最も好ましくは55〜70
重量%であるが、。該連鎖ブロック[X]の占める割合
が80重量%を越えると耐衝撃性が不十分であり、10
重量%未満では剛性及び耐熱性が不十分になりやすい。
エンブロック共重合体(A)における脂肪族鎖部分のう
ち、共役ジエンに由来し、水素添加されずに残存してい
る不飽和結合の割合は、好ましくは50%以下であり、
より好ましくは20%以下であり、最も好ましくは10
%以下である。また、アルケニル芳香族化合物に由来す
る芳香族性不飽和結合の約25%以下が水素添加されて
もよい。
エンブロック共重合体(A)の数平均分子量は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーにより測定されたポ
リスチレン換算法による測定で、好ましくは5,000
〜500,000g/molであり、より好ましくは1
0,000〜300,000g/molであり、最も好
ましくは30,000〜200,000g/molであ
る。
エンブロック共重合体(A)としては、水素添加された
共役ジエンの重合連鎖部分を持ち、これに由来する結晶
性を示すものも使用可能であるが、この場合、融点が1
50℃以下の共重合体、あるいは明確な融点を示さない
非晶性の共重合体が好ましい。また、この場合のガラス
転移温度はいかなるものでも使用可能である。
芳香族化合物−共役ジエンブロック共重合体(A)の具
体例としては、シェル化学(株)より「クレイトンG」
の商品名で、クラレ(株)より「セプトン」の商品名
で、旭化成工業(株)より「タフテック」の商品名で、
それぞれ販売されている市販品が容易に入手可能であ
り、これを使用することが簡便である。
しては、鉱物油系もしくは合成樹脂系が好適である。鉱
物油系軟化剤は、芳香族環、ナフテン環、パラフィン鎖
及びそれら以外の基の組み合わせ混合物であって、該パ
ラフィン鎖の炭素数が該混合物の全炭素数の50%以上
を占めるものがパラフィン系と呼ばれ、ナフテン環の炭
素数が全炭素数の30〜45%のものがナフテン系と呼
ばれ、また芳香族環の炭素数が全炭素数の30%より多
いものが芳香族系と呼ばれて区分されている。これらの
中で、本発明で使用するゴム用軟化剤(B)として好ま
しい鉱物油系軟化剤は、例えばナフテン系及びパラフィ
ン系であり、芳香族環の炭素数が全炭素数の30%以下
のものである。芳香族系は、本発明で用いる上記成分
(A)との分散上あまり好ましくない。性状的には、3
7.8℃動粘度が20〜500cst、流動点が−10
〜−15℃及び引火点(COC)が170〜300℃の
如きものである。合成樹脂系軟化剤としては、ポリブテ
ン、低分子量ポリブタジエン等が使用可能であるが、鉱
物油系軟化剤の方が好ましい。
(C1)と飽和ポリエステル(C2)とを含む溶融混練
樹脂組成物(C)は、このほかに亜リン酸エステル化合
物(C3)を必須成分としており、かつ該ポリフェニレ
ンエーテル(C1):飽和ポリエステル(C2)=9
5:5〜20:80であり、該(C1)と(C2)の合
計100重量部に対して、該(C3)を2〜40重量部
を含む樹脂組成物である。このような溶融混練樹脂組成
物(C)に使用されるポリフェニレンエーテル(C1)
としては、下記一般式(2)で示される構造を有する構
造単位を含む単独重合体又は共重合体が挙げられる。
しくは第二アルキル基、フェニル基、アミノアルキル
基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を表
し、Q2は各々水素原子、ハロゲン原子、第一もしくは
第二アルキル基、フェニル基、ハロアルキル基、炭化水
素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を表し、mは10
以上の数を表す。)
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−アミ
ル、イソアミル、2−メチルブチル、n−ヘキシル、
2,3−ジメチルブチル、2−、3−もしくは4−メチ
ルペンチル、ヘプチルなどが挙げられる。第二アルキル
基としては、イソプロピル、sec−ブチル、1−エチ
ルプロピルなどが挙げられる。Q1は、好ましくはアル
キル基又はフェニル基であり、特に好ましくは炭素数1
〜4のアルキル基であり、Q2は、好ましくは水素原子
である。
独重合体であるものとしては、例えば、2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエ−テル単位からなる重合体が
挙げられる。また共重合体としては、上記一般式(2)
で示される構造単位と2,3,6−トリメチル−1,4
−フェニレンエ−テル単位との組合せからなるランダム
共重合体が挙げられる。このような単独重合体又はラン
ダム共重合体の例が、多数知られてされているが、例え
ば、分子量、溶融粘度及び/又は耐衝撃強度等の特性を
改良する分子構成部分を含むポリフェニレンエーテルも
好ましく用いられる。
粘度は、クロロホルム中、30℃での測定で好ましくは
0.2〜0.8dl/gであり、更に好ましくは、0.
25〜0.7dl/gであり、最も好ましくは、0.3
〜0.6dl/gである。固有粘度が0.2dl/g未
満であると耐衝撃性が不十分であり、0.8dl/g以
上であるとゲル分が多く、成形品外観に難が生じる。
後述の成分(E)と同様なものが使用できる。
しては、亜リン酸トリエステル化合物が挙げられる。該
亜リン酸トリエステル化合物としては、好ましくは、下
記一般式(1)で示される化合物および下記一般式
(3)で示される化合物などが挙げられる。
基または炭素数6〜30の置換もしくは非置換の芳香族
基を示し、好ましくは、炭素数6〜30の置換もしくは
非置換の芳香族基を示す。nは1または2の数を示し、
R2は、nが1の場合、炭素数2〜18のアルキレン基
またはアリーレン基を示し、nが2の場合、炭素数4〜
18のアルキルテトライル基を示し、R1は各々同じで
も異なっていてもよい。また、R1およびR2の置換基は
酸素原子、窒素原子、硫黄原子またはハロゲン原子を含
む置換基であってもよい。)
れ、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜30の置
換もしくは非置換の芳香族基を示し、好ましくは、炭素
数6〜30の置換もしくは非置換の芳香族基を示す。R
3、R4およびR5の置換基は、それぞれ、酸素原子、窒
素原子、硫黄原子またはハロゲン原子を含む置換基であ
ってもよい。)
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、オクチル
基、イソオクチル基、イソデシル基、デシル基、ステア
リル基、ラウリル基などの炭素数1〜20のアルキル
基、フェニル基、2-、3-または4-メチルフェニル
基、2,4-、2,6-ジメチルフェニル基、2,3,6-ト
リメチルフェニル基、2-、3-または4-エチルフェニ
ル基、2,4-、2,6-ジエチルフェニル基、2,3,6-
トリエチルフェニル基、2-、3-または4-tert-ブチル
フェニル基、2,4-、2,6-ジ-tert-ブチルフェニル
基、2,6-ジ-tert-ブチル-6-メチルフェニル基、2,
6-ジ-tert-ブチル-6-エチルフェニル基、オクチルフ
ェニル基、イソオクチルフェニル基、2-、3-または4
-ノニルフェニル基、2,4−ジノリスフェニル基、ビ
フェニル基、ナフチル基等の炭素数6〜30の芳香族
基、またはこれらの芳香族基が酸素、窒素、硫黄、ハロ
ゲン等を含む置換基で置換された基が挙げられる。
ては、nが1の場合、例えば、1,2-フェニレン基など
のアリーレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチ
レン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基等の炭素
数2〜18のアルキレン基が挙げられ、nが2の場合、
例えば、下記一般式(4)で示されるペンタエリスリチ
ル構造の炭素数4〜18のアルキルテトライル基等が挙
げられる。
子、又は炭素数1〜6のアルキル基を示す。) 一方一般式(3)において、R3、R4およびR5の具体
例としては、上記一般式(1)においてR1の具体例と
して示した各基が挙げられる。該亜リン酸エステル化合
物(C3)の具体例としては、トリオクチルホスファイ
ト、トリデシルホスファイト、トリラウリルホスファイ
ト、トリステアリルホスファイト、トリイソオクチルホ
スファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、
トリス(2,4−ジノニルフェニル)ホスファイト、ト
リス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフ
ァイト、トリフェニルホスファイト、トリス(オクチル
フェニル)ホスファイト、ジフェニルイソオクチルホス
ファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、オクチ
ルジフェニルホスファイト、ジラウリルフェニルホスフ
ァイト、ジイソデシルフェニルホスファイト、ビス(ノ
ニルフェニル)フェニルホスファイト、ジイソオクチル
フェニルホスファイトなどの一般式(3)に含まれる化
合物、(フェニル)(トリメチレン)ホスファイト、
(4−メチルフェニル)(トリメチレン)ホスファイ
ト、(2,6−ジメチルフェニル)(トリメチレン)ホ
スファイト、(4−tert−ブチルフェニル)(トリ
メチレン)ホスファイト、(2,4−ジ−tert−ブ
チルフェニル)(トリメチレン)ホスファイト、(2,
6−ジ−tert−ブチルフェニル)(トリメチレン)
ホスファイト、(2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メチルフェニル)(トリメチレン)ホスファイト、(フ
ェニル)(エチレン)ホスファイト、(4−メチルフェ
ニル)(エチレン)ホスファイト、(2,6−ジメチル
フェニル)(エチレン)ホスファイト、(4−tert
−ブチルフェニル)(エチレン)ホスファイト、(2,
4−ジ−tert−ブチルフェニル)(エチレン)ホス
ファイト、(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)
(エチレン)ホスファイト、(2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェニル)(エチレン)ホスファイ
ト、(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェ
ニル)(テトラメチレン)ホスファイト等の一般式
(1)においてnが1である化合物、ジフェニルペンタ
エリスリトールジホスファイト、ビス(2−メチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(3
−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ビス(4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、ビス(2,4−ジメチルフェニル)ペ
ンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ
メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ビス(2,3,6−トリメチルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、ビス(2−tert−ブ
チルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(3−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト、ビス(4−tert−ブチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリ
スリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−ter
t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビ
ス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(ノニ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビ
ス(ビフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジナフチルペンタエリスリトールジホスファイト、
ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ジ
ラウリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジステ
アリルペンタエリスリトールジホスファイトなどの一般
式(1)においてnが2である化合物等が挙げられる。
物においては、亜リン酸エステル化合物の加水分解や熱
分解等により生じる化合物を含んでいてもよい。さらに
本発明では、該溶融混練樹脂組成物(C)がリン酸エス
テル化合物(C4)を含んでいても良く、その量はポリ
フェニレンエーテル(C1)と飽和ポリエステル(C
2)の合計100重量部に対して5〜100重量部の範
囲が挙げられる。また該リン酸エステル化合物(C4)
の具体例としては、下記の一般式(5)または(6)で
表される化合物が挙げられる。
れ、炭素数1〜6のアルキル基またはアルキル基で置換
されていてもよい炭素数6〜20のアリール基を示し、
h、iおよびjは、それぞれ0または1を示す。) 上記一般式(5)で表されるリン酸エステルは公知の方
法で、オキシ塩化燐等から製造することができる。一般
式(5)で表されるリン酸エステルの具体例としては、
燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニル
−2−エチルクレジル、燐酸トリ(イソプロピルフェニ
ル)、メチルホスホン酸ジフェニルエステル、フェニル
ホスホン酸ジエチルエステル、燐酸ジフェニルクレジ
ル、燐酸トリブチル等が挙げられる。
それぞれ、炭素数1〜6のアルキル基またはアルキル基
で置換されていてもよい炭素数6〜20のアリール基を
示し、p、q、rおよびsは、それぞれ0または1であ
り、yは1から5の整数であり、Xはアリーレン基を示
す。)
ルは、yが1〜5の縮合燐酸エステルであり、mが異な
る縮合燐酸エステルの混合物については、yはそれらの
混合物の平均値となる。Xはアリーレン基を示し、例え
ばレゾルシノール、ハイドロキノン、ビスフェノールA
等のジヒドロキシ化合物から誘導される基である。一般
式(4)で表されるリン酸エステルの具体例としては、
ジヒドロキシ化合物がレゾルシノールを使用した場合、
フェニルレゾルシン・ポリホスフェート、クレジル・レ
ゾルシン・ポリホスフェート、フェニル・クレジル・レ
ゾルシン・ポリホスフェート、キシリル・レゾルシン・
ポリホスフェート、フェニル-P-t-ブチルフェニル・レ
ゾルシン・ポリホスフェート、フェニル・イソプロピル
フェニル・レゾルシンポリホスフェート、クレジル・キ
シリル・レゾルシン・ポリホスフェート、フェニル・イ
ソプロピルフェニル・ジイソプロピルフェニル・レゾル
シンポリホスフェート等が挙げられる。
(C)成分の他に必要に応じて芳香族ポリカーボネート
樹脂(D)を含んでいても良い。その量は該(A)及び
(B)の合計100重量部に対して100重量部以下の
量である。本発明で使用する芳香族ポリカーボネートの
製造方法については、限定されるものでは無く、ホスゲ
ン法(界面重合法)、あるいは溶融法(エステル交換
法)等で製造することができる。特に本発明では、芳香
族ヒドロキシ化合物またはこれと少量のポリヒドロキシ
化合物をホスゲンまたは炭酸のジエステルと反応させる
ことによって作られる分岐していてもよい熱可塑性芳香
族ポリカーボネート重合体または共重合体が挙げられ
る。さらに、溶融法で製造された、末端基のOH基量を
調整した芳香族ポリカーボネート樹脂も使用することが
できる。芳香族ジヒドロキシ化合物としては、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェ
ノールA)、テトラメチルビスフェノールA、、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−P−ジイソプロピルベン
ゼン、ハイドロキノン、レゾルシノール、4,4−ジヒ
ドロキシジフェニルなどが挙げられ、好ましくはビスフ
ェノールAが挙げられる。
るには、フロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2、
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−
トリ(4−ヒドロキシフェニルヘプテン−3、1,3,
5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,
1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどで
示されるポリヒドロキシ化合物、あるいは3,3−ビス
(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(=イサ
チンビスフェノール)、5−クロルイサチンビスフェノ
ール、5,7−ジクロルイサチンビスフェノール、5−
ブロムイサチンビスフェノールなどを前記芳香族ジヒド
ロキシ化合物の一部として用いればよく、使用量は、該
芳香族ジヒドロキシ化合物中、0.01〜10モル%で
あり、好ましくは0.1〜2モル%である。また分子量
を調節するには、一価芳香族ヒドロキシ化合物を用いれ
ばよく、mー及p−メチルフェノール、m−及びp−プ
ロピルフェノール、p−tert−ブチルフェノール及
びp−長鎖アルキル置換フェノールなどが挙げられる。
該芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量は、溶媒として
メチレンクロライドを用い、温度25℃で測定された溶
液粘度より換算した粘度平均分子量で、16,000〜
30,000であり、好ましくは18,000〜23,
000である。さらに芳香族ポリカーボネート樹脂とし
ては、2種以上の芳香族ポリカーボネート樹脂を混合し
て用いることもできる。
テル(C2)及び(E)としては、種々のポリエステル
が使用可能である。例えば、その一つとして、通常の方
法に従って、ジカルボン酸又はその低級アルキルエステ
ル、酸ハライドもしくは酸無水物誘導体と、グリコール
又は二価フェノールとを縮合させて製造する熱可塑性ポ
リエステルが挙げられる。このポリエステルを製造する
のに適した芳香族又は脂肪族ジカルボン酸の具体例とし
ては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、スべリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸、p,p’−ジカルボキシジ
フェニルスルホン、p−カルボキシフェノキシ酢酸、p
−カルボキシフェノキシプロピオン酸、p−カルボキシ
フェノキシ酪酸、p−カルボキシフェノキシ吉草酸、
2,6−ナフタリンジカルボン酸又は2,7−ナフタリ
ンジカルボン酸あるいはこれらのカルボン酸の混合物等
が挙げられる。またポリエステルの製造に適するグリコ
ールとしては、脂肪族グリコール又は芳香族グリコール
のいずれも使用でき、該脂肪族グリコールとしては、炭
素数2〜12の直鎖アルキレングリコール、例えばエチ
レングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,
4−ブテングリコール、1,6−ヘキセングリコール、
1,12−ドデカメチレングリコール等が例示される。
また、芳香族グリコール化合物としては、p−キシリレ
ングリコールが例示され、二価フェノールとしては、ピ
ロカテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン又はこれ
らの化合物のアルキル置換誘導体が挙げられる。他の適
当なグルコールとしては、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール等の脂環族グリコールも挙げられる。他の好ま
しいポリエステルとしては、ラクトンの開環重合による
ポリエステルも挙げられる。例えば、ポリピバロラクト
ン、ポリ(ε−カプロラクトン)等である。また、更に
他の好ましいポリエステルとしては、溶融状態で液晶を
形成するポリマー(Thermotropic Liquid Crystal Poly
mer;TLCP)としてのポリエステルがある。これらの
区分に入るポリエステルとしては、イーストマンコダッ
ク社のX7G(商品名)、ダートコ社のXydar(商品
名:ザイダー) 、住友化学社のエコノール(商品
名)、セラニーズ社のベクトラ(商品名)等が代表的な
商品である。以上に挙げた飽和ポリエステルの中でも、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレン
テレフタレート(PBT)、ポリナフタレンテレフタレ
ート(PEN)、ポリ(1,4−シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート)(PCT)又は液晶性ポリエステ
ル等が、本発明の熱可塑性エラストマー組成物に好適な
飽和ポリエステルである。ここで使用する飽和ポリエス
テルの粘度は、フェノール/1,1,2,2−テトラク
ロルエタン=60/40(重量比)混合液中、20℃で
測定した固有粘度が0.5〜5.0dl/gの範囲が好ま
しい。更に好ましくは、1.0〜4.0dl/g、とりわ
け好ましくは2.0〜3.5dl/gである。固有粘度が
0.5dl/g未満であると耐衝撃性が不足し、5.0dl
/g以上では成形性に難がある。
(A)〜(E)の組成比は、成分(A)と成分(B)と
の比が30:70〜70:30(重量比)、好ましくは
35:65〜60:40(重量比)、さらに好ましくは
40:60〜50:50(重量比)であり、該(A)と
(B)との合計量を100重量部とした場合、下記の通
りである。成分(A)と成分(B)との比において、成
分(A)が30:70より少ないとTPEのゴム弾性、
耐熱性が不十分であり、70:30より多いと柔軟性、
成形加工性が不十分である。
計100重量部に対して2〜40重量部である。2重量
部未満であると、樹脂組成物の成形加工性の改良効果が
不十分であり、40重量部を越えると、柔軟性が損なわ
れる。該成分(C)はポリフェニレンエーテル(C1)
と飽和ポリエステル(C2)との組成比が、5:95〜
80:20、好ましくは10:90〜75:25であ
り、さらに好ましくは15:85〜70:30である。
該溶融混練樹脂組成物(C)中、成分(C1)と成分
(C2)の比において、成分(C1)の比率が5:95
の組成比より少ないと成形加工性が不十分であり、8
0:20の組成比より多いとゴム弾性、耐熱性が損なわ
れる。一方、亜リン酸エステル化合物(C3)を使用す
る場合、成分(C1)と成分(C2)との合計100重
量部に対し、2〜40重量部の範囲、好ましくは5〜3
0重量部、さらに好ましくは7〜20重量部である。2
重量部未満であると、相溶化改良剤としての添加効果が
小さく、組成物の物性改良効果は不充分であり、40重
量部を越えると成形品外観に難点が生じる場合がある。
また、リン酸エステル化合物(C4)を使用する場合、
成分(C1)と成分(C2)の合計量100重量部に対
し5〜100重量部であり、好ましくは10〜90重量
部であり、より好ましくは20〜50重量部である。5
重量部未満であると、相溶化改良剤としての添加効果が
小さく、組成物の物性改良効果は不充分であり、100
重量部を越えると成形品外観に難点が生じる場合があ
る。
て、芳香族ポリカーボネート樹脂(D)を使用する場
合、その割合は、成分(A)と成分(B)との合計10
0重量部に対し100重量部以下であり、より好ましく
は10〜70重量部である。飽和ポリエステル(E)を
使用する場合、その割合は、成分(A)と成分(B)と
の合計100重量部に対し、100重量部以下であり、
より好ましくは10〜70重量部である。
(E)以外に他の成分も添加できる。該付加的成分とし
ては、芳香族ポリカーボネート樹脂に対して可塑効果の
ある可塑剤が挙げられ、具体的には、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の鎖状及び環状の脂肪炭化水素、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼ
ン、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素、ジオキサ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル類、シクロヘキサノ
ン、アセトフェノン等のケトン類、エチルアセテート、
プロピオラクトン等のエステル類、アセトニトリル、ベ
ンゾニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ール、sec−ブタノール等のアルコール類、その他ニ
トロベンゼン、スルホラン等が挙げられる。これらは単
独で用いるか、あるいは混合物として使用することがで
きる。芳香族ポリカーボネート樹脂に対して可塑効果の
ある可塑剤としては、好ましくは、溶解度パラメーター
が7〜11.5の範囲にある化合物である。
改良材、充填剤や補強剤などが挙げられる。耐衝撃改良
材としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリ
オレフィン樹脂、α−オレフィン系ラバー、スチレン系
ラバーなどが挙げられる。耐衝撃改良材の割合として
は、成分(A)と成分(B)の合計100重量部に対
し、好ましくは0.1〜20重量部であり、より好まし
くは1〜10重量部である。また、充填剤や補強剤とし
ては、例えば、有機充填剤、無機充填剤、有機補強剤、
無機補強剤などが挙げられ、具体例としては、ガラス繊
維、マイカ、タルク、ワラストナイト、チタン酸カリウ
ム、炭酸カルシウム、シリカ等が挙げられる。該充填剤
および補強剤の配合は、剛性、耐熱性、寸法精度等の向
上に有効である。充填剤および補強剤の配合割合として
は、成分(A)と成分(B)との合計100重量部に対
し、好ましくは1〜50重量部であり、より好ましくは
5〜40重量部である。
知の助剤を挙げることができ、このような助剤の種類と
割合としては、成分(A)と成分(B)との合計100
重量部に対し、酸化防止剤、耐候性改良剤、アルカリ石
鹸、金属石鹸、ハイドロタルサイトは0.01〜5重量
部、可塑剤、流動性改良剤は5〜30重量部、造核剤は
0.5〜2重量部、難燃剤は5〜50重量部、ドリッピ
ング防止剤0.1〜10重量部程度である。また、着色
剤およびその分散剤等も0.5〜5重量部程度配合でき
る。更に必要に応じて、スチレン系樹脂、ポリエステ
ル、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂を1〜30重量部
程度配合することもできる。
造方法は、特定の方法に限定されないが、好ましくは溶
融混練によるものであり、熱可塑性樹脂について一般に
実用されている混練方法が適用できる。製造方法の例と
しては、成分(C)を予め溶融混練法等によりペレット
もしくはパウダーにした後、成分(A)と成分(B)
を、必要であれば、付加的成分等と共に、ヘンシェルミ
キサー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等により均
一に混合した後、一軸または多軸混練押出機、ロール、
バンバリーミキサー、ラボプラストミル(ブラベンダ
ー)等で混練することができる。付加的成分を含め各成
分は混練機に一括でフィードしても、順次フィードして
もよく、付加的成分を含め各成分から選ばれた2種以上
の成分を予め混合したものを用いてもよい。
や混練機の種類等の条件により任意に選ぶことができる
が、混練温度は150〜350℃程度、混練時間は20
分程度以下が好ましい。350℃または20分を越える
と芳香族ポリカーボネートやポリフェニレンエーテルの
熱劣化が問題となり、成形品の物性の低下や外観の悪化
が生じることがある。
用した成形加工方法は、特に限定されるものではなく、
熱可塑性エラストマーについて一般に用いられている成
形法、すなわち射出成形、中空成形、押出成形、プレス
成形等の成形法を適用でき、好ましい成形方法として
は、中空、押出成形法等が挙げられる。
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。 実施例および比較例において用いた原材料 (1)水素添加アルケニル芳香族化合物−共役ジエンブ
ロック共重合体:シェル社製品、商品名:クレイトンG
1651(スチレン含量:33wt%,溶融粘度:20
00cps)を使用した。(以下、「SEBS」とも称
する) (2)ゴム用軟化剤:パラフィン系プロセスオイル(出
光興産(株)製品、商品名:PW380(40℃動粘度
381.6cst))を用いた。 (3)ポリブチレンテレフタレート:鐘紡(株)製品、
商品名:PBT124(射出成形グレード)、固有粘度
2.4。(以下、「PBT」とも称する。) (4)ポリフェニレンエーテル:ポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエーテル)、日本ポリエーテル
(株)製品、30℃におけるクロロホルム中で測定した
固有粘度が0.53dl/g。(以下、「PPE」とも
称する。) (5)亜リン酸エステル化合物:ビス(2,6−ジ−t
ert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト:旭電化(株)製品、商品名:M
ARK PEP−36。 (6)芳香族ポリカーボネート樹脂:三菱エンジニアリ
ングプラスチック(株)製品、商品名:ユーピロン(登
録商標)S−2000、粘度平均分子量23,000。
(以下、「PC−1」とも称する。) (7)JIS-A 硬度:JIS K 6301準拠
(スプリング式試験機使用、試験温度:23℃) (8)300%応力(kg/cm2):JIS K 6
301準拠(引張試験機((株)東洋精機製作所製品)、
JIS3号形ダンベル状試験片、引張り速度:50mm
/min、試験温度:23℃) (9)圧縮永久歪(%):JIS K 6301準拠
(熱処理温度:70℃、熱処理時間:22時間、直円柱
形試験片使用、圧縮率:25%) (10)成形加工性:先の成形条件にて得られた120mm
×80mm×2mm厚さの射出成形加工シートにて、ショー
トショットのないこと、及び著しく外観(フローマー
ク、デラミネーション)が悪くない場合に、成形加工性
を良好とした。
を、表−1に示した配合比でスーパーミキサーにて十分
混合攪拌し、次いでこれをベント口付の日本製鋼(株)
製品、商品名:TEX44二軸型押出機を用いて第1ホ
ッパーより下流に設置したベント口より10トールの減
圧にし、設定温度210℃、スクリュー回転数250r
pmの混練条件下で、溶融混練し、溶融混練樹脂組成物
としてペレット化した。これを105℃で8時間熱風乾
燥機にて乾燥した。次に、得られた成分(C)のペレッ
トと成分(A)から成分(E)を表−1に示した配合比
でスーパーミキサーにて十分混合攪拌し、次いでこれを
設定温度230℃とした以外は成分(C)の溶融混練と
同じ条件で組成物とした後、ペレット化した。得られた
ペレットを60℃で4時間熱風乾燥機にて乾燥し、各種
評価を実施した。結果を表1に示す。
を、表−2に示した配合比でスーパーミキサーにて十分
混合攪拌し、次いでこれをベント口付の日本製鋼(株)
製品、商品名:TEX44二軸型押出機を用いて第1ホ
ッパーより下流に設置したベント口より10トールの減
圧にし、設定温度230℃、スクリュー回転数250r
pmの混練条件下で、溶融混練し、溶融混練樹脂組成物
としてペレット化した。なお、比較例4は、成分(C)
の各成分を予め溶融混練することなく、(A)、
(B)、(D)成分と混合したものである。得られたペ
レットを60℃で4時間熱風乾燥機にて乾燥し、各種評
価を実施した。結果を表1に示す。
比較すると、実施例1及び2の場合、比較例1と、JI
S−A硬度は同等であるが、300%応力が向上してお
り、圧縮永久歪も改良され、成形加工性、流動性並びに
物性バランスのいずれも良好である。また、実施例3、
5と比較例2、実施例4、5と比較例3との比較から
も、JIS−A硬度は加硫ゴムと同等であり、300%
応力、圧縮永久歪が改良され、成形加工性、バランス
(外観)、流動性の点で実施例のものが良好である。特
に比較例4は実施例3と組成が同じであるが、実施例3
において成分(C)として添加している溶融混練樹脂組
成物の各成分を比較例4では予備混練せずに添加してい
る。その結果、いずれの評価においても実施例3の方が
優れていることが明らかである。
は、柔軟性、ゴム弾性、耐熱性と成形加工性に優れた品
質バランスを有するものであるため、広範囲な用途分野
への適用が可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】 水素添加アルケニル芳香族化合物−共役
ジエンブロック共重合体(A):ゴム用軟化剤(B)=
30:70〜70:30(重量比)である樹脂組成物1
00重量部に対し、ポリフェニレンエーテル(C1)と
飽和ポリエステル(C2)を含む溶融混練樹脂組成物
(C)2〜40重量部を含有してなる熱可塑性エラスト
マー組成物。 - 【請求項2】 前記(A)及び(B)よりなる樹脂組成
物100重量部に対し、さらに芳香族ポリカーボネート
樹脂(D)及び/又は飽和ポリエステル(E)を各々1
00重量部以下含有してなる請求項1に記載の熱可塑性
エラストマー組成物。 - 【請求項3】 前記溶融混練樹脂組成物(C)が、ポリ
フェニレンエーテル(C1):飽和ポリエステル(C
2)=95:5〜20:80である樹脂組成物100重
量部に対して、亜リン酸エステル化合物(C3)を2〜
40重量部の組成の溶融混練樹脂組成物である請求項1
又は2に記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項4】 亜リン酸エステル化合物(C3)が、下
記一般式(1)で示される構造であることを特徴とする
請求項3に記載の熱可塑性エラストマー組成物。 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜20のアルキル基、または炭
素数6〜30の置換もしくは非置換の芳香族基を示し、
nは1または2の数を示し、R2は、nが1の場合、炭
素数2〜18のアルキレン基またはアリーレン基を示
し、nが2の場合、炭素数4〜18のアルキルテトライ
ル基を示し、R1は各々同じでも異なっていてもよく、
またR1およびR2の置換基は酸素原子、窒素原子、硫黄
原子またはハロゲン原子を含む置換基であってもよ
い。) - 【請求項5】 さらに前記溶融混練樹脂組成物(C)
が、(C1)及び(C2)の合計100重量部に対し、
リン酸エステル化合物(C4)を5〜100重量部の割
合で含有することを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項6】 前記溶融混練樹脂組成物(C)が、15
0〜350℃の温度で溶融混練して得られる樹脂組成物
であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
記載の熱可塑性エラストマー組成物。
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|---|---|---|---|
| JP16239199A JP4083348B2 (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP16239199A Expired - Fee Related JP4083348B2 (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
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-
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