JP2000345005A - 難燃性エポキシ樹脂組成物の硬化方法 - Google Patents
難燃性エポキシ樹脂組成物の硬化方法Info
- Publication number
- JP2000345005A JP2000345005A JP11156841A JP15684199A JP2000345005A JP 2000345005 A JP2000345005 A JP 2000345005A JP 11156841 A JP11156841 A JP 11156841A JP 15684199 A JP15684199 A JP 15684199A JP 2000345005 A JP2000345005 A JP 2000345005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- curing
- weight
- piperazine
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、このような事情に鑑みエポキシ樹
脂に対する耐加水分解性に優れ、且つエポキシ樹脂の硬
化性に与える影響が少ない非ハロゲン系化合物を用いた
難燃性エポキシ樹脂硬化物を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤およ
びN,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペ
ラジンを必須成分として含有し、エポキシ樹脂100重
量部に対して前記リン酸アミド化合物を5〜100重量
部の割合で混合したエポキシ樹脂組成物を加熱硬化させ
る。
脂に対する耐加水分解性に優れ、且つエポキシ樹脂の硬
化性に与える影響が少ない非ハロゲン系化合物を用いた
難燃性エポキシ樹脂硬化物を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤およ
びN,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペ
ラジンを必須成分として含有し、エポキシ樹脂100重
量部に対して前記リン酸アミド化合物を5〜100重量
部の割合で混合したエポキシ樹脂組成物を加熱硬化させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、硬化性が良好で
且つ難燃性に優れたエポキシ樹脂組成物の硬化方法に関
するものであり、本発明は電気絶縁剤、接着剤、半導体
封止剤、積層板などの分野において有用なものである。
且つ難燃性に優れたエポキシ樹脂組成物の硬化方法に関
するものであり、本発明は電気絶縁剤、接着剤、半導体
封止剤、積層板などの分野において有用なものである。
【0002】
【従来の技術】難燃性エポキシ樹脂組成物は、電気電子
部品、自動車部品などの用途分野において広く使用され
ているが、従来知られているハロゲン含有化合物と酸化
アンチモンを配合したものは、燃焼時に腐食性、有害性
のハロゲン系ガスの発生を伴うので、近年特に非ハロゲ
ン系の難燃剤を用いて難燃特性を改善することが求めら
れている。
部品、自動車部品などの用途分野において広く使用され
ているが、従来知られているハロゲン含有化合物と酸化
アンチモンを配合したものは、燃焼時に腐食性、有害性
のハロゲン系ガスの発生を伴うので、近年特に非ハロゲ
ン系の難燃剤を用いて難燃特性を改善することが求めら
れている。
【0003】難燃性エポキシ樹脂に関する従来技術とし
ては、特開平9−235549号および同10−958
98号公報等に、リン酸エステル化合物を配合したもの
が開示されている。
ては、特開平9−235549号および同10−958
98号公報等に、リン酸エステル化合物を配合したもの
が開示されている。
【0004】これらの化合物を用いた難燃性エポキシ樹
脂組成物は、リン酸エステル化合物の耐加水分解性が低
いために樹脂の耐加水分解性が低下する傾向にあり、し
かも難燃剤の添加によってエポキシ樹脂に対する硬化剤
の硬化反応が阻害されて処理時間が遅延したり、樹脂の
硬化不良を来すなどの問題があって、必ずしも満足しう
る状態にあるとは言えない。
脂組成物は、リン酸エステル化合物の耐加水分解性が低
いために樹脂の耐加水分解性が低下する傾向にあり、し
かも難燃剤の添加によってエポキシ樹脂に対する硬化剤
の硬化反応が阻害されて処理時間が遅延したり、樹脂の
硬化不良を来すなどの問題があって、必ずしも満足しう
る状態にあるとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みエポキシ樹脂に対する耐加水分解性に優れ、
且つエポキシ樹脂の硬化性に与える影響が少ない非ハロ
ゲン系化合物を用いた難燃性エポキシ樹脂硬化物を提供
することを目的とする。
事情に鑑みエポキシ樹脂に対する耐加水分解性に優れ、
且つエポキシ樹脂の硬化性に与える影響が少ない非ハロ
ゲン系化合物を用いた難燃性エポキシ樹脂硬化物を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、非ハロゲ
ン系化合物の難燃化剤を用いて、種々の試験研究を行っ
たところ、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤および
N,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペラ
ジンを必須成分として含有し、エポキシ樹脂100重量
部に対して前記リン酸アミド化合物を5〜100重量部
の割合で混合したエポキシ樹脂組成物を加熱硬化させた
場合に、所期の目的を達成しうることを見い出し、本発
明を完成するに至ったものである。
ン系化合物の難燃化剤を用いて、種々の試験研究を行っ
たところ、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤および
N,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペラ
ジンを必須成分として含有し、エポキシ樹脂100重量
部に対して前記リン酸アミド化合物を5〜100重量部
の割合で混合したエポキシ樹脂組成物を加熱硬化させた
場合に、所期の目的を達成しうることを見い出し、本発
明を完成するに至ったものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施に適する代表的なエ
ポキシ樹脂としては、分子内にエポキシ基を複数個持つ
ものならば特に限定されず、例えばビスフェノールA
型、ビスフェノールF型、ビフェニル型、ノボラック型
エポキシ樹脂等が挙げられる。本発明の実施に適する代
表的なエポキシ樹脂硬化剤としては、エポキシ樹脂と反
応して硬化させるものであれば特に限定されないが、通
常はフェノール性水酸基を有する化合物、酸無水物、ア
ミン化合物が使用される。フェノール性水酸基を有する
化合物としては、ビスフェノール、レゾルシノール、フ
ェノールノボラツク、クレゾールノボラック等の多価フ
ェノール化合物が挙げられる。酸無水物としては、メチ
ルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水
フタル酸等、通常エポキシ樹脂の硬化剤として使用され
るものであればよく、特に限定されるものではない。ま
たアミン化合物としては、メタフェニレンジアミン、ジ
(アミノフェニル)メタン(通称ジアミノジフェニルメタ
ン)、ジアミノジフェニルスルホンなどの芳香族アミ
ン、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどのイミダゾ
ール類が挙げられる。
ポキシ樹脂としては、分子内にエポキシ基を複数個持つ
ものならば特に限定されず、例えばビスフェノールA
型、ビスフェノールF型、ビフェニル型、ノボラック型
エポキシ樹脂等が挙げられる。本発明の実施に適する代
表的なエポキシ樹脂硬化剤としては、エポキシ樹脂と反
応して硬化させるものであれば特に限定されないが、通
常はフェノール性水酸基を有する化合物、酸無水物、ア
ミン化合物が使用される。フェノール性水酸基を有する
化合物としては、ビスフェノール、レゾルシノール、フ
ェノールノボラツク、クレゾールノボラック等の多価フ
ェノール化合物が挙げられる。酸無水物としては、メチ
ルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水
フタル酸等、通常エポキシ樹脂の硬化剤として使用され
るものであればよく、特に限定されるものではない。ま
たアミン化合物としては、メタフェニレンジアミン、ジ
(アミノフェニル)メタン(通称ジアミノジフェニルメタ
ン)、ジアミノジフェニルスルホンなどの芳香族アミ
ン、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどのイミダゾ
ール類が挙げられる。
【0008】本発明の実施に当たっては、エポキシ樹脂
と硬化剤の硬化反応を促進するために硬化触媒を用いる
ことが出来る。硬化触媒は硬化反応を促進するものなら
ば特に限定されず、例えば、2−エチル−4−メチルイミ
ダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイ
ミダゾールなどのイミダゾール化合物、1,8−ジアザ
ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7などの三級アミ
ン化合物、トリフェニルホスフインなどの有機ホスフイ
ン化合物および有機金属化合物が挙げられる。
と硬化剤の硬化反応を促進するために硬化触媒を用いる
ことが出来る。硬化触媒は硬化反応を促進するものなら
ば特に限定されず、例えば、2−エチル−4−メチルイミ
ダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイ
ミダゾールなどのイミダゾール化合物、1,8−ジアザ
ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7などの三級アミ
ン化合物、トリフェニルホスフインなどの有機ホスフイ
ン化合物および有機金属化合物が挙げられる。
【0009】本発明においては、リン酸アミド化合物の
一種であるN,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニ
ル)ピペラジンを難燃化剤として使用する。当該化合物
はジフェニルホスホロクロリデートとピペラジンを溶媒
の存在下で加熱反応させて得られる融点184℃の白色
粉末状固体である。本発明の実施において使用されるリ
ン酸アミド化合物の配合量は、エポキシ樹脂100重量
部に対して通常5〜100重量部、好ましくは10〜4
0重量部の割合で添加すべきである。エポキシ樹脂に対
するリン酸アミドの配合量が、前記の範囲を下回る場合
は所期の難燃効果が得られず、またこれを超えて配合し
ても構わないが、それ以上の難燃性の向上は認められな
いので、徒らに添加してもコスト高を招来するに過ぎな
い。
一種であるN,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニ
ル)ピペラジンを難燃化剤として使用する。当該化合物
はジフェニルホスホロクロリデートとピペラジンを溶媒
の存在下で加熱反応させて得られる融点184℃の白色
粉末状固体である。本発明の実施において使用されるリ
ン酸アミド化合物の配合量は、エポキシ樹脂100重量
部に対して通常5〜100重量部、好ましくは10〜4
0重量部の割合で添加すべきである。エポキシ樹脂に対
するリン酸アミドの配合量が、前記の範囲を下回る場合
は所期の難燃効果が得られず、またこれを超えて配合し
ても構わないが、それ以上の難燃性の向上は認められな
いので、徒らに添加してもコスト高を招来するに過ぎな
い。
【0010】本発明のエポキシ樹脂組成物には、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属酸化物水和
物を難燃剤の助剤として用いることができる。また本発
明において難燃性を向上させる添加剤として含窒素複素
環化合物を添加することができる。これらの化合物とし
ては、メラミン、メラミンシアヌレート、グアナミン化
合物およびトリアジン系化合物などが挙げられる。
アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属酸化物水和
物を難燃剤の助剤として用いることができる。また本発
明において難燃性を向上させる添加剤として含窒素複素
環化合物を添加することができる。これらの化合物とし
ては、メラミン、メラミンシアヌレート、グアナミン化
合物およびトリアジン系化合物などが挙げられる。
【0011】本発明のエポキシ樹脂組成物には、無機質
充填剤を混合することができる。具体例としては非晶性
シリ力、結晶性シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、アルミナ、マグネシア、クレー、タルク、ケイ酸
カルシウム、酸化チタン、ガラス繊維などが挙げられ
る。なかでも非晶性シリカは線膨張係数を低下させる効
果が大きく好ましく用いられる。また、本発明の難燃性
エポキシ樹脂組成物には、通常これらの樹脂に添加され
る各種の添加剤、例えばカップリング剤、消泡剤、顔料
その他の成分を添加しても差し支えない。
充填剤を混合することができる。具体例としては非晶性
シリ力、結晶性シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、アルミナ、マグネシア、クレー、タルク、ケイ酸
カルシウム、酸化チタン、ガラス繊維などが挙げられ
る。なかでも非晶性シリカは線膨張係数を低下させる効
果が大きく好ましく用いられる。また、本発明の難燃性
エポキシ樹脂組成物には、通常これらの樹脂に添加され
る各種の添加剤、例えばカップリング剤、消泡剤、顔料
その他の成分を添加しても差し支えない。
【0012】本発明の樹脂組成物の製造方法は、特に限
定されないが前述した各成分の所定量を撹拌混合したの
ち、得られた混合物をロール混練機、ニーダー、または
押出機等を用いて混練或いは溶融混練することによって
得ることができる。また本発明エポキシ樹脂の硬化条件
は、樹脂、硬化剤および添加物の成分あるいは配合量、
もしくは硬化方法などによって異なるけれども、通常7
0〜180℃の温度で数分ないし数時間加熱すれば良
い。
定されないが前述した各成分の所定量を撹拌混合したの
ち、得られた混合物をロール混練機、ニーダー、または
押出機等を用いて混練或いは溶融混練することによって
得ることができる。また本発明エポキシ樹脂の硬化条件
は、樹脂、硬化剤および添加物の成分あるいは配合量、
もしくは硬化方法などによって異なるけれども、通常7
0〜180℃の温度で数分ないし数時間加熱すれば良
い。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例及び参考例に
よって具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。なお実施例、比較例における難
燃性の評価法は、ULサブジェクト94(アンダーライ
ターズ・ラボラトリーズインコーポレーテッド)の「機
器の部品用プラスチック材料の燃焼試験」に規定された
垂直燃焼試験に準拠して実施したものである。
よって具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。なお実施例、比較例における難
燃性の評価法は、ULサブジェクト94(アンダーライ
ターズ・ラボラトリーズインコーポレーテッド)の「機
器の部品用プラスチック材料の燃焼試験」に規定された
垂直燃焼試験に準拠して実施したものである。
【0014】[参考例1] N,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペラ
ジンの合成 撹拌機、温度計、還流冷却器、滴下漏斗を備えたフラス
コに、ジフェニルホスホロクロリデート53.75g、
ピペラジン8.61g及びジクロロエタン200mlを
仕込み、内温50℃以下に保つよう冷却しながらトリエ
チルアミン22.26gを10分間かけて滴下し、さら
に内温85℃の温度に1時間保持した。この反応物を減
圧下で濃縮したのち、200mlの水を注ぎ30分撹拌
してから沈殿を濾取し、さらに200mlの水で沈殿物
を洗浄し、取り出した白色粉末状固体を減圧乾燥した。
本品の融点は184℃であり、NMR及びIRの結果か
らN,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペ
ラジン[収量50.16g(収率91.1%)]である
ことが確認された。
ジンの合成 撹拌機、温度計、還流冷却器、滴下漏斗を備えたフラス
コに、ジフェニルホスホロクロリデート53.75g、
ピペラジン8.61g及びジクロロエタン200mlを
仕込み、内温50℃以下に保つよう冷却しながらトリエ
チルアミン22.26gを10分間かけて滴下し、さら
に内温85℃の温度に1時間保持した。この反応物を減
圧下で濃縮したのち、200mlの水を注ぎ30分撹拌
してから沈殿を濾取し、さらに200mlの水で沈殿物
を洗浄し、取り出した白色粉末状固体を減圧乾燥した。
本品の融点は184℃であり、NMR及びIRの結果か
らN,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペ
ラジン[収量50.16g(収率91.1%)]である
ことが確認された。
【0015】[実施例1]エポキシ樹脂[商品名:エピ
コート828、油化シェルエポキシ社製]100重量部
に対して、参考例1において合成した難燃剤「N,N’
−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペラジン」
[以下PIP−DPPと略す]90重量部、硬化剤[2
−エチル−4−メチルイミダゾール]6重量部、シラン
カップリング剤0.5重量部、沈降防止剤[アエロジル
#300、日本アエロジル社製]1重量部を加え、プラ
ネタリーミキサーで十分混合してエポキシ樹脂組成物を
得た。次いでこれを脱泡したのち、150℃の温度で
1.5時間加熱硬化させ、厚さ1/16インチの試験片
を作製して、その難燃性を調べたところ、エポキシ樹脂
組成物の150℃におけるゲルタイムは3分38秒であ
り、難燃性試験の結果は「V0」であった。
コート828、油化シェルエポキシ社製]100重量部
に対して、参考例1において合成した難燃剤「N,N’
−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペラジン」
[以下PIP−DPPと略す]90重量部、硬化剤[2
−エチル−4−メチルイミダゾール]6重量部、シラン
カップリング剤0.5重量部、沈降防止剤[アエロジル
#300、日本アエロジル社製]1重量部を加え、プラ
ネタリーミキサーで十分混合してエポキシ樹脂組成物を
得た。次いでこれを脱泡したのち、150℃の温度で
1.5時間加熱硬化させ、厚さ1/16インチの試験片
を作製して、その難燃性を調べたところ、エポキシ樹脂
組成物の150℃におけるゲルタイムは3分38秒であ
り、難燃性試験の結果は「V0」であった。
【0016】[比較例1]実施例1において、難燃剤P
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、このエポキシ樹脂組成物には硬化現象が認
められなかった。
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、このエポキシ樹脂組成物には硬化現象が認
められなかった。
【0017】[実施例2]エポキシ樹脂[エピコート8
28]100重量部に対して、参考例1において合成し
た難燃剤PIP−DPP:25重量部、水酸化アルミニ
ウム水和物[ハイジライトH32、昭和電工社製]10
0重量部、硬化剤[2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル]10重量部、シランカップリング剤0.5重量部、
沈降防止剤[アエロジル#300]1重量部を加え、三
本ロールで十分混合してエポキシ樹脂組成物を得た。次
いでこれを脱泡したのち、150℃の温度で1.5時間
加熱硬化させ厚さ1/16インチの試験片を作製し、そ
の難燃性を調べたところ、ゲルタイムは59秒であり、
難燃性試験の結果は「V0」であった。
28]100重量部に対して、参考例1において合成し
た難燃剤PIP−DPP:25重量部、水酸化アルミニ
ウム水和物[ハイジライトH32、昭和電工社製]10
0重量部、硬化剤[2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル]10重量部、シランカップリング剤0.5重量部、
沈降防止剤[アエロジル#300]1重量部を加え、三
本ロールで十分混合してエポキシ樹脂組成物を得た。次
いでこれを脱泡したのち、150℃の温度で1.5時間
加熱硬化させ厚さ1/16インチの試験片を作製し、そ
の難燃性を調べたところ、ゲルタイムは59秒であり、
難燃性試験の結果は「V0」であった。
【0018】[比較例2]実施例2において、難燃剤P
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、このエポキシ樹脂組成物には硬化が起こら
なかった。
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、このエポキシ樹脂組成物には硬化が起こら
なかった。
【0019】[実施例3]エポキシ樹脂[エピコート8
28]100重量部に対して、酸無水物系硬化剤[リカ
シッドMH700A、新日本理化社製]90重量部、硬
化促進剤[2−エチル−4−メチルイミダゾール]3重
量部、参考例1において合成した難燃剤PIP−DPP
20重量部、水酸化アルミニウム水和物[ハイジライト
H32]140重量部、シランカップリング剤0.5重
量部、沈降防止剤[アエロジル#300]1重量部を加
え、三本ロールで十分混合してエポキシ樹脂組成物を得
た。次いでこれを脱泡したのち、150℃の温度で1.
5時間加熱硬化させ厚さ1/16インチの試験片を作製
して、その難燃性を調べたところ、エポキシ組成物の1
50℃におけるゲルタイムは1分45秒であり、難燃性
試験の結果は「V0」であった。
28]100重量部に対して、酸無水物系硬化剤[リカ
シッドMH700A、新日本理化社製]90重量部、硬
化促進剤[2−エチル−4−メチルイミダゾール]3重
量部、参考例1において合成した難燃剤PIP−DPP
20重量部、水酸化アルミニウム水和物[ハイジライト
H32]140重量部、シランカップリング剤0.5重
量部、沈降防止剤[アエロジル#300]1重量部を加
え、三本ロールで十分混合してエポキシ樹脂組成物を得
た。次いでこれを脱泡したのち、150℃の温度で1.
5時間加熱硬化させ厚さ1/16インチの試験片を作製
して、その難燃性を調べたところ、エポキシ組成物の1
50℃におけるゲルタイムは1分45秒であり、難燃性
試験の結果は「V0」であった。
【0020】[比較例3]実施例3において、難燃剤P
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、このエポキシ樹脂組成物には硬化が認めら
れなかった。
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、このエポキシ樹脂組成物には硬化が認めら
れなかった。
【0021】[実施例4]エポキシ樹脂[エピコート8
28]100重量部に対して、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂系硬化剤[商品名:PSM−4261]2
5重量部、硬化促進剤[トリフェニルホスフィン]0.
5重量部、参考例1において合成した難燃剤PIP−D
PP20重量部、水酸化アルミニウム水和物[ハイジラ
イトH32]50重量部、メラミンシアヌレート10重
量部、シランカップリング剤0.5重量部、沈降防止剤
[アエロジル#300]1重量部を加え、三本ロールで
十分混合してエポキシ樹脂組成物を得た。次いでこれを
脱泡したのち、150℃の温度で1.5時間加熱硬化さ
せ、厚さ1/16インチの試験片を作製し、その難燃性
を調べたところ、エポキシ樹脂組成物の150℃におけ
るゲルタイムは4分25秒であり、難燃性試験の結果は
「V0」であった。
28]100重量部に対して、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂系硬化剤[商品名:PSM−4261]2
5重量部、硬化促進剤[トリフェニルホスフィン]0.
5重量部、参考例1において合成した難燃剤PIP−D
PP20重量部、水酸化アルミニウム水和物[ハイジラ
イトH32]50重量部、メラミンシアヌレート10重
量部、シランカップリング剤0.5重量部、沈降防止剤
[アエロジル#300]1重量部を加え、三本ロールで
十分混合してエポキシ樹脂組成物を得た。次いでこれを
脱泡したのち、150℃の温度で1.5時間加熱硬化さ
せ、厚さ1/16インチの試験片を作製し、その難燃性
を調べたところ、エポキシ樹脂組成物の150℃におけ
るゲルタイムは4分25秒であり、難燃性試験の結果は
「V0」であった。
【0022】[比較例4]実施例4において、難燃剤P
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、エポキシ樹脂組成物の150℃におけるゲ
ルタイムは5分10秒であり、難燃性試験の結果は「V
1」であった。
IP−DPPの代わりに市販の縮合リン酸エステル系難
燃剤を用い、これ以外は全く同様の試験条件で実験を行
ったところ、エポキシ樹脂組成物の150℃におけるゲ
ルタイムは5分10秒であり、難燃性試験の結果は「V
1」であった。
【0023】[実施例5]参考例1において合成したP
IP−DPPおよび市販リン酸エステル系難燃剤[トリ
フェニルホスフェート、並びに縮合型リン酸エステル]
について、これらの耐加水分解性を調べるために、前記
各難燃剤2.5ミリモルをメタノール水溶液(メタノー
ル/水=100/5、V/V)5mlに溶解し、リン酸
化合物に対してし1/10モルの水酸化ナトリウムを加
えて一晩放置し、高速クロマトグラフィによって、それ
ぞれの耐加水分解率(%)を測定した結果は、表1に示
したとおりであった。これらの試験結果によれば、本発
明のN、N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピ
ペラジンは、トリフェニルホスフェートおよび縮合型リ
ン酸エステルに比べて、明らかに耐加水分解性に優れて
いるものと認められた。
IP−DPPおよび市販リン酸エステル系難燃剤[トリ
フェニルホスフェート、並びに縮合型リン酸エステル]
について、これらの耐加水分解性を調べるために、前記
各難燃剤2.5ミリモルをメタノール水溶液(メタノー
ル/水=100/5、V/V)5mlに溶解し、リン酸
化合物に対してし1/10モルの水酸化ナトリウムを加
えて一晩放置し、高速クロマトグラフィによって、それ
ぞれの耐加水分解率(%)を測定した結果は、表1に示
したとおりであった。これらの試験結果によれば、本発
明のN、N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピ
ペラジンは、トリフェニルホスフェートおよび縮合型リ
ン酸エステルに比べて、明らかに耐加水分解性に優れて
いるものと認められた。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明方法は、エポキシ樹脂およびエポ
キシ樹脂硬化剤に難燃化剤としてN、N’−ビス(ジフ
ェノキシフォスフィニル)ピペラジンを所定の割合で配
合したエポキシ樹脂組成物を加熱硬化させたものであっ
て、難燃化剤の添加によってエポキシ樹脂の硬化反応が
阻害されず、しかも良好な難燃特性を有する熱硬化樹脂
を得ることができる。
キシ樹脂硬化剤に難燃化剤としてN、N’−ビス(ジフ
ェノキシフォスフィニル)ピペラジンを所定の割合で配
合したエポキシ樹脂組成物を加熱硬化させたものであっ
て、難燃化剤の添加によってエポキシ樹脂の硬化反応が
阻害されず、しかも良好な難燃特性を有する熱硬化樹脂
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CC042 CC052 CD051 CD061 EJ016 EJ036 EL136 EN076 EU116 EV216 EW127 FD137 FD142 FD146 GF00 GJ01 GQ01 GQ05 4J036 AA01 AD01 AF01 DA01 FA12 JA06 JA07 JA08
Claims (1)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤およ
びN,N’−ビス(ジフェノキシフォスフィニル)ピペ
ラジンを必須成分として含有し、エポキシ樹脂100重
量部に対して前記リン酸アミド化合物を5〜100重量
部の割合で混合し、加熱することを特徴とする難燃性エ
ポキシ樹脂組成物の硬化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156841A JP2000345005A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 難燃性エポキシ樹脂組成物の硬化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156841A JP2000345005A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 難燃性エポキシ樹脂組成物の硬化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000345005A true JP2000345005A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15636552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11156841A Pending JP2000345005A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 難燃性エポキシ樹脂組成物の硬化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000345005A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005298613A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Taiyo Ink Mfg Ltd | 熱硬化性樹脂組成物、及びその硬化塗膜 |
| JP2007051212A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 接着剤組成物ならびにそれを用いたカバーレイフィルムおよび接着シート |
| CN109280315A (zh) * | 2018-09-20 | 2019-01-29 | 雷春生 | 一种轮滑用减震材料 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11156841A patent/JP2000345005A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005298613A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Taiyo Ink Mfg Ltd | 熱硬化性樹脂組成物、及びその硬化塗膜 |
| JP2007051212A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 接着剤組成物ならびにそれを用いたカバーレイフィルムおよび接着シート |
| CN109280315A (zh) * | 2018-09-20 | 2019-01-29 | 雷春生 | 一种轮滑用减震材料 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1366053B1 (en) | Flame-proofing agents | |
| US6296940B1 (en) | Laminate comprising a flame-retardant resin composition | |
| JPH02272014A (ja) | エポキシ樹脂成形材料 | |
| EP2985300B1 (en) | Phosphor-containing phenol formaldehyde resin compound and flame-retardant epoxy resin hardener made from thereof | |
| WO2002000667A1 (en) | Phosphorus-containing hydroquinone derivatives, process for their production, phosphorus-containing epoxy resins made by using the derivatives, flame-retardant resin compositions, sealing media and laminated sheets | |
| JP4661033B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物、半導体封止材料及び半導体装置 | |
| US20040048971A1 (en) | Epoxy resin composition for semiconductor encapsulation | |
| KR100724996B1 (ko) | 에폭시 수지, 그 제조방법, 에폭시 수지 조성물 및 경화물 | |
| KR101184292B1 (ko) | 신규 에폭시 화합물 및 난연성 에폭시 수지 조성물 | |
| KR100388141B1 (ko) | 에폭시수지조성물 | |
| JP2000345005A (ja) | 難燃性エポキシ樹脂組成物の硬化方法 | |
| JP5441477B2 (ja) | 難燃性リン含有エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 | |
| JP3649524B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物および半導体装置 | |
| JPH1060096A (ja) | 難燃性エポキシ樹脂組成物 | |
| JP3725065B2 (ja) | 難燃性エポキシ樹脂組成物 | |
| JP2006117881A (ja) | エポキシ樹脂用添加剤、その組成物及びその用途 | |
| JPH11172074A (ja) | 難燃性樹脂組成物、並びにこれを用いた半導体封止材料および積層板 | |
| JP2577239B2 (ja) | 臭素化エポキシ化合物及び同化合物を含有する難熱化樹脂組成物 | |
| KR101465993B1 (ko) | 인 개질된 난연 경화제 | |
| KR20140114553A (ko) | 반도체용 에폭시 수지조성물 | |
| JP2001031842A (ja) | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 | |
| JP2009292895A (ja) | 半導体封止用樹脂組成物 | |
| JP2002037979A (ja) | 封止用樹脂組成物および半導体封止装置 | |
| KR20250176954A (ko) | 열경화성 수지 조성물 및 그의 사용 | |
| Mao et al. | Study on epoxy molding compounds modified by novel phosphorus-containing flame retardant and OMMT |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050203 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050614 |