JP2000345480A - 光学材料用樹脂の染色方法 - Google Patents
光学材料用樹脂の染色方法Info
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Abstract
色が困難である疎水性光学材料用樹脂を適当な染色速度
で、均一にむらなく染色を行う方法を提供する。 【解決手段】光学材料用樹脂(例えば、下記(1)式で
表される構造を1分子中に1個以上有する化合物単独又
はこの化合物を含む組成物を重合硬化して得られる樹
脂)を、無機酸および/または有機酸に浸漬した後、染
色する。 (式中、R1は、炭素数1〜10の炭化水素、R2、R3およ
びR4はそれぞれ炭素数1〜10の炭化水素基または水素
を示す。YはO,S,SeまたはTeを示す。n=0〜
5、m=1〜5、pは0または1を示す。)
Description
ズ、プリズム、光ファイバー、情報記録基板、フィルタ
ー等の光学材料、中でも、眼鏡用プラスチックレンズを
染色する方法に係わる。
み、また染色が容易であることから、各種光学材料、特
に眼鏡レンズに近年多用されている。光学材料、特に眼
鏡レンズに要求される性能は、低比重に加えるに、光学
性能としては高屈折率と高アッベ数であり、物理的性能
としては高耐熱性、高強度である。高屈折率はレンズの
薄肉化を可能とし、高アッベ数はレンズの色収差を低減
し、高耐熱性および高強度は二次加工を容易にするとと
もに、安全性等の観点から重要である。しかしながら、
プラスチック材料は無機レンズに比べて屈折率が低く、
ガラスレンズと同等の光学性を得るためには、レンズの
コバ厚および曲率を大きくする必要があり、全体的に肉
厚になることが避けられない。このため、プラスチック
の特徴である軽量性が生かせないのみならず、見かけが
悪くなるため、より屈折率の高い光学材料用樹脂の開発
が望まれている。従来技術における高屈折率を有する材
料は、ポリチオール化合物とポリイソシアネート化合物
との反応により得られるチオウレタン構造を有する熱硬
化型光学材料(特公平4−58489号公報、特開平5
−148340号公報)、1,4−ジチアン−2,5−
ジメルカプトメチルを用いる材料(特公平6−5323
号公報)等に提案されている含硫黄樹脂である。一方、
光学材料に要求されるもう一つの重要な性能として色収
差が少ないことが挙げられる。色収差はアッベ数が高い
程良好となるため高アッベ数材料が望まれる。すなわ
ち、高屈折率と高アッベ数の同時実現も望まれている。
しかしながら、一般に、アッベ数は屈折率の上昇に伴い
低下する傾向を示し、従来技術の化合物を原料とするプ
ラスチック材料では、屈折率1.50から1.55の場
合アッベ数は約50から55が、屈折率1.60の場合
40、屈折率1.66の場合31程度が限界であり、屈
折率1.70を無理に実現しようとした場合、アッベ数
は30程度以下となり実用に耐え得るものではなかっ
た。この問題を解決するために、本願発明者らは薄い肉
厚および低い色収差を有する屈折率1.70以上かつア
ッベ数35以上の光学材料を可能とするエピチオ構造を
有する新規な含硫黄化合物を見いだし、先に特許出願を
行った(特開平9−71580号公報、特開平9−11
0979号公報、特開平9−255781号公報)。こ
れらのように高屈折率化に伴い光学材料用樹脂への硫黄
の導入が必須となっており、その含有量は高屈折率化と
ともに増加している。屈折率1.50材料として知られ
るジエチレングリコールビスアリルカーボネート(以
下、CR−39と称する)は硫黄原子を含まないが、屈
折率1.60、アッベ数40以上の材料では硫黄含有率
は25〜30%程度となる。一方、本願発明者らにより
高屈折率と高アッベ数が同時実現された屈折率1.70
以上かつアッベ数35以上の材料では50%以上が硫黄
である。このような高屈折率化により、CR−39に比
べてレンズの中心厚、コバ厚、および曲率を小さくし全
体的に肉薄にすることが可能となり、プラスチックの特
徴である軽量性を生かし、かつ見かけをよくすることが
可能となった。しかしながら、もう一つのプラスチック
の特徴である染色が困難になるという問題が発生してい
る。CR−39は分散染料水溶液に浸漬させて染色する
方法で十分染色可能であるが、これら高屈折率材料は含
硫黄という構造特性のため、疎水性が強く(低吸水性で
ある)、分散染料水溶液に浸漬させて染色する従来の方
法では染色しにくいという欠点を有している。また、従
来の染色技術の改良、すなわち芳香族化合物、フェノー
ル化合物、アルコール類、カルボン酸類、同エステル類
等の各種キャリアーさらには各種界面活性剤を分散染料
水溶液に添加する等の改良でも、十分な改良効果が得ら
れなかった。このように、含硫黄樹脂の染色は困難であ
り、この傾向は硫黄含有量の増加ととも疎水性が強くな
るため顕著となる。このようなことから、光学材料用樹
脂の新規な染色技術の開発が望まれていた。
する課題は、光学材料用樹脂、特に高屈折率化に伴い、
染色が困難である含硫黄樹脂の染色方法を開発し、従来
技術では不可能であった高屈折率を有する染色性能が優
れた光学材料用樹脂を得ることにある。
な問題を解決すべく鋭意検討した結果、後述のようにす
ると、上記課題を解決することができることを見いだ
し、本発明に到達した。
脂、特に高屈折率化に伴い染色が困難である含硫黄樹脂
を、無機酸および/または有機酸に浸漬させた後、染色
することを特徴とする染色方法である。
限定はなく、(メタ)アクリル樹脂、エステル樹脂、カ
ーボネート樹脂、オレフィン樹脂、ウレタン樹脂、チオ
ウレタン樹脂、エピスフィド樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ポリスチレンおよびその共重合
体、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタラート、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネート重合体、テ
トラブロモビスフェノールAジメタクリレートとスチレ
ンの共重合体など、各種素材からなるものが挙げられ
る。特に効果のあるものは、チオウレタン樹脂やエピス
フィド樹脂等の含硫黄樹脂、中でも疎水性が強い硫黄含
有率の高い樹脂である(ここで硫黄含有率とは、全重量
に占める硫黄の重量の割合のことである)。特に、硫黄
含有率が30重量%以上の樹脂に本発明の効果が顕著に
現れる。
る。下記(1)式で表される構造を1分子中に1個以上
有する化合物単独またはこの化合物を含む組成物を重合
硬化して得られる樹脂。
3 およびR4 はそれぞれ炭素数1〜10の炭化水素基ま
たは水素を示す。YはO,S,SeまたはTeを示す。
n=0〜5、m=1〜5、pは0または1を示す。)
1個以上有する化合物を含む組成物とは、(1)式で表
される構造を1分子中に1個以上有する化合物を、1重
量%以上含有する組成物であり、好ましくは5重量%以
上、より好ましくは10重量%以上含有するものであ
る。
数および良好なバランスを発現するためには、上記
(1)式中のR1 は、好ましくはメチレンまたはエチレ
ンであり、R2 、R3 およびR4 は好ましくは水素また
はメチル基である。より好ましくはR1 はメチレンであ
り、R2 、R3 およびR4 は水素である。YはO,S,
SeまたはTeを示すが、より高屈折率を志向する場
合、S,SeまたはTeが好ましい。また、nは好まし
くは0または1、mは好ましくは1である。
中に1個以上有するエピスルフィド化合物とは、この条
件を満たす有機化合物をすべて包括するが、より好まし
くは、(1)式で表される構造を2個以上有する化合物
である。(1)式で表される構造を1分子中に1個以上
有する化合物の具体例は以下のものである。 (A)エピチオ基を有する有機化合物 (B)エピチオアルキルオキシ基を有する有機化合物 (C)エピチオアルキルチオ基を有する有機化合物 (D)エピチオアルキルセレノ基を有する有機化合物 (E)エピチオアルキルテルロ基を有する有機化合物 以上の(A)、(B)、(C)、(D)、(E)の有機
化合物は鎖状化合物、分岐状化合物、脂肪族環状化合
物、芳香族化合物、または窒素、酸素、硫黄、セレン、
テルル原子を含むヘテロ環化合物を主骨格とするもので
あり、エピチオ基、エピチオアルキルオキシ基、エピチ
オアルキルチオ基、エピチオアルキルセレノ基、エピチ
オアルキルテルロ基を1分子中に同時に有してもかまわ
ない。さらにこれらの化合物は、分子内に、スルフィ
ド、セレニド、テルリド、エーテル、スルフォン、ケト
ン、エステル、アミド、ウレタン等の結合を含んでもよ
い。
合物の好ましい具体例は、エポキシ基(グリシジル基で
はない)を有する化合物のエポキシ基の1個以上をエピ
チオ基に置換した化合物を代表例としてあげることがで
きる。より具体的な例示方法をとるとすれば、以下を代
表例としてあげることができる。鎖状脂肪族骨格を有す
る有機化合物: 1,1−ビス(エピチオエチル)メタン 1−(エピチオエチル)−1−(β−エピチオプロピ
ル)メタン 1,1−ビス(β−エピチオプロピル)メタン 1−(エピチオエチル)−1−(β−エピチオプロピ
ル)エタン 、1,2−ビス(β−エピチオプロピル)
エタン 1−(エピチオエチル)−3−(β−エピチオプロピ
ル)ブタン、1,3−ビス(β−エピチオプロピル)プ
ロパン、1−(エピチオエチル)−4−(β−エピチオ
プロピル)ペンタン1,4−ビス(β−エピチオプロピ
ル)ブタン、1−(エピチオエチル)−5−(β−エピ
チオプロピル)ヘキサン、1−(エピチオエチル)−2
−(γ−エピチオブチルチオ)エタン、1−(エピチオ
エチル)−2−〔2−(γ−エピチオブチルチオ)エチ
ルチオ〕エタン、テトラキス(β−エピチオプロピル)
メタン、1,1,1−トリス(β−エピチオプロピル)
プロパン、1,3−ビス(β−エピチオプロピル)−1
−(β−エピチオプロピル)−2−チアプロパン、1,
5−ビス(β−エピチオプロピル)−2,4−ビス(β
−エピチオプロピル)−3−チアペンタン等が挙げられ
る。脂肪族環状骨格を有する化合物:1,3または1,
4−ビス(エピチオエチル)シクロヘキサン、1,3ま
たは1,4−ビス(β−エピチオプロピル)シクロヘキ
サン、2,5−ビス(エピチオエチル)−1,4−ジチ
アン、2,5−ビス(β−エピチオプロピル)−1,4
−ジチアン、4−エピチオエチル−1、2−シクロヘキ
センスルフィド、4−エポキシ−1、2−シクロヘキセ
ンスルフィド、等の脂肪族環状構造を1個有する化合物
や、2,2−ビス〔4−(エピチオエチル)シクロヘキ
シル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(β−エピチオプ
ロピル)シクロヘキシル〕プロパン、ビス〔4−(エピ
チオエチル)シクロヘキシル〕メタン、ビス〔4−(β
−エピチオプロピル)シクロヘキシル〕メタン、ビス
〔4−(β−エピチオプロピル)シクロヘキシル〕スル
フィド、ビス〔4−(エピチオエチル)シクロヘキシ
ル〕スルフィド、等の脂肪族環状構造を2個有する化合
物が挙げられる。芳香族骨格を有する化合物:1,3ま
たは1,4−ビス(エピチオエチル)ベンゼン、1,3
または1,4−ビス(β−エピチオプロピル)ベンゼ
ン、等の芳香族骨格を1個有する化合物や、ビス〔4−
(エピチオエチル)フェニル〕メタン、ビス〔4−(β
−エピチオプロピル)フェニル〕メタン、2,2−ビス
〔4−(エピチオエチル)フェニル〕プロパン、2,2
−ビス〔4−(β−エピチオプロピル)フェニル〕プロ
パン、ビス〔4−(エピチオエチル)フェニル〕スルフ
ィド、ビス〔4−(β−エピチオプロピル)フェニル〕
スルフィド、ビス〔4−(エピチオエチル)フェニル〕
スルフォン、ビス〔4−(β−エピチオプロピル)フェ
ニル〕スルフォン、4,4’−ビス(エピチオエチル)
ビフェニル、4,4’−ビス(β−エピチオプロピル)
ビフェニル、等の芳香族骨格を2個有する化合物が挙げ
られる。さらには、これらの化合物のエピチオ基の水素
の少なくとも1個がメチル基で置換された化合物も例示
となる。
上有する有機化合物の好ましい具体例は、エピハロヒド
リンから誘導されるエポキシ化合物のグリシジル基の1
個以上をエピチオアルキルオキシ基(チオグリシジル
基)に置換した化合物を代表例としてあげることができ
る。該エポキシ化合物の具体例としては、ヒドロキノ
ン、カテコール、レゾルシン、ビスフェノールA、ビス
フェノールF、ビスフェノールスルフォン、ビスフェノ
ールエーテル、ビスフェノールスルフィド、ハロゲン化
ビスフェノールA、ノボラック樹脂等の多価フェノール
化合物とエピハロヒドリンの縮合により製造されるフェ
ノール系エポキシ化合物;エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリ
スリトール、1,3−または1,4−シクロヘキサンジ
オール、1,3−または1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、水添ビスフェノールA、ビスフェノルA・エチ
レンオキサイド付加物、ビスフェノールA・プロピレン
オキサイド付加物等の多価アルコール化合物とエピハロ
ヒドリンの縮合により製造されるアルコール系エポキシ
化合物;アジピン酸、セバチン酸、ドデカンジカルボン
酸、ダイマー酸、フタル酸、イソ、テレフタル酸、テト
ラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキ
サヒドロフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサ
ヒドロテレフタル酸、ヘット酸、ナジック酸、マレイン
酸、コハク酸、フマール酸、トリメリット酸、ベンゼン
テトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
ナフタリンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸等の
多価カルボン酸化合物とエピハロヒドリンの縮合により
製造されるグリシジルエステル系エポキシ化合物;エチ
レンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジ
アミノプロパン、1,2−ジアミノブタン、1,3−ジ
アミノブタン、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジア
ミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,7−ジ
アミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、ビス−
(3−アミノプロピル)エーテル、1,2−ビス−(3
−アミノプロポキシ)エタン、1,3−ビス−(3−ア
ミノプロポキシ)−2,2’−ジメチルプロパン、1,
2−、1,3−または1,4−ビスアミノシクロヘキサ
ン、1,3−または1,4−ビスアミノメチルシクロヘ
キサン、1,3−または1,4−ビスアミノエチルシク
ロヘキサン、1,3−または1,4−ビスアミノプロピ
ルシクロヘキサン、水添4,4’−ジアミノジフェニル
メタン、イソホロンジアミン、1,4−ビスアミノプロ
ピルピペラジン、m−またはp−フェニレンジアミン、
2,4−または2,6−トリレンジアミン、m−または
p−キシリレンジアミン、1,5−または2,6−ナフ
タレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、 4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、2,2
−(4,4’−ジアミノジフェニル)プロパン等の一級
ジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、N,
N’−ジメチル−1,2−ジアミノプロパン、N,N’
−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン、N,N’−ジ
メチル−1,2−ジアミノブタン、N,N’−ジメチル
−1,3−ジアミノブタン、N,N’−ジメチル−1,
4−ジアミノブタン、N,N’−ジメチル−1,5−ジ
アミノペンタン、N,N’−ジメチル−1,6−ジアミ
ノヘキサン、N,N’−ジメチル−1,7−ジアミノヘ
プタン、N,N’−ジエチルエチレンジアミン、N,
N’−ジエチル−1,2−ジアミノプロパン、N,N’
−ジエチル−1,3−ジアミノプロパン、N,N’−ジ
エチル−1,2−ジアミノブタン、N,N’−ジエチル
−1,3−ジアミノブタン、N,N’−ジエチル−1,
4−ジアミノブタン、N,N’−ジエチル−1,6−ジ
アミノヘキサン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、
2,5−あるいは2,6−ジメチルピペラジン、ホモピ
ペラジン、1,1−ジ−(4−ピペリジル)−メタン、
1,2−ジ−(4−ピペリジル)−エタン、1,3−ジ
−(4−ピペリジル)−プロパン、1,4−ジ−(4−
ピペリジル)−ブタン等の二級ジアミンとエピハロヒド
リンの縮合により製造されるアミン系エポキシ化合物、
上述の多価アルコール、フェノール化合物とジイソシア
ネートおよびグリシドール等から製造されるウレタン系
エポキシ化合物等をあげることができる。より具体的な
例示方法をとるならば、以下のものを代表例としてあげ
ることができる。
(β−エピチオプロピル)エーテル、ビス(β−エピチ
オプロピルオキシ)メタン、1,2−ビス(β−エピチ
オプロピルオキシ)エタン、1,3−ビス(β−エピチ
オプロピルオキシ)プロパン、1,2−ビス(β−エピ
チオプロピルオキシ)プロパン、1−(β−エピチオプ
ロピルオキシ)−2−(β−エピチオプロピルオキシメ
チル)プロパン、1,4−ビス(β−エピチオプロピル
オキシ)ブタン、1,3−ビス(β−エピチオプロピル
オキシ)ブタン、1−(β−エピチオプロピルオキシ)
−3−(β−エピチオプロピルオキシメチル)ブタン、
1,5−ビス(β−エピチオプロピルオキシ)ペンタ
ン、1−(β−エピチオプロピルオキシ)−4−(β−
エピチオプロピルオキシメチル)ペンタン、1,6−ビ
ス(β−エピチオプロピルオキシ)ヘキサン、1−(β
−エピチオプロピルオキシ)−5−(β−エピチオプロ
ピルオキシメチル)ヘキサン、1−(β−エピチオプロ
ピルオキシ)−2−〔(2−β−エピチオプロピルオキ
シエチル)オキシ〕エタン、1−(β−エピチオプロピ
ルオキシ)−2−[〔2−(2−β−エピチオプロピル
オキシエチル)オキシエチル〕オキシ]エタン、テトラ
キス(β−エピチオプロピルオキシメチル)メタン、
1,1,1−トリス(β−エピチオプロピルオキシメチ
ル)プロパン、1,5−ビス(β−エピチオプロピルオ
キシ)−2−(β−エピチオプロピルオキシメチル)−
3−チアペンタン、1,5−ビス(β−エピチオプロピ
ルオキシ)−2,4−ビス(β−エピチオプロピルオキ
シメチル)−3−チアペンタン、1−(β−エピチオプ
ロピルオキシ)−2,2−ビス(β−エピチオプロピル
オキシメチル)−4−チアヘキサン、1,5,6−トリ
ス(β−エピチオプロピルオキシ)−4−(β−エピチ
オプロピルオキシメチル)−3−チアヘキサン、1,8
−ビス(β−エピチオプロピルオキシ)−4−(β−エ
ピチオプロピルオキシメチル)−3,6−ジチアオクタ
ン、1,8−ビス(β−エピチオプロピルオキシ)−
4,5ビス(β−エピチオプロピルオキシメチル)−
3,6−ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオ
プロピルオキシ)−4,4−ビス(β−エピチオプロピ
ルオキシメチル)−3,6−ジチアオクタン、1,8−
ビス(β−エピチオプロピルオキシ)−2,4,5−ト
リス(β−エピチオプロピルオキシメチル)−3,6−
ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオプロピル
オキシ)−2,5−ビス(β−エピチオプロピルオキシ
メチル)−3,6−ジチアオクタン、1,9−ビス(β
−エピチオプロピルオキシ)−5−(β−エピチオプロ
ピルオキシメチル)−5−〔(2−β−エピチオプロピ
ルオキシエチル)オキシメチル〕−3,7−ジチアノナ
ン、1,10−ビス(β−エピチオプロピルオキシ)−
5,6−ビス〔(2−β−エピチオプロピルオキシエチ
ル)オキシ〕−3,6,9−トリチアデカン、1,11
−ビス(β−エピチオプロピルオキシ)−4,8−ビス
(β−エピチオプロピルオキシメチル)−3,6,9−
トリチアウンデカン、1,11−ビス(β−エピチオプ
ロピルオキシ)−5,7−ビス(β−エピチオプロピル
オキシメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン、
1,11−ビス(β−エピチオプロピルオキシ)−5,
7−〔(2−β−エピチオプロピルオキシエチル)オキ
シメチル〕−3,6,9−トリチアウンデカン、1,1
1−ビス(β−エピチオプロピルオキシ)−4,7−ビ
ス(β−エピチオプロピルオキシメチル)−3,6,9
−トリチアウンデカン等が挙げられる。脂肪族環状骨格
を有する化合物:1,3または1,4−ビス(β−エピ
チオプロピルオキシ)シクロヘキサン、1,3または
1,4−ビス(β−エピチオプロピルオキシメチル)シ
クロヘキサン、ビス〔4−(β−エピチオプロピルオキ
シ)シクロヘキシル〕メタン、2,2−ビス〔4−(β
−エピチオプロピルオキシ)シクロヘキシル〕プロパ
ン、ビス〔4−(β−エピチオプロピルオキシ)シクロ
ヘキシル〕スルフィド、2,5−ビス(β−エピチオプ
ロピルオキシメチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビ
ス(β−エピチオプロピルオキシエチルオキシメチル)
−1,4−ジチアン等が挙げられる。芳香族骨格を有す
る化合物:1,3または1,4−ビス(β−エピチオプ
ロピルオキシ)ベンゼン、1,3または1,4−ビス
(β−エピチオプロピルオキシメチル)ベンゼン、等の
芳香族骨格を1個有する化合物や、ビス〔4−(β−エ
ピチオプロピル)フェニル〕メタン、2,2−ビス〔4
−(β−エピチオプロピルチオ)フェニル〕プロパン、
ビス〔4−(β−エピチオプロピルチオ)フェニル〕ス
ルフィド、ビス〔4−(β−エピチオプロピルチオ)フ
ェニル〕スルフォン、4,4’−ビス(β−エピチオプ
ロピルチオ)ビフェニル等の芳香族骨格を2個有する化
合物が挙げられる。さらには、これらの化合物のエピチ
オ基の水素の少なくとも1個がメチル基で置換された化
合物も例示となる。
有する有機化合物の好ましい具体例は、メルカプト基を
有する化合物とエピハロヒドリンから誘導されるエポキ
シ化合物のエポキシアルキルチオ基(具体的には、β−
エポキシプロピルチオ基)の1個以上をエピチオアルキ
ルチオ基に置換した化合物を代表例としてあげることが
できる。より具体的な例示方法をとるならば、以下のも
のを代表例としてあげることができる。鎖状脂肪族骨格
を有する有機化合物:ビス(β−エピチオプロピル)ス
ルフィド、ビス(β−エピチオプロピル)ジスルフィ
ド、ビス(β−エピチオプロピル)トリスルフィド、ビ
ス(β−エピチオプロピルチオ)メタン、ビス(β−エ
ピチオプロピルジチオ)メタン、ビス(β−エピチオプ
ロピルジチオ)エタン、ビス(β−エピチオプロピルジ
チオエチル)スルフィド、ビス(β−エピチオプロピル
ジチオエチル)ジスルフィド、1,2−ビス(β−エピ
チオプロピルチオ)エタン、1,3−ビス(β−エピチ
オプロピルチオ)プロパン、1,2−ビス(β−エピチ
オプロピルチオ)プロパン、1−(β−エピチオプロピ
ルチオ)−2−(β−エピチオプロピルチオメチル)プ
ロパン、1,4−ビス(β−エピチオプロピルチオ)ブ
タン、1,3−ビス(β−エピチオプロピルチオ)ブタ
ン、1−(β−エピチオプロピルチオ)−3−(β−エ
ピチオプロピルチオメチル)ブタン、1,5−ビス(β
−エピチオプロピルチオ)ペンタン、1−(β−エピチ
オプロピルチオ)−4−(β−エピチオプロピルチオメ
チル)ペンタン、1,6−ビス(β−エピチオプロピル
チオ)ヘキサン、1−(β−エピチオプロピルチオ)−
5−(β−エピチオプロピルチオメチル)ヘキサン、1
−(β−エピチオプロピルチオ)−2−〔(2−β−エ
ピチオプロピルチオエチル)チオ〕エタン、1−(β−
エピチオプロピルチオ)−2−[〔2−(2−β−エピ
チオプロピルチオエチル)チオエチル〕チオ]エタン テトラキス(β−エピチオプロピルチオメチル)メタ
ン、テトラキス(β−エピチオプロピルジチオメチル)
メタン、1,1,1−トリス(β−エピチオプロピルチ
オメチル)プロパン、1,2,3−トリス(β−エピチ
オプロピルジチオ)プロパン、1,5−ビス(β−エピ
チオプロピルチオ)−2−(β−エピチオプロピルチオ
メチル)−3−チアペンタン、1,5−ビス(β−エピ
チオプロピルチオ)−2,4−ビス(β−エピチオプロ
ピルチオメチル)−3−チアペンタン、1,6−ビス
(β−エピチオプロピルジチオメチル)−2−(β−エ
ピチオプロピルジチオエチルチオ)−4−チアヘキサ
ン、1−(β−エピチオプロピルチオ)−2,2−ビス
(β−エピチオプロピルチオメチル)−4−チアヘキサ
ン、1,5,6−トリス(β−エピチオプロピルチオ)
−4−(β−エピチオプロピルチオメチル)−3−チア
ヘキサン、1,8−ビス(β−エピチオプロピルチオ)
−4−(β−エピチオプロピルチオメチル)−3,6−
ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオプロピル
チオ)−4,5ビス(β−エピチオプロピルチオメチ
ル)−3,6−ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エ
ピチオプロピルチオ)−4,4−ビス(β−エピチオプ
ロピルチオメチル)−3,6−ジチアオクタン、1,8
−ビス(β−エピチオプロピルチオ)−2,4,5−ト
リス(β−エピチオプロピルチオメチル)−3,6−ジ
チアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオプロピルチ
オ)−2,5−ビス(β−エピチオプロピルチオメチ
ル)−3,6−ジチアオクタン、1,9−ビス(β−エ
ピチオプロピルチオ)−5−(β−エピチオプロピルチ
オメチル)−5−〔(2−β−エピチオプロピルチオエ
チル)チオメチル〕−3,7−ジチアノナン、1,10
−ビス(β−エピチオプロピルチオ)−5,6−ビス
〔(2−β−エピチオプロピルチオエチル)チオ〕−
3,6,9−トリチアデカン、1,11−ビス(β−エ
ピチオプロピルチオ)−4,8−ビス(β−エピチオプ
ロピルチオメチル)−3,6,9−トリチアウンデカ
ン、1,11−ビス(β−エピチオプロピルチオ)−
5,7−ビス(β−エピチオプロピルチオメチル)−
3,6,9−トリチアウンデカン、1,11−ビス(β
−エピチオプロピルチオ)−5,7−〔(2−β−エピ
チオプロピルチオエチル)チオメチル〕−3,6,9−
トリチアウンデカン、1,11−ビス(β−エピチオプ
ロピルチオ)−4,7−ビス(β−エピチオプロピルチ
オメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン等が挙げ
られる。エステル基とエピチオアルキルチオ基を有する
鎖状化合物:テトラ〔2−(β−エピチオプロピルチ
オ)アセチルメチル〕メタン、1、1、1−トリ〔2−
(β−エピチオプロピルチオ)アセチルメチル〕プロパ
ン、テトラ〔2−(β−エピチオプロピルチオメチル)
アセチルメチル〕メタン、1,1,1−トリ〔2−(β
−エピチオプロピルチオメチル)アセチルメチル〕プロ
パン等が挙げられる。脂肪族環状骨格を有する化合物:
1,3または1,4−ビス(β−エピチオプロピルチ
オ)シクロヘキサン、1,3または1,4−ビス(β−
エピチオプロピルチオメチル)シクロヘキサン2,5−
ビス(β−エピチオプロピルチオメチル)−1,4−ジ
チアン、2,5−ビス(β−エピチオプロピルジチオメ
チル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(β−エピチ
オプロピルチオエチルチオメチル)−1,4−ジチアン
等の脂肪族環状骨格を1個有する化合物や、ビス〔4−
(β−エピチオプロピルチオ)シクロヘキシル〕メタ
ン、2,2−ビス〔4−(β−エピチオプロピルチオ)
シクロヘキシル〕プロパン、ビス〔4−(β−エピチオ
プロピルチオ)シクロヘキシル〕スルフィド、2,2−
ビス〔4−(β−エピチオプロピルチオ)シクロヘキシ
ル〕プロパン、ビス〔4−(β−エピチオプロピルチ
オ)シクロヘキシル〕スルフィド等の脂肪族環状骨格を
2個有する化合物が挙げられる。芳香族骨格を有する化
合物:1,3または1,4−ビス(β−エピチオプロピ
ルチオ)ベンゼン、1,3または1,4−ビス(β−エ
ピチオプロピルチオメチル)ベンゼン、1,3または
1,4−ビス(β−エピチオプロピルジチオメチル)ベ
ンゼン、等の芳香族骨格を1個有する化合物や、ビス
〔4−(β−エピチオプロピルチオ)フェニル〕メタ
ン、2,2−ビス〔 4−(β−エピチオプロピルチ
オ)フェニル〕プロパン、ビス〔 4−(β−エピチオ
プロピルチオ)フェニル〕スルフィド、ビス〔 4−
(β−エピチオプロピルチオ)フェニル〕スルフォン、
4,4’−ビス(β−エピチオプロピルチオ)ビフェニ
ル等の芳香族骨格を2個有する化合物が挙げられる。さ
らには、これらの化合物のβ−エピチオプロピル基の水
素の少なくとも1個がメチル基で置換された化合物も具
体例となる。
有機化合物の好ましい具体例は、金属セレン、アルカリ
金属セレニド、アルカリ金属セレノール、アルキル(ア
リール)セレノール、セレン化水素等のセレン化合物と
エピハロヒドリンから誘導されるエポキシ化合物のエポ
キシアルキルセレノ基(具体的には、β−エポキシプロ
ピルセレノ基)の1個以上をエピチオアルキルセレノ基
に置換した化合物を代表例として挙げることができる。
より具体的な例示方法をとるならば、以下のものを代表
例として挙げることができる。鎖状脂肪族骨格を有する
有機化合物:ビス(β−エピチオプロピル)セレニド、
ビス(β−エピチオプロピル)ジセレニド、ビス(β−
エピチオプロピル)トリセレニド、ビス(β−エピチオ
プロピルセレノ)メタン、1,2−ビス(β−エピチオ
プロピルセレノ)エタン、1,3−ビス(β−エピチオ
プロピルセレノ)プロパン、1,2−ビス(β−エピチ
オプロピルセレノ)プロパン、1−(β−エピチオプロ
ピルセレノ)−2−(β−エピチオプロピルセレノメチ
ル)プロパン、1,4−ビス(β−エピチオプロピルセ
レノ)ブタン、1,3−ビス(β−エピチオプロピルセ
レノ)ブタン、1−(β−エピチオプロピルセレノ)−
3−(β−エピチオプロピルセレノメチル)ブタン、
1,5−ビス(β−エピチオプロピルセレノ)ペンタ
ン、1−(β−エピチオプロピルセレノ)−4−(β−
エピチオプロピルセレノメチル)ペンタン、1,6−ビ
ス(β−エピチオプロピルセレノ)ヘキサン、1−(β
−エピチオプロピルセレノ)−5−(β−エピチオプロ
ピルセレノメチル)ヘキサン、1−(β−エピチオプロ
ピルセレノ)−2−〔(2−β−エピチオプロピルセレ
ノエチル)チオ〕エタン、1−(β−エピチオプロピル
セレノ)−2−[〔2−(2−β−エピチオプロピルセ
レノエチル)セレノエチル〕チオ]エタン、テトラキス
(β−エピチオプロピルセレノメチル)メタン、1,
1,1−トリス(β−エピチオプロピルセレノメチル)
プロパン、1,5−ビス(β−エピチオプロピルセレ
ノ)−2−(β−エピチオプロピルセレノメチル)−3
−チアペンタン、1,5−ビス(β−エピチオプロピル
セレノ)−2,4−ビス(β−エピチオプロピルセレノ
メチル)−3−チアペンタン、1−(β−エピチオプロ
ピルセレノ)−2,2−ビス(β−エピチオプロピルセ
レノメチル)−4−チアヘキサン、1,5,6−トリス
(β−エピチオプロピルセレノ)−4−(β−エピチオ
プロピルセレノメチル)−3−チアヘキサン、1,8−
ビス(β−エピチオプロピルセレノ)−4−(β−エピ
チオプロピルセレノメチル)−3,6−ジチアオクタ
ン、1,8−ビス(β−エピチオプロピルセレノ)−
4,5ビス(β−エピチオプロピルセレノメチル)−
3,6−ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオ
プロピルセレノ)−4,4−ビス(β−エピチオプロピ
ルセレノメチル)−3,6−ジチアオクタン、1,8−
ビス(β−エピチオプロピルセレノ)−2,4,5−ト
リス(β−エピチオプロピルセレノメチル)−3,6−
ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオプロピル
セレノ)−2,5−ビス(β−エピチオプロピルセレノ
メチル)−3,6−ジチアオクタン、1,9−ビス(β
−エピチオプロピルセレノ)−5−(β−エピチオプロ
ピルセレノメチル)−5−〔(2−β−エピチオプロピ
ルセレノエチル)セレノメチル〕−3,7−ジチアノナ
ン、1,10−ビス(β−エピチオプロピルセレノ)−
5,6−ビス〔(2−β−エピチオプロピルセレノエチ
ル)チオ〕−3,6,9−トリチアデカン、1,11−
ビス(β−エピチオプロピルセレノ)−4,8−ビス
(β−エピチオプロピルセレノメチル)−3,6,9−
トリチアウンデカン、1,11−ビス(β−エピチオプ
ロピルセレノ)−5,7−ビス(β−エピチオプロピル
セレノメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン、
1,11−ビス(β−エピチオプロピルセレノ)−5,
7−〔(2−β−エピチオプロピルセレノエチル)セレ
ノメチル〕−3,6,9−トリチアウンデカン、1,1
1−ビス(β−エピチオプロピルセレノ)−4,7−ビ
ス(β−エピチオプロピルセレノメチル)−3,6,9
−トリチアウンデカン、テトラ〔2−(β−エピチオプ
ロピルセレノ)アセチルメチル〕メタン、1,1,1−
トリ〔2−(β−エピチオプロピルセレノ)アセチルメ
チル〕プロパン、テトラ〔2−(β−エピチオプロピル
セレノメチル)アセチルメチル〕メタン、1、1,1−
トリ〔2−(β−エピチオプロピルセレノメチル)アセ
チルメチル〕プロパン、ビス(5,6−エピチオ−3−
セレノヘキシル)セレニド、2,3−ビス(6,7−チ
オエポキシ−1−セレナ−4−セレノヘプチル)−1−
(3,4−チオエポキシ−1−セレノブチル)プロパ
ン、1,1,3,3,−テトラキス(4,5−チオエポ
キシ−2−セレノペンチル)−2−セレナプロパン、ビ
ス(4,5−チオエポキシ−2−セレノペンチル)−
3,6,9−トリセレナウンデカン−1,11−ビス
(3,4−チオエポキシ−1−セレノブチル)、1,4
−ビス(3,4−チオエポキシ−1−セレノブチル)−
2,3−ビス(6,7−チオエポキシ−1−セレナ−4
−セレノヘプチル)ブタン、トリス(4,5−チオエポ
キシ−2−セレノペンチル)−3−セレナ−6−チアオ
クタン−1,8−ビス(3,4−チオエポキシ−1−セ
レノブチル)、ビス(5,6−エピチオ−3−セレノヘ
キシル)テルリド、2,3−ビス(6,7−チオエポキ
シ−1−テルラ−4−セレノヘプチル)−1−(3,4
−チオエポキシ−1−セレノブチル)プロパン、1,
1,3,3,−テトラキス(4,5−チオエポキシ−2
−セレノペンチル)−2−テルラプロパン、ビス(4,
5−チオエポキシ−2−セレノペンチル)−3,6,9
−トリテレラウンデカン−1,11−ビス(3,4−チ
オエポキシ−1−セレノブチル)、1,4−ビス(3,
4−チオエポキシ−1−セレノブチル)−2,3−ビス
(6,7−チオエポキシ−1−テルラ−4−セレノヘプ
チル)ブタン、トリス(4,5−チオエポキシ−2−セ
レノペンチル)−3−テルラ−6−チアオクタン−1,
8−ビス(3,4−チオエポキシ−1−セレノブチル)
等が挙げられる。脂肪族環状骨格を有する化合物:
(1,3または1,4)−ビス(β−エピチオプロピル
セレノ)シクロヘキサン、(1,3または1,4)−ビ
ス(β−エピチオプロピルセレノメチル)シクロヘキサ
ン、ビス〔4−(β−エピチオプロピルセレノ)シクロ
ヘキシル〕メタン、 2,2−ビス〔4−(β−エピチ
オプロピルセレノ)シクロヘキシル〕プロパン、ビス
〔4−(β−エピチオプロピルセレノ)シクロヘキシ
ル〕スルフィド、2,5−ビス(β−エピチオプロピル
セレノメチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(β
−エピチオプロピルセレノエチルチオメチル)−1,4
−ジチアン、(2,3、2,5または2,6)−ビス
(3,4−エピチオ−1−セレノブチル)−1,4−ジ
セレナン、(2,3、2,5または2,6)−ビス
(4,5−エピチオ−2−セレノペンチル)−1,4−
ジセレナン、(2,4、2,5または5,6)−ビス
(3,4−エピチオ−1−セレノブチル)−1,3−ジ
セレナン、(2,4、2,5または5,6)−ビス
(4,5−エピチオ−2−セレノペンチル)−1,3−
ジセレナン、(2,3、2,5、2,6または3,5)
−ビス(3,4−エピチオ−1−セレノブチル)−1−
チア−4−セレナン、(2,3、2,5、2,6または
3,5)−ビス(4,5−エピチオ−2−セレノペンチ
ル)−1−チア−4−セレナン、(2,4または4,
5)−ビス(3,4−エピチオ−1−セレノブチル)−
1、3−ジセレノラン、(2,4または4,5)−ビス
(4,5−エピチオ−2−セレノペンチル)−1、3−
ジセレノラン、(2,4、2,5または4,5)−ビス
(3,4−エピチオ−1−セレノブチル)−1−チア−
3−セレノラン、(2,4、2,5または4,5)−ビ
ス(4,5−エピチオ−2−セレノペンチル)−1−チ
ア−3−セレノラン、2,6−ビス(4,5−エピチオ
−2−セレノペンチル−1,3,5−トリセレナン、ビ
ス(3,4−エピチオ−1−セレノブチル)トリシクロ
セレナオクタン、ビス(3,4−エピチオ−1−セレノ
ブチル)ジシクロセレナノナン、(2,3、2,4、
2,5または3,4)−ビス(3,4−エピチオ−1−
セレノブチル)セレノファン、(2,3、2,4、2,
5または3,4)−ビス(4,5−エピチオ−2−セレ
ノペンチル)セレノファン、2−(4,5−チオエポキ
シ−2−セレノペンチル)−5−(3,4−チオエポキ
シ−1−セレノブチル)−1−セレナシクロヘキサン、
(2,3、2,4、2,5、2,6、3,4、3,5ま
たは4,5)−ビス(3,4−チオエポキシ−1−セレ
ノブチル)−1−セレナシクロヘキサン、(2,3、
2,4、2,5、2,6、3,4、3,5または4,
5)−ビス(4,5−チオエポキシ−2−セレノペンチ
ル)−1−セレナシクロヘキサン、(2,3、2,5ま
たは2,6)−ビス(3,4−エピチオ−1−セレノブ
チル)−1,4−ジテルラン、(2,3、2,5または
2,6)−ビス(4,5−エピチオ−2−セレノペンチ
ル)−1,4−ジテルラン、(2,4、2,5または
5,6)−ビス(3,4−エピチオ−1−セレノブチ
ル)−1,3−ジテルラン、(2,4、2,5または
5,6)−ビス(4,5−エピチオ−2−セレノペンチ
ル)−1,3−ジテルラン、(2,3、2,5、2,6
または3,5)−ビス(3,4−エピチオ−1−セレノ
ブチル)−1−チア−4−テルラン、(2,3、2,
5、2,6または3,5)−ビス(4,5−エピチオ−
2−セレノペンチル)−1−チア−4−テルラン、
(2,4または4,5)−ビス(3,4−エピチオ−1
−セレノブチル)−1、3−ジテルロラン、(2,4ま
たは4,5)−ビス(4,5−エピチオ−2−セレノペ
ンチル)−1、3−ジテルロラン、(2,4、2,5ま
たは4,5)−ビス(3,4−エピチオ−1−セレノブ
チル)−1−チア−3−テルロラン、(2,4、2,5
または4,5)−ビス(4,5−エピチオ−2−セレノ
ペンチル)−1−チア−3−テルロラン、2,6−ビス
(4,5−エピチオ−2−セレノペンチル−1,3,5
−トリテルラン、ビス(3,4−エピチオ−1−セレノ
ブチル)トリシクロテルラオクタン、ビス(3,4−エ
ピチオ−1−セレノブチル)ジシクロテルラノナン、
(2,3、2,4、2,5または3,4)−ビス(3,
4−エピチオ−1−セレノブチル)テルロファン、
(2,3、2,4、2,5または3,4)−ビス(4,
5−エピチオ−2−セレノペンチル)テルロファン、2
−(4,5−チオエポキシ−2−セレノペンチル)−5
−(3,4−チオエポキシ−1−セレノブチル)−1−
テルラシクロヘキサン、(2,3、2,4、2,5、
2,6、3,4、3,5または4,5)−ビス(3,4
−チオエポキシ−1−セレノブチル)−1−テルラシク
ロヘキサン、(2,3、2,4、2,5、2,6、3,
4、3,5または4,5)−ビス(4,5−チオエポキ
シ−2−セレノペンチル)−1−テルラシクロヘキサン
等が挙げられる。芳香族骨格を有する化合物:(1,3
または1,4)−ビス(β−エピチオプロピルセレノ)
ベンゼン、(1,3または1,4)−ビス(β−エピチ
オプロピルセレノメチル)ベンゼン、ビス〔4−(β−
エピチオプロピルセレノ)フェニル〕メタン、2,2−
ビス〔4−(β−エピチオプロピルセレノ)フェニル〕
プロパン、ビス〔4−(β−エピチオプロピルセレノ)
フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(β−エピチオプロ
ピルセレノ)フェニル〕スルフォン、4,4’−ビス
(β−エピチオプロピルセレノ)ビフェニル等が挙げら
れる。さらには、これらの化合物のβ−エピチオプロピ
ル基の水素の少なくとも1個がメチル基で置換された化
合物も具体例となる。
有機化合物の好ましい具体例は、金属テルル、アルカリ
金属テルリド、アルカリ金属テルロール、アルキル(ア
リール)テルロール、テルル化水素等のテルル化合物と
エピハロヒドリンから誘導されるエポキシ化合物のエポ
キシアルキルテルロ基(具体的には、β−エポキシプロ
ピルテルロ基)の1個以上をエピチオアルキルテルロ基
に置換した化合物を代表例としてあげることができる。
より具体的な例示方法をとるならば、以下のものを代表
例として挙げることができる。鎖状脂肪族骨格を有する
有機化合物:ビス(β−エピチオプロピル)テルリド、
ビス(β−エピチオプロピル)ジテルリド、ビス(β−
エピチオプロピル)トリテルリド、ビス(β−エピチオ
プロピルテルロ)メタン、1,2−ビス(β−エピチオ
プロピルテルロ)エタン、1,3−ビス(β−エピチオ
プロピルテルロ)プロパン、1,2−ビス(β−エピチ
オプロピルテルロ)プロパン、1−(β−エピチオプロ
ピルテルロ)−2−(β−エピチオプロピルテルロメチ
ル)プロパン、1,4−ビス(β−エピチオプロピルテ
ルロ)ブタン、1,3−ビス(β−エピチオプロピルテ
ルロ)ブタン、1−(β−エピチオプロピルテルロ)−
3−(β−エピチオプロピルテルロメチル)ブタン、
1,5−ビス(β−エピチオプロピルテルロ)ペンタ
ン、1−(β−エピチオプロピルテルロ)−4−(β−
エピチオプロピルテルロメチル)ペンタン、1,6−ビ
ス(β−エピチオプロピルテルロ)ヘキサン、1−(β
−エピチオプロピルテルロ)−5−(β−エピチオプロ
ピルテルロメチル)ヘキサン、1−(β−エピチオプロ
ピルテルロ)−2−〔(2−β−エピチオプロピルテル
ロエチル)チオ〕エタン、1−(β−エピチオプロピル
テルロ)−2−[〔2−(2−β−エピチオプロピルテ
ルロエチル)テルロエチル〕チオ]エタン、テトラキス
(β−エピチオプロピルテルロメチル)メタン、1,
1,1−トリス(β−エピチオプロピルテルロメチル)
プロパン、1,5−ビス(β−エピチオプロピルテル
ロ)−2−(β−エピチオプロピルテルロメチル)−3
−チアペンタン、1,5−ビス(β−エピチオプロピル
テルロ)−2,4−ビス(β−エピチオプロピルテルロ
メチル)−3−チアペンタン、1−(β−エピチオプロ
ピルテルロ)−2,2−ビス(β−エピチオプロピルテ
ルロメチル)−4−チアヘキサン、1,5,6−トリス
(β−エピチオプロピルテルロ)−4−(β−エピチオ
プロピルテルロメチル)−3−チアヘキサン、1,8−
ビス(β−エピチオプロピルテルロ)−4−(β−エピ
チオプロピルテルロメチル)−3,6−ジチアオクタ
ン、1,8−ビス(β−エピチオプロピルテルロ)−
4,5ビス(β−エピチオプロピルテルロメチル)−
3,6−ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオ
プロピルテルロ)−4,4−ビス(β−エピチオプロピ
ルテルロメチル)−3,6−ジチアオクタン、1,8−
ビス(β−エピチオプロピルテルロ)−2,4,5−ト
リス(β−エピチオプロピルテルロメチル)−3,6−
ジチアオクタン、1,8−ビス(β−エピチオプロピル
テルロ)−2,5−ビス(β−エピチオプロピルテルロ
メチル)−3,6−ジチアオクタン、1,9−ビス(β
−エピチオプロピルテルロ)−5−(β−エピチオプロ
ピルテルロメチル)−5−〔(2−β−エピチオプロピ
ルテルロエチル)セレノメチル〕−3,7−ジチアノナ
ン、1,10−ビス(β−エピチオプロピルテルロ)−
5,6−ビス〔(2−β−エピチオプロピルテルロエチ
ル)チオ〕−3,6,9−トリチアデカン、1,11−
ビス(β−エピチオプロピルテルロ)−4,8−ビス
(β−エピチオプロピルテルロメチル)−3,6,9−
トリチアウンデカン、1,11−ビス(β−エピチオプ
ロピルテルロ)−5,7−ビス(β−エピチオプロピル
テルロメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン、
1,11−ビス(β−エピチオプロピルテルロ)−5,
7−〔(2−β−エピチオプロピルテルロエチル)セレ
ノメチル〕−3,6,9−トリチアウンデカン、1,1
1−ビス(β−エピチオプロピルテルロ)−4,7−ビ
ス(β−エピチオプロピルテルロメチル)−3,6,9
−トリチアウンデカン、テトラ〔2−(β−エピチオプ
ロピルテルロ)アセチルメチル〕メタン、1,1,1−
トリ〔2−(β−エピチオプロピルテルロ)アセチルメ
チル〕プロパン、テトラ〔2−(β−エピチオプロピル
テルロメチル)アセチルメチル〕メタン、1、1,1−
トリ〔2−(β−エピチオプロピルテルロメチル)アセ
チルメチル〕プロパン、ビス(5,6−エピチオ−3−
テルロヘキシル)セレニド、2,3−ビス(6,7−チ
オエポキシ−1−セレナ−4−テルロヘプチル)−1−
(3,4−チオエポキシ−1−テルロブチル)プロパ
ン、1,1,3,3,−テトラキス(4,5−チオエポ
キシ−2−テルロペンチル)−2−セレナプロパン、ビ
ス(4,5−チオエポキシ−2−テルロペンチル)−
3,6,9−トリセレナウンデカン−1,11−ビス
(3,4−チオエポキシ−1−テルロブチル)、1,4
−ビス(3,4−チオエポキシ−1−テルロブチル)−
2,3−ビス(6,7−チオエポキシ−1−セレナ−4
−テルロヘプチル)ブタン、トリス(4,5−チオエポ
キシ−2−テルロペンチル)−3−セレナ−6−チアオ
クタン−1,8−ビス(3,4−チオエポキシ−1−テ
ルロブチル)、ビス(5,6−エピチオ−3−テルロヘ
キシル)テルリド、2,3−ビス(6,7−チオエポキ
シ−1−テルラ−4−テルロヘプチル)−1−(3,4
−チオエポキシ−1−テルロブチル)プロパン、1,
1,3,3,−テトラキス(4,5−チオエポキシ−2
−テルロペンチル)−2−テルラプロパン、ビス(4,
5−チオエポキシ−2−テルロペンチル)−3,6,9
−トリテレラウンデカン−1,11−ビス(3,4−チ
オエポキシ−1−テルロブチル)、1,4−ビス(3,
4−チオエポキシ−1−テルロブチル)−2,3−ビス
(6,7−チオエポキシ−1−テルラ−4−テルロヘプ
チル)ブタン、トリス(4,5−チオエポキシ−2−テ
ルロペンチル)−3−テルラ−6−チアオクタン−1,
8−ビス(3,4−チオエポキシ−1−テルロブチル)
等が挙げられる。脂肪族環状骨格を有する化合物:
(1,3または1,4)−ビス(β−エピチオプロピル
テルロ)シクロヘキサン、(1,3または1,4)−ビ
ス(β−エピチオプロピルテルロメチル)シクロヘキサ
ン、ビス〔4−(β−エピチオプロピルテルロ)シクロ
ヘキシル〕メタン、2,2−ビス〔4−(β−エピチオ
プロピルテルロ)シクロヘキシル〕プロパン、ビス〔4
−(β−エピチオプロピルテルロ)シクロヘキシル〕ス
ルフィド、2,5−ビス(β−エピチオプロピルテルロ
メチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(β−エピ
チオプロピルテルロエチルチオメチル)−1,4−ジチ
アン、(2,3、2,5または2,6)−ビス(3,4
−エピチオ−1−テルロブチル)−1,4−ジセレナ
ン、(2,3、2,5または2,6)−ビス(4,5−
エピチオ−2−テルロペンチル)−1,4−ジセレナ
ン、(2,4、2,5または5,6)−ビス(3,4−
エピチオ−1−テルロブチル)−1,3−ジセレナン、
(2,4、2,5または5,6)−ビス(4,5−エピ
チオ−2−テルロペンチル)−1,3−ジセレナン、
(2,3、2,5、2,6または3,5)−ビス(3,
4−エピチオ−1−テルロブチル)−1−チア−4−セ
レナン、(2,3、2,5、2,6または3,5)−ビ
ス(4,5−エピチオ−2−テルロペンチル)−1−チ
ア−4−セレナン、(2,4または4,5)−ビス
(3,4−エピチオ−1−テルロブチル)−1、3−ジ
セレノラン、(2,4または4,5)−ビス(4,5−
エピチオ−2−テルロペンチル)−1、3−ジセレノラ
ン、(2,4、2,5または4,5)−ビス(3,4−
エピチオ−1−テルロブチル)−1−チア−3−セレノ
ラン、(2,4、2,5または4,5)−ビス(4,5
−エピチオ−2−テルロペンチル)−1−チア−3−セ
レノラン、2,6−ビス(4,5−エピチオ−2−テル
ロペンチル−1,3,5−トリセレナン、ビス(3,4
−エピチオ−1−テルロブチル)トリシクロセレナオク
タン、ビス(3,4−エピチオ−1−テルロブチル)ジ
シクロセレナノナン、(2,3または2,4または2,
5または3,4)−ビス(3,4−エピチオ−1−テル
ロブチル)セレノファン、(2,3、2,4、2,5ま
たは3,4)−ビス(4,5−エピチオ−2−テルロペ
ンチル)セレノファン、2−(4,5−チオエポキシ−
2−テルロペンチル)−5−(3,4−チオエポキシ−
1−テルロブチル)−1−セレナシクロヘキサン、
(2,3、2,4、2,5、2,6、3,4、3,5ま
たは4,5)−ビス(3,4−チオエポキシ−1−テル
ロブチル)−1−セレナシクロヘキサン、(2,3、
2,4、2,5、2,6、3,4、3,5または4,
5)−ビス(4,5−チオエポキシ−2−テルロペンチ
ル)−1−セレナシクロヘキサン、(2,3、2,5ま
たは2,6)−ビス(3,4−エピチオ−1−テルロブ
チル)−1,4−ジテルラン、(2,3、2,5または
2,6)−ビス(4,5−エピチオ−2−テルロペンチ
ル)−1,4−ジテルラン、(2,4、2,5または
5,6)−ビス(3,4−エピチオ−1−テルロブチ
ル)−1,3−ジテルラン、(2,4、2,5または
5,6)−ビス(4,5−エピチオ−2−テルロペンチ
ル)−1,3−ジテルラン、(2,3、2,5、2,6
または3,5)−ビス(3,4−エピチオ−1−テルロ
ブチル)−1−チア−4−テルラン、(2,3、2,
5、2,6または3,5)−ビス(4,5−エピチオ−
2−テルロペンチル)−1−チア−4−テルラン、
(2,4または4,5)−ビス(3,4−エピチオ−1
−テルロブチル)−1、3−ジテルロラン、(2,4ま
たは4,5)−ビス(4,5−エピチオ−2−テルロペ
ンチル)−1、3−ジテルロラン、(2,4、2,5ま
たは4,5)−ビス(3,4−エピチオ−1−テルロブ
チル)−1−チア−3−テルロラン、(2,4、2,5
または4,5)−ビス(4,5−エピチオ−2−テルロ
ペンチル)−1−チア−3−テルロラン、2,6−ビス
(4,5−エピチオ−2−テルロペンチル−1,3,5
−トリテルラン、ビス(3,4−エピチオ−1−テルロ
ブチル)トリシクロテルラオクタン、ビス(3,4−エ
ピチオ−1−テルロブチル)ジシクロテルラノナン、
(2,3、2,4、2,5または3,4)−ビス(3,
4−エピチオ−1−テルロブチル)テルロファン、
(2,3、2,4、2,5または3,4)−ビス(4,
5−エピチオ−2−テルロペンチル)テルロファン、2
−(4,5−チオエポキシ−2−テルロペンチル)−5
−(3,4−チオエポキシ−1−テルロブチル)−1−
テルラシクロヘキサン、(2,3、2,4、2,5、
2,6、3,4、3,5または4,5)−ビス(3,4
−チオエポキシ−1−テルロブチル)−1−テルラシク
ロヘキサン、(2,3、2,4、2,5、2,6、3,
4、3,5または4,5)−ビス(4,5−チオエポキ
シ−2−テルロペンチル)−1−テルラシクロヘキサン
等が挙げられる。芳香族骨格を有する化合物:(1,3
または1,4)−ビス(β−エピチオプロピルテルロ)
ベンゼン、(1,3または1,4)−ビス(β−エピチ
オプロピルテルロメチル)ベンゼン、ビス〔4−(β−
エピチオプロピルテルロ)フェニル〕メタン、2,2−
ビス〔4−(β−エピチオプロピルテルロ)フェニル〕
プロパン、ビス〔4−(β−エピチオプロピルテルロ)
フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(β−エピチオプロ
ピルテルロ)フェニル〕スルフォン、4,4’−ビス
(β−エピチオプロピルテルロ)ビフェニル等が挙げら
れる。さらには、これらの化合物のβ−エピチオプロピ
ル基の水素の少なくとも1個がメチル基で置換された化
合物も具体例となる。
上述の(A)〜(E)に含まれる。これらの好ましい具
体的例示としては、ビニルフェニルチオグリシジルエー
テル、ビニルベンジルチオグリシジルエーテル、チオグ
リシジルメタクリレート、チオグリシジルアクリレー
ト、アリルチオグリシジルエーテル等を挙げることがで
きる。
上有する化合物の具体例として、エチレンスルフィド、
プロピレンスルフィド、チオグリシドール等の化合物
類、酢酸、プロピオン酸、安息香酸等のモノカルボン酸
のチオグリシジルエステル類、メチルチオグリシジルエ
ーテル、エチルチオグリシジルエーテル、プロピルチオ
グリシジルエーテル、ブチルチオグリシジルエーテル等
のチオグリシジルエーテル類を挙げることができる。
ピチオアルキルオキシ基を有する有機化合物、(C)エ
ピチオアルキルチオ基を有する有機化合物、(D)エピ
チオアルキルセレノ基を有する有機化合物、(E)エピ
チオアルキルテルロ基を有する有機化合物であり、特に
好ましいのは(C)エピチオアルキルチオ基を有する有
機化合物、(D)エピチオアルキルセレノ基を有する有
機化合物である。特に好ましいものの具体例は、上述の
具体的例示であるβ−エピチオプロピルチオ基、β−エ
ピチオプロピルセレノ基を有する鎖状化合物、分岐状化
合物、脂肪族環状化合物、芳香族化合物およびヘテロ環
化合物である。
よび/または有機酸からなる液に浸漬させるとは、光学
材料用樹脂を、無機酸および/または有機酸に、または
無機酸および/または有機酸を0.1重量%以上含有す
る液に浸漬させることである。無機酸および/または有
機酸の含有量は、好ましくは1重量%以上、より好まし
くは5重量%以上、さらに好ましくは10重量%以上、
特に好ましくは20重量%以上、最も好ましくは30重
量%以上である。本浸漬処理は染色前処理工程とも言え
るものであり、同液は染色前処理液である。染色前処理
液へは、必要に応じて各種分散剤、界面活性剤、酸化防
止剤、安定剤、その他添加剤を添加することができる。
は有機溶剤を使用することが可能である。ここで用いら
れる溶媒はこれらの酸を溶解するものであれば制限はな
い。有機溶剤の具体例としては、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、イソプロピルアルコー
ル、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、グリセリン、キシリレンジオール、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、酢
酸エチル、酢酸ブチル、テトラヒドロフラン、メチルテ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、
1,2−ジメトキシエタン、アセトン、アセトニトリ
ル、ブタノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタ
レン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ク
ロロベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、2−ヒドロキシエチルアミン、2,
2’−イミノジエタノール、2−メルカプトエタノール
等である。これら上記の化合物は単独でもいくつかを併
用することも可能である。これらの中で好ましいもの
は、メタノール、エタノール、ベンジルアルコール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブ、トルエン、キシレン、ナフ
タレン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドである。しかしながら、染色前処理液に含まれ
る酸が有機酸のみの場合、水を含むと染色前処理の効果
が低下することがある。そのため、染色前処理液に含ま
れる酸が有機酸のみの場合、水を混入させないことは染
色効果を高めることに効果的である。
は、炭酸、硝酸、塩酸、過塩素酸、次亜塩素酸、二酸化
塩素、フッ酸、硫酸、発煙硫酸、ピロ硫酸、ホウ酸、ヒ
酸、亜ヒ酸、ピロヒ酸、リン酸、ピロリン酸、亜リン
酸、次亜リン酸、オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、三
塩化リン、三臭化リン、五塩化リン、青酸、クロム酸、
無水硝酸、無水硫酸、酸化ホウ素、五酸化ヒ酸、五酸化
リン、無水クロム酸、塩化スルフリル、シリカゲル、シ
リカアルミナ、ケイ酸類、四フッ化ホウ素等があげられ
る。これら上記の化合物は単独でもいくつかを併用する
ことも可能である。これらの中で好ましいものは、塩
酸、硫酸、硝酸およびリン酸である。
有機化合物である。具体例としてはスルホン基を有する
化合物、カルボキシル基を有する化合物、フェノール性
水酸基を有する化合物、メルカプト基を有する化合物、
スルフィン酸類、エノール型化合物、イミド、オキシ
ム、芳香族スルホンアミド、リン酸エステル、亜リン酸
エステル等が挙げられる。これら上記の化合物は単独で
も、いくつかを併用することも可能である。有機酸の中
で好ましいものは、スルホン基、カルボキシル基および
フェノール性水酸基の中から選ばれる少なくとも1種類
以上の基を有する化合物である。
具体的には、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ブ
タンスルホン酸、ドデカンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、o−トルエンスルホン酸、m−トルエンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン
酸、ブチルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスル
ホン酸、o−フェノールスルホン酸、m−フェノールス
ルホン酸、p−フェノールスルホン酸、o−クレゾール
スルホン酸、m−クレゾールスルホン酸、p−クレゾー
ルスルホン酸、メタニル酸、スルファニル酸、4B−
酸、ジアミノスチルベンスルホン酸、ビフェニルスルホ
ン酸、α−ナフタレンスルホン酸、β−ナフタレンスル
ホン酸、ペリ酸、ローレント酸、フェニルJ酸、4−ヒ
ドロキシ−3−メチルベンゼンスルホン酸、α−ナフト
ールスルホン酸、β−ナフトールスルホン酸等のスルホ
ン酸化合物および、後述で例示しているフェノール系水
酸基を有する化合物のスルホン化物等が挙げられる。上
記の化合物は単独でもいくつかを併用することも可能で
ある。これらの中で好ましいものは、芳香族化合物であ
る。一般的に、スルホン酸化合物は結晶水を有している
場合が多いが、加熱、減圧等の処置をし、水分を取り除
いたものは特に良好な前処理効果を示す。
して具体的には、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、2−エチ
ルヘキサン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル
酸、ナフテン酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、マレイン酸、シクロヘキサンカルボン
酸、安息香酸、フェニル酢酸、o−トルイル酸、m−ト
ルイル酸、p−トルイル酸、サリチル酸、2−メトキシ
安息香酸、3−メトキシ安息香酸、ベンゾイル安息香
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ベンジル
酸、α−ナフタレンカルボン酸、β−ナフタレンカルボ
ン酸、チオジプロピオン酸、ジチオジプロピオン酸、無
水酢酸、過酢酸、チオ酢酸、蓚酸、酒石酸、サリチル
酸、無水マレイン酸、無水安息香酸、無水フタル酸、無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸等があげられ
る。これら上記の化合物は単独でもいくつかを併用する
ことも可能である。これらの中で好ましいものは、芳香
族カルボン酸、1価脂肪族カルボン酸である。
物は、スルホン基を有していないものであり、具体的に
は、フェノール、カテコール、レゾルシン、ハイドロキ
ノン、フロログルシン、ピロガロール、2−クレゾー
ル、3−クレゾール、4−クレゾール、2−エチルフェ
ノール、4−エチルフェノール、4−プロピルフェノー
ル、4−ブチルフェノール、4−(1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)フェノール、4−ノニルフェノー
ル、2,4−ジ−t−ブチル−フェノール、2,6−ジ
−t−ブチル−フェノール、2−t−ブチル−4−メチ
ルフェノール、2−t−ブチル−4,6−ジメチルフェ
ノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、
4−メチルカテコール、4−エチルカテコール、4−プ
ロピルフェノール、4−t−ブチルカテコール、4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)カテコール、
メチルハイドロキノン、2−t−ブチルハイドロキノ
ン、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,6−
ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−t−アミ
ルハイドロキノン、2,5−ジ(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)ハイドロキノン、2−メトキシフェノ
ール、4−メトキシフェノール、2,4−ジメトキシフ
ェノール、2,6−ジメトキシフェノール、2,4,6
−トリメトキシフェノール、2−t−ブチル−4−メト
キシフェノール、3−t−ブチル−4−メトキシフェノ
ール、3−メトキシカテコール、4−メトキシカテコー
ル、3,5−ジメトキシカテコール、3,6−ジメトキ
シカテコール、カテコール−4−カルボン酸、サリチル
酸、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、サリチル酸
プロピル、サリチル酸ブチル、サリチル酸オクチル、サ
リチル酸フェニル、サリチル酸ベンジル、ジメチルサリ
チル酸、ジ−t−ブチルサリチル酸、サリチロサリチル
酸、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、4−ヒド
ロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−
ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プ
ロピル、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキ
シ安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン,2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−
4−エトキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−オ
クトキシベンゾフェノン,ヒドロキシフェニル酢酸、ヒ
ドロキシフェニルプロピオン酸、ヒドロキシフェニル酢
酸アミド、ヒドロキシフェニル酢酸メチル、ヒドロキシ
フェネチルアルコール、ヒドロキシフェネチルアミン、
アセトアミノフェン、アミノフェノール、シアノフェノ
ール、ニトロフェノール、ニトロソフェノール、2−メ
ルカプトフェノール、4−メルカプトフェノール、2,
4−ジメルカプトフェノール、2,6−ジメルカプトフ
ェノール、2,4,6−トリメルカプトフェノール、2
−フルオロフェノール、4−フルオロフェノール、2−
クロロフェノール、4−クロロフェノール、2,4−ジ
クロロフェノール、2,6−ジクロロフェノール、2,
4,6−トリクロロフェノール、2−ブロモフェノー
ル、4−ブロモフェノール、2,4−ジブロモフェノー
ル、2,6−ジブロモフェノール、2,4,6−トリブ
ロモフェノール、2−ヨードフェノール、4−ヨードフ
ェノール、ヒドロキシフェネチルアミン、ヒドロキシベ
ンズアルデヒド、2−フェニルフェノール、3−フェニ
ルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2’−ビ
フェノール、4,4’−ビフェノール、ビスフェノール
−A、ビスフェノール−F、ビスフェノール−S、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1
−ナフトール、2−ナフトール、ジヒドロキシナフタレ
ン類、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’−
メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−
ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(2,6
−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデン
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2−t−ブチ
ル−6−(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−ヒ
ドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレー
ト、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,
3,5−トリアジン等があげられる。これら上記の化合
物は単独でもいくつかを併用することも可能である。こ
れらの中で好ましいものは、1価または2価のフェノー
ル類であり、より好ましくはフェノール、クロロフェノ
ール、フェニルフェノール、カテコール、t−ブチルカ
テコール、ハイドロキノン、キシレノール、クレゾール
である。
する化合物とフェノール性水酸基を有する化合物との混
合物であるとは、有機酸として少なくとも1種以上のス
ルホン基を有する化合物と少なくとも1種以上のフェノ
ール性水酸基を有する化合物とを混合したものを用いる
ことである。スルホン基を有する化合物として好ましい
ものは芳香族化合物である。スルホン基を有する化合物
(I)とフェノール性水酸基を有する化合物(II)と
の重量比〔(I)/(II)〕は特に制限はないが、染
色前処理液の保存安定性、染色前処理効果の持続性等を
考慮すると、好ましくは0.001以上100以下であ
り、より好ましくは0.005以上50以下、さらに好
ましくは0.005以上10以下、最も好ましくは0.
01以上2.0以下である。
無機酸および/または有機酸を含む液、もしくは無機酸
および/または有機酸に−50℃〜200℃の温度で浸
漬処理した後実施する。本浸漬処理は染色前処理工程と
も言えるものであり、同液は染色前処理液である。本染
色前処理操作により、染色されにくい材料でもよく染色
されるようになる。浸漬液の温度は染色効果が得られる
のであれば高くても低くてもかまわないが、好ましくは
−20℃〜200℃、より好ましくは0℃〜150℃で
ある。浸漬温度が低すぎると染色前処理効果が不十分と
なり、高すぎると材料の変形等が発生して好ましくな
い。浸漬時間は効果が得られるのであれば長くても短く
てもかまわないが、通常は1秒〜24時間であり、好ま
しくは10秒〜10時間、より好ましくは10秒〜5時
間の間である。浸漬時間が短かすぎると染色前処理効果
が不十分となり十分に染色されず、長すぎると材料の変
形や表面あれ等が発生して好ましくない。また、染色ム
ラをより少なくするため、染色前処理液を撹拌すること
は好ましい。
を染色前処理液に浸漬することにより実施するが、浸漬
前後に光学材料用樹脂に必要に応じで洗浄等の処理を施
すことは染色前処理効果を高める点で、またムラのない
良好な染色結果を得る点でも好ましい。特に染色前処理
液が付着したまま染色を行うとムラが出やすいばかりで
なく、染色液が汚染されるので、染色前処理液浸漬後は
洗浄操作が必要となる。洗浄液は染色前処理液の成分を
溶解するものであれば特に制限はないが、通常、水、ア
ルカリ水溶液、酸水溶液、有機溶剤等を用いる。洗浄液
として好ましくは水、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化
カリウム水溶液等のアルカリまたはアルカリ土類金属水
酸化物の水溶液、イソプロピルアルコール、エチレング
リコール、ジエチレングリコール等のアルコール類、
1,4−ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタン等
のハロゲン化炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジエチルエタノールアミン、メチルジエタノールア
ミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド等である。こ
れらは単独でもいくつかを併用して使用しても構わない
が、好ましくは、有機溶媒で洗浄した後に水溶媒で洗
浄、もしくは水溶媒で洗浄した後に有機溶媒で洗浄する
というように、有機溶媒と水溶媒で交互に洗浄すること
である。洗浄の仕上げとして、純水で洗浄することは好
ましいことである。洗浄液の温度は好ましくは−20℃
〜200℃、より好ましくは0℃〜150℃である。洗
浄温度が低すぎると洗浄効果が不十分となり、高すぎる
と材料の変形等が発生して好ましくない。洗浄時間は染
色前処理液が除去できるのであれば長くても短くてもか
まわないが、通常は1秒〜24時間であり、好ましくは
10秒〜10時間、より好ましくは10秒〜5時間の間
である。洗浄時間が短かすぎると洗浄効果が不十分とな
り、長すぎると材料の変形や表面あれ等が発生して好ま
しくない。また、洗浄効果を高めるには、洗浄液に界面
活性剤を添加し、撹拌装置や超音波洗浄装置用いて洗浄
することが好ましい。さらに、光学材料用樹脂を染色前
処理液へ浸漬する前後に、必要に応じて減圧および/ま
たは加熱処理を施すことは、むらのない良好な染色効果
を発現するうで好ましい。
面活性剤またはキャリヤー化合物を添加した液組成物を
室温〜200℃に加熱し、そこに材料を浸漬させて行
う。液組成物に用いる染料の使用量は水1Lに0.01
gから100gの割合であり、好ましくは0.05gか
ら50gであり、より好ましくは0.1gから25gで
ある。染料が0.01gより少ない場合は、染色時間が
長くなり十分な染色性が得られない。100gより多い
場合は、染料がダマになったりして分散しにくくなり、
逆に染色性に悪影響を及ぼしたり染色ムラを発生したり
する。染料は、従来から当該分野で使用されている分散
染料、反応染料、カチオン染料、酸性染料、硫化染料、
イングレイン染料等に代表されるが、同様の効果を発現
するものであれば特に制限はない。例えば、ダイスター
ジャパン株式会社製の商品名でDianix−Yell
ow、Orenge、Scarret、Red、Pin
k、Violet、Blue、Grey,Black等
の分散染料、Remazol−Yellow、Red、
Blue、Grey,Black等の反応染料、Ast
razon−Yellow、Red、Violet、B
lue、Green,Black等のカチオン染料が挙
げられ、これらを用途に応じて数種類混合して使用して
もよい。
要な場合は通常水1Lに対し添加量が0.001g〜5
0gの割合であり、好ましくは0.005g〜50gで
ある。界面活性剤が0.001gより少ない場合は効果
が十分に発現できず、50gより多い場合は、均一な染
色が困難となる。界面活性剤の例としては、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸
塩、アルキルスルホコハク酸塩、芳香族スルホン酸ホル
マリン縮合物、ラウリル硫酸塩などの陰イオン界面活性
剤、ポリオキシエチルアルキルエーテル、アルキルアミ
ンエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル等の非イオン界面活性剤などがあげられる。
が、必要な場合は通常水1Lに対し添加量が0.001
gから50gの割合であり、好ましくは0.005gか
ら50gである。キャリヤー化合物が0.001gより
少ない場合はキャリヤーによる効果が十分に発現でき
ず、50gより多い場合は、均一な染色が困難となる。
キャリアー化合物は芳香族化合物に代表されるが、同様
の効果を発現する化合物であればこれに限定する必要は
ない。例えば、「染色加工工学概論」(繊維研究所)の
205および286ページに記載されているような、フ
ェノール、クレゾール、ナフトール、レゾルシン、カテ
コール、ビスフェノールA、ピロガロール、フロログル
シン等のフェノール性水酸基を有する芳香族化合物、メ
タノール、エタノール、ベンジルアルコール、フェネチ
ルアルコール、エチレングリコール、グリセリン、キシ
リレンジオール等のアルコール類、安息香酸エステル、
サリチル酸エステル、フタル酸モノおよびジエステル、
イソフタル酸モノおよびジエステル、テレフタル酸モノ
およびジエステル等のエステル類、アルキルベンゼン、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、スチレン、ナフタ
レン、α−アルキルナフタレン、β−アルキルナフタレ
ン、α−ビニルナフタレン、β−ビニルナフタレン等の
芳香族化合物を挙げることができる。これらの化合物
は、必要に応じて適宜混合して用いても良い。染色液の
温度は染色効果が得られるのであれば、高くても低くて
も構わないが、好ましくは20℃〜200℃、より好ま
しくは20℃〜150℃である。温度が低すぎると染色
が不十分になり、高すぎると材料の変形等が発生して好
ましくない。液成分によっては通常の加熱では所望の温
度が得られない場合があるが、この時は加圧下、あるい
は沸点上昇を可能とする成分を添加した、いわゆる沸点
上昇法により所望の染色温度を実現する。加圧により沸
点を上昇させる場合は、圧力釜あるいはオートクレーブ
等を使用して通常1.1〜20気圧下で染色を実施す
る。沸点上昇法で添加する成分としては、浴成分を水と
した場合はモル沸点上昇効果を実現するような無機塩お
よび水溶性有機化合物があげられる。無機塩としては、
塩化カルシウムやヨウ化カリウム等に代表される一般的
な水溶性無機物であれば使用に制限はない。水溶性有機
化合物としては、尿素や酢酸ナトリウム等に代表される
一般的な水溶性有機物であれば使用に制限はない。染色
液への浸漬時間は染色効果が得られるのであれば長くて
も短くても構わないが、通常は1秒〜10時間、好まし
くは5秒〜5時間の間である。浸漬時間が短すぎると染
色が不十分となり、長すぎると材料の変形等が発生して
好ましくない。また、染色効果を高めるため、染色液を
撹拌することは好ましい。
方法により従来の染色技術では高濃度に染色出来なかっ
た光学材料用樹脂、特に染色が困難である含硫黄樹脂、
中でも硫黄含有率の高い樹脂を、高濃度に染色すること
が可能となった。これにより高濃度に染色された高屈折
率を有する光学材料用樹脂が初めて実現した。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、染色は以下の方法で行った。 染色方法:下記の組成の染色液に90℃で5分浸漬し
た。 染色液組成(溶剤は水) セイコープラックス ダイヤコート ブラウンD 0.2重量% セイコープラックス 染色助剤 0.3重量% ベンジルアルコール 2.0重量% 染色後に全光線透過度を測定し、以下の式にあてはめて
染色度とした。 染色度=100−全光線透過度 (%) なお、表1、2中の組成比は重量比である。
て得られた樹脂からなるレンズ(2.5mm厚の平板)
を染色前処理として、30℃で硫酸に30分間浸漬させ
た後、染色を実施した。染色されたレンズは染色ムラも
なく、表面状態は良好であり、面変形も発生しなかっ
た。得られたレンズの染色度を表1に示した。
表1に示す条件で染色前処理をする以外は、実施例1と
同様の操作を繰り返した。得られた樹脂からなるレンズ
(2.5mm厚の平板)の染色度を表1に示した。
1に示す樹脂からなるレンズを用いて表1に示す条件で
染色前処理をする以外は、実施例1と同様の操作を繰り
返した。得られた樹脂からなるレンズ(2.5mm厚の
平板)の染色度を表1に示した。
せずに染色を実施した。得られたレンズ(2.5mm厚
の平板)の染色度を表2に示した。
流動パラフィンに120℃で60分間浸漬して染色前処
理をする以外は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
得られたレンズ(2.5mm厚の平板)の染色度を表2
に示した。
後10日目、調製後30日目に表1に示す樹脂からなる
レンズ(2.5mm厚の平板)を用いて表1に示す条件
で染色前処理を行ったのち、染色を行った。染色度を表
3に示した。
示す。 A:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛ B:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛ /n-フ゛チルチオク゛リコレート= 9
5/5 C:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛/2-メルカフ゜トエタノール=95/5 D:ヒ゛ス( β- エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル) スルフィト゛/ヒ゛ス(2-メルカフ゜トエチル)ス
ルフィト゛=95/5 E:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛/n-フ゛チルチオク゛リコレート/2-メ
ルカフ゜トエタノール=94.5/2.5/3 F:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛/n-フ゛チルチオク゛リコレート/2-ヒ
ト゛ロキシエチルメタクリレート=93/6/1 G:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛/ヒ゛ス(2-メルカフ゜トエチル)スルフ
ィト゛/2-ヒト゛ロキシエチルメタクリレート=90/5/5 H:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛/ヒ゛ス(2-メルカフ゜トエチル)スルフ
ィト゛/3-フェノキシ-2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ルアクリレート=90/5/5 I:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛/ヒ゛ス(2- メルカフ゜トエチル)スル
フィト゛/ ク゛リシト゛ール=92/5/3 、J:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)シ゛
スルフィト゛ K:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)シ゛スルフィト゛/n-フ゛チルチオク゛リコレート=9
5/5 L:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)シ゛スルフィト゛/2- メルカフ゜トエタノール=95
/5 M:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)シ゛スルフィト゛/ヒ゛ス(2-メルカフ゜トエチル)ス
ルフィト゛=95/5 N:ヒ゛ス( β-シ゛エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)スルフィト゛ O:ヒ゛ス( β-シ゛エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)シ゛スルフィト゛ P:ヒ゛ス( β-エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)トリスルフィト゛ 、Q:ヒ゛ス( β-エヒ゜
チオフ゜ロヒ゜ル)エチルエーテル R:2,5-ヒ゛ス(メルカフ゜トメチル)-1,4-シ゛チアン/ヘ゜ンタエリスリトールテトラキスメ
ルカフ゜トフ゜ロヒ゜オネート/1,3-ヒ゛ス(イソシアナ-トメチル)シクロヘキサン=26/26/48 S:ヒ゛ス(メルカフ゜トエチル)トリチオク゛リセリン /m-キシレンシ゛イソシアネート=48/5
2 T:ヒ゛ス(メルカフ゜トエチル)トリチオク゛リセリン/シ゛シクロヘキシルメタン-4,4'-シ゛イ
ソシアネート=40/60 U:ヘ゜ンタエリスリトールテトラキス-3-メルカフ゜トフ゜ロヒ゜オネート/m-キシレンシ゛イソシ
アネート=56/44 V:シ゛エチレンク゛リコールヒ゛スアリルカーホ゛ネート W:ヒ゛ス(β−エヒ゜チオフ゜ロヒ゜ル)セレニト゛
Claims (7)
- 【請求項1】 光学材料用樹脂を、無機酸および/また
は有機酸からなる液に浸漬した後、染色することを特徴
とする光学材料用樹脂の染色方法。 - 【請求項2】 光学材料用樹脂が含硫黄樹脂である請求
項1記載の染色方法。 - 【請求項3】 光学材料用樹脂が、下記(1)式で表さ
れる構造を1分子中に1個以上有する化合物単独又はこ
の化合物を含む組成物を重合硬化して得られる樹脂であ
る請求項1記載の染色方法。 【化1】 (式中、R1 は、炭素数1〜10の炭化水素、R2 、R
3 およびR4 はそれぞれ炭素数1〜10の炭化水素基ま
たは水素を示す。YはO,S,SeまたはTeを示す。
n=0〜5、m=1〜5、pは0または1を示す。) - 【請求項4】 無機酸が塩酸、硫酸、硝酸、リン酸の中
から選ばれる少なくとも1種類以上の化合物であり、有
機酸がスルホン基、カルボキシル基、フェノール系水酸
基の中から選ばれる少なくとも1種類以上の基を有する
化合物である請求項1記載の染色方法。 - 【請求項5】 有機酸がスルホン基を有する化合物とフ
ェノール性水酸基を有する化合物との混合物である請求
項1記載の染色方法。 - 【請求項6】 スルホン基を有する化合物(I)とフェ
ノール性水酸基を有する化合物(II)との重量比
〔(I)/(II)〕が0.01〜2.0である請求項
5記載の染色方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れか記載の染色方法で
染色された光学材料用樹脂。
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|---|---|---|---|
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| JP8861499 | 1999-03-30 | ||
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- 2000-03-30 JP JP2000094466A patent/JP4735787B2/ja not_active Expired - Lifetime
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