JP2000503974A - プリン誘導体の製造方法 - Google Patents

プリン誘導体の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メトキシ−1,3−プロパンジオールのL−モノバリンエステルおよび製薬上許容され得るその塩を製造する方法。本方法は、2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メトキシ−1,3-プロパンジオールの、L−バリン誘導体によるモノエステル化によるN,O−ビストリチル中間体を与える。これらの生成物は、改良された吸収を有する抗ウイルス剤として価値がある。

Description

【発明の詳細な説明】 プリン誘導体の製造方法 発明の背景 発明の分野 本発明は、ガンシクロビルのプロドラッグ製剤およびその薬学的に許容される 塩の製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、2−(2−アミノ−1,6 −ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メトキシ−1,3−プロパン− ジオールから誘導されたL−モノバリンエステルおよびその薬学的に許容される 塩に関する。 背景情報 イギリス特許第1523865号明細書は、9−位に非環式鎖を有する抗ウイ ルス性のプリン誘導体を記載している。これらの誘導体の中で、INN命名法で アシクロビルと呼ばれる2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プ リン−9−イル)−メトキシ−エタノールは、単純ヘルペスのようなヘルペスウ イルスに対して強い活性を有することが見出された。 米国特許第4,355,032号明細書は、INN命名法でガンシクロビルと 呼ばれる化合物、9−〔(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エトキシ)− メチル〕−グアニンまたは2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ− プリン−9−イル)−メトキシ−1,3−プロパン−ジオールまたは9−〔(1 ,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシ)−メチル〕−グアニン(DHPG)を開 示している。ガンシクロビルは、ヘルペス科のウイルス、例えば単純ヘルペスお よびサイトメガロウイルスに対し大変有効である。 ヨーロッパ特許出願公開第375329号明細書は、以下の式: (式中、RおよびR1は、それぞれ水素原子およびアミノアシル残基から選ばれ るが、ただし、RおよびR1の少なくとも一つは、アミノ酸アシル残基を表し、 Bは、式: 〔式中、R2は、C1-6の直鎖、C3-6の分岐鎖もしくはC3-6の環状アルコキシ基 、またはヒドロキシまたはアミノ基または水素原子を表す)の基を表す〕 を有するプロドラッグ化合物およびそれらの生理学的に許容される塩を開示して いる。これらのプロドラッグ化合物は、経口経路に投与するときに有利な生物学 的利用能を有し、体内で高い親化合物の濃度が得られると記載されている。 ヨーロッパ特許出願公開第375329号明細書の実施例3(b)は、白色泡 状体としての、ガンシクロビルのビス(L−イソロイシナート)エステルの製造 を開示している。実施例4(b)は、白色固体としての、ガンシクロビルのビス (グリシナート)エステルの製造を開示している。実施例5(b)は、固体とし ての、ガンシクロビルのビス(L−バリナート)エステルの製造を開示している 。実施例6(b)は、90%のビスエステルおよび10%のモノエステルを含む シロップとしての、ガンシクロビルのビス(L−アラニナート)エステルの製造 を開示している。ビス−エステルは、ガンシクロビルを、場合により保護された アミノ酸またはその機能的同等物と反応させることにより製造される。その反応 は、従来の方法で、例えばピリジン、ジメチルホルムアミドなどのような溶媒中 、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドのようなカップリング剤の存在下で 、場合により4−ジメチルアミノピリジンのような触媒能を有する塩基の存在下 で行われる。記載されたビスエステルは、経口投与用薬剤の製造のために処理が 困難な非結晶性物質である。 イギリス特許出願第8829571号は、ヨーロッパ特許出願公開第3753 29号明細書および米国特許第5,043,339号明細書の優先権特許出願で あり、式:(式中、Rは、ヒドロキシまたはアミノ基または水素原子を表す)の化合物のア ミノ酸エステルおよびその生理学的に許容される塩を開示している。 好ましいアミノ酸の例は、例えば、グリシン、アラニン、バリンおよびイソロ イシンのような6個までの炭素原子を含む脂肪族酸を含む。アミノ酸エステルは 、モノエステルもジエステルも含む。このジエステルの製造法は、ヨーロッパ特 許出願公開第375329号明細書中の製造法と同一である;しかしながら、こ の特許出願並びにヨーロッパ特許出願公開第375329号明細書および米国特 許第5,043,339号明細書は、モノエステルの製造、またはそれらの有用 性を示唆するいかなるデータも開示していない。 Leon Collaらの、J.Med.Chem.(1983)26,602-604は、アシクロビルのいく つかの水溶性エステル誘導体およびそれらの塩を、アシクロビルのプロドラッグ として開示している。著者らは、アシクロビルが、水へのその限られた溶解性の ために目薬または筋肉注射剤として投与できないことを述べ、したがって、親化 合物よりもさらに水溶性であるアシクロビル誘導体を合成している。著者らは、 グリシルエステルの塩酸塩、アラニルエステルの塩酸塩、β−アラニルエステル の塩酸塩、コハク酸エステルのナトリウム塩、およびアジド酢酸エステルを開示 している。アラニルエステルは、アシクロビルを対応するN−カルボキシ−保護 アミノ酸とピリジン中で、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドおよび触媒 量のp−トルエンスルホン酸の存在下で反応させ、そして続いて接触還元により α−およびβ−アラニルエステルを塩酸塩として得る方法を含む、従来のエステ ル化法で製造された。 L.M.Beauchampらの、Antiviral Chemistry & Chemotherapy(1992),3(3),157 -154は、抗ヘルペス剤アシクロビルの18個のアミノ酸エステルおよびアシ クロビルのプロドラッグとしてのそれらの有用性を開示し、ラットでアシクロビ ルの尿中回収量を測定することにより評価した。10個のプロドラッグ、例えば グリシル、D,L−アラニル、L−アラニル、L−2−アミノブチレート、D, L−バリル、L−バリル、D,L−イソロイシル、L−イソロイシル、L−メチ オニル、およびL−プロリルエステルは、尿中にアシクロビル自体よりも多量の 親薬剤を生じた。著者らによれば、アシクロビルのL−バリルエステルは、研究 されたエステルの中で最も優秀なプロドラッグであった。これらのエステルは、 Collaらによって使用された方法と同様の方法で製造された。 ヨーロッパ特許出願公開第308065号明細書は、アシクロビルのバリンお よびイソロイシンエステル、好ましいものとして、他のエステルおよびアシクロ ビルと比較した場合、経口投与後に腸管からの吸収作用がかなり増加することを 示すので、そのL型を開示している。アミノ酸エステルは、アシクロビルをN− カルボキシ−保護アミノ酸または酸ハロゲン化物またはアミノ酸の酸無水物と、 ピリジンまたはジメチルホルムアミドのような溶媒中で、場合により触媒性塩基 の存在下で反応させることを含む、従来のエステル化法で製造される。 PCT特許出願公開WO 94/29311号明細書は、アシクロビルまたは ガンシクロビルを含む、ヌクレオシド類似体のアミノ酸エステルの製造方法を開 示している。この方法は、エステル化可能なヒドロキシ基をその線状または環式 エーテル部分中に有するヌクレオシド類似体を、式: (式中、R1は、水素、C1-4のアルキルもしくはアルケニル基または他のアミ ノ酸側鎖を表してもよく、R2は、水素または基COOR3を表してもよいが、こ こでR3は、ベンジル、t−ブチル、フルオレニルメエチル、または場合により ハロ置換された線状または分岐状のC1-8のアルキル基である)の2−オキサ− 4−アザ−シクロアルカン−1,3−ジオンと反応させることを含む。好ましい R1基は、それぞれ、アシクロビルまたはガンシクロビルのグリシン、アラ ニン、バリンおよびイソロイシンエステルを生じる、水素、メチル、イソプロピ ルおよびイソブチルを含む。PCT特許出願公開WO94/29311号明細書 の実施例1〜3は、従来の方法によるバリン−置換2−オキサ−4−アザ−シク ロアルカン−1,3−ジオン(Z−バリン−N−カルボキシ無水物)によるアシ クロビルの縮合のみを開示している。そのPCT出願のアミノ酸エステルは、ア シクロビルエステルおよびガンシクロビル(DHPG)エステルの両方を含むが、 その出願は、ガンシクロビルエステル、ましてガンシクロビルのモノ−エステル の製造方法を開示していない。 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メ トキシ−1,3−プロパン−ジオールから誘導されたL−モノバリンエステルお よびその薬学的に許容される塩は、強い抗ウイルス剤であり、かつヨーロッパ特 許出願公開第694547号明細書に記載されている。これらの化合物は、改良 された経口吸収作用および低毒性を有することが見出されている。この特許出願 は、ここで記載した方法とは異なった、これらエステルのあるいくつかの製造方 法をも開示している。 本発明は改良法に関し、これによりガンシクロビルをトリチル化合物と反応さ せ、脂肪族ヒドロキシル基の1個とグアニン基の2−アミノ部分に、トリチル保 護基を有するガンシクロビル中間体を供する。この中間体は、高収率かつ高純度 で単離され、また、L−バリン誘導体によるモノ−エステル化により、ガンシク ロビルのL−モノバリンを製造することを可能にする。 発明の要約 本発明は、式I: の化合物およびその薬学的に許容される塩の製造方法を提供するが、この化合物 を、以下、2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イ ル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリナートまたはモノ− L−バリンガンシクロビルと呼ぶ。 この方法は、ガンシクロビルとトリチル化合物との反応に関し、脂肪族ヒドロ キシル基の1個とガンシクロビルのグアニン基の2−アミノ部分に、トリチル保 護基を有するガンシクロビル中間体を供するものである。この中間体は、順に、 L−バリン誘導体によるモノ−エステル化によりガンシクロビルのN,O−ビス トリチル−モノバリンエステルを供し、次いで、保護基の除去により式Iのプロ ドラッグを産する。任意に、この方法はまた、式Iのプロドラッグの塩の形成工 程、式Iのプロドラックの酸付加塩の非塩形態への転化工程、式Iのプロドラッ グの光学分割工程または式Iのプロドラッグの結晶形態での製造工程を含んでい てもよい。この方法の詳細を以下に記述する。 発明の詳細な説明 定義 特に断らないかぎりは、詳細な説明および請求項で使用する以下の用語は、以 下に与えられた意味を有する。 「アルキル」は、1乃至指定された炭素原子数を有する線状または分岐状の飽 和炭化水素ラジカルを意味する。例えばC1-7のアルキルは、少なくとも1個、 しかしながら、7個を超えない炭素原子を有するアルキル、例えばメチル、エチ ル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘプチルな どである。 「低級アルキル」は、1乃至6個の炭素原子のアルキルを意味する。 「アリール」は、一つの水素原子を除去することによって芳香族炭化水素から 誘導された有機ラジカルを意味する。好ましいアリールラジカルは、一つの環( 例えば、フェニル)または二つの縮合環(例えば、ナフチル)を有する芳香族炭 素環式ラジカルである。フェニル基:C65−が最も好ましい。 「アラルキル」は、水素原子が上記定義のアリール基、例えばベンジル、フェ ニルエチル、フェニルプロピル等により置換されているアルキルから誘導される 有機基を意味する。 「アシル」は、有機酸から水酸基を除去することにより誘導された有機ラジカ ルである;例えばCH3CO−すなわちアセチルはCH3COOHのアシルラジカ ルである。そのようなアシル基の他の例は、プロピオニル、またはベンゾイルな どである。「アシル」なる用語は、有機ラジカルRCO−(ここで、Rは上記定 義のようなアルキル基である)である「アルカノイル」なる用語を含む。 「低級アルコキシ」、「(低級アルキル)アミノ」、「ジ(低級アルキル)アミノ」、「 (低級アルカノイル)アミノ」、および同様の用語は、アルコキシ、アルキルアミ ノ、ジアルキルアミノ、アルカノイルアミノなどを意味し、ここで、各アルキル ラジカルは、上記した「低級アルキル」である。 「ハロゲン」または「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味す る。 化合物の「誘導体」は、元の化合物から単純な化学操作によって得ることがで きる化合物を意味する。 化合物の「活性化誘導体」は、所望の化学反応において該化合物を活性化する 、元の化合物の反応性の形態を意味するが、ここで、元の化合物は、わずかに反 応性があるかまたは反応性はない。活性化は、元の化合物の自由エネルギー量よ りも大きな自由エネルギー量を有する誘導体、または分子内での化学的部分を形 成して、別の試薬とより反応しやすい活性化型を与えることにより達成される。 本発明においては、カルボキシ基の活性化は特に重要であり、対応する活性化剤 またはカルボキシ基を活性化させる基部分は、以下でさらに詳しく述べる。活性 化されたL−バリン誘導体の例は、式III: (式中、P3は、アミノ−保護基であり、Aは、カルボキシ−活性基、例えばハ ロ、低級アシルオキシ基、カルボジイミド基、例えば1−エチル−3−(3−ジ メチルアミノプロピル)−カルボジイミド(EDAC)、イソブチラート基など である)の化合物である。 該アミノ酸(特にL−バリン)をエステル化しやすくさせる、アミノ酸の活性 化した形態であるアミノ酸無水物は、本発明で特に重要なものである。アミノ酸 無水物は、上記式 III の化合物に含まれる。PCT特許出願公開WO 94/ 29311号明細書に記載されたL−バリンの環状アミノ酸無水物、 例えば式IIIa: (式中、P3は、アミノ保護基である) の2−オキサ−4−アザ−5−イソプロピル−シクロアルカン−1,3−ジオン は、本発明に特に有用である。環状アミノ酸無水物の他の例は、以下にさらに詳 しく記載された保護されたアミノ酸N−カルボキシ無水物(NCAs)である。 「保護基」は、(a)反応性基を、望ましくない化学反応中での部分イソプロ ピルアルコール化から保護し;そして(b)反応性基の保護がもはや必要なくな った後に容易に除去できる化学基を意味する。例えばベンジル基は、第1級ヒド ロキシル官能基のための保護基である。 「アミノ−保護基」は、さもなければ特定の化学反応により変性されるであろ う反応性アミノ基を保護する保護基である。その定義は、トリチル基:−C(P h)3(すなわち、トリフェニルメチル)、または置換トリチル基、例えばモノ メトキシトリチル基、4,4’−ジメトキシトリチルすなわち4,4’−ジメト キシトリフェニルメチル基のようなジメトキシトリチル基、ホルミル基または2 〜4個の炭素原子を有する低級アルカノイル基、特にアセチルまたはプロピオニ ル基、トリクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、およびN−(9−フル オレニルメトキシカルボニル)すなわち「FMOC」基、アリルオキシカルボニ ル基または(C6−C12)アリール低級アルキルカーボネート(例えば、ベンジ ルクロロカーボネートから誘導されたN−ベンジルオキシカルボニル基)のよう なハロカーボネートから誘導されるか、あるいはビフェニルアルキルハロ カーボネート、または第3級アルキルハロカーボネート(例えば第3級ブチルハ ロカーボネート特に第3級ブチルクロロ−カーボネート)、またはジ(低級)ア ルキルジカーボネート、特にジ(t−ブチル)−ジカーボネートから誘導される 他の保護基、フタリル基およびトリフェニルメチルクロリドのようなトリフェニ ルメチルハライド、およびトリフルオロ酢酸無水物を含む。 本発明の内容に関しては、アミノ保護基は、ガンシクロビルのグアニン基の2 −アミノ部分に、または、L−バリン誘導体のアミノ基に存在してもよい。本発 明に関して特に重要であるものは、ガンシクロビルのグアニン基の2−アミノ部 分についてのアミノ保護基としてのトリチル基および置換トリチル基である。 「Trt」は、上記で定義したような、トリチルまたは置換トリチル基である。 「ヒドロキシ保護基」は、別の状況で、ある化学反応により修飾されるであろ うヒドロキシ基を保護する保護基を意味する。本発明の内容に関しては、ヒドロ キシ保護基は、上記で定義したような、トリチル基:−C(Ph)3(すなわち 、トリフェニルメチル)または置換トリチル基である。 アミノ−またはヒドロキシ保護基のようなトリチル保護基は、ガンシクロビル のグアニン基上の2−アミノ基か、ガンシクロビルの側鎖ヒドロキシ部分と、場 合により置換されているトリチル化合物との反応から誘導される。トリチル化合 物は、当業界で周知であり、一般に、XC(Ph)3の構造式である(式中、X は、クロロまたはブロモである)。置換トリチル化合物は、上記で定義したよう な置換トリチル基、例えばモノメトキシトリチル基、ジメトキシトリチル基、例 えば4,4’−ジメトキシトリチルすなわち4,4’−ジメトキシトリフェニル メチル基を産する。 「脱離基」は、化学反応で別の基により置換される置換されやすい基を意味す る。脱離基の例は、ハロゲン、場合により置換されたベンジルオキシ基、イソプ ロピルオキシ基、メシルオキシ基、トシルオキシ基またはアシルオキシ基である 。 式Iの化合物の製造に使用されるすべての活性化剤および保護剤は、以下の条 件を満たさなければならない;(1)それらの導入は、定量的に、かつL−バリ ン成分のラセミ化なしで進めなければならない;(2)所望の反応の間、存在す る保護基は、使用される反応条件に対して安定であるべきである;(3)該基は 、 エステル結合が安定でありかつエステルのL−バリン成分のラセミ化が起こらな い条件で容易に除去されなければならない。 本発明の方法は、式Iのプロドラッグの光学分割をも含むことができる。これ ら化合物の立体化学および光学分割に関する用語は、ヨーロッパ特許出願公開第 694547号明細書に記載されている。 「場合による」または「場合により」は、記載された事柄(event)または情況( circumstance)が起こるかまたは起こらないかもしれないことおよびその記述が 該事柄(event)または情況(circumstance)が起こった例および起こらなかった例 を含むことを意味する。例えば「場合により置換されたフェニル」は、フェニル が置換されているかまたは非置換であることおよびその記述が非置換フェニルお よびその中に置換基があるフェニルをも含むことを意味する;「場合により、次 に遊離塩基を酸付加塩に転化する」は、該転化が、記載されたその方法が本発明 の範囲内にあるように行われるかまたは行われないことを意味し、かつ本発明は 、遊離塩基を酸付加塩に転化する方法および遊離塩基を転化しない方法を含む。 「薬学的に許容される」は、一般に安全かつ非毒性である薬学組成物を製造す るのに有用であることを意味し、かつ家畜への使用並びに人間への薬剤使用に許 容できることを含む。 「薬学的に許容される塩」は、所望の薬理活性を有し、かつ生物学的にもそう でなくても有害でない塩を意味する。そのような塩は、例えば塩化水素酸、臭化 水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸;例えば酢酸、プロピオン酸、ヘキサ ン酸、ヘプタン酸、シクロペンタン−プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸 、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエ ン酸、安息香酸、o−(4−ヒドロキシ−ベンゾイル)−安息香酸、ケイ皮酸、 マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタン−ジスルホ ン酸、2−ヒドロキシエタン−スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−クロロベ ンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ショ ウノウスルホン酸、4−メチル−ビシクロ〔2,2,2〕オクト−2−エン−1 −カルボン酸、グルコ−ヘプトン酸、4,4’−メチレンビス(3−ヒドロキシ −2−ナフトエ)酸、3−フェニルプロピオン酸、トリメチルー酢酸、第3級ブ チ ル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシ−ナフトエ酸、 サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸などの有機酸で形成された酸付加塩を含む 。好ましい薬学的に許容される塩は、塩化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸またはメ タンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロ キシエタン−スルホン酸、ベンゼン−スルホン酸、p−クロロベンゼン−スルホ ン酸、2−ナフタレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、およびショウノウ スルホン酸で形成された塩である。 合成反応パラメーター そうでないと明記しない限りは、ここに記載した反応は、大気圧下で5℃から 170℃(好ましくは10℃から50℃;最も好ましくは「室温」または「雰囲 気温度」、例えば20℃から30℃)の温度範囲内で起こる。しかしながら、化 学反応で使用される温度範囲は、これら温度範囲より上下の温度であろういくつ かの反応が存在することは明らかである。さらに、断らない限りは、反応時間お よび条件は、おおよそのものであるが、例えば、ほぼ大気圧で、約5℃から約1 00℃(好ましくは約10℃から約50℃;最も好ましくは約20℃)の温度範 囲内で、約1から約100時間(好ましくは約5から60時間)の間に起こる。 例中で与えられたパラメーターは、おおよそではなく特定されている。 ここで記載した化合物および中間体の単離および精製は、所望ならば、適切な 分離および精製方法、例えば濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、 薄層クロマトグラフィー、厚層クロマトグラフィー、またはこれら方法の組み合 わせにより達成できる。適切な分離および単離方法の具体例は、下記の例を参照 することで示される。しかしながら、他の同等な分離ないし単離方法も、もちろ ん使用できる。 目下の好ましい態様 本発明の最も広い定義は、発明の要約中に、式Iの化合物およびその薬学的に 許容される塩の製造方法として示されているが、(R,S)混合物およびある特 定の塩が好ましい。 以下の酸は、式Iの化合物と薬学的に許容される塩を形成するために好ましい :塩化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、 1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスル ホン酸、p−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、p−トル エンスルホン酸およびショウノウスルホン酸である。最も好ましいものは、塩化 水素酸、硫酸またはリン酸のような強無機酸である。 最も好ましい化合物は、2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ− プリン−9−イル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル L−バリナー トの塩化水素塩および酢酸塩である。これら化合物は、結晶性物質として製造で き、それゆえ安定した経口製剤に容易に製造できる。 ここに記載したいかなる方法においても、式I、II、III、IIIa、IVまたはVに ついては、P1、P2、P3、Trt およびAが、発明の要約中で述べられた最も広 い定義中で定義された式のことであり、これらの方法は、目下の好ましい態様に 適用できる。 合成方法の詳細 本発明の方法は、以下に示す反応シーケンス中に描かれている。 ここで、P1は、水素またはアミノ保護基、P2は、場合により置換されている トリチル基またはアミノ保護基であり、P3は、アミノ保護基であり、Trtは、場 合により置換されているトリチル基である。 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メ トキシ−1,3−プロパンジオール(ガンシクロビル)を、上記で定義したよう な場合により置換されているトリチル化合物と反応させて、脂肪族ヒドロキシ基 の1個と2−アミノ官能基にトリチル保護基を有する、N,O−ビストリチルガ ンシクロビル中間体(式 II)を産する。この反応生成物を、式 III または IIIa のL−バリン誘導体でエステル化し、ガンシクロビルのN,O−ビストリチル− モノバリンエステル(式 IV)を生成し、続いて、トリチル保護基および他の保護 基の除去により、式Iの化合物を与える。 本発明のこの方法は、式 II のN,O−ビストリチルガンシクロビル中間体を 製造するための迅速かつ簡便な方法である。このビストリチル中間体を、高純度 で、かつ60%を超える収率で回収することができ、濾過および単純な抽出によ り、モノ−およびトリ−トリチル化不純物から容易に分離することができる。そ の後、この中間体をL−バリン誘導体でモノエステル化することにより、式Iの 化合物を供する。 式Iの化合物は、場合によりその薬学的に許容される塩に転化できる。その方 法は、式Iのプロドラッグの酸付加塩の非塩型への転化、式Iの化合物の光学分 割または式Iの結晶状の化合物の製造も含むことができる。 式Iの化合物を生産する方法は、好ましい方法は保護されたアミノ基なしで行 われるが、グアニン塩基の2−位におけるアミノ基の保護を含むかまたは含まな い。出発物質ガンシクロビルが、保護されたアミノ基を有する場合については、 その保護基は、当業界においてよく知られた従来の方法で除去される。例えば、 アミノ−保護基が、低級アルカノイル基ならば、塩基性条件(pH8〜11)が 保護基を除去するのに使用される。例えば、2−N−アセチル−ガンシクロビル は、アセチル基が完全に除去されるまでアルカリ剤、例えば水酸化アンモニウム 、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム で処理される。一般に、この反応は、低級アルカノールのような適切な溶媒の存 在下で行われる。好ましくは出発物質をメタノールに溶解し、化学量論的に過剰 量の水酸化アンモニウムを加える。反応温度は、0から50℃、好ましくは室温 に保持される。反応が終了後(TLCで決定できる)、他の溶媒、例えば、従来の 分離法を使用してろ別および単離できる脱アセチル化生成物の沈殿を導くエチル エーテルを加え、脱−保護生成物の単離を容易にする。 出発物質 式Iの化合物を製造するために使用されるすべての出発物質は、ガンシクロビ ル、トリチル化合物、保護剤およびカルボキシル基−活性化剤のような、既知の ものである。 工程II(エステル化工程)を実施する前に、L−バリン誘導体のアミノ基を保 護して望ましくないアミド形成によるエステル化の妨害を避けなければならない 。本発明で有用な種々のアミノ−保護されたL−バリン誘導体は、例えば N−ベンジルオキシカルボニル−L−バリン、BOC−L−バリンおよびFMO C−L−バリン、N−ホルミル−L−バリンおよびN−ベンジルオキシカルボニ ル−N−カルボキシ−L−バリン無水物は、すべて商業的に入手可能(SNPE Inc. ,Princeton,NJ,Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,WIおよびSigma Chemical Co.,St.Louis,MO)であるか、または、例えば、N−アリルオキシカルボニル −L−バリンのように、文献中に記載されている。環状アミノ−保護されたL− バリン誘導体は、上記したような文献中にも記載されている。ベンジルオキシカ ルボニル−バリン−置換2−オキサ−4−アザ−シクロアルカン−1,3−ジオ ン(Z−バリン−N−カルボキシ−無水物、またはZ−バリン−NCA)および Boc−L-バリンは、本発明で特に重要であり、商業的にも入手できる(SNPEInc. ,PrincetonNJ)。あるいは、保護工程は、従来の方法で行われる。 本発明の化合物の製造のための好ましいガンシクロビル出発物質は、米国特許 第4,355,032号明細書に記載された保護されていないガンシクロビル( 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)メトキ シ−1,3−プロパンジオール)である。他のガンシクロビル出発物質、例えば 2−(2−アシル−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル )メトキシ−1,3−プロパンジオールは、2−アミノ基において保護されてい る。トリチルクロリドおよびトリチルブロミドが、好ましいトリチル化合物であ る。 L−バリンの活性誘導体の製造 工程II(エステル化工程)を実施する前に、L−バリンは、活性化もされなけ ればならない。保護アミノ酸の少なくとも1当量および適切なカップリング剤ま たは脱水剤の1当量、例えば1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドまたは塩 基性基を有するそのようなジイミドの塩を、最初から使用するべきである。N, N’−カルボニルジイミダゾールのような他のカルボジイミドを使用することも できる。さらなる有用な脱水剤は、無水トリフルオロ酢酸、混合無水物、酸塩化 物、1−ベンゾ−トリアゾリルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−ト リスピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、1−ヒドロキシベン ゾトリアゾール、1−ヒドロキシ−4−アザベンゾトリアゾール、1−ヒドロキ シ−7−アザベンゾトリアゾール、N−エチル−N’−(3−(ジメチルアミノ) −プロピル)カルボジイミド塩酸塩、3−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−4− オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル )−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート、O −(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウ ロニウムヘキサフルオロホスフェート、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1 −イル)−1,1,3,3−テトラメチルウリニウムテトラフルオロボレート、 O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−ビス(テトラ メチレン)ウロニウムヘキサフルオロホスフェートまたはO−(7−アザベンゾ トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−ビス(テトラメチレン)ウロニウ ムへキサフルオロホスフェートである。L.A.Carpino によるこれらカップリン グ剤の記載は、J.Am.Chem.Soc.1993,115,p.4397-4398に見出すことができ る。 アミノ酸の活性化した形態であるウレタンで保護されたアミノ酸のN−カルボ キシ無水物(UNCA′s)は、この目的にも有効であり、これらは、William, D.Fuller らの、J.Am.Chem.Soc.1990,112,7414-7416 に記載されているが 、これは参考文献として本明細書に組み込まれる。他の保護されたアミノ酸のN −カルボキシ無水物は、前に論じたPCT特許出願公開WO94/29311号 明細書に記載されている。要約すれば、保護されたアミノ酸の無水物または他の 活性化誘導体を緩やかな条件下で生成するすべての他の試薬は、カップリング剤 として使用できる。 そのアミノ−保護されたアミノ酸は、ハロゲン化低級アルカン、好ましくはジ クロロメタンのような不活性溶媒中に、不活性雰囲気下で、例えば窒素雰囲気下 で溶解され、そのカップリング剤(好ましくは1,3−ジシクロヘキシルカルボ ジイミド)が加えられる。その反応混合物は、0から50℃、好ましくはほぼ室 温で攪拌される。その反応混合物は、濾過され、反応生成物(保護されたアミノ 酸の無水物)は、単離される。得られた生成物は、乾燥ジメチルホルムアミドの ような乾燥不活性溶媒中に溶解され、窒素下に置かれる。 モノ−L−バリンガンシクロビルの製造 工程I: ガンシクロビルをトリチル化合物と反応させ、脂肪族ヒドロキシル基の1個と ガンシクロビルのグアニン環系の2−アミノ基に、トリチル保護基を有するガン シクロビル中間体(式II)を供する。 例えば、2〜3当量のトリチルクロリド溶液を、不活性溶媒、好ましくはジメ チルホルムアミドのような非プロトン性極性溶媒中のガンシクロビルの懸濁液に 、0〜100℃、好ましくは40〜60℃下で添加する。これにより、N−トリ チル−ガンシクロビル、O−トリチル−ガンシクロビル、N,O−ビストリチル −ガンシクロビルおよびトリス−トリチル−ガンシクロビルの混合物を産する。 トリス−トリチル−ガンシクロビルは不溶性であり、これをろ去する。モノ−お よびビス−トリチル化ガンシクロビルを溶媒溶液から沈殿させ、ある程度の純度 のビス−トリチル化化合物を供する。さらなる精製を、酢酸エチルのような有機 溶媒で洗浄することにより達成し、この酢酸エチル洗浄液からの結晶化により、 溶解したすべてのビス−トリチルを回収することができる。 工程II: この工程においては、式IVまたはIVaのアミノ保護L−バリンの活性化誘導体 を、工程Iで得たN,O−ビストリチル−ガンシクロビル中間体でエステル化す る。L−バリン誘導体の適切なアミノ−保護基は、N−ベンジルオキシカルボニ ル基、フタリル基、第3級ブチルオキシカルボニル基およびN−(9−フルオレ ニルメトキシカルボニル)すなわち「FMOC」基である。 不活性溶媒中の工程IでのN,O−ビストリチル−ガンシクロビル生成物溶液 を、約1〜3当量の活性化L−バリン誘導体、好ましくはZ−バリン−N−カル ボキシ無水物またはBoc−L−バリンに、有機塩基、好ましくはトリエチルア ミン(TEA)の存在下で添加する。反応混合物を、10〜40℃、好ましくは 周囲温度下で、10〜90時間、好ましくは約24時間攪拌する。この生成物、 例えばN,O−ビストリチル−O−(Nα−Z−L−バリン)−ガンシクロビル を濾過により捕集し、洗浄し、10〜70℃の減圧下で乾燥させる。 工程III: 前工程の終了後、トリフルオロエタノール(TFE)のような極性有機溶媒中 に工程IIの生成物を溶解し、続いてトリフルオロ酢酸(TFA)のような無水ア ルカン酸を添加することにより、トリチル保護基を除去することができる。この 反応混合物を、反応がTLCにより完結するまで、周囲温度下で30分間〜10 時間攪拌する。固体物を濾過により除去する。トリフルオロエタノール/トリフ ルオロ酢酸の大部分は、蒸留により除去される。その後、反応混合物を、有機溶 媒の混合物、好ましくはテトラブチルメチルエーテル(MTBE):ヘキサン( 1:1)にゆっくりと添加する。生成物を溶液から沈殿させ、濾過により捕集し 、減圧下で10〜24時間乾燥させる。この生成物を、結晶化によりさらに精製 することができる。 工程IV: 工程IIIの生成物のバリン保護基は、脱−保護反応により、好ましくは酸性の 媒質または溶媒中で、最も好ましくは水素化分解で除去される。酸性条件下の脱 −保護は、それが脱−保護反応で遊離したアミノ基がプロトン化することを保証 するので好適である。すなわち、式Iの塩基が脱−保護反応で形成された遊離ア ミノ基は、存在する酸の少なくとも化学量論量により捕捉される。酸付加塩とし て式Iの化合物の単離は、式Iの化合物の所望の立体配置を保護するであろう。 したがって、脱−保護工程を示す、下記のこれらの例は、付随する塩形成工程を も示している。 その脱−保護反応は、不活性溶媒、好ましくは酸性溶媒中において、水素化分 解触媒、例えば白金、または炭素上の水酸化パラジウム、炭素上のパラジウムを 使用して、1〜2000psi(0.07〜140気圧)、好ましくは50〜200p si(3.5〜14気圧)、最も好ましくは5〜20psi(0.35〜1.4気圧 )の上昇した水素圧で、前工程の生成物を溶解して行われる。その反応の完了は 、通常のTLC分析を使用して監視できる。必要ならば、さらに水素化触媒を加 えて、その水素化分解は、転化が完了するまで続けられる。触媒は、除去され、 洗浄される。濾過工程からのろ液および洗浄液を一緒にし、これを濃縮および凍 結乾燥し、ガンシクロビルL−バリンエステルを単離する。その生成物の精製お よび結晶状のエステルの単離は、再結晶化または液体クロマトグラフィーのよう な他の 精製技術によって行われる。 存在するならば、グアニン基の2−アミノ基のどのような保護基も上記したよ うな通常の方法で除去できる。 もし第3級ブチルオキシカルボニル基が、アミノ−保護基として使用されるな らば、その除去は、HClのような酸および溶媒としてのイソプロパノールで、 またはトリフルオロ酢酸だけで行われる。 塩の製造 当業者は、式Iの化合物が、酸付加塩としてまたは対応する遊離塩基として製 造できることを理解するであろう。酸付加塩として製造されるならば、その化合 物は、水酸化アンモニウム溶液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのよう な適切な塩基で処理することにより遊離塩基に転化できる。しかしながら、式I の遊離塩基は、特徴づけることが酸付加塩よりも困難であることを指摘すること は重要である。遊離塩基を酸付加塩に転化するときに、その化合物を、(前に記 述した)適切な有機酸または無機酸と反応させる。これらの反応は、(酸付加塩 を製造する場合には)少なくとも化学量論量の適切な酸であるいは(式Iの遊離 化合物を遊離させる場合には)塩基で処理することにより行われる。本発明の塩 −形成工程において、典型的には遊離塩基は、水または低級アルカノール(好ま しくはイソプロパノール)およびその混合物のような極性溶媒中に溶解され、酸 は、水中または低級アルカノール中に必要量加えられる。その反応温度は、通常 、約0℃〜50℃、好ましくはほぼ室温に保持する。その対応する塩は、自然に 沈殿するか、あるいはより小さな極性の溶媒の添加、蒸発または真空による溶媒 の除去、または溶液の冷却によって溶液から取り出すことができる。 立体異性体の単離および結晶状の2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オ キソ−プリン−9−イル)メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリ ナートの製造 式(I)から、本発明の化合物は、L−バリン中の非対称炭素原子のほかに、 一つの非対称炭素原子(キラル中心)をプロピル鎖中に有することは明らかであ る。したがって、二つのジアステレオマー型、Cahn らの規則によって決定され るような、(R)−および(S)−型が存在する。そのジアステレオマーの分離 のための適切な方法は、ヨーロッパ特許出願公開第694547号明細書に記載 されている。 式(I)の化合物は、また非結晶状の形態よりも多くのよく知られた利点を有 する結晶状の形態に製造される。本発明の化合物を結晶状の形態に製造する適切 な方法は、ヨーロッパ特許出願公開第694547号明細書にも記載されている 。 以下の製造例および例は、当業者が本発明をさらに明瞭に理解でき、かつ実施 できるように与えられている。それらは、本発明の範囲を限定すると考えるべき ではなく、単にそれらの例および典型例としてだけ考えるべきである。 実施例1 N−トリチル−2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9 −イル)−メトキシ−3−トリチルオキシ−プロパン−1−オールの製造 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メ トキシ−1,3−ジオール(ガンシクロビル)を、下記のとおり、NおよびO官 能基でビストリチル化した:ジメチルホルムアミド(38.3kg)中のガンシク ロビル4.1kg,.DMAP9.5gおよびTEA8.65kgの50℃のスラリ ーに、ジメチルホルムアミド38.2kg中の塩化トリチル11.9kgの溶液を2 5分かけて加えた。反応混合物を加熱し、50℃で終夜攪拌した。翌朝、HPL Cによって、反応は完了した。これによって、N−トリチル−ガンシクロビル、 O−トリチル−ガンシクロビル、N,O−ビストリチル−ガンシクロビルおよび トリス−トリチル−ガンシクロビルの、モノ対ジ対トリ置換ガンシクロビルの比 が約1:2:1である混合物を得た。次いで、ジメチルホルムアミド不溶性であ るトリストリチルガンシクロビルを、反応混合物を10℃に冷却し、トリストリ チルガンシクロビルを濾取することによって、ジメチルホルムアミド混合物から 濾過した。トリス−トリチル化ガンシクロビルをジメチルホルムアミド10kgで 洗浄し、移送ラインをジメチルホルムアミド2.3kg で洗浄した。次いで、ビ ストリチル−ガンシクロビル/モノトリチル−ガンシクロビル/ジメチルホルム アミド溶液を20℃に温め、水90kgを1時間かけて加えることによって、この ジメチルホルムアミド溶液からモノ−およびビス−トリチル化ガンシクロビルを 沈殿させた。次いで、追加の水60kgを加えた。この時点で、モノトリチ ル−ガンシクロビルからのビストリチル−ガンシクロビルの多少の精製が生じる 。上記混合物の温度は32℃に上昇した。混合物にN,O−ビストリチル−ガン シクロビル0.5gを種晶として加え、室温で終夜成長させた。翌朝、結晶が形 成されていた。固体を濾取した。固体を水50kg、次いで酢酸エチル21kg で 洗浄することによって、ビストリチルガンシクロビルのそれ以上の精製を達成し た。固体を、窒素気流下で終夜、次いで真空オーブン(〜50℃、〜650ミリ トル、窒素掃気)内で4日間乾燥した。収率:63.2%。重量:7.51kg。 HPLC:N,O−ビストリチル−ガンシクロビル>90%。不純物1.8%。 実施例2 2A.N−トリチル−2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリ ン−9−イル)−メトキシ−3−トリチルオキシ−1−プロピル−N−(ベンジ ルオキシカルボニル)−L−バリネートの製造 N,O−ビストリチル−ガンシクロビルを、下記のとおり、Z−バリン−NC A(Nα−ベンジルオキシカルボニル−L−バリン−N−カルボキシル無水物) 1.2当量とカップリングさせた:N,O−ビストリチル−ガンシクロビル3. 7kgをジメチルホルムアミド17.7kgおよびトルエン1.85リットルに溶解 した。トルエンを2.5時間留去した(29インチ〔736.6mm〕Hg、50℃ まで)。ジメチルホルムアミド/N,O-ビストリチル−ガンシクロビル溶液を 22℃まで冷却し、次いで、TEA0.7リットル/ジメチルホルムアミド0. 2リットルを加えた。この混合物に、ジメチルホルムアミド4.2リットルに溶 解したZ−バリン−NCA1.67kgの溶液を22℃で0.5時間にわたって加 えた。反応をTLC(塩化メチレンへの10%メタノール、シリカ)によって確 認し、1時間後に、反応は約90%完了した。反応を終夜放置して混合させた。 翌朝、HPLCによって反応は完了した。カップリングした反応混合物を、水2 3kgに20分かけて加え、ポット温度は22℃から31℃へと上昇した。この混 合物を26℃に冷却し、45分間熟成した。次いで、混合物を2時間15分かけ て10℃まで冷却した。固体を濾取し、真空オーブン(50℃、〜28インチ〔 711.2mm〕Hg、窒素掃気)内で4日間乾燥した。重量:4.8kg。HPLC :N,O−ビストリチル−O−(Nα−Z−L−バリン)−ガンシクロ ビル93.5%。 2B.N−トリチル−2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリ ン−9−イル)−メトキシ−3−トリチルオキシ−1−プロピル−N−(ブチル オキシカルボニル)−L−バリネートの製造 ジクロロメタン80ml 中の1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DC C)12.6gを、ジクロロメタン100mlに溶解したBoc−L−バリン26. 5gに0〜2℃下で加えることによって、Boc−L−バリンの対称無水物を形成 した。DCC添加の際に、温度が約10℃に上昇した。溶液を0〜3℃下で30 分間攪拌し、次いで、1,3−ジシクロヘキシル尿素(DCU)を溶液から濾去 した。この溶液を、ジメチルホルムアミド180ml 中のN,O−ビストリチル −ガンシクロビルの36.5gに、DMAP63.6mgおよびTEA8.5mlの 存在下で11℃で加えた。このカップリング混合物を室温で16.5時間攪拌し た。HPLCによって、反応は完了したと判断された(N,O−ビストリチル− O−(Nα−Boc−L−バリン)−ガンシクロビル91%、N,O−ビストリチ ル−ガンシクロビル0.16%)。水380mlを加え、反応混合物を1時間攪拌 した。ジクロロメタン層を分離し、溶媒を蒸発させて、残渣を得た。水層を酢酸 エチル750ml で抽出した。酢酸エチルを分離し、次いで、ジクロロメタンの 残渣と併せた。この酢酸エチル層にトルエン750ml を加えた。有機層を、水 250ml で1回、5%NaHCO3250ml で1回、そして水250mlで2回 洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥し、次いでMgSO4を濾去した。溶媒を 50℃で留去した。残渣を得た。重量:53.64g(いくらかの溶媒が依然と して存在)。 2C.N−トリチル−2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリ ン−9−イル)−メトキシ−3−トリチルオキシ−1−プロピル−N−(ブチル オキシカルボニル)−L−バリネートの製造 ジメチルホルムアミド5ml 中のN,O−ビストリチル−ガンシクロビル1g に、Boc−L−バリン−NCA460mgおよびTEA0.2mlを加えた(終夜攪拌 した)。TLCによって反応を確認し、完了したと判定された(HPLCによりN ,O−ビストリチル−O−(Nα−Boc−L−バリン)−ガンシクロビル 90%)。この溶液に水5ml を加えて、生成物を沈殿させた。固体を濾取し、水 洗した。固体を真空オーブン(約50℃、25インチ〔635mm〕Hg、窒素掃気 )内で終夜乾燥した。重量:1.12g。HPLC:N,O−ビストリチル−O −(Nα−Boc−L−バリン)−ガンシクロビル92%、N,O−ビストリチル− ガンシクロビル3.6%。 実施例3 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メト キシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−N−(ベンジルオキシカルボニル)−L −バリネートの製造 N,O−ビストリチル−(Nα−Z−バリン)−ガンシクロビルのトリチル基 を、下記のとおり除去した:TFE17.4kg中のN,O−ビストリチル−O− (Nα−Z−L−バリン)ガンシクロビル4.8kgに、TFE17.3kg 中の TFA1.7リットルの溶液を15分かけて加えた。反応温度は18℃から20 ℃に上昇した。混合してから4時間後に、TLC(塩化メチレン中の10%メタ ノール、シリカ)によって、反応は85〜95%完了した。混合してから5時間 後に、固体を濾取した。固体をTFE5.6kg で洗浄した。TFE/TFAを 1時間20分かけて減圧蒸留した(45℃までのポット温度、26インチ〔約6 60mm〕Hg までの真空)。約80体積%のTFEを蒸留した後、ポット残渣をM TBE37kgおよびヘキサン32.4kgに、激しく混合しながら加えた。次いで 、沈殿を濾取し、固体をMTBE7.4kg/ヘキサン6.6kgの溶液で洗浄 した。固体を窒素気流下で乾燥した。このO−(Nα−Z−L−バリン)−ガン シクロビルをメタノール38.8kgに41℃で溶解し;水59kgを加え、この間 に、メタノールを58℃のジャケット温度、約28インチ〔660.4mm〕Hgま で留去した。ポット温度は、16〜26℃の範囲にわたった。固体を濾取し、水 13.2kg で洗浄した。固体を窒素気流下で乾燥した;カール・フィッシャー 試験によって、1.2%の水が決定された。重量:1.78kg。HPLC:Z− バリン−ガンシクロビル>90%、ガンシクロビル<0.5%。 実施例4 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メト キシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリネート塩酸塩の製造 4A.N,O−ビストリチル−O−(Nα−Boc−L−バリン)ガンシクロビル 10gをジクロロメタン20mlに溶解した。これに、ジクロロメタン中の50% TFA80ml を加え、反応混合物を1時間撹拌した。TLCによって、トリチ ル基およびバリン保護基の切断が完了したと判定された。反応液をMTBE:ヘ キサン(1:1)1リットルに30分かけて滴加した。沈殿を濾取し、MTBE :ヘキサン(1:1)500ml で洗浄した。固体を真空オーブン(約50℃、 25インチ〔635mm〕Hg、窒素掃気)内で終夜乾燥した。沈殿の粗重量:4. 31g。酢酸2〜3ml を含有するアセトン200mlに、固体を溶解した。この 溶液に、酢酸エチル中の4.2M HCl4ml を加えて、固体を形成させた。その 後、45分間攪拌し、次いで酢酸エチル中の4.2M HClをさらなる ml 量加 えた。これを30分間攪拌し、次いで固体を濾取した。固体をアセトン50ml で洗浄し、次いで、真空オーブン(約50℃、25インチ〔635mm〕Hg、窒素 掃気)内で終夜乾燥した。重量:3.82g。HPLC:L−バリン−ガンシク ロビル97.4%;ガンシクロビル2.1%;グアニン0.5%。 4B.これに代えて、2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリ ン−9−イル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリネートを 、下記のとおり、N,O−ビストリチル−O−(Nα−Boc−L−バリン)ガン シクロビルから直接製造してもよい:N,O−ビストリチル−O−(Nα−Boc −L−バリン)−ガンシクロビル471mgに、酢酸エチル中の2.1MHCl1 0mlを加えた。この反応混合物を15分間攪拌し、TLCによって、反応は完 了したと判定された。固体を濾取し、酢酸エチルで洗浄した。固体を真空オーブ ン(約50℃、25インチ〔635mm〕Hg、窒素掃気)内で乾燥した。重量:1 65mg。HPLC:L−バリン−ガンシクロビル91%;グアニン5.9%;ガ ンシクロビル2.3%。 実施例5 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メト キシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリネート塩酸塩の製造 実施例3で製造したO−(Nα−Z−バリン)−ガンシクロビルから、下記の とおり、Z(ベンジルオキシカルボニル)基を除去した:10%炭素担持Pd1 74gおよびZ−バリン−ガンシクロビル1.74kgに、12MHCl357ml と混合したメタノール14kg を加えた。この反応混合物を5〜1Opsi(0.3 5〜0.7気圧)の水素下に置いた。攪拌して2.5時間後に、この反応混合物 からアリコートを取り出した。TLC(アセトニトリル10ml、水1ml、酢酸1 ml、シリカ)によって、反応は完了した。攪拌して3.5時間後に、SolkaFloc 層を介しての反応混合物の濾過によって、触媒を除去した。Solka Floc層をメタ ノール13.7kgで洗浄した。メタノール溶液を併せた。ロータリーエバポレー タでの60℃の浴温までの蒸発、および約28インチ〔711.2mm〕Hg の最 終的な減圧によって、メタノールを除去した。次いで、残渣を滅菌水1.4リッ トルに50〜60℃で溶解した。この溶液を酢酸エチル1リットルで洗浄し、次 いで、酢酸エチル層を分離した。蒸発によって、この水溶液からすべての残留溶 媒が除去された。約50℃のイソプロピルアルコール5.6リットルを、この水 溶液に50℃で滴加した。反応混合物に、2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ −6−オキソ−プリン−9−イル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル −L−バリネート塩酸塩の以前の回分を種晶として加えた。この結晶化混合物を 、30℃まで徐々に冷却し、その後、イソプロピルアルコール4.2リットルを 37〜30℃でさらに滴加した。この混合物を終夜攪拌しながら、室温まで徐々 に冷却した。翌朝、結晶化混合物を−5℃に冷却し、2時間熟成した。固体を濾 取し、次いで、イソプロピルアルコール中の5%の冷水2リットル、次いで冷イ ソプロピルアルコール4リットルで洗浄した。固体を、真空オーブン(675ミ リトル、50℃、窒素掃気)内で50時間乾燥した。固体の質量:1.05kg。 出発材料のガンシクロビルからの全体の収率:34%。HPLC:2−(2−ア ミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル)−メトキシ−3−ヒ ドロキシ−1−プロピル−L−バリネート塩酸塩98.4%;MS:355(M H)+
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.化合物2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イ ル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリナート、その薬学的 に許容できる塩またはそのジアステレオマーの製造方法であって、 以下の工程: (a)2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン−9−イル) −メトキシ−1,3−プロパンジオール(ガンシクロビル)またはその塩を、場 合により置換されているトリチル化合物と反応させる工程; (b)N−トリチル 2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリ ン−9−イル)−メトキシ−3−トリチルオキシ−プロパン−1−オールまたは その塩を、L−バリンの活性化誘導体でエステル化する工程; (c)すべてのトリチル基および場合によりすべてのアミノ−保護基を、式: (式中、P2は、場合により置換されているトリチル基またはアミノ保護基であ り、P3は、アミノ保護基であり、Trt は、場合により置換されているトリチル 基である)の化合物から除去し、化合物2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ− 6−オキソ−プリン−9−イル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル− L−バリナートまたはその薬学的に許容される塩を得る工程; (d)場合により、化合物2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ− プリン−9−イル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリナー トを、その薬学的に許容される塩に転化する工程; (e)場合により、化合物2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ− プリン−9−イル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリナー トの酸付加塩を、非塩形態に転化する工程;または (f)場合により、2−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−プリン −9−イル)−メトキシ−3−ヒドロキシ−1−プロピル−L−バリナートを、 その(R)および(S)ジアステレオ異性体に分割する工程 を含むことを特徴とする方法。 2.該トリチル化合物が、トリチルクロリドまたはトリチルブロミドである、請 求項1記載の方法。 3.L−バリンの活性化誘導体が、Z−バリン−N−カルボキシ無水物またはブ チルオキシカルボニル−L−バリンである、請求項1記載の方法。 4.該トリチル基を、極性有機溶媒、好ましくはトリフルオロエタノールまたは ジクロロメタン/トリフルオロ酢酸で除去する、請求項1記載の方法。
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