JP2000515497A - アントラニル酸ジアミド誘導体、その製造および抗ガストリン剤としての医薬用途 - Google Patents

アントラニル酸ジアミド誘導体、その製造および抗ガストリン剤としての医薬用途

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式: (式中、アントラニル酸芳香環は、水素原子、メチルおよびクロロから独立して選ばれるR1基でモノもしくはジ置換されていてもよく、およびキラル中心(式(I)においで星印を付す)上の置換基はR(右:Rectus)配置を有する)で示される化合物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】アントラニル酸ジアミド誘導体、その製造および抗ガストリン剤としての医薬用 本発明は、式: (式中、アントラニル酸芳香環は、水素原子、メチルおよびクロロから独立して 選ばれるR1基でモノもしくはジ置換されていてもよく、およびキラル中心(式(I )において、星印を付す)上の置換基は、R(右:Rectus)配置を有する) で示される、新規で独創的なアントラニル酸誘導体に関する。 アントラニル酸芳香環は3、5位がメチル基で、または3位がクロロ基かつ5 位がメチル基でジ置換されていることが好ましい。 本発明の化合物は、末梢レベルで、すなわち胃腸系のレベルで強力なガストリ ン受容体アンタゴニストであり、また中枢神経系レベルでコレシストキニン(CCK )の強力な受容体アンタゴニスト(CCK-B-アンタゴニスト)であることが分かっ た。 それゆえに、それら化合物はガストリンおよびCCKもしくは相関関係を有する 他の生理活性ポリペプチドの生理学的レベルでの、すなわち感覚器官あるいはこ れら生理活性ペプチドが生理学的なもしくは病的な役割を果たす他の器官もしく は系の胃腸系レベルおよび中枢神経系(CNS)レベル両方での、不均衡に関連した ヒトの様々な病気の治療において有効に用いることができると考えられる。従っ て、例えば該化合物を有効に用いると、胃腸レベルにおける、粘膜の自動運動性 および栄養機能の障害に関連した病気、例えば胃炎、消化性潰瘍、大腸炎あるい は、ガストリンもしくは相関関係を有するポリペプチドホルモンによって持続さ れるある胃腸腫瘍の治療に対して、並びにCNSレベルにおける、精神的障害、例 えば不安、パニック発作、精神分裂病、抑うつ、食欲不振等の精神病の治療に対 して予想可能となる。本発明化合物の医薬的形態、例えば錠剤、カプセル剤、懸 濁剤、溶剤、坐剤もしくはパッチなどは、従来の技術により製造可能であり、ま た皮膚もしくは粘膜を通じた経口、非経口もしくは直腸経路、あるいは、例えば 活性物質の時間経過の放出をコントロールする遅延作用を伴う経口用固体製剤な どといった、治療効果を達成するのに適当な他の手段により投与可能である。 活性成分は典型的には、患者に対して一回の投与量につき0.01〜10mg/kg(体重 )範囲の標準量を投与する。非経口投与としては、本発明化合物の水溶性塩、例 えばナトリウム塩もしくは他の無毒かつ医薬的に許容しうる塩を用いることが好 ましい。通常薬理学的に使用する物質、例えば賦形剤、結合剤、矯味矯臭剤、分 散剤、着色剤、保湿剤などを不活性成分として使用してもよい。 本発明の誘導体を製造する方法は、式(I)の誘導体を薬理学的に活性なエナン チオマーである光学活性なR型として得るエナンチオ選択的方法である。 本発明の製造方法は以下の工程: a) R1(R1については前述の通り)で適当に置換されたイサト酸無水物とアザス ピロ[4,5]デカン塩酸塩をトリエチルアミンなどの三級塩基の存在下、不活性無 水溶媒中、20℃から溶媒の沸点間の温度で反応させ、式(V)のベンズアミド化 合物を得、 b) 一個のプロキラル炭素原子を含有した3-(1-ナフチル)グルタル酸無水物とメ タノール(若干過剰量が好ましい)とを不活性溶媒(トルエンが好ましい)中、 周囲温度にて、8〜24時間、半触媒量の不斉三級塩基(シンコニンもしくはキ ニジンが好ましい)の存在下で反応させ、式(IV)の(R)-3-(1-ナフチル)グルタル 酸モノメチルエステルを得、 c) 式(IV)のメチルエステルと塩化チオニルとを1〜4時間沸騰させた状態で反 応させ、式(III)の対応塩化物を得、 d) 式(V)のベンズアミド化合物と式(III)の塩化物を2モルの三級塩基(トリ エ チルアミンが好ましい)の存在下、不活性無水溶媒中、20℃〜80℃間の温度 で、4〜24時間反応させて、式(II)のアミドエステル(R1については前述の通 り)を得、 e) 不活性溶媒の1種もしくは不活性溶媒混合物、例えばメタノールおよびジク ロロメタンに溶解した式(II)の化合物を周囲温度にて、水酸化ナトリウム水溶液 で12〜72時間加水分解反応を行ない、次いで溶媒を蒸発および油状残渣を酸 性化後、反応液から従来の方法によって、R配置のキラル中心を有する式(I)の アントラニル酸のジアミド(ここで、R1は前述の通りである)を回収する ことから成る。 本発明による一連の製法工程の全体は、以下の反応式(反応式1)で示される 。反応式1 次に実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。実施例1 2-アミノ-3,5-ジメチル(アザスピロ[4,5]デカン-8-イル]ベンズアミド(V)の製 造 3,5-ジメチルイサト酸無水物(60g、0.314モル)、アザスピロ[4,5]デカン塩酸 塩(55.1g、0.314モル)およびトリエチルアミン(87.5ml、0.628モル)を、トルエ ン(500ml)に加えた。生成する溶液を2時間加熱還流し、次いで冷却、有機層を 硫酸水素カリウム溶液で洗浄(pH4)、次いで希炭酸ナトリウムで洗浄、最後にH2 Oで中和した。溶媒を脱水および蒸発後固体の残渣を得、石油エーテルに溶かし 、ろ取した。真空下、50℃で乾燥後、生成物を得た(69g)。 化学式:C18H26N2O、収率:77%。 TLC(クロロホルム/酢酸エチル7:3):Rf0.54、M.P.91℃。 式(V)の中間体化合物の全ては、同一の方法(反応式1の工程1を参照)を用い ることにより製造した。実施例2 (R)-3-(1-ナフチル)グルタル酸モノメチルエステル(IV)の製造 3-(1-ナフチル)グルタル酸無水物(50g、0.208モル)、シンコニン(14.7g、0.05 モル)およびメタノール(10m1、0.25モル)をトルエン(1L)に加えた。混合物を周 囲温度で24時間攪拌反応させた。溶液を希塩酸で洗浄し、水で中和した。溶媒 を脱水および蒸発後、残渣をイソプロピルエーテル(150ml)に溶かした。2時間 後、生成した沈殿(該沈殿は(R)異性体および(S)異性体の約50%混合物)をろ 別し、廃棄した。エーテル可溶性の(R)エナンチオマーを含有した滴定済みエー テル性溶液は、さらに精製することなく次の工程にそのまま使用した。生成物(0 .13モル)を得、この値は該エーテル性溶液を滴定することで決定したが、単離に は至らなかった。 化学式:C16H16O4、収率:62%。 TLC(イソアミルアルコール−アセトンH2O、5:2:2):Rf0.65(注:3-[1-ナフチ ル]グルタル酸は同一溶媒中Rf0.52を示す)。実施例3 (R)-3-(1-ナフチル)グルタル酸モノメチルエステル塩化物(III)の製造 塩化チオニル(8.7ml、0.12モル)を、実施例2に記載通り製造した化合物(IV)( 0.10モル)含有のエーテル性溶液に加えた。生成した溶液を3時間加熱還流し、 次いで冷却、溶媒を真空下で蒸発させた。油状残渣をトルエン(100ml)に溶解し 、さらに精製することなく次の工程でそのまま使用した。 化学式:C16H15ClO3、収率:100%(理論的に純粋)。実施例4 3-(R)-(1-ナフチル)-5-[1'-[カルバモイル(8-アザスピロ[4,5]デカン-8-イル]- 3',5'-ジメチル-2'-フェニルアミノ]-5-オキソペンタン酸メチルエステル(II)の 製造 トリエチルアミン(28ml、0.2モル)を、実施例1に記載の通りに製造したアミ ン(V)(28.6g、0.1モル)/トルエン(200ml)溶液に加え、次いで実施例3に記載 の通りに製造した塩化物(III)(0.1モル)/トルエン溶液をゆっくりと60℃を超 えないように加えた。 完全に加え終わった後、混合物を60℃でさらに5時間加熱した。混合物を冷 却後、沈殿物(トリエチルアミン×HCl)をろ過することで廃棄し、溶媒を真空下 で蒸発させ、油状残渣をエチルエーテルに溶かし、ろ過した。 50℃、真空下で乾燥後、生成物(47.6g)を得た。 化学式:C34H40N2O4、収率:88%。 TLC(クロロホルム/酢酸エチル7:3):Rf0.40、M.P.149℃。 旋光度[α]22 D=39°(1%メタノール中)。 式(II)の中間体化合物の全ては、同一の方法(反応式1の工程4を参照)を用い ることにより、製造した。実施例5 3-(R)-(1-ナフチル)-5-[1'-[カルバモイル(8-アザスピロ[4,5]デカン-8-イル)] -3',5'-ジメチル-2'-フェニルアミノ]-5-オキソペンタン酸(化合物1)の製造 実施例4に記載の通りに製造した、メチルエステル(II)(75g、0.139モル)を、 メタノール/ジクロロメタン混合物(1:1、1L)に溶解した。1N NaOH(150ml、 0.15モル)を加え、その混合物を周囲温度で48時間攪拌反応させた。溶媒を真 空下で蒸発させ、その油状残渣をジクロロメタン/酢酸エチル混合物(4:1、300 ml)に溶かした。本混合物を12時間攪拌し、(1-R)および(1-S)エナンチオマー の混合物(1:1)から成る沈殿物(12g)をろ別した。該ろ液を1N HCl(200ml)で洗浄 し、次いでH2Oで中和した。溶媒を脱水および真空下で蒸発後、半固体残渣を得 、イソプロピルエーテルで処理することにより結晶化した。50℃、真空下で乾燥 後、生成物(57g)を得た。 M.P.182℃(酢酸エチルより結晶化)。 化学式:C33H38N2O4、収率:78%。 HPLC:保持時間(rt)12.4分。 HPLC条件:吸着球状層(Adsorbosphere)Cl8カラム、長さ25cm、溶離剤:KH2PO40 .01M/メタノール(25/75、pH2.85)、流速:0.9ml/分、UV:224nm。 旋光度[α]21 D=31.5°(メタノール/クロロホルム75/25)。 光学純度[EC=キャピラリー電気泳動]=97%。 EC分析の条件:非コーティング封管シリカキャピラリーカラム(82.7cm;直径50m m;温度35.0℃;電圧22kv(226v/cm);UV検出225nm;試料:0.3mg/ml−メタノー ル(500ml)+20mM Na2B4O7(5ml);注入量:約13nl(約3.8ngと等量);溶離緩衝液 :60nM Na2B4O7+50mMウルソデオキシコール酸、pH9.2;泳動時間:17.0分(Sエ ナンチオマー:17.3分))。 式Iの化合物の全ては、化合物1を例として記載した方法(反応式1の工程5 を参照)を用いて製造した。 このように、本発明に従い得た式(I)の誘導体について、化学的および物理的 特性の同定値と共に下記表1に示す。 S系列のエナンチオマーは本発明の対象ではなく、表1に例として挙げただけ であり、また比較の目的で製造したのであるが、その製造に際し、反応式1に記 載の方法を唯一工程2を除いて使用し、かつ不斉合成の誘導質としてキニンをシ ンコニンの代わりに使用する。 薬理活性についての説明 1) インビトロでの抗コレシストキニン(抗CCK-B)活性 本発明の化合物の中枢CCK-B受容体との相互作用能力を評価するために、[3-H] [pBC264]CCK-7を使用した。このリガンドは、皮膚(CCK-B)受容体に対する親和性 がモルモットの脾臓中のもの(CCK-A)に対する場合と比べてより大きな対数次数 3だけ有するので、CCK-B受容体に対して選択的であると示されている[C.Durie uxら、Eur.J.Pharmacol.168(1989年、p269]。 したがって、放射性リガンドの最終濃度(0.2nM)でインキュベートした、約300 mcgプロテイン/mlに相当する膜内容物を得るために、雄白子モルモットの大脳 皮質について前述の方法を用いた。本発明の化合物について得られる結果を表2 に示し、そこではIC50、すなわち受容体からの[3-H][pBC264]CCK-7を50%置換可 能なアンタゴニストの濃度(ミクロモル/L)を挙げる。 化合物4および5はそれぞれ化合物1および2の(S)エナンチオマーであり、 したがって本発明の対象ではないが、このものは実施例として挙げるものであり 、平均して対応する(R)誘導体と比べて活性が約10分の1以下である。 表2に挙げたデータから明らかなように、本発明の化合物のいくつかはモルモ ットの皮質膜受容体に対し、[pBC264]CCK-7が結合するのを極めて強力に阻害す る物質であり、本実験モデルにおいて中枢CCK受容体(CCKg)に対する、特定のア ゴニスト、ペンタガストリンとして同様な親和性を有することが示されている。 2) 家兎胃粘膜細胞におけるインビトロでの抗ガストリン活性(末梢) 胃粘膜の壁細胞はHClの分泌に関与する。それらはガストリンにより活性化さ れ、またB型(CCK-B)ガストリンもしくはコレシストキニン受容体と定義されてい る特定の膜受容体を有する。 ガストリンによるCCK-B受容体の活性はサイトゾルのカルシウムイオンのレベ ルを増加することが観察されているので、本発明の化合物の存在下、もしくは不 在下で、ガストリンによって誘起される細胞内カルシウムの増加を測定する技法 を化合物の抗ガストリン活性の指標として使用した。 家兎の胃粘膜細胞の懸濁液(0.8×106/ml)を、消化酵素としてコラゲナーゼお よびプロナーゼを用いた従来の技法によって調製した;基礎[Ca2+]i値、すなわ ちこの値は細胞系の刺激後到達したものであるが、これはGrynkiewiczら[J.Bio l.Chem.260(1985)、3440]により見積もられた。コントロール試料では、細胞 をガストリン(5×10-8)で刺激し、一方、本発明の化合物の効果を評価する試料 では、細胞をガストリンで刺激する前にこれら該化合物と共にインキュベートし た。該結果をコントロール値に対する[Ca2+]iの増加パーセントとして表す。該 化合物の抗ガストリン活性を、IC50値、すなわち、ガストリンにより誘起される 刺激応答が50%だけ減少した時の濃度(ミクロモル/L)として表す。いくつかの本 発明の化合物において得られた結果を表3に記す。 表3に示したデータから明らかなように、本発明の化合物のいくつかは家兎の 胃粘膜細胞中、ガストリンによって誘起されるサイトゾルのカルシウムにおける 増加に対して極めて強力な阻害剤である。末梢抗ガストリン活性は、必然的に上 記表2に記載の結合(binding)研究によって主に得られる抗ガストリン活性と良 く一致する。実際、この場合、化合物1〜3はまたナノモル範囲の濃度で活性で ある、一般に、本発明の化合物は、対応する(S)エナンチオマー(すなわち、化合 物4〜5)で得られる場合の約20分の1の濃度で、本モデルにおいて抗ガストリン 活性を示す。 3) 抗コレシストキニン(抗CCK-A)活性 本発明の化合物が特異的なCCK-Bアンタゴニストであるという仮説をチェック するために、CCK-Aアンタゴニスト活性をもまた調べた。Makovecらによる[(Arzn eim.Forsch./Drug.Res.35(7)、1048−1051(1985)]により記載の方法にしたが って、CCK-8によりインビトロで刺激されたモルモットの胆嚢を、実験モデルと して使用した。調べた化合物のいずれも、1×10-6M以上のCCK-Aアンタゴニスト 活性を有しないことが分かった。 表2中に上記したCCK-Bアンタゴニスト活性と、これらの活性を比較すること から、本発明の化合物が、CCK-B受容体の特異的なアンタゴニストであり、最も 強力な化合物、例えば化合物1はコレシストキニン受容体(CCK-A)に対するより もガストリン受容体(CCK-B)に対する方が少なくとも1000倍の親和性を示すと結 論付けることができる。 4)不安寛解活性 ガストリンもしくは相関関係を有する他のペプチドの生理学的神経元レベルで の不均衡に関連した中枢神経系において、そのうちの本発明化合物の治療上可能 な活性に関して、特にその潜在的な不安寛解活性が興味深いように思われる。 実際、最近、不安状態において中枢CCK-B受容体が重要な役割を有していると 仮定されている。このことはまた、中枢のCCK-Bの機構がパニック発作の媒介に おいて重要な機能を有すると示した、ヒトにおいて実行された研究(Bradwejn J .ら;J.Psychopharmacology 6(1992)、345]に従うものである。この仮説を確 認するために、本発明の最も強力ないくつかのCCK-Bアンタゴニストの不安寛解 活性を、Pellowら[J.of Neurosc.Meth 14(1985)、149−167]により実行された 、“高さを備えた迷路(elavated plus-maze)”法を用いて評価した。交差リンブ (cross limb)の長さが45cmであるラビュリントスを用い、地面から70cmの高さに 設置した。本実験モデルでは、不安寛解活性を有する化合物により開放リンブ中 で浪費した時間の増加(%)および開放リンブに入った数の増加(%)を生じる。 得られた結果を以下の表4に示すが、そこでは化合物1を様々な服用量で腹腔 内経路投与(IP)して得た活性を、同一経路で生理食塩水を用いて処置した一群の 動物の場合と比較した。 表4の実験から、化合物1は不安寛解活性を示すと述べることができる。 実際、服用量が0.03〜3mg/kg I.P.の範囲内で、該化合物はコントロールと比 較して、開放リンブスへのエントリー数/総エントリー数の%を増加させること は明らかである。 用いた服用量が中位の場合、すなわち0.3mg/kg I.P.の場合、化合物1はまた 、開放リンブス中の浪費時間の%を増加させる。この増加は、単に生理食塩水で 処置した動物のコントロール群と比較して大きいものである。 化合物1により示された不安寛解応答は、中枢神経系において活性な化合物に 典型的なべル型(bell-shaped)曲線を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロヴァティ,ルチョ・クラウディオ イタリア、イ―20052モンツァ(ミラノ)、 ヴィア・ラマツォッティ1番 (72)発明者 ロヴァティ,ルイージ・アンジェロ イタリア、イ―20052モンツァ(ミラノ)、 ヴィア・ヴァローサ・ディ・ソプラ28番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: (式中、アントラニル酸芳香環は、水素原子、メチルおよびクロロから独立して 選ばれるR1基でモノもしくはジ置換されていてもよく、および キラル中心(式(I)において星印を付す)上の置換基はR配置を有する) で示される化合物。 2.式(I)において、アントラニル酸芳香環が3および5位でメチル基によりジ 置換されており、および星印(*)を付したキラル中心の立体化学がRである請求の 範囲1に記載の化合物。 3.式(I)において、アントラニル酸芳香環が3位でクロロ基および5位でメチ ル基により置換されており、および星印(*)を付したキラル中心の立体化学がRで ある請求の範囲1に記載の化合物。 4.活性成分として、請求の範囲1に記載の化合物もしくはそれらの医薬的に許 容し得る塩の少なくとも1種を有する医薬製剤。 5.潰瘍に対する活性に関連した治療に使用する請求の範囲4に記載の医薬製剤 。 6.胃炎、非潰瘍性消化不良、裂孔ヘルニアなどの胃腸粘膜系の疾患、胃腸粘膜 系の栄養機能の脱機能化、過敏性結腸および自動運動性障害の治療に使用する請 求の範囲4に記載の医薬製剤。 7.ガストリン、コレシストキニンおよびそれらと相関関係を有する他の生理活 性ポリペプチドによって持続される腫瘍の治療に使用する請求の範囲4に記載の 医薬製剤。 8.ガストリンもしくは、相関関係を有する他の生理活性ポリペプチドの生理的 神経元レベルにおける不均衡、例えば不安、パニック発作、精神病、抑うつ、食 欲不振と、または請求の範囲1に記載の化合物の作用機構に関連した感覚器官の 他の病状態と連関したSNCの病状態の治療に対する請求の範囲4に記載の医薬製 剤。 9.様々な医薬形態に許容しうる成分、例えば結合剤、矯味・矯臭剤、分散剤、 保存剤、保湿剤およびそれらの混合物、または皮膚もしくは粘膜を通じて吸収を 促進しかつ、活性物質の時間経過の放出をコントロールする成分の群から選ばれ る医薬的に許容し得る不活性成分も含有する請求の範囲4に記載の医薬製剤。 10.請求の範囲1に記載の式(I)(式中、R1は前記と同意義および星印(*)を付 したキラル中心上の置換基はR配置を有する)の誘導体を製造する方法であって、 a) 式(VI): のイサト酸無水物にこで、R1は前述の通り)とアザスピロ[4,5]デカン塩酸塩と を、トリエチルアミンなどの三級塩基の存在下、不活性無水溶媒中、20℃から溶 媒の沸点間の温度で反応させて式(V): のベンズアミド化合物を得; b) 一個のプロキラル炭素原子を含有した3−(1−ナフチル)グルタル酸無水物と 、メタノール(若干過剰量が好ましい)とを不活性溶媒(トルエンが好ましい) 中、周囲温度にて、8〜24時間、半触媒量の不斉三級塩基(シンコニンもしく はキニジンが好ましい)の存在下で反応させ、(R)-3-(1-ナフチル)グルタル酸モ ノメチルエステルを得; c) (R)-3-(1-ナフチル)グルタル酸モノメチルエステルと塩化チオニルとを1〜4 時間沸騰させた状態で反応させ、対応する塩化物を得; d) 式(V)のベンズアミド化合物(ここで、R1は前述の通り)と、(R)-3-(1-ナフ チル)グルタル酸モノメチルエステルの塩化物とを2モルの三級塩基(トリエチ ルアミンが好ましい)の存在下、無水溶媒中、20℃〜80℃間の温度で、4〜 24時間反応させて、式(II)のジアミドエステル(R1は前述の通り)を得; e) 不活性溶媒の1種もしくは不活性溶媒の混合物、例えばメタノールおよびジ クロロメタンに溶解した式(II) (ここで、R1は前述の通り) のジアミドエステルを、周囲温度にて、水酸化ナトリウム水溶液で、12〜72 時間加水分解反応を行ない、次いで溶媒を蒸発および油状残渣を酸性化後、反応 液から従来の方法によって、式(I): のアントラニル酸のジアミド(ここで、R1は前述の通り、および星印(*)を付し たキラル中心上の置換基はR配置を有する)を回収する 工程から成る式(I)の誘導体の製造方法。
JP10503828A 1996-07-02 1997-06-26 アントラニル酸ジアミド誘導体、その製造および抗ガストリン剤としての医薬用途 Pending JP2000515497A (ja)

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