JP2000515598A - 改良型クロージャーシステム - Google Patents
改良型クロージャーシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
クロージャーシステム(10)が、建物の開口部の両側(12,14)に設けられた一対のキャリヤ軌道(20)に沿って展開位置と格納位置との間で動かされるようになった複数のクロージャーパネル(17)を有する。アクチュエータ(18)が、展開位置ではクロージャーパネルが建物開口部の端から端に及ぶ互いに当接した頂縁部(30)と底縁部(32)及び互いに平行な側面(34)を有する。アクチュエータ(18)は、格納位置では互いに当接した内方側面(34)と外方側面(34)並びに互いに平行な頂縁部(30)及び互いに平行な底縁部(32)を有する。頂縁部(30)及び底縁部(32)は、クロージャーパネル(17)が展開位置と格納位置との間で移り変わる際、これらの上下の向きを維持する。
Description
【発明の詳細な説明】
改良型クロージャーシステム
発明の分野
本発明は、互いに可動状態で連結された多数の細長いクロージャーパネルから
成る形式のドア、窓等に関し、特に複数のクロージャーパネルを格納位置で積み
重ねることができる格納式クロージャーシステムに関する。
発明の背景
複数のクロージャーパネルを有するクロージャーシステムは大抵の場合、例え
ば家庭用ガレージのような設置場所や商業用ガレージ、倉庫、邪魔にならないと
ころに格納できるクロージャーであることが望ましい他の設備においてクロージ
ャーとして至るところで用いられている。従来型クロージャーシステムは、開口
部の各側にキャリヤ軌道を有しており、開口部の内部にはドアを持上げ位置で収
納するための頭上空間又は空き高が設けられなければならない。従来型頭上ドア
及びキャリヤ軌道を利用できないところでは折り畳み式又は巻き上げ式ドアが用
いられている。しかしながら、従来型折り畳み式又は巻き上げ式ドアには多数の
欠点があり、その大きな欠点は、動作を可能にするのに必要な機構が複雑なこと
である。かくして、製造が経済的且つ簡単であり、しかも開口部を展開位置で完
全に閉鎖し、開口部を格納位置で完全に開放するというドアの機能全てを果たす
のに有効なクロージャーシステムが現在要望されている。
発明の概要
本発明は、建物の開口部の各側に設けられた一対のキャリヤ軌道に沿って展開
位置と格納位置との間で動くことができるようになった複数のクロージャーパネ
ルを提供する。クロージャーパネルは展開位置では、建物の開口部の端から端ま
で延びるよう互いに当接した頂縁部と底縁部及び互いに平行な側面を有する。ク
ロージャーパネルは格納位置では、互いに当接した内方側面と外方側面、互いに
平行な頂縁部及び互いに平行な底縁部を有している。格納位置では、頂縁部及び
底縁部はそれぞれ上下の向きを維持する。
図面の簡単な説明
本発明の利点を添付の図面を参照すると、一層よく理解できよう。
図1は、本発明に従って構成されたクロージャーシステムを建物開口部内に設
置された状態で示す斜視図である。
図2Aは、図1の2A−2A線矢視部分切欠き断面図である。
図2Bは、図2Aと類似した図であり、クロージャーシステムを格納位置で示
す図である。
図2Cは、図2Aの2C−2C線矢視断面図である。
図3A〜図3Eは、本発明の動作順序を示す拡大図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
先ず最初に図1を参照すると、クロージャーシステム10は、側部12,14
を備えた建物開口部内に設置されている。垂直の側壁16が側部12から延びて
いる。クロージャーシステム10は、建物開口部の両側部12,14に設けられ
た一対のキャリヤ軌道20に沿って展開位置と格納位置との間で動かされるよう
になった複数のクロージャーパネル17を有している。図1は、クロージャーシ
ステムを展開位置で示している。展開位置では、クロージャーパネル17は、開
口部の端から端まで延び、即開口部に跨がっている。建物開口部の頂部には、ク
ロージャーパネル17が格納位置にあるときにかかるクロージャーパネルを格納
するエンクロージャー22が設けられている。理解できるように、クロージャー
22は、従来型頭上ドアに通常必要とされる頭上空間と比較して比較的コンパク
トである。
図1は、クロージャーシステム10をこれが垂直方向開口部内に垂直方向に差
し向けられている周囲環境で示している。クロージャーシステムはこの周囲環境
には限定されず、クロージャーシステムを水平方向に差し向けてもよく、即ち、
キャリヤ軌道が建物開口部の頂部及び底部に設けられている場合にはクロージャ
ーパネルが側から側に動くように差し向けてもよいことは理解されよう。本明細
書及び請求の範囲の記載内容を考慮すると、「頂(又は上)」、「底(下)」、
「側」という用語は、好ましい実施形態について用いられているに過ぎず、水平
方向の構成例のシステムに関する類似の構造は、均等例に含まれることは理解さ
れよう。さらに、クロージャーパネル17は、例えばガレージドアの場合には天
候、音及び保安又は盗難防止のために中実であるのがよく、均等例として、例え
ば門又は店正面用として中が見えるが保安又は盗難防止も可能な開口格子であっ
てもよい。
次に、図1に関して同一及び対応の要素が同一符号で示されている示している
図2A〜図3Eを参照する。クロージャーシステム10は、図2A及び図3Aで
は展開位置で示されている。各クロージャーパネル17は、各端部にアクチュエ
ータ18を備えている。展開位置では、アクチュエータ18は、拡大図である図
3A〜図3Eで最も明確に分かるように互いに当接した頂縁部と底縁部を有して
いる。分かりやすくするために図2Aには参照符号30,32は一回だけ記載さ
れている。参照符号30,32は、図2Bでは適当な全ての場合に用いられてい
る。
アクチュエータ18はクロージャーパネル展開位置では、クロージャーパネル
17が建物開口部を跨いで、換言すると、その端から端まで延びるよう互いに平
行な側面34を更に有している。上述した理由と似た理由で、参照符号34は、
図2Bでは一回用いられているに過ぎないが、図2Aでは適当な全ての場合に用
いられている。
クロージャーパネルの格納位置では、図3Eに最もよく示されているように、
アクチュエータ18は、互いに当接する内側面と外側面34、互いに平行な頂縁
部30及び互いに平行な底縁部32を有している。頂縁部30及び底縁部32は
、図3Eに示すように上下の向きを維持している。かくして、本発明のクロージ
ャーシステムは、上下の向きが一つおきのクロージャーパネルでは逆になるよう
な「アコーディオン」型折り畳み式ドアではない。本発明は、積重ね式のクロー
ジャーシステムであり、折り畳み式「アコーディオン」型のクロージャーシステ
ムとは異なる。図3Eに示すように、最も下に位置するアクチュエータ18’を
こ
れらの側面34が互いに当接する位置まで動かす必要はない。本発明の目的は、
実質的に全てのアクチュエータが格納位置にあるときに互いに当接する内方側面
と外方側面及び互いに平行な頂縁部と底縁部を有することを条件として達成され
る。
非剛性の保安用リンク36がアクチュエータ18相互を橋渡しするように延び
ている。保安用リンク36は、図3A〜図3Eで最もよく分かる。保安用リンク
36は、クロージャーパネル17が展開位置及び格納位置にあるときにはぴんと
張り、クロージャーパネル17が展開位置と格納位置との間で移り変わる際には
たるむような長さ及びアクチュエータへの取付け箇所37を有している。図2A
では、全ての保安用リンクはぴんと張った状態になっている。これにより、隙間
がなく且つ適度に堅固な建物開口部用クロージャーが得られる。同様に、図2B
においても保安用リンク36はぴんと張った状態になっている。ただし、場合に
よっては例外として、最も下に位置した保安用リンク36’は格納位置からの迅
速な展開を可能にするためにたるんでいるのがよいが、こうするかどうかは任意
である。図3Eは又、保安用リンク36が格納位置においてぴんと張られた状態
を示している。図3B、図3C、図3Dは、展開位置と格納位置との間のクロー
ジャーパネル17の移り変わり状態及びクロージャーパネル17がかかる移り変
わりを行っているときの保安用リンク36のたるみ状態を示している。クロージ
ャーパネルの移り変わり中に保安用リンク36がたるむと、これによりクロージ
ャーパネルは互いに効果的に連結が解かれ、キャリヤローラ38がキャリヤ軌道
20内で滑らかに走行できるようになる。図3A〜図3Eに最もよく示すように
、キャリヤ軌道20は、エンクロージャー22内で上部キャリヤ軌道40と下部
キャリヤ軌道42に分かれている。エンクロージャー22の下に位置するキャリ
ヤ軌道20は、図2Cに最もよく示すように幅がキャリヤローラ38の約2倍の
ものであるが、風密性を高めるために取付け公差が厳しいものである。
図3A〜図3Eに最もよく示すように、保安用リンクの取付け箇所37の垂直
方向の向きは、クロージャーパネル17が展開位置と格納位置との間で移り変わ
る際に逆になる。頂縁部230及び底縁部32は、クロージャー部材が展開位置
にあるときに水平から僅かに角度をなし、これに対して側面34は、クロージャ
ー部材が格納位置にあるときに鉛直から僅かに角度をなす。アクチュエータ18
に設けられたキャリヤローラ38は、クロージャーパネル17が展開位置と格納
位置との間で移り変わる際にクロージャー部材が鉛直方向(図2A)から僅かに
傾斜した向き(図3A〜図3E)に傾斜するようキャリヤ軌道20に係合する構
成になっている。傾斜方式により、クロージャー部材17が展開位置から格納位
置に移り変わる際にクロージャー部材17の滑らかな分離が可能になり、しかも
例えば図3Aに示すように、リップ状ウェザーストリップと、これに同伴するク
ロージャー部材17の頂縁部及び底縁部に設けられた溝との分離が可能になる。
図3Aに最もよく示されているように、好ましい実施形態では、移り変わりの
間におけるクロージャーパネル17の傾斜の度合いは、上部キャリヤ軌道40と
下部キャリヤ軌道42の曲率始点相互間の寸法“x”分だけ可能である。寸法“
x”は、アクチュエータ18のキャリヤローラ3相互間の垂直方向離間距離によ
り定められる寸法“y”よりも小さい。
吊上げケーブル44と釣合せケーブル46は共に最も下に位置するアクチュエ
ータ18’の各々に取り付けられている。ケーブル44,46は、エンクロージ
ャー22の上前方のコーナー部のところに設けられた遊び車48に掛かっている
。次に、吊上げケーブル44は、遊び車50に掛け渡されて電動式ワインダー5
2内へ延びている。釣合せケーブル46は、釣合せバネ(図示せず)に連結され
たバネ装荷式ワインダー54内へ直接延びている。好ましい実施形態の釣合せバ
ネは、ドアの荷重を支持するのに十分な予荷重をもたらしている。
作用を説明すると、クロージャーシステムを開放するとき、最も下に位置する
パネル17をケーブル44,46で吊り上げる。ケーブルは、釣合せバネに連結
されており、この釣合せバネは、プログラムされた重量(約20〜25ポンド、
即ち、約9kg〜約11.4kg)を底縁部に常時及ぼしたままにするよう設計
されている。吊上げケーブル44は、電動式ワインダー54、即ち動力吊上げ装
置に取り付けられている。二重ケーブル構造により、フェイルセーフ設計が得ら
れている。
クロージャーシステムを上昇させているとき、各アクチュエータ18の上側の
キャリヤローラ38は上部キャリヤ軌道の円弧部分に接触し、それによりクロー
ジャーパネルが傾斜する。これにより、頂縁部30と底縁部32の結合部が鋏の
ように開いてこれら縁部相互間に角度がつき、これと結合部の僅かな斜めの切れ
目との相乗作用によりクロージャーパネルはエンクロージャー22の貯蔵領域内
に押し込まれる。クロージャーパネルの傾斜により、下側のキャリヤローラも又
、下部キャリヤ軌道を捕らえるよう定位置に揺動し、そしてクロージャーパネル
を押し込むと、次の下側クロージャーパネルが通過し、上記手順の繰り返しによ
り最後には全てのクロージャーパネルが正しく格納されるようになる。
クロージャーシステムを下降させる際、貯蔵されていない最も下の、即ち1番
目のクロージャーパネルは、上部キャリヤ軌道及び下部キャリヤ軌道内には存在
しておらず、ケーブルで上方位置に吊り下げられている。吊上げケーブル44を
逆に動かすと、釣合せバネにより得られる再プログラムされた重量により、クロ
ージャーパネルは、重量クロージャーの作用を受けて吊上げケーブルの送りによ
り定まる速度で下降する。もしクロージャーパネルが障害物に当たって吊上げケ
ーブルがたるむと、自動逆転装置(図示せず)はクロージャーパネルを回収する
ことになろう。自動逆転装置がもし誤動作を起こしても障害物上に加わる最大荷
重は約20〜25ポンドである。もし障害物がなければ、各クロージャーパネル
は保安用リンクの使用により後続のクロージャーパネルを引き出し、キャリヤ軌
道の下方側部により正しい位置に案内される。
クロージャーシステムのパネルが全て貯蔵エンクロージャー22内に収納され
た状態でも二重ケーブル44,46を用いると従来のように接近してドアシステ
ムを押し下げなくても済むので、これは使用可能なクロージャーシステムのうち
で最も安全性の高いものである。もし釣合せバネがちぎれても、これはエンクロ
ージャー22内に閉じ込められるので吊上げケーブルは安全にクロージャーパネ
ルを下降させることになろう。一従来型システムでは、もしバネがちぎれると、
ちぎれた部分が弾丸のように何度も部屋のあちこちに飛び散ることになる。
本発明をその特定の実施形態により説明したが、当業者であれば種々の設計変
更例及び改造例を想到できるので、本発明は請求項に記載された本発明の範囲に
属するようなかかる設計変更例及び改造例を包含するものであることは理解され
よう。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 クック,チャールズ,イー
アメリカ合衆国,テキサス州 75075 プ
レイノ,シエラ・レーン 2416
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.建物の開口部の両側に設けられた一対のキャリヤ軌道に沿って展開位置と格 納位置との間で動かされるようになっていて、各々が2つの互いに反対側の端部 及び各端部に設けられたアクチュエータを有する複数のクロージャーパネルを有 し、アクチュエータは、クロージャーパネルの展開位置ではクロージャーパネル が建物開口部の端から端まで延びるよう互いに当接した頂縁部と底縁部及び互い に平行な側面を有し、クロージャーパネルの格納位置では互いに当接した内方側 面と外方側面並びに互いに平行な頂縁部及び互いに平行な底縁部を有し、頂縁部 及び底縁部は、これらの上下の向きを維持しており、非剛性の保安用リンクが、 隣り合うアクチュエータ相互を橋渡ししており、保安用リンクは、クロージャー パネルが展開位置及び格納位置にあるときにはぴんと張り、クロージャーパネル が展開位置と格納位置との間で移り変わる際にはたるむような長さ及びアクチュ エータへの取付け箇所を有していることを特徴とするクロージャーシステム。 2.取付け箇所の垂直方向の向きは、クロージャーパネルが展開位置と格納位置 との間で移り変わる際には逆になることを特徴とする請求項1記載のクロージャ ーシステム。 3.頂縁部及び底縁部は、クロージャー部材が展開位置にあるときに水平から僅 かに角度をなすことを特徴とする請求項1記載のクロージャーシステム。 4.側面は、クロージャー部材が格納位置にあるときに鉛直から僅かに角度をな すことを特徴とする請求項1記載のクロージャーシステム。 5.クロージャー部材の端部にキャリヤローラが設けられており、該キャリヤロ ーラは、クロージャーパネルが展開位置と格納位置との間で移り変わる際にクロ ージャー部材が鉛直方向から僅かに傾斜した向きに傾斜するようキャリヤ軌道に 係合する構成になっていることを特徴とする請求項1記載のクロージャーシステ ム。 6.キャリヤ軌道の移行箇所相互間の寸法“x”は、キャリヤローラ相互間の寸 法“y”よりも小さいことを特徴とする請求項5記載のクロージャーシステム。 7.建物の開口部の両側に設けられた一対のキャリヤ軌道に沿って展開位置と格 納位置との間で動かされるようになっていて、各々が2つの互いに反対側の端部 及び各端部に設けられたアクチュエータを有する複数のクロージャーパネルを有 し、アクチュエータは、クロージャーパネルの展開位置ではクロージャーパネル が建物開口部の端から端まで延びるよう互いに当接した頂縁部と底縁部及び互い に平行な側面を有し、クロージャーパネルの格納位置では互いに当接した内方側 面と外方側面並びに互いに平行な頂縁部及び互いに平行な底縁部を有し、頂縁部 及び底縁部は、これらの上下の向きを維持しており、非剛性の保安用リンクが、 隣り合うアクチュエータ相互を橋渡ししており、保安用リンクは、クロージャー パネルが展開位置及び格納位置にあるときにはぴんと張り、クロージャーパネル が展開位置と格納位置との間で移り変わる際にはたるむような長さ及びアクチュ エータへの取付け箇所を有し、取付け箇所の垂直方向の向きは、クロージャーパ ネルが展開位置と格納位置との間で移り変わる際には逆になり、頂縁部及び底縁 部は、クロージャー部材が展開位置にあるときに水平から僅かに角度をなし、側 面は、クロージャー部材が格納位置にあるときに鉛直から僅かに角度をなし、ク ロージャー部材の端部にキャリヤローラが設けられており、該キャリヤローラは 、クロージャーパネルが展開位置と格納位置との間で移り変わる際にクロージャ ー部材が鉛直方向から僅かに傾斜した向きに傾斜するようキャリヤ軌道に係合す る構成になっており、キャリヤ軌道の移行箇所相互間の寸法“x”は、キャリヤ ローラ相互間の寸法“y”よりも小さいことを特徴とするクロージャーシステム 。
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