JP2001138043A - サンドイッチパネルの製造方法及びそれによって得られるサンドイッチパネル - Google Patents
サンドイッチパネルの製造方法及びそれによって得られるサンドイッチパネルInfo
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Abstract
び経済性の低下を何等招くことなく、しかも、健全なろ
う付け状態をもって、有利に製造し得る技術を提供す
る。 【解決手段】 波形形状が一方向に向かって連続的に形
成された波板状を呈する、アルミニウム材質の波形コア
16を、アルミニウム材質の2枚の面板12,14間に
挟んで位置せしめると共に、それら波形コア16と2枚
の面板12,14とを、ケイ素(Si)を6〜9重量%
の割合で含み、且つ残部がアルミニウム(Al)及び不
可避的不純物からなる、実質的にマグネシウム(Mg)
を含まないAl−Si系ろう合金によって、一体的にろ
う付けして、構成した。
Description
とそれによって得られるサンドイッチパネルに係り、特
に、アルミニウム材質のコアを、アルミニウム材質の2
枚の面板間に挟んで、それらの面板に一体的にろう付け
してなるサンドイッチパネルの新規な製造方法と、それ
によって得られる特徴的なサンドイッチパネルに関する
ものである。
アルミニウム材質のコアを挟み、それら2枚の面板とコ
アとを一体的にろう付けしてなるサンドイッチパネルが
開発され、その軽量性や高強度特性に着目して、構造材
用、意匠材用、断熱材用、防音材用等、幅広い用途で使
用されている。そして、そのようなサンドイッチパネル
の中でも、特に、2枚の面板間に挟まれるコアが、ハニ
カム状のセルを多数有してなるハニカムコアにて構成さ
れた、所謂、ハニカムパネルは、ハニカムコアが、セル
の高さ方向において、2枚の面板を垂直に支持するた
め、圧縮強度や曲げ強度が高く、しかも剛性の異方性も
少ないことから、建材や鉄道車両、自動車等の車両にお
いて、構造材や強度部材等として、好適に用いられてき
ている。
パネルにあっては、製造上の理由等から、パネル全体の
厚さ(高さ)が厚く(高く)なってしまうことが避けら
れないという問題が内在するものであった。
に、アルミニウム材質の平板を連続的に屈曲変形せしめ
る等して、コルゲート成形して得られた帯状のハニカム
形成材の複数を、それぞれの幅方向において、2枚の面
板間に挟み、且つそれら2枚の面板間において、ハニカ
ム状のセルが多数形成されるように並べてハニカムコア
を形成し、そして、このハニカムコアと2枚の面板とを
一体的にろう付けすることにより、製造されている。こ
のような製造手法を採用する場合、幅の狭いハニカム形
成材を用いれば、コア厚さを薄くすることが出来、以て
パネル全体の厚さも、薄く為すことが可能となる。しか
しながら、狭幅のハニカム形成材は腰がなく、容易に撓
み変形するばかりでなく、捩じれや反りが生ずるため、
そのような狭幅のハニカム形成材を、2枚の面板間にお
いて、ハニカム状のセルが均一な形状をもって多数形成
されるように並べることは容易ではなく、それには、か
なりの時間と労力がかかってしまい、それによって、目
的とするハニカムパネルの生産性の低下や、それに起因
する製造コストの高騰が惹起されることとなる。それ
故、実際に、上述の如き従来手法によってハニカムパネ
ルを製造する際には、狭幅のハニカム形成材が用いられ
ることがなく、そのために、製造されるハニカムパネル
のコア厚さ及びパネル全体の厚さが、不可避的に厚くな
ってしまっていたのである。
形成材を用いて、薄いハニカムコアを形成したとして
も、従来より公知の方法に従って、この薄いハニカムコ
アと2枚の面板とを一体的にろう付けして、目的とする
ハニカムパネルを製造する際に、それらハニカムコアと
2枚の面板とのろう付け接合時において、コアの変形や
倒壊乃至は潰れ等が惹起されることがあったのである。
イッチパネルにあっては、パネル全体の厚さを薄く為す
ことが極めて困難であったのであり、それ故に、更なる
軽量化を図ることも難しく、従って、例えば、一般的な
机の天板やドアの面板、棚板、或いは所定の筐体からな
る梱包資材の側板や底板等、薄くて、軽い板材に適用さ
れることが殆どなく、その用途が、厚さが厚く、比較的
に重量の大きな材料や部材等に限定されているのが現状
なのである。
ころは、コア厚さが薄くされることにより、パネル全体
の厚さが薄くされて、更なる軽量化が図られてなるサン
ドイッチパネルを、生産性及び経済性の低下を何等招く
ことなく、工業的に有利に製造することが出来、しか
も、そのようにして得られる厚さの薄いサンドイッチパ
ネルにおいて、コアの変形や倒壊乃至は潰れ等のない健
全なろう付け状態を容易に確保し得る方法を提供するこ
とにある。また、本発明にあっては、パネル全体が容易
に薄肉化、軽量化され得、以て薄くて軽い板材等として
も有利に適用され得る新規な構造のサンドイッチパネル
を提供することをも、その解決課題とするものである。
するために、先ず、薄いハニカムコアと2枚の面板との
ろう付け接合時において、コアの変形や、倒壊乃至は潰
れ等が生ずる原因について、種々検討を重ねた。その結
果、以下の如き結論を得たのである。
般的なろう付け方法に従って、目的とするハニカムパネ
ルを得る場合には、ハニカムコアと面板とをろう付けす
るろう合金として、一般に、Siを10重量%程度の高
い割合で、比較的多く含むAl−Si系ろう合金が使用
され、また、それらのろう付けに際しては、生産性の向
上等を目的として、通常、トンネル型の連続加熱炉等が
使用される。しかしながら、本発明者等の研究によれ
ば、このSiを比較的に多量に含むAl−Si系ろう合
金を、アルミニウム材質の部材の加熱ろう付け用として
使用する場合、かかるろう合金が、融点よりも30℃程
度、或いはそれ以上の高い温度で加熱され溶融せしめら
れると、接合対象となるアルミニウム材質の部材中のア
ルミニウム成分が溶融状態のろう合金中に過剰に溶け出
す、所謂、エロージョンを発生することが、明らかとな
ったのである。また、トンネル型の連続加熱炉は、その
構造上、炉内の温度を部分的にコントロールすることが
出来ないため、Al−Si系ろう合金の溶融温度にまで
加熱された場合、パネルの温度差が、不可避的に30℃
程度に達することも判明した。
般的なろう付け方法に従って、目的とするハニカムパネ
ルを得る場合には、ハニカムコアと面板とをろう付けす
る際に、トンネル型の連続加熱炉内の高温域に位置する
ハニカムコアと面板との接合部位においてエロージョン
が発生し、それによって、かかるエロージョンの発生部
分で、薄いハニカムコアの変形や倒壊乃至は潰れが生ぜ
しめられるとの結論を得たのである。
ろう付け法等に従って、目的とするハニカムパネルを得
る場合には、よく知られているように、ハニカムコアと
面板とをろう付けするろう合金として、一般に、Mgを
1.2〜1.5重量%程度の割合で含むAl−Si系ろ
う合金が使用されており、真空加熱炉内で、ハニカムコ
アと2枚の面板とをろう付け加熱することによって、こ
のMgを含むAl−Si系ろう合金が溶融せしめられる
と共に、かかるろう合金からMgが蒸発せしめられ、そ
の際に、ハニカムコアと2枚の面板との相互の接合面に
形成された酸化皮膜を破壊し、またかかる接合面の再酸
化を防止するようになっている。ところが、本発明者等
の検討によれば、薄いハニカムコアを用いて、それを2
枚の面板間に挟んで配置した場合に、2枚の面板の間隔
が狭くなって、それら2枚の面板間が狭い略閉空間とな
ることから、ハニカムコアと2枚の面板とのろう付け加
熱時において、ろう合金中のMgが極く僅かに蒸発した
だけで、2枚の面板間の狭い略閉空間がMgの蒸気で満
たされてしまい、そのために、ろう合金中のMgが、殆
ど蒸発せずにろう合金中に残留せしめられ、その結果、
ろう合金の融点が実質的に低下してしまうことが、明ら
かとなった。
ってハニカムコアと面板とを一体的にろう付けして、目
的とするハニカムパネルを得る場合にあっては、ハニカ
ムコアと面板とを、真空加熱炉内で、ろう合金の融点付
近の温度で加熱した際に、それらハニカムコアと面板と
の接合部位において、Mgの残留によって融点が実質的
に低下せしめられたろう合金が過剰に溶融せしめられ、
それによって、エロージョンが発生し、その結果、かか
るエロージョンの発生部分で、薄いハニカムコアの変形
や、倒壊乃至は潰れが生ぜしめられるとの結論を得たの
である。
いて、更に鋭意研究を重ねた結果、完成されたものであ
って、その要旨とするところは、アルミニウム材質の2
枚の面板間に、少なくともアルミニウム材質のコアを挟
んで形成した組付け体をろう付け接合することにより、
少なくとも、それら2枚の面板とコアとが一体的にろう
付けされてなるサンドイッチパネルを製造するに際し
て、前記コアとして、波形形状が一方向に向かって連続
的に形成された波板状を呈する波形コアを用い、前記2
枚の面板間に、かかる波形コアを、その波形形状の高さ
方向において挟んで、前記組付け体を形成した後、ケイ
素(Si)を6〜9重量%の割合で含み、且つ残部がア
ルミニウム(Al)及び不可避的不純物からなる、実質
的にマグネシウム(Mg)を含まないAl−Si系ろう
合金によって、該組付け体をろう付け接合することを特
徴とするサンドイッチパネルの製造方法にある。
ルの製造方法にあっては、波形形状が一方向に向かって
連続的に形成された波形コアを、その波形形状の高さ方
向において、2枚の面板間に挟むようにしたものである
ところから、かかる波形コアとして、単に、波形形状の
高さの低いものを用いるだけで、コアの厚さ(高さ)、
ひいてはパネル全体の厚さ(高さ)を容易に薄く(低
く)することが出来、それによって、最終的に得られる
サンドイッチパネルの軽量化が効果的に図られ得ること
となる。
まれるコアとして用いられる波形コアが、波板状を呈す
る一体構造をもって構成されているため、かかる波形コ
アを2枚の面板間に挟んで組付け体を形成するのに必要
とされる時間や労力が、波形コアにおける波形形状の高
低、つまりコア厚さの違いによって左右されることがな
く、それ故に、厚さの厚い波形コアを用いてパネルを製
造する場合に比して、厚さの薄い波形コアを用いてパネ
ルを製造する場合において、目的とするパネルの生産性
が低くなってしまうようなこともなく、従って、そのよ
うなパネルの生産性の差異に起因して、厚い波形コアを
用いる場合と薄い波形コアを用いる場合とで、パネルの
製造コスト面に優劣が生ずるようなことも全くないので
ある。
枚の面板と波形コアとからなる組付け体をろう付け接合
するろう合金として、ケイ素(Si)とアルミニウム
(Al)と不可避的不純物からなり、実質的にマグネシ
ウム(Mg)を含まないAl−Si系ろう合金が用いら
れているところから、波形コアが薄くされて、それを挟
む2枚の面板間の間隔が狭くなっていても、例えば、真
空ろう付け法によって、そのような2枚の面板と波形コ
アとをろう付けする際に、蒸発せずにろう合金中に残留
したMgによって、ろう合金の融点が実質的に低下せし
められるようなことがなく、それ故に、波形コアと2枚
の面板とをろう合金の融点付近の温度で加熱しても、そ
れら波形コアと各面板との接合部位において、ろう合金
が過剰に溶融せしめられて、エロージョンが発生するよ
うなことも全くないのである。そして、その結果とし
て、波形コアと各面板とのろう付け時において、薄い波
形コアの変形や、倒壊乃至は潰れ等が生ぜしめられるよ
うなことが、効果的に回避され得るのである。
Si系ろう合金のSiの含有量が9重量%以下の比較的
に低い割合に抑えられているところから、例えば、一般
的なフラックスろう付け法によって、波形コアと2枚の
面板とをろう付けする際に、ろう合金が、その融点より
も30℃程度高い温度で加熱された場合にあっても、エ
ロージョンが発生するようなことが有利に防止され得、
以て、波形コアの変形や倒壊乃至は潰れ等が惹起される
ことも、効果的に阻止され得るのである。そして、それ
に加えて、かかるAl−Si系ろう合金のSiの含有量
が6重量%以上に制限されているため、Si量が少な過
ぎて、波形コアと2枚の面板との加熱ろう付け時にろう
合金の溶融不足や流動性の不足が生じ、それによって、
接合不良が発生するようなことも、確実に防止され得る
のである。
ッチパネルの製造方法によれば、コア厚さが薄くされ
て、パネル全体の厚さも薄くされ、それによって、軽量
化が効果的に図られてなるサンドイッチパネルが、生産
性及び経済性の低下を何等招くことなく、工業的に有利
に製造され得るのである。そして、そのようにして得ら
れる厚さの薄いサンドイッチパネルを構成する2枚の面
板と波形コアとが、それらをろう付けする方法に拘わら
ず、接合不良やコアの変形、倒壊乃至は潰れ等のない健
全なろう付け状態とをもって、容易に且つ確実にろう付
けされ得ることとなり、その結果、かかる厚さの薄いサ
ンドイッチパネルにおいて、優れた品質と高い面精度と
が極めて有効に確保され得ることとなるのである。
ッチパネルの製造方法によれば、優れた品質と高い面精
度を有する、厚さの薄いサンドイッチパネルを得ること
が出来るため、例えば、一般的な机の天板やドアの面
板、棚板、或いは所定の筐体からなる梱包資材の側板や
底板等、従来のハニカムパネルの如きサンドイッチパネ
ルでは到底適用され得なかった薄い板材に対しても十分
に適用可能なサンドイッチパネルを提供することが出
来、以てサンドイッチパネルの適用範囲の拡大が、極め
て有利に達成され得るのであり、また、そのように適用
範囲を拡大することによって、より堅牢な机やドア、棚
板、或いは梱包資材等を得ることが可能となるのであ
る。
パネルの製造方法においては、パネルの構成部材として
用いられる面板と波形コア、及びそれらをろう付け接合
するろう合金が、全てアルミニウム材質からなっている
ところから、強度、耐久性、耐熱性(耐火性)、耐薬品
性、及び加工性の何れの点においても優れた特性を発揮
し、しかも、容易にリサイクルが可能であるといった特
徴的なサンドイッチパネルを容易に得ることが出来る利
点がある。
チパネルの製造方法の好ましい態様の一つによれば、前
記面板と前記波形コアとが、何れも、Al−Mg−Si
系の6000系アルミニウム合金を用いて成形されたア
ルミニウム成形体にて構成される。かかる構成を採用す
る場合には、2枚の面板と波形コアとして、優れた強度
を有するAl−Mg−Si系の6000系アルミニウム
合金にて形成されたものが用いられるところから、波形
コアを薄くして、パネル全体の厚さが薄くされたサンド
イッチパネルを得る際にも、得られるサンドイッチパネ
ルの強度を可及的に確保することが出来るのであり、ま
た、互いにろう付け接合される2枚の面板と波形コアと
して、熱膨張率等の熱的物性において同一の特性を有す
るものが用いられることになるため、それら2枚の面板
と波形コアとの加熱ろう付け時において、或いはその後
において、熱的物性の違いによる変形等が生ずるような
ことが有利に回避され得るのである。
製造方法の有利な態様の一つによれば、前記面板と前記
波形コアのうちの少なくとも何れか一方が、アルミニウ
ム若しくはその合金からなる板材の片面または両面に、
前記Al−Si系ろう合金がクラッドされたブレージン
グシートを用いて成形されたアルミニウム成形体にて構
成される。これによって、面板と波形コアとのろう付け
作業が、より効率的に実施され得ることとなる。
の製造方法の望ましい態様の一つによれば、前記2枚の
面板のうち、少なくとも何れか一方の面板と前記波形コ
アとの間に、アルミニウム若しくはその合金からなる板
材の片面または両面に、前記Al−Si系ろう合金がク
ラッドされたブレージングシート、或いは前記Al−S
i系ろう合金からなるシート乃至は板材を更に挟んで、
前記組付け体が形成されることとなる。このような構成
によれば、面板と波形コアとの間に挟まれるブレージン
グシート、或いは前記Al−Si系ろう合金からなるシ
ート乃至は板材を、補強部材として利用することが出
来、それによって、最終的に得られるサンドイッチパネ
ルに対して、曲げ強度や圧縮強度等の面において、より
優れた強度特性を付与することが可能となる。
ルの製造方法の別の好ましい態様の一つによれば、前記
波形コアを複数用い、該複数の波形コアを、それぞれの
ものにおける波形形状の高さ方向に積層し、且つ隣り合
うもの同士において、該波形形状の形成方向が互いに直
交するように配置すると共に、それら積層される複数の
波形コアを、その積層方向において、前記2枚の面板間
に挟んで、前記組付け体が形成される。これによって、
曲げ剛性や曲げ強度の異方性が効果的に解消乃至は緩和
されたサンドイッチパネルを、容易に得ることが出来
る。
製造方法の有利な他の態様の一つによれば、前記波形コ
アの複数と、少なくとも一つのアルミニウム材質の中間
板とを用い、該複数の波形コアを、それぞれのものにお
ける波形形状の高さ方向に積層すると共に、該少なくと
も一つの中間板を、それら積層される複数の波形コアの
間に挟んで位置せしめ、更に、該中間板を挟んで積層さ
れる該複数の波形コアを、その積層方向において、前記
2枚の面板間に挟んで、前記組付け体を形成した後、か
かる組付け体をろう付け接合することにより、該2枚の
面板と該複数の波形コアと該少なくとも一つの中間板と
が相互に一体的にろう付けされる。
る波形コアと波形コアとの間に挟まれる中間板を補強部
材として利用することが出来、それによって、最終的に
得られるサンドイッチパネルに対して、より優れた曲げ
強度や圧縮強度を付与することが可能となる。また、こ
こでは、アルミニウム材質の中間板が用いられるため、
全てアルミニウム材質の面板と波形コアとろう合金とを
用いることによって得られる前述の如き利点が、中間板
の配設によって損なわれるようなことが、有利に回避さ
れ得るといった特徴もある。そして、特に、複数の波形
コアを、隣り合うもの同士において、波形形状の形成方
向が互いに直交するように積層すると共に、それら積層
された波形コアと波形コアとの間に中間板を挟んで位置
せしめる場合には、積層される波形コアの何れもが、中
間板に対して線接触にて接触せしめられることになるた
め、それら積層される波形コア同士の接合強度を、効果
的に高めることが可能となる。
の製造方法の望ましい別の態様の一つによれば、前記波
形コアの複数と、少なくとも一つのアルミニウム材質の
中間板とを用い、該複数の波形コアを、それぞれのもの
における波形形状の高さ方向に積層し、且つ全てのもの
において、該波形形状の形成方向が互いに一致するよう
に配置すると共に、該少なくとも一つの中間板を、それ
ら積層される複数の波形コアの間に挟んで位置せしめ、
更に、該中間板を挟んで積層される該複数の波形コア
を、その積層方向において、前記2枚の面板間に挟ん
で、前記組付け体を形成した後、所定の湾曲面形状を呈
する加圧面を有する一対の成形治具を用いて、それら一
対の成形治具間に、該形成された組付け体を挟み、該一
対の成形治具にて加圧した状態下で、ろう付け接合する
ことにより、該面板と該複数の波形コアと該少なくとも
一つの中間板とが相互に一体的にろう付けされると共
に、それらが前記加圧面に対応した湾曲面形状に成形さ
れることとなる。
アの厚さが薄くされ得て、パネル全体の厚さも薄くさ
れ、それによって、軽量化が有利に図られてなるサンド
イッチパネルのうち、特に、全体が湾曲面形状とされ
た、所謂曲面パネルを、生産性及び経済性の低下を何等
招くことなく、しかも接合強度にバラツキのない、均一
なろう付け状態をもって、工業的に有利に製造すること
が出来る。
は、有利には、かかる中間板が、アルミニウム若しくは
その合金からなる板材の片面または両面に、前記Al−
Si系ろう合金がクラッドされたブレージングシートを
用いて成形されたアルミニウム成形体にて構成される。
これによって、積層される波形コアと中間板とのろう付
け作業が、より効率的に実施され得ることとなる。
製造方法の更に別の好ましい態様の一つによれば、アル
ミニウム材質の枠材を用い、かかる枠材を、前記波形コ
アの周りに、それを取り囲むように配置せしめると共
に、それら枠材と波形コアとを、該波形コアの波形形状
の高さ方向において、前記2枚の面板間に挟んで、前記
組付け体を形成した後、該組付け体をろう付け接合する
ことにより、該面板と該波形コアと該枠材とが相互に一
体的にろう付けされることとなる。このような構成を採
用すれば、曲げ剛性や曲げ強度の異方性が解消乃至は緩
和されたサンドイッチパネルを容易に得ることが出来る
ばかりでなく、枠材の外面を溶接等の接合面として利用
することにより、独立したパネル同士を溶接接合するこ
とが可能となり、以て大面積の大型パネル等を容易に製
作することが可能となるのである。また、かかる枠材と
して、中空形状を呈するものを用いれば、製造されるサ
ンドイッチパネルにおいて、枠材の中空部内を、例え
ば、冷媒の流通経路や電気配線の配線経路等として、利
用することも可能となる。
チパネルに係る課題の解決のために、前述せる如き製造
方法によって得られるサンドイッチパネルであって、ア
ルミニウム材質の2枚の面板間に、少なくともアルミニ
ウム材質のコアが挟まれて配置され、且つ少なくとも、
それら2枚の面板とコアとが一体的にろう付けされてな
るものにおいて、前記コアが、波形形状が一方向に向か
って連続的に形成された波板状を呈する波形コアにて構
成され、且つかかる波形コアが、該波形形状の高さ方向
において、前記2枚の面板間に挟まれた状態下で、ケイ
素(Si)を6〜9重量%の割合で含み、且つ残部がア
ルミニウム(Al)及び不可避的不純物からなる、実質
的にマグネシウム(Mg)を含まないAl−Si系ろう
合金によって、それら2枚の面板に対して、一体的にろ
う付けされていることを特徴とするサンドイッチパネル
をも、その要旨とするものである。
ルにおいては、前述の如き特徴的な製造方法によって得
られるものであって、波板状を呈する一体物からなる波
形コアが、その波形形状の高さ方向において2枚の面板
間に挟まれて成っているところから、単に、かかる波形
形状を低く構成するだけで、面倒な手間を要することな
く、波形コア、ひいてはパネル全体が、容易に薄く為さ
れ得るのであり、また、そのような波形コアと2枚の面
板とが、実質的にMgを含まず、且つSiの含有量の上
限が低く抑えられたAl−Si系ろう合金にてろう付け
されていることから、それら2枚の面板と波形コアとの
間の接合不良や、波形コアの変形、倒壊乃至は潰れ等の
発生が有利に回避され得るのである。
にあっては、品質や面精度の低下を招くことなく、パネ
ル全体の厚さが容易に薄く為され得て、更なる軽量化が
効果的に達成され得るのである。そして、それによっ
て、一般的な机の天板やドアの面板、棚板、或いは所定
の筐体からなる梱包資材の側板や底板等、従来のハニカ
ムパネルの如きサンドイッチパネルでは到底適用され得
なかった薄くて軽い板材等に対しても、十分に適用され
得るのであり、以てその適用範囲が、効果的に広げられ
得ることとなるのである。
かにするために、本発明に係るろう付けサンドイッチパ
ネルの製造方法とそれによって得られるサンドイッチパ
ネルの構成について、図面を参照しつつ、詳細に説明す
ることとする。
るろう付けサンドイッチパネルの一例が分解して示され
ており、また、図2には、そのようなサンドイッチパネ
ルの断面図が示されている。それらの図からも明らかな
ように、サンドイッチパネル10は、互いに上下方向に
対向配置された、上面板12と下面板14とを有してい
る。そして、それら上面板12と下面板14との間に、
波板状を呈する波形コア16が挟まれて、配置され、且
つそれら上及び下面板12,14に対して、それぞれ一
体的にろう付け接合されて、構成されているのである。
10を構成する上面板12と下面板14は、何れも、優
れた強度を発揮するAl−Mg−Si系の6000系ア
ルミニウム合金からなるアルミニウム材質のものにて構
成されている。そして、それらは、0.8mm程度の比
較的薄い肉厚の矩形平板形状を有しており、互いに同一
の大きさをもって、成っている。
系の6000系アルミニウム合金からなり、上及び下面
板12,14よりも更に薄い0.2mm程度の肉厚を有
する矩形の板材が、それら上及び下面板12,14と略
同一の大きさの波板状に成形されて、成っている。即
ち、波形コア16は、凹凸部(谷部と山部)が交互に配
置されてなる形態の波形形状乃至はコルゲート形状が一
方向に向かって連続的に形成された、矩形の波板状を呈
するアルミニウム材質の成形体の一体物にて構成されて
いるのである。そして、かかる波形コア16において
は、その波形形状乃至はコルゲート形状を与える凸部
(山部)と凹部(谷部)のそれぞれの一つ一つが、頂点
部位を湾曲面形状となした略三角形状とされており、ま
た、それら凹凸部のそれぞれの頂点部位間の距離、つま
り波形形状の高さが2.6mm程度とされている。
い、換言すれば、厚さの薄い波形コア16が、波形形状
の高さ方向において、上面板12と下面板14との間に
挟まれて位置せしめられており、また、そのような配置
状態下で、波形コア16の上下の端部(波形形状におけ
る凹凸部のそれぞれの頂点部位)が、上及び下面板1
2,14の互いの対向面のそれぞれに一体的にろう付け
されている。これにより、サンドイッチパネル10が、
上下2枚の面板12,14と波形コア16とからなり、
全体として薄い厚さをもった中空のサンドイッチ構造を
有するAl−Mg−Si系の6000系アルミニウム合
金製の一体品として、構成されているのである。
成する上及び下面板12,14の厚さや、波形コア16
を与える板材の厚さ及び波形形状の高さ等は、前記せる
如き寸法に、何等限定されるものではない。また、波形
コア16の凹凸部の形状も、特に限定されるものではな
く、例えば、三角形状や矩形状、台形状等の多角形状、
或いはU字形状等の形状であっても良いのである。更
に、それら波形コア16と前記上及び下面板12,14
とをそれぞれ構成する材料も、アルミニウム合金や純ア
ルミニウムが適宜に選択されて、使用され得るところで
あるが、ろう付け加熱時における高温下での変形を防止
したり、フラックスとの好ましくない反応を防ぐ上で、
それらの構成材料としては、Al−Mg−Si系の60
00系アルミニウム合金以外に、Al−Mn系の300
0系アルミニウム合金が、好適に用いられる。
面板12,14と波形コア16とを一体的にろう付けす
るろう合金が、一般に使用されるAl−Si系のろう合
金とは異なり、Siを6〜9重量%といった比較的低い
割合で含み、且つ残部がAl及び不可避的不純物からな
る、実質的にマグネシウムMgを含まない特別なAl−
Si系ろう合金によって、構成されているのである。
イッチパネル10は、例えば、以下の如き方法に従っ
て、製造されることとなる。
14と波形コア16とを準備するのであるが、ここで
は、上及び下面板12,14として、優れた強度を有す
るAl−Mg−Si系の6000系アルミニウム合金か
らなる、0.8mm程度の厚さの矩形の平板から形成さ
れたものが、それぞれ、用いられる。
板12,14と同材質で、0.2mm程度の厚さを有す
る板材を、波板状に成形加工して得られるアルミニウム
成形体が、用いられる。つまり、波形コア16は、Al
−Mg−Si系の6000系アルミニウム合金からなる
薄板材を、例えば、プレス成形等の所定の成形加工操作
により、頂点部位が湾曲面形状とされた略三角形状を呈
する波形形状が、2.6mm程度の高さをもって、一方
向に向かって連続的に形成されてなる波板状に成形加工
することにより、得られるのである。勿論、波形形状を
与える凸部(山部)の一つ一つの形状が、前記例示の如
く、三角形状や矩形状、台形状等の多角形状、或いはU
字形状等の形状を呈するものである場合には、上記せる
ような所定の成形加工操作により、所望の形状を呈する
波形形状が得られるように、前記板材が、波板状に成形
加工されることとなる。
ルミニウム合金の平板と、波形コア16を与えるアルミ
ニウム合金の薄板材のうちの少なくとも何れか一方は、
有利には、片面若しくは両面にろう材がクラッドされた
Al−Mg−Si系の6000系アルミニウム合金製の
ブレージングシートにて、構成される。それによって、
後述する上及び下面板12,14と波形コア16とが互
いに組み付けられてなる組付け体のろう付け接合が、効
率的に実施され得ることとなる。
波形コア16を、その波形形状の高さ方向において上下
から挟み、且つ該波形コア16の上下の端部に接触する
ように、上面板12と下面板14とを配置して、組み付
ける。これによって、波形コア16と上及び下面板1
2,14とからなる組付け体17を形成するのである
(図4参照)。
単なるアルミニウム合金から形成された上及び下面板1
2,14と波形コア16とを用いて、組付け体17を形
成する場合には、図3に示される如く、波形コア16と
上面板12の間と、波形コア16と下面板14の間のそ
れぞれに、両面にろう合金がクラッドされたアルミニウ
ム合金製のブレージングシート19、或いは、ろう合金
の薄板21を、介装、配置せしめる。このようにすれ
ば、上及び下面板12,14と波形コア16との間に挟
まれるブレージングシート19やろう合金の薄板21
が、補強部材として機能して、最終的に得られるサンド
イッチパネル10の曲げ強度や圧縮強度が、有利に高め
られるといった利点が得られることとなる。なお、この
組付け体17の形成に際して用いられるブレージングシ
ート19のろう合金やろう合金の薄板21、或いは前述
した上及び下面板12,14と波形コア16とを与える
ブレージングシートのろう合金としては、Siを6〜9
重量%の低い割合で含み、且つ残部がAl及び不可避的
不純物からなる、実質的にマグネシウムMgを含まない
特別なAl−Si系ろう合金が使用される。
くして形成された組付け体17を、公知の構造を有する
成形装置18内にセットする。即ち、この工程では、一
般に、目的とするサンドイッチパネル10の平面形状を
呈する上面に対応した上側加圧面20を有する上側成形
治具22と、該サンドイッチパネル10の、同じく平面
形状を呈する下面に対応した下側加圧面24を有する下
側成形治具26とを含んで構成された成形装置18が、
使用される。そして、そのような下側成形治具26の下
側加圧面24と上側成形治具22の上側加圧面20との
間に組付け体17を挟んで配置することにより、成形装
置18内に組付け体17をセットするのである。
を用いた真空ろう付け法によって、組付け体17のろう
付け接合を非連続的に行う手法の一例が示されている。
そのため、ここでは、生産性の向上等を目的として、組
付け体17の複数のものが、上下方向に重ね合わせるよ
うに積層された状態で、成形装置18の上側及び下側成
形治具22,26間に挟んで配置されている。そして、
このように、成形装置18内に、複数の組付け体17を
積層してセットする場合には、有利には、積層される組
付け体17のうち、その最上部に位置する組付け体17
と上側成形治具22との間や、その最下部に位置する組
付け体17と下側成形治具26との間、更には、積層さ
れる組付け体17同士の間の全てに、カーボンシート等
からなる離形材28が挟まれて、位置せしめられること
となる。これにより、後述するろう付け工程において、
複数の組付け体17のろう付け接合が、一挙に行われ得
ると共に、組付け体17同士や、組付け体17と上側及
び下側成形治具22,26とが、熱間圧接やろう材の回
り込み等によって互いに接合してしまうようなことが、
有利に防止され得るのである。
らなる離形材28を使用する代わりに、各組付け体17
の上面板12と下面板14の表面に、黒鉛粉末や窒化ホ
ウ素粉末等の微細な固体潤滑剤を塗布するようにして
も、かかる離形材28の使用によって得られる効果と同
様な効果が得られることとなる。更に、このような真空
ろう付け法による組付け体17のろう付け手法に代え
て、トンネル型の連続加熱炉を用いた一般的なフラック
スろう付け法によって、組付け体17を連続的にろう付
け接合する手法を採用することも、勿論可能である。そ
の場合には、一組の組付け体17が、成形装置18の上
側及び下側成形治具22,26間に挟んで配置せしめら
れることとなる。
上に、所定の重さを有する加圧マス30を載置し、且つ
下側成形治具26を支持トレイ32上に載置した状態
で、それら成形装置18とそれにセットされた複数の組
付け体17とを、図示しない真空加熱炉内に収容せしめ
る。その際、組付け体17には、上側成形治具22とそ
れに載置された加圧マス30の合計重量に応じた加圧力
が作用せしめられて、複数の組付け体17が、一定の加
圧力にて、それぞれ加圧されることとなる。
17がセットされた真空加熱炉の内部を真空状態とした
後、真空加熱炉内を、ろう合金の融点と同程度の温度と
なるように加熱し、前記上側成形治具22と加圧マス3
0の合計重量に基づく一定の加圧力の下で、組付け体1
7内に存在するろう合金を加熱溶融せしめて、上面板1
2と波形コア16、及び下面板14と波形コア16のそ
れぞれの当接部間に流れ込ませ、以てそれら波形コア1
6と上及び下面板12,14とを一体的にろう付けする
のである。なお、一般的なフラックスろう付け法を採用
する場合には、組付け体17をトンネル型の連続加熱炉
内に配置する前に、波形コア16と上及び下面板12,
14との接合部位に、例えば、公知のフッ化物系フラッ
クスをそれぞれ塗布した後、連続加熱炉内において、前
記一定の加圧下で、組付け体17内のろう合金を加熱溶
融せしめて、波形コア16と上及び下面板12,14と
を一体的にろう付けするのである。
では、波形コア16と上及び下面板12,14とを一体
的にろう付けするためのろう合金として、Siを6〜9
重量%の低い割合で含み、且つ残部がAl及び不可避的
不純物からなり、実質的にマグネシウムMgを含まない
特別なAl−Si系ろう合金が使用されている。それ
故、かかるろう付け工程においては、加熱溶融されたろ
う合金からMgが蒸発するようなことがなく、従って、
組付け体17が、2.6mm程度の波形形状高さを有す
る薄い波形コア16を挟む上及び下面板12,14の間
隔が狭く構成されて、上及び下面板12,14の間が、
狭い略閉空間とされているにも拘わらず、蒸発せずにろ
う合金中に残留したMgによってろう合金の融点が実質
的に低下せしめられるようなことが回避されるのであ
る。そして、それによって、波形コア16と上及び下面
板12,14とをろう合金の融点付近の温度で加熱した
際に、それら波形コア16と各面板12,14との接合
部位において、ろう合金が過剰に溶融せしめられて、エ
ロージョンが発生するようなことが回避され、以て、波
形コア16が変形したり、倒壊乃至は潰れたりするよう
なことも、皆無ならしめられているのである。
板12,14の間が狭い略閉空間とされているところか
ら、上及び下面板12,14と波形コア16との相互の
接合面が酸化され難くなっており、それ故に、それらの
接合面に形成される酸化皮膜を破壊し、或いはかかる接
合面の再酸化を防止するために、ろう合金中にMgを含
有せしめる必要がないのである。即ち、換言すれば、本
実施形態では、フラックスを用いない真空ろう付け法に
従って組付け体17をろう付け接合する際に、ろう合金
中にMgが含まれていないことによって、ろう付け不良
が惹起されるようなことがないのである。なお、組付け
体17の外周部等、上及び下面板12,14の間が開放
空間とされている部位において、上及び下面板12,1
4と波形コア16のそれぞれの接合面の酸化によるろう
付け性の低下が危惧される場合には、加熱炉内に、Mg
塊やMg粉末、或いはMgを多く含んだろう合金の塊等
を配置することによって、その危惧が、容易に解消され
得ることとなる。
るSiの含有量が6重量%以上とされていることから、
Si量が少な過ぎて、ろう合金の溶融不足が生じ、それ
によって、波形コア16と上及び下面板12,14との
間で接合不良が発生するようなことがないのであり、更
に、ろう合金のSiの含有量の上限が、9重量%と、比
較的に低く抑えられているため、真空加熱炉内の高温域
等に位置する組付け体17の過剰な加熱部位において、
加熱溶融せしめられたろう合金中のSi量が多くなり過
ぎて、エロージョンが発生するようなことが回避され、
それによって、波形コア16が変形したり、倒壊乃至は
潰れたりするようなことも、有利に防止されるのであ
る。
面板12,14を与えるブレージングシートのろう合金
のクラッド率を減らしたり、或いはそれら波形コア16
と上及び下面板12,14との間に配置されるろう合金
の薄板の厚さを更に薄くしたりして、波形コア16と上
及び下面板12,14との相互の接合面間に存在するろ
う合金の量を減少させれば、従来から一般に使用される
Al−Si系ろう合金、つまり、本実施形態で用いられ
るものよりもSiを多量に含有するろう合金を用いて
も、かかるろう合金の加熱溶融状態下でのSi量を低く
抑えることが出来る。しかしながら、よく知られている
ように、ブレージングシートのろう合金のクラッド率を
5%以下にすることは難しく、また、Siの含有量が多
いろう合金は割れやすいため、そのようなろう合金の薄
板の厚さをより薄くすることは、ブレージングシートの
ろう合金のクラッド率を減少させるよりも、更に困難で
あり、それ故、実際には、上述の如き一般的なAl−S
i系ろう合金を用いて、薄い波形コア16と上及び下面
板12,14とを健全にろう付けすることは、殆ど不可
能なのである。
12,14を与えるブレージングシートのろう合金のク
ラッド率を増やしたり、或いはそれら波形コア16と上
及び下面板12,14との間に配置されるろう合金の薄
板の厚さを厚くしたりして、波形コア16と上及び下面
板12,14との相互の接合面間に存在するろう合金の
量を増加させれば、本実施形態で用いられるものよりも
Siの含有量が少ないろう合金を用いても、かかるろう
合金の溶融不足が解消されると考えられる。しかるに、
Siの含有量の少ないAl−Si系ろう合金は、加熱溶
融状態下での流動性に乏しく、波形コア16と上及び下
面板12,14との当接部間に十分に流れ込まないた
め、そのようなSiの含有量の少ないAl−Si系ろう
合金がクラッドされたブレージングシートのクラッド率
を増やしたり、かかるろう合金からなる薄板の厚さを厚
くしたりしても、波形コア16と上及び下面板12,1
4との接合不良を解消することは難しいのであり、むし
ろ、ろう合金の厚さを厚くすると、加熱溶融に伴うろう
合金の厚さの減少が大きくなってしまい、それによっ
て、波形コア16と上及び下面板12,14との間の接
合性や寸法精度を阻害するといった、新たな問題が惹起
されるようになる。
上側及び下側成形治具22,26の間に加圧下で挟み込
んだままの状態で、真空加熱炉内で、或いは真空加熱炉
から取り出して、自然に、または特別な冷却装置を用い
て冷却することにより、ろう付け工程を完了する。な
お、ろう付けされた組付け体17は、真空加熱炉内に窒
素ガス等を導入して、復圧した後、該加熱炉から取り出
されることとなる。また、かかる組付け体17の冷却操
作は、焼入れによる強度向上や製造サイクルの短縮化を
図る上で、急冷操作によって為されることが望ましい。
具22と下側成形治具26とを開いて、組付け体17が
ろう付け接合されたパネルを取り出し、以て波形コア1
6と上及び下面板12,14とが一体的にろう付けされ
てなる薄い厚さを有する、図2、図6、及び図8に示さ
れる如き、目的とするサンドイッチパネル10を得るの
である。なお、ここでは、複数の組付け体17が、同時
にろう付け接合されるため、複数のサンドイッチパネル
10が、一挙に得られることとなる。
び下面板12,14間に挟まれて位置せしめられる波形
コア16が薄くされていることによって、上及び下面板
12,14の間隔が有利に狭く為され得て、パネル全体
の厚さが、極めて薄い厚さとされ得るのである。
6が、波板状を呈するアルミニウムの成形体からなる一
体構造をもって構成されているところから、波形コア1
6を上及び下面板12,14間に挟んで組み付ける際
や、それによって得られる組付け体17をろう付け接合
する際等に要される労力や時間、費用等が、波形コア1
6の厚さによって左右されることが有利に皆無ならしめ
られ得る。
従来から一般に使用される比較的厚さの厚いものに比し
て極めて薄い厚さのサンドイッチパネル10を、生産性
や経済性の低下を招くことなく容易に製造することが出
来、それによって、サンドイッチパネル10の更なる軽
量化が極めて効果的に達成され得るのである。そして、
かくして得られたサンドイッチパネル10を、従来、軽
量性等の点から段ボールにて構成されていた部材や資
材、例えば、筐体からなる梱包資材の側板や底板等とし
て、或いは軽量な薄い板材からなる一般的な机の天板や
ドアの面板、棚板等として適用することが可能となり、
それによって、サンドイッチパネル10の適用範囲が有
利に広げられ得るばかりでなく、そのようなサンドイッ
チパネル10が適用された部材や資材、製品等の堅牢性
を効果的に向上せしめることも可能となるのである。
16と上及び下面板12,14とを一体的にろう付けす
るろう付け合金として、Siを6〜9重量%の低い割合
で含み、且つ残部がAl及び不可避的不純物からなる、
実質的にマグネシウムMgを含まない特別なAl−Si
系ろう合金が使用されていることによって、薄い厚さの
波形コア16と上及び下面板12,14とが、接合不良
やコアの変形、倒壊乃至は潰れ等のない健全なろう付け
状態とをもって、容易に且つ確実にろう付けされ得るよ
うになっているところから、薄くて、軽量なサンドイッ
チパネル10において、優れた品質と高い面精度とが極
めて有効に確保され得ることとなるのである。
6と上及び下面板12,14とそれらをろう付けするろ
う合金の全てが、アルミニウム材質からなっているとこ
ろから、強度、耐久性、耐熱性(耐火性)、耐薬品性、
及び加工性の何れの点においても優れた特性を発揮し、
しかも、容易にリサイクルが可能であるといった特徴を
有するサンドイッチパネルを容易に得ることが出来る利
点がある。
16と上及び下面板12,14とが、何れも、優れた強
度を発揮するAl−Mg−Si系の6000系アルミニ
ウム合金からなっていることから、波形コア16が薄く
されて、サンドイッチパネル10の全体の厚さが薄くさ
れているにも拘わらず、高い強度が有利に確保され得る
のであり、また、それら波形コア16と上及び下面板1
2,14とが、熱膨張率等の熱的物性において同一の特
性が発揮されて、加熱ろう付け時等に、波形コア16と
上及び下面板12,14の熱的物性の相違による変形等
が生ずるようなことが有利に回避され得、それによっ
て、厚さの薄いサンドイッチパネル10の優れた品質と
面精度とが、より有効に確保され得るのである。
ルは、上述した例示の構造のみに限定して解釈されるも
のでは決してなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにお
いて各種の変形を加えることが可能である。そして、そ
の幾つかの例が、図5〜図10に示されている。なお、
それら図5〜図10では、先の実施形態と同様な構造と
された部材及び部位については、図中、それぞれ同一の
符号を付して、その詳細な説明は省略した。
板12,14間において、2枚の波形コア16a,16
bが、上及び下面板12,14の対向方向、つまり上下
方向に積層されて、配置されてなる構造の例が示されて
いる。そこでは、2枚の波形コア16a,16bのうち
の上側に位置する上側波形コア16aと、下側に位置す
る下側波形コア16bとが、それぞれの波形形状の形成
方向、換言すれば、波形形状の凹凸部(谷部と山部)が
連続する方向が、互いに直交するように互いに重ね合わ
された状態で、それぞれの波形形状の高さ方向におい
て、上及び下面板12,14間に挟まれて、位置せしめ
られている。
れた上側及び下側波形コア16a,16bが相互に一体
的にろう付け接合されていると共に、上側波形コア16
aが、その上側端部(波形形状における凸部の頂点部
位)において、上面板12の下面に対して一体的にろう
付けされ、更に、下側波形コア16bが、その下側端部
(波形形状における凹部の底部部位)において、下面板
14の上面に対して一体的にろう付けされている。な
お、ここでも、上側及び下側波形コア16a,16bを
相互にろう付けするろう合金や、それら上側及び下側波
形コア16a,16bを上及び下面板12,14に対し
てろう付けするろう合金が、全て、Siを6〜9重量%
といった比較的低い割合で含み、且つ残部がAl及び不
可避的不純物からなる、実質的にマグネシウムMgを含
まない特別なAl−Si系ろう合金によって、構成され
ている。
組付け体17を形成する際に、上側波形コア16aと下
側波形コア16bとを、上述の如くして上下に積層し
て、上及び下面板12,14間に挟んで配置する以外、
前記第一の実施形態に示されるサンドイッチパネル10
と同様な方法にて、製造されることとなる。
状を呈するアルミニウム合金製の波形コア16が、それ
と同種類のアルミニウム合金製の上及び下面板12,1
4間に挟まれ、且つそれらが、Siの含有量が低く、M
gを含まない特別なAl−Si系ろう合金にて、一体的
にろう付けされて、サンドイッチパネル10が構成され
ているところから、前記第一の実施形態と同様な効果
が、有効に享受され得るのである。
12,14間に、上側及び下側の2枚の波形コア16
a,16bが、波形形状の形成方向が互いに直交するよ
うに積層配置された形態で、互いに一体的にろう付けさ
れていると共に、上下の面板12,14に対して、それ
ぞれ、一体的にろう付けされていることから、サンドイ
ッチパネル10の曲げ剛性や曲げ強度の異方性が効果的
に解消され得る特徴も、有利に発揮され得るのである。
2,14間に積層された上側及び下側の2枚の波形コア
16a,16bの間に、中間板34が更に挟まれて配置
されてなる構造の例が示されている。そこでは、上側及
び下側の波形コア16a,16bが、前記実施形態と同
様に、波形形状の形成方向が互いに直交するように積層
されている。また、それら上側及び下側の波形コア16
a,16bの間に挟まれた中間板34は、上下の面板1
2,14と同じ大きさの薄肉矩形形状を有しており、A
l−Mg−Si系の6000系アルミニウム合金から形
成されている。なお、この中間板34としては、必要に
応じて、片面または両面にろう材がクラッドされたブレ
ージングシートからなるものが、使用される。
形コア16aと下側波形コア16bとが、中間板34を
介して互いに一体的にろう付けされていると共に、上側
波形コア16aが、その上側端部において、上面板12
の下面に対して一体的にろう付けされ、且つ、下側波形
コア16bが、その下側端部において、下面板14の上
面に対して一体的にろう付けされている。
側及び下側波形コア16a,16bを相互にろう付けす
るろう合金や、それら上側及び下側波形コア16a,1
6bを上及び下面板12,14に対してろう付けするろ
う合金が、全て、Siを6〜9重量%といった比較的低
い割合で含み、且つ残部がAl及び不可避的不純物から
なる、実質的にマグネシウムMgを含まない特別なAl
−Si系ろう合金によって、構成されている。
10は、組付け体17を成形する際に、上面板12と下
面板14との間に、上側及び下側波形コア16a,16
bと中間板34とを、下から、下側波形コア16b、中
間板34、上側波形コア16aの順番に積層し、且つ上
側及び下側波形コア16a,16bを波形形状の形成方
向が互いに直交するように配置する以外、前記第一の実
施形態に示されるサンドイッチパネル10と同様な方法
にて、製造されることとなる。
呈するアルミニウム合金製の上側及び下側波形コア16
a,16bが、それと同種類のアルミニウム合金製の上
及び下面板12,14間に挟まれ、且つそれらが、Si
の含有量が低く、Mgを含まない特別なAl−Si系ろ
う合金にて、一体的にろう付けされて、サンドイッチパ
ネル10が構成されているところから、それによって得
られる前述の如き優れた特徴が、効果的に発揮され得る
のである。
板12,14間に、上側及び下側波形コア16a,16
bが、波形形状の形成方向が互いに直交するように積層
されていることから、サンドイッチパネル10の曲げ剛
性や曲げ強度の異方性が効果的に解消され得るのであ
り、また、それら上側及び下側波形コア16a,16b
の間に挟まれる中間板34が補強部材として機能し、そ
れによって、サンドイッチパネル10において、より優
れた曲げ強度や圧縮強度が有利に発揮され得るのであ
る。
の形成方向が互いに直交するように積層される上側及び
下側波形コア16a,16bが、中間板34を介して、
一体的にろう付けされるものであるところから、積層さ
れる上側波形コア16aと下側波形コア16bの両方
が、中間板34に対して線接触にて接触せしめられるこ
とになり、それによって、波形形状の形成方向が互いに
直交するように積層される上側及び下側波形コア16
a,16bを直接にろう付けする場合に比して、それら
上側及び下側波形コア16a,16bの接合強度が、効
果的に高められ得ることとなるのである。
如き優れた特徴を発揮する中間板34が、上及び下面板
12,14と上側及び下側波形コア16a,16bと同
様に、優れた強度を有するAl−Mg−Si系の600
0系アルミニウム合金から成っているところから、その
ようなアルミニウム合金製の上及び下面板12,14と
上側及び下側波形コア16a,16bとを用いることに
よって得られる前述の如き利点が、中間板34の配設に
よって損なわれるようなことが、有利に回避され得る。
って凸となる所定の湾曲面形状を呈する、所謂曲面パネ
ルを形成し、且つ上及び下面板12,14間に積層され
た上側及び下側の2枚の波形コア16a,16bの間
に、中間板34が挟まれて配置されてなる構造の例が示
されている。そこでは、上側及び下側の波形コア16
a,16bが、波形形状の形成方向が一致するように、
中間板34を介して、互いに重ね合わされた状態で、そ
れぞれの波形形状の高さ方向において、凸形湾曲面形状
を呈する上面板12と凹形湾曲面形状を呈する下面板1
4との間に挟まれて、位置せしめられている。
形コア16aと下側波形コア16bとが、中間板34を
介して互いに一体的にろう付けされていると共に、上側
波形コア16aが、その上側端部において、上面板12
の下面に対して一体的にろう付けされ、且つ、下側波形
コア16bが、その下側端部において、下面板14の上
面に対して一体的にろう付けされている。
側及び下側波形コア16a,16bを相互にろう付けす
るろう合金や、それら上側及び下側波形コア16a,1
6bを上及び下面板12,14に対してろう付けするろ
う合金が、全て、Siを6〜9重量%といった比較的低
い割合で含み、且つ残部がAl及び不可避的不純物から
なる、実質的にマグネシウムMgを含まない特別なAl
−Si系ろう合金によって、構成されている。
10は、例えば、先ず、上面板12と下面板14との間
に、上側及び下側波形コア16a,16bと中間板34
とを、下から、下側波形コア16b、中間板34、上側
波形コア16aの順番に積層し、且つ上側及び下側波形
コア16a,16bを波形形状の形成方向が互いに一致
するように配置して、組付け体17を形成する。なお、
この組付け体17を与える上及び下面板12,14と中
間板34としては、平板形状のものが用いられ、また、
上側及び下側波形コア16a,16bも、全体として、
湾曲せしめられていないものが用いられる。即ち、ここ
では、組付け体17が、全体として、平板形状を呈する
ように形成されるのである。
け体17を、例えば、特開平8−174111号公報に
記載された曲面パネルの製造方法に従って、ろう付け接
合し、以て、全体として、上方に向かって凸となる湾曲
面形状とされた、目的とするサンドイッチパネル10を
得るのである。なお、かかるろう付け方法を採用するに
あたって、上側成形治具(上プレス治具)の凸形加圧面
と下側成形治具(下プレス治具)の凹形加圧面のそれぞ
れの湾曲面形状が、曲率半径が徐々に変化する複合曲面
形状とされた成形装置を用いれば、目的とするサンドイ
ッチパネル10を、複合曲面形状を有する複合曲面パネ
ルとして、容易に得ることが出来る。
するアルミニウム合金製の上側及び下側波形コア16
a,16bが、それと同種類のアルミニウム合金製の上
及び下面板12,14間に挟まれ、且つそれらが、Si
の含有量が低く、Mgを含まない特別なAl−Si系ろ
う合金にて、一体的にろう付けされることにより、全体
として、湾曲面形状を呈するサンドイッチパネル10が
形成されているところから、平板パネルとして形成され
るサンドイッチパネルに係る前記第一の実施形態と同様
な効果が、全体として、湾曲面形状を呈する、所謂曲面
パネルとして形成されるサンドイッチパネル10におい
ても、有効に享受され得るのである。
aと下側波形コア16bとが波形形状の形成方向が一致
するように積層されていることから、平板形状を呈する
組付け体17を湾曲せしめる工程がスムーズに実施され
得るといった利点がある。
コア16aと下側波形コア16bとの間に、中間板34
が挟まれて配置されているところから、組付け体17を
形成する際に、それら上側及び下側波形コア16a,1
6bとを直接に積層する場合とは異なり、上側波形コア
16aの凹部の頂点部位と下側波形コア16bの凸部の
頂点部位とが互いに当接するように為す面倒な位置決め
を行う必要が皆無ならしめられ得て、組付け体17の形
成操作が、より容易に且つ迅速に行われ得ることとな
る。
を取り囲んで位置せしめられた複数(ここでは7本)の
枠材36とを、上面板12と下面板14との間に挟んで
配置してなる構造の例が示されている。
を有するAl−Mg−Si系の6000系アルミニウム
合金製で、ロ字形中空断面を有する押出形材にて、それ
ぞれ構成されている。そして、それらの枠材36が、全
体として、略「日」字状を呈し、且つ上及び下面板1
2,14と略同一の大きさとなるように組み立てられて
いることにより、二つの矩形窓部38,38を有する枠
体40が形成されている。また、そのような枠体40の
二つの矩形窓部38,38内には、該枠体36の厚さと
同一厚さを有する波形コア16,16が、それぞれ、一
つずつ収容、位置せしめられている。これによって、二
つの波形コア16,16の周りに、複数の枠材36が、
各波形コア16,16を取り囲むように配置されている
のである。そして、それら複数の枠材36と二つの波形
コア16,16とが、各波形コア16,16の波形形状
の高さ方向において、上面板12と下面板14との間に
挟まれて、配置されており、また、かかる配置下におい
て、二つの波形コア16,16と複数の枠材36とが、
上及び下面板12,14に対して、一体的にろう付けさ
れているのである。
16と複数の枠材36とを上及び下面板12,14に対
してろう付けするろう合金が、Siを6〜9重量%とい
った比較的低い割合で含み、且つ残部がAl及び不可避
的不純物からなる、実質的にマグネシウムMgを含まな
い特別なAl−Si系ろう合金によって、構成されてい
るのである。なお、本実施形態では、波形コア16を取
り囲む枠材36が、ロ形中空断面を有するアルミニウム
合金の押出形材にて構成されていたが、かかる枠材36
を、例えば、適当な厚さを有する平板にて構成しても、
何等差し支えない。
ネル10は、複数の枠材36からなる枠体40の前記二
つの矩形窓部38,38内に、波形コア16,16を一
つずつ収容せしめた状態で、それら複数の枠材36と二
つの波形コア16とを上面板12と下面板14との間に
挟んで配置せしめて、組付け体17を形成する以外、前
記第一の実施形態に示されるサンドイッチパネル10と
同様な方法にて、製造されることとなる。なお、組付け
体17の形成に際しては、複数の枠材36を予め溶接す
る等して、形状固定した状態で枠体40を形成し、その
状態で、複数の枠材36を上及び下面板12,14間に
配置するようにしても良く、また、それら複数の枠材3
6を何等接合せしめることなく、単に組み付けるだけで
枠体40を形成し、そして、その状態で、複数の枠材3
6を、上及び下面板12,14間に配置するようにして
も良いのである。
16が、それと同一種類のアルミニウム合金製の上及び
下面板12,14間に挟まれ、且つそれらが、Siの含
有量が低く、Mgを含まない特別なAl−Si系ろう合
金にて、一体的にろう付けされて、サンドイッチパネル
10が構成されているところから、前記第一の実施形態
と同様な効果が、有効に享受され得るのである。
板12,14の間に、波形コア16,16を取り囲むよ
うにして、アルミニウム合金の押出形材からなる複数の
枠材36が配置されているところから、サンドイッチパ
ネル10における曲げ剛性や曲げ強度の異方性が、有利
に解消乃至は緩和され得るのであり、更に、サンドイッ
チパネル10の外周部において外方に露呈せしめられる
枠材36の外面を溶接等の接合面として利用することが
出来、それによって、独立したサンドイッチパネル10
同士を溶接接合することが可能となる。そして、その結
果、大面積の大型パネル等を容易に製作することが出来
るのである。
枠材36が、それぞれ、ロ字形中空断面を有する中空形
状をもって構成されているところから、それらの枠材3
6の中空部内を、例えば、冷媒の流通経路や電気配線の
配線経路等として、利用することが出来るといった利点
もある。
程によって、図10または図1に示される如き構造のサ
ンドイッチパネル10を実際に製造し、その得られたサ
ンドイッチパネルについて、上述の如き優れた特徴点に
関する評価を行った。
1合金板を多数用い、それらをプレス成形加工して、高
さ2.6mmの凹凸部が、3.0mmのピッチで、一方
向に向かって連続的に形成されてなり、長さと幅がそれ
ぞれ500mmとされた、矩形の波板を多数枚得た。そ
して、かくして得られた多数の波板を、波形コアとし
て、用いた。また、それとは別に、500mmの長さと
500mmの幅と0.8mmの厚さとを有する矩形の6
951合金板の多数を用い、それら多数の合金板のそれ
ぞれのものの片面に対して、下記表1及び表2に示され
る如く、Siを4重量%、6重量%、9重量%、及び1
1重量%の何れかの割合で含有し、且つMgを含まない
か、それを0.6重量%、1.2重量%の何れかの割合
で含んでなる12種類のAl−Si系ろう合金のうちの
何れか1種を、それぞれ、5%のクラッド率でクラッド
された、ろう合金の種類が互いに異なる12種類のブレ
ージングシートを、それぞれ、複数枚ずつ得た。そし
て、それらのブレージングシートを、上及び下面板とし
て、それぞれ用いた。更に、500mm長さと、2.6
mmの幅と、7mmの厚さとを有する細長い矩形状の6
063合金板を多数準備し、それらを枠材として、用い
た。
ブレージングシートのうちの何れか1種類のものからな
る上面板と下面板の間に、波形コアと枠材とを図10に
示される如き状態で挟んで配置して、組付け体を得た。
また、それと同様にして、その他11種類のブレージン
グシートのそれぞれからなる上面板と下面板の間に、波
形コアと枠材とを挟んで配置して、組付け体をそれぞれ
形成し、それによって、波形コアと枠材とを上及び下面
板にろう付けするろう合金がそれぞれ異なる12種類の
組付け体を得た。そして、ここでは、それら12種類の
組付け体を、それぞれ10個ずつ形成した。なお、それ
らの組付け体の厚さは、全て、4.2mmであった。
付け体のうち、何れか1種類の組付け体の10個を上下
方向に重ね合わせて積層した状態で、所定の成形装置に
セットして、それらを真空加熱炉内に収容せしめた後、
この真空加熱炉内を真空状態と為した状態下で、10個
の組付け体を1kPaの圧力で加圧しつつ、該真空加熱
炉内を加熱した。そして、それら積層された10個の組
付け体のうち、最上段(上から1段目)と最下段(上か
ら10段目)と中央段(上から6段目)に位置する組付
け体のそれぞれのものの中央部と角部に取り付けた熱電
対にて計測される温度が、全て、ろう合金の融点と略同
じ580℃を越えたところで加熱を終了し、その後、直
ちに、真空加熱炉内に窒素ガスを導入して、該加熱炉内
を復圧した後、10個の組付け体を該加熱炉内から取り
出して、冷却した。これにより、各組付け体のろう付け
接合を完了せしめて、同じ種類のろう合金にて、波形コ
アと枠材とが上及び下面板に対して一体的にろう付けさ
れてなる、目的とする10枚のサンドイッチパネルを得
た。また、それとは別に、残りの11種類の組付け体に
ついても、同様な操作を行い、それによって、下記表1
及び表2に示される如く、波形コアと枠材とが上及び下
面板に対して、それぞれ別の種類のろう合金(SiとM
gの含有量が互いに異なるろう合金)にてろう付けされ
てなる12種類のサンドイッチパネル(パネルNo.1
〜12)を各々10枚ずつ得た。
ずつの12種類のサンドイッチパネル(パネルNo.1
〜12)におけるそれぞれの種類のものにおいて、真空
加熱炉内で、最上段(上から1段目)と最下段(上から
10段目)と中央段(上から6段目)に位置する組付け
体から得られた3枚のサンドイッチパネルを、それぞれ
適当な位置で二つに切断し、そして、その切断部位にお
けるそれぞれのもののパネル厚さを、それが最大となっ
ている部位と最小となっている部位において測定して、
各サンドイッチパネルにおけるパネル厚さのバラツキの
範囲を調べる一方、各サンドイッチパネルの切断部位に
おける波形コアと面板とのろう付け接合部分のろう付け
状態を目視により調べた。その結果を下記表3〜表5に
示した。なお、それら表3〜表5におけるろう付け状態
の評価において、接合不良の発生が確認されたものにつ
いては、ろう合金の溶融不足が認められ、また、コアの
倒壊が確認されたものについては、著しいエロージョン
の発生が認められた。
に、それぞれのサンドイッチパネルを与える組付け体の
真空加熱炉内での積層位置の違いによる各組付け体の加
熱温度(ろう付け温度)の差異に拘わらず、Siの含有
量が6重量%若しくは9重量%で、且つMgを含まない
Al−Si系ろう合金にて波形コアと面板とが一体的に
ろう付けされてなる、本発明に従うサンドイッチパネル
(パネルNo.4とパネルNo.7)は、パネル厚さの
バラツキが、0.1mmまたは0.2mmで、極めて小
さな値となっているばかりでなく、ろう付け接合する前
の組付け体に対する厚さの減少量が極めて小さくなって
おり、また、波形コアと面板とのろう付け状態が、良好
となっている。
Si系ろう合金とは異なるろう合金にて、波形コアと面
板とが一体的にろう付けされてなるサンドイッチパネ
ル、つまり、Siの含有量が6重量%若しくは9重量%
ではあるものの、Mgを0.6重量%若しくは1.2重
量%の割合で含むろう合金にてろう付けされたサンドイ
ッチパネル(パネルNo.5,6,8,9)と、Mgは
含まないものの、Siの含有量が4重量%若しくは11
重量%であるろう合金にてろう付けされたサンドイッチ
パネル(パネルNo.1,10)と、Siの含有量が4
重量%若しくは11重量%であり、且つMgの含有量が
0.6重量%若しくは1.2重量%であるろう合金にて
ろう付けされたサンドイッチパネル(パネルNo.2,
3,11,12)にあっては、極く一部のものを除き、
殆どのものが、パネル厚さのバラツキと、ろう付け接合
する前の組付け体に対する厚さの減少量が大きい値とな
っており、また、波形コアと面板との接合部において、
ろう合金の溶融不足による接合不良や、エロージョンの
発生による波形コアの変形若しくは倒壊が生じており、
それら波形コアと面板とのろう付け状態が、不良となっ
ている。
付け法によって、厚さの薄い組付け体が健全なろう付け
状態をもってろう付け接合され得、それによって、厚さ
の薄いサンドイッチパネルが、所望の厚さと高い面精度
とをもって、容易に製造され得ることが、明確に認識さ
れ得るのである。
多数用い、それらをプレス成形加工して、高さ2.6m
mの凹凸部が、3.0mmのピッチで、一方向に向かっ
て連続的に形成されてなり、長さと幅がそれぞれ150
mmとされた、矩形の波板を多数枚得た。そして、かく
して得られた多数の波板を、波形コアとして、用いた。
また、それとは別に、150mmの長さと150mmの
幅と0.8mmの厚さとを有する矩形の3003合金板
の多数を用い、それら多数の合金板のそれぞれのものの
片面に対して、Siを4重量%、6重量%、9重量%、
及び11重量%の何れかの割合で含有し、且つMgを含
まない4種類のAl−Si系ろう合金のうちの何れか1
種を、それぞれ、5%のクラッド率でクラッドすること
によりクラッドされた、ろう合金の種類が互いに異なる
4種類のブレージングシートを、それぞれ、複数枚ずつ
得た。その後、そのようにして得られたブレージングシ
ートの全てのものにおいて、ろう合金がクラッドされた
面の全面に、K3 AlF6とKAlF4 の共晶成分から
なるフッ素系のフラックスを塗布した。そして、それら
フラックスが塗布された複数のブレージングシートを、
上及び下面板として、それぞれ用いた。
のブレージングシートのうちの何れか1種類のものから
なる上面板と下面板の間に、波形コアを図1に示される
如き状態で挟んで配置して、組付け体を得た。また、そ
れと同様にして、その他3種類のブレージングシートの
それぞれからなる上面板と下面板の間に、波形コアと枠
材とを挟んで配置して、組付け体をそれぞれ形成し、そ
れによって、波形コアとを上及び下面板にろう付けする
ろう合金がそれぞれ異なる4種類の組付け体を得た。そ
して、ここでは、それら4種類の組付け体を、それぞれ
4個ずつ形成した。なお、それらの組付け体の厚さは、
全て、4.2mmであった。
け体のうち、何れか1種類の組付け体の4個を、それぞ
れ別の成形装置にセットして、別の加熱炉内にそれぞれ
収容せしめた後、各加熱炉内を窒素ガスで満たした状態
下で、各組付け体を1kPaの圧力で加圧しつつ、各組
付け体が収容される加熱炉内をそれぞれ加熱した。そし
て、各組付け体に取り付けられた熱電対にて計測される
温度が、それぞれ、ろう合金の融点よりも僅かに高い5
80℃に達した時点と、それよりも更に高い600℃、
610℃、及び615℃にそれぞれ達した時点で加熱を
終了し、その後、直ちに、各組付け体を、それぞれが収
容される加熱炉内から取り出して、冷却した。これによ
り、各組付け体のろう付け接合を完了せしめて、波形コ
アと上及び下面板とが、同じ種類のろう合金にて、互い
に異なるろう付け温度で、一体的にろう付けされてな
る、目的とする4枚のサンドイッチパネルを得た。ま
た、それとは別に、残りの3種類の組付け体について
も、同様な操作を行い、それによって、下記表6及び表
7に示される如く、波形コアが上及び下面板に対して、
それぞれ別の種類のろう合金(Siの含有量が互いに異
なるろう合金)にてろう付けされてなる4種類のサンド
イッチパネル(パネルNo.13〜16)を各々4枚ず
つ得た。
つの4種類のサンドイッチパネル(パネルNo.13〜
16)の全てを、それぞれ適当な位置で二つに切断し、
そして、その切断部位におけるそれぞれのもののパネル
厚さのバラツキの範囲と、波形コアと面板とのろう付け
接合部分のろう付け状態とを調べた。なお、これは、先
に詳述した12種類のサンドイッチパネル(パネルN
o.1〜12)の厚さのバラツキの範囲とろう付け状態
を調べた際と同様な方法で行った。その結果を、下記表
6及び表7に示す。また、ここでも、それら表6及び表
7におけるろう付け状態の評価において、接合不良の発
生が確認されたものについては、ろう合金の溶融不足が
認められ、更に、コアの倒壊が確認されたものについて
は、著しいエロージョンの発生が認められた。
うに、Siの含有量が6重量%若しくは9重量%である
Al−Si系ろう合金にて波形コアと面板とが一体的に
ろう付けされてなる、本発明に従うサンドイッチパネル
(パネルNo.14とパネルNo.15)にあっては、
それぞれ、4枚のもののうち、ろう合金の融点と略同一
の580℃で組付け体がろう付けされて得られたもの
と、それよりも20℃高い600℃と30℃高い610
℃で、組付け体がそれぞれろう付けされて得られた3枚
のものにおいて、ろう付け接合する前の組付け体に対す
る厚さの減少量が明らかに小さくなっており、また、波
形コアと面板とのろう付け状態が、良好なものとなって
いる。
あるAl−Si系ろう合金にて波形コアと面板とが一体
的にろう付けされてなる、本発明とは異なるサンドイッ
チパネル(パネルNo.13)にあっては、4枚のもの
のうち、ろう合金の融点よりも約20℃高い600℃
と、約30℃高い610℃で、組付け体がそれぞれろう
付けされて得られた2枚のものにおいて、波形コアと面
板とのろう付け状態が、比較的に良好なものとなってい
るものの、ろう合金の融点よりも35℃以上高い615
℃で組付け体がろう付けされてなるものは勿論、その融
点と略同じ580℃で組付け体がろう付けされてなるも
のまでが、波形コアと面板とのろう付け状態が不良とな
っている。また、Siの含有量が11重量%であるAl
−Si系ろう合金にて波形コアと面板とが一体的にろう
付けされてなる、本発明とは異なるサンドイッチパネル
(パネルNo.16)にあっても、4枚のもののうち、
ろう合金の融点と略同じ580℃と、それよりも20℃
高い600℃で、組付け体がそれぞれろう付けされて得
られた2枚のものにおいて、波形コアと面板とのろう付
け状態が、比較的に良好なものとなっているものの、ろ
う合金の融点よりも30℃以上高い610℃と615℃
の温度で、組付け体がそれぞれろう付けされて得られた
2枚のものにおいては、波形コアと面板とのろう付け状
態が不良となっている。
フラックスろう付け法によって、薄い厚さの組付け体を
ろう付け接合する際に、かかる組付け体を、ろう合金の
融点から、それよりも30℃程度高い温度の範囲で加熱
しても、波形コアと上及び下面板とが健全なろう付け状
態をもってろう付け接合され得、それによって、薄い厚
さのサンドイッチパネルが、良好な品質をもって、容易
に製造され得ることが、明確に認識され得るのである。
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであ
り、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受
けるものではなく、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るも
のである。そして、そのような実施形態が、本発明の趣
旨を逸脱しない限り、何れも、本発明に範囲内に含まれ
るものであることは、言うまでもないところである。
明に従うサンドイッチパネルの製造方法によれば、コア
厚さが薄くされて、パネル全体の厚さも薄くされ、それ
によって、軽量化が効果的に図られてなるサンドイッチ
パネルが、生産性及び経済性の低下を何等招くことな
く、工業的に有利に製造され得るのである。そして、そ
のようにして得られる厚さの薄いサンドイッチパネルを
構成する2枚の面板と波形コアとが、それらをろう付け
する方法に拘わらず、接合不良やコアの変形、倒壊乃至
は潰れ等のない健全なろう付け状態とをもって、容易に
且つ確実にろう付けされ得るのであり、それによって、
厚さの薄いサンドイッチパネルにおいて、優れた品質と
高い面精度とが極めて有効に確保され得るのである。
あっては、品質や面精度の低下を招くことなく、パネル
全体の厚さが容易に薄く為され得て、更なる軽量化が効
果的に達成され得るのであり、それによって、一般的な
机の天板やドアの面板、棚板、或いは所定の筐体からな
る梱包資材の側板や底板等、従来のハニカムパネルの如
きサンドイッチパネルでは到底適用され得なかった薄く
て軽い板材等に対しても、十分に適用され得て、その適
用範囲が、効果的に広げられ得ることとなるのである。
分解斜視説明図である。
明図である。
す図2に対応する図である。
する工程の一例を示す説明図であって、複数の組付け体
を成形装置にセットした状態を示している。
を示す図1に対応する図である。
明図である。
の例を示す図1に対応する図である。
明図である。
を示す縦断面説明図である。
示す一部分解斜視説明図である。
具 34 中間板 36 枠材
Claims (10)
- 【請求項1】 アルミニウム材質の2枚の面板間に、少
なくともアルミニウム材質のコアを挟んで形成した組付
け体をろう付け接合することにより、少なくとも、それ
ら2枚の面板とコアとが一体的にろう付けされてなるサ
ンドイッチパネルを製造するに際して、 前記コアとして、波形形状が一方向に向かって連続的に
形成された波板状を呈する波形コアを用い、前記2枚の
面板間に、かかる波形コアを、その波形形状の高さ方向
において挟んで、前記組付け体を形成した後、ケイ素
(Si)を6〜9重量%の割合で含み、且つ残部がアル
ミニウム(Al)及び不可避的不純物からなる、実質的
にマグネシウム(Mg)を含まないAl−Si系ろう合
金によって、該組付け体をろう付け接合することを特徴
とするサンドイッチパネルの製造方法。 - 【請求項2】 前記面板と前記波形コアとが、何れも、
Al−Mg−Si系の6000系アルミニウム合金を用
いて成形されたアルミニウム成形体にて構成されている
請求項1に記載のサンドイッチパネルの製造方法。 - 【請求項3】 前記面板と前記波形コアのうちの少なく
とも何れか一方が、アルミニウム若しくはその合金から
なる板材の片面または両面に、前記Al−Si系ろう合
金がクラッドされたブレージングシートを用いて成形さ
れたアルミニウム成形体にて構成されている請求項1又
は請求項2に記載のサンドイッチパネルの製造方法。 - 【請求項4】 前記2枚の面板のうち、少なくとも何れ
か一方の面板と前記波形コアとの間に、アルミニウム若
しくはその合金からなる板材の片面または両面に、前記
Al−Si系ろう合金がクラッドされたブレージングシ
ート、或いは前記Al−Si系ろう合金からなるシート
乃至は板材を更に挟んで、前記組付け体を形成すること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサンドイッ
チパネルの製造方法。 - 【請求項5】 前記波形コアを複数用い、該複数の波形
コアを、それぞれのものにおける波形形状の高さ方向に
積層し、且つ隣り合うもの同士において、該波形形状の
形成方向が互いに直交するように配置すると共に、それ
ら積層される複数の波形コアを、その積層方向におい
て、前記2枚の面板間に挟んで、前記組付け体を形成す
ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記
載のサンドイッチパネルの製造方法。 - 【請求項6】 前記波形コアの複数と、少なくとも一つ
のアルミニウム材質の中間板とを用い、該複数の波形コ
アを、それぞれのものにおける波形形状の高さ方向に積
層すると共に、該少なくとも一つの中間板を、それら積
層される複数の波形コアの間に挟んで位置せしめ、更
に、該中間板を挟んで積層される該複数の波形コアを、
その積層方向において、前記2枚の面板間に挟んで、前
記組付け体を形成した後、かかる組付け体をろう付け接
合することにより、該2枚の面板と該複数の波形コアと
該少なくとも一つの中間板とを相互に一体的にろう付け
することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに
記載のサンドイッチパネルの製造方法。 - 【請求項7】 前記波形コアの複数と、少なくとも一つ
のアルミニウム材質の中間板とを用い、該複数の波形コ
アを、それぞれのものにおける波形形状の高さ方向に積
層し、且つ全てのものにおいて、該波形形状の形成方向
が互いに一致するように配置すると共に、該少なくとも
一つの中間板を、それら積層される複数の波形コアの間
に挟んで位置せしめ、更に、該中間板を挟んで積層され
る該複数の波形コアを、その積層方向において、前記2
枚の面板間に挟んで、前記組付け体を形成した後、所定
の湾曲面形状を呈する加圧面を有する一対の成形治具を
用いて、それら一対の成形治具間に、該形成された組付
け体を挟み、該一対の成形治具にて加圧した状態下で、
ろう付け接合することにより、該面板と該複数の波形コ
アと該少なくとも一つの中間板とを相互に一体的にろう
付けすると共に、それらを前記加圧面に対応した湾曲面
形状に成形することを特徴とする請求項1乃至請求項4
の何れかに記載のサンドイッチパネルの製造方法。 - 【請求項8】 前記中間板が、アルミニウム若しくはそ
の合金からなる板材の片面または両面に、前記Al−S
i系ろう合金がクラッドされたブレージングシートを用
いて成形されたアルミニウム成形体にて構成されている
請求項6又は請求項7に記載のサンドイッチパネルの製
造方法。 - 【請求項9】 アルミニウム材質の枠材を用い、かかる
枠材を、前記波形コアの周りに、それを取り囲むように
配置せしめると共に、それら枠材と波形コアとを、該波
形コアの波形形状の高さ方向において、前記2枚の面板
間に挟んで、前記組付け体を形成した後、該組付け体を
ろう付け接合することにより、該面板と該波形コアと該
枠材とを相互に一体的にろう付けすることを特徴とする
請求項1乃至請求項8の何れかに記載のサンドイッチパ
ネルの製造方法。 - 【請求項10】 前記請求項1乃至請求項9の何れかに
記載の製造方法によって得られるサンドイッチパネルで
あって、アルミニウム材質の2枚の面板間に、少なくと
もアルミニウム材質のコアが挟まれて配置され、且つ少
なくとも、それら2枚の面板とコアとが一体的にろう付
けされてなるものにおいて、 前記コアが、波形形状が一方向に向かって連続的に形成
された波板状を呈する波形コアにて構成され、且つかか
る波形コアが、該波形形状の高さ方向において、前記2
枚の面板間に挟まれた状態下で、ケイ素(Si)を6〜
9重量%の割合で含み、且つ残部がアルミニウム(A
l)及び不可避的不純物からなる、実質的にマグネシウ
ム(Mg)を含まないAl−Si系ろう合金によって、
それら2枚の面板に対して、一体的にろう付けされてい
ることを特徴とするサンドイッチパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31636799A JP4544672B2 (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | サンドイッチパネルの製造方法及びそれによって得られるサンドイッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31636799A JP4544672B2 (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | サンドイッチパネルの製造方法及びそれによって得られるサンドイッチパネル |
Publications (2)
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