JP2002012006A - 低騒音空気入りタイヤ - Google Patents

低騒音空気入りタイヤ

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JP2002012006A JP2000146404A JP2000146404A JP2002012006A JP 2002012006 A JP2002012006 A JP 2002012006A JP 2000146404 A JP2000146404 A JP 2000146404A JP 2000146404 A JP2000146404 A JP 2000146404A JP 2002012006 A JP2002012006 A JP 2002012006A
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0318Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気入りタイヤ、特にブロックパターンまた
はブロック/リブパターンを有するタイヤの騒音特性の
改良に関する。 【解決手段】 タイヤ周方向に延びる少なくとも2本の
主溝と、これらを横切る多数の横溝とから縦列ブロック
群を形成する低騒音空気入りタイヤにおいて、該縦列ブ
ロック群の各ブロックにおいて対辺をなす横溝の一方を
含むブロック周方向長さの和で定義されるピッチ長さP
nと各ピッチに属する横溝の溝幅Wnとの比Wn/Pnはピ
ッチ間で相違することを特徴とする低騒音空気入りタイ
ヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤ、特
にブロックパターンまたはブロック/リブパターンを有
するタイヤの騒音特性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】積雪路および一般舗装路走行でのグリッ
プ性能を意図したオールシーズンタイヤは、ブロックパ
ターンが多用されている。しかし、ブロックパターンは
舗装路を走行する際に路面を踏む込むとき、ブロックと
路面の衝突に起因して発生する騒音、あるいはトレッド
接地面と路面との間で圧縮された空気がトレッドの溝を
介してトレッド接地面の外側に急激に流出し、この現象
が断続して起こることによるポンピング音が大きい。
【0003】従来、かかる騒音を低減するため縦列ブロ
ックにおける周方向ピッチ長さを数種類に異ならせて周
波数を分散させるピッチバリエーション法が採用されて
いる。しかし同一ピッチ内におけるブロック長さと横溝
幅との比が各縦列ブロックを横切る断面方向においてほ
ぼ一定であるとともに、ピッチ間においてもブロック長
さと横溝幅の比はほぼ一定であった。そこで各縦列ブロ
ック間において互いに同一長さのピッチ内での横溝比
(ピッチ長さに対する横溝幅の比)を互いに異ならせる
構成の技術(特開昭63−275407号公報)、ある
いは縦列ブロック群において長いピッチに属する横溝の
幅を狭いピッチに属する横溝の幅よりも狭くした構成の
技術(特開平4−262905号公報)が提案されてい
る。
【0004】また、周方向におけるブロックの1ピッチ
毎の長さをランダムに変化させるとともに、横溝の溝幅
もブロックピッチとは違わせて変化させることにより、
ノイズ性能を改善する技術(特開平6−297916号
公報)が提案されている。
【0005】これらの先行技術によって騒音の低減はあ
る程度達成できるが必ずしも十分ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来タイヤ騒音の発生
原因の1つとしてタイヤ転動時に踏み込み側で接地する
際、ブロックと路面の衝突音とされ、この衝突音はブロ
ック剛性に関係し、このブロック剛性を調整するためブ
ロック長さでピッチバリエーションを行なっていた。
【0007】発明者は騒音レベルは縦列ブロック群を構
成する横溝の周方向幅の各ピッチにおけるバリエーショ
ンが関係することを発見した。すなわち本発明は縦列ブ
ロック群の各ピッチに属する横溝の幅とピッチ長さの関
係を一定範囲に調整することにより騒音を低減した空気
入りタイヤを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はタイヤ周方向に
延びる少なくとも2本の主溝と、これらを横切る多数の
横溝とから縦列ブロック群を形成する低騒音空気入りタ
イヤにおいて、該縦列ブロック群の各ブロックにおいて
対辺をなす横溝の溝幅とブロックの周方向長さの和で定
義されるピッチ長さPnと各ピッチに属する横溝の幅Wn
との比Wn/Pnはピッチ間で相違することを特徴とする
低騒音空気入りタイヤである。
【0009】そして前記縦列ブロック群の各ピッチに属
する横溝の幅Wnは相違することが望ましい。
【0010】さらに各ピッチに属する横溝の幅Wnとピ
ッチ長さPnの比Wn/Pnはピッチ間で相違するが、そ
の値はいずれも0.03〜0.4の範囲であることが望
ましい。
【0011】また前記ピッチはタイヤ周方向に3〜8の
異なった長さのものが配置されることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を図に示す実施例によって
説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態の空気入りタイ
ヤのトレッド面の一部を示している。トレッド面はタイ
ヤ周方向に2本の主溝1が設けられるとともに、多数の
横溝2がタイヤ幅方向に設けられ、多数のブロックを形
成する。そしてブロックはタイヤ中央部に位置する中央
ブロック群Bcとショルダー部に位置する1対の側ブロ
ック群Bsが形成されている。
【0014】そして各ブロック群Bc、Bsはそれぞれピ
ッチが2以上の異なるピッチ長さを有するピッチ単位で
構成されているが、たとえば図1では側ブロック群Bs
はP1、P2、P3の3種類のピッチで構成されている。
そしてそれぞれのピッチは各ブロック長さ、たとえばL
1とその対辺をなす一方の横溝の溝幅W1とで構成されて
いる。そしてこれらのピッチはタイヤ周方向に対してた
とえばP1、P2、P3、…を繰返す配列構成になってお
り、いわゆるピッチバリエーションの最適化が行なわれ
る。ここでピッチの種類は1種類または2種類以上であ
るが、好ましくは3ないし5種類である。
【0015】ここでピッチ長さの最大値Pmと最小値Ps
の比Pm/Psは、ブロック間の剛性の差を少なくし、偏
摩耗を軽減するため1.80以下とすることが好まし
い。
【0016】そしてピッチは、ブロックの周方向長さと
隣接する一方の溝幅の和として定義される。ここでブロ
ックと溝幅との組合せはタイヤ円周上で、ブロック長さ
と隣接する溝幅の和の最も大きい組合せを最大ピッチと
して、これを起点としてブロックと横溝の組合せによる
ピッチを決定する。
【0017】たとえば図1においてL3とW3の和が円周
で最も大きいピッチだとすればL3+W3で最大ピッチP
3を構成し、隣接するピッチP2はL2+W2、P1はL1
1となる。仮にL3+W2が円周で最も大きいピッチだ
とすれば、隣接するピッチはL2+W1として定義される
ことになる。
【0018】本発明ではピッチに属する横溝の幅Wn
ピッチ長さPnとの比Wn/Pnがピッチ間で相違する。
ここで相違するとはピッチ間のWn/Pnの値の差が最大
のWn/Pnの値の2%の範囲に含まれないことを意味す
る。たとえばピッチが5種類ある場合W1/P1…W5
5の各値の相互間の差は最大のWn/Pnの2%以上で
ある。ここでピッチ相互間の差が最大のWn/Pnの2%
以下のものが一部含まれてもよいが、好ましくは前記差
のすべてが2%以上とする。かかる構成により路面と接
地する際における横溝の容積の増減の割合が分散され、
ポンピング音が緩和されるため、ノイズレベルが低くな
る。ここでWn/Pnの値は0.03〜0.40の範囲、
好ましくは0.15〜0.35の範囲でピッチ間で相違
するように構成される。Wn/Pnの値が0.03未満の
場合、横溝の幅のピッチバリエーションによる騒音の軽
減の効果が少なく、一方0.40を超えると横溝の幅に
対するブロックの長さが十分でなく、耐摩耗性および偏
摩耗性が低下することになる。
【0019】本発明の他の実施形態として図2に示す如
く、タイヤ周方向の縦列ブロック群を同じピッチ長さP
1で構成し、ピッチを構成するブロック長さLn、横溝の
幅W nを調整することによっても低騒音を達成すること
ができる。たとえば、図2では縦列ブロック群、たとえ
ば側ブロック群Bsにおける各ピッチに属する横溝の幅
をW1<W2<W3とし、一方L3<L2<L1としている。
横溝の幅Wnをピッチ間で相違させることにより、円周
方向に1種類のピッチを採用していても、タイヤブロッ
ク部分と路面の接地の際発生する衝突音を効果的に軽減
することができる。ここで横溝の幅が相違するとは、横
溝の幅の差(Wn−Wn-1)が大きい方の横溝の幅
(Wn)の0.1〜30%、すなわち(Wn−Wn-1)/
n×100が0.1〜30%であることを意味する。
横溝の幅の差が0.1%未満の場合、溝幅のみによるノ
イズの軽減が不十分で、一方30%を超えると、周方向
のブロックの剛性の差による偏摩耗が生じやすい。
【0020】次に本発明の他の実施形態として、縦列ブ
ロック群のブロック長さLnを一定とするが、同じピッ
チに属する横溝の幅Wnを変更することによりピッチ長
さPnを変化させることができる。一方、横溝の幅Wn
一定とするが、該横溝と同じピッチに属するブロック長
さを変更することにより、ピッチ長さPnを変化させる
ことも可能である。
【0021】さらに本発明の他の実施形態では、縦列ブ
ロック群の最も大きいピッチP3に属する横溝の幅W
3は、最も小さいピッチP1に属する横溝の幅W1よりも
小さく構成することもできる。すなわちW3<W1とす
る。好ましくはピッチ長さのP1<P2<P3…<Pnに対
応させてW1>W2>W3>…>Wnとすることが好まし
い。
【0022】ピッチ長さPnの小さいブロックと対をな
す横溝の溝幅Wnを大きくすると、ブロックの剛性が低
下することとなり、トレッド部の偏摩耗性を招来しやす
くなる。したがって、かかる観点からは最も大きいピッ
チP3に属する横溝の幅W3は最も大きく、一方最も小さ
いピッチP1に属する横溝の幅W1は最も小さくすること
が有利であるが、1実施形態として低騒音の軽減という
観点から逆の構成とすることができる。
【0023】次に図3において本発明の他の実施形態を
示す。図においてタイヤ中心線CLの両側に、中央ブロ
ック列Bc1、Bc2とその外側に側ブロック列Bs1、Bs2
がそれぞれ2列配列されている。各ブロック列には長さ
の異なるピッチ長さP1、P2、P3が繰返されている。
中央ブロック列Bc1にはピッチ長さP1の部分にブロッ
ク長さLc1のブロックと横溝幅Wc1の横溝が介在してい
る。側ブロック列についても同様にピッチ長さP1の部
分にはブロック長さLs1のブロックと横溝幅Ws1の横
溝、ピッチ長さP2の部分にはブロック長さLs2のブロ
ックと横溝幅Ws2の横溝が介在している。
【0024】ここでWs1/P1とWs2/P2は前述の如く
異なる値とされるが、より好ましくはさらにWs1/P1
とWc1/P1、またWs2/P2とWc2/P2が異なる値と
することにより、ブロック列の踏み込み位置の周期性が
タイヤ幅方向にずれてノイズを一層分散することができ
る。
【0025】なお、ここでWn/Pnの値は0.03〜
0.4、より好ましくは0.15〜0.35の範囲にお
いて調整することにより、ノイズレベルを低下させると
ともにブロック間の剛性の差をなくし、偏摩耗を軽減す
ることができる。
【0026】
【実施例】従来例および本発明の実施例のタイヤとして
図1のブロックパターン(ただし実施例のピッチは5種
類を採用)を有し、従来例として表1の仕様で、実施例
として表2の仕様のタイヤ(サイズ225/50R1
6)を製作した。
【0027】従来例および実施例はいずれも5種類のピ
ッチを用いているが、Wn/Pnの値が従来例は0.26
16±0.0001とほぼ一定であるのに対して、実施
例は0.2088〜0.3235の範囲で相互に異なっ
た値となっている。また実施例ではW1〜W5はほぼ一定
に設定されている。
【0028】なお、騒音レベルは次の方法で測定した。 騒音テスト JASO C606−81に規定されているタイヤ騒音
テストの台上試験に準拠し、直径3mのドラム上にタイ
ヤを押しつけ荷重をかけた状態で速度40〜100km
/hの範囲で変化させたとき発生する騒音をマイクロホ
ンにより測定した。
【0029】その結果を図4および図5に示す。図4は
速度40km/hの各周波数での音圧レベルを示すグラ
フである。また図5はそれを各速度ごとに音の大きさの
レベルをプロットしたグラフである。図5から本発明の
実施例のタイヤは40〜100km/hの速度範囲でい
ずれも従来例のタイヤよりも騒音発生が小さいことがわ
かる。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】今回開示された実施の形態および実施例は
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【0033】
【発明の効果】上述の如く本発明は縦列ブロック群の各
ブロックにおいて対辺をなす横溝の溝幅とブロックの周
方向長さの和で定義されるピッチ長さPnと各ピッチに
属する横溝の幅Wnとの比Wn/Pnをピッチ間で相違さ
せたため、タイヤ転動時に踏み込み側で接地する際、ブ
ロックと路面との衝突音が軽減され騒音レベルを下げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のタイヤのトレッド面の一
部の平面概略図である。
【図2】 本発明の他の実施形態のタイヤトレッド面の
一部の平面概略図である。
【図3】 本発明の他の実施形態のタイヤトレッド面の
一部の平面概略図である。
【図4】 周波数と音圧レベルの関係を示す図である。
【図5】 速度と音圧レベルの関係を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ周方向に延びる少なくとも2本の
    主溝と、これらを横切る多数の横溝とから縦列ブロック
    群を形成する低騒音空気入りタイヤにおいて、該縦列ブ
    ロック群の各ブロックにおいて対辺をなす横溝の溝幅と
    ブロックの周方向長さの和で定義されるピッチ長さPn
    と各ピッチに属する横溝の幅Wnとの比Wn/Pnはピッ
    チ間で相違することを特徴とする低騒音空気入りタイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 縦列ブロック群の各ピッチに属する横溝
    の幅Wnはピッチ間で相互に相違することを特徴とする
    請求項1記載の低騒音空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 Wn/Pnは0.03〜0.40の範囲で
    あることを特徴とする請求項1記載の低騒音空気入りタ
    イヤ。
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