JP2002111410A - 増幅回路の改善されたスルーレート - Google Patents
増幅回路の改善されたスルーレートInfo
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Abstract
提供する。 【解決手段】 入力回路300は入力段312及び出力
段314から成る。入力段312は差動対トランジスタ
301及び302から成り、入力信号は両者のベース3
27及び329に入力され、出力はコレクタ320及び
326から出力段314の差動トランジスタ対308及
び309のエミッタ332及び334にそれぞれ接続さ
れる。定電流発生装置303は入力差動対のエミッタ3
16及び322に接続され、コレクタに接続された抵抗
304及び305から接地330に到る。出力差動対ト
ランジスタ308と309は、基準電圧入力線344に
接続されるベース端子336と338と、出力線310
と311に接続されるコレクタ端子340と342も含
む。更に出力線310と311を介して、一対のコンデ
ンサ306と307とを駆動することができ、さらに、
追加回路構成を駆動することもできる。
Description
分野に関し、具体的には、増幅回路等の電子回路におけ
るスルーレートの改善に関する。
ュータ用ディスプレイの範囲に及ぶ通信システム、表示
装置等の高速の装置に関し、増幅器の大信号の振舞いが
重要な考察事項となる。本発明は、様々な回路構成にお
いて好適な大信号の振舞いを達成する技術を提供できる
種々の設計に関係する。
の次の素子に対して所定の信号の揺れ(signal swing)を
印加する必要がある。次の素子は、フルスケール・レベ
ルのアナログ/デジタル変換器等の最大ダイナミック・
レンジの所定の信号の揺れを受ける場合が多い。より高
い帯域幅で使用されるシステムの進化につれて、アナロ
グ回路素子(特にフィードバックを備えた素子)はその
大信号制限に達する。大信号性能は通常スルーレートと
して測定され、所定のノードにおける回路の可能な最大
電圧の変化率として定義される。
は、増幅器内の段(通常入力段)が一定の最大電流を受
けた場合にしばしば生じ、この段はキャパシタの充電を
行わなければならなかった。このことは、入力段20と
出力段30とを含む増幅回路10を示す図1に例示され
ている。入力段20は、一定の最大値を持つ電流を出力
段30へ供給し、出力段30内に存在するコンデンサ1
04にこの電流を印加することができる。
ランジスタ101と102の差動対が含まれ、この差動
対はそのそれぞれのベース端子110と112において
差動入力信号111を受信する。差動入力信号111
は、トランジスタ101と102の中を流れる電流量の
制御を行う。電流発生装置103は、トランジスタのそ
れぞれのエミッタ端子114と116においてトランジ
スタ101と102に接続される。電流発生装置103
は増幅回路10に電流を供給し、この電流は一般に一定
の最大値を持つ。したがって、トランジスタ101と1
02が出力段30に、さらに最終的には、コンデンサ1
04に印加できる最大電流は、電流発生装置103が発
生する電流である。次いで、この最大電流によって、コ
ンデンサの電流/電圧関係式によりコンデンサ104の
最大充電率の決定を行うことができる。 ただし、∂V/∂tは電圧の時間変化率(スルーレー
ト)であり、Iは電流103であり、Cはキャパシタン
ス104である。
ンジスタ101と102は一対のコレクタ端子118と
120を含み、この一対のコレクタ端子は一対の抵抗器
105と106と電気的に接続される。抵抗器105と
106は、次いでアース122への経路に接続される。
レクタ端子120と電気的に接続されるエミッタ端子1
24を備えたトランジスタ107が含まれる。トランジ
スタ107は、トランジスタ107のベース端子126
に印加される基準電圧129によって作動する。トラン
ジスタ107は、出力線132を介してコンデンサ10
4に接続されるコレクタ端子128も有し、コンデンサ
104は次いでアース130への経路に接続される。出
力線132は、この説明の目的である増幅回路10と関
連性のない付加回路構成と一般に接続される。したがっ
て出力線132は図示されていない。
な技術が存在するものの、他の領域での性能を制限せず
にその目標を達成する設計は1つとして存在しない。例
えば、当業で公知の一般的な技術として入力段の減退が
ある。この技術はより大きなスルーレートを与えるもの
ではなく、ノイズを増やし、オープン・ループ利得を低
下させるものである。別の一般的な技術として電流制限
を受けない入力段を利用するものがある。その一例とし
て、本願に参考文献として述べられているSmith他
の米国特許第5,049,653号に記載されている。
この技術は電流フィードバック増幅器内で一般に利用さ
れており、電圧フィードバック増幅器内でも同様に実行
されている。電流非制限型入力段の欠点として、段にバ
イアスをかけるためにさらに多くの電圧を必要とし、低
い電源電圧や電池利用では使用できないことが挙げられ
る。
つまたは2つの電源を含む必要がある単一の電源の印加
では電流非制限型入力段を利用することはできない。し
たがって、たとえ上記開示特許に記載されているこれら
の問題に対する解決策が存在したとしても、そのいずれ
の解決策も、ほとんどの実現例で適切なバランスの競合
関係にあると考えられるものはなく、また、本発明が現
時点で満たすことができる(特に、低電圧、単一電源、
または、電池作動領域等での)様々な基準を満たす解決
策は1つとして存在しないことは確実である。したがっ
て、回路のスルーレートを制限しない改善された増幅器
システムと方法とに対する要望が存在する。
その他の同様の回路に関連する欠点と問題点とが本発明
を用いて改善された。
ば、増幅回路は、入力信号の受信と増幅が可能な入力段
と、該入力信号のさらなる増幅が可能な利得段であっ
て、該入力段と電気的に接続される利得段と、増幅回路
のキャパシタンスの充電と、増幅された入力信号の出力
とが可能な出力段であって、該利得段と電気的に接続さ
れる出力段を有する。
入力段はトランジスタ差動対であって、各トランジスタ
が、ベースと、エミッタと、コレクタとを有するように
構成される差動対と、該トランジスタ差動対のエミッタ
と電気的に接続される電流発生装置と、該トランジスタ
差動対のベースと電気的に接続される一対の入力線であ
って、入力信号を運ぶように構成される入力線と、該ト
ランジスタ差動対のコレクタと電気的に接続される一対
の抵抗器と、該一対の抵抗器と電気的に接続されるアー
スへの経路と、を有する。
回路の利得段は、一対の利得トランジスタを有し、各利
得トランジスタはベースと、エミッタと、コレクタとを
具備し、該利得トランジスタのベースは該入力段と電気
的に接続され、該利得トランジスタのコレクタはアース
への経路と電気的に接続され、さらに、該利得トランジ
スタのエミッタは該出力段と電気的に接続される。
回路の出力段は一対の出力トランジスタであって、各出
力トランジスタが、ベースと、エミッタと、コレクタと
を具備し、該エミッタが該利得段と電気的に接続される
ように構成される出力トランジスタと、該出力トランジ
スタのベースと電気的に接続される基準電圧線であっ
て、基準電圧信号を運ぶように構成される基準電圧線
と、該出力トランジスタのコレクタと電気的に接続され
る一対の出力線とを有する。
路の利得段内のトランジスタのベース端子に対する、増
幅回路の入力段で生成された増幅された入力信号の印加
が含まれる。本構成は、入力段と増幅回路の出力段との
間の一般に直接的な関係を崩すものである。したがっ
て、この場合、低い電流の入力段信号が増幅回路の出力
段から分離されると、出力段はより高い電流で自由に作
動するようになる。その結果、増幅回路のスルーレート
の増加が得られる。
に、また、さらなる特徴と利点とを示すために添付図面
と関連して以下の説明を行う。
〜図4を参照することによりもっとも良く理解される。
様々な図面の同様部分と対応部分については同じ参照番
号が使用されている。
的に高いスルーレートを持つ電子回路を提供するシステ
ム及び方法が含まれる。スルーレートの増加に加えて、
本発明には、回路の利得を保持する一方でノイズを増や
さないようにするような多くの他の実際的配慮が行われ
ている。また、本発明によって、入力コモンモード・レ
ンジが1つまたは2つの電源を含むことが可能になる。
本発明は、様々な電子回路内に組み入れることが可能な
利得段を利用することによりこのスルーレートの改善を
生み出すものである。例えば、携帯(PCS)電話、電
池駆動型デバイスあるいは低消費電力型デバイス及び増
幅回路を利用するほとんどの電子回路を含む通信型デバ
イスの中へ本発明を組み入れることが可能である。
ブロック図である。この実施例は入力信号200から始
まるが、この入力信号は図1に示すように差動入力信号
であってもよい。入力信号200は電流制限段201に
印加され、この段は図1の入力段20と類似している。
入力信号200は電流制限段201によって増幅され、
この結果得られる増幅信号は次いで高電流段202に印
加される。本実施例では、図1に図示の回路とは異な
り、高電流段202が段201の制限電流によって制約
を受けないような方法で、高電流段202に増幅信号が
印加される。したがって、高電流段202は電流制限段
201よりずっと高い最大値を持つことになる。次い
で、高電流段202は、コンデンサ203上へより高い
電流信号を渡し、コンデンサ203は(図2に示すよう
に)アース204への経路に接続したり、追加の回路素
子に接続することが可能となる。さらに高い電流信号を
使用することにより回路全体のスルーレートを高くする
ことが可能となる。
れる入力回路300の概略図である。入力回路300に
は入力段312と出力段314とが含まれる。入力段3
12は、入力信号を受信し、増幅し、次いでこの増幅信
号を出力段314上へ渡す。出力段314は、増幅され
た入力信号を介して入力段312によって供給される電
流を利用し、一対のコンデンサ306と307を充電す
ることができ、さらに、入力回路300の外側の他の回
路素子へこの電流を渡すことができる。
対のトランジスタ301と302を有する。トランジス
タ301には、エミッタ(またはソース)端子316
と、ベース(またはゲート)端子318と、コレクタ
(またはドレーン)端子320とが含まれる。トランジ
スタ302には、エミッタ端子322と、ベース端子3
24と、コレクタ端子326とが含まれる。本願で開示
されているすべての他のトランジスタの中の任意のまた
はすべてのトランジスタと同様に、トランジスタ301
と302とは、p−n−pまたはn−p−nバイポーラ
接合トランジスタのようなバイポーラ接合トランジスタ
であってもよい。あるいは、本願で開示されるトランジ
スタは、電界効果トランジスタのような他のタイプのト
ランジスタまたはデバイスであってもよい。トランジス
タは、本願に開示されるように単一デバイスから製造す
ることができ、または、追加のエミッタ・フォロワ、ダ
ーリントン・コネクタ、あるいは他の合成トランジスタ
・コネクタのような複数のデバイスを用いることもでき
る。
幅器であり、この増幅器では、差動入力信号328が、
一対の入力線327と329を介して2つのトランジス
タ301と302のベース端子318と324に印加さ
れる。次いで出力信号はコレクタ端子320と326と
から別々にとられる。差動対では、エミッタ端子316
と322は定電流発生装置303に一緒に接続される。
電流発生装置303は入力段312へ電流を供給し、一
般に一定の最大上限値を有する。
20と326には一対の抵抗器304と305が具備さ
れる。抵抗器304と305によって、差動対と、アー
ス330への経路との間にバッファが設けられるが、こ
のバッファがないと入力段312内の電流はアースへ直
接かつ激しく流れて回路は機能しなくなる。アース33
0への経路は、追加回路構成を含むことが可能である
が、ここでは図示されていない。
接続される一対のトランジスタ308と309が含まれ
る。さらに具体的には、トランジスタ308と309
は、トランジスタ301と302のコレクタ320と3
26と電気的に接続され、また、抵抗器304と305
と電気的に接続されるエミッタ端子332と334を有
する。トランジスタ308と309は、基準電圧入力線
344に接続されるベース端子336と338と、出力
線310と311に接続されるコレクタ端子340と3
42も含む。トランジスタ308と309は、出力線3
10と311を介して、一対のコンデンサ306と30
7(この対は寄生キャパシタンスと補償キャパシタンス
との組合せであってもよい)とを駆動することができ、
さらに、追加回路構成(図示せず)を駆動することもで
きる。
ように)アース346への経路に接続してもよいし、あ
るいは、本説明の目的である入力回路300とは関連の
ない他の回路素子に接続してもよい。基準電圧入力線3
44は基準電圧345を運ぶ。この基準電圧345は典
型的には、入力回路300がバランスのとれた静止状態
になるとき(すなわち、差動入力信号328がゼロの近
辺にあるとき)、トランジスタ308と309がトラン
ジスタ301と302と同量の電流を供給するように設
定される。
318と324との間で印加される小さな差動入力電圧
信号328のための、図3の入力回路300の相互コン
ダクタンス利得は、ほぼ以下のような差動対の相互コン
ダクタンスとなる。 ただし、lout は、出力線310または311の電流の
(平衡状態からの)変化を表し、Vinは差動入力信号3
28を表し、gmは入力トランジスタ301と302の
小さな信号相互コンダクタンスを表す。
な電圧差が印加された場合、最大出力電流が生じる。ト
ランジスタ302を介して電流発生装置303からのす
べての電流が流れる程度まで差動入力信号328が増加
し、トランジスタ301を介しては電流が流れないと仮
定する。これによって、低い電流信号またはゼロの電流
信号がトランジスタ308のエミッタ端子332に印加
され、高い電流信号がトランジスタ309のエミッタ端
子334に印加される。これらの条件の下で、基準電圧
信号344がベース端子336においてエミッタ端子3
32の低い電流またはゼロ電流より高い電流を供給する
ため、トランジスタ308は開くことになる。したがっ
て電流はトランジスタ308の中を流れる。一方、基準
電圧信号344がエミッタ端子334における高い電流
信号より低い電流をベース端子338において供給する
ため、トランジスタ309は閉じることになり、電流は
トランジスタ309の中を流れることが許されなくな
る。
線311の電流がゼロに近づき、また、トランジスタ3
08の開放に起因して出力線310の電流が2倍になる
(これによって出力線310の電流は電流発生装置30
3が発生する電流に等しくなる)。したがって、図3の
回路300の最大出力電流は電流発生装置303によっ
て供給される入力電流に制限される。
00の概略図であり、図2の高電流段202と類似した
高電流段がシステムに加えられている。この高電流段は
この場合利得段418によって供給される。入力回路4
00には図3の入力回路300と類似した入力段416
と出力段420も含まれる。利得段418は入力段41
6と出力段420の間に位置し、入力段416の低電流
による作動のために出力段420内の電流が制限される
ことを防ぐ媒介手段として機能する。
る単純な差動対を形成するトランジスタ401と402
が含まれる。トランジスタ401と402には、入力線
426と428に接続されるベース端子422と424
とが含まれる。この場合、入力線426と428とによ
って差動入力信号430が運ばれる。トランジスタ40
1と402は、電流発生装置403に接続されるエミッ
タ端子432と434も含む。図3に示すように、電流
発生装置403は入力段416へ定電流を供給し、典型
的には一定の最大制限値を持つ。最後に、トランジスタ
401と402にはコレクタ端子436と438とが含
まれ、このコレクタ端子には抵抗器404と405が具
備され、次いでこの抵抗器はアース448への経路に接
続される。
3とから構成される。トランジスタ412と413との
追加によって、電流発生装置403によって供給される
電流より最大出力電流を大きくすることが可能になる。
この場合、入力段416が発生する増幅された入力信号
は、利得段418のトランジスタ412と413とを作
動するために主として使用され、出力段420の中へ電
流を送り込むためには使用されない。この利得段418
のトランジスタ412と413の作動は、トランジスタ
412と413に接続する一対のベース端子440と4
42に抵抗器401と402のコレクタ436と438
を接続することにより行われる。これでコレクタ436
と438から流れる電流が利得段418のトランジスタ
412と413を制御することになる。トランジスタ4
12と413には、アース448への経路に接続される
コレクタ端子444と446、及び、出力段420に接
続されるエミッタ端子450と452が含まれる。
に構成される。出力段420には、出力線410と41
1に接続される一対のトランジスタ408と409とが
含まれ、さらに、一対のコンデンサ406と407(こ
の場合も寄生キャパシタンスと補償キャパシタンスとの
組合せであってもよい)を含めることができる。出力線
410と411は、本願の目的である入力回路400と
は関連のない追加の回路構成に接続されてもよい。した
がって出力線410と411は図示されていない。コン
デンサ406と407は出力線410と411に接続さ
れ、(図示のように)アース454への経路に接続して
もよいし、あるいは、追加回路構成(図示せず)に接続
してもよい。トランジスタ408と409は出力線41
0と411を介してコンデンサ406と407を駆動す
ることができる。
端子456と458、コレクタ端子460と462、お
よび、ベース端子464と466が含まれる。エミッタ
端子456と458はトランジスタ412と413のエ
ミッタ端子450と452を介して利得段418に接続
される。コレクタ端子460と462は出力線410と
411に接続される。ベース端子464と466は基準
電圧470を運ぶ基準電圧線468に接続される。
な性能に応じて様々な方法で設定することができる。こ
の設定並びに入力回路400の利点についていくつかの
例を通じて説明することができる。以下の例は、入力回
路400の性能の例として意図されたものにすぎない。
したがって、これらの例が本発明を限定するものと解釈
すべきではない。
互コンダクタンス利得が図3の入力回路300の相互コ
ンダクタンス利得と同じとなるように基準電圧470を
設定することが可能である。この設定は、トランジスタ
412と408の相互コンダクタンス(gm)の和を抵
抗器404の抵抗の逆数に等しくすることにより行うこ
とができる。同様に、トランジスタ413と409の相
互コンダクタンスの和を抵抗器405の抵抗の逆数に等
しくすることもできる。これを行うことにより図3およ
び図4の利得を同じにすることができる。
0によって印加された場合、図3の場合と同様に図4の
最大出力電流の発生が可能となる。電流発生装置403
によって供給された電流のすべてがトランジスタ402
の中を流れる程度まで差動入力信号430が増加して、
電流がトランジスタ401の中を流れなくなったと仮定
する。これに起因して抵抗器405の両端にわたって電
圧降下が生じてそのゼロ入力値が2倍になり、抵抗器4
04の両端にわたる電圧降下がゼロに近づく場合があ
る。この電圧をトランジスタ412、413、408お
よび409に印加することができ、それによって出力線
411の電流をゼロに近づけ、出力線410の電流を非
線形的に増加させることができる。この場合、出力線4
10の電流は、図3の入力回路300の場合のような急
激に変化する制限値を持っていない。出力線410の電
流は、印加電圧量と高電流でのトランジスタ利得だけに
よって制限される。
いて数値を用いて説明する。この場合、抵抗器404と
405の両端にわたる電圧降下のゼロ入力値は250m
Vに設定することができる。この値は、差動入力信号4
30のコモンモード電圧がわずかに負になり、しかも依
然としてコモンモード電圧が増幅機能を維持することを
可能にする回路の典型的値である。この場合抵抗器40
4と405の抵抗を10kオームに設定することができ
る。このことは、電流発生装置403によって供給され
た電流が約50uAの値を持つことを意味する。図3の
利得に等しい図4の利得を得るためには、トランジスタ
412と408の相互コンダクタンスの和が抵抗器40
4の抵抗の逆数に等しくなければならない。これによっ
てトランジスタ412と408の動作電流が決定され
る。バイポーラ・トランジスタについては、以下の通り
である。 ただし、IC はコレクタ電流であり、Vt は27℃での
26mV近辺の熱電圧である。
12と408内のgmの和に対して、トランジスタ41
2と408のゼロ入力コレクタ電流は基準電圧470を
介して1.3uAに設定することができる。これに起因
してトランジスタ413と409内のゼロ入力コレクタ
電流を1.3uAに設定することが可能となる。この結
果、図3のトランジスタ308と309と比較して著し
い電力の節減となり、電流発生装置303が50uAの
電流を供給し、トランジスタ308と309がトランジ
スタ301と302と同じ電流を有すると仮定すると、
これらのトランジスタは25uAのコレクタで実行され
ることになることに留意されたい。
の電流/電圧関係式から計算することができる。 ただし、ICはコレクタ電流を表し、ISはトランジス
タ構成に依存する電流パラメータを表し、exp()は、
定数e(2.72…)のべき乗を表し、Vbeはベース・
エミッタ電圧を表し、Vt は熱電圧を表す。
を計算することも有用である。
408のVbeの変化は、抵抗器404の両端にわたる電
圧の変化の1/2としてもよい。抵抗器405の両端に
わたるゼロ入力電圧降下が250mVから500mVへ
2倍になるので、Vbeの変化は125mVとすることが
でき、また、抵抗器404の両端にわたる電圧降下は2
50mVからゼロへ下げることができる。これによっ
て、出力線410の電流をゼロ入力電流1.3uAの1
22倍に増加することが可能となり、その結果、図3の
入力回路300の最大電流出力の3倍である150uA
以上の最大電流出力を得ることができる。
は単に本発明の例として利用するために意図されたもの
にすぎない。インピーダンスと電流を示す多くの値は回
路内での具体的な要件に応じて様々な値をとることが可
能である。
により回路のスルーレートを増加させる本発明のシステ
ムと方法について説明してきた。電流制限段が後続する
回路素子に対して直接影響を与える従来の開発技術とは
異なり、本発明は、制御信号として電流制限段からの信
号を使用する介在利得段を利用するものであり、電流供
給信号を利用するものではない。この結果、中を流れる
電流を自由に最大化することができる出力段が得られ
る。これによって、本発明は、追加のノイズを導入する
ことなく、回路のスルーレートを増加したり、あるい
は、利用可能な利得を減少させたりする方法を提供し、
次いで、低い電圧源で単一の電圧供給作業をそのまま行
いながら、より高いスルーレートの可能性を与え、さら
に、明細書と図面とを通じて開示あるいは理解されるさ
らなる目的の提供を可能にする。
てきたが、本願に示される独創的なコンセプトから逸脱
することなく、多数の変更を行うことができることは当
業者には明らかであろう。したがって、本発明は以下の
請求項およびその均等物にのみ限定されるものである。
ある。
である。
図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 増幅回路において、 入力信号の受信および増幅が可能な入力段と、 前記入力信号をさらに増幅することが可能な利得段であ
って、前記入力段と電気的に接続される利得段と、 前記増幅回路のキャパシタンスの充電と、前記増幅され
た入力信号の出力とが可能な出力段であって、前記利得
段と電気的に接続される出力段と、を有することを特徴
とする増幅回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の増幅回路において、前記
入力段が、 各トランジスタがベースと、エミッタと、コレクタとを
具備するトランジスタ差動対と、 前記トランジスタ差動対の前記エミッタと電気的に接続
される電流発生装置と、 前記トランジスタ差動対の前記ベースと電気的に接続さ
れる一対の入力線であって、入力信号を運ぶように構成
される入力線と、 前記トランジスタ差動対の前記コレクタと電気的に接続
される一対の抵抗器と、 前記一対の抵抗器と電気的に接続されるアースへの経路
と、を有することを特徴とする増幅回路。 - 【請求項3】 請求項1記載の増幅回路において、前記
利得段が、 各利得トランジスタがベースと、エミッタと、コレクタ
とを具備する一対の利得トランジスタを有し、 前記利得トランジスタの前記ベースが前記入力段と電気
的に接続され、 前記利得トランジスタの前記コレクタがアースへの経路
と電気的に接続され、 前記利得トランジスタの前記エミッタが前記出力段と電
気的に接続されることを特徴とする増幅回路。 - 【請求項4】 請求項1記載の増幅回路において、前記
出力段が、 各出力トランジスタがベースと、エミッタと、コレクタ
とを具備する一対の出力トランジスタであって、前記エ
ミッタが前記利得段と電気的に接続されるように構成さ
れる一対の出力トランジスタと、 前記出力トランジスタの前記ベースと電気的に接続され
る基準電圧線であって、基準電圧信号を運ぶように構成
される基準電圧線と、 前記出力トランジスタの前記コレクタと電気的に接続さ
れる一対の出力線と、を有することを特徴とする増幅回
路。 - 【請求項5】 請求項2記載の増幅回路において、前記
差動対の各トランジスタが、バイポーラ接合トランジス
タと電界効果トランジスタとから成るグループの中から
選択されるトランジスタを有することを特徴とする増幅
回路。 - 【請求項6】 請求項2記載の増幅回路において、前記
増幅回路に定電流を供給するように前記電流発生装置が
構成されることを特徴とする増幅回路。 - 【請求項7】 請求項3記載の増幅回路において、前記
一対の利得トランジスタの各トランジスタが、バイポー
ラ接合トランジスタと電界効果トランジスタとから成る
前記グループから選択されるトランジスタを有すること
を特徴とする増幅回路。 - 【請求項8】 請求項4記載の増幅回路において、前記
出力段が、前記出力線と電気的に接続されるコンデンサ
をさらに有することを特徴とする増幅回路。 - 【請求項9】 請求項4記載の増幅回路において、前記
一対の出力トランジスタの各トランジスタが、バイポー
ラ接合トランジスタと電界効果トランジスタとから成る
前記グループから選択されるトランジスタを有すること
を特徴とする増幅回路。 - 【請求項10】 請求項4記載の増幅回路において、前
記入力信号がゼロの近辺にあるとき、前記入力段が伝え
る電流と同量の電流を前記出力トランジスタが伝えるよ
うに前記基準電圧信号が設定されることを特徴とする増
幅回路。 - 【請求項11】 請求項8記載の増幅回路において、前
記コンデンサが複数のコンデンサを有することを特徴と
する増幅回路。 - 【請求項12】 請求項8記載の増幅回路において、前
記コンデンサが前記増幅回路内に固有のキャパシタンス
を有することを特徴とする増幅回路。 - 【請求項13】 増幅回路において、 入力信号の受信および増幅が可能な入力段であって、 各トランジスタがベースと、エミッタと、コレクタとを
具備するトランジスタ差動対と、 前記トランジスタ差動対の前記エミッタと電気的に接続
される電流発生装置と、 前記トランジスタ差動対の前記ベースと電気的に接続さ
れる一対の入力線であって、入力信号を運ぶように構成
される入力線と、 前記トランジスタ差動対の前記コレクタと電気的に接続
される一対の抵抗器と、 前記一対の抵抗器と電気的に接続されるアースへの経路
と、を具備する入力段と、 前記入力信号をさらに増幅することが可能な利得段であ
って、 各利得トランジスタがベースと、エミッタと、コレクタ
とを具備する一対の利得トランジスタを有する利得段に
おいて、 前記利得トランジスタの前記ベースが、前記トランジス
タ差動対の前記コレクタと電気的に接続され、 前記利得トランジスタの前記コレクタがアースへの前記
経路と電気的に接続されるように構成される利得段と、 前記増幅回路のキャパシタンスの充電と、前記増幅され
た入力信号の出力とが可能な出力段であって、 各出力トランジスタがベースと、エミッタと、コレクタ
とを有する一対の出力トランジスタであって、 前記一対の出力トランジスタの前記エミッタが前記利得
トランジスタの前記エミッタと電気的に接続されるよう
に構成される一対の出力トランジスタと、 前記出力トランジスタの前記ベースと電気的に接続され
る基準電圧線であって、基準電圧信号を運ぶように構成
される基準電圧線と、および前記出力トランジスタの前
記コレクタと電気的に接続される一対の出力線と、を有
する出力段と、 を有することを特徴とする増幅回路。 - 【請求項14】 請求項13記載の増幅回路において、
前記差動対の各トランジスタが、バイポーラ接合トラン
ジスタと電界効果トランジスタとから成るグループの中
から選択されるトランジスタを有することを特徴とする
増幅回路。 - 【請求項15】 請求項13記載の増幅回路において、
前記一対の利得トランジスタの各トランジスタが、バイ
ポーラ接合トランジスタと電界効果トランジスタとから
成る前記グループから選択されるトランジスタを有する
ことを特徴とする増幅回路。 - 【請求項16】 請求項13記載の増幅回路において、
前記出力段が、前記出力線と電気的に接続されるコンデ
ンサをさらに有することを特徴とする増幅回路。 - 【請求項17】 請求項13記載の増幅回路において、
前記一対の出力トランジスタの各トランジスタが、バイ
ポーラ接合トランジスタと電界効果トランジスタとから
成る前記グループから選択されるトランジスタを有する
ことを特徴とする増幅回路。 - 【請求項18】 電気差分信号を増幅する方法におい
て、 差動入力信号を受信するステップと、 前記差動入力信号を増幅するステップと、 前記増幅された差分信号を利得段の制御トランジスタの
ベース端子に印加するステップと、 前記制御トランジスタを用いて、出力段で流れる電流を
制御するステップと、を有することを特徴とする方法。
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