JP2002193149A - 緊締フックの取付構造 - Google Patents

緊締フックの取付構造

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JP2002193149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の積載輸送中に緊締フックに大きな荷
重がかかるようなことがあっても、緊締フックの取付部
が変形しないようにすること。 【解決手段】 自動車1の前輪4を収容するタイヤハウ
ジング5を形成するタイヤハウジングパネル6と、タイ
ヤハウジングパネル6に連続している乗員室側のサイド
メンバ(フロアパネル)との境界部13に位置させて、
サブフレームマウントメンバ10を設け、このサブフレ
ームマウントメンバ10の前端側の縦壁部には、リーン
フォースメント12を取付けている。緊締フック14
は、その前端部がリーンフォースメント12に溶接によ
り固定され、後端部はサブフレームマウントメンバ10
のフロアパネル側に溶接により固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に設けられ
自動車の輸送中に車体を固定するために用いる緊締フッ
クの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、自動車51の車体に
は緊締フック52が設けられている。緊締フック52
は、自動車のフロント部53に配設されるフロントメン
バ等に取付けられ、その孔部52aにロープ54等を引
っかけることにより、自動車51をトレーラや船舶等の
固定部に固定して、自動車51を積載輸送することが行
われている。また、近年では、自動車の乗員室の前にあ
る車体構造を、衝突時のクッション材として、乗員室の
前で衝撃エネルギーを吸収しやすいような構造にする傾
向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車体の前部を衝撃エネ
ルギの吸収しやすい構造にすると、トレーラ等による車
両運送中において、発進時やブレーキ操作時で、走行中
の振動等により緊締フック52に荷重が集中し、緊締フ
ック52を取付けているフロントメンバ等に過大な荷重
がかかり、その結果フロントメンバ等の変形を引き起こ
すおそれが考えられる。また、車体のフロント部53に
前方からの大きな荷重を受けたような場合には、前輪5
5が後方側に後退することにより、前輪55が車室側に
まで侵入するおそれがある。本発明はこのような事情に
鑑みてなされたもので、自動車の積載輸送中に緊締フッ
クに過大な荷重がかかるようなことがあっても、緊締フ
ックの取付部が変形することのない緊締フックの取付構
造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の緊締フックは、車両の前輪および後輪の前
後、一側面および上面をおおうようにタイヤハウジング
パネルを形成し、前輪のタイヤハウジングパネル後部ま
たは後輪のタイヤハウジングパネル前部と車体フロアパ
ネルとの境界部に緊締フックを取付けた。本発明は、上
記緊締フックの一端を上記タイヤハウジングパネル側に
固定し、他端をフロアパネル側に固定することができ
る。
【0005】上記発明において、上記境界部はタイヤハ
ウジングパネル側にタイヤの走行面に対向させた縦壁部
を設け、フロアパネル側に水平壁を設け、これら縦壁部
と水平壁部の外面に、それら縦壁部と水平壁部に対応さ
せた形状のマウントメンバを取付け、上記緊締フックを
上記マウントメンバに取付けることができる。また、上
記発明は、上記緊締フックを軸状部材で形成し、該緊締
フックの長手方向を車体の前後に配置することができ
る。さらに、上記発明は、上記マウントメンバの縦壁部
にさらに補強パネルを取付け、該補強パネルに上記緊締
フックの一端側を取付けることができ、上記補強パネル
に凹部を形成し、上記緊締フックの一端側を凹部で収容
することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
緊締フックの取付構造について、図面を参照しながら説
明する。図1及び図2は、本発明に係る緊締フックの取
付構造を採用している自動車前部の斜視図であり、図2
は、その平面図である。自動車1のフロント部2には、
図示しないフロントメンバに前部緊締フック3が取付け
られており、緊締フック3に穿設された孔部3aには、
牽引ロープ等を係止することができる。また、自動車1
のフロント部2には、前輪4を収容するタイヤハウジン
グ5が形成され、タイヤハウジング5は、前輪4の内側
上部を覆えるような湾曲形状にタイヤハウジングパネル
6によって形成されている。
【0007】図3は、そのようなタイヤハウジング5部
を車両斜め下方から見た斜視図である。図に示すよう
に、フロント側のドア枠開口7の下部には、サイドシル
パネル8及びこのサイドシルパネル8の室内側内方に、
フロアパネルとしてのサイドメンバ9が配設されてい
る。タイヤハウジングパネル6とサイドメンバ9は車体
の前後方向に隣接して接続され、それらの境界部(折曲
げ部)13において、車体の外面側にサブフレームマウ
ントメンバ10が溶接aにより固定されている。サブフ
レームマウントメンバ10は、タイヤハウジングパネル
6とサイドメンバ9の形状に対応して配設され、図2に
示すように車体の幅方向に配設されているサブフレーム
11の車幅方向外側端部に、サブフレームマウントメン
バ10の前端側が重なるように配設され、溶接により固
定されている。サブフレームマウントメンバ10は、後
端側が二股に分岐され、サブフレームマウントメンバ1
0の前端側のタイヤハウジングパネル6に位置する部分
には、立設部10aが形成されている。この立設部10
aから後方のフロアパネル側に位置するサブフレームマ
ウントメンバ10には、二股に分岐された水平部10
b,10cが形成されている。
【0008】また、タイヤハウジングパネル6とサイド
メンバ9の車幅方向の外側に位置するサブフレームマウ
ントメンバ10の部位、すなわち、前輪4の走行面の後
端側に対向するサブフレームマウントメンバ10の立設
部10aの部位には、その外面側に図4及び図5に示す
リーンフォースメント12が溶接により固定されてい
る。リーンフォースメント12は、ほぼ四角形の板状部
材であり、図6に示すように、一対の凸部12a,12
bとそれらの間に形成された凹部12cを形成してい
る。これらの凸部12a,12b及び凹部12cは、リ
ーンフォースメント12を取付けた状態で上下方向に延
在するように形成されている。
【0009】図4に示すように、境界部13におけるサ
ブフレームマウントメンバ10の外面側には、緊締フッ
ク14が取付けられている。緊締フック14は金属製の
円軸状部材であり。その前端部14aが上述した凹部1
2cに配設され凸部12a,12b間に収容されるよう
にして溶接により固定される。したがって、凸部12
a,12b間の幅は、緊締フック14の前端部14aに
対応するようにして形成される。緊締フック14は、境
界部13を跨ぐようにして、かつ境界部とは隙間sを開
けて配設され、その後端部14bは、サブフレームマウ
ントメンバ10の水平部10bに、図7に示すように溶
接により固定されている。なお、緊締フック14の隙間
sはロープ等を縛ることができるような間隔が開けてあ
ればよい。
【0010】このように、本実施の形態によると、緊締
フック14をタイヤハウジングパネル6とサイドメンバ
9との境界部13に配設し、また境界部13にサブフレ
ームマウントメンバ10やリーンフォースメント12に
よる補強部材を配設している。よって、自動車1をトレ
ーラや船舶等によって積載輸送する際に、緊締フック1
4の取付部の強度が大きくなり、輸送中における車体側
のパネル等の変形を防止することができる。また、前輪
4が荷重を受けることにより、前輪4が室内側に後退す
るような変形が生じても、サブフレームマウントメンバ
10及びリーンフォースメント12を溶接で固定し、こ
れら補強部材を前輪後端部の直後方に配置していること
から前輪の室内側への侵入を阻止する役割を果たす。
【0011】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形及び変更が可能であ
る。例えば、上記した緊締フック14は、前端部14a
及び後端部14bを溶接により固定したが、緊締フック
14の一端側のみをサブフレームマウントメンバ10の
立設部10a若しくは水平部10bのいずれかに取付け
るようにして、他端側は固定せずに他端側にロープを引
っかけられるように開放してもよい。また、緊締フック
14は、自動車1の前輪4側のタイヤハウジング5後側
に取付けたが、後輪のタイヤハウジング前側にも同様に
して取付けてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の緊締フック
の取付構造によれば、車両の前輪および後輪の前後、一
側面および上面をおおうようにタイヤハウジングパネル
を形成し、前輪のタイヤハウジングパネル後部または後
輪のタイヤハウジングパネル前部と車体フロアパネルと
の境界部に緊締フックを取付けたので、車両の比較的強
度の大きい部分に緊締フックを取り付けることとなり、
自動車の積載輸送中における車体の変形を防止すること
ができるようになった。本発明は、上記緊締フックの一
端を上記タイヤハウジングパネル側に固定し、他端をフ
ロアパネル側に固定することにより、緊締フックの取付
強度が大きくなる。また、上記発明は、上記境界部はタ
イヤハウジングパネル側にタイヤの走行面に対向させた
縦壁部を設け、フロアパネル側に水平壁を設け、これら
縦壁部と水平壁部の外面に、それら縦壁部と水平壁部に
対応させた形状のマウントメンバを取付け、上記緊締フ
ックを上記マウントメンバに取付けたので、フロントタ
イヤが後方へ荷重を受けることにより、室内側に後退す
るようなことがあっても、補強メンバの存在により、フ
ロントタイヤの室内側への侵入を阻止することができ
る。さらに上記発明は、前記緊締フックを軸状部材で形
成し、該緊締フックの長手方向を車体の前後に配置した
ので、前側から荷重がかかっても前後方向に対する強度
がさらに大きくなる。上記発明は、上記マウントメンバ
の縦壁部にさらに補強パネルを取付け、該補強パネルに
上記緊締フックの一端側を取付け、フロントタイヤに対
する、さらなる補強となりマウントメンバの変形を防止
する。また、上記補強パネルに凹部を形成し、上記緊締
フックの一端側を凹部で収容するようにすると、緊締フ
ックの取付時に位置決めとなるとともに、補強パネルの
見かけの厚さが大きくなり、その強度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による緊締フックの取付構
造を採用している自動車の前部を示す斜視図である。
【図2】図1の自動車前部に配設されたサブフレームマ
ウントメンバの位置を示す平面図である。
【図3】図1の自動車のタイヤハウジング周辺における
車体パネルの斜視図である。
【図4】図3のタイヤハウジング周辺に配設される緊締
フックの取付状態を示す斜視図である。
【図5】図4の緊締フックの分解斜視図である。
【図6】図4におけるX−X線方向の断面図である。
【図7】図4におけるY−Y線方向の断面図である。
【図8】従来の自動車の前部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 フロント部 3,14 緊締フック 4 前輪 5 タイヤハウジング 6 タイヤハウジングパネル 9 サイドメンバ 10 サブフレームマウントメンバ 10a 立設部 10b 水平部 12 リーンフォースメント 12a,12b 凸部 12c 凹部 13 境界部 14a 緊締フックの前端部 14b 緊締フックの後端部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前輪および後輪の前後、すくなく
    とも一側面および上面をおおうようにタイヤハウジング
    パネルを形成し、前輪のタイヤハウジングパネル後部ま
    たは後輪のタイヤハウジングパネル前部と車体フロアパ
    ネルとの境界部に緊締フックを取付けたことを特徴とす
    る緊締フックの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記緊締フックの一端を上記タイヤハウ
    ジングパネル側に固定し、他端をフロアパネル側に固定
    したことを特徴とする請求項1に記載の緊締フックの取
    付構造
  3. 【請求項3】 上記境界部はタイヤハウジングパネル側
    にタイヤの走行面に対向させた縦壁部を設け、フロアパ
    ネル側に水平壁を設け、これら縦壁部と水平壁部との外
    面側に、それら縦壁部と水平壁部とに対応させた形状の
    マウントメンバを取付け、上記緊締フックを上記マウン
    トメンバに取付けたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の緊締フックの取付構造。
  4. 【請求項4】 上記緊締フックを軸状部材で形成し、該
    緊締フックの長手方向を車体の前後に向けて配置したこ
    とを特徴とする請求項3に記載の緊締フックの取付構
    造。
  5. 【請求項5】 上記マウントメンバの縦壁部にさらに補
    強パネルを取付け、該補強パネルに上記緊締フックの一
    端側を取付けたことを特徴とする請求項4に記載の緊締
    フックの取付構造。
  6. 【請求項6】 上記補強パネルに凹部を形成し、上記緊
    締フックの一端側を凹部内に収容するようにしたことを
    特徴とする請求項5に記載の緊締フックの取付構造。
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JP2019182011A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 スズキ株式会社 車両用緊締装置

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