JP2003013822A - 燃料噴射弁および燃料噴射弁に用いられる燃料加熱ヒータ - Google Patents
燃料噴射弁および燃料噴射弁に用いられる燃料加熱ヒータInfo
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Abstract
きる燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】燃料噴射孔(114b)を有するバルブボ
ディ(114)から延出して内部にニードル弁(12
1)を収納しその周囲に燃料溜り(113a)を形成す
る筒状のノズルホルダ(113)とを備えるインジェク
タ本体(10)と、そのノズルホルダの外周面に圧入さ
れ電力供給源から電力の供給を受けて発熱しノズルホル
ダを介して燃料溜りにある燃料を加熱する環状のセラミ
ックヒータ(21)と、セラミックヒータの外周側に圧
入された環状の保護リング(22)と、を備えることを
特徴とする燃料噴射弁。保護リングを外周面に圧入する
ことで、セラミックヒータをノズルホルダに圧入するこ
とが可能となった。
Description
備えた燃料噴射弁およびその燃料加熱ヒータに関するも
のである。
ンジンは、高出力、低騒音等に加え、低燃費で、厳しい
排ガス規制を満足することが求められる。このため、エ
ンジンへの燃料供給は燃料噴射弁によって正確に行われ
る。この燃料噴射弁は制御装置(ECU)によって制御
され、燃料噴射弁内の電磁弁への印可電圧を調整するこ
とにより、吸気管やシリンダ内へ噴射される燃料の噴射
時期や噴射量等が高精度に制御されている。ところが、
例えば、エンジンが始動時等の冷間状態にある場合、燃
料噴射弁による噴射量の調整のみでは、所望の空燃比や
均一な混合気を得ることが困難である。なぜなら、低温
時、燃料噴射弁から噴射された燃料は、気化や霧化がし
難く、噴射された燃料が液滴(液相)状態で吸気管やシ
リンダ内に供給され得るからである。特に、供給される
燃圧が比較的低い燃料噴射弁の場合(例えば、吸気管内
に燃料を噴射する燃料噴射弁の場合)、燃料の微粒化が
起りにくく、燃料の液相化が生じ易い。
と、均一な燃焼が妨げられ、アイドル不調、応答性の悪
化、プラグのかぶり、未燃焼燃料の残存による排ガス中
のHC等の増加、燃費の悪化等が生じ得る。特に、吸気
管内に燃料を噴射する構造の場合、冷間時、吸気管内壁
への燃料の付着が生じ得る。そのため、実質的にシリン
ダ内に流入する燃料量が減少し(空燃比が大きくな
り)、始動性の悪化やエンジン不調の原因となる。これ
は、冷間時に噴射する燃料を増量することで回避できる
が、それは燃費の悪化に直結する。そこで、噴射前(ま
たは噴射中)の燃料をセラミックヒータで積極的に加熱
して、噴射された燃料の気化や霧化を促進することが考
えられる。例えば、特開昭63−170555号公報や
特開平5−26130号公報にそれに関する開示があ
る。
す。この場合、セラミックヒータ210が波板ばね24
0により付勢されて噴孔プレート220に当接してい
る。そして、セラミックヒータ210は噴孔プレート2
20を介して噴射孔230近傍に溜っている燃料を加熱
している。また、セラミックヒータ210が環状である
ため、その内周部を通過する燃料を直接加熱できるよう
にもなっている。後者の公報に開示されたものを図7に
示す。この場合、セラミックヒータ310が燃料噴射弁
300の手前にある分岐燃料管320内に設けられ、燃
料噴射弁に供給される燃料を直接加熱している。なお、
噴射後の燃料をセラミックヒータで直接加熱するものと
して、特開平9−88740にその開示がある。
化や霧化を促進させるためにセラミックヒータが使用さ
れる。ところが、セラミックヒータの大部分を構成する
セラミックスは、周知のように、圧縮側の強度は高いが
引張側の強度は弱い。過度の引張応力がセラミックヒー
タに作用すると、セラミックヒータに亀裂等が生じ得
る。そのため、図6や図7からも判るように、何れも、
セラミックヒータに引張応力が殆ど作用しない状態で使
用されており、その使用方法が限定され、全体構造が複
雑化する傾向にあった。本発明は、このような事情に鑑
みて為されたものである。つまり、比較的簡易な構造の
燃料加熱ヒータを備えた燃料噴射弁と、その燃料加熱ヒ
ータとを提供することを目的とする。
課題を解決すべく鋭意研究した結果、環状のセラミック
ヒータを燃料噴射弁のノズルホルダに圧入して用いるこ
とを考えた。そして、その圧入によりセラミックヒータ
の外周部に生じる引張応力は、保護リングをセラミック
ヒータの外周部に圧入することで抑制、防止できること
を思い付き、本発明を完成させるに至ったものである。
射弁は、燃料噴射孔を有するノズル部と該燃料噴射孔の
開閉を行う弁体と該ノズル部から延出して内部に弁体を
収納し該弁体の周囲に燃料溜りを形成する筒状のノズル
ホルダとを備えるインジェクタ本体と、該ノズルホルダ
の外周面に圧入され電力供給源から電力の供給を受けて
発熱し該ノズルホルダを介して該燃料溜りにある燃料を
加熱する環状のセラミックヒータと、該セラミックヒー
タの外周側に圧入された環状の保護リングと、を備える
ことを特徴とする。
溜りにある噴射前の燃料がノズルホルダを介してセラミ
ックヒータにより加熱される。このとき、環状のセラミ
ックヒータがノズルホルダに圧入されているため、ノズ
ルホルダの外周面とセラミックヒータの内周面とが密着
し熱伝達が効率よく行われる。従って、ノズルホルダの
外周面とセラミックヒータの内周面との間に高熱伝導性
の充填剤等を塗布する必要もないし、付勢部材等を使用
して両者間の密着性を確保する必要もない。よって、非
常に簡易な構造としつつ燃料噴射弁内の燃料の加熱がで
きる。但し、単に環状のセラミックヒータをノズルホル
ダに圧入すると、セラミックヒータの外周部にはその締
め代(圧入代)に応じた引張応力が作用して、セラミッ
クヒータの割れやクラック等の発生原因となり得る。そ
こで、本発明では、セラミックヒータの外周側に保護リ
ングを圧入した。この保護リングの圧入により、セラミ
ックヒータの外周部では、圧縮応力が作用するか、前述
の引張応力が低減され、いずれにしてもセラミックヒー
タの割れ等が防止され得る。
ータを備えた燃料噴射弁に限られず、その燃料加熱ヒー
タ自体でも良い。すなわち、本発明は、燃料噴射孔を有
するノズル部から延出して内部に該燃料噴射孔を開閉す
る弁体を収納し該弁体の周囲に燃料溜りを形成する筒状
のノズルホルダに圧入されると共に電力供給源から電力
の供給を受けて発熱し該ノズルホルダを介して該燃料溜
りにある燃料を加熱できる環状のセラミックヒータと、
該セラミックヒータの外周側に圧入される環状の保護リ
ングと、を備えることを特徴とする燃料加熱ヒータであ
っても良い。
当てはまる。そして、本発明に係る燃料噴射弁および燃
料加熱ヒータについて、次のことが言える。セラミック
ヒータの内周側とその外周側との締め代等は適宜決定さ
れる設計事項である。但し、少なくとも、セラミックヒ
ータをノズルホルダに圧入したときに、セラミックヒー
タと保護リングとの間に締め代が存在する(圧入状態で
ある)ようにする。逆に言えば、セラミックヒータのノ
ズルホルダへの圧入前においては、セラミックヒータと
保護リングとが必ずしも圧入状態である必要はない。勿
論、セラミックヒータと保護リングとが圧入されている
と、両者を一体的に取扱えるので好ましい。
とセラミックヒータとの間の締め代(外周側締め代)に
対するノズルホルダとセラミックヒータとの間の締め代
(内周側締め代)の割合である締め代比に関係する。こ
の圧入比を変化させてFEM解析等を行い、セラミック
ヒータに作用する引張応力がセラミックヒータの許容応
力となる締め代比の限界値(限界締め代比)を算出す
る。そして、締め代比を限界締め代比以下にすることで
セラミックヒータに作用する引張応力をセラミックヒー
タの許容応力以下とすることができる。なお、解析によ
り限界締め代比は、例えば、0.7とすると好ましい。
締め代比が0.7以下であれば、確実にセラミックヒー
タに作用する引張応力をその許容応力以下にすることが
できる。締め代比を0.6以下とすると、セラミックヒ
ータに引張応力が生じないためより好ましい。
みならず各部材の剛性(縦弾性係数(ヤング率E)と形
状係数(断面2次モーメントI))にも関係する。セラ
ミックヒータの外周部で引張応力を低減させ、または圧
縮応力を発生させるためには、その外周側での締め代を
大きくするか、保護リングの剛性を大きくすることが有
効となる。もっとも、その締め代を過度に大きくすると
組付け性が悪くなる。また、その剛性を形状面から大き
くすると、保護リングの大型化を招く。そこで、保護リ
ングに高張力材料を用いると、セラミックヒータの引張
応力の低減と保護リングのコンパクト化との両立を図れ
る。高張力材料として、例えば、鉄系材料がある。ま
た、前記保護リングが、前記セラミックヒータに用いら
れるセラミックスよりも引張強度の大きな高張力材料か
らなると、好適である。
よく燃料溜り内の燃料に伝達されると、セラミックヒー
タの小型化や消費電力の削減が可能となる。そこで、保
護リングは、低熱伝導性材料からなると好ましい。低熱
伝導性材料として、例えば、ステンレス系材料がある。
前記保護リングは、前記ノズルホルダに用いられる材料
よりも熱伝導率が低い低熱伝導性材料からなると、燃料
溜り内の燃料に熱がより伝達され易くなり好適である。
他、耐蝕性にも優れるため、エンジンへの使用に適す
る。通常のセラミックヒータは、金属発熱体とその金属
発熱体を被覆等するセラミックス本体とからなる。そし
て、電力供給源から供給される電力量に応じて金属発熱
体が発熱し、その熱がセラミックス本体に伝達される。
発熱時期や発熱量はECU等により制御される。もっと
も、セラミックヒータは、そのようなヒータに限らず、
正特性半導体素子からなるヒータ(いわゆるPTCヒー
タ)でも良い。PTCヒータは、低温時、電気抵抗が小
さく発熱量が多くなるが、セラミックスの温度が上昇し
てある温度領域に達すると、電気抵抗が急増大して発熱
量が小さくなる。従って、このPTCヒータの自己温度
制御機能を利用すると、セラミックヒータの制御を簡素
化することができる。
セラミックヒータおよび保護リングを円環状とすると、
製作、加工、組付け等が容易となり、圧入した際に作用
する応力も均一となり好ましい。また、本発明でいう燃
料噴射弁は、ガソリンエンジン用でもディーゼルエンジ
ン用でも良く、筒内に噴射するものでもインテークマニ
ホールド内に噴射するものでも良い。
より具体的に説明する。本発明の実施形態である燃料噴
射弁1の縦断面図を図1に示す。この燃料噴射弁1は、
自動車用ガソリンエンジンの吸気管(インテークマニホ
ールド)に配設されるものである。この燃料噴射弁1
は、インジェクタ本体10と燃料加熱ヒータ20とから
なる。 (1)インジェクタ本体 インジェクタ本体10は、筐体11と、筐体11内に収
納された弁部12と、弁部12を電磁駆動する電磁駆動
部13とからなる。筐体11は、円筒状のケース111
とリング112とノズルホルダ113とカップ状のバル
ブボディ114とからなり、それぞれがそれぞれの端部
で溶接されている。
系の磁性材料であり、リング112は鉄系の非磁性材料
からなる。バルブボディ114は、内部に円錐状のシー
ト面114aを有し、その中央(頂部)に燃料噴射孔1
14bが形成されている。また、バルブボディ114の
下端面には噴孔プレート115が溶接されている。その
噴孔プレート115には、吸気バルブに向けた二股の噴
孔115aが穿設されている。このバルブボディ114
が本発明でいうノズル部に相当する。
ル弁121をシート面114aに付勢するスプリング1
22と、この付勢力を調整する円筒状のアジャスター1
23とからなる。ニードル弁121は有底円筒状となっ
ており、側面上下2箇所に通孔121a、121bが穿
設されている。ニードル弁121の下部にガイド121
cが形成されており、ガイド121cはバルブボディ1
14の内周面に接してニードル弁121の往復動を案内
する。ガイド121cの外周囲は、燃料が通過できるよ
うに面取りされている。ニードル弁121の下端部には
ニードル部121dが形成されており、ニードル部12
1dはシート面114aに当接して、燃料噴射孔114
bを閉塞する。このニードル弁121が本発明でいう弁
体に相当する。
定コア133と可動コア134と磁性リング132とか
らなる。固定コア133は、ケース111の内周側に一
体的に形成されたものである。可動コア134は、ニー
ドル弁121の上部に嵌装され、リング112とノズル
ホルダ113との内周面にガイドされて、ニードル弁1
21と一体的に往復動可能である。環状の磁性リング1
32は、磁性材料からなり、ケース111とノズルホル
ダ113とを磁気的に連結する。
タ154に保持されたターミナル153から行われる。
コネクタ154は、インジェクタ本体10の上部を被覆
する樹脂モールド155と一体に形成されている。ここ
で、ターミナル153に電圧が印可されると、電磁コイ
ル131に電流が流れ、その電流量に応じた磁束が発生
する。この磁束は、ノズルホルダ113→磁性リング1
32→ケース111(固定コア133)→可動コア13
4と伝わり、磁気回路が形成される。その結果、可動コ
ア134が固定コア133に吸引されると、ニードル弁
121がシート面114aから離座して、燃料噴射孔1
14bが開孔する。一方、そのターミナル153への印
可電圧が遮断されると、可動コア134は、スプリング
122に付勢されて、ニードル弁121をシート面11
4aに着座させる。そして、燃料噴射孔114bは閉孔
する。このように、ニードル弁121(ニードル部12
1d)が燃料噴射孔114bを開閉することにより、燃
料噴射が適宜行われる。
上)にOリング151を介して油密に接続されたデリバ
リパイプ(図略)から供給される。この燃料は、燃料フ
ィルター152、筐体11の円筒内部、ニードル弁12
1の円筒内部および通孔121a、bを通って、バルブ
ボディ114の燃料噴射孔114bまで達する。この燃
料は加圧されているため、燃料噴射孔114bの開閉に
応じて燃料が燃料噴射孔114bから噴射される。ま
た、ノズルホルダ113の内周面とニードル弁121の
外周面との間には燃料溜り113aが形成されており、
そこに噴射直前の加圧燃料が蓄えられている。
とその外周面に圧入されたステンレス製の円環状の保護
リング22とからなる。図1に示すように、セラミック
ヒータ21はノズルホルダ113に圧入されている。つ
まり、セラミックヒータ21の内周面とノズルホルダ1
13の外周面との間に圧縮応力が作用して密着固定され
ている。
20は、このノズルホルダ113への圧入前に、セラミ
ックヒータ21の外周側に高張力材料である保護リング
22が圧入される。つまり、セラミックヒータ21の外
周面と保護リング22の内周面との間には、圧縮応力が
作用した状態となっている。次に、図2(b)に示すよ
うに、圧縮応力が作用した状態で燃料加熱ヒータ20を
ノズルホルダ113に圧入する。組付けられた状態を図
2(c)に示す。その結果、前述の圧縮応力により、セ
ラミックヒータ21の外周部に作用する引張応力は少な
くともその一部が打消される。よって、セラミックヒー
タ21の外周部に過度の引張応力が作用せず、セラミッ
クヒータ21の割れ等が防止される。なお、図2に示す
保護リング22の形状が図1のものと異なるが、これは
セラミックヒータ21の組付けを容易にする形状とした
ためである。
部に金属発熱体を有する通常のセラミックヒータであ
る。セラミックヒータ21への電力供給は、バッテリ等
の電力供給源からなされる。電力の供給量やそのタイミ
ングは、図示しない制御装置(ECU)により制御され
る。セラミックヒータ21に電力が供給されると、セラ
ミックヒータ21は発熱し、その熱はノズルホルダ11
3を介してその内部に形成された燃料溜り113a内の
燃料に伝達される。なお、保護リング22を形成するス
テンレスは、低熱伝導性材料でもあるため、セラミック
ヒータ21で生じた熱は、効率的にノズルホルダ113
側に伝達される。
噴射前の燃料の温度(燃温)を上昇させることができ
る。燃温の高い燃料は、吸気管内で容易に霧化や気化
(減圧沸騰)し、吸気管内に液相燃料が滞留することが
抑制、防止される。特に、本実施形態では、燃料噴射孔
114bの近傍に存在する燃料を加熱するため、噴射燃
料の霧化や気化を行う上で、より効率的な加熱が行え
る。
噴射弁1の部分縦断面図を図3に示す。前述したセラミ
ックヒータ21への電力供給は、コネクタ24に保持さ
れたターミナル23から行われる。コネクタ24は、イ
ンジェクタ本体10の中央部を被覆する樹脂モールド2
5と一体に形成されている。
クヒータ等に生じる応力解析 次に、本実施形態において、締め代比を変化させた際の
セラミックヒータ21等に生じる応力の解析をFEM解
析により行った。締め代比とは、セラミックヒータ21
の外周側締め代に対するその内周側締め代の割合であ
る。すなわち、内周側締め代比を外周側締め代で除した
値である。なお、本解析は、セラミックヒータ21を含
む燃料噴出弁1の横断面について行った。また、解析条
件として、各部品の形状を図4(a)に、材料物性を図
4(b)に示す。すなわち、ノズルホルダ113は、内
径はφ5.6mm、外径はφ7mm、材質はステンレ
ス、ヤング率は200GPa、ポアソン比は0.3とす
る。セラミックヒータ21は、内径はφ7mm、外径は
φ10mm、材質はアルミナ、ヤング率は294GP
a、ポアソン比は0.24とする。保護リング22は、
内径はφ10mm、外径はφ12mm、材質はステンレ
ス、ヤング率は200GPa、ポアソン比は0.3とす
る。また、本解析は、外周側締め代を40μmに固定し
ておき、内周側締め代を変化させることにより、締め代
比を0〜1.0まで変化させて行った。その解析結果の
応力分布(横断面図)を図5に示す。
に引張応力が殆ど作用しない状態は締め代比が0.7以
下の場合である。すなわち、セラミックヒータ21に作
用する引張応力がセラミックヒータ21の許容応力とな
る締め代比の限界値(限界締め代比)を0.7にすると
好ましい。ここで、図5から明らかなように、締め代比
が0.7の場合には、セラミックヒータ21の一部に引
張応力が作用している。しかし、この引張応力がセラミ
ックヒータ21の許容応力以下であればよい。すなわ
ち、解析結果によれば、締め代比を0.7以下(限界締
め代比を0.7)にすることでセラミックヒータ21の
割れ等を防止できる。なお、締め代比が0.6以下であ
るとより好ましい。この場合には、セラミックヒータ2
1に全く引張応力が生じなくなるため、確実にセラミッ
クヒータ21の割れ等を防止できる。また、締め代比が
0.8以上の場合にはセラミックヒータ21の広い範囲
に引張応力が作用しているが、この引張応力がセラミッ
クヒータ21の許容応力以下であれば、締め代比を0.
8以上としてもよい。
必ずしもその必要はない。例えば、燃料噴射弁1を嵌装
するシリンダヘッドに、円筒部を形成する。そして、そ
の円筒部にセラミックヒータ21を圧入する。そして、
セラミックヒータ21の内周側にノズルホルダ113を
圧入する。この場合、その円筒部の内壁が本発明でいう
保護リングに相当する。よって、シリンダヘッドの円筒
部内壁を保護リングとして代替することも可能である。
21を圧入するノズルホルダ113とケース111とを
溶接して一体としているが、当初から一体となっている
ハウジングを用いても良い。この場合は、そのハウジン
グが本発明でいうノズルホルダに相当する。また、燃料
加熱ヒータ20の圧入位置は、ノズルホルダ113の中
央付近に限らず、バルブボディ114の近傍、さらには
バルブボディ114に差掛かっても良い。また、燃料加
熱ヒータ20を稼働する時期は始動時等に限らず、外気
温の低いときなど、燃料の霧化や気化が困難なときに広
く稼働させても良い。
ルホルダへのセラミックヒータの圧入が可能となり、簡
素な構造で噴射燃料の加熱ができる。そして、その燃料
加熱ヒータを備えた燃料噴射弁を用いると、簡易な構造
で冷間時でも噴射燃料の霧化や気化を促進できる。
図である。
け図である。
図である。
に生じる応力解析の解析条件を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】燃料噴射孔を有するノズル部と該燃料噴射
孔の開閉を行う弁体と該ノズル部から延出して内部に弁
体を収納し該弁体の周囲に燃料溜りを形成する筒状のノ
ズルホルダとを備えるインジェクタ本体と、 該ノズルホルダの外周面に圧入され電力供給源から電力
の供給を受けて発熱し該ノズルホルダを介して該燃料溜
りにある燃料を加熱する環状のセラミックヒータと、 該セラミックヒータの外周側に圧入された環状の保護リ
ングと、 を備えることを特徴とする燃料噴射弁。 - 【請求項2】前記保護リングは、前記ノズルホルダに用
いられる材料よりも熱伝導率が低い低熱伝導性材料から
なる請求項1記載の燃料噴射弁。 - 【請求項3】前記保護リングは、前記セラミックヒータ
に用いられるセラミックスよりも引張強度の大きな高張
力材料からなる請求項1記載の燃料噴射弁。 - 【請求項4】前記保護リングと前記セラミックヒータと
の間の外周側締め代に対する前記ノズルホルダと前記セ
ラミックヒータとの間の内周側締め代の割合である締め
代比は、前記セラミックヒータに作用する引張応力が前
記セラミックヒータの許容応力となる限界締め代比以下
であることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁。 - 【請求項5】前記限界締め代比は0.7であることを特
徴とする請求項4記載の燃料噴射弁。 - 【請求項6】燃料噴射孔を有するノズル部から延出して
内部に該燃料噴射孔を開閉する弁体を収納し該弁体の周
囲に燃料溜りを形成する筒状のノズルホルダに圧入され
ると共に電力供給源から電力の供給を受けて発熱し該ノ
ズルホルダを介して該燃料溜りにある燃料を加熱できる
環状のセラミックヒータと、 該セラミックヒータの外周側に圧入される環状の保護リ
ングと、 を備えることを特徴とする燃料噴射弁に用いられる燃料
加熱ヒータ。
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|---|---|---|---|
| JP2002043342A JP3888177B2 (ja) | 2001-04-23 | 2002-02-20 | 燃料噴射弁 |
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP3888177B2 JP3888177B2 (ja) | 2007-02-28 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3888177B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121596936A (zh) * | 2026-01-28 | 2026-03-03 | 大连理工大学 | 用于产生闪急沸腾喷雾的喷油器尖端加热系统及控制方法 |
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- 2002-02-20 JP JP2002043342A patent/JP3888177B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP3888177B2 (ja) | 2007-02-28 |
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