JP2003165997A - 歯科印象トレー洗浄剤用組成物 - Google Patents
歯科印象トレー洗浄剤用組成物Info
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Abstract
トレーに対する腐食の影響が少ないトレー洗浄剤とする
ことができる歯科印象トレー洗浄剤用組成物を提供す
る。 【解決手段】 過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム等
の過酸化水素化物及び/又は過酸化水素とベンゾチアゾ
ール等のアゾール化合物とを含んでなる組成物を用い
る。さらに、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リ
ン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム等のアルカリ金属の炭
酸塩、炭酸水素塩、リン酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩より
なる群から選ばれる少なくとも一種の金属塩を配合する
ことによりトレー洗浄性(印象材溶解性)が向上する。
Description
て印象採得後に歯科用印象トレーに固着したアルジネー
ト印象材を溶解除去するとともに清掃洗浄を行う洗浄剤
用の組成物に関する。
が用いられ、中でもアルジネート印象材が多く使用され
ている。アルジネート印象材は、アルギン酸塩と硫酸カ
ルシウムを水の存在下で練和するとゲル状硬化体が得ら
れることを利用したものである。歯牙の型取りは、一般
に歯列を模したトレーに硬化前の印象材練和物を盛り付
け、口腔内の歯牙を包み込むようにトレーを歯牙に押付
け、印象材硬化後に、トレーと印象材硬化体とを一体と
して歯牙から外して口腔外に撤去することにより行われ
ている。歯牙の型取り後に、印象材硬化体に模型材(石
膏等)を注入して歯牙の模型作成を行う。
為、付着している模型作成後の印象材をトレーから剥し
取り、繰り返し印象採取に用いられる。通常、トレーに
は印象材の保持性を向上させるため保持孔と呼ばれる孔
が形成されているが、印象材をトレーから剥がし取る際
に、このトレー表面の保持孔等に固着した印象材の一部
が残存する。しかしながらこの印象材残存物は水に不溶
であり、水洗のみでは容易に除去洗浄することができな
い。
れる薬剤を使用する必要がある。この「印象材用トレー
洗浄剤」は一般的に粉末あるいは液体として市販されて
おり、水に溶解して使用される。(即ち、実際にトレー
洗浄剤として使用されるのは、当該「印象材用トレー洗
浄剤」の水溶液である。) 当該トレー洗浄剤は水不溶性のアルジネート印象材を溶
解することを目的としており、使用方法としては、アル
ジネート印象材の付着したトレーをこの洗浄剤に浸漬し
印象材を溶解除去する。従って溶解能力の低い場合、溶
解処理に要する浸漬処理時間が長くかかるため作業効率
が低くなるという問題点がある。さらに浸漬処理時間が
長い場合には、トレー洗浄剤に含まれる種々の成分によ
るトレーの変色、腐食等が発生し易くなり、その点にお
いても好ましくない。
め種々の提案がなされている。例えば、特許第1470
908号には過炭酸塩を用いた印象材用洗浄剤が開示さ
れている。
ト剤を主溶解剤として、アミン、四級アンモニウム塩、
アセチレン化合物、及びトリアゾ化合物からなる洗浄剤
が開示されている。
ある。トレー材質を大別するとレジン製トレーと金属製
トレーに分けられる。レジン製トレーの材質としては、
主としてポリメタクリル酸エステル等、金属製トレーの
材質としては、ステンレス、錫合金、アルミニウム、メ
ッキ処理や樹脂コーティングされた黄銅などがあり、そ
れぞれの材質のトレーが用途に応じて使い分けられてい
る。
たような過炭酸を用いたトレー洗浄剤は、印象材溶解性
は高いものの、上記したようなトレーに用いられる全て
の材質に対して防食性が良いわけではなく、アルミニウ
ム性のトレーを変色させたり、あるいは錫合金や黄銅性
のトレーを腐食させたりする問題がある。一方、特許第
1863470号に記載のトレー用洗浄剤は、トレーに
対する腐食性は低いものの、印象材溶解性が今一つであ
り改善の余地がある。特に、近年その利便性故に使用量
が増加しているペースト型のアルジネート印象材に対し
ては充分な溶解性を示さない。これは、ペースト型のア
ルジネート印象材がそのペースト化成分として、流動パ
ラフィン、シリコーンオイル等の疎水性液状化合物を数
%〜十数%と多量に含んでおり、水溶液として使用され
る当該洗浄剤の浸透・溶解速度が大幅に低下するためで
あると思われる。従って、印象材用トレーとして使用さ
れる全ての材質に対して腐食性がなく、かつ印象材溶解
性に優れた、特に疎水性液状化合物を多量に含んだ印象
材でも問題なく溶解させる歯科印象トレー用洗浄剤の開
発が望まれていた。
題を解決すべく鋭意検討した結果、過酸化水素又は過酸
化水素化物を含む高い印象材溶解性を示す組成物に対
し、アゾール系化合物という特定の防食剤を配合するこ
とにより優れた印象材溶解性と各種金属防食効果を発現
することを見出し本発明を完成した。
は過酸化水素化物及び、(2)アゾール系化合物を含有
することを特徴とする歯科印象トレー洗浄剤用組成物で
ある。
組成物には、過酸化水素及び/又は過酸化水素化物が配
合される。なお過酸化水素化物とは、結晶水に相当する
結晶過酸化水素を含む化合物であり、水に溶解した際に
過酸化水素を発生する性質を有するものである。
と、過硼酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、トリポリリ
ン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、ピロリン酸ナトリ
ウム・過酸水素付加物、尿素・過酸化水素付加物、過酸
化カルシウム、過酸化ナトリウム等が挙げられる。
水素化物のいずれを使用しても良いが、過酸化水素は高
濃度では爆発性を有し、水溶液として保管する必要があ
るのに対し、過酸化水素化物は通常固体であり、また安
定性が高く、粉末状の包装形態で保管・流通させ使用時
に水と混合する使用形態とすることが容易なため、過酸
化水素化物を用いることが好ましい。安定性や毒性、洗
浄(溶解)効果を考慮すると過炭酸ナトリウムを用いる
ことが最も好ましい。また、必要に応じ複数の過酸化水
素化物を併用することも可能である。
ため被覆剤によって表面を被覆されたものでもよい。表
面被覆剤として、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム等の炭酸塩、硫酸ナトリウム、硫酸カ
リウム、硫酸カルシウム等の硫酸塩、珪酸ナトリウム、
オルト珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、セスキ珪
酸ナトリウム等の珪酸塩、オルト硼酸ナトリウム、メタ
硼酸ナトリウム、四硼酸ナトリウム等の硼酸塩が挙げら
る。当該表面被覆は公知のいかなる方法で行っても良
い。上記被覆剤のなかでも珪酸塩や硼酸塩は被覆剤とし
て配合安定性が向上する効果以外に、洗浄能と防食性能
を有する為に特に好ましい。
は、防食剤としてアゾール系化合物が使用される。アゾ
ール系化合物を防食剤として配合することにより、過酸
化水素及び/又は過酸化水素化物による印象材溶解性を
低下させることなく、ステンレス、アルミニウム、錫合
金、黄銅等の一般に歯科印象トレーの材質に用いられる
全ての金属に対する防食効果が得られる。これは他の防
食剤、例えば、珪酸塩、亜硝酸塩、クロム酸塩、アルキ
ルジサルファイド等のS化合物、アルキルベンゼンスル
ホンアミド系界面活性剤等では得られない驚くべき効果
である。
れず公知の化合物が使用でき、具体的にはベンゾイミダ
ソール等のイミダゾール系化合物、ベンゾチアゾール等
のチアゾール系化合物、ベンゾチアジアゾール等のチア
ジアゾール系化合物、ベンゾトリアゾール、1−オキシ
ベンゾトリアゾール、1−N−アセチルベンゾトリアゾ
ール、1−N−ベンゾイルベンゾトリアゾール、5−ク
ロロベンゾトリアゾール等のトリアゾール系化合物が例
示される。これらのなかでも防食効果が高い点で、トリ
アゾール系化合物が好ましく、ベンゾトリアゾールが最
も好ましい。これらアゾール系化合物は複数の種類のも
のを併用してもよい。
おける、上記過酸化水素及び/又は過酸化水素化物とア
ゾール系化合物の配合割合は特に限定されるものではな
いが、防食性を考慮すると過酸化水素及び/又は過酸化
水素化物100質量部に対し、アゾール系化合物が0.
05〜50質量部であるのが好ましく、0.5〜40質
量部であるのがより好ましく、1〜20質量部であるの
が最もこのましい。
は上記した過酸化水素及び/又は過酸化水素化物、アゾ
ール系化合物に加えて、アルカリ金属のアルカリ金属の
炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩よ
りなる群から選ばれる少なくとも一種の塩(以下、これ
らを総称してアルカリ金属塩と称す場合がある)を配合
することが好ましい。当該アルカリ金属塩を配合するこ
とにより、さらに印象材溶解性を向上させることができ
る。またこれにより、過酸化水素及び/又は過酸化水素
化物の配合量を相対的に少なくすることができる。特に
過酸化水素化物の水溶液はアルカリ性が強く、その水溶
液の取り扱いには注意を要するが、当該アルカリ金属塩
を配合することにより同一の洗浄能力を有したまま、過
酸化水素化物の配合量を少なくすることができ安全性も
向上する。
塩、硝酸塩あるいはカルボン酸塩等では上記の溶解性向
上の効果は見られない。
と、アルカリ金属炭酸塩又は炭酸水素塩として炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
カリウム等が挙げられ、アルカリ金属リン酸塩として、
リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素カリウム、リン酸二水素ナトリウム、
リン酸二水素カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリ
ン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリポリリ
ン酸カリウム等が挙げられる。また、アルカリ金属硫酸
塩又は硫酸水素塩を具体的に例示すると、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリ
ウム等が挙げられる。これらのうち炭酸塩又は炭酸水素
塩としては、炭酸水素ナトリウムが好ましく、リン酸塩
としてははリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、
トリポリリン酸ナトリウムが好ましく、硫酸塩又は硫酸
水素塩としては硫酸ナトリウムが好ましい。
独であるいは複数の種類のものを併用することができ
る。
れるものではないが、印象材の溶解性と後述する水溶液
とした際のpHとを考慮すると、好ましくは過酸化水素
及び/又は過酸化水素化物100質量部に対して10〜
10000質量部であり、好ましくは20〜2000質
量部であり、最も好ましくは250〜1500質量部で
ある。この範囲とすることにより充分な印象材溶解性を
保持しつつ、誤って人体等に付着した際でも安全といえ
るpH(9.5以下、好ましくは9以下)のトレー洗浄
剤とすることができる。
成物にはその他の成分として、着色料、香料など公知の
添加剤がなんら制限なく配合できる。
通常は水に溶解させ、トレー洗浄剤として使用する。当
該水は特に限定されず、水道水、イオン交換水、蒸留水
等を使用すれば良い。
又は過酸化水素化物の濃度が0.001〜20質量%で
かつアゾール系化合物の濃度が0.0001〜2質量%
の範囲となるようにすることが好適であり、過酸化水素
及び/又は過酸化水素化物の濃度が0.1〜10質量%
でかつアゾール系化合物の濃度が0.005〜0.5質
量%の範囲となるように水の量を調整することが特に好
ましい。
には、過酸化水素及び/又は過酸化水素化物、ならびに
アゾール系化合物の濃度が上記範囲内にあり、さらに過
酸化水素及び/又は過酸化水素化物とアルカリ金属塩の
合計が、0.5〜30質量%の濃度となるように調整す
ることが最も好ましい。
粉末状でもよいし、液状でも良いが、保管、流通の際の
利便性を考慮すると、粉末状であるのが好ましい。なお
この場合には過酸化水素化物を使用する。前記した通
り、当該粉末状の洗浄剤用組成物を使用時に水に溶解さ
せて使用すればよい。また過酸化水素を使用する場合に
は、安全性を考慮して水を配合した液状組成物とし、使
用時にさらに水で薄める形態とすることが好ましい。む
ろん過酸化水素化物を用いて液状組成物とすることも可
能である。
製造方法は特に制限されず、配合される各成分を公知の
方法で混合することにより調整できる。
するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものでは
ない。
た。 (1)トレー防食性 約2.5Lの洗浄剤中に、一般に使用されている各種材
質の歯科印象トレーを完全に浸漬し、1週間後に取り出
した。肉眼でトレー表面を観察し、変化のない場合を
○、部分的に錆もしくは変色が見られる場合を△、表面
全体に錆が浮いている場合を×とした。 (2)印象材溶解性 市販の歯科用アルジネート印象材「トクソーA−lα」
(商品名:株式会社トクヤマデンタル製;粉末型の印象
材である。以下、印象材A)及び「トクソーAP−l」
(商品名:株式会社トクヤマデンタル製;疎水性液状化
合物を10%程度含むペースト型の印象材である。以
下、印象材B)を各々メーカー指定の方法で練和調製
し、直径13mm、高さ20mmの円柱状の型に入れて
硬化させ印象材硬化体を得た。当該硬化体を洗浄剤25
0ml中に浸漬、5時間後に取り出し、乾燥させた後、
重量変化を測定した。重量減少率が30%以上を○、1
5%未満の場合を×、15〜30%の場合を△とした。
100質量部、ベンゾトリアゾール2.5質量部及び炭
酸水素ナトリウム500質量部を揺動ミキサーにて混合
し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末100
gを水2.5Lに溶解し、トレー洗浄剤としてトレー防
食性および印象材溶解性を評価した。
の材質のトレーに対しても優れた防食性を示すと共に、
A,Bいずれの印象材をも良好に溶解した。
2質量部、リン酸ナトリウム200質量部を揺動ミキサ
ーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この
粉末100gを水2.5Lに溶解し、トレー洗浄剤とし
てトレー防食性比較および印象材溶解性を評価した。結
果を表1に示した。
100質量部、ベンゾトリアゾール3.3質量部、硫酸
ナトリウム333質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗
浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末100gを水
2.5Lに溶解し、トレー洗浄剤とし、トレー防食性比
較および印象材溶解性を評価した。結果を表1に示し
た。
1.3質量部、炭酸水素ナトリウム266質量部、ピロ
リン酸ナトリウム67質量部を揺動ミキサーにて混合
し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末100
gを水2.5Lに溶解し、トレー洗浄剤としてトレー防
食性比較および印象材溶解性を評価した。結果を表1に
示した。
100質量部、ベンゾトリアゾール10質量部、炭酸ナ
トリウム500質量部、トリポリリン酸ナトリウム50
0質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を
粉末として得た。この粉末100gを水2.5Lに溶解
し、トレー洗浄剤としてトレー防食性比較および印象材
溶解性を評価した。結果を表1に示した。
100質量部、5−クロロベンゾトリアゾール1.3質
量部、炭酸ナトリウム125質量部、炭酸水素ナトリウ
ム125質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組
成物を粉末として得た。この粉末100gを水2.5L
に溶解し、トレー洗浄剤としてトレー防食性比較および
印象材溶解性を評価した。結果を表1に示した。
100質量部、ベンゾトリアゾール10質量部、炭酸水
素ナトリウム600質量部、トリポリリン酸ナトリウム
200質量部、硫酸ナトリウム200重量部を揺動ミキ
サーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。こ
の粉末100gを水2.5Lに溶解し、トレー洗浄剤と
してトレー防食性比較および印象材溶解性を評価した。
結果を表1に示した。
00質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物
を粉末として得た。この粉末100gを水2.5Lに溶
解し、トレー洗浄剤としてトレー防食性比較および印象
材溶解性を評価した。結果を表1に示した。
リウム50質量部、炭酸水素ナトリウム50質量部を揺
動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得
た。この粉末100gを水2.5Lに溶解し、トレー洗
浄剤としてトレー防食性比較および印象材溶解性を評価
した。結果を表1に示した。
50質量部、及び防食剤としてオルト珪酸ナトリウム1
0質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を
粉末として得た。この粉末100gを水2.5Lに溶解
し、トレー洗浄剤としてトレー防食性比較および印象材
溶解性を評価した。結果を表1に示した。
100質量部、炭酸ナトリウム125質量部、炭酸水素
ナトリウム125質量部、及び防食剤としてアルキルベ
ンゼンスルホン酸アミド1.25質量部を揺動ミキサー
にて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉
末100gを水2.5Lに溶解し、トレー洗浄剤として
トレー防食性比較および印象材溶解性を評価した。結果
を表1に示した。
に、本発明の歯科印象トレー洗浄剤用組成物を水に溶解
させて得たトレー洗浄剤は、ステンレス他いずれの材質
に対しても優れた防食性を示した。一方、防食剤である
アゾール系化合物を含まない比較例1では印象材溶解性
は優れているものの、錫合金及び黄銅を著しく腐食し
た。また、防食剤として珪酸塩を配合した比較例3及び
アルキルベンゼンスルホン酸アミドを配合した比較例4
では、錫合金に対する防食性は優れているものの、黄銅
に対する防食効果が見られず、本発明におけるアゾール
系化合物が防食剤として優れていることが明らかであ
る。一方、過酸化水素及び/又は過酸化水素化物を配合
しなかった比較例2では、疎水性液状化合物を比較的多
量に含む印象材Bに対する溶解性が極めて悪かった。
ル及び炭酸水素ナトリウムを混合し洗浄剤用組成物を粉
末として調製した。この洗浄剤用組成物粉末100gを
水2.5Lに溶解し、トレー洗浄剤として防食性、印象
材溶解性を評価した。また、各トレー洗浄剤のpHも合
せて測定した。これらの結果を合せて表3に示した。
は水に溶解させて使用することにより、流動パラフィ
ン、シリコーンオイル等の疎水性液状化合物を比較的多
量に含む印象材に対する印象材溶解性にも優れ、かつト
レー材質に対して腐食を起すことのない歯科印象材用ト
レー洗浄剤となる。これによりトレー材質の劣化が少な
くてすみ、且つ、浸漬処理時間の短縮により作業効率の
向上が図れる。更に、使用するトレーの材質を限定され
ることはなく、様々な診療スタイルにも対応が可能であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 (1)過酸化水素及び/又は過酸化水素
化物、(2)アゾール系化合物を含有することを特徴と
する歯科印象トレー洗浄剤用組成物。 - 【請求項2】 さらに(3)アルカリ金属の炭酸塩、炭
酸水素塩、リン酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩よりなる群か
ら選ばれる少なくとも一種の塩を含有する請求項1記載
の歯科印象トレー洗浄剤用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001365656A JP3907458B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 歯科印象トレー洗浄剤用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001365656A JP3907458B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 歯科印象トレー洗浄剤用組成物 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003165997A true JP2003165997A (ja) | 2003-06-10 |
| JP2003165997A5 JP2003165997A5 (ja) | 2005-04-07 |
| JP3907458B2 JP3907458B2 (ja) | 2007-04-18 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001365656A Expired - Lifetime JP3907458B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 歯科印象トレー洗浄剤用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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2001
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