JP2003201376A - ゴム組成物及び架橋ゴム並びにゴム成形品 - Google Patents
ゴム組成物及び架橋ゴム並びにゴム成形品Info
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Abstract
成物、特に、防振ゴム用のゴム組成物、及びこのゴム組
成物を架橋してなる架橋ゴム、並びにこの架橋ゴムから
なるゴム成形品を提供する。 【解決手段】 本発明のゴム組成物は、共役ジエン単
位、アクリレート単位、α,β-不飽和ニトリル単位及
び芳香族ビニル単位のうちの少なくとも1種の繰り返し
単位、特に、ブタジエン等の共役ジエン単位と、2個以
上の重合性不飽和基を有する単量体からなる繰り返し単
位に由来する架橋粒子と、EPDM等のエチレン−α−
オレフィン系共重合ゴムとを含有し、高化式フローテス
タにより測定した流動値(Q1)と、架橋粒子を含有し
ない場合の流動値(Q2)との比(Q 1/Q2)が1.
2以上、特に1.5以上である。
Description
と、エチレン−α−オレフィン系共重合ゴムとを含有
し、優れた流動性を有するゴム組成物に関する。また、
このゴム組成物を架橋してなり、強度が大きく、圧縮永
久歪が小さい等、十分な物性を備える架橋ゴム、及びこ
の架橋ゴムからなるゴム成形品に関する。本発明は、エ
ンジンマウント、マフラーハンガー等の防振ゴム類、ダ
イヤフラム、ロール、ラジエータホース、エアーホース
等の各種ホース類及びホースカバー類、パッキン、ガス
ケット、ウェザーストリップ、O−リング、オイルシー
ル等のシール類、ベルト、ライニング、ダストブーツ等
の工業用品、土木建材、燃料電池、電子部品、航空機及
び自動車等の部品などの各種の工業用途において利用す
ることができる。
とにより、新規な特性を有するゴム組成物としたり、架
橋ゴムの各種物性の向上、コストの低減等がなされてい
る。このようなゴム組成物としては、例えば、スチレン
−ブタジエンゴムとブタジエンゴムとをブレンドしたゴ
ム組成物、スチレン−ブタジエンゴムとエチレン−α−
オレフィン共重合ゴムとをブレンドしたゴム組成物など
が挙げられる。また、物性の更なる向上のため、エチレ
ン−α−オレフィン共重合ゴムをハロゲン化する方法、
架橋促進剤として長鎖のアルキル基を有するジアルキル
ジチオカーバメート塩及びテトラアルキルチウラムジス
ルフィド等を用いる方法なども提案されている。
に鑑みてなされたものであり、流動性に優れ、混練後の
冷却時における収縮が少ない等、十分な加工性を有する
ゴム組成物を提供することを目的とする。また、このゴ
ム組成物を架橋してなり、強度が大きく、圧縮永久歪が
小さい等、優れた物性を有する架橋ゴム、及びこの架橋
ゴムからなり、薄肉部があっても品質が損なわれること
のないゴム成形品を提供することを目的とする。
架橋粒子と、エチレン−α−オレフィン系共重合ゴムと
を含有し、該架橋粒子と、該エチレン−α−オレフィン
系共重合ゴムとの合計を100質量%とした場合に、該
架橋粒子の含有量は5〜50質量%であり、高化式フロ
ーテスタにより測定した流動値(Q1)と、該架橋粒子
を含有しない場合の流動値(Q2)との比(Q1/
Q2)が1.2以上であることを特徴とする。 本発明で
は、上記架橋粒子は、共役ジエン単位、アクリレート単
位、α,β−不飽和ニトリル単位及び芳香族ビニル単位
のうちの少なくとも1種の繰り返し単位と、2個以上の
重合性不飽和基を有する単量体からなる繰り返し単位に
由来するゴム組成物とすることができる。本発明の架橋
ゴムは、架橋粒子と、エチレン−α−オレフィン系共重
合ゴムとを含有し、該架橋粒子と、該エチレン−α−オ
レフィン系共重合ゴムとの合計を100質量%とした場
合に、該架橋粒子の含有量は5〜50質量%であるゴム
組成物を架橋してなり、JIS K 6262により測
定した圧縮永久歪(S1)と、上記架橋粒子を含有しな
い場合の圧縮永久歪(S2)との比(S1/S2)が
0.95以下であることを特徴とする。本発明では、上
記ゴム組成物の、高化式フローテスタにより測定した流
動値(Q1)と、該架橋粒子を含有しない場合の流動値
(Q2)との比(Q1/Q2)が1.2以上である架橋
ゴムとすることができる。また、上記架橋粒子は、共役
ジエン単位、アクリレート単位、α,β−不飽和ニトリ
ル単位及び芳香族ビニル単位のうちの少なくとも1種の
繰り返し単位と、2個以上の重合性不飽和基を有する単
量体からなる繰り返し単位に由来する架橋ゴムとするこ
とができる。他の本発明の架橋ゴムは、共役ジエン単位
と、2個以上の重合性不飽和基を有する単量体からなる
繰り返し単位に由来する架橋粒子と、エチレン−α−オ
レフィン系共重合ゴムとを含有し、該架橋粒子と、該エ
チレン−α−オレフィン系共重合ゴムとの合計を100
質量%とした場合に、該架橋粒子の含有量は5〜50質
量%であるゴム組成物を架橋してなり、粘弾性スペクト
ロメータにより周波数1Hzで測定した動的弾性率
(E’1)に対する周波数100Hzで測定した動的弾
性率(E’100)の比で表わされる静動比(R1)
と、上記架橋粒子を含有しない場合の静動比(R2)と
の比(R1/R2)が1未満であることを特徴とする。
これらの架橋ゴムは、防振ゴム用として利用することが
できる。本発明のゴム成形品は、上記の架橋ゴムからな
ることを特徴とする。尚、本発明において、「架橋粒子
を含有しない場合」とは、ゴム組成物において架橋粒子
の減少分がエチレン−α-オレフィン系共重合ゴムによ
り置き換えられていることを意味する。
ず、各種の単量体を単独で、或いは併用して重合させて
なる単独重合体又は共重合体が挙げられる。重合体が粒
子として含有されているため、ゴム組成物の流動性が十
分に向上し、且つエチレン-α-オレフィン共重合ゴムに
より均一に分散するため、架橋ゴムの物性も改善され
る。この重合体としては、共役ジエン単位、アクリレー
ト単位、α,β−不飽和ニトリル単位及び芳香族ビニル
単位のうちの少なくとも1種の繰り返し単位と、2個以
上の重合性不飽和基を有する単量体からなる繰り返し単
位に由来するもの(これらの単量体単位を有するもの)
が好ましい。また、共役ジエン単位及び/又はアクリレ
ート単位と、2個以上の重合性不飽和基を有する単量体
単位に由来する重合体は、架橋ゴムの物性、特に、強
度、圧縮永久歪等を十分に向上させることができ、より
好ましい。更に、共役ジエン単位と、2個以上の重合性
不飽和基を有する単量体単位に由来する(これらの単量
体単位を有する)重合体は、防振ゴム等の用途において
重要な静動比を向上させることもでき、特に好ましい。
塚電子株式会社製、型式「LPA−3100」)を用い
て測定した一次粒子の数平均粒子径が3〜1000nm
であり、特に10〜500nm、更には30〜100n
mであることが好ましい。また、凝集後の二次粒子の数
平均粒子径は0.1〜50μm、特に0.1〜30μ
m、更には0.3〜10μmであることが好ましい。二
次粒子の数平均粒子径が50μmを越えると、ゴム組成
物において架橋粒子が十分に分散せず、加工性向上に効
果がみられず、架橋ゴムの強度等が十分に向上しない傾
向にある。更に、約1000mgの架橋粒子を100m
lのトルエンに室温で24時間浸漬した後、100メッ
シュの金網で濾過した濾液中の固形分量(mg)から求
められるトルエン不溶分[(用いた架橋粒子の質量−固
形分量)/用いた架橋粒子の質量]×100(%)が5
0%以上、特に80%以上、更には95%以上であるこ
とが好ましい。トルエン不溶分が50%未満であると、
加工性が十分に改良されないことがある。
は、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジ
エン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−ク
ロロ−1,3−ブタジエン、イソプレン及びクロロプレ
ン等が挙げられる。これらの単量体は1種のみを用いて
もよいし、2種以上を併用することもできる。
は、(1)(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メ
タ)アクリル酸−iso−プロピル、(メタ)アクリル
酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−iso−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸
へキシル、(メタ)アクリル酸へプチル、(メタ)アク
リル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オク
チル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸
デシル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、及
び(2)(メタ)アクリル酸メトキシメチル、(メタ)
アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキ
シプロピル、(メタ)アクリル酸エトキシメチル、(メ
タ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸エ
トキシプロピル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル等
の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル類な
どが挙げられる。これらの単量体は(1)及び(2)の
各々の1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用する
こともでき、(1)と(2)のそれぞれの少なくとも1
種類を併用することもできる。
量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
及びこれらの誘導体等が挙げられ、アクリロニトリルが
好ましい。これらの単量体は1種のみを用いてもよい
し、2種以上を併用することもできる。
は、スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレ
ン、4−メチルスチレン、α−メチルスチレン、2,4
−ジメチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレ
ン、4−tert−ブチルスチレン及びtert−ブト
キシスチレン等が挙げられる。これらの単量体は、1種
のみを用いてもよいし、2種以上を併用することもでき
る。
の重合性不飽和基を有する単量体としては、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコ−
ルジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メ
タ)アクリレ−ト、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジビニルベンゼン、ジイソプロペニルベン
ゼン及びトリビニルベンゼン等が挙げられる。これらの
単量体は1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用す
ることもできる。
に、繰り返し単位として、アミノ基、ヒドロキシル基、
エポキシ基及びカルボン酸基(COOH及び/又はCO
O−)のうちの少なくとも1種の官能基を有する単量体
からなる繰り返し単位、及び2個以上の反応性の異なる
重合性不飽和基を有する単量体からなる繰り返し単位を
含有することもできる。この架橋粒子を100質量%と
した場合に、2個以上の重合性不飽和基を有する単量体
からなる繰り返し単位の含有量は、0.01〜10質量
%、特に0.1〜10質量%、更には0.3〜7質量%
であることが好ましい。この繰り返し単位の含有量が
0.01質量%未満であると、架橋度が十分に高くなら
ず、ゴム組成物の加工性を向上させることができない場
合がある。一方、この含有量が10質量%を越えると、
架橋ゴムの引張強度等が低下する傾向にあり、いずれに
しても好ましくない。
を用いる乳化重合或いは懸濁重合により各種の単量体を
重合させることにより製造することができるが、粒子の
大きさ、粒子径の均一性の観点から乳化重合により製造
することが好ましい。この乳化重合は、ゴム等の製造で
一般に行われているように、各々の単量体を、これらを
含む水系媒体において重合させて行うことができる。更
に、この重合を、少なくとも2個の重合性不飽和基を有
する単量体の存在下に行うことにより、分子鎖に架橋構
造を導入することができる。
パーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、tert
−ブチルヒドロパーオキサイド、クメンヒドロパーオキ
サイド、パラメンタンヒドロパーオキサイド、ジ−te
rt−ブチルパーオキサイド及びジクミルパーオキサイ
ド等の有機過酸化物を使用することができる。また、ア
ゾビスイソブチロニトリルにより代表されるジアゾ化合
物、過硫酸カリウムにより代表される無機過酸化物、及
びこれら過酸化物と硫酸第一鉄との組み合せにより代表
されるレドックス系触媒等を用いることもできる。これ
らのラジカル重合開始剤は各々の種類のうちの1種のみ
を用いてもよいし、2種以上を併用することもでき、異
なる種類のものを併用することもできる。
n−ドデシルメルカプタン等のメルカプタン類、四塩化
炭素、チオグリコール類、ジテルペン、タ−ピノーレン
及びγ−テルピネン類等の連鎖移動剤を併用することも
できる。
は、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カ
チオン系界面活性剤及び両性界面活性剤等が挙げられ
る。更に、ふっ素系の界面活性剤を使用することもでき
る。これらの乳化剤は各々の種類のうちの1種のみを用
いてもよいし、2種以上を併用することもでき、異なる
種類のものを併用することもできる。
しては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリ
ウム及びヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。
これらの懸濁安定剤は1種のみを用いてもよいし、2種
以上を併用することもできる。
量体及びラジカル重合開始剤等は、反応容器に全量を投
入してから重合を開始してもよいし、反応継続時に連続
的或いは間欠的に添加してもよい。重合は酸素を除去し
た反応器を用いて0〜80℃で行うことができ、反応途
中で温度或いは攪拌等の操作条件などを適宜に変更する
こともできる。重合方式は連続式でもよいし、回分式で
あってもよい。
ム 上記「エチレン−α−オレフィン共重合ゴム」は、繰り
返し単位として、エチレン単位と、炭素数3〜12のα
−オレフィンからなる繰り返し単位とを有する。更に、
必要に応じて更に非共役ジエンからなる繰り返し単位を
備えていてもよい。この共重合ゴムの、135℃のデカ
リンを用いて測定した極限粘度は、1.0〜10dl/
g、特に1.5〜4.5dl/gであることが好まし
い。極限粘度が1.0dl/g未満であると、得られる
架橋ゴムの機械的強度が低下し、10dl/gを越える
と、得られるゴム組成物が加工性に劣り、好ましくな
い。
ムにおいて、エチレン単位、炭素数3〜12のα−オレ
フィンからなる繰り返し単位及び非共役ジエンからなる
繰り返し単位の合計を100質量%とした場合に、エチ
レン単位は30〜90質量%、特に40〜80質量%、
炭素数3〜12のα−オレフィンからなる繰り返し単位
は10〜70質量%、特に20〜60質量%であること
が好ましく、非共役ジエンからなる繰り返し単位は、通
常、20質量%以下(0質量%であってもよい。)、特
に15質量%以下であることが好ましい。
は、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、5−
メチル−1−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネン、5
−エチル−1−ヘキセン、1−デセン、3−メチル−1
−ブテン等が挙げられる。これらのうちではプロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好まし
い。これらのα−オレフィンは1種のみを用いてもよい
し、2種以上を併用することもできる。
エン、1,6−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン等
の直鎖の非環状ジエン;5−メチル−1,4−ヘキサジ
エン、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン、5,
7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン、3,7−ジメチ
ル−1,7−オクタジエン、7−メチルオクタ−1,6
−ジエン、ジヒドロミルセン等の分岐鎖の非環状ジエ
ン;テトラヒドロインデン、メチルテトラヒドロインデ
ン、ジシクロペンタジエン、ビシクロ−(2,2,1)
−ヘプタ−2,5−ジエン、5−メチレン−2−ノルボ
ルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−プロ
ペニル−2−ノルボルネン、5−イソプロピリデン−2
−ノルボルネン、5−シクロヘキシリデン−2−ノルボ
ルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン等の脂環式ジエ
ン等が挙げられる。これらの非共役ジエンは1種のみを
用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。また、特
に好ましい非共役ジエンとしては、1,4−ヘキサジエ
ン、ジシクロペンタジエン及び5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン等が挙げられる。
数3〜12のα−オレフィン単位とを有する共重合ゴム
としては、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン
−1−ブテン共重合ゴム、エチレン−1−ペンテン共重
合ゴム、エチレン−1−ヘキセン共重合ゴム、エチレン
−1−オクテン共重合ゴム等が挙げられる。また、更に
非共役ジエン単位を有する共重合ゴムとしては、エチレ
ン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン等
が挙げられる。
共重合ゴムとの合計を100質量%とした場合に、架橋
粒子が5〜50質量%含有され、この含有量は5〜45
質量%であることが好ましい。架橋粒子の含有量が5質
量%未満であると、加工性が十分に向上せず、50質量
%を越えると、架橋ゴムの物性が低下するため好ましく
ない。また、このゴム組成物は、高化式フローテスタに
より測定した流動値(Q1)と、架橋粒子を含有しない
場合の流動値(Q2)との比(Q 1/Q2)が1.2以
上であり、特に1.5以上、更には2.0以上(通常、
5以下である。)であって、優れた流動性を有する。こ
の比が1.2未満であると、加工性が低下し、特に、薄
肉部を有するゴム成形品では、流動不足による成形不良
が生じ易い。
通常、補強剤が配合される。この補強剤としては、カー
ボンブラック及びシリカ等を使用することができる。カ
ーボンブラックの種類等は特に限定されず、ファーネス
ブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、チ
ャンネルブラック、グラファイト等が挙げられる。これ
らのうちでは特にファーネスブラックが好ましく、その
具体例としては、MT、SRF、GPF、MAF、FE
F、SAF、ISAF、ISAF−HS、ISAF−L
S、IISAF−HS、HAF、HAF−HS、HAF
−LS等が挙げられる。これらのカーボンブラックは1
種のみを用いてもよいし、2種以上を併用することもで
きる。
T法により測定したカーボンブラックの窒素吸着比表面
積は特に限定されないが、架橋ゴムの引張強度等を十分
に向上させるためには、5〜200m2/g、特に50
〜150m2/g、更には80〜130m2/gである
こが好ましい。また、カーボンブラックのDBP吸着量
も特に限定されないが、架橋ゴムの引張強度等を十分に
向上させるためには、5〜300ml/100g、特に
50〜200ml/100g、更には80〜160ml
/100gであることが好ましい。
剤として用いられているものを使用することができる。
その種類等は特に限定されず、湿式法ホワイトカーボ
ン、乾式法ホワイトカーボン、コロイダルシリカ等を使
用することができる。これらのうちでは含水ケイ酸を主
成分とする湿式法ホワイトカーボンが好ましい。これら
のシリカ系化合物はそれぞれ1種のみを用いてもよい
し、2種以上を併用することもできる。シリカのAST
M D3037−81に準じてBET法により測定した
窒素吸着比表面積は特に限定されないが、通常、50〜
400m2/g、特に50〜220m2/g、更には7
0〜220m2/gであることが好ましい。尚、シリカ
とカーボンブラックとを併用することもできる。
フィン共重合ゴムとの合計を100質量部とした場合
に、10〜200質量部、特に10〜100質量部、更
には10〜80質量部とすることができる。補強剤の配
合量が10質量部未満であると、十分な補強効果が得ら
れず好ましくない。一方、200質量部であれば十分な
補強効果が得られ、これを越えて多量に含有させる必要
はない。本発明のゴム組成物では、補強剤の配合量が1
0〜40質量部、特に10〜30質量部、更には10〜
25質量部あっても、強度が大きく、圧縮永久歪が小さ
い等の優れた物性を有する架橋ゴムとすることができ
る。
油系配合油であるパラフィン系プロセスオイル、芳香族
系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル等を配合
することができる。このゴム用伸展油としては、パラフ
ィン系のプロセスオイルが好ましい。ゴム用伸展油の配
合量は、架橋粒子とエチレン−α−オレフィン共重合ゴ
ムとの合計を100質量部とした場合に、100質量部
以下、特に80質量部以下、更には40質量部以下とす
ることができる。ゴム用伸展油の配合量は、通常、20
質量部以上であることが好ましく、20質量部未満であ
ると、各種のゴム配合剤を配合する際の混練時の作業性
等が低下し、好ましくない。本発明では、ゴム用伸展油
の配合量が40質量部以下であっても、優れた混練性等
を有するゴム組成物とすることができる。
用伸展油の他、以下の各種のゴム配合剤を配合すること
ができる。また、発明の効果を損なわない範囲で他のゴ
ム成分を併用してもよい。ゴム配合剤である充填剤とし
ては、タルク、クレー、炭酸カルシウム及び炭酸マグネ
シウム等を適量配合することができる。
ド、ジ−t−ブチルパーオキシド等の有機過酸化物、粉
末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散
性硫黄等の硫黄、一塩化硫黄、二塩化硫黄等のハロゲン
化硫黄、p−キノンジオキシム、p,p’−ジベンゾイ
ルキノンジオキシム等のキノンジオキシム、トリエチレ
ンテトラミン、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、
4,4’−メチレンビス−o−クロロアニリン等の有機
多価アミン化合物、メチロール基を有するアルキルフェ
ノール樹脂等を配合することができる。架橋剤は各々の
種類のうちの1種のみを用いてもよいし、2種以上を併
用することもでき、異なった種類のものを併用すること
もできる。
フィン共重合ゴムとの合計を100質量部とした場合
に、通常、0.1〜15質量部とすることができ、0.
2〜12質量部、特に0.5〜10質量部、更には1〜
10質量部とすることが好ましい。この範囲の配合量で
あれば、架橋ゴムの引張強度等が十分に向上する。
のを配合することができる。 (a)N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスル
フェンアミド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾール
スルフェンアミド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチ
アゾールスルフェンアミド、N−オキシエチレン−2−
ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N’−ジイソ
プロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなど
のスルフェンアミド系架橋促進剤、(b)ジフェニルグ
アニジン、ジオルトトリルグアニジン、オルトトリルビ
グアニジン等のグアニジン系架橋促進剤、(c)チオカ
ルボアニリド、ジオルトトリルチオウレア、エチレンチ
オウレア、ジエチルチオウレア、トリメチルチオウレア
等のチオウレア系架橋促進剤、(d)2−メルカプトベ
ンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド、2−
メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、2−メルカプトベ
ンゾチアゾールナトリウム塩、2−メルカプトベンゾチ
アゾールシクロヘキシルアミン塩、2−(2,4−ジニ
トロフェニルチオ)ベンゾチアゾール等のチアゾール系
架橋促進剤、(e)テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチル
チウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフ
ィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等の
チウラム系架橋促進剤、(f)ジメチルジチオカルバミ
ン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウ
ム、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジ
メチルジチオカルバミン酸鉛、ジメチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ−n−
ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ペンタメチレンジチオ
カルバミン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸
亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジメチルジ
チオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸
セレン、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチ
オカルバミン酸鉄、ジエチルジチオカルバミン酸ジエチ
ルアミン、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジ
ン、メチルペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペコリ
ン等のジチオカルバミン酸系架橋促進剤、(g)イソプ
ロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサン
トゲン酸亜鉛、ブチルキサントゲン酸亜鉛等のキサント
ゲン酸系架橋促進剤。これらの架橋促進剤は各々の種類
のうちの1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用す
ることもでき、異なる種類のものを併用することもでき
る。架橋促進剤の配合量は、架橋粒子とエチレン−α−
オレフィン共重合ゴムとの合計を100質量部とした場
合に、0.1〜15質量部、特に0.3〜10質量部、
更には1〜10質量部とすることが好ましい。
等の高級脂肪酸及び酸化亜鉛などを配合することもでき
る。酸化亜鉛としては、表面活性が高く、粒径が5μm
以下のものが好ましい。そのような酸化亜鉛としては、
粒径が0.05〜0.2μmの活性亜鉛華或いは0.3
〜1μmの亜鉛華等が挙げられる。また、アミン系の分
散剤若しくは湿潤剤により表面処理した酸化亜鉛などを
使用することもできる。これらの架橋活性化剤は各々の
種類のうちの1種のみを用いてもよいし、2種以上を併
用することもでき、異なる種類のものを併用することも
できる。架橋活性化剤は、その種類により適宜の配合量
とすることができる。
る。本発明のゴム組成物の架橋方法としては、公知の架
橋方法を採用することができ、通常、有機過酸化物架
橋、硫黄乃至硫黄系化合物による架橋、樹脂架橋、キノ
イド架橋、電子線照射架橋、紫外線照射架橋、放射線架
橋などの架橋方法を採用することができる。
−オレフィン共重合ゴム、カーボンブラック等の補強
剤、必要に応じてゴム用伸展油、及びその他の配合剤を
バンバリーミキサ等の混練機を使用して70〜180℃
の温度で混練し、その後、混練物を冷却し、これに更に
有機化酸化物等の架橋剤及び架橋促進剤などを、用いる
架橋剤等の分解温度などを勘案しつつ、バンバリーミキ
サ或いはミキシングロール等を用いて配合し、次いで、
140〜180℃の温度で10〜60分間加熱すること
により架橋させ、所要の架橋ゴムとすることができる。
また、架橋剤等を配合した後、所定形状に成形し、この
成形品を架橋することによりゴム成形品とすることがで
きる。
より測定した圧縮永久歪(S1)と、架橋粒子を含有し
ない場合の圧縮永久歪(S2)との比(S1/S2)が
0.95以下である。更に、架橋粒子が、特定の単量体
からなる繰り返し単位を有している場合は、圧縮永久歪
が0.8以下、特に0.65以下とより小さくなり、防
振ゴム用の架橋ゴムとして有用である。
場合、架橋ゴムの、JIS K 6394に準拠し、粘
弾性スペクトロメータにより、短冊状試片を使用し、温
度25℃、静的歪5%、動的歪0.5%の条件で周波数
1Hzにおいて測定した動的弾性率(E’1)に対する
周波数100Hzで測定した動的弾性率(E’100)
の比で表わされる静動比(R1=E’100/E’1)
と、架橋粒子を含有しない場合の静動比(R2=E’
100/E’1)との比(R1/R2)が1未満であ
り、0.98以下であることが好ましい。更に、この架
橋ゴムでは、圧縮永久歪の比(S1/S2)を0.6以
下、特に0.5以下とすることができる。また、静動比
の比(R1/R2)が0.98以下であり、且つ圧縮永
久歪の比(S 1/S2)が0.6以下、特に0.5であ
る架橋ゴムとすることもできる。このように架橋粒子が
共役ジエン単位を有する場合は、より小さい圧縮永久歪
と優れた静動比と併せ有する架橋ゴムとすることがで
き、防振ゴムとして特に有用である。
記のように各種の工業分野におけるゴム製品として使用
することができる。特に、防振ゴムのように1mm以
下、更には700μm以下の薄肉部を有するゴム成形品
の場合も、ゴム組成物が流動性に優れるため、寸法制度
の高い製品とすることができ、強度が大きく、圧縮永久
歪が小さく、且つ静動比の小さい、優れた性能を併せ備
える防振ゴム等とすることができる。更に、パッキン、
ガスケット、ホースカバー等の、その全体が1mm以
下、特に700μm以下(通常、100μm以上)の薄
肉なゴム成形品の場合も、同様に寸法制度の高い製品と
することができ、強度が大きく、圧縮永久歪が小さい等
の優れた性能を併せ備えるパッキン等とすることができ
る。
る。 (1)ゴム組成物及び架橋ゴムの調製 下記の架橋粒子と、エチレン−α−オレフィン共重合ゴ
ムとを使用して、また、比較例2、3では、非架橋の粒
子状ではないゴムを用いて、表1〜3の配合処方で容量
1.7リットルのバンバリーミキサ(株式会社神戸製鋼
所製)により70℃で5分間混練し、表1〜3に記載の
実施例1〜13及び比較例1〜6のゴム組成物を調製し
た後、架橋した。
並びに比較例1〜4及び6では、架橋プレスにより、圧
縮永久歪を測定するための試片では170℃で20分
間、それ以外の架橋ゴム物性を測定するための試片(厚
さ2mmのシート)では170℃で15分間加熱して行
った。また、実施例9及び比較例5では、厚さ0.5m
mのシートに電子線を照射して架橋した。電子線の照射
条件は、加速電圧500kV、照射線量350kGyで
ある。尚、この電子線架橋による試片の場合、圧縮永久
歪の測定は厚さ0.5mmのシートを5枚重ねて行っ
た。
の括弧内の数値は、それぞれ比較例1のQ値又は圧縮永
久歪の値に対する比である。
の括弧内の数値は、実施例6〜8では比較例4のQ値又
は圧縮永久歪の値に対する比(実施例6〜8及び比較例
4は過酸化物架橋)であり、実施例9では比較例5のQ
値又は圧縮永久歪の値に対する比(実施例9及び比較例
5は電子線架橋)である。
動比の欄の括弧内の数値は、それぞれ比較例6のQ値又
は圧縮永久歪或いは静動比の値に対する比である。
2におけるEPDM(1)]:エチレン−プロピレン−
5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合ゴム、ジェイ
エスアール株式会社製、商品名「JSR EP65」、
エチレン含量;53.5質量%、5−エチリデン−2−
ノルボルネン含量;9質量%、極限粘度;2.1 エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム[表3におけ
るEPDM(2)]:エチレン−プロピレン−5−エチ
リデン−2−ノルボルネン共重合ゴム、エチレン含量;
55質量%、5−エチリデン−2−ノルボルネン含量;
9質量%、極限粘度;3.6、EPDM(2)100質
量部に対して30質量部の伸展油を含有。 ブタジエン系架橋粒子、アクリレート系架橋粒子及び
ニトリル系架橋粒子表4に記載の単量体を用いて乳化重
合により各々の架橋粒子を調製した。また、それぞれの
架橋粒子の前記の方法により測定した数平均粒子径及び
トルエン不溶分を表4に併記する。 ブタジエンゴム:ジェイエスアール株式会社製、商品
名「JSR BR 01」 アクリルゴム:ジェイエスアール株式会社製、商品名
「AREX290」
ミルD−40」 架橋助剤(1):三菱レーヨン株式会社製、商品名
「アクリエステルTMP」 架橋助剤(2):硫黄、鶴見化学工業株式会社製 亜鉛華:酸化亜鉛、白水化学工業株式会社製 ステアリン酸:株式会社花王製、商品名「ルナックS
30」 FEFカーボンブラック:東海カーボン株式会社製、
商品名「シーストSO」 SRFカーボンブラック:東海カーボン株式会社製、
商品名「シーストS」 MAFカーボンブラック:東海カーボン株式会社製、
商品名「シースト116」 パラフィン系伸展油:パラフィン系合成油、出光興産
株式会社製、商品名「ダイアナプロセスオイルPW38
0」
した。 ロール巻き付き性:ゴム組成物をロールにより混練し
た際のロールへの巻き付き性により評価した。加工性の
指標となる。尚、評価基準は、◎;ロール面からの浮き
がなく、優れている、○;僅かに浮き上がる程度であ
り、良好である、△;巻き付くが、浮き上がり易く、劣
っている、である。 未架橋ゴムシートの外観:ゴム組成物をロールにより
混練した後の未架橋ゴムシートの表面状態等を目視で観
察した。尚、評価基準は、◎;表面が平滑で艶があり、
優れている、○;表面が平滑であり、良好である、×;
シートの耳切れがあり、非常に劣っている、である。 未架橋ゴムシートの収縮率(ミル収縮):10インチ
ロール(関西ロール株式会社製、めっきなし)を使用
し、回転数[F(手前側のロール)/B(後側のロー
ル)]=24/20rpm、ニップ幅2mm、温度50
℃の条件で、練り生地(架橋剤を含まないゴム組成物)
を2分間巻き付けた後、切り出し、直後及び30分後に
マーキング間距離を測定し、未架橋ゴムシートの収縮率
を下記の式から算出した。マーキングは、ロール面の刻
印にて引き出されたゴムシートに印される。即ち、ロー
ル回転方向(列理方向)に1回転分の距離で印され、マ
ーキング間距離と、この印から印までの距離を測定す
る。 収縮率(%)=[1−(切り出し30分後の長さ/切り
出し直後の長さ)]×100 流動性(Q値)(ml/秒):高化式フローテスタ
(株式会社島津製作所製)を使用し、温度100℃、荷
重100kg、ダイ(厚さ1mm、径1mm)の条件で
測定した。 引張特性:JIS K 6251に準拠し、3号型試
験片を用い、測定温度23℃、引張速度500mm/分
の条件で、100%モジュラス(MPa)、引張強さ
(MPa)及び引張伸び(%)を測定した。 JIS A 硬さ:JIS K 6253により測定
した。 圧縮永久歪(%):JIS K 6262に準拠して
測定した。加熱温度及び加熱時間は表1乃至3に記載の
とおりである。 静動比:JIS K 6394に準拠し、粘弾性スペ
クトロメータ(株式会社岩本製作所製)により、短冊状
試片を使用し、温度25℃、静的歪5%、動的歪0.5
%の条件で周波数1Hzにおいて測定した動的弾性率
(E’1)に対する周波数100Hzで測定した動的弾
性率(E’100)の比として算出した。以上の方法に
より評価した結果を表1〜3に併記する。
組成物では、EPDMの種類により差はあるものの、そ
れぞれ比較例に比べて、加工性及び寸法安定性に優れ、
架橋ゴムの引張強さ、引張伸び及び硬さは十分に大き
く、圧縮永久歪は小さく、優れた性能を有していること
が分かる。また、ブタジエン系架橋粒子が含有されてい
る実施例5、8及び13では、圧縮永久歪が各々の比較
例と比べて特に小さく、(S1/S2)比がいずれも
0.5以下であり、実施例13では、静動比も小さく、
防振ゴムとしてより有用であることが分かる。
1では、加工性及び寸法安定性に劣り、架橋ゴムの引張
強さ、引張伸び、硬さは実施例と比べて遜色ないもの
の、流動性に劣り、圧縮永久歪も大きい。更に、架橋粒
子に代えて粒子状ではないゴムを含有させた比較例2〜
3では、EPDMのみの場合に比べて流動性はやや改善
されるものの、圧縮永久歪は大きくなり、防振ゴム、パ
ッキン等の用途では好ましくない。また、架橋粒子が含
有されておらず、比較例1とはカーボンブラック及びパ
ラフィン系伸展油の配合量が異なり、過酸化物架橋であ
る比較例4及び電子線架橋である比較例5では、加工性
及び寸法安定性に劣り、圧縮永久歪が大きい。また、E
PDMの種類が異なり、架橋粒子を含有していない比較
例6では、パラフィン系伸展油の配合量が少ないことも
影響しているかもしれないが、流動性が低く、加工性及
び寸法安定性に劣り、圧縮永久歪も大きい。
分な流動性を有し、成形性に優れるため、薄肉部を有す
るエンジンマウント等の防振ゴム成形に有用であり、ま
た、製品そのものが全体に薄いパッキン、ガスケットと
しても有用である。更に、本発明のゴム組成物を架橋し
た架橋ゴムからなる防振ゴムにおいては、圧縮永久歪及
び静動比に優れた製品が得られ、パッキン、ガスケット
においては圧縮永久歪に優れた製品が得られる。
有し、加工し易く、多くの工業分野において利用するこ
とができる。更に、本発明の架橋ゴムは、共役ジエン単
位、アクリレート単位、α,β−不飽和ニトリル単位及
び芳香族ビニル単位のうちの少なくとも1種の繰り返し
単位と、2個以上の重合性不飽和基を有する単量体単位
に由来する架橋粒子を含有するゴム組成物を架橋してな
り、強度が大きく、圧縮永久歪が小さい等、優れた物性
を有する。この架橋ゴムは、防振ゴム、パッキン等、多
くのゴム成形品とすることができ、特に、相当に薄肉な
部分を有する成形品とした場合も、各々の成形品に必要
とされる特性を十分に備えたゴム成形品とすることがで
きる。
Claims (8)
- 【請求項1】 架橋粒子と、エチレン−α−オレフィン
系共重合ゴムとを含有し、該架橋粒子と、該エチレン−
α−オレフィン系共重合ゴムとの合計を100質量%と
した場合に、該架橋粒子の含有量は5〜50質量%であ
り、高化式フローテスタにより測定した流動値(Q1)
と、該架橋粒子を含有しない場合の流動値(Q2)との
比(Q1/Q2)が1.2以上であることを特徴とする
ゴム組成物。 - 【請求項2】 上記架橋粒子は、共役ジエン単位、アク
リレート単位、α,β−不飽和ニトリル単位及び芳香族
ビニル単位のうちの少なくとも1種の繰り返し単位と、
2個以上の重合性不飽和基を有する単量体からなる繰り
返し単位に由来する請求項1記載のゴム組成物。 - 【請求項3】 架橋粒子と、エチレン−α−オレフィン
系共重合ゴムとを含有し、該架橋粒子と、該エチレン−
α−オレフィン系共重合ゴムとの合計を100質量%と
した場合に、該架橋粒子の含有量は5〜50質量%であ
るゴム組成物を架橋してなり、JIS K 6262に
より測定した圧縮永久歪(S1)と、上記架橋粒子を含
有しない場合の圧縮永久歪(S2)との比(S1/
S2)が0.95以下であることを特徴とする架橋ゴ
ム。 - 【請求項4】 上記ゴム組成物の、高化式フローテスタ
により測定した流動値(Q1)と、上記架橋粒子を含有
しない場合の流動値(Q2)との比(Q1/Q2)が
1.2以上である請求項3記載の架橋ゴム。 - 【請求項5】 上記架橋粒子は、共役ジエン単位、アク
リレート単位、α,β−不飽和ニトリル単位及び芳香族
ビニル単位のうちの少なくとも1種の繰り返し単位と、
2個以上の重合性不飽和基を有する単量体からなる繰り
返し単位に由来する請求項3又は4に記載の架橋ゴム。 - 【請求項6】 共役ジエン単位と、2個以上の重合性不
飽和基を有する単量体からなる繰り返し単位に由来する
架橋粒子と、エチレン−α−オレフィン系共重合ゴムと
を含有し、該架橋粒子と、該エチレン−α−オレフィン
系共重合ゴムとの合計を100質量%とした場合に、該
架橋粒子の含有量は5〜50質量%であるゴム組成物を
架橋してなり、粘弾性スペクトロメータにより周波数1
Hzで測定した動的弾性率(E’1)に対する周波数1
00Hzで測定した動的弾性率(E’100)の比で表
わされる静動比(R1)と、上記架橋粒子を含有しない
場合の静動比(R2)との比(R1/R2)が1未満で
あることを特徴とする架橋ゴム。 - 【請求項7】 防振ゴム用である請求項3乃至6のいず
れか1項に記載の架橋ゴム。 - 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれか1項に記載の
架橋ゴムからなることを特徴とするゴム成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001401935A JP2003201376A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | ゴム組成物及び架橋ゴム並びにゴム成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001401935A JP2003201376A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | ゴム組成物及び架橋ゴム並びにゴム成形品 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006313440A Division JP2007039703A (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | ゴム組成物及び架橋ゴム並びにゴム成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003201376A true JP2003201376A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27640345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001401935A Pending JP2003201376A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | ゴム組成物及び架橋ゴム並びにゴム成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003201376A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012167720A (ja) * | 2011-02-11 | 2012-09-06 | Kurabe Industrial Co Ltd | ホース及びその製造方法 |
| JP2013129816A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-07-04 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ゴム組成物 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001401935A patent/JP2003201376A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012167720A (ja) * | 2011-02-11 | 2012-09-06 | Kurabe Industrial Co Ltd | ホース及びその製造方法 |
| JP2013129816A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-07-04 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ゴム組成物 |
| JP2017082239A (ja) * | 2011-11-25 | 2017-05-18 | 住友化学株式会社 | ゴム組成物の製造方法 |
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