JPH03122146A - エチレン―プロピレン―ジエン系ゴム、エラストマー組成物およびその加硫ゴム - Google Patents

エチレン―プロピレン―ジエン系ゴム、エラストマー組成物およびその加硫ゴム

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JPH03122146A
JPH03122146A JP1260665A JP26066589A JPH03122146A JP H03122146 A JPH03122146 A JP H03122146A JP 1260665 A JP1260665 A JP 1260665A JP 26066589 A JP26066589 A JP 26066589A JP H03122146 A JPH03122146 A JP H03122146A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム、エラ
ストマー組成物およびその加硫ゴムに関し、さらに詳し
くは、共役ジエン系ゴムとの共加硫性に優れるとともに
、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジェンゴム(SB
R)、イソプレンゴム(IR)、ブタジェンゴム(BR
)などの共役ジエン系ゴムが有する優れた機械的特性、
耐摩耗性、耐動的疲労性を損なうことなく、優れた耐候
性、耐オゾン性および耐熱老化性を付与し得るようなエ
チレン−プロピレン−ジエン系ゴム、このようなエチレ
ン−プロピレン−ジエン系ゴムを含有するエラストマー
組成物、およびこのエラストマー組成物からなる加硫ゴ
ムに関する。
発明の技術的背景 エチレン・プロピレン・ジエン系ゴム(EPDM)は、
耐候性、耐オゾン性、耐熱老化性が優れるゴムとして、
ウェザ−ストリッピング、ドアグラスランチヤンネル、
ラジェーターホースなど、自動車部品の静的な部分に多
く用いられている。
一方、タイヤ、防振ゴムといった動的な疲労に対して機
械的強度を必要とする部品の殆どは、NR5SBR,B
Rなどの共役ジエン系ゴム、あるいはこれらのブレンド
物が用いられている。
ところで、昨今の自動車の高性能化に伴い、自動車部品
の耐熱老化性や耐候性の向上が望まれている。
しかしながら、EPDMは耐候性、耐オゾン性および耐
熱老化性に優れているものの、耐動的疲労性が悪いため
、EPDMはタイヤや防振ゴムなどに単独で使用するこ
とができなかった。
そこで、従来よりEPDMに共役ジエン系ゴムをブレン
ドしてこれら材料の長所を生かすべく、EPDMと共役
ジエン系ゴムとのブレンドの研究が多く行なわれている
が、共加硫性に優れるEPDMと共役ジエン系ゴムとの
ブレンド物が得られず実用化の域には達していなかった
上記研究におけるEPDMと共役ジエン系ゴムとのブレ
ンドに関する既存技術は、小田康博、青島正志の両氏に
より「日本ゴム協会誌、 51.685(+978)」
に列挙されており、このブレンドの手法として、■ポリ
スルフィド加硫、■ペルオキシド加硫、■予備加硫EP
DMの応用、■高ヨウ素価EPDMの応用、■ハロゲン
化EPDMの応用、■長鎖アルキル基を持つ促進剤の利
用等が紹介されている。
また上記記載によれば、70℃のキシレン中で測定した
固有粘度が3.OdA!/g以上、プロピレン含量が3
5%以下で、かつ高ヨウ素価のEPDMが良好であると
している。
しかしながら、これらの記載は、EPDMの共役ジエン
系ゴムとの共加硫性が向上する方向を示してはいるもの
の、実際の製品、特に動的な強度が要求される場合の品
質上必要な品質項目の記載がなく、上記のような手法で
は、耐動的疲労性に優れたEPDMと共役ジエン系ゴム
とのブレンド物は全く得られなかった。
EPDMを共役ジエン系ゴムとブレンドする目的は、共
役ジエン系ゴムが有する優れた耐摩耗性や耐動的疲労性
、耐亀裂成長性を実用上低下させることなく、優れた耐
熱老化性および耐候性を付与することにある。したがっ
て、共役ジエン系ゴムのブレンドする相手となるEPD
Mにも耐動的疲労性を付与させる必要がある。
耐動的疲労性が最も必要とされる例として、防振ゴム材
料用All−EPDMに高ムーニEPDMを用いること
によって、その特性が得られることが「ラバーケミスト
リーテクノロジー44巻、  1971年10月、  
1043頁」に記載されている。
しかしながら、高分子量EPDMを用いることは同業者
が誰しも考えることであり、最も研究開発が必要なポイ
ントは加工性を損なうことなく物性を向上させることで
ある。EPDMの加工性と高分子量化は相反する因子で
あり、この両者を両立させる手段は従来、開示されてい
なかった。これまでの技術は、パラフィン系、ナフテン
系等の伸展油をEPDMに油展して高ムーニーEPDM
の加工性を良好にするという技術であったが、単に伸展
油を用いるだけでは、共役ジエン系ゴムの優れた耐摩耗
性、耐動的疲労性を損なうことなく、優れた共加硫性を
示すエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDil
I)を含むエラストマー組成物を得ることはできなかっ
た。
したがって、従来より共役ジエン系ゴムとの共加硫性に
優れるとともに、NR,IR,SBR。
BRなどの共役ジエン系ゴムが有する優れた機械的特性
、耐摩耗性、耐動的疲労性を損なうことなく、優れた耐
候性、耐オゾレ性および耐熱老化性を付与し得るような
エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム、このようなエチ
レン−プロピレン−ジエン系ゴムを含有するエラストマ
ー組成物およびこのエラストマー組成物からなる加硫ゴ
ムの出現が望まれていた。
なお、特開昭53−22551号公報には、疲労破壊寿
命を改良したエチレン−プロピレンゴム製防振ゴム組成
物として、キシレン溶液として70℃で測定した極限粘
度[ηコが1.0以下のエチレン−プロピレン−エチリ
デンノルボルネン三元共重合体10〜50重量%、同じ
ように測定した極限粘度[η]が3.0以上のエチレン
−プロピレン−エチリデンノルボルネン三元共重合体9
0〜50重量%、およびゴム100重量部に対して20
〜80重量部の伸展油を混合してなる油展ゴムに、ゴム
成分100重量部に対して5〜90重量部のカーボンブ
ラックおよび0.1〜2重量部のイオウさらに必要に応
じてプロセス油を添加してなることを特徴とする加硫可
能な防振ゴム用組成物が開示されている。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、共役ジエン系ゴムとの共加硫
性に優れるとともに、NR,IR。
5BRSBRなどの共役ジエン系ゴムが有する優れた機
械的特性、耐摩耗性、耐動的疲労性を損なうことなく、
優れた耐候性、耐オゾン性および耐熱老化性を付与し得
るようなエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム、このよ
うなエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムを含有するエ
ラストマー組成物、およびこのエラストマー組成物から
なる加硫ゴムを提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムは、
エチレン含量が73〜85モル%であり、135℃デカ
リン中で測定した極限粘度[η]が2.5〜5.OdA
’/gであり、かつヨウ素価が15〜35である高分子
量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A)+
90〜40重量%、および エチレン含量が73〜85モル%であり、135℃デカ
リン中で測定した極限粘度[η]が0.15〜0.8d
j!/gであり、かつヨウ素価が15〜35である低分
子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(B)
:10〜60重量% からなり、ムーニー粘度ML   (100℃)が1+
4 50〜120の範囲内にあることを特徴としている。
また、本発明に係るエラストマー組成物は、エチレン含
量が73〜85モル%であり、135℃デカリン中で測
定した極限粘度[η]が2.5〜5、OdA’/gであ
り、かつヨウ素価が15〜35である高分子量エチレン
−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A):90〜40
重量%、および エチレン含量が73〜85モル%であり、135℃デカ
リン中で測定した極限粘度[ηコが0.15〜0.8d
l/gであり、かつヨウ素価が15〜35である低分子
量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(B) 
 ・10〜60重量% からなり、ムーニー粘度ML   (100℃)が1+
4 50〜120の範囲内にあるエチレン−プロピレン−ジ
エン系ゴム[I] と、 共役ジエン系ゴム[IIコと、 無機充填剤[III] とを含有していることを特徴としている。
さらに、本発明に係る加硫ゴムは、上記の本発明に係る
エラストマー組成物を共加硫してなることを特徴として
いる。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴ
ム、エラストマー組成物、および加硫ゴムについて具体
的に説明する。
本発明に係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムは、
特定の高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
ゴム(A)と、特定の低分子量エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体ゴム(B)とから構成されている。また
本発明に係るエラストマー組成物は、このエチレン−プ
ロピレン−ジエン系ゴム[I] と共役ジエン系ゴム[
II] と無機充填剤[II[] とから構成されてい
る。
エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム[I]本発明で用
いられる高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合
体ゴム(A)は、エチレンとプロピレンと非共役ジエン
とからなる。
上記の非共役ジエンとしては、具体的には、1.4−ヘ
キサジエン等の鎖状非共役ジエン、エチリデンノルボル
ネン(ENB)、ノルボルナジェン、メチレンノルボル
ネン、ジシクロペンテジエン、2−メチルノルボルナジ
ェン、5−ビニル−2−ノルボルネン等の環状非共役ジ
エンが挙げられる。中でも、特にENBが好ましく用い
られる。
本発明において、共役ジエン系ゴム、たとえばNRやS
BHのようなゴムとの共加硫性を得るためには、第一に
これら共役ジエン系ゴムと加硫速度、加硫度を合わせる
ことが必要であり、この意味で高分子量エチレン−プロ
ピレン−ジエン共重合体ゴムの非共役ジエンとしてEN
Bが最も優れている。
また、本発明で用いられる高分子量エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム(A)は、非共役ジエン含量の
一指標であるヨウ素価が15〜35、好ましくは18〜
25である。
EPDMの非共役ジエン量を高くすると、見かけ上、つ
まり、共役ジエン系ゴムとEPDMのブレンド比を横軸
に取って引張り強さを調べた場合、直線関係に近づく傾
向になるが動的疲労試験の一つである耐亀裂成長性が極
端に悪くなるため、このようなEPDMは、動歪が大き
く機械的強度が必要とされる防振ゴム、空気入りタイヤ
のトレッド、タイヤサイドウオールなどに用いるブレン
ド用EPDMとしては実用化できない。
本発明で用いられる高分子量エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴム(A)は、135℃デカリン中で測定
した極限粘度[η]が2.5〜5.0cll/g、好ま
しくは3.0〜4.3dl/gであり、かつエチレン含
量が73〜85モル%、好ましくは75〜82モル%で
ある。
EPDMと共役ジエン系ゴムとの混練は通常150℃以
下で行なわれるが、両者のSP値(溶鮮度指数)が異な
るため、この条件では分子レベルで混じり合うことはな
く、ミクロ不均一分散であることが「第10回工研会報
告」中の「エチレン−プロピレンゴムの研究J  (+
966)で報告されている。本発明は、このようなミク
ロ不均一分散の状態においても実用上充分な機械的強度
を示し、しかもジエン系ゴムに対する共加硫性に極めて
優れるエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムを提供する
ものである。この意味で、未加硫状態においても優れた
機械的強度を有するようなエチレン−プロピレン−ジエ
ン系ゴムを得るべく、本発明者らが検討した結果、極限
粘度[η]およびエチレン含量が上記のような範囲内に
ある高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ムを特定量用いればよいことを見出した。
本発明で用いられる低分子量エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴム(B)は、エチレンとプロピレンと非
共役ジエンとからなる。この非共役ジエンは、上記の高
分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A
)における非共役ジエンと同じであり、特にENBが好
ましく用いられる。
また、本発明で用いられる低分子量エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム(B)のヨウ素価も、高分子量
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A)のヨ
ウ素価と同様で、15〜35、好ましくは18〜25で
ある。
本発明においては、高分子量エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴム(A)と低分子量エチレン−プロピレ
ン共重合体ゴムCB)との非共役ジエン含量の差、すな
わちヨウ素価の差が大きくなる程、加硫速度が不均一と
なり、強度物性および圧縮永久ひずみ(C3)などのセ
ットに悪影響を及ぼす傾向があるため、低分子量エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(B)のヨウ素価
は、可及的に高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体ゴム(A)のヨウ素価と同一となるように選択す
ることが好ましい。
また、本発明で用いられる低分子量エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム(B)は、135℃デカリン中
で測定した極限粘度[ηコが0.15〜0,8dn/g
、好ましくは0.2〜0.4dl/gであり、かつエチ
レン含量が73〜85モル%、好ましくは75〜82モ
ル%である。
低分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムは
、極限粘度[η]が0.15dl/g以下になると、パ
ラフィン系あるいはナフテン系の軟化剤の性状と等しく
なるため、機械的強度および疲労寿命の向上効果は望め
ない。
配合割合 本発明では、高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体ゴム(A)は、高分子量エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体ゴム(A)および低分子量エチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム(B)の合計量100重
量%に対して90〜40重量%、好ましくは85〜60
重量%の量で用いられ、低分子量エチレン−プロピレン
−ジエン共重合体ゴム(B)は、上記(A)およびCB
)の合計量100重量%に対して10〜60重量%、好
ましくは15〜40重量%の量で用いられる。
上記のような高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体ゴム(、A )と低分子量エチレン−プロピレン
−ジエン共重合体ゴム(B)とから構成される本発明に
係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムは、ムーニー
粘度ML   (100’c)1+4 が50〜120、好ましくは70〜100である。
ムーニー粘度ML   (100℃)が上記のよう1+
4 な範囲内にあるエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムは
、バンバリーミキサ−による混練性が良好である。合成
ゴムは、カーボン等の副資剤が充分ポリマー中に分散し
て初めてゴムとしての機能を果たすことから考えて、エ
チレン−プロピレン−ジエン系ゴムのムーニー粘度が高
いことは好ましくなく、ムーニー粘度が上記のような範
囲内にあるエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムを用い
ると、優れたエラストマー組成物が得られる。
本発明において、エラストマー組成物中に、軟化剤が多
量に含まれる場合、疲労試験結果に悪影響を与えること
がわかった。軟化剤部分は、応ヵが断続的に加えられる
と、定伸長の場合は緩和作用を及ぼすため効果的である
が、定荷重試験の場合、つまり、実際の動的用途の製品
に使用される場合に近い試験の場合、クラック発生が多
く見られる。このことから、本発明に係るエチレン−プ
ロピレン−ジエン系ゴムは、非油展ゴムとし、また後添
加用の軟化剤は、ゴム成分、すなわち本発明に係るエチ
レン−プロピレン−ジエン系ゴム[I]および共役ジエ
ン系ゴム[II]の合計量100重量部に対して30重
量部未満の量で用いることとした。また上記のことから
、本発明に係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム[
I]を構成する低分子量エチレン−プロピレン−ジエン
共重合体ゴム(B)がその高流動性の影響により共役ジ
エン系ゴムとのブレンド効果を物理的に高め、かつ、エ
チレン−プロピレン−ジエン系ゴムと共役ジエン系ゴム
との分子間を線と線で結ぶ形態をとることによって、疲
労緩和効果を持ち、耐動的疲労性、耐摩耗性を格段に向
上させる効果を示すことが予想された。
そこで、本発明者らは、動的粘弾性試験(歪率10%、
温度190℃、試料台;パラレルプレート、周波数; 
1.58X IO’+ad/S 〜5 x to2+a
d/S)において、横軸に周波数をとり、縦軸に複素弾
性率G をとり、G”=IE6に対応する周波数をネ ω とし、またG’=IE5に対応する周波数をω と
してω =ω /ω1と定義し、このω11     
    r2 の指標をもってEPDMの加工性や物性の状態を表現す
ることにした。この指標ωrは、EPDMの側鎖や絡み
合い、組成分布、分子量分布に影響するため、この指標
を用いることによって、加工性や物性の状態をうまく表
現することができる。
本発明に係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムの中
でも、ω が50〜150の範囲内にある「 エチレン−プロピレン−ジエン系ゴムが、特に共役ジエ
ン系ゴムとの混練性および共加硫性に優れている。ω 
が上記のような範囲内にあるエチレ「 ンープロピレンージエン系ゴムは、共役ジエン系ゴムと
の混練性および共加硫性に優れるだけでなく、耐亀裂成
長性および耐熱老化性に優れているため、動的な用途に
用いることができる。
本発明に係るエラストマー組成物において、本発明に係
るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム[I]は、ゴム
成分、すなわちエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム[
I]および共役ジエン系ゴム[IIコの合計量100重
量部に対して25〜90重量部、好ましくは30〜80
重量部の量で用いられる。エチレン−プロピレン−ジエ
ン系ゴム[I]を上記のような範囲内の量で用いること
によって、共役ジエン系ゴム[I[]の優れた機械的特
性を保持するとともに、優れた耐候性および耐熱老化性
を有するエラストマー組成物が得られる。
共役ジエン系ゴム[II] 本発明に係るエラストマー組成物を構成する共役ジエン
系ゴム[II] としては、共役ジエン系ゴムの中で最
も機械的強度のバランスがとれているイソプレン系ゴム
、すなわち天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)
のどちらか一方または両者が用いられ、ゴム成分、すな
わちエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム[I]および
共役ジエン系コム[II]の合計量100重量部に対し
て10〜75重量部、好ましくは20〜70重量部の量
で用いられる。イソプレン系ゴムを上記のような範囲内
の量で用いることによって、機械的強度に優れ、実用に
耐えるエラストマー組成物が得られる。
また、本発明においては、イソプレン系ゴムとともに、
ブタジェンゴム(BR)、スチレン−ブタジェンゴム(
SBR)、アクリロニトリル−ブタジェンゴム(NBR
)、クロロプレンゴム(CR)などを用いることができ
る。この場合、イソプレン系ゴムの使用量をゴム成分の
合計量100重量部に対して10重量部以上75重量部
未満の量とし、かつイソプレン系ゴムおよびイソプレン
系ゴム以外の共役ジエン系ゴムの合計使用量を75重量
部以下とする。
無機充填剤[m] 本発明で用いられる無機充填剤[III]としては、具
体的には、SRF、GPF、FEF、HAF。
I 5AFSSAF、FT、MTなどのカーボンブラッ
ク、微粉ケイ酸、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、などが挙げられる。本発明にお
いて、無機充填剤[I[I]はゴム成分、すなわちエチ
レン−プロピレン−ジエン系ゴム[I]および共役ジエ
ン系ゴム[II]の合計量100重量部に対して20〜
150重量部、好ま【7くは30〜100重量部、さら
に好ましくは40〜80重量部の量で用いられる。無機
充填剤[III]を上記のような範囲内の量で用いるこ
とによって、耐摩耗性および耐動的疲労性に優れたエラ
ストマー組成物が得られる。
加硫ゴムの製造 本発明に係るエラストマー組成物から加硫ゴムを得るに
は、通常一般のゴムを加硫するときと同様に、後述する
方法で未加硫の配合ゴム(エラストマー組成物)を−度
調整し、次いで、この配合ゴムを意図する形状に成形し
た後加硫を行なえばよい。
本発明に係る加硫ゴムを製造する際に、意図する加硫ゴ
ムの用途、それに基づく性能に応じて、上記成分[1]
、[II]および[I[[]の他に、軟化剤の種類およ
び配合量、さらには加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤など
の加硫系を構成する化合物の種類および配合量、そして
加硫ゴムを製造する工程が適宜選択される。
上記軟化剤としては、通常、ゴムに用いられる軟化剤が
用いられるが、具体的には、プロセスオイル、潤滑油、
パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセ
リン等の石油系軟化剤;コールタール、コールタールピ
ッチ等のコールタール系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、
ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤;トール油:サブ
;密ロウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシ
ノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステ
アリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛等の脂肪酸および
脂肪酸塩;石油樹脂、アタクチックポリプロピレン、ク
マロンインデン樹脂等の合成高分子物質などが用いられ
る。なかでも石油系軟化剤が好ましく用いられ、特にプ
ロセスオイルが好ましく用いられる。
本発明に係る加硫ゴムを製造する際に、加硫剤として、
以下のようなイオウ系化合物または有機過酸化物が用い
られる。イオウ系化合物としては、具体的には、イオウ
、塩化イオウ、二塩化イオウ、モルホリンジスルフィド
、アルキルフェノールジスルフィド、テトラメチルチウ
ラムジスルフィド、ジメチルジチオカルバミン酸セレン
などが用いられ、なかでも、イオウが好ましく用いられ
る。
上記イオウ系化合物は、エチレン−プロピレン−ジエン
系ゴム[I]および共役ジエン系ゴム[II]の合計重
量100重量部に対して、0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜5重量部の割合で用いられる。
また、有機過酸化物としては、具体的には、ジクミルペ
ルオキシド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチ
ルペルオキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル2.5−ジ
(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、25−ジメチル−
25−ジ(第三ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、ジ第
三ブチルペルオキシド、ジ第三ブチルペルオキシ−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、第三ブチルヒドロ
ペルオキシドなどが用いられ、なかでも、ジクミルペル
オキシド、ジ第三ブチルペルオキシド、ジ第三ブチルペ
ルオキシ−33,5−トリメチルシクロヘキサンが好ま
しく用いられる。
本発明に係る加硫ゴムを製造する際に、加硫剤としてイ
オウ系化合物を用いるときは、加硫促進剤の併用が好ま
しい。加硫促進剤としては、具体的には、N−シクロへ
キシル−2−ベンゾチアゾール−スルフェンアミド、ト
オキシジエチレンー2−ベンゾチアゾール−スルフェン
アミド、N、N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾー
ル−スルフェンアミド、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、2−(2,4−ジニトロフェニル)メルカプトベン
ゾチアゾール、2−(2,6−ジエチル−4−モルホリ
ノチオ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジル−ジスル
フィド等のチアゾール系化合物;ジフェニルグアニジン
、トリフェニルグアニジン、ジオルソトリルグアニジン
、オルソトリル・パイ・グアナイド、ジフェニルグアニ
ジン・フタレート等のグアニジン系化合物;アセトアル
デヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド−アニリン
縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒド
−アンモニア反応物等のアルデヒド−アミンまたはアル
デヒド−アンモニア系化合物;2−メルカプトイミダシ
リン等のイミダシリン系化合物;チオカルバミン酸、ジ
エチルチオユリア、ジブチルチオユリア、トリメチルチ
オユリア、ジオルソトリルチオユリア等のチオユリア系
化合物;テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラ
メチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジ
スルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペン
タメチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系化
合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン
酸亜鉛、エチルフエニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチ
ルフエニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカ
ルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セ
レン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ酸
塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のザンテー
ト系化合物;その他、亜鉛華などの化合物が用いられる
上記加硫促進剤は、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴ
ム[I]および共役ジエン系ゴム[II]の合計重量1
00重量部に対して、0.1〜20重量部、好ましくは
0.2〜10重量部の割合で用いられる。
本発明に係る加硫ゴムを製造する際に、加硫剤として有
機過酸化物を用いるときは、加硫助剤の併用が好ましい
。加硫助剤としては、具体的には、イオウ、p−キノン
ジオキシム等のキノンジオキシム系化合物、ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート等のメタクリレート系化
合物、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート等
のアリル系化合物、その他マレイミド系化合物、ジビニ
ルベンゼンなどの化合物が用いられる。
未加硫の配合ゴムは、以下の方法により調製される。す
なわちバンバリーミキサ−などのミキサー類を用いて、
前記成分[I]、[II]および[III]、軟化剤を
80〜170℃の温度で3〜10分間混練し、次いで、
オープンロールなどのロール類を用いて、加硫剤、必要
に応じて加硫促進剤または加硫助剤を追加混合し、ロー
ル温度40〜80℃で5〜30分間混練した後、混練物
を押出し、リボン状またはシート状の配合ゴムを調製す
る。
このように調製された配合ゴムは、押出成形機、カレン
ダーロール、またはプレスにより意図する形状に成形さ
れ、成形と同時にまたは成形物を加硫槽内に導入し、1
50〜270℃の温度で1〜30分間加熱し、加硫ゴム
とする。このような加硫を行なう際に、金型を用いても
よいし、また金型を用いなくてもよい。金型を用いない
場合には、成形、加硫の工程は通常、連続的に実施され
る。
加硫槽における加熱方法としては、熱空気、ガラスピー
ズ流動床、UHF (極超短波電磁波)、スチームなど
を用いることができる。
発明の効果 本発明に係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムは、
特定の高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
ゴム(A)と特定の低分子量エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴムCB)とを特定の割合で含み、かつム
ーニー粘度MLl+4(100℃)が50〜120の範
囲内にあるため、共役ジエン系ゴムとの共加硫性に優れ
るとともに、天然ゴム(NR)  スチレン・ブタジェ
ンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジェ
ンゴム(BR)などの共役ジエン系ゴムが有する優れた
機械的特性、耐摩耗性、耐動的疲労性を損なうことなく
、優れた耐候性、耐オゾン性および耐熱老化性を付与し
得る効果がある。
本発明に係るエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムの中
でも、ω が50〜150の範囲内にあるエチレン−プ
ロピレン−ジエン系ゴムが、特に共役ジエン系ゴムとの
混練性および共加硫性に優れており、しかも耐亀裂成長
性および耐熱老化性にも優れているため、動的な用途に
用いることができる。
また、本発明に係るエラストマー組成物は、上記のよう
な効果を有するエチレンープロピレンジエン系ゴム[I
] と、共役ジエン系ゴム[II1と、無機充填剤[m
lとからなるので、共加硫性に優れるとともに、機械的
特性、耐摩耗性、耐動的疲労性、耐候性、耐、オゾン性
および耐熱老化性に優れるという効果があり、また上記
のような効果を有する加硫ゴムを提供することができる
本発明に係るエラストマー組成物から得られる加硫ゴム
は、上記のような効果を有するので、タイヤ、自動車部
品、一般工業用部品、土木建材用品などの用途に広く用
いられる。とりわけ、耐動的疲労性の要求される用途、
たとえばタイヤトレッド、タイヤサイドウオール、防振
ゴム、ゴムロール、ベルト、ワイパーブレード、各種パ
ツキンなどに好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、こ
れら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例および比較例における加硫シートの評価試
験方法は、以下のとおりである。
(1)共加硫度 共加硫度は、天然ゴム(NR)とエチレン−プロピレン
−ジエン系ゴム(EPDM)の各々単独で得られた引張
強さに対するブレンド比で相加平均した引張強さに対す
る実際のブレンド材料の比をもって示した。
(2)引張り試験 加硫ゴムシートを打抜いてIts K 6301に記載
されている3骨形ダンベル試験片を得、該試験片を用い
て同Its K 6301 3項に規定される方法に従
い、測定温度25℃および80℃、引張速度500mm
/分の条件で引張り試験を行ない、引張破断点応力T 
および引張破断点伸びE、を測定した。(3)屈曲によ
る亀裂成長性(屈曲試験)屈曲による亀裂成長性は、A
STM D 813に準じてデマッチャ式試験機(回転
数39Orpm)を用い、測定サンプル3本についてそ
れぞれ測定温度40℃で屈曲回数30.000回時にお
ける亀裂長さを測定し、その亀裂長さの平均値をもって
評価した。
(4)耐久試験(モンサンド疲労試験)加硫ゴムシート
を打抜いてJIiK 63G+に記載されている3骨形
ダンベル試験片を得、この試験片20本についてそれぞ
れ伸長率を150%とし、測定温度40℃、回転速度3
00 rpmの条件で伸長疲労させ、そのダンベル切断
時の回数の平均値をもって耐久性の指標とした。
(5)発熱試験 ASTM D 623に準じて、グツドリッチ(Goo
d Ti ch)のフレキソメーター(Ilcxome
le+)を用い、荷重量51b、ストローク6.9mの
条件で発熱試験を行ない、上昇温度(変化温度)T  
−T  =1 ΔTを測定した。なお測定に供した試験片の数は2個で
あり、実験開始温度は37℃である。
(6)摩耗試験 アクロン摩耗試験方法(B「1tish 5tanda
「d 903Pa「t A 9(1957))に準じて
、荷重45N1角度15°の条件で耐摩耗試験を行ない
、研摩円盤1.000回当りの摩耗損失容量[ml ]
を測定した。なお測定に供した試験片の数は2個である
(7)耐オゾン試験 Its K 6301に準じて、オゾン濃度50 pp
m 、測定温度40℃、伸長率(静的伸長)20%の条
件でクラック発生時間を測定し、クラック発生時間をも
って耐オゾン性ないし耐候性の指標とした。
実施例1 エチレン含量78モル%、135℃デカリン中で測定し
た極限粘度[η] 3.5dl/g、ヨウ素価20.5
の高分子量エチレン−プロピレン−5エチリデン−2−
ノルボルネン共重合体ゴム70重量%およびエチレン含
量78モル%、135℃デカリン中で測定した極限粘度
[η] 0.24tiI/g、ヨウ素価20.5の低分
子量エチレン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノル
ボルネン共重合体ゴム30重量%からなる、ムーニー粘
度ML   (100℃)90のエチレン−プロピレン
1+4 ジエン系ゴム80重量部と、天然ゴム(NR)[R3S
  1号]20重量部と、ステアリン酸1重量部と、亜
鉛華5重量部と、HAFカーボン■[旭カーボン■製]
60重量部と、パラフィン系オイル[出光興産■製、ダ
イナプロセスオイル■PW 38[1] 5重量部とを
容量4.3!バンバリーミキサ−(神戸製鋼所社製)で
混練した。
このようにして得られた混練物に、硫黄3重量部および
加硫促進剤[入内新興化学工業■製、ツクセラ−C2]
3重量部を加えてロールで混練した後、シート状に分出
して150℃で30分間プレスし、厚み2−の加硫シー
トを得、この加硫シートの共加硫度を求めた。
結果を表1に示す。
比較例1〜4 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、表1に記載するエチレン−プ
ロピレン−ジエン系ゴムを用いた以外は、実施例1と同
様にして、加硫シートを得、各々の加硫シートの共加硫
度を求めた。
結果を表1に示す。
比較例5 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、エチレン含量79モル%、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[ηコ3.5dl
/g、ヨウ素価20.5、ムーニー粘度ML   (1
00℃)170の高分子1+4 量エチレンープロピレンー5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン共重合体ゴムのみからなるエチレン−プロピレン
−ジエン系ゴムを用い、パラフィン系オイルの配合量を
50重量部とした以外は、実施例1と同様にして、加硫
シートを得、この加硫シートの共加硫度を求めた。
結果を表1に示す。
比較例6 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、エチレン含量78モル%、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[ηコ2.6dA
’/g、ヨウ素価20.5、ムーニー粘度ML   (
100℃)90の高分子量1+4 エチレン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボル
ネン共重合体ゴムのみからなるエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムを用い、パラフィン系オイルの配合量を5
0重量部とした以外は、実施例1と同様にして、加硫シ
ートを得、この加硫シートの共加硫度を求めた。
結果を表1に示す。
表1から明らかなように、エチレン−プロピレン−ジエ
ン系ゴムは、高分子量E−P−ENBと低分子量E−P
−ENBとからなり、90付近のムーニー粘度ML  
 (100℃)を有し、また非1+4 共役ジエン含量が高い場合に共役ジエン系ゴムとの共加
硫性に優れている。また、比較例5の低分子fiEPD
Mを含まないエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムは、
実施例1のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムと比較
して、共役ジエン系ゴムとの共加硫性に劣っている。
実施例2 実施例1において、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴ
ムと天然ゴムの配合量をそれぞれ50重量部、50重量
部とした以外は、実施例1と同様にして厚み2mmの加
硫シートを得、引張り試験、屈曲試験、耐久試験、発熱
試験および摩耗試験を行なった。
結果を表2に示す。
実施例3 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、エチレン含量78モル%、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[77] 3.5
dA!/g、 ヨウ素価30.6の高分子量エチレン−
プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合
体ゴム70重量%およびエチレン含量78モル%、13
5℃デカリン中で測定した極限粘度[η] 0.24d
l/g、ヨウ素価30.6の低分子量エチレン−プロピ
レン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム
30重量%からなる、ムーニー粘度ML   (100
’C)1+4 90のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムを用い、こ
のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムと天然ゴムの配
合量をそれぞれ50重量部、50重量部とした以外は、
実施例1と同様にして厚み2−の加硫シートを得、引張
り試験、屈曲試験、耐久試験、発熱試験および摩耗試験
を行なった。
結果を表2に示す。
比較例7 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、エチレン含量78モル%、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[ηコ3.5dl
/g、ヨウ素価37.5の高分子量エチレン−プロピレ
ン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム7
0重量%およびエチレン含量78モル%、135℃デカ
リン中で測定した極限粘度[η] 0.24dA’/g
、ヨウ素価37.5の低分子量エチレン−プロピレン−
5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム30重
量%からなる、ムーニー粘度ML   (100℃)1
+4 90のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムを用い、こ
のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムと天然ゴムの配
合量をそれぞれ50重量部、50重量部とした以外は、
実施例1と同様にして厚み2配の加硫シートを得、引張
り試験、屈曲試験、耐久試験、発熱試験および摩耗試験
を行なった。
結果を表2に示す。
比較例8 実施例1において、実施例1のエチレンープaピレン〜
ジエン系ゴムの代わりに、スチレン−ブタジェンゴム(
SBR)[旭化成工業■製、商品名タフデン 1530
 ]を用い、このスチレン−ブタジェンゴムと天然ゴム
の配合量をそれぞれ30重量部、70重量部とし、また
HAFカーボン■60重量部の代わりに、FEF−HS
カーボン[旭カーボン■製、60HG130重量部を用
い、パラフィン系オイル、硫黄および加硫促進剤ツクセ
ラーC2の配合量をそれぞれ10重量部、0.5重量部
、2.0重量部とし、さらに加硫促進剤としてツクセラ
ーTT[大向新興化学工業■製]2.5重量部を用いた
以外は、実施例1と同様にして厚み2I!1mの加硫シ
ートを得、引張り試験、屈曲試験、耐久試験、発熱試験
および摩耗試験を行なった。
結果を表2に示す。
表2 (註)EPDM:エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム
(高分子量E−P−ENB十低分子量E−P−ENB)
高分子量および低分子量E−P−ENB  :高分子量
および低分子量エチレン−プロピレン−5−エチリデン
−2−ノルボルネン共重合体ゴムEPDMのω :80 表2から明らかなように、高分子量および低分子1E−
P−ENBヨウ素価が35を超えると急激に耐亀裂成長
性が悪化するため、ヨウ素価が35を超えるEPDMは
、防振ゴムや空気入りタイヤトレッド、サイドウオール
用材料には使用不可である。
また、実施例2および3のEPDMを用いることによっ
て、優れた共加硫性および耐動的疲労性を有する加硫ゴ
ムが得られている。
実施例4 実施例1において、HAFカーボン■の代わりに、FE
F−HSカーボン[旭カーボン■製、608G]を用い
、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴムと天然ゴムの配
合量をそれぞれ30重量部、70重量部とした以外は、
実施例1と同様にして厚み2皿の加硫シートを得、引張
り試験および耐久試験を行なった。
結果を表3に示す。
比較例9 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、エチレン含量79モル%、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[η] 3.5d
l/g、ヨウ素価21の高分子量エチレン−プロピレン
−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム48
重量%およびエチレン含量79モル%、135℃デカリ
ン中で測定した極限粘度[η] 0.24dl/g、ヨ
ウ素価21の低分子量エチレン−プロピレン−5−エチ
リデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム52重量%かH
AFカーボン■の代わりに、FEF−HSカーボン[旭
カーボン■製、60)IG]を用い、エチレン−プロピ
レン−ジエン系ゴムと天然ゴムの配合量をそれぞれ30
重量部、70重量部とした以外は、実施例1と同様にし
て厚み2mの加硫シートを得、引張り試験および耐久試
験を行なった。
結果を表3に示す。
比較例10 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、エチレン含量79モル%、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[ηコ4.5dj
!/g、ヨウ素価21の高分子量エチレン−プロピレン
−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム80
重量%およびエチレン含量79モル%、135℃デカリ
ン中で測定した極限粘度[η] 0.18dl 7g、
ヨウ素価21の低分子量エチレン−プロピレン−5−エ
チリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム20重量%か
らなる、ムーニー粘度ML   (100℃)1501
+4 のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴムを用い、またH
AFカーボン■の代わりに、FEF−HSカーボン[旭
カーボン■製、60HG]を用い、エチレン−プロピレ
ン−ジエン系ゴムと天然ゴムの配合量をそれぞれ30重
量部、70重量部とした以外は、実施例1と同様にして
厚み2 mmの加硫シートを得、引張り試験および耐久
試験を行なった。
結果を表3に示す。
比較例11 実施例1において、実施例1のエチレン−プロピレン−
ジエン系ゴムの代わりに、オイルが100 ph+配合
されたポリサー(Polysa+)社製のEPDM  
5875を用い、またHAFカーボン■の代わりに、F
EF−HSカーボン[旭カーボン■製、60HG]を用
い、EPDMと天然ゴムの配合量をそれぞれ30重量部
、70重量部とした以外は、実施例1と同様にして厚み
2 mmの加硫シートを得、引張り試験および耐久試験
を行なった。
結果を表3に示す。
表3 (註)高分子量E−P−ENB :高分子量エチレン−
プロピレン−5ンー2−ノルボルネン共重合体ゴム 低分子量ε−P−εNB:低分子量エチレン−プロピレ
ン−5ンー2−ノルボルネン共重合体ゴム EPDM:エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(高分
子量E−P−ENB+低分子量E−Pエチリデ エチリデ EMB) 表3から明らかなように、EPDMのムーニ粘度ML 
  (100℃)が120を超えると混練1+4 性が悪化し、カーボン等の分散が悪くなるため耐久性が
劣る。
また、比較例11のオイルが100 ph+配合された
ボリサー(Po17sa+ )社製のEPDM5875
は、共役ジエン系ゴムとの共加硫性が良好でなく、また
、動的な力に対する緩和効果を有する機能がないため耐
疲労性が劣っている。
比較例12〜14 実施例1のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EP
DM)と天然ゴム(NR)[R3S  i号コの配合量
を表4に示す配合量とし、実施例1と同様にして、厚み
2mmの加硫シートを得、この加硫シートの耐オゾン試
験を行なった。
結果を表4に示す。
実施例5〜7 実施例1のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EP
DM)と天然ゴム(NR)[R8S  1号]の配合量
を表4に示す配合量とし、実施例1と同様にして、厚み
2Bの加硫シートを得、この加硫シートの耐オゾン試験
を行なった。
結果を表4に示す。
表4より、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EP
DM)が20重量部から30重量部の間で急激に耐オゾ
ン性が向上しており、しかも、この傾向はEPDMの品
質にはあまり影響されず、ジエン系ゴムとのブレンド物
としてのエラストマー組成物に耐候性、耐オゾン性を付
与するためにはEPDMがゴム成分100重量部に対し
て、25重量部以上必要であることがわかる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン含量が73〜85モル%であり、135
    ℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が2.5〜5.
    0dl/gであり、かつヨウ素価が15〜35である高
    分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A
    ):90〜40重量%、および エチレン含量が73〜85モル%であり、 135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.1
    5〜0.8dl/gであり、かつヨウ素価が15〜35
    である低分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
    ゴム(B):10〜60重量% からなり、ムーニー粘度ML_1_+_4(100℃)
    が50〜120の範囲内にあることを特徴とするエチレ
    ン−プロピレン−ジエン系ゴム。
  2. (2)動的粘弾性試験により求めた、加工性と物性の指
    標であるω_r(ω_2/ω_1)が50〜150の範
    囲内にあることを特徴とする請求項第1項に記載のエチ
    レン−プロピレン−ジエン系ゴム。
  3. (3)エチレン含量が73〜85モル%であり、135
    ℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が2.5〜5.
    0dl/gであり、かつヨウ素価が15〜35である高
    分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A
    ):90〜40重量%、および エチレン含量が73〜85モル%であり、 135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.1
    5〜0.8dl/gであり、かつヨウ素価が15〜35
    である低分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
    ゴム(B):10〜60重量% からなり、ムーニー粘度ML_1_+_4(100℃)
    が50〜120の範囲内にあるエチレン−プロピレン−
    ジエン系ゴム[ I ]と、 共役ジエン系ゴム[II]と、 無機充填剤[III] とを含有していることを特徴とするエラストマー組成物
  4. (4)前記エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム[ I
    ]の含有量が25〜90重量部であり、前記共役ジエン
    系ゴム[II]の含有量が75〜10重量部(ただし、[
    I ]および[II]の合計量は100重量部とする)で
    あり、かつ前記無機充填剤の含有量が、エチレン−プロ
    ピレン−ジエン系ゴム[ I ]および共役ジエン系ゴム
    [II]の合計量100重量部に対し、20〜150重量
    部であることを特徴とする請求項第3項に記載のエラス
    トマー組成物。
  5. (5)前記共役ジエン系ゴム[II]がイソプレン系ゴム
    であることを特徴とする請求項第3項または第4項に記
    載のエラストマー組成物。
  6. (6)エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム[ I ]お
    よび共役ジエン系ゴム[II]の合計量100重量部に対
    して30重量部未満の軟化剤を含有していることを特徴
    とする請求項第3項〜第5項のいずれかに記載のエラス
    トマー組成物。
  7. (7)前記エチレン−プロピレン−ジエン系ゴムの動的
    粘弾性試験により求めた、加工性と物性の指標であるω
    _r(ω_2/ω_1)が、50〜150の範囲内にあ
    ることを特徴とする請求項第3項〜第6項のいずれかに
    記載のエラトマー組成物。
  8. (8)請求項第3項に記載のエラストマー組成物を共加
    硫してなることを特徴とする加硫ゴム。
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