JP2003203984A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003203984A
JP2003203984A JP2002002382A JP2002002382A JP2003203984A JP 2003203984 A JP2003203984 A JP 2003203984A JP 2002002382 A JP2002002382 A JP 2002002382A JP 2002002382 A JP2002002382 A JP 2002002382A JP 2003203984 A JP2003203984 A JP 2003203984A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来に比べて回路の面積を削減でき、集積度を
向上させることができる半導体装置を提供する。 【解決手段】p型MOSトランジスタQp、n型MOS
トランジスタQnおよび保護抵抗Rによって静電気放電
保護回路が形成される。静電気放電の発生時にp型MO
SトランジスタQpまたはn型MOSトランジスタQn
が導通状態となってサージ電流が電源Vddまたは基準
電位Vssに流れ、パッド1の電圧変動が制限されるの
で、静電気放電による内部回路2の破壊が防止される。
このような静電気保護回路の一部(n型MOSトランジ
スタQn)が、パッド1を形成する電極41の下層に形
成されるので、従来に比べて回路面積を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気放電によっ
て内部回路が破壊されることを防止する静電気放電保護
回路を備えた半導体装置、および複数の種類が異なる電
源系を有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、静電気放電保護回路を備えた従
来の半導体装置の一例を示す概略的なブロック図であ
る。図5において、符号1はパッドを、符号Qnはn型
MOSトランジスタを、符号Qpはp型MOSトランジ
スタを、符号Rは保護抵抗を、符号2は内部回路をそれ
ぞれ示す。
【0003】内部回路2の信号配線は保護抵抗Rを介し
てパッド1に接続される。このパッド1がパッケージ外
部に露出したピンと電気的に接続されることによって、
内部回路2の信号配線が装置の外部に引き出される。パ
ッド1と保護抵抗Rとの接続ラインは、n型MOSトラ
ンジスタQnのドレイン−ソース端子を介して基準電位
Vssに接続されるとともに、p型MOSトランジスタ
Qpのドレイン−ソース端子を介して電源Vddに接続
される。
【0004】図5に示す半導体装置によれば、静電気放
電によってパッド1の電位が電源Vddよりp型MOS
トランジスタQpのしきい電圧分だけ高くなると、この
p型MOSトランジスタQpが導通状態となるため、パ
ッド1の電位上昇が抑制される。また、静電気放電によ
ってパッド1の電位が基準電位Vssよりn型MOSト
ランジスタQnのしきい電圧分だけ低くなると、このn
型MOSトランジスタQnが導通状態となるため、パッ
ド1の電位低下が抑制される。このようにしてパッド1
の電圧変動範囲が制限されるので、静電気放電による内
部回路2の破壊が防止される。
【0005】図6は、図5に示す半導体装置の従来のレ
イアウトの一例を示す図である。図6において、符号1
1は半導体基板を、符号12はp型不純物領域を、符号
13はn型不純物領域を、符号14はn型またはp型の
不純物領域を、符号15は多結晶シリコン膜を、符号2
1は第2層配線を、符号31は第3層配線を、符号41
は第4層配線をそれぞれ示す。また図7は、図6の点線
A−A’における半導体装置の断面を矢印aの方向から
見た断面図である。図7と図6の同一符号は同一の構成
要素を示す。その他、図7において、符号16はゲート
電極を、符号17はn型不純物領域を、符号18はp型
不純物領域を、符号50は層間絶縁膜を、符号60はビ
ヤをそれぞれ示す。
【0006】図6および図7に示すように、領域A1に
はパッド1が、領域A2にはn型MOSトランジスタQ
nが、領域A3にはp型MOSトランジスタQpが、領
域A4には抵抗Rが、領域A5には内部回路2がそれぞ
れ形成される。
【0007】領域A1において、第2配線層および第4
配線層には矩形状の電極41が形成されており、領域A
3および領域A2から延びる第3層配線31とこれらの
電極41とがビヤ60で接続される。
【0008】領域A2において、基準電位Vssの配線
である第4層配線42が、第3層配線31と垂直な方向
に延びて形成される。この第4層配線42に面した半導
体基板11上には、第4層配線42と同一方向に延びた
p型不純物領域12が形成される。
【0009】p型不純物領域12上にはゲート絶縁膜を
介してゲート電極16が形成されており、このゲート電
極16に面したチャネル形成領域を挟んで、n型MOS
トランジスタQnのソースまたはドレインとなるn型不
純物領域17が形成される。ソースとなるn型不純物領
域17は、ビヤ60を介して第2層配線21に接続さ
れ、更にこの第2層配線21がビヤ60を介して第3層
配線31に接続される。ドレインとなるn型不純物領域
17およびゲート電極16は、ビヤ60を介して同一の
第2層配線21に接続され、更にこの第2層配線21
が、図示しない第3層配線およびビヤ60を介して、基
準電位Vssの配線である第4層配線42に接続され
る。なお図7の例では、p型不純物領域12に形成され
たp型不純物領域18とゲート電極16とが共通の第2
層配線21に接続される。これにより、p型不純物領域
12の電位が基準電位Vssに固定される。
【0010】領域A3において、電源Vddの配線であ
る第4層配線43が、第4層配線42と平行な方向に延
びて形成される。この第4層配線43に面した半導体基
板11上には、第4層配線43と同一方向に延びたn型
不純物領域13が形成される。
【0011】n型不純物領域13上にはゲート絶縁膜を
介してゲート電極16が形成されており、このゲート電
極16に面したチャネル形成領域を挟んで、p型MOS
トランジスタQpのソースまたはドレインとなるp型不
純物領域18が形成される。ソースとなるp型不純物領
域18は、ビヤ60を介して第2層配線21に接続さ
れ、更にこの第2層配線21がビヤ60を介して第3層
配線31に接続される。
【0012】ドレインとなるp型不純物領域18および
ゲート電極16は、ビヤ60を介して同一の第2層配線
21に接続され、更にこの第2層配線21が、図示しな
い第3層配線およびビヤ60を介して、電源Vddの配
線である第4層配線43に接続される。なお図7の例で
は、n型不純物領域13に形成されたn型不純物領域1
7とゲート電極16とが共通の第2層配線21に接続さ
れる。これにより、n型不純物領域13の電位が電源V
ddに固定される。
【0013】領域A4において、半導体基板11上に形
成された多結晶シリコン膜15による抵抗Rの一端と第
3層配線31とが、ビヤ60および第2層配線21を介
して接続される。多結晶シリコン膜15の他方の端は、
領域A5の内部回路2から延びる配線と接続される。
【0014】次に、複数の種類が異なる電源系を有した
従来の半導体装置について説明する。図8は、2つの電
源系を有した従来の半導体装置における、パッド付近の
レイアウトの一例を示す図である。図8と図5の同一符
号は同一の構成要素を示す。その他、図8において、符
号24は基準電位Vss1の第2層配線を、符号26は
基準電位Vss2の第2層配線を、符号27は電源Vd
d2の第2層配線をそれぞれ示し、これらの配線が内部
回路に直接接続される。また、符号44は基準電位Vs
s1の第4層配線を、符号45は電源Vdd1の第4層
配線を、符号46は基準電位Vss2の第4層配線を、
符号47は電源Vdd2の第4層配線をそれぞれ示し、
これらの配線によってパッドが形成される。
【0015】図8のレイアウト例において、領域A6お
よび領域A10には電源Vdd1系のパッドが形成さ
れ、この領域A6と領域A10との間の領域A8には電
源Vdd2系のパッドが形成される。
【0016】また、領域A6における基準電位Vss1
のパッドと、領域A8における基準電位Vss2のパッ
ドとが領域A7を挟んで隣接しており、この2つのパッ
ドは、領域A7に形成される双方向の並列ダイオードに
よって互いに接続される。
【0017】同様に、領域A10における基準電位Vs
s1のパッドと、領域A8における電源Vdd2のパッ
ドとが領域A9を挟んで隣接しており、この2つのパッ
ドは、領域A9に形成されるダイオードによって互いに
接続される。図8の例において、基準電位Vss1はダ
イオードのアノード側に接続され、電源Vdd2はカソ
ード側に接続される。
【0018】図9は、図8の点線B−B’における半導
体装置の断面図である。図9と、図7および図8の同一
符号は同一の構成要素を示す。その他、図9において、
符号34は基準電位Vss1の第3層配線を、符号36
は基準電位Vss2の第3層配線を、符号37は電源V
dd2の第3層配線をそれぞれ示す。
【0019】図9に示すように、第4配線層に形成され
るそれぞれのパッドの電極は、内部回路につながる第2
層配線または第3層配線とビヤ60を介して接続され
る。また、異なる電源系のパッド間には、これらのパッ
ドを接続するダイオードが形成される領域A7や領域A
9のために、回路が何も形成されない空き領域が存在し
ている。
【0020】一般に、高速なクロック信号で動作するメ
インのロジック回路などで発生したノイズの混入によっ
て動作に不具合が生じる敏感な信号処理回路には、ノイ
ズ発生元のメイン回路に供給される共通電源とは異なる
独立電源を用いる場合がある。この場合、こうした小規
模な独立電源系は大規模な共通電源系に比べて電源と基
準電位との間の容量成分が小さく、また静電気放電保護
回路の数が共通電源系より少ないので、静電気放電が発
生した場合における回路の電圧が共通電源系より大きく
なりやすい。すなわち、小規模な独立電源系の回路は、
大規模な共通電源系の回路に比べて静電耐量が小さく破
壊されやすい。
【0021】このような問題を解決するために、例えば
図8および図9に示す半導体装置のように、異なる電源
系の基準電位間や電源電位間に双方向の並列ダイオード
を挿入したり、あるいは一方の電源系の基準電位と他方
の電源系の電源電位との間にダイオードを挿入すること
がある。
【0022】ノイズ成分の電圧がこのダイオードの順方
向電圧より小さいものとすると、ダイオードはノイズ成
分に対して高インピーダンスとなるので、異種電源系の
間のノイズ混入は防止される。
【0023】一方、静電気放電が発生した場合、その大
電圧によってダイオードが導通状態となるので、双方向
の並列ダイオードで接続された基準電位または電源電位
は互いに電気的に接続される。これにより、双方の電源
系の静電放電保護回路が共有されるので、独立電源系と
共通電源系の静電耐量を同程度にすることができる。ま
た、一方の電源系の基準電位と他方の電源系の電源電位
との間に接続されたダイオードによって、独立電源系の
パッドから流れ込む静電気放電のサージ電流の一部が共
通電源系にも流れるので、独立電源系の回路の電圧上昇
を抑制することができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の半導体装置においては、いずれも静電気放電に対す
る対策として静電気放電保護回路やダイオードが付加さ
れるため、これらの付加回路を形成するための面積が余
分に必要となり、回路面積が肥大化してしまう問題があ
る。
【0025】例えば、図6に示す従来のレイアウト例に
おいては、1つのパッドに対してトランジスタ2つ分の
面積が必要となるので、これらのパッドが半導体チップ
の各辺に形成されるものとすると、縦方向および横方向
に対してそれぞれトランジスタ4つ分の面積が余分に必
要となる。
【0026】また、図9の断面図から分かるように、図
8に示す従来のレイアウト例では、異なる電源系の間に
挿入するダイオードの領域を設けるために、領域A7や
領域A9のような回路が形成されない無駄な領域がパッ
ド間に生まれてしまう。ICの高機能化に伴って入出力
ピン数は年々増加する傾向にあり、パッド間にこのよう
な無駄な領域が存在することによって回路面積を増大さ
せたり、ピン数が制約されてしまうなどの問題がある。
【0027】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、従来に比べて回路の面積を
削減できる半導体装置を提供することにある。また、第
2の目的は、回路が形成されない無駄な領域を減らし、
回路の集積度を向上させることができる半導体装置を提
供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る半導体装置は、装置の外
部に配線を引き出すためのパッドと、少なくとも一部が
上記パッドに面した半導体基板上に形成され、静電気放
電によって生ずる上記パッドの電圧上昇を抑制する静電
気放電保護回路とを有する。
【0029】本発明の第1の観点に係る半導体装置によ
れば、装置の外部に配線を引き出すためのパッドに面し
た半導体基板上に、静電気放電によって生ずる上記パッ
ドの電圧上昇を抑制する静電気放電保護回路の少なくと
も一部が形成される。これにより、パッドに面した半導
体基板上の領域が有効に利用され、回路面積が削減され
る。
【0030】上記静電気放電保護回路は、上記パッドと
電源ラインとの間に接続され、上記パッドと上記電源ラ
インとの間の電圧に応じて導通状態となる第1のトラン
ジスタと、上記パッドと基準電位ラインとの間に接続さ
れ、上記パッドと上記基準電位ラインとの間の電圧に応
じて導通状態となる第2のトランジスタとを含んでも良
い。また上記静電気放電保護回路は、上記パッドにつな
がる配線上に直列に挿入された保護抵抗を含んでも良
い。
【0031】本発明の第2の観点に係る半導体装置は、
第1の電源ラインまたは当該第1の電源ライン対応する
基準電位ラインを装置の外部に引き出すための第1のパ
ッドと、第2の電源ラインまたは当該第2の電源ライン
に対応する基準電位ラインを装置の外部に引き出すため
の第2のパッドと、少なくとも一部が、上記第1のパッ
ドまたは上記第2のパッドに面した半導体基板上に形成
され、上記第1のパッドと上記第2のパッドとの間に接
続された少なくとも1つのダイオードとを有する。
【0032】本発明の第2の観点に係る半導体装置によ
れば、上記第1のパッドまたは上記第2のパッドに面し
た半導体基板上に、上記第1のパッドと上記第2のパッ
ドとを接続する少なくとも1つのダイオードが形成され
る。上記ダイオードのしきい電圧より低いノイズに対し
て上記ダイオードは高インピーダンス状態となり、第1
の電源系と第2の電源系との間のノイズ伝搬が抑制され
る。静電気放電により大電圧が発生する場合には、上記
ダイオードが導通状態となり、一方の電源系に流れ込む
サージ電流が他方の電源系にも流れ、サージ電流による
回路電圧の上昇が抑制される。また、上記ダイオードを
形成するための領域を上記第1のパッドと上記第2のパ
ッドとの間に設ける必要がないので、パッド間において
回路が形成されない無駄な領域が減少する。
【0033】上記ダイオードは、複数のダイオードが互
いに逆方向に並列接続された並列ダイオードであって、
上記第1の電源ラインにつながる上記第1のパッドと、
上記第2の電源ラインにつながる上記第2のパッドとを
接続する並列ダイオード、または、上記第1の電源ライ
ンに対応した基準電位ラインにつながる上記第1のパッ
ドと、上記第2の電源ラインに対応した基準電位ライン
につながる上記第2のパッドとを接続する並列ダイオー
ドの少なくとも何れか一方を有しても良い。また上記ダ
イオードは、上記第1の電源ラインにつながる上記第1
のパッドと、上記第2の電源ラインに対応した基準電位
ラインにつながる上記第2のパッドとを接続するダイオ
ード、または、上記第1の電源ラインに対応した基準電
位ラインにつながる上記第1のパッドと、上記第2の電
源ラインにつながる上記第2のパッドとを接続するダイ
オードの少なくとも何れか一方を有しても良い。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2つの実施形態に
ついて、図面を参照して説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の回路構成およびレイアウトの一例を示
す概略的な図である。図1と図6の同一符号は同一の構
成要素を示す。また図2は、図1の点線C−C’におけ
る半導体装置の断面を矢印cの方向から見た断面図であ
る。図2と図7の同一符号は同一の構成要素を示す。
【0035】図1および図2に示すように、領域A11
にはパッド1およびn型MOSトランジスタQnが、領
域A12にはp型MOSトランジスタQpが、領域A1
3には抵抗Rが、領域A14には内部回路2がそれぞれ
形成される。
【0036】領域A11において、第4配線層には矩形
状の電極41によってパッドが形成されており、領域A
12から延びる第3層配線31とこの電極41とがビヤ
60を介して接続される。
【0037】また、パッドを形成する電極41に面し、
領域A12と隣接した半導体基板11上には、n型MO
SトランジスタQnのp型不純物領域12が形成され
る。p型不純物領域12上には、ゲート絶縁膜を介して
ゲート電極16が形成されており、このゲート電極16
に面したチャネル形成領域を挟んで、n型MOSトラン
ジスタQnのソースまたはドレインとなるn型不純物領
域17が形成される。
【0038】n型MOSトランジスタQnのソースとな
るn型不純物領域17は、パッドを形成する電極41に
面して形成された第2層配線23と、ビヤ60を介して
接続される。更にこの第2層配線23は、パッドを形成
する電極41の下層に延びた第3層配線31と、ビヤ6
0を介して接続される。
【0039】n型MOSトランジスタQnのドレインと
なるn型不純物領域17およびゲート電極16は、パッ
ドを形成する電極41に面し、第2層配線23と隣接し
て形成された第2層配線22と、ビヤ60を介して接続
される。更にこの第2層配線22は、図示しない第3層
配線およびビヤ60を介して、基準電位Vssの配線で
ある第4層配線42に接続される。第4層配線42は、
パッドを形成する電極41と隣接し、第3層配線31と
垂直な方向に延びて形成される。
【0040】なお図2の例では、p型不純物領域12に
形成されたp型不純物領域18とゲート電極16とが共
通の第2層配線22に接続される。これにより、p型不
純物領域12の電位が基準電位Vssに固定される。
【0041】領域A12において、p型不純物領域12
と隣接した半導体基板上に、p型MOSトランジスタQ
pのn型不純物領域13が形成される。n型不純物領域
13上には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極16が形
成されており、このゲート電極16に面したチャネル形
成領域を挟んで、p型MOSトランジスタQpのソース
またはドレインとなるp型不純物領域18が形成され
る。
【0042】p型MOSトランジスタQpのソースとな
るp型不純物領域18は、ビヤ60を介して第2層配線
21に接続され、更にこの第2層配線21がビヤ60を
介して第3層配線31に接続される。
【0043】p型MOSトランジスタQpのドレインと
なるp型不純物領域18およびゲート電極16は、ビヤ
60を介して同一の第2層配線21に接続され、更にこ
の第2層配線21が、図示しない第3層配線およびビヤ
60を介して、電源Vddの配線である第4層配線43
に接続される。第4層配線43は、第4層配線42と隣
接し、これと同一方向に延びて形成される。
【0044】なお図7の例では、n型不純物領域13に
形成されたn型不純物領域17とゲート電極16とが共
通の第2層配線21に接続される。これにより、n型不
純物領域13の電位が電源Vddに固定される。
【0045】領域A13において、半導体基板11上に
形成された多結晶シリコン膜15による抵抗Rの一端と
第3層配線31とが、ビヤ60および第2層配線21を
介して接続される。多結晶シリコン膜15の他方の端
は、領域A14の内部回路2から延びる配線と接続され
る。
【0046】上述した図1の半導体装置によれば、静電
気放電によってパッド1の電位が変動しても、p型MO
SトランジスタQpまたはn型MOSトランジスタQn
が導通状態となってサージ電流が電源Vddまたは基準
電位Vssに流れ、パッド1の電圧変動範囲が制限され
るので、静電気放電による内部回路2の破壊が防止され
る。
【0047】更に、図6および図7に示す従来のレイア
ウト例と比較して分かるように、従来例においてn型M
OSトランジスタQnが形成される領域A2、およびパ
ッドが形成される領域A1が、上述した図1および図2
のレイアウト例では領域A11に集約される。したがっ
て、上述のレイアウト例によれば、従来例に比べて約ト
ランジスタ1つ分に相当する面積を削減することができ
る。
【0048】また、トランジスタの面積と比較したパッ
ドの面積が、図1および図2のレイアウト例よりも更に
大きい場合には、n型MOSトランジスタQnに加えて
p型MOSトランジスタQpもパッド下層に形成するこ
とができる。さらにスペースがあれば、保護抵抗Rをパ
ッド下層に形成することもできる。このように、従来利
用されていなかったパッド下層の領域に静電気放電保護
回路を形成することによって、回路面積を削減すること
ができる。
【0049】また、従来に比べてパッドの直近に静電気
放電保護回路が形成されるので、サージ電流をより効果
的に静電気放電保護回路へ流すことができ、静電気放電
に対する耐性を向上させることができる。
【0050】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図3は、本発明の第2の実
施形態に係る半導体装置のレイアウトの一例を示す概略
的な図である。図3と図8および図9の同一符号は同一
の構成要素を示す。
【0051】領域A15および領域A19には、電源V
dd1系の信号パッドとして矩形状の電極41が第4配
線層に形成され、この電極41と内部回路とをつなぐ第
3層配線31が形成される。また、信号用パッドと内部
回路との接続ライン上に直列に挿入される保護抵抗とし
て、多結晶シリコン膜15が半導体基板11上に形成さ
れる。第3層配線31の上層には、電源Vdd1につな
がる第4層配線45や、電源Vdd1系の基準電位Vs
s1につながる第4層配線44が、第3層配線31に対
して垂直方向に延びて形成される。
【0052】同様に、領域A17には、電源Vdd2系
の信号パッドとして矩形状の電極41が第4配線層に形
成され、この電極41と内部回路とをつなぐ第3層配線
31が形成される。また、信号用パッドと内部回路との
接続ライン上に直列に挿入される保護抵抗として、多結
晶シリコン膜15が半導体基板11上に形成される。第
3層配線31の上層には、電源Vdd2につながる第4
層配線47や、電源Vdd2系の基準電位Vss2につ
ながる第4層配線46が、第3層配線31に対して垂直
方向に延びて形成される。
【0053】なお、電極41と多結晶シリコン膜15と
を接続する第3層配線31の下層には、例えば図7のn
型MOSトランジスタおよびp型MOSトランジスタQ
pのように、静電気放電から内部回路を保護する回路を
形成しても良い。また、図2の例に示すように、この静
電気放電保護回路の少なくとも一部を電極41の下層に
形成しても良い。
【0054】領域A15と領域A17とに挟まれた領域
A16には、領域A15に隣接して、基準電位Vss1
の電源パッドが第4層配線44上に形成され、領域A1
7に隣接して、基準電位Vss2の電源パッドが第4層
配線46上に形成される。図3の例において、この2つ
のパッドの間隔は、同一電源系内のパッド間隔と同程度
になっている。なお、図3の例では、基準電位Vss1
の電源パッドが形成された第4層配線44は、第2層配
線24を介して内部回路と接続される。基準電位Vss
2の電源パッドが形成された第4層配線46は、第3層
配線36を介して内部回路と接続される。
【0055】また、領域A16の2つのパッドの下層に
は、互いに逆方向で並列接続された並列ダイオードが形
成される。この並列ダイオードを介して、基準電位Vs
s1のパッドと基準電位Vss2のパッドとが互いに接
続される。
【0056】領域A17と領域A19に挟まれた領域A
18には、領域A17に隣接して、電源Vdd2の電源
パッドが第4層配線47上に形成され、領域A19に隣
接して、基準電位Vss1の電源パッドが第4層配線4
4上に形成される。図3の例において、この2つのパッ
ドの間隔も、同一電源系内のパッド間隔と同程度になっ
ている。なお、図3の例では、電源Vdd2の電源パッ
ドが形成された第4層配線47は、第3層配線37を介
して内部回路と接続される。基準電位Vss1の電源パ
ッドが形成された第4層配線44は、第2層配線24を
介して内部回路と接続される。
【0057】また、領域A18の2つのパッドの下層に
は、基準電位Vss1から電源Vdd2へ順方向となる
向きで、この2つのパッド接続するダイオードが形成さ
れる。
【0058】図4は、図3の点線D−D’における半導
体装置の断面を矢印dの方向から見た断面図であり、図
4と図7〜図9の同一符号は同一の構成要素を示す。領
域A15、領域A17および領域A19において、信号
パッドを形成する電極41の下層には第3層配線31お
よび第2層配線21が形成されており、それぞれがビヤ
60を介して接続される。図4の例において、この第2
層配線31が内部回路に接続される。
【0059】領域A16において、基準電位Vss1の
電源パッドを形成する電極44に面した半導体基板11
上、および基準電位Vss2の電源パッドを形成する電
極46に面した半導体基板11上には、それぞれn型不
純物領域13が形成される。
【0060】また領域A16において、電極44は、ビ
ヤ60を介して第3層配線34に接続され、さらにビヤ
60を介して第2層配線24に接続される。この第2層
配線24は、2つのn型不純物領域13に面した上層領
域の一部分であって、内部回路側の領域に形成される。
そして、電極44に面したn型不純物領域13上に形成
されるp型不純物領域18と、電極46に面したn型不
純物領域13上に形成されるn型不純物領域17とに、
それぞれビヤ60を介して接続される。なお図3および
図4の例において、第2層配線24は内部回路方向に延
びて形成されており、これにより、基準電位Vss1の
電源パッドと内部回路とが接続される。
【0061】また領域16において、電極46は、ビヤ
60を介して第3層配線36に接続され、さらにビヤ6
0を介して第2層配線26に接続される。この第2層配
線26は、2つのn型不純物領域13に面した上層領域
の一部分であって、半導体チップの外周側の領域に、上
述した第2層配線24と隣接して形成される。そして、
電極44に面したn型不純物領域13上に形成されるn
型不純物領域17と、電極46に面したn型不純物領域
13上に形成されるp型不純物領域18とに、それぞれ
ビヤ60を介して接続される。なお図3および図4の例
において、第3層配線36は内部回路方向に延びて形成
されており、これにより、基準電位Vss2の電源パッ
ドと内部回路とが接続される。
【0062】領域A18において、基準電位Vss1の
電源パッドを形成する電極44に面した半導体基板11
上、および電源Vdd2の電源パッドを形成する電極4
7に面した半導体基板11上には、それぞれn型不純物
領域13が形成される。
【0063】また領域A18において、電極44は、ビ
ヤ60を介して第3層配線34に接続され、さらにビヤ
60を介して第2層配線24に接続される。この第2層
配線24は、2つのn型不純物領域13に面した上層領
域の一部分であって、内部回路側の領域に形成される。
そして、電極44に面したn型不純物領域13上に形成
されるp型不純物領域18と、電極47に面したn型不
純物領域13上に形成されるp型不純物領域18とに、
それぞれビヤ60を介して接続される。なお図3および
図4の例において、第2層配線24は内部回路方向に延
びて形成されており、これにより、基準電位Vss1の
電源パッドと内部回路とが接続される。
【0064】また領域18において、電極47は、ビヤ
60を介して第3層配線37に接続され、さらにビヤ6
0を介して第2層配線27に接続される。この第2層配
線27は、2つのn型不純物領域13に面した上層領域
の一部分であって、半導体チップの外周側の領域に、上
述した第2層配線24と隣接して形成される。そして、
電極44に面したn型不純物領域13上に形成されるn
型不純物領域17と、電極47に面したn型不純物領域
13上に形成されるn型不純物領域17とに、それぞれ
ビヤ60を介して接続される。なお図3および図4の例
において、第3層配線37は内部回路方向に延びて形成
されており、これにより、電源Vdd2の電源パッドと
内部回路とが接続される。
【0065】上述した図3および図4に示す半導体装置
によれば、領域A16の電極44に面して形成されたn
型不純物領域13上には、アノードが電極44、カソー
ドが電極46に接続されたpn接合ダイオードが形成さ
れる。領域A16の電極46に面して形成されたn型不
純物領域13上には、アノードが電極46、カソードが
電極44に接続されたpn接合ダイオードが形成され
る。すなわち、互いに逆方向で並列接続された並列ダイ
オードが形成され、これにより、基準電位Vss1と基
準電位Vss2の電源パッドが接続される。
【0066】また、領域A18の電極44に面して形成
されたn型不純物領域13上には、アノードが電極4
4、カソードが電極47に接続されたpn接合ダイオー
ドが形成される。領域A18の電極47に面して形成さ
れたn型不純物領域13上にも、アノードが電極44、
カソードが電極47に接続されたpn接合ダイオードが
形成される。すなわち、互いに同一向で並列接続された
並列ダイオードが形成され、これにより、電源Vdd2
と基準電位Vss1の電源パッドが接続される。
【0067】電源Vdd1系で発生するノイズ成分の電
圧がこのダイオードの順方向電圧より小さいものとする
と、ダイオードはノイズ成分に対して高インピーダンス
となるので、電源Vdd1系から電源Vdd2系へのノ
イズ混入は防止される。
【0068】電源Vdd2系の電源パッドに対して静電
気放電が発生した場合には、その大電圧によって領域A
16の双方向並列ダイオードが導通状態となり、基準電
位Vss1と基準電位Vss2とが電気的に接続され
る。これにより、双方の電源系の静電放電保護回路が共
有されるため、静電気放電に弱い電源Vdd2系の静電
耐量を電源Vdd1系と同程度にすることができる。ま
た、静電気放電によって領域A18の順方向並列ダイオ
ードが導通状態となり、電源Vdd2系の電源パッドか
ら流れ込む静電気放電のサージ電流の一部が電源Vdd
1系にも流れるので、電源Vdd2系の電圧上昇を抑制
することができる。
【0069】更に、上述した従来のレイアウト例と比較
して分かるように、図3および図4の例では、異なる電
源系の隣接するパッドに面した半導体基板上に、このパ
ッド間を接続するためのダイオードが形成されているの
で、図8および図9の領域A7や領域A8のような、異
なる電源系のパッド間において何も回路が形成されない
無駄な領域は存在していない。したがって、上述のレイ
アウト例によれば、従来例に比べて回路が形成されてい
ない無駄な面積を減らすことができ、回路面積の削減や
集積度の向上、ピン数の増大を図ることができる。
【0070】なお、図1〜図4を参照した上述の実施形
態は、何れも本発明を説明するための一例に過ぎず、本
発明はこの例に限定されるものではない。例えば、図1
のp型MOSトランジスタQp、n型MOSトランジス
タQnおよび抵抗Rからなる静電気放電保護回路は一例
に過ぎず、他の様々な静電気放電回路の一部または全部
を、パッドに面した半導体基板上に形成することによっ
ても、本発明は実現可能である。
【0071】半導体基板上に形成される配線層の層数は
任意である。また、図1〜図4に示した配線の形状は一
例であり、任意の形状で良い。各回路の接続に用いる配
線層の選択も任意であり、どの配線層を用いても良い。
【0072】半導体基板の導電型や各不純物領域の導電
型は、図1〜図4に示した例に限定されず、任意に設定
可能である。図1および図2の例では、例としてMOS
トランジスタが用いられているが、トランジスタの種類
は任意であり、例えばバイポーラトランジスタを用いて
も良い。同様に、抵抗の種類も任意であり、例えば不純
物領域を用いて抵抗を形成しても良い。
【0073】図4の例では、パッド間を接続するダイオ
ードとしてpn接合ダイオードが形成されているが、他
のダイオードを形成しても本発明は実施可能である。並
列、または直列に接続するダイオードの数も任意であ
り、例えばノイズ電圧が大きい場合には、ダイオードの
直列数を増やしても良い。
【0074】図3および図4の例では、異なる電源系の
基準電位間を双方向並列ダイオードで接続する例につい
て示しているが、異なる電源電位間を双方向並列ダイオ
ードで接続しても良い。図3および図4の例では、基準
電位Vss1と電源Vdd2との間を接続するダイオー
ドが形成されているが、電源Vdd1と基準電位Vss
2との間を接続するダイオードを形成しても良い。ま
た、ダイオードの向きは任意に設定可能である。図3お
よび図4の例では、双方向並列ダイオードと順方向並列
ダイオードとが共に形成されているが、何れか一方だけ
でも良い。
【0075】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、第1に、
従来に比べて回路の面積を削減できる。第2に、回路が
形成されない無駄な領域を減らし、回路の集積度を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の回
路構成およびレイアウトの一例を示す概略的な図であ
る。
【図2】図1に示す半導体装置の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のレ
イアウトの一例を示す概略的な図である。
【図4】図3に示す半導体装置の断面図である。
【図5】静電気放電保護回路を備えた従来の半導体装置
の一例を示す概略的なブロック図である。
【図6】図5に示す半導体装置の従来のレイアウトの一
例を示す図である。
【図7】図6に示す半導体装置の断面図である。
【図8】2つの電源系を有した従来の半導体装置におけ
る、パッド付近のレイアウトの一例を示す図である。
【図9】図8に示す半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1…パッド、2…内部回路、Qn…p型MOSトランジ
スタ、Qp…p型MOSトランジスタ、11…半導体基
板、12,18…p型不純物領域、13,17…n型不
純物領域、14…n型またはp型の不純物領域、15…
多結晶シリコン膜、16…ゲート電極、21〜27…第
2層配線、31〜37…第3層配線、41〜47…第4
層配線、50…層間絶縁膜、60…ビヤ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の外部に配線を引き出すためのパッ
    ドと、 少なくとも一部が上記パッドに面した半導体基板上に形
    成され、静電気放電によって生ずる上記パッドの電圧上
    昇を抑制する静電気放電保護回路とを有する半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 上記静電気放電保護回路は、 上記パッドと電源ラインとの間に接続され、上記パッド
    と上記電源ラインとの間の電圧に応じて導通状態となる
    第1のトランジスタと、 上記パッドと基準電位ラインとの間に接続され、上記パ
    ッドと上記基準電位ラインとの間の電圧に応じて導通状
    態となる第2のトランジスタとを含む、 請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記静電気放電保護回路は、上記パッド
    につながる配線上に直列に挿入された保護抵抗を含む、 請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 第1の電源ラインまたは当該第1の電源
    ライン対応する基準電位ラインを装置の外部に引き出す
    ための第1のパッドと、 第2の電源ラインまたは当該第2の電源ラインに対応す
    る基準電位ラインを装置の外部に引き出すための第2の
    パッドと、 少なくとも一部が、上記第1のパッドまたは上記第2の
    パッドに面した半導体基板上に形成され、上記第1のパ
    ッドと上記第2のパッドとの間に接続された少なくとも
    1つのダイオードとを有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記ダイオードは、複数のダイオードが
    互いに逆方向に並列接続された並列ダイオードであっ
    て、 上記第1の電源ラインにつながる上記第1のパッドと、
    上記第2の電源ラインにつながる上記第2のパッドとを
    接続する並列ダイオード、または、 上記第1の電源ラインに対応した基準電位ラインにつな
    がる上記第1のパッドと、上記第2の電源ラインに対応
    した基準電位ラインにつながる上記第2のパッドとを接
    続する並列ダイオードの少なくとも何れか一方を有す
    る、 請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 上記ダイオードは、 上記第1の電源ラインにつながる上記第1のパッドと、
    上記第2の電源ラインに対応した基準電位ラインにつな
    がる上記第2のパッドとを接続するダイオード、また
    は、 上記第1の電源ラインに対応した基準電位ラインにつな
    がる上記第1のパッドと、上記第2の電源ラインにつな
    がる上記第2のパッドとを接続するダイオードの少なく
    とも何れか一方を有する、 請求項4に記載の半導体装置。
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